三島市の記事一覧
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三島市再開発事業 知事に公開質問状 NPO「検証不十分」
三島市の三島駅南口東街区に広域健康医療拠点や高層マンションを建設する再開発事業を巡り、地元のNPO法人グラウンドワーク三島は19日、地下水への影響や地盤の安全性について科学的な検証が不十分などとして、川勝平太知事宛ての公開質問状を県に提出した。 川勝知事は都市再開発法に基づく再開発組合の設立認可を5月末までに判断する意向で、地下水の保全や耐震性の観点から慎重に審査する考えを示している。 公開質問状は2020年の都市計画決定の際、川勝知事が三島市に要請した「市民との丁寧な対話を通じた合意形成」が十分でないと指摘。溶岩層と地下水脈が大規模掘削で破壊され、景観も損なわれるなどと懸念している。
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三島美術協会展 3年ぶりに開幕 油彩、日本画など58点
三島美術協会展(同協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、三島市民生涯学習センターで始まった。市内や近隣市町の会員による作品58点が展示されている。22日まで。 新型コロナウイルスの影響により、開催は3年ぶり。F100号の大作も並ぶ油彩画は風景や人物が迫力のタッチで描かれているほか、美しい色合いの日本画や繊細な筆遣いによる墨絵などさまざまな作品を紹介している。陶器や彫刻などもあり、数々の力作が来場者の注目を集めている。
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三島の山本食品、わさび漬け紹介 「絆舞」酒かす新商品発表会
47都道府県のコメで造られる日本酒「絆舞(きずなまい)」の酒かすを使った新商品開発プロジェクトの発表会がこのほど、都内で開かれた。全国の食品事業者らが手掛けた7品が並び、本県からは山本食品(三島市、山本豊社長)が「絆舞わさび漬け」を紹介した。 百貨店やスーパー、電子商取引(EC)サイトの仕入れ担当者に向け、山本社長が伝統の技法で酒かすを熟成させて仕上げる商品の特徴を説明。「酒かすに含まれるアルコールがわさびの辛みを引き出す。理にかなった商品だと自負している」とアピールした。 絆舞は東日本大震災や熊本地震の被災地支援を目的に、全国の信用金庫組織「よい仕事おこしネットワーク」が2017年から
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副議長に佐野氏 三島市議会
三島市議会は17日の臨時会で、副議長に佐野淳祥氏(46)=緑水会=を選出した。 佐野淳祥氏(さの・あつよし)三島フィルハーモニー管弦楽団副団長。3期。加屋町
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静岡人インタビュー「この人」 オクサーナ・ステパニュックさん(東京都)三島市などを回るウクライナ出身のオペラ歌手
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナのキーウ州スィニャワ村出身。チャイコフスキー記念国立音楽アカデミーを首席で卒業後、2003年に初来日し、06年からは三島市で毎年コンサートを開いている。コロラトゥーラという高い音域を歌う。藤原歌劇団正団員。44歳。 ―三島を訪れるようになった理由は。 「今も家族のように応援してくれる柴原俊介さんと出会ったことがきっかけ。三島は歌が好きな人が多く、拍手も温かい。富士山も大好きで、自然がすごく美しい。自分にとって縁起の良い場所」 ―ロシアの侵攻開始後はどんな活動をしているか。 「チャリティーコンサートなどで全国を回っている。県内は三島と富士宮を訪れた。6
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三島観光協会 地元商店の魅力、市外客へ動画で発信
三島市観光協会が地元の魅力を発信する動画チャンネル「みしまめぐり」の撮影が16日、市内で始まった。フリーアナウンサーの小沼みのりさん(40)と山本豊副会長(60)が市中心部の大通り商店街を歩き、地域に密着したさまざまな店を取材。店主の人柄にもスポットを当て、市外から訪れる観光客が身近に感じる地元商店の魅力に迫る。 まず訪れたのは、創業85年の老舗和菓子店「兎月園」。3代目店主の綾部剛さん(47)とにぎやかに掛け合いながら、和洋菓子が並ぶ店内でおすすめ商品などを紹介した。綾部さんは創業時に十五夜を眺めて決まった店名の由来も説明し、三島の中心街について「いろんな店がひしめき、何かに挑戦する人を
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三島市議会 常任委員会の構成決まる
三島市議会は17日、臨時会を開き、各常任委員会の構成を決定した。副議長選は選出された佐野淳祥氏(緑水会)が17票、中村仁氏(同)が2票、大石一太郎氏(改革みしま)が1票、無効が2票だった。このほか、監査委員に大房正治氏(緑水会)を選任した。 委員会の構成は次の通り。(◎が委員長、○が副委員長) 総務 ◎中村仁、○沈久美、堀江和雄、服部正平、松田吉嗣、川原章寛、土屋利絵、杉沢正人▽福祉教育 ◎宮下知朗、○村田耕一、佐野淳祥、大石一太郎、野村諒子、藤江康儀、佐藤寛文▽経済建設 ◎甲斐幸博、○岡田美喜子、鈴木文子、石井真人、河野月江、大房正治、古長谷稔▽議会運営 ◎野村諒子、○岡田美喜子、大房
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同窓会発展へ決意 三島北高「紫苑会」
三島市の三島北高同窓会「紫苑会」総会が15日、市民文化会館で開かれた。創立121年目、紫苑会の発足から81年目を迎え、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でも同窓会を発展させ、後生につなぐ思いを新たにした。 コロナ禍で支部長会などの活動が困難になる中、今年は初の試みとして総会の準備委員会を発足。卒業から40年が過ぎた同校OBを中心に準備を進め、総会への出席者を増やして紫苑会の活性化を図った。鈴木愛子会長は日米が開戦した1941年の同会発足当時とウクライナへの侵攻が続く現在を重ね合わせ、「80年続いてきたことを先輩に感謝し、しっかりとバトンを受け継いでいく」との決意を語った。 記念講演では
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「根来塗り」漆器 作家・大蔵さんの力作並ぶ 静岡市葵区
静岡市葵区柚木町のギャラリー佐野で22日まで、漆器作家大蔵達雄さん=三島市=の個展が開かれている。黒漆の上に朱色の漆を塗る「根来塗り」の盆や茶わんなど約70点を展示する。 漆器作りは分業制が一般的だが、大蔵さんは下地作りから上塗りまで全ての工程を1人で行っている。長く使うと経年変化で、塗られた朱色が鮮やかになっていくのが特徴という。同ギャラリーの佐野泰之代表(67)は「耐久性があり軽いため、普段使いにもおすすめ」と話した。
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無農薬食材を給食に 三島の母親5人、プロジェクト始動
無農薬食材の普及を目指す三島市の母親5人が立ち上げた「みしまオーガニック給食プロジェクト」のキックオフイベントが14日、同市の県総合健康センターで開かれた。今後、米作りの体験や情報発信を通じて子どもの健康と有機農業のさらなる拡大につなげる。 農林水産省が昨年5月に打ち出した有機農業の推進計画「みどりの食料システム戦略」を追い風に、健康で安全なオーガニック食材を学校給食に取り入れて消費の拡大と食育を推進する。SNSを使った情報発信を積極的に進めるほか、みそ造りなどの食育イベントも企画する。6月には同市梅名の田んぼで米の有機栽培も始める予定。 キックオフイベントでは“発酵の楽園
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警察、消防と連携 被害情報を把握 三島市が水防訓練
出水期に備えた三島市水防訓練が13日、市役所大社町別館の総合防災センターを拠点に行われた。行政や消防、警察などの関係者が連携し、水害を想定した各地の状況確認や連絡、指示伝達などに取り組んだ。 県内で2日前から断続的に降り続いた雨により大雨、洪水、暴風警報が発令され、午前9時に風雨のピークを迎えた―との想定。市は午前8時半から水防本部を設置するなど警戒態勢を整え、陸上自衛隊や国交省、三島署の関係者も参集した。市役所の職員によるオフロードバイク隊が水位の監視場所に向かったほか、土砂災害の危険箇所や各排水機場でも状況把握に努めた。 倒壊した街路樹が道路をふさぎ、川の冠水で自動車が立ち往生するな
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全町避難の経験語る 福島・大熊の武内元教育長 三島
東日本大震災の被災地支援に取り組む伊豆の国市のボランティア団体「YAMANEKO楽舎(がくしゃ)」は14日、福島県大熊町元教育長の武内敏英さんを招いた講演会を三島市民生涯学習センターで行った。武内さんは原発事故による全町避難などの経験を語り、「大熊は子どもと教育を大切にする町。被災しても常日頃から意識していることをやった」と振り返った。 同町出身の武内さんは教員を経て2002年から16年間、教育長を務めた。震災の発生当時は町役場庁舎で小学校の卒業式で披露する祝辞を執筆中だったという。 全町避難となり、子どもは保護者に付いていって友達と離ればなれになった。武内さんは「大人のせいで子どもが大
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オリジナルビール初提供 ホップで香りさわやか 三島の醸造所
三島市初のクラフトビール醸造所を併設する飲食店「ティールズ・ブリューイング」でこのほど、同醸造所で完成したオリジナルビールを初めて提供した。県東部では“ご当地ビール”が盛んに製造される中、代表社員の秋田克彦さん(48)は「三島でもさらに盛り上げていきたい」と力を込める。 伊豆箱根鉄道の広小路駅から徒歩3分の場所に店を構え、飲食スペースとカウンターの奥に煮沸釜や発酵タンクを設置した。2種類のオリジナルビールは米国西海岸のスタイルを取り入れ、ホップでパッションフルーツやレモンなどかんきつ系の香りを加えた。1カ月程度かけて完成させた味わいは「初めてにしては上出来」(秋田さ
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作者秋山香乃さん 頼朝の魅力語る 静岡新聞夕刊小説トークショー
本紙夕刊小説「頼朝 陰の如(ごと)く、雷霆(らいてい)の如し」の連載開始を記念したトークショー&朗読ライブ(静岡新聞社・静岡放送主催)が14日、伊豆の国市の韮山時代劇場で開かれた。作者の秋山香乃さん(沼津市)が主人公、源頼朝の人物像を「記憶力に優れ、細やかな配慮ができる。戦の用兵術にもたけていた」と魅力を語った。 頼朝と政子の関係について、秋山さんは「政子は尼将軍、怖い人と言われるが、乱世になると女性が活躍する。平安末期~鎌倉時代は歴史の表舞台で活躍した女性が多い」とし、「頼朝は政子の言葉を真正面から受け止め、吟味するなど、政子を対等に扱った」と評価した。 「中世・伊豆のライフスタイル」
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生演奏で元気に体操 "朝の街"楽しむ催し 三島
三島市のNPO法人みしまびとはこのほど、“朝の街”を満喫する「朝フェス」を同市のみしま未来研究所で開いた。市内を巡る朝散歩に加え、生演奏に合わせて体を動かす「全力ラジオ体操」などユニークなイベントを繰り広げた。 参加者51人が2グループに分かれて早朝の三嶋大社と源兵衛川を巡る約3・5キロのコースを歩いた後、同研究所でヨガやバレトンなどのエクササイズに取り組んだ。全力ラジオ体操では地元の演奏家がピアノ、バイオリンで音楽を奏で、市ラジオ体操連盟会長の豊岡武士市長も飛び入り参加。普段とは一風違うラジオ体操に参加者の気持ちも高まり、のびのびとした動きで心地よい朝を楽しんだ。
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花壇コンクールで団体・個人を表彰 三島
三島市花壇コンクール(市主催)の表彰式が12日、市役所で開かれ、美しい市民花壇を整備した37の団体・個人が表彰を受けた。 1976年から続く恒例イベント。本年度は自治会や企業、学校などから70件(前年比4件増)の応募があり、4月に花壇の構成や色彩などを評価する現地審査が行われた。 市長賞を受けたのは次の通り。 学校等 恵明キッズフヨウビレッジ、松本幼稚園、山田小、中郷中▽団体 東大場花の会▽個人(エキスパート) 大木和代▽個人 藤田弘子
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三島の中学生、自然を満喫 松崎・岩地、教育旅行3年ぶり再開
松崎町の岩地地区で12日、教育旅行の受け入れが始まり、三島市の山田中の2年生約90人が訪れて自然体験を満喫した。この時期に教育旅行を受け入れるのは3年ぶり。 町観光協会によると、同地区にはこれまで県内外の多くの学校が教育旅行に訪れてきたが、近年は、コロナ禍で中止が続いていた。ことしは同校を含め、7月までに3校を受け入れるという。 生徒はこの日、宿泊する民宿の地元住民と顔合わせをした後、釣りや干物づくりなどを楽しんだ。岩地海岸でのサンドアート制作では、クラス別に思い思いの作品を仕上げ、完成度を競った。 学年委員長の吉沢虎之介さん(13)は「楽しめる企画を考えるのに苦労したが、自然豊かな環
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好きなデザートに1票 三島・沢地小で「給食選挙」
三島市選挙管理委員会は13日、6年生が選挙の仕組みや歴史を学ぶ出前講座を沢地小で開いた。児童が好きなスイーツに投票する「給食デザート選挙」では代表児童による立会演説も行われ、“当選”を果たした米粉のクレープは実際の給食で提供される。 このほか、立候補したスイーツはココアプリン、静岡産みかんゼリー、ガトーショコラの計4品。立会演説では代表の児童が「ココアの香りと優しい甘さが口の中に広がる」「チョコのおいしさを最大限引き出したガトーショコラを伝えよう」などと魅力を語り、「清き一票を」と支持を訴えた。投票では実際の投票箱や記入台を使い、受け付けから開票までの作業を本番さな
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自分の命どう守る? 三島南中生、防災学ぶ
三島市立南中は13日、「命を考える日」として全校生徒に対する防災教育を実施した。自衛隊、県防災センター、助産師による特別授業が学年別に開かれ、生徒が自分の命を自ら守る大切さを学んだ。 1年生が受講した自衛隊員の特別授業では、災害時の人命救助など自衛隊の役割について説明を受けた後、火災現場から脱出する方法を実践した。ドアを急に開けない、大きな動作をしない、きれいな酸素は床から5センチ―との注意点が示され、生徒は身を低くして逃げるほふく前進に挑戦。左右の手足を交互に動かして懸命に前へ進み、1年の杉山隼哉さんは「思ったより大変。日ごろから練習したい」と話した。 このほか、県防災センターによるジ
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三島市4回目接種 6月予約開始 コロナワクチン
三島市は12日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、6月1日から予約の受け付けを開始すると発表した。 対象者は3回目の接種から5カ月を経過した60歳以上と、基礎疾患など重症化リスクがある18~59歳の市民。23日から基礎疾患などがある接種希望者の申請受付を開始し、60歳以上には30日から接種券を順次発送する。 接種は6月下旬から、市内の病院やクリニックなどで始まる見込み。 予約はインターネットかコールセンターへの電話で受け付ける。6月20日からは北上文化プラザや保健センターなどでの窓口予約も可能。
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街中活性化へ研究会 三島の市民ら意見交換
三島市の三島駅と広小路、三嶋大社の3カ所をつなぐエリアと周辺地域のにぎわい創出を目指す「まちなかリノベーション研究会」が10日発足し、市役所大社町別館で初会合が開かれた。昨年度に策定した推進計画の実現に向け、今後はメンバーが月に1度程度の研究会で意見を交わす。 市内で街中の活性化に取り組む市民ら約10人で構成。昨年度に作業部会が策定した推進計画は「産業」「空間・場」「仕組み・人」の創造を柱に据え、商品開発や情報プラットフォームの構築など15の戦略を設定した。初回の研究会ではそれぞれが進める活動について発表したほか、空き店舗への補助金についてエリアを絞るなど効果的な運用に向けた提案も寄せられ
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東レアローズ Vリーグ4位報告「地元の応援、力に」 三島市役所
三島市を拠点とするバレーボールVリーグ男子の東レアローズは12日、選手、監督らが市役所に豊岡武士市長を訪ね、4位となった今季リーグといずれも3位に入った天皇杯、黒鷲旗全日本男女選抜大会の結果を報告した。 胃がんで闘病中の藤井直伸主将ら主力が離脱したにもかかわらず、全ての大会とリーグ戦でベスト4に食い込んだ。コロナ禍の今季、全36試合を戦いきったのは10チーム中でアローズだけ。三島でのホームゲームは5勝1敗の好成績を残し、峯村雄大副主将は「地元の試合は気合が入り、応援が力になっている」と述べた。篠田歩監督は「離脱の穴を選手が埋めてくれたからこそ上位と戦えた」と振り返り、「力を蓄えて来季は優勝
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三島駅南口再開発組合 認可、5月末までに判断 川勝知事
川勝知事は三島市の三島駅南口東街区に広域健康医療拠点や高層マンションを建設する再開発事業の組合設立認可について、5月末までに判断する考えを明らかにした。三島市には既に伝えているという。 準備組合は1月下旬に設立認可申請書を提出。都市再開発法は都道府県知事による審査期間を「おおむね90日程度」としており、当初は4月末をめどに判断するとみられていた。 川勝知事は認可申請書の不備の是正や追加資料の提出に要した時間が30日程度あったとして、「審査が遅れているわけではない」と強調。地下水の保全や耐震性の観点から慎重に審査する意向を重ねて示した。
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増収もコロナで事業環境厳しく 伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道(三島市)が12日発表した2022年3月期連結決算は、営業収益が70億円(前年比7億7200万円増)、経常利益が15億1千万円の赤字(25億5900万円の赤字)、純利益が26億1千万円の赤字(51億7900万円の赤字)となった。 新型コロナウイルスの影響で外出や移動の自粛が広がる中、緊急事態宣言が解除された昨年10月以降は回復傾向となったものの、オミクロン株の出現などで厳しい事業環境が続いた。鉄道やバス、タクシーの交通事業では燃料の価格高騰と円安も収益を圧迫した。
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にぎわい創出へマルシェ復活 沼津中央公園、5カ月ぶり
沼津市のにぎわい創出を目的としたマルシェイベント「週末の沼津」がこのほど、沼津市大手町の沼津中央公園で開かれた。 同市や三島市、函南町など県東部の企業を中心に18店舗が出店した。クラフトビールやサンドイッチを販売する飲食店、せっけんなどを扱う雑貨店も立ち並んだ。卓球台のほか、イベント初となるドッグランも設置され、休日の快晴の下、多くの親子連れが訪れた。 2020年10月以降、月に数回の割合で開かれ、新型コロナウイルス禍による中断を挟んで5カ月ぶりに復活した。市民有志による「lanescape」(小松浩二代表理事)が中心となって運営し、小松代表理事(42)は「住民の日常の一部になってほしい
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日大生が宿泊プラン考案 富士山三島東急ホテル、伊豆箱根鉄道と連携 女性や親子連れターゲット
三島市の日大国際関係学部と富士山三島東急ホテル、伊豆箱根鉄道はこのほど、産学連携で同ホテルの宿泊・日帰りプランを考案し、販売を始めた。三島の食や自然、複数の路線が交差する三島駅の特徴を生かし、女性や親子連れなどターゲットを絞った観光商品に仕上げた。 同学部の矢嶋敏朗准教授のゼミで観光を学ぶ学生が主体となり、ホテルでの視察やプレゼンを重ねながら半年がかりで企画した。日帰り商品の「和風アフタヌーンティープラン」は眺望を生かした同ホテルの和室を活用し、コロナ禍で外出が難しかった主婦や女性客らが3段の器に盛り付けた料理や和菓子を楽しめる内容。県内のお茶も提供し、4年の岡田鼓蓮さん(21)は「静岡や
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三島駅前再開発 15日に勉強会 グラウンドワーク三島
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は15日、三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションなどを建設する再開発事業の勉強会を市民文化会館で開く。参加無料。 建築、地質、水循環の専門家を招いた対策会議を公開し、事業の問題点や対策案を解説、提示する。オンラインの参加も可能。 午後1時~4時半。問い合わせはグラウンドワーク三島<電055(983)0136>へ。
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太鼓の振動、体全体で 音に合わせ生き物表現 静岡・駿河区の保育園
静岡市駿河区西脇の若草保育園で10日、三島市を拠点に太鼓奏者として活動するはせみきたさん(46)と安藤則子さん(37)が和太鼓演奏を披露した。園児らは音に合わせ生き物の動きを表現し、床に寝そべって太鼓の振動を体全体で感じた。 静岡市が昨年度から取り組む「文化アウトリーチプログラム事業」の一環で、さまざまな環境の子どもたちが幅広い文化芸術に触れる機会を創出することが狙い。本年度に全11回予定され、今回が1回目。 はせさんらは太鼓をたたきカエルや鳥などの生き物を表現。クイズ形式にしたり、生き物の動きを体でまねたりするなど「園児にあったプログラムを考えた」という。太鼓の演奏を鑑賞した園児らは「
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記者コラム「清流」 ネコに国境はない
青空のビーチでおなかを出してくつろぐ茶トラネコ、好奇心いっぱいの視線で何かを見つめる子ネコ…。三島市の佐野美術館で写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」が開催中だ。国内外16地域で撮影したネコの表情、しぐさは実にさまざまで面白い。 モルドバでは雪の中を歩き、アラブ首長国連邦では砂丘を散歩する。ニューヨークのピザ屋では“看板ネコ”が愛きょうを振りまきながら客を出迎える。マイペースでも懸命に、それぞれの環境を受け入れながら仲間や他の動物と生きる姿。ネコの世界には国境も差別もないのだ。 それに比べて、戦争の歴史を繰り返す人間の何と愚かなことか。ウクライナではき
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ウクライナ歌手の美声響く 三島でミニ演奏会 支援呼び掛け
ウクライナ出身のオペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさん(44)が10日、ミニコンサートを三島市役所ロビーで開いた。ウクライナ国歌に続いて「見上げてごらん夜の星を」など3曲を披露し、美しい歌声を響かせた。 2008年から日本に住み、三島市は毎年コンサートを開くなど縁が深い。ロシアの軍事侵攻が始まってからはチャリティーコンサートで全国を回り、ウクライナへの支援を呼び掛けている。出身地の同国キーウ州スィニャワ村には今も両親らが暮らしているという。 募金箱で支援を呼びかけたミニコンサートでは、ステパニュックさんがウクライナの民俗楽器「バンデューラ」を演奏しながら歌声を披露。母国の国歌に「ウクラ
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三島のウクライナ避難一家に10万円 支援団体が寄付
静岡県内のウクライナ避難民を支援する団体「ウクライナ希望のつばさSHIZUOKA」は10日、同国から三島市に避難している一家に生活一時金として10万円を寄贈した。 同国東部のドニプロから同市へ避難しているのはネジェリコ・マリーナさん(62)と娘(37)、13歳と3歳の孫2人。現在は市内で暮らす娘の原アンナさん(40)の自宅に身を寄せている。同団体は県社会福祉協議会や県ボランティア協会などの賛同により発足し、県民から集まる寄付金を元に県内へ避難したウクライナ人を支援している。 同団体の小野田全宏共同代表らが市役所を訪れ、ネジェリコさんらと面会。「多くの県民から支援金を寄せてもらった。元気を
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静岡県大会優勝 森町・青葉少年野球クラブ 町長に報告
4月に開かれた「第8回しずぎんカップ・県スポーツ少年団学童軟式野球大会」で初優勝を果たした森町青葉少年野球クラブが10日、町役場を訪れ、太田康雄町長に報告した。 同クラブは飯田小と森小の1~6年生23人が所属する。下位からでも大量得点を狙える打撃力が持ち味で、県大会も6試合で計64得点と打線がつながった。決勝戦は強豪のリトルジャイアンツ(三島市)に先制を許しながらも終盤の集中打で逆転し、1点差で競り勝った。県内252チームの頂点に立ち、東海大会出場を決めた。 堀内可寿監督(40)や主将の畑中陽七太君(11)ら6年生4人が訪問し、畑中君は県大会優勝を「夢みたい。本当にうれしかった」と振り返
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ミセスジャパンクラシック部門GP 岩崎さん(伊東出身)市長に報告
昨年10月に三島市で開かれた「ミセスジャパン2021静岡大会」のクラシックミセス部門(46歳以上)でグランプリに輝いた伊東市出身の岩崎伊豆江さん(56)=広島市=がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、結果を報告した。 大会は外面の美しさだけでなく、女性が人生経験の中で培ったスキルや魅力、人生のストーリーなどを表現する。2022年の静岡大会は沼津市で開かれる。 同部門で準グランプリとなった小林夕夏さん(沼津市)とともに、大会の概要や趣旨などを伝えた。岩崎さんは「貴重な経験をさせてもらった。一歩を踏み出す勇気を持つことで、自分の世界も広がっていく」と話した。
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原油・原材料高で相談会と支援融資 三島信用金庫
原油や原材料の価格高騰を受け、三島信用金庫は5~6月の毎週土曜日、事業者からの休日相談を受け付ける。当初は4月末で終了する予定だった緊急支援融資の取り扱い期間も、9月末までに延長した。 経営課題や資金繰りなどに関する休日相談はサポートセンター夢(三島市)と伊東営業部(伊東市)の2会場で、午前9時から午後3時まで受け付ける。相談無料で事前に予約が必要。緊急支援融資は経費が増えている取引先事業所が対象で、運転資金や設備資金を1・5%の固定金利で貸し出す。 問い合わせは休日相談が地域未来創造課<電055(973)5730>、緊急支援融資が商品開発課<電055(973)5565>へ。
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三島の国文化財 築90年の日本家屋「隆泉苑」修繕へCF
昭和初期に建てられた三島市の日本家屋「隆泉苑」の大規模修繕に向け、所有する佐野美術館(同市)は10日から、修理費用をインターネット上で募るクラウドファンディング(CF)を開始する。国の登録有形文化財にも指定される一方で屋根や壁の劣化は激しく、3期に分けて計5900万円を目標に協力を呼びかける。 隆泉苑は、化学工業の分野で近代日本の発展を支えた同美術館の創立者佐野隆一(1889―1977)が、故郷の三島に住む両親のために建設した。周囲には広さ2千坪の回遊式庭園も整備され、現在では結婚式や会社の研修、茶会などで幅広く親しまれている。一方、築90年ほど経過した建物は雨漏りで屋根や柱、壁が変色し、
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北さん(富士)男子個人戦V 静岡県高校将棋東部地区大会
静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会は8日、三島市の日大三島高で男子個人戦を行った。13校から88人が出場し、上位10人が県大会に進む。 結果は次の通り。 ①北大生(富士3)②小見山和士(沼津東3)③野川雄貴(同2)④田沢佑季(日大三島3)⑤加藤太誠(沼津東3)⑥小倉伸之輔(富士2)⑦松林万央(日大三島3)⑧高橋夏生(富士見3)⑨三沢秀尚(沼津東3)⑩藤井裕麒(日大三島3)
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ペット同行避難は原則 飼い主や地域、浸透道半ば【いのち守る 防災しずおか】
大規模災害が発生する度に課題となるペットの避難。国は在宅避難が困難で避難所まで逃げなければならない場合には、ペットとの同行避難を原則としている。犬や猫は家族の一員との意識が一般的になっているが、同行避難について、飼い主や地域の認識は十分ではない。コロナ禍で新たにペットを飼う人は増加傾向で、理解促進と受け入れ体制整備の必要性が高まっている。 昨年12月、三島市で行われたペット同行避難訓練。飼い主とペットの受け付けや一般避難者の居住場所と離れた所に飼育スペースを設置するなどの手順を確認した。4歳のビーグル犬と参加した同市の主婦道村美千代さん(52)は「避難所でのペットの管理は飼い主
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日大前国際関係学部長の佐藤さん 小説「八重姫の夢」出版 頼朝への愛描く
日大国際関係学部(三島市)の前学部長で、現在は佐野日大短期大の学長を務める佐藤三武朗さん(78)=伊豆市=が、伊豆に配流された源頼朝を愛した末に自ら命を絶った八重姫の半生を描いた小説「八重姫の夢」を自費出版した。大河ドラマの舞台として伊豆地域に注目が集まる中、「いちずな愛を貫く八重姫の思いを感じてもらいたい」と語る。 豪族伊東祐親の娘として生まれた八重姫は伊豆に流刑となった頼朝との間に息子の千鶴丸をもうけたが、平家を恐れる祐親により3人の親子は引き離されてしまう。小説では、一途に思い続ける頼朝が北条政子と結ばれたと知り、八重姫は失意のうちに入水自殺で命を絶つ。侍女も次々と後を追い、壮絶な最
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大自在(5月8日)ノーマン・ミネタ
日系人初の米閣僚となったノーマン・ミネタ氏の訃報が届いた。父は清水町、母は三島市の出身。日系人の名誉回復に心血を注ぎ、市民の自由や権利などを断固として擁護した。その原点はまだ少年だった第2次大戦中、「敵性外国人」として両親と共に強制収容された体験だ。 暖かいカリフォルニアから、寒く、凍える北のワイオミングの収容所への移動。愛犬と離ればなれになり、父は農場も仕事も失った。 下院議員時代は強制収容された日系人に対する謝罪と補償を米政府に求め続け、1988年の「市民の自由法(強制収容補償法)」の成立に尽力した。強制収容の歴史を学校で教えるための基金も設立された。 ブッシュ政権の運輸長官だった
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静岡県高校将棋東部地区男子団体 沼津東Aが優勝
第53回県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会が7日、三島市の日大三島高で始まった。初日の男子団体戦は沼津東A(加藤太誠、小見山和士、野川雄貴)が優勝した。 10校の計15チームがトーナメント戦に臨み、盤上で熱戦を繰り広げた。上位5チームが県大会に進む。8日には男子個人戦が行われる。 このほか、県大会に出場するのは次の通り。 ②富士見A(市川塁規、高橋夏生、小宮山颯太)③日大三島A(田沢佑季、藤井裕麒、勝又諒介)④富士(北大生、小倉伸之輔、長尾莉玖)⑤沼津東B(江崎友昭、久米巧馬、三沢秀尚)
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三島市 郷土の魅力発信 全国広報コンクールで入選
三島市が市民の郷土愛醸成に取り組む「夢・未来創出事業」が、全国広報コンクール(日本広報協会主催)の広報企画部門で入選した。高校3年生を対象にした「広報みしま特別号」の発行や10年後の自分に宛てた「未来レター」などを実施し、進学などで市外に出る若者らがいずれ戻ってきたくなるよう地元の魅力を発信した。 同部門には全国の自治体から86件の応募があり、県内の入選は三島市だけ。市は卒業を前に地元の理解を深めてもらおうと高校3年生向けの広報特別号を作成し、県東部と伊豆地域5市3町の高校に通う約6千人に配布した。室町時代に寺尾源兵衛によって造られた「源兵衛川」、富士山からの地下水が湧き出る「水の都・三島
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伊豆中央高 22日に三島で定期演奏会
伊豆の国市の伊豆中央高吹奏楽部は22日、定期演奏会を三島市民文化会館で開く。 第1部がクラシック曲を中心とした吹奏楽オリジナルステージ、2、3部がなじみの深いポップスステージを予定している。部員38人がトランペットやサックス、フルートなどの合奏を繰り広げ、計13曲を披露する。 午後2時開演。入場券は300円で、新型コロナウイルス感染対策のため販売は前売りのみ。問い合わせは同校<電055(949)4771>へ。
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オンライン機材 三島西ロータリークラブ寄贈 市国際交流協会に
三島西ロータリークラブ(RC)はこのほど、プロジェクターやスクリーンなどのオンライン交流機材を三島市国際交流協会に贈呈した。新型コロナウイルスの影響で海外との行き来が難しい中、リモートによる国際交流の継続を後押しする。 このほかスピーカーフォン、ノートパソコン、ウェブカメラなど計10点を贈った。同協会はこれまで市の所有品を活用してきたが、今回の寄贈を受けてさらなるリモート交流が可能になる。市内の飲食店で開かれた贈呈式で、三島西RCの森崎祐治会長から目録を受け取った平出利之会長は「過去に海外を行き来した人たちもオンラインで再会でき、交流の幅はさらに広がる」と感謝した。
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ネコ歩き、思い出語る 動物写真家岩合さん、三島・佐野美術館で
世界各地でネコを撮り続ける動物写真家岩合光昭さん(71)の写真展「世界ネコ歩き2」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)を開催中の同美術館(三島市中田町)で3日、ギャラリートークが開かれ、岩合さんが各地で出合ったネコのエピソードを紹介した。 リオデジャネイロで暮らす茶トラ猫のシキーニョは「砂浜の王様」と呼ばれ、主人のバイクに乗ってビーチに毎日やってくる。撮影にも緊張せず、あおむけになって横になる余裕さが印象的という。ニューヨークの白猫ホワイトスライスはピザ屋の“看板猫”。店先のイーゼルに跳び乗り、人々に愛嬌(あいきょう)を振りまいている。 「砂漠とネコ」を撮
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岩手・山田町漁師 焼きたての幸提供 三島・楽寿園で「開運市」
岩手県山田町の海産物をPRする「岩手県やまだ港開運市」が3日、三島市の楽寿園で始まった。同町の漁師集団「第八開運丸」と同町を支援する市職員ら有志の会が主催し、5日まで焼きたてのホタテやカキなど新鮮な海の幸を提供している。 東日本大震災で被害を受けた同町に2016年まで職員を派遣した同市とのつながりが縁で始まった。9回目となる今回はホタテ2600個、カキ5千個のほか、海鮮の串焼き3千本も用意した。会場には香ばしい海産物のにおいが広がり、初日から大勢の来場者が長い列を作った。 第八開運丸の柏谷智康代表(47)は「おかげで町は復興が進み、日常を取り戻している。今後も三島との交流は続けていきたい
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閉業した銭湯に絵画や造形作品 吉田温泉でアート展
