島田市の記事一覧
-
島田の思い出、歴史語る 直木賞受賞の永井さん 地元で初講演「本は幅広いジャンルを」
島田市は9日、地元生まれの直木賞作家永井紗耶子さん(46)の講演会「東海道のまんなか島田」を同市の地域交流センター歩歩路(ぽぽろ)で開催した。永井さんが市内で講演会を行うのは初めて。静岡県内外から集まったファンら約160人を前に、島田の思い出や歴史を語った。 永井さんは市内で過ごした幼少期を振り返り、「島田大祭・帯祭り」に参加したことや、祖父と大井川で漁を見たことなどを紹介した。自身の名前を大井神社(同市)で付けてもらったことも明かした。 島田の歴史にも触れ、「東海道の真ん中で、西と東の文化が混ざり合う地域。大井川の増水による川止めの際には多くの旅人でにぎわい、文化的にとても栄えた」と解
-
長田さん(御殿場南中3)一輪車全国2位 市長に報告
御殿場南中3年の長田篤昌さん(15)が、10月に沼津市で開催された全日本一輪車競技大会トラックレース部門で総合準優勝を果たした。このほど御殿場市役所に勝又正美市長を訪ねて喜びを伝えた。 片足のみでこぐ片足走行50メートルとペダルではなくタイヤを直接足でこぐタイヤ乗りの2種目で3位、400メートルレースと100メートルスプリントの2種目で4位の成績を残した。総合は4種目の合計ポイントで争い、大人をしのぐ高い技術やバランス感覚を披露した。長田さんは「昨年は全ての種目で落車してしまったので、今回は悔しさを晴らせた」と笑顔を見せた。 長田さんは幼稚園の年長時に一輪車を始めた。現在は市内を拠点とするク
-
静岡の県立学校、給食入札に最低価格導入へ/静岡空港国際線 新規航路に意欲/健康寿命延伸をアピール 県議会12月定例会
静岡県議会12月定例会は7日、公明党県議団の盛月寿美氏(静岡市清水区)が代表質問を、無所属の桜井勝郎氏(島田市・川根本町)と自民改革会議の岩田徹也氏(函南町)が一般質問を行った。県教委の水口秀樹教育部長は給食事業を安定的に継続するため、県立学校の学校給食の入札に最低制限価格制度を導入する方向で調整していると明らかにした。価格の安さ以外を評価対象とすることも検討する。盛月氏への答弁。 広島市の食堂運営会社「ホーユー」が事業停止し、県内を含む全国各地で学校給食などの提供が突如ストップした問題を踏まえた対応。特別支援学校や定時制高校の入札で同制度を導入することで、過度な価格競争を招かないようにす
-
不登校でも「学校」に行かせるべき?③ 関係者インタビュー【賛否万論】
不登校の子どもが増えていますが、公教育を支える学校と不登校の受け皿になりつつあるフリースクールの関係をどう考えれば良いでしょうか。小中学校の教員や教頭を経験し、早期退職してフリースクール「オルタナティブスクール しいの木」(焼津市)を開設した見崎聡さん(58)に、学校とフリースクールのそれぞれの実情と関係性について聞きました。 (社会部・大橋弘典) 互いに補完し合える関係 元小中学校教頭でフリースクール代表 見崎聡さん 開設したフリースクールでは、どのような活動に取り組んでいますか。 小学校高学年が多く、焼津市内だけでなく静岡、藤枝、島田市などから通う子もいます。基本的には時間を区切
-
大鉄事故 走行実験で当時の状況確認 運輸安全委、調査官ら派遣
大井川鉄道(本社・島田市)の臨時列車が発車直後、先頭の電気機関車と客車をつなぐ連結器が外れて緊急停車した事故を受け、国の運輸安全委員会は7日、改めて鉄道事故調査官らを現場の家山駅(同市川根町家山)に派遣した。当該車両の走行実験を行い、連結器やブレーキなど事故当時の状況を確認した。 事故があった電気機関車と客車に調査官が同乗し、連結器や連結器を固定するフックの位置などを変えながら複数回にわたって走行させた。当時の状況に近づけるため、実際に客車にいた乗客・乗員84人分の重り(4620キロ)を載せて運転した。連結部分を撮影し、客車の振動の程度なども検証した。 事故は11月28日午後2時45分ご
-
地域の脱炭素化 取り組みを解説 14日 島田でセミナー
島田掛川信用金庫は14日午後1時半から、事業者向け地域脱炭素化セミナーを島田市本通3丁目の同金庫島田本店で開催する。 県環境資源協会の平井一之会長が講師を務め、地域の脱炭素化に向けた取り組みについて解説する。エコアクション21審査員で、エネルギー管理士の川瀬幸嗣さんが企業の省エネ事例も紹介する。活用できる補助金制度の説明もある。 定員50人。参加無料。問い合わせは同金庫地域サポート部<電0547(37)5189>へ。
-
大井川鉄道が事故調査 7日、6本運休 福用-川根温泉笹間渡間
大井川鉄道(本社・島田市)は7日、福用-川根温泉笹間渡間の運行を一部時間帯で休止し、バスによる代行運転を実施する。11月28日に家山駅で臨時列車の連結器が外れ緊急停車した事故の調査を行うため。 昼から夜にかけて運行予定だった普通電車上下計6本を部分運休する。 運輸安全委員会が鉄道事故調査官を家山駅に派遣し事故があった車両に、当時乗っていた乗客80人分の重り(4620キロ)を載せて走行実験を行う予定。
-
これからよろしくね 来春統合 島田の4小学校児童 合同ミカン狩りで親睦
来春統合予定の島田市の神座と伊太、伊久美、相賀の計4小学校の児童が6日、神座小近くの農園でミカン狩りを楽しみ親睦を深めた。 4校の1、2年生計35人が参加した。児童は4校混合の班に分かれ、ミカン農家榊原学さんの指示のもと一つ一つ丁寧にミカンを収穫した。榊原さんがミカンの育ち方や農家の仕事について解説し、児童は神座の特産物であるミカンについて理解を深めた。 神座小2年の鈴木唯月さん(8)は「茎をもって実をくるくる回すとうまく採れた。難しかったけど、みんなでできて楽しかった」と話した。収穫したミカン約700個は児童で分けて持ち帰った。 この4校は第一小と統合し、全児童は来年度から第一小に通う。
-
犯罪被害者の支援 島田署で連携確認 事例検討やバザーも
島田署犯罪被害者支援連絡協議会がこのほど、同署で開かれた。幹部署員や島田市、川根本町の担当職員、医療関係者らが意見を交わし、連携を確認した。 同署警務課の担当者が被害者支援制度の概要や管内の犯罪認知件数、今年に入り犯罪被害者支援の運用件数が増加していることなどを説明した。会長を務める森昭夫署長は「死亡ひき逃げや殺人未遂などの事件が発生していて、遺族や被害者を支援していく」と述べた。参加者は重傷傷害事件を想定した被害者の支援方法についても、具体例を挙げながら検討した。 協議会に合わせ、被害者支援バザーも同署で開かれた。署員が持ち寄った日用品が会場に並んだ。売り上げは認定NPO法人静岡犯罪被害者
-
茶況(12月5日)島田のお茶 静岡県外へ発信 山梨・道の駅に出店
島田市はこのほど、静岡県外における同市のお茶の認知度向上と茶生産者への販売機会創出を目的に山梨県の道の駅富士川でアンテナショップを出店した。 同市の茶農家ら4事業者が参加し緑茶や紅茶を販売した。試飲コーナーも設けられ、来場者は深蒸しと普通蒸しの違いなどを楽しんだ。市職員による同市の観光情報が書かれたパンフレットや煎茶パックの配布も行われた。同市農業振興課の朝比奈信介さんは「生産者が直接消費者と関わることで新たな気付きがある。今後の茶生産に生かしてほしい」と話した。 (島田支局・白鳥壱暉)
-
田代ダム案は「有効な方策」 島田市長答弁【大井川とリニア】
島田市の染谷絹代市長は5日の市議会11月定例会一般質問で、リニア中央新幹線トンネル工事湧水の静岡県外流出対策「田代ダム取水抑制案」について、「大井川への水の戻し方として有効な方策である」と述べ、評価する姿勢を示した。森伸一氏への答弁。 県外流出量と同量を取水抑制できない状態が継続する場合や、突発湧水など不測の事態が発生した場合の対応に関しては、「主にリスク管理やモニタリングの観点から、今後も引き続き議論をしていく必要がある」と指摘した。 JR東海が大井川流域市町に個別に同案を説明していることについて、「それぞれの立場の考え方や情報を得る機会になり、必要なことである」と述べた。
-
打ち立て新そば 召し上がれ 島田・笹間でまつり
島田市川根町笹間上の山村都市交流センターささまでこのほど、「ささまそばまつり」が開かれた。打ち立ての新そばをはじめ、茶やきんつばの販売などがあり、多くの人でにぎわった。 地元で収穫したソバの実を使い、地域の主婦が新そばを振る舞った。敷地内には穴窯があり、笹間地区に滞在しながら陶芸体験中のスイス人グループが窯から作品を取り出した。住民と交流し、自然も満喫した。同地区を拠点に活動する陶芸家の道川省三さんが指導した。 カリーン・シュテフェンさん(65)は「静かな環境で、地元の人々はフレンドリー。食事もとてもおいしかった」と笑顔を見せた。
-
諏訪原城跡450周年 歴史文化の特徴に 島田市長、市議会で答弁
島田市の染谷絹代市長は4日の市議会11月定例会一般質問で、築城450周年を迎えた国指定史跡の諏訪原城跡(同市)について、2025年度までに策定する市文化財保存活用地域計画で、市の歴史文化の特徴として取り上げる考えを示した。山本孝夫氏への答弁。 文化庁や県の指導の下、保存活用計画や整備計画の改訂にも取り組む予定。観光面でも城の認知度を高めるため、落語家の春風亭昇太さん(静岡市清水区出身)が隊長を務める諏訪原城応援隊による現地ツアーなどを引き続き開催する。 諏訪原城は天正元(1573)年に武田勝頼の命で遠江国獲得の拠点として築城された。その後、徳川家康の手に落ち、牧野城に改称。今川氏真などの
-
詐欺被害未然防止 信金職員に感謝状 島田署
島田署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、島田掛川信用金庫島田本店営業部(島田市本通3丁目)と同営業部の前田のどかさん(24)に感謝状を贈った。 同署などによると、10月下旬、窓口業務終了後にATMを利用していた20代男性から連絡用の受話器で「個人名義の口座にお金を振り込みたい。振り込むと報酬がもらえる」などと電話があった。応対した前田さんは上司や先輩らとともに直接話を聞き、SNSで指示を受けるなどの言動に違和感を覚え、特殊詐欺と判断して警察に通報した。 贈呈式で森昭夫署長が前田さんと鈴木健司営業部長に感謝状を手渡した。前田さんは「お客さまの財産を守ることは大切な仕事。コミュ
-
島田市、山口選手(東海大翔洋高3年)「区間最下位」の雪辱果たす【市町対抗駅伝】
島田市の山口翔輝選手(18)=東海大翔洋高3年=は、昨年区間最下位だった雪辱を果たし、5区で目標にしていたタイムを1秒上回る22分9秒でたすきをつないだ。 初出場した昨年はけがで、思うような走りができなかった。「恥ずかしくてしばらく立ち直れなかった」と振り返る。駅伝の悔しさは駅伝でしか晴らせないと奮い立ち、毎朝10キロのランニングを続け、足の着き方や腕の振り方を見直した。 「昨年の失敗もあり本番前は不安が大きかった」と山口選手。それでも安定した走りを見せ、昨年から区間順位を四つ上げた。鈴木瑛志監督(37)は「負けたままで終わらせず努力を続けた。100点をあげたい」とたたえた。
-
日中韓の茶文化触れて 抹茶・煎茶7流派集う 東アジア文化都市大茶会が開幕 島田のミュージアム
静岡県内の抹茶・煎茶7流派が集い、日中韓3カ国の茶文化に触れる「茶の都 東アジア文化都市大茶会」が1日、島田市のふじのくに茶の都ミュージアムで始まった。3日までの期間中、日替わりで3流派が趣向を凝らした茶席を構え、来場者をもてなす。 敷地内にある江戸時代の大名茶人・小堀遠州ゆかりの茶室「縦目楼(しょうもくろう)」に本席、館内に立礼席と野だて席が設けられた。着物姿の女性や関係者が各流派の茶や和菓子を味わった。中国や韓国の茶器も用いられ、風情ある空間を楽しんだ。来場者には日中韓の茶の歴史を紹介した冊子も配布した。 開会式で県茶道連盟の青島宗智理事長は「世界的な日本茶ブームがある。中国や韓国で
-
山岸運送、犯罪被害者支援 走行距離に応じて寄付 全国初
犯罪被害者週間(11月25日~12月1日)に合わせ1日、山岸運送グループ(本社・島田市)は、犯罪被害者支援のシンボルマークなどをプリントした大型トラック1台を業務で使用し、走行距離に応じて収益をNPO法人「静岡犯罪被害者支援センター」に寄付するプロジェクトを開始した。走行距離に応じて寄付を行うのは全国初。 犯罪被害者支援活動の周知を目的に、島田署と静岡県警警察相談課が同グループに働きかけ実現した。犯罪被害者のカウンセリングや通院の補助などを行う同法人の清水英之センター長は「活動の認知度は低いのが現状。周知を図ることで迅速な支援につながれば」と期待した。 同トラックは県内のスーパーを中心に
-
病床使用率80%弱 島田・総合医療センター
島田市の染谷絹代市長は1日の市議会11月定例会一般質問で、市立総合医療センター開院後の病床使用率が80%弱で推移していることを明らかにした。八木伸雄氏への答弁。 同センターは2021年5月に開院。病床は移転前の市民病院から91床減の445床。染谷市長は開院前の19、20年度の平均病床利用率が70・9%だったことを踏まえ、「現在の病床数は適切」との認識を示した。 総務省の公立病院経営強化ガイドラインに基づき、本年度から5年間を計画年度とする経営強化プランを10月に策定し、経営の安定化を図る考え。
-
臨時列車は取りやめ SL運行に影響も 大井川鉄道緊急停車事故
大井川鉄道(本社・島田市)は30日、臨時列車が発車直後、先頭の電気機関車と客車をつなぐ連結器が外れ緊急停車した事故を受け、12月末まで予定していた同じ臨時列車の運行を取りやめることを決めた。原因調査に伴い車両の運用再開の見込みが立たないため。電気機関車は蒸気機関車(SL)の運行補助にも使用されていることから、大鉄は週末のSL運行を一部区間で普通電車に切り替える。観光面で影響が出始めている。 臨時列車の「普通客車列車」は電気機関車が旧型客車をけん引する期間限定の企画。レトロな雰囲気が人気を集め、6~7月に実施した際は延べ2千人以上が乗車した。10月から増発運行するなど集客面でも期待されていた
-
茶室で一服、本格体験 島田・神座小児童 所作学ぶ
島田市神座の神座小児童が30日、学校近くの「茶寮 老舗大佐和」内の茶室「雲霓(うんげい)」を訪れ、茶道を体験した。 6年生の卒業記念行事として毎年実施していたが、本年度末に閉校するため、全校児童が参加した。児童は茶わんの扱い方などの基本的な所作を学び、和菓子や抹茶を味わった。 茶室は神座に製茶工場「大貴製茶」を持つ大佐和老舗(東京都)が彫刻の森美術館(神奈川県)から譲り受けた。茶道体験は移築工事を担った地元の小桜建設工業の桜井敬久社長ら有志が企画している。 桜井社長は「本格的な体験を通じて、お茶を好きになってもらえればうれしい」と話した。 (島田支局・寺田将人)
-
大井川鉄道、全線再開に22億円 被災当時想定から膨らむ 自社負担8.4億
静岡県は29日、昨年9月の台風15号で被災し一部区間の運休が続く大井川鉄道(島田市)について、全線での運行再開に必要な費用が総額で約22億円に上ると明らかにした。鉄道・運輸機構や鉄道総合技術研究所による現地調査を踏まえて精査した結果、当初想定された約19億円から膨らんだ。大鉄の負担額は8・4億円以上になる見込み。県や地元市町による支援策や資金調達の方法を今後議論する。 同日に県庁で開かれた「大井川鉄道本線沿線における公共交通のあり方検討会」で報告した。大鉄の鈴木肇社長は会合後の取材に、「コロナ禍で赤字が続き、企業単独で負担するのは難しい。復旧の道筋は立っていないのが現状だ」と述べた。工事
-
大井川鉄道が会見、謝罪 臨時列車緊急停車、連結器に損傷なし
大井川鉄道(本社・島田市)の臨時列車が発車直後、先頭の電気機関車と客車をつなぐ連結器が外れ緊急停車した事故で、大鉄の鈴木肇社長は29日に記者会見し、「重大な事故と認識している。安全安心を第一に掲げる鉄道会社としての期待に背き、深く反省している」と謝罪した。 ⇒運輸安全委員会が調査官派遣 会見に同席した坂本光司鉄道部長は連結器に損傷はなく、事故発生後に車両を低速で新金谷駅まで移動させた際も問題はなかったことを明らかにした。緊急停車時は時速20~25キロ程度だったとみられ、出発した家山駅ホームから約100メートルの地点で止まった。電気機関車は1987年製で、客車が48年製。定期検査で
-
「古関裕而と東海パルプ社歌」語る 日大・刑部教授が講演
静岡新聞教育面で「近現代学校制服考」を連載中の刑部芳則・日本大教授(日本近現代史)が29日、島田市内で東海パルプ(現特種東海製紙)の社歌をつくった作曲家古関裕而(1909~89年)をテーマに講演会を行った。 東海パルプ、特種東海製紙島田工場を分社化した新東海製紙(同市)の元社員による同窓会「東友会」総会の一環。古関研究の第一人者で、彼をモデルにした2020年放送のNHK連続テレビ小説「エール」の風俗考証も担当した刑部教授が、希代の作曲家の生涯や作風を紹介した。 1970年に完成した東海パルプ社歌の制作にあたり、同市の工場を訪れたエピソードにも触れ、「永く歌い継がれ、士気高揚の資となること
-
大井川鉄道事故受け、調査官を派遣 運輸安全委員会
大井川鉄道(本社・島田市)の臨時列車の連結器が外れた事故を受け、運輸安全委員会は29日、鉄道事故調査官2人を島田市の新金谷駅に派遣し、現地調査を開始した。 ⇒会見で社長が謝罪 調査官は乗員をはじめ、車両の連結作業に関わった関係者に対し、当日の状況などを聞き取り調査した。同駅に停車中の該当車両も確認した。今回連結器が外れた電気機関車と客車の連結箇所を実際に動かしたり、写真を撮ったりした。国土交通省中部運輸局の職員2人も調査に協力した。 香川卓也鉄道事故調査官は「連結器に損傷はなかったが、原因については現時点では判断できない」と述べた。30日は発生現場の家山駅で線路などを調査し、
-
島田市議会 1日から一般質問
島田市議会11月定例会は12月1、4、5日、一般質問を行い、19氏が登壇する。 質問者と主な項目は次の通り。 【1日】村田千鶴子①脱炭素社会の実現に向けた市の取り組み▽桜井洋子①介護保険事業②生活保護行政▽提坂大介①市の未来予測②みどりの食料システム戦略③パンデミック条約とIHRの市民へのお知らせ▽清水唯史①新型コロナウイルス感染症の分類変更後の取り組み②シティープロモーション推進事業における茶産業の連携▽青山真虎①選ばれるまちに。未来ビジョンを考える②チャットGPT(生成AI)導入によるメリット、デメリット▽八木伸雄①市立総合医療センター経営強化策②野生獣の市街地出没の対策▽曽根達裕①地方
-
地域で子育て推進 県教委、13団体表彰
静岡県教委はこのほど、2023年度の「子供を育む地域活動団体表彰」として、地域で子育て体制づくりを推進する13団体を選出した。 放課後学習支援や職業講話、子育て世代の居場所づくりなどの活動が評価された。受賞団体は次の通り。 三島市立佐野小地域学校協働本部、同市立東小地域学校協働本部、同市立徳倉小地域学校協働本部、同市立北上小地域学校協働本部、同市立南中地域学校協働本部、伊豆の国市立大仁北小地域学校協働本部、島田市大津財産区、放課後子ども教室とんとん(富士宮市)だれでも食堂もぐもぐマツイ学園(御前崎市)葉梨子ども広場運営委員会(藤枝市)子育てサークルぴおーねくらぶ(浜松市)細江文化協会陶芸部(
-
功労者ら表彰 静岡県薬物対策推進本部
静岡県薬物乱用対策推進本部はこのほど、本年度の県薬物乱用防止県民大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。功労者らの表彰や薬物依存研究の専門家による講演などを行った。 薬物乱用防止指導員やボランティアら約350人が参加した。薬物乱用防止功労者と中高生対象のポスター・標語コンテストの入賞者を表彰したほか、湘南医療大薬学部の船田正彦教授が「大麻乱用問題の現状とこれから」と題して講演した。 表彰を受けたのは次の通り。 【厚生労働省医薬局長感謝状】渡辺昌平(松崎町)大村和枝(静岡市)【県知事褒状】神成拓磨(小山町)高橋美敬(御殿場市)石川元之(静岡市)原川久(同)藤田忠男(同)米沢国雄(島田市
-
レックス金谷工場 牧之原へ 特種東海製紙グループ 廃棄物燃料増産向け移転
特種東海製紙は27日までに、グループ会社「レックス」(島田市)の金谷工場(同市)を牧之原市に移転する方針を決めた。新工場は2025年度の稼働を予定し、廃棄物を原料にする固形燃料「RPF」の生産能力を増強する。 関係者によると、新工場は牧之原市内の工業団地に入り、敷地面積は約2万3千平方メートル規模になるとみられる。金谷工場は02年の開設で老朽化が進み、手狭になったことなどから移転を決めた。工場の勤務態勢を2交代から3交代に変え、24時間稼働にする。 RPFは化石燃料に代わる次世代の燃料として注目され、レックスは金谷を含む県内3工場で製造している。特種東海製紙グループは特殊紙や機能紙を生産する
-
新庁舎業務開始、金谷茶まつり開催… 島田市、10大ニュース発表
島田市の染谷絹代市長は27日の定例記者会見で、2023年の市の10大ニュースを発表した。市役所新庁舎で業務開始(10月)や島田第一小の新校舎・新屋内運動場の完成(11月)、金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」のオープン(10月)など大型公共事業が目立った。 染谷市長は「新庁舎の完成が印象に残っている。5年ぶりに開催できた金谷茶まつりは地域のつながりを再認識できた」と述べた。ほかにも同市生まれの永井紗耶子さんの直木賞受賞(7月)や市の業務に生成AI(チャットGPT)を本格導入予定(12月)などが選ばれた。 他の10大ニュースは次の通り。 国道1号島田金谷バイパス菊川ICがフルインター化・新大
-
島田の土屋さん制作 心和む石地蔵を展示 浜松・天竜区
島田市の彫刻家土屋誠一さん(73)が制作した石地蔵が29日まで、浜松市天竜区横川のそば処「百古里庵」で展示されている。背丈5センチほどから約50センチと、さまざまな大きさの作品約25点が庭園に並ぶ。 土屋さんは「祈り」をテーマに、花こう岩や大理石をのみで彫って地蔵を作っている。地蔵2体が体を寄せ合った「なかよし」や、柔和な表情の「慶」など穏やかでユニークな“お地蔵さま”が来場者を和ませている。土屋さんは「石本来の個性を引き出すように作っている。見てほっとした気持ちになってもらえたら」と話す。 午前11時~午後4時。会期中は土屋さんが庭園で手彫りを実演する。
-
彫刻家土屋さん制作 「祈り」の石地蔵25点 浜松市天竜区で展示
島田市の彫刻家土屋誠一さん(73)が制作した石地蔵が29日まで、浜松市天竜区横川のそば処「百古里庵」で展示されている。背丈5センチほどから約50センチと、さまざまな大きさの作品約25点が庭園に並ぶ。 土屋さんは「祈り」をテーマに、花こう岩や大理石をのみで彫って地蔵を作っている。地蔵2体が体を寄せ合った「なかよし」や、柔和な表情の「慶」など穏やかでユニークな“お地蔵さま”が来場者を和ませている。土屋さんは「石本来の個性を引き出すように作っている。見てほっとした気持ちになってもらえたら」と話す。 午前11時~午後4時。会期中は土屋さんが庭園で手彫りを実演する。
-
解体前の島田市旧庁舎でサバゲー実施 感謝のプロジェクションマッピングも
島田市は11月末に解体される島田市役所旧庁舎のお別れイベントとして26日、旧庁舎のプロジェクションマッピングを実施した。多くの市民が集まり、最後の別れを告げた。 新庁舎の建築工事を担った木内・大河原・アーク東海特定建設工事共同企業体(JV)が市に提案し実現した。旧庁舎の南面に同市の映像クリエイター石川勝敏さんが制作した幻想的な映像が約9分間投影され、市民は旧庁舎との思い出を振り返りながら鑑賞した。また、市内の小学生が旧庁舎を下絵に作成した塗り絵も映し出された。 同日、旧庁舎内で民間企業主催のサバイバルゲーム(サバゲー)も開催され、全国から約100人が集まった。サバゲーを展開するスペシャル
-
島田市旧庁舎解体前、消防訓練に活用
静岡市消防局島田消防署は24日、解体前の島田市役所旧庁舎を活用し、消防訓練を実施した。実践に近い現場で小隊の連携強化や消防活動技術の向上を図った。 隊員25人が救急と救助、消火の三つの訓練に臨んだ。救急訓練は、階段上部の蛍光灯を交換中に作業員が1階に転落したとの想定で開始した。救急隊と消防隊が連携し、傷病者の意識の有無や外傷などを確認して救急車内に収容した。スマートフォン撮影などからプライバシーを保護するため、専用シートも活用した。 旧庁舎の外壁で宙づり状態で意識を失った作業員の救助や、地下の台所からの出火を想定した屋内進入にも取り組んだ。訓練は20~22日も実施した。 増田卓史署長
-
詩とともに成長 神座小の集大成 島田 本年度末で閉校 「楽しむ会」児童創作、住民に披露
本年度末で閉校する島田市神座の神座小は25日、詩を楽しむ会を同校体育館で開いた。詩人の谷川俊太郎さんとの交流を契機に「詩の学校」として歩んできた集大成として、全校児童が創作した詩などを保護者や地域住民の前で発表した。 児童は学年ごとに詩を群読した。6年生8人は「八人で歩んだ一本の道」と題した詩を発表し、寸劇を交えて6年間の思い出を表現した。代表児童が地元特産のミカンやきょうだい関係、季節の変化などを題材に創作した詩も披露した。 谷川さんが同校のために作った「神座小学校の詩」や、校内にケヤキがあることにちなんで谷川さんの詩「おおきなけやきのき」も全児童で暗唱した。 6年生の中沢芙玖さん(12)
-
大鉄SLに辰のマーク 年賀状写真にいかが 早くも正月仕様運行
大井川鉄道(本社・島田市)は25日、蒸気機関車(SL)に正月を祝うヘッドマークと日章旗を装着した運行を開始した。年賀状の写真などに活用してもらう目的。 ヘッドマークには来年の干支(えと)の辰(たつ)を描いた。新金谷駅では乗客が写真を撮影するなど、一足先に正月気分を満喫した。期間は26、27の両日と12月2、3の両日。26、3日は日章旗のみの装着で運行する。正月三が日も運転する。 新春キャンペーンとして、大鉄のSLの写真を使った年賀状を持参すれば、同駅前プラザロコ売店での買い物が千円以上の利用で10%引きになる。期間は1月1~8日。 (島田支局・寺田将人)
-
島田市旧庁舎、緑色に照らす 26日まで「島田市緑茶化計画」合わせ
島田市役所旧庁舎のライトアップが24日、始まった。市のシティープロモーション「島田市緑茶化計画」に合わせ、緑色の光が築61年の建物を包んだ。26日まで。 新庁舎の建築工事を担った木内・大河原・アーク東海特定建設工事共同企業体(JV)が提案した企画。工事現場で使用する照明などを活用した。 時間は25日が午後5~11時。26日は同6~8時にプロジェクションマッピングを行った後、同11時までライトアップする。
-
日本語教育充実など連携 中部地域サミット 川勝知事と7首長ら課題共有
静岡県中部7市町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原、吉田、川根本)の首長らと川勝平太知事が意見交換する「中部地域サミット」が24日、静岡市葵区で開かれた。市町側から外国籍児童生徒らの日本語教育や、全線再開の見通しが立たない大井川鉄道の経営支援と観光振興などの課題が示され、県市町が連携して解決に取り組むことを確認した。 人材育成や教育環境整備の話題では、杉本基久雄牧之原市長が学校再編や施設統合に伴う支援拡充に加え、西部地域に比べ外国人支援が充実していない実情を指摘した。「外国籍の子どもの小中学校編入が増加している。入学前に日本語を学ぶ教育の支援が産業基盤強化にもつながる」と提案した。「外国人に
-
長さ3.8メートル迫力「御手杵の槍」 島田の名工制作、レプリカ展示
現在の島田市を中心に活動した室町時代の刀鍛治五条義助が作ったと伝わる天下三名槍(さんめいそう)の一つ「御手杵の槍(おてぎねのやり)」のレプリカが26日まで、同市のホテルラクーネ島田で展示されている。 御手杵の槍は1945年まで松平伯爵邸(東京都)の蔵に保存されていたが、空襲で焼失した。今回展示されたのは、2015年に埼玉県の歴史研究団体「比企総合研究センター」が企画し静岡県内の有志によって復元されたレプリカ。長さ3・8メートル、重さ約10キロで、来場者は持って撮影することもできる。 地元の名工である五条義助を後世に伝えようと同市の手杵堂が企画した。
-
碁盤挟み真剣勝負 島田で市民囲碁大会
島田市民囲碁大会が23日、同市の夢づくり会館で開かれた。市民ら約50人が囲碁を通じて交流を楽しんだ。 囲碁に気軽に親しんでもらおうと、オープン戦の位置付けで日本棋院島田支部の安達原収さん(81)が計画した。段位などの実力ごとに組を分け、対局を行った。参加者は碁盤を挟み、真剣な表情で勝負に臨んだ。 各組の優勝者は次の通り。 1組 忽戸義行(藤枝市)▽2組 矢田義行(島田市)▽3組 清水小春(牧之原市)▽4組 原敏明(島田市)▽5組 鈴木三雄(同)▽6組 杉浦璃(同)
-
静岡県内でも長期の就業体験 静岡の法人、学生と企業つなぐ場提供
「長期のインターンシップに参加したいけど、静岡県内で実施する企業が見つからない」。そんな学生の声を受け、NPO法人ESUNE[エスネ](静岡市)と一般社団法人草薙カルテッド(同市)が、プロジェクト型長期インターンシップのコーディネート事業を共同開発した。3~5カ月間、企業や団体が学生と継続的に関わる。学生と接点が少ない中小企業を支援し、学生に挑戦する場を提供するのが狙いだ。 焼津市のIT企業サンロフトは「人づくりプロジェクト」と題したインターンシップを実施中。参加する東京経済大3年の水沢亮也さん(21)=藤枝市=と静岡大1年の今坂茉鈴さん(19)が3カ月間のうち50時間を目安に活動し、IT
-
静岡・泉ケ谷で地域芸術祭 現代アートがつなぐ「境界」
静岡市駿河区の旧東海道丸子宿の一角、泉ケ谷地域で開催中の地域芸術祭「静岡アートビジョン」(同実行委員会主催)は、現代アート作品を通して今と昔、街と里山、自然と人間の営みなどさまざまな境界を緩やかにつなぎ、新たな魅力を提示している。 同地域の入り口には、伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」があり、古道沿いに寺社や、養蜂、酪農など自然と共生する住民の生活エリアが続く。監修したNPO法人クロスメディアしまだ(島田市)の児玉絵美事務局長は「住民と匠宿、職人たちとのつながりもここの魅力。潜在する地域像を掘り起こす視点が、現代アートの予測を超えた見方と重なった」と説明する。 大井川鉄道の無人駅を舞台
-
琴オーケストラ 音色で魅了 島田でコンサート 唱歌や童謡披露
藤枝市の琴アンサンブル「千鳥」(池谷光絹井代表)は23日、20周年記念コンサートを島田市のプラザおおるりで開催した。 「琴オーケストラ」と題して、4種類の琴とピアノ、ドラムなどで合奏し、約20曲を披露した。日本古来の十三弦のほか、十七弦、ベース琴、ソプラノ琴を使用した。なじみ深い唱歌や童謡をはじめ、美空ひばりや石原裕次郎のメドレーなど歌謡曲を演奏した。軽快な音色に合わせ、客席からは手拍子も起きた。静岡市を中心に活動するピアニストの小島太郎さんをゲストに招いた。 池谷代表の生まれ故郷の島田市で企画した。来年5月26日には牧之原市でもコンサートを開く予定。
-
静岡県産材の魅力 触って体感 島田の児童、原木市場を見学
島田木材協同組合は22日、原木市場の見学会を島田市御請のスンエンで開いた。六合小と六合東小の児童が訪れ、静岡県産材に触れながら木材産業への理解を深めた。 開催中の県優良素材普及展示即売会の会場で、大井川や安倍川流域などで切り出されたヒノキなどを見学した。子どもたちは触ったり匂いを嗅いだりしながら、組合員から用途などの説明を受けた。樹齢100年以上のケヤキも出品され、大きさに驚く児童もいた。隣接するプレカット工場では、住宅建築に使用される木材の加工現場を見て回った。 川村右介理事長は「古くから木材産業が盛んな地元を知り、県産木材の素晴らしさを感じてくれればうれしい」と話した。
-
静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
-
島田市議会開会 22議案を上程 新庁舎で初議会
島田市議会11月定例会は22日開会し、会期を12月21日までの30日間と決めた後、市子育て世代型住宅条例の一部を改正する議案や、川根温泉と川根温泉ホテルの指定管理者を指定する議案など22件を上程した。市役所新庁舎で初めて本会議を開いた。 条例改正案は、子育て世代型住宅(川根町家山)の入退去条件を緩和する内容。入居資格として、同居する子どもの対象年齢を12歳以下から15歳以下に拡大する。対象年齢の子どもがいれば、入居時の親の年齢制限を撤廃する。同住宅は全18戸で、現在7室が空いている。 川根温泉と川根温泉ホテルの指定管理については、株式会社川根町温泉と大井川鉄道による「かわね創造コンソーシアム
-
上位進出へ前半に勝負 島田市チーム結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開催される静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する島田市チームは22日夜、結団式を市役所で行った。選手や関係者が目標の1桁順位に向け、士気を高めた。 故障者が出るなどした昨年の成績は18位。ただ、2019年から3年連続で入賞し、一昨年は6位まで順位を上げていて、今年は巻き返しを狙う。鈴木瑛志監督(37)が染谷絹代市長から団旗を受け取り、選手を一人ずつ紹介した。鈴木監督は「いいチームができている。前半が勝負。それぞれが100%の力を出せば上位進出できる」と述べた。 選手団を代表し、主将の枝村高輔さん(28)が「昨年以上の結果が出せるよう
-
暖炉囲んで親子で読書 島田・伊久美小「ペチカタイム」
本年度末で閉校する島田市伊久美の伊久美小で22日、暖炉を囲んで親子で読み聞かせを楽しむ「ペチカタイム」が開かれた。全校児童30人が暖炉の暖かさを感じながら、触れ合いの時間を過ごした。 多目的ホールにある暖炉を活用し、毎年開催している恒例行事。島田図書館職員の永橋隆一さん(50)が絵本の読み聞かせを行った後、児童は暖炉の近くに集まり、お気に入りの本を親子で楽しんだ。 6年生の岩村伊音李さん(12)は「お母さんと読書ができてうれしかった。全員で集まって暖炉を囲んで読書ができることは伊久美小の誇り」と話した。 同校PTAの家庭教育学級委員の保護者が計画した。同校によると、冬場は気温がマイナスになる
-
御前崎市議会 市長を参考人招致 こども園 調査特別委 議決後変更要求巡り
御前崎市議会の議長ら7人が5月末、こども園新設事業の予算を議決後に市に計画変更を求めた問題で原因を究明する市議会調査特別委員会(委員長・阿南澄男市議)は22日、柳沢重夫市長を参考人として招致した。 柳沢市長は5月31日に行われた市議側との面会で、新こども園事業の実施スケジュール見直しを提案され「(提案に応じることは)無理だと思ったが、まずは寄せられた意見を聞くことにした」と当時を振り返った。6月定例会でも市議から計画再考を求められたが「計画変更するつもりはなかった」と明かした。 委員からは「無理なことは早い段階ではっきりできないと言うべきだ。もっと毅然(きぜん)とした対応をしてほしい」と指摘
-
茶況(11月22日)島田「茶感謝祭」 栄西禅師へ献茶
島田市茶業振興協会はこのほど、同市の牧之原公園で「茶感謝祭」を開き、茶祖・栄西禅師への献茶と供養を行った。 同協会員や市関係者、かなや茶娘大使ら約40人が出席した。市茶手揉(てもみ)保存会金谷支部が仕上げ、金谷茶道寂心会が入れたお茶を祭壇にささげ、今年の茶生産を無事終えたことに感謝した。 同協会会長の染谷絹代島田市長は「市の基幹産業であるお茶の振興を図り、島田を盛り上げていきたい」とあいさつした。 (島田支局・白鳥壱暉)
-
記者コラム「清流」 戦後78年の涙
秋晴れの下、島田市川根町の公園で戦没者慰霊祭があった。園内の忠魂碑には太平洋戦争などで亡くなった人々の名前と年齢が刻まれている。20代が多く、戦地に赴き24歳で終戦を迎えた祖父の姿が浮かんだ。 亡くなって20年になるが、子どもの頃、戦時中の話を尋ねたことを覚えている。「なぜ戦争をしたのか」との孫の問いに、「そういう時代だった」と答えた言葉にどんな思いが込められていたのか。今も時折思い出して考える。 自らも親になり、今なお世界で続く戦争の悲惨さを子どもにどう伝えていけばいいのか。悩むことがある。慰霊祭は涙を流す人々の姿があった。戦後78年が過ぎても遺族の悲しみが消えることはない。改めて強く
-
静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
-
島田市長、市役所旧庁舎のサバゲ―参加見合わせ 開催を巡り賛否
島田市が解体前の市役所旧庁舎を民間業者に貸与し、26日に開催を予定しているサバイバルゲーム(サバゲー)について、当初参加を予定していた染谷絹代市長は21日、「参加を見合わせる」と述べた。サバゲーは予定通り実施する。 パレスチナ自治区ガザでの戦闘やウクライナ侵攻などが続く中、公共施設で戦争を連想させる事業は不謹慎として、一部の市議や市民が中止を求める要望書を市に提出するなど開催を巡り賛否が分かれていた。 染谷市長は「市が企画運営するとの誤解もあり、無用な混乱を招くことはしたくない」と不参加の理由を挙げた。一方、「(サバゲーは)スポーツとしてルールにのっとっている。戦争を想起させるものではな
-
市役所旧庁舎で「サバゲー」賛否 島田市、戦争想起で中止求める声
島田市が解体前の市役所旧庁舎を民間業者に貸与し、26日に開催を予定しているサバイバルゲーム(サバゲー)について、一部の市議や市民から中止を求める声が上がっている。パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘や、ウクライナ侵攻などが続く中、公共施設で戦争を連想する事業は不謹慎と訴える。市は当初、何らかの形で染谷絹代市長の参加を予定していたが、再検討を余儀なくされている。 サバゲーは敵味方に分かれてエアガンを撃ち合い、被弾したら失格となる。焼津市で屋内会場のサバゲーを展開するスペシャルフォース(美濃部哲平代表)が公共施設の民間利用制度に着目し、提案した。参加者を募集したところ
-
十二単姿 あでやか 島田市で体験イベント
島田市の大井神社宮美殿は19日、十二単(ひとえ)を身に着ける体験イベントを同市のブライダルセンター京美屋などで開いた。 参加者は同神社が所有する正絹の十二単を身にまとい、重厚感や質感を体験した。同神社などによると、貸衣装店での十二単の取り扱いは近年少なくなっているという。 藤枝市から参加した主婦星智美さん(43)は「百人一首や大河ドラマのような世界を体感できる機会になった」と笑顔を見せた。 東海道周辺を舞台に地域の魅力を再発見する藤枝市主催の体験交流プログラム「みちゆかし」の一環。平安時代後期に成立した公家女子の正装の着用を通じ、歴史や魅力を知ってもらおうと企画した。
-
小学校の遊具「いい色」に塗装 協同組合島田支部
静岡県塗装看板業協同組合島田支部は19日、島田市の金谷小で遊具を塗装するボランティア活動に取り組んだ。 組合員ら7人が参加し、ブランコや多目的遊具などを塗料で塗り直した。11月16日の「いい色の日」に合わせた取り組みで、約30年前から実施している。 北井裕文支部長は「きれいになった遊具で子どもたちには安全第一で遊んでほしい」と話した。
-
「おびレンジャー」高校生が変身 バック転など披露 島田市こども館
島田市こども館は19日、同館オリジナルヒーロー「おびレンジャー」が登場する市民交流イベントを開いた。島田工業高新体操部の生徒がヒーロー役を務め、華麗なパフォーマンスを披露した。 体を動かす楽しさを伝えようと、同校の協力で年1回実施している。ヒーロー5人がウエストに帯をあしらったカラフルな衣装で登場すると、親子連れから大きな拍手が送られた。全国大会で実演した演技をアレンジし、軽快な音楽に合わせてバック転などを披露した。次々に繰り出されるパフォーマンスで、子どもたちの目をくぎ付けにした。演技後は記念撮影にも応じた。 3年生の飯塚眞士さん(17)は「かっこいい演技を意識した。子どもたちが新体操
-
安全運転徹底を 島田で高齢者向け講座
島田市家山の介護予防拠点施設「ふれあい健康プラザさくら」はこのほど、市内の高齢者を対象にした安全運転トレーニングを同施設で実施した。 交通安全指導員が交通事故の発生状況や高齢者が注意することなどをクイズも交えながら、分かりやすく解説した。交通事故の映像も紹介し、走り慣れた道も油断せず安全確認を徹底することを呼びかけた。 講座の後、動体視力の計測や簡単な計算をしながら体を動かす運動を通じて認知機能と運動機能の向上を図った。来年2月まで14回開催し、eスポーツや脳トレの実施も予定している。
-
静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
-
女性と衝突の車 そのまま逃走 島田
17日午後3時半ごろ、島田市中央町の県道で、乗用車が自転車を押して徒歩で横断歩道を横断していた同市の女性パート従業員(73)に衝突してけがを負わせ、そのまま逃走した。女性は右肩を打撲する軽傷を負った。島田署がひき逃げ事件として捜査している。 同署によると、現場は片側1車線の交差点で、比較的交通量が多いという。
-
MYFC「J1目指せる」 藤枝市長に今季報告と抱負
今季からサッカーJ2に参戦した藤枝MYFCの関係者が17日、藤枝市役所に北村正平市長を訪ね、残留を決めたリーグ戦の結果を報告し、来季の目標にJ1昇格を掲げた。 訪問したのは鎌田昌治会長と徳田航介社長、須藤大輔監督、杉田真彦主将=静岡西高出=、北村海チディ選手の5人。今季は14勝18敗10分けの12位だった。 徳田社長は「決してマイナスなイメージはなく、改善していけば本格的にJ1を目指せる」と強調。須藤監督は、中心選手のけがによる離脱など今季の厳しい戦いを振り返った上で「若手が台頭して、柔軟性を持ちながら荒波を乗り越えた。地域の方が元気になれるプレーをして結果もたぐり寄せ、夢の舞台であるJ1昇
-
筆やクレヨンで手書きに親しむ 島田
島田市書道連盟はこのほど、「手書き文字に親しむ集い」を同市のローズアリーナで開いた。小学生を中心に幼児から高齢者まで約70人が参加した。 半紙やハガキなどに筆やクレヨンなど色とりどりの画材で、好きな言葉や親へのメッセージなどをしたためた=写真=。来年のカレンダーも用意され、空白部分に来年の干支(えと)「辰(たつ)」のイラストなどを描き、オリジナルカレンダーを制作した。 島田第三小4年の井上来叶君(10)は「自由な色を使えて楽しかった」と話した。
-
折り紙や絵画… 多様な作品200点 島田、NPOが展示会
島田市で互助の社会を目指して活動する「NPO法人未来クリエート21」が居場所作りを目的に展開する講座「クリエート大楽(だいがく)」の作品展が17日、同市のプラザおおるりで始まった。19日まで。 同講座は会員がそれぞれの得意分野で講師を務め開講している。折り紙や書、編み物、絵画など多様な16講座があり、同展では講師と生徒の自信作約200点が並んだ。 同法人の伊藤育子理事長は「90代の方の作品も多くある。何歳になっても新しいことを始められるという活力を感じてほしい」と来場を呼びかけた。
-
地域の景観生かした現代美術作品を展示 静岡・匠宿周辺、12月7日まで
静岡市駿河区丸子の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」周辺で12月7日まで、現代美術作品を地域の各所に展示する「静岡アートビジョン」が開かれている。 丸子宿に近く、古道や寺がある丸子、泉ケ谷地区の景観に合わせて、夏池篤さん(島田市)ら6組の美術家が作品を制作した。3人の作家でつくる「力五山」は、匠宿から千手観音堂までの道に工芸家や地域住民の手を題材にした絵を配置。絵に導かれるようにして到着した千手観音堂には、ローラーコンベヤーを使って横たわるイチョウの木の内部をくぐり、大樹の生命力を感じることのできる作品を設置した。 「匠宿」を運営する創造舎が主催し、大井川鉄道沿線を舞台にしたイベント「
-
原子力災害時の安全守れ 浜岡原発想定、放射線防護テント訓練 中電や御前崎市
御前崎市で16日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の原子力災害を想定した訓練が行われた。同市や中部電力など計5機関が参加し、空気で膨らませる放射線防護テント「エアシェルター」を新野地区センター内の体育館に設営するなど緊急時の連携態勢を確認した。 エアシェルターは、放射線除去フィルターを通して外の空気を取り込むことで展張する。天井は高さ約3メートルで、126人まで収容可能。自家用車で広域避難できない高齢者などが一時的に逃げ込むために設ける。 訓練には地域住民らも参加し、シェルターの送風機の設置手順などを確認した。空気を取り込み始めてから約30分で体育館の床一面に放射線物質から汚染を防ぐための
-
