三島市の記事一覧
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山本建設の脱炭素支援へ SLL 三島信金、初の融資契約
三島信用金庫はこのほど、二酸化炭素(CO2)の排出削減目標計画を進める企業に金利を優遇する「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」による初の融資契約を、総合建設業の山本建設(三島市南二日町)と結んだ。創業100年を超える地元の中心的な企業を足掛かりに、「地域全体の脱炭素化を推進したい」と期待する。 融資額は1億円。同社は2030年度のCO2排出量を14年度比で20%削減する目標を掲げていて、舗装工事の仕上げに使う3千万円近い重機の導入を決めた。従来比で施工性が2割向上するといい、省エネや工期短縮につなげる。 古田直人常務は「目標達成に向け、全社一丸になって取り組む必要がある」と強調し、
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万引容疑者逮捕に貢献 マックスバリュ店長の大川さん 三島署が感謝状
三島署は24日、万引事件の容疑者逮捕に貢献したとして、マックスバリュ三島谷田店(三島市谷田)の店長大川士郎さん(61)=同市東本町=に署長感謝状を贈った。 大川さんは6月15日、警戒の対象となっていた女=当時(59)=を同店で発見。何も取らずに店舗を出た女の後を追い、近隣の食料品店で食料品を盗んでいるのを見つけて捕まえた。「周囲の店にとっても良かったはず」と振り返った。 少年の非行防止と健全育成に貢献した少年警察ボランティアの表彰伝達も行われ、少年補導栄誉銅章を受けた少年指導委員の青木まり子さんら9人が表彰を受けた。
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静岡県公安委員長 稲田氏を再任 新委員に三輪氏
静岡県公安委員会の委員長に31日、三島信用金庫名誉顧問の稲田精治氏(78)=三島市=が再任される。県警が25日に発表した。2期目の委員長の任期は2025年7月30日までの1年間。 8月7日にはNPO法人サンサンいわた理事長の三輪浜子氏(64)=磐田市、写真=が新委員に就任する。任期満了に伴って8月6日に退任するNPO法人浜松子どもとメディアリテラシー研究所理事長の長沢弘子氏(64)=浜松市中央区=の後任。任期は3年間。 三輪氏は県社会福祉審議会や県障害者施策推進協議会などの委員を経験し、現在は磐田市民生委員推薦会の職に就いている。 長沢氏は18年8月に県公安委員に就任し、現在2期目。
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建設DX、人材教育の事例共有 全国ネットワーク 三島でイベント
全国の建設業108社によるネットワーク「オンサイトX」の交流イベントが24日、三島市の加和太建設で開かれ、会員6社が現場のデジタル化や人材教育などの取り組みを発表した。スタートアップ(新興企業)とも連携し、人手不足が深刻な業界の課題解決に挑む各社のノウハウ、アイデアを共有した。 群馬県の石川建設は建設DX推進部を立ち上げ、ドローンを活用した測量や定期撮影などをサポートする建設ディレクターを配置。ITを駆使して現場作業を支える仕組みを整えたことで「作業員がコア業務に集中できる」とした一方、デジタル化がなじまない作業への対応や写真、動画の作成にかかる手間などの課題にも触れた。 加和太建設はス
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三島のまちづくりノウハウ、台湾に 生涯学習機関「社区大学」 地域協働の環境改善視察
台湾の生涯学習機関「社区大学」の関係者が26日まで、三島市に滞在し、地域協働でのまちづくりや環境改善活動に取り組むグラウンドワーク(GW)三島の取り組みやノウハウを学んでいる。現地で設立準備が進むGW台湾のマニュアルづくりに役立てる。 同機関の関係者が10年前、三島のまち・川づくりに着目し、GW三島の渡辺豊博専務理事を講師として招き始めた。行政、企業、市民を巻き込んだパートナーシップ型の市民運動を展開するGWに今後の可能性や発展性を感じ、GW台湾の設立を決めた。来年度に向けて準備を進めている。 今回訪れたのは、14地区の社区大学のトップや関係企業の社員ら24人。GW三島の実践地の視察や
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親子でシイタケ収穫 三島のハウスで体験会
農業の魅力を伝える活動をしている三島市の「農業を未来にツナグ会」は31日まで、同市中のしいたけハウス「持田さんちの椎茸(しいたけ)」で収穫体験会を開いている。 夏休み中の親子にシイタケの特性や栽培現場を知ってもらい、農業の面白さや魅力を伝えようと企画した。参加者は「根元を持って折る」などと助言を受けながら、10センチほどに成長したシイタケを摘み取った。クイズも出題され、楽しみながらシイタケについて学んでいる。 1人5個収穫でき、参加費は500円。申し込みは持田稔代表<電090(4184)1707>へ。
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日本遺産15年度4件を点数評価へ 新規と競合で認定取り消しも
文化庁は23日、地域の文化財を観光振興に活用する「日本遺産」のうち2015年度に認定した遺産の取り組みを審査し、4件を点数評価の対象にすると発表した。新規候補1件と競い合わせ、評価が低ければ認定を取り消し、新規候補と入れ替える。現地調査を行い、12月ごろに結果を公表する。 4件は福岡、佐賀両県の「古代日本の『西の都』」などで、新規は「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」。文化庁は現在の104件を認定の上限とみており、点数評価を初めて実施する。 15年度の認定は18件。点数評価する4件以外は、9件が「認定継続」、4件は継続判断を保留し「再審査」とした。石川県の「灯(あか)り舞う半島 能登
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三島の3RC 新会長が就任
三島市の3ロータリークラブ(RC)はこのほど、2024~25年度の役員構成を決めた。三島RCは高木基さん、三島西RCは鈴木正二さん、三島せせらぎRCは仲原実圭さんが新会長に就いた。 このほかの各RCの役員は次の通り。 【三島】副会長 小野徹▽幹事 土屋賢太郎▽会計 宮内正敏▽直前会長 杉村伸二郎【三島西】副会長 藤江康儀▽幹事 加藤憲勝▽会計 古屋英将▽直前会長 平出利之【三島せせらぎ】副会長 服部光弥▽幹事 原兄多▽会計 高橋大輔▽直前会長 岡良森
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アート通じて親子で会話を 三島のホテルで鑑賞イベント
三島市のみしまプラザホテルで21日、親子なつやすみアートプロジェクトが開かれた。小学生の親子約20人が館内の絵画や装飾品などを鑑賞し、思い思いにアートを満喫した。 アートと地域をつなぐ市民団体「アルテ・プラーサ」の協力で開催。アートから感じたことを親子で自由に話し合って楽しんでもらおうと開催した。 参加者は芸術作品を見ながら館内を散策。北欧の照明器具やインテリアを飾るパーティールーム「フレイア」では、現地のデザイナーの作品を興味深そうに見入った。 同市出身の画家増島豊治さんが描いた抽象画も鑑賞。来場した増島さんとともに絵を見た感想を表現し合った。
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川がくれた癒やし 三島の魅力を映画に 若者が短編制作 脚本や撮影、プロから学ぶ
静岡県内にゆかりのある若者が、三島市を舞台にした短編映画「川面に聴く」を制作した。プロの手助けを受けながら脚本の原案作りから撮影など一連の作業に携わり、メンバーが考える三島の魅力を凝縮した。8月3、4日に三島市民文化会館でお披露目する。 地元企業や自治体の課題解決を支援するオーストブルー(同市)が実施した「三島映画制作ワークショップ」で制作。同市を中心に県内在住・出身の13~21歳の若者15人が参加した。同市出身の藤森圭太郎監督の下、昨年10月に始動し、6月に撮影した。 約30分間の作品の原案は、メンバーの中島明香莉さん(加藤学園暁秀中3年)が川のせせらぎや豊かな自然に癒やされた自身の
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裾野名誉市民に元市長の大橋氏 医療、市政発展尽力 60年ぶり2人目の選定
裾野市は22日までに、元市長の大橋俊二氏(87)に名誉市民の称号を贈る方針を決めた。医師として長年にわたって地域医療に貢献するとともに、市長を5期20年務め、市政発展をけん引した。 名誉市民は同市出身の発明家で、故郷の教育・文化の発展のために巨額の私財を寄付した鈴木忠治郎(1887~1964年)に次いで2人目。約60年ぶりの選定になる。市は名誉市民条例に基づいて大橋氏を推薦し、関連議案を29日の市議会臨時会に提出する。 大橋氏は三島市出身。沼津市立病院小児科医長、中駿赤十字病院小児科部長などを経て、69年に裾野市で小児科医院を開院した。個人の小児科医療機関としては県内初の「年中無休、24
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ネパールの中学生 環境保護活動を体験 三島市・松毛川の美化に汗
ネパールの中学生5人がこのほど、三島市を訪れて環境保護活動などに取り組んだ。同市のNPO法人グラウンドワーク三島が文化交流の一環で招いた。 一行は、白滝公園や桜川など市内のせせらぎ空間を散策。その後はGW三島が環境再生活動に取り組む松毛川で雑草を刈ったり、ミシマバイカモの群生地「三島梅花藻の里」で清掃したりした。サミックチャ・ケシさん(14)は「日本がきれいな理由を知ることができた。自分たちの力できれいにすることが大事」と話した。 ネパール大地震を契機に2015年から招待し、今回で6回目。日本とネパールの文化交流を続けるネパール日本友好協会(山梨)との協働で実施している。
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スポーツ振興へ協定 三島市とバスケット・B2ベルテックス静岡
三島市とバスケットボール男子Bリーグ2部のベルテックス静岡はこのほど、スポーツを生かしたまちづくりに向けたパートナーシップ協定を結んだ。 スポーツを通じたにぎわい創出や健康増進、子どもたちの健全育成に向けて連携する。試合会場での同市のPRをはじめ、バスケ教室への選手派遣なども検討している。 松永康太社長と岡田雄三選手(同市出身)らが市役所を訪れ、豊岡武士市長と協定書を交わした。松永社長は「スポーツが持つワクワクを感じてもらうことで、心の健康にも寄与したい」と話した。
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ファンタジー世界の動物表現 三島市の画家まりんさんら 伊豆の国で28日まで作品展
三島市の画家まりんさん(22)と、動物学者でペルー出身の画家リオス・ロメロさん(38)の作品展が28日まで、伊豆の国市長岡の伊豆長岡温泉南山荘で開かれている。 水彩絵の具やアクリル絵の具を使ったファンタジーな世界観の作品や、動物を描いた作品計22点が並ぶ。2人は共同制作にも挑戦。頭が猿、胴体が虎、尾が蛇の形をしている伝説の妖怪の鵺(ぬえ)をロメロさんが描き、まりんさんは周りに星やハートをあしらった。粘土を数センチずつちぎって貼って、凹凸をつけて表現したキャラクター作品もある。 開館は午前10時から午後5時まで。
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広域連携を経済界主導 現状共有、進め方提言へ 同友会東部協議会、三島で勉強会
静岡県東部の企業経営者でつくる静岡経済同友会東部協議会が、地域の持続的な発展を目指し、行政の枠を超えた広域連携促進に動き出した。第一歩として公民連携の専門家を招いた勉強会をこのほど、三島市内で開いた。今後は会員同士の議論を深めて提言を行う。 工藤政則代表幹事(63)は「若者が住み続けたいと思えるよう、県東部全体でグランドデザインを描き役割分担して魅力的な地域づくりを進める必要がある」と話す。急激な人口減少に危機感を抱き、行政区域を越えて会員が集う組織の強みを生かし機運を高めようと「広域連携」を本年度の活動テーマに据えた。 専門委員会を中心に地域の現状や自治体の施策などを共有し、連携の進め
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創設26年目 三島・錦田ユナイテッド、初のバレー全国へ 頂点向け抱負
三島市の錦田小を拠点に活動する錦田ユナイテッドバレーボールクラブの選手らが19日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、創設26年目で初めて出場する全国大会への意気込みを語った。 チームは6月に開催された全日本バレーボール小学生大会県大会で優勝し、8月6~9日に東京都などで開かれる全国大会への出場を決めた。剛力英樹監督は「全国大会につながる舞台で選手が力を発揮してくれた」と振り返った。 選手たちは「目標は全国制覇」と口をそろえ「練習した成果を発揮して勝つ」「全力でプレーする」「ピンチサーバーで得点を決めたい」などと抱負を語った。豊岡市長は「チーム一丸となって集中して戦ってほしい」と期待した。
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三島で「馬鈴薯祭り」 13年ぶりに開催 特売などでにぎわう
JAふじ伊豆三島函南地区本部は20日、出荷の最盛期を迎えたジャガイモの品種メークインをアピールする「三島馬鈴薯(ばれいしょ)祭り」を三島市の三島スカイウォークで開いた。三島馬鈴薯の特売や料理が提供され、大勢の来場者でにぎわった。 近年は生産者の高齢化などを理由に開催を取りやめていたが、三島市などの協力で13年ぶりに開かれた。約800キロの三島馬鈴薯が用意され、市民らが中元用や自宅向けに買い求めた。同JA三島馬鈴薯部会の宮沢竜司部会長(39)は「例年より小ぶりだが、できは良い。甘みがあり、乾燥して余分な水分が抜けて濃い味になった」と話した。 ご当地グルメ「みしまコロッケ」など、各種総菜も人
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高齢者サロン10年 利用者が節目祝う 三島「たまりば・かど」
三島市富士ビレッジの高齢者居場所サロン「たまりば・かど」で19日、10周年記念パーティーが開かれた。利用者や地域住民が集い、節目を祝った。 サロンは2014年に空き家を改修してスタート。認知症の理解促進と共生社会の実現による健康づくりを目的に、高齢者の憩いの場として毎週火曜にオープンしている。楽器の演奏に合わせて歌ったり、認知症予防につながる食事をとったりして交流を深める。 この日はバンド演奏や落語の披露があり、約40人が集まった。主宰する三島市のボランティア団体「遊水匠(たくみ)の会」の小浜修一郎会長は「共生社会の実現を目指し、継続して認知症への理解を深めていきたい」と話した。
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優良工事23件表彰 三島市
三島市優良工事表彰式がこのほど、市役所で行われた。2023年度に完成した建設工事87件のうち、23件の受注者と技術者を表彰した。 表彰を受けたのは次の通り。かっこ内は技術者。 土木一式(500万円未満)二ノ宮建設(二ノ宮登)▽同(500万円以上2500万円未満)伊藤建材(鬼木志信)世和土木(成田隆、影山大祐)中林建設(高橋祐也)三輪建設(土屋仁)鶴よし建設(佐藤慶一)▽同(2500万円以上)山本建設(荒川直哉)小野建設(大川元澄)田中土建(小林伸弘、佐藤弘行)二ノ宮建設(二ノ宮和秋)駿豆建設(鈴木貴英)加和太建設(山保敬寛)▽建築一式(2500万円未満)駿豆建設(大川正行)▽同(2500万円
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夏休み 自転車安全に乗って ブリヂストンサイクル 三島の小中生にファイル寄贈
三島市を拠点に活動するチームブリヂストンサイクリングを運営するブリヂストンサイクル(埼玉県)は18日、自転車の安全運転を呼びかけるオリジナルクリアファイルを三島市教育委員会に寄贈した。夏休みを控える同市の公立小中学校の児童生徒約7830人に配布する。 クリアファイルには、選手が活躍する写真と自転車安全利用5則を掲載している。小池博文ブランド推進部長と山本哲央選手が訪れ、小塚英幸教育長に手渡した。
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全国高総文祭での活躍誓う 三島北高 箏曲部、新聞部
岐阜県で開催される全国高校総合文化祭に出場する三島北高の箏曲部と新聞部の生徒が19日、三島市役所を訪れ、豊岡武士市長に大舞台での活躍を誓った。 箏曲部は昨年の県予選で優勝し、16度目の出場を決めた。3年生16人が磨きをかけてきた「オデュッセイア」を演奏する。飯塚由紀乃部長は「思い出に残る演奏をしたい」と意気込みを示した。 新聞部は昨年末に全国高校新聞年間紙面審査賞で奨励賞を獲得し、2年連続の出場権を得た。神山遥人部長代理(2年)と伊倉遥馬副部長(1年)が出場し、全国各地の新聞部の生徒と交流新聞を作成する。神山部長代理は「全国の新聞部の技術を持ち帰り、これからの制作活動につなげたい」と話し
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記者コラム「清流」 署名と責任
本紙は掲載場所や内容により記者の署名が記載される。署名が本格的に始まったのが8年前。本来の主役は取材対象という考えが念頭にあり、いまだに本音では遠慮したい。署名の1行分で、内容をさらに詳しく書きたいとの思いもある。 30代も中盤になると、なかなか立ち止まる余裕がなくなってくるのだが、先日すてきな出会いに恵まれた。「あなたが伊藤さんですか。いつも記事を楽しみにしています」。五輪の自転車競技関連の取材で訪れた三島市で、上品なご婦人から声をかけられた。 冒頭のようなことを書いておきながら、うれしいのは職業柄か。襟を正したい気持ちと同時に、最近はなかった“応援”に胸が温か
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静岡県内梅雨明け 猛暑に注意
気象庁は18日、本県を含む東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より1日早く、昨年より2日遅い。関東甲信地方の梅雨明けも発表した。今後1週間は太平洋高気圧に覆われ、厳しい暑さとなる見込み。熱中症への警戒が必要となっている。 気象庁の観測によると、18日の県内は浜松市天竜区佐久間町で35・9度、川根本町で35・1度の猛暑日となった。三島市や浜松市中央区など14地点では最高気温が30度を超える真夏日だった。 静岡市駿河区の広野海岸公園では、日差しが照りつける青空の下、親子連れが園内の「ジャブジャブ池」で水遊びをする姿が見られた。 静岡地方気象台によると、19日の予想最高気温は静岡
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留守宅に侵入、現金1500万円盗んだ疑い 三島署が男逮捕
三島署と静岡県警捜査3課は18日、住居侵入と窃盗の疑いで愛知県碧南市平七町4丁目、無職の男(51)を逮捕した。 逮捕容疑は1月中旬、三島市若松町の会社経営の女性(50)宅に侵入し、現金約1500万円と財布など30点(時価合計約5千円相当)を盗んだ疑い。同署によると、事件当時女性は留守で、窓の鍵が壊されていたという。
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三島拠点のソフトボールチーム「静岡イーストマックスSC」 全国大会へ抱負 市長訪問
三島市を拠点に活動する小学生女子ソフトボールチーム「静岡イーストマックスSC」の選手らが18日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、秋田県で27~30日に開かれる全日本小学生女子ソフトボール大会に向けた意気込みを示した。 チームは同市など周辺市町の小学生12人が在籍。5、6月の県大会で準優勝し、出場権を獲得した。出場は8年ぶり5度目。 春に出場した全国大会は初戦敗退に終わり、雪辱を誓う選手たちは「1回でも多く勝ち、優勝を目指す」「一球入魂で戦い、全国制覇したい」「ホームランを打ちたい」などと力強く宣言した。
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念願の世界グランプリ 「ミセスグレートワールド」 三島・小斉さん「挑戦できる」
三島市大宮町の薬剤師小斉結香さん(31)が18日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、女性が美しさや品性、人間力を競う世界大会「ミセスグレートワールド」(6月、マレーシア)でグランプリを獲得したと報告した。 小斉さんは、笑顔で文化交流を図った点が評価され「CULTURAL TOURISM」部門でグランプリを受賞。トラディショナルコスチューム部門でも、祖母と母が手作りした浴衣をリメークした衣装を着て2位に輝いた。 昨年5月の国内大会で準グランプリとなり、7人の日本代表の1人として出場した。沼津市の薬局で働きながら3歳の長女を育てる小斉さんは「小さい子どもがいてもチャレンジできるとたくさんのママ
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ハーブ、スパイスで夏を元気に 静岡県内も専門の料理店など人気 自宅で楽しむ人も
食の好みの多様化や健康志向を受け、味に変化を与え、心身に安らぎと活力をもたらすハーブやスパイスの人気が高まっている。県内でも専門の料理店がオープンし、スパイス料理の教室がにぎわいを見せるなど、健康的でおいしい食を求める人の心をつかむ。 静岡市葵区の静岡パルコ内に6月にグランドオープンした「トロピカルハーブファクトリー」は、世界のハーブやスパイス料理を味わえる専門店。店主のジャヤティラカさん(38)の出身地スリランカから届くハーブやスパイスをふんだんに使ったメニューが人気だ。 店主の一推しはスリランカ料理のスペシャルプレート。週替わりで、スパイシーな肉や野菜の総菜、ハーブが効いたライスな
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投票用紙リサイクル 静岡県内に広がる 7市合同で247万枚 焼却せずCO2削減へ
三島市など静岡県内自治体が17日、使用済み投票用紙のリサイクルに合同で取り組んだ。昨年6月に初めて4市合同で実施し、今回は7市に広域化。回収量も約247万枚と倍増した。18日までの2日間で回収し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。 5月の知事選に伴い、三島市が県内全域に呼びかけて実施した。今回は昨年行った三島、裾野、富士宮、磐田の4市に、伊豆の国、静岡、袋井の3市が加わった。ほかにも関心を示す自治体があったが、知事選の急な実施で補正予算に処理費用を盛り込めず、見送ったケースもあったという。 プラスチック製の投票用紙の処分は、県内では焼却処分が中心。回収した投票用紙は粉砕・溶解処
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週刊誌「パパ活」報道 吉川赳氏の損害賠償請求棄却 東京地裁
吉川赳衆院議員(42)=比例東海=が、女性との交際を「パパ活」と報じた週刊ポストの記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、発行元の小学館に7500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は17日、請求を棄却した。 週刊ポストは2022年6月、「パパ活『飲酒』現場」との見出しで、吉川氏が18歳の女性と食事をして飲酒させた後、共にホテルで過ごして現金を支払ったなどと報じた。 吉川氏は訴訟で、女性とは飲酒接客を伴う店で知り合い、20歳以上と推認される状況にあったと主張。同社と女性が事前に示し合わせて撮影や録音を行った「やらせ取材」だったと指摘し、「重大な選挙妨害となりかねない損害が発生
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富士登山鉄道「中止を」 三島のNPO 署名活動開始
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は、山梨県で計画される「富士山登山鉄道」の中止を求める署名活動を始めた。秋ごろの静岡県内組織設立に向けて準備を進める。渡辺豊博専務理事は「県内では情報が少なく、ひとごとになっている。富士山は一つ。静岡でも危機意識を持ってほしい」と訴える。 同鉄道の構想は次世代型路面電車(LRT)を富士スバルラインに整備し、山梨県側の富士山麓と吉田口5合目を結ぶ計画。オーバーツーリズムの解消や環境負荷の軽減などを図る。5合目の開発も進め、冬場も行き来できるようにするとしている。 GW三島は富士山が抱える課題の解消の必要性を認識する一方、噴火や雪崩といった災害対策、電動
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東レアローズ静岡、静岡県内で18試合 「SVリーグ」シーズン日程発表 ホーム開幕戦10月19、20日
10月11日に開幕するバレーボールの新リーグ「SVリーグ」は17日、2024~25年レギュラーシーズンの日程を発表した。男子10チーム、女子14チームが参加。男女とも各クラブがホームアンドアウェー方式で計44試合を戦う。 三島市を拠点とする男子の東レ静岡の開幕カードは10月12、13日に広島県で広島THと対戦する。県内でのホーム戦は草薙このはなアリーナと沼津市総合体育館で計18試合が予定され、ホーム開幕戦は10月19、20日に草薙このはなアリーナで東京GBとぶつかる。 日本代表のアウトサイドヒッター高橋藍を擁するサントリーとの地元戦は11月9、10日、日本代表のオポジット西田有志らがいる
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感染症対策の専門家会議設置 静岡県、三島で初会合
新たな感染症の流行に備え、県は17日、専門医などによる「県感染症対策専門家会議」を設置し、三島市の県感染症管理センターで初会合を開いた。専門家会議は今後、平時の対策や有事の対応について提言や助言を行っていく。 協議は非公開。後藤幹生センター長が終了後に記者会見し、県民に対して地域ごとの感染症の流行状況を分かりやすく解説するシステムを今秋に導入する方針や、新興感染症が流行した際の保健所対応の省力化の準備状況などを委員に報告したことを明らかにした。県は本年度、患者を初めて確認した初動段階を想定し、感染症対応訓練を行う。委員からは「(同センターの)司令塔機能が発揮できるような訓練を」との意見があ
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「沼津の顔」 御用邸をきれいに ボランティアが記念公園を清掃
沼津御用邸記念公園で16日、ボランティアらによる清掃活動が行われた。施設の景観維持に貢献しようと約140人が参加した。 激しい雨が降る中、地元住民や公園指定管理者加和太建設(三島市)の社員らが、園内の東附属邸や海岸沿いでごみを拾ったり、雑草を抜いたりした。ぬまづ観光ボランティアガイド会長の上柳晴美さん(75)は「御用邸は沼津の顔。雨でもきれいにできてよかった」と話した。 清掃は23日に同公園で予定されていた将棋のタイトル戦「第95期棋聖戦」第5局の前に計画した。藤井聡太棋聖が3連勝したため、対局はなくなったが、藤井棋聖は23日に沼津市内で開かれる祝勝会に参加する。
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ソーシャルワーカー 仕事や役割を紹介 三島 演奏や悩み相談も
「ソーシャルワーカーデーフェス」が15日、三島市のみしま未来研究所で開かれた。医療ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、社会福祉士の県協会の会員でつくる実行委員会が主催し、ソーシャルワーカーの仕事や役割を周知した。 現役のソーシャルワーカーがブースを構え、仕事内容の紹介や悩み相談に乗った。精神保健福祉士によるコーナーでは、来場者のストレス発散方法を共有し「大声を出す」「友達に相談」「シュークリームを食べる」などと書いた紙を壁に貼り付けた。 社会福祉士と認知症患者でつくる音楽団の演奏や若手社会福祉士と高校生や大学生との相談コーナーなどもあり、多くの来場者でにぎわった。
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早稲田大合唱団 三島で8月公演 団長らPR
早稲田大合唱団は8月24日、国内各地で年に1度開催するサマーコンサートを三島市民文化会館で開く。島田瑞希団長(20)と同市出身の中谷成葉副理事長(20)がこのほど、三島市役所を訪れてPRした。 団員55人が出演予定で単独ステージのほか、三島北高演劇部の朗読劇に合わせたステージも披露する。地元団体との共演も特徴で同市周辺の音楽団体から約50人が出演する。 同会館での開催は14年ぶり。地元開催を提案した中谷副理事長は「合唱に触れたことがない人も楽しめる内容にした」とアピールし、島田団長は「合唱の楽しさと魅力を伝えたい」と意気込んだ。 午後2時開演。入場料は1000円(前売り800円)、高校
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“三島らへん”活性化 サミットに県内外から120人 外部の視点取り入れ課題解決へ
「コミュニティマーケティング」と呼ばれる手法を使い、地域課題の解決に向けた取り組みを進める「コミュニティリーダーズサミット(CLS)三島らへん」(実行委員会主催)がこのほど、三島市の三島商工会議所で開かれた。全国各地でコミュニティー活動に携わる約120人が交流を深め、県東部や神奈川県西部といった“三島らへん”の活性化につながるきっかけを探った。 テーマは「コミュニティからの解放」。三島市内でコミュニティー活動が盛んな一方、一部でメンバーが固定化したり、組織の継続が目的化したりしている現状に危機感を抱くメンバーらが企画した。今回は約半数がエリア外から参加で、外部の視
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三島と浙江省 中学生が交流 南中で文化や食の体験
中国浙江省麗水市の中学生が16日、三島市立南中を訪れ、生徒と交流した。友好都市提携を結ぶ両市の事業の一環。17日まで滞在し、日本文化を体験する。 麗水市にある花園中の生徒12人と引率教諭1人が来訪し、3年生の授業に参加した。社会科では中国と日本の関係性、文化や食に関する共通点などを学んだ。両校の生徒はスマホの翻訳機能や英語を交えて意思疎通し、好きな食べ物や両国の行きたい場所について意見を交わした。給食も一緒に食べて交流した。 花園中の生徒は三島市内のホームステイ先に滞在。この日は同市の伝統芸能しゃぎりにも挑戦した。両市は1997年に友好都市となり、中学生の相互派遣などを実施してきた。麗水
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経営者ら勉強会 研さん重ね350回 三島「21世紀塾」
三島市を中心とした県東部の経営者らが集う勉強会「21世紀塾」がこのほど、350回目を迎えた。市内で行われた記念例会には約30人が出席。地域の発展に向けて自己研さんを続け、後進育成に努めていく思いを共有した。 同塾は1986年、三島青年会議所のメンバーらによる経済学の基礎を学ぶ「ME塾」を改組してスタート。資質向上を目指して月1回の例会を重ね、まちづくりに関する提言も行ってきた。 近年は新型コロナウイルスの影響で何度も中断したが、開催を継続して節目を迎えた。小野徹代表世話人は「進歩の激しい時代。会員も年齢を重ねてきた中、ガツガツすることなく大所高所から後進を育てていきたい」と呼びかけた。 記念
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農兵節㊦ まちの伝統 高校生が継ぐ 【しずおか学 地域のうた編】
「富士の白雪ノーエ」で始まる三島市の伝承歌「農兵節」は、1934年の人気歌手赤坂小梅の歌唱によるレコード発売、ラジオでの楽曲放送、三島産大根のPRと組み合わせた街頭宣伝で、その名を知られるようになった。 継承には、59年に結成された「三島農兵節普及会」が大きな役割を果たしている。「格式のあるメロディーが心に染みる。いやが応でも古里を感じさせる」と話すのは同会音曲部長で、44年前から「唄い手」を務める秋永秀子さん(80)。メンバーは約80人で、高齢化が進むが、近年は高校生の入会もあった。月に2回、三味線を教える。 県内外で年間20回以上、「農兵節」を披露する機会がある。秋永さんは「唄で町に
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規格外シイタケ、ハンバーガーや万能調味料に 三島・にじのかけ橋考案、ふじのくに福産品認定
三島市のNPO法人「にじのかけ橋」(鈴木俊昭理事長)が運営する就労継続支援施設で育てたシイタケの規格外品を使って開発した商品2品目が、県のふじのくに福産品ブランドに認定された。関係者がこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ね、商品の魅力を伝えた。 シイタケは同法人の運営するB型事業所「ミストラル」が栽培。出荷できないシイタケを利活用し、工賃アップにつなげようと商品化を模索した。同事業所では、細かく刻んでメンチに混ぜ込んだ「しいたけメンチバーガー」を考案。事業所で育てたレタスもふんだんに使っている。 A型事業所「ワンルーチェ」は、同市平田で運営する「にじかけカフェ」で提供するドレッシングを改良
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わんぱく相撲「全国V目指す」 児童 静岡市長に抱負
「わんぱく相撲全国大会」への出場を決めた静岡市の小学生が9日、市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に抱負を伝えた。 出場するのは北原空さん(大谷小6)、伴野結希さん(川原小6)、佐野樹里さん(蒲原東小5)、上坂匠さん(番町小4)、上中彩凪さん(服織小4)の5人。三島市で6月に開かれた県大会で上位入賞し、全国への切符をつかんだ。 来庁した4人は「1人でも多く勝てるよう頑張る」「練習の成果を発揮して優勝したい」などと意気込んだ。難波市長は「力強い目標を宣言してくれた。たくさん練習し、目標を達成して」とエールを送った。 大会は男子が8月4日に東京都の両国国技館、女子が9月22日に愛媛県武道館で開かれ
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【8月沼津・愛鷹球場で初の公式戦】プロ野球くふうハヤテ 竹内投手(河津出身)らPR
静岡市を拠点にするプロ野球2軍ウエスタン・リーグ「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の竹内奎人投手(河津町出身、静岡高出)らが11日、沼津市役所を訪れ、8月2~4日に同市の愛鷹球場で初めて開かれる中日ドラゴンズとの公式戦3連戦を頼重秀一市長にPRした。 同球場で2軍戦を含むプロ野球公式戦を開催するのは24年ぶり。群馬大医学部出身で、医師免許を持つことでも注目を集める竹内投手は「愛鷹球場は子どもの頃の憧れの場所。お客さんが来て良かったと思える試合にしたい」と語り、3連戦での先発に意欲を見せた。 池田省吾球団社長から始球式の依頼を受けた頼重市長は「練習しなければ」と苦笑しつつも応じ、「期待してい
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就労困難者 社会への一歩に 接客通じ 職業訓練 三島のNPO 食堂オープン
三島市で自立援助ホームなどを運営するNPO法人「森のようちえん太陽と緑の風クラブ」はこのほど、就労困難な若者が店員を務める食堂「農CURRY」を三島市泉町の伊豆国分寺内にオープンした。週1回営業し、さまざまな事情を抱える若者が社会に踏み出すための職業訓練の場を提供する。 高橋麻子理事長によると、就労継続支援施設などに入所できないような人が対象で、現在は発達障害があったり、ひきこもりだったりする同法人の自立援助ホームの利用者3人が働く。利用者以外の受け入れも可能で、今後は就職した会社を精神的な理由で退職し、再就職に踏み出せない人の受け入れも想定する。 同法人のスタッフがあいさつや接客の基本を指
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セーフティドライバーコンテスト三島大会 篠木さん(桜ケ丘幼稚園)優勝
三島地区安全運転管理協会はこのほど、三島市の三島中央自動車学校でセーフティドライバーコンテスト三島地区大会を開いた。協会に加盟する10事業所から15人が参加し、安全運転に必要な知識と技能を競った。 各100点満点の学科と実技の審査を行い、合計点で順位を付けた。実技では、S字カーブや車庫入れの運転技能などについてチェックを受けた。 上位5人が表彰され、3位までが9月28日に静岡市で開かれる県大会に出場する。 入賞者は次の通り。 ①篠木光祥(桜ケ丘幼稚園)②内村拓斗(田方北消防署)③鈴木博勝(横浜ゴム三島工場)④今井亨英(函南町役場)⑤外岡佑樹(三島市役所)
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三島の少年野球・錦田バンビーズ 初の全国「メダル持ち帰る」
三島市の少年野球チーム「錦田バンビーズ」の石田重寿監督と選手らがこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ね、27~30日に和歌山県で開かれる高野山旗学童軟式野球選手権大会への出場を報告した。創設から約50年で初めてとなる全国大会に向け、意気込みを示した。 県内40チームが出場した5月の全日本学童軟式野球マグドナルド・トーナメント県予選で準優勝し、出場を決めた。選手は「全力で戦い、メダルを持ち帰りたい」「チーム一丸となって全力で楽しく戦いたい」「悔いが残らないように頑張りたい」などと一人一人力強く抱負を語った。 豊岡市長は「一球で勝ち負けが決まる。心を集中して戦ってほしい」と活躍を期待した。
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記者コラム「清流」 “ベテラン”
子供の頃、スポーツのベテラン選手が「中年の星」と呼ばれるのを見て、成績は突出しているものの、何が共感を呼んでいるのかイマイチ分からなかった。 三島市が拠点の自転車競技「チームブリヂストンサイクリング」。最年長35歳の窪木一茂選手はパリ五輪で中距離勢最多の個人団体3種目に挑む。後輩との年齢差を問うと、ロールプレーイングゲームになぞらえて「レベル20よりレベル35の方が強いでしょ。年齢が上がるとは、レベルアップなんです」。独特の表現で胸を張る姿がまぶしい。 同世代の選手が「ベテラン扱い」されるのを目にすると、記者と同学年の窪木選手の活躍はどうしても特別な感情で見てしまう。「次の世代の明かりを
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三嶋大社で開山式 富士山の山開きに合わせ 交通事業者らが登山客の安全祈願
静岡県側の富士山の山開きに合わせ、三島市観光協会は10日、三島市の三嶋大社で富士登山道開山式を行った。関係者が三島から富士山に向かう登山客の安全を祈願した。 交通事業者や市の関係者が神事に臨み、玉串をささげた。観光協会の西原宏夫会長は「富士登山を安全に楽しんでほしい」とあいさつ。豊岡武士市長は「行き帰りは三島で富士山にゆかりのある場所も訪れてほしい」と期待した。 6日からJR三島駅と富士宮口5合目を結ぶ路線バスの運行を始めた富士急シティバスの井原一泰社長は「無事故で終わるよう努めたい」と語った。現在1日1往復の路線バスは9月1日まで運行。片道約2時間で、13日から8月18日までは1日4往
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「ヘルメット着用を」高校生、パトカーから自転車マナー訴え 三島署と三島北高が広報活動
三島署と三島北高(三島市文教町)などは9日、自転車のヘルメット着用促進や事故防止に向けた広報活動を同校周辺で行った。高校生がパトカーに乗車してマイクを握り、自転車の交通ルール順守やマナー向上を訴えた。 パトカーは同校の外周約2キロを巡回。生徒は「万一の事故に備えてヘルメットを着用しましょう」「見通しの悪い交差点では必ず止まりましょう」などと通行人に呼びかけた。 高校生自転車マナーアップモデル校に指定される同校の生活安全委員会10人が参加。パトカーでの啓発のほか、同校周辺の交差点などにものぼりを掲げて立った。土屋琥委員長(3年)は「自転車で安全に学校へ来られるように意識付けしたい」と話した
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絵本の世界、一緒に体現 三島市福祉応援大使・河合さん 児童に読み聞かせ
三島市福祉応援大使の「めんぼーくん」こと河合孝彦さんによる絵本の読み聞かせが9日、同市の西小で行われた。1年生約60人が、体を動かしたり大声で笑ったりしながら絵本の世界観を存分に楽しんだ。 河合さんは「もこもこもこ」「ラーメンちゃん」などを取り上げ、パントマイムも交えながら読み聞かせた。「あおいふうせん」では風船を膨らませ、空に飛んでいく絵本の世界を児童と一緒に体現。絵本だけでなく身ぶり手ぶりや豊かな表情を駆使し、児童を物語に引きこんだ。 読み聞かせは、絵本を通した地域への誇りや愛着の醸成を目指す市の「絵本のまち三島」の一環。本年度中に市内全21小中学校の1年生を対象に行う。
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台湾の中学生とバレー親善試合 伊豆でイズル、アローズジュニア
国際交流で伊豆市を訪れていた台湾トップレベルの中学生バレーボールチーム「新北市立鶯歌国民中学排球隊」が7日、同市の狩野ドームで、伊豆の国市を拠点に活動する「イズルバレーボールクラブ」、東レアローズ所属の「アローズジュニア」とそれぞれ、親善試合を行った。 イズル―との対戦では、台湾U―17代表にも選抜されているエース林立〓選手を軸にした力強い攻撃を見せた。1セット目は粘り強くつなぎ巧みな攻撃を繰り広げたイズルが25-22で取った。2セット目は得点力で上回った同排球隊が25-16で押し切った。 アローズジュニアとの対戦でも、高レベルのプレーに会場から大きな拍手が送られた。 林選手は「疲れは
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園児らアジサイ植栽 公園に咲き誇れ 三島・芙蓉台地区
アジサイが咲き誇る公園を再び取り戻そうと、三島市の芙蓉台自治会と認定こども園恵明キッズフヨウビレッジはこのほど、同園に隣接するあじさい公園でアジサイ約100株を植栽した。園児と保護者、近隣住民が参加し、同園を運営する恵明学園の職員が接ぎ木して育てたアジサイの苗を丁寧に植えた。 同園などによると、同公園は芙蓉台地区の入居が始まった約50年前に整備。かつては斜面の土手沿いにアジサイが咲いていたが、10年ほど前から枯れるなどし、ほとんど姿がなくなった。自治会と同園が、公園を管理する市に依頼して植栽を決め、維持管理も行う。 同園では「なかよしあじさいまつり」も開催され、多くの地域住民でにぎわった
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「三島で子育て」イメージソング たなかみどりさん制作 市公式ユーチューブで公開
三島市のプロモーション事業「水の都三島で子育て」のイメージソングが完成した。同市のシンガー・ソングライターたなかみどりさんが「三島は安心して子育てできるまち。来れば明るい未来があると思ってもらいたい」との思いを込めて作詞作曲した。市公式ユーチューブチャンネルで9日から公開している。 曲名は「水の都三島」。川の流れをイメージした明るい曲調に「せせらぎ」「幸せ」「緑の公園」といった言葉をちりばめた。たなかさんは自身の経験を踏まえて制作。子育てが大変で気持ちが沈んでしまいそうな時、温かく支えてくれた人々と緑とせせらぎのある自然に癒やされた経験も歌詞に込めた。 市は今後、イメージソングを使ったプ
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静岡県版住みここちランキング 長泉町が6年連続1位
大東建託がこのほど発表した「街の住みここちランキング2024静岡県版」で、長泉町が6年連続の1位だった。行政サービスや交通利便性、防災が項目別1位を獲得し、総合力の高さを維持した。 同町は「子育てしやすい町」のイメージが定着。新東名高速道インターチェンジがあり、東海道新幹線三島駅からも近い。項目別はほかに生活利便性、静かさ・治安、にぎわいなどで上位に入り、東海エリアランキングでも総合4位になった。 県版2位は長泉町に隣接する清水町で3年連続。沼津市と三島市のベッドタウンとして宅地開発が進む。3位は静岡市葵区、4位は三島市、5位は静岡市駿河区だった。 「住みたい街」を聞くと、「特にない」
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利便性と正確性を追求 実験用ホモジナイザー 三丸機械工業(三島市)【静岡ものづくり最前線】
乳製品や調味液などの食品を中心に医薬品、化学製品の品質向上に使用される高圧式ホモジナイザー(均質機)の卓上実験機を開発した。使いやすさと正確性を追求し、大学や企業の研究機関から評価が高く、問い合わせが続く。 ホモジナイザーは、液体の中にある粒子を細かく砕いて均質化する機械。主力の高圧式は液体に高い圧力をかけて特殊なバルブを通過させ、液体中の粒子を細かくする。 実験機は小型ながら最大100メガパスカルの高圧実験を可能にした。女性研究者が増える中、鈴木隆社長(75)は「誰でも簡単に使えるようにしたい」と操作性を重視。ボタン一つで圧力値を設定でき、効率良くデータを取得できる。 ライン生産と同
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未来に残したい三島の姿、1枚の絵に凝縮 コンセプトアート設置 まちの活性化へ
三島市観光協会は、未来に残したい三島の魅力を凝縮したコンセプトアートを三島商工会議所の屋外に設置した。市民に三島の未来を語る機会を提供し、まちの活性化につなげるのが狙い。 コンセプトアートは映画やゲームなどの制作時に世界観やコンセプトをビジュアル化し、制作を進めていく上での旗印の役割を果たす。映像制作の企画づくりを通して地方創生に取り組む「オーストブルー」(同市)が、この手法をまちづくりに生かそうと考えて企画制作した。 作品は、三島を代表するものと良い所を市民に聞いたアンケート結果を基に制作。水と緑にあふれた自然と調和する街並みの中、人々が笑顔で暮らす様子を描いた。三島市ならではの場所や
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全国ソフトテニス出場 三島市沢地小の甲斐さん 「楽しくプレー」意気込み語る
函南ジュニアソフトテニスクラブに所属する甲斐煌斗さん(三島市立沢地小6年)がこのほど、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、8月に岡山市で開催される全日本小学生ソフトテニス選手権大会の出場を報告した。 甲斐さんは5月に開かれた県予選で、同クラブの日比武蔵さん(伊豆の国市立大仁北小6年)とペアを組んで優勝した。過去に別の全国大会を懸けた大会で敗れた相手に勝利した末の栄冠だった。 全国大会のほか、東海大会や東日本大会への出場権も獲得した。俊敏性とコントロールが武器で前衛を務めているという甲斐さんは「今まで練習した成果を発揮し、楽しくプレーしたい」と意気込みを示した。
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「税金は平等に使うもの」 三島間税会が向山小で教室
三島間税会(前田磨会長)はこのほど、三島市の向山小で租税教室を開いた。6年生約90人が税金に関する理解を深めた。 同会の会員で、アイティエス(同市)の石渡陽次社長が講師を務め、身近な消費税を例に税金の仕組みを紹介した。税の使い道を決める国の予算案が、選挙で選ばれた国会議員の議決で決まることから「税金はみんなのもの。平等に使うのが大前提」と伝えた。税金がない世界を想定した動画も見せ、児童は税金の大切さを学んだ。 同会は三島田方地区の会員51人で構成。税金の仕組みや大切さを子どもたちに伝えようと、昨年度から教室を開いている。
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社会を明るくする運動 三島市推進委 ポスター特選12人が表彰
社会を明るくする運動の三島市推進委員会が市内の小中学生に募集した標語入りポスターの表彰式が6日、市社会福祉会館で行われた。特選受賞者12人が表彰を受けた。 「あやまちは繰り返さない見逃さない」などの標語と共に非行防止や更生を訴える794点の応募があった。入賞作64点は8~16日に市役所、17~25日に日清プラザで展示する。 特選受賞者は次の通り。 小林あいり(北中3)直井旺右(山田小5)佐野友理(錦田小5)岩崎涼那(西小5)矢田二葉(北小4)渡辺三咲(山田小5)中沢佳愛(沢地小6)水地世愛(中郷小6)高原白帆(沢地小6)沓掛梨央(北小5)植田葉南幸(佐野小6)西原もも香(南小5)
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パリ五輪自転車競技代表 長迫、太田、小原3選手が三島で壮行会 競技姿勢や考え方、三者三様【Web限定】
26日に開幕するパリ五輪で、2004年アテネ五輪以来のメダル獲得に期待が懸かる自転車トラック男子チームスプリント日本代表。伊豆市の伊豆ベロドロームを拠点に強化を続け、代表に内定した長迫吉拓(30)、太田海也(24)、小原佑太(28)の3選手が5日、サポートを受ける三島市の企業の壮行会に臨んだ。トークショーで垣間見えたのは、3人の競技に向き合う姿勢や考え方の違い。日本記録を持つ歴代最強チームの源は、三者三様のメンバーが結集した時に生じる化学反応にあるのかもしれない。 大舞台への心構え、奮い立つ音楽は 来場者の質問に答える中で違いが現れたのは、大舞台に向かう時の心構え。太田選手は過去の経験か
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トウモロコシ求め人波 箱根西麓産 高品質「坂もの」アピール 三島でまつり 初開催
JAふじ伊豆は6日、三島市の三島スカイウォークをメイン会場に「三島とうもろこし祭り」を初開催した。「坂もの」と呼ばれる高品質の農産物を生み出してきた箱根西麓の新たな人気商品を観光客にアピールした。 箱根西麓で育つトウモロコシは、甘くて味が濃いのが特徴。甘みが凝縮する早朝に収穫するため生のままでもおいしく食べられる。 今回は収穫真っ盛りとなった実の色が違う「ゴールドラッシュ」「ゆめのコーン」「ピュアホワイト」の3種類を用意。午前9時の開始時には長蛇の列ができ、15分ほどで売り切れる品種もあった。焼きもろこしやトウモロコシを使ったクラフトビールも販売。トマトやナス、葉ショウガ、枝豆など旬の野