2016年に閉業した沼津市吉田町の銭湯「吉田温泉」のその後の役割を探る美術展「吉田温泉×アート」が3日、同銭湯で開幕する。5日まで。 同市の「風の子造形教室」の生徒や油絵画家の北見美佳さんら地元ゆかりの作家5組が、浴槽や洗い場などに絵画、写真、造形作品を配置している。 伴野綾さん(24)=三島市出身=は石川県加賀市の共同浴場に訪れる人の風呂道具かごを調査し、イラスト化した作品を脱衣所に展示した。井口貴夫さん(63)=沼津市出身=は男湯で、染めた布を使ったインスタレーションを展開。「子どもの頃に行った銭湯を思い出して制作した。見た人の記憶とつながるとうれしい」と話す。 吉田温
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三島の60代男性 架空請求30万円被害
三島市の飲食店経営の60代男性が2日までに、架空の料金請求で現金30万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、4月30日、男性の携帯電話に「確認したいことがある」とメールが届いた。男性は記載された連絡先に電話したところ、アプリの管理人を名乗る男に「未納料金がある。裁判を起こしたり口座を凍結したりする」と言われ、指定された口座に現金を振り込んだ。
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幼魚水族館、清水町に7月開館 館長にタレント鈴木香里武さん
幼魚を専門に扱う世界的にも珍しい水族館が7月に清水町の大型商業施設「サントムーン柿田川」に開館することが、1日までの関係者への取材で分かった。幼魚を研究するタレント鈴木香里武さん(30)が館長を務め、運営は沼津市のブルーコーナー(石垣幸二代表取締役)が担う。謎が多い海洋生物の成長過程を観察できる研究拠点として、大学などの機関との連携も図る。 水族館はオアシス棟3階の約330平方メートルに開館する。65の水槽に世界中の淡水魚・海水魚の幼魚のほか、カニやエビ類の幼生など100種類以上を常設展示する。「伊豆の岸壁で採集した幼魚」のコーナーも設け、季節ごとに生物を入れ替え、現在の海の様子や駿河湾の
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ミシマザクラ苗木植樹 松毛川周辺、グラウンドワーク三島
三島、沼津の市境を流れる松毛川で環境整備を進める三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は29日、松毛川周辺でミシマザクラの苗木35本を植樹した。 松毛川につながる排水路沿いの土地を買い取り、いずれは100本を植樹して「三島桜の里」を目指すという。同日の作業には日大三島高の1、2年生8人も参加し、掘った穴に苗木を埋め込んで支柱に結びつけた。周辺の放置竹林を刈り取って粉砕した竹チップも土壌にまき、保温、保湿、雑草の防止をして桜が生育しやすい環境を整えた。 植えたミシマザクラは、早ければ2年後にも花を咲かせる見込み。
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交流先・徳之島の美食、自然 日大三島高生、楽寿園で紹介
三島市の日大三島高は1日、昨年7月の世界自然遺産登録を機に交流を続けている徳之島(鹿児島県)の魅力発信イベントを同市の楽寿園で開き、島の特産品や自然保護の取り組みを来場者に紹介した。 同校が昨年7月に世界遺産登録を祝福する動画を徳之島に送ったことから交流が始まり、現地の高校生との「島I(しまい)都市プロジェクト」がスタート。これまでにオンラインを通じたふるさと自慢、動画サイトのユーチューブによる魅力発信などに取り組んできた。美しい海が魅力の徳之島では海洋プラスチックの問題に対する危機感も強く、情報を共有して自然保護について考えた。 イベントでは、互いに名産のジャガイモで作ったコロッケの食
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三島の書家と門下生が書展 東京・銀座の鳩居堂
書道塾「房仙会」を営む三島市の書家福田房仙さん(72)と門下生による書展が29日、東京・銀座の鳩居堂で始まった。三島市や全国の門下生約50人が、楷書や行書、草書などさまざまな書体の作品を出品し、コロナ禍の中、オンラインで稽古を重ねた成果を披露している。5月1日まで。 スリランカ人留学生ラヴィンドゥ・ウィクラマシンハさん(21)は、福田さんらと接して感じたという「謙遜」を作品で表現した。来日までの1年余り、スリランカにいてオンライン指導を受けてきたという。通信状況が悪く苦労した面もあったが「先生の手元がいろいろな角度から見られて勉強になった」とみるみる上達した。 鳥取県米子市の松原公仁枝さ
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浜松市中区の高橋さん S級優勝 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内将棋文化の発展に尽力した故広津久雄九段の功績をたたえる第14回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。 小学生から80代までの113人が最善の一手を熟考し、白熱した対局を繰り広げた。参加者はレベル別の4部門に分かれ、最高クラスのS級は予選リーグと決勝トーナメントで争った。A~C級は5戦の勝敗数で順位を競った。小学生の部も行われた。 S級は高橋英晃さん(浜松市中区)が優勝した。高橋さんは9月開催予定の全国アマ名人戦に県代表として出場する。 その他の主な結果は次の通り。 S級 ②石垣毅(三島市
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狩野川のサイクリングコースPR 「サイクルボール」開幕
沼津、伊豆の国、伊豆の3市でつくる「狩野川周辺サイクル事業推進協議会」は29日、全国のサイクリングコースを巡るイベント「サイクルボール」の開幕に合わせたオープニングイベントを沼津市口野の「NUMAZUサイクルステーション静浦東」で開いた。関係者や地元サイクリストが、鏡開きをしてスタートを祝った。 サイクルボールは自転車イベントを展開する「ツール・ド・ニッポン」が主催。12月27日まで、専用スマートフォンアプリを使い、全国のサイクリングコースを走ると、走破を証明するカードがプレゼントされる仕組み。 狩野川周辺では、同ステーションを発着地にした「かのいち」と名付けられた70キロと60キロのコ
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大地震を想定 職員参集訓練 三島、バイク隊も出動
三島市は26日、大規模地震を想定した職員参集訓練を市役所大社町別館の市総合防災センターで開いた。 午前7時に駿河トラフから南海トラフまでを震源地とする大規模地震が発生し、市内では最大震度6弱の揺れを観測した―との想定。職員はメールによる安否確認を行ったほか、自宅から徒歩や自転車などで参集した。同センターに開設された災害対策本部には豊岡武士市長をはじめ部長級職員らが集まり、各地の被災状況を確認。水道の断水や公共交通機関の運休、土砂災害の発生などの報告を受け、対応を指示した。 市職員によるオフロードバイク隊も出動し、国道1号付近のライブ映像を撮影して同センターに送った。豊岡市長は「万一の事態
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死亡事故で起訴 職員停職6カ月 三島市
三島市は28日、昨年11月に乗用車で歩行者をはねて死亡させたとして、3月に静岡地裁沼津支部に自動車運転処罰法違反(過失運転致死)の罪で起訴された人事課付職員(35)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。 職員は昨年11月1日に乗用車で帰宅する途中、信号機のある交差点で横断歩道上の歩行者と衝突し、死亡させたとされる。起訴されるまでは通常通り勤務し、4月に人事課付に異動になった。市は「痛ましい事故が二度と起こらないよう常に細心の注意を払い、自覚して行動するよう注意喚起と周知徹底を図っていく」としている。
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三島の放課後児童クラブ 「平和」考える特別授業
民間事業者が運営する三島市認可の放課後児童クラブ「サードプレイス」(同市芝本町)は27日、ウクライナへの軍事侵攻が続く中で「平和」について考える特別授業を行った。1~6年生15人がけんか、仲直りなどについて意見を出し合い、友達と仲良くするために「話し合う」大切さを学んだ。 意見の食い違いや意地悪、仕返しで起きるけんかをテーマに取り上げ、「嫌なことをされた場合」の感情として友達をやめる、嫌いになる、無視してしまう―などの意見が上がった。一方、「嫌なことをしてしまったら」の問いには「謝る」との答えのほか、「許してもらえるか不安」「謝るか迷う」などの声も寄せられた。 争いのない環境について問わ
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ウクライナ歌手に支援金5万円贈る 三島ロータリークラブ
三島ロータリークラブは27日夜、三島市で開催されているウクライナ支援のチャリティーコンサートで、出演した同国キーウ州出身のオペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんに支援金5万円を贈った。ステパニュックさんの故郷への支援基金に寄付される。 山田敏博会長が会場を訪れ、歌い終えたステパニュックさんに寄付金を手渡した。山田会長は「いろんな事情があるだろうが、心配は大きいだろう。母国への思いが歌ににじみ出ていた」とステパニュックさんを思いやり、「ウクライナに一日も早く平和が訪れてほしい」と語った。
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ウクライナ避難民 支援拡充緊急要望 副知事に公明県議団
静岡県議会会派の公明党県議団は27日、ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナの避難民への支援拡充を求める緊急要望を出野勉副知事に行った。 要望は公営住宅などの住居確保、生活費や生活用品の支援、長期的な心のケアなど10項目。ロシア人やウクライナ人に対する誹謗(ひぼう)中傷や差別防止対策を講じることも盛り込んだ。 蓮池章平団長は「今後も日本に避難する人が増えることは想像に難くない。前面に立って対応してほしい」と求めた。出野副知事は「できることは全てやっていきたい」と述べ、市町と連携してきめ細かい支援に取り組む考えを示した。 県によると、県内に避難しているウクライナ人は静岡、浜松、三島市の3組8
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外国人案内のスキル習得 三島市観光協会、コロナ後見据え講座
コロナ後に訪れる外国人観光客の需要回復を見据えた「インバウンドガイド養成講座」(三島市観光協会主催)が26日、市民文化会館で始まった。5月末まで座学と実技を通じ、ニーズに合った観光案内のスキル習得を目指す。 初回の講師は、熱海市の旅行会社でガイドなどを務めるニュージーランド出身のトニー・エバレットさん(61)。インバウンドの感覚について「三島や伊豆に来るのではなく、まずは日本」と述べ、地域や文化にこだわりすぎず、分かりやすい言葉で情報を共有してもらう必要性を強調した。富士山をはじめとする静岡の観光資源と外国人のニーズは共通点が多く、「強みをはっきりさせるのが大事」と呼び掛けた。 養成講座
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ウクライナ出身のオペラ歌手 三島で慈善演奏会
ウクライナ出身のオペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさん(44)によるチャリティーコンサート(実行委員会主催)が27日、三島市のみしまプラザホテルで開かれた。ステパニュックさんはロシアの軍事侵攻を受ける故郷を思い、「非常に胸が痛い。民間人の役に立ちたい」と語った。 ステパニュックさんはキーウ州スィニャワ村の出身で、国立ウクライナ・チャイコフスキー音楽院を首席で卒業。2003年に初来日し、現在は日本オペラ協会に所属して東京を拠点に活動している。ロシアの軍事侵攻が始まって以降は全国を巡り、06年から毎年コンサートを開いている三島市を訪れた。 チャリティーコンサートではウクライナ民謡や日本の叙
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電子マネー8万円 70代男性詐取被害 三島
三島市の70代の無職男性が27日までに、電子マネー8万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、26日午後5時ごろ、男性のパソコンにウイルスにかかったとの警告が出た。男性は表示された連絡先に電話したところ、「直すのに8万円かかる。クレジットか電子マネーで支払いを」と言われ、コンビニで電子マネーカードを購入して番号を伝えた。
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ウクライナから避難、ネジェリコさん 三島市長訪問 「早く戦争終わって」 三島市長訪問
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナ東部のドニプロから三島市に避難している家族4人が26日、三島市役所に豊岡武士市長を訪問した。ネジェリコ・マリーナさん(62)はロシアに対し、「ウクライナ人にも考えられないこと。ファシストもやっていない」と批判した。 ほかに避難しているのはネジェリコさんの娘コベリエバ・ジュリアさん(37)と孫のミランさん(13)、ルカ君(3)。戦闘の激化を受けて5日にドンバス地方の西隣に位置するドニプロを出発し、ポーランドのワルシャワから政府が座席を確保した民間機に乗って16日に日本に到着した。現在は14年前から結婚を機に三島市に住む娘の原アンナさん(40)の自宅に身を寄
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「大量虐殺怒り消えない」 ウクライナ東部から三島に避難の一家【一問一答付き】
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナ東部のドニプロから家族4人で三島市に避難しているネジェリカ・マリーナさん(62)が25日、入国に伴う新型コロナウイルスの隔離期間を終えて静岡新聞社の取材に応じた。ドンバス地方の西隣に位置するドニプロでは民間施設にもミサイルが落とされ、「これはジェノサイド(大量虐殺)だ。ロシアへの怒りは死ぬまで消えない」と語った。 ネジェリカさんは娘のコベリエワ・ジュリアさん(37)、13歳と3歳の孫と共に来日し、現在は三島市に住む娘の原アンナさん(40)の自宅に身を寄せている。ドニプロでは3月下旬から爆撃が激しくなり、地下鉄やシェルターもないため避難できない状況。ネジェリ
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「三嶋大祭り」3年ぶり開催方針 8月15~17日
新型コロナウイルスの影響で2年続けて中止となっている三嶋大祭りの実行委員会は25日、本年度は8月15~17日に開催する方針を発表した。山車の引き回しや頼朝公旗揚げ行列など例年通りの実施に向けて準備を進めていく。 古代の頃に始まったとされる三嶋大社(三島市)の祭りを起源とし、例年は主会場の同大社に3日間で延べ50万人が訪れる一大イベント。祭りで披露する伝統芸能「しゃぎり」の練習が4月に始まり、夏に向けて各地で響く笛や太鼓、すりがねのにぎやかな音色が風物詩となっている。源氏再興に向けて源頼朝が三嶋大社で旗揚げした故事にならい、旗揚げ行列では著名人を頼朝公役に招いて市内を練り歩く。 実行委は今
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バレーボール「黒鷲旗大会」3年ぶり開催 男子の東レ、鍵握る真子
第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は30日、大阪市中央体育館で開幕する。コロナ禍による2年連続中止を挟んで3年ぶりの開催。Vリーグ、大学、高校の男女各16チームが参加する。Vリーグ男子の東レは、今大会限りでの引退を表明した富松と鈴木の花道を優勝で飾ろうと練習に励んでいる。 各チームとも日本代表に招集された主力を欠く布陣で臨む。東レはアウトサイドヒッター富田とミドルブロッカー高橋が代表活動のため不在。攻守の要に成長した富田の穴は大きいが、守備面で米山と星野、攻撃面で小沢の奮起が期待される。ミドルは西本、李、富松、難波らと層が厚い。篠田監督は「後から出てきたメンバーの活躍で底上げがで
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行政課題解決へ民間活力を募集 三島市「提案制度」開始
三島市は、各課が抱える行政課題について民間企業や団体の知識、技術を受け付け、解決につなげる「民間提案制度」を開始した。市ホームページ上で課題をリスト化して掲載し、民間活力を積極的に募集して市内への投資を呼び込む考え。 気軽に路上ライブをできる場の創出、サテライト市役所を作りたい―など35の行政課題をホームページ上に示し、関連する企業や団体が提案しやすい仕組みを整えた。課題のリストは随時、追加や更新を行い、解決に向けて手を挙げる企業があれば企画政策課を窓口に採用の可否を検討する。リストに掲載されていないテーマについても自由に提案でき、まちづくりや健康・福祉、行財政運営など幅広くアイデアやノウ
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三島フィル 1年半ぶり定演 バイオリニスト山田さん独奏も
静岡県内最古のアマチュアオーケストラ「三島フィルハーモニー管弦楽団」の定期演奏会が24日、三島市民文化会館で開かれた。 新型コロナウイルスの影響で昨秋に延期となり、定期演奏会としては1年半ぶりの開催。ブラームスの「交響曲 第1番」と「悲劇的序曲」を演奏し、バイオリン、チェロ、ビオラなど13種類の合奏によるステージを繰り広げた。同市出身のバイオリニスト山田帆菜さんによる独奏も披露し、美しい音色で大勢の来場者を魅了した。
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三島移住促進へ 特別住宅ローン 沼津信金取り扱い
沼津信用金庫は三島市への移住を促進する特別金利住宅ローンの取り扱いを開始した。人口減少対策に取り組む同市との共同企画で、移住する若者世帯の金利を0・3%引き下げる。同様の取り組みは三島信用金庫に続いて2例目。 同市が進める「住むなら三島移住サポート事業」の補助を受ける移住者が適用対象。同事業は夫婦どちらかが40歳未満か46歳未満で中学生以下の子供がいる世帯が、三島へ移住して住宅を取得する際、県外からの転入には100万円、県内移住には20万円を支給する。2016年から469件、1522人が補助を受けている。 特別金利住宅ローンでは、給与振り込み口座の指定などの条件がそろえば最大0・525%
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世界中のネコ、自然体とらえる 三島で岩合光昭展開幕
世界各地のネコを撮り続ける動物写真家岩合光昭さん(72)の写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が23日、三島市中田町の同美術館で開幕した。マイペースで愛らしいネコの自然体をとらえた写真が並び、初日から大勢の来場者が訪れた。 ニューヨーク、ペルー、瀬戸内海など国内外16地域で撮影された約140点を展示した。ピザ屋の“看板ネコ”は店先のイーゼルに乗って客に愛きょうを振りまき、海水浴を楽しむ人間を横目に砂浜に寄りかかるリオデジャネイロの茶トラネコはまるで“王様気分”。砂丘で足跡を残して散歩したり、ヒツジの大
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三島駅南口東街区 再開発でブース 市と事業者 意見聴取
三島市は23日、三島駅南口東街区で広域健康医療拠点や高層マンションなどを建設する再開発事業について、市民や周辺市町の住民らに意見を尋ねるブースを開いた。 2年前から続けている取り組みで、9回目となる今回は事業主体の共同企業体(JV)を構成するミサワホームの社員も参加し、地元住民の声に耳を傾けた。駅周辺のイメージ、事業の認知度、導入機能、開発への懸念―などについて質問したほか、市民らの疑問にも答えた。 市職員によると認知度は徐々に高まっている印象で、事業への期待を寄せる回答が多いという。孫と一緒に行ける飲食店やスーパーなどの商業施設を要望する声も寄せられている。市は今後、集まった意見を市の
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安全運転事業所に三島市社協を指定
三島署と三島地区安全運転管理協会は22日、交通安全の模範となる本年度の安全運転管理推進事業所として三島市社会福祉協議会を指定した。 同社協の従業員は95人で、指定証の交付式に出席した関哲哉総務課長によると「交通安全の意識を統一するのは難しく、良い機会をもらった」という。内田一弘署長から指定証を受け取り、「全所を挙げて取り組みたい」と話した。 内田署長は10月から義務化される検知器を使ったアルコールチェックに触れ、「交通安全の活動はしっかりとサポートしていく」と述べた。
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ご当地ビールで乾杯! 多彩な味わい 三島でイベント
静岡クラフトビアジャンボリーin三島(クラフトビール協同組合主催)が23日、三島市の楽寿園で開かれた。暖かな春の陽気に包まれる中、来場者が冷たいクラフトビールで乾杯した。 参加したのは県内のクラフトビールメーカー9社。通常のビールに加えレモンや紅ほっぺ、掛川市横須賀地区の砂糖「よこすかしろ」など、各地の特産品や名物を原料に使ったご当地ビールが売り出された。 各店舗のブースではイベントに合わせて4種類の飲み比べセットなども特別に用意され、来場者は屋外のテーブルで多彩な味わいのビールを楽しんだ。
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「年齢の批判は差別」 三島市長選で現職 出馬意向は明言せず
三島市の豊岡武士市長(79)は22日の定例記者会見で、任期満了に伴う市長選(12月11日告示、18日投開票)への思いを問われた際、自身の高齢を指摘する声について「年齢(の批判)は差別だと思う」と述べた。出馬の判断は「後援会で検討している」として明言しなかった。 同市長選では、豊岡市長も含めて立候補を表明している人はいない。現在3期目の豊岡市長は3月に79歳の誕生日を迎え、「健康状態に特段の問題はない」と強調した。市長選については「若くても年を取っていても能力が正しく評価されるべき。意欲や能力、信頼があれば皆さんに信を問うことはできる」とし、年齢への指摘に異を唱えた。
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日大学生寮で火災、1人搬送
22日午後4時15分ごろ、三島市壱町田の日本大ゴルフ部学生寮の食堂から出火し、調理場の一部を焼いた。調理人の男性1人が煙を吸って病院に搬送された。三島署によると、出火当時、男性は調理中だったという。同署が出火原因などを調べている。
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遺族の手続き一元化 三島市に「おくやみコーナー」 6月から
三島市は6月から、死亡した市民の遺族が行う手続きについてワンストップで対応する「おくやみコーナー」を開設する。 世帯主の変更、国民保険や介護保険の中止、障害者手帳の返納など死亡後に家族が行う手続きはさまざまで、庁舎内では担当課が複数にまたがるケースもある。これまでは遺族にガイドブックやチェックシートを渡して案内してきたが、負担軽減に向けて市役所本館1階の市民課で全ての手続きができる体制を整える。 対象者は市内に住民登録をしていた人の遺族で、利用には電話かウェブによる事前予約が必要。おくやみコーナーでは職員が10課ほどの窓口と横断的に連携し、必要な手続きの書類などを準備して個別に対応する。
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ミシマバイカモ見頃に 豊富な水量、早くも満開 三島の群生地
静岡県の絶滅危惧種にも指定されているミシマバイカモが、三島市の群生地「三島梅花藻の里」で見頃を迎えている。管理するNPO法人グラウンドワーク(GW)三島によると、市内を流れる湧き水が豊富な今年は例年よりも2カ月ほど早く満開となっているという。 ミシマバイカモは清らかな湧水が育む水中花で、梅のようなかれんな花を咲かせる。例年は川の水位が高まる6月ごろに満開となるが、今年は春先の雨と冬に降り積もった富士山の豊富な雪により水量が例年よりも多いという。源兵衛川や御殿川などでもこれからミシマバイカモが次々と咲き始め、9月ごろまで見頃が続く見通し。 GW三島の渡辺豊博専務理事によると、ミシマバイカモ
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富士山麓名物グルメ 紹介動画を募集 静岡、山梨17市町村対象
富士山麓エリアの名物グルメをPRする動画コンテスト「環富士山名物グルメグランプリ」(実行委員会、一般社団法人富士山フォーラム主催)の作品募集が始まった。富士山麓に位置する静岡、山梨両県計17市町村を募集エリアに名物グルメを紹介する動画作品を集めて、グランプリを決定する。応募は5月31日まで。 グランプリは3回目の開催。今年から「名物グルメ」に特化する形で名称を一部変更した。新たなロゴマークも製作した。4月26日には、初心者向けに無料の動画作成講座をオンラインで開催する。 募集する名物グルメの動画は30秒。集まった動画を6月1日からユーチューブ上で公開し、同30日までの動画の再生数で競う。
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猫の愛らしさ全開 三島・佐野美術館、岩合光昭展23日開幕
世界各地の猫を撮り続ける動物写真家岩合光昭さん(72)の写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が23日、同美術館で開幕する。20日には作品の搬入、展示作業が行われ、多彩な表情やしぐさを見せる猫の写真が飾り付けられた。 砂丘で足跡を残しながら散歩をする様子、少し驚きながら大きな馬をじっと見つめるしぐさ、好奇心あふれる子猫の視線…。マイペースで愛らしい猫の自然体をとらえた約140点の展示写真は、ニューヨーク、ペルー、リオデジャネイロなど国内外16地域で撮影した。海水浴を楽しむ人間を横目に砂浜で寄りかかる茶トラの猫はまるで“王様気
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電子マネー45万円 三島の20代女性詐取被害
三島市の20代の女性会社員が20日、ウェブサイトの解約料として現金を要求され、約45万円分の電子マネーをだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 女性は5日午前、動画サイトを閲覧していた携帯電話に「ウェブサイトの契約を完了しました」との通知を受けた。画面に表示された電話番号にかけたところ、サイトの管理人を名乗る男から「45万円支払えば解約できる」と言われ、指定された電子マネーを購入してプリペイド番号を相手に教えたという。
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三島死亡事故 被告争う姿勢 地裁沼津支部初弁論
三島市内で2019年、赤信号で交差点に進入した乗用車が同市の会社員=当時(50)=のミニバイクと衝突して死亡させた事故で、遺族が車を運転していた被告の女性らに約7300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、静岡地裁沼津支部(古閑美津恵裁判長)で開かれた。被告側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。 被告は自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われて昨年、同地裁支部で禁錮3年、執行猶予5年の判決を受けて確定した。訴状によると、被告は赤信号を見過ごしたまま時速約50キロで交差点に進入し、ミニバイクと衝突した。原告側は刑事裁判の初公判まで信号無視を認めず、会社員に事
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ウクライナの惨状訴え 三島に避難親子の親族、慈善イベント参加
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの東部ドニプロからこのほど、親子4人が三島市多呂に避難した。20日にはウクライナを支援するチャリティーイベントが同市の多呂公民館で開かれ、音楽ステージなどで集まった地元住民らが募金活動を行った。 同市へ避難したのは、結婚を機に14年前から同市で暮らすウクライナ出身の原アンナさん(40)の母(62)と妹(37)、13歳と3歳の妹の息子。4人は爆撃が激しさを増すドニプロを5日に出発し、ポーランドのワルシャワから日本政府が座席を確保した民間機に乗って16日に日本に到着した。現在は原さんの自宅に住み、新型コロナウイルスの感染防止のため隔離生活を送っている。 原さ
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岩合光昭の世界ネコ歩き2 4月23日から三島・佐野美術館
世界各地を巡る動物写真家岩合光昭さんが撮影したネコの写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」が23日、三島市の佐野美術館で開幕する。欧米諸国のほか中東、南米など各地のネコが見せたとっておきの表情や瞬間など計140点を展示する。「マイペース」「気分屋」とも言われるネコたちと向き合う難しさや喜びを岩合さんに語ってもらった。 --〇--〇-- 高校時代、友人の家にネコがたくさんいました。家屋の内外に計28匹。友人の肩越しに一匹と目が合い、心をつかまれました。 父が新聞社のカメラマンだった影響もあって、大学の頃から写真を撮るようになりました。海外の写真家が撮影したネコの写真集を見たことも一つのきっか
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三島の起業支援スタジオ エンジェル投資家集団と連携
三島市を拠点に起業家を支援する「LtGスタートアップスタジオ」は、新事業の構想段階からサポートするエンジェル投資家集団「SEVEN(セブン)」とパートナーシップを結んだ。同集団が持つ起業家支援のノウハウを取り入れ、資金調達から新事業の発想、ピッチの仕方まで幅広いカリキュラムで新たな挑戦を後押しする。 同集団は、米国シリコンバレーでの起業経験を持つ山本敏行氏、戸村光氏が発足させた投資家コミュニティー。オンラインで起業家の発掘、教育、事業化を体系的に支援し、成功事例を増やして“多産多死”と言われるベンチャー業界の活性化につなげる。全国各地への展開を見据えた「セブンローカ
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源頼朝、北条義時ら古文書展示 「鎌倉殿」ゆかりの三嶋大社
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とゆかりが深い三島市の三嶋大社宝物館で9月25日まで、源頼朝や北条義時らによる古文書が展示されている。関連する貴重な史料の数々が並び、歴史の“裏側”をうかがい知る機会として来館者の注目を集めている。 1180年に頼朝が三嶋大社の大祭に合わせて出陣した直後、奪い取った土地の支配権を大社に認める古文書などが展示されている。宝物館の奥村徹也学芸員によると、「頼朝が出した最初の行政文書」という。義時による県内唯一の古文書には、父時政を失脚させた後に現在の同市御園地区の土地を三嶋大社に寄進する内容が記されている。 2代目源頼家が手がけた般若心経は
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バイオトイレ実証実験 GW三島 広島・北広島町に設置
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島はこのほど、杉チップでし尿を分解するバイオトイレの実証実験を広島県北広島町のキャンプ場・グランピング施設で始めた。富士山でも登山客向けに使われているし尿処理の技術を活用し、10月まで管理の手間やコスト、衛生面などの有用性を検証する。 し尿を微生物に混合させた後、杉チップに混ぜてアンモニアや有機物を水と窒素ガスに分解する。1日当たりの処理能力は160~300人分と高く、水や杉チップの補充は基本的に不要のため管理の手間が少ない。杉が持つ消臭作用でにおいも大幅に軽減され、使い方は水洗トイレと同じ。今回設置したキャンプ場やグランピング施設は8月にオープ
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園児のSDGs絵画並ぶ 清水町
三島市民間保育園長会は5月31日まで、同市内の保育園と認定こども園15施設の園児が持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに描いた絵を展示する「子どもたちの未来につなげようSDGs絵画展」を清水町のサントムーン柿田川で開いている。 同施設内のツタヤブックストアと静岡ガスエネリアショールームに約150点を並べた。「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」などの目標について職員から説明を受けた園児が、ご飯を食べたり授業を受けたりする人の姿を生き生きと描き、買い物客の目を引いている。
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24日に定期演奏会 1年半ぶり、練習に熱 三島フィルハーモニー
三島市を拠点にした県内最古のアマチュアオーケストラ「三島フィルハーモニー」は、24日に市民文化会館で開く定期演奏会に向けて練習を重ねている。新型コロナウイルスの影響で昨年秋は延期となり、定期演奏会としては約1年半ぶりの開催。 ブラームスの「交響曲 第1番」と「悲劇的序曲」を演奏する。バイオリン、チェロ、ビオラなど13種類の合奏によるステージを繰り広げ、練習では出演するメンバー65人が関谷弘志氏の指揮の下、本番に向けてテンポやリズムを確認した。 本番では、三島市出身のバイオリニスト山田帆菜さんによる独奏も披露する。ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの難民を支援する募金も行う。午後1時半開演
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三島市長選 12月18日投開票
三島市選挙管理委員会は18日、任期満了(12月19日)に伴う市長選の日程を12月11日告示、18日投開票と発表した。 現職の豊岡武士氏(79)を含め、これまでに立候補を表明した人はいない。 3月1日現在の選挙人名簿登録者数は9万1248人(男4万4287人、女4万6961人)。
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外国人「減収」半数 三島の団体調査 コロナ禍、情報収集難しく
三島市などで外国出身の子供らをサポートする「のびっこクラブみしま」はこのほど、新型コロナウイルスの影響を受ける外国人の生活実態調査を実施し、結果をまとめた。コロナ前と比べて約半数の回答者が減収となったほか、対面交流が難しい中で情報を収集する難しさも明らかになった。 調査は1月に県東部に住む外国籍または日本国籍取得者の16歳以上を対象に行い、英語、タガログ語、スペイン語など7カ国語の質問票で131件の回答を得た。収入は「減った」(48・1%)、「ゼロになった」(2・3%)を合わせると半数を超え、転職を考えているとの回答は55・7%となった。外出の機会は約75%が減少したと答えた。 市町の広
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三島のコミュニティースペース 広場に冷却人工芝を導入
NPO法人みしまびとは16日、運営する三島市中央町のコミュニティースペース「みしま未来研究所」の広場に人工芝を敷いた。 人工芝は「COOOL(クール)」(福岡県)が開発した冷却人工芝。ココナツ繊維製チップや石灰岩を使った土を入れ、雨水や夜露の揮発効果を利用して人工芝を保湿させることで表面温度が一般的な人工芝よりも約20度下がるのが特徴。県内では初の施工で、サッカーJ1神戸の元スペイン代表アンドレス・イニエスタ選手も自宅のバルコニーで使用しているという。 NPOの関係者や家族ら約30人が作業に参加し、約150平方メートルの広場に人工芝を敷き詰めた。山本希理事長は「子どもも安心して遊べる。こ