「誰でも通園」不安の声 有識者、態勢整備訴え 静岡県内保育士「現場任せ」「手いっぱい」
国が検討している子育て世帯の支援策「こども誰でも通園制度」に対し、県内の保育士から不安の声が上がっている。保護者の就労要件を問わず、未就園の生後6カ月~2歳なら誰でも保育施設を定期利用できる仕組みだが、労働環境が改善されない中で新たな園児を受け入れることに現場の抵抗感は強い。有識者は「十分な受け入れ態勢を整えなければ現場の多忙感は増し、いわゆる不適切な保育にもつながりかねない」と懸念する。 「保育士の配置基準も賃金水準も変わっていない。現場任せだ」。静岡市の保育園に勤める50代女性保育士は、ため息をつく。子どもは1歳半ごろから自我が芽生え、意思表示をするようになるとされる。女性は「『イヤ
-
盗撮、窃盗の教諭免職 静岡県教委が処分 事故起こした女性は減給
静岡県教委は16日、教諭3人を懲戒処分にしたと発表した。このうち女児を盗撮した男性教諭(25)と、窃盗容疑で逮捕された男性教諭(32)を免職とし、交通死亡事故を起こした女性教諭(50)を減給10分の1(6カ月)とした。 盗撮した男性教諭は県東部の小学校に勤務。7月19日、教室にスマートフォンを設置し、水泳の授業を終えて着替える女子児童を撮影した。女子児童がスマホを見つけ、動画を確認して発覚した。男性は学校と地元教委の聴取で、故意ではなく録画が作動したと主張していたが、警察の聴取で初めて盗撮を認めた。「教室内で盗撮できる立場にいることに気づき、好奇心から撮影した」と話しているという。 学校
-
モンゴル県知事と川勝氏が会談 介護、経済分野で交流深化へ
静岡県と友好協定を結んでいるモンゴル・ドルノゴビ県のオチルフレブ・バトジャルガル知事と同県議が16日、静岡市葵区で川勝平太知事と面会した。バトジャルガル知事の来静は2020年11月の知事就任以降初めて。両知事はこれまでの友好の歴史を振り返りながら、引き続き介護や経済などの分野で交流を深めていくことを確認した。 両県は11年に友好協定を締結し、高校生の交流事業を皮切りに、下水処理技術支援、介護分野の相互協力など多方面で交流を続けてきた。バトジャルガル知事は「新型コロナウイルス禍を乗り越え、交流が続いていることを感謝している」と述べた。会談に先立ち、本県幹部と経済交流などについて意見交換したと
-
チャットGPT活用へ勉強会 島田市としずおか焼津信金 合同
島田市としずおか焼津信用金庫はこのほど、生成AI(チャットGPT)の合同勉強会を市役所で開いた。それぞれの職員計約60人が参加し、自治体や金融機関での活用に向けて理解を深めた。 市と同金庫の「地方創生の推進に向けた連携に関する協定」の締結に基づき、企画した。ラーニングカレッジ(静岡市)代表で、勉強会などを主催する中村俊也さんが講師を務め、チャットGPTの使い方を始めとした基礎知識、活用事例やリスクなどを解説した。 中村さんは人工知能(AI)と向き合う心構えとして①目的を明確にする②上手な指示文を入力する③ひたすら触りまくる④意外と遊び心が大切―の4点を挙げ、「固い組織ほど遊び心が大事。まずは
-
このお茶の種類は…! 小中学生、島田で審査技術競う 山下君(掛川中央小)優勝
静岡県は、小中学生が茶の知識や審査技術を競う「Cha―1(チャワン)グランプリ」を島田市のふじのくに茶の都ミュージアムで開いた。掛川市立中央小4年の山下諒大君が優勝した。 小中学生23人が出場し、クイズ形式の予選を勝ち抜いた8人が本戦に進んだ。 茶葉の外観を観察したり、飲んで味や香りなどを比べたりして茶の種類を当てて点数を競った。準優勝は陸田悠里菜さん(掛川城東中2)、3位は伊藤滉起君(藤枝西益津小6)だった。 優勝した山下君は「お茶の歴史が好き。昨年は3位だったので、優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
-
浜松で「しずおか・短歌大会」 大橋さん(愛知)日本歌人クラブ賞、梅沢さん(藤枝)静岡県知事賞
第28回日本歌人クラブ東海ブロック大会と第42回静岡県短歌大会を兼ねた「2023しずおか・短歌大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が、浜松市中区のプレスタワーで開かれた。日本歌人クラブ賞は大橋アサ子さん(愛知・安城市)、静岡県知事賞には梅沢佳子さん(藤枝市)が選ばれた。 作品は本県のほか愛知、岐阜、三重の4県から、「自由詠」と「題詠(きらめく)」の2部門に計359首が集まり、選者が作品を評価した。 主な受賞者は次の通り。 県歌人協会賞 橋本真理子(掛川市)杉山みはる(河津町)▽静岡新聞社賞 松浦直巳(島田市)▽静岡放送賞 和田裕子(名古屋市)▽秀作賞 大塚ひさみ(静岡市)冨岡悦子(東伊豆
-
病院薬剤師、100人超不足 薬局と競争激化で採用苦戦 静岡県調査
医療現場の人手不足が課題となる中、静岡県内の病院で働く薬剤師が100人以上不足していることが15日までの県の調査で分かった。病院関係者からは「採用がままならない」「薬局との競争が激化している」と切実な声が上がる。人材確保を後押ししようと、県は全国の薬学生を対象にした病院合同就職説明会を来年2月に初開催する。 「希望通りの人数がなかなか集まらない」。島田市立総合医療センターの浅原慶徳薬剤部長(59)は薬剤師の採用の難しさを指摘する。毎年2~3人の薬剤師を募集しているが、定員に達しないケースが多く、採用ゼロの年もあった。 在籍する常勤薬剤師は29人。育休や産休取得による一時的な不足を補えな
-
インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
-
Jアラート試験 島田市で不具合
静岡県は15日、全国一斉で実施された全国瞬時警報システム(Jアラート)の情報伝達試験で、島田市で防災行政無線による伝達に不具合があったと発表した。 県によると、国から発信された試験情報は、県と全35市町の機器で正常に受信した。島田市では、Jアラートと連動する防災行政無線が起動せず、一部の地域で屋外スピーカーによる住民への伝達ができなかった。市が原因を調べている。
-
島田市広報課が名称変更 プロモーション強化へ 他部署と業務再編
島田市は15日の市議会全員協議会で2024年度の組織再編を報告した。広報課を広報プロモーション課に名称変更し、シティープロモーション業務を強化する。 他部署が担っていたウェブ広告、企業版および個人版ふるさと納税業務、移住定住促進事業を新たに担当する。自治体の認知度向上や関係人口の拡大を目指し、デジタル技術を活用したマーケティングにも取り組む。広報課内にあった「シティプロモーション室」は廃止する。 このほか、妊産婦や子ども、子育て世帯への相談支援を一体的に行う「市こども家庭センター」を設置する。改正児童福祉法で24年度から、設置が自治体に努力義務化されるのに対応する。
-
保幼小連携の重要性、理解へ 園職員ら対象に島田で研修
常葉大保育学部の山本睦教授のゼミと島田市はこのほど、保幼小連携研修会を市役所で開いた。学生と市内のこども園、幼稚園、保育園の職員ら計約30人が、就学前教育施設と小学校との連携の重要性について理解を深めた。 研修会では学生が、幼児期の豊かな経験が学童期の自ら課題を見つける力につながると解説。園での遊びに小学校の学びの要素を取り入れるなど、小学校の学びや生活につながるように工夫した園の教育課程「アプローチカリキュラム」をつくる必要性を説明した。 小学生の学習指導要領の国語における「場面の様子に着目して登場人物の行動を具体的に想像する」という狙いを意識し、参加者はグループに分かれてカリキュラム
-
韓国アーティスト 島田商高生と制作 クレヨンで絵、来年展示
韓国から来日中のアーティストLEE・ISOO(イ・イス)さんが15日、島田市の島田商高を訪れ、同校生徒と作品制作を実施した。日中韓3カ国の文化交流事業「東アジア文化都市」の一環。 生徒は一辺が10センチの正方形のパネルにクレヨンで「自分の好きなことや夢」をテーマに絵を描いた。イさんの「芸術は自由。間違いはない」という理念のもと、生徒は夜空やサッカーボール、島田茶など思い思いの題材を選び作品を作り上げた。 イさんは8日から29日まで島田市川根町に滞在しながら、同市と川根本町の児童生徒らと交流し作品制作を行っている。完成した作品は来年2月に大井川鉄道の無人駅周辺を舞台に開催される芸術祭「UNMA
-
茶の知識競うT-1GP 永房さん(島田二小6)優勝
島田市はこのほど、小学生がお茶の知識や入れ方を競う「T―1グランプリ」を同市の地域交流センター歩歩路(ぽぽろ)で開いた。島田第二小6年の永房知紘さんが最高位の「茶ンピオン」に輝いた。 小学3~6年生の29人が参加した。同市のお茶の歴史などが出題された筆記クイズや、茶葉の種類を見た目や香りから当てる競技などが行われた。急須を使ったお茶の入れ方を競う競技では、所作やお茶の味、色などが審査された。 他の主な入賞者は次の通り。 ②多田良風華(島田第二)③大石季来里(六合)④寺沢凛(島田第二)⑤鈴木しおり(六合)
-
六合駅周辺元気に物販やチンドン屋 島田でふれあい祭
島田市の道悦島まちづくり委員会はこのほど、ふれあい祭を同市の道悦島公民館で開いた=写真=。 JR六合駅周辺を盛り上げようと2013年から実施する。地元の野菜や手作り総菜の販売、縁日気分が楽しめる輪投げやスマートボールの体験、園児によるダンスの披露などを行った。会場にチンドン屋が登場すると、子どもたちは大喜びで演奏に聞き入った。
-
島田観光活性へプラン発表 第一中生 蓬莱橋、大井川川越遺跡、緑茶PR… スイーツ開発、周遊企画
島田市の島田第一中の3年生が13日、蓬莱橋や大井川川越遺跡など地元観光地の活性化に向け、戦略プランを同校で発表した。生徒の課題解決能力の向上を目的に、今春から市内観光の現状や課題を学び、プランを練ってきた。 生徒約190人は班ごとに分かれ、ポスターセッション形式で市職員や市内企業の担当者らに提案した。地元の名物を掛け合わせたスイーツの開発や人力車による遺跡周遊などのプランを発表し、ターゲットや効果などを説明した。自作ホームページや試作品を作成した班もあった。 急須に地元マスコットキャラクターを立体的にデザインするなど緑茶PRに力を入れた杉本咲吉さん(15)は「修学旅行に行った京都では、観光地
-
地域の歴史残る仕事を 大河原建設(島田市)/朝倉純夫社長【キーパーソン・最前線】
島田市役所新庁舎をはじめ、島田第一小新校舎など地元の核となる公共施設工事に関わってきた。旧金谷庁舎跡地にPFI方式で整備した金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」は大和リースと共に特別目的会社の金谷PFIパートナーズとして管理運営を担う。来年の創業70年に向け12月には新社屋完成が控える。 ―「かなうぇる」の施設運営の視点は。 「設計・施工から運営までを一体的に担う強みを生かしたい。これまで金谷地区には小さな子どもが遊べる場所が少なかった。15年の事業期間を通じ、行政サービスの提供だけでなく、高齢者や親子連れが楽しみながらくつろげる施設を目指している」 ―公共工事にかける思いは。 「
-
糖尿病の実態知って 島田市が専門家招き講演会
島田市は12日、世界糖尿病デー(14日)の啓発を目的に、消費生活アドバイザーの北折一さん(59)と同市立総合医療センターの大石敏弘医長(42)を招いた講演会を同市の金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」で開いた。 かつてNHKで健康情報番組の専任ディレクターを務めた北折さんは番組で糖尿病を扱った際の裏話を交えつつ、糖尿病という病名が危機感を感じにくく病気の実態が伝わらないと警鐘を鳴らした。大石医長は糖尿病の症状や予防法を解説した。普段食べている野菜の量が十分かを手のひらから測る健康器具「ベジチェック」や肌年齢を測る測定器の体験も実施された。
-
デジタル技術、身近に 児童がドローンのプログラミングなど 島田市
島田市は11日、子どもたちにデジタル技術を身近に感じてもらおうと、ドローンのプログラミングや仮想現実(VR)の体験イベントを同市のしまだ音楽広場ぴ~ファイブで開いた。 ドローン体験では、小学生らがタブレットで離着陸や移動などの動き、飛行高度を設定した。ドローンが決められたコースを飛ぶように試行錯誤しながらプログラミングした。 会場にはカーリングのVR体験コーナーも設けた。IT企業の誘致やカーリングが盛んな北海道北見市の産学官金でつくる「北見地域DX推進ラボ」が協力した。競技体験とカーリングのストーンの視点で動くVRを用意した。 ビー玉とペットボトルキャップで作るカーリングに見立てた遊び
-
樹木の利用希望 企業・団体を募集 河道内で伐採
国土交通省静岡河川事務所は30日まで、安倍川、大井川の河道内で伐採した樹木の利用を希望する企業・団体を募集している。木材資源の有効活用や処分費の削減が目的。 静岡市葵区富厚里の安倍川水系藁科川や、吉田町川尻、島田市金谷東、同市神座の大井川の中州などで12月に伐採する予定。樹種はヤナギなどの広葉樹が中心。樹木を引き渡す場所や方法は、同事務所と協議して決める。希望者は同事務所ホームページから応募書類や作業計画書をダウンロードし、必要事項を記入の上、持参か郵送で提出する。 河道内の樹木は洪水時に水の流れを妨げたり、堤防や護岸を損傷させたりする可能性がある。ごみの不法投棄を招く恐れもあるため、同事務
-
静岡県内公立図書館 半数超に浸水リスク 想定区域の2割が対策「できていない」 静岡新聞社アンケート
静岡県内の公立図書館96館のうち、考えられる最大規模の降雨時に浸水すると国と県が想定する区域「洪水浸水想定区域」に位置している施設が51館あることが、11日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。回答を寄せた94館の54・3%に上る。このうち、浸水対策が「できていない」「あまりできていない」と回答した施設が計10館(19・6%)あった。「十分できている」「ある程度できている」と回答した施設でも、館内にハザードマップを掲示していないなど、対策が不十分な現状が浮き彫りになった。 昨年9月の台風15号で静岡市立南部図書館の地下書庫が浸水し、約2万冊を廃棄する被害があった。図書館の浸水対策は喫緊
-
自然薯やクラフトビール 地場産品販売 12日まで島田産業まつり
島田市の地場産品などを販売、PRする島田産業まつり(実行委主催)が11日、島田市のおび通りと本通3、4丁目を会場に始まった。12日まで。 約70のブースが出店。川根町産の自然薯(じねんじょ)など旬の野菜やクラフトビールの販売のほか、ネスレ日本島田工場や特種東海製紙グループが自社製品を紹介した。ステージイベントも人気を集めた。島田商工会議所と友好提携を結ぶ富山県氷見市の氷見商工会議所も参加し、特産の水産加工品を売った。 市国際交流協会による国際交流フェスティバルも開催され、来日中のモンゴル・ナラン外国語学校の生徒が歌を披露した。会場とアピタ島田店を往復するシャトルバスも運行している。島田産
-
税を考える週間 島田で啓発活動 税務連絡協
島田税務連絡協議会は11日、税を考える週間(11~17日)に合わせた啓発活動を島田市のアピタ島田店で実施した。 加盟団体の役員や島田税務署職員ら16人が参加し、来店客に啓発品のティッシュを配布した。子どもたちの理解も促そうと、輪投げ体験も行った。ティラノサウルスの着ぐるみも登場し、会場を盛り上げた。 スマートフォンやパソコンから確定申告ができる「e―Tax(イータックス)」の利用促進も呼びかけた。税に関する作文やポスターなど子どもたちの優秀作品も展示した。
-
陸自東部方面音楽隊が演奏会 島田市役所新庁舎完成など祝う
島田市はこのほど、市役所新庁舎完成とプラザおおるり開館40周年を記念し、陸上自衛隊東部方面音楽隊による演奏会を同市のプラザおおるりで開いた。市民ら約660人が迫力ある演奏を楽しんだ。 同音楽隊が陸自、海自、空自それぞれの行進曲メドレー、ジャズのスタンダードナンバー「枯葉」、親しみやすいアニメ音楽などを披露した。 市内在住・在学の中高生を対象にした同音楽隊による吹奏楽クリニックも開催した。アンコール演奏ではクリニックに参加した中高生も登場し、会場を盛り上げた。
-
元旦に富士山周遊フライトツアー FDAなど
大井川鉄道とフジドリームエアラインズ(FDA)、富士山静岡空港株式会社は2024年1月1日、富士山を周遊する元旦フライトツアーを開催する。 集合解散はJR静岡駅。貸し切りバスで静岡空港に移動し、高度5000メートルの遊覧飛行を体験する。大鉄のアプト式鉄道や蒸気機関車(SL)にも乗車する。奥大井湖上駅(川根本町)や蓬莱橋(島田市)などを訪れ、昼食は川根温泉ホテルでランチバイキングを楽しむ。 料金は大人1人3万8800円。大鉄アドバンスのツアー専用サイトから申し込む。問い合わせは大鉄観光サービス<電054(204)0512>へ。
-
川根温泉ホテル(島田市川根町) 4部門で全国1位受賞 温泉宿・ホテル総選挙
全国の温泉のある宿やホテルを対象にした「温泉宿・ホテル総選挙2023」で、島田市川根町の川根温泉ホテルが4部門で全国1位に輝いた。 蒸気機関車(SL)を眺めることができる同ホテルは指定管理者の大井川鉄道が運営する。ファミリー部門は3年連続の受賞で、ビュッフェ、朝食自慢、夕食自慢の3部門は初の1位に選ばれた。「川根のお母さんが作る一日を元気にする食事」がコンセプトの朝食、豊富な地場産品を使った夕食など、バイキング形式の満足度の高い料理が評価された。離乳食などもきめ細やかに用意している。 受賞を祝い、特別プランの販売や蒸気機関車(SL)への記念ヘッドマークの掲出なども予定している。 企画は
-
スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
スマートフォンやネットの家庭内ルールについて、前回までに寄せられた投稿には、「親もけじめをつけた使い方を」「使用による怖さを伝え、子の自制を促す」といった保護者への注意喚起を呼びかける声の一方、「もはや体の一部。徹底的に使ったら」や「今の時代、スマホやネットが使えない方が問題」と活用することに対するメリットに注目する意見もありました。今回も引き続きキュレーターと読者の意見を紹介します。 衝突恐れず 子どもと対峙 キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Like Playing代表。20年間の小中学校教員生活の後、早期退職して地域で子どもを育む活動を実
-
「存在」追求した人物描写 画家・山城道也さん(島田市)【表現者たち】
油彩の大作がぐるりと囲んだ展示室。画家山城道也さん(47)=島田市=が御前崎市内で開催中の個展は、二紀展出品作を中心に、20代からの画業を振り返る構成になっている。 「写実が基本だが、リアリティーを追求するというより、『存在』が表現できたらいい」。強く影響を受けたのは常葉学園短大以来の恩師、佐々木信平さん(1936~2017年)。中央画壇で活躍し、東欧の大地にたくましく生きる人々を捉えた作品で知られる。「研究室をのぞいては、制作過程を間近で見てきた」。山城さんもおのずと人物、群像表現をまねることからスタートした。 屈強な西伊豆の漁師たち、少女の成長を10年間かけて追ったシリーズ。近年はわ
-
北沢さん(島田工高)難関「電験3種」合格 新体操 全国選抜やインターハイにも出場 文武両道を体現
島田工業高(島田市)電気科3年の北沢友稀さん(17)=同市=が、電気設備の保守点検を行うのに必要な国家資格「第3種電気主任技術者」(電験3種)の試験に合格した。新体操部に所属し、団体メンバーとして全国高校選抜やインターハイにも出場するなど文武両道を体現。合格率10%前後の難関を突破した。 電力、理論、機械、法規の4科目で合格が求められる。半導体の研究者を目指す北沢さんは、電力の知識など資格取得が将来に役立つと考え、1年時から試験勉強を始めた。部活動で忙しい中も、帰宅後すぐに1時間程度は机に向き合うなど、こつこつと勉学に励んだ。2年時までに3科目に合格し、全国大会の合間を縫って挑んだ本年度の試
-
吉田沖・船釣り タチウオ一時入れ食いに ドラゴン級の強烈な引き楽しむ【魚影を追って】
10月下旬、吉田沖のタチウオを狙うと、開始から好調な食いで、明け方には一時入れ食いに。初めのうちは小型も目立ったが、夜明け近くにはぐっとサイズアップ。ドラゴン級(大型タチウオの呼称)も交じり、強烈な引きを満喫した。 大井川港の藤丸で釣行。釣り開始は午前2時。「やってみましょう。40~60メートルを探ってみて」と船長のアナウンス。 餌はサンマの切り身。縫い刺しにして仕掛けを投入。リールのカウンター数字が60メートルを表示したところでストップ。超スローでタナを探り、タチウオを誘うと、すぐに当たり。そのまま巻き続ける。 「ク、ククッ」と竿先が2~3度、小さく反応したタイミングで、竿を大きくあ
-
伊藤若冲の作品 西陣織で再現 島田、12日まで展示
江戸時代の画家伊藤若冲(1716~1800年)の作品を西陣織で再現した「西陣美術織 伊藤若冲展」が8日、島田市のプラザおおるりで始まった。12日まで。 京都の伝統織物である西陣織誕生550年と若冲生誕300年を記念した全国巡回展の一環。細密な描写と鮮やかな色合いが特徴の若冲の作品を、髪の毛の半分ほどの細さの絹糸を職人が織り合わせて再現した。 「旭日雄鶏図」や「旭日鳳凰図」の掛け軸など約50点が並んだ。縦糸2700本、横糸1万5千本を使い、13~15色の絹糸で若冲独自の色彩を表現した。 会場ではルーペを使って作品を見ることが可能で、来場者は高度な職人技を堪能した。
-
水彩画に自作の詩 絵手紙580点 SBS学苑講師と教室生、島田で作品展
SBS学苑の静岡校とイーラde沼津校など4教室で絵手紙の講師を務める山口道子さん(73)と生徒29人の作品展が14日まで、島田市川根町のギャラリーやませきで開かれている。 果物や花などを題材にした水彩画に自作の詩が描かれたハガキやカレンダーなど約580点が展示されている。「ヘタでいい、ヘタがいい」をモットーに描かれた個性豊かで味わい深い作品が並ぶ。 山口さんは「技術よりも自分らしさを優先して楽しんで書いてもらっている。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかけた。
-
風情ある空間で抹茶堪能 濃茶、薄茶、点心を体験 島田 東アジア文化都市
島田市のふじのくに茶の都ミュージアムは7日、濃茶、薄茶、点心の3席を体験する特別茶会を同ミュージアムで開いた。 同ミュージアムの熊倉功夫館長が濃茶席、県文化協会会長の鈴木寿美子さんが薄茶席の亭主をそれぞれ務めた。和装に身を包んだ参加者は日本料理に舌鼓を打った後、江戸時代の大名茶人・小堀遠州ゆかりの茶室「縦目楼(しょうもくろう)」で抹茶を味わった。 濃茶席では、熊倉館長が京都市内の自宅から持参した茶器などを解説した。富士山が見える風情ある空間で抹茶や和菓子を提供し、参加者をもてなした。薄茶席では、日中韓3カ国の選定都市が文化交流する「東アジア文化都市」事業を記念し、中国や韓国の茶道具も用
-
デジタル田園都市 委員が素案を協議 島田市創生市民会議
島田市は7日、市まち・ひと・しごと創生市民会議の本年度第2回会合を同市役所で開いた。社会課題を踏まえた新たな地域ビジョン「市デジタル田園都市構想総合戦略」の素案を示した。 同戦略は国が昨年12月に地域活性化の新5カ年計画「デジタル田園都市国家構想総合戦略」をまとめたことを受け、第2期市まち・ひと・しごと創生総合戦略(2020~24年度)を改訂する。新たな計画期間は24~27年度の4年間。素案には、デジタルの力を生かした施策を記載し、災害情報の処理や共有の仕組み作りなど防災分野を追加した。 産学官金など各分野の地元代表や大学生らが委員を務め、素案を協議した。委員からは「中小企業に対し、デジタル
-
島田防火ポスター 金賞に大津小5年生の小松原さん
島田消防署はこのほど、本年度の防火ポスターコンクールの審査会を開き、小松原匠真さん(大津小5)の作品が最優秀賞の金賞に選ばれた。 同署管内18小学校から162点の応募があり、島田市教委が推薦した美術担当教諭や署長が審査員を務めた。金、銀、銅賞の上位入賞作品は12月下旬頃まで島田市の同署に展示するなど、火災予防の啓発活動に活用する。 金賞以外の主な入賞者は次の通り。 【銀賞】岩堀蒼(金谷小6)堀井心乃花(初倉小6) 【銅賞】浅井愛翔(初倉小6)早野穂高(島田二小5)
-
島田の発展貢献 16個人を表彰
島田市はこのほど、本年度の市表彰式を同市のプラザおおるりで開いた。長年にわたって市に貢献した16個人が表彰を受けた。 染谷絹代市長は「市民の安心安全や社会福祉の増進に貢献していただいた」と功績をたたえ、一人一人に表彰状を手渡した。代表して山本敬子さん(72)が「身に余る光栄。今後も市の発展のため努力していく」とあいさつした。 受賞者は次の通り。 学術功労 荒井完治郎(旭)又平鐵二郎(川根町家山)▽教育 市川志織(稲荷)山本敬子(本通)▽社会福祉 白井恵子(大津通)鈴木淳一(松葉町)岩堀宗夫(神谷城)杉本一枝(金谷根岸町)杉本斉(稲荷)▽保健衛生 服部守弘(道悦)▽消防 杉村誠広(高島町)加藤
-
島田出身 落語家の三遊亭遊喜さん 一門会開催へ市長に抱負
島田市出身で市ふるさと大使の落語家三遊亭遊喜さん(51)が6日、市役所を訪れ、島田で12月に開かれる「三遊亭小遊三一門会」に向けて染谷絹代市長に意気込みを語った。 遊喜さんは「これだけのメンバーが島田に集まる機会はめったにない。地元の方には成長した姿を見ていただきたい」と述べた。今後も落語や講談による地方文化の発展を目指すことも報告した。染谷市長は「ふるさと大使をはじめ、さまざまな面で地元に協力していただいている」とねぎらった。 一門会は落語芸術協会の主催で12月15日午後6時半から、同市のプラザおおるりで開催される。小遊三さんをはじめ、弟子の圓丸さん、遊之介さん、遊喜さんらが出演するほか、
-
戦没者 秋の慰霊 島田市川根町遺族会70人
島田市川根町遺族会(中村稔会長)は5日、戦没者秋季慰霊祭を同町家山の天王山公園で開いた。遺族ら約70人が参加し、戦没者を追悼した。 毎年4月には神式で実施していて、遺族会の高齢化が進み新たな形式を模索する中で仏式による開催を企画した。地元の三光寺が協力し、同寺梅花講の人々が平和を祈る和讃(わさん)を唱えた。会場には軍服や軍刀なども飾った。 フィリピンで当時35歳だった父恒二さんを亡くした中村会長(88)は「父の記憶はあまりないが、つらい時代だった。世界では今なお戦争が続き、平和を祈らずにはいられない」と述べた。 公園内の忠魂碑は太平洋戦争などで亡くなった戦没者343人をまつっている。 (島田
-
下校の見守りなど 功労者に表彰伝達 島田署
島田署はこのほど、長年にわたり地域安全活動に尽力したとして、島田駅前交番地域安全推進員連絡会の森下清子さん(島田市)に県防犯協会連合会長・県警本部長連名表彰(防犯功労者表彰)を伝達した。 森下さんは2007年から地域安全推進員として、小学生の下校時間帯の見守り活動などに取り組んできた。高齢者の事故防止活動や街頭啓発にも力を入れ、女性の活躍にも尽力した。 同署で森昭夫署長が森下さんに賞状を手渡した。
-
竹灯籠 蓬莱橋彩る 島田、1万3897個
蓬莱橋竹あかりプロジェクトが4日、島田市の蓬莱橋で行われた。昨年は橋の長さ(897・4メートル)にちなみ8974(厄なし)個の竹灯籠で橋を彩ったが、今年は1万3897(いざ厄なし)個に増やし実施した。 地域の活性化を図るため島田市商工会青年部が主催した。竹灯籠はNPO法人里山再生クラブが伐採した竹を活用し、青年部のメンバーが製作した。蓬来橋の下に光の川のように竹灯籠を並べ、幻想的な空間を演出した。 マルシェも開催し、飲食やワークショップなど市ゆかりの店舗約30店が出店した。青年部の平川了一さん(45)は「誰もが楽しめるイベント。蓬莱橋の魅力も感じてもらえれば」と話した。
-
免震装置仕組み 島工高生が学ぶ 島田で見学会
島田建設工業団体連合会(朝倉純夫会長)はこのほど、島田工業高建築科1年生約40人を対象にした建設工事現場の見学会を島田市内で開いた。 キャリア教育の一環。施工状況を間近で見学することで、進路選択の参考にしてもらうことなどが狙い。建設中の大河原建設新社屋(同市向島町)では、地下の免震装置の仕組みなどを学んだ。生徒からは「学校や教科書では学べない現場を見ることができて将来の参考になった」などの意見が出た。 見学に先立ち、朝倉会長が「高校や進学先で学んだ知識を地元で生かしてほしい」と呼びかけた。 生徒は建て替え工事中の島田第一小の新校舎も見て回った。
-
遊覧飛行とSL 景色満喫 FDA×静岡空港×大鉄 日帰りツアー
フジドリームエアラインズ(FDA)と富士山静岡空港株式会社、大井川鉄道は3日、富士山遊覧飛行と大鉄本線の蒸気機関車(SL)、大鉄井川線のアプト式鉄道を一日で楽しめる日帰りツアーを開催した。 親子連れなど参加者74人は、富士山静岡空港発着のチャーター便で約40分間の空の旅を楽しんだ。高度約5000メートル付近を飛び、富士山や駿河湾、南アルプス上空を回った。その後、バスやアプト式鉄道、SLを乗り継いで蓬莱橋(島田市)や大鉄奥大井湖上駅(川根本町)などを巡った。 遊覧飛行は、3社が地域の魅力を高めようと2018年に始めた。同様のツアーを11、18、19、25日、12月23日、1月1日にも開催する。
-
アサギマダラ初飛来 島田・金谷
島田市金谷猪土居の金谷牧の原地区コミュニティセンターさんらいむに、旅するチョウとして知られるアサギマダラが飛来した。地域を盛り上げようと、住民が好物のフジバカマを植栽する活動を数年前から続けたところ、実を結んだ。 さんらいむは国道473号沿いに位置し、駐車場もある。気軽に立ち寄ってもらえる場所になるよう、近藤悦郎さん(74)が2年前から敷地の入り口などにフジバカマを植えて育て始めた。 10月21日に初めて飛来が確認され、新型コロナ禍で4年ぶりに開催された隣接する津島神社の祭典時にも現れるなど住民を喜ばせた。マーキングされた個体もあり、大石豊さん(68)がインターネットを通じ、山形県や群馬県か
-
労働力確保、組合発足へ 島田・川根地区 特定地域づくり制度活用
過疎地での人手不足解消を目指し、国が2020年に制定した「特定地域づくり事業協同組合制度」を活用した静岡県内初の組織が、島田市川根地区で年内に発足する。地元企業が出資してつくる組織「茶のまち川根事業協同組合」が、20~30代の移住者を県内外から募集・雇用し、24年度から季節や繁忙期に応じ、企業間で労働力として共有する。 県中小企業団体中央会が一昨年に同地区で開いた制度周知の懇談会を契機に、組合発足に向けた準備が進んでいた。 組合は林業や茶業、電気工事業など10社で構成し、県と自治体の財政支援を受けて移住者を雇用する。事業者は労働力を必要とする時期にのみ得ることで人件費を削減し、移住者は複
-
茶況(11月2日)新製茶ラインや茶摘採機を展示 2社、11月3日から
島田市の製茶機械メーカー、カワサキ機工は3、4日、掛川市伊達方滑川の掛川工場で製品の展示会「フェスタカワサキ」を開く。また、菊川市西方の茶摘機・茶園管理機メーカーの落合刃物工業も同日程で、同社で展示会「お客様感謝祭」を開催する。 フェスタカワサキでは新製茶ラインの提案や人気商品の蒸機の製茶実演を行う。煎茶や発酵茶の試飲会も予定する。 お客様感謝祭ではコンテナ式茶摘採機、肥料や農薬をまく際に使う複合管理機を展示する。来場者にはマグカップなどの記念品を贈呈する予定。 両展示会とも午前9時~午後4時まで。お客様感謝祭は4日のみ午後3時までの開催。 (掛川支局・山本萌絵佳)
-
⚽川根耐久サッカー 参加者を追加募集 10日まで
「SUN川根スタンドアップ!プロジェクト」(石原一則代表)は2日、川根本町徳山の旧中川根第一小で23日から26日まで開催する「耐久サッカー」参加者の追加募集を開始した。10日まで。 耐久サッカーは選手が交代しながらフルコートで11対11のサッカーを途切れることなく日夜続け、2016年にチリで達成された「サッカーのエキシビションマッチに参加した最多人数」のギネス世界記録更新を狙う。町を盛り上げようと同プロジェクトが企画した。 10月31日で締め切った第1回募集では、1563人から応募があった。目標としていた3千人は難しいが、チリの記録2357人にはあと794人ということで今回追加募集に踏み
-
新モビリティ体験無料 島田市、20日までキャンペーン
島田市は20日まで、同市の新モビリティ実証実験「島田deスイスイ」を無料で楽しめるキャンペーンを実施している。 同実証実験は市内のアクセス向上や周遊性を高めるために市が9月から12月3日までの間行っている。電動キックボードや電動バイクを有料で利用できるが、今回、より多くの人に利用してもらおうとキャンペーンを企画した。市の担当者は「普段と違った視点で島田を見る楽しさと運転する楽しさの二つを味わってほしい」と話した。 専門サイトでギフトコード「shimada23」を入力することで期間中何度でも無料で乗車できる。予約は専門サイト<https://shimada-suisui.jp/>から申し込める
-
チャットGPT 島田市が業務に導入 12月から全課で
島田市は12月1日から、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を業務に本格導入する。染谷絹代市長が1日の定例記者会見で明らかにした。 職員専用の総合行政ネットワーク上で動作するシステムを全庁で導入する。あいさつ文や会議資料作成、要約、校正、アイデア出しなど全課で活用する想定。 4月からDX推進課で実証実験を開始し、市のシステムやセキュリティー、ネットワークとの親和性などを確認した。市独自の職員向けガイドラインも作成したほか、8月下旬から9月上旬にかけて全庁での実証実験も実施した。 正規職員約800人を対象にしたアンケートでは、回答者の約4割がある程度利用していると答え、8割以上が仕
-
映画「みんなの学校」上映 5日、島田で手をつなぐ育成会
島田市手をつなぐ育成会(杉本斉会長)は5日午前10時からと午後1時半からの計2回、ドキュメンタリー映画「みんなの学校」の上映会を同市島の夢づくり会館で開催する。 特別支援教育の対象になる子どもや普通学級の児童が同じ教室で学ぶ、大阪市の大空小を取り上げたドキュメンタリー映画。障害者福祉教育の向上や啓発を目的に企画した。 入場無料。各回定員400人(先着順)。問い合わせは同会の杉本会長<電090(8958)7399>へ。
-
消費税課税対象 事業非課税扱い 島田市、2780万円未納
島田市の染谷市長は1日の定例記者会見で、社会福祉法人などに委託している障害者相談支援事業と生活困窮者自立支援事業が消費税の課税対象にもかかわらず、非課税扱いしてきたと明らかにした。市が負担すべき消費税は約2780万円に上るという。 社会福祉法に基づく社会福祉事業は非課税とされるが、関連する法改正に基づき、非課税だった障害者相談支援事業などの一部が課税対象になった。市福祉課によると、変更が分かりづらく明確に周知されていなかったことから、非課税扱いにしてきたという。 市は10月4日の厚生労働省の通知を受けて税額の修正が可能な過去5年分を調べ、業務委託先5法人へ支払うべき不足分約2780万円を算出
-
モンゴル姉妹校生と授業通じ交流深める 島田第一中生
島田市を訪問中のモンゴル学生親善使節は31日、ロボットをパソコンでプログラミングする授業に島田第一中で取り組んだ。学習を通じて同世代の生徒と交流を深めた。 同校と姉妹校提携を結ぶナラン外国語学校の生徒6人が2年生のクラスに加わり、授業を受けた。情報通信技術(ICT)教育の一環で、「ロボホン」と呼ばれる二足歩行ロボットが、ロールプレーイングゲーム風の演劇をするようにプログラミングした。日本語で会話しながら一緒に課題に挑戦した。 ガンセレムさん(12)は「ロボホンの授業は面白い。数学も楽しい。友達もできた」と話した。 モンゴル学生親善使節は10月27日に来日し、30日~11月2日の日程で島田第一
-
国1藤枝バイパス 11月6~25日通行止め 平日夜間、内谷―野田
国土交通省静岡国道事務所は6~25日の夜間、国道1号藤枝バイパスの内谷インターチェンジ(IC、藤枝市岡部町内谷)-野田IC(島田市野田)間の上下線を全面通行止めにする。維持修繕工事や点検のため。規制時間は午後9時から午前6時まで。土曜、日曜は規制しない。
-
茶況(10月31日)茶にちなんだ産品 高校生も審査参加 「島田の逸品」最終選考
島田市はこのほど、島田の魅力発信や地場産品の販路拡大を目的とした認定事業「島田の逸品」の最終選考会を同市役所で開いた。緑茶部門8品、一般部門36品を市内の小売業者や経済・観光団体関係者、市幹部、高校生らが審査した。 緑茶部門には産地の特色などを売り出した普通煎茶や深蒸し煎茶が並んだ。一般部門には菓子や雑貨、衣類などが出品された。急須の形をしたもなかやボトリングティー、お茶のふりかけなど島田らしい茶どころにちなんだ産品もあった。 審査員は応募事業者の熱のこもった説明に耳を傾け、菓子を試食するなどした。緑茶部門の選考では審査員が味や香り、パッケージの訴求力などを確認した。 審査結果は12月
-
規格外農産物を活用 11月1日から料理提供 ホテルアソシア静岡
静岡市葵区のホテルアソシア静岡は1日、本来廃棄される規格外の県産農産物を活用した料理の提供を、同ホテル内の飲食店で始める。地域貢献などをテーマにした同ホテル開業40周年企画の一環。 材料は、出荷規格に満たない50グラム以下のサツマイモ(掛川市産)と、果実を間引く際に出る摘果ミカン(島田市産)。サツマイモはスープやスイーツなどに、摘果ミカンは肉料理やケーキなどにそれぞれ用いる。 規格外品はいずれも収穫量全体の1~2割という。ホテル側はサツマイモ約160キロ、摘果ミカン約40キロを仕入れ、食品ロス削減を目指す。 提供期間はメニューごとに異なるが、最長で来年2月末まで。 同ホテル担当者は「
-
島田出身北川民次 版画作品を展示 川根温泉ふれあいの泉
島田市川根町笹間渡の川根温泉ふれあいの泉で12月4日まで、同市(旧五和村)出身の画家北川民次(1894~1989年)の作品展が開かれている。11月7日と21日は休館。 同市の不動産業北川正実さん(78)が約30年かけて収集した版画など約20点が同施設1階渡り廊下のギャラリーに並んだ。グロキシニアやカトレアなどの花々、好んで描いたとされるバッタ、長く滞在したメキシコの女性を捉えた作品などが目を引く。 北川さんは「地元では作品を見る機会がそれほど多くないので、地域住民や観光客に楽しんでほしい」と話した。期間中は作品を一部入れ替える予定。
-
静岡県内36施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は30日、県内の高校、小中学校、幼稚園36施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計372人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町2施設11人、伊東市1施設6人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設6人、長泉町1施設6人、富士市1施設12人、静岡市清水区2施設30人、同市葵区1施設13人、同市駿河区1施設13人、焼津市2施設18人、島田市1施設9人、牧之原市1施設10人、掛川市3施設34人、磐田市10施設83人、浜松市西区1施設10人、同市北区1施設38人、同市中区2施設20人、同市東区2施設24人、同市浜北区2施設20
-
創立50周年祝う 島田第四小サッカー少年団
島田市の島田第四小サッカースポーツ少年団(八木淳代表)は29日、創立50周年記念式典を同市の大井神社宮美殿で開いた。関係者約70人が出席し、節目を祝った。 OBをはじめ、少年団を支えてきた指導者らが集まった。八木代表は「サッカーを通じて子どもたちの人生に彩りを与えられたらうれしい。活動を次世代につなげていきたい」とあいさつした。これまでの歩みを振り返るスライドを上映したり、会場に記念誌やユニホームを飾ったりした。出席者は思い出話に花を咲かせた。 同少年団は週3回、小学生40人が同校グラウンドで練習に励んでいる。
-
秋空、市民ランナー6800人駆ける しまだ大井川マラソン 松井さん、山内さんV
市民ランナーが大井川沿いを駆け抜ける「第15回しまだ大井川マラソンinリバティ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が29日、島田市内で開かれた。フルマラソン男子は松戸市陸協の松井俊介さん(32)=さいたま市=が2時間22分34秒、同女子はスマイリーエンジェルの山内菜摘さん(31)=島田市=が3時間0分16秒でそれぞれ優勝した。 10キロの部と合わせて国内外から6847人が参加した。フルマラソン出場者は島田第三小前をスタートし、市中心部や川越し街道、大井川沿いのコース「リバティ」などを走り、ゴールの市陸上競技場を目指した。初参加の松井さんは「勝利にこだわった。景色もよく走りやすかった」
-
フットソフトボール 静岡県代表は準優勝 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」第2日の29日、南九州市知覧平和公園陸上競技場で行われた知的障害者フットソフトボール。2018年の福井大会以来の出場となる静岡県代表は決勝で熊本県代表に4―7で敗れ、準優勝となった。 同点で迎えた三回表に相手打者に満塁本塁打を許して勝ち越されたが、その裏には長沢知也(24)=函南町=、榛葉紘介(22)=島田市=の連打と山中天護(16)=藤枝市=、角皆翔大(20)=静岡市=の二塁打で3点を返し1点差に迫った。しかし、四回に2点を追加され、惜しくも力尽きた。主将の榛葉は「負けはしたが、チーム全員で声を出してプレーできた」と充実感をにじませた。
-
大井川マラソンで茶や銘菓PR 島田
島田市内で29日に開催された「第15回しまだ大井川マラソンinリバティ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)に合わせ、ゴール地点の市陸上競技場周辺では地場産品などを販売するイベントが開かれた。 同市や市観光協会は茶箱に見立てた屋台で緑茶や地元銘菓を販売した。市のシティープロモーション「島田市緑茶化計画」の一環。築城450周年の諏訪原城をPRするコーナーも人気を集めた。特別協賛社のフジドリームエアラインズ(FDA)、第一生命、ウエルシア薬局などもブースを設けた。飲食店の出店もあり、走り終えたランナーや応援客など大勢の来場者でにぎわった。 (島田支局・寺田将人)
-
家康ら愛刀 香水で表現 緑茶アロマ活用 茶農家支援 島田の会社
アロマセラピスト養成スクールの運営や緑茶を活用した香水の開発などを展開する島田市のアクト・フォ(太田奈月社長)は、徳川家康ら戦国武将の刀をイメージした天然緑茶香水を同市のふじのくに茶の都ミュージアムで販売している。茶農家支援を目的に、茶の製造工程で出る蒸気から抽出した県産の緑茶アロマを活用した。 「刀剣香」と名付け、家康の愛刀として知られる久能山東照宮所蔵の重要文化財「無銘 光世作」(ソハヤノツルキ)をモチーフにした。ライムやジンジャーなどを使い、若かりし頃の家康をイメージした「天下泰平・立志」と、ヒノキやサンダルウッドなどを使用して晩年の家康を意識した「天下泰平」の2種類を展開する。伊達政
-
韓国・東豆川市から訪問団 29日、大井川マラソン出場 島田市
島田市で29日に開催される「第15回しまだ大井川マラソンinリバティ」(静岡新聞社・静岡放送共催)に出場する韓国・東豆川(トンドゥチョン)市の選手ら訪問団が28日、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長に健闘を誓い、相互交流の推進を確認した。 東豆川市のパク・サンドク副市長ら職員6人は静岡空港を利用し、27日に来日した。うち3人が大会に出場する。蓬莱橋や川越し遺跡なども視察し、30日に帰国を予定する。 パク副市長は「スポーツだけでなく、文化や公務員間でも交流を進めたい。大会の成功を祈っている」と述べた。染谷市長は「市民らランナーと交流を深めてほしい」と歓迎した。大会に出場する前経済文化局長のチョ
-
油彩や水彩など小品22点並ぶ 島田市美術協会
島田市美術協会の小品展が28日、同市の夢づくり会館で始まった。11月5日まで。30日は休館。 油彩や水彩の風景画や静物画など22点を出品した。野守の池や大井川の河原、蓬莱橋など地元の景色を描いた力作が並んだ。季節の草花や国外の風景を捉えた作品も目を引く。
-
瀬古さんら招き大井川マラソン前夜祭 29日に島田で号砲