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三島せせらぎアンサンブル演奏会 一流の調べ 川床響く
日本クラシック界有数の音楽家が名を連ねる「三島せせらぎアンサンブル」は6日、三島市の白滝公園でせせらぎ七夕コンサートを開いた。公園沿いの桜川に設けられた川床の上で、美しい音色を響かせた。 東京都交響楽団ソロコンサートマスターを務める矢部達哉代表理事らがクラシックの名曲などを演奏した。アンコールでは七夕にちなんだ楽曲のメドレーも披露した。観客は川のせせらぎとバイオリンやピアノ、トランペットの美しい音色が響き合う特別な空間を堪能。周辺で水遊びする子どもや湧水に足をつけて夕涼みする住民らも優雅なひとときを過ごした。 同団体は、新型コロナウイルスで演奏の機会が奪われた2020年に市内で開かれた音
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パリ五輪自転車競技代表 メダル獲得へ「覚悟できた」 三島で壮行会
伊豆ベロドローム(伊豆市)を拠点に強化し、パリ五輪の切符を勝ち取った自転車競技トラック種目の男子チームスプリントメンバーの壮行会が5日、三島市内で開かれた。代表に内定している長迫吉拓(30)、太田海也(24)、小原佑太(28)の3選手が登場し、メダル獲得への意欲を示した。 長迫選手がBMXからトラックに転向した東京五輪後から、住宅や食事のサポートを受ける建築不動産業「住起産業」(同市中)とペットショップ「ノーザンみしま」(同市幸原町)が主催。近隣住民らが駆け付け、エールを送った。 長迫選手は、本番が近づくにつれて周囲の期待やメダルへの思いが高まると同時に不安も膨らむ心境を吐露した上で「み
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豊作願い橋にお絵描き 三島・坂小 野菜や果物鮮やか
三島市立坂小の1、2年生23人が4日、同市三ツ谷新田の農道で架け替え工事が行われている橋に野菜や果物の絵を描いた。同市の加和太建設が施工中の橋に親しみを持ってもらい、農道を使う農家の豊作を願ってもらおうと招待した。 同校は農業体験学習に力を入れ、スイカやブロッコリー、ジャガイモ、大根などを育てている。児童は長さ9メートル、幅7メートルの橋の基礎部分となる床版をキャンバスに見立てて取り組んだ。自分たちで栽培する作物のほか、イチゴやバナナ、ブドウなどさまざまな絵を色鮮やかにクレヨンで描いた。 同社の社員から、橋の作り方についても説明を受けた。
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現在の日本に死刑制度は必要?⑥ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
日本の死刑制度を巡り、被害者遺族の心情に寄り添うべきという主張や加害者の更生に希望を込める見解などさまざまな意見が届いています。死刑執行者の心理的負担や執行判断の曖昧さなど制度が抱える構造的な問題への言及も含め、現時点で二者択一的な判断をすることが困難な状況が浮き彫りになりました。今回もしずしんニュースキュレーターと読者から寄せられた声をお届けします。 立場によって意見変わりそう キュレーター 内野浩恵さん(富士市) NPO法人県男女共同参画センター交流会議理事。男児2人の母。司会業。市民活動20年。子育て、男女共同参画、防災、まちおこし等の団体に参画 日本の刑
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「Youは何しに三島へ」 外国人客に“直撃” 生の声 市民向け動画配信 市がインタビュー
三島市は、市民の郷土愛醸成や外国人観光客のもてなし向上につなげてもらおうと、市内を訪れる外国人へのインタビューを行っている。7月末に動画を市公式ユーチューブチャンネルで放送する。 昨年度配信した日本人観光客へのインタビューに続く企画。市外から訪れた人が三島をどのように見ているか生の声を市民に届け、地元への愛着を深めてもらうのが目的。昨年度の動画を視聴した人から外国人にも聞いたらどうかと提案があったという。 市広聴広報課の職員が三嶋大社や楽寿園、源兵衛川を訪れた旅行客に話しかけ、三島に来た目的を尋ねている。3日までに米国や中国、フィリピンなど7カ国から訪れた10組に調査し「富士山がきれい
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7日定演へ最終調整 三島の管弦楽団
三島市の市民文化会館を拠点としたプロアマ混合オーケストラ「三島ゆぅゆぅ祝祭管弦楽団」が、7日に同会館で開く第4回定期演奏会(静岡地域教育芸術協会、同会館主催、静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、最終調整している。 2日夜には、地域や観客の記念を祝うために毎回演奏する「威風堂々」に出演するU―15伊豆中学生選抜吹奏楽団の生徒4人も加わり、演奏を確認した。 今回は沼津市出身のサクソフォン奏者戸村愛美さんをソリストに迎え、19世紀にロシアの支配下にあったフィンランドで誕生したシベリウスの「フィンランディア交響曲第2番」などを演奏する。 演奏会は午後2時開演。入場料は一般3500円、高校生以下1500
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安心・安全なサプリ製造紹介 ファンケル美健三島工場 見学ツアーを一新 24日から
サプリメント製造のファンケル美健三島工場(三島市松本)は24日から見学ツアーをリニューアルする。一般公開を前に4日、報道陣に公開した。 製造工程の原料移動で異物混入を避けるためのタンクをモチーフにしたオリジナルキャラクター「タンクリーン」が新登場し、親しみやすさを演出する。原料を固めて錠剤にしたり、錠剤の溶けやすさを確かめたりする実験もできる。 同工場は2021年4月にサプリメント専用工場として完成。1日最大1085万粒(3.1トン)の生産能力を有し、OEM(相手先ブランドによる生産)を含む47品目を生産する。 所要約60分で参加無料。希望者は同社ホームページから申し込む。
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三島・楽寿園の小浜池、2年連続「満水」 深緑が水面に映える珍しい光景広がる
富士山からの地下水が湧き出る三島市立公園「楽寿園」の小浜池が2年連続で「満水」となった。旧小松宮別邸「楽寿館」や周辺の深緑が水面に映える珍しい光景が広がっている。 同園では、中央付近の池底を水位ゼロとして水面の高さを毎朝計測し、150センチを「満水」としている。今年は6月29日に初めて150センチを超え、その後も徐々に水位が上がっている。夏場に向けて水位は高くなる傾向があるという。 7、8年に1度満水になると言われているが、近年は2020年に9年ぶりに満水となって以降、22年以外は満水を記録している。 小浜池は、水の都・三島の象徴として多くの人が訪れる観光スポット。水位ゼロを初めて観測
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三島箱根西麓のトウモロコシ「甘くておいしい」 旬迎え6日に祭り 「坂もの」の代表格へPR
三島市の箱根西麓で栽培されるトウモロコシが旬を迎えている。昔から高級野菜として全国的にも評価の高い「坂もの」の新たな代表格をPRしようと、「三島とうもろこし祭り」が6日、三島スカイウオークをメイン会場に開かれる。 寒暖差があり土質に恵まれた箱根西麓で育つ野菜はジャガイモや大根などを中心に評価が高い。トウモロコシの生産は約10年前から広がり始め、甘みが凝縮される朝採れの魅力から、地元を中心に人気が高まっている。 同祭りは、野菜の旬に合わせて開催する「坂もの野菜祭り」シリーズの第3弾。今回は地元野菜のおいしさを市外にも広げようと初めて観光施設で開催する。JAふじ伊豆のファーマーズマーケットみ
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⚽高原さんと松原さん登場 15日、エコパでトークショー SBSカップ国際ユースサッカー
「2024SBSカップ国際ユースサッカー」の開幕を前に、元日本代表の高原直泰さん=三島市出身=と元五輪代表の松原良香さん=浜松市出身=によるスペシャルトークショー(静岡新聞社・静岡放送、エコパハウス主催)が15日午後1時から、袋井市のエコパスタジアムで開かれる。 SBSカップは国内で最も歴史あるユース年代の国際大会で、今年はU-18(18歳以下)アルゼンチン、韓国が出場し、U-18日本、静岡ユースと総当たりのリーグ戦を行う。試合は8月22日草薙総合運動場陸上競技場、23日愛鷹広域公園多目的競技場、25日エコパスタジアム。 トークショーは入場無料。参加には事前申し込みが必要で7月7日締め切
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伊豆箱根鉄道駿豆線 24年度中にタッチ決済導入
伊豆箱根鉄道(三島市)などは2日、交通系ICカード利用ができない駿豆線で、クレジットカードなどによるタッチ決済乗車サービスを本年度中に開始すると発表した。静岡県内ではバスへの導入事例はあるが、現時点で鉄道での事例はないという。インバウンド(訪日客)の活用も想定し、利用者の利便性向上を図る。 同社は、交通系ICの検討も進めてきたが、導入や運用にかかる費用に見合う投資効果が得られないと判断し見送ってきた。今回導入する三井住友カード(東京)が提供するシステムは、交通系ICよりもコストが低かった点も決め手となったという。 タッチ決済に対応するクレジットカードだけでなく、カード情報が設定されたスマ
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新会長に石上氏 県商工会議所女性会連合会
静岡県商工会議所女性会連合会は2日、三島市内で総会を開き、役員改選を行った。新会長に就任した焼津商工会議所女性会の石上智子会長は「会員一人一人の力を集結して地域活性化に貢献したい」とあいさつした。 会員ら約130人が出席。会員組織の機能充実や連携強化を目的とした研修会の開催などを盛り込んだ事業計画も承認した。
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三島市 子ども支援“横の連携” 10団体 課題共有へ連絡会
三島市は2日、子ども食堂や学習支援の場など子どもの居場所を提供する団体との連絡会を設け、市役所で初会合を開いた。地域の子どもや家庭を取り巻く課題を共有し、支援の充実につなげる。 市内の関係団体が一堂に会するのは初めて。貧困やヤングケアラー、外国人など困りごとを抱える子どもや家庭の支援に取り組む10団体の代表者が参加した。各団体の活動内容や課題を共有し、地域全体で適切な支援ができるネットワークを構築する。 こども未来課の岩崎淳子課長は「厳しい環境で育った子は、居場所を作りにくいといわれる。互いの活動を理解し、横のつながりを持つ第一歩にしたい」と期待を込めた。参加者からは、子どもとの関わり方や運
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静大吹奏楽団 迫力の演奏 三島でサマーコンサート
静岡大吹奏楽団のサマーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)が6月30日、三島市民文化会館で開かれた。団員約90人が迫力ある演奏を披露した。 トランペットのファンファーレが特徴的な「祝典のための音楽」で幕開け。クラシックをはじめ、ポップスやジャズなど聞きなじみのある曲も演奏し、来場者を楽しませた。 毎年初夏に開催する演奏会。本番前には、吹奏楽部に所属する中学生や高校生を舞台裏に招待し、基礎練習やリハーサルを公開した。
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三島市美術展 市民力作193点 絵画など5部門
三島市美術展(市主催)が2日、同市の市民生涯学習センターで始まった。6日まで、市民の力作193点を展示している。 日本画、洋画、写真、書道、総合美術・工芸の5部門に多彩な作品が寄せられ、市長賞など各賞が選ばれた。洋画は風景や人物などの題材が色鮮やかに描かれ、来場者の目を引く。 主な受賞者は次の通り。 市長賞 勝又まゆみ、外川雄章、菊川奈緒美、増間五峰、冨永敏明▽議長賞 山田淳子、杉山記子、小沢美津江、藤池菁鳳、沢山明夫▽教育長賞 永井清勝、勝俣あい子、田村全子、松田雅子、彦根雅行
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【能登半島地震半年 静岡県の課題④】通所、訪問 維持に不安 介護施設の相互応援望めず
能登半島地震では多くの福祉施設が被災し、いまだ再開を見通すことができない。一方、4月に介護事業者の事業継続計画(BCP)策定が義務化され、静岡県内を含め、各事業所で被災時の対策は進む。だが、多様な形態の介護サービスに取り組む事業者には発災時、入所者や通所者への対応や職員の安全確保の必要性から、訪問介護まで手が回らなくなる恐れがある。関係者は「全利用者の支援を続けたいが、被災時の訪問介護は相当難しそうだ」と危機感を募らせる。 「体温を測るので深呼吸してくださいね」。6月28日、浜松市内の中山間地に拠点を置く介護老人福祉施設のホームヘルパー2人が高齢女性(80)宅を訪れ、入浴をサポートした。市
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せせらぎと深緑を満喫 三島の街中に川床登場、9月末まで 新たなにぎわい拠点に
三島市の白滝公園沿いを流れる桜川に1日、川床が登場した。水と緑に恵まれた三島ならではの空間を存分に体感できる新たなにぎわい拠点として、三島商工会議所が設置し、9月末まで常設する。マルシェやコンサートなどの貸し切りイベントや、市民の憩いの場として活用してもらう。 川のせせらぎと深緑の木々に囲まれた川床は幅10・8メートル、奥行き4・5メートル。1日(午前10時~午後9時)当たり5千円で希望者に貸し出す。既に音楽会やテントサウナ、マルシェなどの活用が決まっている。イベントがない日の日中(午前10時~午後5時)は一般開放し、公園内で水遊びする家族連れの休憩場所などとしての活用を見込む。 三島商
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バレークラブ運営 東レが新会社発足 SVリーグに合わせ
東レ(本社・東京都)は1日、10月のバレーボールSVリーグ開幕に合わせ、バレーボールクラブの運営を目的とした新会社「東レアローズ株式会社」(本社・滋賀県)を同日、発足させたと発表した。これまで実業団チームの位置付けだった東レアローズ男子(三島市)と同女子(滋賀県大津市)のバレーボール部を引き継ぎ、バレーボールクラブとして運営する。 チームの名称は男子が東レアローズバレーボールクラブ静岡、女子が同滋賀と変更。同社は「これまでより一層、スポーツの振興や地域社会への貢献・共生といった姿勢を強くしたクラブチームとしてSVリーグに参加していく」とした。
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駐車中の車7台に連続衝突 三島
1日午後2時50分ごろ、三島市南本町の三島中央病院第1駐車場で、函南町の無職男性(84)が運転する軽乗用車が駐車中の車両7台に連続して衝突した。けが人はいなかった。三島署によると、車は前進や後進を繰り返したという。男性は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しているという。
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マレーシアに日本文化発信拠点 シード(三島)グループ会社 十割そば店オープンへ
三島市のシードは1日、マレーシアの現地法人として4月に設立したグループ会社「カルチャーリンクマレーシア」が日本文化の発信拠点となる十割そば店を現地で開店すると発表した。日本の文化やコンテンツを楽しめる空間を店内に設け、県東部を中心とした中小企業の海外進出も支援する。 「ここでしか味わえない日本の『体験』と『感性』」がコンセプト。同市などで展開するシードの十割そば店ブランド「元年堂」として、9月上旬にクアラルンプールモントキアラ地区に開店する。天ぷらや日本酒といった日本食も提供する。同社によると、日本企業による十割そばのマレーシア出店は初。 店内では日本の伝統的な着物や折り紙、日本茶のほか、ア
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東部の七夕豪雨被害 知って 冠水や崩落の様子 写真で紹介 沼津
七夕豪雨から50年の節目に合わせて、県東部の被害状況を伝える企画展(県東部地域局など主催)が1日、沼津市の県東部総合庁舎で始まった。川のようになった道路の写真などを展示し、被害の印象が強い静岡市だけでなく県東部でも甚大だった状況を伝える。12日まで(土、日曜休館)。 道路冠水に加え、家屋近くで起きた土砂崩れや道路陥没の写真をそろえた。被害が大きかった沼津市や富士市のほか、三島市、清水町、伊豆の国市(当時の韮山町)で撮影された写真も見られ、被害が広域に及んだことを物語っている。 沼川新放水路整備などの治水対策事業も紹介し、X(旧ツイッター)やインスタグラムでも被害の様子を発信する。担当者は「地
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久保田教育長 休養 渡辺氏が職務代理 函南町
函南町は1日、久保田浩子教育長が体調不良で入院しているため、職務代理者で同町教育委員の渡辺博文氏(73)が同日から当面の間、教育長の職務を行うと発表した。 久保田教育長は6月17日から休養している。渡辺氏は三島市立南中校長などを歴任した。
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三島の移住情報 私たちが発信 「アンバサダー」新たに3人
三島市はこのほど、同市への移住情報を広く発信する「移住アンバサダー」の依頼状交付式を市役所で行い、新たに3人を任命した。 任命されたのは、都内で経営する会社をテレワークに切り替えて移住した大津克博さん、コロナ禍の妊娠を機に東京都から移住し、ヨガインストラクターや韓国語講師としても活躍する富士市出身の主婦朴純伊[パクスニ]さん、会社員の傍ら赤ちゃんの夜泣きを改善する情報を発信する川崎市から移住した宮崎ひろゐさんの3人。個人の交流サイト(SNS)で日常や移住に役立つ同市の情報を発信し、移住検討者の相談に乗ったり、移住イベントに参加したりする。 任期は2年。これまで任命された全員が継続していて、今
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行方不明の女性を保護 三島署、功労者に感謝状
三島署はこのほど、行方不明者の保護に貢献したとして功労者4人に署長感謝状を贈った。 表彰を受けたのは、函南町に住む病院事務員石井俊美さん(38)、酒類販売業井村早寄さん(41)、郵便局員松崎智さん(46)と妻の酒類販売業真希さん(46)。4人は5月30日午後0時半ごろ、同町塚本の路上で道路標識にもたれかかっていた三島市の80代女性を発見。衰弱している様子を見て飲み物を渡し、警察官の到着を待った。 同署によると、女性は29日午前から行方不明となっていた。松崎さんらは「当日の朝に同報無線で聞いた行方不明者の特徴と近いと思った」と振り返った。森正晴署長は「人命に関わる状態だった。今後も積極的に声か
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パリ五輪自転車・窪木選手 食と心の支え糧に活躍誓う 三島「茶房 広」店員や常連客が壮行会
パリ五輪自転車競技トラック種目に内定した窪木一茂選手(35)には、世界への挑戦を食と心の両面から支えてくれた場所がある。三島市に拠点を移した2018年から行きつけの喫茶店「茶房 広」(同市長伏)。29日には店員や常連客らによる壮行会が開かれ、窪木選手は「必ずメダルを持ち帰り、またお祝いしてほしい」と気持ちを新たにした。 世界で戦う体づくりに食事は欠かせない。所属するチームブリヂストンサイクリングのクラブハウス付近で飲食店を探していたところ、引っ越しから2カ月後に同店と出合った。毎回頼む日替わり定食はおいしく、地元のものを使った野菜中心の和食で最適だった。足りない栄養素を補う食材を持ち込む「
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取引価格適正化企業に優遇を 三島商議所 行政要望まとめる
三島商工会議所は28日、三島市のホテルで通常議員総会を開き、県や市に対する要望をまとめた。取引価格の適正化を図るパートナーシップ構築宣言に参加する企業への補助金採択や入札での優遇措置などを求めていく。 人手不足による事業縮小を防ぐための補助金の創設、公共工事の予算拡充も求める。三島市には、計画中の新庁舎建設工事に関して市内の業者に発注するよう要望する。今年10月に鹿沼商工会議所(栃木県)と友好提携に関する協定書を締結することが報告された。 同市広小路町周辺の飲食5店舗でつくる三島広房(小河鉄平代表)に対する関東商工会議所連合会のベスト・アクション表彰の伝達も行われた。
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きょう夏越大祓 三嶋大社境内の祓所神社に注目を 地元NPOや若者が力に
三嶋大社(三島市)の境内西側に鎮座する祓所(はらえど)神社に一層目を向けてもらおうと、若者や移住者の力が注がれている。高齢化が進む同神社の氏子会に今年、地元のNPO法人「みしまびと」が加入。30日の例祭に向け、力仕事を担ったり、これまでにない企画を打ち出したりし、盛り上げに貢献する。 氏子会の大きな役目が、大社で30日に行われる「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」に使う茅(ち)の輪の制作。29日は、同法人に関わる移住者や若者が氏子会の“先輩”に教わりながら長さ約13メートルの茅の輪を作り、飾り付けた。 同神社はかつて、国司の大社参拝前におはらいする場所として祓所大神
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開業のノウハウ教えます 三島で応援塾スタート
三島市の三島商工会議所などが運営するみしま経営支援ステーション「M―ステ」の創業応援塾が29日、同会議所で始まった。7月20日まで計4日間の講義を通じ、創業に向けたノウハウを得る。 三島市内での開業を目指したり、創業から間もなかったりする29人が参加。ビジネスプランづくりのポイントや販売促進の仕方、税務や雇用に関する知識などを各分野の専門家から学ぶ。 初日は経営コンサルティングを担うリーダーラボの大野敬浩代表から創業に向けた心構えを教わった。
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三島市新庁舎 市民6割が移転希望 市長「結果を尊重」
三島市の豊岡武士市長は28日の記者会見で、市役所の新庁舎整備候補地を巡り、6割が南二日町広場への移転がふさわしいとした市民アンケートについて「結果を的確に尊重したい」と述べた。 市民1万人を対象にしたアンケートは、南二日町広場への移転が61・3%となり、現在地の北田町での建て替え38・3%を23ポイント上回った。豊岡市長は、これまでの市議会や有識者会議の議論、市民から寄せられた意見を勘案し、費用や防災、利便性なども考慮するとした。 移転する場合、市議会の3分の2の同意が求められる条例制定が必要になる。昨年10月の段階では、市議22人中13人が現在地の建て替えの意向を示していて、豊岡市長
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現在の日本に死刑制度は必要?⑤ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
日本の死刑制度の在り方について、存置と廃止を訴える双方の考え方を紹介してきた「賛否万論」。先週掲載した県内学生による座談会でも意見が分かれ、制度存廃を巡る議論の難しさが改めて鮮明になりました。今回はしずしんニュースキュレーターと読者から寄せられた声をお届けします。 人の変化と可能性 信じたい キュレーター 教員おにいさん(静岡市) 通学する私立通信制高校の教員。勤続25年。定点で生徒・家庭・社会を見続けている 1999年、山口県光市で当時18歳の少年が訪問先の主婦を殺し姦淫[かんいん]した上、生後半年あまりの子どもも殺害した事件がありました。この少年は13年後に、
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そばで面倒を見たいだけなのに… 母国の親呼ぶビザ、取得厳しく 静岡県内永住資格者 悲痛な叫び
日本で暮らす外国人が身寄りのない高齢の親を母国から呼び寄せる際に必要な「老親扶養ビザ(査証)」の取得が難しく、困惑の声が上がっている。許可を得られなかった永住資格を持つ県内在住者からは「親の面倒を見たいだけなのに。どうしていいか分からない」と悲痛な叫びも。在留外国人数が過去最多を更新する中、申請代行を担う行政書士は「今後もニーズは増えてくる可能性があり、いち早く議論すべき問題」と警鐘を鳴らす。 「相当の理由が認められない」「韓国で、1人で住めると判断した」。日本人との結婚を機に2006年に来日し、永住権を得た三島市内の韓国国籍の李素姈[イソヨン]さん(55)は、母鄭潤子[チョンユンジャ]さ
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三島市新庁舎 市民アンケート 6割 南二日町へ移転希望
三島市は27日、新庁舎整備地選定に向けた市民アンケートの結果を市議会に説明した。南二日町広場への移転を望む声が約6割を占め、現在地の北田町での建て替えを上回った。市は結果を踏まえ、8月に整備地の方針を固める。 有効回答の結果は、南二日町広場が3795票(61・3%)、現在地が2369票(38・3%)、どちらでもないが27票(0・4%)。どちらもふさわしいとした376票を両候補地に0・5票ずつ振り分け、無効票88票は除いた。 JR三島駅から南に約2キロ離れた国道1号沿いにある南二日町広場を推した人は、コストや敷地の広さ、防災拠点としての有利さを挙げた。一方、中心市街地の一角にある現在地を支
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予算決算特別委 設置の議案可決 三島市議会閉会
三島市議会6月定例会は27日、最終本会議を開いた。議会の監視機能強化を目指し、全議員で構成する予算決算特別委員会を設置する議員発議の議案を原案通り可決し、閉会した。
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三島信金 理事長と職員 意見交換 新中経計画 策定に合わせ
三島信用金庫は2024~26年度の新中期経営計画策定に合わせ、理事長と職員の意見交換会を開いている。高嶋正芳理事長が8月末にかけて営業エリア24カ所を巡回。若手・中堅職員と膝を突き合わせて、計画のテーマ「地域を未来に『TUNAGU』(つなぐ)」の実現に向けた具体策を話し合っている。 計画の行動指針には「価値創造」「人づくり」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の三つを定めた。営業エリアの県東部は観光と製造業が主要産業。過疎化が進む中、交流人口拡大や地方の人手不足などが課題になっている。 24日に三島市で開いた意見交換会では高嶋理事長を交えグループ討論を実施。「DXを活用して業務を効率
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三島・新庁舎整備 市民アンケート 考え方の地域差 鮮明 中郷、錦田 7割超 移転望む 中心市街地 過半数、現在地
三島市役所の新庁舎整備を巡り約6割が南二日町広場への移転がふさわしいと回答した市民アンケートで、地区別では中郷、錦田地区の回答者の7割以上が移転を求めた。一方、旧市街地の中部、西部地区では現在地(北田町)での建て替えを望む意見が過半数を占め、考え方に地域差があることが明らかになった。 アンケートは市民1万人を対象に実施。回答総数は6279票で、有効回答数は6191票だった。どちらもふさわしいとした票は0・5票ずつ振り分け、無効票を除いた。全体では南二日町広場が3795票(61・3%)、現在地が2369票(38・3%)だった。 南二日町広場への移転を望む割合は、中郷地区の78・3%が最も
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18日の大雨 10カ所で土砂災害 静岡県まとめ
静岡県は26日、県東部を中心に多くの被害をもたらした18日の大雨により県内7市町10カ所で土砂災害が発生したと発表した。このうち伊東市で発生した崖崩れで人家が半壊する被害があった。人的被害はなかった。 県砂防課によると、内訳は下田市2件、伊東市1件、伊豆市2件、三島市1件、清水町1件、沼津市2件、菊川市1件。伊豆市の山間部の沢では土石流が確認された。一方、下田市と菊川市の計3カ所では、擁壁などの土砂災害防止施設が斜面から崩れ落ちた土砂を食い止め、人家への被害を軽減した。 同課によると、2024年に発生した県内の土砂災害は20件(25日現在)。直近10年間の平均は年間69件。22、23年は
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観光客集中回避 美伊豆が調査へ
一般社団法人「美しい伊豆創造センター」(会長・豊岡武士三島市長)は25日、伊豆市の修善寺総合会館で定時社員総会を開いた。本年度の新規事業として観光客の集中回避に向けた人流調査、伊豆半島と企業のマッチング事業などに取り組むと報告した。 2023年度の事業報告案や役員改選案も承認した。事業報告では、伊豆半島7市6町の22年度の旅行消費額が前年度比141・7%の2643億4200万円だった。一方、18年度比は88%、19年度比は93・1%と新型コロナウイルスの感染拡大前の水準には戻っていないと説明した。また、26年度の延べ宿泊者数の重要業績評価指標(KPI)について、人手不足により客室稼働率が厳し
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富士山保全、在り方考える 登山鉄道構想など題材に講演会 グラウンドワーク三島 世界遺産登録11周年記念
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、富士山世界文化遺産登録11周年記念講演会「富士山は怒っている!」を同市の三島商工会議所で開いた。山梨県側で議論される「富士山登山鉄道構想」などを題材に、参加者と共に富士山の環境保全の在り方を考えた。 GW三島の渡辺豊博専務理事と富士山自然誌研究会の菅原久夫元会長が登壇した。渡辺専務理事は世界文化遺産に登録された現状の富士山を守る大切さを訴え、登山鉄道の計画などの開発行為に否定的な考えを示した。菅原元会長は「自然にとって何が必要か考えなくてはいけない。雪崩は常にある。それが富士山の風景」と雪崩による被害が想定される同構想に疑念を投げかけた。
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記者コラム「清流」 分かりやすいは難しい
「腫れた部位を氷で冷やしてください」。医療関係者向けに三島市で開かれたやさしい日本語講座。「腫れ?」「冷やす?」。戸惑う患者役の外国人に対し、どんな言葉を使えばいいか参加者と頭を悩ませた。 外国人にも分かりやすく伝える「やさしい日本語」のコツを講師から聞き、はっとした。「漢語より和語を使う」「外来語は使わない」「一文を短くする」「言葉を言い換える」。記事を書く時の注意点に近かったからだ。 読者を想像し、より多くの人に伝わる記事を書くよう努力している。特に専門性の高い内容や使い慣れない言葉を扱う際は、分かりやすさを意識する。しかし、日頃から何げなく使う言葉に対してどれだけ気遣いができていた
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30年目の活動方針、未来の都市景観発信 サンフロント21三島で総会
静岡県東部・伊豆地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)は24日、本年度総会を三島市のみしまプラザホテルで開いた。沼津と三島両市の中心市街地で加速する再開発事業などを念頭に、「未来の都市景観の発信」をはじめ四つの活動方針を決め、地域の将来像を示していくとした。 活動方針には、地域資源を最大限活用すると明記。ファルマバレープロジェクトによる「医療田園都市」構想の具現化、伊豆の文学と食文化を柱にした観光支援、富士市に開設する「県動物愛護センター(仮称)」を生かした動物と共生する環境づくりなども盛り込んだ。 本年度、懇話会が
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伊東の70代女性 50万円詐取被害
伊東市の70代の無職女性が24日、息子を名乗る男らに50万円をだまし取られたと伊東署に届けた。同署が特殊詐欺事件として捜査している。同署によると、女性宅に23日午後、「仲良くしている女の子を妊娠させてしまった。弁護士に入ってもらい、慰謝料を払うことになった」などと電話があった。24日午後に三島市内で弁護士のおいを語る男に現金を手渡した。息子に連絡し、被害が発覚した。
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経営惑わす「わな」は 企業の競争戦略研究・楠木氏が講演 「サンフロント21懇話会」三島で総会
三島市で24日開かれた静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」総会では、企業の競争戦略について研究する楠木建氏(一橋ビジネススクールPDS寄付講座競争戦略特任教授)が講演した。リーダーの思考様式として、原点回帰と本質を見極める力の必要性を強調した。 テーマは「逆・タイムマシン経営論」。タイムマシンで過去にさかのぼり、当時のメディアの言説を振り返るという展開で「新聞、雑誌は10年寝かせて読むこと」などと持論を述べた。 自身の著書に照らし、経営を惑わす三つのわな「飛び道具トラップ」「激動期トラップ」「遠近歪曲(わいきょく)トラップ」を説明。その時々で目を引くテクノロジーやビジネスモデ
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ちゃっきり節 歌唱力競う 三島で全国大会
1927年に静岡県で生まれた民謡「ちゃっきり節」の歌唱力を競う第34回日本一全国大会(県民謡協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、三島市の市民文化会館で開かれた。県内外から約70人が出場し、大阪府の大黒恵子さんが男女各部の優勝者による対決を制し、日本一に輝いた。 午前の予選を勝ち抜いた男性7人、女性20人が決勝で力強い歌声を響かせた。少年少女の部には13人が出場し、愛らしい声と姿で聴衆を魅了した。 結果は次の通り。 【少年少女】優勝 村田りあ(愛知県) 【男性】優勝 倉島文彦(長野県)▽準優勝 星英充(千葉県) 【女性】優勝 大黒恵子▽準優勝 坪内綾香(愛知県)▽審査員奨励
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“レトロ”な三島、写真でパチリ Z世代が感じる街の魅力発信イベント
使い捨てフィルムカメラでお気に入りの空間を撮影するフォトウオークイベントが22日、三島市街地で開かれた。Z世代と呼ばれる10代、20代の参加者が、まちなかで感じる「レトロ」を切り取った。 県東部のまちづくりに取り組む加和太建設(同市)の新入社員研修の一環。昔ながらの街並みや看板建築が残る市街地で、Z世代が感じる魅力を発掘、発信し、同世代の観光誘客につなげようと企画した。 初日は地元の学生や観光客ら約30組が参加。27枚撮りのカメラを受け取った後、三嶋大社や源兵衛川、白滝公園を巡りながら裏路地に入るなどし、懐かしい雰囲気の光景をカメラに収めた。 23日にも開催し、無料で参加できる。撮影し
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「ふじのくに防災士」3000人超に 静岡県が養成、認証 団体での活動拡大
地域の防災リーダーとしての活動が期待されている「ふじのくに防災士」の認証数が、2010年度の制度開始から23年度末までに3千人を超えた。学んだ知識を生かし、自主防災組織や防災の各種活動などで活躍する人がいる一方で、活動方法が分からないなどの悩みを抱える人も多い。浜松市や菊川市などでは市町単位でふじのくに防災士がグループをつくり、活動を展開する例が広がりを見せている。 防災人材の育成は阪神大震災後の1996年度に全国に先駆けて始まった。一時中断したが、2005年度に再開し、10年度に認証制度を導入した。毎年度150~200人程度が受講している。23年度末までに3631人が講座を受け、要件
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災害時同行ペット 適切管理 避難所に資機材配備へ 三島市
三島市の豊岡武士市長は21日の市議会6月定例会で、災害時に同行避難したペットの飼育管理を避難所で適切に行うための資機材が入った「ペットスペース設営ボックス」を指定避難所に順次配備する方針を示した。村田耕一氏(公明)の一般質問に答えた。 避難所では、衛生面や鳴き声などの観点で、被災者とペットの生活空間を分ける必要がある。ボックスには設営や運営の手順書、スペースを区分けするロープ、雨風をしのぐブルーシート、避難したペットと分かる目印などが入り、誰でもスペースの確保の段取りができるようになっている。 市内の指定避難所24カ所のうち、市民向けに開放する23カ所すべてに配備を予定。本年度は5カ所に配備
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アート通じ居場所づくり 障害児支援のNPO表彰 三島 国際ソロプチミスト駿河
国際ソロプチミスト駿河(野木明美会長)は20日、県東部でアートを通じた障害者の居場所づくりに取り組むNPO法人「こころのまま」(沼田潤理事長)に地域密着型のボランティア活動をたたえる社会ボランティア賞を贈った。ソロプチミスト日本財団にも取り組みを推薦する。 三島市のホテルで開かれた表彰式で、野木会長から表彰を受けた沼田理事長は「障害のある子どもたちが地域に必要とされることを願い頑張っている。次の世代につながるよう取り組みを続けたい」と話した。
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静岡人インタビュー「この人」 三島アートプロジェクト実行委員会代表 山森達也さん(三島市)
三島市街地の空き店舗に現代アートを展示する「三島満願芸術祭」を昨年初めて開催した。今年は運営に参画する権利の証しとなる「トークン」発行による資金調達に挑戦している。39歳。 ―芸術祭関連のトークン発行は珍しい。なぜ始めたか。 「資金調達が目的。芸術祭の多くは公金が入り、完全自主財源はほぼない。続けたくても、補助金の打ち切りで終わってしまう問題が何十年も言われている。しかし、誰も解決策を見いだせていない。アートが専門外だからこそ、そこに踏み込める。今は事例がなく、知られていないだけ。将来はほとんどが発行するだろう」 ―資金以外のメリットは。 「トークン所有者のコミュニティーが、ファン拡
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21日は夏至 風鈴制作 三島で最盛期【動画あり】
21日は二十四節気の「夏至」。北半球では1年で最も日が出ている時間が長くなる日に当たる。 三島市大社町の日光陶器店では夏本番に向けてガラス製の「みしま風鈴」作りが最盛期を迎えている。店主の関根久雄さん(59)は20日、工房の約1300度に熱した炉で溶かしたガラスに息を吹き込み、風鈴の形に膨らませる作業に当たった。みしま風鈴は稲取の天草や狩野川の砂鉄など、伊豆の素材を使用しているのが特徴。 店頭販売の他、リヤカーによる引き売りも行っていて、市内には涼やかな風鈴の音が響き渡っていた。 (写真部・宮崎隆男)
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新庁舎の整備候補地 液状化「ほとんどなし」 三島市、改めて見解
三島市は20日の市議会6月定例会で、市役所の新庁舎建設候補地の一つである南二日町広場に関し「液状化の被害はほとんどなし」との見解を改めて示した。弓場重明氏(覚悟の会)の一般質問に対する答弁。 弓場氏は、同広場から南側に約200メートル離れた市営南二日町住宅改修工事の際に行った調査で「震度6強で液状化の可能性がある」とされた点を指摘。市が市民の整備地の意向を調べたアンケートの資料に明記しなかった根拠を問うた。 市は液状化の被害想定について、県の第4次地震被害想定などを踏まえて策定された市地震防災マップの内容を記載したと説明。整備候補地内にあるクラブハウス建設時の調査では「液状化の可能性は低い」
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災害に強い循環型社会実現へ 三島市、東電パワーグリッドが協定
三島市と東京電力パワーグリッド静岡総支社(沼津市)は19日、循環型地域社会の実現に向けた連携協力協定を結んだ。脱炭素化に向けた施策の推進を通じ、災害に強いまちづくりを目指す。 災害時の復旧も見据え、電気自動車(EV)導入促進や充電インフラの拡大などを連携して進める。市民や事業者に対する意識啓発や環境教育に関する出前講座も実施する。 市役所で行われた締結式で、豊岡武士市長と同総支社の市田雅之総支社長が署名を交わした。豊岡市長は「災害復旧対応を含め、一層密に連携を取っていきたい」と話した。 同社と県内で協定を結ぶのは5市町目。
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鉄棒、跳び箱、ボール投げのこつは 体を動かす楽しさ実感 加茂川町保育園で運動教室 三島
三島市の加茂川町保育園で20日、出張運動教室が開かれた。大規模改修工事が行われている市民体育館の運動指導員が鉄棒や跳び箱、ボール投げの指導を通し、体を動かす楽しさを伝えた。 同体育館指定管理者代表団体のシンコースポーツの指導員が講師を務めた。逆上がりの練習では①手を曲げる②目線は前③地面を強く踏む―のポイントを伝えた。助言を受けた園児は、逆上がりに成功すると笑顔を浮かべた。 同体育館は来年3月末まで使用できず、通常開催している運動教室ができないため、子どもたちの運動機会を確保できるよう出張教室を企画。開催を希望する市内の幼稚園や保育園で、運動教室のほかダンスやボッチャなどの教室を実施する
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【SVリーグ10月開幕】リーグが、チームが 生まれ変わる バレーボール東レ静岡 新体制へ監督、主将が意欲
10月に開幕するバレーボールの新リーグ「SVリーグ」に参戦する東レ静岡(三島市)は今月1日、阿部裕太新監督(42)、重藤トビアス赳新主将(23)の新体制でスタートを切った。チーム名を東レアローズから東レアローズ静岡に改め、県内全域でのファンの獲得を目指す。 阿部監督は「リーグが変わり、チームも生まれ変わらなければ」と自覚する。高橋健太郎、富田将馬ら主力が退団したが現有戦力への信頼は厚く、不安はない。アウトサイドヒッター藤中優斗、セッター新貴裕が新たに加わり、ブラジル代表のアラン・ソウザ、イタリア代表のフランチェスコ・レチネの加入も発表した。ただ、プレースタイルを大きく転換するつもりはない。
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芸術祭 運営参画権を販売 「補助金頼み」脱却モデルに 三島の実行委 27日まで
三島市を舞台にした「三島満願芸術祭」を運営する三島アートプロジェクト実行委員会(山森達也代表)が、芸術祭運営の意思決定に参画できる権利を売り出した。ファンの拡充とともに、持続的な運営に向けた資金調達が目的。参画権の証しとなる「トークン」の発行は芸術祭関連では珍しく、多くの芸術祭が陥りがちな「補助金頼みの運営」から脱却するモデルづくりに挑む。 トークン発行型クラウドファンディングサービス「フィナンシェ」を活用。第1弾は1トークン=1円で、2500トークンを1口として27日まで販売し、200万円を調達する。口数によって、芸術祭の展示作品決定に関する投票権や限定イベントへの参加権といった特典が与え
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三島市長 知事言及の駅南北自由通路 実現へ「足並み」
三島市の豊岡武士市長は19日の市議会6月定例会で、鈴木康友知事が選挙戦で三島駅南北自由通路の実現について言及したことに触れ「リニア中央新幹線の動向を注視する中、県と足並みをそろえ、三島駅の利便性を高める取り組みを継続していく」と述べた。野村諒子氏(緑水会)の一般質問への答弁。 豊岡市長は18日に鈴木知事と面会した際、南北自由通路に関する検討の経緯を説明した上で「実現に向けて取り組んでほしい」と伝えたことも明らかにした。 南北自由通路は長年の市政課題。市によると、三島駅は溶岩基盤を抱えるため、地下通路の実現は技術的、経済的に課題がある。過去に駅西側の東レ三島工場の引き込み線を利用するルートが検
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ウクライナ侵攻振り返り 平和ぼけに警鐘 三島で出身者講演
NPO法人伊豆地域振興研究所はこのほど、ウクライナについて学ぶ講演会「ウクライナに平和を」を三島市の佐藤塾で開いた。 同国出身で同市在住の原アンナさんが「私の愛する祖国ウクライナ」と題し、母国の産業や気候などを紹介した。軍事侵攻を受けるロシアとの歴史的な関係性についても語った。2022年2月に始まった軍事侵攻について「考えていなかった」と振り返り「戦争が起きないルールをつくらないといけない。日本はロシアと近い。平和ぼけしないでほしい」と来場者に呼びかけた。 日大国際関係学部の笠原孝太助教も登壇し、地政学の視点でロシアの軍事侵攻を解説した。 各日2部構成で実施。日本に避難する原さんの親族を支援
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独立選抜書展 静岡県内17人入選
現代書団体の独立書人団(東京都)の2024年独立選抜書展で、鈴木美恵子さん(静岡市葵区)が会員推挙されるなど県内の17人が入選した。展覧会は東京都美術館(台東区)で、21日まで開かれている。 県内のその他の入選者は次の通り。 三浦すみれ(小山町)池谷天外(三島市)朝井出桃子、高橋直嗣(以上沼津市)好司、風岡将平、渡辺麗美(以上富士宮市)時政荘子(富士市)大石千世、是永尚志、平井聴雨、榊原橘花(以上静岡市葵区)杉山桃青(同市駿河区)長谷川千春(藤枝市)外山博彰(島田市)袴田一耀(吉田町)
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鎌倉、戦国期に三ケ日一帯支配した浜名氏 歴史や既存研究解説 浜松で静岡県地域史研究会例会
静岡県地域史研究会(小和田哲男会長)はこのほど、例会を浜松市中央区のアクトシティ浜松研修交流センターで開いた。同会幹事で大倉精神文化研究所(横浜市)客員研究員の小林輝久彦さん(61)が「室町幕府奉公衆浜名氏の基礎的研究」と題して研究報告を行った。 小林さんは、鎌倉から戦国時代にかけて現在の浜名区三ケ日町一帯を支配したとされる浜名氏の歴史や既存研究を解説し、参加者約20人が耳を傾けた。 同会は県の前近代研究の発展を目的に1981年に発足した。主に静岡市で例会を開くが2月は三島市、6月は浜松市で開催している。 小和田会長は「本県の歴史で新しい発見があるはず。無料なので興味がある人は参加して
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吹奏楽部 夏のコンクールへ腕試し 三島、10校出演 県東部の高校 プレ大会
静岡県東部の高校吹奏楽部のレベルアップを図る「ゆうゆうカップ」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、三島市民文化会館で開かれた。10校が出演し、腕前を披露した。 夏の吹奏楽コンクールに向けて腕を試すプレ大会として開催。県内では西部や中部で開催されているが、東部では初めて。地元の指導者や音楽関係者が地域の吹奏楽を盛り上げ、裾野を広げようと同会館とともに実行委を編成して企画した。各校は本番のコンクールで演奏する自由曲を披露。10分間のステージを全力で演奏し、美しいハーモニーを奏でた。
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自動車のお仕事 体験 沼津で鈴木学園催し 職種さまざま 学生と交流
学校法人鈴木学園(三島市)は16日、自動車関連を中心にさまざまな職種の体験を提供する「中央メカモビリティショー&スズガクフェスティバル」を沼津市で開いた。 子どもや学生らに向け、県内のディーラー約20社が新車の展示や作業車の乗車体験を実施した。 同学園の各専門学校は体験ブースを設けた。参加者はカメやトカゲといった動物との触れ合い、お絵かきせんべい作りなどをして在校生と交流した。
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三島で住宅全焼 焼け跡から住人1人の遺体
17日午後3時50分ごろ、三島市松本の男性方から出火し、木造2階建て住宅を全焼した。焼け跡から男性の次男(25)の遺体が見つかった。 三島署によると、男性は妻と次男の3人暮らし。出火当時、夫妻は外出していたという。次男は1階のリビング付近から見つかった。 現場は県道140号線沿いの住宅街。周辺では交通規制が行われ、地域住民や通行人が心配そうに消火活動を見守った。付近に住む男性(86)は「バリバリとかパーンとか何かがはじけるような音を聞き、外に出ると真っ黒な煙が立ち上っていた。火柱も見えた」と話した。
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タウンズ 20日上場 診断用医薬品メーカー 東証スタンダードへ
体外診断用医薬品メーカーのタウンズ(伊豆の国市、野中雅貴社長)は17日までに、東京証券取引所スタンダード市場への新規上場を承認された。20日に上場予定。 需要状況に応じた追加販売「オーバーアロットメント」を含めて約2425万株を売り出す。売り出し価格は1株460円。 同社は1987年創業、2016年設立。インフルエンザや新型コロナウイルスなど感染症の抗原検査キットを開発・製造している。23年6月期の売上高は156億7300万円、経常利益49億5300万円、純利益30億3400万円。 同市に本社と工場、清水町に研究開発拠点を置く。三島市に工場を新設している。
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4個人3団体 観光功労表彰 静岡県観光協会
静岡県観光協会はこのほど、本年度の観光功労表彰式を静岡市葵区で行い、団体最高賞のふじのくにしずおか観光大賞に遠州三山・袋井市観光協会を選考した。ほか4個人2団体を各賞に選出し、代表理事兼副会長の豊岡武士三島市長が表彰状を手渡した。 遠州三山・袋井市観光協会を代表し、法多山の大谷純応住職は「県内では観光地としてはまだまだ未熟。今後も先進地から学びながら、観光振興に尽力していく」と述べた。 その他の受賞者は次の通り。 会長表彰状 八窪やゑ子(前小山町観光協会職員)石黒功(JR東日本横浜支社伊東駅長)萩原誠(東海自動車バス営業部旅行営業課長代理)森田幸哲(遠州鉄道旅行営業部企画販売課長代理)