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絵画療育に情熱注ぎ60年 藤枝の画家・落合さん「障害者との一体感大切に」
元浜松大(現常葉大)教授で藤枝市在住の画家落合英男さん(82)が福祉施設の知的障害者を対象に絵画指導を始めて60年になる。3月下旬にかけて静岡市内で開いた“教え子”たちの作品展には、個性あふれる多彩な色使いの絵画が並び、来場者の目を引きつけた。落合さんは「障害者との一体感を大切に、これからも支え続けたい」と意欲を燃やす。 落合さんは施設利用者らの日常を潤す「アート療育」を実践し、一人一人の障害の程度や個性に合った創作手法を伝えている。 自身、小学3年の時、事故で左肘を複雑骨折し、片手が不自由になった。当時音楽会で木琴を担当することになっていたが、手が不自由だという
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レモンビール2年ぶり復活 「もう一度飲みたい」に応え 伊豆の国・醸造所×三島・ラーメン店
伊豆の国市中のビール醸造所「反射炉ビヤ」と三島市北田町のラーメンやんぐが共同開発した「生搾りレモンビール」が2年ぶりに復活した。「もう一度飲みたい」との声に応え、多くの人に届くように醸造量を大幅に増やして販売している。 地元の魅力を再発見してもらおうと、2020年に開発した。レモン1個分の果汁を使うラーメンやんぐの看板商品「生搾りレモンラーメン」と同じ沼津市西浦産のレモンを使用し、すっきりとした味に仕上げた。 20年は150リットル醸造して1週間ほどで売り切れたため、今回は千リットル醸造した。ラーメンやんぐでは330ミリリットル入りボトルを1本800円で提供するほか、近くのワイン店「ルカ
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傷害と暴行の疑いで男逮捕 御殿場署
御殿場署は15日、傷害と暴行の疑いで三島市梅名、建設業の男(23)を逮捕した。逮捕容疑は今月1日と13日に静岡県東部で、県内在住の女性の顔を殴るなどの暴行を加え、けがをさせた疑い。同署によると、女性は顔に3週間のけがをした。2人は知人という。
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伊豆観光振興 連携確認 台湾企業のCEO、三島訪問
3月に美しい伊豆創造センター(会長・豊岡武士三島市長)と観光振興に関する包括連携協定を結んだオンライン旅行会社「KKday(ケイケイデイ)ジャパン」の陳明明(チン・ミンミン)CEOらが15日、観光つり橋の三島スカイウオーク(同市)を訪れ、豊岡会長らと今後の連携を確認した。 KKdayグループは台湾を拠点にアジア最大級のオプショナルツアー予約サイトを運営し、観光施設のチケットをネット販売するなどさまざまな事業を手がける。連携協定によりインバウンド(訪日外国人)向けに伊豆の観光資源を活用した商品を開発、販売し、双方の経済活性化と友好関係の発展を目指す。 三島を訪れた陳CEOは「旅行はコロナで
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まん延防止でDI悪化 三島1~3月、M―ステ調査
三島商工会議所などが運営するみしま経営支援ステーション「M―ステ」はこのほど、三島市内の中小企業を対象に実施した1~3月の景況調査結果をまとめた。景況感の「好転」から「悪化」の回答割合を引いた業況判断指数(DI)はマイナス31・7ポイントで、改善傾向を示していた前期調査のマイナス8・0ポイントから再び大幅に悪化した。 調査期間中に発出された新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置に伴う人流抑制、原材料の供給減少や価格高騰が影響したとみられる。業種別では建設業がマイナス60・0ポイント、卸・小売業がマイナス52・6ポイント。前回はプラス37・5ポイントだった飲食業も0ポイントに下落した。今後
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ビジネスマナー基本学ぶ 三島商議所セミナー、新入社員38人が参加
三島市の三島商工会議所は13日、市内や周辺市町の中小企業に採用された新入社員38人を対象に「社会人基礎教育セミナー」を開いた。 全国でコミュニケーションやマナーについて指導する桑野麻衣さんが講師を務め、身だしなみやお辞儀の仕方、立ち居振る舞いなどビジネスマナーの基本を紹介した。言葉遣いでは尊敬語や謙譲語、丁寧語についてそれぞれ解説し、「親しみやすいとなれなれしいは違う。言葉を崩すことはあっても、崩れるのはダメ」と強調した。 実技では参加者が名刺交換に挑戦し、顔を見てフルネームを名乗り、お辞儀をして交換する―などと指導を受けて取り組んだ。桑野さんは「目的は名刺の交換ではなく、あくまでもあい
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災害時応急対策で連携 三島市が建設業者と協定
三島市は13日、函南町の市川建設と大規模災害時の復旧工事などを想定した応急対策の協定を締結した。 地震や風水害など大規模災害の発生時に、市は協定に基づき避難路や緊急輸送路、被災地の応急復旧工事を要請できるほか、同社は公共土木施設の被害状況を調査して市に報告する。市役所で市川健一郎社長と協定書を交わした豊岡武士市長は、「救出救助、傷病者の搬送、救援物資の配送では避難路と緊急輸送路の復旧が重要な課題。協定の締結は心強い」と述べた。 市川社長は「市と連携した現場での応急対策は建設業の役割。地域に貢献できると思う」と話した。
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清流保護30年、記念誌に 三島ゆうすい会 地域への思い新た
街中を清らかな水が流れる三島市の「三島ゆうすい会」が創立30周年を迎え、活動の歴史や清流の大切さをまとめた記念誌がこのほど完成した。幅広い市民からのメッセージも掲載し、今後も「水の都・三島」を守り続ける地域の思いをつづっている。 富士山からの湧水が各地で自噴する同市の川は高度経済成長期に水の汚染と枯渇が進み、清流の復活を願う市民らが1991年に同会を設立させた。当初は約400人が毎週、源兵衛川などで清掃を続けたほか、地域や小学校などで出前講座を続けて水の大切さを呼びかけてきた。透き通る水が流れる現在も月に1度の清掃活動や年4回の水質検査に取り組み、他団体や企業とも連携しながら川を守り続けて
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日本舞踊藤間流 伊世藤会が公演 三島
日本舞踊藤間流の「伊世藤会」による公演(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、三島市民文化会館で開かれた。 子供から大人まで幅広い年代の会員32人が出演し、長唄や常磐津などの26演目を披露した。それぞれの作品に込められた物語や思いに沿って美しい舞や所作が繰り広げられ、観客は情景を思い浮かべながら舞台を楽しんだ。
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三島市花壇コンクール審査 応募70件
三島市花壇コンクール(市主催)の現地審査が12日、市内で始まった。本年度は各地の自治会や企業、学校など70件の応募があり、審査員が14日まで美しく造り上げられた地域花壇を見て回っている。 花いっぱいのまちづくりを推進する「ガーデンシティみしま」の一環。1976年から続く恒例イベントで、市民が株を植えて育てた花壇の出来栄えを競う。今年も各地ではビオラやキンギョソウ、ノースコールなど季節の花々が美しく咲き誇り、街中を華やかに彩っている。 審査員は市職員と三島花の会、花サポーターみしまのメンバーが務め、花壇の構成、管理、色彩の各項目を評価した。幼稚園や団体、個人などの各部ごとに優秀作品を決定し
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宴会場を癒やし空間に マッサージチェア定額使い放題 コロナ禍、新発想で巻き返し 三島の飲食店
三島市広小路町でイタリアンレストラン「パステリア地中海」を経営する小河屋商事は、新型コロナウイルスの影響で利用が激減した宴会場を改装し、最新のマッサージチェアが定額で使い放題になる「リラクゼーションボックス」を始めた。売り上げが落ち込み、一時は廃業を検討したが、飲食のお客も呼び込む新たな発想で巻き返しを図っている。 1902年に鍛冶屋から始まった同社は今年で創業120年。4代目オーナーの小河鉄平さん(45)はコロナ禍で廃業を考えて不動産会社に書類を提出する際、先祖から受け継いだ会社の重みを感じて踏みとどまった。鍛冶屋から金物屋、飲食店と業態を変え、これまでも時代の波を乗り越えてきた。「自分
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電子マネー12万円 架空料金詐取被害 三島の男性
三島市の60代の無職男性が11日までに、パソコンのウイルス除去名目で電子マネー12万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、9日午後2時ごろ、男性のパソコンに「トロイの木馬というウイルスが入っています」と警告が出たため、男性は表示された連絡先に電話した。片言の日本語を話す女らに「ウイルス除去にソフトが必要」などと言われ、コンビニで電子マネーを購入して番号を教えた。
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皇室ゆかり4庭園紹介 沼津市、カード配布
沼津市はこのほど、富士・箱根・伊豆「皇室ゆかりの庭園」ツーリズム協議会に加盟する県東部と神奈川県の4庭園を紹介するカードを作製し、各庭園で配布している。4庭園を巡るスタンプラリーも実施している。 配布しているのは、沼津御用邸記念公園(沼津市)、楽寿園(三島市)、秩父宮記念公園(御殿場市)、恩賜箱根公園(神奈川県箱根町)の4カ所。カードには各庭園の由来や園内のお薦めスポットなどを写真とともに記している。 計4000枚を作製し、各庭園で全4種を配布する。1人1種1枚ずつ受け取れる。 スタンプラリーは2023年3月末まで実施し、全4庭園のスタンプを集めた人には、記念のクリアファイルを贈る。
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「パソコンが危険」電子マネー25万円詐取被害 三島の50代男性会社員
三島市に住む50代の男性会社員が9日、パソコンのセキュリティー保護の名目で電子マネー25万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、男性は同日午前9時半ごろ、使用するパソコンの画面上に「パソコンが危険。ここに電話してください」と警告された上、「電源を切ったら回復できなくなる」との音声アナウンスが流れたため電話したところ、男からパソコンの更新費用を請求され、同市内のコンビニで購入した電子マネーをだまし取られたという。
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故高梨氏妻寄贈 日本画を展示 三島
三島市などで活躍した日本画家の高梨勝瀞(しょうせい)氏(1904~1987年)が描いた作品「寂」、「秋」の2点が市に寄贈され、市民生涯学習センター3階に展示されている。 高梨氏は田方郡田中村(現伊豆の国市)に生まれ、京都絵画専門学校(現京都芸術大)を卒業後に台湾で活動した。終戦で帰国した後は現在の三島北高で美術教員となり、同校の校章のデザインを手掛けた。1965年に県芸術祭賞を受賞し、長く三島市美術展の審査員も務めた。 高梨氏の妻美恵子さんが自宅を整理する中で、市民に楽しんでもらいたいと作品を寄贈した。「寂」はビワの実に乗ったカエルを描き、「秋」は花器に生けたエノコログサとクモをモチーフ
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夕日の写真審査 受賞者に表彰状 西伊豆町
西伊豆町はこのほど「第17回夕陽のまちふるさとフォトコンテスト」の表彰式を町役場で行った。「夕陽部門」「ふるさと部門」でグランプリや特選に選ばれた3人が星野浄晋町長から表彰状を受けた。 表彰されたのは、夕陽部門グランプリの佐藤和彦さん(65)=松崎町=、ふるさと部門グランプリの蓑毛正美さん(62)=沼津市=ら。それぞれが構図や光の反射などを意識し、夕日や海の景色を撮影した。初めて応募した蓑毛さんは「海面の揺れる様子があまりにもきれいでシャッターを切った。今後も西伊豆の美しい景色をカメラに収めたい」と話した。 コンテストは、両部門と「ドローン部門」の3部門に町内外の75人から計322点の応
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静岡県内の「路地裏」撮影 ハンブルク映画祭賞候補に アート作品に物語性
静岡県内各地の映像を編集した短編映画「路地裏探訪the movie」が、6月にドイツで開かれる第23回ハンブルク日本映画祭の受賞作品にノミネートされた。三島市を拠点に活動する現代芸術家アレッサンドロ・ヨッシーニさん(57)=本名・吉野昌彦、静岡市出身=が監督を務め、アート映画にストーリー性の要素を加えた作品に仕上げた。 ヨッシーニ監督が高校生の頃に撮影した8ミリフィルムの映像や、10年前からケーブルテレビの番組で撮りためた路地裏の様子などをまとめた約40分の短編作品。ビルの間やどぶ川の脇道など普通は足を踏み入れない路地裏を訪れ、コンクリートの汚れやゴミの散らかり方など「偶然のアート」に焦点
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日本舞踊・伊世藤会 三島で公演、長唄など26演目
日本舞踊藤間流の「伊世藤会」による公演(静岡新聞社・静岡放送後援)が10日、三島市民文化会館で開かれる。入場無料。 会員32人が出演し、長唄や常磐津など26の演目を繰り広げる。歌舞伎のように複数人が物語を演じる舞台もあり、さまざまな見せ場を用意しているという。 午前10時半開演。問い合わせは伊世藤会<電055(975)9779>へ。
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ウクライナ歌手コンサート 収益は全額キーウへ 4月27、28日と5月10日、三島のホテルで
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナ出身のオペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんのチャリティーコンサート(実行委員会主催)が27、28の両日と5月10日、三島市のみしまプラザホテルで開かれる。収益は全額、ステパニュックさんの故郷に贈る「ウクライナ・キーウ州スィニャワ村支援基金」に寄付される。 日本オペラ協会に所属するステパニュックさんは東京を拠点に活動を続け、ファンが多い三島市でも毎年コンサートを開いている。チャリティーコンサートではウクライナ民謡や日本の叙情歌、クラシック曲を1時間半にわたり披露する。 各日とも午後6時開演、定員100人。入場料は3千円。問い合わせは同ホテル<電055(
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甲子園「一からやり直し」 日大三島高野球部 三島市役所を訪問
今春の第94回選抜高校野球大会に出場した日大三島高野球部の選手、監督らが6日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、甲子園での経験を報告した。 同校は初戦で金光大阪高(大阪)と対戦し、初回に先制点を許しながらも粘りの野球を繰り広げた。打線がつながらず0―4で敗れたが、永田裕治監督は「新たな船出の礎、糧となり、選手は忘れ物を取りに行けるよう頑張ってくれると思う」とさらなる成長を見据えた。加藤大登主将は「相手捕手のリードがうまくて的が絞れなかった」と振り返り、「一からやり直し、また県で優勝できるよう意識を高めたい」と意気込みを語った。 当日は甲子園で応援した豊岡市長は「はつらつと元気いっぱい戦った
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新入学児童への登下校指導に重点 三島市
三島署管内では今年に入り182件の人身事故が発生し、前年同期比で23件増。歩行者や自転車が関連する事故が目立ち、特にまん延防止等重点措置などの解禁後に増加している。 三島市役所、函南町役場前の交差点では計240人がのぼり旗を掲げて交通安全を呼び掛けた。 同署によると、これまでに起きた事故は歩行者対車が28件、自転車関連が25件で、いずれも前年同期を11件上回る。全体では同措置発令中の2~3月は減少したものの、人出が増えた1、4月は事故が多発している。 運動期間中は新入学児童への登下校指導に加え、ドライバーの歩行者保護を重点に取り組む。
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三島殺人 同僚の男を起訴 地検沼津支部
三島市内で3月、伊豆の国市南條の建設作業員の男性=当時(42)=に火を付け殺害したとして、同僚ら3人が殺人容疑で逮捕された事件で、静岡地検沼津支部は5日、殺人の罪で清水町徳倉、建設業の容疑者(27)を静岡地裁沼津支部に起訴した。裁判員裁判の対象になる。 容疑者とともに同容疑で逮捕、送検された三島市の建設作業員の男性(32)について沼津区検は同日、事件直前に被害者の男性を車から引きずり降ろし路上で背負い投げしたとして暴行罪で沼津簡裁に略式起訴した。伊豆の国市の建設作業員の男性(42)は同日付で不起訴処分とした。地検支部は理由を明らかにしていない。 起訴状などによると、被告は3月12日午後6
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映画制作に挑戦 参加者募集 三島で若者向けワークショップ
三島市を拠点に映画やCM制作などを手がける「WACHAJACK(ワチャジャック)SHIZUOKA」は、地元の若者が映画制作に挑戦するワークショップを23日から同市内で開始する。同市や周辺市町などに住む13~23歳を募集し、完成した作品は6月に市民文化会館で上映される。 全国各地で撮影した短編映画9本を上映する「ミラー・ライアー・フィルムズ」とのコラボ企画。ワークショップでは映画監督の藤森圭太郎氏(同市出身)を招き、参加者が企画、脚本制作から芝居演技、撮影・編集まで全ての工程を担当して映画を制作する。23日に事前説明会を行った後、映画制作や脚本の講座を経て5月28、29の両日に撮影を行う予定
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女子高校生の顔を殴る 強盗致傷容疑で男子高校生逮捕 三島署
三島署は4日、強盗致傷の疑いで沼津市の男子高校生(18)を逮捕した。逮捕容疑は3月下旬、三島市内で同市の女子高校生(17)の顔を殴るなどの暴行を加えて全治1週間のけがを負わせた上、携帯電話を奪い取った疑い。
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公務執行妨害の疑いで男逮捕 三島署
公務執行妨害の疑い 三島署は3日、公務執行妨害の疑いで三島市谷田、自称運送業の男(44)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後10時半ごろ、三島市本町の路上で、口論をしているとの通報で駆け付けた同署刑事課の男性巡査(24)の足を蹴る暴行を加え、職務を妨害した疑い。
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高齢者の健康 スマホで支援 三島市、LINEを活用
三島市は無料通信アプリLINE(ライン)を活用し、ウェブ上で高齢者の健康づくりをサポートする「みしまスマイル」を1日から開始した。スマートフォンを通じて健康に関するさまざまな情報を発信し、健全な心身を保つツールとして役立ててもらう。 筋力などが低下するフレイルのチェック、身長と体重で算出する体格指数(BMI)の測定などの機能を盛り込み、身体の変化や衰えを早めに気付いて健康改善につなげる。ヘルスケアに特化したウェブ上のニュースも配信するほか、理学療法士が考案したオリジナル体操は新たな動画を追加していくという。高齢者が集まる「通いの場」の地図とナビも掲載するなど、人とのつながりを保てるようサポ
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クラウンメロン創作絵本 なかばやしさん(東京)に最優秀
袋井市はこのほど、昨年実施したクラウンメロンがテーマの創作絵本の募集事業で、絵本作家なかばやしみくさん(47)=東京都=作の「おうさまのメロンはどこへいった?」を最優秀賞に選出したと発表した。絵本は全国の公立図書館と、市内の幼児教育施設に送付し、クラウンメロンのPRに活用する。 「おうさまの-」は亀の王様が突然消えた贈り物のメロンを探す物語。袋井やクラウンメロンの繁栄への願いを込めて亀を主人公とし、ストーリーの面白さだけでなく、クラウンメロンの魅力が伝わる内容を心掛けたという。 6年前に独自に絵本を描き始めたなかばやしさんにとり、デビュー作になった。審査員からは「次のページが気になる楽し
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人を結ぶ手法「糸吉」 三島商議所青年部、市に提言
三島市の三島商工会議所青年部はこのほど、同青年部が考案した気軽にコミュニティーの形成を図る手法「糸吉(いときち)」を、市の政策に取り入れるよう豊岡武士市長に市役所で提言した。 糸吉は出入り自由な交流の場を設定し、参加者が語る趣味や好みなどに共感する人がつながる仕組み。昨年11月に実施した実証実験では、アイドルグループやアクションスターの世界観などニッチな話題が繰り広げられる中、参加者の89%が「楽しかった」など肯定的な意見を寄せたという。普及を進めることで、コミュニティーを自発的に形成できる地域づくりを目指す。 提言では、豊岡市長や市職員が糸吉を体験し、さらに一般の市民や青年部メンバーな
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稚児行列 三嶋大社、華やぐ
三島市の三嶋大社で3日、稚児健康祈願祭が開かれ、衣装に身を包んだ37人の子どもが大社周辺の市内を練り歩く稚児行列が行われた。 男児は緑色の狩衣(かりぎぬ)にえぼし、女児は桜色の千早に金の冠姿。保護者に手を引かれながら同市本町の大通りを歩き、大社の境内を通って本殿までの約1キロで華やかな行列を作った。沿道では祖父母らがカメラを構え、かわいらしい姿を写真や映像に収めていた。 行列の後は本殿でお払いなどの神事を行い、舞殿で稚児の舞が披露された。
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ポールを手に朝散歩 10キロコース楽しむ 三島のNPO
三島市を「朝の街」として発信するNPO法人地域活性スクランブルフォーラムは2日、早朝の市内を巡る朝散歩にノルディックウオークを取り入れて実施した。市ノルディックウオーキング協会の指導を受け、参加者はポールを使って約10キロのコースを歩いた。 午前5時20分に三嶋大社の西門に集合し、同協会の指導員からポールの長さ調節や準備運動、正しい歩き方などについて学んだ。ノルディックウオークを初めて体験する参加者も多く、足腰への負担も少なく坂道も楽に進むなどのメリットを実感しながらコースを進んだ。同市沢地の龍澤寺を折り返し、見頃を迎えた上岩崎公園の桜並木を眺めながら朝の散歩を楽しんだ。 同協会の木内雅
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三島市プロモーション動画 内閣府主催「クールジャパン」奨励賞
三島市が昨年2月に製作した市のプロモーション動画がこのほど、内閣府が主催する「クールジャパン動画コンテスト」の地方自治体部門で奨励賞に輝いた。市内に広がる豊かな自然をアピールし、海外への発信に加え地元住民にも魅力の再発見につながると高評価を受けた。 源兵衛川を中心に市内を流れる水をテーマにした約3分間の動画で、豊かな自然が育む箱根西麓三島野菜やウナギなど地元の食材もPRしている。三嶋大社などの歴史的な資源もドローンで撮影するなど市内各地の魅力を盛り込んだ。コンテストでは一般と地方自治体の両部門に414点の応募があり、最優秀、優秀に次ぐ奨励賞を受けた同市は県内で唯一の受賞となった。 動画は
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地域課題解決へ 副業の事例紹介 しぞー会と静鉄
静岡県の地域課題解決に意欲を持つ有志でつくる「しぞー会」(静岡新聞社・静岡放送主催)と静岡鉄道などはこのほど、副業について考えるセミナー「人生で2枚目の名刺を持とう!」を静岡市葵区の「=ODEN(イコールオデン)」で開いた。 副業に取り組むゲストが事例紹介した。神田主税さん(三島市)は、都内の企業に勤務しながら同市などの企業や団体で活動し、地域活性化事業に取り組む。神田さんは「副業で人と出会うことで新たな企画が生まれる。自分のスキルを活用できそうなことを見つけて」と呼び掛けた。静岡鉄道人事部の清水寛人さんは、愛知県内の企業に経営戦略などを助言する。「キャリアを見直すきっかけになった。本業と
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自主運行バスの路線変更 三島市、4月1日から 村の駅に新停留所
三島市は31日、自主運行バス「ふれあい号」「なかざと号」のルートを4月1日から延伸するのに合わせ、バス停を新設する同市安久の伊豆・村の駅で記念式典を開いた。同市では新年度からバス停のオーナー制度も開始し、より地域に根ざしたバス運行に力を入れる。 中郷地区や大場駅方面を運行する「なかざと号」は御園地区など市南部に路線を延ばし、ジャンボタクシーで市役所方面から行き来する「ふれあい号」との結節点として村の駅に新たなバス停を設ける。大人の運賃は均一200円とし、他の路線もルート変更するなどして交通空白域の解消を図る。 オーナー制度は、1カ所につき年間10万円の協力金を支払った民間企業などにバス停
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感染症対策の司令塔に 静岡県「センター」基本構想公表
静岡県は30日、三島市の県総合健康センターを活用して開設する「ふじのくに感染症管理センター(仮称)」の基本構想を公表した。感染症対策の司令塔として病床確保に一定の権限を持たせ、人材育成を担うなど平時から感染症対応力を強化する。2023年4月の開設を目指す。 役割は、司令塔機能の確保▽情報プラットフォームの構築▽研修の実施-の3本柱。センターの実務責任者が一定の権限を持ち、病床の維持や確保を円滑に進める。医療圏ごとに少なくとも一つの連携拠点病院を指定し、感染症指定医療機関やそのほかの受け入れ病院、行政とのネットワークをつくる。 新型コロナウイルス感染症の対応では、業務のデジタル化や情報共有
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災害時に電源車 バッテリー確保 三島市と地元企業協定
三島市は29日、バッテリーの設計、製作などを手がけるムービングベース合同会社(同市)と大規模災害時における物資の供給に関する協定を市役所大社町別館で結んだ。電源車やバイクバッテリーの貸与、供給を受ける。 避難所生活で必要となる照明、携帯電話の充電などに使う電源の供給体制を整えるほか、市が被災状況の把握などに使うオフロードバイクのバッテリーも確保する。バッテリーはスマートフォンで残量が確認でき、寿命は5~10年と長持ちするという。貸し出される電源車はソーラーパネルを備え、防災拠点や被災地に配備する。 代表社員の藤谷貴裕さんは「災害時は社員が力を合わせて役立ちたい」と語った。
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傷害の疑い 三島署、男を現行犯逮捕
三島署は30日、傷害の疑いで三島市御園、職業不詳の男(49)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前10時ごろ、同市内で、同市に住む50代男性の顔面を殴るなどの暴行を加え、けがを負わせた疑い。
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台湾企業と連携協定 「美しい伊豆」観光振興へ
美しい伊豆創造センター(代表理事・豊岡武士三島市長)は29日、台湾に本社を置くオンライン旅行会社「KKday(ケイケイデイ)ジャパン」と伊豆半島の観光振興に関する包括連携協定を締結したと発表した。台湾をはじめとしたインバウンド(訪日外国人客)向けに伊豆の観光資源を活用した商品を開発し、地域経済の活性化と台湾との友好関係の発展を目指す。 都内で記者会見した同センターの林田充常務理事は、2265の源泉温泉や、交通手段の利便性、特産品など伊豆半島の魅力を紹介。自然や地形を生かした体験プランや交通周遊チケット、さまざまな魅力を組み合わせたツアーの商品化を目指すとした。 アジア最大級のオプショナル
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三嶋大社 桜見頃で春一色 ライトアップも
三嶋大社(三島市)の境内に並ぶ桜が見頃を迎えている。ミシマザクラやソメイヨシノ、しだれ桜がほぼ満開となり、参拝者が写真を撮るなどして春の訪れを満喫している。 境内には15種類、200本の桜の木が植えられ、春には大勢の参拝者が訪れる桜の名所となっている。神池や青空に映える白やピンクの花々が美しく、参道は春一色の暖かな雰囲気が広がる。出店も並び、花をめでる親子連れや観光客でにぎわっている。 三嶋大社によると、見頃は4月上旬ごろまで続く見通し。開花期間中は午後6~9時にライトアップも行われ、幻想的な景色が楽しめる。
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桜の開花状況 ウェブで発信 三島市観光協会
三島市観光協会は、三嶋大社の桜の開花状況をウェブサイトで発信している。4月1日からは市内の飲食店でお得なサービスが受けられるデジタルクーポンの配信も始める。 桜の開花状況は2~3日に一度ほど更新し、神池沿いのしだれ桜や参道のソメイヨシノなどの様子を写真とともに紹介する。新型コロナウイルスの影響で足を運べない人に向けて一昨年から始めた取り組みで、観光の機運が高まり始めた今年は大勢の来場を呼びかける。桜が散るまで続けるという。 クーポンは市内13の飲食店で利用可能。食事代の割引や一品サービスなどの特典が用意され、注文時にスマートフォンの画面で表示して利用する。いずれのページも同協会のホームペ
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特殊詐欺被害防止 三島署が感謝状 セブン三島安久店に
三島署はこのほど、特殊詐欺の被害を未然に防いだセブン-イレブン三島安久店と従業員の倉橋里紗さん(36)に感謝状を贈った。 11日午後1時ごろ、70代の男性がマルチコピー機からプリペイド式の電子マネーを購入しようと同店を訪れた。男性が高齢で電子マネーの使い方などを知らないため、不審に思った倉橋さんが店内で相談して男性を説得した。警察にも通報し、被害を防いだ。 同署によると、管内で今年に入り発生した特殊詐欺は9件で、そのうち7件がプリペイドカードを購入させる手口という。被害者の年齢は幅広く、スマートフォンやパソコンに偽メールが送られるケースが多い。内田一弘署長は「コンビニ各店の協力で被害を防
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住宅展示場の仮囲い 障害者らデザイン 三島のNPO
新設する住宅展示場の仮囲いを美しく彩るデザイン制作のワークショップが26日、三島市で障害者を支援するNPO法人エシカファームのはったばた園(同市八反畑)で開かれた。同NPOの利用者ら7人と保護者が参加し、三島の自然をイメージした絵を描き上げた。 三島駅南口東街区の再開発事業に関わるミサワホーム、障害者支援のクロスチーム(東京)と同NPOが連携して企画した。デザインのテーマは「三島の風景」。富士山や水、花など三島をイメージした自然をモチーフに、参加者は筆やスポンジで色とりどりの絵の具を紙に塗って仕上げた。 完成したイラストはデザイナーが重ね合わせたりして装飾し、ミサワホームが市内で建て替え
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文化財→ウイスキー蒸留所に 三島「懐古堂ムラカミ屋」をリノベーション
三島市大社町の国登録有形文化財「懐古堂ムラカミ屋」をリノベーションして、ウイスキーの蒸留所を立ち上げる計画が始まった。蒸留後に熟成させる樽(たる)の保管場所を市内で募集するなど、市民を巻き込みながら三島でしか飲めないウイスキーを造り上げる。蒸留所は1年後に稼働を開始する予定で、2024年中の商品化を目指す。 企画したのはバーボンウイスキーの製造販売を手がける「Whiskey&Co.」(東京)。全国各地を回って適地を探す中で、市内を流れる清らかな水と首都圏へのアクセス、町並みの雰囲気に魅せられて三島を選んだ。特に関東大震災後に建てられた旧洋品店のムラカミ屋は近代的な風情をそのままに残し、大森
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「ぶしのくに」自転車でPR 「鎌倉殿」ちなみ、前輪にロゴ 静岡県と三島のレンタル業者
伊豆地域などを舞台とする大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなみ静岡県を「ぶし(武士)のくに」としてPRする県は25日、三島市や周辺市町でレンタサイクルを展開する「ハレノヒサイクル」と連携し、ぶしのくにのロゴマークを前輪にラッピングした電動自転車のレンタルを開始した。 「ぶしのくに静岡県」と書かれたラッピングは車輪が回転しても回らない特殊技術を使用し、走行中の自転車でもはっきりと文字が見えるという。ハレノヒサイクルは三島市など約40カ所で利用でき、返却するラックに空きがあれば近くのステーションでも乗り捨てが可能。ラッピング自転車によるPRは伊豆の国市の観光案内所でも始まり、ドラマが放映される1
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可搬式防犯カメラ 4月1日から中郷地区に 三島署、設置へ協定
三島署は4月1日から、三島市中郷地区に設置する可搬式街頭防犯カメラの運用を開始する。 同地区内の梅名、多呂両自治会と八反畑、北沢、大場の3町内会に1基ずつ、計5カ所に設置する。同署管内では同市一番町と函南町内に半年間、防犯カメラが設置され、身近な犯罪が前年よりも減少しているという。設置期間の終了後は各地区で自主的にカメラを取り付けている。 このほど防犯カメラ設置に関する協定の締結式が同署で開かれ、同地区自治会連合会の石田善美会長は「犯罪も知能的で巧妙になっている。カメラが抑止につながってほしい」と語った。内田一弘署長は「防犯カメラは犯罪抑止の一つの手段。効果を体感してもらいたい」と述べた
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ICTで高齢者の生きがい推進へ 三島市、企業と協定
三島市はこのほど、情報通信技術(ICT)を活用した高齢者の生きがいづくり推進に関する協定を東京のソフトウエア開発「サンドディー・アイ・ジー」と締結した。 ウェブ上に公開されているメディアの記事を活用できる「コンテンツシェア」などの機能を搭載した同社独自のシステムを活用し、高齢者に的確で有用な情報発信を行う。高齢者が集う居場所同士のグループトークやフレイルのチェックなど、双方向性の機能も駆使して人のつながりも促進する。市は新年度から高齢者支援の実証実験を開始する予定。 市役所で豊岡武士市長と協定書を交わした青木忠大社長は「健康増進も自分で取り組むことが難しい。提供する技術が高齢者のやる気を
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沼津魚がし鮨「三嶋大社通り店」 3月26日オープン
沼津魚がし鮨(ずし)を展開する沓間水産は26日、三島市大社町に40店舗目となる「三嶋大社通り店」をオープンさせる。三嶋大社から東へ約100メートルに店を構え、観光客や親子連れなど幅広いお客の来店を見込む。 店は約300平方メートルの広さに86席を用意し、センサーを感知して移動する配膳、下げ膳用のロボットを稼働させる。沼津港直送の新鮮な魚介類を使った定番メニューに加え、肉やフライの定食、サイドメニューも充実している。同店の限定メニューとして、厳選ネタをそろえた箱ずしのセットも提供する。 長田隆博店長は「いろんな食事が楽しめる。三嶋大社に来た時などはぜひ立ち寄っていただきたい」と話した。
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静岡人インタビュー「この人」 松田吉行さん 三島青年会議所(JC)理事長に就任した