島田市で29日に開催される「第15回しまだ大井川マラソンinリバティ」(静岡新聞社・静岡放送共催)の前夜祭が28日、同市のぴ~ファイブしまだ音楽広場で開かれた。 シンガポールや北海道など国内外の選手約100人が参加し、大会アドバイザーを務める世界陸上銅メダリストの千葉真子さんや大会ゲストで陸上男子マラソン元五輪代表の瀬古利彦さんと交流した。2人は冗談を交えた軽妙なやりとりで、事前に募ったランナーからの質問に答えた。サイン入りTシャツなどが当たる抽選会も行った。 千葉さんは「選手に優しい大会。島田を満喫してほしい」と呼びかけ、瀬古さんは「自分の体と会話することが大事」と話した。 フルマラ
-
旧ジャニーズ性加害問題 どう受け止める? 静岡新聞社アンケート【NEXT特捜隊】
旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害問題は、社名やグループ名から「ジャニーズ」の名称が消える事態につながった。静岡新聞社のNEXT特捜隊には長年のファンという静岡県内の女性から「もう応援できない」との声も届いた。性加害問題とその影響をどう受け止めるかー。自由記述を含むウェブアンケートで聞いた。 【アンケート概要】 13~15日にウェブ上で実施し、661件の回答があった。回答者の内訳はファンが約6割。静岡県外からの回答が4割強を占めた。年齢は50代が最も多く32・5%、次いで40代27・8%、60代14・5%、30代13・2%。性別では女性が64・1%だ
-
地域の良さ 歩いて親しむ 島田・伊太小
本年度末で閉校する島田市伊太の伊太小は27日、地域の名所などをウオークラリー形式で巡る秋の遠足を開いた。全校児童49人が地元の自然に親しみながら、仲間との絆を強めた。 地域住民とふれあい、地元への理解を深めることが狙い。6年生を中心にチェックポイントやコースなどを設定するなど夏休み明けから準備を進めてきた。児童は縦割りの班に分かれ、商店や寺、公会堂などを訪ねながらゴールを目指した。目的地の天神原小公園では、昼食の弁当を食べたり、景色の良い芝生で遊んだりするなど地元の自然を満喫した。6年生の藤村漣君(11)は「みんなで協力してゴールに到着できた。地域の良さを改めて知ることができてうれしい。思い
-
森づくり大賞 2団体を表彰 静岡県庁で式典
静岡県はこのほど、森林整備や木材産業の振興に貢献した個人・団体をたたえる2023年度の「静岡森づくり大賞」の表彰式を県庁で開いた。2団体が知事褒賞を受賞し、「森を育むひと部門」は計測機器製造・販売のマイクロメジャー(島田市)、「森を愛するひと部門」は森林竹林整備ボランティア団体のホリデーフォレスターズ活動隊(浜松市)が輝いた。 マイクロメジャーは、木材の品質証明に欠かせない含水率計や木材の強度を計測して仕分けするグレーティングマシンなどの製造、販売を手がけ、木材利用の促進にも貢献している。杉山晃広社長は「県全体の木材業界を代表して授かった賞だと思っている。今後も品質の担保に貢献していきたい
-
地形・地質遺産ガイド作成 赤石山地・南アルプスの魅力 静岡県HPで公開
静岡県はこのほど、大井川に沿う赤石山地や南アルプス(南ア)で見られる地形・地質遺産を紹介する「ジオサイトガイド」を県ホームページで公開した。日本列島の誕生とともに形成され、今も地殻変動が続く南アは世界的にも珍しい地質遺産の宝庫。担当者は「現地を訪れてダイナミックな南アルプスの魅力を感じてほしい」と強調する。 ガイドは静岡大の狩野謙一名誉教授の協力を得て作成した。静岡市、島田市、川根本町内の比較的訪れやすい地質遺産25カ所の解説とともにカラー写真や地図を掲載し、参考文献や関連動画なども紹介している。 島田市神尾の大井川右岸で約150メートルにわたって観察できる「横臥褶曲(おうがしゅうきょく
-
静岡県内28施設、インフルエンザで学級・学年・学校閉鎖
静岡県は26日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園、特別支援学校の28施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計589人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。袋井市の小学校では感染者数が全校児童の3分の1ほどになり、学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町1施設11人、伊豆市1施設35人、御殿場市2施設14人、藤枝市2施設21人、島田市2施設24人、掛川市4施設55人、磐田市6施設207人、袋井市4施設146人、浜松市南区2施設23人、同市中区1施設10人、同市東区1施設18人、同市北区1施設9人、同市浜北区1施設16人
-
森林資源を有効活用 帯鋸盤 ヒロタ(島田市)【静岡ものづくり最前線】
丸太から柱材や板などを切り出す「帯鋸盤」の製造を約100年間続ける。住宅をはじめ、家具や楽器、伝統工芸など製材できる分野は多岐にわたる。7月には帯鋸盤の導入を念頭に、ケニアの木材加工の効率化や森林資源の有効活用を目指す案件化調査に向け、国際協力機構(JICA)と業務委託契約を結んだ。 国産、外国産を問わず、丸太を数センチ~ミリ単位で製材することができる。切断精度が高く、歩留まりもよいため、高品質で安定した木材供給が可能。作業の自動化、オペレーターの安全性も確立されていて、部品交換やメンテナンスも容易という。製品の耐久性が高い点も、海外での導入に適している。 今回調査するケニアは、森林資源
-
全国お茶まつり 福岡で28日開幕 全国闘茶会で健闘 市川桃子さん(静岡・市川園)
「一人前の茶商に」日々専心 東京の広告会社勤務を経て約3年前、実家で創業51年の市川園(静岡市駿河区)に就職した市川桃子さん(28)。男性中心の茶業界で戸惑いとやりがいを感じながら、日々の仕事に打ち込んでいる。9月に鹿児島県で開かれた全国茶審査技術競技大会(闘茶会)に、静岡茶業青年団初の女性団員として出場した。市川さんは「茶商として力をつけ、女性が活躍できる業界に変えていきたい」と未来を見据える。 Uターンのきっかけは新型コロナ禍。感染が拡大し始め、東京での生活に不安を抱き始めていたころ、父で社長の真太朗さん(53)から連絡があった。「戻ってこないか」。大学の卒業論文で日本茶の消費をテーマ
-
死亡事故現場で再発防止策検討 島田署など
島田署はこのほど、島田市道悦2丁目の市道で10日に発生した交通死亡事故の現場診断を行った。署員や市職員、地元の自治会役員ら20人が再発防止策を検討した。 事故は午後11時50分ごろに発生した。現場は片側1車線の直線道路。乗用車を運転していた男性(52)が電柱に衝突して亡くなった。 参加者は現場を確認し、課題として道幅が狭いことや、センターラインが消えかかって見にくいことを挙げた。また、同市道は国道1号島田金谷バイパス東光寺インターチェンジ(IC)から吉田町方面へ向かう際に利用される道路で交通量が多いとして、速度注意を促す看板設置やセンターラインの整備などが提案された。
-
島田の加賀さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。83人が参加し、最強のSクラスは加賀照久さんが優勝した。 中部関係の入賞者は次の通り。 S ①加賀照久(島田市)④谷川和男(焼津市)▽C ②中村圭佑(静岡市葵区)
-
文化祭で特別商品 地元パン屋に感謝 島田樟誠高生
島田樟誠高生が26日、島田市の老舗パン屋「シルベスター」を訪れ、21日に同校で開かれた文化祭「樟風祭」で販売した「ミニユーフォーパン」の売上金を手渡し、感謝を伝えた。 ミニユーフォーパンはシルベスターの看板商品「ユーフォーパン」を2分の1サイズで特別に製造したパン。生徒が「なつかしの島田の味」というキャッチコピーをパンの袋に貼り販売した。準備された350個が約30分で完売する人気を集めた。 企画した同校3年の小島堅心さん(18)が同店の藤本健司店長(70)に文化祭の様子を伝え、売上金を手渡した。小島さんは「地域を盛り上げたいという思いでやってきた。盛況で本当に良かった」と話した。
-
3市のシニア 輪投げで交流 島田
島田、藤枝、焼津の3市の各老人クラブ連合会による交流輪投げ大会が25日、島田市のローズアリーナで開かれた。同市いきいきクラブ連合会、さわやかクラブふじえだ連合会、さわやかクラブやいづ連合会から36チーム約220人が参加した。 1チーム6人の対抗戦で、1人が9本の輪を計2回投げた合計得点を競った。参加者は輪投げ台に向かって狙いを定めて輪を投じた=写真=。高得点が出ると、場内から拍手が送られた。 成績上位チームは県大会に出場する。
-
磐田の鈴木さん Aクラス優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。83人が参加し、最強のSクラスは加賀照久さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①加賀照久(島田市)②宇藤敬行(磐田市)③丸一健悟(中区)④谷川和男(焼津市)⑤内山透(西区)▽A ①鈴木大輝(磐田市)②石川三余(西区)③渥美賢信(磐田市)④稲場理(浜北区)⑤菅沼優星(磐田市)▽B ①高瀬啓一郎(中区)②高木健吾(東区)③尾藤菊一(中区)④田村勇太郎(中区)⑤花本真也(西区)▽C ①塚本和芳(森町)②中村圭佑(静岡市葵区)③北島耕太郎(西区)④鈴木勉(森町)⑤赤松賢伸(天竜区)▽D ①高瀬冬馬(中区)
-
エレバン国際版画ビエンナーレ展 異文化理解の「種子」に
中央アジア・アルメニア共和国の首都エレバン市で「第4回エレバン国際版画ビエンナーレ展」が11月8日まで開催されている。その特別企画として「国際版画シンポジウム」が9月12日から3日間行われた。 このイベントは作家同士の対話(ダイアローグ)を通じて版画に関するアイデアや経験を共有する目的で開かれ、14カ国から私を含む約20人の版画家が招聘[しょうへい]された。エレバン市のカスカードという名の丘の上に建つ会場からは、ノアの箱舟がたどり着いたとされるアララト山が見え、その姿が富士山に似ていることもあり、とても親近感を感じる環境であった。 国籍も年齢も異なる版画家たちのプレゼンは内容も方法も多様
-
美化活動に貢献 27人12団体表彰 静岡県環境衛生大会
静岡県環境衛生自治推進協会連合会はこのほど、静岡市葵区の市民文化会館で県環境衛生大会を開き、地域の美化活動などに貢献した27個人12団体を表彰した。食品ロス削減に取り組む「ミライデザインGX」(東京都)の浜田岳社長の講演や富士市の事例発表も行われた。 表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【知事表彰】環境美化功労者 山田松子(熱海市)神尾安雄(三島市)遠藤晃(富士市)石上正之(藤枝市)柴田成敏(浜松市)鈴木清司(同)▽環境美化模範団体 伊豆総合高生徒会(伊豆市)松和会(沼津市)中畑北区二股組(御殿場市)西菅原町自治会愛護会(浜松市)龍禅寺町健全環境会(同)▽清掃事業従事功労者 山本豊志(牧
-
島田の銘菓、川越し街道に集結 11月3日にバル
島田市は11月3日午前9時から、島田の銘菓が集合する「第5回和菓子バル」を同市河原の川越し街道(島田宿大井川川越遺跡)で開催する。午後1時まで。 市内の和菓子店11店舗が出店し、まんじゅうやきんつば、ようかん、もなかなどを販売する。緑茶の試飲販売もある。 静岡産業大の学生が江戸時代の川越人足に扮(ふん)し、連台に客を乗せる企画や、市博物館の学芸員による大井川の歴史解説などを計画している。静岡英和学院大も協力し、クイズなどで緑茶の知識を競うタイムアタックを行う(景品あり)。機織りや縁日体験、クイズラリー、「さくらめし」の弁当販売なども予定している。当日は市博物館を無料開放する。問い合わせは
-
勤労者福祉向上へ 市に要望書提出 島田榛北労働者福祉協議会
島田榛北地区労働者福祉協議会(樋熊敦志会長)は24日、勤労者福祉向上に向けた要望書を島田市に提出した。 要望は勤労者世帯を対象に住宅取得の利子補給制度の再構築や学校教育支援員らの増員、特別教室へのエアコン設置など8項目。昨年9月の台風15号被害を念頭に置いた情報発信の強化、島田高近くの河川敷へ抜ける道路周辺の安全対策も求めた。 樋熊会長らが市役所を訪れ、染谷絹代市長に要望書を手渡した。
-
客車列車、ガタンゴトン 大井川鉄道で再び 昭和の日常追体験
大井川鉄道(本社・島田市)は24日、電気機関車がレトロな雰囲気の旧型客車をけん引する「普通客車列車」の期間限定運行を始めた。6~7月に実施し、延べ2千人以上が乗車するなど好評だったことを受けて再度企画した。定期券も利用可能で、大鉄は観光輸送と地域輸送の機能を併せ持った列車を目指す。 コンセプトは「昭和の日常を追体験」。西武鉄道から移籍した電気機関車が、昭和10~30年代製の旧国鉄時代に活躍した旧型客車を引く臨時の普通列車。電気機関車は現在、蒸気機関車(SL)の補助機関車として使用されている。 近年は縮小傾向の車内販売も営業し、瓶入りの飲み物を売るなど雰囲気を盛り上げた。東京都の男性会社員
-
諏訪原城築城450周年 12月、島田市が記念シンポ
島田市は12月10日午後1時半から、諏訪原城築城450周年記念シンポジウム「諏訪原城から牧野城へ」を同市のプラザおおるりで開催する。 諏訪原城整備委員会委員長を務める静岡大名誉教授の小和田哲男さんと、広島大名誉教授の三浦正幸さんがそれぞれ基調講演する。講演のテーマは小和田さんが「牧野城をめぐる二人の武将 徳川家康と今川氏真」、三浦さんは「大河ドラマと諏訪原城の交錯 放送で描かれる建物の秘密」。パネルディスカションも行う。 定員600人。チケットは500円。プラザおおるり、夢づくり会館、イープラスで販売している。チケットの問い合わせはプラザおおるり<電0547(36)7222>へ。
-
事故犠牲者を慰霊 安協島田地区支部
静岡県交通安全協会島田地区支部はこのほど、本年度の交通遭難者慰霊祭を島田市御仮屋町のJA大井川やすらぎホール島田で行った=写真=。 同支部の役員ら約40人が参列し、1959年以降、島田署管内で交通事故により亡くなった759人を追悼した。市仏教会による読経が行われた。 池谷俊昭支部長は「関係機関と連携し、住民一人一人の交通安全意識向上に寄与していきたい」と述べた。
-
豊作に感謝、神輿担ぐ 島田・神座大井神社で祭典
島田市神座の神座大井神社で22日、同神社祭典が開かれた。地域住民らが神輿(みこし)を運ぶ「御渡り」などが行われ、豊作に感謝した。 新型コロナ感染拡大の影響で4年ぶりの開催となった。明治期に島田市大井町の大井神社から移されたとされる神輿を白装束の男衆が担ぎ上げ、神座大井神社から大井川河畔の広場まで運んだ。地域の子どもが手作りした神輿3台も後に続いた。太鼓や笛の音に合わせ、地域住民ら約100人が練り歩いた。 大井川河畔の広場では神事が執り行われ、神職が神輿に玉串をささげた。その後、健康が祈願された榊(さかき)の葉を地域住民らで分け合った。
-
光とダンス 「川会所」彩る 島田・川越遺跡で芸術イベント
プロジェクションマッピングやマルシェが楽しめる芸術イベント「ReNDAI 大井川川越遺跡と芸術の日」が21日、島田市の国指定史跡「島田宿大井川川越遺跡」で開かれた。 同遺跡の川越し街道で飲食や雑貨など13店が出店したほか、あんどんづくりやネイルアートなど市内在住アーティストらによるワークショップも実施され、多くの親子連れでにぎわった。 夜には同遺跡で最も古い建物である「川会所」で、地元の子どもが描いた「オリジナル家紋」などのプロジェクションマッピングが行われた。プロジェクションマッピングを背景に地元ダンススタジオによるパフォーマンスも披露され、会場からは歓声が上がった。
-
八木さん(島田市立川根中)最優秀賞 志太地区中学生生活体験発表
志太教育協議会はこのほど、本年度の志太地区中学生生活体験発表会を藤枝市の志太教育会館で開き、島田市立川根中の八木葵衣さんが最優秀賞を受賞した。 藤枝、焼津、島田の3市の中学校から代表の3年生計22人が出場した。7分の持ち時間で、日常生活の中での体験や経験を基に学んだこと、今後の抱負などを発表した。八木さんは「夢への一歩」と題し、島田市川根町を訪れたロックバンドとの出会いを通じて「誰かを笑顔にする」という目標を見つけたことについて語った。 交流会も行われ、出場生徒は発表の感想や練習の様子、学校の特色などを話題に会話を楽しんだ。 最優秀賞以外の受賞者は次の通り。 優秀賞 五十右夕芽(島田
-
看護学生が健康アドバイス 島田の専門学校で学園祭 マッサージや模擬店も
島田市立看護専門学校は21日、同校で第35回看学祭を開いた。健康診断ができる体験コーナーなど8ブースが設けられ、多くの来場者でにぎわった。 新型コロナ感染拡大の影響で4年ぶりの通常開催となった。生徒が来場者の血圧などを測りアドバイスを送る健康診断コーナーやハンドマッサージが人気を集めた。模擬店やバザーも実施された。同祭実行委員長を務めた同校3年の増野李香さん(20)は「4年ぶりで分からないことばかりだったが、多くの人に来てもらって良かった。健康意識の向上につながれば」と話した。
-
茶草場農法継承「向かい風」 世界農業遺産認定10年 静岡県内業界縮小、担い手減・発信模索
伝統的な茶栽培法「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産に認定されて10年。高齢化や茶価低迷で茶業界全体が縮小し、農法の継承にも逆風が強まっている。環境にやさしく持続可能な開発目標(SDGs)に寄与するとして海外からの評価は高まる中、行政は農法を次代につなぐため魅力発信の道を模索する。 栽培から製造、販売までを手がける島田市の岩倉製茶は、同市東光寺の山を切り開いて整えた茶園で1992年から、有機栽培に取り組む。自然農法の研究を重ね、カヤなどの茶草活用を実践してきた。 茶草を長年、土にまくことで土壌が安定し品質向上にもつながったという。岩倉恵正代表(76)は「近年は若い人や海外顧客で、有機茶に
-
東海道新幹線 停車1.5倍試算 「地域活性化」「来訪者増」 静岡県内沿線の首長 歓迎と期待
国土交通省がリニア中央新幹線の開業後、東海道新幹線の静岡県内駅への停車回数を増やせるとの試算を公表した20日、沿線自治体の首長らは「利便性向上や来訪者増につながる」と一様に歓迎し、交流人口拡大や経済効果に期待感を示した。ただ、リニアの県内工区を巡っては水問題や生態系への影響に関する議論が続き、着工のめどは立っていない。首長からは課題を解決した上で事業を進めるよう求める声も上がった。 水問題、環境影響議論 進展望む声 浜松市の中野祐介市長は浜松駅の停車本数が1日49本から74本に増加するとの試算を踏まえ、「交流人口拡大につながる可能性がある」と指摘。リニア長野県駅との道路ネットワーク強化で「
-
赤カブ「ももティー」いかが 島田で販売 茶入り肥料で栽培
島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」で20日、茶の製造過程で出る製品にならない部分を使った肥料で栽培した赤カブ「ももティー」の販売が始まった。茶どころならではの資源を活用し、環境に配慮した農産物として売り出している。 同じく茶を使った肥料で栽培しているトウモロコシ「Tea(ティー)モロコシ」に続く第2弾。JA大井川金谷営農経済センターが主導し、金谷地区など市内5農家が生産している。肥料にはうまみの元になるアミノ酸などの養分が多く含まれ、食味の向上が期待できる。良質な土作りにもつながるという。 赤カブの品種は「もものすけ」で、ももティーという愛称の由来となった。みずみず
-
新こども園事業者 島田の社福法人に 御前崎市
御前崎市は20日、御前崎地区で進める民設民営の新こども園設立計画について、事業者選定プロポーザルを行い島田市の社会福祉法人「のんのん英育会」に決定したと明らかにした。同日の市議会全員協議会で報告した。 市によると、7月から事業者の公募を実施し、要件を満たす事業者2者から応募があった。副市長や有識者らで構成する事業者選定委員会が8月末に審査を行い、法人の運営状況や教育方針などを厳正審査した。 新設こども園は、白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、2025年4月の開園を目指している。
-
相賀小 閉校前最後の稲刈り 児童と住民交流 37年の伝統に幕 島田市
島田市の相賀小の全校児童30人はこのほど、近隣の学校田で本年度末の閉校を前に最後の稲刈りを行った。地域住民でつくる「田んぼボランティア」の指導のもと、丁寧に稲を刈り取った。 同校が地域交流の一環として1986年以降、毎年実施してきた。学校田は6月に児童らが田植えを行い、成長を見守ってきた。黄金色に染まり収穫の時期を迎えた稲を鎌で収穫した。今後、精米し児童や田んぼボランティアらに配る予定。同校6年の中村月人君(12)は「難しかったけど、初めてやった時よりもずっと楽しくできてよかった」と笑顔を見せた。 大塚礼子校長は「37年間という長い間、多くの地域住民に支えてもらい続けることができた」と感
-
御前崎の新こども園事業者 島田の社会福祉法人に決定
御前崎市は20日、御前崎地区で進める民設民営の新こども園設立計画について、事業者選定プロポーザルを行い島田市の社会福祉法人「のんのん英育会」に決定したと明らかにした。同日の市議会全員協議会で報告した。 市によると、7月から事業者の公募を実施し、要件を満たす事業者2者から応募があった。副市長や有識者らで構成する事業者選定委員会が8月末に審査を行い、法人の運営状況や教育方針などを厳正審査した。 新設こども園は、白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、2025年4月の開園を目指している。
-
お茶の知識競う 小中学生を募集 島田で11月11日開催
静岡県は11月11日、小中学生が茶の知識や審査技術を競う「Cha―1(チャワン)グランプリ」を島田市のふじのくに茶の都ミュージアムで開催する。10月27日まで参加者を募集している。 茶の歴史や文化に関するクイズで予選を実施。上位者が本戦に進み、飲み比べにより茶種を当てて得点を競う闘茶会などで優勝者を決める。 県内在住の小中学生が対象。参加は無料。上位入賞者にはこども商品券などの商品が授与される。申し込みは県お茶振興課ホームページで受け付けている。 問い合わせは同課<電054(221)2684>へ。
-
島田の橋名板盗難、49枚245万円の被害 市が点検結果発表
静岡県中西部で橋名板の盗難が相次いでいる問題で、島田市は19日、市内159カ所の橋の橋梁(きょうりょう)を点検した結果、14カ所の橋で橋名板計49枚(245万円相当)が盗まれたと発表した。一部は島田署に被害届を提出していて、今回新たに判明した被害も届け出る方針。 9月12日から10月16日にかけて、対象の橋の緊急点検を実施した。盗まれた橋名板はいずれも真ちゅう製という。ボルトやナットが落ちていた現場もあったことから、対策が可能な31カ所の橋は溶接や接着剤で橋名板を固定した。 市内では9月12日に神谷城の水神橋と浅川橋の橋名板がなくなっていることが判明した。その後のパトロールなどで複数の盗
-
静岡県内23施設 インフルエンザで学級・学年・全園閉鎖
静岡県は19日、県内の高校、小中学校、幼稚園計23施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計380人確認され、学級閉鎖や学年閉鎖などを行ったと発表した。静岡市駿河区の幼稚園は全園児の3割弱となる41人が感染し、同日までの3日間、全園閉鎖した。浜松市西区の高校は患者数が108人に上り、10学級で閉鎖の措置を取った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設13人、熱海市1施設7人、富士市2施設14人、富士宮市1施設9人、静岡市葵区2施設28人、同市駿河区2施設53人、同市清水区1施設9人、島田市2施設19人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設7人、掛川市4施設50人、浜松市西
-
自然薯、出来栄え上々 島田市湯日地区 出荷前に試し掘り
島田市湯日地区で生産されている自然薯(じねんじょ)の出荷を控え、JA大井川湯日自然薯研究会は19日、試し掘りと目ぞろえ会を同市内で開き、出来栄えを確認した。 生産者と同JAの担当者が7カ所の農地を回った。農家の松本佳克さん(37)の畑では、350~400グラム程度の自然薯を掘り出した。松本さんは「形や大きさは上々」と話した。同研究会は35年ほど前から自然薯を栽培していて、粘りが強く、香りが良いのが特徴という。 出荷は今月下旬をめどに始まり、冬にかけて最盛期を迎える。同JAのファーマーズマーケット「まんさいかん」や同市竹下の複合施設「KADODE OOIGAWA」などで販売される。
-
ペパーレット、島田に新工場竣工 24年1月までに本社も移転
ペット用排せつ物処理材製造販売「ペパーレット」(藤枝市、乙黒昇太郎社長)の新本社兼工場が17日、島田市牛尾の堤間地区工業用地に完成し、現地で竣工(しゅんこう)式が開かれた。 同社はユニ・チャームのグループ企業でネコ用紙砂を主力商品とする。12月から来年1月までに本社を移転するとともに工場の稼働を開始し、2025年までに藤枝、焼津両市に点在する工場や倉庫を集約する。 建設地は新東名高速道島田金谷インターチェンジに近い立地で、敷地面積約3万7千平方メートル。生産ラインを直線上に配置するなど効率化を重視した。22年11月から工事を進めてきた。 式で乙黒社長は「人々に感動を与える商品開発に励み
-
射的や菓子まき楽しむ 島田の初倉まつりにぎわう
「初倉まつり復活感謝祭2023」(同まつり実行委主催)がこのほど、島田市のJA大井川初倉支店で開かれた。飲食店や雑貨店、射的など約30店が出店し、多くの親子連れでにぎわった。 新型コロナ感染拡大の影響で4年ぶりの開催となった。地元の初倉小児童も企画・運営に協力し祭りを盛り上げた。同校6年の田島凛子さん(11)は「みんなが楽しそうでよかった」と笑顔を見せた。菓子まきや同市のダンススクール「ミュージックグルーブ」のキッズダンスも披露され来場者を楽しませた。 同日、近隣の初倉公民館で地元の幼稚園や中学校、音楽団体による芸能大会も開催された。
-
大鉄の駅舎清掃 小さな親切実行章 全線復旧を支援する会
「小さな親切」運動県本部は18日、「大井川鉄道全線復旧を支援する会」に実行章を贈った。島田市の静岡銀行島田支店で贈呈式を行い、県本部島田地区支部長の岡山匡伸支店長が同会の山口捷彦会長に実行章を手渡した。 同会は昨年の台風15号の影響で運休している大井川鉄道の一部区間の駅舎周辺で窓ガラスを磨いたり、雑草を取り除いたりして、清掃活動を行ってきた。山口代表は「復旧した際に、町民や子どもたちが快適に利用できるよう今後も続けていきたい」と話した。
-
29日しまだ大井川マラソン うちわ、ボードで応援して 実行委が配布
島田市で29日に開催される「しまだ大井川マラソンinリバティ」(静岡新聞社・静岡放送共催)に向け、実行委員会が大会を応援するうちわとボードを配布している。 うちわには「最後まで ナイスラン!!」などとランナーの背中を押すメッセージを添えた。ボードはA4サイズで、空欄に応援の言葉を手書きで自由に書くことができる。いずれも大会当日に沿道から市民に掲げてもらい、大会を盛り上げることが狙い。 うちわは3千枚、応援ボードは300枚用意した。実行委事務局の市観光課と市地域交流センター歩歩路で配布している。
-
労災防止に貢献 事業場、個人を表彰 県産業安全衛生大会
静岡県労働基準協会連合会(浅井伸祐会長)はこのほど、本年度の県産業安全衛生大会を静岡市駿河区のグランシップで開き、職場の労働災害防止活動に貢献した12事業場と個人19人を表彰した。 誰もが安心して健康に働くことができる社会の実現を目指す大会宣言を採択したほか、県立大の鬼頭宏特別顧問が少子高齢化に伴う労働力不足などをテーマに特別講演を行った。 表彰を受けた団体は次の通り。 【厚生労働大臣表彰】奨励賞 京浜金属工業(浜松市)▽功績賞 豊嶋幹生(浜松労災病院) 【静岡労働局長表彰】優良賞 大成建設横浜支店(横浜市)北越東洋ファイバー静岡工場富士工務部(富士市)大河原建設(島田市)▽奨励賞 東海明治
-
液体大麻所持した疑い、菊川署が島田の容疑者逮捕
菊川署は18日、大麻取締法違反の疑いで島田市神座、無職の容疑者(23)を逮捕した。逮捕容疑は2021年11月30日午前11時ごろ、御前崎市内の店舗駐車場で液体大麻約0・06グラムを所持した疑い。同署によると、署員が職務質問して発覚した。同署は容疑者が所持していた液体を鑑定し、大麻成分が含まれていることを裏付けた。
-
「頭がさえてきた!」高齢者もeスポーツ 静岡県内自治体や介護施設、交流促進へ導入進む
コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」。国際オリンピック委員会(IOC)が五輪で採用を見据えるなど競技熱が高まる中、高齢者向けのeスポーツを推進する自治体や介護施設が徐々に増えている。運動のマンネリ化回避や、交流促進により高齢者の孤立を防ぐ狙いがある。 磐田市は8月、eスポーツ企画・運営のディブルビジア(浜松市中区)と連携協定を締結した。eスポーツを地域活性化のコミュニケーションツールとして、世代間や企業間の交流を促すのが目的だ。 9月に開いた高齢者向けの体験会。磐田市の富岡交流センターには地元の高齢者8人が集まり、曲のリズムに合わせて太鼓を打つ「太鼓の達人」とパズルゲームを体
-
茶焙煎全工程を電化 中電とカワサキ機工が開発
中部電力と茶業機械製造のカワサキ機工(島田市)は、電気ヒーターを使った茶焙煎(ばいせん)機を共同開発した。2024年度の商品化を目指す。業界で初めて焙煎の工程全てを電化した。温度が把握しやすく、人材不足や高齢化が課題となる中、安定的な焙煎につなげる。 2段式のコンベヤーを採用した。振動するコンベヤーで水分量の多い茶葉の付着を防ぎ、スチール製のベルトコンベヤーでむらなく加熱できる。ヒーターと茶葉を近づけることで効率の良い火入れを可能とした。茶葉の温度を感知するセンシング機能も搭載。温度変化を1度単位で把握でき、経験の浅い人でも安定的に火入れをしやすくなる。 両社は18日、掛川市伊達方滑川の
-
ショベルカーやコンクリートミキサー車見学 島田・金谷小で建設会社が出張授業
橋本組(焼津市)はこのほど、建設業界で使用する車両の仕組みを学ぶ出張授業を島田市金谷河原地先の大井川河川敷で開いた。金谷小の1年生約70人が重機の役割などへの理解を深めた。 建設業を身近に感じてもらい、将来の担い手づくりにつなげることが目的。ショベルカーやコンクリートミキサー車、散水車などが並んだ。児童は社員から説明を受けながら、順番に見学した。ヘルメットを着用して高所作業車に乗ったり、クレーン付きトラックが重い物を持ち上げる様子を確認したりした。
-
詐欺被害防ごう 写真メッセージ 島田署、防犯イベント
島田署はこのほど、特殊詐欺被害防止を呼びかける防犯イベントを島田市の複合施設「KADODE OOIGAWA」で開いた。多くの親子連れが訪れ、パトカーや白バイに試乗して写真撮影を楽しんだ。 全国地域安全運動(11~20日)に合わせて実施した。子どもは警察官の制服姿で記念撮影した。写真は祖父母へのメッセージを添えて、ナンバーディスプレイなど電話機対策を訴えるチラシに貼り付けた。電話機の近くに貼ってもらい、特殊詐欺被害を防止することが狙い。 富士宮市の大宮小1年の佐藤瑚太郎君(7)は「お金の話がきたら気をつけて」と祖父母へのメッセージをしたためた。
-
茶況(10月17日)伊久美の茶 演劇で紹介 島田
幕末から明治期における島田市伊久美の茶の発展を描いた演劇「ジャパンティー物語」が15日、同地区の醸造所兼販売所「193 VALLEY BREWING」で公演された。 演劇は8月に伊久美に移住した仲田恭子さんが主宰するアートひかりが、西野真さん著「大井川連環の譜―近代日本茶物語」を基に制作した。江戸時代に駿河と遠江の2カ国の農民が茶問屋を訴えた「文政茶一件」から、川根茶の先駆者として知られる坂本藤吉が奮闘し、川根茶が世界で販売されるに至るまでの物語を、音楽やダンス、落語を交えて披露した。 仲田さんは「茶に対する村の熱量が感じられる作品。今後も各地で講演していきたい」と話した。 (島田支局
-
島田市に電気自動車貸与 公用車として活用 島田ガス共同企業体
島田ガス、静岡ガス、静岡ガス&パワーで構成する「島田ガス共同企業体」はこのほど、島田市に電気自動車(EV)を無償貸与した。 貸与された車は「日産リーフ」で、期間は6年間。市は低炭素型まちづくりの実現やエネルギーの地産地消を推進しており、今後公用車として活用する。同市役所に設置されている太陽光発電設備で発電した電気をEVに蓄えて使用することも可能。災害時には移動式コンセントとして活用するなどマルチユースを図る。 島田市役所で引き渡し式が開かれ=写真=、染谷絹代市長は「今後も公民連携で環境にやさしく災害に強いまちづくりを推進していきたい」とあいさつした。
-
秋の井川湖 船上ランチに舌鼓 10月27日までクルーズ運航
渡船に乗って食事と景色を楽しむ特別便「ランチクルーズ」(静岡市主催)が16日、同市葵区の井川湖で始まった。土、日曜を除く27日まで1便を運航する。 市街地在住者や観光客に同市中山間地域「オクシズ」の魅力をPRするイベント。井川本村の船着き場を出発した渡船は、井川ダムから井川大橋の間を1時間ほどかけてゆっくり周遊。乗船者は、ほのかに色付き始めた紅葉を眺めながら、地元食材をふんだんに使った弁当を笑顔で味わった。島田市から訪れた山田守さん(66)、成代さん(66)夫妻は「初めて渡船に乗ったが、景色も良くお弁当もおいしかった。また紅葉の見頃に乗船したい」と話した。 ランチクルーズの乗船は各日10
-
インフルエンザ 静岡県内14校で学級閉鎖
静岡県は16日、小中学校、高校計14校でインフルエンザに感染したとみられる患者167人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】三島市13人、富士市11人、静岡市葵区14人、島田市12人、磐田市12人、浜松市西区30人、同市南区10人 【中学校】下田市11人、裾野市6人、富士宮市6人、焼津市5人、磐田市10人、浜松市西区11人 【高校】袋井市16人
-
水問題テーマに造形作品 造形作家の夏池さん 藤枝で個展
島田市の造形作家夏池篤さん(68)の個展「巡り行く水」が16日、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で始まった。壁面に長さ35メートルのビニールパイプを巡らせ、水を循環させた造形作品を展示している。22日まで。 世界各地で頻発する洪水や山火事、干ばつなど異常気象につながる水の問題をテーマとした。パイプの水は途中、木材や石の穴を抜け、蛍光管の周り、洗濯機や冷蔵庫を描いたドローイングの上を通る。利便性を求める人間の生活と水との関係性を表現した。また、地球を模して、ペットボトルをパイプでつなぎ水を循環させる球体を置いた。 夏池さんは「ドローイングと立体を組み合わせる展示を試みた。水が恵みとなるか
-
島田市民文化祭 俳句や写真表彰
島田市はこのほど、市民文化祭の表彰式を同市のプラザおおるりで開いた。短歌や俳句、写真、絵画など各部門の入賞者に染谷絹代市長らが賞状を手渡した=写真=。会場には市長賞受賞者の作品も展示した。 主な入賞者は次の通り。 【市長賞】短歌 中沢みよ(神座)▽俳句 山本逸美(本通3)▽随筆 田旗光(掛川市)▽写真(自由作品) 伊賀誠(伊太)▽写真(大井川・恵みと景観) 山中春代(金谷根岸町)▽絵画 山田修吉(相賀)▽書道1部 田中琴泉(南2)▽ペン書道 赤堀桃扇(藤枝市)
-
笑顔で「プルコギおいしい」 島田・大津小 給食に韓国料理
島田市は市内小中生に海外への関心を高めてもらおうと、世界各国の料理を給食で提供する活動を実施している。各校でこのほど、市と交流のある韓国東豆川市にちなんだ韓国料理の提供が始まった。 大津小では、韓国料理のプルコギやナムルなどが提供された。市国際交流協会東豆川市友好委員会の役員らによる韓国語や文化の紹介も行われた。児童は普段と違うメニューに笑顔を浮かべながらおいしそうに味わった。 同校6年の岡谷絆生君(12)は「プルコギがおいしかった。韓国のことが少し分かってうれしい」と話した。
-
鉄道遺産を後世に 親子で大鉄車両区見学 アナウンスにも挑戦
歴史遺産の保全に取り組む日本ナショナルトラスト(東京都)は14日、島田市の大井川鉄道新金谷駅などで車両区の見学や運行補助を体験する「トラストトレイン親子ボランティア」を実施した。 鉄道遺産を守り、次世代に引き継いでいくことが目的。トラストトレインは同団体が有志の寄付や協力で保存するC12形の蒸気機関車(SL)と客車3両。大鉄が定期的に営業運転している(C12形は休止中)。年5回ほどボランティアが清掃活動などに取り組んでいて、今回は年に一度の「親子ボランティア」として実施した。 県内外から参加した家族連れやボランティアなど約20人が車両区を見学したり、SLの運転台で記念撮影したりした。新
-
香り華やぐ 島田・ばらの丘公園 秋のフェスティバル始まる
島田市ばらの丘公園で14日、秋のフェスティバルが始まった。11月12日まで週末を中心に多彩なイベントを繰り広げる。 園内では500種5千株のバラを栽培し、期間中は約400種が開花する見込み。10月下旬~11月上旬が見頃とみられる。寒暖差が大きいため、秋のバラは濃い花が咲き、香りも良いという。初日は来場者が屋外のバラ園や温室などで観賞したり、写真を撮ったりして楽しんだ。 期間中はバラの育て方講座や苗の販売、クイズイベントなどが予定されている。入園料は一般300円、小中学生150円。
-
「一人一人の文化、尊重を」 島田市国際交流協 大津小で授業
島田市国際交流協会はこのほど、同市の大津小で米国の文化を紹介する出前授業を開いた。市学生親善使節として、高校3年時に米国リッチモンド市にホームステイした静岡文化芸術大(浜松市中区)4年の喜瀬川優稀さん(23)が講師を務め6年生28人が聴講した。 喜瀬川さんはホームステイ先が中国人の家庭だったことやメキシコ系米国人の友人ができたことなどを挙げて米国に暮らす人種の多様性を説明。「一人一人の持つ文化を尊重することの大切さを知った。同時に自分の国の文化をもっと好きになった」と振り返った。 同校6年の大石愛莉さん(12)は「いろんな人がいてびっくりした。自分もいつか外国に行ってみたい」と話した。
-
島田ロータリー杯争奪サッカー大会 小学生11チームが“総力戦”
第46回島田ロータリー杯争奪サッカー大会(島田ロータリークラブなど主催)がこのほど、島田市民グラウンドで開かれた。島田市や吉田町、川根本町のスポーツ少年団の原則小学2年生以下で構成する11チーム約130人が出場し、島田第二フットボールクラブが優勝した。 サッカーを通じて子どもの自主性を養うため毎年開催している。トーナメント方式で15試合を行った。ベンチ入りしている全選手が毎試合出場するルールのもと、児童は互いに声を掛け合いながらボールを追いかけた。 主な結果は次の通り。 ②五和サッカースポーツ少年団③島田第三・第四小サッカースポーツ少年団
-
島田で障害者スポーツ体験 楽しみながら理解深める
島田市などはこのほど、障害者スポーツの体験会「しまだパラスポーツパーク」を島田市のローズアリーナで開いた。市民約30人が参加し、楽しみながら障害者スポーツへの理解を深めた。 参加者はパラリンピック競技のボッチャとブラインドサッカーのほか、手足の切断障害がある選手がつえを使ってプレーする「アンプティサッカー」とフットガードのついた電動車いすを使う「電動車いすサッカー」の計4競技を体験した。それぞれの競技の選手が講師を務め、道具の使い方やシュートの打ち方をレクチャーした。 参加した六合東小の山之口陵央君(9)は「電動車いすの操作は難しかったけど面白かった」と話した。
-
袴田さんに無罪の心証/熊田俊博 元裁判官【最後の砦 刑事司法と再審 番外編 公判直前インタビュー㊤】
現在の静岡市清水区で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審公判が27日、静岡地裁で始まる。死刑囚の再審は5例目で、89年に同地裁が無罪判決を言い渡した「島田事件」以来となる。島田事件の再審開始決定に主任裁判官として関わった熊田俊博氏(74)が静岡新聞社の取材に応じ、袴田さんの第1次再審請求審にも携わったと明らかにした上で「記録を読み、無罪だと思った」と当時の心証を振り返った。弁護士に転身後、県公安委員長も歴任。経験を踏まえて伝えたい教訓とは何か。 ―島田事件の第4次再審請求審と袴田さんの第1次請求審が、同じ時期に静岡地裁に係属していた。
-
ドライフラワーで昆虫表現 島田 チョウやカマキリ、「満月」や「大地の恵み」などテーマ
島田市を中心にドライフラワー作家として活躍する大橋亜弥子さん(38)の作品展「花と虫」が21日まで、同市稲荷のマスキングテープ専門店ヨハク社で開かれている。 大橋さんが同展のために約3カ月かけて製作した作品80点が並ぶ。草や木などさまざまなドライフラワーのほか、ヤママユガの繭などを組み合わせてチョウやカマキリを表現した。満月や大地の恵みなどをテーマにしたリーフも展示している。 大橋さんは「昆虫が苦手な人でも楽しめる。ドライフラワーを通じて昆虫の魅力を感じてもらいたい」と話した。毎週日、月、火曜日は定休日。
-
「陸上の楽しさ感じて」 島田で児童向け教室
第一生命保険静岡支社(静岡市葵区)は14日、小学生向けわくわくランニング教室を島田市陸上競技場で開いた。第一生命グループ女子陸上競技部OGの佐野英里佳さん(24)が講師を務め、小学生約30人が楽しみながら走り方を学んだ。 健康づくりや人とのつながりを通じ、全国の市民ランナーを応援するプロジェクト「Run with You」の一環。同市で29日に開催される「しまだ大井川マラソンinリバティ」の協賛イベント。 小学生はランニングやストレッチに取り組み、佐野さんからフォームの指導も受けた。佐野さんは「記録を追い求めるのではなく、まずは陸上や体を動かす楽しさを感じてくれるとうれしい」と話した。
-
波乱連続、静岡県議会9月定例会閉会 自民「議会軽視」と糾弾 知事発言巡り再び混乱
知事給与減額条例案を巡って川勝平太知事自らによる県議会会派への議案説明や、総務委員会で知事出席の集中審査など異例の事態をたどった県議会9月定例会は13日、新たな対立の懸念材料を抱えたまま閉会した。知事不信任決議案が提出・否決された6月定例会に続き、結果的には全議案を原案通り可決したが、最終本会議は川勝知事の言動を巡って緊急質疑が行われる事態となり、議事進行は再び混乱した。 自民「議会軽視」と糾弾 問題とされたのは、川勝知事が12日、新年度予算要望に訪れた県内の商工会議所会頭との懇談での発言。観光振興策として、東アジア文化都市のレガシー継承の拠点となる「発展的継承センター」を置きたいとの考
-
静岡県議会9月定例会閉会 川勝知事発言またも混乱 新たな対立を懸念
知事給与減額条例案を巡って川勝平太知事自らによる県議会会派への議案説明や、総務委員会で知事出席の集中審査など異例の事態をたどった県議会9月定例会は13日、新たな対立の懸念材料を抱えたまま閉会した。知事不信任決議案が提出・否決された6月定例会に続き、結果的には全議案を原案通り可決したが、最終本会議は川勝知事の言動を巡って緊急質疑が行われる事態となり、議事進行は再び混乱した。 知事「三島にレガシー拠点」 問題とされたのは、川勝知事が12日、新年度予算要望に訪れた県内の商工会議所会頭との懇談での発言。観光振興策として、東アジア文化都市のレガシー継承の拠点となる「発展的継承センター」を置きたいと
-
啓発品配布 詐欺被害防止呼びかけ 島田署
島田署は年金支給日の13日、島田市の島田掛川信用金庫金谷支店で詐欺被害防止を訴える啓発活動を実施した。 同署の署員ら6人が店の出入り口で、詐欺被害防止対策などが書かれたチラシとキッチンペーパー200セットを配った。同署生活安全課の山田健太郎係長は「詐欺被害の8割以上は固定電話から始まっている。防犯機能やナンバーディスプレイなど対策をしてほしい」と呼びかけた。
-
静岡の絵画教室生 鮮やかに、繊細に 10月18日まで作品展
静岡県内で絵画講師を務める山城道也さん(47)=島田市=と教室生約20人による作品展「絵の城会 絵画展」が18日まで、静岡市葵区のしずぎんギャラリー四季で開かれている。油彩画や水彩画、デッサンなど自由なテーマで描かれた56点の作品が並ぶ。 教室生が1人1~4点を出品した。寝転がる猫の毛並みを色鉛筆やボールペンで繊細に表現した水彩画や、秋の渓谷の美しい紅葉を細やかなタッチで色鮮やかに描いた油彩画などが目を引く。 作品を出品した森田昌子さん(70)=同区=は「教室では、おのおのが自分の思いを自由に表現して楽しんでいる。個性豊かな作品を見てほしい」と来場を呼びかけた。