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アマゴ「元気に育って」 三島・山田川 市民ら清流復活願い放流
三島市の山田川自然の里で15日、アマゴの放流が行われた。市民ら約40人が参加し、約3000匹を山田川に放った。 山田川にはアマゴがかつて生息していたが、水質悪化で姿を消した。川の環境対策を実施し、清流が戻りつつあった2004年に地域住民でつくる「青どんぶらの会」(加々見勝八郎会長)が放流を企画。アマゴのいる川を復活させようと毎年実施している。 参加した子どもたちは体長10センチほどのアマゴを素手でつかんだ。ヌルヌルとした感触を確かめながら「元気に育ってね」などと声をかけ1匹ずつ川に放った。 (三島支局・岡田拓也)
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自転車競技・チームブリヂストン パリ五輪「必勝を」 三嶋大社で祈願
パリ五輪の自転車競技トラック種目に出場予定の「チームブリヂストンサイクリング」は15日、拠点とする三島市の三嶋大社で必勝祈願を行った。選手と関係者が悲願のメダルに向け、気持ちを一つにした。 窪木一茂選手(35)と橋本英也選手(30)、今村駿介選手(26)、長迫吉拓選手(30)、太田りゆ選手(29)、リザーブの松田祥位選手(24)が神事に臨んだ。トラック種目全選手で最年長ながら、個人団体の男子3種目に挑む窪木選手は「しっかりと結果で示す。出場する選手全員がメダルを目指す」と強調。東京大会の男子オムニアムに続く五輪となる橋本選手は「今度こそメダルを三島に持ち帰る」と約束した。 男子4000メ
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人気の絵本 図書館司書が読み聞かせ 三島・徳倉幼稚園
三島市立徳倉幼稚園で14日、読み聞かせ会が開かれた。市立図書館の司書が市民に人気がある絵本を読み、物語の楽しさを伝えた。 同館で最も貸し出しの多い「11ぴきのねこ」をはじめベスト20の中から5冊を選んだ。園児たちは絵本をのぞき込んだり、言葉を繰り返したりしながら絵本の世界を楽しんだ。同園で月2回行われる読み聞かせ会にボランティアで携わる保護者も参加し、読み聞かせのポイントを学んだ。 絵本を通した地域への誇りや愛着の醸成を目指す市の「絵本のまち三島」の一環。他の園でも開催を検討するという。
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車掌になりきり、指さし確認「良し!」 新幹線のお仕事体験 JR東海、三島で開業60周年イベント
JR東海は15日、三島市の同社総合研修センターで東海道新幹線開業60周年記念イベントを開いた。静岡県内外から親子54組108人が参加し、子どもたちが新幹線にまつわる仕事を体験した。 訓練車両で行われた車掌体験では、新幹線の発着時の仕事に挑戦した。ドアを開け閉めしたり出発したりする前に、画面に映し出されたホームや前方の安全を指さし確認し「良し」と声を出した。切符の発券体験では、客役の保護者から行き先を聞き、出札訓練室の機械で切符を発券した。 旅で子どもの生きる力を伸ばす「旅育」を提唱する村田和子さんによるワークショップも体験。親子一緒に旅先の路線や見どころを調べながら旅程を考えた。 同社
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三島・徳倉幼稚園の高橋心技ちゃん レスリング初大会で準V
三島市立徳倉幼稚園年長の高橋心技ちゃん(5)が、5月25日に東京都で開かれたU8キッズレスリングジャパンカップ幼年の部年長19キロ級で準優勝した。13日に三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、結果を報告した。 心技ちゃんは昨年11月、沼津レスリングクラブに体験参加。週3~4回の練習に打ち込んでいる。4月に正式に競技を始め、初めての大会でメダルを獲得し、「楽しかった。銀メダルはちょっとうれしい」と振り返った。同行した母りえさんは「決勝で負けた時は悔しかったようで泣いてしまった。初めて見る姿。全国で優勝できるような選手になったらうれしい」と話した。
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100万円詐取被害 三島の80代女性
三島市の80代女性が14日、孫をかたる男らに現金100万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性は12、13日、男から「会社のキャッシュカードを間違えて郵送した」「100万円用意して」などと自宅で複数回電話を受け、13日に訪れた孫の上司の息子を名乗る男に現金を手渡した。
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100年前のガラス乾板写真 三嶋大社公開 北伊豆地震の被害状況も
三島市の三嶋大社で15日、約100年前に撮影されたガラス乾板写真の一般公開が始まる。14日に報道陣に公開された。7月12日まで、北伊豆地震の被害状況や当時の三嶋大社の様子などがうかがえる写真を展示する。 ガラス乾板は、昨年3月に神庫で発見。宝物館に収蔵されていたガラス乾板も含め、大正時代末期から昭和初期に撮影されたとみられる286枚で、日本カメラ博物館の協力でデジタル化された。 今回は、北伊豆地震や関東大震災で壊れたとみられる建物や修復状況など20種類の写真を展示。昭和天皇や相撲興行で訪れた横綱男女ノ川の参拝の様子を捉えた写真もある。デジタル化した画像をアクリル板に印刷したレプリカ、当時
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使える粗大ごみ メルカリで販売 裾野市方針
裾野市は14日、まだ使用できる粗大ごみをフリーマーケットアプリ「メルカリ」を利用して販売する方針を明らかにした。市議会6月定例会で、村田悠市長が内藤法子氏の一般質問に答えた。 リサイクルを推進し、粗大ごみの焼却量と埋め立て量の削減につなげる。導入に向け、運営会社との手続きを進めているという。 メルカリを利用した粗大ごみの販売は三島市などが始めている。
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茎発生の仕組み解明 三島・遺伝研など 農作物改良に期待
三島市の国立遺伝学研究所(遺伝研)などのチームは、これまで研究が進んでいなかった植物の茎の発生メカニズムを解明したと米科学誌サイエンスに14日発表した。葉の付け根となる節と、節間を形成する際に関わる遺伝子の関係性を明らかにした。農作物の改良研究に役立つことが期待される。 グループは、葉の形成を制御する遺伝子が、節の形成に影響を与えることを発見した。この茎を節化させる遺伝子の働く場所を限定し、節間の形成に重要な役割を果たす別の遺伝子も特定した。遺伝子の発生具合により、節と節間の割合が決まるとした。 これらの遺伝子は種子植物特有。枝構造しかなかった種子植物の祖先が、葉を得る過程でメカニズムを
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新支部長に鬼頭氏 静岡県交通安全協会三島地区支部
静岡県交通安全協会三島地区支部は13日、三島市のホテルで総会を開き、新支部長に伊豆箱根バスの鬼頭研二社長(55)が就任した。鬼頭氏は「交通安全活動を通じ、地域の発展に貢献したい」とあいさつした。 高齢者や子どもの事故防止、飲酒運転の根絶、シートベルトの着用など9項目を重点施策に掲げた本年度の事業計画も決めた。
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速度順守し安全運転を 伊豆スカイライン 二輪事故受け広報
函南町などを通る伊豆スカイライン周辺で昨年から続く二輪車の死亡事故を受け、三島署などはこのほど、同町桑原の熱海峠料金所で啓発活動を行った。晴れ渡った青空の下でツーリングを楽しむライダーに安全運転を呼びかけた。 同道路周辺では昨年から二輪車の死亡事故が相次いで発生。5月26日には、大型バイクを運転していた50代男性が、同町畑の同道路のカーブで対向車線にはみ出して乗用車と衝突し、亡くなった。 同署が管轄する三島市と同町の二輪車事故は2019年から減少していたが、23年に増加に転じた。今年5月末時点でも前年同期比を上回り、同署は注意を呼びかけている。 この日は二輪車事故防止活動をしている民間
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「暑い1日だったね」静岡県内3地点で真夏日 11地点で今年最高気温更新
高気圧に覆われてよく晴れた静岡県内は12日、午前中から気温が上昇し、三島市など3地点で最高気温が30度を超す真夏日となった。全15の観測地点のうち11地点で今年の最高気温を更新した。 気象庁の観測によると、三島市、浜松市天竜区佐久間町、川根本町はいずれも30・0度だった。このほか、松崎町で29・9度、浜松市天竜区天竜で29・6度など。今年最高気温となったのは、静岡市葵区井川、御殿場市、御前崎市などで、6月下旬~7月下旬並みだった。 三島市の白滝公園には親子連れなどが訪れ、水辺に足を入れたり、水を掛け合ったりして暑さをしのぐ姿が見られた。3歳の息子と買い物の帰りに立ち寄った伊藤咲子さん(
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現地決済型「ふるさとGO」 三島市、うなぎ店などに導入 飲食代金を返礼品に
三島市は12日、現地決済型ふるさと納税システム「ふるさとGO」の運用を開始した。同市名物のうなぎ店など4店舗を皮切りにスタート。今後は飲食店のほか、観光施設や宿泊施設など幅広い業態でサービスを広め、寄付を募る。 観光地での飲食やレジャーなどを返礼品として受けられ、その場のサービス料に応じて寄付額を算出する仕組み。沼津市のシステム開発業「マイウェイ」が提供するサービスで、同市に続いて全国2例目の導入となった。 三島市は年内に取扱店を20~30件に拡充していく考え。観光客が訪れるゴルフ場やホテルにも導入を促していくという。
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輝くシニア発信 演奏や朗読披露 三島でステージ
シニアの活躍ぶりを発信する「Shining 70’s」(実行委員会主催)が10日、三島市のホテルで開かれた。 実行委の渡辺静子代表(73)が、年齢を重ねてもさまざまな活動で輝いている人の姿を披露し、同世代に元気を届けようと企画した。約200人の観客が訪れ、同市周辺を活動拠点とする琵琶や和太鼓の演奏家、朗読家によるステージを堪能した。
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生け花 草木の命の変転重要 三島で池坊巡回講座
華道家元池坊伊豆支部はこのほど、巡回講座を三島市民文化会館で開いた。池坊中央研修学院教授の清水新一さんを講師に招き、富士、南豆を含めた3支部の会員約150人が生け花のポイントを学んだ。 清水さんは池坊の伝統的な美感について、草木の命の変転を知る大切さを強調し「美しい花も枯れてしまう。絶えず変化していく姿全体を美しいとみるかどうか」などと語った。県東部の高校4校の生徒約40人も聴講した。
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長迫選手 自転車パリ五輪代表候補 「メダル獲得へ力湧く」 居住地・三島の町内会で壮行会
自転車競技トラック種目短距離のパリ五輪代表候補、長迫吉拓選手(30)の壮行会が10日夜、居住地の三島市の押切公民館で開かれた。壮行会は地元の町内会の主催。長迫選手は三島を拠点とする「チームブリヂストンサイクリング」の一員で、「このような形で応援してもらい、メダル獲得に向けて力が湧く」と闘志を燃やした。 長迫選手は昨年から押切地区に居を移したという。壮行会では花束を受け取り、町内会長の駒坂裕さん(76)ら住民約30人から祝福を受けた。質疑の機会を設け、住民らは日々の練習の様子や競技の機材、ルールなどを質問。長迫選手は一つ一つ丁寧に答え、自転車の魅力を説いた。 長迫選手はBMX代表で五輪に2
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三島の男性 カード取られる 詐取被害
三島市内のパート職員の50代男性が11日、警察官を名乗る男にキャッシュカード1枚をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。同署によると、男性は10日、男から「あなたの口座が詐欺に使われ、停止する必要がある」などと電話を受け、自宅に訪れた男にカードを手渡した。暗証番号も伝えたといい、現金が引き落とされたとみられる。 同市内では同日、同じ手口の電話が相次いでいた。
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BEYOOOOONDS新曲、JR東海とコラボ 旅のお供に
ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)」が5枚目となるシングルを発売した。収録曲の「GoCityGo」は歌詞に東海道新幹線全17駅の駅名が登場し、JR東海とのコラボ企画に起用されている。メンバーの西田汐里と岡村美波が静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、「旅のお供にしてほしい」とPRした。 俳句や川柳の「五・七・五」の調べを取り入れ、東京-新大阪間の駅名や「ひかり」「こだま」などの単語がちりばめられた楽曲。関西出身の2人は帰省や仕事でよく新幹線を利用するという。JR東海との企画では、新幹線車内でスマートフォンなどを使ってメンバーのトークを聞くこと
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補正予算案など20議案可決 三島市議会
三島市議会6月定例会は11日開会し、10億1200万円を追加する内容の本年度一般会計補正予算案など20議案を原案通り可決、同意した。 入所者の減少や施設の老朽化などが目立つ市立養護老人ホーム佐野楽寿寮を2024年度末で廃止する条例案も可決した。 定例会の会期は27日までの17日間。一般質問は19~21、24、25日に行い、18人が登壇する。
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医師ら「やさしい日本語」学ぶ 三島で 外国人の受診環境改善へ
三島市はこのほど、「医療関係者のためのやさしい日本語講座」を同市の順天堂大保健看護学部で開いた。在日外国人が医療機関を受診しやすい環境づくりが目的。現役の医師や看護師らが市内在住の外国人とのやりとりを通じ、コミュニケーションの取り方を学んだ。 この日はオンラインを含めて約20人が参加。同大大学院医学研究科の武田裕子教授から、医療現場で伝わりやすい日本語の使い方を学んだ。武田教授は「尊敬語は使わない」「漢語より和語を使う」「一文を短くする」などとポイントを伝えた。 実践練習では、足首を捻挫した模擬患者に診察結果を伝える体験を行った。患者役の外国人に分かりにくい表現を尋ねながら、伝わりやすい
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多彩な手品で魅了 三島で愛好家クラブ
三島市や周辺市町の手品愛好家でつくる三島マジッククラブはこのほど、三島市民文化会館で発表会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。会員約20人が出演し、多彩なマジックで観客を魅了した。 華やかな衣装を身につけ、軽快な音楽に合わせて空箱から万国旗やボールを出すなど手品を披露した。物が突然現れたり、消えたり、変化したりする手品の数々に観客からは驚きの声や笑い声が上がった。
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歯と口の健康まつり ポスター入賞者を表彰 三島
歯と口の健康まつり(三島市、市歯科医師会主催)が9日、三島市民生涯学習センターで開かれた。園児と小中学生が応募した図画・ポスターコンクールの表彰式も行われ、16人が表彰を受けた。 入賞作品は27日まで同センター内に展示される。4年ぶりにイベントブースも再開。歯科衛生士を目指す専門学生らが来場者に歯の磨き方などを伝えた。 表彰者は次の通り。 最優秀賞 中村凜(中郷西中2)池谷雪(向山小2)下山結楓(西小2)野村柚月(大場幼年長)▽優秀賞 斎藤絃八(旭ケ丘幼年長)寺沢燈里(北幼年長)鎌野日菜子(松本幼年長)杉田依那(しらゆり幼年長)松本一晟(北上小1)四條太暉(東小2)伊海百華(沢地小2)
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築60年以上、三島市役所の新庁舎整備 現在地?移転? 議論大詰め【ニュースを追う】
コスト、防災、にぎわい創出…論点は多岐に 築60年以上が経過した三島市役所の新庁舎整備を巡り、市は8月に建設候補地を表明する。候補は、市中心市街地の一角にある現在地の北田町での建て替えか、JR三島駅から南に約2キロ離れた国道1号沿いにある南二日町広場への移転新築か。建設や維持に要するコスト、防災面での立地適正、市中心街のまちづくりへの影響―。論点が多岐にわたる中、市は難しい判断を迫られる。 (三島支局・岡田拓也) 市民調査の結果踏まえ、8月に判断表明 「しっかりと熟慮する必要がある」。昨年10月、建て替えと移転の両論が併記された意見書を市議会から受けた豊岡武士市長は、当初
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建設3社 若手合同研修 県営団地の現場見学 静岡市
木内建設(静岡市)、須山建設(浜松市)、加和太建設(三島市)は10日、3社合同の若手社員研修を静岡市内で開いた。従業員の高齢化が進む建設業界は担い手の確保、育成が急務で、会社の垣根を越えた若手の交流を通じて互いに学び、高め合う関係性を構築する。 入社1~6年目の計39人が参加し、木内建設を含む共同企業体(JV)が建て替え工事を進める県営住宅団地の現場を訪れた。建物内では同世代の作業員から工法や構造の特徴などについて学んだほか、夕方以降や早朝、休日は特に配慮する騒音対策、整理整頓の徹底による安全対策などの説明を受けた。いずれも木内建設で入社1年目の渡会駿さん(22)、阿部剛大さん(22)は「
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無災害継続 3社を表彰 三島労働基準協会
全国安全週間(7月1~7日)を控え、三島労働基準協会はこのほど、全国安全週間説明会を伊豆市の修善寺総合会館で開き、無災害を続けた3社を表彰した。 20年間無災害は住起産業(三島市)、10年間無災害は山室組(伊豆の国市)、5年間無災害は国本組(西伊豆町)。説明会には三島労働基準監督署管内の約60社が出席し、労働安全コンサルタントによる特別講演などを聞いた。
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三島市環境美化推進大会 貢献6団体9個人を表彰
三島市はこのほど、環境美化推進大会を市民文化会館で開き、地域の環境美化活動に貢献した6団体9個人を表彰した。 環境問題への意識と関心を深めるため1965年から実施している。落語家林家うん平さんを招いた「『もったいない』を身近なことから自分スタイルではじめよう」と題した講演会も開いた。 表彰を受けたのは次の通り。 雪沢自治会、加和太建設、水神洞堰組合、加屋町さくら会、藤代町季節の会、東本町2丁目環境美化推進員、新城清視、鈴木義樹、杉山友昭、大石登、藤社貞子、真砂慎一郎、八島勉、杉本信敬、曽根良文
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「三島甘藷」大きく育って サツマイモのつる挿し、佐野地区の子どもが体験
三島市佐野の伊豆佐野保育園の園児と佐野小の1、2年生が10日、地元特産のサツマイモ「三島甘藷(かんしょ)」のつる挿しを同小に隣接する畑で体験した。 子どもたち約50人が大きなイモが収穫できるよう通常より広い30センチ間隔に開けた穴に、ベニアズマのつる約300本を挿した。10月下旬には収穫も体験する。 JAふじ伊豆三島函南甘藷部会が地元企業から協賛を受け、市内全小中学校の給食に無償提供する食育活動の一環。昨年から継続支援を受ける16社に加えてさらなる協力を募り、近隣市町の学校や種類の違うイモの提供も検討している。平野光直部会長は「地域を巻き込んで三島甘藷をさらに広めたい」と話す。 佐野地
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農兵節㊤ 奥深い旋律 全国で愛され【しずおか学 地域のうた編】
富士の白雪ノーエ 富士の白雪ノーエ 富士のサイサイ 白雪朝日でとける (「三島農兵節普及会」資料より) 三島市で8月に行われる「三嶋大祭り」のパレードで踊りと共に披露される「農兵節」は、同市民のみならず全国的に知られた伝承歌だ。同普及会事務局を務める市観光協会の中村俊介さん(49)は「小学生の頃は、毎年運動会で踊っていた」と述懐する。 大正末期までは「ノーエ節」と言われていたが、作曲者は分かっていない。三島市郷土資料館によると、そのルーツについては主に四つの説がある。 古くからの言い伝えは幕末に韮山代官だった江川太郎左衛門英龍(坦庵)が実施した農兵の洋式調練の際に、行進曲として歌
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こだわり野菜の魅力実感 三島・杉正農園 飲食店関係者ら 収穫体験や料理試食
静岡県の「しずおか食セレクション」にコマツナやナスなど4品目の農産物が認定されている杉正農園(三島市川原ケ谷)で8日、オープンデーが開かれた。取引先の飲食店やホテルの料理人、市場関係者ら約50人が収穫体験や試食を通じ、同園こだわりの野菜の魅力を味わった。 消費者や取引先に生産現場を知ってもらおうと15年ほど前から続けるイベント。参加者は同園の杉本正博代表の案内で食セレクションに認定されるコマツナなどを収穫。15種類の旬の生野菜のほか、野菜をふんだんに使ったスープやおこわなどを味わった。 同園はビニールハウスを含めた約1万7千平方メートルの敷地で年間約140種類の農産物を生産。常時30~40種
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出水期備え情報伝達など訓練 三島市、関係者と連携
三島市は4日、市総合防災センターを拠点に出水期に備えた水防訓練を行った。行政や消防、警察などの関係者が連携し、水害や土砂災害を想定した状況確認や連絡方法、情報伝達などを確かめた。 前々日から前線の影響で降雨が続き、積算降水量が300ミリに達したと想定。今後は1時間当たり50ミリの雨が降るとの見通しで訓練を開始した。 同センターに設置された水防本部では、市内各地で発生した停電や崖崩れなどの報告が次々と寄せられ、職員が対応を協議。状況を確認しながら避難指示を発令したり、自衛隊の派遣を依頼したりする流れを確かめた。高齢者施設や病院、保育園など約100施設に対する避難情報の伝達も行った。
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情報通信の発展貢献 浜ホトなど6個人9団体表彰 東海総合通信局
総務省東海総合通信局と東海情報通信懇談会は4日、本年度「電波の日・情報通信月間」記念式典を名古屋市で開いた。情報通信や電波利用の発展に貢献した浜松ホトニクスなど6個人9団体を表彰した。 東海総合通信局長賞を受賞した浜松ホトニクスはテラヘルツ帯リアルタイム分光センシングシステムの研究を通じ、医薬材料の製造過程での検査や樹脂の分別技術実用化の可能性を導いたことなどが評価された。 観光や食文化の番組を海外に発信し、地域活性化に貢献したテレビ静岡(静岡市駿河区)と、IoT(モノのインターネット)を活用した水環境監視システムを三島市に構築したTOKAIケーブルネットワーク(沼津市)も同賞に輝いた。
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アクサ生命保険と健康経営推進へ協定 浜松市
浜松市は5日、アクサ生命保険(本社・東京都)と「健康経営の推進に関する連携協定」を締結した。両者が連携して、従業員の健康づくりを企業の安定経営につなげる「健康経営」を市内企業に普及し、実現を後押しする。 健康経営アドバイザーの資格を持つ同支社の社員136人が営業活動などで市内の企業や団体を訪問する際、経営者らに健康経営に関する情報を発信したり、助言したりして、経済産業省が推奨する「健康経営優良法人認定」の取得を支援する。2023年度末公表の市内認定企業は184社で、市は24年度末に220社以上に増やすことを目標に掲げている。 市役所で開かれた締結式で中野祐介市長と高倉正人静岡支社長が協定
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感謝の手紙書き 能登被災地に義援金 飛龍高三島スクール
日頃の感謝を込めた手紙1通ごとに寄付金50円を拠出する「ありがとうの手紙を書くキッカケプロジェクト」を展開する植松グループ地域振興協会(沼津市、植松孝康代表理事)は4日、能登半島地震への義援金9500円を日本赤十字社三島地区に寄贈した。飛龍高三島スクール(三島市)生徒会の村上大翔副会長ら役員が三島市役所を訪れ、地区長を務める豊岡武士市長に目録を届けた。 プロジェクトは、感謝を大切な人に手紙で伝える機会の提供が目的。静岡県東部の小中学生が対象だが、被災地を支援したいと考えた同生徒会が要望し、特別枠として参加した。生徒190人が2~3月に家族や先生に感謝の思いをつづった。
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11日に定例会開会 三島市議会
三島市議会は4日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を決めた。主な日程、事項は次の通り。 会期 11~27日◇一般質問 19~21、24日(予備日25日)◇当局提出議案 2024年度一般会計補正予算案など20件
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浸水センサーで一元把握 浜松市、国実験に参加 市議会代表質問
浜松市議会5月定例会は4日、代表質問を行い、平野岳子(自民党浜松)、北野谷富子(市民クラブ)、遠山将吾(創造浜松)、黒田豊(公明党)の4氏が登壇した。平井親一土木部長は、小型センサーで大雨による浸水被害を同時的に把握する仕組みを構築するという国の実証実験に本年度、市も加わると報告した。北野谷氏への答弁。 河川課によると、国が用意する小型、低コスト、長寿命のセンサーを浸水被害が頻発する浜名区寺島の若草団地周辺、同区の有隣川沿川など市内5カ所に設置する。センサーからの情報は一元的に収集。浸水範囲や浸水深をリアルタイムに把握し、避難情報や通行規制の判断に生かす。浸水のメカニズム解明にも役立て、
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行政相談に貢献 17人と1団体表彰 静岡で委員全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、静岡県内の行政相談委員を集めた全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。長年地域住民と行政の架け橋として尽力した行政相談委員17人と1団体を表彰した。 行政相談委員は相続などに関する住民の要望や苦情を聞き取り、関係機関につなぐボランティアで、県内各市町では127人が活動している。 表彰された委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 芹沢隆伸(裾野市)渡辺暁美(牧之原市)秋山俊満(磐田市)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 高木君人(西伊豆町)河野稔(三島市)進藤賀代子(清水町)矢ノ下幸子(同)渡辺知明(長泉町)米山民恵(小山町)
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障害者ら配慮 大地震の備え学ぶ 三島市手をつなぐ育成会が講演会
障害者の保護者らでつくる「三島市手をつなぐ育成会」はこのほど、防災福祉講演会(静岡新聞社・静岡放送後援)を市民文化会館で開いた。福祉防災コミュニティ協会の鍵屋一代表理事を講師に迎え、会員らが高齢者や障害者に配慮した災害への備えを学んだ。 鍵屋代表理事は「もしも今大地震がおきたら あなたはどうする?」をテーマに講演。多くの人が大地震に遭遇するのは初体験となるため「急ぐと間違いやすい。イメージを膨らめておくことが大事」と備えの重要性を説いた。能登半島地震後の被災地の様子も伝え「トイレがないと水や食事を我慢し、体力が低下する。不機嫌にもなる。清潔なトイレほど大事なものはない」と簡易トイレを備える
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規格外ニンジン スープで主役 三島「はじかれ野菜」第2弾完成
市場に出回らない箱根西麓三島野菜を使った「はじかれ野菜スープ」のレトルトタイプ第2弾となる「三島にんじんのポタージュ」が完成した。スープを通じて三島の野菜や農業の良さを広める三島市観光協会などのプロジェクト「スープアップ!三島」の一環。10日から地元の土産物店や観光施設などで販売する。 食品卸業「東平商会」(長泉町)が、JAふじ伊豆や規格外の野菜を活用する「サルベジー」の協力を受け、三島馬鈴薯(ばれいしょ)と大根を使った第1弾に続いて開発した。強い甘さが特徴の三島にんじんの良さを凝縮した。山本雅弘社長は「形が悪かったり、取れすぎたりした野菜を有効活用することで生産者に還元したい。甘くて苦
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絵画や立体 富士山アート 芸術家21人展 静岡市葵区
画家や彫刻家など静岡県内の芸術家21人による富士山をテーマにしたアート作品の展示会が11日まで、静岡市葵区七間町のギャラリーえざきで開かれている。 青と白のなじみのある配色で柔らかく描いた絵画や、独特な色使いの抽象作品など多様なジャンルの約30点が並ぶ。作者が三島市で過ごした小学生時代の思い出をもとに、愛犬の隣で小さな女の子が富士山を眺めている様子を立体的に表現した力作が来場者の目を引く。 富士山の樹海で自然の造形の面白さを捉えた写真を出品した松野崇さん(79)=同区=は「作家が作品を通して何を表現したがっているのか、想像しながら見てもらえたら」と見どころを話した。
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世界的奏者招き 奏でる美しい音色 音楽愛好家、三島でコンサート
関東や中部地方の音楽愛好家でつくる「アンサンブル・エシュテ」のコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)が2日、三島市民文化会館で開かれた。 イタリアのトップオーケストラ「サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団」の首席オーボエ奏者ファビアン・トゥアンさんをソリストに招き、モーツァルトとR・シュトラウスのオーボエ協奏曲を披露。2022年から始めたベートーベンの交響曲全曲演奏の一環で、交響曲第8番も演奏し、美しい音色で観客を魅了した。
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ホタル舞うまち三島をPR 市街地公園に300匹放流 まつりにぎわい 8日も
ホタルが舞い始めた三島市街地で1日、ホタルまつりが開かれた。8日にもホタル関連イベントが催され、新幹線駅から歩いて5分でホタルに出合える環境をPRする。 1日は一番町商店振興会が三島商工会議所で「一番町ホタルまつり」を開催。近隣の白滝公園で芝本町商店振興会と広瀬通り共栄会が開いた「リバーサイドほたるby芝町」とともに出店が並び、多くの家族連れでにぎわった。しゃぎりや太鼓の演奏が響く中、来場者は近隣の観賞スポットに足を運んだ。白滝公園ではホタル300匹の放流も行われ、多くの来場者が訪れた。 8日は楽寿園で三島ホタルまつり(実行委員会主催)、広小路笑栄通りでリメンバー六反田(広小路笑栄会主催
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中学生、プロから吹奏楽学ぶ 三島で初心者教室 小学生向け楽器体験も
NPO法人静岡地域教育芸術協会と三島市民文化会館は1日、小中学生の初心者向け吹奏楽教室を同会館で開いた。同市や裾野市など周辺市町の約110人が、プロ演奏家らから楽器を楽しむための基本を教わった。 中学の吹奏楽部に入部した生徒に基本的な奏法や練習法を伝え、意欲的に練習に取り組んでもらうのが目的。音楽を楽しむ子どもの裾野を広げようと、小学生向けには楽器体験を用意した。同会館を拠点とするプロアマ混合オーケストラ「三島ゆぅゆぅ祝祭管弦楽団」の団員や、U―15伊豆中学生選抜吹奏楽団の講師らが指導した。 中学生向けの講習会は楽器ごとに分かれて行った。トランペットやクラリネットは、正しく音を出すため
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三島・芙蓉台自治会50年 住民祝う 演奏や作品展 2日まで文化祭
三島市の芙蓉台自治会の設立50周年記念文化祭が1日、芙蓉台公民館で始まった。2日まで。初日は恵明キッズフヨウビレッジの園児による太鼓やしゃぎり保存会の演奏が披露され、多くの住民が節目を祝った。 安心安全な住みやすいまちを次世代に引き継いでいこうと、例年開催する絵画や書道などサークル活動の作品展の規模を拡大した。会場ではヨーヨー釣りや輪投げ、野だてが催され、子どもから高齢者まで幅広い年代の住民が触れ合った。 同地区は1973年3月に入居が始まり、2年後に自治会が発足。現在約900世帯の2200人以上が住んでいる。
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バスケB2ベルテックス静岡 岡田選手「結果出したい」 地元 三島市役所訪問
バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)のベルテックス静岡の岡田雄三副主将(28)が、地元の三島市役所に豊岡武士市長を訪ね「県東部のファンにも足を運んでもらえるよう、結果を出したい」とさらなる活躍を誓った。 チームはB2昇格初年度で目標に掲げたプレーオフ進出を達成した。岡田副主将は「右肩上がりにファンの熱量が上がっていくことを実感できた」と振り返り、B1昇格への意気込みを示した。 松永康太社長が同行し、同市と多方面で連携したいとの考えを示した。豊岡市長は改装中の市民体育館の工事完了後にエキシビションマッチの開催を提案し「地元の人に岡田選手の活躍を見せてほしい」と期待した。
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静岡県内建設3社 若手教育連携 共通「育成シート」作成 人的交流で定着図る
従業員の高齢化が進む建設業界で担い手の確保・育成に向け、木内建設(静岡市)、須山建設(浜松市)、加和太建設(三島市)の県内3社が連携して若手の教育プログラムに乗り出す。現場で必要な知識、技術の習得を目的に共通の育成シートを作成し、明確な目標設定と人的交流を通じて互いに高め合う関係性を築く。小さな達成感の積み重ねを成長につなげ、若い労働力の定着を図る。 育成シートに盛り込んだ業務内容は約250項目。あいさつ、マナーから安全、施工にかかる具体的な作業工程まで、施工管理のスペシャリストとして数年間で学ぶ知識や技術を3社が出し合って作成した。成果はグラフで可視化し、それぞれの成長曲線を比べるなどコ
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三島市、移住促進に力「水の都で子育てを」 絵本作家が協力、シンボルデザイン完成
三島市が「水の都三島で子育て」を掲げたプロモーション事業に乗り出す。出産を機に同市へ移住した絵本作家えがしらみちこさん(46)がシンボルデザインを手がけた。豊かな自然を身近に感じながら子育てできるまちを市内外にPRし、移住や定住の促進につなげる。 市によると、移住者が同市を選んだ理由として「水辺をはじめとした豊かな自然環境で子育てしたい」という声が多いという。そうした市の強みを生かし、特色ある子育て支援策と合わせて発信していく。 シンボルデザインは、清流から水しぶきが上がり、子どもがかわいらしい笑顔を見せる構図。梅花藻やカワセミなど四季折々の三島の風景もちりばめられた。約10年前に東京か
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太田海「メダル取り次世代に」 自転車五輪代表13選手、出場種目発表【選手コメント付き】
日本自転車競技連盟は29日、伊豆市でトラック種目のパリ五輪日本代表候補選手発表会見を開き、各選手の出場種目を発表した。短距離では男子のエース太田海也(日本競輪選手会)がただ1人、チームスプリントと個人のスプリント、ケイリンの3種目に出場する。中距離の女子オムニアムには東京五輪銀メダリストの梶原悠未(TEAM Yumi)が名を連ねた。 日本は女子チームスプリントを除く11種目で出場権を獲得し、代表は男子7人、女子6人の計13人(リザーブ3人)。選手はいずれも静岡県東部を拠点に活動する。3月のネーションズカップで個人2冠の太田は「メダルを取って、先輩たちがつなげてきたバトンを次世代に渡したい」
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記者コラム「清流」 戦地の青年のゴールは
国際医療活動に取り組む心療内科医師桑山紀彦さんの講座を三島市内で取材した。戦渦に巻き込まれた青少年とのエピソードを聞き、平和の尊さ、ありがたさを改めて実感した。 特に印象に残ったのが、パレスチナ自治区ガザの青年だった。戦闘が続く現地の様子を世界に伝えようと撮影した映像には、衝撃的な空爆や戦闘の様子が映し出されていた。 青年が桑山さんに伝えた言葉が「日本の人々には平和や豊かさを享受してほしい。それが僕の目標だから」だった。外の世界に救いを求めず、故郷の平和に向けて現状と“戦う姿”に心を打たれた。 平和の大切さをかみしめ、戦地にも思いをはせながら日々を過ごしたい。青
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支部活動活発化、在校生支援へ 三島北高同窓会「紫苑会」が総会
三島市の三島北高同窓会「紫苑会」の総会が26日、市民文化会館で開かれた。同窓生約300人が出席し、在校生を支援する役割を果たすため結束を強めた。 同会は一昨年から、卒業後40年の学年が準備委員を担当し、活性化を図っている。今回は愛校心を深めてもらおうと歴代の制服を会場内に展示。制服をモチーフにしたマイバッグも販売した。鈴木愛子会長は、在校生の活動を支えるため支部活動の活発化を提案し「紫苑会ここにありという気概で頑張っていきたい」と協力を呼びかけた。 同校音楽部が合唱を披露したほか、元女子ソフトボール日本代表監督の宇津木妙子さんが「夢と人生―何事にも真正面から向き合うこころ」と題して講演し
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危険物管理に貢献 5団体・個人表彰 三島市防火協会
三島市防火協会は24日、市内のホテルで総会を開き、危険物の保安管理や防火管理に貢献した5団体・個人を表彰した。役員改選も行われ、高橋一成さん(日清プラザ)が会長に就任した。任期は2年間。 表彰を受けたのは次の通り。 吉田石油店ルート1三島SS、前田恵美(ジェイエイ静岡燃料サービスJASS―PORT北上)、平居昭宏(増進会ホールディングス・太平エンジニアリング)、三島総合病院、広瀬孝政(東洋印刷)
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しゃぎり奉納 地域の宝継承へ 腰切不動尊で大祭 三島市
1633年に見つかった上半身だけの石仏がまつられる「腰切不動尊」(三島市南本町)で26日、大祭が開かれた。地元の田町区砂切保存会によるしゃぎりの奉納や不動尊にまつわる紙芝居の披露が行われ、参加者が地元に残る宝を継承していく思いを新たにした。 不動尊は同市を流れる御殿川の水車場の川底から見つかった。発見時に腰から上しかなく、安産や下半身の病に御利益があるとされて、近隣住民の信仰を集めた。祭りは戦後間もなく途絶えたが、地域住民やNPO法人グラウンドワーク三島、日大国際関係学部の国際協力部が1999年に復活させた。 この日はお堂の清掃や読経なども実施。地域住民ら約50人が参加し、水の都の文化や
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小学生力士 土俵で熱戦 中央区で「浜松場所」
小学生が土俵で熱戦を繰り広げる「第39回わんぱく相撲浜松場所」(浜松青年会議所主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が26日、浜松市中央区の遠州灘海浜公園相撲場で開かれた。 県西部の小学生男女29人が出場し、学年別にリーグ戦で競った。まわしを着けた児童は、保護者の声援を受けながら土俵上で熱戦を繰り広げた。 4~6年の優勝者は6月8日に三島市の三嶋大社で開かれる県大会に出場する。 各学年の優勝者は次の通り。 【男子】1年 荒木堪成(広沢)▽2年 山崎織(竜洋西)▽3年 中村育(初生)▽4年 野嶋海来(新居)▽5年 美馬冬依(白須賀)▽6年 犬塚大翔(城北) 【女子】1年 竹内遇(佐鳴台)▽3年 西沢
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伊豆中央高吹奏楽部 6月9日定演 三島市文化会館
伊豆の国市の伊豆中央高吹奏楽部は6月9日午後2時から、三島市民文化会館で第39回定期演奏会を開く。劇を織り交ぜたステージを準備し、アルセナールやジャンボリミッキーなどを演奏する。 当日券500円。300円の前売り券は三島市のやまがた楽器店で販売する。問い合わせは同校<電055(949)4771>へ。
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脱炭素コンクリ、公道で初施工 余剰分を活用 CO2吸収・固定 加和太建設と県東部販売協組
三島市の加和太建設は静岡県東部生コンクリート販売協同組合と連携し、二酸化炭素(CO2)を吸収・固定したコンクリートを三島市道の路面に使用した。公道での施工は全国初という。生コン業者が費用をかけて処分していた余剰生コンを活用した材料を採用。脱炭素の取り組みが求められる中、環境に配慮した施工方法として広まりが期待される。 同組合によると、現場で使用しなかった「戻りコン」と呼ばれる余剰の生コンは全国の年間コンクリート使用量の約2~5%に当たる300万~500万立方メートル発生。再資源化が難しく、業者は多額の費用をかけて埋め立て処理している。 通常は、セメントと砂や砂利を混ぜて製造するが、今回は
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三島市、函南町 伊豆の国市 課税額誤り通知
三島市と伊豆の国市、函南町は24日、定額減税に伴う市町民税と県民税の税額算定で、委託業者の算定プログラムの不備により課税額などを誤った納税通知書を送付したと発表した。 課税額に誤りがあったのは、三島市6人、伊豆の国市1人、函南町1人。それぞれ100円の差異があった。また、算定時に必要な税額控除額を誤って記載したケースもあり、伊豆市でも同様の間違いがあった。 4市町は同じ業者に委託していた。いずれも納税前で、各市町は正しい税額通知書を再送付する。
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三島市、不要品リユース活動促進へ 一括査定サイト業者と協定
三島市は24日、ネット上でリユース事業を展開するマーケットエンタープライズと連携協力協定を結んだ。市のホームページ上で同社が運営する不要品一括査定サービス「おいくら」を紹介し、市民のリユース意識向上を図る。 市は昨年度から、市民から持ち込まれた粗大ごみの売却を進め、処分するごみの削減に取り組んでいる。今回は廃棄前の不要品に着目し、市民自らのリユース活動の促進を目指す。 おいくらは、利用者が不要品の情報をサイトに入力して査定を依頼。買い取り価格や引き取り方法が全国にある複数の買い取り店から提示され、気に入った店で売却できる。 市によると、127自治体が同社と連携し、県内では6自治体目とな
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返礼品に三嶋大祭り体験 三島市ふるさと納税 騎馬武者役など用意
三島市は29日から、ふるさと納税の返礼品として夏の三島を代表する「三嶋大祭り」の体験を新たに加える。8月16日に行われる頼朝公旗揚げ行列の騎馬武者役を務めるほか、当番町の山車の競り合いを観覧席から鑑賞できる。先着3人。 高額寄付の返礼品の設定による話題づくりを通じて市最大のイベントを市外に発信し、にぎわい創出につなげたい考え。騎馬武者役は例年、市長や三島商工会議所会頭ら各種団体のトップらが務める。観覧席も一般開放されておらず、いずれも返礼品として特別に用意した。 行列は8月15~17日に行われる大祭りの中日に実施。騎馬武者役はよろいかぶとを身につけ、頼朝公役の俳優富栄ドラムさんとともに武
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⚾三島北【静岡県高校野球チーム紹介2024夏】
ベスト8を目標に掲げ、学校に練習できるグラウンドがない分、内容を工夫しながら必死に練習してきた。チームの強みは粘り強さと堅い守備。一戦必勝で戦っていく。 table { width: 100%; border-collapse: collapse; } table, th, td { border: 1px solid black; padding: 8px; } th { background-color: #f2f2f2; } tr:nth-child(even) { background-color: #f2f2f2; } 役職
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キャリア教育 夢の大切さ、児童に訴え 教員→バス運転手に転身 雨宮さん(富士急シティバス) 沼津・香貫小
沼津市立香貫小は23日、6年生を対象にしたキャリア教育を校内で行った。富士急シティバスの路線バス運転手雨宮寛明さん(59)と、クリエーティブで課題解決に取り組む企業オーストブルー(三島市)の社長神田輝和さん(35)が夢を求める大切さを訴えた。 雨宮さんは同校などで35年間の教員生活を送った後、運転が好きという夢をかなえようと50代後半で新たな挑戦に踏み切った。「いくつになっても夢はかなう」と児童の背中を押した。神田さんは「天井を決めずに夢を持って行動してほしい」と呼びかけた。 助産師を目指す藤井沙香さんは「何歳でも夢に挑戦できる。かなえたい」と話した。 児童の保護者らが主体となって企画
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三島市花壇コンクール 38団体・個人を表彰
三島市と市緑化運動推進協議会は21日、市花壇コンクールの表彰式を市役所で行い、美しく花壇を整備した38の団体・個人を表彰した。 1976年から、彩りと安らぎのある住みよいまちづくりを目的に行われる恒例行事。本年度は教育施設や企業、個人などから62件の応募があった。審査は4月に行われ、構成や色彩、管理状況などを評価した。 市長賞を受けたのは次の通り。 学校 恵明キッズコスモスビレッジ、松本幼稚園、坂小、北中▽団体 東大場花の会▽個人(エキスパート) 渡辺順子▽個人(ビギナー) 李平
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パリ五輪自転車 トラック代表候補 梶原ら選出 静岡県東部拠点の13人
日本自転車競技連盟は22日、パリ五輪のトラック日本代表候補を発表し、東京五輪女子オムニアム銀メダリストの梶原悠未(TEAM Yumi)ら男女13人が選ばれた。いずれも県東部を拠点に活動している。出場種目は後日、発表される。 短距離は3月のネーションズカップでスプリントとケイリンの2冠に輝いた男子の太田海也(日本競輪選手会)、2月のネーションズカップでケイリンを制した佐藤水菜(同)らが順当に選ばれた。 中距離の男子は東京五輪オムニアムに出場した橋本英也、リオデジャネイロ五輪以来の出場となる窪木一茂ら、三島市に拠点を置くチームブリヂストンサイクリングのメンバーが中心になる。 トラックは伊豆
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三島の70代女性、2000万円詐欺被害
三島市の70代無職女性が22日、携帯電話会社職員や警察官、検察官を名乗る男女に現金約2千万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性宅に3月中旬、男女から「あなた名義で携帯電話が契約された」「あなた名義の通帳が暴力団の家から押収された」などと電話があった。さらに検察官をかたる男から「あなたの資金を調査する必要がある」などと電話があり、女性は指示されるまま銀行口座を開設し、4月中旬までに複数回に分けて現金を振り込んだところ、他人の口座に現金が送金され、だまし取られた。口座を確認した女性が不正な送金を見つけ、被害に気付いた。
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三嶋大社の歴史学ぶ 子ども観光大使認定講座 スタート
静岡県内の小中学校教諭でつくるNPO法人子ども未来と県が主催する本年度最初の「ふじのくに子ども観光大使認定講座」がこのほど、三島市の三嶋大社で開かれた。講座は来年2月まで県内11会場で予定し、小中学生が地域の歴史や文化を学ぶとともに、魅力の発信に挑戦する。 初回は小中学生約20人が参加した。神職の近藤亘さんから、三嶋大社は山の神の「大山祇命」と海の神である「事代主神」がまつられていることや、源頼朝が旗揚げした歴史を学んだ。近藤さんの案内で境内を巡り、参拝の作法や本殿の装飾についても教わった。 認定講座は地域の魅力を発信できる担い手育成を目的に開催し、今年が14回目。参加者は講座で学んだ魅力を
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題材異なる多彩な書39点 26日まで 三島地区書道連盟が作品展
三島市や周辺市町の書道指導者でつくる三島地区書道連盟の作品展「三島地区書展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、市民生涯学習センターで始まった。26日まで。 さまざまな会派に所属する会員39人がしたためた作品を1点ずつ展示した。漢詩や仮名交じりなど題材も異なり、多彩な書を同時に楽しむことができる。鈴木玉翠会長は「表現方法はそれぞれだが、見ている人に何かを感じてもらえたらうれしい」と来場を呼びかける。
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⛳ゴルフ 静岡県都市対抗選手権 静岡市Aが連覇