スローガンは「つなぐ 『奇跡』へ続く『軌跡』を」。新型コロナウイルスの感染拡大で活動が制限される中、JCの若い力で地域を盛り上げる。松田商事(三島市)取締役。38歳。 ―スローガンに込めた思いは。 「コロナ禍で希薄になる人のつながりを大切にし、三島JCを未来へつなげる活動を続けていく。礼儀やルールを押しつけすぎず、JCの伝統も受け継ぎながら時代に合った組織を考えたい」 ―コロナの影響は。 「JCは従来、膝をつき合わせた“オフライン”の活動に重きを置いてきた。その点でコロナのダメージは大きいが、オンラインも活用した会議やイベントも開いている。人と人が会えなくても
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三島の食マップで 絵本作家がイラスト ミールキットや飲食店紹介
新型コロナウイルスによる苦境を協力して乗り越えようと、三島市広小路町の飲食5店舗が各店の料理を詰め合わせたミールキット「三島広房」を紹介する街歩きマップが完成した。イラストを手掛けたのは同市在住の絵本作家えがしらみちこさん。市観光協会もミールキットと地元野菜の料理を組み合わせた観光商品を企画し、三島の食の魅力をPRしている。 ミールキットはコロナで難しくなった食べ歩きを自宅で楽しんでもらおうと、和洋中の“プロの味”を詰め合わせて一昨年から販売している。イラストマップは各店舗の特徴をほのぼのとしたタッチで描いたほか、三島駅から広小路までの自然や町並みを紹介している。観
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松毛川で生物を観察 グラウンドワーク三島
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島はこのほど、三島、沼津の市境を流れる松毛川で生き物観察会を開いた。子供ら12人が参加し、川の環境や生息する貴重な生物について学んだ。 GW三島が環境整備を続ける松毛川には外来生物のアメリカザリガニなどが生息している。参加者は常葉大社会環境学部の加須屋真非常勤講師から説明を受けながら、川の生物を網ですくい上げるなどして観察した。ゴムボートに乗って川を進み、両岸に広がる河畔林の見学も行った。 松毛川は狩野川流域に残る三日月形の止水域。加須屋氏は「県東部では貴重な資源。河畔林も重要な役割を果たしている」と説明した。
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利用終えた交番で倒壊家屋想定訓練 三島署
三島署はこのほど、建て替えのために取り壊す予定の旧中郷交番(三島市梅名)で倒壊家屋を想定した災害警備訓練を実施した。県警災害対策課の広域技能指導官が講師を務め、署員15人が災害救助に用いる資機材の使い方を学んだ。 エンジンカッターや電動削岩機を使用し、鉄製扉の切断やコンクリート壁の破壊などを実践した。同交番は老朽化のために2月で利用を終えていた。 署員らは壁に穴を空けたり切断したりする作業を本番さながらに行ったほか、担架を使って要救助者を搬送する訓練にも取り組んだ。
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山歩きの基本技術 実技交えて学ぶ 三島で26日から講座
山歩きの基本と応用、地図や天気図の見方などを学ぶ「登山・ハイキング講座」が26日、三島市立錦田公民館で開講する。来年3月まで、座学13回、実技12回を行う予定。主催する同講座実行委員会が受講者を募集している。 26日のオリエンテーションを皮切りに、4月から毎月、座学と実技を1回ずつ実施する。座学ではトレッキングポールの使い方、山歩きのルール、冬山の基本技術などを学び、実技では矢倉岳や笠取山などを歩く。 講座受講料は年3900円で、実技の交通費や宿泊代、遭難保険料が別途必要。参加希望者は25日までにファクスで申し込む。問い合わせは根上静夫座長<電・ファクス055(971)9660>へ。
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全国ソフト出場 三島・徳倉パワーズ 市長に意気込み
昨年10月に静岡市で開催された全日本春季小学生男子・女子ソフトボール大会の予選会で優勝し、26~28日に北九州市で開催される全国大会への出場を決めた「徳倉パワーズソフトボールスポーツ少年団」(三島市)の選手、監督らが22日、市役所に豊岡武士市長を訪ねて意気込みを語った。 表敬訪問した選手は、同市や周辺市町の小学校に通う2~5年生12人。県予選では出場12チームの中で優勝し、全国大会に向けて「ピンチでも焦らず、元気にプレーしたい」「良い成績を残せるよう頑張る」などと意気込みを語った。杉山直行監督は「全国大会に行きたいという思いが結果につながった」と選手をたたえた。 豊岡市長は「一球入魂で頑
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樹齢100年 しだれ桜見頃 三島・佐野美術館庭園
三島市中田町の佐野美術館の庭園で、樹齢100年を超えるしだれ桜が見頃を迎えている。淡いピンク色の花が咲き誇り、国登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」や灯籠などと相まって美しい景観を演出している。 庭園に隣接する食事処「松韻」によると、今年の開花はほぼ例年並み。3月末ごろまで見頃が続きそう。庭園には紫色のカキツバタも咲き、彩りを添えている。 庭園は無料開放され、午後9時までライトアップされて幻想的な光景が楽しめる。店内から食事を楽しみながらしだれ桜を眺めたり、写真撮影したりする愛好者が訪れている。松韻の伊丹秀之社長は「コロナに関わりなく花は美しく咲く。桜を楽しみ、心を和ませてほしい」と語る。
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萩本さん(日大三島)選抜大会5位入賞 全国高校将棋女子
第26回全国高校将棋女子選抜大会(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、三島市の日大三島高で開かれた。清泉女学院高(神奈川県)1年の中沢秀佳さんが優勝し、日大三島高2年の萩本夏々彩さんが5位に入賞した。 静岡のほか神奈川、愛知、長野など全国から26人が出場し、トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。 同時開催の全国高校将棋女子記念大会兼加藤康次杯には19人が参加し、南山高女子部(愛知県)2年の永田萌絵さんが優勝。富士見高(富士市)2年の田中希実さんが敢闘賞に選出された。
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38年ぶりアルプスも熱闘 日大三島ナインに声援【選抜高校野球】
38年ぶりの甲子園勝利はならなかったが、最後まで食らい付く日大三島ナインにOB、父母、生徒が熱いエールを送った。21日の第94回選抜高校野球大会1回戦は序盤にリードを許し、好機をつくってもホームが遠い苦しい展開。それでも、アルプススタンドでは前回出場した1984年大会の劇的な勝利を知るOBが逆転を信じ、父母は聖地で躍動するわが子を見守った。三島市の同校でも生徒がテレビ越しに懸命に応援した。 アルプススタンドでは、三島市からバス13台で駆け付けた生徒らがナインの背中を押した。吹奏楽部は新型コロナウイルスの影響で直前まで演奏できるか分からず応援団、チアリーダーとの合同練習は2回だけ。それでも
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オーディション合格者が演奏 一流音楽家が審査 三島
一流音楽家の審査によるオーディション型コンサート「Mt.Fujiのヴィルトゥオーソたち」(特定NPO法人静岡地域教育芸術協会主催)が19日、三島市民文化会館で開かれた。 オーディションは広島交響楽団音楽総監督の下野竜也氏、東京都交響楽団ソロ・コンサートマスター矢部達哉氏が審査員を務めた。ピアノ、バイオリン、フルートなどによるクラシック演奏が審査され、合格者は三島、沼津、御殿場など県東部出身の奏者7人。コンサートではそれぞれ壇上に立ち、美しい音色を響かせて聴衆を魅了した。
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犯罪被害者支援へ 三島市と三島署、NPOが協定
三島市はこのほど、「犯罪被害者等支援の連携協力に関する協定」を三島署、NPO法人静岡犯罪被害者支援センターとそれぞれ締結した。 市は16日に閉会した市議会2月定例会で承認を受け、4月1日から犯罪被害者を支援する条例を施行する。被害者や遺族に対して見舞金を支給するほか、2次被害の防止や日常生活の支援など関係機関と協力して取り組む方針。協定では円滑な支援に向けた連携体制の構築などを盛り込み、被害の軽減と早期回復を図る。 内田一弘署長と同NPOの白井孝一理事長が市役所を訪れ、豊岡武士市長と協定書を交わした。豊岡市長は「必要な支援を途切れず実施することが大切」と述べ、さらなる連携強化を依頼した。
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三島・三ツ谷工業団地が完売 最終区画は検査キット企業
三島市は18日、企業誘致を進めていた三ツ谷工業団地(同市)の最終区画に、新型コロナウイルス抗原検査キットなどの感染症迅速診断キットを製造するタウンズ(伊豆の国市)が進出すると発表した。同区画は約3万3千平方メートルで、販売価格は16億2千万円。土地を取得後の事業内容などは検討中という。 同工業団地は全6区画、全体面積は約21万平方メートル。2019年に造成工事が完了し、これまで製氷会社など4社が操業を開始している。タウンズへの売却で全区画が完売となり、土地区画整理組合は解散する予定。 市は県東部に対する民間企業の進出意欲は強いとし、工業団地よりも小規模な産業用地の確保に向けて市内の候補地
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三島市人事 健康推進部長に臼井氏
三島市は18日、4月1日付の定期人事異動を内示した。対象者は219人で、前年よりも34人少ない。情報通信技術(ICT)やデジタルデータを積極活用する「スマート市役所」を実現させ、戦略的なまちづくりを推進する体制を整えた。 【部長級】健康推進部長兼健康づくり政策監(社会福祉部長兼福祉事務所長)臼井貢▽社会福祉部長兼福祉事務所長(健康推進部参事兼健康づくり課長兼健幸政策戦略室長兼企画戦略部新型コロナウイルス感染症対策室副参事)水口国康▽議会事務局長(議会事務局次長)高橋英朋 【課長級】市民課長(商工観光課長)畠和哉▽健康づくり課長兼健幸政策戦略室長兼新型コロナウイルス感染症対策室技術主幹(地
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政策立案にデータ活用 根拠基づき効果的に 三島市が職員研修
デジタル技術を駆使した「スマート市役所」の実現を目指す三島市はこのほど、経験や勘に頼らず根拠に基づく効果的な政策立案の推進に向け、データ利活用の職員研修を市民生涯学習センターで開いた。庁内各部の若手職員12人が参加し、データ活用の意義と分析手法について理解を深めた。 研修はデータ分析の目的とゴールの明確化からスタート。待機児童の解消、廃棄物の分別率向上―など日ごろの業務で抱える課題解決に向け、どのようなデータが役立つかを考えた。市民意識調査で寄せられた実際のデータをソフトウエアツールで解析し、市民生活や社会情勢の傾向をつかんで効果的な政策立案につなげる方法を学んだ。 受講後はそれぞれが設
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浜松市、オミクロン派生型 新たに9件を確認【新型コロナ】
浜松市は18日、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・2」が新たに9件確認されたと発表した。市が国立遺伝学研究所(三島市)に解析を依頼した検体に占める割合は15%だった。 2月28日から3月6日に感染が判明した患者のうち、60検体を解析した。BA・2のほかは、オミクロン株「BA・1」が50件、解析不能が1件。市は、市内でのBA・1からBA・2への置き換わりは停滞しているとみて、推移を注視している。
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資材置き場で火 同僚ら3人、仕事後に犯行か 三島・男性殺人
三島市内で建設作業員の男性(42)=伊豆の国市南條=に火を付けて殺害したとして、勤務する建設会社の同僚ら3人が三島署に殺人容疑で逮捕された事件で、現場は三島市北部の資材置き場だったことが17日、関係者への取材で分かった。同署は殺害に至った経緯などを調べている。 逮捕されたのは、男性の雇用主の建設業の男(27)=清水町徳倉=、ともに建設作業員の男(42)=伊豆の国市御門=と男(31)=三島市大宮町=の3容疑者。 関係者によると、資材置き場は作業員が仕事の前後に集まる場所で、事件当日の12日夜も仕事を終えていつも通り現場から戻ってきたとされる。その後、3人は共謀して男性に暴行を加え、火を付け
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静岡で県工芸美術展 藤枝の佐藤さん、最優秀会員賞
第47回県工芸美術展(県工芸家協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。美術部門と実用部門に応募があった会員、準会員、一般の作品と招待作品の計約150点を展示している。21日まで。 最優秀会員賞は、佐藤文子さん(藤枝市)の染色作品「再生」が選ばれ、ハスの実が朽ちていくさまを深みのある色彩で表現した点が高く評価された。準会員と一般の最高賞となる県知事賞は、松浦洋子さん(掛川市)の陶芸「彩」が輝いた。会場には、デザインの独創性を追求した陶芸の花器やつぼ、細やかな図柄で染め上げた着物など、見応えのある大作が並ぶ。 その他の受賞者は次の通り。 【美術部
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三島殺人 油性液体まき火付けたか 男性、全身にやけど
三島市内で建設作業員の男性(42)=伊豆の国市南條=に火を付けるなどして殺害したとして、勤務する建設会社の同僚ら3人が三島署に殺人容疑で逮捕された事件で、男性は油性の液体をまかれて火を付けられたとみられることが17日、関係者への取材で分かった。同署はトラブルの有無や殺害の経緯について調べている。 逮捕されたのは、建設業の男(27)=清水町徳倉=、ともに建設作業員の男(42)=伊豆の国市御門=と男(31)=三島市大宮町=の3容疑者。関係者によると、男性のやけどは全身に及び、顔などには暴行を受けたとみられる傷もあった。 同署によると、男性の同僚が13日夜、消防に通報した。男性は搬送先の病院で
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男性に火付け殺害 三島署 殺人容疑で3人逮捕
三島署は16日、殺人の疑いで清水町徳倉、建設業の男(27)、いずれも建設作業員の伊豆の国市御門、男(42)、三島市大宮町、男(31)の3容疑者を逮捕した。 逮捕容疑は12日午後7時ごろ、三島市内の屋外で伊豆の国市南條の建設作業員の男性(42)に暴行を加え、火を付けるなどして殺害した疑い。 同署によると、男性の同僚が13日夜、消防に通報した。男性は自宅から心肺停止の状態で病院に搬送され、死亡が確認された。死因はやけどに伴うショック死。建設作業員の2人と男性は、建設業の男が経営する会社の従業員という。同署が動機や経緯を調べている。
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当初予算案を可決 三島市議会閉会
三島市議会2月定例会は16日、最終本会議を開き、過去最大の392億円を計上した2022年度一般会計予算案など18議案を可決して閉会した。
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アートの力を事業に生かそう 地域課題解決へ実証実験 アーツカウンシルしずおか、県内4社と
静岡県が県民の芸術活動支援のために設置した「アーツカウンシル(AC)しずおか」が、アートの力を使って企業活動や地域の活性化を図るプロジェクトに取り組んでいる。県内4社を選定し、それぞれの事業活動にアーティストやアートディレクターを関わらせることで、どんな“化学反応”が生まれるか検証する。事業者がアートの思考で市民と対話し、事業内容や街並みに目に見える変化を生み出すのが狙いだ。 空き家の利活用プロジェクト「アキヤアソビ」を手掛ける日の出企画(三島市)は選定4社の一つ。今月、市内の空き家、空きスペースで、それぞれアート作品展示や飲食を核に据えたイベントを企画する。ACし
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感染症センター構想案、年度内に公表 静岡県部会が議論
静岡県新型コロナウイルス対策専門家会議の新興感染症等対策検討部会は15日、第4回会合をオンラインで開き、県が設置を計画する「ふじのくに感染症管理センター(仮称)」について議論した。基本構想案を年度内に取りまとめ、公表する。 新たな感染症が起きた際、病床確保や感染対策を巡る方針に医療、福祉などの現場が確実に従うよう、センターに強い権限を持たせる意見が上がった。情報通信技術(ICT)を活用し、情報収集や分析、共有の手法を強化するほか、研修機能を充実させる。 県の計画では同センターを三島市の県総合健康センター内に設置する。
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優秀スポーツ選手 功労者らを表彰 三島市
三島市はこのほど、スポーツ功労者への表彰式を市役所で行った。東京五輪や世界大会などで活躍した優秀スポーツ選手4人、市のスポーツ推進に貢献した生涯スポーツ功労者3人が受賞した。 優秀スポーツ選手は、マスターズの陸上競技大会で立ち五段跳びの日本記録を樹立した水口敬康さん、世界ろう者柔道選手権大会で準優勝した佐藤正樹さん、東京五輪に出場したバレーボールの藤井直伸さん(東レアローズ)と自転車競技の橋本英也さん(チームブリヂストンサイクリング)。 ステージ4の胃がんを患い闘病中の藤井さんは代理出席したアローズの小林敦ゼネラルマネジャーを通じ、「栄誉ある賞を光栄に思う。病気に打ち勝ち、また市民として
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日大三島野球部に公式ボールを寄贈 三島の3ロータリークラブ
せせらぎ三島、三島、三島西の三島市内3ロータリークラブ(RC)は12日、第94回選抜高校野球大会(18日開幕)に出場する日大三島高野球部(同市)に公式ボール204個を寄贈した。 全員野球を重視する同校の取り組みに賛同し、控え選手も含めて全員が使用できる試合球を3RCが合同で贈った。同校で各会長からボールを受け取った永田裕治監督は「すごく助かる。甲子園では全員野球で頑張ってきます」と感謝した。
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電子マネー詐取被害 三島の女性、5000円分
三島市の50代の無職女性が12日までに、電子マネーの利用権5千円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は架空料金請求詐欺とみて調べている。 同署によると、9日に女性の携帯電話に延滞加算金があるとメールが届き、10日には未払い金免除の申請に必要な代金を電子マネーで支払うように求めるメールを受信した。女性は市内のコンビニで購入した電子マネーの番号をメールで送信し、権利をだまし取られたという。
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みしまバーガー 19歳以下に無料配布 15日から春休みイベント
NPO法人森のようちえん太陽と緑の風クラブは15~27日の8日間で、三島市内の飲食店が作る「みしまバーガー」を子供らに無料配布する春休みイベントを市内で開く。 配布するのはチキンバーガー、ハンバーガー、みしまコロッケバーガーの3種類で、一般社団法人「全国食支援活動協力会」の補助金を受け期間中に計2千個を用意する。同NPOの高橋麻子理事長からイベントの報告を受けた豊岡武士市長は「コロナ禍の春休みだが、子どもに楽しみを提供してもらいありがたい」と感謝した。 19歳以下が対象で、予約不要。15日は北上公民館、18日は錦田公民館で午後3時から。このほかは午前11時から、会場は19日キディ学園、2
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1区支部長に山下氏 参院選擁立「近く結論」 維新静岡県総支部
日本維新の会静岡県総支部は11日、県庁で会見を開き、昨年10月の衆院選に静岡6区から出馬し落選した青果販売会社社長山下洸棋氏(30)=沼津市=が、次期衆院選に立候補するため静岡1区支部長に就任したと正式発表した。県総支部の杉本和巳代表(衆院比例東海)は、今夏の参院選に向けた独自候補擁立について、「3月中くらいには結論を公表する方向になるのでは」と述べた。 静岡1区支部長に就任した山下氏は「静岡市内の支持者から要望を受け、党の支持を県内に広げるため必要と考えた」と同6区から移った理由を説明した。支持拡大の課題に来年の統一地方選を挙げ、「県議選複数人区の葵区、駿河区では候補者擁立のめどが立った
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未来へ羽ばたく 裾野東中生が壁画 卒業生の協力得て制作
裾野市立東中は11日、全校生徒393人が地域住民とともに「希望の未来へ」をテーマに制作した壁画の除幕式を同校で行った。コロナ禍で学校生活が一転する中、仲間と過ごした学びやの思い出づくりにつなげたいという気持ちを込めた。 校舎の玄関前に新しく生まれ変わった壁画は縦約4メートル、横約8メートル。これまでの壁画は老朽化が目立ち、改修を求める声が上がっていたという。デザインは同校出身のパステル画家加藤恵美子さん(72)=三島市=が提案。生徒が色を塗り、ピンクや黄色など明るい配色で描いた。 3年生140人が美術の授業で作ったアルミ製の鳥は、中央にある富士山を越える配置にし、未来に羽ばたいていく様子
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三島駅前再開発 工事費、組合員の損失補填なし 市議会一般質問答弁
三島市議会2月定例会は11日、一般質問を行った。市は三島駅南口東街区で広域健康医療拠点やマンションを建設する再開発事業について、工事費の高騰などで金融機関への返済が不能になった場合でも「市を含む組合員が補塡(ほてん)する事態にはならない」との見解を示した。古長谷稔氏(政和会)への答弁。 市によると、工事費などが高騰した場合には事業費の圧縮や販売する保留床の価格調整などで事業収支を確保すると説明。金融機関への借り入れは「(市や地権者などの)組合員に返済義務が生じない条件を設定するのが一般的」とし、仮に返済ができなくなっても組合員が損失を補塡しない方向で調整が進んでいるという。 また、ECI
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UNHCRへ寄付 ウクライナを支援 三島市議会
三島市議会は11日、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナへの支援として、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に15万円を寄付すると発表した。 ウクライナへの緊急支援を行うUNHCRの取り組みに賛同し、市議の私費による積み立て金から支出した。川原章寛議長は「国際社会の働きかけによりロシア軍が早期に撤退し、ウクライナに平和と自治が戻ることを切に願っている」とコメントした。
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静岡県 三島の業者に営業停止3日間
静岡県は11日、建設業法に基づき、三島市の神山組を26日から28日まで3日間、民間工事を対象に営業停止処分にすると発表した。 建設業課によると、同社の社長が木くずを自社の資材置き場で焼却し、廃棄物処理法違反罪で罰金40万円の略式命令を受けていたことが1月に分かり、県が調査していた。
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三島で一斉安全行動 「シェイクアウト訓練」実施
三島市は東日本大震災から11年となる11日、市内各地で一斉に避難行動を実践するシェイクアウト訓練を実施した。 午前10時に同報無線などの合図で訓練が始まり、市民は地震の発生を想定してそれぞれ身を守る安全行動を取った。市役所本館の市民課窓口前では来庁した市民らが体を低くして頭を守り、その場でじっと動かずに1分間待機した。市民課を訪れていた同市の西貝友希さん(22)は「訓練は知らなかったので驚いた。何かあればすぐに対応できるよう、日ごろから気をつけたい」と話した。 参加したのは市内の学校や福祉施設、民間企業など120団体の1万6千人。情報収集・伝達、安否確認などの訓練も行われた。
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“食べ歩き”を自宅で 飲食店連携、詰め合わせ販売 三島
新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている三島市内の飲食店が連携し、複数店舗の料理を詰め合わせたテークアウト商品を売り出している。感染防止を図りつつ、コロナ禍では難しい“食べ歩き”を自宅で楽しんでもらおうと各店の自慢の味を提供する。 毎年秋に開催する食べ歩きイベント「三島バル」の実行委員会は13日、市内8店舗による料理の詰め合わせを200セット限定で販売する。ピザ、自家製チャーシュー、サバのみそ煮など和洋中の料理を3~4人分組み合わせる。一部の料理は真空状態で提供するため数日間の保存は可能。税込み価格は5千円で、13日はみしまプラザホテルで対面かドライブスルー方
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三島駅前再開発の基本設計書 市「公文書として保管」 近く市議に開示へ
三島市は9日、三島駅南口東街区で広域健康医療拠点やマンションなどを建設する再開発事業の基本設計書を市の公文書として保管し、近く市議会議員が閲覧できる場を設ける考えを明らかにした。同日開かれた市議会2月定例会の一般質問で、河野月江(共産)、甲斐幸博(緑水会)の両氏に答えた。 市はこれまで再開発準備組合が作成した基本設計書を「市の所有物ではない」とし、一部市議や市民からの開示請求には「不存在」として応じてこなかった。2月に組合設立認可を審査する県が基本設計書などの追加資料を求めたため、提出の際に仲介する市も正式な公文書として所有することにしたという。今後、市民の請求があれば適切な処理を加えて示
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センバツでの活躍を期待 三島南高OB会が日大三島高に寄付
18日開幕の第94回選抜高校野球大会に出場する日大三島高に、昨年春のセンバツ出場校の三島南高野球部OB会がこのほど、寄付金10万円を贈呈した。 両校はこれまで26回にわたる定期戦を毎年行い、「三島から甲子園出場」を目指してしのぎを削ってきた“ライバル”。三島南がセンバツに出場した昨年は日大三島が寄付金を贈って後押しした。三島南野球部OB会の諏訪部孝志会長は「日大三島の活躍に地元の子どもたちも甲子園を身近に感じると思う」と期待した。 同市の長伏グラウンドで諏訪部会長から寄付金を受け取った日大三島野球部OB会の長谷川記一会長は、「2年連続で三島から甲子園に出場でき、定
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沼津・大平中生が松毛川に苗木植樹 三島のNPO協力
沼津市立大平中の3年生17人は9日、三島市との境を流れる学区内の松毛川で苗木の植樹を体験した。川周辺の環境整備に取り組むNPO法人グラウンドワーク三島(三島市)の協力を得て、地元の自然環境を体感した。 地域を学ぶ総合学習の一環。生徒はNPOスタッフから植樹方法を教わり、手分けをしてクヌギやヤブツバキなど12種類の苗木を川沿いに丁寧に植えた。 植樹前にはNPOの渡辺豊博専務理事が沿岸に樹齢100年以上の古木が多くあり、さまざまな野鳥が飛来するなど松毛川の価値や魅力を解説し、「歴史的にも重要な自然。また訪れて」と呼び掛けた。
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電子マネー詐取 三島の70代被害、35万円分
三島市の賃貸業の70代男性が8日、電子マネーの利用権35万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は架空料金請求詐欺事件とみて調べている。 同署によると、4日午後5時ごろ、男性のパソコンに「ハッカーに侵された」などと警告が表示された。記載されていた連絡先に電話したところ、片言の日本語を話す男から「セキュリティーソフトを入れるのに5万円が必要」「電子マネーを買って番号を教えて」などと言われ、コンビニで買った電子マネーの番号を3回にわたって教えたという。
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環境基本計画案を答申 三島市審議会 意識向上など付帯意見も
三島市環境審議会は8日、市の諮問を受けて審議を重ねた第3次市環境基本計画(2022~31年度)の案を市に答申した。 同計画は温暖化対策や資源の有効利用など7分野の方向性を示し、進ちょく状況を評価する指標と重点取り組みを定めた内容。審議会では市が示した計画のたたき台について意見を出し合い、修正を加えて計画案を完成させた。答申の付帯意見では、周知啓発による行動変容の促進、自然共生社会への意識向上の推進―などを求めた。 豊岡武士市長に答申した水谷洋一会長(静岡大地域創造学環教授)は「環境問題は良くなっていない。1、2次計画の延長だけではなく、いかにパワーアップさせるかが重要」と述べた。
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大谷選手の活躍回顧 三島で報道写真展
米大リーグのエンゼルスで投打に奮闘し、昨年のア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた大谷翔平選手の活躍を紹介する報道写真展「大谷翔平 二刀流の軌跡」(静岡新聞社・静岡放送、共同通信社主催、岩手日報社協力)が8日、三島市の日清プラザ3階フードコートで始まった。31日まで。 打者として46本塁打、100打点、投手として9勝をマークした大谷選手の写真50点を展示した。マウンドでの力投や本塁打を放つ様子に加え、試合前のリラックスした表情やサヨナラ勝ちに手を突き上げて喜ぶ様子などさまざまな大谷選手を紹介している。MVPの受賞を伝える新聞号外も飾られた。 来場者は欲しい写真の番号を書いて会場の応募箱に
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東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案
コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。 ■富士市 仮想空間に自転車コース プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円) ■富士宮市 やさしい日本
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追加要求資料届く 三島再開発、組合認可巡り 川勝知事定例会見
川勝平太知事は7日の定例記者会見で、三島市の三島駅南口東街区に広域健康医療拠点や地上91メートルの高層棟を建設する再開発事業の組合認可申請を巡り、2月に再開発準備組合や市に対して追加提出を求めた基本設計書や関連資料が県に届いたことを明らかにした。 事業に関して「市民から地下水、地盤の安全性、構造物の耐震性、景観などを懸念する声が上がっている」とし、慎重に審査する意向を重ねて示した。 豊岡武士市長が提出済みだとしている基本設計書について、県の担当者は取材に「申請前に担当者レベルで考え方の確認のためにやりとりしていた」と釈明した。今回は公文書として正式に提出を受けたという。
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三島の30代男性 350万円詐取被害
三島市に住む家事手伝いの30代男性が7日、弟を装う男らの電話を受け、現金350万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、男性は同日午前9時ごろ、弟を装う男から電話で「仕事で使うバッグを置き忘れた。3千万円くらい入っている送金カードも入っていた」として現金を要求され、正午ごろに指定された市内の家電量販店駐車場で司法書士を名乗る男に現金を手渡したという。
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コロナ禍 出会いに感謝 みしま未来研究所で卒業式 三島
旧幼稚園舎を活用したコミュニティースペース「みしま未来研究所」を運営するNPO法人みしまびとは6日、新型コロナウイルスの影響で大学の休校が続く中、同研究所に集まって勉学に励んできた大学4年生3人の卒業式を開いた。同年代の若いメンバーが資金を募って企画し、コロナ禍で出会った仲間の門出を祝福した。 卒業生は東洋大4年の遠藤綾さん(22)と、いずれも日大国際関係学部4年の杉本聖賢さん(23)、笠掛怜美さん(22)。コロナ禍で休校が続いた2020年以降、それぞれ友人の紹介などで同研究所に通い始めた。大学のリモート授業を受けたり勉強したりする中で、学校や職業、出身地などが異なるさまざまな若者との交流
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新聞配達員 高齢者を保護 沼津署が感謝状
高齢者見守り隊としての活動を通じ高齢者の交通事故を未然に防止したとして、沼津署は4日、三島市の新聞販売店「MISH」の新聞配達員2人に署長感謝状を贈った。 表彰されたのは、いずれも清水町の伊藤成康さん(41)と菅野貴尋さん(36)。伊藤さんは昨年12月25日午前4時ごろ、菅野さんは同月31日午前4時40分ごろ、同町伏見付近で認知症の疑いのある高齢者を発見し、110番するなどして安全を確保した。 原田達彦署長は「年末の交通安全運動期間中の出来事。2人のような人々の協力で安全が守られていると実感した」と感謝状を手渡した。伊藤さんは「今後も不審に思ったら通報し、少しでも事故を減らしたい」、菅野
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特殊詐欺被害防止 コンビニに感謝状 三島署
三島署はこのほど、特殊詐欺の被害を未然に防いだ三島市谷田のローソンニュー箱根店に感謝状を贈った。 同店では2月2日夜、70代女性がパソコンに表示されたウイルス感染の警告画面で支払いを求められ、3万円分の電子マネーを購入しようと来店した。オーナーの植松盛幸さん(58)は高齢のお客が高額の電子マネーを買い求めるのを不審に思い、詐欺の可能性を示しながら警察に連絡するよう説得した。 同署管内では電子マネーの支払いを求める特殊詐欺の被害が多発している。内田一弘署長から感謝状を受け取った植松さんは「詐欺が身近で起きていると感じた。不審に思えば積極的に声を掛けたい」と話した。
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三島の朝食開発 和洋中5店舗「朝の街」発信へ
歴史や自然が豊かな三島市を「朝の街」として売り出すNPO法人「地域活性スクランブルフォーラム」はこのほど、市内の飲食店が開発した朝食メニューの試食プロモーション会を同市のフランス料理店「おんふらんす」で開いた。当面は毎月のペースで開催する朝のイベントに合わせ、各店の朝食を参加者に提供する予定。 メニューを考えたのは和洋中5店舗で、特産の箱根西麓三島野菜など地元食材を使った朝食をそれぞれお披露目した。市内を巡る「朝散歩」の後に提供する朝食を想定し、おなかに優しい中国がゆ、季節野菜のスープ、焼き魚などが並んだ。料理人は「1日をしっかりがんばれるよう、栄養とカロリーが取れるメニューにした」などと
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維新・山下洸棋氏、次期衆院選1区出馬へ
昨年10月の衆院選に日本維新の会公認で静岡6区から出馬し、落選した党県総支部6区支部長の青果販売会社社長山下洸棋氏(30)=沼津市=が、次期衆院選に静岡1区から出馬する意向を固めたことが4日、関係者への取材で分かった。党の公認候補としての出馬を目指す。 山下氏は近く、党県総支部の1区支部長に就任する見込み。取材に対し「県内の党勢拡大のため県庁所在地で政令市である静岡市から力を入れ、仲間を増やし当選を目指したい」と述べた。三島市出身。静岡サレジオ高、静岡大卒。国会議員秘書を経て同市内で青果販売会社と建設会社を経営する。 党県総支部は、今夏の参院選や来年の統一地方選に向けた独自の候補者擁立を