-
地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
-
人を大切にする島田市企業表彰へ 11月30日まで募集
島田市中小企業支援協議会は11月30日まで、人を大切にする経営を実践する市内企業を募集している。 対象は市内に本社または主な事業拠点がある企業。応募資格は過去3年以上にわたり、①希望退職者の募集やリストラをしていない②重大な労働災害を発生させていない③障害者の雇用率が法定雇用率以上④営業利益、経常利益ともに黒字で納税責任を果たしている⑤法令を順守している―の全てに該当していること。 書類選考や現地調査、最終審査を経て大賞と特別賞を決定する。来年3月末に表彰式を開催する。 応募用紙は市産業支援センター「おびサポ」のホームページからダウンロードできる。問い合わせはおびサポ<電0547(54
-
スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?① 保護者の声、子どもの意見【賛否万論】
子どもたちが家庭内で私的にスマートフォンやゲームなどの情報端末を利用する際のルールはどうなっているでしょうか。県教委が行った家庭教育実態調査の「スマホ、ネット、ゲームをどのように利用させたら良いか」の項目では、小中学生を持つ保護者の半数近くが不安や悩みを抱えていることが明らかになりました。県教委の2022年度学校対象調査によると、県内の小学生は約4割、中学生では8割、高校生ではほぼ全員がスマホを所有する時代です。子どもたちにとって、同世代の友人たちとの欠かせないコミュニケーションツールで、自分だけの“聖域”として貴重な居場所である一方、学習や健康への影響、犯罪に巻き込
-
交通死亡事故、静岡県内連日発生 県警が指導や取り締まり強化
静岡県内で交通死亡事故が連続発生している状況を受け、県警は12日、緊急抑止対策を始めた。14日まで各地で指導や取り締まりを強化する。 県内で10、11日、交通事故で3人が死亡した。10日午後11時50分ごろ、島田市の市道で乗用車を運転する50代男性が、11日午後2時ごろには浜松市天竜区の市道でオートバイを運転していた60代男性が、それぞれ単独事故で亡くなった。11日午後5時50分ごろ、御殿場市の国道246号交差点で普通貨物車と自転車が衝突し、自転車に乗っていた40代男性が死亡した。 県警はドライバーに対し、横断歩道付近での自転車や歩行者に注意した運転などを求めている。歩行者には夜間や朝方
-
マジック通じ認知症予防 島田 マギー塁さんが講座
島田市はこのほど、マジシャンのマギー塁さん(38)を講師に招いた認知症予防啓発講座を同市の初倉公民館で開いた。地域で触れ合い活動に取り組むボランティアなど約50人が参加し、手品を通じて認知症への理解を深めた。 マジシャンのマギー司郎さんの弟子で、認知症サポーターも務めるマギー塁さんがトランプやハンカチなどを使ったマジックを披露した。指先を使って脳の活性化につなげることや、成功しても失敗しても笑顔になれるなど認知症予防効果を紹介した。参加者は割り箸と輪ゴムを使った簡単な手品にも挑戦した。 マギー塁さんは「誰もが当事者になる可能性がある。認知症になってもならなくても安心して暮らせるまちづくりが大
-
四方の舞 力強く 島田・横岡八幡神社
島田市横岡の横岡八幡神社でこのほど、祭典が開かれ、神楽「四方の舞」が奉納された。地元住民が家内安全や無病息災を願った。 男児が舞う全国的にも珍しい里神楽とされ、市の無形民俗文化財に指定されている。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。8月から練習を重ねた地元の小学生ら30人が参加した。男の子は烏帽子(えぼし)やはかまを身に着けて1人ずつ舞台に上がり、笛や太鼓に合わせて舞台の四隅を力強く踏んだ。女児は2人一組で舞を舞った。 祭典委員長の鈴木明良さん(64)は「経験者が少なく、しっかり練習してきた。自信を持って舞を披露してくれた」と話した。
-
島田市役所新庁舎 窓口業務スタート
9月に完成した島田市役所新庁舎で10日、開庁式が行われ、窓口業務が始まった=写真=。16日までに全部署で業務を開始する。 初日から多くの市民が集まった。新庁舎は窓口が1列に並び、市民が利用しやすいように工夫されている。印鑑登録で訪れた同市の大塚正美さん(68)は「広くて窓口も分かりやすい。木を多く使ったデザインも気に入っている」と喜びを語った。 開庁式では市幹部や市議会議員らが出席し門出を祝った。染谷絹代市長らによるテープカットも行われた。染谷市長は「市民の要望に対してより迅速に対応できるよう職員の働き方改革を進めていく」と展望を語った。
-
弓道代表勝山さん 国体出場活躍誓う 島田市役所訪問
国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」弓道県代表チームの勝山暖さん(17)=島田市、焼津中央高3年=が10日、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長に大会での活躍を誓った。 勝山さんは2年時に県新人戦で2位になり全国大会に出場するなど好成績を収めたことが評価され、県代表チームに選出された。県代表チームは8月に行われた東海ブロック大会で優勝し、かごしま国体への出場権を得た。 弓道は13~17日に実施される。勝山さんは「日ごろの練習の成果を発揮し優勝できるよう頑張る」と抱負を述べ、染谷市長は「努力してきた自分を信じて大会に臨んでほしい」と激励した。
-
きかんしゃトーマス号 4年ぶりハロウィーン仕様 大井川鉄道、10月30日まで
大井川鉄道(本社・島田市)は6日、蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」にハロウィーンのデザインを施した特別企画を開始した。30日まで。 4年ぶりの開催で、ハロウィーン仕様のヘッドマークを装着し、客車のシートカバーをオレンジ色に変えて運行した。島田市の新金谷駅にトーマス号が到着すると家族連れなどが歓声を上げたり、写真を撮ったりした。仮装姿の社員が乗客を出迎え、雰囲気を盛り上げた。 家族3人で訪れた北海道室蘭市の主婦稲村英子さん(47)は「4歳の長男もすごく楽しそうで感動した。ハロウィーンの雰囲気も楽しみたい」と話した。 仮装やメークをして乗車した5歳以下の乗客には、記念写真の撮
-
大鉄「やっとここまで」 家山―川根温泉笹間渡 10月1日再開へSL試運転
大井川鉄道(本社・島田市)は26日、大井川本線家山―川根温泉笹間渡間の運転再開を控え、蒸気機関車(SL)の試運転を実施した。 同区間は昨年9月の台風15号の影響で倒木などがあったが、比較的被害が小規模で、大鉄が自ら復旧させた。家山駅(同市川根町家山)を出発したSLは大井川第一橋梁(きょうりょう)を通過し、川根温泉笹間渡駅(同町笹間渡)に到着した。汽笛を鳴らしながらSLが同区間を往復すると、立ち止まって手を振ったり、写真を撮ったりする人の姿も見られた。SL運行に先立ち、21日は普通電車の試運転も実施した。 蒸気機関士の鈴木優さん(36)は「ここまで約1年ぶりに来ることができて感慨深い。途中
-
社説(10月9日)大井川鉄道の活路 観光を軸に議論進めよ
昨年9月の台風15号で線路の複数箇所が被災した大井川鉄道大井川本線は今月、運行区間の中間点付近の家山―川根温泉笹間渡間2・9キロが復旧した。これで全線の半分に当たる島田市区間約20キロが運行再開したが、残る終点の千頭までの川根本町区間は被害が大きく、全線復旧の見通しは立っていない。 静岡県は3月、「大井川鉄道本線沿線における公共交通のあり方検討会」を初開催。そこでは台風被害以来運行休止している上流側の家山駅から千頭駅までは代行バスがほぼダイヤ通り運行し、乗客の積み残しも発生していないことが報告された。その後、会議は開かれていない。 公共交通としての代替手段は確保されているからといって検討
-
工業用地確保や空き家対策要望 島田市長に商議所
島田商工会議所(大久保節夫会頭)はこのほど、島田市の来年度予算編成に向けた市行政に関する要望書を染谷絹代市長に提出した。 市内中小製造業向け工業用地の確保・整備や市内の消費拡大につなげる静岡空港利用者への助成制度の創設、空き店舗・空き家対策に係る支援の拡充など10項目。安価で安定した電力供給実現に向けた浜岡原発の再稼働の働きかけも求めた。大久保会頭は「中小企業はエネルギー価格高騰に伴う収益圧迫など課題に直面している。改革に挑戦する会員企業に対し、伴走型の支援に取り組みたい」と述べた。染谷市長は「効果的な施策に的を絞りながら、進めていきたい」と応えた。
-
「おせん」なりきり踊り奉納 島田 女子児童かわいらしく
島田市阪本の旧初地区に江戸時代から伝わる「おせん女踊り」が8日、地元の天王神社秋祭りで奉納された。初倉小と初倉南小の女子児童15人が花がさと振り袖を身に着け、地区内の各所でかわいらしい踊りを披露した。 新型コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。おせん女踊りは初倉橋のたもとにあった茶屋の娘「おせん」が旅人に茶をもてなす姿を表現した踊り。児童はおはやしの音色に合わせ、茶を差し出すしぐさを演じた。集まった地元住民は温かい拍手を送った。 初倉小6年の原田珠さん(11)は「4年ぶりの踊りで緊張したけれど、思い出になってよかった」と話した。 おせん女踊り保存会によると、かつては男性が演じていたが、担い手不足で
-
地元陶芸家鈴木さん 40点の志戸呂焼展示 浜松市天竜区で作品展
浜松市天竜区二俣町二俣のあさの洋品店で12日まで、同区の陶芸家、鈴木青宵(せいしょう)さんの作品展が開かれている。島田市金谷に伝わる志戸呂焼の酒器や皿、湯のみなど約40点が並ぶ。 鈴木さんは、同区横川の旧茶工場を活用した工房「直透窯(じきとうがま)」で陶器を製作する。古くから伝わる原料「丹石(にいし)」を焼き上げて生まれる、黒色を特徴とした作品などの個展を各地で開いている。今回の展示では、徳川家の葵の紋をあしらった「出世皿」や「出世盃」も出品している。
-
島田の井戸枯れ 水位低下は1件 国交省が住民説明会
島田市神座で2020~22年に行われた大井川護岸工事から1年以上経過した後も地域の一部の井戸水が出にくくなっている問題で、国土交通省静岡河川事務所は7日、同市神座地区で住民説明会を開催した。9月に行った井戸の現状確認の結果、水道水でまかなっていた13件のうち、水位が低下し水が出にくくなっていた井戸は1件だったことなどを報告した。工事の再開は10月を予定していたが、11月以降に延期された。 同事務所によると、13件のうち7件は十分な水量が出ていることが確認でき、井戸水に切り替えた。5件は井戸の老朽化が原因で水が出にくくなっていた。水位が低下していた井戸と護岸工事の関係性は不明で、今後も調査を
-
危険業務従事者叙勲発表 静岡県内は元警察官ら110人
政府は7日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第41回危険業務従事者叙勲」の受章者3646人(うち女性15人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1710人(同4人)、瑞宝単光章が1936人(同11人)。発令は11月3日。 職種別では、警察官が1859人(同6人)で全体の半数を占めた。次いで自衛官959人(同8人)、消防吏員646人、海上保安官90人、刑務官や入国警備官89人(同1人)、麻薬取締官2人、漁業取締職員が1人だった。 都道府県別では北海道が287人で最も多く、埼玉県268人、神奈川県209人、千葉県201人、東京都157人と続いた。静岡は110人
-
FM島田15周年 120人感謝の集い
FM島田(飯塚誉之社長)は6日夜、島田市の大井神社宮美殿で開局15周年を記念した感謝の集いを開催した。関係者約120人が出席し、節目を祝った。 飯塚社長は「時代の流れに合わせスマートフォンを活用するなど模索を続けてきた。今後も地域に役立つ情報発信に努めたい」とあいさつした。染谷絹代市長は「災害時には人々に寄り添ったきめ細やかな情報発信を続けていただいた」と謝辞を述べた。 FM島田は2008年10月、県内9局目のコミュニティー放送局として開局した。
-
ねんりんピック「ベスト尽くす」 島田の選手、市長訪問
愛媛県で28日に開幕する全国健康福祉祭(ねんりんピック)に本県代表として出場する島田市の選手がこのほど、市役所を訪れ、染谷絹代市長に健闘を誓った。 テニスやゴルフ、囲碁などの選手9人中5人が出席した。水泳に出場する油井靖和さん(60)が「代表の喜びを胸にベストを尽くし、交流を楽しみたい」と意気込みを語った。染谷市長は「実力を発揮し、納得できる成果が出るよう祈っている」と激励し、一人一人に花束などを手渡した。
-
静岡県内8校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は5日、小中学校、高校計8校でインフルエンザに感染したとみられる患者113人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】御殿場市34人、富士宮市9人、焼津市7人、浜松市西区8人 【中学校】島田市6人、同市24人、藤枝市14人 【高校】浜松市中区11人
-
金谷茶の品評会 上位入賞者表彰 島田
金谷茶商協会(小松幸哉会長)などは5日、第19回金谷茶品評会の表彰式と入札会を島田市の「ふじのくに茶の都ミュージアム」で開いた。 1キロ当たり4千円の「金谷の誉(ほまれ)」部門と、同3千円の「金谷の香」部門の最高賞である優等に、ともに選ばれた高柳製茶など上位入賞者に小松会長から表彰状が贈られた=写真=。 品評会には2部門に各20点ずつ出品された。入札会も行われ、最高値は4850円だった。
-
相賀谷太鼓や地元自然の壁画 島田・相賀小 閉校控え、児童ら思い出づくり
島田市の相賀小はこのほど、本年度末の閉校を前に、老朽化が進んだグラウンド東側の壁画をよみがえらせるプロジェクトに取り組んだ。同市船木のフジタ塗装が中心となり、塗装会社などでつくる全国的なボランティア団体「塗魂(とうこん)ペインターズ」のメンバーと児童が仕上げ作業に臨んだ。 同校の壁画は1985年度から7年間、卒業生が描き続けてきた。近年塗装が剥げ落ちるなど絵が判別できなくなっていたため、当時の卒業生らPTAが修復を企画した。フジタ塗装が賛同し、仲間とボランティアで壁画の洗浄や塗装を進めてきた。 新たな壁画は児童がアイデアを出し合い、同校伝統の相賀谷太鼓や地元の自然にちなんだデザインに決めた。
-
静岡県商業科実務競技会 簿記の部団体 沼津商高3連覇
沼津商高(清水町)の会計実務部簿記班が、9月上旬に島田市で開かれた県商業科実務競技会簿記の部団体で優勝し、3連覇を果たした。3年生を主力とした学校が多い中、2年生のみの5人で出場。そのうち3人は個人で上位入賞した。11月4日に愛知県で開催される東海大会に向けて、「先輩たちの優勝を守ることができた。練習を重ね、5人で頑張りたい」と意気込んでいる。 出場したのは、部長の土屋乃琉さん(17)、石黒瑛さん(16)、佐藤茉夏さん(17)、山口茉璃さん(17)、植野智尋さん(17)。大会では5人のうち上位3人の合計点が団体の成績となり、商業分野の知識や技術を競い合う。同校は2位の城南静岡高と4点差で1
-
企業の課題解決 高校生が発表会 島田樟誠高
島田市の島田樟誠高でこのほど、市内の企業や団体と連携して取り組んできた探究学習「MIRAIプロジェクト」の発表会が行われた。 2年生が4月から5、6人の班ごとに分かれて活動してきた。企業・団体の課題を調べ、解決につながるアイデアをそれぞれ出し合った。 発表会では七つの班がプレゼンテーションに挑戦した。同市の望月運輸と連携した班は、トラック業界の人手不足を課題に挙げ、トラックに試乗できる中高生向けのイベントを開催して志望者を増やすことを提案した。 同校2年の稲垣純也さん(16)は「企業の人と関わる貴重な機会だった。どうすれば解決できるか考えるのは楽しかった」と振り返った。
-
地方創生に向け連携協定を締結 島田市としずおか焼津信金
島田市はこのほど、しずおか焼津信用金庫と地方創生の推進に向けた連携に関する協定を締結した。 地域産業の振興をはじめ、中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化支援やSDGsの推進など持続可能な社会の実現に向け、両者の資源を有効活用する。生成AIに関する合同勉強会の実施、低学年児童向けのSDGs啓発などにも取り組む。 同市役所で締結式が開かれ、染谷絹代市長と同信金の田形和幸理事長が協定書に署名した。染谷市長は「持続可能な地域づくりに向け、実効性の高い協定にしていきたい」と話し、田形理事長は「地方創生と地域の未来に貢献できるよう目に見える活動をしていく」と述べた。 同信金は今年3月、同
-
国際名茶品評会 静岡県は金賞6点
7月に中国で開かれた第14回国際名茶品評会(世界茶連合会主催)の審査結果がこのほど発表され、本県から金賞に6点、銀賞に1点が選ばれた。 2年に1度の品評会で、日本や中国、韓国、台湾などから計542点の出品があった。本県からは17点が出品された。 県内の入賞者は次の通り。 金賞 相藤園相藤令治(川根本町)山二園(沼津市)相藤農園(川根本町)太田茶店(森町)松下園松下芳春(掛川市)お茶の宝玉園(袋井市)▽銀賞 カネトウ三浦園三浦克暢(島田市)
-
植物由来カレーの味、食感は 食べて学ぶ環境問題 静大付属島田中で授業
島田市の静岡大付属島田中は2、3の両日、植物由来の原材料を使用した食品「プラントベースフード」(PBF)を食べて持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ家庭科の授業を行った。1年生約100人が食と環境問題などへの理解を深めた。 建設コンサルタント業の八千代エンジニヤリングとエスビー食品が協力し、調理実習ではPBFのレトルトマサラカレーなどを提供した。生徒らはフェアトレード認証原材料を使用したターメリックを使って炊いたご飯にカレーをかけて試食した。他のスパイスも使用し、味の変化などを確かめた。 諸沢虎太郎さん(13)は「植物由来のベジミートは、いつも食べている肉と味や食感がほとんど同じだ
-
「SDGs」食べて学ぶ 静岡大付属島田中で授業
島田市の静岡大付属島田中は2、3の両日、植物由来の原材料を使用した食品「プラントベースフード」(PBF)を食べて持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ家庭科の授業を行った。1年生約100人が食と環境問題などへの理解を深めた。 建設コンサルタント業の八千代エンジニヤリングとエスビー食品が協力し、調理実習ではPBFのレトルトマサラカレーなどを提供した。生徒らはフェアトレード認証原材料を使用したターメリックを使って炊いたご飯にカレーをかけて試食した。他のスパイスも使用し、味の変化などを確かめた。 諸沢虎太郎さん(13)は「植物由来のベジミートは、いつも食べている肉と味や食感がほとんど同じだ
-
給食用の島田茶寄贈 茶業振興協会
島田市茶業振興協会島田支部はこのほど、地元の保育園や幼稚園、小中学校に給食用の島田茶を寄贈した。地域の主要産業に親しみを持ってもらおうと毎年実施している。小中学校20校と幼稚園・保育園30校に合計で625キロを贈った。 同市の六合東小で贈呈式が開かれ、同支部の一言伊左夫支部長が6年生の鈴木華穂さん(12)に給食茶を手渡した。島田茶のキャラクター「えい茶くん」も登場した。6年生の山田聖子さん(11)は「これからたくさんの人にお茶の良さを伝えていきたい」と話した。 (島田支局・白鳥壱暉)
-
体の不調や悩み 専門職に相談 島田市社会福祉協議会がカフェ
島田市社会福祉協議会はこのほど、身体の不調や生活の困りごとを相談できる「まちなか保健室・おしゃべりカフェ」を同市の川口公会堂で開いた。 市内のリハビリや介護の専門職3人が相談に応じた。高齢者を中心に地域住民が集まり、日ごろの悩みを打ち明けた。参加した奥田雅子さん(84)は「体があちこち痛くなってきたので相談にきた。マッサージをするようアドバイスをもらった」と話した。 相談会は地域住民が交流できる居場所づくりも目的に市内で開催していて、今回で2回目。
-
茶の入れ方や製造過程学ぶ 受講生を募集
日本茶インストラクター協会は17日まで、日本茶アドバイザー養成スクール静岡校の受講生を募集している。 講座は11月11日~12月23日の全5回で、ふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)と静岡茶市場(静岡市葵区)で開く。実習を交えながら茶の入れ方や栽培、製造過程、鑑定技術などを学ぶ。 修了確認テストに合格すると、日本茶アドバイザーに認定する。受講料は茶器や教材費、材料費込みで8万8千円。 問い合わせは同協会<電03(5402)6078>へ。
-
JA共済県小中学生書道コンクール 桐田さん(島田初倉中)ら最高賞
JA共済県小中学生書道コンクール(県内各JA、JA共済連・県本部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の審査会がこのほど、静岡市駿河区の県農業会館で行われた。半紙と条幅の両部門で計18点の金賞を選び、最高賞の知事賞には半紙の部で島田市立初倉中2年の桐田唯那さん、条幅の部で富士市立須津中2年の八ツ木妃宥さんが輝いた。 計720校の小中学校や特別支援学校から両部門に計5万3493点が集まり、243点の入賞作を決めた。金賞の18点は全国コンクールに出品するほか、来年1月8~10日に静岡市民ギャラリーに展示する。県書道連盟の大河紫流理事長らが審査員を務め、文字のバランスなどを確認した。 知事賞以外の金
-
静鉄ストア 藤枝に物流拠点 事業効率化、コスト削減図る
静鉄ストア(静岡市葵区)は2日、同区と焼津市に分散していた物流拠点を藤枝市に集約し、今月稼働を始めた「藤枝統合センター」の開業式を同センターで行った。山岸運送(島田市)が新設した物流センターを活用し、ストーク(焼津市)が運営する。建物は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約8800平方メートル。従来の2倍強の空間を確保し、1階に冷蔵品と常温品、2階に常温品を保管する。 1日当たりトラック約15台分の配送効率化を図り、運転手不足が懸念される「2024年問題」に対応する。原材料・エネルギー高が続く中、コスト低減による収益力強化にもつなげる考え。 静鉄ストアの森下登志美社長は式典で「物流環境を変革し、10
-
橋名板相次ぐ盗難 島田市被害135万円 防止対策進める
島田市の染谷絹代市長は2日の定例記者会見で、県中西部で盗難が相次ぐ橋名板について、市内で27枚(135万円相当)の被害があったことを明らかにした。今月中旬ごろまでに市内全域の調査が完了する予定で、ボルト溶接などによる盗難防止対策を進めている。 市内では9月12日に神谷城の水神橋と浅川橋の橋名板がなくなっていることが判明した。その後のパトロールなどで複数の盗難被害が分かった。 橋名板は1枚約5万円の真ちゅう製で、今後は繊維強化プラスチック(FRP)など他素材の使用や橋名板を設置しないなどの対策も検討している。
-
乗合タクシー実証運行 吉田町 本格導入へ要望調査 「ぎゅっとカーよしだ」 3月末まで
吉田町は2日、町内全域などでデマンド型乗合タクシー「ぎゅっとカー よしだ」の実証運行を開始した。3月31日まで、乗車数や稼働率などを調査し、本格的な導入に向けて最適な運行方法を探る。 実証運行では町内外に約140カ所の乗降スポットを設け、利用者があらかじめ指定したスポット間を送迎する。電話やネットから予約することで、町内外問わず誰でも利用することができる。料金は300~500円。運行は東海タクシー(牧之原市)と平和タクシー(島田市)が担う。 町内の交通機能の強化や高齢者らの買い物や通院といった日常生活の支援を目的に2020年度から検討を重ねてきた。今回は12月までを前半、1~3月を後半と区分
-
マネキンに自身を投影 SexyZone・松島聡(島田市出身) 初の個展
感情を持たない存在に自分の価値観を投影したら-。人気グループ「Sexy Zone」の松島聡(島田市出身)は、マネキンをモチーフにしたインスタレーションを制作し、東京都内で開催中の初の個展「松島聡 コ。展」(15日まで)で発表した。 絵を描くことも、メーキャップも好きという松島。自分の顔をキャンバスに見立ててアートメークを施す作品を思案したが立ち止まった。「僕が作品になると、僕そのものの意味が強くなってしまう。感情移入をしすぎずにラフに作品を楽しんでもらいたい」と考えマネキン作品が生まれた。 「光と影」では、羽根やリボンで飾った白と黒2体のマネキンを、天井からつるしたモノトーンの花々と調和
-
伊久美小で最後の運動会 住民と音頭 一緒に
本年度末で閉校する島田市の伊久美小は9月30日、地域と合同の運動会を同校グラウンドで開いた。全校児童30人や保護者、地域住民が競技を通じて交流した。 コロナ禍の影響で、同校と伊久美地区の合同運動会は4年ぶりの開催。徒競走やボール運びリレー、玉入れなどに取り組んだ。今夏数十年ぶりに開催された同地区の盆踊り大会でも踊った伊久美音頭を参加者全員で披露した。 6年榊原佳音さん(12)は「二人三脚リレーが楽しかった。地域のみんなと協力できてよかった」と話した。 伊久美、伊太、相賀、神座と第一の計5小学校が統合し、全児童は来年度から第一小に通う。
-
観光と地域輸送 両立に可能性 苦境逆手 企画力に磨き【大井川鉄道 台風被災1年 レールの行方㊦】
10月1日に家山―川根温泉笹間渡間の運転再開を控えた9月下旬、不通区間のレール上を歩く鉄道ファンの姿があった。大井川鉄道が被災を逆手に線路ハイキングを初めて企画。全国から反響があり、即座に募集定員に達した。 蒸気機関車(SL)の観光運転を全国でもいち早く始めた大鉄は2014年、SL「きかんしゃトーマス号」の運行をアジアで初めて開始した。稼ぎ頭の一つとして被災前は新金谷―千頭間を運転していたが、現在は新金谷―家山間の往復にとどまり、途中下車もできない。家山駅周辺には最大560人を乗せたトーマス号の乗客を受け入れる施設や接続先がなく、駅自体も小規模なためだ。トーマスの“仲間&rdq
-
蓬莱橋背景に芸能披露 中秋の名月合わせイベント 島田
島田市文化協会は30日、市民主体の芸能発表会「第18回蓬莱橋観月会」を同市の蓬莱橋897.4(やくなし)広場で開いた。 中秋の名月に合わせたイベント。市内などを拠点に活動する個人・団体が出演し、楽器演奏や民謡などを披露した。「島田第三小お囃子クラブ」の演奏で幕開けし、市民らは世界一長い木造歩道橋としてギネス認定されている蓬莱橋を背景に行事を楽しんだ。
-
ハロウィーン仕様 トーマス号運行 大井川鉄道、10月6日から
大井川鉄道(本社・島田市)は6日、蒸気機関車(SL)の「きかんしゃトーマス号」にハロウィーンのデザインを施した特別企画を開始する。30日まで。 4年ぶりの開催で、ハロウィーン仕様のヘッドマークを装着して運行する。仮装やメークをして乗車した5歳以下の乗客には、記念写真の撮影などに使える小道具「フォトプロップス」をプレゼントする。 運転区間は新金谷―家山間の往復。運行は金~月曜の計16日間。料金は大人3400円、小人1710円。井川線の「きかんしゃトビー号」、バスのバーティーなどの乗車を組み込んだツアーも用意している。 トーマス号の問い合わせは大鉄SLセンター<電0547(45)4112>
-
“地域の足”役割岐路に 観光誘客「必要な鉄道」【大井川鉄道 台風被災1年 レールの行方㊥】
川根本町の町民らが今春設立した「大井川鉄道全線復旧を支援する会」。活動で集まった署名は3万5千筆に上り、9月中旬に支援を求めて県庁に届けた。町民分としては全町民の約7割に当たる約4千筆を集めた。復旧に向けた機運が地元で高まりつつあるが、「住民負担が生じるなら不要」といった声も漏れる。 「生活の足として鉄道の必要性を感じていない」。5月に開かれた同会の会合で参加者から出た意見だ。同会による駿河徳山駅の清掃活動に参加した高齢の町民からは「大鉄には高校生以来乗っていない」との声も上がった。それでも、川根路を走る蒸気機関車(SL)の誘客効果を多くの沿線住民が実感する。同会の山口捷彦代表(80)は「
-
大井川鉄道、家山-川根温泉笹間渡 10月1日運転再開
大井川鉄道(本社・島田市)は10月1日、運休している大井川本線家山―千頭間22・4キロのうち、家山-川根温泉笹間渡間2・9キロの運行を約1年ぶりに再開する。 同線は昨年9月の台風15号により、全線で土砂流入などの被害を受けた。金谷―家山間は昨年12月に運転を再開した。今回復旧する区間は倒木などがあったが、被害が比較的小さく、大鉄が自力で復旧にこぎ着けた。普通電車や蒸気機関車(SL)の試運転も重ねてきた。 大鉄は再開に合わせて、より観光路線にシフトしたダイヤ改正も行う。SLを増発する一方、電車の運行本数は減らす。大鉄が運行していた家山―千頭間の代行バスは10月から、川根本町による町営に切り
-
空の玄関口で静岡PR 静岡県がAKB48とコラボ 東アジア文化都市
静岡県は、日中韓の文化交流事業「東アジア文化都市」の機運醸成に向け、人気アイドル「AKB48」とのコラボレーションで制作したキービジュアルを静岡空港に設置した。除幕式にはAKBのメンバーも参加し、事業の周知に加え本県の文化や魅力をPRした。 空の玄関口として、静岡を国内外にアピールしようと空港内5カ所に設置。AKB48のメンバーが同空港や焼津さかなセンター(焼津市)、ふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)などを訪れる様子を撮影した写真と施設の魅力を伝えるコメントを掲載した。 除幕式には撮影モデルを担った田口愛佳さん、谷口めぐさん、橋本陽菜さん、武藤小麟さんの4人が出席。縦2メートル、横3
-
⚽「耐久サッカー」でギネス目指そう 川根本町、出場者3000人募集
川根地域(島田市川根町、川根本町)の盛り上げを目指す「SUN川根スタンドアップ!プロジェクト」(石原一則代表)は、同町徳山の旧中川根第一小で11月23日から26日まで開催する「耐久サッカー」の参加者を募集している。 選手が交代しながらフルコートで11対11のサッカーを途切れることなく日夜続け、2016年にチリで達成された「サッカーのエキシビションマッチに参加した最多人数」のギネス世界記録更新を狙う。 チリの記録は2357人で、今回は3千人の参加を目指す。10分間以上プレーし、1回でもボールに触れれば、出場とみなされる。 石原代表は「世界記録を目指せる町だと子どもたちに希望を持ってもらい
-
25件を可決、認定 島田市議会閉会
島田市議会9月定例会は29日、最終本会議を開き、2022年度各種決算認定や23年度一般会計補正予算案、島田第一小校舎等の解体工事の請負契約に関する議案など25件を可決、認定するなどして閉会した。
-
一輪車世界王者と共演 島田初倉小
島田市の初倉小で29日、一輪車世界チャンピオンの高田朝日さん(24)=藤枝市出身=を招いた講演会が開かれた。全児童410人が夢に向かって努力する姿勢を学んだ。 高田さんは速さを競う「レース」と、技術と表現力を競う「演技」の両方で世界大会優勝経験を持つ。講演では毎日練習を続けたことや多くの人に支えてもらったことなど経験を語った。高田さんは「小さな目標を少しずつ達成していけば、いつか大きな目標に届く。みんなも頑張ってほしい」とエールを送った。 5分間の演技も行い、ジャンプする大技が決まると児童からは歓声が上がった。一輪車が得意な児童と手をつないで回る技「ループ」も披露した。 同校1年の西沢橙李君
-
遠い全線復旧 必須の支援、進まぬ議論【大井川鉄道 台風被災1年 レールの行方㊤】
昨秋の台風15号が大井川鉄道に深刻な被害をもたらしてから1年。家山-千頭間で運休が続き、全線開通の見通しは立たないが、10月1日に家山-川根温泉笹間渡間2.9キロが再開する。支援が決まらぬ状況や地域の動きを追い、地方鉄道のこれからを考える。 「想像以上にひどい。トンネル間の線路は重機も入れそうにない」。昨年9月、県内を襲った台風15号で全線に土砂流入などの被害を受けた大井川鉄道。今年6月、被害が大きかった川根本町を中心に被災現場に入った経営企画室の山本豊福さん(58)は振り返った。幹線道路沿いからは見えない、厳しい復旧の道のりが待ち受けていた。 10月1日に延伸再開する川根温泉笹間渡
-
大井川鉄道「合格駅」にかかし展示 地元有志が飾り付け 島田市
島田市竹下の大井川鉄道合格駅(旧五和駅)の活性化を目指す地元有志の「チームおもしろ五和駅」は28日、同駅にかかしを飾り付けた。10月下旬まで展示し、観光客らを出迎えて地域を盛り上げる。 地元の「金谷茶まつり」にも出演する茶娘をはじめ、米大リーグで活躍する大谷翔平選手、お笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんさんなどのかかし17体を設置した。五和保育園の年中園児も訪れ、地元住民からかかしの由来などの説明を受けた。ハーモニカの演奏も披露された。 製作した藤田文子さん(86)は「駅を訪れた人が楽しんでくれるとうれしい」と話した。
-
奥大井楽しむ日帰りツアー 10月、大井川鉄道
大井川鉄道(本社・島田市)は10月、蒸気機関車(SL)や井川線のアプト式列車などが楽しめる静岡駅発着の日帰りツアーを開催する。 多くの人が参加しやすい奥大井観光を企画した。JR静岡駅から専用のツアーバスで新金谷駅に移り、SLに乗車して家山駅まで移動する。さらにバスなどで奥大井湖上駅や展望所まで進み、絶景を楽しむ。日本で唯一のアプト式列車にも乗車するなど井川線で千頭駅まで向かう。バスで家山駅まで移り、復路は再びSLで新金谷駅まで移動する。静岡駅まではバスで送り届ける。 出発日は6~9、13~16の8日間。料金は大人8800円。大鉄ホームページのツアー特設ページから申し込む。先着順。問い合わ
-
富士山フォトコンテスト 富士・宮崎さん最優秀 静岡中央銀行主催
静岡中央銀行(沼津市)は28日までに、主催する富士山フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送協力)の入賞作品11点を発表した。富士市のはたご池から満開の桜と霊峰を写した宮崎泰一さん(同市)の「幻想桜富士」が最優秀賞に選ばれた。同行の2024年カレンダーに使われる。 受賞作品は10月2日以降に同行ホームページで紹介する。13回目となるコンテストには県内外209人から654点の応募があった。 他の入賞者は次の通り。 優秀賞 落合正和(静岡市清水区)峰岸昭子(埼玉県)小栗進(浜松市北区)▽静岡新聞社賞 竹内桂子(沼津市)▽静岡放送賞 植松宥二郎(富士宮市)▽佳作 山本武正(同)上野祐司(神奈川
-
社説(9月28日)野生のクマと人間 山で遭遇しない工夫を
環境省は9月、今年4~7月のクマによる人身被害が54件に上り、同期間の記録が確認できる2007年度以降で最多だったと発表した。同期間の「出没」は約8千件。年間2万件超だった20年度と同程度で推移しているという。 クマは森林生態系の重要な構成種である一方、近年は人や農作物への被害が社会問題化している。人の生活領域への侵入を防ぐ工夫が必要だ。夏場から冬眠に入る11月下旬までは山中を活発に動き回る。キノコ採りや山歩き、キャンプなどで偶発的に遭遇しないよう、十分に注意したい。 静岡県内では21、22年度に人身被害の報告がある。今年4~7月の出没は28件に上る。昨年度の21件を既に超えた。静岡市葵
-
自転車マナー向上を 高校生に呼びかけ 島田市など
秋の全国交通安全運動に合わせ、島田市と島田署、県交通安全協会島田地区支部は26日、同市の島田工業高の正門前で自転車マナーの向上を呼びかける啓発活動を行った。 同校は自転車の交通事故防止などを推進する本年度の「自転車マナーアップモデル校」に指定されている。署員や市職員らがのぼり旗を掲げ、通学してきた高校生に街頭指導した。同校は自転車で通学している生徒が多く、ヘルメットの着用推進も呼びかけた。
-
退職教職員描く 風景、静物 藤枝で展示会 作品発表も
志太退職教職員互助部美術クラブの「第24回はくぼく会作品展」が27日、藤枝市生涯学習センターで始まった。会員12人が年間通じて描き上げた自信作25点を出展した。30日まで。 蓮華寺池公園や田中城下屋敷の茶室、牧之原公園から島田市街を望む風景画、ツバキや果物などを、油彩や水彩、色鉛筆、アクリル絵の具で仕上げた。会員同士での作品発表も行った。 同クラブは毎月2回ほど、藤枝市の志太教育会館などで活動している。作品展は成果を披露する場として、毎年開催している。
-
静岡新聞社 第37回読者と報道委員会
静岡新聞社の「読者と報道委員会」は11日、第37回会合を静岡市駿河区で開いた。議題は、牧之原市で昨年9月に発生した園バス置き去り事件をテーマにしたキャンペーン報道「届かぬ声」と、多角的な視点で茶産業の未来を展望した「令和の静岡茶」。富士川まちづくり株式会社代表取締役社長の伊藤高義委員、NPO法人クロスメディアしまだ事務局長の児玉絵美委員、静岡理工科大学長・静岡大電子工学研究所長の木村雅和委員の3氏が本紙側と意見交換した。 キャンペーン報道 届かぬ声 木村委員 本質に迫る 綿密な展開/伊藤委員 保育の課題 検証続けて/児玉委員 築いた信頼 示した「質」 編集局 2023年3月から6月まで
-
静岡県内21施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は26日、小学校など計21施設でインフルエンザに感染したとみられる患者247人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】湖西市5人 【小学校】裾野市7人、磐田市7人、浜松市中区13人、同区24人、同市東区16人、同区9人、同市西区10人、同市南区14人、同区8人、同市北区6人、同区20人、同市浜北区18人 【中学校】熱海市13人、三島市11人、同市12人、裾野市7人、島田市11人、 【高校】沼津市8人、静岡市葵区17人、浜松市中区11人
-
島田初倉生産始まる 秋冬番茶
島田市初倉で秋冬番茶の生産が始まった。今週末には生産が本格化するとみられる。JA担当者によると、摘採時期は例年並みという。 初倉地区の生産者は「夏場に暑い日が続き、生育に必要な水が確保できなかった期間もあった」「収穫量が減ってしまう可能性もある」と懸念している。 (島田支局・白鳥壱暉)
-
台風15号 被害軽減に貢献 島田市消防団 大臣表彰報告
昨年9月の台風15号に際し、人命の安全確保や被害の軽減などに貢献したとして、防災功労者内閣総理大臣表彰を受けた島田市消防団が26日、同市役所を訪れ、染谷絹代市長に受賞を報告した。 同消防団は延べ772人が出動し、土のう積みや河川の警戒巡視、水防活動などに当たった。地域住民と協力し、被害を受けた建物や道路の土砂撤去作業にも取り組んだ。 藤原達郎団長は「本来は消防団員が活躍する場がない方がよいが、けが人が出ずに対応できたことが一番」と振り返った。染谷市長は「昼夜問わずに危険を顧みず働いた結果」とたたえた。表彰式は今月15日に首相官邸で行われ、藤原団長が出席した。
-
日中韓の文化 触れて コア期間到来、俳優らPR
日中韓3カ国の都市が文化交流する「東アジア文化都市」の2023年国内開催都市として文化事業を展開する静岡県実行委員会はこのほど、関連事業が集中的に展開される9~11月の「コア期間」に県民にイベントに参画してもらおうとJR静岡駅構内でPRキャンペーンを展開した。 県舞台芸術センター(SPAC)の俳優宮城嶋遥加さんや実行委事務局員らが、期間中のイベントのうちの118事業を抜粋したパンフレット「秋版ガイド」計1千冊を配布した。宮城嶋さんは通勤客らに「東アジア文化都市のコア期間が始まりました」などと笑顔で通勤客らに呼びかけ、取材に「多くの人が東アジア文化都市事業のことを知り、さまざまな文化事業に触
-
翠下奏城の家(サン工房)最優秀 静岡県住まいの文化賞 住宅部門
静岡県や県建築士会などでつくる県住宅振興協議会はこのほど、第28回県住まいの文化賞の受賞者を発表した。住宅部門では、最優秀の知事賞にサン工房(浜松市西区)が設計、施工を手がけた「翠下奏城(すいかそうじょう)の家」(同市中区)が輝いた。 同賞は県内住宅に関わる産業・文化の振興を目的に、住宅建築や功労者を2年に1度表彰している。 翠下奏城の家は木造2階建て148平方メートル。東西に高低差があり、北側に擁壁が横たわる宅地の制約条件を巧みに解決して優れた住空間を創出したことなどが評価された。 功労者部門は、企業組合針谷建築事務所の鳥居久保会長、一般社団法人プレハブ建築協会中部支部県分会の宮本明
-
10月コワーキングスペース開業 静岡東急スクエアの後継「けやきプラザ」に寺子屋型
7月に閉館した静岡東急スクエアの後継施設「けやきプラザ」(静岡市葵区伝馬町)で10月2日、経営や起業の相談を受け付ける“寺子屋型”コワーキングスペース「Biz―Coya(ビズ―コヤ)」がオープンする。セミナーや会員によるピッチ、インターンシップなどのイベントも企画し、人とビジネスをつなぐ場所を提供する。 運営するのは経営コンサルタントの前田忍さん(52)。島田市の大井川鉄道や北海道のホテルで社長として経営再生に取り組み、22年までは浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(浜松市)の事業本部長を務めた。ビズ―コヤでは前田さんら経営コンサル2人が資金調達相談を含めた創業支援、
-
「リアル野球盤」ゲーム白熱 元西武、石毛さんも参戦 島田
島田市発祥のレクリエーションゲーム「リアル野球盤」のイベントが24日、元西武ライオンズの石毛宏典さん(67)を招き、同市本通の「ぴ~ファイブ」で行われた。野球のまち島田復活地域活性化プロジェクト実行委が主催し、地域住民らでつくる6チーム50人が参加した。 リアル野球盤は、卓上玩具の野球盤を等身大にした競技。投球器で転がしたボールを、スティックで打ち返しヒットやホームランの枠を狙う。各チーム1試合につき1度石毛さんを代打で呼ぶことができ、チャンスの場面で石毛さんが登場すると大きな歓声が上がった。優勝チームやホームラン王には石毛さんから賞状と記念品が手渡された。石毛さんは「野球は世代を超えてみ
-
島田・伊太小伝統 陶芸に奮闘 統合の3小学校と交流 土こね、ろくろ体験も
本年度末で閉校する島田市伊太の伊太小は25日、同じく統合する相賀、神座、伊久美の3小学校の児童を招いた陶芸体験交流会を開いた。北部4校の3年生約20人が伊太小伝統の焼き物作りを通じて親睦を深めた。 児童は班ごとに分かれて土をこねて形を作る「作陶」に挑戦した。ろくろなどの専用器具を用い、コップや皿、オブジェ作りに取り組んだ。完成した作品は素焼きし、色付けする「釉塗り」も行う予定。伊太小の藤村梨緒さんは「みんなでできるのは楽しい。自分用の皿を作った。教えてあげることもできた」と話した。 伊太地区ではかつて、地元で産出した「伊太粘土」を用いた瓦生産が盛んで、学校でも50年以上前に陶芸体験が始ま
-
島田市長賞に安間君(第二小1) 小中学生工作展
「第37回島田市小中学生アイディア工作展」(島田異業種交流会主催)の表彰式がこのほど、同市のプラザおおるりで開かれた。最高賞の市長賞には島田第二小1年の安間才宮君が選ばれた。 工作、親子、エコの3部門に17小学校から82作品が寄せられた。安間君の作品「あこがれのレガロ」は大好きなからくり時計をイメージした力作で、振り子などにこだわった。段ボールでできていて、重厚感が出るようにアクリル絵の具で色も塗ったという。 式典で安間君は染谷絹代市長から賞状を受け取った。 このほかの主な入賞者は次の通り。 市教育長賞 清水斗環(大津3)、清水善(大津1)▽県発明協会会長賞 安部楓音(島田三6)▽島
-
政府の少子化対策 静岡県内28首長「評価」 増税賛否 27人 明言避ける
共同通信が24日までに全国の自治体の首長を対象に実施した少子化問題に関するアンケートで、静岡県と県内35市町の計36自治体のうち、28自治体(78%)が政府の少子化対策を評価すると回答した。対策の財源に充てるための増税に対する賛否は、27自治体(75%)が「どちらとも言えない」とし、明言を避けた。自治体単独で対策に取り組む限界や安定した財源の確保を課題に挙げる首長が多く、国主導による施策の推進の必要性を求めた。 調査では全1788自治体の首長のうち、1681人から回答を得た。県内は全36人が答えた。 本県の首長の回答を見ると、政府の少子化対策を「評価する」としたのは3自治体、「どちらか
-