第109回県都市対抗ゴルフ選手権は21日、富士カントリークラブで行われ、団体戦は静岡市連盟Aが2連覇を果たした。個人で55歳以上のAクラス(6202ヤード、パー72)は松浦安洋(静岡市A)がホールインワンを決めるなど4アンダーで頂点に立った。年齢制限のないBクラス(6680ヤード、パー72)は佐藤昭彦(静岡市A)が2アンダーで制した。 ▽団体 ①静岡市A366(松浦68、佐藤70、清水75、小林76、伊藤77)②伊東市390(木部74、宮下75、秋山79、大川80、肥田82)③富士市391(渡辺76、栗原77、井出78、金森80、石川80)④御殿場392(萩野谷76、北村77、小川78、佐
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日本語教室 善意頼みに限界 外国人学習支援 問われる多文化共生 高まる需要 公的対応広げて【静岡県知事選】
「人数が増えて国籍も多様。ボランティアの方々にお願いするのは酷な状況になってしまって」。5月中旬、静岡市国際交流協会が毎年開く外国人を対象にした日本語教室の開講日。同協会の地域日本語教育コーディネーター増田奈美さん(54)が窮状を吐露した。 国が外国人労働者の受け入れを拡大する中、需要が高まっている同教室。昨秋、それまでボランティアに頼っていた指導を、日本語教師の養成プログラムを受けた人らと契約して態勢を強化した。本年度の受講者は現時点で中学生から70代まで18カ国約70人。日本の義務教育を受けたものの高校に進学できなかったり、新型コロナウイルス禍後に親に呼び寄せられたりした子どもの姿が目
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プロレスマスク魅力紹介 製作者・柏木さんら80点展示 三嶋大社ギャラリー
三島市の三嶋大社宝物館ギャラリーで21日、「プロレスマスクミュージアム」が始まった。26日まで。長泉町でプロレスマスク工房を開く柏木英明さんが製作したマスクを中心に約80点を展示している。 実際に試合で使われたり、観賞用としてガラス玉やスパンコールをあしらったりした色とりどりのマスクが並ぶ。柏木さんと同じく浜松市の職人神谷淳さんに師事するきょうだい弟子約20人の作品もあり、来場者が物珍しそうに鑑賞している。 三嶋大社の境内では1963年にプロレスの試合が行われ、力道山やジャイアント馬場、アントニオ猪木が出場した。マスクの魅力を知ってもらおうと、プロレスに縁がある同所で作品展を開いた。
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遠藤会長を再任 三島商議所女性会
三島市の三島商工会議所女性会は20日、同商議所で定時会員総会を開いた。任期満了に伴う役員改選を行い、遠藤悦子会長(70)を再任した。 7月に同市で開かれる県商工会議所女性会連合会総会の主管、フードドライブや書き損じはがき回収の実施を盛り込んだ事業計画も決定した。来年2月には40周年記念式典を行う。
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和歌にまつわる歴史や共通点 観光振興につなげ 「古今伝授のまち」推進 岐阜・郡上の連盟と協定 三島市観光協
三島市観光協会(西原宏夫会長)はこのほど、岐阜県の郡上市観光連盟(池田喜八郎代表理事)と「古今伝授のまち」推進に向けた連携協定を三島市の三嶋大社で結んだ。和歌にまつわる歴史を互いに持つ両市の観光振興につなげる。 古今伝授の地としての文化をはじめ、清らかな水、豊かな食など共通する観光資源を両者のホームページなどで発信し、人的交流も進める。協定書に署名した西原会長は「両市は共通点が多い。ますます関係を深めていきたい」と述べ、池田代表理事は「古今伝授のまちづくりに一層の拍車がかかる」と両市の交流活発化に期待した。 古今伝授は、古今和歌集の解釈を師から弟子に秘伝として後世に伝えたもの。郡上市大和町を
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華やかに学生ショー 三島 県東部総合美容専門学校
三島市の県東部総合美容専門学校はこのほど、学生が企画、運営するヘアー&メークショー(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市民文化会館で開いた。 美容師やスタイリストを目指す学生が、授業で学んだスタイリングの技術やパーソナルカラーの知識を駆使して着飾った。3グループに分かれてそれぞれテーマを設定し、ショーを構成した。「桜梅桃李」のグループは伝統的な和装の中に学生の感覚を取り入れた衣装で観客を楽しませた。
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頼朝役に富栄ドラムさん 8月の三嶋大祭り旗挙げ行列で
三島商工会議所は20日、市内で8月15~17日に行われる三嶋大祭りのメインイベント頼朝公旗揚げ行列の源頼朝役を、俳優の富栄ドラムさん(32)が務めると発表した。 行列は伊豆に流された源頼朝が三嶋大社で源氏再興を目指し、旗揚げした故事に由来する。大祭り中日の16日に行い、頼朝役を中心に市民らが参加する。三嶋大社で出陣式を行った後、鳥居前から伊豆箱根鉄道駿豆線の三島広小路駅に向けて練り歩く。 元力士の富栄さんは2021年に引退後、俳優に転身。ドラマや舞台に活躍の場を広げ、個性あふれる愛らしいキャラクターで注目を集めている。
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つなげ防犯教室!!「地域移行」模索 三島署管内サポーター 高齢化や会員減少で活動ピンチ
三島市と函南町の全19小学校の新入生を対象に防犯教室を行っている三島署管内防犯サポーターの活動に黄色信号がともっている。会員の高齢化や減少が続き、運営の負担が増加。子どもの命を守る取り組みを続けるため、地域住民や保護者と協力したやり方を模索している。 防犯サポーターは両市町の幼稚園や保育園を含めた防犯教室を年間約70回開催している。犯罪被害者を出さないために「自分の命は自分で守る」意識を幼い頃から身につけさせる重要性を意識し、約20年間活動を続けてきた。しかし、メンバーの若返りは進まず、現在は70~80代が中心。登録者18人の中には、体調や家庭の事情で参加できない人も増えてきた。 活動
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「はっけよい」 豆力士 熱戦 焼津 小学生相撲大会
小学生を対象にした「第39回わんぱく相撲焼津場所」(焼津青年会議所主催、焼津市相撲連盟、藤枝市相撲連盟共催)が19日、焼津市の市営相撲場で開かれた。焼津市や藤枝市から計100人の豆力士が出場し、白熱した取組を繰り広げた。 学年と男女別で計11部門が設けられ、リーグ戦やトーナメントで部門の頂点を争った。児童は「はっけよい」のかけ声とともに体をぶつけ合い、投げ技を試みた。好勝負には土俵の周りで見守る保護者からどよめきや歓声が上がった。 4~6年の男女の部優勝者は、全国大会への出場権を懸けて6月8日に三島市で行われる県大会に出場する。 (焼津支局・市川淳一朗)
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楽寿園(三島)にサツキ58鉢 26日まで愛好会が祭り
三島さつき愛好会の「春のさつき祭り」(静岡新聞社・静岡放送後援)が26日まで、三島市の楽寿園で開かれている。 会員約20人が銘花や盆養、自由創作など9部門に丹精込めて育てた58鉢を出品した。日本皐月(さつき)協会公認講師が審査し、山本功さん(同市)の作品が大賞に選ばれた。26日は苗木を先着約100人に無料配布する。 各部門の最優秀賞受賞者は次の通り。 銘花大 山本功▽銘花小 高井洋明▽盆養 清克己▽盆養若木 松岡登▽自由創作 望月泰夫▽小品盆栽 柴原秀雄▽銘木大 山本陽一▽銘木中 北原曻▽銘木小 植松敏彰
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「はっけよい!」豆力士奮闘 わんぱく相撲三島場所 優勝目指し真剣勝負
小学生力士が熱戦を繰り広げる「わんぱく相撲三島場所」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、三島市立錦田中で開かれた。 近年では最も多い約90人が参加。男女、学年別で優勝を目指して争った。「はっけよい」の合図とともに激しく体をぶつけ合い、勝敗が決する度に観客から大きな歓声が上がった。 4~6年の優勝者と上位数名が県大会に出場する。 優勝者は次の通り。 男子1 高野新一(三島東)▽同2 原桜汰(三島錦田)同3 内田幹人(長泉北)▽同4 宮代智尋(沼津金岡)▽同5 守野結斗(伊豆の国長岡南)▽同6 山本朔大(伊東南)▽女子1、2 松本桔禾(伊豆修善寺1)▽同3、4 山之内ひまり(町
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なくなる学校。地域にできることは?⑦ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
今週も少子化時代の学校統廃合と地域の関係をテーマに、「なくなる学校。地域にできることは?」と題して、しずしんニュースキュレーターや読者の声を取り上げます。学校統廃合の是非に関しては賛否が割れていますが、地域活性化に向けた人材育成の必要性や、災害時に備えて地域のつながりを維持する大切さを指摘する意見が出てきています。 災害時 つながりが救いに キュレーター 中野ヤスコさん(藤枝市) 管理栄養士・公認スポーツ栄養士。健康食堂「くるみキッチンプラス+」を拠点に、食事提供を通した栄養サポートに取り組む。息子2人が大学生で県外在住になったため、夫と愛犬との新しい生活に慣れようと努力
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絵画や彫刻、陶芸 三島美術協会展 会員15人力作並ぶ
第68回三島美術協会展(同協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が16日、三島市民生涯学習センターで始まった。19日まで。 同市や函南、長泉、清水町の会員15人が力作37点を出品した。甲斐駒ケ岳を題材にした油彩画や諏訪大社の御柱祭を描いた日本画をはじめ、彫刻や陶芸など多彩な作品があり、来場者を楽しませている。
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スポーツ振興の協定交わす 富士市とベルテックス静岡
富士市とバスケットボール男子Bリーグ2部のベルテックス静岡(静岡市葵区)はこのほど、スポーツ振興などで連携するチャレンジタウン協定を締結した。 市内でのホームゲームやスポーツ教室の開催、選手によるキャリア教育などを想定している。市民の健康増進事業や障害者スポーツの支援、観光、移住促進施策などにもつなげる。 松永康太社長と岡田雄三副将(三島市出身)らが富士市役所を訪れ、小長井義正市長と協定書を交わした。松永社長は3年前に同市の富士川体育館で強豪チームを破った実績などに触れ「チームにとって大切な地域。スポーツのある魅力的なまちづくりを県東部の人たちと共有したい」と意気込みを語った。
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記者コラム「清流」 富士山が見える幸せ
「日本一の山を日常的に見られているのは特別なことだと思わないと」。三島市を拠点に自転車競技の五輪出場を目指す「チームブリヂストンサイクリング」の今村駿介選手が取材中口にした言葉に思わず納得した。 数年おきに県内各地を転居する記者にとっては、日常的に富士山が見えるか否かは勤務地に左右される。三島支局に勤務していた10年前、アパートから毎日見える霊峰が癒やしだった。見えなくなると見たくなるもの。異動後に存在の大きさをかみしめた。 今村選手は昨夏の世界選手権で銅メダルに輝くなど着実に実績を積んできた。東京五輪を逃した悔しさが3年間の意欲の源だったという。後はパリ切符を手中にするのみ。世界の頂に
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三島市議会議長に堀江氏 副議長に土屋氏
三島市議会(定数22)は15日の臨時会で正副議長選を行い、議長に堀江和雄氏(63)=公明=、副議長に土屋利絵氏(51)=改革みしま=を選任した。 堀江和雄氏(ほりえ・かずお) 公明党三島支部長。4期。東大場 土屋利絵氏(つちや・りえ) 寺院職員。4期。大社町
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大正琴で昭和振り返る 三島・伊豆琴慧会が演奏会
琴城流大正琴の伊豆琴慧会はこのほど、演奏会「おさらい会2024」(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市民文化会館で開いた。昭和をテーマにした2部構成で、会員約30人が練習の成果を披露した。 第1部は作詞家にスポットを当て「水色のワルツ」「舟唄」などを奏で、第2部は作曲家に着目し「どうにもとまらない」「みだれ髪」などを演奏した。スクリーンには各曲が流行した年の出来事に関する画像が映し出され、観客は昭和に思いをはせながら聴き入った。 全国子供大正琴コンクールに出場予定の子どもグループ「ティアレ」も演奏を披露した。
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⚾三島南【静岡県高校野球チーム紹介2024夏】
スローガンは一球入魂。日々の練習では、全員が考え、一つ一つのプレーにこだわってきた。3年生にとっては集大成の大会になる。練習の成果を出せるように頑張る。 table { width: 100%; border-collapse: collapse; } table, th, td { border: 1px solid black; padding: 8px; } th { background-color: #f2f2f2; } tr:nth-child(even) { background-color: #f2f2f2; } 役職
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妻の支え力に世界選手権V ろう者柔道・佐藤さん(三島) 21年準優勝の雪辱
生まれつき聴覚障害のある佐藤正樹さん(30)=ケイアイチャレンジドアスリートチーム、三島市中島=が、4月にカザフスタンで開かれた世界ろう者柔道選手権大会男子66キロ級で初優勝した。13日に結婚した妻まりあさん(29)の支えもあり、準優勝に終わった2021年大会の屈辱を晴らした。「悔しい結果からはい上がろうと覚悟を決めて行動してきた。やっと報われた」と笑顔を見せる。 14人が出場した同階級で、トーナメントを勝ち抜いた。決勝は地元選手を相手に得意の背負い投げから寝技に持ち込み、合わせ技一本で頂点に立った。 約1年前に出会ったパートナーの存在も大きかった。一緒にいると減量時のいら立ちが打ち消さ
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「時間大事に生きよう」 東レの小林GM 藤枝西高で講演
三島市を拠点とするバレーボールVリーグ男子1部東レアローズの小林敦ゼネラルマネジャーの講演会「今をどう生きるのか」が13日、藤枝西高で開かれた。自身の経験談を交え、失敗を恐れず日々懸命に生きる大切さを呼びかけた。全校生徒ら計約500人が聴講した。 小林さんは日本代表選手として出場した2003年のワールドカップで、思うように活躍できず批判を浴びた経験を紹介。その後、競技に取り組む姿勢を変え、東レのVリーグ初優勝に貢献したとして「恥を知ってしまえばプレッシャーはなくなる」と強調した。闘病生活の末、昨年3月に31歳で亡くなったチーム所属選手の藤井直伸さんの話にも触れ、「人はいつまで生きられるか分
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日管の入札参加停止 三島市
三島市は14日、入札参加停止等措置要綱に基づき、日管(浜松市中央区)を15日から1カ月間の入札参加停止処分にすると発表した。 同社元役員が元東京都千代田区議会議員から同区発注の入札情報を得た見返りに贈賄行為を行ったことに対する措置。
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パート勤務 当日OK 働きやすく 士気向上 三島の金子電子工業
パート社員の勤務日数や時間は自由、当日決めてもOK―。三島市の金子電子工業が多様な働き方ができる環境を整え、約6割を占める子育て世代に喜ばれている。士気が向上し、金子靖社長は「以前よりも業務がスムーズに進むようになった」と手応えを語る。 同社はコインランドリーなどで使われる電線の加工を手がける。作業に当たるパート社員38人は午前9時から午後4時まで、自由に勤務時間を選べる。事前のシフト伝達は任意。急きょ仕事を切り上げても構わない。事情も問わない。勤続5年になる村木知里さん(38)は「子どもの学校から連絡があった時、すぐに迎えに行くことができて助かった」と話す。 事業拡大に伴い求人募集し
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三島北高 読書活動で文科大臣表彰 ポップ作り、お薦め本紹介
三島市の三島北高はこのほど、子どもの読書活動への関心を深める特色ある取り組みを行う優秀実践校として、文部科学大臣表彰を受賞した。校内だけでなく地域の読書活動の活発化に寄与する取り組みも評価された。 同校は2018年から図書委員の生徒が、お薦めの本を紹介し合うビブリオバトル(書評合戦)の企画運営に携わる。優勝者は本のポップを作って同校図書館に飾り、生徒の読書への興味関心を高めている。手作りのポップは三島市立図書館や近隣書店にも提供する。同図書館では年2回、同校の生徒が紹介するコーナーを更新。同校生徒の推薦本は人気があり、貸し出しが増えるという。 同校は18年から新聞のデータベースも導入し、
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キノコ農園でマルシェ盛況 三島市
三島市川原ケ谷のキノコ農園「長谷川園」で12日、きのこマルシェ(実行委員会主催)が開かれた。同園のキノコを扱う飲食店をはじめ雑貨やアクセサリーなどの約40店舗が並び、多くの来場者でにぎわった。 同園のキノコや地元の野菜も販売した。会場にはカラフルな装飾を施して軽快な音楽も流し、来場者はゆったりと時間を過ごした。 マルシェは2021年、同園2代目の橋内弥生代表が、当時父が経営していて廃業する見込みだった同園を「記憶に残そう」と開いたのが始まりだった。来場者や近隣住民に好評だったため翌年以降も毎年開催。昨年からは周辺の農園やNPO法人と共に実行委員会をつくり、来場者をもてなしている。
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候補者を追う(13日)【静岡県知事選】
森大介氏(共新) リニアと原発を許さず、暮らしと福祉最優先の県政へのチェンジを目指す。静岡県は全国7番目の財政力だが県民1人当たりの社会福祉費や民生費は全国最下位で、県民に冷たい県政。税金の使い方を切り替え、学校給食費無償化など子育て支援で三つのゼロを実現する。 (静岡市清水区での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) 県全体、特に東部地域の地域経営に全力を尽くす。(JR三島駅)南口の再開発事業を単なる再開発にせず、県市一体で新しい駅前の顔を作る。懸案の南北自由通路も実現したい。三島、東部も潜在力がある。県全体のけん引役となる活力を持った地域に、私がけん引していきたい。 (三島市での街頭演説
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「地元の野菜知って」 ロメインレタス提供 三島農業団体 市内小中に
JAふじ伊豆三島函南地区本部と若手生産者グループ「箱根西麓のうみんず」は13日までに、三島市内の小中学校へ給食用としてロメインレタス計約200キロを無償提供した。 地元ブランド箱根西麓三島野菜の一つでもあるロメインレタスの魅力を伝えるため数年前から続けている。今年は14日までの給食で振る舞われる。 13日は関係者が錦田小を訪れて給食委員の児童に直接手渡した。同校では14日の給食でサラダに使われるという。のうみんずの内藤和也さんは「汗水流して頑張って育てた。残さず食べてくれたらうれしい」と呼びかけた。給食委員長の鈴木暖乃香さんは「のうみんずの野菜はとにかくおいしい。早く食べたい」と笑顔を浮かべ
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三島フィル 創立50年で定演 大編成、聴衆を魅了
静岡県内で最も歴史が古いアマチュアオーケストラ「三島フィルハーモニー管弦楽団」は12日、創立50周年記念定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市民文化会館で開いた。 かつて在籍した賛助メンバーも出演し、大編成を組んだベルリオーズの「幻想交響曲ハ長調作品14」は、迫力ある演奏で聴衆を魅了した。ブラームスの大学祝典序曲作品80やブルッフのバイオリン協奏曲第1番ト短調作品26も披露し、喝采を浴びた。ソリストは東京芸術大音楽学部付属音楽高1年の若園篤さん(三島市)が務めた。 同楽団は県東部を中心としたメンバーで構成し、1973年に活動を開始した。定期演奏会やファミリーコンサートを毎年開催してい
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ちゃっきり節 新メディアが流行後押し【しずおか学・地域のうた編】
静岡電鉄(現静岡鉄道)が「狐ケ崎遊園」(後の狐ケ崎ヤングランド)=静岡市清水区=の開園を記念して1927年に制定した「ちゃっきり節」(北原白秋作詞、町田嘉章作曲、原題「ちやっきりぶし」)は、当初お座敷歌として人気を博したが、当時の新しい情報伝達ツールが「全国区」に押し上げた。 28年1月、NHK東京放送局で、町田の指揮する生演奏に乗せて静岡の芸者衆が「ちゃっきり節」を歌った。31年に人気芸者の市丸が吹き込んだレコードも大ヒットした。静岡の文化史に詳しい中村羊一郎・前静岡市歴史博物館長は「新しいメディアの登場は『歌』の概念を変えた。みんなで歌って楽しむものから、プロの歌唱を聴くものになった。
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ノーベル賞受賞の大村さん 堀文子との交流振り返る 三島
「花の画家」として知られる日本画家堀文子(1918~2019年)の回顧展「没後5年 いのちの鼓動を描く」を開催中の三島市の佐野美術館で11日、ノーベル生理学・医学賞受賞者で北里大特別栄誉教授の大村智さん(88)が講演した。生前交流があった堀について「顕微鏡をのぞきながら絵を描くなど好奇心旺盛な一面があった」と振り返った。 美術作品の収集家としても知られる大村さんは「私と美術コレクション」と題し、出身地の山梨県に開設した美術館に展示している作品を写真とともに解説した。多くの芸術家と深めた交流や作品をたどり「目から入る心の栄養は良い」と聴衆に語りかけた。県内外から約60人が来場した。 回顧展
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サッカーで育む友情の輪 園児12チーム 三島で大会
三島ロータリークラブは11日、三島市の日大三島高でこどもサッカー大会を開いた。同市や清水町の保育園や幼稚園に通う園児約120人がサッカーを楽しみ、友情の輪を広げた。 12チームが2組に分かれてリーグ戦を行い、園児たちが懸命にゴールを目指した。日本代表の名波浩コーチが開会式に登場し「お父さんやお母さんに自慢できるプレーを目指して頑張ってほしい」とエールを送った。Jリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津の選手も駆け付け、一緒に体を動かした。 大会は昨年に続いて2回目。園を超えて友情を育んでもらおうと開催した。同校と知徳高のインターアクトクラブの生徒が運営を手伝った。
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静岡県議会の委員会構成 内定
静岡県議会は10日、議会運営委員会を開き、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の委員選任案を示した。17日に開会する臨時会で正式に決定する。 議会運営委員長には鈴木澄美氏(自民改革会議、富士市)、総務委員長には勝俣昇氏(同、御殿場市・小山町)がそれぞれ就く見通し。本年度新たに設置する予定の人口減少社会課題対応特別委員会の委員長には和田篤夫氏(同)が内定した。既に設置されている盛り土規制条例等検証特別委員会の副委員長は1人が伊丹雅治氏(同、三島市)に交代する。 県当局は、監査委員に良知淳行氏(同、焼津市)、阿部卓也氏(ふじのくに県民クラブ、浜松市浜名区・天竜区)を選任する人事案のほか、2
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133人2団体表彰 安協三島地区支部
静岡県交通安全協会三島地区支部は10日、地域の交通安全活動や支部運営に尽力した功労者や長年無事故無違反を続ける模範運転者への表彰式を三島市の県健康福祉交流プラザで行った。 優良運転者として関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会会長連名表彰を受けた三枝信一さん(三島市加屋町)をはじめ133人2団体が表彰を受けた。同支部の杉山孝雄支部長は高齢者の歩行中の事故が増加傾向にあることを踏まえ「模範となる運転を続けてほしい」と訴えた。
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「来季に経験生かす」 東レアローズが三島市長訪問
三島市を拠点とするバレーボールVリーグ男子1部の東レアローズの関係者が8日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、今季の結果を報告した。リーグ戦や黒鷲旗全日本男女選抜大会で3位に入り、今季限りで勇退する篠田歩監督は「みんなの力が集まり、良い戦いができた。経験は必ず来季に生きる」と語った。 今季リーグ戦は5季ぶりにプレーオフ進出を果たし、1~6日の黒鷲旗では若手の活躍で3位に入った。退団が決まっている峯村雄大主将は「優勝を目指していたので悔しさはあるが、過去の自分たちは超えられた」と手応えを口にした。来季は新リーグ移行に伴い、メンバーの入れ替えが激しいが「東レらしさは変わらない。これからも応援してほしい
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窪木(ブリヂストン)と内野V エリミネーション 自転車・ジャパントラックカップ
自転車競技の国際大会、ジャパントラックカップは9日、伊豆市の伊豆ベロドロームで開幕した。初日は男女のエリミネーションを行い、男子は窪木一茂(ブリヂストン)、女子は内野艶和(楽天Kドリームス)が制した。 34歳 最年長の意地 窪木 三島市が拠点の「チームブリヂストンサイクリング」に所属する窪木と今村、児島の3人による争いとなった男子エリミネーション。抜け出したのは、最年長34歳の窪木だった。「最後は意地の張り合い。気持ちでなんとか勝てた」と安堵(あんど)がにじんだ。 2周ごとに最下位が脱落する同種目。海外勢を振り切って後輩2人との対決に持ち込み、最終周回で今村に先着した。非五輪種目だが、
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訪日客回復 黒字化 伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道(三島市)が9日発表した2024年3月期連結決算は、営業収益が94億3100万円(前年比10億2200万円増)、経常利益が2億7600万円(前年は3億9200万円の赤字)、純利益が2億4千万円(7億9千万円の赤字)となった。新型コロナウイルスの5類移行やインバウンド(訪日客)の回復に伴い需要が持ち直した。駿豆線や大雄山線の運賃改定も売り上げを大きく押し上げた。
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すりがね鳴らし「しゃぎり」楽しく 三島・加茂川町保育園で出前講座
三島市の伝統芸能「しゃぎり」の持続的な発展を目指すしゃぎりフェスティバル実行委員会は9日、市立加茂川町保育園で出前講座を開いた。年中と年長の約40人が、しゃぎりの楽しさを味わった。 講座はしゃぎりの起源や使う楽器を学ぶクイズからスタート。楽器体験では、実行委のメンバーから手ほどきを受けながらすりがねや太鼓を打ち鳴らした。段ボールですりがねとばちを作り、メンバーと一緒に演奏も楽しんだ。 実行委は2022年から、市内の小学校への出前講座を始めた。「知る・好きになる・楽しむ」体験を通じ、しゃぎりの継承と郷土愛の醸成を目指し、今年は市内五つの幼稚園や保育園、小学校で開催するという。 (三島支局
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美や健康テーマ 12日にマルシェ 三島・長伏公園
三島市の長伏公園で12日午前10時~午後3時、美・健康・癒やしをテーマにした「いつここマルシェ」(実行委員会主催)が開かれる。市内の女性6人が、子育てと仕事の両立に悩む女性の活躍の場を広げ、市民の憩いの場を提供しようと企画した。 手作りアクセサリーやアート作品などが展示販売されるほか、エステやマッサージのブースを設け、ヨガ体験も行う。ピザやスイーツなどのキッチンカーやバスソルトのワークショップや、子ども向けの菓子まきなど、家族連れで楽しめるコーナーも用意する。
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三島観光振興に学生視点を 市協会と日大国際関係学部が協定
三島市観光協会と日大国際関係学部・短期大学部(三島校舎)は7日、観光振興に向けた相互協力を図るためのパートナーシップ協定を結んだ。 市内の観光関連施設を巡る周遊ツアーや募集型旅行の企画提案、観光音声ガイドのコンテンツ作成などで協力する。観光協会が学生の視点や発想を市内の観光振興に生かそうと締結を呼びかけた。グローバル観光コースを持つ大学側も現場で実践を積めるメリットがあり快諾した。 同協会の西原宏夫会長は、市街地に足を運ぶ学生が少ないとの調査結果を踏まえ「若い人との接点がなく残念だった。学生に三島を知ってもらい、結びつきを強めていきたい」と話し、同大国際関係学部の渡辺武一郎学部長は「観光
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田植え体験 泥だらけ ぬかるみに苦戦 三島・山田小
三島市の山田小5年生が8日、同校近くの「山田川自然の里」の棚田で田植えを体験した。地元のボランティア団体「山田川グリーンツーリズム研究会」のメンバーから手ほどきを受け、泥だらけになりながら苗を植えた。 児童は靴を脱いで田んぼに入り、ぬかるみに足を取られながら作業を進めた。横一列に並び、竹の棒に記された目印に沿って丁寧に植えた。 棚田は2008年度に開園した自然の里の整備に合わせ、同研究会が耕作放棄地を復元し、児童の農業体験などで利用する。同校はかかし作りや稲刈りなどにも取り組むという。
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熱戦!夏の大会へ腕試し 日大三島高と三島南高 野球部定期戦
日大三島高と三島南高の野球部定期戦が5日、三島市の日大三島高グラウンドで開かれ、日大三島が5―4で接戦を制した。両校の選手が夏の大会に向けて腕を競い合った。 両校OB会が、現役世代が互いに実力を高め合って甲子園を目指そうと企画し、今回で28回目。多くのOBや保護者が駆け付け、熱戦を見守った。通算成績は日大三島の22勝1敗1分け(4回中止)となった。 コロナ禍で中止していたOB戦も4年ぶりに復活。日大三島が7―5で勝ち、通算成績を10勝7敗4分け(7回中止)とした。
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下田市地域おこし協力隊 須藤さん鈴木さん高橋さんに委嘱
下田市はこのほど、地域おこし協力隊のメンバーとして新たに3人を委嘱した。市役所河内庁舎で委嘱状交付式を開いた。 委嘱を受けた3人は須藤航太さん(25)=三島市出身=と鈴木和隆さん(28)=袋井市出身=、高橋真希さん(37)=千葉県船橋市出身=。社会人サッカークラブの広報だった須藤さんはスポーツ合宿や大会の誘致などに取り組む。鈴木さんは交流サイト(SNS)を活用した情報発信、高橋さんはイベントの企画運営などに励む予定という。 市によると、市の地域おこし協力隊は3人を加えて6人となった。
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回る宇宙の不思議 静岡る・く・る 子どもら熱心に質問
静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るは6日、国立天文台の水野範和教授(三島市出身)を招いたサイエンスカフェ「科学茶房」を同館で開いた。同日まで開催していた開館20周年企画展のテーマ「回る」にちなみ、天体が回転する宇宙の不思議について講演した。 水野教授は、地球の自転を利用し世界中の電波望遠鏡をつないで宇宙を観測する方法や、渦巻き銀河誕生の仕組みについて写真や動画を使って紹介。「銀河も惑星もぐるぐる回る。星の一生が私たち生命や地球の起源の鍵」と説明した。 小学生からシニア世代まで約90人が聴講した。講演後の質疑応答では次々に小さな手が挙がり、子どもたちは目を輝かせながら宇宙の神秘について学ん
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加藤さん(日大三島)個人戦V 県高校将棋 東部地区大会
第55回県高校将棋選手権(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会は6日、三島市の日大三島高で男子個人戦を行った。日大三島1年の加藤駿さんが優勝した。 10校から56人が出場し、トーナメント戦で争った。上位10人が県大会出場権を獲得した。 県大会出場者は次の通り。 ②野田賢伸(日大三島1)③片岡賢佑(沼津東2)④河野賢司(富士3)⑤勝又諒介(日大三島3)⑥室伏奏翔(日大三島2)⑦杉本睦空(富士見3)⑧小野穣一朗(富士1)⑨坂野誠弥(富士3)⑩安藤舜聖(星陵1)
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三島市 SDGs宣言制度で推進へ 商議所や信金と協定
三島市はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた活動を推進するため市SDGs宣言制度を導入した。三島商工会議所、三島信用金庫、三井住友海上火災保険の4者で包括連携協定を結んだ。 市内の個人事業主や法人からSDGsに関する取り組み内容の宣言を募集。市のホームページで宣言書を公開して「見える化」するほか、市独自のロゴマークを活用して対外的にPRすることもできる。協定締結により、商議所は制度の周知を担う。宣言企業は、同金庫の優遇金利による融資や同社によるSDGs関連の研修などを受けられる。 豊岡武士市長は「皆さんのノウハウを有効活用することで地域の活性化につなげたい」とあいさつした。
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思いやり運転啓発 マグネット製作 交通安全協会三島地区支部
交通安全協会三島地区支部はこのほど、思いやり運転を呼びかけるため、三島市の絵本作家宮西達也さんがデザインした交通安全マグネットステッカーを製作し、同市と函南町に計千枚を寄贈した。杉山孝雄支部長は「安全運転を心がけてもらい、事故を減らしたい」と話した。 愛くるしい赤ちゃんが車の中で眠る姿のデザイン。宮西さんは安全を連想させる緑色を背景に採用。過去に同市の授乳やおむつ替えができる飲食店を紹介するステッカーをデザインした際にも使用した赤ちゃんを描き「かわいいなと思い、運転している人が優しい気持ちになって安全運転してくれたらうれしい」と語った。 同市は出生届を提出した親などに配るという。
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男子団体は日大三島A優勝 静岡県高校将棋・東部地区大会
第55回静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の東部地区大会が5日、三島市の日大三島高で始まった。初日の男子団体戦は日大三島A(勝又諒介、加藤駿、野田賢伸)が優勝した。 9校14チームがトーナメント形式で、真剣勝負を繰り広げた。上位5チームが県大会に進出する。6日には男子個人戦が行われる。 このほか県大会に出場するのは次の通り。 ②富士A(山本航、坂野誠弥、河野賢司)③日大三島B(佐藤颯真、室伏奏翔、河本龍青)④沼津東(関戸祐太、宮根健宏、片岡賢佑)⑤星陵A(安藤舜聖、相沢優羽、芹沢和幹)
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歩行者天国 出店や催し 三島・大通り商店街まつり
三島市中心部で5日、恒例の「春の大通り商店街まつり」(実行委員会主催)が開かれた。伊豆箱根鉄道三島広小路駅から大社町西交差点まで約700メートルが歩行者天国となり、大型連休を楽しむ家族連れらでにぎわった。 沿道の商店が飲食の出店や体験ブースなどを設けた。農兵節やみしまサンバ、和太鼓やチアダンス、猿回しなどさまざまな催しも披露され、来場者の注目を集めた。 商店街の店舗に高校生の美術作品を展示したストリートギャラリーも行われ、彩りを添えた。
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産業や福祉に尽力 23人3団体を表彰 三島市
三島市は2日、市政功労者表彰式を市民生涯学習センターで行った。産業や福祉、教育といった分野で市の発展に尽力、貢献した23人3団体に表彰状を贈った。 表彰を受けたのは次の通り。 山田信博、加々見勝八郎、川村歓亮、武縄正彦、甲斐幸博、古長谷稔、鈴木勝博、足立博道、後藤素行、本持信慈、渡辺靖乃、河内えり子、吉村弦、三枝直恵、杉崎武彦、飯塚篤、渡辺貴、岩田文芳、窪田貴紀、神山憲嗣、広瀬順一、杉山秀雄、武末康晴、東武トップツアーズ、東陽社、沼津信用金庫
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静岡県知事選 “草刈場”東部へ懸命アピール 大村氏、首長から支持/鈴木氏「西部重視」払拭へ
9日の告示まで1週間を切った静岡県知事選(26日投開票)。各陣営は立候補予定者が不在で“草刈場”となっている県東部で攻勢を強める。元副知事の大村慎一氏(60)と、前浜松市長の鈴木康友氏(66)は、県東部の首長や企業、団体を次々に訪問し、支持拡大に懸命だ。大村氏へは、副知事時代から関係を築く県東部の市町長から支持表明が相次ぎ、市町との連携をアピール。鈴木氏は「東部はポテンシャルが高い」として必要な予算の確保を訴え、“西部重視”との懸念払拭に注力する。 大村慎一氏(左)の街頭演説でマイクを握り、支持を訴える仁科喜世志函南町長=4月29日、同町内
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なくなる学校。地域にできることは?⑤ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
少子化が加速する中で学校統廃合と地域の関係をテーマとし、実際に統廃合を経験した学校や地域の事例を取り上げ、保護者や自治会長の意見を紹介してきました。今回は、しずしんニュースキュレーターと読者の声をお届けします。学校統廃合に対する賛否はもちろんですが、少子化に伴う児童数激減の現実を踏まえた受け止めや保護者としての葛藤など、多様な意見が寄せられています。 当事者は心落ち着かぬ日々 キュレーター 内野浩恵さん(富士市) NPO法人県男女共同参画センター交流会議理事。男児2人の母。司会業。市民活動20年。子育て、男女共同参画、防災、まちおこし等の団体に参画 学校の統廃合に
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伊藤ハム米久HD 中期経営計画 26年度に売上高1兆円 三島に高効率モデル工場
伊藤ハム米久HDは2日、2024年度から3カ年の中期経営計画を発表した。連結売上高を3年間で4・6%増やし、最終26年度に1兆円を目指す。 既存の商品ブランドを強化しながら、新商品を継続的に投入。国内の冷凍食品、海外の「和牛」といった成長分野を中心に拡販を図る。経常利益は3年間で15・3%増の300億円に引き上げる。 三島市で建て替える26年完成予定の新工場は省人化やIoT化、一貫生産ラインを備えた高効率のモデル工場とし、ハムとソーセージの生産量を2倍に増やす。投資額は200億円。 35年度までの長期経営戦略も公表し、最終年度の経常利益目標は500億円とした。
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ふるさと納税返礼に「部活動差し入れ」 三島市 「母校応援」ニーズ想定
三島市はこのほど、ふるさと納税の返礼品に、市内3高校の部活動へ栄養補給ゼリー飲料を差し入れる取り組みを加えた。市財政課によると、返礼品として高校の部活動向けの直接送付を打ち出した仕組みは全国初という。 ふるさと納税の寄付額向上を目指し、若手職員が立ち上げた庁内横断プロジェクトチームが考案した。差し入れる商品は、同市の返礼品として3番目に人気が高い、森永製菓の「inゼリー」36個入り。高校生にとっては部活動前後の栄養補給として活用できると想定した。地元を離れて母校の部活動を支援したいと寄付を検討するニーズもあると判断した。高校側も差し入れを受ける時の品質上のリスクが低く、歓迎しているという。
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「できる」を地域のために 三島の企業 人材掘り起こしへ説明会
建設業やまちづくり事業に取り組む「リーフ・ダイバグループホールディングス」(三島市大場)はこのほど、「得意」や「好き」を地域やまちづくりのために役立てたい人を掘り起こそうと「おしごと説明会」を同市の三島商工会議所で初めて開いた。 同社は、地域住民の「できること」を生かし、地元の住民や企業の困りごとを解決する取り組みを進めている。説明会では、ごみ出しや話し相手など高齢者を支援するスタッフを派遣する同社加盟の「まごころサポート」事業について紹介した。 同社は社有施設を拠点に料理好きのシニア層が集って家庭料理をつくり、地域に届けるサービスを準備中。弁当販売や食堂形式の居場所づくりを想定して夏をめど
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工事費付け替え159件 電業社機械製作所 特別調査委が報告
ポンプ、送風機メーカーの電業社機械製作所(東京)は30日、架空発注などに関する特別調査委員会の報告書を公表した。工事費の付け替え159件を認定し、「多くの人間が長年にわたり、日常的に不適切な会計処理に関与した。上場会社として想像しがたい深刻な事態」と指摘した。 予算に余裕のある工事で多めに投入した見積もり原価を「プール金」として管理。他の工事の原価に付け替えたりするなどの不正が組織的に繰り返されていた。2005年から業績・数値管理が厳格化され、予想値通りの数値達成が絶対的との考えが常態化したと分析した。 弁護士や公認会計士でつくる特別調査委は、東北支店(仙台市)で発生したトンネル工事の架空発
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維新と無所属の会 「覚悟の会」に変更 三島市議会
三島市議会会派「維新と無所属の会」は30日までに、会派名を「覚悟の会」に変更すると決めた。5月1日付で藤江康儀議長宛てに届け出を提出する。自民党三島市支部政調会長の石井真人氏が新風会から異動して加わり、3人会派となる。会派長は弓場重明氏が引き続き務める。昨年4月に日本維新の会公認で当選した弓場氏は離党届を提出したという。
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「絵本のまち三島」官民連携で始動 宮西達也さんら、市ゆかりの作家が宣言式「人の力つなげたい」
三島市はこのほど、絵本を通して地域への誇りや愛着の醸成を目指す「絵本のまち三島」の宣言式を市役所で行った。市ゆかりの作家とともに官民が一致団結し、絵本の力を生かしたまちづくりを本格始動させた。 豊岡武士市長が「絵本の力を活用し、すべての市民とウェルビーイングなまちづくりを目指す」と宣言。立会人として参加した作家4人が署名した。宮西達也さんは「絵本で笑顔のまちをつくりたい」と意欲を示し、スギヤマカナヨさんは「絵本をツールにして三島の人の力をつなげていきたい」と期待した。キックオフミーティングでは絵本関連団体や文化関連の関係者らも加わり、今後の活動に向けて意見交換した。 同市は児童文学作家の
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三島の「農兵節」を文化財に 普及会、観光協 市長に要望
三島農兵節普及会(稲田精治会長)と三島市観光協会(西原宏夫会長)は30日、同市の郷土民謡「農兵節」を無形民俗文化財に指定するよう豊岡武士市長に要望した。 農兵節の担い手不足や認知度低下への危機感を訴え、市議会の藤江康儀議長にも指定の働きかけを市に対して行うよう求めた。指定による効果として、文化的重要性の再認識による価値の向上、保存と継承に向けた公的なサポート、観光振興や地域交流を通じた地域貢献などを挙げた。 市によると、農兵節の文化財指定は市文化財保護審議委員会で2002年に審議された。原曲の楽譜が未発見で、農兵調練に由来するとされる歴史的裏付けも乏しい点から「創造性、伝統性、歴史性の観点か
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山岸さん(駿河区)S級優勝 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内で将棋の普及活動に尽力した故広津久雄九段の功績を顕彰する第16回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。有段者らが参加するS級クラスで同市駿河区の山岸亮平さんが優勝した。 S級に加え、小学生の部と実力に応じてA~C級の計五つのクラスに分かれ、計125人が腕を競った。将棋盤を挟んで互いの手を読み合い、真剣勝負を繰り広げた。S級を制した山岸さんは9月に行われる全国アマチュア名人戦に県代表として出場する。 主な結果は次の通り。 S級 ②安田義崇(静岡市駿河区)③一木尉人(同)▽A級 ①栗本弘毅
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三島市防火協会20周年 災害防止へ気持ち新た
三島市防火協会はこのほど、創立20周年記念式典を同市のホテルで開いた。会員ら約80人が節目を祝い、災害防止活動のさらなる推進へ気持ちを新たにした。 富士山南東消防本部に贈る「火の用心」の横断幕をお披露目した。村上篤会長は「関係機関と連携を深め、より安全安心な地域を目指していく」とあいさつした。 同協会は2004年に旧市防火協会と市危険物安全協会が合併して誕生。214事業所が所属し、事業所の防火管理や危険物の保安管理の向上を図っている。 防災アドバイザーでソナエルワークスの高荷智也代表が「間違いだらけの防災対策―今日始める死なないための準備」と題して講演した。
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2024年春の叙勲 輝く受章者【静岡県内関係一覧】
政府は2024年春の叙勲受章者を29日付で発表した。静岡県内受章者は次の通り。 ◇…桐花大綬章…◇ 大谷 直人(71)元静岡地裁所長=東京都世田谷区代田 ◇…旭日中綬章…◇ 岡本 護(79)元県議会議員=浜松市中央区幸 西原 茂樹(70)元牧之原市長=牧之原市堀野新田 森 竹治郎(81)元県議会議員=下田市須崎 ◇…瑞宝中綬章…◇ 青島 伸治(81)筑波大学名誉教授=茨城県つくば市上ノ室(本籍静岡県) 大嶽 幸彦(81)上越教育大学名誉教授=新潟県上越市南城町(本籍静岡県) 大谷 栄治(73)東北大学名誉
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「固い絆で共に挑戦」 三島商議所青年部
三島商工会議所青年部はこのほど、三島市のホテルで総会を開いた。成川尊裕新会長は所信表明で「固い絆で支え合い、共に挑戦したい。みんなでわくわくしよう」と呼びかけた。 スローガンに「熱狂 CHALLENGE」を掲げた事業計画を決定。会員拡大を目指した交流の活発化や2025年度の30周年記念事業に向けた準備に力を入れる。収益事業として音楽フェスも開催する。
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2024年春の褒章 静岡県内受章者 喜びの声【まとめ】
2024年春の褒章受章者(29日発令)が発表された。県内関係は13人。業務に精励した人に贈られる黄綬褒章が5人、公共的な職務に貢献した人に授与される藍綬褒章が8人だった。受章者が喜びを語った。 ◇…黄綬褒章…◇ 伊藤 哲(73)大和工機社長=静岡市葵区梅屋町 武内 昭人(61)鉄組潜水工業所工事部長=静岡市清水区村松 西川 浩之(58)司法書士=焼津市田尻北 堀内 昭次(77)行政書士=掛川市大多郎 山本 正信(72)富士見工業社長=静岡市駿河区富士見台 ◇…藍綬褒章…◇ 青木 峯子(78)保護司=沼津市大岡 石井 剛司(
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NEC、地元戦惜敗 本村(掛川出身)適時打及ばず ソフトボール・JDリーグ
女子ソフトボールのJDリーグは27日、掛川球場などで行われ、NECプラットフォームズは3-4でデンソーに敗れ、今季最初の地元戦を白星で飾れなかった。 NECは二回に金井亜茉音の適時打、三回は諏訪いろはの左越えソロで2点を先行したが、五回に2番手大場亜莉菜(三島市出身)が4長短打を浴びて4失点。六回に本村夏穂(掛川市出身)の適時打で1点差に迫ったが、届かなかった。 28日は同球場でビックカメラ高崎と対戦する。 反撃の二塁打 NECは今季の地元初戦で敗れたが、昨季プレーオフに進んだデンソーから2点を先行。逆転されても食らい付き、上位と渡り合う力を付けている。 打力が課題のチームが、六回ま
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能登地震被災親子 静岡県東部の自然満喫 三島のNPOが招待
能登半島地震で被災した親子が27日、清水町の柿田川公園を訪れた。29日まで伊豆の国市の温泉旅館に泊まって富士山周辺の自然を満喫し、心身を癒やす。 三島市のNPO法人グラウンドワーク三島が、被災地を離れ復興や再建に向けた元気を取り戻してもらおうと無料招待した。珠洲市と能登町の39人が現地を早朝に出発し、午後に同公園に到着。清流が湧き出る水辺を散策した。 珠洲市ですし店を営む谷内幸さん(47)は子ども3人と参加。上下水道が復旧しない中、5月1日から時短で営業を再開するといい「リフレッシュして、また頑張れる活力を取り戻したい」と話した。 一行は青木ケ原樹海や三島市の源兵衛川なども訪れる。招待
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三島のチア選手「笑顔で楽しく踊れた」 市長に全国出場報告