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中西部進出事業を拡充 三島のハチマルスキップ
静岡県中東部で接骨院やトレーニングジム、鍼灸(しんきゅう)院などを手掛ける「ハチマルスキップ」(山縣正二郎社長)は、静岡市内の商業施設や静岡県西部へ進出するなど事業を拡充する。本社を三島市徳倉に移転して業務を開始。春からスタッフも増やし、利用者の多様なニーズに対応できる態勢を構築する。 現在は23店舗を運営し、3月から順次、出店する。マーケティングや人材育成、人事管理など本社機能の強化に向け、創業した裾野市から、交通の利便性が高い三島市に移した。採用はコロナ禍で県外者は減っているため地元を柱にする。 コロナ禍で利用者数が落ち込んだ時期もあったが、「利用者の中心は至近からの通い型」(山縣社
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タブレットで「心の相談」 三島市教委、児童生徒の悩み受け付け
三島市教育委員会は、小中学生に1人1台配布しているタブレット端末を活用し、児童や生徒の悩み相談を受け付けている。市内の小中学校ではタブレットを自宅に持ち帰ることが許可され、子供らは家庭で周囲の目を気にせず、対面では話せない困り事を打ち明けることができるという。 タブレットに登録された市教委のポータルサイトに「心の相談」のページを新設し、児童や生徒が悩みを相談できる入力フォームを導入した。学習の遅れ、友達関係、いじめ…など子どもらが抱える悩みは何でも受け付け、話を聞いてほしい特定の先生がいる場合は記入してもらう。相談内容は学校の管理職も目を通し、複数の教諭が情報を共有して問題解
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絵本画家スギヤマさん(三島出身)個展 沼津の専門書店
沼津市大岡の絵本専門店グリムで27日まで、三島市出身の絵本画家スギヤマカナヨさんの新刊「おやすみとおはようのあいだ」原画展が開かれている。 同作は、スギヤマさんが就寝前の息子に絵本を読み聞かせた経験から「安心しておやすみ、と背中を優しくとんとんしてくれるような」絵本を作ったという。夢の中で子どもが雲に包まれる世界観を、クレヨンに似た画材「キットパス」で表現している。柔らかでポップなタッチで描いた原画14枚が並ぶ。 5日午後1時半~3時にスギヤマさんによるトークイベントも開く。参加費1500円、定員15人。問い合わせは同店<電055(960)6661>へ。
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三島市ICT導入で業務効率化 政策立案にデータ活用【22年度予算案/東部・伊豆市町④】
健康への関心と年間運動量の関係は―。市民意識調査で得られた複数のデータをパソコンに落とし込むと、クロス集計されたグラフが瞬時に映し出される。三島市は2022年度、市民の意向や社会情勢などの情報を分析するソフトウエアを導入し、勘や経験ではなく根拠に基づく効果的な政策立案に向けたデータ活用に乗り出す。 19年12月に「スマート市役所」を宣言し、人工知能(AI)やロボットの導入による業務の効率化、迅速化を進めてきた。デジタル化を加速させる22年度は、関連費用として前年度比で約5倍となる3700万円を計上。6月までに児童手当の受給や介護認定などの各種手続きをオンラインで受け付ける窓口も開設する予定
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LINE登録をサポート 三島市、生活情報を配信
三島市は3日、市内の生活情報をオンラインで随時配信する無料通信アプリ「LINE(ライン)」のさらなる普及を目指し、職員によるスマートフォンの登録サポートを開始した。中郷、北上の文化プラザや錦田公民館、市役所で4、8、9の各日にも午前と午後に分けて実施する。 市の公式LINEでは新型コロナウイルスの陽性者数やワクチン接種、火災、水害の発生、イベントなどさまざまな情報を随時配信している。アンケートにも回答でき、開始した2019年から現在までに約2万7千人が登録している。今回、スマホ操作に不慣れな高齢者などにも登録してもらおうとサポート会場を設け、広報情報課の職員が受信設定などを補助する。 サ
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「感謝」胸に全力 センバツ・日大三島高、健闘誓う 選手、監督ら市長訪問
今春の第94回選抜高校野球大会に出場する日大三島高野球部の選手、監督らが28日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、甲子園での健闘を誓った。 永田裕治監督は新型コロナウイルスの感染対策をしながら練習を続けている現状を説明し、「力はまだまだ劣るが、好感を持たれるようなはつらつとした野球をしたい」と語った。加藤大登主将は三島駅や街中に掲げられるのぼり旗などを目にして「三島全体の盛り上がりに驚いている。全員が感謝と使命感を持ち、全力で戦ってきたい」と意気込みを述べた。 三島市の高校がセンバツに出場するのは昨年の三島南高から2年連続。豊岡市長は相次ぐ朗報に「野球のまちになってほしい」との期待を込めつ
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西伊豆町・フォトコン 3部門グランプリ決定
西伊豆町はこのほど、「第17回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の審査を町保健センターで行った。最高賞のグランプリは夕陽部門が佐藤和彦さん(松崎町)の「染まるうね雲」、ふるさと部門が蓑毛正美さん(沼津市)の「初春のゆらめき」、ドローン部門が野口賢司さん(三島市)の「トンボロから三四郎島へ」が選ばれた。 3部門に町内外の75人から計322点の応募があった。審査員は写真家の野口正さん(下田市)や星野浄晋町長ら6人が務め、グランプリのほかに特選や入選、佳作を選んだ。入賞作品は町が毎年製作するカレンダーに掲載される。
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米の炊き方学ぶ 桜餅作りも挑戦 三島で調理教室
三島市はこのほど、「おもちづくり教室」を市保健センターで開き、参加した市民12人が米のおいしい炊き方などを学びながら桜餅やおはぎ作りに取り組んだ。 日本米穀商連合会の三つ星お米マイスターで「かわい米や」(同市)の川井純子さんが講師を務め、おいしくお米を炊くポイントとして「米を研ぐのではなく洗う」「保存は密閉、冷蔵で」などと説明した。おもちづくりでは、参加者が桜餅用に食紅を入れてピンク色に炊き上げた餅米にあんこを入れて丸め、塩漬けした桜葉を巻いて完成させた。通常の餅米でも3種類のおはぎを作った。 年中行事と餅の関わりも学び、市の管理栄養士から雑煮やかしわ餅、月見団子などの歴史や背景について
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「藤井に勝利届ける」 チーム一丸、ファイナル進出へ バレー東レ・藤井直伸選手胃がん公表
バレーボールVリーグ男子東レの主将で、日本代表セッターの藤井直伸(30)が27日、胃がんの「ステージ4」と診断されたことを自身のインスタグラムで明らかにした。同日、三島市内で行われたリーグ戦の東レベンチには藤井の背番号「21」のユニホームが飾られていた。チームは仲間の闘病を勝利で後押ししようと、気持ちを一つにしている。 東レの小林GMは「選手は藤井をファイナルに連れていく、という思いを持って毎試合戦っている」と代弁した。地元戦は藤井の病状が公表される前だったが、選手には既に知らされていた。試合後、ミドルブロッカー高橋は「チームが勝てればいい。そこだけに集中している」と闘争心をむき出しにした
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東レ男子一丸、名古屋に雪辱 バレーボールVリーグ
バレーボールのVリーグは27日、三島市民体育館などで開催された。V1男子の東レはホームで名古屋との連戦に臨み、ストレート勝ちして前日の雪辱を果たした。 東レは前日の反省からサーブレシーブを立て直した。セッター真子康佑がセンター線をうまく使って相手の守備力をそぎ、パダル・クリスティアンや富田将馬(沼津市立高中等部出)の攻撃力を引き出した。さらにサーブ力を武器に、連続得点につなげた。 ▽男子1部 東レ 19勝9敗 3(25―22 28―26 25―23)0 名古屋 16勝8敗 ■攻守に修正 粘り勝ち 胸のすくような快勝で東レが前日の雪辱を果たした。全員で守って全員で攻める。理想的な
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駅南口再開発で勉強会 グラウンドワーク三島、事業中止目指す
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は27日、三島駅南口東街区で広域健康医療拠点やマンションなどを建設する再開発事業の勉強会を市民文化会館で開いた。 渡辺豊博専務理事は地上91メートルの高層棟を支える地盤のぜい弱性、掘削による地下水への影響、工事費の高騰に伴う市負担の増加―などについて懸念を示したほか、基本設計書を市議会や市民に開示しない市の姿勢を批判した。今後、署名活動やシンポジウムの開催を重ねながら事業の中止を目指すとし、「急いで事業を進めるべきではない。立ち止まって考えてほしい」と訴えた。 一方、市によると地下水への影響や地盤の強度については専門家を交えた対策委員会で調査を重ね、
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東レ男子 地元で名古屋に完敗「攻撃機能せず」 Vリーグ
バレーボールのVリーグは26日、三島市民体育館などで開催された。V1男子の東レはホームで名古屋にストレート負けを喫した。 東レは第1セット、サーブレシーブを崩されて連続7失点を喫した。第2、3セットはパダル・クリスティアンと富田将馬(沼津市立高中等部出)の強打、西本圭吾の速攻などで競り合いに持ち込んだが、名古屋の高いブロックに阻まれ、要所でミスが出た。 ▽男子1部 名古屋 16勝7敗 3(25―21 25―22 25―23)0 東レ 18勝9敗 ■名古屋の高い壁 サーブレシーブに乱れ 東レは名古屋の高い壁に何度も跳ね返された。相手の巧みなフローター(無回転)サーブにレシーブを
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三島駅前再開発の組合設立 市長「認可を確信」
三島市の豊岡武士市長は25日の定例記者会見で、三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションなどを建設する再開発事業について、要件を満たした再開発組合の設立認可を知事に義務づける都市再開発法に触れ「日本は法治国家。認可に至ると確信している」と語った。 同事業を巡っては、川勝平太知事が地下水への影響や耐震性などの懸念から「慎重に審査する」とし、組合設立を申請した市や準備組合に対して基本設計書を含む追加資料の提出を求めたことを明らかにした。 豊岡市長は川勝知事の発言について「コメントは控える」としつつ、申請時に提出した書類は「県と相談し、法に基づき作成した。不備はないと思っている」と説明。基
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オミクロン派生型 浜松で10件 新型コロナ
浜松市は25日、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・2」について、1月上旬から2月中旬までに感染が10件確認されたと発表した。市が国立遺伝学研究所(三島市)にゲノム解析を依頼した検体のうちBA・2の割合は1・7%で、浜松市保健所は「散発的な発生」とみている。 同期間に市が依頼したのは586検体。BA・2以外では、現在主流となっているオミクロン株「BA・1」が542件と大半を占め、その他はデルタ株が7件、解析不能が27件だった。BA・2感染者のうち4人は海外渡航歴があったが、2人は感染経路不明という。 市保健所の担当者は「今後、BA・2への置き換わりが進む可能性もある。感染状況
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三島駅南口東街区の再開発 22年度に完成図作成 市議会代表質問答弁
三島市議会2月定例会は25日、3会派による代表質問を行った。市は三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションを建設する再開発事業について、修正した基本設計のイメージパース(完成予想図)を新年度に作成する考えを示した。大石一太郎氏(政和会)に答えた。 現計画は2018年に提案された当初の事業計画から建物の高さ、配置などが変更されている。市当局は事業概要の周知に向けて「視覚的に分かりやすいイメージパースは有効」とし、新年度の早い段階に市ホームページやオープンハウスで市民に示す方針。 導入する賃貸住宅やオフィスへの補助に関する質問には、現計画がコロナ後を見据えた移住定住や交流などへの効果が期
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5歳~11歳コロナワクチン接種 三島、3月中旬開始
三島市は25日、5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチンの小児接種を3月中旬から開始すると発表した。 対象者6331人に2月28日から接種券を発送し、3月10日からインターネットか電話で予約を受け付ける。3月中に市内8カ所の小児科医院で接種を行い、4月以降は集団接種も併せて実施する予定。小児用のファイザー社製ワクチンを使用し、3週間の間隔を空けて2回接種する。 64歳以下の一般市民については学校教諭や保育士などのエッセンシャルワーカーを優先し、3回目の集団接種を市内4会場で行っている。車いす利用者など自力での移動が困難な市民には2月27日、4月17日にドライブスルー方式による接種
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DX推進へ民間人材登用 三島市議会、代表質問答弁
三島市議会2月定例会は24日、3会派による代表質問を行った。市はデジタル技術を駆使した「自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)」の推進に向け、新年度からデジタル分野に精通した民間企業の外部人材を登用する方針を明らかにした。野村諒子氏(緑水会)への答弁。 デジタル化を推進する職員の育成、市役所庁内における相談支援体制の強化、ICTを活用したまちづくり「スマートシティー」のサポート―を役割とし、DXの導入で行政課題の迅速な解決につなげる。国の「地域活性化企業人材派遣制度」により、東京や愛知県など三大都市圏の企業が人材を派遣する。経費は560万円を上限に国から特別交付税措置が受けられると
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メディア招き視察ツアー 三島市 食や文化、自然PR
関東圏の報道機関や旅行会社の関係者を三島市に招き、観光施設や史跡を案内して魅力を発信する視察ツアー(市観光協会主催)が24日、市内で始まった。25日まで10人が各地を巡り、三島の食や文化、自然を体験する。 初日は三嶋大社を訪れ、神職による「正式参拝ツアー」に参加した。三嶋大社は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にもゆかりが深く、平家追討を願い百日参りをした源頼朝と妻の北条政子が休息したと伝わる「腰掛け石」などを見て回った。本殿ではご祈とうやお払いなどの神事も行い、神職から作法について説明を受けた。 市内の飲食店では地元食材を使った料理を味わった。25日は早朝からデジタルイラストマップを使った朝
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駅前再開発白紙へ GW三島、署名活動開始
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島は23日、三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションなどを建設する再開発事業の白紙化を求める署名活動を市内で開始した。3千人を目標に3月下旬まで続け、過去に集めた署名とともに県や市へ提出する予定。 事業による地下水への影響や景観の阻害、耐震性の不安などを理由に、計画を「振り出し」に戻すよう訴えている。署名は自筆、代筆のいずれも可能で、住居の市内外や年齢を問わず募集する。街頭での記名に加え、持参、郵送、ファクスでも受け付ける。 GW三島には2018年から同趣旨の署名が約6800人分寄せられ、今回の署名と合わせて4月初旬に川勝平太知事、豊岡武
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ファミマ2店舗で特殊詐欺未然防止 三島署が感謝状
三島署はこのほど、特殊詐欺の被害をそれぞれ未然に防いだ三島市のファミリーマート三島中島店、三島梅名北店の店員らに感謝状を贈呈した。 中島店では1月17日、「宝くじの当選確率が上がる」とのメールを受けて電子マネー2万3千円分を購入した70代女性が、相手から要求されたプリペイド番号の伝え方が分からないと店に相談した。梅名北店でも同日、パソコンのウイルス感染を修復する名目で電子マネーを要求された60代男性が5万円分を購入しようと店を訪れた。いずれの店舗でも店員が不審に思って警察に通報し、詐欺被害を防いだ。 感謝状は対応した中島店の従業員金沢亜季さん(29)と岡村和子店長(55)、梅名北店マネジ
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電子マネー詐取 三島の女性が90万円分被害
三島市に住む50代の医療従事者の女性が22日までに、資産家や弁護士を名乗る男らの電話を受けて90万円分の電子マネーをだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 女性は昨年12月下旬、携帯電話に送られてきた「15億円支援受給おめでとうございます」とのメールに返信したところ、資産家や弁護士、インターネット犯罪取締局監視委員などを装う男から登録料や手数料を請求され、2月17日まで十数回にわたり、コンビニで購入した電子マネーのプリペイド番号を相手に教え、約90万円分をだまし取られたという。
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三島再開発組合認可で静岡県、追加資料要求 知事「慎重に審査」
川勝知事は定例記者会見で、三島市の三島駅南口東街区に広域健康医療拠点や地上91メートルの高層マンションを建設する再開発事業を巡り、地権者らでつくる再開発準備組合が県に対し、再開発組合の設立認可申請書を提出したことを明らかにした。準備組合には設計書など追加資料を要求しているとした上で「慎重に審査したい」と述べた。 県は都市再開発法に基づき、建築物の安全性などの技術的基準に照らして、再開発組合の設立を認可するか審査する。4月末をめどに判断する見込み。 追加資料の要求に関して川勝知事は「技術的基準の合致が確認されなければならず、必要な資料の提出を求めている」とし、今後、専門家の判断を仰ぐ考えを
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三島市、AI導入で業務効率化 手作業100秒→機械処理20秒 給付金支給の事務
三島市は住民税非課税世帯に10万円を支給する臨時特別給付金の事務作業に人工知能(AI)やロボットによるソフトウエアツールを導入し、業務の効率化と迅速化を図っている。手書き書類のデータが自動的にシステム入力されるなど、処理時間は80~90%短縮されるという。 郵送や窓口で申請者から提出された確認書類をスキャナーで読み取ると、手書きの氏名や電話番号、支給要件のチェックなどが一覧表に入力され、さらに専用のフォーマット(書式)にデータが落とし込まれる。手作業では1件当たり100秒かかるのに対し、機械処理による入力は約20秒。最初に動作設定すれば自動的に処理が進むため、その間に職員は別の作業を行うこ
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⚾加藤大登外野手(主将)「全員野球」の要担う【日大三島センバツ2022】
主将の加藤大登外野手(2年)は選抜出場が決まり、チームの変化を実感している。自主的に行ってきた朝練習に参加する選手も日々増えてきた。「言葉でも、背中でも引っ張ることができれば」。永田監督が掲げる「全員野球」の要を担う。 「監督からは技術面より精神面を期待されて主将を任された」。練習中に雰囲気が緩むと指揮官の叱咤(しった)は真っ先に主将に向く。怒られ役を一手に引き受けても決して腐らず、前向きに努める。「勝ち上がるごとに一人一人に行動力が付き、指示する前に動いてくれるようになった」と仲間の成長を喜びとしている。 三島市出身。「今は地元を盛り上げたい気持ちでいっぱい。そのためにも甲子園でいいゲ
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「1勝へチーム一丸」 センバツ出場の日大三島高、知事訪問
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)に出場する日大三島高の井上雅晴教頭、永田裕治監督、加藤大登主将が22日、県庁を訪れ、川勝平太知事、木苗直秀県教育長らに甲子園出場を報告した。 同校は昨秋の県、東海大会で頂点に立ち、38年ぶり2度目の出場校に選ばれた。井上教頭は、就任2年目の永田監督が選手の意識を改革し、一戦一戦自信を付けていった昨秋の快進撃を振り返った。永田監督は指導してきた中で「最弱のチーム」としたが、2年生の努力をたたえ、甲子園では「全員の力を結集し、1回でも多く自分たちの校歌を歌えるよう誠心誠意、全力を尽くす」と話した。 加藤主将は「自分たちがやってきた全員野球を全国に見せ
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⚾日大三島に選抜旗授与 「甲子園も全員野球」
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園球場)に出場する日大三島に21日、選抜旗が授与された。三島市内の同校で授与式が行われ、井上雅晴教頭から野球部の加藤大登主将に手渡された。 授与式は新型コロナウイルス対策のため校内のテレビ放送で行われた。選抜旗はスクールカラーの緋色(ひいろ)を基調に、校名と校章が記されている。式典では県高野連の高橋和秀会長が「昨秋は一戦一戦、力をつけ、素晴らしい試合を見せてもらった。東海、静岡の代表として全国でも力を発揮してほしい」と激励した。 選手を代表して加藤主将が「選抜出場の権利をいただくことができた。本校の代表として全力でプレーする」と決意を述べた。
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「静岡フェア」で創作メニュー考案 シェフ田京伸五さん【とうきょうウオッチ/静岡へ発進&発信】
ホテル料理人として長年勤め、2018年のオープン時から川崎キングスカイフロント東急REIホテル(川崎市)の料理長を務める。28日まで開催中のイベントで県産食材の魅力を生かした創作メニューを提供する。50歳。 ―静岡県食材の魅力は。 「伊東市出身で、地元静岡の食材を扱うことになり気合が入った。ただ、高校卒業と同時に地元を離れたので、詳しいわけではない。昨年末に県の案内で、三島市や沼津市を中心に生産現場を回った。現地で食べた箱根西麓三島野菜は、味の主張が強く、甘みがあった。土壌や生産方法に対する生産者のこだわりも見ることができ、とても勉強になった。県中西部にも行ってみたい」 ―新たな発見は
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選挙の仕組み学ぶ 三島北高で講座 投票意義など理解
来年度から選挙権を持つ高校2年生を対象にした選挙出前講座がこのほど、三島市の三島北高で開かれた。市選挙管理委員会の職員がリモートで講師を務め、選挙の仕組みや投票する意義などについて解説した。 選挙は法律や税金の使い方を決定する政治家を投票で選ぶ手段―とした上で、20代の投票率が60代以上を大きく下回る現状を示した。多くの得票を目指す政治家が高齢者向けの施策に注力する「シルバー民主主義」は若者がないがしろにされかねず、「若い人に手厚く税金を使ってほしければ、若者が選挙で主張することが大切」と強調した。 事前に生徒が答えたアンケートでは、投票に行かない理由として「誰に投票して良いか分からない
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東レ、大分三好に連勝 富田ら2年目トリオけん引 Vリーグ
バレーボールのVリーグは20日、三島市民体育館などで開催された。V1男子の東レはホームで大分三好に3-0と快勝し、地元戦を連勝で飾った。 東レは第1セット、強力サーブで相手を崩してパダル・クリスティアンが着実に得点を重ね、第2セットは富田将馬(沼津市立高中等部出)のサーブと途中出場の小沢宙輝の強打で劣勢を挽回した。 第3セットも富田のサーブが走って序盤に8連続得点し、勝負を決めた。 東レ 18勝8敗 3(25―21 25―22 25―12)0 大分三好 5勝21敗 ■富田、小沢、山口 2年目トリオけん引 若手中心の布陣で臨んだ東レが大分三好に完勝した。緩急を効かせた富田のサーブを
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箱根西麓地域で露地野菜生産/宮沢竜司さん(三島市)【自然の仕事人】
三島市の箱根西麓地域で露地野菜を生産する宮沢竜司さん(36)を訪ねた。 宮沢さんは大学卒業後、一度はバイクの販売・メンテナンスの道に進んだが、事故によるけがをきっかけに帰郷した。実家に就農し、現在就農10年目を迎えている。2019年に祖父から経営を引き継いだ。 「夏は暑いし、冬は寒いし、堆肥は臭い。不満だらけですぐにでもやめるつもりだった」と就農当初を振り返る。そんな宮沢さんの農業に対する意識を変えたのは、JA青壮年部での同世代の仲間との出会いだった。「彼らは自由に、楽しそうに仕事に取り組み、また農業という仕事に自信を持っていた」。何度か交流を続けるうちに、いつの間にか農業に対する後ろ向
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モルディブ研究作品を寄贈 清水町の中学に 日大三島高
日大三島高(三島市)はこのほど、3年生の有志56人がモルディブ共和国の研究をまとめた作品を清水町の2中学校に寄贈した。町はモルディブジャパンネットワークが主催する国際交流プログラムで、同国と町の中学生同士によるリモート交流会に向けた企画を進めている。作品は生徒が取り組む事前学習で活用する。 町との連携体制に基づき、国際交流に関心のある生徒が1月中旬から調査。モルディブの言語や歴史、料理などの知識をまとめた壁新聞やパソコン用発表資料などを制作した。リゾート地としての魅力だけでなく、ごみ問題や男女格差、海洋生物の減少など同国が直面する課題も挙げた。 南中での贈呈式で、日大三島高の秋山もえ子さ
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三島市、大場地区農地を都市整備へ 地権者高齢化、開発要望も
三島市は2022年度から、市南部の大場地区で都市的なまちづくりに向けた区画整理事業に乗り出す。新年度の一般会計当初予算に関連費用として800万円を盛り込み、地権者の高齢化が進む約10ヘクタールの農地を中心に都市整備を進める方針。 対象地域は主に三島南高の南側に広がる田んぼで、東名沼津インターチェンジに直結する東駿河湾環状道路や伊豆箱根鉄道の大場駅にほど近い好立地。優良農地の「農振農用地(青地)」に指定されているものの、地権者の高齢化が進み農業の担い手不足が深刻化している。昨年、地権者から大場地区のまちづくりに向けた支援や予算措置の要望書が市に提出された。 一方、農振農用地は土地利用に関す
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有田焼や伊万里焼…各地の作品20万点 三島で大陶器市 3月6日まで
全国各地の陶芸作品を一堂に集めた「全国大陶器市」(同振興会主催)が19日、三島市の三嶋大社境内で始まった。3月6日まで。 有田焼、伊万里焼、信楽焼など全国に名だたる産地の作品約20万点をそろえ、15店のブースが軒をそろえた。数十万円の高級つぼから日常的に使用する茶わんやコップ、皿などリーズナブルな食器まで多彩な陶器が並び、初日から来場者の注目を集めた。飲食店など業務用食器の注文も受け付けるほか、刃物や家具、各地の海産物なども販売している。 大陶器市は12月まで、三嶋大社を皮切りに全国12~13会場で順次開催される予定。
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梅と桜の“競演”間近 三島「松韻」せせらぎ亭
三島市中田町の食事処「松韻」の別邸せせらぎ亭で、しだれ梅が花を咲かせ始めた。間もなく河津桜も開花が進む見込みで、2月下旬には梅と桜の“競演”が楽しめそうだ。 せせらぎ亭の日本庭園には池や橋などが整備され、しだれ梅60本と河津桜15本が植えられている。今年は寒さのために開花が10日程度遅れ、しだれ梅は17日現在で三分咲き程度。1週間ほどで見頃を迎えるとみられ、下旬には河津桜も満開となる見込み。 例年は演奏や甘酒のサービスで来場者を歓迎する「梅まつり」を開いているが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止。庭園は無料開放され、自由に入って花を楽しむことができる。 伊丹
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静岡県健康センター利用継続へ 定例会に議案提出
静岡県は「ふじのくに感染症管理センター(仮称)」を設置する予定の県総合健康センター(三島市)について、2022年度の一般利用の継続を決めた。22年度の県一般会計当初予算案に指定管理費など8600万円を計上したほか、指定管理者の選定に関する議案を、18日に開会した県議会2月定例会に提出した。 川勝平太知事は同日の所信表明で「感染症管理センターの開所まで県民に引き続き利用してもらえるよう、指定管理による運営を1年間継続する」との方針を示した。 県総合健康センターは、健康づくりの調査研究や研修の拠点として1996年に開館した。施設内のトレーニングルームや体育館、研修室などは一般県民も利用可能だ
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静岡県計画「感染症管理センター」議論 対策検討部会
静岡県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の新興感染症等対策検討部会は17日、第3回会合をオンラインで開き、県が設置を計画する「ふじのくに感染症管理センター(仮称)」について議論した。 委員からは、有事の際の情報収集と分析、県民への発信を担う専門家の配置を求める声が多数上がった。患者の広域搬送を指揮する体制づくりも求めた。 県は同センターを三島市の県総合健康センター内に設置する計画で、年度内に基本構想をまとめる予定。 県保健医療計画の中間見直しで追加修正した感染症対策の項目については、修正案が了承された。
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料理や製菓の作品お披露目 三島の専門学校
三島市一番町の中央歯科衛生士調理製菓専門学校でこのほど、学園祭が開かれ、学生が調理した和洋中の料理や製菓の作品がお披露目された。 1年生はチーム、2年生は個人で出品し、日本、中国、西洋の各料理と製菓の4部門で計59点が展示された。クリスマスディナーを想定したコース料理や、色鮮やかなあめ細工、デコレーションケーキなどさまざまで、来場者は部門ごとに気に入った作品に投票した。実習の教員による審査に加え、投票結果に基づいて来場者特別賞も選ばれる。 このほか、フードコートでは学生が作った焼き菓子や豚角煮丼などのテークアウト品も販売され、人気を集めた。
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三島-西伊豆地域 東海バス、長距離路線に大型バスを導入
東海バス(本社・伊東市)は16日から、三島市と西伊豆町や松崎町をつなぐ長距離路線バス「西伊豆特急・快速バス」の車両に4列ハイバックシートの大型バスを導入する。これまでになかったトイレ付きになる。 三島と松崎を最短110分で結ぶ同路線は、西伊豆地域を訪れる観光客を中心に利用されている。現在、往復4便を運行する。貸し切りバスや高速バスでも使用される車両を使うことで、乗客の快適性を高める。
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2月定例会開会 三島市議会、駅前再開発に注力
三島市議会2月定例会は15日開会し、歳入歳出にそれぞれ5億600万円を追加する一般会計補正予算案など13議案を可決した。会期は3月16日までの30日間。 豊岡武士市長は施政方針演説を行い、一般会計を392億円とする2022年度当初予算案に盛り込んだ各主要事業への思いを語った。三島駅南口東街区の再開発事業では関係者と連携して導入機能を検討し、今春にも設置される本組合の実施設計、権利変換計画の作成を支援する。再開発に合わせ、駅南口広場も「交通結節点としての利用環境改善に向けた検討」を進めるという。当初予算の8議案は常任委員会に付託され、28日~3月7日に予算審査が行われる。代表質問は2月24、
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元教師が塾に通えない児童指導 学習の遅れサポート 三島でNPO
地域のにぎわいづくりに取り組むNPO法人「伊豆地域振興研究所」は2月から、放課後に塾へ行かない児童への学習支援を三島市本町のコミュニティースペース「佐藤塾」で始めた。定年退職後の元教員が子どもの習熟度に応じて指導し、学力の遅れが生じないようサポートする。 放課後の学習環境が中学入学後の学力差につながるとし、家庭の事情などで塾に通えない児童らに週2回、学習の場を用意した。原則として4~6年生を対象に、小中学校の教員や校長を務めた小沢高好さん(70)が国語と算数を教える。 児童は個々に合った教材で学習に取り組み、授業でつまずいた分野を重点に理解を深める。 佐藤塾は一昨年、日大国際関係学部の
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絵本など三島の保育園などに寄贈 東芝テック
東芝テックはこのほど、三島市の保育園や幼稚園、放課後児童クラブなどに計50万円相当の絵本や遊具を寄贈した。 同社では給料の100円未満の端数と希望する社員の寄付を積み立てる「社会貢献基金」を設け、社の持ち出しと合わせて地域貢献に活用している。今回寄贈した絵本は260冊で、取り組みをスタートした2015年度からの総数は2989冊(約400万円相当)。市内の幼稚園や保育園では絵本コーナー「テック文庫」が設置されているほか、コロナ前までは社員による読み聞かせボランティアも行っていた。 同社静岡事業所の鈴木学所長らが市役所を訪れ、絵本と足蹴りミニバイクなどの遊具5点を園や施設の代表者に手渡した。
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ハート♡の形をしたシイタケ収穫「幸せな気持ちに」 三島の農家
三島市のシイタケ農家持田稔さん(50)の栽培用ハウスで10日、ハートの形をしたシイタケが収穫された。 傘の直径は約10センチ。一日に30キロ程度を収穫する中で、混ざっていたハート型のシイタケを持田さんが発見した。栽培を始めてから11年間で「初めての経験」という。 バレンタインデー直前のサプライズに、「神様のいたずらか。幸せな気持ちになりました」と持田さん。ハート型のシイタケはハウスの従業員が家庭に持ち帰って味わったという。
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三島観光「バス使って」 市、公共交通マップ作成 地元絵本作家えがしらみちこさんデザイン
三島市はJR三島駅南口を出発するバスの路線図と市内外の観光地を紹介する公共交通マップを作成し、配布を始めた。市内在住の絵本作家えがしらみちこさんがデザインを担当し、ほのぼのとしたイラストで観光客や地元の親子らに公共交通の利用を促している。 駅南口に設置されている5カ所のバス乗り場を出発し、市街地を通過して箱根やJR沼津駅、御殿場など6方面に向かう路線を表示した。三嶋大社、佐野美術館、三島スカイウオークなど観光施設のイラストには、バスやタクシーを使った場合の運賃と所要時間を書き添えた。裏面にはより詳細な路線図が掲載され、持ち歩きに便利なポケットサイズへの折りたたみも可能。 市は駅南口の観光