島田市新庁舎が完成 10月10日開庁 行政機関集約 大井川流域の木材活用
2021年7月から建設工事が進められていた島田市役所新庁舎が完成し、24日に竣工(しゅんこう)式が行われた。10月10日に開庁を迎え、16日までに全部署で業務を開始する。 式典で染谷絹代市長らがくす玉を割ると同時に、航空自衛隊静浜基地(焼津市)の訓練機2機が上空を飛行して門出を祝った。染谷市長は「市民の安心安全を支えられる庁舎となった。長く愛される場所にしていきたい」とあいさつした。関係者約90人が出席した。式の前には、島田帯まつり保存会のメンバーが大奴の演舞を披露して華を添えた。 新庁舎は鉄筋コンクリート造りの地上4階建て。延べ床面積は現庁舎の約2倍の約1万1250平方メートルで、近
-
島田・金谷地区「かなうぇる」完成 支所機能集約 検診スペース、併設カフェも
島田市は23日、旧金谷庁舎跡地にPFI方式で整備した金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」の完成記念式典を開いた。地域交流イベントも開かれ、市や関連企業、地元自治会などの関係者が新施設の落成を祝った。 かなうぇるは南北の支所機能を集約した金谷支所が入る。金谷地域総合課として、住民票や印鑑登録、転入・転出などの届け出をはじめ、国民健康保険や国民年金に関する業務などを担う。地域包括支援センター機能や住民検診スペース、子育て支援関連の「しまいくルーム金谷」が入居する。市の窓口業務は10月2日から開始する。民間カフェも併設されている。 鉄骨造りの平屋建てで、延べ床面積は約1600平方メートル。屋
-
最高金賞に静岡県内5点 世界緑茶コンテスト
世界緑茶協会はこのほど、島田市で開催した「世界緑茶コンテスト2023」の審査結果を発表した。最高位の最高金賞18点のうち、県内から5点が選ばれた。 日本、中国、台湾、タイなど5カ国・地域から過去最多の165点が出品。商品コンセプトやパッケージデザイン、コストパフォーマンスを総合的に審査した。県内からは19点が出品され、最高金賞のほかに金賞3点、フロンティア賞1点を受賞した。 県内の入賞茶は次の通り。 【最高金賞】至福極の茶箱(鈴木長十商店)▽玉露翡翠Premium(本目浅吉商店)▽朝比奈本玉露名人茶飲み比べギフト(薮崎園)▽松下園のA-jan2023(松下園松下芳春)▽静岡銘茶自然の恵
-
交通事故防止へ反射材など配布 島田署
島田署は22日、秋の全国交通安全運動に合わせ、事故防止を呼びかける啓発活動を島田市の田子重島田中央店で行った。 署員ら5人が反射材や反射材の着用を促すチラシが入った啓発品100セットを配った。反射材は靴のかかと部分に貼るシールになっていて、その場で署員が来店者の靴に貼り付けるなどして安全意識の向上を図った。 同署によると、市内は街灯が少ない道路も多いという。同署交通課の大石雅紀係長は「秋になり夕暮れが早くなった。夕方出かける際は、複数の反射材を身に付けてほしい」と話した。
-
明治安田生命71万円を寄付 島田市へ
明治安田生命保険相互会社静岡支社(妹背俊紀支社長)は22日、地域貢献活動の一環として、島田市に71万7500円を寄付した。同社の従業員が出身地や勤務地などゆかりのある地域に行う寄付に会社からの拠出金を上乗せした。 同市役所で贈呈式が開かれ、妹背支社長が染谷絹代市長に目録を手渡した。浄財は子どもの学習・生活支援事業に活用される予定。妹背支社長は「地域の子どもたちが一層生き生きと暮らせるよう今後も尽力したい」とあいさつした。
-
生成AIを学校現場で使うのはあり?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
生成AIに詳しい有識者や県教委幹部へのインタビュー取材を通して、チャットGPTをはじめとする生成AIについて学校現場での活用の在り方を考え、生成AIの利点とともに課題や懸念事項が浮き彫りになってきました。ビジネスの場でチャットGPTの活用が話題になる一方、現段階では学校現場の関心は低く、教職員による利用は低調で、授業での活用はこれから検討される段階です。今回はキュレーターや読者の意見を紹介します。 ガイドラインは上から目線 キュレーター 江口裕司さん(三島市) メーカーで米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、ISO、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、パートの
-
大井川鉄道 家山ー川根温泉笹間渡、普通電車を試運転 10月に1年ぶり再開予定
大井川鉄道(本社・島田市)は21日、10月に再開予定の大井川本線家山ー川根温泉笹間渡間で普通電車の試運転を行った。同市川根町の川根温泉周辺に久しぶりに警笛が鳴り響いた。 同区間は昨年9月の台風15号の影響で倒木などがあったが、比較的被害が小さく、大鉄が自力で復旧にこぎ着けた。家山駅(同町家山)を出発した電車は大井川に架かる鉄橋を渡り、川根温泉笹間渡駅(同町笹間渡)に到着した。運転士は速度を落として線路状況などを確認した。運転士の伴野和久さん(34)は「1年ぶりに大井川を渡ることができてうれしい。たくさんのお客さまに乗ってほしい」と話した。電車は同区間を往復した。 大鉄は全線で土砂流出など
-
静岡県内13施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、小学校など計13施設で、インフルエンザに感染したとみられる患者240人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。浜松市中区の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】沼津市18人、浜松市中区25人。 【小学校】清水町23人、富士市12人、静岡市清水区48人、同区7人、焼津市11人、藤枝市31人、島田市19人。 【中学校】裾野市12人、清水町9人、藤枝市9人。 【高校】浜松市中区16人。
-
島田と氷見(富山)の観光協会が提携 島田で調印式
島田市観光協会(柴田亘代表理事)と同市の姉妹都市である富山県氷見市の観光協会(松原勝久代表理事)はこのほど、島田市役所で友好提携協定を締結し調印式を行った。 調印式には両市の市長も出席した。柴田代表理事と松原代表理事がそれぞれ協定書に署名・調印を行った。観光に関するさまざまな情報交換と市民の交流を通じて、相互の観光産業の活性化を目指す。 2019年に島田市観光協会が氷見市を訪れ同協定締結へ動き出したが、コロナ禍により対面での調印式が実現せず頓挫していた。 柴田代表は「長い時間をかけて今日を迎えられた。両市の発展に寄与できるアクションをたくさん起こしていきたい」と意気込んだ。
-
島田在住森下さん 市内最高齢108歳に 市長が記念品贈呈
島田市川根町の森下しほさん=写真左=がこのほど、市内最高齢の108歳の誕生日を迎えた。茶寿を記念して20日、染谷絹代市長から記念品などを受け取った。 森下さんは1915(大正4)年8月生まれで、同町抜里で生まれ育った。手先が器用で折り紙の立体作品なども最近まで手がけていた。106歳まで自宅で過ごし、現在は同町家山の特別養護老人ホームとこはで暮らす。親族からの手紙を読んだり写真を眺めたりして、家族との面会を楽しみにしながら過ごしている。 同施設で開かれた贈呈式で、染谷市長からバラの花束や祝い金、茶香炉を受け取った森下さんは「お待ちしておりました。幸せです」と話した。染谷市長は「とても若々し
-
三島市役所新庁舎 「駐車場240台必要」 市議会答弁
三島市は20日の市議会9月定例会一般質問で、建て替えを計画する市役所新庁舎の駐車場台数に関し、最低でも240台を確保する必要性を改めて説明した。これ以上の削減は「市民に不便をかける可能性が高い」とし、困難という。古長谷稔(改革みしま)、野村諒子(緑水会)、永田裕二(新風会)の3氏への答弁。 人口規模を基に算出した必要台数は310台だったが、人口減やデジタル化などの社会情勢の変化を見据え、公用車台数を約2割縮減。現在地の北田町に建て替える場合の敷地規模やコスト増も考慮して算出した。人口が約1万人少ない島田市の新庁舎駐車場台数が258台である点も報告した。 整備候補地2カ所のうち、現在地への建て
-
茶況(9月19日)川根茶 出来を審査 川根本町で品評会
川根茶業協同組合や川根茶青年団などはこのほど、第62回川根茶品評会を川根本町の農林業センターで開いた。組合員とJAおおいがわ川根茶業センターが、1キロ当たり1万円以上の「川根特選級」に25品、同2500円以上の「川根の香級」に23品を出品した。 県茶商工業協同組合の長田辰美審査長ら5人が外観、香気、水色、滋味の4項目で採点を進めた。10月4日に島田市川根町の川根文化センター「チャリム21」で入賞者の発表と入札会を開く。 (島田支局・白鳥壱暉)
-
初倉まつり開催へCF 島田の児童3人 市長に応援要請
島田市のJA大井川初倉支店で10月15日に開催予定の「初倉まつり復活感謝祭2023」に向け、同まつりキッズ実行委員会の児童がこのほど、市役所を訪れ、染谷絹代市長に応援を要請した。 初倉まつりは新型コロナ感染拡大の影響で4年ぶりの開催。資金面などで継続が危ぶまれていて、運営費などを募るクラウドファンディング(CF)に挑戦している。 いずれも初倉小6年の田島凛子さん、小林菜月さん、木谷弥椰さんが「初倉地区を笑顔でいっぱいにしたい」と意気込みを語った。3人は出店計画やプログラム作り、企業訪問などに取り組んでいることを報告した。名刺交換も行い、染谷市長は「まつりに関わることで地元を好きになっても
-
日本、イングランドに力負け ラグビーW杯 元代表・小野沢氏「高次元の戦い」
ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会第7日は17日、フランスのニースなどで1次リーグが行われ、D組の日本は強豪イングランドに12-34で敗れた。1勝1敗で、勝ち点は5のまま。イングランドは2連勝で同9とした。対戦成績は日本の11戦全敗。 前半はSO松田(埼玉)の3PGで9-13と粘り、後半は一時1点差に迫ったが、その後に3トライを奪われて突き放された。チリに勝った初戦をけがで欠場したナンバー8の姫野主将(トヨタ)はフル出場した。 2大会連続の1次リーグ突破を目指す日本は28日(日本時間29日)にサモア、10月8日にアルゼンチンと戦う。 B組で前回覇者の南アフリカが計12トライで
-
イタリアサッカー指導者が来日 島田の児童 ゲームで体得
サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)に所属するヘラス・ヴェローナFCのアカデミー(下部組織)指導者が来日し17日、島田市内でサッカークリニックを開催した。市内の小学生40人が参加し、プロの指導を受けた。 昨年に続き2回目の実施。ゲーム形式の練習を行い、コーチのアンドレア・ピエトロ・マルコーニさんは通訳を介して児童に細かくアドバイスを送った。 ヘラス・ヴェローナFCは自身で考えてチャレンジする精神を重視しており、今回のクリニックを通じて子どもにその精神を学んでほしいとクリニックプロジェクト実行委が主催した。 参加した島田第一小6年の河森祐冴君(12)は「イタリアのサッカーを実感できた
-
ベルテックス静岡と島田市 地域の発展へ協定
バスケットボールBリーグ2部(B2)に参戦するベルテックス静岡を運営するベルテックススポーツエンタープライズ(松永康太社長)と島田市は17日、同市のローズアリーナで相互の協働による持続的な地域の発展を目的としたファミリータウン協定を締結した。 同アリーナで同日行われたプレシーズンマッチの前にコート上で協定締結式が行われ、松永社長と島田市の染谷絹代市長が協定書に署名した。同協定は子どもの健全育成やスポーツを通じたにぎわいの創出および経済の活性化など7項目で連携を図る。 染谷市長は「活動を通じて、島田の子どもたちがプロ選手になりたいと思ってくれたらうれしい」と期待した。
-
B2ベルテックス静岡、島田で初試合 プレシーズンゲーム、新戦力が存在感
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は17日、島田市のローズアリーナでプレシーズンゲームを行い、66-72でB3東京Uに敗れた。新外国人トーマス・ブロープレーが11点を稼ぐなど前半を31-30で折り返したが、一進一退になった第4クオーター(Q)に競り負けた。 静岡は敗れはしたが、ブロープレーが立ち上がりの連続3点シュートを含む18得点、B2福島から加入した橋本尚明も要所で鋭いドライブを決めるなど新戦力が可能性を示した。チーム全体でターンオーバーも目立ったが、橋本は「トーマス(ブロープレー)を起点に攻められたのは収穫。連係してもっと生かしていきたい」と振り返った。ファクンド・ミュラー監督
-
島田の髷娘、つややかに そろいの浴衣で手踊り披露
「第65回島田髷(まげ)まつり」(同実行委員会主催)が17日、島田市内で開かれた。つややかに髪を結い上げた髷娘がそろいの浴衣姿に身を包み各地で手踊りを披露した。 静岡県内外から髷娘36人が参加し、「結綿(ゆいわた)島田」や「お染め島田」など16種類の日本髪に赤いかんざしを挿して市内を練り歩いた。市役所やJR島田駅前広場、同市の鵜田寺など5カ所で踊りも披露し、集まった多くの観光客を楽しませた。 島田市と氷見市が姉妹都市提携を締結し、島田掛川信用金庫が富山県の氷見伏木信金と地方創生に関する包括連携協定を結んでいる縁で、氷見伏木信金の職員2人も髷娘として手踊りを披露した。
-
静岡空港に巨大ギャラリー 静岡県内出身の俳優、写真家、漫画家3人演出
静岡県内出身の俳優と写真家、漫画家の計3人によるイベント「輝く地域と表現者」が16日、静岡空港ターミナルビルで始まった。ライブペイントや写真撮影会を実施するほか、最終日の18日には幅5メートル、高さ2.4メートルの巨大なウォールギャラリーをお披露目する。 ウォールギャラリーは天井からつるして展示する。片面は写真家うちだしんのすけさん=静岡市駿河区出身=が下田の海で、俳優佐津川愛美さん=同市葵区出身=を撮影した写真。漫画家内田慎之介さん=島田市出身=が写真の上から富士山や竜を描いた。もう片方の面には、うちださんが女子高校生を撮った写真と、それらを題材に内田さんがライブペイントした漫画が展示さ
-
「田代神楽」5年ぶり復活 初の女性舞い手 地域おこし協力隊員 SNSでメンバー募る 川根本町
川根本町田代地区に伝わる県指定無形民俗文化財「田代神楽」の代表的演目「駒の舞」が16日、地元の田代会館で5年ぶりに行われた。本来舞い手を務める若い男性が確保できず中断していたが、地域おこし協力隊の渡辺実優さん(23)=同町=ら女性3人が舞い手を担い、復活を果たした。女性による舞の披露は初めてという。 着物の帯を腰に巻き、耕作を象徴する馬の飾り物を手に、息の合った舞を披露した。会場に集まった地域住民約80人からは大きな拍手と歓声が上がった。田代神楽保存会の山田典秀さん(65)は「前回で最後になると思っていた。再び見ることができて本当に良かった」と喜びを口にした。 渡辺さんは大学時代に研究で
-
富山の展示SL、大井川鉄道に搬入 1941年製造「C11形」217号機
富山県高岡市の公園に50年以上展示されていた蒸気機関車(SL)「C11形」217号機が16日、大井川鉄道のSLのボイラー整備を担う島田市の東海汽缶蒸気機関整備工場に搬入された。今後、車両の点検整備を実施し、活用法を決定する。 SLの足回り部分を同工場内のレール上に運んだ後、既に同工場に搬入していたSLのボイラー部分を据え付けた。 搬入された車両は1941年に製造され、旧国鉄時代に富山県内の路線などで活躍した。69年に富山県の高岡古城公園に静態保存され、市民に親しまれてきた。大鉄が2021年に同公園のSLを調査し、所有者であるJR西日本から譲り受けた。 大鉄広報担当の加冷英鵬さんは「高岡
-
静岡人インタビュー「この人」 性の多様性啓発に取り組む専門職員 天草美樹さん(島田市)
島田市でジェンダー平等などの理解促進に向け、行政や市民、関係団体と連携して業務に当たる。静岡県が開始した性的少数者などのカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」に合わせ、会計年度任用職員として3月から、市役所で勤務している。任期は3年間の予定。地方創生の実現などに向けた総務省の「地域プロジェクトマネージャー制度」を活用して採用した。愛知県半田市出身。26歳。 ―半年間で取り組んできたことは。 「まずは多様性に関する職員向けガイドライン作りに力を入れてきた。知識を詰め込むのではなく、地域の声を反映させ、手に取ってもらえる島田らしいガイドラインにしたい。性の多様性やジェンダー平等に
-
防災功労 総理大臣表彰 静岡大・小山教授らたたえる
本年の防災功労者内閣総理大臣表彰の表彰式が15日、首相官邸で開かれた。岸田文雄首相が静岡大の小山真人教授や磐田市消防団、島田市消防団など全国11個人・37団体の功績に謝辞を述べ、「それぞれの分野で活躍し、災害に強い国づくりに尽力してほしい」と呼びかけた。 小山教授は1980年ごろから静岡県と周辺地域の大地の成り立ち、地震・火山噴火の歴史、発生機構を研究。成果を基に富士山火山防災対策協議会や火山噴火予知連絡会の場で防災対策の導入に力を注いだ。伊豆半島の世界ジオパーク認定への貢献、本紙への100回以上のコラム寄稿などを通じた地震・火山災害の普及啓発活動も評価された。 小山教授は式典後の取材に
-
ジャンボ落花生「おおまさりネオ」出荷開始 JA大井川
志太榛原地域で生産されているジャンボ落花生「おおまさりネオ」の出荷が15日、始まった。初日は生産者3人が落花生約30キロを島田市落合のJA大井川島田営農経済センターに持ち込み、JA職員と品質や重さなどを確認した。 同JAでのおおまさりネオの本格的な出荷は初めてで、首都圏の市場を中心に12月上旬まで続く見込み。「おおまさり」の改良品種で病気に強く、大人の親指ぐらいの大きなさやが特徴とされる。同センターによると、7月の高温など管理の難しい気候が続いたが、順調に生育して味もしっかりのったという。 今季は生産者約50人が計6トンを出荷する予定。同市船木の農家塚本守さん(74)は「味や大きさもよく
-
島田、藤枝で橋名板盗難 数日前からか、市が緊急点検
島田、藤枝両市は14日、橋の名前などを記した橋名板が盗まれる被害があったとそれぞれ発表した。両市は市内の橋の緊急点検や調査を進めている。 島田市は、市内5カ所で橋名板計17枚(85万円相当)が盗まれたと明らかにした。市は島田署に3カ所について被害届を提出し、残り2カ所も精査した上で被害届を提出する方針。 橋名板は真ちゅう製とみられ、縦15センチ、横50センチ。被害に遭ったのは、神谷城の水神橋と浅川橋、岸町の宿島橋、船木の城山橋、湯日の道下橋。市すぐやる課によると、12日に水神橋と浅川橋の橋名板がなくなっていると同署から連絡があった。その後のパトロールなどで他3カ所でも盗難が判明。盗まれた
-
企業へ小まめな訪問奏功 金融機関や商工団体、相談窓口に【事業承継 未来へのバトン④完】
事業承継を円滑に進めるためには地域を巻き込んだ取り組みが欠かせない。細かな情報収集と承継後も見据えた伴走を行えるよう、金融機関や各地域の商工団体が“かかりつけ医”のように身近な相談窓口として役割を果たしていくことが求められている。 「事業承継の成否は地域金融機関にとって極めて重要」-。島田掛川信用金庫地域サポート部(島田市)の森崎恭広副部長(45)の声は切実だ。同信金は事業承継も含め取引先の困り事を解決するため、2013年に専門部署を立ち上げた。当時、事業承継促進に向けて企画したセミナーは、実務的な補助金セミナーの盛況ぶりとは対照的に毎回、閑古鳥が鳴く寂しい状態。森
-
「戦争は絶対にいけない」 佐野さん(島田)旧満州の過酷体験語る
満蒙開拓団として旧満州(中国東北部)で過ごした経験を持つ島田市の佐野陽子さん(87)が過酷な体験を語る講座「満蒙開拓と私の戦後」がこのほど、同市のしまだ楽習センターで開かれた。島田近代遺産学会が主催し、高校生ら地域住民約45人が熱心に耳を傾けた。 佐野さんは8歳だった1945年に家族と旧満州に移り住んだが、間もなくソビエト軍の襲撃を受けた。父はシベリア抑留、母と妹は亡くなり、佐野さんは中国人の使用人として売られた。58年に13年ぶりに帰国した。 佐野さんは空腹や暴力に苦しんだ経験を生々しく語り、「戦争は絶対にしちゃいけない。現状に疑問を持ち平和のために行動してほしい」と呼びかけた。 藤枝市の
-
エノテック(牧之原)厚労省認定 積極的な若者採用・育成
牧之原市勝俣の機械設備製造「エノテック」は若者の採用・育成に積極的な中小企業として、厚生労働省のユースエール認定を受けた。島田市のハローワーク島田で14日、榎田哲也副社長が松永進所長から認定通知書を受け取った。 牧之原市での認定は初めて。企業と求職中の若者のマッチング向上を図る制度で、新卒者の離職率や正社員の有給休暇の取得日数など基準を満たした事業所が認定される。ハローワークなどでの重点的PRの実施や認定マークの使用などを通じ、人材確保が期待できるという。 同社は社員の定着率が高く、高校生ら若年層への周知に取り組み、積極的な採用活動を展開している。榎田副社長は「書面やホームページで案内するだ
-
選挙の仕組み 模擬投票で理解 島田・金谷高生徒、若者視点の大切さ学ぶ
島田市選挙管理委員会は12日、同市の金谷高で選挙出前講座を開いた。総務省主権者教育アドバイザーの越智大貴さん(36)を講師に招き、同校の3年生12人がワークショップを通じて楽しみながら社会の仕組みを学んだ。 生徒は選挙や政治について学んだ後、「自分が住むなら、どの地域がいいか」をテーマに模擬選挙に臨んだ。年齢や職業、政策の違う3人の架空の候補者から1人を選び、実際の選挙と同じ流れで票を投じた。越智さんは少子高齢化に伴い有権者の中で高齢者の割合が高くなることも解説し、「若者の視点でおかしいなと思うことがあったら、積極的に意見表明してほしい」と呼びかけた。 同校3年の片岡里桜さん(17)は「
-
愛ゆえの“悪口”募集 島田でコンテスト 直木賞作家・村松さんら審査
ユーモアに富んだ愛情あふれる“悪口”を募る島田市の「第20回愛するあなたへの悪口コンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委は15日から、作品の募集を始める。11月30日まで。 本当は愛しているのについ言ってしまう悪口や、愛のこもった悪口を自由な形式で表現した作品を募る。1作品50字以内(句読点含む)で、1人5点まで。「チャットGPT」などの生成AIを使用した作品は審査の対象外。日本語表記の未発表作品に限る。大賞は賞金5万円。 直木賞作家の村松友視さんが審査委員長を務め、来年2月16日に審査結果を発表する。表彰式は3月24日に開催する予定。 昨年は全国から5
-
島田市博物館分館・海野光弘版画記念館「波紋映」(木版)1977年 木版に映す農村の美(【コレクションから⑬】曳地真澄/学芸員)
画面の大半を占める水面[みなも]には、落ちたしずくの波紋が幾重にも輪を描いて広がり、爽やかな夏の青空や古民家、華やかなタチアオイ、そして笠[かさ]をかぶった人が、光を反射しながら映し出されている。山形県鶴岡市にある田麦俣[たむぎまた]地域の美しく懐かしい日本の原風景を描いたのは、静岡市出身の木版画家、海野光弘(1939~79年)だ。 「波紋映[はもんえい]」は、病を患っていた妻を元気づけるために制作されたという。しかし、そのわずか2年後、海野自身が愛する家族を残して脳出血のため、39歳の若さで死去した。 海野は日中、家業である染物屋の仕事に従事し、それが終わった後に版画を制作する生活を送
-
男女の人生 13年の交錯 岩井俊二監督、アイナ・ジ・エンド主演 「キリエのうた」
10月13日公開の岩井俊二監督最新作「キリエのうた」は、6月に解散したアイドルグループ「BiSH」の元メンバーで、現在はソロで活動するアイナ・ジ・エンドが主演を務める。岩井監督とアイナは「宝物のような尊いシーンが数多く生まれた至福の時間だった」と撮影を振り返った。 歌うことでしか声を出せない住所不定の路上ミュージシャン「キリエ」の歌に導かれるように出会い、人生が交錯する男女の13年を描いた物語。岩井監督は「アイナさんがいなかったら、この壮大な物語は生まれなかった」と断言。原作の執筆中に偶然見たライブ映像で、初めてその存在を知ったという。「歌を聞いてすぐ、底知れない才能の持ち主だと直感した。
-
茶況(9月12日)高柳製茶が優等 金谷茶品評会
島田市の金谷茶商協会などはこのほど、仕上げ茶の出来栄えを評価する第19回金谷茶品評会を同市のかなや会館で開いた。1キロ4千円クラスの「金谷の誉(ほまれ)」部門と、同3千円の「金谷の香(かおり)」部門でともに高柳製茶が最高賞の優等に選ばれた。 旧金谷町の茶商が金谷茶の振興を目的に毎年開催している。同協会の会員らが各部門に20点ずつ出品した。静岡県農林技術研究所茶業研究センターや県茶商工業協同組合などの5人が審査員を務め、外観、香気、水色、滋味の4項目を採点した。 入賞者の表彰式と出品茶の入札会は10月5日、同市のふじのくに茶の都ミュージアムで行われる。 優等以外の入賞者は次の通り。
-
島田市がLINEクーポン 18日配信開始 最大30%割引
島田市は18日から、無料通信アプリLINE(ライン)を活用した割引クーポン第5弾の配信を開始する。利用者は商品の購入金額に応じて最大30%(900円)の割引を受けることができる。市内約400店舗で利用できる。 市公式アカウントの友だち登録者に参加店舗のクーポンを配信する。飲食店や小売店などで使用できる。使用期限2週間のクーポンを毎週月曜日に8週連続で配信する。クーポンの利用額が予算上限に達する見込みがある場合、7、8週目の配信を中止する。1クーポンにつき1回使用できる。 問い合わせは市商工課<電0547(36)7164>へ。
-
米リッチモンド派遣 10月まで中高生募集 島田市国際交流協会
島田市国際交流協会は市学生親善使節として、来年3月に米国リッチモンド市へ派遣する中高生を10月16日まで募集している。 島田市の姉妹都市リッチモンド市との友好を深め、次世代を担う若者の国際性を養うことが目的。現地の学校を訪問し、同世代の学生や市民と交流したり、ホームステイを体験したりする。 対象は市内在住の中学2、3年生と高校生。派遣期間は2024年3月20~30日。募集人数は若干名。必要経費は30万~35万円の見込みで、市が旅費の一部(上限5万円)を補助する制度がある。応募申込書、学校の応募承諾書、作文の提出が必要。書類審査と面接で審査する。問い合わせは市国際交流協会<電0547(36
-
福祉や防災に貢献、94個人58団体表彰 日本赤十字社静岡県支部
日本赤十字社静岡県支部はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県赤十字大会を開いた。寄付やボランティア活動で県内の福祉や防災に貢献した94個人と58団体が表彰された。 金色有功章を受けた沼津市赤十字奉仕団の菅沼厚子さん(76)は「多くの仲間がいたから続けられた。これからも困っている人たちを救う活動をしたい」と語った。浜松市佐久間赤十字奉仕団と島田商業高ボランティア委員会による活動発表も行われた。 そのほかの主な受章者・団体は次の通り(かっこ内は所属)。 【金色有功章】社資功労受章者 生命保険協会県協会(静岡市)▽業務功労受章者 高木通世、河村フキ子(袋井市赤十字奉仕団)山岸松二
-
休日部活の地域クラブ移行 2027年度夏以降目標 島田市議会
島田市の山中史章教育長は11日の市議会9月定例会一般質問で、休日の学校部活動について2027年度夏以降を目標に地域クラブへ移行する考えを示した。村田千鶴子氏への答弁。 国は22年末にガイドラインを示し、当初は25年度末としていた地域移行の達成目標時期を明記せず、地域の実情に応じて可能な限り早期の実現を目指すとした。県教委は、国が「改革推進期間」と位置づけた23~25年度に市町教委などの学校設置者が行う取り組みとして、地域移行に関する協議会の設置などの方針を示している。 同市は本年度、「島田市新たな地域クラブ活動連絡協議会」を発足させた。スポーツ振興協議会など各団体の代表者や学校関係者、保
-
島田でU-6サッカー熱戦 140人が参加
第16回島田ライオンズクラブ(LC)杯兼第22回島田市キッズU-6(6歳以下)サッカーフェスティバル(同LC、市サッカー協会主催)が10日、同市の市民グラウンドで開かれた。 同市などから12チーム約140人が参加し、3ブロックに分かれてリーグ戦を繰り広げた。子どもたちはコート内のボールを懸命に追いかけ、ゴールを目指した。シュートを決めると、保護者から大きな声援が送られた。
-
ミニかつら 最後の作品展 保存会の加藤さん 「島田髷まつり」PR
島田市で17日に開かれる「島田髷(まげ)まつり」のPRを目的に、日本髪かつらのミニチュアなどが並ぶ「島田髷ミニかつら展」が同市のギャラリー甲賀で17日まで開かれている。同まつり保存会の加藤政司さん(83)が2011年から毎年開催してきたが、体調面を考慮し今年で作品展を終了する。 加藤さんが約60年にわたり京都や東京で収集したこぶしほどの大きさのミニかつら約90点を展示している。花嫁が結う「高島田」や主婦の髪形である「丸まげ」など多様な結い方を楽しめる。昭和から令和にかけての同まつりの写真やポスター、うちわなどが並ぶほか、加藤さんが自作した髷娘の創作和紙人形も飾っている。 加藤さんは「まつりを
-
トラック「中継輸送」静岡県内加速 日帰り勤務可能、運転者の負担減【迫る24年問題】
トラック運転手の働く環境改善へ時間外労働の上限規制が設けられる「2024年問題」。県内外の運輸・物流企業が対策として、国内物流の大動脈の関東-関西間の中間に位置する静岡県に拠点を置いた「中継輸送」に取り組んでいる。従来、1人のドライバーが泊まりがけで運ぶ長距離輸送の行程を、仲間で分担することで日帰り可能な勤務にして負荷を低減させる狙いだ。 8月中旬の深夜、浜松市北区の新東名浜松SA(サービスエリア)下り線の隣接地。中日本高速道路と遠州トラック(袋井市)が共同運営する中継輸送拠点「コネクトエリア浜松」に、上下線のスマートICを降りた大型トラックやトレーラーが続々と乗り入れた。 事業開始から
-
大井川流域首長が意見交換会、住民の懸念訴え リニア問題、JR社長に「丁寧な説明を」
リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を巡り、JR東海の丹羽俊介社長と大井川流域10市町の首長との意見交換会が9日、静岡市葵区で開かれた。首長側は、水資源への影響に関する懸念は「住民にまだ残っている」とし、JRにより丁寧な説明を求めた。その上で首長側が、流域10市町とJRの事務方で「連絡調整会議」の設置を提案し、トンネル湧水の県外流出対策などについて情報共有していくことでJRと申し合わせたという。 「連絡調整会議」設置提案 会議は非公開で行われ、終了後に丹羽社長、首長側の双方が取材に応じた。 湧水の県外流出対策を巡っては、JRが大井川上流部にある田代ダムの取水を抑制する方策につ
-
大井川花火大会 8000発打ち上げ 夜空を彩る
島田市の「第36回大井川大花火大会」(市観光協会主催)が9日夜、大井川の河川敷で開かれた。島田側と金谷側の両岸から約8千発を打ち上げ、集まった多くの家族連れを魅了した。 次々と打ち上がるスターマインや創作花火が、大井川の夜空を彩った。当初は8月10日に開催される予定だったが、悪天候や川の増水に伴い、2度延期した。
-
島田にeスポーツ専用室 地域活性化、介護予防 市長設置方針
島田市の染谷絹代市長は8日の市議会9月定例会一般質問で、eスポーツ専用ルームを同市のプラザおおるり内に設置する方針を示した。高齢者を中心とした普及を通じ、地域活性化や世代間交流を図り、認知症や介護予防を推進する考え。自治体によるeスポーツ専用室の設置は県内初という。横山香理氏への答弁。 2024年度以降の展開を計画している。パワーリハビリ教室の会場がおおるりから市保健福祉センターに移転することに伴い、空いた部屋を活用する。インターネット回線の整備など改修を行い、専用のゲーミングデスクや椅子なども用意する予定。1回に約20人利用できる計画で、専門の指導者を配置し、高齢者向けの教室も開催する
-
JRリニア対応「変わってきた」 島田市長答弁
島田市の染谷絹代市長は8日の市議会9月定例会一般質問で、リニア中央新幹線整備に伴うJR東海の対応について、「自らコミュニケーションを取ろうとする機会が増加している。まだ十分とは言えないが、会社としての姿勢は変わってきた印象」と述べた。八木伸雄氏への答弁。 染谷市長は「当初は流域住民の不安や懸念を払拭するための説明や地域に寄り添う姿勢が不足し、対話が進みにくい状況だった」と指摘。大井川の水資源にかかる流域住民からの意見募集の実施や、他県のリニア工事進捗(しんちょく)状況の提供など最近の対応を挙げ、「静岡支社内に地域振興担当を配置し、地域との連携に向けた取り組みを増やしている」との認識を示した。
-
不思議な生き物 楽しい切り絵に 島田、マスダカルシさん個展
藤枝市の新聞切り絵作家マスダカルシさんの個展「ぞろぞろやってきた。」が30日まで、島田市稲荷のマスキングテープ専門店ヨハク社で開かれている。 マスダさんは、新聞の写真やカラー広告を切り貼りして制作する。不思議な姿形をした生き物たちが登場する童話のような作品、マスキングテープのデザインとなった犬猫シリーズの原画など35点を展示している。虫眼鏡も用意され、小さな生き物の表情など細部まで楽しむことができる。 マスダさんは「いろいろな生き物たちが1列に歩いたり、並んだり。ぞろぞろ集まって楽しい世界になった」と話す。 マスダさんは本紙の「週刊YOMOっと静岡」で、連載「見つけたチョキチョキ新聞アート」
-
静岡の茶草場農法 世界農業遺産認定10周年でツアーや式典 10月、掛川
伝統的な茶栽培法「静岡の茶草場農法」の世界農業遺産認定10周年を記念した式典が10月20日、掛川市の掛川グランドホテルで開催される。翌日の21日は認定地域を回る日帰りバスツアーを実施する。 県や同市などでつくる推進協議会が主催。式典では世界農業遺産等専門家会議の武内和彦委員長が「世界農業遺産と静岡の茶草場農法」をテーマに基調講演するほか、中国と韓国の認定茶産地の紹介やパネル討論も行われる。 ツアーは、掛川市、菊川市・牧之原市、島田市、川根本町の4コースで実施。茶畑や茶工場見学、呈茶体験などが楽しめる。 申し込み期限は式典が9月20日、ツアー10月13日。問い合わせは県お茶振興課<電05
-
こども家庭センター 島田、24年4月開設 市議会で市長答弁
島田市の染谷絹代市長は7日の市議会9月定例会一般質問で、妊産婦や子ども、子育て世帯への相談支援を一体的に行う「こども家庭センター」を2024年4月に開設する方針を示した。大関衣世氏への答弁。 改正児童福祉法で24年度から、設置が自治体に努力義務化されるのに対応する。子育て応援課の子ども家庭総合支援拠点(児童福祉)と、健康づくり課の子育て世代包括支援センター(母子保健)の機能を維持した上で組織体制を見直す。 染谷市長は「関係部署や関係機関との連携をさらに強化し、子育て世帯に寄り添った切れ目のない相談体制と支援の充実を図りたい」と述べた。
-
ジャンボ落花生「品質良い」 JA大井川 出荷前に目ぞろえ会
JA大井川は7日、ジャンボ落花生「オオマサリ」の出荷を前に、目ぞろえ会を島田市の同JA島田支店で開いた。 生産者29人が持ち込んだ落花生の生育状況や病気の有無など品質を最終確認し、出荷日を15日に定めた。同JAの山本尚充さんは「夏場に雨が少なかったが、水やりを呼びかけ、品質の良い落花生が出来上がった」と話した。 出荷先は東京都内の市場を中心に、県内では同JAの農産物直売所「まんさいかん」と島田市の「KADODE OOIGAWA」を予定している。
-
地球環境史ミュージアムが出張展示 「昆虫の世界」標本1000点 15日まで島田・相賀小
島田市の相賀小で7日、ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)の出張展示「ミュージアムキャラバン」が始まった。15日まで。 同ミュージアムが遠方の人にも博物館を楽しんでもらおうと2015年に始めた事業で、昆虫や化石などのテーマに沿った標本と解説のセットを学校などに貸し出す。同校では「昆虫の世界」をテーマに、チョウやクワガタ、カブトムシなどの標本約1000点が並んだ。県内で見られる昆虫と世界の珍しい昆虫が分かれて展示されていて、児童は興味深く見比べた。 同校6年の柴日和さん(11)は「標本の昆虫をじっくり観察したのは初めて。見る角度によってチョウの羽根の色が変わって面白かった」と話した
-
B2ベルテックス静岡 9月17、18日島田でプレシーズンゲーム
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は17、18日、島田市のローズアリーナでB3東京Uとプレシーズンゲームを行う。B2昇格後初の公式戦として22日に控えるB1群馬との全日本選手権2次ラウンド、さらには10月5日のリーグ開幕に向け試金石になる。 2日にはチーム最年長34歳の加納誠也が新主将を務めることも発表され、チームはいよいよ始まるB2初陣へ本番モードに突入。昨季のプレーオフ準々決勝で激闘を繰り広げた東京Uを圧倒し、勢いを付けたい。 17日が午後6時、18日は午後3時試合開始。入場券はBリーグのチケット公式サイトで販売中。
-
島田・井戸水枯れ 現状調査始まる 国土交通省静岡河川事務所
島田市神座で2020~22年に行われた大井川護岸工事から1年以上経過した後も地域の一部の井戸水が出にくくなっている問題で、国土交通省静岡河川事務所は6日、地区内の井戸の現状確認を開始した。 同事務所の職員や調査請負会社の社員が、同市神座の農業生産法人「エフエフランドアグリ静岡」が所有する井戸からポンプで井戸水をくみ上げ、十分な水量が出ていることを確認した。主に茶の栽培に利用しているという。1日の使用量や井戸の深さ、ポンプの状態なども斎藤勝雄社長(78)から聞き取り調査した。 斎藤社長は「農業者にとって大事な水。安心して農業ができるのも護岸工事があるからで、住民と一体となって調査を進めてほ
-
島田市、22人にコロナワクチン期限切れ誤接種
島田市は6日、40~90代の市民22人に有効期限が切れた新型コロナウイルスワクチンを誤接種したと発表した。電話や家庭訪問で全員に確認したところ、現時点で健康状態に問題は生じていないという。 市健康づくり課によると、8月5、19、26日の市保健福祉センターと21日の市金谷生きがいセンター夢づくり会館を会場にした市の集団接種で、有効期限が7月30日までだったモデルナ製2価ワクチンを使用した。8月28日に職員が有効期限が過ぎたワクチンを廃棄しようとした際、誤って使用していたことが判明した。 期限切れワクチンを適切に廃棄できていなかったことや接種準備段階における確認体制の不備が原因という。期限が
-
伴奏に合わせ吟詠と舞 島田市民文化祭
島田市民文化祭の音楽芸能部門「島田吟剣詩舞のつどい」がこのほど、同市のプラザおおるりで開かれた。 市内を中心に活動する7団体から86人が出演した。尺八と琴の伴奏に合わせ和歌や漢詩を吟じ、舞を披露した。伸びやかに響く吟詠と華やかな舞に、来場者から大きな拍手が送られた。出演した同市の佐藤いさ子さん(73)は「吟詠と舞、伴奏がぴったり合った瞬間はとても気持ちよかった」と笑顔を見せた。 市民文化祭はプラザおおるりを会場に10月8日までの間、同部門で合唱や洋楽などのつどいを開催するほか、展示部門では絵画や陶芸、写真などを出品する。
-
中国出身・魏さん 島田で書画展
中国遼寧省出身の画家魏典(本名・魏長華)さん(69)=川根本町地名=の書画展が6日、島田市川根町身成のギャラリーやませきで始まった。水墨画や中国書道、篆刻(てんこく)教室などの講師を務める魏さんが手がけた墨彩画を中心に37点を展示している。19日まで。中国・東北地方で雪を踏み歩く虎を捉えた新作をはじめ、大井川に似た地元中国の川や紅葉を描いた風景画などが並んだ。四季折々の草花や干支(えと)の動物をかわいらしく表現した小品も目を引く。李白の書や篆刻も出品した。 魏さんは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、活動の拠点を静岡市から島田市を経て今春、川根本町に移した。魏典書画苑を主宰し、現在は自宅で
-
軽乗用車が縁石衝突 国道1号島田金谷バイパス、一時通行止め
5日午前6時40分ごろ、島田市番生寺の国道1号島田金谷バイパス上りで、女性(18)=大阪府池田市=の軽乗用車が縁石に衝突した。女性にけがはなかった。事故処理のため、日坂インターチェンジ(IC)―大代IC間の上りが約1時間半通行止めになった。島田署が事故原因を調べている。
-
茶況(9月5日)神鵜茶農協と三浦さん優等 島田で一番茶審査会
島田市茶業振興協会はこのほど、今季の一番茶を審査する茶審査会を同市のかなや会館で開いた。最高賞の優等には、普通煎茶の部で神鵜茶農協(神座)、深蒸し煎茶の部で三浦克暢さん(切山)がそれぞれ輝いた。 普通煎茶の部に12点、深蒸し煎茶の部に21点の出品があり、7団体8人の審査員が外観、香気、滋味、水色の4項目を採点した。 このほかの入賞者は次の通り。 【普通煎茶】一等 鈴木進(菊川)▽二等 初倉旧初茶農協(阪本)▽三等 永井重光(横岡) 【深蒸し煎茶】一等 永田英樹(金谷猪土居)▽二等 山宝園(志戸呂)河島司(神谷城)▽三等 船木第一茶農協(岡田)丸東製茶(金谷猪土居) (島田支局・白鳥
-
島田市議会 15氏登壇 9月7日から
島田市議会9月定例会は7、8、11日、一般質問を行い、15氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【7日】桜井洋子①安全安心の豊かな学校給食▽大石節雄①水道事業の今後▽大関衣世①社会的孤立によるさまざまな課題に対応するために▽天野弘①森林整備と森林J―クレジット制度の取り組み②茶業の現状と今後▽四ツ谷恵①第3次市環境基本計画▽曽根達裕①公共交通の充実と利便性向上②ふるさと納税 【8日】八木伸雄①リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事の対応を問う②大井川流域観光振興▽横山香理①在宅介護・入居施設・介護予防の現状②道路の修繕▽青山真虎①市民税の減税と経済対策②循環型社会③職員の改革▽森
-
家康ら戦国武将が絵手紙に 藤枝・駅南図書館で作品展
5月に発足し、藤枝市と島田市を拠点に活動する橘絵手紙友の会の作品展「徳川家康と戦国武将達」が5日、藤枝市立駅南図書館で始まった。会員ら約100人が絵手紙や和紙などを使って制作した作品約200点が並ぶ。24日まで。 大河ドラマ「どうする家康」の放映をきっかけに、展示会を企画した。家康に関連する景色や食、城などを絵手紙で表現したかるたのほかに、ほうとうや塩辛い田舎料理、タイの天ぷらといった各武将が食べていた食事をテーマにした絵が飾られている。武将の名言を書いた凧(たこ)と行燈(あんどん)も見られる。 日本絵手紙協会の公認講師で同会の甲斐紗都呼代表は「家康をはじめ、戦国武将ゆかりの地や食文化を
-
大正期 島田の文化活動は? 地元団体「蘭契会」の資料調査 静岡県内外の研究者有志
島田市のプラザおおるりの一室で2日、地域の文化振興に寄与した故八木利一氏(1898~1980年)の活動や同氏が故清水真一氏(1889~1986年)と大正期に結成した文化団体「蘭契会」(1919~32年)の活動についての古文書調査が行われた。 日本史研究の学芸員や自治体職員ら5人が県内外からボランティアで集まり、同市の八木家に保管されていた古文書を調べた。明治期から昭和初期にオーケストラや画家などの文化人らを同市に呼び、さまざまな文化活動に取り組んできた八木氏と蘭契会の活動の写真や手紙、催し物のプログラムなどを確認した。 古文書などは約5千点に上るという。引き続き調査を進め、内容をまとめ
-
大自在(9月5日)アフガニスタン
コロナ禍が落ち着いた今年に入ってから、久しぶりに遠方の故郷に帰ったという人は少なくないだろう。アフガニスタン出身で島田市在住の医師レシャード・カレッドさんも2019年以来となる里帰りをした 祖国訪問後、「アフガニスタン 戦禍からの再生・希望への架け橋」(高文研)を出版した。自らの目で確かめたアフガンの現状をはじめ、1979年のソ連侵攻以降の歴史、同じ医師でアフガン復興のために尽力する中で凶弾に倒れた中村哲さんへの思いなどをつづっている アフガンでイスラム主義組織タリバンが再び権力を握ってから2年が過ぎた。旧タリバン政権時代と同じように女子の教育の権利を奪い、女性の自由を制限した。貧困や飢
-
中高生が英語スピーチ競う 島田市国際交流協会がコンテスト