富士市を拠点に活動するチアリーディングスクール「チアーズファクトリー」に通う三島市の選手7人が25日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、3月に開かれた全国大会での結果を報告した。 予選で75点以上を獲得したチームが競う「USAオールスターナショナルズ」には、小学6年生以下10人以上で構成する部門に出た「アウェイク」が4位に入った。予選73点以上が出場する「USAザピーク」では、小学6年生以下3~9人で組む「クライム」が5位、小学4年生以下3~9人のチーム「オリーブ」が2位だった。 選手たちは「キラキラのステージで踊れてうれしかった」「見ている人を笑顔にしようと楽しく踊れた」「次は優勝を目指して
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篠田東レの集大成 ラスト采配 峯村、真子も「有終」決意 黒鷲旗選抜バレー5月1日開幕
第72回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は5月1日、Asueアリーナ大阪で開幕する。Vリーグ、大学、高校、クラブなど男女各16チームが参加。V1男子の東レは今大会限りで退任する篠田監督、退団するアウトサイドヒッター峯村とリベロ渡辺、引退するセッター真子らが集大成の舞台に臨む。 グループ戦から決勝(5月6日)まで5セットマッチで6連戦と過密日程のため、篠田監督は2チームに分けて先発を入れ替える方針だ。各チームとも日本代表は不在。東レはパダルも既に退団し若手中心の構成となる。中でもアウトサイドヒッター山田(清水桜が丘高出)、セッター小野寺、リベロ武田の新人を積極起用する見通しだ。指揮官は「
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官民問わずイベント一括案内 三島市がAI集約サイト
三島市は26日、市内のイベント情報を集約したサイトの運用を始めた。官民問わずさまざまなイベントを一括で案内でき、関係人口の増加やにぎわいの創出につなげる。人工知能(AI)を使って情報を自動収集する特許技術を用いた仕組みで県内自治体では初めての導入という。 インターネット上のホームページやSNSで発信される市内開催のイベントをAIが集めて紹介。職員が掲載基準に合うか確認した上で週に1度更新する。イベント主催者が掲載を希望する場合は専用フォームからも登録できる。 「子育て・子ども向け」「祭り・フェス」などのカテゴリー検索をはじめ、開催日や人気ランキングなどでイベントを絞り込むことも可能。担当者は
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三島の書道塾 銀座で作品展 能登復興願う力作も
三島市の書家福田房仙さん(74)が主宰する書道塾「房仙会」の書展が26日、東京・銀座の鳩居堂画廊で始まった。オンラインで学ぶ全国の生徒が日ごろの練習の成果を披露。能登半島地震の復興を祈願する作品も飾っている。28日まで。 24回目で、福田さんと夫の光孝さん、20~90代の生徒42人が出展した。和歌や漢詩を題材に行書、楷書、隷書などの書体で書いた多彩な作品が並ぶ。「能登はやさしや土までも」―。実家が能登にあるという女性は、能登を表現する際に使われる言葉をしたためた。 平安時代の名筆「升色紙」に収められているさまざまな和歌をテーマに生徒19人が手がけ、巻物にとじた力作も見どころの一つ。用いる文字
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子どもが「放課後児童クラブ」に入れなかった人はどうしているの?【NEXT特捜隊】
小学校の授業が終わった後、親が仕事を終えるまで子どもを預かる「放課後児童クラブ」(学童保育)。読者から寄せられた疑問を調べる静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市清水区の40代女性会社員から「2年生の娘が児童クラブを利用していますが、4年生になると入れなくなると聞き、心配です。入れなかった人はどう乗り切っているのでしょうか」と質問が届いた。ウェブアンケートを実施したところ、入所できなかった時の対応やクラブ運営への要望などが寄せられた。(生活報道部・伊藤さくら) 12~15日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に72人が回答した。「放課後児童クラブの入所や継続を希望したにもかかわらず、
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ミシマバイカモ 可憐 三島・群生地 湧水が育む水中花
静岡県の絶滅危惧種に指定されるミシマバイカモが、三島市南本町の群生地「三島梅花藻の里」で見頃を迎えた。梅の花に似た白く可憐(かれん)な花が来場者の目を引いている。 群生地を管理するグラウンドワーク(GW)三島によると、ミシマバイカモは清らかな湧水が育む水中花。手のひら型の浮葉が特徴で、1930年に同市の楽寿園小浜池で発見された。花は一年中咲くが、暖かくなる春からが見頃となる。水温が一定できれいな湧水の中で育つため「清流のバロメーター」と言われる。 一時は湧水の減少や水質悪化で市内の川から姿を消したが、GW三島が復元させようと95年に梅花藻の里を整備。同所で増殖させて市内の川に移植し原風景の再
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貴重な「瓊花」見頃 長泉 全国に9カ所のみ
長泉町の井上靖文学館の庭で、日本の9カ所にしか存在しないとされる瓊花(けいか)が見頃を迎えている。鑑真を題材にした井上の著作「天平の甍(いらか)」にちなんで植えられ、白くかわいらしい花が来場者を魅了している。 瓊花は鑑真ゆかりの中国・揚州市の市花。鑑真が上陸した佐賀県の県立森林公園の瓊花が親株で、同館に2013年に植樹された。毎年4月下旬から5月上旬ごろ、10日間ほどしか咲かない。同館は「この機会にぜひ見に来て」と呼びかける。 開花に合わせて「瓊花まつり」を29日まで開き、来館者に絵本作家えがしらみちこさん(三島市)が絵を手がけたオリジナルのしおりをプレゼントする。
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GW(ゴールデンウイーク)は家族でアスレチックへ【しずおかアウトドアファン】
間もなくゴールデンウイーク(GW)が始まる。コロナ禍が明け、今年は家族や仲間同士で行楽に出かける人もさらに増えそうだ。静岡県内には、幅広い世代が体を使って楽しめる野外のアスレチック施設が各地にある。大型連休に遊びに行きたくなる魅力的な施設を紹介する。(生活報道部・草茅出) ロープ伝い空中散歩 熱海 熱海市の熱海港から定期船で約30分。相模灘に浮かぶ初島には複合リゾート施設「PICA[ピカ]初島」や新鮮な海の幸を味わえる食堂街、宿泊施設があり、年間を通じて多くの観光客でにぎわう。 PICA初島内のアスレチック「SARUTOBI[サルトビ]」は、地上からの高さ6メートルの場所にロープや木製
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大規模地震想定し初動態勢確認 三島市で職員参集訓練
三島市は23日、突発型大規模地震を想定した職員参集訓練を行った。被害状況の把握や情報収集など初動態勢を確認した。 マグニチュード(M)9・1の地震が午前7時に発生し、市内で震度6弱を観測したとの想定で実施。訓練メールを受けた職員が徒歩や自転車、バイクで次々職場に駆け付けた。 発災想定45分後には市総合防災センターで災害対策本部会議を開始。幹部職員が市内の被害状況を共有し、対策を協議した。職員によるオフロードバイク隊が2隊に分かれて出動し、市内の被災状況を報告した。 豊岡武士市長は「初動が市民の命を救うために重要。災害時の役目をしっかりと確認してほしい」と指示した。
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三島の80代女性 カード詐取被害
三島市の80代女性が22日、郵便局長を名乗る男らに郵便貯金のキャッシュカード2枚をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性は3月下旬ごろ、男から「キャッシュカードに防止器を取り付ける必要があるので預かる」などと電話を受け、その後に女性宅に訪れた郵便局員を名乗る女にカードを手渡した。カードの口座からは現金が引き出されたという。
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三島の栄養士冨岡さん「バヌアツの力に」 赴任前に市長に意気込み
三島市文教町の冨岡愛子さん(25)はこのほど、国際協力機構(JICA)青年海外協力隊の一員としてバヌアツに赴任するのを前に、市役所へ豊岡武士市長を訪ね意気込みを語った。 冨岡さんは、青年海外協力隊に派遣された経験を持つ両親の影響を受け、幼少時代から「いつか海外でいろんな人を助けたい」と夢を持っていたという。大学卒業後の約3年間、都内の病院で栄養士として働き、応募資格を得たことを機に満を持して参加を決めた。 バヌアツは国民の約6割が肥満といい、外来患者の食事指導や学校での栄養指導などに取り組む。現地での活動に向け「楽しいことならやってくれるはず。力になりたい」と語った。
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次期ガバナーに鷹嶋氏 ライオンズクラブ国際協会334―C地区、三島で年次大会
静岡県内71ライオンズクラブ(LC)で構成する国際協会334―C地区(前田磨地区ガバナー)は21日、三島市の市民文化会館で第70回年次大会を開いた。7月から1年間の地区ガバナーに小山LCの鷹嶋邦彦氏(77)を選出した。 県内LCの代表者ら約千人が集結し、次期スローガンを「“We Serve”夢と希望を乗せて 身近な奉仕」と決めた。前田地区ガバナーは3月末時点で会員数が62人の純増となったと報告。さらなるLCの発展に向けて「変革する環境に順応し、絆を強めるためにもWe Serveの精神が大切になる」と結束を呼びかけた。 年次表彰が行われたほか、U15伊豆中学生選抜吹
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三島観光の満足度向上へ勉強会 ホテル従業員や運転手ら参加 現場の声、施策反映に意欲
三島市観光協会は今年から、三島観光のおもてなし度を向上させようと勉強会を開催し始めた。観光客とじかに接する施設の店員や運転手らが対象。現場の生の声を聞き取り、満足度の高い観光につなげるための施策を模索している。 「(三島駅南口東街区再開発の工事に伴って撤去された)トイレや駐車場の場所を聞かれる」「観光案内所が目立ちにくい」。三島駅前のホテルや商業施設の従業員が集まった4月中旬の勉強会。従業員らが触れた観光客の声が次々と挙げられた。 市観光協会は、新型コロナウイルス禍による落ち込みから回復傾向にある観光客のニーズを見極め、的確な施策を打ち出すため勉強会開催に至った。再開発事業の完成を見据
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「花の画家」堀文子回顧展 三島・佐野美術館で開幕 「幻の花ブルーポピー」など60点紹介
「花の画家」と呼ばれた日本画家堀文子(1918~2019年)の回顧展「没後5年 いのちの鼓動を描くー日本画家・堀文子」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が20日、三島市の同美術館で開幕した。6月9日まで。 展示は堀の生涯を「生きる力を描く」「花に心よせて」「いのちへの眼差し(まなざし)」の3章で構成し、代表作「幻の花ブルーポピー」など日本画約60点を飾っている。 堀は世界中を旅しながらさまざまな動植物の生命の形を描いた。飽くなき探究心で世界を巡り、82歳の時には本物のブルーポピーを見ようとヒマラヤに登り、代表作を描き上げた。 生前に残した数々の言葉も作品とともに飾り、堀の生き
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三島の味“ちょびっと”御膳 コロッケ、ウナギの卵焼き、箱根西麓野菜… 日本料理店「呉竹」と近隣店主が考案
三島市本町の日本料理店「呉竹」が近隣の商店主とともに、地元の味を一度に楽しめる新メニュー「三島ほんちょび膳」を考案した。若おかみの平野輝美さん(30)は「三島の新名物になり、盛り上げられたらいい」と意気込む。 昨年新たな地元土産として「三島のおせん」を開発した地元商店主でつくる「COTETO」が、三島の食の魅力を伝える新たな名物を作れないかと同店に提案。年明けから十数回の意見交換を重ね、地元食材を使った6品を少量ずつ盛り込んだ。 看板メニューのすき焼きで使う自家製割り下で仕上げた箱根山麓豚の肉豆腐、コーンフレークを混ぜた衣の食感が人気のみしまコロッケ、三島名物のウナギを使った卵焼きなど。
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三島の80代女性 250万円詐取被害 カード2枚も
三島市の80代女性が19日、息子や郵便局員を名乗る男らに現金250万円とキャッシュカード2枚をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性は18日午前10時ごろ、男から「会社の郵便物を間違えて送った」「取引先の決算に間に合わない」などという電話を受け、女性宅を訪れた息子の上司のおいを名乗る男に現金とカードを手渡した。
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自然公園整備で協力協定 グラウンドワーク三島と加和太建設、静岡県
環境保全に取り組むNPO法人グラウンドワーク三島と加和太建設(三島市)、静岡県の3者は19日、ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナーシップ協定を締結した。同NPOが行う自然公園整備などに必要な人材や資材を同社が提供し、県は両者の活動をPRする。 同社は5年ほど前から同NPOの活動を支援してきたが、パートナーシップ制度を活用することで、社会貢献活動の情報発信にも力を入れる。同NPOは三島市を中心に自然公園の整備や森づくり、環境調査に取り組んでいて、同社は資材や機材を提供したり、従業員が作業に参加したりして活動を支援する。 県庁で行われた締結式でNPOの小松幸子理事長、河田亮一社長、池ケ
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市民の幸福度向上へ提言 三島市、課長職が研修成果報告
三島市は18日、市民のウェルビーイング(幸福感)向上を目指し、課長職を対象に行った人材育成プログラム「OASIS(オアシス)」の成果発表会を市役所で開いた。3班が注力したい政策領域をそれぞれ選び、市民の幸福度や生活満足度を高めるための実践方法を豊岡武士市長らに提言した。 研修は一般社団法人「スマートシティ・インスティテュート」(東京都)の南雲岳彦専務理事を講師に迎え、実施した。15人が昨年末から5回の研修を重ね、幸福感や暮らしやすさを数値化・可視化した指標を基にした政策立案の手法を学び、実践した。 三島市が注力すべき政策領域に「公共空間」を選んだ班は、三島で暮らす働き世代の幸福度や生活
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三島駅南口再開発 建設工事に着手 地元会社含むJV
三島市の三島駅南口東街区の再開発事業者であるミサワホームなど4社は19日、建物の建設工事について15日に着手したと発表した。東急建設(東京)と同市の小野建設、山本建設で構成する共同企業体(JV)が施工する。 再開発事業は昨年12月に権利変換計画が認可され、1月末に解体工事が始まっていた。定期借地事業区域を含めた約1・3ヘクタールに6棟が建設予定で、医療施設や分譲マンションが入る24階の高層棟と7階建ての駐車場棟の建設を先行して行う。完成は2027年度を予定する。
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堀文子が描いた生命の形 回顧展、20日開幕 三島・佐野美術館
世界中を旅してさまざまな動植物の生命の形を描いた日本画家堀文子(1918~2019年)の回顧展「没後5年 いのちの鼓動を描く―日本画家・堀文子」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が20日、三島市の同美術館で開幕する。搬入作業が18日に行われ、日本画やスケッチなど約110点が展示された。 堀は厳しい環境に適応する動物や時季に必ず花を咲かせる花木、何億年も変わらぬ姿で生きる微生物まであらゆる生き物を題材に描いた。目にした動植物の姿に畏敬の念と人知を超えた美しさを見いだし、表現したという。 作品展は堀の生涯を3章に分けて構成。全国の水族館を渡り歩いた晩年に描いた「妖精(クリオネ)と遊
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日本画家坂本さん 教室生が力作50点 三島、橋幸夫さん作品も
熱海市の日本画家坂本武典さんが主宰する「アトリエブデン絵画教室」三島校の受講生による「春の作品展」が18日、三島市本町のみしまプラザホテルギャラリープラザで始まった。23日まで。 同市のみしま未来研究所を拠点に月1度活動する三島校の開校から3年がたち、作品を披露する場をつくろうと初めて開催した。生徒5人が描きためた約50点を展示。旅行の風景や自宅で収穫した野菜、趣味の酒器などそれぞれの心に残る情景や物が鮮やかに描かれ、来場者の目を引いている。 坂本さんに絵画指導を受ける熱海市在住の歌手橋幸夫さんの作品も特別出品している。
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風間新団長「地域安全に尽力」 三島市消防団、10年ぶり交代
三島市消防団はこのほど、市民文化会館で入退団式を行った。辞令交付を受けた風間浩新団長は能登半島地震をはじめ多発する災害を踏まえ「消防団の災害対応力がこれまで以上に求められている。消防署や防災機関とこれまで以上に連携を図り、地域の安全を守れるよう消防団活動に尽力する」と訓示した。 団長交代は10年ぶり。水口勇前団長をはじめ退団者に感謝状が贈られた。長年の団員活動の功績をたたえる消防庁長官表彰なども伝達された。 新入団員や階級変更者への辞令交付も行われた。新入団は16人。本年度の団員数は同日時点で362人となった。
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安全運転管理推進へ 新聞販売店「MISH」指定 三島署と地区安管協
三島署と三島地区安全運転管理協会は18日、三島市一番町の新聞販売店「MISH」(渡辺幸一郎社長)を安全運転管理推進事業所に指定した。任期は1年間。 同署で行われた交付式で、森正晴署長と矢岸貞夫会長が、同社の安全運転副管理者の天野修一さんに指定証を手渡した。同社は配達で使うバイクのドライブレコーダーの映像を使った安全運転教育に取り組んでいて、天野さんは「日頃から常に安全を意識しているが、指定を機に新たな試みもしていきたい」と語った。 森署長は管内で事故が増加傾向にあると触れ、「事故防止に向けて連携し、社員一人一人の意識高揚を図ってほしい」と期待した。
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静新地域貢献顕彰 たんぽぽ賞 新聞 安心 学びお届け
静岡新聞社と静岡新聞取扱販売店の店主で組織する静新会は、新聞販売店スタッフの地域貢献を顕彰する「たんぽぽ賞」の受賞者を決めた。人命救助、高齢者保護をはじめ、環境美化緑化、ボランティアなど、地域に貢献した活動から選んだ。「たんぽぽ賞」の表彰は今年で16回目。県内約4800人の新聞販売店スタッフが、大切な新聞を届けながらあなたのまちを見守っている。本年度の受賞事例の一部を紹介する。 動く防犯カメラ 見守る 薮崎新聞店育伸社、いけたに新聞店、藤枝江崎新聞店 藤枝市内の新聞販売店全5社による「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」=新聞販売店の地域活動をたたえる2023年度「地域貢献大賞」(日本新聞
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三島の魅力、バスツアーで 学生のアイデア×旅行のプロ 首都圏照準に企画 日大国際関係学部
三島市の日大国際関係学部の学生が、三島の魅力を発信するバスツアーの開発に取り組み始めた。市観光協会と大手旅行会社の阪急交通社との連携企画。学生の新鮮なアイデアを旅行会社のプロの目で磨き上げ、11月下旬の実施を目指す。 観光について学ぶ矢嶋敏朗准教授のゼミに所属する3年生16人が取り組む。三島の魅力や観光資源を掘り起こし、同社にツアー企画を提案。一緒に旅行商品をつくり、当日はバスに添乗したり参加者と一緒にツアーを巡ったりする。東京発着の日帰り旅行で、首都圏のシニア層をターゲットにする。 17日には同校で、観光を通じた自治体の課題解決に取り組む同社地域振興一課の中村栄史課長が、自治体による誘
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自宅避難ノウハウ紹介 講座も 三島で防災フェア
三島市の日清プラザで17日、地震防災フェアが始まった。21日まで、自宅避難生活やローリングストックの仕方を伝える展示をはじめ、多様な体験や情報を来店客に提供する。 能登半島地震を受け、市民の防災意識が高まる中、最新の考え方や方法を発信しようと初めて企画した。防災用品や備蓄食料品の展示販売コーナーでは、家族4人が1週間自宅で生活するために必要な用品を展示。電気自動車(EV)から給電して過ごす生活のイメージも紹介している。 親子向けの防災リュック作り講座や地震防災関連のパネル展も開催している。20日には子ども向けの防災お菓子リュックづくりや起震車の体験も予定されている。
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自転車のチームブリヂストン、五輪切符獲得に貢献 三島に拠点移し6年、一体感磨く
世界を目指して三島市に拠点を移し6年。自転車競技の名門「チームブリヂストンサイクリング」の挑戦が一つ実を結んだ。所属選手による単独編成で、パリ五輪出場枠を争う選考レースを戦い終えた。15日に国際自転車連合(UCI)が発表した五輪ランキングで男子4000メートル団体追い抜きの日本は6位。東京五輪では手にできなかった出場枠を獲得した。 伊豆市の伊豆ベロドロームで東京五輪の開催が決まっていた2018年。チームは1964年の創設以来慣れ親しんだ埼玉県上尾市を離れ、三島市で新たなスタートを切った。掲げたのはトラック種目での世界挑戦。もともとロードレースの強豪で、中距離のチーム種目、団体追い抜きの五輪
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大島花子が静岡県内でライブ
故坂本九の長女でシンガー・ソングライターの大島花子が19~21日、デビュー20周年を記念したライブを静岡県内3カ所で開く。これまでも県内を巡ってきた大島は「毎回『ただいま』と帰ってくる気持ちでマイクを持つ。皆さまに会うのが楽しみで仕方ない」とコメントを寄せた。 大学在学中にミュージカル「大草原の小さな家」で初舞台を踏み、その後歌手を志し作詞作曲を開始。2003年、父の「見上げてごらん夜の星を」でメジャーデビューした。命の尊さや日常の輝きをテーマに、人権イベントや高齢者施設、病院などに積極的に足を運び、歌を届けている。 ライブ日程は19日午後7時半からメリーユー(浜松市中央区)、20日午後
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「自由や平和享受して」 国際医療活動の桑山さん講演 せせらぎ三島RC35周年事業
せせらぎ三島ロータリークラブ(RC)はこのほど、国際医療活動に取り組む神奈川県の心療内科医師桑山紀彦さんを招いた国際理解講座「地球のステージ特別編」(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市民文化会館で開いた。桑山さんは戦渦に巻き込まれた青少年とのエピソードを紹介し、「皆さんは自由や平和、豊かさを享受してほしい」とメッセージを送った。 桑山さんは現地で撮影した映像、自作の歌や演奏を交えて紛争や貧困地域で暮らす人々について伝えた。ロシアのウクライナ侵攻でルーマニアに避難した子どもとのワークショップでは、戦争が始まった時の気持ちを表現できない11歳の男の子がいたと説明。「あまりにもつらく、気持ちを抑
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「すてきな社会人」心構え学ぶ 三島商議所が新入社員向けセミナー
三島市の三島商工会議所は16日、会員の中小企業などに採用された新入社員向け社会人基礎教育セミナーを同商議所で開いた。16事業所から39人が参加し、社会人としての心構えやビジネスマナーを学んだ。 全国各地でマナーについて指導する桑野麻衣さんが講師を務めた。言葉遣いでは敬語の重要性を強調。「言葉がきちんと使えるとすてきに見える。自分のためにも敬語を使ってほしい」「同じ言葉を発しても嫌われることがある。言葉を意図的に崩すのと、崩れているのは違う」などと助言した。 参加者は3、4人のグループで学生と社会人の違いを考えたり、名刺交換や電話応対を実践形式で学んだりした。
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静岡人インタビュー「この人」 メルカリを活用した粗大ごみ販売を企画した三島市職員 山添豊さん(三島市)
人口10万人以上の県内自治体で1人あたりのごみ排出量が4番目に多い課題を解決しようと、県内初となるメルカリでの粗大ごみ販売を考えた。全戸配布した災害廃棄物の適正処理を啓発するハンドブックの作成も企画した廃棄物対策課のアイデアマン。32歳。 ―ごみの販売を考えた理由は。 「三島市は最終処分場容量が逼迫(ひっぱく)し、県外処理に年間約8000万円をかけている。粗大ごみを砕く機械も消耗が激しく、修繕にお金がかかる。アンティークが元々好きで、ごみの中に価値を感じる物があった。税金で処分するより、多くの人に使ってもらえる方が良い。メルカリのプラットフォームは巨大で、幅広い層に見てもらえることも良か
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森林塾の受講者 19日まで募集 三島市
三島市は19日まで、箱根西麓の森林で実施する「箱根西麓森林塾」の受講者を募集している。森の管理や植生調査に取り組むNPO法人三島フォレストクラブが事業委託を受けて運営する。 「森づくり講座」は5月12、26日、6月9、23日の4日間。対象は高校生以上。森を散策しながら動植物の生態などを学ぶ。「間伐入門講座」は6月30日、7月7、21、28日の4日間。対象は18歳以上。チェーンソーの扱い方など間伐の技術を学ぶ。 いずれも定員16人で先着順。問い合わせは同NPO法人<電080(9719)3106>へ。
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大輪のボタン 来店客お出迎え 三島の食事処
三島市中田町の食事処「松韻」で、色とりどりのボタンの花が咲き誇り、来店客を楽しませている。 創業日の4月16日に合わせて日頃の感謝を伝えるため、この時期に咲き「百花の王」と呼ばれるボタンを選び、伊丹秀之社長が4年前から育ててきた。今回が初のお披露目で、店舗の入り口に赤や白、ピンクなど大輪の花をつける53鉢を展示した。 同店では創業感謝祭「牡丹(ボタン)まつり」を17日まで開催し、ボタンの花言葉「富貴」と題した特別メニューを提供している。
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知事選“候補”2氏は静岡県中、西部 「県政で埋没」危惧する東部、活性化は…低調懸念
川勝平太知事の辞職に伴う知事選(5月9日告示、26日投開票)で、出馬意欲を示していた沼津市などを地盤とする渡辺周衆院議員(比例東海)が13日、不出馬を決めた。県中部、西部で立候補の動きが活発化する中、選挙日程を踏まえると、新たな候補予定者が出る可能性は徐々に低くなる。東部から立つ候補が不在となれば、「選挙だけでなく、その後の県政運営でも埋没するのでは」との懸念が有権者の間でささやかれる。 「人口が多い地域だけでなく、過疎地域にも目を向けてくれるか心配」。伊豆半島の宿泊業の男性(72)は知事選の動向に神経をとがらせる。出馬表明した元副知事の大村慎一氏(60)は静岡市出身、出馬意向を固めた鈴
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記者コラム「清流」 水があるってすごい
能登半島地震の被災者が、三島市の源兵衛川で水遊びした後だった。「水があるってすごい」。11歳の女の子のつぶやきが心に突き刺さった。通常なら同市が誇る清流に感動したと受け取るが、この日は違った。ただ単に水を自由に使えるありがたみを実感しているように思えたからだ。 女の子は幼なじみ3人で参加。うち2人は新年度から家族とともに上下水道の復旧めどが立たない石川県珠洲市から避難し、3人は離れ離れになると聞いた。「水さえあれば」。心の奥にあるであろうそんな恨み節を我慢して言わないようにしているようだった。 水が当たり前にある環境で生きてきた。そのインフラの老朽化や災害対策が叫ばれて久しい。大切な人の
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静岡人インタビュー「この人」 全商1級9冠を達成した 土屋乃琉さん(三島市)
沼津商高(清水町)情報ビジネス科3年生で、同校会計実務部に所属。入学から2年生までに、全国商業高校協会主催の全9種目の検定試験で1級に合格した。3年間でも「9冠」達成は困難で、同校で2年生のうちに達成したのは初めてという。17歳。 -特に難しかった科目は。 「英語、商業経済、財務諸表分析、珠算、電卓、ビジネス文書実務、簿記、情報処理のビジネス情報部門とプログラミング部門の九つがある。珠算は特に難しい上に、高校に入るまでそろばんに触れたことがなかった。家で過去の問題を解き、部活で出場した大会の合間も縫って毎日勉強した。英語はひたすら単語を覚えた」 -9冠を目指したきっかけは。 「入学し
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三島市福祉応援大使の河合さん 11年目突入、意欲さらに 笑い提供、理解促進
福祉への理解を広める「三島市福祉応援大使」の本年度任命式が9日、市役所で行われ、豊岡武士市長が「お笑い福祉士めんぼーくん」として市内の小中学校や福祉施設で出前講座などを行う河合孝彦さん(59)に任命書を手渡した。 河合さんはパフォーマンスで笑いを提供しながら障害福祉の理解促進や啓発活動に取り組んでいる。この日は市障害者雇用相談員の委託も受けた。 河合さんは2014年度から「市障がい者応援大使」に任命され、17年度からは福祉応援大使を務める。通算で11年目となる任命を受け「肩書に箔(はく)が付き、地域貢献への自信を持ってやらせてもらえた。今までにないような福祉の形を示していきたい」と意欲を
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ふるさと納税赤字2億円解消へ 三島市若手チーム結成 返礼品アイデア探る
三島市の若手職員が、ふるさと納税の寄付によって生じる2億円近い赤字を食い止めようと庁内横断のプロジェクトチーム(PT)を立ち上げた。魅力的な寄付の使い道や新規返礼品の開拓に取り組み、若手ならではの斬新なアイデアで打開策を見いだそうとしている。 同市に対する2022年度のふるさと納税寄付額は約2億6千万円。返礼品の費用や事務経費を差し引くと半額の1億3千万円が税収増となる一方、22年に市外に流出した市民税控除額は約3億3千万円に上った。 同市は15年に他自治体に先駆けてふるさと納税サイトに掲載し、多くの寄付を集めた。だが、制度の浸透とともに年々増加する流出額に対し、流入額が追い付かない状態
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スキル生かしシニア社員「複業」 人材難の地元中小と連携 「経営者の伴走役に」 県東部に事業所 東芝テック
複数の仕事を兼ねる「複業人材」の積極活用に向け、国の実証事業が静岡県東部で本格化している。知識と経験を有する大企業のシニア社員と、人材難に悩む地元の中小企業が連携。バブル期に大量入社したシニア社員のキャリア形成を含め、双方の課題解決への枠組み構築を目指している。 「自分の強みを棚卸しできた」。三島と伊豆の国両市に事業所を構える東芝テック(東京)の社員遠山浩二さん(63)は、全5回のリスキリング(学び直し)スクールに臨み、自身を見つめ直す契機になったと明かす。 経済産業省関東経済産業局の実証事業「地域の人事部」事務局の三島信用金庫などが昨年12月からスクールを三島市などで開講。県東部に住む
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感染症対策拠点が本格始動 三島、旧県総合健康センター改修
三島市谷田の旧県総合健康センターを改修した「県健康福祉交流プラザ」が本年度オープンした。昨年4月に施設内に開設された「ふじのくに感染症管理センター」も本格始動し、7日に記念イベントが開かれた。 同プラザの1階部分は健康づくりや福祉の増進を図る施設として、県民が体育館やホール、トレーニングルームを利用できる。2、3階は感染症管理センターとして県感染症対策課の執務室やウイルス検査施設などを設置。県内の感染症情報を集約、データ化したり、感染症発生時に司令塔機能を担ったりする。 記念式典には、医療や福祉の関係者、県議らが出席。3月末に設備工事や備品搬入を終え、本格的な執務態勢が整った感染症対策
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映画「わたしのかあさん」 熱海の松木さん出演 三島で5月上映
熱海市在住の俳優松木路子さんが出演している映画「わたしのかあさん―天使の詩」が5月25日、三島市民文化会館で上演される。全国公演の一環で、県内では唯一の上演会場となる。 国内最高齢の女性映画監督、山田火砂子監督(92)が手がけた10作目の映画。知的障害のある母親を持つ娘が、周囲の支えを受けて成長していく様子を描いている。主演は母親役の寺島しのぶさん。成人後の娘役を常盤貴子さんが演じる。 松木さんは「泣いたり、笑ったりと心温まる映画。愛の深さと広さを感じ取ってもらいたい」と話す。 開演時間は午前10時半と午後2時。チケットは当日1800円など。問い合わせは松木さん<電0557(82)33
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美しいハーモニー響かせ 「ウェンディコーラス」三島で初単独発表会
静岡県東部の混声合唱団ウェンディコーラスの「ファーストコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、三島市民文化会館で開かれた。 3部構成で、著名な合唱曲、ミュージカルの劇中歌、春にまつわる歌を披露した。団員14人が美しいハーモニーを響かせた。 2015年に誕生した同合唱団は月3回の練習を重ね、各地の合唱祭に出演。今回初めて単独の発表会を開いた。
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戦後パリの風景画ずらり 長泉・ビュフェ美術館で特別展
ベルナール・ビュフェ美術館(長泉町)別館企画展示室で6日、フランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928~99年)が過ごした第2次世界大戦後のパリをテーマにした特別展「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」が始まった。11月24日まで。 ビュフェが若き画家として注目を集めた40~60年代のパリの文化を中心に取り上げた。ビュフェのほか、ユトリロ、ヴラマンクが描いたパリの風景画を展示。会場には当時の雰囲気を演出するジャズが流れ、同時期に活躍した文化人の写真や映画ポスター、雑誌など計52点が並ぶ。雨宮千嘉学芸員は「ビュフェが時代の寵児(ちょうじ)となった当時のパリのムードを感じて」と呼びかけた。
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⚾学童軟式野球、しずぎんカップ開幕 40チームが頂点競う
第10回しずぎんカップ・静岡県スポーツ少年団学童軟式野球大会(静岡県野球連盟、県スポーツ協会県スポーツ少年団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は6日、三島市などで開幕した。静岡県内30支部の代表や前年度優勝など40チームがトーナメントで頂点を争う。 同市の長伏公園グラウンドで行われた開会式には全チームの選手が集まった。三島ゴールデンイーグルスの中山森羅主将は指導者や保護者、仲間の大切さを強調し「野球ができることに感謝の気持ちを持って、正々堂々と戦います」と力強く宣誓した。 大会は同市周辺の8会場で6、7、13日の3日間開催する。
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伊豆箱根鉄道「ウチのエースお貸します」 外部社員出向を積極展開 行政と連携強化も
伊豆箱根鉄道が地元の行政関連機関の観光やまちづくりの部署に次々と「エース社員」を送り込んでいる。地域密着企業としての生き残りに向け、伍堂文康社長は「地元とのつながりが第一」と強調する。人事交流によって官民の連携を強化し、地域の活性化につなげようとしている。 同社はこれまで外部出向自体少なかったが、一昨年度に美しい伊豆創造センター、昨年度に伊豆市産業振興協議会への社員出向を始めた。本年度からは三島市にも行政実務研修員として送り込む。伍堂社長は社業の発展に向けて地域活性化は欠かせないとし「行政と目指すところは一緒」と話す。 同社は「地域に信頼され、なくてはならない会社になる」がモットー。実務
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静岡県人口、354万1951人 3月1日推計 21カ月連続で減少
静岡県がこのほど公表した3月1日現在の推計人口は354万1951人で前月に比べて2646人減少した。推計人口の減少は21カ月連続。社会動態は5カ月連続で増加している。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は265人増(転入9805人、転出9540人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2911人減(出生1463人、死亡4374人)だった。 市町別で人口が増加したのは吉田町の30人をはじめ、長泉町18人、菊川市6人など5市町。減少したのは30市町で、静岡市の540人、沼津市201人、浜松市171人、磐田市163人などだった。 社会動態が増加したのは
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危険業務従事者叙勲 元警察官ら 静岡県内86人
政府は6日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第42回危険業務従事者叙勲」の受章者3615人(うち女性21人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1759人(同7人)、瑞宝単光章が1856人(同14人)。発令は29日。 職種別では、警察官が1825人(同9人)で全体のほぼ半数を占めた。自衛官936人(同8人)、消防吏員625人、刑務官と入国警備官137人(同4人)、海上保安官90人、麻薬取締官と漁業取締職員がそれぞれ1人だった。 都道府県別では、埼玉県の276人が最多。北海道275人、千葉県217人、神奈川県212人、東京都171人の順だった。静岡県は86人
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大自在(4月5日)芹沢と大岡 魂の交差
静岡市本通の呉服商の次男として生まれた染色家芹沢銈介は40年前の4月5日、88歳で世を去った。今週火曜から市立芹沢銈介美術館で始まった企画展は、彼の「画家」としての素地を見つめる。草花のスケッチや板絵の数々からは「世界を写し取りたい」という根源的な欲望が伝わる。 同じ4月5日が命日の詩人大岡信(1931~2017年)は三島市出身。芹沢とは親子ほどの年齢の開きがあるが、ともに本県出身の世界的表現者として知られる。フランス政府から芸術文化勲章(オフィシエ)を授かっているのも共通点だ。 盛期の活動の場が離れていた2人の、希少な〝接点〟が芹沢美術館に残る。夭折[ようせつ]した歌人中村三郎の「降る
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熱海など静岡県東部で震度1 4日午前11時16分ごろ
4日午前11時16分ごろ、東京都を震源とする最大震度2の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約100キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・9と推定される。 静岡県内の主な震度は次の通り。 震度1=熱海市、伊豆の国市、沼津市、三島市、東伊豆町、小山町
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孫名乗る男らに200万円詐欺被害 三島の80代女性
三島市の80代女性が4日、孫やJR社員を名乗る男らに現金200万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、2日午前11時ごろ、男から女性宅に「財布が入ったバッグを落とした」「200万円必要になったから助けてほしい」などと電話があり、女性はその後訪れた孫の知人を装う男に現金を手渡したという。
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駿豆線 身近に感じて 沿線4市町の1年生に下敷き寄贈 伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道は4日、駿豆線沿線の三島、函南、伊豆の国、伊豆の4市町の小学校に本年度入学する約1500人に電車マナーが書かれた下敷きを寄贈した。伍堂文康社長が三島市役所を訪れ、駿豆線沿線地域活性化協議会長の豊岡武士市長に届けた。 下敷きには「ホームでは走らない」「踏切は止まって安全を確認して」などと記載。裏面には富士山を背景に走る電車の写真や路線図がデザインされている。 新1年生への寄贈は2016年から、鉄道を身近に感じてもらおうと毎年続けている。豊岡市長は「駿豆線や郷土愛の醸成に大きく寄与する」と感謝し、伍堂社長は「地域を誇りに思えるお手伝いになればいい」と期待した。
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複業人材の必要性語る 加和太建設トークイベント 三島
三島市の加和太建設などはこのほど、地方企業とプロ人材を複業でつなぐ経営人材特化型求職サイト「チイキズカン」を手がけるヤマガタデザイン(山形県鶴岡市)の山中大介社長を招いたトークイベントを三島市内で開いた。「静岡東部×新規事業」をテーマに、地方企業が複業人材を取り入れるべき理由を語った。 山中社長は、地方の共通課題として若年層の流出と経済縮小があるとの認識を示し、地域密着型の経営では100年企業にはなれないと強調。「ゆでガエルにならないためにも第2の創業が必要。100年生き残るには、地方を超えないといけない」と世界を見据えた変革の必要性を訴えた。 5割近い企業が従業員に副業を認
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専門知識習得へ「一意専心」 鈴木学園 5校入学式 静岡市清水区
学校法人鈴木学園(本部・三島市)は3日、運営する専門学校5校の合同入学式を静岡市清水区のマリナートで開いた。 製菓や医療、自動車整備などを学ぶ新入生537人が出席し、新たな学校生活のスタートを切った。鈴木啓之理事長は式辞で「成長の度合いは人とではなく、自分の中で比べることが重要。一生懸命努力して根を深く伸ばしてほしい」とエールを送った。 新入生を代表して、中央歯科衛生士調理製菓専門学校歯科衛生学科の神谷亜弥音さんがあいさつし、「社会の役に立つ身となるのは遠く険しい道だが、先生方や諸先輩方の教えに従い、専門知識を習得するため学業に一意専心していく」と誓った。
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防犯グッズを新児童に寄贈 三島署管内協会
三島署管内防犯協会は3日、犯罪に巻き込まれないための標語「いかのおすし」を記した文具1066セットを三島市と函南町の新入学児童に寄贈した。 両市町の教育委員会を通じ、児童に配布する。同署を訪れた三島市の小塚英幸、函南町の久保田浩子両教育長に文具を手渡した森正晴署長は「自分の身は自分で守るという意識付けに活用してほしい」と呼びかけた。
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地元の歴史 絵本で紹介 三嶋暦の会が改訂 全小中学校に配布
三島市の三嶋暦の会はこのほど、地元の歴史や名所旧跡などをイラストとともに紹介する絵本「マンガで描いた三島の歴史」を改訂した。これまで掲載していなかった絵やより詳細な解説を加えた。地元の歴史について理解を深めてもらおうと市内全21小中学校に2冊ずつ配布する。 山形克衛会長と、著者の一藤木秀光副会長が3日、市役所に冊子を届けた。絵本は一藤木副会長が2020年に市郷土資料館で開いた地元の歴史にまつわる原画をまとめ、冊子にしたのが始まり。今回は源頼朝が仮眠したと伝わる間眠(まどろみ)神社や市内に存在したとされる伊豆国の国府などを追加し、36項目を紹介している。子どもだけでなく大人でも楽しめるよう解
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公務員給与、3年連続で静岡県1位 静岡市は政令市4位
総務省がこのほど公表した2023年地方公務員給与実態調査の結果によると、国家公務員給与を100として地方の給与水準を示すラスパイレス指数(23年4月1日時点)で、静岡県は前年と同じ102・2となり、都道府県別で3年連続トップだった。政令指定都市では静岡市が101・5(前年比0・7減)で全国20政令市の中で4位、浜松市は前年と同じ100・1の11位で、ともに順位が下がった。 指数は基本給与のみの比較で諸手当が反映されていない。地域手当や時間外勤務手当など諸手当を加えた平均給与月額は、県が43万1409円で東京都に次ぐ全国2位。静岡市は42万8349円で政令市中14位、浜松市は41万4925円
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三島・遺伝研で桜見頃 6日に一般公開
約200種300本の桜が植えられている三島市谷田の国立遺伝学研究所で2日までに、ソメイヨシノや遺伝的に近い品種の桜が見頃を迎えた。6日の一般公開では、さまざまな花が楽しめそうだ。 研究所の桜は1950年ごろ、植物遺伝学者の竹中要博士が各地から収集したのが由来。施設の東側ではソメイヨシノの両親に当たるオオシマザクラの白い花とエドヒガンのピンク色の花が共演している。形質がソメイヨシノと差異のない伊豆吉野や濃いピンク色が特徴の陽光も満開に近い。研究所前の遺伝坂の桜も咲き誇り、桜のトンネルを演出している。 一般公開では研究所の取り組みを紹介するパネル展を開催し、DNAの模型を作るワークショップや
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「口腔ケア 備蓄品見直しを」 能登被災地派遣 歯科医師2人 三島市長に提案
能登半島地震を受けたJDAT(日本災害歯科支援チーム)の県チームとして石川県珠洲市に派遣された三島市の歯科医師2人が2日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、災害時の歯科口腔(こうくう)保健対策の課題を報告した。支援チームの受け入れ体制構築や、備蓄品の見直しを提案した。 現地で被災者の口腔ケアに当たった市歯科医師会の三宅秀樹会長と県歯科医師会の栗原由紀夫監事が、下水道復旧の遅れで水を吐き出せない状況での口腔ケアの難しさを伝え、被災直後でも使えるケア用品を確認する必要性を訴えた。 情報のやりとりや引き継ぎに課題があり、被災時の司令塔機能の重要性も強調。市医療救護対策本部に災害歯科コーディネーターを含め
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三島市長公用車 「動く蓄電池」に EV「災害時役立つ」 活用検討、導入啓発へ
三島市は市長公用車として使用する電気自動車(EV)を「動く蓄電池」として災害時に活用できる体制を県内で初めて整えた。同市梅名の中郷文化プラザでこのほど、地元住民に取り組みを紹介した。 2月にEVから電気を取り出す外部給電器を購入した。避難所での電力供給源として活用を検討する一方、市長公用車での取り組みを通じ、市民の防災意識の向上や動く蓄電池としてのEV導入に向けた啓発にもつなげたい考えだ。 昨年8月に買い替えた市長公用車はフル充電した場合、一般家庭の約5日分の電力を確保できるという。現在は市長公用車1台のみだが、豊岡武士市長は「多くの公用車が防災拠点や避難所に駆け付け、役立つ取り組みにしたい
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還暦野球「若い力で優勝を」 西日本大会へ意気込み 三島NSクラブ 市長訪問
三島市を中心とした60歳以上の選手で構成する野球チーム「三島NSクラブ」の長谷川忠義部長(79)らがこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ね、5月17日から大分県で開催される西日本還暦軟式野球大会での活躍を誓った。 昨年4~11月に開催された県のリーグ戦「全日本還暦軟式野球県大会」で11勝7敗の7位となり、出場権を獲得した。近年は還暦を迎えたばかりの選手が加入し、長谷川部長は「若い選手が入り、楽しみになっている。優勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。 豊岡市長は「出場するからには優勝を目指して頑張ってほしい」と期待した。
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さらに爽快 レモンビール 醸造所(伊豆の国)とラーメン店(三島) 今季も販売 全国的人気、増産態勢整え
伊豆の国市中のビール醸造所「反射炉ビヤ」と三島市大社町の「ラーメンやんぐ」が1日、コロナ禍の2020年から共同開発する「生搾りレモンビール」の今季の販売を始めた。昨季よりアルコール度数を1%下げ、レモンの香りを引き立たせて爽やかさをアップ。全国的に人気が高まる中、増産態勢も整えた。 今季は、より気軽に楽しめるよう度数を4・5%にし、レモンのフレッシュさや酸味が際立った。2000リットルを製造した昨年は全国から注文が寄せられ、想定より約2カ月早い5月上旬に完売。今年は2200リットルを製造し、追加製造する態勢も整えた。 レモンビールはコロナ禍で先行きが見えなかった時、やんぐの看板メニュー「生搾
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⚾センバツV健大高崎の副部長・赤堀氏 磐田東の監督に