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歩いて発見!富士の魅力 富士山望む展望台、鈴川海浜スポーツ公園… 岳鉄が企画
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は11日、吉原駅から沿岸部を歩く「がくてつウオーキング」を実施した。来場者は毘沙門天(びしゃもんてん)大祭の特別対応日でにぎわう妙法寺(今井)などを巡り、市の魅力を味わった。 13日まで運賃無料とする謝恩企画の一環。JRや岳鉄などで来場した参加者は吉原駅を出発すると、富士山を望む展望台のある富士と港の見える公園や、駿河湾に面した鈴川海浜スポーツ公園などを訪れた。ジヤトコ前駅からは電車で岳南富士岡駅を目指した。 来場者の分散のため、13日までだるま奉納などを受けている妙法寺では、境内に並んだだるまや飲食の露店をのぞきながら、大祭の雰囲気を味わった。 親子3
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子どもから大人まで 新春書道作品ずらり 三島で13日まで展示
三島市と周辺市町の子どもから大人までが出品する「第70回新春書道展」(新興岳南書作家協会主催)が11日、市民生涯学習センターで始まった。13日まで。 「青い地球」「水清き郷土」など小中学生が書き初めで仕上げた50点と、高校生以上が出品したさまざまな作品26点を展示した。今回は70回を記念し、全ての作品を掛け軸にして掲げた。伸びやかに書かれた力作が来場者の注目を集めている。 小中学生の作品は審査を行った。入賞者は次の通り。 市長賞 高梨悠生奈(中郷西中1)▽市議会議長賞 渡辺潤也(函南中3)▽市教育長賞 原航大(中郷西中3)▽商工会議所会頭賞 山下うの(長伏小6)▽文化芸術協会賞 高橋和
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掛川市DX推進員 松久さん、大松さん内定
掛川市は10日、デジタル技術を活用した市政改革を目指して民間公募したDX推進員の内定者を公表した。松久晃士さん(40)=三島市=と大松良司さん(40)=埼玉県=の2人。いずれも副業で月4日程度の勤務を想定し、非常勤特別職として4月1日付で任用する。 松久さんは働き方改革に関するコンサルティング会社「ワーク・ライフバランス」(東京都)の執行役員。DX推進に向けた庁内の意識改革を担当する。大松さんは、健康福祉分野に強みを持つエンジニアで、個人事業主として活動している。 同時に募集した副市長については、22日開会の市議会2月定例会に人事議案を提出し、議会の同意を得た上で発表するとしている。
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4月新設校、校名案発表 夜間中学は「ふじのくに中」/伊東地区新構想高は「伊豆伊東高」 静岡県教委
静岡県教委は10日、2023年4月に開校する県立学校3校の校名案を発表した。3校のうち、磐田市と三島市に拠点を置く県内初の県立夜間中学を「ふじのくに中学校」、伊東高と同高城ケ崎分校、伊東商高を再編統合する伊東地区の新構想高を「伊豆伊東高」とする校名案は、県立学校設置条例の改正案として県議会2月定例会に提出し、議決を受けて正式決定される。 富士東高の敷地内に設置する富士特別支援学校高等部の新たな分校については、1月下旬の県教委定例会で「富士東分校」とすることを決めた。 県立夜間中学は、義務教育を十分受けられなかった外国人や不登校経験者などを対象として、磐田市の複合商業ビル「天平のまち」に本
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三島で3月「マンホール聖戦」 スマホで撮影、投稿呼び掛け AI劣化判定に活用、上位者には賞品も
市内各地のマンホールふたをスマートフォンで撮影して投稿する「マンホール聖戦in三島」が3月19~24日、三島市で開かれる。従来は目視で管理していたマンホールの写真を幅広く集め、デジタルデータの蓄積と人工知能(AI)による劣化判定につなげる。開催は東京都渋谷区、石川県加賀市に続き全国3カ所目。 市下水道課によると、市内のマンホールは約1万3千個。維持管理は委託業者がチェック項目を目視で確認しているが、手間が掛かる上に誤差が生じやすい。市は将来的に劣化度の統一基準に基づくAI判定の導入を見据え、写真データが集まる市民参加型のマンホール聖戦をきっかけに管理のスマート化を加速させる考えだ。 イベ
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コロナワクチン 清水町の集団接種会場で学生が業務体験
順天堂大保健看護学部(三島市)の3年生3人が9日、清水町の新型コロナウイルスワクチン集団接種会場の町地域交流センターで業務体験を行った。 看護師や保健師を育成する同学部の公衆衛生看護実習の一環。学生は、来場した高齢者の本人確認と検温、会場内での誘導を担い、ワクチン接種事業に理解を深めた。 参加した椎野美帆さん(21)は「密を気にしている人、夫婦で一緒に動きたい人など、いろいろな人がいる中で、一人一人が安心して接種を受けられるような気遣いが大事だと感じた」と話した。
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三島の80代女性 カード詐取被害 100万円引き出される
三島市に住む80代の無職女性が8日、同市役所の職員をかたる男にキャッシュカード1枚を盗み取られたと三島署に届けた。現金100万円が引き出され、同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 女性は同日午前11時ごろ、市役所職員を名乗る男から電話で「年金の過払い金があり、新しいカードに替える必要がある」と言われ、自宅を訪れた男の指示で封筒に入れたキャッシュカードをすり替えられて盗まれたという。不審に思って金融機関に相談し、だまされたことに気付いた。
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コロナ感染者への弁当支給 1月から急増、予算追加へ 三島市
三島市が新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者に弁当などを無料で届ける給食サービスの申し込みが、感染拡大に伴い1月から急増している。市は追加の関連費用として500万円を一般会計補正予算案に盛り込み、15日開会の市議会2月定例会に提出する。 市が独自に続けている給食サービスは、親族の支援が受けられずに自宅で待機するコロナ感染者や濃厚接触者が対象。普通食やボリューム食のほか消化に優しい弁当など数種類のメニューから選んでもらい、委託業者が昼食と夕食の弁当や朝食のパンを1日2回届ける。配達員は置き配をした後に電話で利用者に連絡し、容体の変化などがないか安否確認も行っている。 申し込み件数は昨年8
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15日に開会、30日間 三島市議会定例会
三島市議会は8日、議会運営委員会を開き、2月定例会の会期を15日~3月16日の30日間と決めた。2月24、25の両日に代表質問を行い、28日~3月7日に各常任委員会で新年度当初予算案を審査する。一般質問は9~11日に実施する予定。
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証拠隠滅の男に罰金60万円判決 静岡地裁沼津支部
三島市の繁華街で2021年3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=が刺殺された事件で、仲間と凶器の包丁を隠したなどとして証拠隠滅の罪に問われた三島市御園、会社役員の男(37)の判決公判で静岡地裁沼津支部は7日、罰金60万円(求刑懲役1年)を言い渡した。 菱田泰信裁判官は判決理由で、事実経過や仲間との関係性などから同罪の成立や共謀を認定し、弁護側の無罪主張を退けた。一方で、包丁を隠匿した行為の首謀者とした検察側の主張については、「被告が命令や指示をしたとは言えない。役割は従属的に過ぎない」と説明。その上で「懲役刑が相当とは認め難い」と述べた。 判決によると、被告は21年3月7日の
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2月16日 作家竹田恒泰氏の特別講演中止 三島田方法人会
三島田方法人会は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、16日に三島市民文化会館で開催する予定だった作家の竹田恒泰氏による新春特別講演会の中止を決めた。
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生涯学習功労者 5人に表彰状 三島市
三島市は5日、生涯学習功労者の表彰式を市民生涯学習センターで開き、団体活動などを通じて生涯学習の普及、振興に尽力した5人の功績をたたえた。 豊岡武士市長は「人生100年の時代、生涯学び続けるのは大切なこと。生涯学習で活発に、笑顔を作り出すことになれば」と祝福と激励の言葉を述べ、功労者に表彰状を手渡した。8日~3月6日には「生涯学習まつり」が同センターで開催され、各団体の活動を紹介する写真などを展示する。 表彰を受けたのは次の通り。 大川正史(箱根の里運営協議会副会長)増島淳(市郷土資料館運営協議会委員)田中敬子(錦田公民館成人教室絵画教室講師)山本美鈴(生涯学習ボランティア)渡辺靖乃(
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ミニバイク用 三島ご当地ナンバー 市制80周年で作成
三島市は、市制80周年を記念して作成したミニバイク用の「ご当地ナンバープレート」について、21日から希望番号の予約受け付けを開始する。 歴史文化の象徴として普及が進む「三島柄」や富士山、ミシマザクラを色鮮やかに描いたデザインで、公募により寄せられた514点から選定した。素材は反射式プレートを採用し、夜間の視認性を高めて交通事故の減少を図る。市内を定置場とし、新規登録か従来ナンバープレートの変更を行う50cc以下のミニバイクが対象。 21日~3月25日に募集する希望番号は「こ・・・1」から「こ1000」まで。同一番号に複数の応募があった場合は抽選で決定する。対象者は4月11~28日に市課税
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ホタル生育でカワニナ放流 グラウンドワーク三島が採取
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は5日、市内を流れる源兵衛川の下流部でホタルの餌となるカワニナを採取し、夏になるとホタルが飛び交う上中流部に放流した。 参加者は富士山南東消防本部西側の源兵衛川に入って約5千匹のカワニナを集め、例年ホタルが多く見られる三島メディカルセンター近くの川に放った。外来植物の除去なども行い、水辺環境の整備に汗を流した。 12年間にわたってホタルの生息調査を続けるGW三島によると、源兵衛川のホタルは少しずつ増加し、昨年は過去最多の2600匹を観測したという。これまで川岸の下草刈りなどに取り組んできたほか、カワニナを放流してホタルの生育を促す活動を続けている。
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第3子以降15万円 三島市の出産祝い金、2022年度から
三島市は2022年度から、出産祝い金として第1子に1万円、第2子に5万円、第3子以降に15万円を支給する。4月1日以降に生まれた子どもが対象。関連費用として2800万円を新年度当初予算案に盛り込んだ。 新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けるツアーバス事業の誘客促進に1500万円、ブライダル需要喚起に200万円を計上した。昨年まで2年連続で中止となった三嶋大祭りの補助金は前年当初の2500万円から4千万円に増額し、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に絡めた事業を展開してにぎわいの創出を図る。
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三島市予算案 過去最大392億円 コロナ後、まちづくりに重点
三島市は4日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は過去最高の392億円を計上し、前年当初比で30億1千万円(8・3%)の大幅増。新型コロナウイルスの感染防止や市内経済の支援策に加え、移住定住、企業誘致、インフラ整備などポストコロナを見据えた「未来創造型」のまちづくりに重点を置いた。 歳入の柱となる市税収入は2・1%増の175億4100万円。コロナの感染拡大に伴い法人市民税が減収となる一方、企業の設備投資などで固定資産税が増収となった。市債と国庫支出金がそれぞれ26・2%増加し、歳入全体を占める自主財源の割合は前年を3ポイント下回る52・9%。 歳出は小学校の施設補修整備(6億88
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施設構想「なるべく早く」 三島駅南口再開発、市議会委で当局
三島市議会経済建設委員会は3日、三島駅南口東街区に広域健康医療拠点の建設を進める再開発事業について市当局との質疑を行った。市は施設の導入機能のイメージについて「できるだけ早く市の考えを示したい」との意向を明らかにした。 2017年度の事業提案時から社会情勢を受けて計画内容が修正される中、委員からは「コンセプトと現状の整合性を確認したい」との要望が上がった。市の担当者は交渉中の案件について「詳細な内容は明かせない」とした上で、施設のフロアコンセプトに関しては「複数の提案が出されている」と説明。組合と協議する中で「いつ、どこまで出せるか分からないが、早ければ年度内にも考えを示したい」と語った。
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コロナ早期収束願い「鬼は外」 三島・三嶋大社
三島市の三嶋大社で3日、節分祭が開かれ、72歳以上の年男らが豆をまいて新型コロナウイルスの早期収束と社会の平穏を願った。 例年は舞殿から境内の参拝者に向けて実施する豆まきはコロナの感染防止のため本殿から行われ、多くの参拝者が離れて見守る中で「鬼は外」「福は内」の掛け声に合わせて威勢良く豆がまかれた。終了後には袋に入った豆とミカンが配られ、年男らが並んで参拝者に対応した。 7年前に沼津市から掛川市に移住した佐々木暢也さん(96)も、12年ぶりに2度目の年男の役目を果たした。「一日も早いコロナの収束と世界平和を祈った。みんなが幸せに過ごせるように」と語り、「年齢の割にはまだまだ元気。今後も三
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流域治水推進へ支援を 狩野川改修促進期成同盟会 豊岡会長、国交相に要望
狩野川流域の7市町で組織する狩野川改修促進期成同盟会の豊岡武士会長(三島市長)が2日、国土交通省で斉藤鉄夫国交相と面会し、「狩野川流域治水プロジェクト」(2021年3月策定)の推進に向けた支援と予算確保を要望した。 洪水に備えた堤防の整備、川の流れを良くする河道掘削、大雨の際に家屋への浸水被害や主要道路の冠水を防ぐための排水ポンプ施設周辺の内水対策を求めた。南海トラフ地震に対応できる河川管理施設の強化も訴えた。 豊岡会長は取材に「要望に盛り込んだ事業の重要性に加え、将来的な狩野川第2放水路整備が抜本的な対策になる考えも伝えさせてもらった」と述べた。斉藤氏は「まずは今の対策を着実に進めるこ
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記者コラム「清流」 地域の印象
10年ほど前にイタリアのある都市を旅行で訪れると、街中にごみの山が積まれていた。聞けば回収業者のボイコットが原因らしい。美しい町並みを期待していただけに、残念な思いをしたのを覚えている。 ごみは捨てる人の生活を表すとも言われるが、地域の印象すら左右しかねない。豊かな自然が自慢の三島市でも、「ルール違反」の赤い紙を貼ったごみ袋が回収場所に取り残されている。目にする度に、かつて見たイタリアの風景を思い出してしまう。 三島では毎朝、多くの市民が街中の清掃に汗を流している。地域花壇も各地に点在し、季節の美しい花を咲かせる。そんな努力を無にしないためにも、当たり前のルールはしっかり守りたい。
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カンボジアで教育・就労支援 内田さん(三島出身)活動報告
カンボジアに移住して農村部の就学、就労支援に取り組む三島市出身の内田隆太さん(29)が1日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ねて活動を報告した。 大学2年でカンボジアでの活動を始め、任意団体「シェア・ザ・ウインド」を立ち上げて現地に小学校2校を建設した。7年前に同国へ移り住み、児童の教育支援と女性の就労支援に向けた縫製技術の指導を続けている。昨年12月に帰国し、同日はミシンや文房具などの寄付を通じて活動をサポートするせせらぎ三島ロータリークラブの役員とともに市役所を訪れた。 現在は155人の子どもが通う小学校について「親の生活基盤があるから子どもが学べる」と語り、女性も安定収入を確保できる環
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性的暴行の疑い 三島署、大学生の男を逮捕
沼津署は1日、強制性交の疑いで三島市幸原町2丁目、大学生の男(21)を逮捕した。逮捕容疑は2021年11月上旬の夜間に、県東部地区の屋内で同地区の女性に性的暴行を加えた疑い。
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1社を入札停止 三島市
三島市は1日、入札参加停止等措置要綱に基づき、パシフィックコンサルタンツ(東京)を2日から6カ月間の入札参加停止処分にすると発表した。富山市発注の設計業務に関し、同社の社員が発表前の情報を市職員から受け取るなどした公競売入札妨害の疑いで逮捕されたことに伴う措置。
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三島の産廃業者 静岡県が許可取り消し
静岡県は31日、廃棄物処理法に基づき、神山組(三島市中)に対して産業廃棄物収集運搬業の許可を取り消す行政処分を行ったと発表した。処分は28日付。 県によると、同社の役員が同法違反の罪で三島簡裁から略式命令を受け、2018年に罰金刑が確定していたことが分かった。同法で定める欠格要件に該当すると判断した。
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食事処「松韻」社長 20年間の力作水墨画 三島で2月4日まで
三島市中田町の食事処「松韻」の伊丹秀之社長(79)が20年間にわたって描きためた水墨画の個展が31日、同店で始まった。2月4日まで。 人物や魚、野菜などの静物画に加え、力強く泳ぐウナギやコイを描いた作品など40点を展示した。墨の濃淡で魚の動きや水面の波紋を表現するなど、細部まで丁寧に描き上げた力作が並ぶ。自身の想像をモチーフにした「カッパのラブコール」などユニークな水墨画も飾られ、初日から大勢の来場者が見入っていた。 伊丹社長は80歳の誕生日を迎える3日付で、仕出し弁当・総菜製造業「マルヨ」と松韻の社長職を退き、会長に就任する。感謝の気持ちを込め、これまで続けてきた水墨画の個展を開催した
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郷土の歴史 漫画で解説 三嶋暦の会市民講座
三島市の三嶋暦の会が主催する市民講座が30日、市民活動センターで開かれ、一藤木秀光副会長が三島の歴史を描いた漫画を題材に今も残る郷土の史跡や町並みの由来を解説した。 かつて宿場町として栄えた三島は歴史的に戦災を免れ、昔ながらの古道や寺院も数多く残る。一藤木副会長によると、かつて大名などが泊まった旅籠(はたご)の跡にはホテル、手紙を取り次ぐ問屋場は郵便局が建てられるなど「三島は分かりやすくて素晴らしい町」という。大名行列の前を横切って打ち首になった少女を慰める「いいなり地蔵」、源氏再興を志す源頼朝が仮眠したと伝わる「間眠(まどろみ)神社」なども紹介した。 一藤木副会長はさまざまな史料を元に
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コロナ支援策、三島市長に要望 市議会「改革みしま」
三島市議会の会派「改革みしま」は28日、新型コロナウイルスの急拡大に伴う社会経済活動への支援を市に要望した。 生活困窮者や事業継続が困難な事業者の救済、補助金対象外となっている業者の支援などを求めたほか、自宅療養者の相談窓口充実や夜間休日対応も要望した。ワクチンについても予約方法の改善、情報開示を求めた。会派長の藤江康儀市議から要望書を受け取った豊岡武士市長は担当課の職員と市の取り組みや現状について説明し、「できることは全力で取り組む」と語った。
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⚾日大三島 主将ら気合「聖隷のためにも」 選抜決定一夜明け練習
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園球場)に38年ぶりの出場が28日に決まった日大三島は29日、三島市の同校グラウンドで紅白戦など約6時間の練習を行った。 校舎には「祝 選抜出場」の垂れ幕が掲出された。加藤主将は「新聞の一面に記事が出たり、三島駅にも横断幕が出ていた。静岡から2校出ればもっと盛り上がったが、聖隷クリストファーのためにも、応援してくれる人のためにも頑張らないといけない」と表情を引き締めた。 永田監督は守備練習のやり直しを命じるなど終始、厳しい表情だった。「東海の代表として背負っているものが感じられなかった」。報徳学園で2002年選抜を制した指揮官は、選手の覚悟が
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⚾聖隷まさか 吉報届かず 指揮官「受け入れがたい」【センバツ】
選出が有力視されていた東海大会準優勝の聖隷クリストファーに吉報は届かなかった。校長として電話連絡を待った上村監督は、県高野連の松浦常務理事から「補欠でした」と告げられると、静かに立ち上がり、グラウンドで待つ選手のもとに向かった。 「残念ながら出場校には選ばれませんでした」。こう切り出し、「校長じゃなく監督としてみんなに話したい。この悔しさを忘れないで、もう一回、夏に頑張ろう」と呼び掛けた。練習へと戻っていく選手の後ろ姿を見送った上村監督の心境は複雑だった。 日大三島に続く東海2枠目には「個人の力量で勝る」(選考委員会)として東海4強の大垣日大(岐阜)が入った。報道陣に囲まれた指揮官は「総
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⚾地元高校、2年連続甲子園へ 祝福一色、三島に“野球熱”【センバツ】
今春の第94回選抜高校野球大会に日大三島高(三島市)の出場が正式決定した28日、市内は各所に横断幕が掲げられるなど祝福ムードに包まれた。三島勢のセンバツ出場は昨年の三島南高に次いで2年連続。同市では出身選手が2年続けてプロ入りする中、朗報を追い風に野球熱のさらなる高まりを期待する声が上がった。 正式決定を受け、三島市役所やJR三島駅南口にはセンバツ出場を祝う懸垂幕がお目見え。伊豆箱根鉄道(同市)も三島駅のホームに横断幕、路線バス回送時の方向幕に応援メッセージを掲示したほか、電車の車両には祝福のヘッドマークも取り付ける予定という。駅のホームでは横断幕の写真を撮影し、地元高校の快挙を喜ぶ乗降客
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高齢者ワクチン3回目接種 2月前半、予約枠の半数届かず 三島市
三島市は28日の定例記者会見で、一般高齢者を対象とする新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、市がこれまでに受け付けた2月1~15日の予約が枠の半数に届いていない状況を明らかにした。2月後半の予約は1日から受付を開始し、3月中旬には高齢者接種をほぼ終える予定。 2月1~15日の予約枠は8428人で、申し込みがあったのは3802人。そのうちモデルナ製を受けるのは962人、ファイザー製が2840人という。市を通さないかかりつけ医の予約も別枠で設けられ、ワクチンは全てモデルナ製を使用する。 64歳以下への接種券は2月上旬から発送され、届き次第予約が可能になる。集団接種は13日から保健セ
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食料品などを社会福祉協議会に寄贈 三島商議所女性会
三島商工会議所女性会は26日、会員の家庭で眠っている食料品やタオルなど229点を三島市社会福祉協議会に寄贈した。 困窮者を支援する「フードドライブ」への参加は、本年度からお中元とお歳暮シーズン後の年2回に増やした。消費期限が3カ月以上残り、常温保管ができる缶詰やレトルト食品、お菓子など多くの食料品が例年以上に集まったという。野木明美会長は「会員には困っている人を支えようという意識が強い。欲しい物のリクエストがあれば応えたい」と語った。 同社協によるとコロナ禍で減収となった世帯では食料確保に苦労するケースも多く、目録を受け取った中村正蔵会長は「皆さんの温かい心を困っている人に届けたい」と感
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死亡男性の身元判明 27日夜、三島市谷田の国道1号事故
三島市谷田の国道1号で27日夜、大型トラックと軽乗用車が衝突し、軽乗用車の男性が死亡した事故で、三島署は28日、男性の身元をさいたま市浦和区本太5丁目、無職の男性(78)と発表した。大型トラックの三重県菰野町、運転手の男性(48)は腕を打って軽傷。事故処理のため通行止めとなっていた現場周辺の交通規制は同日未明に解除された。
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元勤務先に侵入、腕時計盗んだ疑い 男を逮捕 三島署
三島署は27日、建造物侵入と窃盗の疑いで、三島市生まれ、住所不定、無職の男(35)を逮捕した。逮捕容疑は昨年11月24日午後9時ごろ、元勤務先の会社事務所(同市)に侵入し、経営する男性(38)の腕時計など3点(計240万円相当)を盗んだ疑い。
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2月6日「三島かの川マラソン」を中止 コロナ感染拡大防止のため
NPO法人三島市スポーツ協会は2月6日に開催予定だった「第40回三島かの川健康マラソン」(静岡新聞社・静岡放送後援)を新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止を決めた。
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トラックと衝突、軽乗用車の男性死亡 三島市谷田の国道1号
27日午後6時55分ごろ、三島市谷田の国道1号で大型トラックと軽乗用車が衝突し、軽乗用車を運転していた男性が搬送先の病院で死亡した。三島署によると、トラックと軽乗用車はそれぞれ対向する車線を走行していたとみられる。同署が事故原因と男性の身元を調べている。事故処理のため、現場周辺は同日午後9時現在も通行止めの交通規制が続いている。
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血液センターに消毒スタンド寄贈 沼津、ミセスジャパン
昨年10月に三島市で開かれた「ミセスジャパン2021静岡大会」事務局の関係者が25日、同大会に協力した県赤十字血液センターの沼津事業所(沼津市)を訪れ、足踏み式の消毒スタンド2脚を寄贈した。 21年度エリアプロデューサーの小林夕夏さん(49)、前年度のエリアディレクター太田香保里さん(41)らが「コロナ禍で大変だったがこんな時こそ元気に活動し、地域を明るくしたい」と大会を振り返り、大会運営費の一部を充てた消毒スタンドを藤村優二所長に手渡した。藤村所長は「コロナが拡大する中で大変ありがたい。活用させてもらう」と述べた。 内外面の美を競うミセスジャパンは昨年、三島市での静岡大会に続いて下田市
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三島・男性刺殺 犯人隠避で実刑 地裁沼津支部判決
三島市の繁華街で2021年3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=が刺殺された事件で、犯人をかくまい、凶器の包丁を隠したなどとして犯人蔵匿と犯人隠避、証拠隠滅などの罪に問われた裾野市千福、建設業の男(36)の判決公判で静岡地裁沼津支部は27日、懲役2年4月(求刑懲役3年)を言い渡した。 前沢久美子裁判官は判決理由で、被告の関与により「警察が犯人の所在を把握することを困難にし、適正かつ迅速な刑事手続きの遂行を阻害した。刑事責任は軽いとはいえない」と述べた。 判決によると、被告は21年3月7日の事件後、当時逃走中の住所不定、無職の男(39)=殺人罪などで一審懲役20年、控訴=を千葉
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ストリートピアノ常設 函南・わさびミュージアム にぎわい一助に
函南町の伊豆わさびミュージアムで26日、フードコートの一角にグランドピアノがお目見えした。誰でも気軽に触れられる“ストリートピアノ”として常設し、館内を改装して音楽に親しむ環境を整える予定。地元業者のコラボによるにぎわいづくりの取り組みで、「ワサビとピアノの新しい化学反応」に期待が高まる。 多数のワサビ商品が並ぶミュージアムは一昨年に館内でわさび田が復元されるなど、伊豆の入り口に位置する人気の観光スポット。新型コロナウイルスの影響を受けつつも、運営する山本食品の山本豊社長(60)は「新たな楽しみを届けたい」とピアノの設置に乗り出した。家庭用よりも大きめのグランドピア
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三島の公共施設 人数、時間制限 まん延防止で対応
三島市は26日、まん延防止等重点措置の適用に伴う市内公共施設の対応について発表した。新たに休館や休園の措置を取る施設はなく、原則として人数や利用時間を制限して感染拡大を抑える。 市民体育館やグラウンド、温水プールなどのスポーツ施設は、医療ひっ迫により県の警戒レベルが3に引き上げられた時点で人数制限を設ける。本町子育て支援センターは開所するが、外部講師による行事は中止し、一時預かりも特段の理由のみ可能とする。市民文化会館は時間短縮せず、楽寿園は飲食を伴うイベントと楽寿館ガイドツアーを中止するほかは通常通り。郷土資料館も開館する。 図書館は本館、中郷分館ともに視聴覚資料の利用が休止。公民館は
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オンラインで書道稽古 三島の「房仙会」 スリランカからも参加
三島市の書家福田房仙さん(72)が主宰する書道教室「房仙会」は、新型コロナウイルスの影響で対面の指導が難しくなる中、オンラインを活用した書の稽古を続けている。全国の生徒約50人に加え、日本への留学を志すスリランカの学生にもモニター越しに指導する。オンラインの長所を生かし、新たな教室の形を模索している。 スリランカから参加するのは、同国で日本語学校に通うラヴィンドゥ・ウィクラマシンハさん(21)。予定していた岡山理科大への留学がコロナの影響で中止となり、再び日本への留学に向けて書を学び始めた。書道を通じて日本文化にも目を向け、「将来は良い書道家になりスリランカで教えたい」と新たな夢も抱いてい
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「プラチナ」優秀賞 GW三島、静岡県知事に喜び報告
地域課題の解決に取り組む団体などをたたえる「プラチナ大賞」の優秀賞に選ばれたNPO法人グラウンドワーク三島の小松幸子理事長がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、受賞を報告した。 同法人は川の清掃や県の絶滅危惧種に指定されているミシマバイカモの管理など、水辺環境の整備に取り組んでいる。小松理事長は「三島の水の美しさに感動する観光客が多い」と活動の意義を語った。 プラチナ大賞は、自治体トップや企業経営者らで構成する全国組織が主催した。
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三島で1頭豚熱感染
静岡県は25日、三島市沢地で捕獲された野生イノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内の感染確認は346頭になった。
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「情報モラル標語」優秀賞 水谷さん、浅田さん表彰 日大三島
インターネット上の危険やモラルを作品で呼び掛ける「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」の表彰式が25日、三島市の日大三島高で開かれ、県警サイバー犯罪対策課長賞とNPOふじのくにネットワーク機構理事長賞に輝いた生徒2人に賞状が贈られた。 同課長賞に選ばれた水谷日菜乃さん(2年)の作品は「知らぬ間に 覗(のぞ)く人あり 慎重に」。各句の始まりをアルファベット表記で「S、N、S」とし、「作品を通じ、SNSについて考えてもらいたい」との思いを込めた。同NPO賞の浅田希愛さん(2年)は「広めるな 正誤のわからぬ 情報を」との標語を作り、誤った情報が拡散する危機感を表現した。 同コンクール
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学力テストのデジタル化 三島の中学で試行 タブレット端末で解答
タブレット端末を活用した全国学力テストのデジタル化を検証する実証実験が24日、三島市立南中で実施された。3年生28人が英語の試験に臨み、画面上をタップしたりキーを打ち込んだりして問題に答えた。入力された解答はオンラインで専用サーバーに送られ、円滑な運用と迅速な採点に向けた課題を確認した。 文部科学省が進める学力テストのデジタル化は2024年から段階的に始まる見込みで、実証実験は国立教育政策研究所の研究指定校となっている同校など全国20校で先駆けて行われた。英語の試験では画面上のアニメーションや音声を使った選択問題、タイピングによる記述などの設問が出題された。タブレットの録音機能を活用した英
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持続可能な農業へ戦略解説 MOA三島普及会 農水省職員が講演
三島市で市民農園を展開し、環境に優しい持続可能な農業を推進する「MOA自然農法三島普及会」は23日、新年交礼会を同市のMOA三島会館で開いた。 農水省農業環境対策課の持続・有機農業推進チーム長を務める小宮英稔さんが講演した。気候変動による農業の不安定化と温室効果ガスの排出、化学原料の大半を輸入に頼る国内の農業事情を示した上で、同省が策定した「みどりの食料システム戦略」について説明した。化学農薬などの使用量を低減し、有機農業の取り組み面積を国内全体の25%(100万ヘクタール)に拡大するなどして環境負荷の軽減を推進する。 実現に向けて需要に応じた優良産地の形成を進め、新技術の活用と先駆的な
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文化財火災に備え 三嶋大社で訓練 高所からも放水
三島市の三嶋大社で24日、文化財防火デー(26日)に合わせた消防訓練が実施された。本殿からの出火を想定し、同大社の自衛消防隊、富士山南東消防本部、市消防団が迅速な消火活動を行った。 自衛消防隊の初期消火が行われる中、通報を受けて出動した消防隊や消防団の車両が境内に続々と到着し、一斉に放水を開始した。同本部が昨年12月に導入したはしご付き消防ポンプ車も駆け付け、高さ13・7メートルから本殿の屋根に向かって水をかけた。 消火器を使った訓練や施設の立ち入り検査も行われた。
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ワンコインで自然体験 幼児ら気軽に 三島のNPOが「ソトアソビ」
子供が自然に親しむ場を提供する三島市のNPO法人「森のようちえん・太陽と緑の風クラブ」は、カヤックや釣りなど多彩な体験を楽しむ「ソトアソビ」プロジェクトを開始した。ふるさと納税制度を活用した県のクラウドファンディング(CF)で寄付を集め、幼児から小学生までがワンコインで気軽に参加できる仕組みを整えた。 自宅に閉じこもりがちな子供らに野外の楽しさを伝えようと、これまで木登りなど野遊び中心だった活動の幅を広げた。CFで集まった寄付金100万円を活用し、子供の参加費は1回500円に設定した。活動は月に2回実施し、カヤックによる川下りや無人島遊びなどのイベントを企画している。 23日は同市佐野の