島田市国際交流協会は2日、中高生を対象にした英語スピーチコンテストを同市のプラザおおるりで開いた。市内外の中高生20人が参加した。 国際交流に興味を持ってもらおうと同会が毎年開催していて、今回で56回目。気候変動やジェンダーギャップなど自身の経験から学んだことをテーマに約5分間のスピーチに臨んだ。 入賞者は次の通り。 【中学生暗唱の部】①冨永煌太(六合中3)②鈴木凜音(吉田中3)③杉浦寧音(金谷中3) 【中学生自由演題の部】①菅沼明日香(六合中3)②萩埜莉央(牧之原中3)③田中凰介(相良中3)③高木勇心(島田二中3) 【高校生の部】優勝 名波咲良(島田樟誠高2)▽奨励賞 寺田悠生
-
災害時の物資供給 島田市と杏林堂薬局が協定
島田市はこのほど、杏林堂薬局(浜松市中区)と災害時における相互連携に関する協定を締結した。感染症予防活動や災害時の生活物資の供給などで協力し、地域の防災力強化を図る。 島田市役所で締結式が開かれ、染谷絹代市長と橋本健次専務が協定書に署名した。染谷市長は「災害時は市の備蓄だけでは限界がある。避難生活の質や市民の安心感も高まるはず」と謝意を示した。橋本専務は「災害時に必要な商品も可能な限り取りそろえている。物資以外でもさまざまな面で協力していきたい」と応えた。 市内には杏林堂ドラッグストア島田稲荷店があり、今月中旬には島田駅南店がオープンする予定。
-
大井川鉄道 家山-川根温泉笹間渡が運転再開 SL乗車ツアー、10月1日
大井川鉄道(本社・島田市)は10月1日、大井川本線家山(同市川根町家山)―川根温泉笹間渡(同町笹間渡)間の運転再開に合わせ、蒸気機関車(SL)の乗車ツアーを開催する。夕方から夜にかけての特別ダイヤで鉄道ファンに2往復を楽しんでもらう企画で、約1年ぶりにSLが大井川本流を渡る。 大鉄は昨年9月の台風15号により全線で土砂流出などの被害を受けた。昨年12月に金谷―家山間で運転を再開したが、家山―千頭間は不通が続いていた。 1往復目は新金谷駅を午後4時10分に出発し、川根温泉笹間渡駅で折り返して金谷駅まで運行する。今回開通する区間の抜里駅では約10分間停車し、久しぶりに列車が到着した駅舎の雰囲
-
浜松商高が27連覇 島田で静岡県商業科実務競技会
商業分野の知識や技術を競う第73回静岡県商業科実務競技会(県商業教育研究会主催)が2日、島田市の島田商業高で開かれた。総合の部で浜松商高が優勝し、27連覇を果たした。 県内18校から342人が出場し、珠算や電卓、ワープロなど8種目で競った。成績上位者は11月に愛知県で行われる東海大会に出場する。 総合の部上位と各部門の優勝は次の通り。 【総合】①浜松商②静岡商③沼津商 【珠算】団体 浜松商▽個人 刑部帆香(同) 【電卓】団体 浜松商▽個人 山本結菜(同) 【簿記】団体 沼津商▽個人 太田紗由実(城南静岡) 【英文ワープロ】団体 浜松商▽個人 松崎柚希(同) 【ワープロ】団体
-
直木賞「やっと受け取る覚悟できた」 永井紗耶子さん(島田生まれ)語る
江戸時代、芝居小屋の裏手で起きた復讐[ふくしゅう]劇の真相を描いた「木挽町[こびきちょう]のあだ討ち」で第169回直木賞を受賞した時代小説作家、永井紗耶子さん(島田市生まれ)。贈呈式も終え「やっと作家として受け取る覚悟ができた。これを機に新しいチャレンジをしたい」と意欲を語った。 過去と現在 通底する作品 舞台は、芝居町として知られる江戸の木挽町。若侍、菊之助が父親のあだ討ちを果たした顛末について芝居小屋で働く5人が語る。木戸芸者、立師、女形ら、語り手が背負ってきた人生行路も明らかになっていく。「芝居小屋は、身分の上下なく楽しめる娯楽であり、いろいろな階層の人がなだれ込む交差点。時代性をく
-
アイテニスクラブ島田オープン 山本プロが技伝授
アイテニスクラブ島田のオープンセレモニーが2日、島田市稲荷の同クラブで開かれた。同所で20年続いたルナール島田テニスクラブが8月31日に閉鎖され、藤枝市や焼津市で教室を運営するアイテニスクラブが引き継いだ。 記念イベントとして、全日本選手権で優勝経験のある山本育史プロ(52)を招きテニス教室を開いた。参加した同クラブのメンバーら約60人に丁寧にアドバイスしながら、プロの技を伝授した。 参加者はテニス用品の展示販売や飲食も楽しんだ。同クラブの石川節雄オーナー(81)は「アットホームな雰囲気で楽しいクラブ。今後は小学生の育成に力を入れていきたい」と展望を語った。
-
電動キックボード体験 静岡空港
電動バイクや小型EV自動車などの乗車体験・展示イベントが2日、静岡空港で開かれた。多くの家族連れが訪れ、楽しみながら新モビリティの乗り心地を確認した。 参加者は空港内に設置されたコースで、電動バイクと電動キックボードを体験したほか、全長約2・5メートルの小型EV自動車「C+pod」の運転席に座るなど感触を確かめた。 静岡市葵区から家族で訪れた村越顕治偉さん(34)は電動キックボードを体験し、「思った以上に安定していた。今後も使ってみたい」と話した。 空港周辺エリアのアクセス向上や回遊性を高めるため、島田市が8日から12月3日まで市内で実施する実証実験の一環。市内8カ所に新モビリティを設置し、
-
9日の島田「大井川大花火」 開演15分早め 午後7時から
島田市観光協会は1日、9日に大井川河川敷で開催する「第36回大井川大花火大会」について、午後7時から開始すると発表した。 日没が早まっていることを受け、開演時間を当初の予定より15分早めた。大井川の両岸から約8千発の花火を打ち上げる。悪天候や河川の増水に伴い、2度延期していた。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
-
入院前にお薬整理 島田薬剤師会 市医療センター 患者情報を共有 モデル事業スタート
島田薬剤師会は1日、島田市立総合医療センターに入院する患者を対象に、事前にかかりつけ薬局で入院時に持参する薬を整理してもらい、患者情報を同センターに提供する連携モデル事業を開始した。薬局と病院が情報を共有し、安心で安全な地域医療の提供を目指す。入院前や退院後も患者が薬を分かりやすく把握できるように、専用の薬整理バッグとチラシも作成した。 同センターへの入院が決まった際、チラシ記載の事業参加薬局一覧の中から選んだかかりつけ薬局で、前もって薬を専用バッグに整理してもらう。患者は入院生活で服用する予定の薬だけが入ったバッグを持参し、退院後の薬の情報もかかりつけ薬局で共有される仕組み。バッグには医薬
-
記者コラム「清流」 山城への愛
落語家春風亭昇太さん(静岡市清水区出身)の山城への愛が止まらないイベントだった。築城450年を迎えた島田市の諏訪原城の関連行事に連日登場し、熱い思いを子どもたちに語った。 敵の侵入を防ぐために斜面を削った人工的な断崖「切岸(きりぎし)」や堀切、土塁…。天守閣や石垣のように目立つわけではないが、軽妙な解説によって、その役割を知れば違った角度から山城を楽しめることに気付かせてくれた。 諏訪原城について「徳川家康ら歴史上の人物が同じ場所にいたことを想像すれば楽しくなるはず」と語ってくれた。高校生の頃に訪れたことがあったという。城跡で開催されたチャンバライベントで、スポンジ製の刀を
-
JR草薙駅前広場 地元住民との接点に【キャンパス界隈 常葉大学~憩いの場~】
常葉大静岡草薙キャンパス(静岡市駿河区弥生町)から徒歩約5分と近く、通学で利用する学生も多いJR草薙駅。同大がある北口と、静岡県立美術館や県立大などがある南口にそれぞれ設けられた広場では、地元住民が学生を巻き込んでイベントを企画し、交流の場を創り出している。 よく晴れた週末、南口広場では地元飲食店などが主催する「草薙駅前バル」が開かれていた。「何を飲もうかな」「チキンも食べたいかも」-。友人と飲食を楽しむ学生や家族連れでにぎわった。 「学生が地域と結びついている」。草薙地区のにぎわい創出を目指す一般社団法人「草薙カルテッド」が管理するコワーキングスペースの運営を担う学生団体の共同代表
-
地方SL ともしび消させず 運行存続「乗って応援」 大鉄ツアー第2弾開催
大井川鉄道(本社・島田市)は11月18~19日、同社名物広報の山本豊福さん(58)が同行し、地方鉄道などを乗って応援するツアーの第2弾を北関東で開催する。9月下旬に九州で実施する第1弾の集客が順調なことを受け、今回は大鉄と同じく蒸気機関車(SL)を運行する鉄道に焦点を当てたツアーを企画した。 国内のSLは6月にJR東日本のSL銀河(岩手県)が営業運転を終了し、JR九州のSL人吉(熊本県―佐賀県)が2024年3月に運行を終えるなど厳しい状況が続いている。 今回は栃木県を中心に訪れ、SLの運転継続に取り組む真岡鉄道のSLもおかなどに乗車する。山本さんの人脈を生かして社員からSL運行の苦労話
-
放火未遂の疑い 男子高校生を逮捕 島田署
島田署は30日、現住建造物等放火未遂の疑いで島田市の男子高校生(17)を逮捕した。逮捕容疑は同日未明、市内の自宅で火を付けて、木造2階建て住宅1階の一部を焼損させた疑い。同居する家族にけがはなかった。同署が火を付けた動機などを調べている。
-
島田で住宅の一部焼く
30日午前2時55分ごろ、島田市阪本の男性(77)方から出火し、木造2階建て住宅の1階の一部を焼いた。けが人はいなかった。島田署によると、男性方は5人暮らし。同居家族から「煙が出ている」と110番があった。同署などが出火原因を調べている。
-
校舎解体契約巡る議案など22件上程 島田市議会開会
島田市議会9月定例会は30日開会し、会期を9月29日までの31日間と決めた後、2022年度各種決算認定や歳入歳出にそれぞれ1億2600万円を追加する23年度一般会計補正予算案、島田第一小校舎等の解体工事の請負契約に関する議案など22件を上程した。 22年度一般会計の決算案は歳入総額が468億4600万円、歳出総額は451億5800万円。翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支額は13億300万円の黒字だった。 補正予算案は民間放課後児童クラブの新設に対する補助金や新たに有機農業へ転換する農業者への交付金などを計上した。一般質問は7、8、11日に行う。
-
電気配線の仕組み 延長コード作りで小学生が体験学習 島田工高教員が講師
島田市の六合公民館はこのほど、六合地区の小学生が多彩な体験活動に取り組む「六合子どもチャレンジクラブ」を同館などで開いた。おもしろ科学講座では子どもたちが延長コード作りを体験した。 島田工業高電気科の教員が講師を務め、六合小、六合東小の3~5年生13人が電気配線の仕組みを学んだ。児童はドライバーを使用し、コンセントやプラグを分解した。ニッパーで延長コードを好きな長さに調節するなどしてものづくりを体験した。 六合小4年の松浦大貴さんは「力がいるので難しかったけれど、学校の授業ではできないことが体験できて良かった」と話した。
-
大自在(8月30日)時代小説
作家藤沢周平さんの武家もの時代小説を「時代を違[たが]えたサラリーマンもの」と作家の関川夏央さんは解説した。「ただし、屈辱と策謀に関しては敢然と剣を抜き放つ」 「普通」の維持に努めるサラリーマンへの温かいまなざしが愛される理由だと読み解く。苦学生、教員、療養、専門紙の記者の各生活の経験が藤沢文学に含蓄を与えているとし、45歳で第69回直木賞を受けた年の作品「又蔵の火」(1973年)を初期の傑作に挙げた(「おじさんはなぜ時代小説が好きか」岩波書店) 「又蔵の火」は、又蔵が兄のあだ討ちをする話。敵は甥[おい]とはいえ年上。兄は家の面汚しとして死に、人々は放蕩[ほうとう]者がいなくなったと安堵
-
次の感染症備え コロナ総合レポート公表 島田市が対応検証
島田市は29日、「新型コロナウイルス感染症総合検証レポート」を公表した。今後発生が想定される次の大規模感染症に備え、約3年間の市のコロナ対応を総合的に検証し、教訓と課題を整理した。 市内感染状況の推移をはじめ、市の感染対策や市民への情報提供の方法、ワクチン接種の取り組みなどをまとめた。感染症法上の5類移行後の対応も掲載し、国や県への提言を記した。さまざまな職種の声も載せ、自治会活動で困ったことやコロナ感染の不安など市民意識調査結果をまとめた。次の大規模感染症に備えた教訓や課題、取り組みの手掛かりも列挙した。 レポートは2月から準備作業に着手し、4月から検証ワーキンググループが協議を重ね、
-
大井川花火大会 9月9日開催 悪天候などで2度延期
島田市観光協会は29日、再延期していた「第36回大井川大花火大会」を9月9日に大井川河川敷で開催すると発表した。 悪天候や河川の増水に伴い、2度延期していた。大井川の両岸から約8千発を打ち上げる。今後の天気や河川の状況によっては開催日を遅らせる可能性がある。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
-
島田の中小企業課題、診断士が助言 市商工会、首都圏から招く
島田市商工会は26、27の両日、首都圏の企業に勤務する中小企業診断士が地元事業所の経営改善に向けて助言する連携事業の現地調査を同市で実施した。企業内診断士15人が3社に分かれ、地方の中小企業が抱える課題を聞き取った。 地元企業の課題解決とともに、活躍の場を求める企業内診断士に指導実績を積んでもらおうと昨年度から開始した事業。ワーケーションの推進や交流人口拡大、市の魅力発信も図る狙い。 同市川根町家山の大井建設では、金融機関やIT企業などに勤める中小企業診断士が池田豊社長らから営業活動の課題などをヒアリングした。池田社長は「商品に自信はあるが、プロモーションに弱い面があった。自社だけでは限
-
「島田髷まつり」に向け 日本髪の結い上げ、美容師が勉強会
島田市で9月17日に開催される「第65回島田髷(まげ)まつり」を前に、同まつり保存会(鈴木房雄会長)は28日、日本髪の結い上げ勉強会を同市の市地域交流センター歩歩路で開いた。市内外の美容師ら約30人が本番に向け、互いに腕を磨いた。 日本髪KAZURA屋の川辺かおりさん(東京都)が講師を務め、日本髪の「結綿(ゆいわた)」「桃割れ」「銀杏(いちょう)返し」を実演した。参加者はスマートフォンで動画を撮影したり、熱心に質問したりするなど技術を学んだ。人形を使った実技にも取り組み、昔ながらの木製のくしや髪をまとめる油を使い分けて島田髷などを結い上げた。髪飾りの位置なども相談しながら、完成させた。
-
被災情報、デジタルで整理 島田市が災害対策本部運営訓練
島田市は27日、災害対策本部運営訓練を同市のプラザおおるりで行った。今回初めて被災情報をインターネット上の共有ソフトに入力してまとめるなど、デジタル技術を活用した情報の伝達、共有を訓練した。 駿河湾沿岸を震源とする最大震度7の地震が発生したとの想定で実施した。発災後36時間が経過した状態で、市民役の職員が電話で断水や停電、家屋倒壊などの被災情報を伝え、情報班の担当者が整理した。 これまでは紙の受付簿に記入していたが、今回はパソコンからグーグルのアンケートフォームに災害の日時や場所、概要などを入力。表計算ができるスプレッドシートに集約して全職員が一覧で見られるようにした。災害の全体像を把握
-
⚾NTN磐田製作所3回戦へ 軟式野球 静岡県下都市対抗大会
第69回県下都市対抗軟式野球大会(静岡県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)第2日は27日、磐田市の豊岡野球場などで2回戦16試合を行った。NTN磐田製作所(磐田)は高井大地が2本の本塁打を放ち、中部電力浜松営業所(浜松)に逆転勝ち。昨年覇者の大場機工(富士宮)は島田市役所(島田)にコールドで快勝した。ホンダ浜松(浜松)はファンキース(藤枝)との打撃戦を制した。大会第3日は9月2日、浜松球場などで3回戦と準々決勝を行う。 ▽2回戦 大場機工(富士宮) 12―0 島田市役所(島田) (5回コールド) 良工舎山本鋼業(清水町) 8―0 清水トータス(清水) NTN磐田製作所(磐田) 6―3
-
共生社会形成へ取り組み共有 島田署対策連絡協議会
在住外国人と地域住民の共生を目指す「島田署共生対策連絡協議会」がこのほど、同署で初開催された。島田市、川根本町、外国人が勤務する両市町の企業や同署幹部ら27人が出席し、共生社会の形成に向けて取り組んだ活動を共有した。 島田市は日本語教室の開催や行政窓口の翻訳、通訳サービス、川根本町は県からの委託に基づく外国人材の第二の故郷づくり事業で、スポーツや料理を通じた地元住民との交流会を紹介した。 中国の技能実習生が働くケーブルテクニカ(同町)は、休暇を利用した買い物ツアーや学校の運動会に参加した活動を報告した。同社の森永祐司総務課長は「日常の交流は従業員に限られてしまう傾向がある。地域のつながり
-
大井川流域の歴史を学ぼう 島田で9月から講座
島田近代遺産学会は9月9日と同23日、10月7日にかけて、大井川流域の歴史や産業などを学ぶ講座を島田市のしまだ楽習センターで開催する。 9日は市内在住の佐野陽子さんが満蒙開拓の実体験を語り、藤枝北高演劇部が朗読劇も行う。23日は同学会の新間雅巳代表が「Z研究とは何だったのか? 続・海軍島田実験所に携わった人々」と題して講演する。 10月7日は島田理化工業OBの佐野貢さんが「Z研究からの平和技術利用 創設された島田理化工業」と題し、技術者の資料を基に解説する。 時間はいずれも午後1時半から。定員各回50人。事前予約不要。受講料は各回500円。問い合わせはしまだ楽習センター<電0547(3
-
ドーピングの危険 カードでお勉強 沼津の薬剤師、子どもに啓発
沼津市の香貫地区民生委員児童委員協議会はこのほど、子どもたちに薬の正しい使い方を学んでもらうゲーム型体験会を同市の第三地区センターで実施した。 薬剤師の毛塚友浩さん(同市)と清水雅之さん(島田市)が講師を務め、カードゲーム「ドーピングガーディアンゲーム」で薬に関する知識や、「うっかりドーピング」の防止などを啓発した。約20人の参加者は自分がアスリートと仮定し、禁止薬物を使わないようにトレーニングカードポイントを稼いで楽しく理解を深めた。 ゲームの考案者でもある清水さんは「薬を飲む前に薬剤師に相談してほしい。今回学んだ薬についての正しい知識を子ども同士でも広めてもらいたい」と話した。
-
スケートボードやブレイクダンス 御前崎でアーバンスポーツ体験
スケートボードなどのアーバンスポーツを楽しむイベントが26日、御前崎市のマリンパーク御前崎で開かれた。特設会場で子どもたちが競技を体験し、プロ選手が一流の技や都市型スポーツの魅力を伝えた。スケートボード会場には傾斜台やレールと呼ばれる手すりなどを設置。パリ五輪出場を目指す根付海龍選手(20)=島田市出身=らが、小学生以下の子どもたちに華麗にジャンプする方法などを助言した。根付選手が実際に技を披露し、来場者を沸かせる場面もあった。 ブレイキン(ブレイクダンス)とダブルダッチの体験コーナーも設けられ、参加者は汗を流した。 このイベントは競技人口拡大を図るため、28日まで同市で開催しているサー
-
シャトル打つときは体の前で 元バドミントン選手・與猶さん 天竜で講座
静岡県バドミントン協会と浜松市スポーツ協会水窪支部はこのほど、バドミントン講座を同市天竜区水窪町の水窪総合体育館で開いた。世界で活躍した元バドミントン選手與猶くるみさん(30)が講師を務め、基本の動作を中心に指導した。 午前中は小学生や初心者を指導し、シャトルの正しい打ち方を中心に説明した。與猶さんは、ラケットが振り遅れないように体の前でシャトルを打つことを伝えた。午後はゲーム形式で参加者と汗を流した。島田市の六合東小4年大石琴菜さんは「教わったことをやってみたらうまくいった。ちゃんと生かして頑張りたい」と話した。 市内外のバドミントン初心者から経験者まで約40人が参加した。講座は、バド
-
学芸員目指す学生 島田市博物館で業務体験 「紅」テーマに飯茶わん展示完成
島田市博物館は22~26日、博物館実習生を受け入れた。学芸員の資格取得を目指す静岡県内外の大学生4人が5日間、博物館業務を体験。最終日には収蔵品の飯茶わんのミニ展示を完成させた。 展示のテーマは「紅」。現代の彩り豊かな焼き物が生まれるきっかけになったとされる色合いの紅色に着目。約110点の収蔵品の中から作品を選んだ。九谷焼や伊万里焼、犬山焼、ベトナム北部に伝わる安南焼を並べ、レイアウトも茶わんを傾けて模様が見えやすくなるように工夫した。 小学生の夏休み体験学習や限定御城印の販売の補助などを体験し、掛け軸の取り扱いも学んだ。 法政大法学部3年の清家冴さん(21)=三島市=は「展示ケースや
-
「楽しい作品届ける」 直木賞の永井紗耶子さん 都内で贈呈式
第169回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が25日、都内で開かれ、江戸を舞台にした時代小説「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」で直木賞に選ばれた永井紗耶子さん(46)=島田市生まれ=に正賞の懐中時計などが贈られた。 永井さんはスピーチでデビューからを振り返り、「弱音を吐いては途中で筆を投げ出しそうな私を支えてくれた」と編集者、書店関係者などへの感謝の言葉を繰り返した。受賞作に対する温かい選評を読んだり、多くの応援の声を聞いたりして「これが手応えというやつなのかな、と感じている」と明かし、「大きな賞をいただき、これからも書き続けていくことができるのはすごくうれしく思っている」と笑
-
島田・井戸水枯れ 神座全箇所確認へ 国交省静岡河川事務所
島田市神座で2020~22年に実施された大井川護岸工事から1年以上経過した後も地域の井戸水が出にくくなっている問題で、国土交通省静岡河川事務所は25日、9月から地区内全59カ所の井戸の現状を確認する考えを明らかにした。井戸所有者の意見も踏まえ、住民説明会を開催する方針。 10月から再度工期に入る予定の護岸工事について、同事務所の桃木優一副所長は「住民の合意形成ができた後に工事に入りたい」と述べた。現状確認では井戸の深さや地下水位、水量、ポンプの能力などを個別に確かめるという。一部農家が井戸の水枯れなどによる農作物の被害を訴えていることについて、桃木副所長は「経緯や事実関係を確認しながら対応
-
全国茶品評会 静岡県内入賞者・団体【一覧】
【普通煎茶10キロ】2等 丹野園丹野浩之(川根本町)▽3等 かわね山処苑小平史郎(同)春野茶振興協議会杉地域茶生産組合組合長藤盛秀行(浜松市)川根たっちゃん農園橋本立生(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)天竜茶研究会丸芝製茶協同組合組合長大石顥(同) 【普通煎茶4キロ】1等 静岡本山茶小沢晃(静岡市)相藤農園相藤直紀(川根本町)つちや農園土屋鉄郎(同)丹野園丹野浩之(同)▽2等 春野茶振興協議会栗崎貴史(浜松市)相藤園相藤令治(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)▽3等 天竜茶研究会太田勝則(同)春野茶振興協議会栗崎克之(同)山二園後藤裕揮(沼津市)荒井園新井智(御殿場市)静岡本山
-
山本さん親子3代 写真や絵画など力作並ぶ 島田で27日まで
島田市の写真愛好家山本勇さん(91)家族による作品展「親子三代展」が27日まで、同市のプラザおおるりで開かれている。 出展者は山本さんと息子の直さん、直さんの妻チカさん、孫の丸楠[たまぐす]さん、儒來[じゅら]さんの5人。山本さんは20歳前後から趣味でカメラを始め、約70年にわたり写真を撮影してきた。高齢になり写真を処分しようか悩んでいたとき、直さんや孫から「一緒に作品展をやろう」と声をかけてもらったという。 山本さんは上高地(長野県)の風景や大井川鉄道のSLと桜など観光地で捉えた自慢の写真を展示した。直さんは顔をかたどって作ったマスク、チカさんは油絵や水彩画を並べた。愛知県立芸術大在学
-
大井川大花火、再延期を発表 島田市観光協会
島田市観光協会は25日、26日に大井川河川敷で予定していた「第36回大井川大花火大会」を再延期すると発表した。 降雨で河川が増水し、花火の打ち上げ会場が使用できなくなったため。開催日は未定。当初は10日に予定していたが、悪天候のため延期していた。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
-
島田の夏目さん 将棋Sクラス優勝 2位は浜北・中川さん 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の8月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。82人が参加し、最強のSクラスは島田市の夏目雄介さんが優勝した。上位入賞者は次の通り。 S ①夏目雄介(島田市)②中川丈太郎(浜北区)③田中雅英(南区)④寺崎勝(東区)⑤阿部哲也(同)▽A ①横山渡(牧之原市)②赤川陽平(浜北区)③石川三余(西区)④小林悠人(袋井市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①村松清(東区)②赤松僚助(天竜区)③河村正夫(浜北区)④高瀬啓一郎(中区)⑤田村勇太郎(同)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②鈴木与四郎(西区)③永野裕也(浜北区)④泉龍一(西区)⑤斉藤正直(東区)▽D ①高木健吾(東区)②
-
水道水から切り替え 事前連絡せずに施工 島田・大井川護岸工事 井戸渇水
島田市神座で2020~22年に行われた大井川護岸工事から1年以上が経過しても地域の井戸水が出にくくなっている問題で、業者が一部の井戸の所有者に対して事前連絡せずに、不足分を補っていた水道水から井戸水への切り替えを実施していたことが23日までに、国土交通省静岡河川事務所などへの取材で分かった。井戸水に切り替えた直後に渇水状態になり、農作物に十分に供給できず枯れるなどの被害が確認されている。 被害があった神座のイチゴ農家渡瀬豊さん(38)によると、護岸工事の工期中に工事の影響で井戸水が少なくなったときに、業者が水道水へ切り替える工事を実施していた。工事終了後に水位が戻っているのを確認した上で、
-
脱炭素 5市2町で推進 来年の公募に参加目指す 静岡市で首長会議
連携中枢都市圏を形成する静岡県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原各市と吉田、川根本両町)は22日、静岡市葵区で首長会議を開いた。同市内の3カ所が選ばれている国の「脱炭素先行地域」に関し、各市町の観光施設の脱炭素化を進め、圏域としても選定を目指すことを確認した。2024年2月と8月ごろに予定されている次回の公募に向け、難波喬司静岡市長は「覚悟を持って取り組む」と強調した。 各市町は太陽光発電や再生可能エネルギーの導入可能性がある脱炭素拠点候補施設の選定を進めている。国が広域的な取り組みを推進していることを踏まえ、難波市長は「各自治体が先行的に事業をやっている。良いものはまねをして全
-
車のフロントガラス割り軽傷負わせた疑い
島田署は23日、器物損壊と傷害の疑いで島田市向谷4丁目、無職の男(84)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後3時ごろ、同市内の路上で軽乗用車のフロントガラスを割り、運転手の男性(67)に軽傷を負わせた疑い。
-
不同意わいせつの疑い
島田署は23日、不同意わいせつの疑いで島田市牛尾、アルバイト作業員の男(50)を逮捕した。逮捕容疑は8月中旬、静岡県中部に住む30代女性に同意を得ずにわいせつな行為をした疑い。
-
多彩な水彩画188点並ぶ 静岡県立美術館で県協会展、27日まで
静岡県水彩画協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、静岡市駿河区の県立美術館で始まった。一般、会友など4部門に出品された作品187点と遺作1点を展示している。27日まで。 30~90代の出品者による多彩な作品が並ぶ。一般の部で最高賞の県水彩画協会賞に選ばれた岡本雪江さん=菊川市=の作品「酒造所の春」は、濃淡の異なる色を重ねて満開の桜を巧みに表現した点が評価された。 同協会の羽根田英世会長(77)=島田市=は「発色が良い透明水彩、油彩画のような力強い仕上がりのアクリル絵の具、それぞれの魅力を感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【一般】新人賞
-
島田・神座で井戸水量減 大井川護岸工事 1年以上経過 農家に被害「補償を」
島田市神座で2020~22年に行われた大井川護岸工事から1年以上が経過しても、同地域にある井戸の約半数で水が出にくい状況になっていることが22日までに、発注者の国土交通省静岡河川事務所(静岡市)などへの取材で分かった。護岸工事は10月から再度、工期に入るが原因が特定できていないため、井戸水を利用してきた農家からは心配の声が上がっている。 同事務所によると、工事は大井川東側で川の浸食を防ぐ目的で20年8月に開始した。工事により水位が低下する可能性を事前に地元住民に周知し、渇水が確認された場合は業者に連絡するよう伝えていたという。実際に工期の途中で神座にある30カ所の井戸のうち、15カ所で水が
-
茶況(8月22日)地元名産の茶、塩使用 川根中生 かき氷販売 島田
島田市立川根中の生徒がこのほど、川根地域の名産物を使ったかき氷を考案し、地域のイベント「かわねさくらマルシェDE夏祭り」で販売した。 取り組みは総合的学習の一環。大井川鉄道家山駅周辺の活性化に取り組むイベント主催者の「駅前から川根の未来を考えっ会」(朝比奈孝亮会長)が同校に協力を呼びかけ実現した。 生徒は地元の豊かな食材に着目し、暑い夏にぴったりなかき氷を提案。地元の茶販売業「朝日園」の川根茶をシロップに使用し、川根温泉の塩で作った寒天、地元のキノコ「ホホホタケ」の甘露煮などをトッピングした。朝比奈会長は「生徒の力で地元の魅力を発信してくれることは大変ありがたい」と感謝した。 (島田支局
-
留学生と料理交流 島田で教室
島田市国際交流協会はこのほど、同市の保健福祉センターはなみずきで日本料理教室を開催した。同市のANS日本語学院に通学中の留学生と、地元住民が調理を通じて交流を深めた。 スリランカ、インドネシア、ネパールの留学生13人が参加した。メニューはお好み焼きと島田茶を使った抹茶プリンの二つ。調理のしやすさと、G7広島サミットで人気を集めたなどの話題性からメインをお好み焼きに決めたという。市健康づくり食生活推進協議会のメンバーが付き添い、調理をサポートした。 在住外国人との交流創出を目的に2回目の開催。インドネシア出身のフィンキ・ヌルヒダヤトさん(24)は「初めて作ったので楽しかった」と笑顔で話した。
-
記者コラム「清流」 地産地消から始めたい
御前崎市はおいしい食材の宝庫。全国的に有名な茶品種「つゆひかり」や和牛「遠州夢咲牛」など畜農産物が豊富だ。日照時間が長い好条件もあるが、やはり生産者の情熱が大きい。 島田市出身の記者は今まで川根茶が一番と思っていたが、つゆひかりの豊かな香りとまろやかな甘味に引かれた。遠州夢咲牛も味わってみたが、御前崎まで買い求めて来る人がいるのも納得できるうまさ。間違いなく地域の魅力である。 市は2019年に「食まちづくり条例」を制定した。認知度は低いが、食材の地産地消で地域活性化し、市民の健康増進を図ることなどを理念に掲げている。 実現に向け、まずは地域農業者を支える視点で地元食材を食べることから始
-
親子で楽しく工作 島田で教室
島田市は20日、同市の夢づくり会館で親子工作教室を開いた。子ども向けの工作番組に出演していた「わくわくさん」でおなじみの久保田雅人さん(62)を招き、親子約100組が家庭でできる工作に取り組んだ。 午前の部は色画用紙とはさみで空中に舞うおもちゃなどを作り、室内で飛ばして遊んだ。久保田さんはやさしい声で場を和ませながら作り方を伝え、子どもたちの笑いを誘った。午後は牛乳パックを使ったロケット作りに挑戦した。
-
新校舎の完成楽しみ 親子で工事中の島田一小見学 左官の仕事体験も
島田市の小学校統合に伴い、工事が進む同市の島田第一小で19日、親子現場見学会(島田商工会議所建設業部会主催)が開かれた。 第一小と伊太、相賀、神座、伊久美の計5校が統合し、全児童は来年度から第一小に通う。新校舎は11月に完成予定。 見学会は担い手不足が進む建設業への理解や魅力を体感してもらおうと企画した。 市内の親子約80人が参加し、施工関係者の説明を聞きながら内部を見学した。 左官の仕事体験もあり、子どもたちはこてを使って壁や床にしっくいを塗る作業に取り組んだ。 建設現場に興味があり、参加したという中山琥盟[こうめい]君(7)は「天井の配線などがすごかった」と目を輝かせていた。
-
ロボット甲子園静岡中部大会 内野さん(榛原高)最優秀
日本ロボットシステムインテグレータ協会は19日、ロボットアイデア甲子園静岡中部大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を島田市の大井神社宮美殿で開いた。高校生8人が産業用ロボットのアイデアを発表し、榛原高2年の内野遥斗さんが最優秀賞に選ばれた。 内野さんのロボットは壁や窓を掃除する「クリーンスパイダー」。アプリで対象物を撮影し、掃除したい箇所を画面でなぞるとロボットが反応する仕組み。高い場所で作業するビルメンテナンス業界を例に「(ロボットの導入で)事故の可能性が減り、1台で約5人分の人件費が抑えられる」とメリットを強調した。 内野さんは12月2日に東京都内で開催される全国大会に出場する。優秀賞は
-
大井川鉄道 家山―川根温泉笹間渡 10月1日運転再開 台風15号
大井川鉄道(本社・島田市)は17日、昨年9月の台風15号被害で運休が続く大井川本線の家山(同市川根町家山)-千頭(川根本町千頭)間のうち、家山―川根温泉笹間渡(島田市川根町笹間渡)間の運転を10月1日に再開すると発表した。 大鉄は台風15号により全線で土砂流出などの被害を受けた。昨年12月16日に金谷―家山間で運転を再開したが、家山-千頭間は不通が続いていた。大鉄が家山-千頭間で実施していた代行バス輸送は10月から川根本町が運行主体の町営バスに切り替わる。 鉄道の利用実態を踏まえ、より観光路線にシフトしたダイヤ改正も行う。蒸気機関車(SL)「かわね路号」を増発する一方、電車の運行本数を減
-
富士山遊覧フライトツアー 予約受け付け FDAなど3社連携
富士山静岡空港株式会社などは大井川流域の自然や富士山を上空から楽しめる遊覧フライトツアーの予約を受け付けている。 同社と大井川鉄道、フジドリームエアラインズ(FDA)の3社が連携し2018年から定期的に開催している人気ツアー。富士山上空のフライトや大鉄のアプト式鉄道、SLの乗車に加え、今回は世界最長の木造遊歩道として知られる蓬莱橋(島田市)を周遊コースに盛り込んだ。 催行日は11月3日から全6回で、代金は3万5800円(12歳以上)。各回の定員は80人。問い合わせは大鉄静岡ツアーセンター<電054(204)0512>へ。
-
空手世界大会「自分の力を証明」 島田の岩鼻さん、市長に抱負
8月下旬にハンガリーで開催される国際松濤館空手道連盟の世界大会に出場する岩鼻克典さん(28)=島田市川根町家山=が15日、同市役所を訪ね、染谷絹代市長に意気込みを語った。 岩鼻さんは7月に東京都で行われた全国大会(同連盟主催)の組手一般男子70キロ以下級で見事優勝し、世界への切符を勝ち取った。世界大会では組手一般男子65キロ以下級に出場する。 2019年にチェコで開かれた前回大会も65キロ以下級に出場したが、準優勝だった。コロナ禍で世界大会が1回中止となり4年ぶりに迎える舞台。「前回の悔しさを忘れていない。必ず結果を残して自分の力を世界に証明したい」と悲願の優勝へ力を込めた。染谷市長は「
-
平和の尊さかみしめ 終戦の日、静岡県中部各地で追悼式典【戦後78年 しずおか】
終戦の日の15日、県中部の各市町で戦没者を追悼する式典が行われた。市民や遺族らが出席し、戦争の悲惨さや平和の尊さをかみしめた。 島田市、平和願い活動 高校生が発表 活動を報告する高校生委員=島田市のプラザおおるり 島田市平和祈念式典(市平和祈念事業実行委主催)が15日、同市のプラザおおるりで行われた。運営に携わった市内の高校生が、平和への願いを込めて実施した活動の内容を報告した。 高校生委員として島田高と島田商業高の生徒6人が参加し、原爆ドーム(広島市)の保存活動に浄財を寄付する「募金ガチャ」などを企画した。ガチャガチャには平和をテーマにした缶バッジやステッカーを詰めた。2年連続
-
茶況(8月15日)緑茶ビール商品化 島田の醸造・販売所
島田市伊久美のクラフトビール醸造・販売所「193 バレーブリューイング」は、同市の「KADODE OOIGAWA」が展開するブランド緑茶を使ったクラフトビールを商品化した。 ブランド緑茶「MANDARA GREEN TEA」の深蒸し、浅蒸しの2種類の茶葉を使用した。ホップの柔らかい苦みと緑茶の上品なうまみが楽しめるのが特徴。醸造所の担当者は「すっきりとした味わいのペールエールに仕上がった」と太鼓判を押す。 KADODEのマルシェで販売中。880円(税込み)。同館の飲食店「緑茶バーガー&麦酒」では専用の注ぎ口(タップ)から新鮮な状態で提供している。1杯770円(税込み)。 (島田支局・池
-
静岡県民囲碁まつり 島田で150人が熱い戦い
静岡県内の囲碁愛好家が集う県民囲碁まつり(日本棋院県支部連合会主催)がこのほど、島田市のプラザおおるりで開かれた。小学生から大人まで約150人が参加し、3人一組のチームで熱い戦いを繰り広げた。 県内の囲碁人口拡大を目的に毎年開催している。実力ごとにチームを1~5組に分け、リーグ戦を行った。参加者は碁盤を挟み、真剣な表情で対局に臨んだ。 各組の優勝チームは次の通り。 1組 浜北支部▽2組 らんか③▽3組 三島A▽4組 加藤学園A▽5組 加藤学園B
-
地域の盆踊り復活 閉校の島田・伊久美小 児童、卒業生ら思い出づくり
島田市の伊久美小閉校記念行事実行委員会は13日夜、盆踊り大会を同市伊久美の同校グラウンドで開いた。本年度末の閉校に合わせた企画で、数十年ぶりに伊久美地区の盆踊り大会が復活した。 卒業生らでつくる実行委が地域の思い出づくりを目的に計画した。グラウンドの中央には櫓(やぐら)が設置され、ちょうちんも飾り付けられて雰囲気を盛り上げた。児童や卒業生、学校関係者、地域住民らが伊久美音頭などを踊った。帰省した地元出身者も来場し、地域が活気づいた。出店もあり、子どもたちはスーパーボールすくいなどを楽しんだ。学校の思い出を記す寄せ書きコーナーも設けた。 伊久美小児童はフランクフルトや焼き鳥の屋台を出店し
-
榛原高で「イングリッシュキャンプ」 外国人講師と交流「英語力に自信」
牧之原市の榛原高は12~14日の3日間、「イングリッシュキャンプ」を同校で開いた。外国人講師と多彩な交流を通じて異文化に理解を深めたり英語力に磨きをかけたりした。 生徒はグループに分かれ、インターナショナル・エデュケーションセンター(島田市)から派遣された講師と互いの文化を理解し合いながら成果発表となるプレゼンテーションのテーマを考えた。最終日には、世界各国の文化を音楽やイラストで紹介したほか、クイズを交えて日本の童話を英語で朗読するなど工夫を凝らした発表が続いた。粂田陽菜さん(17)は「大きな刺激を受けたし、自分の英語力に自信を持てるようになった」と笑顔で話した。 イングリッシュキャン
-
静岡県内運送・バス事業者 若手の育成充実に力 指導者採用や訓練施設【迫る 24年問題】
静岡県内の運送・バス事業者が、運転手の残業時間に上限が設けられる「2024年問題」への対応の一環として、若手従業員の教育に注力している。大型車両の運転経験が浅い若手の技術を円滑に引き上げる環境を充実させることで、現場で長期にわたって主力となり得る人材の確保や増強につなげる。 島田市の運送業「山岸運送」は19年ごろから、自動車教習所の教官経験者が新入社員らを指導している。同社幹部が教習所関係者との雑談をきっかけに紹介を受け、添乗指導員として採用した。 若手のトラックに同乗し、ハンドルの回し方やブレーキの踏み方といった基本的な実技を指導する。事故を起こすなどして再教育の対象となった社員には、
-
14日夜、15日に計画運休 大井川鉄道 台風7号影響
大井川鉄道(島田市)は12日、台風7号の接近に伴い計画運休を実施すると発表した。14日夜に一部運行を休止し、15日は終日運休とする。 14日は夜に運行する大井川本線の普通電車5本と家山─千頭間の代行バス3本を運休する。きかんしゃトーマス号とかわね路号、井川線は通常運行の予定。 16日以降は全線で点検を行った上で運転を再開する。
-
島田に響く 世界一の音色 津軽三味線奏者大塚さん 大会優勝 がい旋公演 聴衆を魅了
青森県で5月に開かれた津軽三味線の世界大会で優勝した島田市の津軽三味線奏者大塚晴也さん(23)が12日、同市の地域交流センター歩歩路で優勝記念公演を開いた。約180人が来場し、大塚さんが奏でる“世界一”の音色に浸った。 大塚さんは実力者がそろう最高レベルの個人A級部門でトップに輝いた。この日は地元住民を前にリラックスした表情で臨み、大会で演奏した「津軽じょんがら節」や自身作曲のオリジナル曲などを披露した。巧みなばちさばきに観客から盛大な拍手が送られた。 「たくさんの人の協力でこのようなすてきな場を用意していただいた。感謝の気持ちを胸に、今後もいろんなことに挑戦し
-
キャンプフェスタ×夏祭り 同日開催、12日まで 島田・KADODE
島田市竹下の複合施設「KADODE OOIGAWA」で11日、夏のおおいがわキャンプフェスタ(大井川流域観光事業実行委員会主催)とカドデ夏祭り(島田市観光協会主催)が始まった。12日まで。 キャンプフェスタにはキャンプ用品の販売業者が複数出店。人気漫画「ゆるキャン△」のオリジナルグッズや島田市の冷茶なども販売している。午前10時~午後3時。 夏祭りは射的や玉入れのほか、KADODE隣の「常安寺」を舞台にしたお化け屋敷を目玉企画として用意した。島田商業高(島田市)の生徒約50人が夏祭りの運営ボランティアとして参加。開催は午後3~8時で、お化け屋敷は午後5時から。
-
諏訪原城の別名「牧野城」限定御城印 再び 島田市、24日販売
島田市は24日、諏訪原城(同市)の徳川時代の名称である「牧野城」の御城印を1日限定販売する。徳川家康が天正3(1575)年8月24日に諏訪原城に入城し、牧野城に改名したことにちなんだ企画。 初めて実施した昨年は販売開始と同時に完売になった人気の御城印。背景には牧之原台地の茶畑をイメージした緑茶カラーで、徳川家の「葵(あおい)の御紋」と今川家の旗印「赤鳥紋」をデザインした。築城450周年に合わせ、450枚限定で午前10時から、市博物館で販売する。価格は500円。 諏訪原城は天正元(73)年に武田勝頼の命で遠江国獲得の拠点として築城された。その後、徳川家康の手に落ち、牧野城に改称。今川氏真な
-
省エネ改修経費 島田市20%補助 17日から申請受け付け
島田市は省エネの推進に向けて、家電の更新や住宅設備の改修を行う市民に経費の一部を補助する。補助率は20%。17日から申請を受け付ける。 市内店舗での更新、市内業者による改修に限り、補助額は2万~20万円。対象の家電は目標年度に対する省エネ基準達成率が100%以上のエアコン▽冷蔵庫▽照明器具▽給湯器(電気・ガス・石油)、改修は▽外壁、天井、開口部の断熱▽屋根、屋上の日射遮蔽(しゃへい)▽ひさしの拡張▽換気機能設置―など。 申請は11月まで。申請書類は市のホームページでダウンロードできる。予算の3千万円に達した時点で受け付けを終了する。問い合わせは市商工課<電0547(36)7146>へ。
-
1日市長体験の参加児童氏名訂正 島田市
島田市は9日、1日市長体験(7日開催)の参加者の1人として発表した氏名を田中昂大郎君に訂正した。
-
キャンプに夏スキー、トレラン...スポットの宝庫 オクシズ井川湖周辺を満喫【しずおかアウトドアファン】
静岡市北部の中山間地域「奥静岡(オクシズ)」の一角を占める同市葵区の井川地域。井川湖周辺は南アルプスの山々への登山の起点として知られているが、ほかにも廃線跡のウオーキング、トレイルランニング、夏スキー、キャンプなどアウトドア関連のスポットの宝庫だ。夏の1日、標高600メートルから1000メートル超の一帯に吹く涼しい風を感じながら、同エリアを周遊した。 井川自然の家 トレラン初心者お薦め 井川湖から見て南東の山中にあり、宿泊ができる静岡市の施設「南アルプスユネスコエコパーク井川自然の家」。この施設周辺の山中を巡るのが市消防局職員で、日本屈指のトレイルレース「トランスジャパンアルプスレー
-
茶況(8月8日)世界の喫茶文化紹介 島田、茶器など展示