第96回選抜高校野球大会で優勝した健大高崎(群馬)の赤堀佳敬副部長兼コーチが7日、磐田東の監督に就任することが1日までに分かった。 赤堀氏は三島市出身で、伊豆中央高―中京大で内野手としてプレー。磐田南でコーチを務め、17年には盛岡大付(岩手)に移り、副部長として甲子園出場を経験した。19年から健大高崎で主にスカウティングと打撃指導を担当。強力打線の基礎を築いた。
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三島の遺体は80代女性
三島署は1日、三島市川原ケ谷の五十路大橋高架下で30日に見つかった身元不明遺体について、同市の80代女性と特定した。同署が死亡した原因を調べている。
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三島・向山古墳隣接地 市に寄付 造園業・小林さん親子が申し出
三島市中の造園業「愛樹園」代表の小林光次さん(62)と前代表で父の孝さん(92)がこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ね、同市谷田の向山古墳群第16号墳南側隣接地1292平方メートルの寄付を申し出た。孝さんが富士山や古墳を展望できるよう整備した広場で、市に有効活用を要望した。 土地は愛樹園の不動産管理を担う会社が所有する。孝さんが年齢を重ね、維持管理の負担が増してきたため寄付を決めた。孝さんは2003、04年に16号墳の土地も寄付している。 孝さんは今回の寄付の受け入れを市から歓迎されて「バトンタッチを受けてくれ、こちらが感謝したい」と話した。光次さんは富士山や市街地を見下ろす展望に「昔の
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高架下に身元不明遺体 三島市
30日午前5時25分ごろ、三島市川原ケ谷の五十路大橋高架下で、女性の遺体を通行人が発見し、110番通報した。三島署によると、遺体は60~80代くらいで身長153センチ。中肉で白髪交じりの短髪。カーキ色のブルゾンと長ズボン、灰色のカジュアルシューズなどを着用し、心臓にペースメーカーを付けていた。同署が身元を調べている。
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新価値の創造へ 事業計画を承認 三島商議所議員総会
三島市の三島商工会議所はこのほど、通常議員総会を同会議所で開き、「時代の転換期に新価値の創造を!」を掲げた2024年度事業計画を承認した。 新規事業として、人脈拡大に向けた会員交流会の活発化や箱根西麓三島野菜を生かしたガストロノミーツーリズムによる誘客などを盛り込んだ。石渡浩二会頭は「ビジネスを変革させなければ企業の生き残りはあり得ない。企業と地域の応援団として、新価値の創造と向き合っていく」とあいさつした。 産業功労者顕彰式も行われ、山田信博さん(山田竹次郎商店代表)が表彰を受けた。
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eスポーツ腕自慢 市内外から参戦 関係人口増へ 三島市が開催
三島市はこのほど、eスポーツ競技大会を同市の三島商工会議所で開いた。関係人口の増加を目指し、昨年に続いて2度目。人気格闘ゲーム「ストリートファイター6」を題材に、市内外の腕自慢が熱戦を繰り広げた。 「高校生・大学生」「女性」「無差別」の3部門に計35人が出場。徳島や愛知、千葉、東京、神奈川からも参戦し、優勝者に与えられるプロ選手への挑戦権をかけて戦った。 ゲストはプロチーム「忍ism gaminng」の選手ら。優勝者とのエキシビションマッチでは、世界大会の優勝経験がある「ももち」や同市出身の「takera」が腕前を見せつけた。トークショーも行われ、「印象に残った試合は何か」「キャラクターはど
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社説(3月30日)東部3市の再開発 全域活性化へ連携図れ
静岡県東部の主要3市(富士、沼津、三島)の中心市街地で2024年度、複合ビルを建設する再開発事業が本格的に始動する。富士、三島は30年までに完了する予定。新たな貨物ターミナルと車両基地の整備に伴う鉄道高架化を進める沼津では、40年前後の完工を見通す。 東部・伊豆は少子高齢化と人口減、中心市街地の衰退など共通する課題を抱え、基幹産業である観光も先行き不透明だ。そうした中で、図らずも人口10万人を超す主要3市の中心市街地再開発が同時期に本格化する。3市はこれを好機ととらえ、観光振興や定住促進で連携して東部・伊豆全体の活性化に寄与する方策を考え、推進してほしい。 再開発をてこに地元の活性化を第
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投資詐欺で110万円 三島の女性が被害
三島市の50代女性が29日、金への投資名目で現金110万円をだまし取られたと三島署に届け出た。同署はSNS型の投資詐欺事件として調べている。 同署によると、女性は2月上旬、著名人をかたるSNSアカウントから金への投資を勧誘された。2月下旬から3月中旬までに4回にわたり、指定された口座に現金を振り込んだ。現金が引き出せないことを不審に思って同署に相談し、だまし取られたと気付いたという。
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静岡空港の利用促進、学生目線で提案 日大国際関係学部生
富士山静岡空港株式会社(牧之原市)と産学連携協定を結ぶ日本大国際関係学部の学生による活動報告会がこのほど、三島市の日本大三島駅北口校舎で開かれた。 観光施策を学ぶ宍戸学ゼミの学生10人が参加。本年度実施したアンケートやモニターツアーを通じた空港の利用促進策を同社幹部に提案した。県内在住の10代、20代に同空港を知るきっかけを尋ねたアンケートでは、インスタグラムで認知した人が10%未満と低かったと報告し、メディアやSNSでの露出を増やすよう提案した。若者は手軽に見られるショート動画を情報収集の手段として多用しているとし、TikTok(ティックトック)アカウントの開設も求めた。 学生たちは「
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盗撮常習犯逮捕に貢献 三島の阿部さん 小型カメラの仕掛け確認 沼津署が感謝状
沼津市の商業施設で20代女性のスカートの中を盗撮した男を追いかけて取り押さえ、逮捕に貢献したとして沼津署は27日、三島市の会社員阿部明尚さん(40)に署長感謝状を贈った。今回の逮捕で、男は数年間にわたり盗撮を繰り返していたことが発覚。阿部さんは「見て見ぬふりはできなかった」と振り返った。 阿部さんは15日午後1時45分ごろ、施設内の店舗で不自然に女性のスカートの中に片足を伸ばす男を目撃。その後、速足で店舗外に出た男を怪しいと感じ、気が付かれないよう追跡。男の靴に小型カメラが仕掛けられているのを確認した。男が逃げようとしたため、腕をつかんで押さえ、盗撮の事実を確認したところ男は認めたという。
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高校生の獲得へ 教諭と情報共有 三島で建設業界
三島市の三島商工会議所建設業部会はこのほど、建設業界で課題となっている人手不足を打開しようと県東部の高校教諭との懇談会を同会議所で初めて開催した。高校生の地元企業への就職を活性化する手がかりを探った。 市内の建設会社9社の役員らと県東部7校の進路担当者が参加。企業側は採用、高校側は就職の状況について情報を共有した。 教諭側からは高校生の就職希望として「先輩のいる企業に就職したい傾向が強い」「年間休日や給与を見ている」「三交代制は給与が高くても敬遠される」「就職の意思決定に保護者の意向が強くある」などと紹介した。 企業側は、週休2日制の定着や指導方法の変革などの取り組みを紹介。学校に出向
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新遊具に笑顔と歓声 三島・上岩崎公園 すべり初め式
三島市文教町の上岩崎公園で複合遊具の更新が28日完了し、すべり初め式が行われた。隣接するこども園「恵明キッズサクラビレッジ」に通う園児らが訪れ、新しくなった遊び場を満喫した。 本年度から実施する市の公園施設長寿命化計画に基づき、約20年が経過して老朽化した木製遊具を撤去して新しく設置した。総工費は約1700万円。設置された遊具は幅約10メートル、奥行き約7メートル、高さ約5メートルで市内の公園では最大といい、滑り台や登り棒などで遊べる仕様となっている。 すべり初め式では園児らがお祝いのお遊戯を披露した。テープカットに参加した豊岡武士市長は「遊び回って楽しい思い出をつくり、ますます元気にな
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木工ワークショップやステージも 30日、三島で桜まつり
三島市文教町の上岩崎公園で30日、桜まつり(コミュニティスペース・ジモット主催)が開かれる。 地域住民の交流の場として開催する恒例イベント。親子で楽しめる木工品やアクセサリーのワークショップ、手芸品や地場野菜の販売などが行われる。みしまコロッケや団子、パンやコーヒーといったキッチンカーも含め約60店舗が出店する。公園内にはステージが設置され、市民による歌や演奏を繰り広げる。 入場無料。時間は午前10時から午後3時まで。
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三島田町駅に副駅名 「電気を届け 暮らしをサポートする 東配工」 伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道は27日、本県などで電柱や電線などの工事を手がける東配工(東京都)と駿豆線三島田町駅(三島市)の副駅名権スポンサー契約を結び、駅名標の除幕式を行った。副駅名は「電気を届け 暮らしをサポートする 東配工」となった。 駅名標には副駅名と同社のロゴが掲載される。同社は同市三ツ谷新田に営業所を構える。松丸晃社長は、本社がJR田町駅の最寄りにあることに触れ、「特別な縁を感じた。伊豆箱根鉄道と連携してインフラ維持の一翼を担い、地域の発展に努めたい」とあいさつした。 契約は2年間で、費用は年間55万円。副駅名権のスポンサー契約は11駅目となった。
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子ども会活動体験記 入賞した小学生5人報告 三島
静岡県子ども会連合会主催の体験記コンクールで最高賞の静岡県知事賞などを受賞した三島市の小学生がこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ね、喜びを報告した。 訪問したのは「子ども会活動」で県知事賞に輝いた大沼大煌君(徳倉小6)、県子ども会連合会長賞を受賞した中山智景さん(北小2)と粂田明璃さん(同5)、「チャレンジ冒険遊び事業」で県知事賞の津島有希さん(同1)、県子ども会連合会長賞の山崎心さん(同2)の5人。大沼君は活動を通じて地域住民から声をかけられるようになった喜びなどを込めた「子ども会で得たもの」、津島さんはイルカとの触れ合いでの思い出を書いた「やさしかったイルカ」と題した受賞作品をそれぞれ
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源兵衛川デザインの婚姻届 三島市、1日から配布 保管用紙付き
三島市は4月1日から、市街地を流れる源兵衛川をデザインしたオリジナル婚姻届の配布を市民課で始める。結婚の記念として保存したり、SNSで発信したりするカップルが増えている背景を踏まえ、記念保管用紙と一体となったSNS映えを意識したデザインの冊子タイプに仕立てた。 冊子の表紙は緑と川のせせらぎを写した源兵衛川の清流を掲載。婚姻届には仲むつまじく飛び石を渡る新郎新婦のイラストをあしらった。記載時に転写できる保管用紙には、記念写真を飾るスペースもある。 担当した市民課職員の井口碧さん(27)は昨年1月に結婚した際、どんな婚姻届で提出するか悩んだといい「記念として婚姻届を残したいという人は多い。農
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三島市役所整備地選定 市民の総意捉え結論を【記者コラム 湧水】
築60年経過して老朽化が進む三島市役所の新庁舎整備建設地を巡る議論が今夏、大詰めを迎える。候補地は現在地の北田町か南二日町広場のどちらか。市は1万人規模の市民アンケートを5月に実施し、8月に結論を下す方針だ。まずは市民の総意がどちらにあるか注目している。 市は昨年11月に候補地を選定する予定だった。しかし、市議会や市民の意見が多様として絞り込みは拙速と判断し、決定を先送りした。アンケート結果を尊重しながら「拮抗(きっこう)した場合は総合的な観点で判断する」としている。 新庁舎を建設する上で重要な論点は①コスト②防災③まちづくりの影響―だろう。 コストは、現在地が庁舎の高層化や立体駐車場
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【静岡県内公示地価・東部】沼津 住宅地売買価格横ばい/熱海 商業地伸び率県内最高
沼津市 住宅地は1・1%下がった。総じて需要が乏しい一方、土地造成費用などが高騰し、売買価格は横ばいで推移している。交通や生活利便性の高い沼津駅周辺は富裕層や高収入世帯の購入意欲が強い。供給は限られ、従来より2割以上高い売買事例もある。市東部は長泉町や三島市の代替地として一定の需要が続く。大岡は10万~12万円で取引される。西部や南部は値頃感から買いが入る。 商業地も1・1%下落した。沼津駅周辺は人通りの少なさが敬遠され店舗用地としての需要は低調だが、賃貸を含む住居用地として求める動きがある。 三島市 市全体で0・2%の上昇。三島駅南口再開発への期待感から駅周辺の住宅地の引き合いは依然
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樹齢100年のしだれ桜開花 ライトアップで幻想的に 三島・佐野美術館
三島市中田町の佐野美術館の回遊式庭園で、樹齢約100年のしだれ桜が咲き始めた。25日からライトアップの演出が始まり、幻想的な光景を演出している。 庭園に隣接する食事処「松韻」によると、25日時点で三分咲き。月末にかけて見頃を迎えそうという。淡いピンク色の花が、国登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」や灯籠などと相まり、美しい景観を演出している。 庭園は無料開放されている。店内からはしだれ桜を眺めながら食事も楽しめ、写真撮影する愛好家も例年多く訪れる。
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三嶋大社で大正~昭和初期のガラス乾板写真発見 286枚デジタル化、6月公開 北伊豆地震の様子も
三島市の三嶋大社で大正時代末期から昭和10(1935)年ごろに撮影されたと推測されるガラス乾板写真が見つかった。当時の神事のほか、関東大震災や北伊豆地震の被害状況や復興の様子も垣間見える。宝物館に収蔵する未公開写真を含む286枚をデジタルアーカイブ化し、6月の画像公開に向けて分析を進めている。 ガラス乾板は本殿の改修に向けた作業を進めていた神職が昨年3月、神庫で183枚発見した。2016年に市内の写真館から寄贈された未公開写真103枚と合わせ、現在は日本カメラ博物館の協力を受けて解析と修復を進めている。 震災に関連する写真が約4分の1を占め、1923年の関東大震災や30年の北伊豆地震で壊
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水環境文化賞を報告 GW三島、知事訪問
水環境の保全・創造に関する社会文化活動が顕著な団体・個人に贈られる「水環境文化賞」(日本水環境学会主催)を県内で初めて受賞した三島市のNPO法人グラウンドワーク三島の代表者がこのほど、県庁を訪れ、川勝平太知事に報告した。 同NPOは、源兵衛川の環境モニタリング調査と美化・再生活動のほか、放置竹林に覆われていた松毛川周辺の環境改善活動などを継続。環境出前講座や水辺自然観察会の開催を通じ、次世代の人材育成にも尽力している。 能登半島地震で被災した子どもや家族を招くツアーの実施計画も報告。渡辺豊博専務理事は「地域資源を磨き上げれば心まで癒やすことができる」と話した。
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小学生から高校生 磨いた演技披露 三島・長泉子どもミュージカル
静岡県東部の小学生から高校生までが所属する児童劇団「三島・長泉子どもミュージカル」は23日、第8回公演「桃太郎!」(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市民文化会館で開いた。 今回のテーマは「自分と異なる価値観を受け入れ、共に生きていく」。歌人の東直子さんが手がけたおとぎ話の桃太郎をオマージュしたオリジナル作品で、劇団員約40人が1年をかけて稽古してきた成果を披露した。昼組と夕組で配役を変えて演じ、情感あふれる演技と息の合った歌声で観客を魅了した。 同劇団は全国26カ所でミュージカル活動を展開する「大きな夢」の支部。週1回、歌や演技、ダンスのレッスンを同市などで行っている。
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スルガ銀行職員 悪徳商法被害防ぐ 三島署が感謝状
三島署はこのほど、悪質な訪問販売による被害を防いだとしてスルガ銀行三島支店(岩崎健司支店長)と職員の福室久仁子さんに署長感謝状を贈った。 同署によると、福室さんは2月22日、来店した三島市の80代女性から布団の代金66万円を支払うために預金を引き出したいと依頼され、悪徳商法を疑って同署に通報した。駆け付けた署員が駐車場で待機していた販売員と接触し、女性はクーリングオフ制度を適用して契約を解除したという。
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能登地震被災の親子ら 静岡県東部に2泊3日ツアー招待 GW三島
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島が23日、能登半島地震で被災した小中学生と家族を静岡県に招待した。心のケアを目的とした2泊3日のツアー。復興に向けた力を蓄えてもらおうと、富士山周辺の豊かな自然や温泉、食事でもてなしている。 石川県珠洲市と能登町から43人が参加した。被災地では水道の復旧が進まず、風呂も自由に入れない状況が続く。滞在先は伊豆の国市の温泉宿で、避難生活を忘れてゆっくり温泉に漬かり、はしゃいでも問題ない環境を用意した。 24日は三島市の源兵衛川を訪問。水を掛け合うなどして遊ぶ子どもたちのにぎやかな声が周辺に響いた。珠洲市の理容師瓶子明人さん(41)は「汚れた川を復
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三島食文化の盛り上げに貢献 料理人ら3人、市長に受賞報告
地域の食文化推進などへの貢献がたたえられて表彰を受けた三島市の料理人ら3人がこのほど、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、喜びを報告した。 報告に訪れたのは、県の「ふじのくに『食の都』づくり表彰」で、ふじのくにマエストロシェフの称号を与えられたフランス料理店「おんふらんす」のオーナーシェフ田中季次さん、ふじのくに食の都づくり貢献賞を受賞したみしまコロッケの会の渡辺靖乃会長、県の「家康のてんぷらコンテスト」で準グランプリに輝いたイタリア料理店「ロザート」のオーナーシェフ笹俣江梨子さん。田中さんは「若い人に食を通じて地域や食材の魅力を伝える活動を続け、食で地域を盛り上げたい」と話した。 豊岡市長
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いろんなスポーツ挑戦だ! 三島市少年団が合同体験会
三島市スポーツ少年団は24日、合同スポーツ体験会を市立北中で開いた。少子化による団員減少を受け、競技の枠を超えて市内のスポーツを盛り上げようと初めて企画。年長児から小学2年生まで約130人が参加し、自分が楽しめるスポーツを探した。 グラウンドや体育館、格技場に野球やサッカー、バレーボールなど7競技の体験ブースを設置。少年団の指導者や団員が指導役として携わり、参加者に各競技の魅力を伝えた。参加者は各ブースを自由に巡って体験。野球体験では、ボールを投げて的に当てたり、ボールを打ったりした。市内のスポーツ少年団は7競技31団体。2023年度は約600人が登録している。
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ソフトテニス全国優勝へ意欲 矢田さん(長伏小6年)三島市長訪問
三島市立長伏小6年の矢田恵愛[けいと]さん(韮山ジュニアテニスクラブ)がこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ね、千葉県で29~31日に開催される全国小学生ソフトテニス大会への意気込みを語った。 矢田さんは1月の県予選6年女子シングルスで準優勝し、出場権を獲得した。本年度2度目の全国大会で優勝を目指し「コーチに教わったことを出したい。自分のプレーで相手を崩して勝ちたい」と意欲を示した。 豊岡市長は「全国での活躍を楽しみにしている。優勝の報告を待っている」と期待した。
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ごみ処理の広域化に温度差 静岡県東部5市町協議 10月に方向性
静岡県のマスタープランで示された東部5市町(三島、裾野、熱海、長泉、函南)で、ごみ焼却施設の広域化に向けた議論が進められている。2024年度から5市町による実現可能性調査を始め、10月末をめどに一定の方向性が示される見通しだ。ただ、各市町で実情は異なり、温度差も浮かび上がっている。 5市町は23年度から検討を進めてきた。水面下では広域化した場合の新しい処理施設の建設候補地も挙がっているが、裾野市と長泉町は5市町の枠組みによる協議と並行して、それぞれ独自の事業戦略を検討する方針を明らかにしている。 広域化の方針がまとまった場合も候補地や事業方式の選定、負担割合、住民理解など解決すべき課題は
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三島市に1億円寄付 武末さん「友達つくる遊具を」 長伏公園再整備資金
会社経営の武末康晴さん(81)=三島市加茂=が22日、昨夏で同市営プールの営業が終了した長伏公園の再整備に伴う大型遊具設置資金として、現金1億円を市に寄付した。市役所に豊岡武士市長を訪ね「子どもたちには健やかに育ってほしい。寄付を通し三島に恩返ししたい」と語った。 武末さんは29歳で独立し、三島に移住。さまざまな事業を立ち上げて財をなし、寄付を検討していたところ再整備の動きを聞いて寄付を決めた。 アメリカ大陸を徒歩で横断した経験もある武末さんは、子どもに対し「本を読もう」「友達をつくろう」「旅をしよう」の3点を常に呼びかけているという。「遊んでけんかすることもあるが、それで社会性が身につ
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地域守ったえん堤、お守りに 工事関係者ら伊豆・天城小に贈る 60年の役目終え再利用
約60年間土石流などから伊豆市民を守ってきた猫越(ねっこ)第2砂防えん堤(同市湯ケ島)。取り壊しに伴い発生したコンクリートを利用し、国土交通省沼津河川国道事務所と工事を行った小野建設(三島市)の関係者が子どもたちのお守りを作った。このほど、伊豆市の天城小に贈呈した。 えん堤は高さ10メートル、長さ91メートルで、1965年に完成した。元々はコンクリートでできた不透過型で、大雨時は流れてきた土砂をためて川の水を流すことによって、土石流にならないように維持し下流域の安全を確保してきた。2020年から行っていた工事が今月終わり、土石流や流木の捕捉に効果を発揮するとされる格子状の鋼管の透過型になっ
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静岡県東部でサギ電話多発 三島16件 県警が警報発令
静岡県警は22日、サギ電話が多発しているとして、東部ブロック(伊豆中央、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮署管内)に多発警報を発令した。県警生活安全企画課によると、警報は昨年夏の発令以来。25日までの期間中、各署員らがATM付近での警戒や注意啓発活動を強化する。 同課によると、21日午前10時~午後4時半ごろ、通信事業者などをかたり、自動音声で「あなたの携帯電話が今日で使えなくなる」と電話してくる手口が多発した。市町別では三島が16件と最多で、沼津7件、清水3件、伊豆の国と伊豆で各1件。三島市では同報無線を使って周知すると、相談が署に相次いだという。 ここ数日間、中、西部の各地でも自
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パリ五輪へ 三島から選手後押し 自転車競技観戦イベント
三島市を拠点に活動する自転車競技の「チームブリヂストンサイクリング」の選手らが出場するトラック種目の国際レース「ネーションズカップ」(香港)の観戦イベント(JKA主催)がこのほど、同市のホテルで開かれた。約200人がパリ五輪出場を目指して戦う選手らに声援を送った。 男子マディソンには同チームに所属する窪木一茂、橋本英也組と今村駿介、児島直樹組が出場した。来場者はバルーンを打ち鳴らし、選手を後押しした。五輪出場経験のある窪木、橋本組が終盤に大量点を獲得すると、会場の熱気は最高潮に。3位入賞を果たした2人に大きな拍手を送った。 五輪に3大会連続出場した飯島誠さんと元日本代表の深谷知広さんがゲ
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婚姻・妊娠届提出で葉酸サプリ配布 三島市、4月1日から
三島市は4月1日から、妊娠前後に十分な量の摂取が推奨される葉酸のサプリメントを婚姻届や妊娠届を提出した人に無料配布する。包括連携協定を結ぶ大塚製薬と実施し、県内では初めてという。 同市に住民票がある希望者が対象。婚姻届提出者には150日分、妊娠届提出者には75日分を市立保健センターで配布する。 葉酸は妊娠前から十分な量を摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減できることが明らかになっている。
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帯状疱疹ワクチン 5月から接種助成 三島市
三島市は22日、帯状疱疹(ほうしん)ワクチン接種を希望する50歳以上の市民を対象にワクチン費用の一部を助成すると発表した。 5月1日以降の接種が対象。助成額は1回接種の生ワクチンが4千円、2回接種の不活性化ワクチンが各1万円。事前申請が必要で、市内の指定医療機関55会場で接種できる。受け付けは4月8日から開始し、市保健センター窓口か電子申請で申し込む。
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レスリング 日本一報告 小林さん(三島・錦田中1) 市長を訪問
三島市立錦田中1年の小林叶実さんが、東京都で2~3日に開かれたU13ジャパンオープントーナメントレスリング選手権大会女子54キロ級で優勝した。19日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、喜びを伝えた。 小林さんは沼津レスリングクラブに所属し、小学6年で出場した全日本女子オープンレスリング選手権に続く2度目の日本一。決勝はテクニカルフォール勝ちで圧倒し、「年下と同級生には負けたくないという思いで戦った。今回の反省点と良かった点を次の全国大会に生かしたい」と次を見据えた。 市が国際的な選手育成に向けて開催する「みしまジュニアスポーツアカデミー」の9期生として現在受講中。豊岡市長は「これからも素晴らし
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陸上練習乗り切る「すその頂飯」第2弾 がっつり男子用 新メニュー完成 市内宿泊施設や飲食店で提供
スポーツ合宿の誘致などに取り組む裾野市スポーツツーリズム推進協議会は、陸上長距離の男子大学生選手に適した食事メニュー「すその頂飯(いただきめし)」を開発した。1日3食の1週間分で計21種類。厳しい練習を乗り切るため、「飽きずにおいしく食べることができる」という。市内の宿泊施設や飲食店などで提供する。 陸上の女子選手向けに続く第2弾。男子選手用に量とエネルギー、栄養素を増やし、体重を調整しながら陸上競技に大切なカルシウムや鉄分、筋肉をつくるタンパク質をしっかり摂取できるように工夫した。 3食とも野菜をふんだんに取り入れ、イチゴやキヌア、とろろといった地元産食材も使用した。昼食は「アサリ入り
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スポーツ推進に貢献 三島市、功労者を表彰
三島市はこのほど、市のスポーツ推進に貢献した人を顕彰するスポーツ功労者表彰式を市役所で行った。受賞者13人中7人が出席し、豊岡武士市長が賞状を贈った。 長年にわたって地域住民の健康増進や体力向上、選手の育成・指導に携わった生涯スポーツ功労者は2人が対象。国内外の大会で優秀な成績を収めた優秀スポーツ選手は11人を表彰した。 被表彰者は次の通り。 生涯スポーツ功労者 松浪俊治(東小学校区体育振興会)高原法宏(沢地小学校区体育振興会)▽優秀スポーツ選手 広川すみれ(ダブルダッチ、Mrs.ダブルダッチ)石塚ゆりの(チアリーディング、青山学院大)斉藤啓太(極真空手、極真会館大石道場)佐々布勝(同
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クラフトビールを地域資源に モルトかす再利用「循環共生圏」目指す 10醸造所と沼津・三島市が連携
静岡県内10醸造所でつくる静岡クラフトビール協同組合(沼津市)と、醸造所の多い沼津、三島の両市が19日、官民連携の組織を発足させた。醸造時に発生するモルト(麦芽)かすの飼料としての再利用などを進め、循環型社会の構築を目指す。 新組織は「東駿河湾クラフトビール地域循環共生圏推進協議会」。同日、沼津市内で発足総会を開き、頼重秀一市長が会長に就いた。補助金が活用できる県の「ふじのくにフロンティア地域循環共生圏」の認定を目指す。 本県は34のクラフトビール醸造所があり、豊富な水を擁する沼津、三島両市には8カ所が集中する。各社共通の課題の一つがモルトかすの処理で、大半が産業廃棄物として処分される。
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三島市人事 女性の部課長級2割 役職定年で組織新陳代謝
三島市は19日、4月1日付の人事異動を内示した。機構改革による異動を含めた対象者は358人で、前年より77人多い。女性の登用を進め、部課長級の女性割合は20%(前年度16・7%)に達した。健康推進部をこども・健幸まちづくり部に名称変更し、社会福祉部から子育て関連部署を移管。公務員の定年延長に伴う役職定年により、組織の新陳代謝を確保した。 【部長級】こども・健幸まちづくり部長(健康推進部長兼健康づくり政策監)佐野文示▽社会福祉部長兼福祉事務所長(産業文化部長)西川達也▽企画戦略部参事兼三島市デジタル戦略統括監(企画戦略部参事兼デジタル戦略課長)岩崎俊彦▽産業文化部長(社会福祉部長兼福祉事務所
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知事言動で新たな火種 混乱続き23年度静岡県議会終了 自民との溝 一層深く
川勝平太知事の言動を巡って混乱が続いた2023年度の県議会が終了した。18日閉会した2月定例会は予算案の可決にこぎ着けたが、知事の危機管理姿勢が物議を醸し、「磐田は浜松より文化が高かった」との発言が新たな火種となった。最大会派自民改革会議と知事の溝は深まるばかりで、次期知事選を見据えて議会のさらなる緊迫化は避けられない情勢だ。 ■強硬論 「反省どころかエスカレートしている。一刻も早く混乱から脱却して新しい静岡県をつくりたい」。2月定例会閉会後、記者団の取材に応じた自民会派の増田享大代表は語気を強めた。閉会日直前の知事の「文化発言」には「特定の地域を侮蔑するひどい発言。県民の思いを受けて
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災害備え、足元の水源「大切」 被災者招待ツアー計画 GW三島が現地の状況報告 能登半島地震
能登半島地震で被災した子どもや家族を招くツアーを計画するNPO法人グラウンドワーク三島(三島市)が16日、事前調整のために訪れた被災地の状況を伝える報告会を市民文化会館で開いた。関係者が大規模地震発生を想定した日頃の備えの重要性を伝えた。 4日に石川県珠洲市を訪ねた渡辺豊博専務理事は、現地で配備されていた揚水ポンプや自家発電機について住民が使い方を知らず稼働できなかったといい、井戸や湧水も生かせなかったと説明した。三島市に残る水源の存在を把握して活用できるよう準備する重要性を訴え「足元にある大事な物を大切にしないといけない」と話した。 同行した市福祉応援大使の河合孝彦さんは、高齢者や子ど
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佐々木さん(日大三島)5位 三島で全国高校将棋女子選抜大会
第28回全国高校将棋女子選抜大会(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、三島市の日大三島高で開かれた。福岡女学院(福岡)1年の上田茜さんが優勝し、静岡県勢は日大三島2年の佐々木香歩さんが5位に入った。 東京や大阪、青森など全国から31人が出場し、トーナメントで熱戦を繰り広げた。 同時開催された全国高校将棋女子記念兼加藤康次杯には29人が出場し、倉敷青陵(岡山)2年の長森朱音さんが頂点に立った。
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新幹線訓練装置を公開 三島で「さわやかウオーキング」、4000人が春の散策楽しむ
累計参加者600万人達成を記念したJR東海の「さわやかウオーキング」が17日、三島市内で行われた。普段は立ち入れない同社総合研修センターを特別開放し、約4千人が春の三島のまち巡りを楽しんだ。 鉄道のプロを育成する同センターでは、新幹線訓練装置を公開。車掌の接客や緊急時対応、非常時の連結方法を学ぶ現場を参加者が見学した。架線から電気を車両に送る仕組みなどの説明にも聞き入った。新幹線の台車を見たり、災害時に線路の安全を確認する「アルミカート」に乗ったりする体験もあり、多くの参加者でにぎわった。 ウオーキングは三嶋大社や白滝公園、三島梅花藻の里など市内の名所を巡る約7・5キロのコース。ゴール
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静岡県ワサビ、海外に照準 需要増、商機つかめ! 製品開発や現地生産へ
海外の和食人気や訪日客の増加を背景に、欧米やアジア圏でワサビの需要が伸びている。産出額日本一の静岡県でも、ワサビ加工品などを手がける事業者が商機をつかもうと、海外向けの製品開発を進める。国内市場は高齢化や人口減少で先細りが懸念される中、現地でのワサビ栽培を含めた海外戦略を打ち出し、静岡県特産品の振興を目指す。 カメヤ食品(清水町)は、欧米や中国を中心に製品を輸出する。レシピを工夫して賞味期限を延ばしたチューブ入りワサビや、EU(欧州連合)基準のHACCP(ハサップ)認証を得た工場で生産される原料を使ったふりかけなどを開発、販売している。 健康意識の高まりや円安を背景に一昨年ごろから注文
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地域課題解決へ11分野で連携協定 三島市と明治安田生命
三島市と明治安田生命保険はこのほど、地方創生に関する包括連携協定を市役所で締結した。2020年に健康づくりに関する協定を結んだ両者が、地域課題の解決に向けて連携を強化する。 健康増進のほか、高齢者福祉や地域のデジタル化、環境保全など11分野に関して協定を交わし、連携事業を模索する。第1弾として、4月から同社の営業担当者が健康増進や子育て、介護・認知症に関する市のサービス情報を案内する取り組みを始める。 同社沼津支社の松尾洋支社長と協定書を交わした豊岡武士市長は「市の取り組みに無関心な世代との橋渡しをしてもらえると幸い。市民のウェルビーイングの向上につながるよう引き続き協力をお願いしたい」
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予算決算委員会 設置へ 監視機能を強化 三島市議会
三島市議会2月定例会は15日、最終本会議を開いた。議会の監視機能強化を目指し、全議員で構成する予算決算委員会を常任委員会として新たに設置する方針が議会運営委員会の委員長報告で示され、承認した。決算審議で出た意見や要望を議会の総意として市当局に伝える体制を整える。 予算決算委員会の下には、現行の常任委員会と同じ構成の総務、福祉教育、経済建設の3分科会を設置し、詳細な質疑を行う環境は維持する。各分科会の意見として取りまとめた上で委員長報告する形に変更し、本会議終了後に議長が新年度予算編成への要望として市長に提出する。常任委員会へ当初予算案や決算議案を分割付託している問題も解消する。 常任委員
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三島市「谷田幸原線」の徳倉工区 26日暫定供用開始
三島市は15日、整備を進めていた都市計画道路「谷田幸原線」の壱町田と徳倉2丁目を結ぶ徳倉工区約400メートルの暫定供用を26日午前10時に開始すると発表した。 市道徳倉文教線から市道幸原富士ビレッジ線までの区間で、4車線のうち西側2車線の整備が完了した。東側部分の整備は今後進める。北側の終点で連絡する幸原富士ビレッジ線は幅員が狭く、大型車両の通り抜けはできない。 同工区は2010年度に事業が始まり、総事業費は26億8300万円。壱町田から徳倉2丁目へのアクセスが向上するほか、市街地を通過する車両の減少による交通安全性の改善が期待される。
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地域課題 デザイナーと“見える化” 三島でワークショップ
三島市は14日、電機メーカーなどでつくる業界団体「電子情報技術産業協会(JEITA)」のデザイン部会と連携し、地域課題の解決に向けたワークショップ(WS)を市役所で行った。市職員が大手企業に所属するデザイナーとともに市が抱える地域課題を洗い出した。 社会課題の解決にデザイン思考の活用を模索する同部会からの提案で初めて実施した。デザイナーの豊かな発想を取り入れて地域課題の見える化を図り、まちづくりにつながるアイデアの創出を目指す。 初回の今回は、夏までに開催する市民との共創WSの進め方を検討した。子育てしやすいまちづくりや移住定住の促進など10テーマの中から、市民と共に課題解決を目指すアイデア
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花壇植え替え 園児お手伝い 三島郵便局
東海郵政退職者共助会伊豆支部三島地区の会員が13日、三島市の三島郵便局で、花壇の整備作業に取り組んだ。市立南幼稚園の園児の協力も受け、色とりどりの花に植え替えた。 植え替えは、同地区の会員による奉仕活動の一環で春と秋に行い、今年で11年目。園児に花の育て方を学んでほしいと協力を呼びかけて行った。 有志の園児約30人が保護者とともに参加し、ペチュニアやナデシコなど4種類の花220株を植えた。色鮮やかな花で装いを新たにした。 同地区責任者の菊池博さんは「利用者が気持ち良く来られるような親しみのある郵便局になってほしい」と話した。
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伊豆箱根鉄道駿豆線 営業路線に「超電導」送電 世界初の運用検証
公益財団法人鉄道総合技術研究所(東京都)と伊豆箱根鉄道(三島市)は13日、同鉄道駿豆線で世界初となる「超電導き電システム」の営業線運用検証を開始した、と発表した。電車に電気を送る際の電力損失の発生や電圧降下などの課題を解決し、省エネルギー化や変電所の集約につながることが期待されるという。 同システムは、一定温度以下で電気抵抗がゼロになる超電導現象を利用した超電導線送電により、電車走行に必要な電力をき電線に供給する。同研究所が2007年から開発に取り組んできた。実用化に向けては、営業列車負荷への適用性など実運用における課題の抽出、解決が必要という。 運用検証は、大仁駅構内に長さ102メート
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三島旅行客のニーズ探る 市観光協、タクシー運転手と勉強会
三島市観光協会は12日、観光タクシーおもてなし勉強会を同市南二日町の富士急静岡タクシーで開いた。静岡県タクシー協会沼津・三島支部に加盟するタクシー会社の運転手ら約20人が参加し、同市を訪れる観光客のニーズを探った。 観光客と接する運転手からの聞き取りや観光情報の共有を通じ、観光振興につなげようと開催。参加した運転手は「ドラマのロケ地となった三島北高に行きたいという人がいる」「三島の土産や名物は何があるか聞かれることが多い」などと報告した。協会の担当者は、三島駅前の観光案内所に訪れる外国人旅行客が増えている状況などを伝えた。 観光施設や食事どころなどが一目で分かるサイトへ誘導するQRコード
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災害廃棄物ってどう捨てる? 三島市がハンドブック作成 全戸配布で適正処理啓発
三島市はこのほど、大規模災害時の早期復旧・復興に欠かせない災害廃棄物の適正処理を啓発するハンドブックを作成した。災害廃棄物の出し方や仮置き場での分別の重要性を強調した。広報みしま3月15日号とともに全戸配布する。 災害廃棄物は、壊れたり水に漬かったりした家具や家電、壊れた住宅の木くずやコンクリートなど。災害時は大量に発生するため処理が追い付かなくなり、迅速な処理が円滑な復興につながる。 ハンドブックには一時的に保管・選別する仮置き場の役割や処理の流れ、ごみの出し方の注意点を掲載した。特に災害廃棄物が道路に放置された場合、緊急車両の通行の妨げになる点を強調。分別しないまま仮置き場に持ち込む
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“ダンゴムシ”で身を守れ 三島で一斉安全行動訓練【東日本大震災13年】
三島市は東日本大震災から13年となった11日、市内全域で一斉に安全行動を実践するシェイクアウト訓練を行った。市内約160団体約1万7千人が参加し、大規模地震発生時に身を守る手段を確認した。 午前10時に市内の同報無線などから訓練を告げる放送が流れた。市立南幼稚園では合図とともに、園児42人が机の下に素早く避難。机の脚を握り、体を丸めて身を隠した。揺れが収まったことが確認されると、防災頭巾をかぶって園庭に避難した。年長の鈴木秀典ちゃん(6)は「地震から命を守るために、ダンゴムシのポーズを取ることができた」と話した。 シェイクアウト訓練は地震発生時、約1分間「まず低く、頭を守り、動かない」と
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三島市新庁舎整備地選定 民意尊重も「総合的に判断」
三島市は11日の市議会2月定例会一般質問で、市役所新庁舎整備候補地の選定を巡り、市民1万人を対象に行うアンケートについて「結果は尊重するが、拮抗(きっこう)した場合は(候補地は)総合的な観点で判断する」との方針を示した。村田耕一氏(公明)への答弁。 新庁舎の整備候補地は、現在地の北田町と南二日町広場の2カ所。市は昨年11月中に整備地決定を予定していたが、市議会や市民の意見が多様だったとし判断を見送った。市は8月をめどに整備地を決定する方針を示している。アンケートは5月に実施し、結果を6月に市議会へ示すという。 工期については、庁舎機能を維持しながら建て替える現在地と、更地に建設する南二日
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歌で子育て応援 17日、伊豆市で田中さんコンサート
伊豆市の修善寺図書館は17日午後2時から、三島市在住のシンガー・ソングライター田中みどりさんが出演する子育て応援コンサートを、伊豆市小立野の修善寺生きいきプラザで開く。子育て世帯などを対象に参加希望者を募集している。定員70人。申し込み、問い合わせは同図書館<電0558(72)9868>へ。
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三島のアパート2階から出火
10日午前10時20分ごろ、三島市若松町の2階建てアパート「ShaMaisonシェル」の2階居室から出火し、キッチン周りを焼いた。三島署によると、部屋の住人は出火当時、不在だった。同署などが出火原因を調べている。
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一緒に音楽楽しみ、互いを理解 三島・錦田こども園で田中さんコンサート
三島市の錦田こども園でこのほど、同市を拠点に活動するシンガー・ソングライター田中みどりさんを招いたコンサートが開かれた。園内の幼稚園、保育園、児童発達支援事業所「にこパル」に通う子ども約100人が一緒に音楽を楽しんだ。 田中さんは「にじのむこうに」「さんぽ」「はるがきた」など子どもに親しみある演奏や歌を披露。田中さんが作った「わくわく!にこパル!」も一緒に歌った。市マスコットキャラクターの「みしまるくん」も駆けつけ、子どもたちは大盛り上がり。体を揺らしたり手拍子を打ったりしながら楽しい時間を過ごした。 普段は別々に生活する子どもたちが垣根を越えて交流し、互いの理解を深めようと開催。障害者を含
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山歩きの基本学ぶ 座学、実技連続講座 三島、23日開講
山歩きの基本と応用、地図や天気図の見方などを学ぶ「登山・ハイキング講座」が23日、三島市立錦田公民館で開講する。来年3月まで、座学と実技計25回を予定する。講座実行委員会が22日まで、受講者を募集している。 23日のオリエンテーションを皮切りに、4月から毎月、座学と実技を1回ずつ実施する。 受講料は年4200円。実技の交通費や宿泊代などは別途必要。問い合わせは根上静夫座長<電090(3308)2640>へ。
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ソフトボール全国V誓う 小学生女子「静岡EAST MAX SC」 三島市長を訪問
三島市を拠点に活動する小学生女子ソフトボールチーム「静岡EAST MAX SC」が、京都府で24~26日に開かれる第17回春季全日本小学生女子ソフトボール大会に出場する。選手らが8日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、大舞台での活躍を誓った。 チームは、同市など周辺市町の小学生ら12人が所属。昨年9月に焼津市で開かれた県大会で準優勝し、推薦で出場権を獲得した。出場は2年連続10回目。 初戦は優勝候補の東京のチームと対戦する。前回大会はあと一歩で優勝を逃した。片岡渚々夏主将(函南東小5年)は「昨年の成績を超えたい」と雪辱を誓った。
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三島駅南口トイレ再整備で議論 撤去知らず「市民からお叱り」 市議会
三島駅南口東街区再開発事業の着工に伴い撤去された公衆トイレなどの再整備を巡る議論が8日、三島市議会2月定例会一般質問で繰り広げられた。パブリックコメント(意見公募)を実施している駅前広場の整備計画案には明記がなく、永田裕二氏(新風会)が必要性を訴えた。撤去の周知が間際だったこともあり、豊岡武士市長は「市民から『知らなかった』とお叱りを受けた」と反省を口にし、周辺でのトイレ機能確保に努める意向を示した。 南口東側駐車場内のトイレは昨年10月、再開発事業の工事に向けた準備のため閉鎖された。市は現在、付近のコンビニエンスストアと協定を結び「公共的トイレ」としての利用を可能にしている。 永田氏は
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三島市のふるさと納税返礼品 三嶋大祭り体験を検討
三島市は8日の市議会2月定例会一般質問で、同市最大のイベント「三嶋大祭り」を活用した体験をふるさと納税の返礼品に追加する方向で検討を進めていると明らかにした。高田康子氏(緑水会)への答弁。 実行委員会と調整し、メインイベントの頼朝公旗揚げ行列参加や三嶋大社前などで繰り広げられる競り合いの観戦席確保などを模索している。同祭りは8月15~17日に開催。例年50万人以上が訪れ、寄付の件数や金額の増加だけでなく、ふるさと納税サイトへの掲載による知名度向上も期待する。
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国際女性デーに合わせ 沼津の醸造所、女性スタッフがビール仕込み
国際女性デーに合わせ、JR沼津駅前でビールの醸造兼パブを開くリパブリュー合同会社(畑翔麻代表)の女性スタッフが8日、女性の地位向上の願いを込め特別な麦を使ってビールを仕込んだ。店長の加藤瑞生さん(26)は「性別にかかわらず、多くの人にクラフトビールを好きになってほしい」と笑顔を見せた。 仕込んだビールはたる二つ分の700リットル。アメリカのホップ会社がこの日に合わせて作った「ピンクブーツブレンドホップ」の麦を使用した。加藤さんら女性スタッフ3人は国際女性デーのシンボルのミモザの花をイメージした黄色いTシャツを着て、ブルワー(ビール職人)に教わりながら麦を粉状に引いたり、ホップを釜に入れたり
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楽しい思い出いっぱい詰めたよ♪ 三島・徳倉幼稚園 “みんなのうた”完成 三島北高音楽部が作詞
三島市の徳倉幼稚園の“みんなのうた”がこのほど完成した。同市の三島北高音楽部に作詞を依頼し、同園が本年度の歌として取り入れた「にじ」のメロディーに乗せた。修了式や進級式などの行事で歌っていくという。 同園は園歌がなく、園児がみんなで歌えるような曲を作ろうと1月に協力を要請。園の目標やクラスの名前、園生活の思い出などを伝え、数回のやりとりをして仕上げた。 同校音楽部の6人が歌を制作するのは初めて。園児が好きな遊びを想像しながら、子どもでも分かりやすく覚えやすい歌詞を意識し「砂場でシャベル、一緒に遊ぼう」「畑で作る、おいしい野菜」などを盛り込んだ。 完成した曲は2
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次世代エネルギー 水素の理解深める 三島・北上中で環境講座
三島市立北上中で7日、環境教育出前講座が開かれた。3年生約150人が燃料電池の実験などを通じ、次世代エネルギーとして注目される水素について理解を深めた。 同市と地方創生に関する包括連携協定を結ぶ静岡ガスに委託して開催。同社研修センターの二村文久さんが講師を務め、水素と酸素を化学反応させて発電する燃料電池の仕組みなどを紹介した。 生徒たちは燃料電池を使った実験で、少量の水素を注入するだけでモーターが回転し、模型のカモメの羽が動くことを確認。手回し発電機を使い、水を水素と酸素に電気分解する大変さも体感した。液体窒素を使った実験も行われ、楽しみながら科学の面白さに触れた。
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運命の東レで恩返しのトス 故郷・気仙沼で被災 バレー教室通して笑顔に 新戦力・小野寺選手、決意【東日本大震災13年】