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「三島は潜在力高い」明大院生が模型、パネル 遊休地活用策を提案
明治大で建築都市学を専攻する大学院生が22日、三島市の地域活性化に向けて遊休地の活用法を提案する建築模型とパネルを市役所ロビーに展示した。世代を超えた人の交流やライフステージに合わせた暮らし方など、地域の課題も踏まえたまちづくりの方向性を示している。 大学院の1年生15人が昨年9月に市内で5日間の合宿を行い、地域を歩きながら現状と課題を分析。地元の観光アドバイザーらとも議論を重ね、仮設建築、学生食堂、産業、住み替えの視点からまちづくりを考えた。 空きが多い駐車場や遊休地を活用し、移動式の建築物を用いた「週1マルシェ」、シェア型工房と商業施設での染め物体験、販売などを提案。三島駅南側の楽寿
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三島の自然や史跡フリーイラストに 市民団体が公開
アートと地域をつなぐ市民団体「アルテ・プラーサ」は、三島市内の自然や史跡、特産品などを描いた「みしまフリーイラスト」をウェブ上で公開している。ホームページから自由にダウンロードでき、事前申請や著作権の表記も不要。三島ならではのチラシやポスターの作成などに無料で活用できる。 イラストは三嶋大社や箱根西麓野菜、楽寿園など、三島にちなんだデザイン77点。沼津市のイラストレーター渡辺純さんが、ほのぼのとしたタッチでかわいらしい絵を描き上げた。カラーと白黒の2種類を用意し、町内会のお便りや子ども向けの塗り絵など多彩な使い方を提案する。 日常生活に地元アーティストによる芸術を取り入れ、地域への認知度
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三島でイノシシ1頭豚熱
静岡県は21日、三島市佐野で捕獲された野生イノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内の感染確認は345頭となった。
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インドネシア・西ジャワPR 静岡県がオンラインイベント
静岡県はこのほど、人材育成と経済協力推進の覚書を結んでいるインドネシア・西ジャワ州の魅力を紹介するオンラインイベントを開いた。 本県への観光誘客推進を担う「ふじのくに観光公使」を務める松永祥兵さん=三島市=と、浜松インドネシア友好協会の木下英洋事務局長が出演した。インドネシア側の担当者とともに、海と山に囲まれた豊かな自然や多様な料理、音楽などを紹介した。 プロサッカー選手として、2011~20年に同国に滞在した経験のある松永さんは「過ごしやすく、多彩な文化を体験できる西ジャワを旅行先の選択肢に加えてほしい」と話した。新型コロナウイルスの収束後を見据え、相互の観光促進を図ろうと企画した。県
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給食デザート「清き一票を」 三島・北小で選挙講座 舌戦、投票…本番さながら
三島市立北小で20日、選挙出前講座が開かれ、6年生145人が選挙の仕組みや歴史について学んだ。好きなスイーツに投票する「給食デザート選挙」も行われ、“当選”したスイートポテトは3月4日の給食で全校児童に提供される。 このほか、デザート選挙に立候補したのはチョコプリン、フレンズクレープ、ガトーショコラ。それぞれ代表の児童が立候補者を務め、立会演説で「味、大きさ、栄養が最高」「チョコ好きにはたまらない味と食感のハーモニー」などと魅力を語った。応援演説も行い、支援者が「あなたには給食を変える力がある。清き一票を」と支持を訴えた。 市選挙管理委員会の指導を受け、実際の選挙
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東京五輪体操・銅、村上茉愛さん 三島北小で講演 緊張しないコツ伝授
東京五輪の女子体操競技種目別床運動で銅メダルを獲得し、昨年10月の世界選手権を最後に現役を引退した村上茉愛さん(25)が20日、三島市立北小で講演し、今後は指導者として「教えた選手が五輪でメダルを取れるよう、学んできたことを伝えたい」と意気込みを語った。 体操を本格的に始めた小学生のころから「五輪でのメダル獲得」を目標に掲げ、東京五輪で女子個人初の表彰台、最後の世界選手権では金メダルをつかんだ快挙に「21年やってきて最後に努力が実った最高の1年だった」と振り返った。 児童から引退の理由を問われると「女子の体操選手はピークの年齢が22歳。体がきつく、けがも多くなった」と語り、本番で緊張しな
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農業経営塾の成果披露 沼津
静岡県東部農林事務所は18日、農業における経営理念や戦略などを担い手に学んでもらう講座「東(あずま)塾農業マネジメント」の計画発表会を、沼津市高島本町の県東部総合庁舎で開いた。県東部地区の6人の農家が本年度1年かけて仕上げた目標などを披露した。 経営計画として5カ年の将来像を取りまとめた。水稲や酪農、イチゴ、多肉植物、ミニトマト、バラを育てる30~40代の農家が学習の成果とともに説明した。 水稲と露地畑作を手掛ける高波大輔さん(三島市)は耕作放棄地解消による地域貢献を経営理念にしたことを強調。牛乳と堆肥生産の高橋実徳さん(伊豆の国市)は牛にとって良好な生活環境を重視する「動物福祉」の視点
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全中での経験糧に飛躍 三島北上、山田中生 市長訪問し報告
昨年8月の全国中学校総合体育大会に出場した三島市立北上中、山田中の陸上部員が17日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、大舞台での経験を振り返りながら今後のさらなる活躍に向けて決意を新たにした。 北上中は篠原柚葉さんが女子100メートルハードルで3位、女子4×100メートルリレーで6位に入り、女子100メートル走で安田彩紗さん、山田中は江島定芳さんが男子800メートル走で出場した。全員3年生で、表敬訪問では「1年の時から全国大会出場を目指し、つらい練習を乗り越えてきた」「高校生になったらインターハイに出場できるよう頑張りたい」などと思いを語った。 豊岡市長は「高校では新たな目標に
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NZ・ニュープリマスとの交流30年 三島市役所、写真など展示
三島市はニュージーランド・ニュープリマス市との姉妹都市提携30周年を記念し、これまで交流した際に撮影した写真を組み合わせたモザイクアートなどを21日まで、市役所ロビーで展示している。 中学英語の教科書に掲載されたニュージーランドのタラナキ山が富士山に似ているとして、三島市の女性4人が山の麓にあるニュープリマス市の市長に手紙を送ったのが交流の始まり。姉妹都市提携の調印式が行われた1991年以降、訪問団の相互派遣や青少年交流などを続けている。 今回の展示では、過去に研修で撮影した現地の写真など450枚のデータを組み合わせ、タラナキ山を描いたモザイクアート3枚をデジタル表示した。交流の歴史を紹
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三島の中小 10~12月景況調査 5期連続でDI改善
三島商工会議所などが運営するみしま経営支援ステーション「M―ステ」はこのほど、三島市内の中小企業を対象に実施した2021年10~12月の景況調査結果をまとめた。景況感の「好転」から「悪化」の回答割合を引いた業況判断指数(DI)はマイナス8・0ポイント。新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除に伴い、前期のマイナス20・7ポイントから大幅に改善した。 DIの改善は5期連続。人流の増加、規制の緩和により、前期はマイナス83・3ポイントだった飲食・旅館業は37・5ポイントを示した。製造業、サービス業も含めて営業利益は大幅に改善した。設備投資を「実施した」という回答は45・3%に上り、多くの企業でコロ
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グラウンドワーク三島が優秀賞 市景観賞 松毛川沿岸で森づくり
市民の優れた景観づくりをたたえる「三島市景観賞」の表彰式がこのほど、市役所で開かれ、沼津との市境を流れる松毛川で18年前から環境整備に取り組むNPO法人グラウンドワーク三島が優秀賞の表彰を受けた。 松毛川沿いには樹齢100年を超える古木も多く、さまざまな野鳥が飛来するほか、川には県が絶滅危惧種に指定するメダカなど貴重な生物も生息しているという。GW三島は放置竹林の拡大などで荒廃した松毛川の河畔林を整備し、汚染した河川の水質浄化に取り組んできた。周辺の土地も買い取って永続的な管理を行い、沿岸を植樹しながら美しい森づくりを続けている。 今後、野鳥観察小屋や花畑の整備も計画中。豊岡武士市長から
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厄よけ豆 袋詰め手際よく 三嶋大社、コロナ終息願い込め
2月3日に節分祭が開かれる三嶋大社で18日、「厄よけ豆」の袋詰めが始まった。同大社敬神婦人会の計137人が19日まで、4万袋に豆を入れる作業に取り組む。 新型コロナウイルスの感染対策として、例年は1日で行う作業を2日に分けて実施する。初日は85人が盆に盛られた豆を適量ずつすくい取り、三角形の紙袋に手際よく詰めてのり付けした。同婦人会の多田与枝子会長(83)は「早くコロナが終息するよう願いを込めた。節分祭のころは少しでも収まっていてほしい」と話した。 節分祭では70歳以上の崇敬者から選ばれた年男が厄よけ豆を舞殿からまく。祈とうの際にも配るほか、2袋100円で参拝者に授与する。
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不要な資機材を譲渡、活用 三島商議所、リユースプロジェクト始動
三島商工会議所は、事業変更などで不要になる企業の資機材を必要な事業者に譲り渡す「三島リユースプロジェクト」を開始した。会員事業所同士の譲渡は転売される可能性も少なく、「有効活用を」と願う所有者と引き取り業者の思いを仲介する。18日には初のマッチングが成立し、同商議所で受け渡しが行われた。 譲渡されたのは電子回路の電流や電圧、周波数などを測定し、波形やデジタルで表示する機器2台。電子回路設計から産業翻訳へと事業転換したオフィスきくち(熱海市)が出品し、券売機などのユニットを設計、製造するアーステック(三島市)が引き取りを申し出た。買いそろえれば10万円以上する機器で回路設計には欠かせず、同社
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沖縄・久米島の文化 沼津・静浦小中一貫校8年生が体験会
沼津市立静浦小中一貫校は17日、沖縄文化体験を同校で開いた。4月に沖縄県久米島を訪れる予定の8年生(中学2年生)約25人が三味線に挑戦するなどして沖縄の魅力に触れた。 久米島観光大使で、三島市で沖縄料理店を経営する小川悟さん(53)が講師を務めた。生徒の「穴場スポットは」「どんな方言があるか」などの質問に沿って、島の文化や生活、食べ物などを紹介。部活動の練習試合の移動に飛行機を使うことや信号が少ないことなどを伝え、「普通じゃないと思うかもしれないが、久米島の普通を感じてきてほしい。比較するのではなく、受け入れてみて」とアドバイスした。 生徒たちは小川さんの奏でる三味線を鑑賞し、演奏にも挑
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三島市 自主運行バス6本 交通空白地域の解消図る
三島市は2022年度から、これまで民間事業者が運行していた路線バス3本を市の自主運行とし、利便性を考慮して一部ルートを変更する。自主運行バスは計6本となり、玉沢線を除く5本の均一運賃は200円。一部ルートでジャンボタクシーも活用しながら交通空白地域の解消を図る。 17日の市地域公共交通網形成協議会で報告された。市街地を循環する「せせらぎ号」は民間路線と重複する広小路町から南本町周辺へのルートを取りやめ、東西回りともに清住町などの西部地区を回る。中郷地区を運行する「なかざと号」は利用客が少ない松本南―安久北の区間を廃止し、御園地区など市南部に路線を延ばす。伊豆・村の駅に停留所を新設し、市役所
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独居高齢者見守りへ協定 三島市とマニュライフ生命
三島市とマニュライフ生命保険はこのほど、高齢者の見守りネットワークに関する協定を市役所で締結した。事業活動で気付いた独居高齢者などの異変を通報する内容で、同市が協定を結ぶのは31社目。 従業員が生命保険の契約者宅を訪問した際などに、室内に人がいるが応答がない、新聞や郵便物がたまっている―などの異変に気付いた場合はすぐに市へ知らせる。同市では2011年から事業者との協定締結を始め、これまで死亡17件、搬送11件を含む184件の通報が寄せられた。安全を確認し、新たな支援につながったケースもあるという。 同社中日本地区営業開発部の根上和樹部長が市役所を訪れ、豊岡武士市長と協定書を交わした。豊岡
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一流音楽家集結 クラシックを披露 三島でコンサート
日本トップクラスの音楽家による「三島せせらぎ音楽祭」(実行委員会、SBSプロモーションなど主催)のコンサートが16日、三島市民文化会館で開かれた。 国内の一流オーケストラに所属する首席奏者、国内外で活躍するソプラノ歌手ら13人が出演。2部構成でステージを繰り広げ、モーツァルトやショパン、ロッシーニなどのクラシック曲をたっぷりと披露した。会場には美しい音色と歌声が響き、詰めかけた大勢の聴衆を魅了した。 新型コロナウイルスの感染拡大で音楽活動が自粛を余儀なくされた2020年夏、市内で開かれた小さなステージに出演した音楽家が「再び三島で」と今回の音楽祭に集まった。市内では昨年12月から吹奏楽ク
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荒廃した石祠再生へ、里山を整備 グラウンドワーク三島
三島市のグラウンドワーク三島は、同市大場地区の鎮火・防火の神をまつるとされる石祠(せきし)再生を目指し、周辺の里山整備に乗り出している。このほど近くの水路で草刈りなどの作業に取り組み、ホタルやメダカの生息環境を整えた。 GW三島によると、大場地区の山奥に小さな石のほこらがあり、近くの光明寺境内に小祠がまつられている秋葉神社の「別院」の可能性があるという。かつては地元住民が参拝に出向き、維持管理を行っていたとされるが、現在は放置竹林に囲まれ、参道周辺も荒廃して地域から忘れられている。GW三島は5年かけて周辺の里山を整備し、再び住民が訪れる鎮守の森として再生する計画。 作業を行った水路には、
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競技かるた名人奪取 川瀬さん(長泉)「永世」称号目指し鍛錬
8日に開かれた小倉百人一首競技かるたの第68期名人位決定戦で勝利した長泉町の川瀬将義さん(27)が15日、三島市内で所属する三島せせらぎ会の練習に臨み、「幼いころから名人を意識してやってきた。感慨深い」と栄冠を手にした思いを語った。今後も腕を磨き、5期連続防衛で与えられる永世名人の称号を目指す。 愛知県で生まれ、百人一首を始めたのは4歳の頃。読み札を使った遊びで興味を抱き、やがて競技かるたの道に進んだ。全寮制の中高一貫校では練習がほとんどできない日々が続いたが、進学した東北大で復帰し、卒業後も東京で大学のOBらと競い合った。 結婚を機に1年前から長泉町に住み始め、入会した三島せせらぎ会で
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信金野球部員 熱い指導 三島北中生、打撃や守備学ぶ
2月に開幕するしんきんカップ第52回県中学選抜野球大会(県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、信用金庫野球部と出場チームによる合同練習会が15日、三島市立北中で開かれ、同校の生徒が三島信用金庫の野球部員から打撃や守備、走塁などの指導を受けた。 三島信金野球部の選手25人が同校を訪れ、中学生21人に指導した。内外野とバッテリーのポジション別に守備練習を行い、中学生はノックを受けながら構え方や打球に対する体の運び方などを実践した。走塁練習ではリードの取り方について「投手の動きを見ながら体の重心を変える」などとアドバイスを受け、けん制球に応じた帰塁と素早い盗塁の方法を学んだ。 三島北中
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レクサス認定中古車店 静岡県内初、三島に開店
ネッツトヨタ静岡は14日、三島市富田町に静岡県内初となるレクサス認定中古車店をオープンした。新車登録から7年以内、走行距離7万キロ以下の認定基準を満たす中古車を常時20台ほど展示、販売する。 価格は主に300万円台以上で、自社販売した車両の下取りや元試乗車など「履歴がはっきりした中古車のみを取りそろえた」という。店舗はネッツトヨタの中古車センター敷地内に併設し、木材を使った温かみのある室内空間と開放的なテラス席を設けた。 多くのレクサス中古車を一堂に集めた店舗は珍しく、西川巧ゼネラルマネジャーは「車を見に来る感覚で気軽に足を運んでもらいたい」と語る。
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静岡県農林漁業奨励賞 8個人2団体表彰
静岡県は14日、農林漁業の発展に向けて先進的な取り組みを行う事業体をたたえる「ふじのくに未来をひらく農林漁業奨励賞」の表彰式を県庁で行った。耕作放棄地解消や担い手育成、独自の経営ノウハウなどを実践する8個人・2団体に川勝平太知事が褒状を手渡した。 受賞した個人・団体は次の通り。 農業 高橋鉄兵(下田市)広瀬順一(三島市)稲葉克仁(富士宮市)三軒屋(静岡市)アグリネクスト(焼津市)早川大喜・早川ナナ(菊川市)鳥居英剛(浜松市)▽林業 高橋幸村(松崎町)尾崎友昭(牧之原市)▽漁業 本多龍介・本多明人(浜松市)
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一流の音色、小学校に響く 16日「三島せせらぎ音楽祭」
一流音楽家が集う「三島せせらぎ音楽祭」(実行委員会、SBSプロモーション主催)のコンサートが16日に三島市民文化会館で開かれるのを前に、佐野小と坂小で14日、訪問コンサートが開かれた。出演する奏者が2グループに分かれて両校を訪れ、クラシック音楽の魅力を児童に紹介した。 佐野小ではバッハやモーツァルトなどの4曲が披露され、9人の奏者が迫力の演奏を児童の間近で繰り広げた。曲の合間には楽器の説明やクラシック音楽の歴史などを説明し、「音楽は合わせるのではなく、仲間で一つの作品をシェアして共鳴するもの。共有する喜びを感じてほしい」と語った。坂小には4人の奏者が訪問した。 同音楽祭は、15日にも1
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セクハラ被害、女性議員3割強【静岡県議、市町議員アンケート㊦】
女性の政治参画の必要性が指摘され、候補者数の男女均等化を目指す法律が施行される中でも、なかなか増えない女性議員。身近な県議会や市町議会でも、少数派にとどまっています。今回も引き続き、県議会と市町議会の女性議員を対象に実施したアンケートから背景を考えます。アンケートは2021年11月下旬、県議会と市町議会の全女性議員118人を対象に実施し、98人の回答を得ました。実名で回答してもらい、結果公表時の表記は希望に添いました。 Q.セクハラを受けた経験は ■「実際に抗議」は少数派 女性の政治参画を進める上での障壁の一つとされるセクハラ。2021年6月改正の「政治分野における男女共同参画推進法
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三島商工会議所、新春懇談会 市内ホテルで
三島商工会議所の新春懇談会がこのほど、三島市内のホテルで開かれた。地元政財界の関係者ら約100人が出席し、コロナ時代の変革期を乗り越えてさらなる経済発展につなげる思いを共有した。 石渡浩二会頭は、オミクロン株による「第6波」の収束後も「以前のような日常が戻るとは思わない」と見通しを示しつつ、商議所として「新しい時代の波に乗る」をキャッチフレーズにさらなる挑戦を続けていく決意を示した。アトラクションも行われ、同市の落語家笑福亭羽光さんによる落語が披露された。
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三島JCが賀詞交歓会 決意新た
三島青年会議所(JC)の新年賀詞交歓会がこのほど、三島市内のホテルで開かれ、近隣市町の首長や議員、各種団体の関係者が地域の発展に向けた決意を新たにした。 三島JCは2022年度のスローガンを「つなぐ 『奇跡』へ続く『軌跡』を」とし、5委員会を軸に活動を展開する。松田吉行理事長は新型コロナウイルスの影響で変化する社会の現状を踏まえ、「今こそ地域の輝かしい未来へ向けて率先して行動しなくてはならない」と強調した。来賓を代表してあいさつした豊岡武士三島市長は「JCの実行力あふれる力を期待している」と激励した。
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工業系高校生が研究成果を発表 最高賞は掛川工業
静岡県高校工業教育研究会主催の生徒研究発表会が13日、三島市民文化会館で開かれた。県内13校の工業系高校がさまざまな研究成果を披露し、掛川工業高が最高賞の県教育長・県工業高校学校長会長賞に輝いた。 同校は、耕作放棄地を利用してオリーブの産地化を進める掛川市で「小型オリーブ搾油機の製作」に取り組んだ。撹拌(かくはん)、圧搾、ろ過―の各工程で使う機械を組み立て、約5キロのオリーブの実から160グラムのオリーブ油を搾り出した。機械の大型化で搾油量を増やした一方、持ち運びに適さず、ろ過に時間がかかるなどの課題も分かった。 御殿場高はマルチメディアを活用した学校紹介の動画を製作し、編集やゲームのア
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三島の全小中校に米山梅吉の伝記 日本初のロータリークラブで初代会長
長泉町の米山梅吉記念館は11日、日本初のロータリークラブで初代会長を務めた米山梅吉(1868―1946)の功績を紹介する写真集と伝記を三島市内の全21小中学校に寄贈した。 幼少期に実母の実家があった三島に移り住み、長泉村の旧家米山家の養子になった梅吉は、1920年に日本で初めて国際ロータリーの思想を導入するなど生涯を通じて社会奉仕活動に取り組んだ。 同記念館は、長泉以外の子どもにも梅吉の偉業に目を向けてもらおうと、三島市の全ての小中学校に各1冊ずつを寄贈した。豊岡武士市長に手渡した同記念館の松村友吉理事長は「誇り高い人物が地元にいたことを子どもに知ってもらいたい」と語った。豊岡市長は「少
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静甲選手が中学生指導 三島でソフトボールクリニック
三島市立北中で9日、静甲女子ソフトボール部による「ソフトボールクリニック」が開かれ、市内4中学のソフトボール部員が打撃や守備についてアドバイスを受けた。 中学生がトップアスリートの指導を受ける県の「ドリカムスタート事業」の一環。ウオーミングアップに続いて内外野とバッテリーのポジション別に守備練習を行い、生徒らが打球処理の動作や投球のこつを学んだ。 打撃練習では、静甲の選手が構えや体重移動など普段は気付かないポイントを指摘したほか、バント練習でもボールのとらえ方について細かく指導した。
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男性育休など要望 三島市議会、市長に 報告会の意見受け
三島市議会は11日、昨年11~12月に実施したオンラインの動画配信による議会報告会で市民から寄せられた意見をとりまとめ、男性の育児休業支援や独居高齢者へのケアなどに関する要望書を市に提出した。 男性の育児休業取得を促進する支援制度創設や市職員の取得率20%達成、独居高齢者のセルフネグレクトを予防する調査と体制づくりなどを求めた。下水道料金については段階的、連動的な改定を検討し、市民への丁寧な説明と周知を行うことも要望した。川原章寛議長が豊岡武士市長に要望書を手渡し、「市が率先して取り組みを推進してほしい」と述べた。議会報告会は、三つの常任委員会と議会運営委員会が男女共同参画や地域福祉などを
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多様化する災害に対応 決意新たに 三島で消防出初め式
三島市消防出初め式が9日、同市の南田町広場で行われた。 市消防団の水口勇団長は昨年10月に同市本町で発生した全焼4棟を含む計7棟の建物火災を振り返り、「複雑多様化する災害現場に対応するため、期待される役割は日に日に大きくなっている」と訓示した。功労者への表彰も行われた。 表彰を受けたのは主に次の通り。 【消防庁長官表彰】 伊東忠彦、横沢勇一、鈴木徳孝、山口隆昌、杉山雄三、飯田孝志、鈴木正伸、高橋直也、瀬川尊也、沼上勝喜 【県消防協会長表彰】勤続功労章40年 増島工匠、吉田静男▽同35年 中山泰博、下里正彦、広川祐司、山梨寿夫▽特別功績章、同30年 磯崎勝、下村章、原隆之、高橋徹司、今
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東レアローズの藤井選手が一日署長 三島署「110番の日」
三島署は「110番の日」の10日、バレーボールVリーグ男子東レアローズのセッター藤井直伸選手(30)を一日署長に任命し、適切な110番の啓発活動を三島市の日清プラザ・イトーヨーカドー三島店で行った。 登壇してマイクを握った藤井選手は、免許証の更新や無言電話など不要不急の通報が県警に寄せられる110番の4分の1を占める現状に触れ、「警察官が現場に臨場すべき通報がつながらず、対応が遅れる可能性がある」として適切な通報を呼び掛けた。110番通報や相談ダイヤルのチラシも300部用意され、藤井選手が買い物客らに1人ずつ手渡した。
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三島で成人式記念駅伝大会 5区間16キロを59チーム力走
三島市の新年恒例行事「三島成人式記念駅伝大会」が9日、同市の長伏グラウンドを発着点に行われた。一般や企業、中学などの5部門に59チームが出場した。1区間は長伏グラウンドと狩野川河川敷を周回する3・1キロで、5人が約16キロのコースでたすきをつないだ。 各部門の主な結果は次の通り。 一般 ①マイティマウストラックチーム②市町駅伝ドリームチーム③STFC▽企業 ①三島市役所A②三島信用金庫③加和太建設▽中学 ①三島南中陸上部A②三島南中陸上部B③三島陸上競走部Aチーム▽女子 ①駅伝クイーンズ②三島市役所F③三島楽走会レディース▽シニア ①沼トラ・シニア
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伝統の祭りばやし披露 三島でしゃぎりフェス
三島市伝統の祭りばやしを披露する「しゃぎりフェスティバル」(実行委員会主催)が10日、市民文化会館で開かれ、笛や太鼓、すりがねの威勢のよい音色を会場に響かせた。 市内のしゃぎり保存会など6団体が出演し、「昇殿」「荷崩し」などの伝統的な曲目を披露。太鼓をテーマにしたしゃぎり講座では、演奏の仕方や歴史などについてクイズ形式で説明した。しゃぎりと同様に伝統芸能を受け継ぐ三島農兵節普及会や中島八坂太鼓とのコラボ演奏も行われ、しゃぎりの音色に合わせて歌や踊りなどのにぎやかなステージを繰り広げた。
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佐野美術館 「刀 無銘 貞宗」【美と快と-収蔵品物語⑲】
国宝や重要文化財の名刀を収蔵する三島市の佐野美術館。日本刀は大陸から渡った直刀に起源を持ち、しなやかな曲線を描く反り、側面を筋状に走る線「鎬[しのぎ]」など、独特な姿形は平安時代後期に完成したといわれる。江戸幕府第15代将軍の徳川慶喜ゆかりの「刀 無銘 貞宗」は、時代とともに持ち主を替えながら静岡に安座している。 気品や風格 武士の魂 徳川将軍家の「御腰物元帳[おんこしものもとちょう]」には明治13(1880)年、静岡で隠居生活を送っていた慶喜がこの貞宗を手元に取り寄せたことが記されている。慶喜が正二位昇叙された年にあたり、同館学芸員の志田理子さんは「想像の域を出ないが、晴れやかな儀式の
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三嶋大社 五穀豊穣願い「お田打ち神事」
年の初めに五穀豊穣(ほうじょう)を祈る伝統芸能「お田打ち神事」が7日、三島市の三嶋大社で行われた。太鼓の音ともに稲作の過程を演じる舞が披露され、大勢の参拝客が見入った。 平安時代に始まったとされ、鎌倉時代から盛んに続けられている県指定無形文化財。舞殿の中央に敷かれたこもを田んぼに見立て、旧社家の男性2人が扮(ふん)するしゅうとの「穂長」、婿「福太郎」の対話と所作で苗代づくり、種まき、雨乞いなどの演目が進められた。クワで田んぼを耕す田打ちでは牛役の市野和玖君(5)=清水町=が四つんばいで舞殿を回り、「モー」と威勢良く鳴き声を上げた。 お田打ち神事に先立ち、地元で収穫された米が本殿に奉納され
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ビール友達、夢を実現 三島に醸造所「ティールズ・ブリューイング」、今春本格稼働
三島市のクラフトビール醸造所「ティールズ・ブリューイング」が今春、本格的に醸造を始める。昨年12月18日、醸造所併設の飲食施設を先行開業した。同市でビール醸造所が創業するのは初めて。市内のビアパブで意気投合した二人が、約5年かけて夢を実現させる。 醸造担当で同社代表社員の秋田克彦さん(48)=新潟県出身=と店舗担当の川口聡さん(46)=三島市出身=は2016年、伊豆箱根鉄道三島広小路駅前にあった「ビアバール丸々」で出会った。「お互いの仕事など細かいことは何も知らなかった。楽しい飲み友達だった」(秋田さん) その後、秋田さんはビール醸造への、川口さんはビアパブ経営への情熱を募らせ、別々に
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三島に五輪レガシー 米国バレーボール協会が優勝カップ寄贈
東京五輪の事前合宿で米国男子バレーボールチームを受け入れた三島市へのお礼として、米国バレーボール協会はこのほど、三島の大会で活用できる優勝カップを市バレーボール協会に寄贈した。市内で開催される少年団の大会「バレーボールフェスティバル」に、来年度からUSA杯の冠が加えられる予定。 贈呈伝達式が市役所で行われ、豊岡武士市長からカップを受け取った佐野君子会長は「子どもがバレーを愛し、レガシーとして日米の友好を育んでほしい」と期待した。オンラインでつないだ在名古屋米国領事館では、マシュー・センザー首席領事が「スポーツを通じた交流が長く引き継がれ、両国の絆が一層強まるよう期待している」と述べた。
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三嶋大社で必勝祈願 自転車のチームブリヂストンサイクリング
三島市を拠点に活動する自転車競技の「チームブリヂストンサイクリング」は5日、必勝祈願の新年初詣を三嶋大社で行った。 ご祈とうなどの神事が執り行われ、昨年の東京五輪に出場した脇本雄太選手(32)や橋本英也選手(28)ら選手10人と宮崎景涼監督がさらなる成長と活躍を祈った。股関節を負傷中の脇本選手は「まずはけがをしっかり治し、新たな気持ちで競技に臨みたい」と語り、橋本選手は「今年はアジア大会で3連覇が懸かっている。優勝して次のパリ五輪につなげたい」と意気込んだ。 チームブリヂストンサイクリングは2018年シーズンから三島市に拠点を移し、昨年12月の全日本選手権大会は7種目でタイトルを獲得。五
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箏やおはやしに挑戦 伝統芸能に触れる 三島で親子体験会
古典芸能を通じて地域活性化や青少年の健全育成を図る特定NPO法人「ACT・JT」(東京)は5日、「伝統芸能いろいろ 親子で学習・体験」(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市民文化会館で開いた。 親子ら40人が参加し、手ほどきを受けて三味線、琵琶、おはやしなどの楽器や芸能に触れた。箏(こと)の体験では琴爪を3本の指にはめて音の出し方を学び、「さくらさくら」の1小節を奏でた。それぞれの楽器の奏者による演奏も披露され、参加者は音色を聴いた上で弾いてみたい楽器をあらためて選んで挑戦した。 同イベントは8日に伊東市生涯学習センターでも開かれる。
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さい銭盗もうとした疑い、現行犯逮捕 三島市内の神社
三島署は4日、窃盗未遂の疑いで三島市大社町、無職の男(46)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後7時半ごろ、市内の神社に設置されたさい銭箱から現金を盗もうとした疑い。同署によると、警戒していた神社関係者がさい銭箱を物色する容疑者を見つけ、110番した。
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三島殺傷、被告の男が控訴 懲役20年の判決不服
三島市の繁華街で昨年3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=を刺殺したなどとして、殺人や傷害などの罪に問われた住所不定、無職の男(39)が4日、懲役20年とした静岡地裁沼津支部の裁判員裁判の判決を不服として東京高裁に控訴した。 一審公判で被告は殺人罪について殺意を否認し、弁護側は傷害致死罪の成立を主張していた。昨年12月17日の判決では「強固な殺意に基づく犯行」と認定。被告の弁護人は判決後、「控訴は本人と相談して決める」としていた。 一審判決によると、被告は2021年3月7日午前5時半ごろ、同市のビル出入り口付近で男性を包丁で突き刺して殺害。20年11月19日午前1時半ごろには
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教職目指す学生に20万円 三島商議所が支援金
三島商工会議所はこのほど、静岡恵明学園(三島市)児童部の学生を支援する「若者活躍支援資金」の贈呈式を同商議所で開いた。 会員企業から寄せられた協賛金で同校の進学を支援する取り組みで、今年は静岡英和学院大4年の吉田昌洋さん(21)に20万円を贈った=写真=。吉田さんは同学園の子どもたちに勉強を教える経験から教職を志すようになり、現在は就職活動中。石渡浩二会頭から支援金の目録を受け取り、「教員になれるよう一生懸命勉強したい」と思いを新たにした。
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鰻巻きバーガー、三島の新名物に 食事処「源氏」が発売
三島市特産のウナギで新たな名物を―。食事処「源氏」(同市一番町)は、人気メニューの鰻(う)巻きをバンズで挟んだ「鰻巻きバーガー」の販売を始めた。ウナギのかば焼きを卵で包み、タレとサンショウで味わう新感覚。井川忠晃社長(59)は「子どもでも気軽においしく食べられるご当地グルメにしたい」と語る。 試行錯誤を重ねながら商品化に取り組み、店で出している鰻巻きよりもふんわりとした食感に焼き上げた。1人前で使うウナギは4分の1匹で、タレで味付けして提供する。サンショウは好みによって追加でき、甘辛い味わいと香ばしいパンの意外な組み合わせが楽しめる一品に仕上げた。 同店は予約販売を始め、「うなぎコロッケ
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大河ドラマ舞台の地PRへ 「よりともくんステッカー」配布
2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ、舞台となる県東部や神奈川、千葉県の市町議会による観光推進議員連盟と三島市観光協会は、源頼朝をモチーフにした「源氏ほたるよりともくん」のマグネットステッカーを作製し、1月4日から同市で無料配布を始める。 源氏再興に向け、三嶋大社で旗揚げした三島や伊豆の地をPRする。よりともくんのイラストに英語表記で「セーフティ ドライブ」「キッズ オン ボード」と書かれた2種類のステッカー計400枚を用意した。三島駅南口の三島観光案内所、Via701(同市本町)、市観光協会事務所の3カ所で31日まで配布する予定。なくなり次第終了となる。
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日大生作成が散策マップ作成 歩きや電動自転車で三島満喫して