島田市金谷富士見町のふじのくに茶の都ミュージアムで12月4日まで、東アジア文化都市2023特別企画展「世界の茶器と喫茶文化」が開かれている。火曜休館(祝日の場合は翌日休館、8月15日は開館)。 日中韓をはじめアジア、中東・アフリカ、英国の喫茶文化を紹介している。日本は茶の湯の道具、中国は「工夫茶器」セット、韓国は高麗茶わんなどを展示している。 モロッコやエジプト、イランなどの喫茶習慣も写真や茶器を通じて知ることができる。英国の華やかなティーカップなども目を引く。バングラデシュの路上茶屋に見立てた記念撮影コーナーも設けた。 インドとモロッコの喫茶文化を実際に体験できるセミナーも10月29
-
“1日市長” お仕事体験 島田二小 田中君、馬田さん
島田市立島田第二小5年の田中昂太郎君と馬田[まだ]悠衣さんが7日、“1日島田市長”に就任し、仕事を体験した。 2人は染谷絹代市長からたすきをもらい、1日市長に任命された。島田市が好きな田中君は「市長が何を大切にされて仕事に取り組んでいるか知りたい」、馬田さんは「市長になるのが夢だった」とそれぞれ応募の理由を語った。 初の公務となる女性議会参加者交流会に出席し、田中君は「誰もが集まれる場所をつくりたい」、馬田さんは「誰ひとり取り残さずに安心して暮らせるまちづくりを目指したい」と市長になったら成し遂げたいことを発表した。その後は市長車で移動し、市観光案内所「おおいなび
-
大井川大花火大会、26日に延期へ 島田市観光協会
島田市観光協会は8日、10日に予定していた「第36回大井川大花火大会」を26日に延期すると発表した。悪天候が予想されるため。 大井川の両岸から約8千発を打ち上げる。26日も午後7時15分開演。問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
-
直木賞 永井紗耶子(島田市生まれ) 垣根涼介/芥川賞 市川沙央 所感寄せる
第169回直木賞は永井紗耶子さん(島田市生まれ)の「木挽町[こびきちょう]のあだ討ち」と垣根涼介さんの「極楽征夷大将軍」、芥川賞は市川沙央さんの「ハンチバック」に決まった。選出された3人が所感を寄せた。 ようやく出てきた第一声 直木賞 永井紗耶子 直木賞に決まり、記者会見する永井紗耶子さん=東京都千代田区 「永井紗耶子さんの『木挽町[こびきちょう]のあだ討ち』に決定いたしました」 7月19日の18時20分を過ぎた頃に、電話口で確かに女性はそう言った。 その日、私は歌舞伎座横の文明堂のカフェにいた。担当編集者たちと共に一報を待つ、いわゆる「待ち会」のためである。「待ち会」とは、決定
-
駄菓子販売や輪投げ 地域住民交流深める 島田・伊太地区で初開催
島田市伊太の梅の里伊太コミュニティセンターで6日、駄菓子の販売や輪投げなどの遊びが楽しめるイベント「お~いあつまれ!伊太っ子広場」が開かれた。初めての試みで、地域の子どもから高齢者までが交流した。 市社会福祉協議会が昨年度、地元の伊太小で地域福祉を考える授業を行った際、子どもたちから「駄菓子屋があったらいいな」との声が上がった。自治会なども協力し、本年度末で同校が閉校になることも踏まえ、企画が実現した。 イベントでは、金谷地区の駄菓子屋「わきっちゃん」が出張販売した。輪投げやスカットボールなどの体験も人気を集め、七夕コーナーも設けた。 伊太小5年の鷲塚璃子さん(10)は「思い描いたこと
-
楽器演奏や園児パレード 島田夏まつり開幕 6日まで
島田夏まつり(同実行委員会主催)が5日、島田市の本通りや駅前中央通りで始まった。6日まで。 新型コロナの影響で4年ぶりの開催。商店街には屋台が並び、地元の個店もできたての和菓子などを店頭で販売した。静岡市消防音楽隊の楽器演奏や地元園児によるパレードもあった。沿道に集まった見物客からは大きな声援が送られた。浴衣姿で久しぶりの地元の夏祭りを楽しむ来場者の姿も見られた。 ぴ~ファイブしまだ音楽広場でのお化け屋敷や島田市消防団による子ども向けの消防車乗車体験、駅前中央通りでの「水てっぽう合戦」なども人気を集めた。 6日も午後2時から8時50分まで行われる予定で、周辺は2時から9時半まで車両通行
-
学生が「藤枝情報」発信 市広報課でインターン
藤枝市は4日、大学生が市役所の仕事を学ぶインターンシップを市内で開き、県内外の学生3人が広報課の業務を体験した。 参加したのは名城大3年の松尾蒼生さん(20)=焼津市出身=と静岡大3年の谷坂佳祐さん(21)=島田市出身=、静岡産業大3年の伊藤信治さん(21)=静岡市葵区出身=。松尾さんと谷坂さんは藤枝東高を卒業し、伊藤さんは藤枝のキャンパスに通う。藤枝の魅力向上や活性化を目指して情報発信したいという理由で参加した。 学生は広報課職員の指導を受けながら、市内各地で取材活動に励んだ。同市時ケ谷の二ツ池では、8月末まで見頃を迎えているハスを動画で撮影。市梨業振興会の大石幸男会長を訪ね、藤枝特産のブ
-
バリアフリー絵本展 静岡福祉大、藤枝の図書館と開催 子どもたち笑顔に
静岡福祉大(焼津市)のバリアフリー文庫が所蔵する「バリアフリー絵本展」が27日まで、藤枝市立駅南図書館で開かれている。同大と同図書館の連携事業の一環。布絵本作りの先駆者といわれる「ふきのとう文庫」(札幌市)と、布絵本作家山本敬子さん(島田市)の作品計30点が並ぶ。 布絵本は視覚、知的障害で絵本を読めない子どもたちが触って楽しめるよう、ボタンやひもなどを使って工夫されている。ふきのとう文庫からは動物や虫、果物の作品が展示され、文字がなくても理解できる温かみのある本がそろった。 山本さんは「ちょうちょう」や「うさぎ」といった童謡を題材にした。同大の学生と共同製作した「ドライブ」は開くと車や弁
-
医療的ケア児 交流の夏 島田でキャンプ
医療的ケアが日常的に必要な子どもとその家族が県内外から集うサマーキャンプ「がんばれ共和国」(認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク主催)が4日、島田市川根町で始まった。6日までの3日間、22組の家族やボランティアら約130人がさまざまなアクティビティーを通じて交流する。 同町家山の川根文化センターでは、建国式と大統領就任式を行い、キャンプリーダーを決めた。お楽しみイベントとして、劇団四季出身のミュージカル俳優らでつくるNPO法人「心魂プロジェクト」がミュージカルを披露した。 5日は気球の搭乗やポニーの馬車、バーベキュー、花火などを体験する。川根温泉ホテルに滞在し、バイキングや温泉など
-
先生の残業代 どうあるべき?③ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
公立学校教員の多忙化が進む中で、「定額働かせ放題」とやゆされる給与制度の見直しが課題になっています。教職員組合や教育評論家へのインタビューを通じて、残業代や労働時間の在り方をどのように改善すればいいのか考えてきました。今回はキュレーターと読者の意見を紹介します。 子どものため、自分の時間取り戻して 高木有加さん(長泉町) 1男1女の母。ママ防災塾マモルマムズ代表。レンタルスペース「ママとこどものヒミツキチmorisbase」の管理人。ミッションは「孤独な子育て、ダメ、ぜったい。」 「部活未亡人」という言葉をご存じですか。今回のテーマをいただいて、教職員として働く友人
-
島田市 秋にLINEクーポン第5弾 参加400店、最大30%引き
島田市は無料通信アプリLINEを活用した割引クーポン配信の第5弾を9月18日~11月19日に実施する。クーポンの値引き額を市が全額補助する。参加店舗は先着400店で、8月7日から事業者の募集を開始する。 市公式アカウントの友だち登録者に参加店舗のクーポンを配信し、利用者は商品の購入金額に応じて最大30%の割引を受けることができる(千円以上で300円割引など)。 クーポン対象店舗は市内中小企業など。ガソリン給油など石油燃料の購入は補助の対象外。電子申請に限り、クーポン配信週の選択が可能(業種ごとに上限あり)。 使用期限2週間のクーポンを毎週月曜日に8週連続で配信する。クーポンの利用額が予
-
島田の静居寺 樹木葬霊園開設
島田市旗指の静居寺が4日、樹木葬霊園を開設する。核家族化で継続した墓石の管理が難しくなるなど供養の在り方が多様化する中で、個人単位の埋葬を受け付ける。 樹木葬霊園は樹木が茂る閑静な区画に位置し、新たに池を整備した。故人の氏名を記載できるステンレスの納骨管と合祀(ごうし)墓の2種類から選ぶことができる。 静居寺は500年以上の歴史がある古刹(こさつ)。樹木葬霊園は宗教・宗派に関係なく契約できる。同霊園は寺の委託を受けてハラダ製茶(島田市)のグループ会社、ハラダ協同サービスが管理する。
-
高校生や大学生 保育の仕事体験 島田、就職支援セミナー
島田市は3日、保育士就職支援セミナーを同市の第一保育園で開いた。保育の仕事に興味がある高校生や大学生らが職場体験を通じて理解を深めた。 保育士の人材確保が目的。参加者4人は園児の着替えの補助や水遊びの手伝いなどに取り組んだ。現役の保育士と情報交換も行った。 セミナーは10日に同市の第三保育園でも実施する予定。
-
島田市博物館「早川殿朱印状」永禄11(1568)年 氏真の妻の権力象徴【コレクションから⑩】
北条家から今川家へ嫁いだ早川殿は、夫の今川氏真とともに波乱に満ちた戦国時代を生き抜いた女性である。早川殿が単なる氏真の妻でなく、確かに今川領国で権力を持っていたことが分かる資料が島田市に伝わっている。 早川殿が笹間(現島田市川根町)にかつて存在した峯叟[ほうそう]院という寺に対して金子[きんす]を寄付することが記された朱印状である。女戦国大名ともうたわれる寿桂尼(氏真の祖母)は、自身の菩提[ぼだい]寺と定めた龍雲寺(静岡市葵区)の末寺として峯叟院を再興させようと、永禄6(1563)年に初めて峯叟院に金子を寄付した。 早川殿の名で金子の寄付を再認する本文書が、寿桂尼没後の永禄11(1568
-
ANA那覇-静岡 8月3日の1便欠航 台風6号の影響
富士山静岡空港株式会社は2日、台風6号の影響で3日午前11時10分発の全日本空輸(ANA)那覇-静岡便が欠航すると発表した。
-
こども医療費 通院時無料 島田市 10月から
島田市はこども医療費助成制度を改正し、10月1日から、通院時のこども医療費の自己負担金を無料にする。これまでは通院1回につき最大500円を自己負担していた(未就学児は月2回まで、小学生から18歳までは月4回まで)。改正により、初回から自己負担なしで通院できる。入院時の食事療養費も助成対象になるため、自己負担金は無料になる。特定初診料や保険適用外の治療などは助成の対象外。 制度改正に合わせ、現在はがきサイズのこども医療費受給者証がカードサイズになる。9月下旬の発送を予定している。
-
島田一中で「夏休み寺子屋」 高校生、元教員ら学習支援
島田市の島田第一中で1日、地元の高校生や定年退職した元教員らが中学生の学習を支援する「夏休み島一中寺子屋」が開かれた。1~3年生約200人が夏休みの宿題を進めたり、これまでの授業で分からなかった点を確認したりした。 地域と学校の連携を支援する地域学校協働活動推進員(コーディネーター)で元小学校教員の藤田和子さんが講師役の高校生らの協力を支援した。島田高と島田樟誠高の生徒や元教員ら約50人が参加した。中学生は教科ごとなどのクラスに分かれ、約2時間勉強に取り組んだ。 1年大谷心音さんは「苦手な部分も分かりやすく説明してくれた。宿題もはかどった」と振り返った。 寺子屋は4日も同校で実施する。
-
親子でゲット!“焼津カード” 5枚目は「シークレット」 市役所若手職員が企画
焼津市内の観光スポットに置かれたカードを収集するイベントが1日、始まった。ターントクルこども館など4施設を周遊しながらカードを集め、ゴールの市観光協会に向かうと5枚目のシークレットカードを入手することができる。9月30日まで。 企画したのは市役所若手職員でつくる「市役所若者倶楽部」のグループ。昨年度好評だったことから内容を少しだけ変更して実施する。昨年度実施分を分析したところ、家族層の利用者が多かったことから、今回は配布場所を親子で体験できる施設に絞った。 配布場所はターントクルこども館、市消防防災センター、深層水ミュージアム、焼津小泉八雲記念館、市観光協会。各施設を訪ねると、市内スポ
-
茶況(8月1日)縁日気分で茶文化親しむ 島田でイベント
島田市観光協会は1日、射的などの遊びを通じて緑茶文化と縁日気分が楽しめる「緑茶縁日」を同市の大井神社境内で開いた。同神社の夏祭りに合わせて出店した。 市のシティープロモーション事業「緑茶化計画」の一環。若い世代に島田の茶文化や観光地などに親しんでもらおうと企画した。 ミニチュアの蓬莱橋から景品を狙う射的や大井川を模したスマートボール、牧之原大茶園に見立てたカラフル玉入れを展開した。親子連れなどの来場者は昔ながらの遊びを通じて縁日気分を味わった。冷茶の提供も人気を集めた。島田商業高の生徒がブースの運営に協力した。
-
諏訪原城 武田と徳川どちらの手に? 島田の城跡でチャンバラ合戦 春風亭昇太さんも参加
島田市は31日、諏訪原城応援隊イベント「チャンバラ合戦」を国指定史跡の諏訪原城跡(同市)で開いた。築城450周年を記念し、落語家の春風亭昇太さん(静岡市清水区出身)も応援隊長として登場した。戦国時代に武田と徳川の攻防の舞台になった城跡で、小学生ら約50人が両軍に分かれて熱戦を繰り広げた。 合戦はスポンジ製の当たっても痛くない刀を使用し、腕につけた「命」に見立てたボールをたたき落とすチーム戦のアクティビティー。二の曲輪(くるわ)を会場に、最初は制限時間内に生き残った人数を競い合う形式で2試合行った。 試合は1勝1敗の互角の展開で、最終戦は大将を守り切ったチームの勝利とし、昇太さんも武田軍と
-
eスポーツで交流活性化 島田、藤枝の老人クラブが体験会
島田市いきいきクラブ連合会とさわやかクラブふじえだ連合会の両若手委員会はこのほど、eスポーツの合同体験会を同市立老人福祉センター「伊太なごみの里」で開いた。リズムゲームなどを通じ、島田、藤枝の両市の老人クラブ若手委員が交流した。 島田市いきいきクラブ連合会はことし2月、ゲーム機を利用したeスポーツ促進活動を開始した。近隣市での導入検討に向け、今回初めて合同体験会を企画した。参加者約20人は音楽に合わせたリズムゲームや体を動かすゲームを体験した。さわやかクラブふじえだ連合会の藤崎修二若手委員長(73)は「みんな楽しそうにやっている。新規会員の増加にもつながりそう」と話した。 島田市も本年度から
-
故郷の島田へ思い深く 永井紗耶子さん直木賞に決まる【とうきょうウオッチ 記者余論】
感情があふれる一つ一つの丁寧な言葉に、質問をしたこちらの心にも響くものがあった。時代小説「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」が第169回直木賞に決まった島田市生まれの永井紗耶子さん。都内で19日に行われた受賞者記者会見で、同市とのゆかりに言及した。 永井さんが近年も島田大祭・帯まつりに足を運んだり、県内で講演をしたりしている様子は、SNSや過去のニュース記事を見て知っていた。だからこそ、直木賞作家となった今、改めて抱く生まれ故郷への思いに地元紙の記者として大きな関心を持っていた。 物語の題材となった歌舞伎。それに引かれるきっかけは「帯まつりのおはやしの音だった」と永井さんは明かしてくれた
-
春風亭昇太さん、山城語る 企画展開催中の島田市博物館が教室
島田市博物館は30日、開催中の企画展「築城450年記念 諏訪原城」に合わせ、落語家の春風亭昇太さん=静岡市清水区出身=を講師に招いた城教室を同館で開いた。親子連れなど約30人が山城の魅力に触れた。 国指定史跡の諏訪原城跡(島田市)を全国にPRする「諏訪原城応援隊長」を務める昇太さんと、副隊長で日本城郭協会理事の加藤理文さんが自ら訪ね歩いた全国の城を紹介した。昇太さんは、敵の侵入を防ぐために斜面を削った人工的な断崖「切岸(きりぎし)」をはじめ、堀切や土塁など山城の特徴を軽妙な語り口で解説。その上で、「城と言えばつい天守を見がちだが、それ以外の見どころを知れば何倍も楽しめる」と呼びかけた。
-
新大井川橋4車線化 完成祝う 島田で式典
国土交通省浜松河川国道事務所などは29日、国道1号島田金谷バイパス(BP)の新大井川橋(島田市)の完成式を同市内で開いた。国会議員や地元首長、地域住民らが4車線化に伴う下流側の2車線拡幅を祝った。 同BPは、旗指―大代インターチェンジ(IC)間の4・3キロで2024年度中の4車線化供用開始を予定している。今回難所だった大井川に架かる新大井川橋の拡幅工事完了のめどが立ち、地元で式典を開いた。同事務所の名久井孝史所長は「引き続き早期4車線化に向けて事業を進めていきたい」と述べた。施工を請け負う横河ブリッジの担当者が工事の概要などを説明した。橋の名板のレプリカも披露された。 同BPは延長10・6キ
-
チャットGPT導入判断へ 島田市、8月全庁で実験
島田市の染谷絹代市長は28日の定例記者会見で、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の全庁実証実験を8月21日から開始する方針を明らかにした。 同市は4月からDX推進課で実証実験を実施していて、①短時間で求める回答を入手できるが、質問力が問われる②誤った語句を含む回答が散見されるため、文節ごとの語句のチェックが必要③個人情報などの流出リスクから保護できるシステムが必要―などの実験結果をまとめた。 今回は職員専用の総合行政ネットワーク上で、試験導入する。市独自の職員向けガイドラインも作成した。実施期間は9月1日までで、正規職員約830人が対象。利用頻度や利用実績、仕事の効率化に寄与したか
-
花モチーフ ガラス絵など44点 島田出身の永田さん、藤枝で個展
島田市初倉出身で、女子美術大の非常勤講師を務める画家永田治子さん(62)=東京都=の個展が28日、藤枝市青木のコーンフィールド藤枝店で始まった。8月6日まで。 花をモチーフとしたガラス絵を中心に、キャンバスやアクリル板といった多様な素材、画材を用いて計44点を展示販売している。つぼみや枯れている状態など花が変化していく様子を描いた。ガラス絵の額もガーゼや石こうで加工して制作した。永田さんは「一つ一つ大事に作った。それぞれに好きな作品を見つけてもらいたい」と話した。 個展は午前10時~午後6時。店舗は8月2日が定休日。
-
給食の釜は大きいな~ 島田 親子でセンター見学
島田市立中部学校給食センターで28日、夏休み恒例の親子施設見学会が開かれた。市内在住の小中学生の親子20組47人が参加し、給食ができる工程を学んだ。 普段入ることができない給食センター内部を見学してもらい、調理の模擬体験を通じて給食を身近に感じてもらうことが目的。親子は食材の下処理や煮込む、あえるなどの各工程で使用する専用機械を見学した。一度にたくさんの給食を作ることができる大釜で調理を模擬体験し、具材に見立てたペットボトルキャップを専用器具でかき混ぜたり、すくったりした。 川根小5年の古橋咲太郎君(10)は「学校で食べている給食がどのように作られているかよく分かった」と話し、弟の1年理陽斗
-
欧州名門サッカー体感 島田にユベントス アカデミー指導者 児童 足裏技「新鮮」
サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)の名門ユベントスのアカデミー指導者が来日し、島田市で26日夜、サッカー教室を開いた。同市の小学生約60人が参加し、欧州サッカーの高い技術を学んだ。 来日したのは、元サッカーイタリア代表のアレッシオ・ムスティ。セリエAのラツィオやフットサルイタリア代表の監督などを歴任し、現在はユベントスの8歳から17歳までのアカデミーマネジャーとして、下部組織の育成責任者を務める。 フットサル仕込みの足裏を使う練習が目立った。ボール回しや試合形式の練習でアレッシオさんは「スペースがないときは繊細なタッチが重要」と指摘し、「足裏を積極的に使おう」と児童に強調した。指導
-
きょうは私が図書館員 島田の児童、1日体験
島田市内の小学生が参加する夏休み恒例の図書館員1日体験が27日、同市の島田図書館を皮切りに始まった。8月4日まで島田、金谷、川根の3館で希望者を受け入れる。 図書館や本に対する親しみを深めるのが狙い。島田図書館の体験初日は4人が参加した。児童は本の貸し出しや返却された本を本棚に戻す業務などに取り組んだ。持参した本に保護フィルムを貼る体験もあった。
-
優良建設工事 技術者を表彰 島田市
島田市は27日、優良建設工事主任技術者等表彰式を市役所で開いた。 染谷絹代市長が、昨年度に完成した表彰対象135件の工事の中から、特に優れた2件の技術者を表彰した。対象者は大河原建設の川合重徳さん(54)と、グロージオの小刀禰高弘さん(69)。川合さんは島田第四小のグラウンド造成工事でICT技術を活用し、工期短縮などを実現。小刀禰さんは災害復旧工事で専用ソフトを利用し、効率的な施工管理を実施した。 今年3月に全ての工事が完了した市立総合医療センターの優良主任技術者の表彰も行われ、青山武病院事業管理者が竹中工務店の村尾健さん(44)、内藤建築事務所の河崎邦生さん(62)に表彰状を贈った。
-
島田市議の提坂氏 衆院選出馬意向 参政党公認、静岡2区
島田市議の提坂大介氏(47)=同市=は26日、次期衆院選に参政党公認で静岡2区に立候補する意向を明らかにした。同党が新人として擁立を発表した。 提坂氏は取材に「既存政党のままでは子どもたちの未来はない。新型コロナウイルスワクチン接種促進やLGBT関連の法律などは国民は求めていない。国民のための政治に取り組みたい」と出馬の理由を話した。 2021年5月の島田市議選で初当選し、1期目。市議は当面続け、次期衆院選出馬による自動失職を予定する。同市出身で、地元で建築・不動産業を営む。東京科学芸術専門学校卒。
-
島田空襲の犠牲者を慰霊 住民ら、祈念碑に誓い
島田市は26日、島田空襲被爆者慰霊のつどいを同市扇町の扇町公園で開いた。犠牲者の氏名が刻まれた平和祈念碑「平和之礎」の前で、住民らが平和への誓いを新たにした。 出席者全員で黙とうをささげた後、島田第二小6年の永房知紘さん(12)が平和への誓いを読み上げ、「平和な世界をつくるために、まずは学校生活から、友達を傷つけることはしないように意識したい」と述べた。 今年は初めてボーイスカウトが協力し、金谷第1団の林大善さんと桜井孝頼さんが市平和都市宣言を朗読した。 島田空襲は太平洋戦争末期の1945年7月26日朝、扇町に長崎型原子爆弾の模擬爆弾とされる約4・5トンの爆弾が投下され、少なくとも47
-
富士登山ルート3776 海抜ゼロから目指せ山頂【しずおかアウトドアファン】
海抜ゼロから3776メートルの山頂へ-。数ある富士登山道の中でもひと味違う達成感が味わえると評判なのが、富士市が設定している「富士山登山ルート3776」だ。同市の海岸付近を出発し、全長約42キロに及ぶ長距離ルートで日本最高峰を目指した挑戦者に醍醐味[だいごみ]などを聞いた。 挑戦者「達成感は格別」 静岡側の山開き(10日)から初の連休となった16日。富士山最高地点の剣ケ峰にある石柱の前は、多くの登山者でにぎわった。中には、ザックなどにルート3776の挑戦者であることを示すゼッケンを着けた人の姿もちらほら。到着すると記念撮影をして喜びをかみしめた。 トレイルランニングも楽しむ仲間4人
-
千葉山(島田市) 手軽に歩ける丁仏参道【山ある記】
島田市街地の北にそびえる千葉山(496メートル)は街地から見上げる最初の高みであり、大津、伊太など北部の谷[や]の根っこにあって、手軽に歩ける“ウラヤマ”の遊び場となっている。山腹には多くの文化財を有する古刹[こさつ]・智満寺[ちまんじ]が鎮座し、古くからあがめられてきた。そうした信仰の道の痕跡として、大津・尾川と伊太・田代から丁仏参道が延びている。 尾川丁仏参道は、江戸時代後期に西国三十三所を模して開かれた。昨春、地元大津自治会の尽力で丁仏(石仏)の土台を修繕、参道が整備された。他のハイカーと行き交うこともまれな静かな山道で、石仏の表情を見比べながら歩くのも面白
-
菊川・火剣山 山頂からの大パノラマ人気【キャンプ場便り】
標高282メートル、菊川市最高峰の火剣山中腹にある市営キャンプ場。整備されたバンガローやキャンプサイト、親子連れに人気の全長70メートルのローラースライダーなどがあり、初心者も快適にキャンプを楽しめる施設です。周辺を茶畑や四季折々の草花に囲まれ、自然の中で都会の喧騒[けんそう]から離れてキャンプをすることができるため、ゆっくりと自分だけの時間を過ごせるとリピーターも多くいます。 キャンプ場から15分ほど登ったところにある展望台からは、大茶園や富士山、遠州灘、浜松市街と360度のパノラマが広がる景色を楽しめます。山頂には火剣山大権現を祭る火剣坊神社があり、そこから小夜の中山を経由して旧東海道
-
国交省に大井川の治水事業推進要望 島田市長ら
大井川改修促進期成同盟会は25日、大井川の治水事業推進を国土交通省に要望した。会長を務める島田市の染谷絹代市長らが同省で豊田俊郎副大臣と面会し、11項目の文書を手渡した。 染谷市長は取材に、予算確保、河道の適切な維持管理、低水護岸整備の3点を重点的に訴えたと説明。豊田氏は「直轄事業については担当部署にもしっかり伝える」などと応じ、地元の協力も求めたという。 自民党の井林辰憲氏(衆院静岡2区)と牧野京夫氏(参院静岡選挙区)、若林洋平氏(同)が同席した。
-
手作りお面で「異世界」へ 1日に夏祭り 島田・大井神社
島田市大井町の大井神社は8月1日午前10時から、「おゝいさんで夏祭り」を同神社境内や隣接する宮美殿などで開催する。マルシェやワークショップ、謎解き体験ゲームなど多彩なイベントを予定している。午後9時まで。 長引くコロナ禍で苦戦する地元飲食店を応援し、子どもから大人までが神社に親しみながら夏休みを楽しんでもらうことが目的。旧暦の七夕に合わせ、アートオビシマダ実行委員会が中心となり企画した。 午後7時から始まる「異世界探索」では、ブラックライトを片手に手作りのお面をかぶって境内を探索する。アーティストの清水陽介さん(同市在住)がプロデュースし、立体作品なども展示する。当日はお面作りワークショップ
-
中国・杭州市の“記者”浜松市長を取材 友好都市から小中生訪問
浜松市と友好都市協定を締結している中国・浙江省杭州市の小中学生が25日、浜松市役所を訪れ、“記者”として中野祐介市長にインタビューした。 訪れたのは現地・浙江衛星テレビ局の番組で「豆記者団」として取材活動を行っている小学3年~中学1年の28人。中野市長は浜松市を「豊かな自然と優れた景観があり、音楽の都、国内有数の産業集積都市でもある」と紹介し、さらなる交流拡大を呼びかけた。 代表して3人が「杭州市に行ったことはあるか?」「両市が協力し、発展する可能性が高い分野は?」などと質問すると、中野市長は「杭州市には行ったことはないが、秋に開催される国際会議に出席したい」「新型コロナの影響もなくなり、ビ
-
記者コラム「清流」 楽しみは来年に
6月終わりの夕方、近所の神社で茅の輪をくぐるのが家族の恒例行事になっている。気付くと蚊に刺されているが、夏至を少し過ぎても日の入りまでゆったり過ごせる。この時間が好きだ。 そんな時期、島田市の大村屋酒造場は、元旦から半年の節目に厄をはらう「夏越しの大祓」などにちなみ、純米吟醸原酒「若竹 夏詣酒」を出荷している。静岡酵母の上品な香りと辛口で軽快な味わい。おすすめは冷酒。トウモロコシの天ぷらや白身魚の刺し身に合うという。蒸し暑い時期を乗り切るにはぴったりだ。 取材から何日か後、暑さに耐えきれず取り扱っている酒屋に出向くと、店先には「売り切れ」の張り紙が。「楽しみは来年に取っておこう」。自分に
-
デートDV防止へ 島田樟誠高で講座
島田市の島田樟誠高でこのほど、恋人間の暴力「デートDV」をテーマにした講座が行われた。全校生徒が交際相手との健全な関係について学んだ。 心理カウンセラーの松林三樹夫さんが登壇し、デートDVには身体、性的暴力のほか言葉や経済的暴力などがあると説明した。暴力が人に与える影響について「自分が誠意を尽くせば相手は変わるはずと考えてしまうが、その考え方が結果的に自分を苦しめてしまう」と指摘。被害者の立場であれば「信頼できる友人や親、専門機関に相談してほしい」と呼びかけた。
-
「写真迷人」 島田で作品展 全国の名所 フィルムで撮影
静岡県中部地区の写真愛好家でつくる「写真迷人会・杉クラブ」の作品展「遊迷展」が24日、島田市のプラザおおるりで始まった。30日まで。 会員が県内外の観光名所を訪れ、撮影したフィルム写真が約80枚並ぶ。フィルム独自の深みのある色彩で表現されている。 杉本力三郎さん(78)は撮影旅行で訪れた奈良公園(奈良県)の桜と白馬村(長野県)の雪解け水を撮影した。「立体感が生まれ、深緑や川の水の色もきれいに表現できる」とフィルムの魅力を話した。作品展は午前10時~午後5時。
-
大井川鉄道 家山駅「ビアホーム」で乾杯! 観光電車開始 「泥酔注意」と書かれたヘッドマークも
大井川鉄道は22日、ビールやおつまみを提供するビール電車の運行を始めた。家山駅(島田市川根町)のホームにはビアサーバーが設置され、ビアホールならぬ「ビアホーム」がお目見えした。参加者は夜風を感じながら、普段とひと味違った沿線の雰囲気を楽しんだ。 車両はかつて東急電鉄の主力電車として使用された通勤型車両の「7200系」。大井川鉄道でも普通電車として活躍している車両に、テーブルなどを設置した。乗客は缶ビールを片手に、車窓から見える夜景を満喫した。電車が家山駅に到着すると、ホーム上に設けられたビアサーバーで生ビールの飲み放題も楽しんだ。「泥酔注意」と書かれたヘッドマークも乗客の笑いを誘った。
-
芥川、直木賞・選考経過 議論喚起する衝撃作
第169回芥川賞に決まったのは、少数者の立場から異議を申し立て、社会に議論を喚起する衝撃作。直木賞にはタイプの異なる2作の血の通った時代小説が選ばれた。 圧倒的 「最初の投票から圧倒的な支持を得た」。芥川賞選考委員の平野啓一郎さんがそう語るように、市川沙央さんの「ハンチバック」が独走し、そのまま受賞となった。作者自身を投影し、重い障害のある主人公の日常や欲望が迫力ある筆致で描かれた物語について「主題と文学的才能が高いレベルで拮抗[きっこう]している」とたたえた。 解釈が分かれたというラストの展開についても「自分の実体験に基づいて作品を書くという以上の、フィクションライターとしての誕生を告
-
⚽SBS杯国際ユースサッカー「プロへ登竜門」 鈴木啓太さんと成岡翔さんトークショー
「2023SBSカップ国際ユースサッカー」の開幕を前に、元日本代表の鈴木啓太さん=静岡市出身=と元ジュビロ磐田の成岡翔さん=島田市出身=によるスペシャルトークショー(静岡新聞社・静岡放送、エコパハウス主催)が23日、袋井市のエコパスタジアムで開かれた。SBSカップに出場経験のある2人が、大会の思い出や意義について語り合った。 高校3年の時に静岡県選抜として出場した鈴木さんは「活躍するとプロになれるかもしれないという登竜門的な大会だったのでドキドキしていた。同世代の日本代表と戦うので『絶対に負けたくない』という気持ちだった」と振り返った。 今大会は日本に加え、韓国、パラグアイを迎える。U-
-
公共施設や薬局 涼む場に 島田、官民で熱中症対策
島田市やウエルシア薬局、大塚製薬はこのほど、「クーリングシェルター(夏のお休み処)」と銘打ち、熱中症対策として市内の公共施設や民間施設で市民らに一休みしてもらう取り組みを始めた。9月末まで。 同市は両社とそれぞれ包括連携協定を結び、健康増進や熱中症対策などに取り組んでいる。今回は公共施設13カ所のロビーなど、ウエルシア薬局4店舗内の地域協働コミュニティースペース「ウエルカフェ」を一般開放し、いすなどで休憩することができる。大塚製薬が提供する熱中症対策の啓発ポスターなども掲示する。利用時間は原則午前8時半~午後5時15分。 初日はプラザおおるりに市職員が手作りのベンチを設置し、気軽に利用で
-
島田の観光大使3人決定 「思い出つくる架け橋に」
島田市の観光親善大使を決める「さわやかしまだコンテスト」(市観光協会主催)が22日、市内で開かれ、加藤桃子さん(33)=同市=、岡本円香さん(35)=同市=、杉山紗也さん(31)=藤枝市=の3人が第14代さわやかしまだに決まった。 カネイ一言製茶で海外営業を担当する加藤さんは「これまでの経験を生かし、茶のPRなど島田の魅力を発信したい」と意気込んだ。大阪市出身の岡本さんは「祖母が初倉の茶農家出身で幼い頃から毎年のように島田に訪れていた。子どもから大人までが島田で思い出をつくる架け橋になりたい」と話した。「KADODE OOIGAWA」で販売促進などを担当する杉山さんは「多くの方が島田を好き
-
春夏連続 全国出場 初倉ソフトスポ少 健闘誓う 島田
第37回全日本小学生男子ソフトボール選手権大会(29日~8月1日、福島県)に出場する初倉ソフトボールスポーツ少年団が21日、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長らに健闘を誓った。 同少年団は5~6月に吉田町で開催された県大会で準優勝し、春夏連続で全国大会への出場を決めた。県大会では初戦から準決勝まで1点差の接戦をものにし、粘り強い戦いで勝ち上がった。 選手15人が「三振を取りたい」「打ってチャンスを広げたい」などと一人ずつ抱負を述べた。唯一の6年生でショートを守る中村龍太主将(初倉南小)は「あきらめずに全力で仲間とプレーする」と意気込んだ。 染谷市長は「一人一人具体的な目標を持っている。仲間を信じ
-
KADODE OOIGAWAで「元気市」 飲食など16店、軽トラ市も 島田
しまだ元気市実行委員会は22日午後4時から、「出張しまだ元気市」を島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」の駐車場で開催する。午後8時まで。 毎月おび通りで実施していて、今回初めて同施設で開く。飲食など16店が出店し、市内保育園などの園児による手作り灯籠も展示する。 軽トラ市も同時開催し、金谷地区の農家らが地元農産物を販売する。バンド演奏など野外ステージも予定している。
-
島田の児童7人 健闘誓う 全日本女子軟式野球 出場へ
NPBガールズトーナメント2023全日本女子学童軟式野球大会に出場する「中部ガールズ野球クラブ」のメンバーで、島田市内のチームに所属する小学生7人が21日、同市役所を訪れ、染谷絹代市長らに健闘を誓った。 同クラブは県中部の女子小学生ら24人で組織され、4チームで争う6月の県予選で優勝し、3年連続の全国大会出場を決めた。大会は25~31日に石川県で開催され、46チームが参加する予定。 選手7人が「チャンスでしっかり打ちたい」「応援でチームを盛り上げる」などと一人ずつ抱負を述べた。川田彩主将(相賀小6、島田イーグルス)は「ピンチの時も声を出し、気持ちを一つに優勝を目指したい」と意気込んだ。 染谷
-
「新しい校旗と頑張る」 創立150周年の島田・金谷小でお披露目式
島田市の金谷小は創立150周年を記念し、新たな校旗のお披露目式を21日、同校体育館で開いた。安間孝雄PTA会長が代表児童に新校旗を手渡し、節目の年を祝った。 同校は16日に創立150年を迎えた。PTAが2016年度から、ふれあい祭りのバザーの収益などを蓄え、新校旗の購入費用に充てた。職人の手仕事による細やかな刺しゅうで校章を表現している。 安間会長が代表児童に新校旗を手渡し、「金小のシンボルとして大切に使ってほしい」とあいさつした。6年の藤田桃空さんと久保田千夏さんが「これからも大切にしたい」「新しい校旗とともに仲間と頑張る」とお礼の言葉を述べた。会場には歴代のPTA関係者も駆け付け、全
-
#環境を考える フラワーロス減へ 花も喜ぶ取り組み【NEXTラボ】
生産された花が消費者の手に届かずに捨てられてしまうことを指す「フラワーロス」。新型コロナウイルス下に冠婚葬祭や卒業式・入学式など花を使うイベントが相次いで中止されたことで注目されたが、花き業界では以前から、生産と販売のいずれの現場でも課題とされてきた。廃棄花をいかに減らすか―。新たな取り組みを進める県内の生産者や生花店などを訪ねた。 生花店代表 中村将史さん(静岡) サブスクで仕入れ無駄なく 新型コロナウイルスの流行で「おうち時間」が増加したのを契機に、サブスクリプション(定額制、サブスク)サービスで花を購入する人が増えている。静岡市葵区の生花店「花のあるくらし研究所」代表の中村将史さ
-
記者コラム「清流」 適塩のススメ
1人暮らしもはや5年目。一周回って最近、自炊にはまりつつある。ただ、味付けがどうしても自分好みになりがち。濃い味を好む傾向にあるようだ。 適切な分量の塩分摂取を「適塩(てきえん)」と呼ぶらしい。高血圧などが要因とされる脳内出血の死亡率が県の平均より高い島田市が昨年から適塩の普及活動に力を入れている。取材で会った管理栄養士によると、人間の塩分摂取の約7割が調味料。しょうゆやソースで例えると「かける」より「つける」方が塩分摂取が抑えられるという。 調味料の加減でよく周囲に「入れすぎでは」と指摘されることが多かった。20代の後半にさしかかり今後の健康を考えると今のうちから見直すべきと思う。塩や
-
永井紗耶子さん受賞から一夜 地元書店 興奮冷めやらず “島田発の直木賞”即完売
島田市生まれの永井紗耶子さん(46)の時代小説「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」が直木賞に決まり、一夜明けた20日、同市内の書店は開店早々に売り切れ、市民は島田生まれの直木賞作家の誕生を祝福した。 同市の書店「焼津谷島屋アピタ島田店」に設けられた特設コーナーでは、6、7冊あった在庫が開店後まもなく完売した。他の店舗も品薄状態とみられる。焼津谷島屋の中野道太専務(43)は「想定以上の反響。重版は決まっているので、可能な限り数を確保したい」と興奮気味。 買い求めようと店を訪れた同市の無職増井治義さん(77)は永井さんが横浜育ちと知り、「自分も島田生まれで横浜に30年ほど暮らしたので親近感を
-
大井川流域のクラフトビール一堂に 島田、23日にフェス ビアカクテルも販売
島田市伊久美のクラフトビール醸造・販売所「193バレーブリューイング」は23日、大井川流域のクラフトビールが楽しめる「しまだクラフトビールFESTA」を同所で開く。 クラフトビールを同市神座地区で栽培されたトマトの生搾りで割ったビアカクテル「しまだレッドアイ」を特別販売する。同販売所の「シマダペールエール」、池田屋麦酒の「牧之原えーる」、満平商店の「藤枝エール」も味わえる。ヤマメの塩焼きや地元農産物なども販売する。 時間は午前11時~午後3時。雨天の場合は規模を縮小して開催する予定。問い合わせは193バレーブリューイング<電0547(39)0193>へ。
-
ヤマメ 笑顔でキャッチ 島田の園児 塩焼きも味わう
島田市のくりのみ保育園の園児が20日、ヤマメのつかみ取りを同園で体験した。県中部の建設業者らでつくるNPO法人「創造の集い なずな」(篠明理事長)が地域貢献活動の一環で実施した。 園庭にビニールプールを設け、20センチほどのヤマメ75匹を離した。園児はプールに入ると大はしゃぎ。ヤマメを素手で捕まえると満面の笑みを浮かべた。ヤマメはその場で塩焼きにして味わった。 同法人は県中部の保育園などで雪山や泡を勢いよく噴射するバブルマシンの体験など遊びの機会を提供し、ミストファンも自治体に寄贈している。 篠理事長は「子どもの笑顔が見られるのはうれしい」と話した。 (島田支局・寺田将人)
-
第169回直木賞に決まった 永井紗耶子(ながいさやこ)さん【時の人】
今勢いに乗る時代小説作家が2回目のノミネートで直木賞に輝いた。山本周五郎賞とのダブル受賞は史上3人目。「単に別の時代を描くのでなく、今を考えるヒントになる映し鏡のような世界を書きたい」と語る。 受賞作「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」は、江戸時代後期の芝居小屋の裏手で起きたあだ討ちの真相を巡るミステリー仕立ての物語。事の詳細を調べる聞き手の武士の前に、芝居に関わるさまざまな人物が現れ、その生い立ちを語っていく。 「ライター時代のインタビューを思い出し、頭の中に人物像を描いて、あとは勝手にしゃべってもらいました」 舞台となった江戸後期は、戦乱の世を脱して停滞し、変化を望む雰囲気に満ちた
-
直木賞に永井紗耶子さん「木挽町のあだ討ち」 島田市生まれ 静岡県関係41年ぶり
第169回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、永井紗耶子さん(46)=島田市生まれ=の「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」(新潮社)が直木賞に選ばれた。 静岡県関係者の同賞選出は第87回(1982年)の「時代屋の女房」の村松友視さん(旧清水市出身)以来。本県生まれとしては第83回(80年)の志茂田景樹さん(伊東市出身)までさかのぼる。 永井さんは1977年生まれ、横浜市育ち。2010年「絡繰り心中」で小学館文庫小説賞を受賞しデビューした。昨年の第167回直木賞では「女人入眼」が候補入りした。「木挽町のあだ討ち」は今年の山本周五郎賞も受
-
島田から直木賞 吉報に沸く 永井さん親族や書店、作家グループ 豊かな着想、人の優しさ描く
第169回直木賞に19日、島田市生まれの永井紗耶子さん(46)の「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」が選ばれた。同市初の直木賞作家。「地元でさらに応援を」。親族や関係者らは喜びに沸き、今後の活躍に期待を込めた。 永井さんの母洋子さん(74)=横浜市=は「ノミネートされてから『通らなかったらどうしよう』とばかり思っていた。本人から電話を受けてほっとした」と弾んだ声で話した。故郷の島田市には家族でたびたび訪れた。「紗耶子の名は(同市の)大井神社が名付け親だった。今も地元の人が応援してくれている」と感謝した。 同市に住む永井さんの伯母、田中直子さん(76)は「帰省する度に本好きのおじいさんに司
-
算数 先生は島工高生 島田第五小でボランティア 教える力育み 地域貢献
島田工業高の生徒が19日、島田市の島田第五小で児童の学習を手伝った。1~3年生の生徒約100人が参加し、全校児童は一斉に算数に取り組んだ。 生徒は各クラスに入り、プリント学習の答え合わせをしたり、分からない箇所を教えたりした。算数が苦手な児童にはマンツーマンで指導した。2年竹下一龍さん(16)は「小学生と幼稚園児の妹がいるので小さい子どもには慣れていたけど、分かりやすく説明するのは難しかった。教えるのは楽しい」と話した。 学習ボランティアは夏休み前の恒例行事。自発的な参加を通じ、高校生の教える力や理解力を育み、地域に貢献することが目的。 (島田支局・寺田将人)
-
自治会活動推進へICT 島田 リテラシー向上「デジタル塾」
島田市自治会連合会は自治会のICTリテラシー向上に向け、18日から全4回の講座「デジタル塾」を始めた。自治会活動の効率化や役員の負担軽減などが見込まれるデジタルツールの実務研修を実施する。 自治会活動にデジタルツールを導入する技術を身につけてもらうことが狙い。全68のうち22自治会の代表者が参加する。 同連合会と島田市、TOKAIケーブルネットワーク(TCN、本社・沼津市)の3者協定に基づくDX推進事業の一環。市役所を会場に27日まで、LINEやLINEWORKSを活用した連絡網の使い方、ZOOMによるオンライン会議のやり方などを学ぶ。 初回はオリエンテーションとして、市DX推進課職員による
-
SBS学苑水彩講師 山城さん個展 「身近なもの」描く23点 静岡のギャラリー
SBS学苑浜松校の水彩教室で講師を務める島田市の画家山城道也さん(47)の個展が23日まで、静岡市葵区のギャラリー十夢で開かれている。 「身近なもの」をテーマに油彩画、水彩画、デッサンなど23点を展示した。皿の上に置かれた人形、果実、野菜を真上から描いた油彩画「サーカス」や、英字新聞の上に置かれるイチゴを描いた「plot」などが飾られている。油彩画の特徴である凹凸や、細かい字が転写によって描かれる技術を駆使した力作が並ぶ。 同ギャラリーの横井友子オーナーは「山城さんは描写力、斬新な色合い、テクニックが秀でている」と作品の魅力を語り、来場を呼びかけた。
-
吉田沖・船釣り 良型タチウオが連発 一時入れ食い、ドラゴン級も【魚影を追って】
6月下旬、吉田沖でタチウオを狙うと、指4本幅前後の良型を主にドラゴン級(大型のタチウオの呼称)も交じり、明け方には一時入れ食いも。繊細な当たりと、力強い引き。タチウオ釣りの醍醐味[だいごみ]を堪能した。 大井川港の藤丸で釣行。午前2時に釣り開始。「30~40メートルの間を探ってみて」と船長。サンマの切り身を縫い刺しにして仕掛けを投入。電動リールのカウンターが40メートルを表示したところで止めて、巻き上げ速度を超スローにしてタチウオを誘いながら、タナを探る。 37メートルで「コツン」と小さな当たり。間髪を入れず竿を起こして合わせると、「ズシッ」とした手応えと同時に「グイグイ」引いて、1投目
-