バレーボールVリーグ男子1部の東レアローズ(三島市)に4月の入団が内定している宮城県気仙沼市出身の小野寺瑛輝選手(22)=国際武道大4年=は“あの時”の恩を返す時が来たと感じている。小学3年で経験した東日本大震災。当時、復興支援の一環で東レアローズ女子チームが気仙沼市でバレーボール教室を開催した。このイベントがバレー選手を志すきっかけになったと明かす。 小学1年でバレーを始めた小野寺選手は初めてVリーガーを目の当たりにし「支援物資よりワクワクしたし、『東レ』というチームが男子にもあることをその時に知った」。13年後、その東レに加入したことは不思議な巡り合わせだった
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三島野菜3品 食セレクションに 鈴木さん 市内5人目マイスター認定
栽培する農作物や高い栽培・加工技術を認定された三島市の生産者4人が6日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、認定を報告した。特色ある地元農作物の証しとなり、豊岡市長は「おいしい食べ物がたくさんあるのが三島の売り。今後も一緒に発展させていきたい」と喜んだ。 本年度に5品が加わった県の「しずおか食セレクション」にJAふじ伊豆ヤマツ葉しょうが部会の「ヤマツ葉しょうが」、杉正農園の「極みすてーきなす」、長谷川園のヒラタケ「プルーロット」の3品が選ばれた。県内最多の4種類目の認定を受けた杉正農園の杉本正博代表は、富士山サーモン(函南町)の「ホワイト富士山サーモン」の選出にも触れ、「三島で四つ取ったのも同じ」と
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「家族で受け継ぐ」焼き鳥のたれ、フランス進出 沼津・串屋 日本食修行の受け入れも
沼津市岡宮の焼き鳥料理店「串屋」の2代目社長土屋亜里沙さん(43)が、創業者で父の孝男さん(76)から受け継いだ「焼き鳥のたれ」でフランス進出に動き出す。日仏の女性経営者をつなぐ民間プロジェクトの一環で、既に同国のリゾートホテルに販売。フランスから料理人が“焼き鳥修行”に訪れる交流も始まった。 1月、パリで飲食店2店を経営する料理人のアンジェ・ドレミューさん(24)が、焼き鳥修行のために串屋の門をたたいた。“師匠”を務めた孝男さんから3日間、串の刺し方や焼き方の指導を受けた。ドレミューさんは「以前から日本料理に興味があり、技術を正しく学びた
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電子マネー詐取 函南の女性被害 70万円分
函南町の60代の女性パート従業員が5日、マイクロソフトの社員を名乗る男にパソコンのウイルス対策などの名目で電子マネー約70万円分をだまし取られたと三島署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性は4日、ウイルス感染を知らせるパソコンの警告画面に記載された番号に電話し、男から「対策ソフトを入れた方がいい」などと言われ、三島市と函南町のコンビニエンスストア4カ所で電子マネーカードを購入し、番号を伝えて利用権をだまし取られた。
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こども将棋 真剣勝負 静岡市長杯 静岡県内外から110人
静岡市長杯こども将棋大会がこのほど、同市葵区の市民文化会館で開かれた。小学校低学年と高学年、中学生の3部門に県内外から約110人が出場し、真剣な表情で対局に臨んだ。 2月29日に市内で行われた第82期A級順位戦最終局(静岡新聞社・静岡放送後援)の関連行事。1人3局以上戦い、勝ち数の多い参加者が順位決定戦に進んだ。プロ棋士による指導将棋も行った。 各部門の上位入賞者は次の通り。 小学校低学年 ①北川友悠(滋賀県)②白尾康(東京都)③在国寺晴太(同)▽同高学年 ①長野彪冴(焼津市)②芹沢一嶺(三島市)③朝比奈潤(静岡市葵区)▽中学生 ①清水太陽(愛知県)②氷上倫太郎(同)③安本興生(同)
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なぜ?不思議!楽しい科学 る・く・るフェスティバル 静岡市駿河区
静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで3日、市民ボランティアが企画から運営まで手がける「おもしろ科学フェスティバル」が開かれた。多くの家族連れが工作やサイエンスショーを通して、不思議な現象を楽しみながら科学について学んだ。 目の錯覚やゴムの力を利用したおもちゃ作りの工作コーナーなど7ブースを設けた。クイズを交えて進行したサイエンスショーでは、ボランティアの杉村紀代美さん(73)=焼津市=が空気の力で車体が床に浮く乗り物「ホバークラフト」を手作りし実演した。浮いた車に乗った三島市の坂野源弥ちゃん(4)は「クイズが当たって面白かった。またやりたい」と笑顔を見せた。 イベントは「る・く・るナビゲ
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交通安全優良 2自治会表彰 三島・函南の推進協
三島署管内の三島・函南交通安全推進協議会は4日、事故防止に向けた取り組みを評価する交通安全優良自治会コンクールの表彰式を函南町役場で行い、三島市の佐野自治会(勝俣悦正会長)と函南町の畑毛区(鈴木茂樹区長)を表彰した。 コンクールは昨年10~12月に行い、同市北上地区で28、函南町で34の自治会の取り組みを審査した。佐野自治会は小学生向けの交通安全教室開催や旗振りでの子どもの見守り活動に取り組み、畑毛区は区内69カ所のカーブミラー清掃を通じた交通安全の環境整備に力を入れた。 同署交通課の神尾健司課長は「事故を防ぐには意識が重要。地元の人に安全意識を伝達するのが有効で、事故防止活動を引き続き
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拠点循環バス 2カ月間休止 函南町、4月から
函南町は5日の町議会3月定例会一般質問で、町内で実証運行している拠点循環バスについて、事業者の変更に伴い4月から約2カ月間休止すると明らかにした。植松淳史氏(無会派)への答弁。 4月以降の業者選考でバス事業者の応募がなかったため、タクシー事業者による運行に切り替える。事業者の運行許可が下りるまで約2カ月を要するといい、6月の運行開始を見込む。 車両はバスから最大利用定員9人のワゴンタイプを想定し、定員が超える場合は追加車両を手配して対応する予定という。ルートやダイヤなどは変更しない。 そのほか、2023年度の農地利用状況調査で町内の耕作放棄地56・6ヘクタールのうち、再生困難な土地が4
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経費削減など3件評価 静岡県立病院機構が表彰式
静岡県立病院機構(田中一成理事長)は4日、業務改善に貢献した取り組みをたたえる表彰式を静岡市葵区の県立総合病院で行った。最優秀賞には、医療機器購入費を約1億2千万円分削減した同病院の取り組みが選ばれた。 同病院は、現場の声を聞きながら必要なオプション機能のみの購入にとどめたり、一部機器で競争入札を実施したりして購入経費の削減を図った。田中理事長が同病院医事購買係の飯塚航平主任らに表彰状と副賞を手渡した。飯塚主任は「小さな工夫の積み重ねが結果につながったと思う」と振り返った。 優秀賞には、新型コロナ感染症対策の徹底でクラスターを防ぎ職員の業務負担を減らした県立こころの医療センター(同区)と
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春の訪れ告げる「こも外し」 三島・箱根松並木
啓蟄(けいちつ)の5日、三島市川原ケ谷の国道1号沿いに並ぶ箱根松並木で、春の訪れを告げる「こも外し」が行われた。市内の造園業者が加入する三島環境緑化研究会のメンバー8人が松の木に巻かれたこもを次々と外した。 冬ごもりでこもの中に入った害虫をこもと一緒に土に埋めて処分する作業。松枯れを防ぎ松並木を保護するため1970年から続けている。見つかった害虫の種類や数を把握し、薬剤散布の目安にする。こもは昨年11月の立冬、幹経35センチ以上の約210本に巻いた。 市教委によると、箱根松並木は全長約1キロ。江戸幕府が1604年の東海道大改修で植えたのが起源とされ、現在は286本が並ぶ。
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多彩な音楽 観客と一体 三島で田中さんコンサート
三島市を拠点に活動するシンガー・ソングライター田中みどりさんのコンサート「みどりの音手紙」(みどり音楽工房主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、三島市民文化会館で開かれた。 「ハジける!ポップビタミン!」をテーマにポップスや演歌、ジャズなど4部構成の多彩なステージで観客を魅了した。第1部は桃の節句にちなんだ「うれしいひなまつり」や「はるがきた」など子どもが楽しめる楽曲を披露。大きな風船を飛ばしたり、全国で活躍するクラウン「ミュータン」が手品を見せたりする演出もあり、観客も一体となって盛り上がった。
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学びを自信に 現場で精進 清水町・静岡県立看護専門学校で卒業式
静岡県立看護専門学校(清水町長沢)は4日、卒業式を開いた。看護1学科と看護2学科、助産学科の計56人が、学びの成果を現場で生かす決意を新たにした。主に県東部の病院に勤務する。 助産師として県内の病院に勤める予定の大石春華さん(22)=助産学科、三島市=が代表し、「頑張り抜いた日々を自信に変え、感謝の思いを胸にこれからも精進したい」と誓いを述べた。壇上で一人ずつ、鈴木隆一校長から卒業証書を受け取った。 鈴木校長はコロナ禍の影響を受けた学校生活を振り返り「今後起こりえる新たな感染症に対峙(たいじ)する時に役立つ」と呼びかけた。 実習先病院の看護師長らを招くなどコロナ禍前の規模と内容で開催し
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ホタル舞う清流へ 幼虫放流 三島・源兵衛川
三島市の三島ホタルの会(志村肇会長)は2日、市街地を流れる源兵衛川に会員が卵から育てたゲンジボタルの幼虫を放流した。 同市谷田の秋山峰治さんの自宅に2年前設置した飼育施設で育てた115匹を放流。1~3.5センチほどに成長した幼虫を水草の近くに放流した。 放流は1991年、ホタルが舞う清流を復活させようと始めた。ホタルがさなぎになるために川岸へ上陸するこの時期に毎年、放流を続けている。近年は初夏になると中心市街地にホタルが観測され、三島の名物として定着した。
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クラシック♪プロの音色響く 静岡県演奏家協会 東部支部が演奏会
静岡県演奏家協会東部支部の定期演奏会「虹彩(にじいろ)のコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)が2日、三島市民文化会館で開かれた。 日頃はそれぞれがプロとして活動しているクラシック演奏家11人が出演し、ピアノの独奏や連弾、ソプラノの独奏などの10演目を披露した。会場には美しい音色や歌声が響き、来場者は本格的なクラシック音楽を堪能した。
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「情報モラル」標語やポスター 静岡県東部の3高校生表彰
インターネット上の危険やモラルについて作品を通じて呼びかける「ひろげよう情報セキュリティコンクール2023」(情報処理推進機構主催)の表彰式が1日、伊豆中央署で行われた。県内優秀作品に選ばれた高校生3人に表彰状が贈られた。 表彰を受けたのは、標語部門は伊豆総合高(伊豆市)1年藤井孝星さん(16)、ポスター部門は沼津商業高(清水町)2年杉山和歌子さん(17)、4コマ漫画部門は三島南高(三島市)1年大橋陽向さん(16)。県警サイバー犯罪対策課の戸塚浩之課長が同署を訪れ、3人に表彰状を手渡した。戸塚課長は「サイバー犯罪を防ぐために意義のある作品で、県民一人一人の意識向上につながる」と期待した。3
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「マイクラなら現庁舎を残せる」 三島市職員有志が1年かけ再現 窓口から市長室まで…細部にこだわり
市役所庁舎の建て替えが計画される三島市の職員有志が、愛着ある現庁舎をデジタルで残そうと、人気ゲーム「マインクラフト」上の仮想空間に本庁舎を再現した。職員6人が協力し、余暇の時間を使って1年がかりで仕上げた。縮尺やレイアウトにこだわり、職員は「取り壊した後でも懐かしめるように、細かい所までできるだけ再現した」と思いを語る。 市が昨年開催したeスポーツ大会の庁内プロジェクトチームの職員を中心に作成した。新庁舎整備の議論が進む中で「マイクラなら現庁舎を残せる」と思い立ち、ゲーム好きの職員の心に火が付いた。昨年1月から作業を始め、航空写真や市の資料を基に設計図を作成。できる限り忠実に縮尺をそろえ、
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戸籍広域交付、不安なスタート 準備間に合わず予定サービスの中止も 三島市など全国の一部自治体
1日の改正戸籍法施行に伴い始まった、本籍地以外の自治体でも戸籍証明書などを取得できる「広域交付」に関し、三島市など県内外の一部自治体で十分な準備が終わっていなかったことが同日までに分かった。予定していた行政サービスを縮小した自治体もある。法務省によると、各自治体が持つ戸籍の正本と同省が管理する副本の一致作業が間に合わなかったという。 同省によると、少なくとも全国の数十自治体から、1日までに作業を完了する見通しが立たないとの報告があった。県内の複数自治体からも相談が寄せられたという。三島市は窓口対応が十分できないと判断し、当初予定していた市民サービスコーナーや土曜日の取り扱いを当面中止すると
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三島・徳倉パワーズ「優勝目指す」 ソフト全国へ 市長に意気込み
三島市の「徳倉パワーズソフトボールスポーツ少年団」の選手らが29日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、第17回全日本春季小学生男子ソフトボール大会(群馬県、3月30日~4月1日)の出場を報告した。同大会の出場は2年ぶり6回目。 昨年9月に焼津市で開かれた県大会で準優勝し、推薦チームとして出場が決まった。同市や周辺市町の小学校に通う1~5年生の選手13人が訪れ、全国大会に向け「静岡の代表として一つ一つ集中していきたい」「たくさん安打を打って点を取りたい」「優勝目指して頑張る」などと意気込みを語った。 豊岡市長は「心を一つにして戦い、良い結果を持ってきてほしい」と激励した。
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伊豆ジュニアブラス 1年の集大成 響け 2日、三島でコンサート
静岡県東部地域の小学生らで編成するブラスバンド「伊豆ジュニアブラス」が、2日に開催するコンサートに向け練習に臨んでいる。コロナ禍で思うように活動ができない期間を乗り越え、1年の集大成を発表する。 同バンドには三島市や伊豆の国市、函南町などの各市町から、3~6年生52人、卒団した中高生のサポーター12人、楽器演奏経験のある指導ボランティア21人の計85人が参加している。月2、3回の練習に励み、最終練習となった2月中旬には、本番で演奏する11曲を練習した。トランペット、トロンボーンなど各楽器を手に本番さながらの緊張感の中、細かいリズムや音程を確認した。 コンサートでは、同バンド創設10周年を
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三島・錦田中が環境教育優良校 箱根松並木の美化活動評価 地域と20年超
三島市立錦田中がこのほど、公益社団法人食品容器環境美化協会の「環境美化教育優良校等表彰」の優良校に選ばれた。地域住民と連携し、学校近くの国道1号沿いにある箱根松並木で20年以上続ける清掃活動が評価された。同校で28日、表彰伝達式が行われた。 同校は松並木にある石畳の遊歩道を1995年から清掃する団体「松並木と一里塚を守る会」の活動に賛同。2カ月に1度、決められた学年の生徒が地元住民と共に、落ちた松葉やごみを回収している。日曜日に行う任意の活動だが、毎回対象生徒の半数以上が参加しているという。 同協会静岡地方連絡会議の石井圭範主宰幹事から表彰を受けた3年の若林啓太前生徒会長は「先輩の姿が輝いて
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成功に導く心構え明かす 北京五輪バドミントン代表 小椋さん三島で講演
三島田方法人会は28日、新春特別講演会を三島市民文化会館で開いた。北京五輪バドミントン女子ダブルス代表の小椋久美子さんが「失敗を成功に導く心の持ち方」と題して講演した。 小椋さんは生い立ちや選手生活を通じて身に付けてきた心構えなどを紹介した。大阪府の強豪校四天王寺高時代、スパルタ指導で優勝しか評価されない状況に耐えられず、競技を辞めようとしたエピソードも披露。実家に帰省した際の「辞めてもいいよ」という父親の一言で奮起し、成績ではなく自分のプレーに目を向けたことで「周りの評価が気にならなくなり、心から優勝したいと言えるようになった」と語った。 五輪選考など重圧がかかる試合を何度も重ねてきた
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【境界から】米国 日系人収容所、塀越しの友情 超党派で協力、元下院議員ノーマン・ミネタと元上院議員アラン・シンプソン
世界は「境界」にあふれている。領土を巡る争いは絶えず、貧富の差や心の中の偏見が人々の分断を広げる。一方で生と死やジェンダーなど従来の二分法では捉えきれない動きも。激動する世界のはざまで生きる人たちの物語を追う。 米西部ワイオミング州の山々を望む牧歌的な場所に「ハートマウンテン強制収容所」の跡地がある。真珠湾攻撃に端を発した太平洋戦争中の1942年に建てられ、多くの日系米国人らが有刺鉄線で囲われた敷地内での生活を強いられた。 元米下院議員で日系人初の米閣僚となった故ノーマン・ミネタもその1人。収容所の近くに住み、塀を越えた友情を育んだのが元上院議員のアラン・シンプソン(92)だった。2人の
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V1男子・東レアローズ 2、3日に地元戦 バレーボールVリーグ
バレーボールVリーグ男子1部の東レアローズ(三島市)は3月2、3日、沼津市総合体育館でジェイテクトと対戦する。ともに午後2時試合開始。 レギュラーラウンドは残り6試合。6位以内が進むプレーオフ出場へ残り2枠を巡って4チームが熾烈(しれつ)な争いを繰り広げている。現在5位の日鉄堺BZが16勝、6位東レが14勝、7位東京GBが12勝、8位ジェイテクトが10勝で追う。東レにとって2、3日のホームでのジェイテクト戦と、9、10日の敵地での東京GB戦が正念場となる。 3月2、3日のホーム戦チケットの購入は東レアローズ男子のホームページから。問い合わせは東レアローズ<電055(989)2412>へ。
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静岡県内12施設閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、県内の小学校、幼稚園12施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計134人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 三島市1施設9人、伊豆の国市1施設11人、富士宮市2施設26人、静岡市葵区4施設49人、同市清水区1施設12人、浜松市中央区3施設27人
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子ども食堂 意義理解へ 伊豆の8RCが会合
伊豆地域8ロータリークラブ(RC)で構成する国際ロータリー第2620地区静岡第1グループの会合がこのほど、三島市のホテルで開かれた。テーマは「なんとかしよう、子どもの孤独」。講師に全国で子ども食堂を支援するNPO法人むすびえの森谷哲さんを招き、約200人が子ども食堂について理解を深めた。 森谷さんは、全国の子ども食堂の事例を紹介。食の貧困の解決を図るだけでなく、異文化交流や防災力強化など体験の充実につなげる食堂もあり、地域の居場所として各地で広がる現状を伝えた。接触が制限されたコロナ禍では、弁当に切り替えたり、宅配に加えて文通したりした例も挙げ「生活危機を緩め、生活再建を促すことができた」と
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解体予定の建物活用し訓練 三島・再開発区域で富士山南東消防本部
富士山南東消防本部は、三島市の三島駅南口東街区再開発事業区域で解体される建物を活用した訓練を行っている。施錠されたドアや窓を破壊しての救助作業など通常は行いにくい訓練を通じ、災害対応力の向上を図っている。 再開発組合の協力を受け、解体工事が行われていない土日に実施。市内の消防署のほか、長泉消防署の署員が参加している。解体作業が終わる3月末ごろまで、一般の住宅やビルなど実際の災害現場に近い環境で、火災や震災、高所救助などの訓練を行う。 三島消防署と北分署の署員6人が、一般住宅2階に住民が取り残された火災現場を想定した救出訓練に臨んだ。署員は住宅や進入経路を見極めて窓にはしごをかけ、救助者役の署
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日大国際関係学部 伊豆観光盛り上げ 学生が先導役 修善寺駅で名産販売、車内放送も担当
日本大国際関係学部(三島市)の矢嶋敏朗准教授のゼミに所属している3年生12人がこのほど、伊豆半島の観光客増を目的とした活動に取り組んだ。伊豆箱根鉄道修善寺駅で名産品を販売し、特急踊り子号の車内で観光案内を実施した。 同駅では学生が厳選した商品として、地元名産の「みしまコロッケ」やご当地メンチカツ「長泉あしたかつ」、伊東漁港で水揚げされた天然サバの缶詰「伊豆半島さば缶」を販売した。駅利用者らに声をかけて商品を売り込んだ。 踊り子号では、伊豆半島の観光名所などを紹介する観光案内の車内放送を流した。沿線自治体の観光マップを乗客に手渡し、フィールドワークで学んできた伊豆の魅力を解説した。 志水亮太さ
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静岡県内10施設で閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計178人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市1施設32人、三島市1施設9人、森町1施設71人、磐田市1施設6人、浜松市中央区6施設60人
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三島スカイウォーク 700万人達成 オープン8年 外国人観光客に記念品
全長400メートルの観光大つり橋「三島スカイウォーク」(三島市)の入場者数が27日、オープンから約8年で700万人に達し、現地で記念セレモニーが行われた。 700万人目はルーマニアから約2週間の観光旅行で来日したアドリアナ・ドロータルさん(43)とジュリアン・ドゥクタさん(41)。箱根に宿泊し、周辺で富士山を望む施設を探して訪れたという。富士山をイメージしたグラスや三島で製造されたクラフトジンを記念品として贈られた2人は「カメラでは収まりきらない良い景色。イメージしていたよりも感動的でびっくりした」と笑顔を浮かべた。 スカイウォークは2015年12月にオープン。新型コロナウイルスの感染拡大前
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三島市の「メルカリ」粗大ごみ販売好評 美品も破格で 半年間でごみ3.5トン削減
三島市が昨年9月に始めた日本最大級のフリーマーケットアプリ「メルカリ」を活用した粗大ごみ販売が好評だ。約半年間で約400点が売れ、約3.5トンのごみ削減につながった。市清掃センターで25日に初開催した展示即売会も多くの来場者が訪れ、廃棄されるはずだった粗大ごみが次々と買い取られていった。 市は人口10万人以上の県内自治体で1人あたりの排出量が4番目に多いごみの削減を目指し、県内で初めてメルカリでの販売を開始した。出品した9割以上の売却が実現。同市のフォロワー数は約3200人に上り、約40万円の市の歳入にもつながった。 ごみの削減が目的のため、値段設定は破格。傷や汚れといった状態は丁寧に
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ウェブ版ハザードマップ 4月公開へ 多言語も視野 三島市
三島市議会2月定例会は26日、4会派による代表質問を行った。市はウェブ版ハザードマップを4月に公開する方針を示した。多言語対応も視野に入れ、今後研究を進める。野村諒子氏(緑水会)への答弁。 ハザードマップの冊子は2020年に全戸配布済み。市のホームページでも公開しているが、拡大すると画像が粗く見にくいという。スマホでも閲覧しやすいウェブ版の公開で利便性を向上するほか、情報更新の迅速化も図り、市民の適切な避難行動を促す。 このほか、市は三島駅南口広場の整備計画案に関し、現在降車専用となっている一般車両について「乗車と降車を同じ場所で対応するスペースは確保しがたい」と理解を求めた。従来のタク
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言葉で描く 日常の点線 現代詩新シリーズに静岡県内若手2人
月刊誌「現代詩手帖」を発刊する思潮社が、若手の詩人による新シリーズ「lux poetica(ルクス・ポエティカ)」を立ち上げ、その第1弾に静岡県内出身の詩人2人の第1詩集が顔をそろえた。 偏屈な乾燥衣類(ニャー)。 メロンパンが湖を、画面を横切るカット、ボール。天使がひろがる床ゆか、皮膚。 鋭く、折れ曲がった人工の視線。 (「トロフィー、胡桃の床」の一部) 2023年に現代詩手帖賞に選ばれた芦川和樹さん(三島市出身)の「犬、犬状のヨーグルトか机」は、言葉の連なりから生まれるイメージを、果てしなく拡張する。瞬間的に単語を選び取っているような、スピード感豊かな詩集だ。 00年代
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掛川こども王将戦 小中生が棋力競う 長野さん(焼津)S級優勝
全国の小中学生が棋力を競う「掛川こども王将戦」(将棋によるまちづくり実行委員会主催)が24日、掛川市役所で行われ、S級は長野彪冴さん(焼津市)が優勝した。A級は宮城島捷翔さん(浜松市浜名区)、B級は塚本晴輝さん(焼津市)が制した。 全国から63人が出場し、実力別に3クラスに分かれて対局に臨んだ。各クラス優勝者は3月8日に市内で開かれる藤井聡太王将の祝賀会で表彰を受ける予定。 2位以下は次の通り。 S級 ②鈴木大輝(磐田市)③安藤隼斗(焼津市)▽A級 ②稲場理(浜松市浜名区)③西原康文(三島市)▽B級 ②藤井悠翔(掛川市)③鈴木千顕(浜松市中央区)
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春を呼ぶ幸せの黄色い花 ミモザアカシア 三島で見頃
フラワーデザイナーの杉本武満さん(裾野市)が草花を植栽する三島市佐野の農場で、ミモザアカシアが見頃を迎えている。約80本が鮮やかな黄色の花を咲かせ、春の訪れを告げている。 ふわふわとした綿のような見た目のかわいらしさが特徴。今年は暖冬の影響で例年より約1週間ほど早く開花したという。3月下旬まで楽しめる見込み。 杉本さんは「花のリースや生け花などにも使われる楽しい花。ぜひ見て楽しんでほしい」と話した。
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動物や植物の器など300点 三島・佐野美術館で鹿児島さんが作品展
福岡市の陶芸家鹿児島睦[まこと]さんの「鹿児島睦 まいにち」展が24日、三島市の佐野美術館で始まった。動物や植物を描いた色とりどりの器など約300点を展示している。4月14日まで。 「あさごはん」「さんぽ」など日々の暮らしの状況別にテーマを設定し、多彩な形や大きさの器が並んだ。国内外のブランドに図案提供して制作したファッションやインテリアの作品も展示する。鹿児島さんの作品に作家梨木香歩さんが文を付けた絵本「蛇の棲(す)む水たまり」に登場した器も文とともに飾られ、来場者の注目を浴びている。 開幕に合わせて来場した鹿児島さんが即興で絵を描く「ライブペインティング」を行い、同美術館の収蔵品の陶
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女性だけでなく、男性も生きづらさを感じています 「男だから」にストレス 静岡新聞社アンケート【NEXT特捜隊】
近年、ジェンダー(社会的性差)平等への意識が高まったことで、「男性の生きづらさ」にも目が向けられている。静岡新聞社のNEXT特捜隊に「女性だけでなく、男性の生きづらさについても取り上げてほしい」との投稿があり、ウェブアンケートを実施した。長時間労働と家事・育児の両立に悩む声や、学校に男子更衣室がないことへの不満などが寄せられた。(生活報道部・大滝麻衣) 【▶静岡新聞社NEXT特捜隊 LINE友達になる】 2~5日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に13~80歳の計66人が回答した。職場や家庭、学校で「男性だから」という固定観念を理由とした生きづらさや悩み、ストレスが「よくあ
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三島駅南口広場 東西ロータリー入れ替え 市が整備計画案、28年度完成へ
三島市は22日、三島駅南口広場の整備計画案を示した。東西にあるバスとタクシーの待機場ロータリーを入れ替える。歩行空間の拡充や雨よけの屋根の設置も合わせて実施し、安全性や利便性の向上を図る。2024年度に設計し、28年度の完成を目指す。 現在は東側にタクシーや一般車両の乗降場、西側にバス待機場がある。西側ロータリーは出口に信号機がなく危険なため、2カ所ある出入り口を1カ所に統一し、信号で制御する。 ロータリー形状の変更と、湧水池の移動や川の撤去で広場中心部の歩行スペースを確保。ベンチなど利用者が休憩できる交流・憩いの場も4カ所設置する。バス乗降場は、高齢者や障害者でも乗り降りしやすいよう歩
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記者コラム「清流」 楽しみな今後の「決断」
取材中に何度か出てきた「決断」という言葉が強く印象に残った。昨季限りの現役引退を表明したサッカー元日本代表FW高原直泰さん(44)が地元の三島市役所に来た時のこと。言葉の裏に、強い覚悟や信念を持ち夢を実現してきた自負があると感じたからだ。 学生時代から第一線で戦い、数々の輝かしい実績を残してきた高原さん。現役時代の思い出を記者団に尋ねられた際「子どもの時から描いてきたことをかなえられたのが一番」と総括した。 自ら創設した沖縄SVの経営や沖縄の地域活性化、コーヒー栽培への思い。今後の取り組みを語る姿は生き生きとしていた。取材の最後に高原さんは「これからの高原も楽しみにしてほしい」と締めた。
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雇用安定助成金188万円不正受給 三島の飲食業者
静岡労働局は22日、飲食業の京ごえん(三島市)が緊急雇用安定助成金188万4千円を不正受給したと発表した。 同社は2021年3月~22年4月、実際は勤務していた従業員が休業したとする虚偽の書類を作成し、新型コロナウイルス禍で休業を余儀なくされたパート、アルバイト従業員らの休業手当を国が補塡(ほてん)する同助成金を不正に受給したとされる。支給決定は同日取り消され、同社は虚偽申請を認めて全額返済する意思を示しているという。
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空き物件で事業開始へ 支援プログラムの成果披露 三島
三島市街地の空き物件で事業開始を目指す人を後押しするプログラム「みしますきー」の最終発表会がこのほど、同市の加和太建設クロスミシマで開かれた。参加者7人がプログラムを通じて磨き上げた自身のビジネスプランや地域にもたらす効果などを披露した。 最優秀賞は、まつげパーマやネイルケアを性別に関係なく受け入れる完全個室サロンを提案した長泉町の大間遥雅さん(30)が受賞した。大間さんは、男性の美意識が高まる一方、男性を受け入れない女性専用サロンが多い状況を疑問視。戸籍上の性に違和感を持つ人から相談を受けた経験もあり、周囲の目を気にせず自分の理想を追い求めるサロンの開業を目指している。 プログラムは、交流
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全国高校英作文コンテスト 間部さん(三島北高1年)最優秀賞 スマホない世界 物語で表現
三島北高1年の間部七海さん(富士市)がこのほど、第62回全国高校生徒英作文コンテスト(全国英語教育研究団体連合会主催)1年の部で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞した。題材の「スマホのない生活」を物語仕立てで表現したユニークな手法が評価された。約1万点の応募作品のトップに立ち「賞を意識してなかったので驚いた」と喜んだ。 受賞作は、全てのスマホがある日なくなった世界の女子高生を主役にして展開。誕生日の友達に直接会ってお祝いを伝えたり、通学中の電車内で友達と目を合わせて会話したり、スマホの通知が気にならず勉強に集中できたりする状況を書いた。 高校入学後、スマホを持ち込めなかった小中学校とは違
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華やかステージ披露 ふじのくに芸術祭 静岡で開幕式典
静岡県内最大の総合芸術祭「ふじのくに芸術祭」(県など主催)の春の祭典がこのほど、静岡市駿河区のグランシップで開かれ、2024年の芸術祭が開幕した。今年は障害者芸術展を加え、展覧会やステージが各地で催される。 掛川市を拠点とする「KARASAWA DANCE CREW(カラサワダンスクルー)」のパフォーマンスで幕開け。県文化協会の鈴木寿美子会長は「これまでの歴史と伝統という財産を引き継ぎながら、芸術作品の制作や文化芸術活動を存分に堪能してほしい」とあいさつした。 23年の芸術祭と県障害者芸術祭「ふぁいんだー」作品公募展の入賞者の表彰も行われた。 主な入賞者は次の通り。 県芸術祭賞美術部
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障害を理解、共生実現へ 三島南中生 手形アート274人分、仲間の特支校生に託す
三島市立南中の生徒がこのほど、障害のある子どもや関係者の手形でつくる「IZUハンドスタンプアートプロジェクト」に賛同した274人分の手形を、居住地校交流で一緒に授業を受けた伊豆の国特別支援学校中学部2年の竹山鈴乃さんに託した。発起人の小野舞生徒会長(2年)は「みんなが平等に暮らせるようにしたい。ぜひ仲良くしてください」と伝えた。 同プロジェクトは、伊豆の国、東部の両特別支援学校の児童生徒と協力者の手形でモザイクアートを作成中。取り組みを耳にした小野会長が「南中生に取り組みを広めることで、共生を感じられたらいい」と考え、生徒会役員や学年委員とともに賛同者を募った。 1月23日から約2週間の
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サイバー被害警戒へ、動画やデザイン 専門学校生4人を表彰 静岡県警
静岡県警は20日、サイバーセキュリティーの普及啓発強化につながる動画・デザイン作品を募った第3回コンテストの表彰式を県警本部で行った。優れた作品を完成させた県内の専門学校生4人に、水嶋春彦生活安全部長が表彰状を手渡した。 県警ホームページなどで配信されるショート動画部門の最優秀賞に選ばれたのは、静岡デザイン専門学校3年の栗原百花さん(三島市)。昨年の優秀賞に続く受賞で「目を留めてもらう工夫に悩んだが、友達や家族が相談に乗ってくれて完成できた」と感謝した。 優秀賞は同級生の杉山日菜子さん(静岡市)で「若い人を中心に関心を持ってもらえる雰囲気を出せるよう頑張った」と話した。 ポスターや啓発
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三島南高生 郷土民謡「農兵節」学ぶ 文化継承へ授業
三島南高で19日、地元の郷土民謡「農兵節」を学ぶ授業が行われた。三島農兵節普及会の藤間之宏副会長が講師を務め、舞台芸術科を選択する2年生8人に農兵節の由来や踊りに込められた意味を伝えた。 藤間副会長は、農兵節の起源が江戸時代に三島で農兵を訓練する調練時に使われたとされる「ノーエ節」であると説明。男を表現する立役のため「女役のような丸みは必要なく、直線的な踊りが求められる」とした。振り付けでは、鉄砲を担ぐ農兵の行進や富士山に降った雪解け水で田畑を耕す農家などを表現した踊りの意味を解説しながら指導した。 市や市観光協会が、伝統文化を継承していくための取り組みとして提案し、授業が実現した。
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静岡県内14施設 インフルエンザで学級、学年閉鎖
静岡県は20日、県内の高校、小中学校14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計154人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市2施設23人、三島市1施設7人、磐田市1施設9人、御前崎市1施設8人、森町1施設18人、浜松市中央区6施設67人、同市浜名区2施設22人
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能登産素材でクラフトジン開発 三島の山口さんら売り上げ一部寄付
三島市と都内で蒸留酒を製造する山口歩夢さん(28)が、石川県能登地方の素材を使ったクラフトジン「セクレトジン」を開発した。計画当初は輪島市の地域振興に活用する予定だったが、発売開始直前の1月に能登半島地震が発生。「商品が復興に少しでも役立てば」と売上金の一部を同市に寄付し、被災地支援を図った。 開発は地域資源を活用する一般社団法人「Channel47」(東京都)などの事業の一環。都内のレストラン「セクレト」の薮中章禎シェフ(輪島市出身)がプロデュースし、山口さんは都内の蒸留酒製造販売「エシカル・スピリッツ」の製造長として関わった。 事業は同市などの後援を受け、輪島朝市の名物商品を作ろうと
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「奉仕の心 未来へ紡ぐ」 三島LC、60周年式典
三島ライオンズクラブ(LC)は18日、60周年記念式典を三島市のホテルで開いた。会員ら約180人が出席し、地域社会へのさらなる貢献を誓った。 前田義之会長は「自らが汗を流し、持続可能な社会の実現に向けて奉仕の心を未来に紡いでいく」とあいさつした。県東部をはじめ関係するLCの会員も駆け付け、節目を祝った。 同LCは1963年11月に国内653番目のクラブとして結成した。 過去に同市への救急車寄付や水辺の文学碑建立などの社会貢献活動を実施。小学生向けのサッカー大会も長年開催している。
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三島北高の制服着用「リカちゃん」 創立125周年記念、同窓会が企画 予約受付開始
三島北高(三島市)の同窓会「紫苑会」が2026年に創立125周年を迎えるのを記念し、同校の制服を着用した「リカちゃん」の制作を企画した。25年3月に完成予定で、予約受け付けが始まった。 同窓会の総合サポート会社「サラト」(兵庫県)が、発売元のタカラトミー(東京都)に製作委託する「制服オリジナルリカちゃん」シリーズ。静岡県内では3校目の採用。今年5月に開く紫苑会の総会準備委員が「同窓生にも在校生にも母校に親しみを持ち、記憶に残してほしい」と発案した。 2004年まで使用し、胸元のリボンが特徴の旧制服と、ジャケット仕様でボタンが特徴の新制服の着せ替えが可能。同校の制服の象徴でもあるセーラー襟
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透析中の症状5カ国語に 順大保健看護学部生が「日本語対比表」作成 外国人と医療者の不安解消
看護師や保健師を目指す順天堂大保健看護学部(三島市大宮町)の学生が、外国人が透析療法中に使用するコミュニケーションツールを作成した。「胸が痛い」「しびれる」など透析中に伝えたい16の症状を5カ国語でまとめた日本語との言語対比表。医療従事者と患者双方の言語に対する不安を取り除き、医療現場での意思疎通に役立ててもらう。 緊張や言葉の壁から受診時に症状がうまく伝えられない外国人住民がいるとの声を受け、市は2021年度から同学部と協働を開始。昨年度は腹痛時の症状を伝えるための「痛みのオノマトペ」を作成し、今回は第2弾。県東部で透析療法を行う医療機関に配布するほか、外国人住民向けの相談窓口でも配る。
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【2024注目予算】三島市 バス・タクシー免許補助 地域の足、担い手支援
残業規制強化でさらなる運転手不足が懸念される「2024年問題」は地域の足の確保にも影を落とす。バス・タクシー事業者は対応を迫られ、伊豆箱根バス(三島市)は4月から、県東部や神奈川県で運行する一部路線の廃止や減便を検討する。同社乗合課の靍田知美課長は「今までと同じ運行は難しい。存続するための対応で、理解してほしい」と吐露する。 慢性的な運転手不足に、新型コロナ禍が拍車をかけた。転職や帰郷で離れた運転手は、高齢化や親の介護が重なり、戻りが鈍かった。売り手市場の中、新規採用も思い通りに進まないのが現状だ。 人口減少や生活様式の変化で、各地のバス路線の経営環境は厳しい。運行維持のため自治体は補助
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建設業でDX加速 静岡県発ネットワーク全国拡大 人材不足解消へ【迫る24年問題】
静岡県内の建設業でデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速している。本県発の業界ネットワークは全国各地の103社に拡大し、スタートアップ(新興企業)などと連携しながら省人化や省力化に向けたシステム、ロボットの導入が進む。成果や取り組みは企業間で共有し、今春始まる残業時間の上限規制で深刻な人手不足が懸念される業界全体の課題解決につなげる。 校舎の長寿命化工事が進む浜松市立神久呂小で、荷台を付けた横幅1メートルほどの運搬ロボット「サポット」が廊下を行き来した。廃材を一度に300キロまで搬出でき、作業員を感知して自動追従する機能も備える。施工する須山建設(同市)管理チームの木村雄紀課長は「
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トカゲは人よりグルメ? 近大など 味覚遺伝子特定
人よりトカゲの方がグルメかも-。うまみと甘みを感じる受容体タンパク質を作り出す味覚遺伝子の数は人が3種類なのに対し、トカゲは5種類、ウーパールーパーは7種類であることが分かったと、近畿大の西原秀典准教授(ゲノム進化学)や国立遺伝学研究所(三島市)らのチームが英科学誌に発表した。人より多様なおいしさを感じている可能性があるという。 チームによると、哺乳類にはうまみや甘み、苦みなど五つの基本的な味覚があり、舌にある受容体タンパク質を介して感知している。チームは現生の33種類の脊椎動物のゲノム情報を解析。従来知られているうまみと甘みに関する味覚遺伝子3種類のほか新たに8種類見つけた。 顎を持っ
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全国各地の陶芸作品 三島に集結 3月3日まで
全国各地の陶芸作品を一堂に集めた「全国大陶器市」(同振興会主催)が17日、三島市の三嶋大社で始まった。3月3日まで。 有田焼や備前焼、波佐見焼など全国の名だたる産地の陶磁器約20万点の展示即売会。窯元や小売店などが13ブースを構えた。日常的に使える茶わんや皿、湯飲みをはじめ、たぬきの置物やつぼなどの大型の作品も。彩りも豊富で、産地や作り手の違いを味わえる。刃物や家具、海産物の加工品なども販売している。 約30年続く恒例イベントで、今年は全国12カ所で開催するという。
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沼津商高 地域課題解決へ生徒が提案 イベント開催や名物開発
清水町の沼津商高でこのほど、生徒が地域課題を考える探究学習「沼商プロジェクト」の成果発表会が開かれた。 1年生約200人が1年間、同町や沼津市、三島市についてフィールドワークなどを通じて調査。各市町職員らを前に発表した。PR不足といった課題を挙げ、町内にラーメン店が多いことからラーメン好きが集まるイベントの開催や、沼津港の活性化のために新たな名物「深海ジュース」を開発することなどを提案した。 望月結奈さん(16)は「発表は緊張したが、自分たちの考えた案を伝えられてよかった」と話した。
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⚽元日本代表FW高原さん 「夢やりきった」 生まれ故郷の三島で引退報告
サッカー元日本代表FWの高原直泰さん(44)が16日、生まれ故郷の三島市役所に豊岡武士市長を訪ね「子どもの頃から夢見たことをやり切れた」と昨季限りでの現役引退を報告した。自ら創設したJFL沖縄SVで務めてきた監督も退き、今後は最高経営責任者(CEO)としてJリーグ入りを目指すクラブの経営に専念する。「チームで静岡に凱旋(がいせん)できるように頑張る。育ててもらった静岡にも経験を還元したい。これからの高原も楽しみにしてほしい」と語った。 高原さんは市立山田小から東海大一中(現・東海大翔洋中)、清水東高を経て1998年に磐田へ入団。ドイツに渡って活躍し、ワールドカップ(W杯)にも出場した。清水
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静岡県内25施設で学年、学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は16日、県内の高校、小学校、こども園25施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計282人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 三島市2施設23人、御殿場市1施設4人、富士市1施設8人、静岡市葵区2施設23人、同市駿河区2施設24人、同市清水区3施設24人、藤枝市3施設23人、磐田市1施設8人、掛川市1施設12人、袋井市1施設28人、湖西市2施設32人、菊川市1施設8人、浜松市天竜区1施設18人、同市中央区4施設47人
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三島移住者が交流 楽しみ方や悩み共有
三島市は16日、移住者交流会を開いた。市役所での座談会と市内の名所を巡るバスツアーの2部構成。同市や裾野市に移住した10組12人が参加し、移住後の生活の楽しみ方や困りごと、悩みなどを共有した。 座談会では、移住後の暮らしぶりについて意見交換した。交友関係の築き方では「三島は10万人都市とは思えないほどコミュニティーがある」「複数に所属している人から新しい場所を紹介してもらい、1年で知り合いが増えた」とコミュニティーの充実ぶりが話題となり「フェイスブックでつながることが多い」と話す参加者もいた。 町内会については「回覧板が面倒」「町内会費を払っているが、何をしているか分からない」という意見があ
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シェアサイクル 中央公園に拠点 裾野2カ所目
裾野市と加和太建設(三島市)は15日、裾野市中央公園にシェアサイクルステーションを開設した。JR裾野駅前に続いて同市内2カ所目。 レンタル用電動アシスト機能付き自転車の貸し出しと返却の拠点。ステーションは沼津や三島、長泉、清水など周辺市町にもあり、借りた場所以外に返却する乗り捨てもできる。通勤や通学、観光、買い物など幅広い利用を想定する。 裾野市内では路線バスの廃止や減便が相次いでいる。市は公共交通網を補う移動手段として、ステーションの増設を目指す。
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伊豆地域活性化へ 新アプリ 三島、熱海、函南「ファン倶楽部」 ポイント集め特典と交換 80の加盟店でスタート
伊豆地域の関係人口増加や活性化を図る三島、熱海、函南の2市1町による共同事業「伊豆ファン倶楽部」のサービスが15日、始まった。加盟店やタクシーの利用でためたポイントを特典と交換できる。利用者の行動データを取得し、事業者によるサービスの充実にもつなげる。 サービスは、スマホの専用アプリで会員登録すると利用できる。加盟店で税込み500円以上利用したり、タクシーに乗車したりすると1ポイント付与され、マイナンバーカードとの連携でもポイントを得られる。ドリンク無料や裏メニュー提供などの特典が加盟店で用意され、10ポイントで交換可能。加盟店は3市町の飲食店や土産店、観光施設など約80店でスタートし、今後
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御殿場南小 行司、郷土力士が出前授業 栃幸大と児童 ぶつかり稽古
大相撲春日野部屋に所属する行司や県内出身力士が15日、御殿場市の御殿場南小を訪ね、相撲の出前授業を行った。6年生約100人が体験を交えながら相撲の歴史や練習を学び、国技への理解と関心を高めた。 木村庄太郎三役格行司と力士の栃幸大(25)=三島市出身、飛龍高卒=、香富士(35)=沼津市出身=が訪問した。木村行司は「相撲はスポーツであり、神事である」と説明し、相撲の歴史を紹介。土俵祭で神様を迎え、千秋楽の神送りの儀式で終了する本場所の流れや力士の所作の意味、行司の仕事なども解説した。 栃幸大を相手にしたぶつかり稽古も体験。児童が大きな胸に力いっぱい飛び込み、力士の力強さを実感した。わんぱく相撲全
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多様な教育環境 整備加速 選択肢広げて個性尊重【検証 24年度 静岡県予算案㊤】
JR富士駅近くの住宅地にある適応支援教室「アルファー」。2月上旬、富士市在住の稲村翔太さん(17)は総合の授業に取り組んでいた。仲間と交わす会話に、思わず笑みがこぼれる。アルファーは発達障害などの診断を受けた富士、富士宮市の不登校の小中高生ら約100人を受け入れる民間の教室。稲村さんは小学2年から通っている。 「クラスに乱暴な子がいて、何かされるんじゃないかと小学校に行くのが怖くなった」。稲村さんは当時をそう振り返る。現在はアルファーが提携する通信制高校の2年生になり、勉強とアルバイトの両立に励む。教室は「接しやすい先生がいて、リラックスできる場所」に変わった。 不登校の子どもは全国的に