防災食の役割児童に解説 島田で講座
島田市大津地区で3月からこども食堂を開いている任意団体「おおつこども食堂」が18日、同市の大津小学童クラブちくたくで防災講座を開いた。スタッフらが同校児童に防災食の役割や重要性などを伝えた。 防災について考えるきっかけにしてもらおうと企画した。団体の大村里美代表らが防災食の仕組みを説明し、アルファ米のドライカレーを調理して児童に振る舞った。島田市危機管理課の職員も参加し、防災クイズを出題。有事を想定して食料の備蓄は3日から1週間分の用意があれば安心として「防災食についてお家でお母さんやお父さんと話し合ってみて」と呼びかけた。 大村代表は島田市の現役保健師。大津地区のつながりを生む場を作ろ
-
いすに座って鑑賞を 海野光弘木版画展 島田市博物館分館
島田市博物館分館で9月10日まで、収蔵品展「海野光弘 いい絵を観るにはイスがいる!」が開かれている。自由にいすに座りながら、夏らしい作品を楽しむことができる。 静岡市出身の木版画家海野光弘(1939~1979)の木版画23点を展示した。沖縄県与那国島や鹿児島県坊津の夏の風景などを描いた作品が並んだ。旧金谷町出身の職人加藤工匠さんが手がけたいすも配置し、ダイニングチェアは自由に動かして作品鑑賞に利用できる。海野が生前愛用したロッキングチェアも目を引く。 月曜休館、祝日の場合は火曜休館。8月19日午前11時から、ギャラリートークを開催する。
-
経営改善や新ビジネス創造へ 島田の「嶋田塾」9人入塾
島田市主催のビジネススクール「嶋田塾」の入塾式が18日、同市の地域交流センター歩歩路で開かれた。中小企業の経営者や経営者を志す9人が全10回のカリキュラムを受講し、自社の経営改善や新ビジネスの創造を目指す。 嶋田塾は6年目。塾生は来年3月まで経営者の講義を受けたり、優良企業を視察したりして、最終日に各自で取り組んだ研究の成果を発表する。初日は元法政大大学院教授で塾長の坂本光司さんが講義を行った。 入塾者を代表してキムラ加工(島田市牧之原)の安冨剛悠さんが「経営に関する知識や考え方を学び、従業員のモチベーション向上や待遇改善、さらなる生産能力の向上につなげたい」と決意表明した。
-
閉校前に夏の思い出づくり 伊久美小児童ら自然満喫 島田市
島田市の伊久美小PTA健全育成委員会は15日、親子ふれあい活動を同校などで開いた。本年度末の閉校を前に、川下りや飯ごう炊さん、キャンプファイアなどを通じ、全校児童30人の夏の思い出づくりに取り組んだ。 最後の1年間で子どもたちのやりたいことを実現させようと、保護者が協力した。近くを流れる伊久美川では、児童が浮輪を使って泳いだり、水を掛け合ったりして川遊びを楽しんだ。1キロほど川を下り、地元の自然に親しんだ。5年生の奥田涼音さん(10)は「みんなと一緒に遊ぶことができて楽しかった」と笑顔を見せた。同委員長の西野元文さん(39)は「子どもたちの思い出になってくれればうれしい。地元の自然と触れ合
-
三味線世界V 知事に報告 島田の大塚さん
青森県で5月に開かれた第41回津軽三味線世界大会で初優勝した島田市の津軽三味線奏者大塚晴也さん(23)がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、喜びと今後の抱負を語った。 世界一の栄誉を報告した大塚さんは「力強さ、繊細さを持ち合わせ、個性が出せるのが三味線の魅力」と語り、練習や演奏を楽しむことが結果につながったと喜んだ。近年は指導にも熱心に取り組んでいるとし「県内でも大会を開催し、三味線をもっと普及したい」と意欲を見せた。 喜びの報告と併せ、大会で演奏した「津軽じょんがら節」を披露した。生演奏に聞き入った川勝知事は、「本場でなく静岡出身で優勝できるのは素晴らしい」と拍手を送った。 同大会は外国人
-
更生保護など 重要性を訴え 島田で街頭広報
島田市社会を明るくする運動推進委員会は15日、街頭広報活動を同市のアピタ島田店で行った。 島田地区の保護司会や更生保護女性会、協力雇用主会のメンバー、市職員ら約40人が参加した。来店客にリーフレットなど啓発品を配布し、更生保護や非行防止の重要性を訴えた。更生保護をPRするペンギンのマスコットキャラクター「ホゴちゃん」の着ぐるみも登場し、親子連れの人気を集めた。
-
バレーボール プロの技に真剣 元全日本代表 高松、桜井さん指導 島田で中学生向け教室
島田市バレーボール協会は16日、市内の中学生を対象にしたバレーボール教室を同市の島田第二中で開催した。元全日本代表選手の高松卓矢さんと桜井由香さんが指導者として参加し、未来の日本代表を夢見る生徒たちにプロの技術を伝えた。 中体連の志太・榛原大会が終了し、1、2年生の新体制がスタートするこの時期に生徒の技術向上を図ろうと企画した。高松さんらはブロックやスパイク、レシーブなどの基本動作を実演。ブロックでは「構えの準備が大切」とし、「片足を半歩後ろに置くことで左右に素早く移動できる」と伝えた。スパイクは力が伝わりやすいミートの位置と肘を伸ばして打つようにとアドバイスした。 市内6校から100人が参
-
県中西部24チームが熱戦 湖西市長旗争奪選抜少年野球大会開幕
湖西市内で16日、県西部を中心とした小学生の野球チームが戦う市長旗争奪選抜少年野球大会(市スポーツ協会・県野球連盟浜名湖支部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開幕した。初日は市内4会場で24チームがトーナメントの初戦や2回戦に臨んだ。 湖西市をはじめ、県西部の各市町や島田市から総勢約400人の小学生が参加した。湖西運動公園野球場では4試合を行い、選手は保護者らの声援を受けて白熱した試合を繰り広げた。 大会は、雨天による延期がなければ22日に準々決勝、23日に準決勝と決勝を行う予定。
-
島田に「みんなの居場所」新交流拠点 金谷宿お休み処リニューアル カフェや図書館、サウナも
LPガス販売などを展開する増商(島田市)は15日、市から行政財産の使用許可を受けて準備してきた「石畳茶屋縁ーenー」(同市金谷坂町)のオープンに合わせ、記念セレモニーを開いた。東海道金谷宿お休み処をリニューアルし、金谷地区の新たな交流拠点としてカフェや私設図書館、屋外サウナを展開する。 カフェでは「一汁一菜御膳」などを提供し、縁側でくつろげる。私設図書館は「みんなの図書館」と銘打ち、月額2千円で自分の本棚を持つことができる「一箱本棚オーナー制度」を取り入れた。貸し出しカード(300円)を作れば、以降は無料で借りることが可能。本の寄贈も受け付ける。 たる型のサウナを屋外に設置し、水風呂や外
-
夕暮れに トーマス出発! 大鉄 8、9月も運行
大井川鉄道(島田市)の蒸気機関車「きかんしゃトーマス号」の夕方運行が14日、始まった。8月4日、9月1日の3日間限定。トーマス号は運行後、新金谷駅でライトアップされ、普段とは違う姿が楽しめる。 運行10年目を迎えたトーマス号の夕方運行は初の試み。新金谷駅を午後5時53分に出発、家山駅を折り返して午後7時4分に新金谷駅に到着した。7時半過ぎから新金谷駅の転車台で柔らかな光がトーマス号を照らし、乗客らは記念撮影を楽しんだ。 往復乗車券は大人3400円、子ども1710円。運行日の新金谷駅ではスーパーボールすくいや輪投げなどの遊びも楽しめる。 牧之原台地や静岡空港方面を巡るバスのバーティー号と夕方の
-
富山の展示SL大鉄へ 9月搬入、点検 運転に活用、技術伝承
富山県高岡市の公園に50年以上展示されていた蒸気機関車(SL)がこのほど、大井川鉄道(島田市)に譲渡されることが決まった。解体作業を経て9月中旬、静岡県内に搬入される予定で、大鉄はSLの運転に活用する方針。 SLは1941年製造の「C11形217号機」。旧国鉄時代に富山県内の路線などで活躍し、69年に地元の高岡古城公園に設置され市民に親しまれてきた。SL運行に力を入れる大鉄は老朽化が進む車両の維持に向け、2021年に同公園のSLを調査。保存状態が良好であることなどを確認した。現在の所有者であるJR西日本や高岡市と協議し、譲渡が決定した。 9月半ばにはSLのボイラー整備を担う「東海汽缶」(
-
親のメンタルどう整える 島田、家庭教育講座
島田市教委は11日、公認心理師の谷沢久美子さん(静岡市)を講師に招いた家庭教育講座「親のメンタルの整え方」を島田市のプラザおおるりで開いた。幼児から中学生までの子どもがいる親ら約100人が参加し、沸いてくる自分の感情とどのように付き合っていくかなどを学んだ。 谷沢さんは「怒り」や「不安」「悲しい」など感情の種類をいくつか紹介した上で、「感情を言語化し、特定することが大切」と述べた。子どもに対しても実践できると紹介し、「自分の気持ちを大事にする習慣をつくってほしい」と呼びかけた。ストレスの対処法として、自ら癒やす方法を複数持っておくことも勧めた。 参加者はペアになり、最近つらかったことやき
-
国1BPや国道473号 整備促進 島田市長、国交省に要望
島田市の染谷絹代市長は13日、国土交通省で豊田俊郎副大臣と面会し、国道1号島田金谷・藤枝両バイパスの4車線化や国道473号など地元道路の整備促進を要望した。 国道473号については新東名高速道島田金谷インターチェンジ(IC)と御前崎港を結ぶ「金谷御前崎連絡道路」の一部となる金谷相良道路2工区に加え、地蔵峠拡幅事業を含む榛原縦貫道路の整備を求めた。台風被害で同道路を含む大井川両岸が通行止めになったと訴え「大規模災害時に命の道になる」と強調。着実な整備と併せて道路関係予算の長期・安定的な確保が必要だとした。 自民党の井林辰憲氏(衆院静岡2区)と牧野京夫氏(参院静岡選挙区)、若林洋平氏(同)が同席
-
「適塩」の利点や具体例は 島田市が飲食業向け講座
適切な量の塩分を摂取する「適塩」の普及に力を入れる島田市は12日、市商工会と連携して飲食業者向けの「適塩マイスター講座」を市内で開催した。管理栄養士の中野ヤスコさんが講師を務め、適塩の利点や飲食店で取り組める具体例などを紹介した。 商工会会員で飲食店を営む市民4人が受講した。中野さんによると、人の塩分摂取は約7割が調味料といい、調味料は「かける」より「つける」ほうが摂取を抑えられるという。調理の際はだしを上手に使い塩分を抑える方法や、1滴ずつ出せるタイプの「しょうゆ差し」を利用するなどして適塩を無理なく進めていくこつを説明した。 島田市は県平均と比較して、脳内出血の死亡率が高い。市は昨年から
-
島田市博物館で諏訪原城企画展 武田信玄のかぶとも 9月24日まで
島田市博物館で9月24日まで、企画展「築城450年記念 諏訪原城」が開かれている。甲冑(かっちゅう)や浮世絵、刀剣、古文書など約50点の展示を通じ、戦国時代に武田と徳川の攻防の舞台になった諏訪原城(同市菊川)の歴史に触れることができる。 諏訪原城は天正元(1573)年に武田勝頼の命で遠江国獲得の拠点として築城された。その後、徳川家康の手に落ち、牧野城に改称。今川氏真などの武将を置いたが、武田氏滅亡後は軍事上の必要性が薄れ、天正18(1590)年に廃城になったとされる。 武田信玄が着用したとされる「諏訪法性兜」や、諏訪原城の戦いで先鋒(せんぽう)として従軍したという本多忠勝の甲冑(写し)などが
-
記念硬券で大鉄応援 ティーライフ(島田)がキャンペーン
健康、美容関連商品の通信販売業ティーライフ(島田市)が、昨年9月の台風15号の影響で部分運休が続く地元企業の大井川鉄道(同市)を応援するキャンペーンに取り組む。 第1弾として15、16日に同市竹下の複合施設「KADODE OOIGAWA」で開催されるイベント「KADODE大井川で冷やし芋フェス!2023」に出店し、千円以上の購入者にキャンペーン限定の記念硬券をプレゼントする内容を企画した。 硬券は日切発門出行と記されていて、500枚限定。日切駅近くの日限地蔵尊で祈念し、縁起の良い硬券として配布する。 実際の利用は出来ないが材質は本物の硬券と同じ。ティーライフは配布する硬券を大鉄から購入
-
介護予防へ みんなで体操 島田・初倉地区 「しまトレ」交流大会
島田市はこのほど、介護予防体操「しまトレ」を実践している初倉地区の団体の参加者などを対象にした「しまトレ交流大会&eスポーツ体験会」を同市の初倉公民館で開いた。約60人がトレーニングを通じて交流し、リズムゲームを体験した。 しまトレは、島田市歌に合わせて体を動かして柔軟性アップを目指す「しまだ市っ歌り(しっかり)げんき体操」などを組み合わせたトレーニング。現在97団体が地域の公会堂などで実施している。市は本年度から、地域コミュニティーの活性化などを目的にeスポーツの普及啓発にも取り組んでいる。 この日は「しまだ市っ歌りげんき体操」や新たに導入された「しまだ茶っかりながいき体操」などを実践した
-
農家レストランでビアホール 島田・KADODE OOIGAWA 8月26日まで毎週土曜
島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」内の農家レストラン「Da Monde(ダモンデ)」でビアホールイベントが始まった。8月26日までの毎週土曜日にオープンする。 通常は日中のみの営業で、同施設や隣接する大井川鉄道門出駅の夜の雰囲気を楽しんでもらおうと初めて企画した。ビールやノンアルコールビール、サワー、ソフトドリンクなどが楽しめる。料理はピザやフライドポテトなど17種類以上を用意した。いずれもチケット制で一品300~600円。 初日は「リラクシーフラスタジオ」(藤枝市)がフラダンスを披露し、会場を盛り上げた。フラダンスショーは29日、8月19日も予定している。7月15
-
親子で川釣り 満喫 島田・伊久美川 大井川漁協が教室
島田市の大井川漁協はこのほど、初心者向け釣り教室を同市の伊久美川で開いた。友釣りの部と雑魚餌釣りの部に親子連れなど約15人が参加し、川釣りを楽しんだ。 若年層に魚釣りや地域の自然を身近に感じてもらうことが目的。参加者は座学の後、指導員の手ほどきを受けながら、アユの友釣りや、ハヤやカワムツなどの餌釣りに挑戦した。
-
島田 大鉄福用駅にお茶学習成果展示 吉田特支駿遠分教室生
島田市福用の吉田特別支援学校駿遠分教室の中学部に通う生徒が10日、茶葉を使った染め物体験などの学習成果を同市の大井川鉄道福用駅のギャラリーに展示した。18日まで。 総合的な学習の一環で、地域の茶畑を借りて茶摘みや製茶体験などに取り組んだ。茶葉を使った染め物にも挑戦し、ポケットティッシュ用のケース約100個を製作した。SLや富士山などがデザインされ、ギャラリー内で配布している。 おいしい茶の入れ方をはじめ、地元の店で提供している茶を使用したスイーツ、染め物体験の様子なども写真やイラスト付きで紹介している。 同駅で七夕の飾り付けも行い、願い事を書いた短冊などをササに取り付けた。
-
静鉄ストア、物流拠点藤枝に集約 24年問題に対応
静鉄ストア(静岡市葵区)は、同区と焼津市に分散する物流拠点を集約した「藤枝統合センター」を藤枝市水上に立ち上げ、10月から稼働する。1日当たりトラック約15台分の配送効率化を見込み、運転手不足が懸念される「2024年問題」に対応する。来年10月には精肉加工を一括して担うプロセスセンターを同市内で稼働する予定で、原材料・エネルギー高が続く中、コスト低減による収益力強化を図る。 新拠点は国道1号谷稲葉インターチェンジから約2キロ南に位置し、施設の建設を山岸運送(島田市)、運営をストーク(焼津市)が担う。建物は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約8800平方メートルと、現状の2倍強の空間を確保し、1
-
大井川視察会など事業計画案を承認 8市2町が島田で総会
大井川流域の8市2町の首長、議長でつくる「大井川の清流を守る研究協議会」(会長・薗田靖邦川根本町長)は10日、島田市内で本年度総会を開いた。 構成市町の住民を対象にした大井川源流部や下流域の視察会、小学校高学年向けの環境教育出前講座の実施など本年度事業計画案を承認した。首長らによるリニア中央新幹線工事現場の視察も予定している。 薗田会長は「流域市町がリニアや水問題などに連携しながら取り組み、子どもたちの未来へつなぐ施策を進めていきたい」とあいさつした。本年度収支予算案を承認し、昨年度の事業も報告された。 「大井川の水利用と堆砂対策」と題して、県河川企画課の山田真史課長が講演した。
-
献血ボランティア 島田樟誠高生委嘱 県中部保健所
静岡県中部保健所は10日、献血の啓発役を担う高校生ボランティア「アボちゃんサポーター」に島田市の島田樟誠高の生徒を委嘱した。 同校で委嘱式が開かれ、岩佐裕子衛生薬務課長が2、3年生10人に委嘱状を手渡した。文化祭やショッピングモールでの啓発活動に取り組み、ラジオにも出演する計画。任期は来年2月末まで。
-
みんなで「トランポウオーク」 島田でイベント、楽しく運動
島田市スポーツ推進委員会は9日、スポーツイベント「みんなで歩こう!トランポウオーク」を同市のローズアリーナで開いた。 トランポウオークは小型の跳躍器具の上でウオーキングする運動。足腰への負担が少なく、バランスを取ることで筋力の向上や転倒予防につながるという。 参加者約170人はスポーツ推進委員の指導を受けながら、音楽に合わせてリズミカルに運動を楽しんだ。市歌に合わせて体を動かす「しまだ市っ歌り(しっかり)げんき体操」にも取り組んだ。 (島田支局・寺田将人)
-
“私だけの風鈴”音色響く ふれあいの泉 川根小児童デザイン 島田
島田市川根町の「川根温泉ふれあいの泉」の玄関前に川根小児童がデザインした風鈴約60個が飾られ、涼やかな音色で来館者を出迎えている。 昨年に続き、2回目の企画。同校の5、6年生が思い思いのイラストや模様を風鈴に描いた。短冊には家族の健康や将来の夢などの願い事をはじめ、大井川鉄道の早期全線復旧を祈る言葉を書いた。8月末までの展示を予定している。 21~23日の開館25周年記念イベントでは、250組限定で子ども向けにお菓子のプレゼントや、景品がもらえるじゃんけん大会などを計画している。
-
有機茶園 病害虫を駆除 静岡県茶業研究センター、寺田製作所が設備開発 作業負担軽減で生産促進
静岡県農林技術研究所茶業研究センター(菊川市)が今年、有機栽培茶生産の専用設備「茶園用病害虫クリーナー」を発表した。製茶機械メーカーの寺田製作所(島田市)との共同開発で、化学農薬に頼らずに病害虫の防除や除草作業を効率化する。農作業負担を軽減することで、中山間地で海外からの需要が高い有機茶の生産促進を図る。 県は有機茶の輸出拡大を目指し、2025年度までに有機栽培面積を20年度比約2倍の400ヘクタールまで広げる目標を掲げる。国際認証「有機JAS」は厳しい規制を課しており、使用できる農薬が限られる。葉を傷める炭疽(たんそ)病や害虫多発による収量減退への懸念は、茶農家が有機農業を敬遠する一因
-
蓬莱橋で乾杯! 島田市民ら100人集結「水辺で飲むビール最高」
大井川の水辺空間のにぎわい創出に取り組む島田市大井川ミズベリング協議会は7日、同市の蓬莱橋左岸側で乾杯イベント「蓬莱橋de乾杯!」を開催した。参加者は午後7時7分の定刻になると、お酒を片手に「乾杯」と唱和し、乾いた喉を潤した。 官民一体で水辺空間の新しい活用方法を探るプロジェクト「ミズベリング」の一環。蓬莱橋のほかに全国各地で一斉に行われた。 蓬莱橋の会場には仕事終わりの会社員や市職員など約100人が集結。島田市産のクラフトビールなどが販売された。参加者は水辺にちなみ青色の服やタオルを身に着け、お酒を飲みながら交流を楽しんだ。 同市の鈴木恵美子さん(66)は夫婦で参加。「外でお酒を飲む
-
立て直しへ営業力強化 中期経営計画前倒し策定 千葉靖史/島田掛川信用金庫理事長【聞きたい】
6月16日付でトップに就き、新たな3カ年の中期経営計画をスタートさせた。合併に合わせた前計画(計画期間2019~23年度)を1年前倒しで更新した背景には、スピード感を増す社会情勢の変化への対応に加えて、最終赤字を計上した23年3月期決算を踏まえた立て直しがある。原点回帰を意識して営業力や人材投資を強化する。 ―有価証券の損切りで最終赤字を計上した。どのような判断があったか。 「欧米を中心に各国の政策金利が急激に上がって外国証券や投資信託が大きな影響を受けた。利上げが続く状況下で、含み損を抱え続けるのは経営的に問題。整理すべきと考えた。比較的預貸率が低い地域柄で、貸出金利息と有価証券の運用
-
魚の標本に児童興味津々 地球環境史ミュージアム 島田・伊久美小に展示
ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)の移動型展示「ミュージアムキャラバン」が6日、島田市の伊久美小で始まった。18日まで。 事業はミュージアムから遠方の人にも展示内容を楽しんでもらおうと、標本などを静岡県内の小中学校で展示する。昆虫や化石など四つあるテーマのうち、伊久美小の展示は「魚の世界」。川魚や駿河湾の深海ザメまで県内で見られるさまざまな魚の標本や資料を閲覧できる。 同校の中沢愛教務主任は「伊久美小は山の中にあるため、児童が海の生き物に触れる機会が少ない。海の知識や興味を広げるきっかけになれば」と期待した。一般の観覧も可能。午前8時半~午後4時。12~14日の午後休館。
-
静岡県内3校で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は5日、小中学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計27人が確認され、各校が学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 富士市の小学校9人、藤枝市の小学校13人、島田市の中学校5人
-
「金谷土人形再興を」妹の遺志継ぐ 島田で作品展 静岡・清水区の杉山さん
島田市金谷代官町の金谷公民館で18日まで、「金谷土人形展」が開かれている。金谷地区の郷土玩具「金谷土人形」の作り手だった故小沢和賀代さん(享年63)の遺志を引き継いだ兄杉山達興さん(74)=静岡市清水区=と講座生の作品など約100点を展示している。月曜休館。 島田市教委の生涯学習事業「東海道金谷宿大学」の一環で、杉山さんの指導の下、生徒5人が土人形作りに取り組んだ。茶娘や招き猫、立ちびな、赤天神など色鮮やかでかわいらしい作品が並んだ。製作方法も写真付きで紹介していて、杉山さんと小沢さんが手掛けたほのぼのした雰囲気の土人形も一堂に集めた。 金谷土人形は江戸時代末期に京都から東海道を経て製法
-
島田鹿島踊保存会に助成金 明治安田クオリティオブライフ文化財団
伝統文化の継承や後継者の育成支援に取り組む明治安田クオリティオブライフ文化財団は5日、本年度の地域の伝統文化保存維持費用助成の対象に選ばれた島田鹿島踊保存会(柴田伸二会長)への助成金目録贈呈式を島田市の大井神社宮美殿で開いた。 県指定無形民俗文化財の島田鹿島踊は江戸時代中期、島田宿で病気がまん延した際、同神社内に春日神社をまつり、疫病退散を願って踊りを奉納したのが始まりとされる。伝統を守る同保存会の地道な継承活動が評価され、70万円の助成が決まった。 明治安田生命保険相互会社静岡支社の妹背俊紀支社長が柴田会長に目録を手渡した。妹背支社長は「伝統文化を後世に伝えることで、豊かな心を育み、地域が
-
「まなびや」へ出店呼びかけ 城南静岡高生運営 オンラインショップ 説明会、30社が参加
静岡市駿河区の城南静岡高で5日、授業の一環として生徒が主体となって運営するオンラインショップ「まなびや」の事業者向け説明会が同校で行われた。 生徒が5~6月に県内約320社に営業を行い、そのうち出品を検討する30社が参加した。生徒は出店企業と連携した商品の販売会や特集ページ作成などの活動を紹介した。商品説明を掲載するなどしてスマートフォン版サイトをリニューアルしたこともPRした。 23代目まなびや“社長”の3年沼上想良さん(18)=島田市=は「地元である利点を生かし、面談を定期的に行うなど企業に寄り添ったサービスを提供したい」と意気込みを語った。 まなびやは2001年に運営を開始。現在202
-
スマホやゲーム 家族間のルール重要 久里浜医療センター名誉院長 島田で講演
島田市教育委員会主催の家庭教育講演会がこのほど、同市のプラザおおるりで開かれた。久里浜医療センター(神奈川県)の樋口進名誉院長が「親子関係が良好になるためのゲーム・スマホとの付き合い方」をテーマに講演した。 市内の親子ら146人が参加した。樋口名誉院長はインターネットやゲームの依存に伴い、学業成績の低下や家庭内暴力、睡眠障害などあらゆる面で問題が出やすいと指摘。使用する時間や場所、金額など家族間でルールを定めることが大切と説いた。守れなかった場合のルールも定め、必ず書面に残して目に付くところに置くことを勧めた。 親の望ましい対応として子どもが熱中する訳を理解する努力や、子どもに対する要求が現
-
島田の園児 新大井川橋拡幅工事見学 橋の床版 楽しくお絵かき
国土交通省浜松河川国道事務所は3日、国道1号島田金谷バイパスの4車線化に伴う新大井川橋(島田市)の拡幅工事現場で、地元の島田学園付属幼稚園と島田市立第1保育園の園児約110人を招いた「ふれあい見学会」を開いた。 同バイパスは旗指―大代インターチェンジ間で2024年度中の4車線化供用開始を予定している。難所だった新大井川橋の拡幅は下流側に2車線を増設する工事が完成間近。コンクリート床版が敷設され安全に通れるようになったため、園児に工事への関心を深めてもらおうと企画した。 園児は同事務所や施工を請け負う横河ブリッジの担当者から説明を受けた後、まっさらな床版の上を歩き、チョークで絵を描いたり景色を
-
⚾島田樟誠【高校野球チーム紹介2023夏】
「頂点必至」をスローガンに最後まであきらめない野球に取り組む。九回に強いチームを目指してきた。感謝の心を忘れずに試合に臨む姿を見せたい。 部長 松永 恭幸 監督 生駒 基樹 ①山下幸之介(3年、島田金谷)175、78、右右 ②鈴木 善太(3年、愛知昭和橋)175、70、右右 ③松本 快大(2年、藤枝西益津)171、87、右右 ④高木 康成(3年、愛知東陵)164、62、右右 ⑤石川 颯真(3年、島田金谷)175、80、右左 ⑥児玉 合玄(2年、愛知大曽根)173、65、右右 ⑦塩川 毅龍(3年、富士宮三)160、54、左左 ⑧大野 淳起(3年、愛知左京山)175、79、右右 ⑨山奥 隆太
-
⚾島田商【高校野球チーム紹介2023夏】
打力が最大の持ち味。ランナーを置き、あらゆる場面を想定した練習で守備強化にも力を注いだ。強みを発揮して県制覇を成し遂げ、甲子園のピッチに必ず立ちたい。 部長 増田 昭仁 監督 横山 崇 ①高畑 葵(3年、川根本町中川根)171、71、右右 ②増田 歩翔(3年、焼津港)178、78、右右 ③前島 柚希(3年、藤枝岡部)175、80、右右 ④杉山 塁(3年、藤枝葉梨)175、73、右右 ⑤伊藤 琉太(3年、掛川東)170、70、右右 ⑥中山 絢斗(3年、掛川北)168、73、右右 ⑦小長谷元聖(3年、藤枝)182、82、右左 ⑧大崎 湧斗(3年、島田金谷)176、79、右右 ⑨竹本悠一
-
⚾島田工【高校野球チーム紹介2023夏】
近年突破できていない夏の初戦を勝ち抜きたい。個人の能力は決して高くないが、チームとしてまとまりがある。地域の方々の応援に応えたい。 部長 中村 匠 監督 平沢 大輔 ①鈴木 亮哉(3年、焼津)174、61、右右 ②数原 圭人(3年、島田一)175、72、右右 ③石崎 崇人(3年、焼津大井川)165、63、右両 ④永野 晃士(3年、島田二)162、53、右右 ⑤法月 優真(2年、焼津港)176、70、右右 ⑥増田 晃大(3年、焼津東益津)172、60、右右 ⑦横山 太一(3年、牧之原相良)171、57、右左 ⑧井上 悠(3年、吉田)168、54、右右 ⑨佐久間大将(3年、島田金谷)17
-
⚾島田【高校野球チーム紹介2023夏】
冬場の基礎練習で課題の守備に力が付いた。学年問わず仲が良く、グラウンドでは互いを高め合う最高の仲間。チームワークを武器に勢いを持って勝ち進みたい。 部長 菊地 真志 監督 小林 大 ①鈴木 晴登(3年、島田二)172、70、右右 ②大橋 祈晟(2年、常葉大菊川)173、65、右右 ③清 勇翔(3年、掛川北)182、84、右右 ④荒浪 怜(2年、島田一)160、56、右右 ⑤平口 結斗(2年、島田川根)171、50、右左 ⑥海老名 啓(2年、藤枝西益津)174、65、右右 ⑦本村 陸(2年、島田六合)167、62、右右 ⑧鈴木 将斗(3年、島田二)173、72、右右 ⑨鈴木 優誠(
-
島田・神座地区で断水 復旧は6日午前0時ごろの見込み
島田市は5日、同市神座の神座配水池の取水ポンプが故障し、同日早朝から神座地区の最大415世帯で断水が発生したと発表した。6日午前0時ごろの復旧を見込んでいる。 市水道課によると、4日夜の落雷が原因とみられる。市はJA大井川島田北支店や神座小など地区内8カ所に給水タンクを設置した。
-
静岡人インタビュー「この人」 探求学習デザイナーとして総合学習を支援 鈴木秀喜さん(島田市)
昨年度末で教員の職を辞し、学校と事業所を結び総合的な学習をプロデュースする企業の年度内立ち上げを目指す。かつて教壇に立った島田第一中では生徒による地元観光の戦略プラン策定を支援する。30歳。 ―教員をやめ、起業を目指したきっかけは。 「『面白い授業を届けたい』『教育を面白くしたい』という思いが根底にあった。教員として詰め込み型の受験勉強を避けることができず、矛盾も感じていた。課題設定、情報の収集や整理、新たな課題の発見といった課題解決型の学習サイクルに可能性を感じた」 ―探求学習の効果は。 「普段知らない、見ようとしない、大人の世界にアプローチするきっかけになる。例えば観光戦略プラン
-
短冊に交通安全願う 園児が七夕飾り付け 島田署で教室
静岡県交通安全協会島田地区支部と島田署は4日、島田市のゆたか保育園の園児を対象に同署で交通安全教室を開いた。七夕に合わせ、年長児12人が交通安全に関する願い事を書いた短冊もササに飾り付けた。 代表園児が「駐車場ではママと手をつなぐ」などと短冊に書いた内容を森昭夫署長に発表し、記念品を受け取った。交通安全指導員から正しい横断歩道の渡り方を学び、願い事を記した短冊や飾りをササに取り付けた。白バイやパトカーも見学した。 七夕飾りは夏の交通安全県民運動(11~20日)に合わせ、同署1階ロビーに展示する。
-
現代アート 間近で鑑賞 島田・六合小でデリバリー展覧会 「作品楽しむ好機に」
世界各地の現代芸術作品を所有するタグチ現代芸術基金(東京都)はこのほど、子どもたちに現代アートに触れてもらう「デリバリー展覧会」を島田市の六合小で開いた。5、6年生の児童ら約200人が作品を自由に鑑賞し、作者の思いなどを学んだ。 実業家の田口弘さんが収集した「タグチアートコレクション」の中から、絵画や写真、立体作品など18点を同校に展示した。展覧会の運営などを担うアーツプラス現代芸術研究所の田口美和代表理事をはじめボランティアが、作者の意図や作品が生まれた背景などを解説した。児童は31歳の若さで亡くなったアメリカ人画家キース・ヘリングの作品などを熱心に鑑賞した。 田口代表理事は「子どもたちが
-
島田市民の定番商品知って 都内で交流会に合わせマルシェ
島田市内の名物を集めたマルシェ「お茶とみかんと私」が1日、東京都中央区日本橋のイベントスペースで開かれた。18事業者が地元食材を使った菓子や雑貨などを販売した。 首都圏しまだ交流会の関連イベント。「普段着の島田」を知ってもらおうと、定番土産ではなく市民が日常的に親しむ商品を集めた。神座地域の摘果ミカンの有効活用を目的に考案された「しまだみかんケーキ」や、煎茶や抹茶を使ったオリジナルドリンクなどを提供した。 マスキングテープ専門店の商品、地元素材を使ったアロマスプレーなども人気を集めた。
-
犬と触れ合い笑顔に 県動物保護協会志太支部 島田の福祉施設訪問
静岡県動物保護協会志太支部はこのほど、「動物ふれあい訪問活動」を島田市落合の生活介護事業所「ケアセンター野ばら」で実施した。 知的、身体、精神障害のある施設利用者20人が、登録ボランティアの飼い犬11頭との触れ合いを楽しんだ。ラブラドルレトリバーやダックスフント、トイプードルなどを抱いたり、なでたりした。ビーグルがおとなしく膝に座ると、笑顔を見せる利用者もいた。 地域交流に加え利用者の安らぎやリフレッシュの時間になればと、年に一度開催している。
-
島田への愛着 都内で語らう 出身者が交流 地元食材にも舌鼓
島田市は1日、首都圏で活躍する同市出身者らが集う「首都圏しまだ交流会」を都内で開いた。市ふるさと大使を務める日本通運相談役の川合正矩さんと落語家の三遊亭遊喜さん、同市出身の俳優岸本加世子さんら28人が参加し、故郷の話題を通じて交流を深めた。 染谷絹代市長は今秋オープン予定の市役所新庁舎や学校統合に伴う跡地利活用などを紹介し「島田市をますます元気にし、『ここにしかない魅力』を発信していきたい」と呼びかけた。参加者は地元産緑茶を使ったボトリングティーで乾杯し、同市出身で都内の和食店「やんも丸の内店」料理長の木村祥吾さんが監修した、地元食材をふんだんに使った料理を楽しんだ。 交流会は2年目。今回初
-
川根地域「144時間耐久サッカー」挑戦 9月、世界記録3000人目標
川根地域(島田市川根町、川根本町)でサッカーを通じた地域振興プロジェクトが進行している。地元住民らが中心となり、参加者3千人を目標に9月17日から6日間(144時間)フルコートで11対11のサッカーを途切れることなく続ける“耐久サッカー”に挑む。2016年にチリで達成された120時間、参加者数2357人の世界記録更新を狙う意気込みだ。 企画したのは、地元の住民有志や埼玉県に活動拠点を置くフリースタイルフットボールチーム「球舞」らでつくる「SUN川根スタンドアップ!プロジェクト」(石原一則代表)。球舞代表のMarco.さんは15年ほど前から島田市川根町のイベントにパフ
-
教育長再任に同意 島田市議会
島田市議会6月定例会は30日、最終本会議を開き、2023年度一般会計補正予算案や同日追加上程した人事案件など報告、議案、諮問45件を可決、承認するなどして閉会した。人事案件では、任期満了に伴う山中史章教育長(65)の再任に同意した。任期は7月15日から3年間。
-
大井川流域巡るバスツアー業者助成 観光事業実行委
島田市と川根本町の観光関連団体などでつくる「大井川流域観光事業実行委員会」は1日から、流域の誘客促進に向けバスツアー業者への助成事業を始める。年内まで。両市町の施設などを2カ所以上巡るツアーの催行が条件で、バス1台につき2万円を補助する。 施設は観光名所や土産物店、農産物直売所、飲食店など。町内の施設で宿泊するツアーには3万円、ツアーで静岡空港(牧之原市)を発着する航空機を利用する場合は追加で4万円を助成する。1事業者につき、助成額の限度は30万円。 問い合わせは町観光交流課<電0547(58)7077>へ。
-
記者コラム「清流」 迂回路と呼べるのか
行きに歩いて通ったはずの道が帰りにない。島田市川根町笹間地区での出来事だ。梅雨前線と台風2号の接近に伴う6月初旬の大雨で、地域住民の生命線である県道が崩落した。 翌日は迂回(うかい)路を使った。沢からは水が噴き出し、大量の落石で未舗装のようになった道。ガードレールはあちこちで突き破られ、ぼろぼろになっていた。鋭利な石はタイヤをパンクさせるという。携帯電話は圏外、カーナビがルートとして認識しないことにも不安が募る。「土砂崩れが発生すれば、命はないのでは」と思ったが、高齢者が運転する車と何度かすれ違った。 幸い数日で県道は復旧したが、あの道をもう一度使う気力が湧いてこなかった自分がいた。果た
-
大鉄合格駅 地元有志と五和保育園児が七夕の飾り付け 短冊に願い「虫博士に」「家族健康で」
島田市竹下の大井川鉄道合格駅(旧五和駅)の活性化を目指す地元有志の「チームおもしろ五和駅」は29日、五和保育園の園児と同駅で七夕の飾り付けに取り組んだ。 年長園児12人がササに願い事を書いた短冊をくくりつけた。住民と一緒に手作りの飾りも取り付け、駅舎に飾った。短冊には「虫博士になりたい」「家族みんなが健康でいてほしい」「大井川鉄道が早く全線復旧しますように」などそれぞれの願いを記した。 駅周辺には、ヒマワリの苗をプランターに植えて設置した。8月ごろに満開になる見込みという。園児はごみ拾いも行った。 住民と園児の交流はコロナ禍でも、規模を縮小して続けてきた。 (島田支局・寺田将人)
-
静岡県内2施設で学年・学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は29日、幼稚園1園と小学校1校でインフルエンザに感染したとみられる患者計25人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 焼津市の幼稚園18人、島田市の小学校7人
-
女性働きやすい職場環境へ 島田市商工会など「セミナー」 経営者ら意見交換
島田市商工会と静岡財務事務所、地元の金融機関でつくる同商工会金融懇談会は28日、女性経営者・管理職の応援セミナーを同市の「KADODE OOIGAWA」で開催した。経営者ら約20人が参加し、女性が働きやすい職場環境の整備に向け意見を交わした。 同セミナーは2月に続いて2回目。参加者は前回とほぼ同じで、2月に出た職場環境の悩みや女性活躍推進に必要な要素について、改善の進捗(しんちょく)状況を共有した。この4カ月で実現できたこと、その理由のほか実現が難しかったことを付箋を使ってまとめ、班ごとに発表した。 実現できた内容に「女性職員の昇格」「意見を聞きやすい環境づくり」などが上がった一方で、難しか
-
〝お試し期間〟あってもいい、自分が否定されている思い... シニア雇用 年齢で判断されるのはあり?④ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
年齢だけで採用を判断されるのは年齢差別ではないかというシニア層の声を受けて、前回まで3週にわたり有識者のインタビューを「賛否万論」に掲載するとともに、1面や社会面で関連記事を展開し、実態と課題を探ってきました。現役世代の減少に伴い目減りする年金受給額の問題、シニアと企業の双方に当てはまる「年齢に関する思い込み」などに焦点を当てました。キュレーターや読者の意見を紹介します。 〝お試し期間〟あってもいい キュレーター 高木有加さん(長泉町) 1男1女の母。ママ防災塾マモルマムズ代表。レンタルスペース「ママとこどものヒミツキチmorisbase」の管理人。ミッションは「孤
-
「夏詣酒」出荷向け神事 6月30日から販売 島田・大村屋酒造場
島田市の大村屋酒造場は28日、元旦から半年の節目に厄をはらう「夏越し(なごし)の大祓(おおはらい)」と残り半年の平穏や無病息災を願う「夏詣」にちなんだ純米吟醸原酒「若竹 夏詣酒」の出荷を前に、同社で神事を行った。30日から、静岡県内の酒店などで販売する。 夏詣酒は静岡酵母らしい上品な香りと、辛口で軽快な味わいが特徴。冷酒をはじめ、氷を入れてロックでも楽しめる。白身魚の刺身やトウモロコシの天ぷら、冷たいナスの揚げ浸しなどに合う。ことしはシャープで深みのある味に仕上がったという。 商品が並ぶ冷蔵庫内で大井神社の片川徹宮司が神事を執り行った。松永孝広社長らが玉串をささげ、顧客らの無病息災を願っ
-
2校で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、小中学校2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計23人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 焼津市の小学校14人、島田市の小学校9人
-
「流域8市2町で空港新駅 話なし」 島田市長
島田市の染谷絹代市長は28日の定例記者会見で、リニア中央新幹線の沿線都府県でつくる建設促進期成同盟会の総会で静岡空港に東海道新幹線新駅を整備する構想案が示されたことについて、「大井川流域8市2町として空港新駅の話題を話し合ったことはなく、地元が地域振興策として新駅を望んだこともない」との見解を示した。 染谷市長は「8市2町として水資源をどう守るか一致団結して取り組んできた」とし、「リニアに関連付けて新駅の話はしてこなかった」と強調した。リニア中央新幹線トンネル工事湧水の県外流出対策としてJR東海が示している田代ダム取水抑制案を巡り、同社が東京電力リニューアブルパワー(東電RP)との協議を始
-
木材利用促進を島田市に要望書 林業関係者ら
島田木材協同組合(川村右介理事長)と大井川流域の林業関係者でつくる「OMMネットワーク」(杉山嘉英会長)は28日、木材利用促進や森林整備の充実などを求める要望書を島田市に提出した。 同組合は公共物件での大井川流域産材や地元業者の利用、「木都島田」の発信など3項目を求めた。同ネットワークは若手技術者の育成協力、林道や作業道の早期復旧、積極的な地域材の利活用を要望した。OMMの名称は「大井川の 森は 任せろ」の頭文字から取っている。 川村理事長と杉山会長らが同市役所を訪れ、染谷絹代市長に要望書を手渡した。染谷市長は「建設中の市役所新庁舎の内装材をはじめ、これからも地元木材の利活用を進めたい」と述
-
跡地利用決まらぬ神座小 再び民間事業者募集 島田市
島田市の染谷絹代市長は28日の定例記者会見で、跡地の利用方法が決まっていない神座小(2024年3月閉校)について、再び公募型プロポーザル方式で民間事業者を募集することを明らかにした。 昨年度は1社応募があったが、地域振興面での評価が低く、優先交渉権者の選定に至らなかったという。7月3日に新たな実施要領を公表し、同月下旬から8月上旬にかけて現地見学会を実施する。9月下旬から参加表明書を受け付ける。来年2月にプロポーザル審査会を開き、同月下旬に優先交渉権者を公表する予定。 地域活性化やにぎわい創出に寄与する事業を募集し、災害時の避難所機能を維持することなどが条件。校舎、体育館など施設全体を一体的
-
市長と和やかに給食 島田・六合東小 児童 会話楽しむ
地元の食文化や伝統料理に親しむ県の「ふるさと給食週間」に合わせ、島田市の染谷絹代市長をはじめ市や市議会の関係者が26日、六合東小を訪れた。各学年の授業を見学し、児童と一緒に給食を試食した。 コロナ5類移行後の学校生活を実際に見て、現場への理解を深めることが狙い。この日は近畿地方の食文化に触れてもらおうと、トビウオのフライやにゅうめんなどが提供された。染谷市長は配膳の様子なども見学し、6年生と机を向かい合わせにして給食を楽しんだ。昔の給食の献立や自身が左利きであることなどを紹介した。市政の課題を尋ねる児童もいた。 染谷市長は「静かに黙々と食べるかと思ったが、コロナを経て、和気あいあいと食べる姿
-
「無医」静岡県内11地区、解消見通せず 前回調査から減少も… 22年10月時点
周辺に医療機関がない「無医地区」が、2022年10月末時点で静岡県内に11地区あり、地区内の人口が計1570人に上ることが厚生労働省の調査で分かった。5年前の前回調査から4地区、1433人減少したものの、無医地区解消の見通しは立っていない。 県が26日のへき地医療支援計画推進会議で報告した。無医地区はおおむね半径4キロの区域内に50人以上が居住し、容易に医療機関を利用できない地区を指す。厚生労働省はへき地保健医療体制確立の基礎資料とするため、5年ごとに全国調査を実施している。 無医地区があったのは南伊豆町、松崎町、西伊豆町、島田市、川根本町、浜松市の計6市町。松崎町池代地区が新たに加わる
-
AEDでテニス仲間救命 静岡市消防局、島田の夫婦に感謝状
静岡市消防局はこのほど、島田市内のテニスクラブで倒れた60代男性に心臓マッサージなど迅速かつ適切な救命活動を行ったとして、同市の会社員鈴木友和さん(48)、掛川特別支援学校教諭の陽子さん(49)夫妻に感謝状を贈った。 3月中旬、プレーで同クラブを訪れていた2人は、テニスコートに入ろうとした男性がうずくまるように倒れ、意識を失ったのを目撃した。陽子さんがすぐに119番した上で、自動体外式除細動器(AED)を使用した。2人で交代しながら心臓マッサージを続け、意識が回復したところで消防に引き渡した。男性は約3週間後に退院し、社会復帰を果たしたという。 島田消防署で開かれた式典で、増田卓史署長が
-
被災地方鉄道 乗って応援 大鉄、熊本ツアー企画 名物広報「守りたい風景」案内
昨秋の台風15号で被害を受け、大井川本線の家山―千頭間で運休している大井川鉄道(本社・島田市)が被災から丸1年を迎える9月、同じく自然災害の影響で不通区間が残る熊本県の地方鉄道などを訪ねる応援ツアーを計画している。企画の中心を担い、全行程に同行する大鉄の名物広報、山本豊福さん(58)は「被災した鉄道の復旧には『乗車』という行動が重要。乗って応援してほしい」と強調する。 大井川鉄道の蒸気機関車(SL)「かわね路号」 静岡空港からフジドリームエアラインズ(FDA)が熊本便を運航していて、くま川鉄道(人吉市)の永江友二社長が山本さんと親交があったことがきっかけ。今回訪問する同鉄道、南阿蘇