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⚽アスルクラロ沼津 昇格へ「結束」誓う 三嶋大社で必勝祈願
サッカーJ3アスルクラロ沼津は14日、リーグ開幕を前に三島市の三嶋大社で必勝祈願を行った。クラブが同日までに発表したスローガンは「結束 魂で闘え」。高島雄大社長、中山雅史監督やスタッフ、選手計約40人がチーム一丸となって戦うことを誓い、今季の飛躍を祈った。 中山監督は「心身ともに健康第一」と絵馬に記して奉納。「目標に向かうために、心も体も健康でなければ立ち向かっていけない。より強固に結束し、戦いに臨みたい」と語った。 選手を代表し、菅井拓也選手は一戦必勝としたためた絵馬を示しながら「目の前の試合と練習にベストを尽くすことが、J3優勝、J2昇格につながる」と力を込めた。
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暮らして良かったと思える三島市に 市民サービス推進へ 24年度市長施政方針
三島市議会2月定例会が14日開会し、豊岡武士市長が2024年度の施政方針を示した。一般会計450億7千万円を計上した24年度当初予算案について「『三島で生まれて良かった、育って良かった、暮らして良かった』と思ってもらえるよう編成した」と述べ、市民サービスのさらなる推進を誓った。 第5次市総合計画の六つの目標に沿って新年度の主要事業について説明した。本格工事が始まる三島駅南口東街区再開発は、事業効果を向上させる取り組みを実施。地下水や湧水の保全に向けたモニタリング調査を継続する。能登半島地震を受け「当たり前と思っている安全の裏には、災害や事故といった危険が常に潜んでいる」とし、自助・共助の力
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しゃぎり継承 模索 地域伝統芸能の価値考える 三島
三島の伝統芸能しゃぎりの永続的な発展を目指す「しゃぎりフェスティバル実行委員会」はこのほど、地域伝統芸能の価値について考えるシンポジウムを三島市民文化会館で開いた。民俗学の専門家を講師に招きしゃぎりを後世に受け継いでいく方法を模索した。 講演とパネルディスカッションの2部構成。成城大文芸学部の俵木悟教授は価値を継承していくには、伝統芸能そのものの楽しさや美意識といった絶対的価値を高めていく必要性があり「魅力を発信し続けていかなくてはならない」と訴えた。社会が変化する中で持続するには、独善的にならず立場が異なる人と協力関係を構築する大切さも伝えた。 同実行委は「周囲の理解」「自己研さん」「後継
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工事を架空発注 電業社機械製作所
ポンプ、送風機メーカーの電業社機械製作所(東京)は13日、仙台市の東北支店でトンネル工事の架空発注があったと発表した。弁護士や公認会計士でつくる特別調査委員会を設け、全容解明に向けた調査を始めたという。 同社によると、東北支店で協力会社に対してトンネル工事を発注する架空の契約書作成事案が判明し、営業担当者が支店長の印鑑を不正利用して加担していたとみられている。14日に予定していた2023年4~12月期決算の発表は延期した。過年度の有価証券報告書と四半期報告書の訂正を含め、今後の対応を検討する。 同社は三島市に三島事業所と静岡支店がある。
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災害時、訪問介護維持 浜松市内10事業所が協定
浜松市内の訪問介護事業所10社が13日、災害時に職員の被災などによりサービス提供が困難になった場合に備え、事業所間で職員を派遣してカバーし合う相互応援システム協定を締結した。平常時からサービスに関する情報を共有し、切れ目のない支援を目指す。静岡県内では初めての取り組み。県は同市と三島市をモデル地区とし、今後全県に広げていく方針。 訪問介護では食事や入浴など最低限のサポートが必要な利用者が多く、サービスが途切れることで身体機能の低下や健康被害が生じる可能性がある。地震などの直接被害を免れても災害関連死に至る懸念があり、継続が重要となる。県は2021年度に県ホームヘルパー連絡協議会に事業委託し
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児童、思い思いの富士山表現 清水町でワークショップ
清水町教委は12日、段ボールを使って富士山のオブジェを制作する子ども向けワークショップを町地域交流センターで開いた。小学生10人が思い思いに富士山を表現し、高さ約1.2メートル、幅と奥行きがそれぞれ約2メートルの作品が完成した。 町文化芸術講座で指導する加藤和子さんが講師を務めた。富士山のマグマを想像して、骨組みとなる段ボールを赤く塗った。ロール紙に自由に色を塗り、「いつまでもきれいな富士山でいてね」などとメッセージを書いて骨組みに貼り付けた。三島市の北小3年石井優羽美さんは「水玉模様などを自由に描けて楽しかった」と話した。 ワークショップは14日から同センターで始まる「十人十色富士山展
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婚活パーティー盛り上げ 三島で芸人富士彦さん、男女つなぐ
三島市の三島商工会議所青年部はこのほど、市内の飲食店で「三島で婚活パーティー」を開いた。吉本興業の「静岡県住みます芸人」の富士彦さんが司会を務め、パートナー探しを後押しした。 20代から40代の会員企業の従業員ら約50人が参加。テーブルごとに言葉の代わりに絵を使うしりとりやケーキの飾り付けを楽しみ、親睦を深めた。富士彦さんは軽妙なトークを繰り広げ、青年部のスタッフらにもツッコミを入れるなどして盛り上げた。 地元でパートナーと結婚し、定住してもらうことで地域を活性化しようと企画。新型コロナウイルスの影響で少なくなった対面でのつながりも重視した。勝亦優会長は「企業の発展のためにも三島に定住す
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小中生が力走 三島クロスカントリーリレー大会
三島クロスカントリーリレー大会(三島市陸上競技協会主催)が11日、同市安久の日本大国際関係学部御園グラウンドで開かれた。小学生15チーム、中学生9チームが懸命にたすきをつないだ。 グラウンド内を1人2周し、5区間計11・6キロで行われた。選手は仲間や保護者らの声援を受け、力走した。補欠選手による個人の部も行われた。各部門の優勝チームは次の通り。 小学男子 裾野陸上A▽同女子 富士常葉JC3▽同混合 富士常葉JC1▽中学男子 富士常葉JCB▽同女子 富士常葉JCD ▽同混成 富士常葉JCA
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一流音楽家の多彩な演目♪ 観客魅了 三島で演奏会
日本クラシック界を代表する一流音楽家が集う「三島せせらぎ音楽祭」(実行委主催)のメインコンサートが11日、三島市の市民文化会館で開かれた。 新型コロナウイルスによって演奏の機会が奪われた2020年に同市で開かれた小さな音楽会に出演した音楽家15人が集結し、2部制で開催。第2部の「ザ・クラシックステージ」は、ショパン国際コンクールに日本人歴代最年少で入賞した横山幸雄さんらによるショパンのピアノ協奏曲1番で幕開け。オペラや組曲など多彩な演目を次々と披露し、美しい音色で観客を魅了した。 同音楽祭は、コロナ下に演奏の場を提供した三島への感謝を込めて日本有数の音楽家が21年度から毎年開催。病院や商
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時論(2月11日)障害の前に伝えるべきこと
取材で知り合い、お付き合いさせていただいている三島市在住の和太鼓奏者片岡亮太さんは毎月、近況報告を交えたニュースレターをメールで送ってくれる。最新号には「障害アフター運動」と題するコラムが添えられていた。 片岡さんは10歳の時に網膜剝離で視力を失った。マスコミなどでは「全盲の和太鼓奏者」と紹介されることが多い。私もこれまで片岡さんを取り上げる時、特に意識することなくそう書いてきた。 コラムでは、演奏者であることの前に、「全盲の」と障害者であることが真っ先に伝えられることへの違和感がつづられていた。自分が能動的に手にした肩書よりも、付帯的状況が先に語られてしまう。そんな「長年の歯がゆさ」を
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食品ロス、30年度に半減を 三島市審議会が計画案答申
三島市廃棄物処理対策審議会は8日、市食品ロス削減推進計画案を策定し、豊岡武士市長に答申した。食品ロス量を2030年度に3198トンまで減らし、00年度から半減させる目標を設定した。削減が進んでいない事業所の取り組みを進めるため、協力店認定制度を創設するよう求めた。 目標値は政府が掲げる目標に準拠した。市の現状や課題も明記した計画案によると、00年度6396トンだった同市の食品ロス量は、21年度に4403トンに減少した。一方、00年度から21年度にかけて約4割減少した家庭系に対し、事業系は約1割減にとどまった。解決策として事業者と連携した取り組みの推進を提案し、売れ残りそうな商品を消費者とつ
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児童、SDGs学び料理発案 防災すごろく、選挙の絵本も制作 三島
子育てにまつわる講座を展開する施設「コソダテの学校3919」(三島市大社町)でこのほど、「こどもSDGs(持続可能な開発目標)マルシェ」が始まった。22日まで、SDGsについて学ぶ小学生が発案した料理を提供するほか、防災にまつわるゲームや選挙に関する絵本を展示している。 同施設で約1年半かけてSDGsを学んだ7人の成果発表の場として開催。初日は子どもたちが店員を務め、大豆ミートを使ったキーマカレーや水耕栽培したキノコのスープなどを提供した。材料がSDGsの「17の目標」の何に貢献するかも説明した。 災害に強いまちづくりに関心がある児童は、防災に関するクイズを解きながら遊ぶすごろくを紹介
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“推し芋”見つけて 三島甘藷祭りで3種食べ比べ 焼き芋クラフトビールお披露目も
JAふじ伊豆三島函南地区本部は10日、三島市谷田のファーマーズマーケットみしまるかんで「三島甘藷(かんしょ)祭り」を開く。箱根西麓三島野菜を売り出す「坂もの祭り」の第2弾。熟成焼き芋の食べ比べセット販売や焼き芋を原料にしたクラフトビールのお披露目などがあり、担当者は「イモの種類や食べ方の“推し”を発見してほしい」と期待する。 三島甘藷は、同市佐野地区を中心に生産されるサツマイモ。昭和初期には「山北印」の名で知られ、日本一とも評された。昨年12月の大根祭りと同様に地元農産物の魅力を伝えようとかつての祭りを復活させた。 焼き芋の食べ比べは、紅あずま、紅はるか、シルクス
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保育園や幼稚園に絵本や遊具を寄贈 三島で東芝テック
東芝テック(本社・東京)は7日、三島市の保育園や幼稚園、放課後児童クラブなどに約50万円相当の絵本や遊具を寄贈した。 寄贈した絵本は242冊で、2015年度の取り組み開始からの総数は3504冊(約500万円相当)となった。従業員による読み聞かせ活動も年数回、市内の幼稚園で行っている。 同社静岡営業所の土屋竜宏所長らが市役所を訪れ、園や施設の代表者に絵本を手渡した。土屋所長らは同日、北幼稚園にも出向いて絵本を直接届け、読み聞かせを行った。 同社では給与の100円未満の端数を拠出した「社会貢献基金」を設け、会社の拠出額を加えた寄付金で事業所を置く地域で社会貢献活動を行っている。伊豆の国市にも後日
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市議会の仕組み学ぶ 三島北高で講座
三島市選挙管理委員会はこのほど、若年層の投票率向上を目的とした選挙出前講座を三島北高で開いた。市議会と初めて共同開催し、市民にとって最も身近な市政や政治家の役割について紹介した。 藤江康儀議長と甲斐幸博副議長が訪れ、市議会の仕組みや議案審議の流れなどを説明した。生徒からの質問で「議員に必要なスキルや知識はあるか」と問われ、「三島市を良くしていこうと思い、やる気と元気があればできる。将来ぜひ出馬してほしい」と呼びかけた。 昨年4月の市議選の投票率は過去最低の46・49%。政治への関心を高めてもらおうと市議会の協力を受けて開催した。
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「いずっぱこ 車内に川柳 にじむ愛」 川柳電車、運行開始 車内に入賞作
三島市の伊豆箱根鉄道は9日から、駿豆線沿線住民から寄せられた「いずっぱこ」への思いや愛着がにじむ川柳を飾った「川柳電車」を運行する。27日まで、沿線4市町と昨秋に開催したコンテストの入賞作品36点を車内に展示する。 コンテストは2022年度、駿豆線沿線の高校生を対象に初めて開催。好評だったため、23年度は一般と学生の2部門を設け、434作品の応募があった。大賞は学生部門がペンネーム「ゆず」(三島北小6年)の「六年間泣いて笑ってもう終点」、一般部門はペンネーム「還暦おじさん」の「家内より長い付き合い駿豆線」が輝いた。 作品を飾る中づりポスターには、作品に込めた思いも掲載した。好意を寄せる男
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三島のお稲荷さん 小路を歩くツアー 12日と23日開催
三島市ふるさとガイドの会は、12日と23日に市街地の名所や史跡を訪ね歩くツアーを開催する。参加無料。 12日は「新春開運初午(はつうま)ツアー」と題し、三嶋大社大鳥居前を発着点とした約2・5キロの行程で、地元住民に親しまれてきた14カ所のお稲荷さんを巡る。富士山の日の23日は、市内に八つある小路の歴史や魅力を味わうツアーを開催。三嶋大社大鳥居前から伊豆国分寺まで約3・2キロのコースを歩く。 12日は直接三嶋大社に集合する。23日のツアーは16日までに申し込みが必要。問い合わせは市ふるさとガイドの会<電055(981)7057>へ。
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さすまたの使い方学ぶ 三島中央病院で不審者対応訓練
三島市緑町の三島中央病院は5日、三島署の協力を受け、不審者侵入対処訓練を同病院で行った。職員約50人が、さすまたの使い方や不審者への対応方法を学んだ。 不審者が受付でクレームをつけ、刃物を見せて職員に襲いかかる想定で実施し、職員は不審者役の署員をさすまたで取り押さえた。指導した署員は、不審者を前方と後方から挟み、後方の人が膝の裏を突くと効果的なことなどを伝えた。 昨年9月に富士宮市の病院で3人が死亡した事件などを踏まえ、同病院は対応を強化しようとさすまた12本を購入。有効な使い方を学ぶため訓練を企画した。
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静岡ライカ倶楽部 「第18回写真展」【仲間と共に】
白黒写真は見る人の想像力を駆り立てます。その想像の背景には、それぞれの生きてきた人生や、その時の感情が影響しています。 昨年夏ごろ、静岡ライカ倶楽部のメンバー数人と三島市へ出かけました。伊豆箱根鉄道の三島広小路駅から少し入ったところに、裏町的な雰囲気の場所を見つけて撮影しました。夜は人が多く集まるであろう街の、昼間の景色です。「夜の人生模様」に思いを巡らせながら、愛用のライカを構えました。今回の展示会には、この時の作品を6枚の組み写真にして出します。 写真を始めて55年ほどたちます。ライカを手にして40年、カメラそのものの使いやすさは当然ながら、レンズの深い味わいや、表現ににじむ微妙な違
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静岡人インタビュー「この人」 女性初の県社会保険労務士会長 高妻理愛さん(三島市)
昨年5月、静岡県内の社会保険労務士1090人が登録する組織のトップに立った。女性としては初めて。労働を取り巻く環境や価値観が変化する中、社労士の資質向上に資する組織としてあるべき姿を模索する。57歳。 ―女性初の会長として意気込みを。 「『女性だからどうこう』という意識は特にない。ただ、前任から『女性の登用を意識しないと後輩は育たない』と言われた。役員は会員よりも女性の割合が少ない。せめて同じにしないといけない。男性の育休取得が進むなど社会は変化している。役員に女性が普通にいる状態をつくらないといけない」 ―取り組みたいことは。 「県会ができて56年目。設立当時と世の中は変わった。会
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定例会 14日開会 三島市議会
三島市議会は7日、議会運営委員会を開き、2月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程、事項は次の通り。 会期 14日~3月15日◇市長施政方針 14日◇代表質問 26、27日◇一般質問 3月8、11、12日(予備日13日)◇当局提出議案 2024年度当初予算案など47件◇常任委委員会 28、29日、3月1、4~6日
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障害者相談支援事業 誤認で非課税扱いに 三島市、2000万円未納
三島市は7日、障害者相談支援事業に関する消費税の取り扱いを誤認し、本来課税対象だった市内外の社会福祉法人など6事業所に対する委託料を非課税扱いにしていたと発表した。2023年度と消費税申告時効前の過去5年間分の未納分は2047万9千円。市は未納分と、消費税の修正申告にかかる延滞税などを事業所に支払う。 市障がい福祉課によると、障害相談支援事業が消費税の非課税対象となる社会福祉法の社会福祉事業に該当すると誤って認識していたという。23年10月の厚生労働省の通知を受けて契約書を確認し、発覚した。 同様の誤りは県内の複数自治体で確認されている。
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富士山噴火 避難計画策定へ 三島市防災会議 経路設定、市外も検討
三島市防災会議は7日、同市の富士山南東消防本部で会合を開き、市地域防災計画の改訂を了承した。富士山噴火に備えた避難計画の策定方針を盛り込んだ。今後、被害想定地域を避けた避難所や避難経路の設定、市外への広域避難などについて検討する。 市は2021年に改訂された最新のハザードマップで、市北部の一部だけだった溶岩流の到達地域が三島駅付近まで拡大した。避難計画は最新のハザードマップを反映した富士山火山避難基本計画を基に周辺市町と調整し、対象自治会の役員らの意見を踏まえて策定する。 市地域防災計画は国や県の計画修正、法改正を踏まえた改訂も行った。市水防協議会も同日開かれ、水防計画が改訂された。
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能登地震 現地の教訓伝える 不審者対策を 三島市派遣職員 市役所で活動報告
能登半島地震の被災地に派遣された三島市職員による活動報告会が7日、市役所で開かれた。石川県穴水町で避難所運営に当たった危機管理課の職員が、運営マニュアルを周知する大切さや不審者対策を検討する必要性を訴えた。 同町では避難所運営に関するマニュアルがなかったという。洗濯機の導入など不測の事態の対応は、役場職員に毎回見解を問う必要があり時間を要したため、三島市では整備済みのマニュアルを生かした対応が求められると報告した。 現地は避難者の管理体制も不十分で、県の職員が派遣された後に名簿が作成されたという。避難者の顔が分からない状態で、不審者の確認対応を求められたこともあった。一部の避難所では外出管理
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西伊豆町ふるさとフォトコンテスト 3部門グランプリ決定
西伊豆町は5日、町内の夕日や風景がテーマの写真を審査する「第19回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の審査会を行った。夕陽部門は佐藤和彦さん(松崎町)、ふるさと部門は松田恵一さん(西伊豆町)、ドローン部門は野口賢司さん(三島市)の各作品が最高賞のグランプリに輝いた。 作品は2023年9月~24年1月に募り、夕陽、ふるさと、ドローンの3部門に県内外55人から308点が寄せられた。審査会が町保健センターで行われ、審査員長の写真家筒井章さん(伊東市)や星野浄晋町長ら6人がグランプリを含む入賞作36点を選んだ。 筒井さんは「撮影技術などのレベルが全体で上がっている。次回はこれまでにない斬新
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三島駅南口東街区 工事本格開始 検討から40年ようやく着工
三島市の三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションを建設する再開発事業の工事が始まった。6日には現地で安全祈願祭が執り行われ、関係者約100人が事業の成功を祈った。検討開始から約40年を経て、伊豆や駿東の〝玄関口〟となる駅前整備が本格化する。 東街区には、定期借地事業区域を含めた約1・3ヘクタールに計6棟が整備される。24階建ての高層マンションや商業施設、ホテル、立体駐車場などを建設。高層棟4階には高機能健診センターの導入に向けた検討が進む。子育て支援施設も整備し、エリア全体を広域健康医療拠点と位置付けてにぎわいを創出する。総事業費は261億円。完成は2028年2月を予定し、東急建設が
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男性の長期育休 不安解消 三島信金で講座 仕事への利点学ぶ
三島信用金庫は6日、仕事と家庭の両立や男性育休をテーマにした講座を三島市芝本町の本店営業部で開いた。県東部で活動する子育て支援団体「ママとね」が企画、男性行員8人が長期間の育休取得による子育てや仕事への利点を学んだ。 1年間の育休取得を経験した大手クレジットカード会社の社員と県職員がゲストとして登壇し、体験談を披露した。「短時間で成果を挙げる時短勤務の社員より、遅くまで頑張る後輩の評価を高くしていた考え方が変わった」「子どもの病気で急に休む場合を想定し、同僚に仕事を任せられる準備をするようになった」「ストレス耐性が上がり、仕事が楽しめるようになった」などと育児体験を通じた変化を紹介した。 同
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梅と桜競演 三島・松韻せせらぎ亭
食事どころ松韻(三島市中田町)の別邸「せせらぎ亭」で、梅と桜の花が見頃を迎えている。7日まで恒例の梅まつりが開かれ、来店客が白やピンクの花で彩られた庭園を満喫している。 梅まつり期間中は午前11時から日没まで、しだれ梅63本と河津桜12本が植えられた日本庭園を開放し、甘酒を無料で振る舞っている。通常完全予約制で会席コースのみのせせらぎ亭も通常メニューで食事が可能。人気メニューの「松韻華膳」を通常より割安の税込み3000円で提供する。 問い合わせは松韻<電055(973)2678>へ。
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焼津市、三島市 関西万博で「わが町」PR
焼津は温泉を 焼津市が2025年の大阪・関西万博で開催予定の自治体催事に参加表明したことが5日までに関係者への取材で分かった。期間中に行われる温泉をテーマにしたイベントに出展し、焼津温泉の魅力を来場者にアピールする狙い。 関係者によると、万博期間中に、全国の首長でつくる連合が主導する形で、会場内に開設される「メッセ」の一角を使用して、国内の魅力を打ち出すさまざまなテーマに沿って複数の自治体が参加するイベントの開催が計画されているという。 焼津市は、食などのテーマが並ぶ中、「温泉」の回に名乗りを上げた。参加が正式決定されると、ほかの自治体とともに、ブースでの見せ方やアピールポイントについて
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踏切内の誘導点字促進 国交省 指針改定 視覚障害者事故防ぐ
国土交通省は、視覚障害者の踏切事故防止に向け、道路のバリアフリー指針を改定した。踏切内に点字などの誘導表示を増やすため、整備の位置付けを従来の「望ましい」から「標準的」に格上げした。道路管理者の自治体などに積極的な対応を促し、点字をたどれば踏切から逸脱せず渡れるようにする。改定は1月15日付。 道路のバリアフリー基準は①義務②標準的③望ましい-の3段階がある。奈良県大和郡山市で目の不自由な女性が電車と接触し死亡した事故を受け、国交省は2022年6月に指針を改定。踏切の外側では、踏切が近いことを示す点状ブロック設置を標準的とした。 踏切内の誘導表示については設置が望ましいとしていたが、視覚障害
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三島の飲食5店 広小路町周辺でフェス、常連客舌鼓 自慢料理どうぞ
三島市広小路町周辺の飲食5店舗でつくる「三島広房」は4日、パステリア地中海でグルメフェスを開いた。各店舗のシェフが自慢の料理を提供し、常連客らを楽しませた。 新型コロナウイルスの苦境を協力して乗り越えようと、各店の料理を詰め合わせたミールキットを販売するなどした店同士のつながりを生かし、食の楽しさを伝えようと企画した。地中海、ディチョット、ルワゾーブル、麒麟(きりん)、登喜和の5店舗に加え、富士山三島東急ホテルが参加。それぞれの魅力が詰まった箱根西麓三島野菜のバーニャカウダや春野菜の天ぷら、ふかひれスープなど和洋中の多彩な料理を次々と来店客に提供した。 料理には地元産の野菜をふんだんに使
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三島市教育研究奨励賞 優秀2点、優良8点表彰 「今後も継続し、深めて」
三島市教育研究奨励賞の授与式がこのほど、市役所中央町別館で行われた。小塚英幸教育長が、教育の充実や振興に寄与する優れた研究として優秀賞2点、優良賞8点を表彰した。 松本幼稚園の宮沢裕紀教諭は「つながりある保育をめざして―遊びの芽を見つけよう」との題目で、中郷中の杉山浩隆教諭は「授業に関わる全教職員の時間割を一元管理するための週時間割作成による働き方改革の推進とその効果」と題して研究し、優秀賞を受賞した。小塚教育長は「今後も研究を継続し、深めてほしい」と期待した。 優良賞の受賞者は次の通り。 平野康弘(佐野小)矢野良祐(中郷小)横山慎也(北中)鈴木真矢(北上中)島村隼平(中郷西中)土屋直輝(同
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自動運転バスの実証実験相次ぐ 静岡県内公道6カ所、全国3位 運転手不足解消に期待
静岡県内で自動運転バスの実証実験が相次いでいる。県や静岡、浜松市などが計6カ所で公道走行を実施し、共同通信の調査では愛知、栃木両県に次いで3番目に多かった。県によると、このほかにも複数の自治体が関心を示し、運行エリアがさらに広がる可能性がある。残業規制強化で運転手不足が深刻化する「2024年問題」が懸念される中、人口減や高齢化が進む地方の移動手段として期待が高まっている。 23年度に静岡、浜松、沼津、掛川市、松崎町のほか、三島市と長泉町にまたがるエリアで実証実験が行われた。いずれも一部の操作をシステムが担う「レベル2」だが、特定条件下で運転手がいなくても走行可能な「レベル4」の実現を視野
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雨中も懸命に駆け抜け 三島でかの川マラソン
三島かの川健康マラソン(三島市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4日、同市の長伏公園を発着点に開かれた。 小学1~3年生が親と一緒に走る「親子1・5キロの部」をはじめ、3キロと5キロのコースで8部門を設定した。約250人が小雨が降る中、狩野川の堤防沿いを走るコースを懸命に駆け抜けた。
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eスポーツ×障害者就労支援 加和太建設、三島市に事業所オープン 「時代に合わせ福祉も変化を」
三島市の加和太建設はこのほど、eスポーツ業界で活躍するための知識や技術を磨く就労支援B型事業所「ONEGAME(ワンゲーム)三島芝本町」を同市にオープンした。県東部における障害者の就労選択肢拡大とeスポーツ業界の人材育成を通じた地方創生を目指す。 障害者雇用の改善を考えていた井沢賀奈代総務課長が、社内の新規事業コンテストに応募。障害のある若者の就労選択を広げる方法を模索し、eスポーツに着目した。ノウハウ不足を補うため、多様な障害福祉サービスを展開するワンライフ(群馬県前橋市)と加盟店契約を結び、県東部初の事業所開設に至った。 同事業所は「選手」「イベント」「実況解説MC」の3コースを用
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高校生 英語で即興討論 三島で県大会 浜松江之島が優勝
高校生が直前に出題されたテーマについて英語で議論を交わす「英語パーラメンタリーディベート県大会」(県高校英語教育研究会主催)が4日、三島市の三島北高で開かれた。13校が出場し、浜松江之島が優勝した。 3人一組でチームを組み、4試合の勝利数やスコアの合計で競った。「貧困層に投票権を増やすのは是か非か」などのテーマが試合開始20分前に提示され、各チームは賛成と反対の立場に立った意見を考えた。スピーチは1人5分。各チームのメンバーが交互に登壇し、主張を展開した。相手の意見にも反論しながら論理性や根拠となる理由の質の高さを競った。 優勝校をはじめ上位数校が3月に東京都で開かれる全国大会に出場する。参
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理美容技術で全国入賞 専門学校生 伊藤さん(沼津)
静岡県東部総合美容専門学校(三島市)2年の伊藤由利香さん(20)=沼津市=が、昨年10月に大阪市で開かれた「全国理容美容学生技術大会(理美容甲子園)」(日本理容美容教育センター主催)のワインディング部門で優秀賞に輝いた。同校から初の全国入賞者。 ワインディング部門は20分以内で60本以上のロッドを髪に巻き、正確さと美しさを競った。伊藤さんは芸術祭全国大会(国際美容協会主催)でも学生ワインディングロッド巻きの部で優秀技能賞を受賞。「本番では実力を出し切れなかったが入賞できた。練習してきて良かった」と喜びを語った。 伊藤さんは「ジュハジャポンフェスティバル」(かながわ理容美容協同組合など主催
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1年の活動成果披露 三島市民生涯学習センター 音楽会や洋服、書の展示
三島市民生涯学習センターを活動拠点とする団体が1年間の成果を発表する「生涯学習まつり」(市主催)が3日、同センターで始まった。4日まで。 初日の発表の部は、マナビスト連絡会が「小さな音楽会」と題し、ハンドベルの演奏などを披露した。たたくと決まった音階の音が鳴る「ドレミパイプ」も紹介し、来場客とともにカエルの歌を演奏した。展示の部では、手作りの洋服や書、生け花、写真などが並んだ。生涯学習の推進に貢献した功労者の表彰も行われた。 表彰を受けたのは次の通り。 君山宇多子、鈴木あや子、鈴木祥子、宮森祥世、市立図書館セカンドブックボランティアグループ
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東武トップツアーズ 三島市に300万円寄付 企業版ふるさと納税
東京都の旅行会社「東武トップツアーズ」はこのほど、企業版ふるさと納税制度を活用し、三島市に現金300万円を寄付した。篠原俊成首都圏統括部長が市役所を訪れ、豊岡武士市長に目録を手渡した。 寄付金は電気自動車(EV)導入費用に充て、車両には市の魅力を発信するラッピングを施すという。 同社は地方創生を目指す自治体を探す中、市の「みしまファンネット推進事業」への寄付を決めたといい、篠原統括部長は「三島市へ新しい人の流れを作ることを応援していきたい」と語った。
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三島市予算案 一般会計過去、最高450億円 再開発関連に注力
三島市は2日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は3年連続で過去最高を更新し、450億7千万円(前年度当初比6・1%増)となった。三島駅南口東街区再開発事業に加え、既存施設の改修・補修など投資的経費が増加。子育てや健康づくりにも手厚く配慮し、積極型の予算となった。 本年度中に着工する再開発事業は、補助金を含め17億4100万円を計上し、にぎわい創出に向けた検討に取り組む。関連事業として無電柱化に3億3700万円、駅前広場等管理に5700万円を充て、伊豆の玄関口の整備に注力する。大場地区の土地区画整理といった事業も進め、市民体育館の整備や錦田中の長寿命化改修、同報無線のデジタル化再
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温暖化防止活動で表彰 静岡県、4団体に知事褒賞
静岡県は2日、2023年度の地球温暖化防止活動知事褒賞の表彰式を県庁で行った。地球温暖化防止に大きく貢献したとして4団体を表彰した。 温室効果ガス排出削減対策部門は、工場でのエネルギー消費量などの「見える化」を通じて、従業員の省エネ意識向上や設備運用の改善を進めた小野薬品工業フジヤマ工場(富士宮市)と、遮熱シートによる放熱ロス対策や井戸水を活用した空調への切り替えなどを行い二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減した三恵(磐田市)が受賞した。 地球温暖化防止普及・啓発部門は、従来廃棄されていたコーヒーの果肉を使った商品の開発、販売などに取り組んだ静岡文化芸術大の「カスから生まれるプロジェク
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新年度予算案 三島市
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇三島市(14日~3月15日予定)①450億7千万円②6・1%増③無線通信広報(4億9700万円)▽体育施設整備(7億8千万円)▽無電柱化(3億3700万円)▽三島駅南口東街区再開発(17億4100万円) ※3年連続の過去最大規模。既存施設の改修など投資的経費が増加した。子育て支援にも配慮した。
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新春賀詞交歓会 地域経済振興誓う 長泉町商工会など
長泉町商工会と沼津法人会長泉支部、長泉青色申告会はこのほど、新春賀詞交歓会を三島市の東レ総合研修センターで開いた。地元の経済関係者らが地域経済活性化に向けて、気持ちを新たにした。 同商工会の白砂清一会長は「小規模事業所の事業継続実現に向けて取り組んでいる。成長できる年になることを願う」とあいさつした。池田修町長が町政報告を行い、財務省四国財務局の児玉光載局長は「長泉町の持続可能なさらなる発展を願って」と題して講演した。
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三嶋大社の歴史 地元住民が学ぶ 宮司講演会
三島市観光協会はこのほど、同市の三嶋大社で矢田部盛男宮司による講演会を開いた。市民ら約150人が、古くから地元住民に親しまれ、観光名所でもある三嶋大社の歴史や文化について理解を深めた。 矢田部宮司は、三嶋大社の信仰が伊豆半島一帯から伊豆諸島に広がる理由について歴史を振り返りながら解説した。富士山や伊豆の噴火に伴い、朝廷から与えられる「神階」が上がった経緯から「神様の位を上げることで災害を鎮めてほしいとの願いが込められていた」と説明した。伊豆半島や伊豆諸島には、御祭神の三嶋大神の后(きさき)神や御子神をまつる神社が数多くあり「明神大社が五つある。一族で列挙するのはなかなかない」と語った。 矢田
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静岡「@S+」会員ら見学 静響定演 リハーサル公開 ブルックナー「交響曲第8番」披露
富士山静岡交響楽団は1日、今年生誕200年を迎えたオーストリアの作曲家ブルックナーの大作、交響曲第8番を披露する第123回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送など共催)の特別公開リハーサルを、静岡市清水区のマリナートで開いた。静岡新聞社・静岡放送の無料アプリ「@S+(アットエスプラス)」との共同企画。 3日間の練習のうち2日目の様子を公開した。同アプリの会員や同楽団定期会員ら約110人が、大編成プロオーケストラの練習を見学した。同楽団首席指揮者の高関健さんは来場者の質問に答え「(交響曲第8番は)ブルックナーの最高傑作。自由な感性で楽しんでほしい」と呼びかけた。 演奏会は3日にマリナート、4日に三
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大自在(2月1日)球春到来
日差しがまぶしい。寒さのピークは越えただろうか。おとといの静岡市のちゅ~るスタジアム清水には観客が50人ほど。サザンオールスターズの曲が流れていた。グラウンドで白球を追う選手のユニホームもまぶしい。 プロ野球のウエスタン・リーグに参戦する新球団、くふうハヤテベンチャーズ静岡が先月25日から春季キャンプを行っている。投手、内野手の守備連係、外野フェンスのクッションボール処理…。キャンプ第2クールとなり、プレーの質も高まっているようだ。 野球協約でポスト・シーズンが定められている日本のプロ野球(NPB)は、10球団がきょう沖縄県や宮崎県でキャンプイン。オリックスはあすから、西武
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三島署、信金支店 コンビニに感謝状 特殊詐欺被害防ぐ
三島署は30日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして三島信用金庫三島谷田支店(岩崎圭之輔支店長)と当時支店長代理だった小宮山葵さん、ファミリーマート三島加茂川店と下田浩史店長に署長感謝状を贈った=写真=。 小宮山さんは昨年12月25日、資産運用の経費として現金200万円を下ろそうと来店した三島市の70代男性の受け答えを不審に思い、被害を防いだ。下田店長は、来店した70代女性が10万円分のギフトカードを購入しようとしたため用途を確認し、アプリ登録料の架空請求詐欺を疑い同署に通報した。
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三島産食材の魅力満載 地元の大学・高校生 新メニュー開発 市内5店舗で販売開始
三島市の三島商工会議所の会員飲食店が2月1日から、栄養学や調理を学ぶ学生とともに開発した新メニューを販売する。同商議所で31日に開かれた完成発表会には、地元食材の魅力を詰め込んだスイーツや総菜など5品目が並んだ。 日本大食物栄養学科の学生と知徳高料理部の生徒が昨年9月、会員飲食店にメニューを提案した。みしまプラザホテル、RAI4、KeitanSweets、mogu―mogu、ロザートが商品化に名乗りを上げ、意見交換や試作を繰り返して作り上げた。 白菜を使ったメンチカツは、店舗側の提案でみそを使用して素材の味を生かすことに成功。ニンジンを使った洋菓子は、地元で取れたタマゴや蜂蜜も使い、三
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三味線×和太鼓×ホルン 三様の音色調和 観客魅了 三島で慈善コンサート
津軽三味線と和太鼓、ジャズホルンの奏者による演奏会「みらいつなぐ こどもとおとなのための新春チャリティーコンサート」(一般社団法人みらいず主催)が29日夜、三島市のホテルで開かれた。約200人の観客が、三者三様の音色が重なり合った異色のステージを堪能した。 同市出身・在住で全盲の和太鼓奏者片岡亮太さんと妻のホルン奏者山村優子さんとのユニット「アジャーリア」と、津軽三味線の各種大会で日本一を獲得した矢吹和之さんが出演した。それぞれの楽曲を演奏した後、3人によるステージが実現。重厚な和太鼓のリズムに合わせ、軽快な三味線と柔らかな金管楽器のメロディーが響いた。同市の児童養護施設「静岡恵明学園児童部
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⚽JFAアカデミー福島「13年間の支援に感謝」 三島長陵高内の「学びや」が終了式 4月“故郷”へ全面帰還
東京電力福島第1原発事故を受けて、静岡県に一時移転していた日本サッカー協会(JFA)のエリート選手育成機関「JFAアカデミー福島」が4月、活動拠点を全面的に福島県内に戻す。三島市の三島長陵高に設けられ、高校世代の選手が通った福島県立ふたば未来学園高の三島長陵校舎も本年度末で閉鎖することになり、同校で30日、終了式が行われた。JFA関係者や選手が、静岡県や同校から受けた13年間の支援に感謝した。 アカデミー福島は原発事故後、活動拠点のサッカー施設「Jヴィレッジ」が東京電力の対応拠点となったことを受け、御殿場市に拠点を移した。静岡、福島両県教委は2011年5月に学校間連携協定を締結し、選手が
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起業家支援へ新プログラム 静岡キャピタルなど
しずおかフィナンシャルグループ傘下の投資専門会社静岡キャピタルはこのほど、三島市を拠点に起業家支援に取り組む「LtGスタートアップスタジオ」と連携し、新ビジネスの創出を後押しするプログラムを立ち上げたと発表した。 LtGが3月に開催するビジネスプランコンテスト「SHOGUN PITCH(ショーグン・ピッチ)冬の陣」で2、3社を採択し、面談を重ねながら事業計画の作成などをサポートする。最大1千万円の出資を検討するなど資金調達に関する相談に応じる。今夏開催の「夏の陣」で成果発表を行う予定。 同コンテストは、源氏再興を期す源頼朝が三嶋大社で旗揚げしたとされる故事にちなみ2022年に始まった。LtG
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静岡人インタビュー「この人」 静岡古城研究会会長 望月保宏さん(三島市)
静岡県内に残る城や砦(とりで)跡の構造や歴史的役割を研究する1972年発足の団体「静岡古城研究会」を束ねる。新型コロナ禍の影響により本来より1年遅れ、本年度に50周年記念事業を展開した。県立沼津工高校長。静岡市清水区出身。60歳。 ―どのような会か。 「戦に備えた防御施設を有した城や屋敷跡を研究している。鎌倉から戦国時代のものが多い。城館があったとされる場所に月に数回ほど出向いて遺構を調べるほか、一般向けに古城見学会や山城セミナーを毎年開いている。地主の依頼があれば、古城の遺構を守るために草刈りにも取り組む。現在の会員は20~90代の約80人。最近は若い人や女性の入会もある」 ―50年
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静岡県生まれマーガレット3品種 出荷開始 珍しい形や色 高い評価
静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)で本年度開発されたマーガレット3品種の出荷が、年明けから始まった。注文単価は他品種の約1・5倍で、市場関係者の評価は上々。県東部の生産者8人が5月中旬まで、東京や名古屋を中心に全国の市場に各品種1万ポットを出荷する。 今回開発されたのは、市場から注文が多かったピンク色の八重咲き品種「ピーチフレア」、外側の花弁が赤色で中央部分が白色の「ラズベリーフレア」、外側が薄桃色で中央が桃色の人気品種に改良を加え、生産性を向上した「シェリーフレア」の3品種。いずれも2023年9月に品種登録出願公表され、11月の許諾を受けて栽培を始めた。 三島市三ツ谷
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読み聞かせ、パパもなりきって 絵本作家の宮西さんに学ぶ 三島
三島市は27日、父親向け絵本読み聞かせ講座「おやじと読もうぜ!」を市民生涯学習センターで開いた。市内在住の人気絵本作家宮西達也さんが講師を務め、読み聞かせの楽しさを伝えた。 子育て真っ最中の男性14人が参加した。モニターに映し出された宮西さんの絵本で実践し、配役を決めて読み聞かせに挑戦した。宮西さんが「子どもにウケる(喜ばれる)ように読んでください」と呼びかけて開始。参加者は女の子や妖精など登場人物になりきって演じ、会場の笑いを誘った。宮西さんから即興のせりふを求められると独特の言い回しで応じ、一緒に訪れた子どもたちを喜ばせた。 講座は育児に関わる男性が増える中、絵本を通じた触れ合いの機
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緑に囲まれ音楽やスイーツ堪能 三島の観葉植物販売店でイベント、28日まで
カフェ・バー併設の多肉・観葉植物販売店「SPOT」(三島市南二日町)で27日、地元の農家や音楽家との連携イベント「SPOT PARTY」が始まった。28日まで。 観葉植物に囲まれた空間で行われたアコースティックライブでは、来場者が心地よい演奏に耳を傾けた。スムージーやチョコなどイチゴを使ったスイーツを堪能したり、ハーブティーを飲みながら好みの香り袋を作ったりした。 同店は2022年9月、地域住民が集い、楽しい時間を共有できる「公民館」のような存在を目指して開店した。今回は常連のイチゴ農家ら客と一緒に企画を考え、三島商工会議所の支援を受けて初開催した。同店の川村光秀社長は次回以降の開催も検
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外見ケア 意義強調 がんセンター 三島で講座 最先端治療も紹介
静岡県立静岡がんセンター公開講座「ここまで進んだ!最先端のがん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の最終回が27日、三島市民文化会館で開かれた。がんや治療によって起こる外見の変化に伴う苦痛を緩和する「アピアランスケア」と、最先端の胃がん診断と治療をテーマに医師や看護師が講演した。 アピアランスケアに取り組む中島和子・患者家族支援センター長は、脱毛や皮膚障害といった症状の対処法を示した。「症状の経過に合わせてケアをする。患者さんの心の持ちようを変え、心理的、社会的な苦痛を乗り越える力を備える支援をしている」と強調した。 皮膚科医の清原祥夫・支持療法センター長は、新薬の登場によ
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書道教室生の力作展示 書きぞめ三島・伊豆地区展
書きぞめ三島・伊豆地区展(県書道連盟主催)が27日、三島市民生涯学習センターで始まった=写真=。28日まで、地区の書道教室に通う幼年から一般まで1286人の作品を紹介する。 主な表彰者は次の通り。 知事賞 宮口桜歌(長泉北小)小沢香歩(長泉南小)山口菜織(日大三島高)▽県議会議長賞 鳥越千晴(長泉小)辻野貴大(函南東中)瀬尾幸子(長泉町)▽県教育長賞 越川陽葵(三島山田小)大本樹(長泉小)芹沢愛彩(清水中)▽県文化協会長賞 井上博雅(長泉小)窪田愛理(函南中)露木晴菜(伊豆中央高)
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デザインの学び、集大成多彩に披露 静岡の専門学校、葵区で卒業制作展
静岡デザイン専門学校の卒業制作展「デザイン ア・ラ・モード」が26日、静岡市葵区の市民文化会館で始まった。今春卒業予定の学生220人が学びの集大成として、個々の興味や社会的課題をテーマにした作品を発表した。28日まで。 同区鷹匠の同校を生徒の寮やカフェとしてリノベーションした想定の建築デザインや、廃棄されるバナナの茎を包装紙として再利用した「バナナペーパー」などが展示された。フラワーデザイン科の深田波乃歌さん(19)=三島市=は和紙を丸めて表現した水紋にデルフィニウムなどを飾り付けた作品「波及」を制作。自分が好む世界観に授業で学んだ新しい表現が加わったと感謝し、「自分たちの思いを詰め込んだ
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7万円給付など円滑に 三島市が臨時組織設置
三島市は26日、物価高騰対策のための給付金事務を担う「臨時給付金給付室」を企画戦略部内に設置すると発表した。各種給付金の情報を一元管理し、円滑で迅速な支給につなげる。 住民税非課税世帯に支給する7万円の給付金をはじめ、住民税均等割のみ課税世帯を対象とした給付金や定額減税補足給付金など今後の実施が見込まれる給付金にも対応する。 7万円給付に関しては、2月1日に対象1万100世帯へ書類を発送することも発表。口座などが確認できている7800世帯にはお知らせ通知を送り、同22日に給付金を振り込める準備を進めている。世帯状況などを確認する必要がある2300世帯は、郵送した確認書の返送を受理した後、支給
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子ども食堂に米500キロを贈呈 小山、ネッツトヨタ
ネッツトヨタ静岡(梨本幸博社長)は26日、三島市と長泉町、小山町、静岡市清水区で子ども食堂などを展開する「おたまちゃん食堂」(押田智子代表理事)に米500キロを贈呈した。 同社の社会貢献活動「ボクマチガーディアンズ」の一環。グループ会社であるウエインズトヨタ神奈川が神奈川県小田原市で地域住民と一緒に生産している「めだか米」を贈った。 小山町の町総合文化会館前で贈呈式が開かれ、ネッツトヨタ静岡の弘中貴幸取締役から米を受け取った押田代表理事は「子ども食堂を利用する子どもや親が増えている中、米は大変ありがたい」と感謝した。
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初任科68人が第一線へ 藤枝の静岡県警察学校で卒業式
静岡県警は26日、初任科長期課程の卒業式を藤枝市の県警察学校で開いた。昨年4月の採用後、約10カ月間の課程を修了した68人(うち女性10人)が辞令を受け、県内各署に職場実習で配属された。 卒業証書授与や成績優秀者表彰に続き、清水署に配属される羽畑陽平さん(19)=三島市出身=が代表で辞令交付を受けた。沼津署配属の鈴木健介さん(24)=富士市出身=が「団結と努力の日々はあっという間で、この10カ月は一生忘れない。警察官としての覚悟とともに第一線に赴任する」と力強く答辞を読んだ。 大原光博本部長は「強さと優しさを兼ね備え、与えられた権限を正しく執行してほしい。役割と組織人としての自覚を認識し
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子育て世帯の“転職なき移住”へ 三島市 宿泊型体験ツアー 初開催
三島市は26日、宿泊形式としては初の移住体験ツアーを市内で行った。テレワークを活用した「転職なき移住」を検討する子育て世帯に向け1泊2日で開催し、関東圏からの乳幼児を連れた12世帯39人が参加した。 市民生涯学習センターで開かれた移住相談会で、市移住アンバサダー2人と交流した。参加者からは、市内の小学校の環境や中学受験の割合、生活に車が必要かどうかなどの質問が上がった。2日目は自主行動で物件を探したり、旅行を楽しんだりするという。 ツアーは全国で法人契約型サテライトシェアオフィス「ニューワーク」を展開する東急グループに委託し、会員企業の従業員を中心に参加を募った。相談会前には、JR三島駅近く