日大国際関係学部(三島市)の矢嶋敏朗准教授のゼミ生が28日、1年がかりで作成した市内の「お散歩マップ」と「E―BIKE(電動アシスト付き自転車)マップ」を市役所でお披露目した。広域観光交流拠点として三島駅南口に構える富士山三島東急ホテルと連携し、自然や歴史を満喫できるコースを案内している。 昨年12月から街中の散策やE―BIKEの試走を重ね、安全に市内を楽しめるマップづくりに取り組んできた。お散歩マップでは源兵衛川や三島梅花藻の里など水辺を中心にしたコースに加え、「欲張りコース」として源兵衛川と三嶋大社を楽しめる2種類のマップを完成させた。E―BIKEマップは「富士山の景色」と「三島の歴
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春の七草収穫最盛期 三島の箱根西麓 福祉施設利用者が応援
七草がゆの具材となる「春の七草」を栽培する三島市の箱根西麓で、収穫作業が最盛期に入った。高木農園(同市)では年明けにかけて18万パックが出荷される予定だが、例年は作業に加わる帰省中の大学生らが新型コロナウイルスの影響で思うように集まらず、27日からは市内の福祉事業所の利用者らが応援に駆け付けた。 同農園のハウスでは、市内6カ所の施設を利用する障害者ら約50人が七草用のダイコン(スズシロ)を収穫し、葉を切り取って洗う作業に汗を流した。特定非営利法人「にじのかけ橋」によると、コロナ禍で仕事が減る事業所も多く「時給をもらって働ければ利用者の工賃も増える」と歓迎する。農福連携を推進する農家の古川雅
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本にちなんだ献立「おはなしランチ」 三島市の小学校の工夫【給食のいま@しずおか④】
「三島市の小学校の給食はおいしい」(三島市、30代のパート主婦) LINEでこんな投稿が寄せられた。三島市の小学校給食は、他市町と何か違うのか。調べてみたら学校にある調理場での調理(単独調理場方式)、ほかほかご飯を提供する炊飯器、読書月間にちなんだ献立などの特徴があると分かった。市内の小学校を訪ねた。 校内の給食室から、児童が温かいままの給食をワゴンで運ぶ 11月下旬、市立錦田小学校。お昼の12時過ぎ、校舎1階の給食室から食缶や食器を載せたワゴンが次々と出てきた。ワゴンは各クラスに運ばれ、教員や給食当番の児童が手際良く配膳した。よく見ると、ワゴンには1升炊きの炊飯器が2つ。配膳時
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架空の有料サイト料金名目 130万円詐取被害 三島
三島市に住む50代の男性が28日、架空の有料サイト料金名目で現金約130万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺とみて調べている。 男性は26日、スマートフォンに届いた「未納料金がある」とのメールの連絡先に電話すると、NTTファイナンスサポートセンター職員を名乗る男から「有料サイトの料金が未納」と言われ、27日までに指定された口座に現金を振り込んだという。
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酒気帯び運転の疑い 三島署が男逮捕
三島署は28日、道交法違反の疑いで三島市徳倉、無職の男(46)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後2時10分ごろ、同市の市道で軽乗用車を酒気帯び運転した疑い。乗用車に衝突する事故を起こして発覚した。
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静岡がんセンター 小児科設置に尽力 2人に知事感謝状
静岡県はこのほど、県立静岡がんセンター(長泉町)への小児科設置を実現するために尽力した藤枝市の八木洋さん(81)と三島市の望月智江さん(68)に知事感謝状を贈った。 元静岡骨髄バンクを推進する会会長だった八木さんはセンター開設の準備段階だった1997年ごろ、県が小児科を設置しない予定を知った。同会東部支部長だった望月さんと共に、県や医師会への働きかけや署名活動など、設置に向け地域での理解を深めようと取り組んだ。 同センターで開いた贈呈式で、同センターの山口建総長が2人に感謝状を手渡した。八木さんは「小児科設置は人生で一番実現できて良かったこと。多くの人の協力に感謝したい」と話した。 2
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傷害の疑いで住職の男を逮捕 三島署
三島署は25日、傷害の疑いで三島市日の出町、住職の男(48)を逮捕した。逮捕容疑は17日午後4時ごろ、自宅で妻(41)に運動器具を投げて腰に軽傷を負わせた疑い。
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三島そば手打ち体験 宿場町の文化振興 NPO法人
宿場町として栄えた三島のそば文化を盛り上げようと、NPO法人グラウンドワーク三島(三島市)は25日、地元で栽培した「三島そば」のそば打ち体験を同市民生涯学習センターで行った。 20人が参加し、そばの種まきから収穫までを指導するGW三島のボランティア「そばつくり隊」の3人から手ほどきを受けた。そば粉と割粉に水を加えてこねた後、形を整えながらのし棒を転がして伸ばし、最後に最適な太さに切って完成させた。空気を出すようにこねるこつや指使いなどを丁寧に教えてもらいながら、集中してそば打ちを楽しんだ。 三島そばは箱根西麓の遊休農地を活用し、GW三島が17年前から栽培を続けている。豊かな香りとほのかな
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埼玉・川越の須賀さん、アンバサダーに 三島市観光協会「橋渡し役」任命
三島市観光協会は23日、約10年前から同市と交流が深い埼玉県川越市の須賀栄治さん(51)を観光アンバサダーに任命した。SNSなどを通じて三島の魅力を発信し、互いに共通点の多い両市の人的交流や共同での商品開発などを目指す。 須賀さんは10年ほど前、三島市の視察団が川越市を訪れたのを機に交流を始めた。所属するミュージカル団体の講師が三島にもスタジオを構えていたのを縁に、2014年には三島市民文化会館で地元市民らとミュージカルに出演。川に囲まれた川越と「水の都」と称される三島はウナギやサツマイモを名物とするなど共通点も多く、同協会は毎年足しげく三島を訪れる須賀さんをアンバサダーに任命した。 須
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お手伝いのお金 三島市に寄付 のびる幼稚園
三島市ののびる幼稚園は24日、園児が各家庭でお手伝いしてもらったお金を集め、市に6万8204円を寄付した。 2006年から毎年続け、累計額は今年で105万6096円となった。園児らは牛乳パックで作った貯金箱を自宅へ持ち帰り、1カ月ほどかけてお手伝いのご褒美にもらうお小遣いをためた。この日は代表の園児が貯金箱を持って市役所を訪れ、豊岡武士市長に「お手伝いをしてもらったお金です。大切に使ってください」と手渡した。豊岡市長は「困っている人のためにたくさんのお金をありがとう」と感謝した。寄付金は福祉の充実に活用する。
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今年の公務員給与、静岡県全国1位 静岡は政令市2位 総務省調査
総務省が24日公表した地方公務員給与実態調査結果によると、国家公務員給料を100として地方の給与水準を示すラスパイレス指数(2021年4月1日時点)で、静岡県は前年比0・2減の102・2で都道府県別で全国トップだった。政令指定都市では静岡市が102・3で全国20政令市中2位。浜松市は100・2で10位だった。 県は前年2位だったが、2年ぶりに1位になった。同指数は基本給のみの比較で、諸手当などが反映されておらず実態を表していないとの声もある。地域手当や時間外勤務手当など諸手当を加えた平均給与月額は43万3303円で、全国6位だった。静岡市は40万8808円で16位。浜松市は39万8112円
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三島刺殺事件、逃走手助けで3年求刑 地裁沼津支部公判
三島市の繁華街で3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=が刺殺された事件で、犯人をかくまい、凶器の包丁を隠したなどとして犯人蔵匿と犯人隠避、証拠隠滅などの罪に問われた裾野市千福、建設業の男(36)の論告求刑公判が24日、静岡地裁沼津支部(前沢久美子裁判官)で開かれ、検察側は懲役3年を求刑した。 同刺殺事件では同支部から、殺人や傷害の罪で住所不定、無職の男(39)が懲役20年の実刑判決を受けた。検察側は論告で、建設業の男(36)の関与により、無職の男(39)の所在が把握できなくなり、凶器の発見も遅れることになったとし、「捜査を大きく妨害する悪質なもので結果は重大」と指摘した。弁護側
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三島市、高齢者接種2月1日から ワクチン3回目、1カ月前倒し
三島市は24日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、来年2月下旬から始める予定だった一般高齢者への接種を1カ月程度前倒しし、2月1日から開始すると発表した。 3回目接種は約30の診療所と5病院、集団接種会場で順次開始する。 使用するワクチンは診療所がモデルナ製、病院と集団接種がファイザー製とモデルナ製の両方。同じ日、同じ会場で2種類のワクチンを併用せず、実施日と会場ごとにいずれかの種類を設定するという。75歳以上には、接種会場と自宅を往復するタクシー券も配布する。 2月の接種は1月25日から予約を受け付ける。方法はインターネット、電話のほか、2月1日からは市内5カ所の公共施
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三島市、1月9日成人式2部制 時間短縮
三島市は24日の定例記者会見で、来年1月9日の成人式を出身中学単位で2回に分けて開催すると発表した。新型コロナウイルスの感染を予防するためで、時間も40分に短縮する。 午前10時~10時40分の式典が北、北上、山田とその他の中学出身者で、正午~午後0時40分が錦田、南、中郷、中郷西、日大三島の出身者が出席する。対象者は1012人で、保護者は入場できない。コロナの感染が拡大した場合は、関係者のみで行う式典の様子をオンライン配信する予定。
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源頼朝、北条義時ゆかりの地学ぶ 三島で観光ガイド勉強会
来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台となる静岡、神奈川両県はこのほど、観光ボランティアらが源頼朝や北条義時らとゆかりの深い地域資源について学ぶ「歴史・観光ガイド勉強会」を三島市民文化会館で開催した。 県の文化財担当者が当時の時代背景について説明したほか、平治の乱で敗れて伊豆の蛭ケ小島に配流された頼朝が、源氏再興に向けて旗揚げしたエピソードなどについて語った。平家が水鳥の羽音に恐れて敗走した富士川の戦いや、頼朝が弟の義経と面会した八幡神社(清水町)、義時夫妻の墓がある北條寺(伊豆の国市)など、各地に点在するゆかりの地も紹介した。 「みんなで鎌倉時代を語ろう!」と題したトークセッションも
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経験談披露 元サッカー選手の安永さん 三島・坂小で夢教室
トップアスリートが夢や努力の大切さを伝える「夢の教室」のオンライン授業が22日、三島市立坂小で開かれた。元プロサッカー選手の安永聡太郎さん(清水商高出)が「夢先生」となり、5年生11人にプロ選手を目指した経験談をモニター越しに披露した。 幼少期を過ごした山口県でサッカーを始め、プロを志すようになった小学生の時に「集中力」、中学生で「時間の使い方」を身に付けたという。清商に入学した当初は厳しい先輩の顔色を気にして夢を見失った時期もあったが、友人の言葉や努力する姿から覚悟を新たに。瞬発力と体の強さという「個性」を生かして高校2、3年で計6度の日本一に輝き、プロサッカー選手の夢をかなえた。 児
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看護の道へ決意新た 県立専門学校で戴帽式 清水町
静岡県立看護専門学校は23日、戴帽式を清水町の同校で行った。病院での本格的な実習に入る2年生52人が真新しいナースキャップを授かり、看護に携わる決意を新たにした。 保護者が見守る中、教員が学生一人一人にキャップをかぶせた。教員に優しく背中を押された学生は、ナイチンゲール像を照らす炎で手元のろうそくに火をともし、誓詞を暗唱した。 鈴木隆一校長は「ここからが頑張りどころ。感じ取る力、自分で考える力を持つことが重要」と激励。野中那斗乃さん(20)=三島市=は「気合が入った。患者さんを前にするプレッシャーがあるが、多くの経験をして夢をかなえたい」と抱負を述べた。
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三島産にんじんジュース ふじのくにセレクション「最高金賞」 市長に受賞報告
静岡県内農林水産物を生かした加工品を表彰する「ふじのくに新商品セレクション」(県主催)で、三島市特産のニンジンを使った「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」が最高金賞に輝き、関係者がこのほど豊岡武士市長に受賞を報告した。 東平商会(長泉町)が販売するにんじんジュースは高血圧に効果的なギャバを豊富に含んだ機能性表示食品。山本食品(同市)がNPO法人「にじのかけ橋」とコラボし、本来は廃棄するシイタケの軸で作ったワサビのつくだ煮「しいたけコロリンコロコロリン わさびと出会ってあぁ、おいし」も金賞を受けた。 東平商会の山本雅弘社長は「苦労もしたが、努力を重ねてここまでに至った。ニンジンを通じて三島
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交通安全や防犯で協力 三島署、3団体5個人表彰
三島署はこのほど、交通安全や防犯などの活動で警察業務に協力した3団体、5個人に署長感謝状を贈呈した。 感謝状を受けたのは次の通り。 三島市一番町町内会、同市一番町商店振興会、市環境市民部地域協働・安全課、五味詩朗(市交通指導員会)、杉山正次(同)松浦義朗(同)、飯田喜一(同)、山田幸子(同市中島)
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証拠隠滅の男に懲役1年を求刑 地裁沼津支部公判
三島市の繁華街で3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=が刺殺された事件で、仲間と凶器の包丁を隠したなどとして証拠隠滅の罪に問われた三島市御園、会社役員の男(37)の論告求刑公判が23日、静岡地裁沼津支部(菱田泰信裁判官)で開かれ、検察側は懲役1年を求刑した。 検察側は論告で、被告が仲間に指示し、路上にできた男性の血だまりを洗い流し、現場から包丁を持ち去らせたとし、「証拠を隠滅する行為と認識していたことは明らかで、共謀も認められる。犯罪捜査に大きな支障をもたらし、犯行態様は悪質」と述べた。一方、弁護側は「証拠を隠す意図はなく、共謀もしていない。証拠隠滅罪は成立しない」などとして無
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「静岡版CDCを」県専門家会議が検討部会【新型コロナ】
静岡県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の新興感染症対策検討部会は23日、初会合をオンラインで開き、県が設置を計画する感染症管理センター(仮称)をテーマに議論した。情報の一元管理と人材育成の機能充実を求める意見が多数上がり、「静岡版CDC(米疾病対策センター)」を目指すべきとする方向でおおむねまとまった。県は年度内に基本構想を取りまとめる。 県は新施設の計画で、平時は情報発信や施設整備支援など従来機能に加え、医師・看護師の専門研修や医療ネットワークの構築を担わせる考え。感染拡大時は病床確保や人材派遣の各種調整で司令塔の役割を持つ。会合では三島市の県総合健康センターを設置場所とすることに
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連合地協、労福協の市政要望に回答 三島市
三島市政への要望書を提出していた連合静岡沼駿三田地域協議会、三島地区労働者福祉協議会に対し、三島市は21日、経済対策や子育て・教育環境の整備など全57件について回答した。 労働者の多様化に対する環境整備については、8月に始まった県の「ふじのくにLGBT電話相談」などの相談窓口を周知徹底するほか、コロナワクチン非接種者や感染者、濃厚接触者への差別をなくすよう積極的な啓発活動を進めるとした。自殺や児童虐待の防止対策として、さらなる相談体制の強化や包括的な支援の推進に努める。災害避難所は感染対策やペット対応なども見据えた訓練を実施し、市町の枠を超えた受け入れについても協議を進めているという。
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災害時「バイク隊」 隊員確保に苦戦 静岡、三島市、川根本町
地震などの災害時に初期の被害状況把握や情報伝達を担う静岡、三島両市と川根本町の各市町職員でつくるオフロードバイク隊が、活動継続に課題を抱えている。想定される南海トラフ巨大地震に備え、機動力を生かして職員が直接被害状況を確認する重要性は変わらないが、若者のバイク離れなどが進み、いずれの市町も新規隊員の獲得に苦戦する。一方、災害時の情報収集にドローンの活用が広がる中、新たな役割を目指す動きもある。 県内市町で職員によるバイク隊を組織しているのは静岡、三島両市と川根本町だけ。バイク愛好家の職員が通常業務と兼務する。趣味を災害時に役立てようと高い志を持ち、平常時の訓練などは時間外に取り組む。静岡市
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認知症患者の「心の声」 絵本で表現 介護指導者らが制作
静岡県内外の認知症介護指導者6人が、認知症になった人の心情を代弁する絵本「いっしょにあるく」(B5判、16ページ)を制作した。クラウドファンディング(CF)で出版費用を募った。国によると、2025年には高齢者の5人に1人が認知症となる見通し。誰もがかかったり、見守ったりする可能性を見据え、本人の意思に寄り添う大切さを訴える。 認知症になった高齢女性の「わたし」が登場し、記憶や行動力を表したパズルを失うことに戸惑いながらも「自分らしく生きたい」と願う様子を温かな画風で表した。「認知症は何もできない人」という偏見でなく、見守る人が正当化しがちな過剰な安全管理も本人には「つらいこと」と描いた。「
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地図やデータ活用法を理解 三島市職員、国土地理院の講師説明
熱海市の土石流災害を受けて国土交通省と地理空間情報の活用促進に向けた協定を結んだ三島市は21日、同省国土地理院の管理官を講師に招いた職員研修を市役所中央町別館で開いた。市の土木技術職員や危機管理の担当者ら25人が受講した。 協定に基づき国土地理院から提供される地図やデータの活用方法のほか、図形の作成や計測、資料作成など多彩な機能について理解を深めた。豪雨による浸水被害を落とし込んだ地図や、過去のデータとの比較で抽出する土石流前後の標高値の変化など、大規模災害への対応事例も示された。 高解像度の航空写真を見比べることで災害状況の把握に加え、災害査定や被害認定の資料としても利活用が可能になる
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三島の就労支援事業所 オリーブオイル、初の自社商品化
就労継続支援A型事業所「ユースエイド」(高橋達也代表、三島市)はこのほど、施設利用者らが栽培したオリーブを原料にしたエキストラバージンオリーブオイルを、初めて自社ブランドとして商品化し販売を始めた。2016年に長泉町の耕作放棄地に129本の苗木を植えてから5年。今後も商品化を進める方向で、高橋代表は「地元に愛されるものを作りたい」と意気込む。 自社ブランド商品は100%地元産。収穫から1カ月かけて搾油し、商品化した。施設利用者とボランティアが年間通して協力し、畑の管理から収穫、選果などを担った。県産農産品の6次産業化を進めるクレアファーム(静岡市葵区)から技術指導など支援を受けた。 11
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三島市、消防団員確保へ優遇制度 商店が割引やサービス
三島市はこのほど、市内の商店で市消防団員が割引や優待などの特典サービスを受けられる「消防団応援の店」制度を開始した。鮮魚店や飲食店など12店舗が登録し、団員を対象に料金の5%オフや一品サービスなどで優遇する。 年々減少が続く同市の消防団員は現在380人で、長年にわたって条例定数の491人を大きく下回る。最近は2カ月で全焼火災が4件発生するなど消防団の役割が高まる中、インセンティブを設けることで団員の確保や士気高揚につなげる。登録店は今後も募集するという。 登録店では店先に登録証が掲げられ、団員が市から交付された利用カードを提示するとお得なサービスを受けられる。購入金額の10%相当の品を提
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ネパールへマスク5万5千枚を発送 グラウンドワーク三島
ネパールの衛生環境整備に取り組む三島市のNPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐマスク5万5千枚を同国へ発送した。 ワクチン接種が進まず、貧困層を中心にマスクが不足する同国への“クリスマスプレゼント”。県内外の企業や個人から集まった不織布マスクや布マスクなどを段ボール30箱に詰め、5日ほどかけて現地に届ける。消毒液やせっけん、手作りのマフラーなども送った。
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三島・都市計画原案「適当」 審議会が市に答申
三島市の都市づくりについて今後10年間の方針を定める「市都市計画」審議会はこのほど、市が提示したマスタープラン(基本計画)の原案について「適当」と判断し、豊岡武士市長に答申した。 同計画では人口減少を踏まえた拠点ネットワーク型のコンパクトシティー化を進めるほか、自転車や歩行者による周遊環境の整備などを盛り込んだ。 11月から行った2度の審議では、災害リスクや頻発する火災などに対する安全・安心なまちづくりや都市計画道路の整備など委員からさまざまな意見が寄せられた。 審議会は、横浜国立大の高見沢実教授を会長に市内関係団体の代表者や市議会議員らで構成した。高見沢会長が豊岡市長に答申書を手渡し
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三島の子ども食堂に豚肉提供 アフラック代理店会
アフラック生命保険の販売代理店の県東部53店でつくる「アフラック沼津アソシエイツ会」は1月から、三島市内で子ども食堂を続けている「みんなのえがお おたまちゃん食堂」に毎月2・4キロの豚肉を1年間提供する。目録の贈呈式が19日、同市のSBSマイホームセンター三島展示場で開かれた。 同会が毎年続ける社会貢献活動の一環。新型コロナウイルスの影響で貧困世帯が増える中、食材の確保に尽力する子ども食堂への協力を決めた。おたまちゃん食堂は市内2カ所で毎月1回ずつ貧困家庭やひとり親世帯などの約120人に食事を提供している。同会の石川雅博会長(ユーライフ社長)から目録を受け取った押田智子代表は「子どもたちは
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年内に縁起物替え「幸先詣」 静岡県内寺社、迎春準備
新型コロナウイルス禍での2度目の迎春が近づいている。例年、正月に多くの人でにぎわう県内の寺社は、引き続き三が日にこだわらない「分散参拝」を求めながら、感染状況が落ち着いていることや今年の初詣時期に講じた対策の効果などを鑑みて、初詣客を迎える準備を進めている。詣でる側も新変異株「オミクロン株」の拡大を警戒しつつ、余裕を持った参拝で新たな年に希望を託したい。 例年三が日に50万人が訪れる静岡市葵区の静岡浅間神社は今年も、年内に参拝を済ませて縁起物を入れ替える「幸先詣[さいさきもうで]」のコーナーを設けた。権禰宜[ごんねぎ]の宇佐美洋二さんは「『幸先詣』という言葉はコロナ禍に生まれたが、そもそも
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10年後の自分へ手紙を 三島市、2月4日まで募集
10年後の自分に宛てる「未来レター」の募集が17日、三島市で始まり、市役所で開かれたキックオフセレモニーで徳倉幼稚園の年長園児17人が手紙を回収箱に投函(とうかん)した。 2031年度には高校生になる園児は「どんな風にしていますか」「仲良しの友達は元気かな」などのメッセージをしたためたほか、手紙には10年後のわが子に向けた保護者の思いも添えられた。市役所ロビーで「お手紙をお願いします。10年後が楽しみです」と声をそろえ、市のマスコットキャラクター「みしまるくん」が持つ回収箱に一人ずつ手紙を入れた。 未来レターの募集は来年2月4日まで。市役所や市民生涯学習センターなど6カ所で専用用紙の配布
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センバツ出場 記念碑を除幕 三島南高
今春の選抜高校野球大会に県内初の21世紀枠で出場した三島南高(三島市)で19日、記念碑の除幕式が開かれた。野球部の選手、関係者が集まり、甲子園出場を果たした同校の歴史的快挙の重みをかみしめた。 記念碑はセンバツ出場の際に集まった同校への寄付の一部を使って野球部のOB会が建てた。正門に高さ2メートルほどの石碑を設置したほか、グラウンドにも2、3年生の選手、マネジャー31人と持山育央校長や稲木恵介監督らの名前を刻んだ記念碑を置いた。除幕式では、センバツ出場時に主将を務めた伊藤侍玄さん(18)や稲木監督らが幕を引いて記念碑をお披露目すると、部員やOBから拍手が上がった。 伊藤さんは「歴史に残る
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がんセンターにおもちゃなど寄贈 子どもを守る会支部
公益財団法人がんの子どもを守る会静岡支部(谷井晃子代表)は18日、長泉町の県立静岡がんセンターに入院する子どもたちに、ぬいぐるみや文房具、カードゲームなどをクリスマスプレゼントとして寄贈した。 同センターで開かれた贈呈式に谷井代表らが訪れ、石田裕二小児科部長に手渡した。谷井代表は「病院で、家にいるような癒やしの時間を過ごしてほしい」と話し、石田部長は「子どもたちにとっておもちゃは大事。病棟の雰囲気が良くなる」と感謝した。 同支部は、同センターの子どもに毎年プレゼントを贈っている。今回は流産、死産などを経験した家族のサポートを行うレインボープラネッツ(三島市)も協力した。
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被災相談窓口の運営確認 三島、迅速で的確な支援へ
大規模地震などの被災者を一元的に支援する「総合相談窓口」の対応訓練がこのほど、三島市民生涯学習センターで行われた。罹災(りさい)証明や生活支援など被災者の求めに対し、迅速で的確な支援を行うための運営方法を確認した。 同センター3階の全フロアに6カ所のブースを設け、義援金や見舞金、仮設住宅などの相談に応じた。総合案内では、「罹災証明がほしい」「仕事を解雇された」「何をして良いか分からない」など被災者役の要望に合った支援窓口に誘導し、迷っている人にはフロアマネジャーが声をかけた。 市は本年度、大規模災害時の相談窓口を同センターに開設することを決定し、訓練は実際のレイアウトを想定して行われた。
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民間PCR検査センター 静岡県内3カ所体制に 医療法人社団「アールアンドオー」監修
医療法人社団「アールアンドオー」が監修する民間PCR検査センターが12月18日、三島市に新たに開設され、静岡市葵区、浜松市中区と合わせ県内3カ所の体制になりました。年末年始の帰省や旅行などに際し、新型コロナウイルスの感染の有無を調べる方もいらっしゃることと思います。「あなたの静岡新聞」掲載記事、関連情報を1ページにまとめました。 PCR検査センター静岡(静岡市葵区呉服町2丁目5-11) 受付の奥に検体を採取する場所が設けられている=静岡市葵区のPCR検査センター静岡 医療法人社団アール・アンド・オー(静岡市葵区)が監修する民間検査センター「PCR検査センター静岡」が3月29日、葵区の呉
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スマホ指導にシニア9人集結 三島市キャラバン隊発足
三島市の60~70代でつくる「スマホ・タブレットキャラバン隊」がこのほど、発足した。隊員は市内の高齢者が集う「通いの場」などでスマホの基本的な使い方や無料通信アプリLINE(ライン)を使った交流の仕方などを指導し、ICTを活用した介護予防、仲間づくりにつなげる。 キャラバン隊は2日間の養成講座を受けたアシスタント8人と講師1人の計9人で結成し、高齢者の新たな交流の方法としてスマホの活用を手ほどきする。市によると、既にキャラバン隊の派遣要請が続々と寄せられているという。市役所で結成式が開かれ、豊岡武士市長から依頼状が隊員に交付された。 隊長の大村〓さん(73)は「シニア同士で一緒に学ぶ感覚
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三島相撲クラブの佐々木君V報告 全日本小学生大会5年の部
5日に両国国技館(東京)で開催された「全日本小学生相撲優勝大会」の小学5年生の部で優勝を果たした沼津市立今沢小5年の佐々木久継君(11)=三島市相撲連盟=がこのほど、三島市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 佐々木君は身長169センチ、体重135キロ。3年生の時から三島相撲クラブに入り、錦田小で毎週土日に稽古を重ねている。全国各ブロックの予選を勝ち抜いた31人が出場した全日本大会では、決勝で過去に敗れた相手を引き落としで破って優勝した。将来は大相撲での活躍を目標に掲げ、「優勝できてうれしかった」と話した。 豊岡市長は「稽古は不可能を可能にする。一生懸命頑張れば、いつか壁を乗り越え
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文化勲章・絹谷氏制作 原風景の壁画、三島市民文化会館に展示
数々の大作を手がけ、本年度の文化勲章を受章した洋画家絹谷幸二氏(78)が30年前に描いた巨大な壁画が、三島市民文化会館のロビーに飾られている。富士山や湧水、豊かな自然と町並みを迫力のタッチで描いた作品は、絹谷氏が何度も足を運んだ三島の原風景。絹谷氏は「思い入れの強い作品。多くの人に見てもらいたい」と語る。 作品名は「旭日三島讃歌」(縦1・8メートル、横4・5メートル)。両脇に赤と青の富士山、中央に大きな太陽を描き、豊富な湧水や山々に囲まれた三島の町並みを表現した。制作した1991年の前から三島周辺にはアユ釣りをしにたびたび訪れ、「朝は赤富士、昼は青富士。三島の眺めが大好きだった」と作品に込
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願い込め新年準備 大しめ縄が完成 三嶋大社
三島市の三嶋大社で18日、年末恒例の大しめ縄づくりが行われた。20日に大社内の総門に飾り付ける。 大しめ縄は長さ約5メートル40センチ、重さ約400キロ。日頃から大社に出入りする造園業やとびなどの職人、わらを用意した農家ら15人ほどが作業に参加した。束になったわらを針金で縛り上げて固定し、ねじり合わせて完成させた。 とび職人の近藤克敏さん(56)は「毎年新年がよりよい年になればとの気持ちで作っている。コロナ禍だとその思いがより強い」と話した。
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護岸工事見学し治水事業を理解 町立清水西小5年生
清水町立西小の5年生約70人がこのほど、国土交通省沼津河川国道事務所が進める狩野川護岸工事の現場見学を同町長沢で行った。児童は見学などを通じて防災意識を高め、治水事業への理解を深めた。 5年生はふじのくにジュニア防災士の認証に向けて防災学習に取り組んでいる。同校が護岸工事の目的や環境保全の大切さ、河川の危険性を知ってほしいと企画し、施工する加和太建設(三島市)が協力した。 児童は同社の担当者から説明を受け、河川の氾濫などの水害対策で工事が行われていることを学んだ。ニジマスの稚魚の放流体験を通じて、環境保全の大切さも考えた。 柏木斗翔さん(11)は「護岸工事で自分たちの暮らしが守られてい
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三島の魅力やにぎわい創出「未来描く会」 女性目線で議論
三島市の未来像を女性の視点で語る「みしまの未来を描く会」がこのほど、同市の北上公民館で開かれた。市内全域の小中学校PTAから20人が出席し、三島の魅力やにぎわい創出に向けた取り組みについて意見を交わした。 参加者は4グループに分かれて「三島らしさ、魅力、強み」について語り、野菜などの豊富な地場食材や首都圏に近い交通利便性、三嶋大社をはじめとするパワースポットなどを挙げた。その上で「まちなかのにぎわい創出」をテーマに、空き家を活用した移住者の誘致、レンタサイクルや散歩コースの周知など必要な取り組みを話し合った。 三島のキャッチフレーズも考え、「都市と自然をつなぐまち」「恩返ししたくなる街
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2022年度の静岡県総合防災訓練 島田など2市2町で実施
静岡県は17日、2022年度の県総合防災訓練について、9月4日に島田市、牧之原市、吉田町、川根本町の2市2町で実施すると発表した。20、21年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止したため、実施されれば3年ぶりになる。 県によると、南海トラフ巨大地震を想定する。広域防災拠点に位置付けられている静岡空港を活用した訓練も実施予定。来年2月に関係機関向けの全体説明会を行う。19年度は三島市と函南町を主会場に県総合防災訓練を実施し、県内全体で約34万人が参加した。
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三島にPCRセンター 静岡県内3カ所目 検査料3300円から
新型コロナウイルスの感染の有無を調べる「PCR検査センター三島」が18日、JR三島駅からほど近い三島市一番町にオープンする。医療法人社団「アールアンドオー」が監修する民間検査センターで、静岡市葵区、浜松市中区に続いて県内3カ所目。 2日以内に結果が出る通常検査(3300円)、翌日中に判明する迅速検査(5500円)を行う。受検者はインターネットで事前に予約した上でセンターを訪れ、区分けされたブースで専用の容器に唾液を採取して回収ボックスに入れる。滞在時間は3~5分程度を見込んでいる。 営業時間は午前10時~午後6時で、予約枠は10分おきに設ける。検査の結果は予約時に登録したメールアドレスに
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三島殺傷、被告の強固な殺意認定 地裁沼津支部判決
三島市の繁華街で3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=を刺殺したなどとして、殺人や傷害などの罪に問われた住所不定、無職の被告(39)に対し、静岡地裁沼津支部が懲役20年(求刑懲役23年)を言い渡した17日の裁判員裁判の判決。被告は殺人罪について殺意を否認したが、菱田泰信裁判長は「強固な殺意に基づく犯行」と認定した。 菱田裁判長は判決理由で、男性の体に防御創がなく、刺し傷は心臓まで達していて相当な速度や重量で突き刺していたことなどから殺意を認定した。その上で「安易に危険な包丁を用い強く非難される。事件から1カ月余り逃亡し、法廷でも自己弁護的な供述に終始していて、反省しているとはい
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三島市は24日から現金一括支給 子ども給付金
三島市は17日、18歳以下の市民を対象とした臨時特別給付金について、10万円を現金一括で24日から支給すると発表した。 対象者は、世帯主の年収が960万円以上を除く家庭の子ども約1万5千人で、24日には児童手当を受給している中学生以下の約1万人に支給する。高校生相当年齢と公務員の子ども約5千人の支給時期は、事務手続きを経て市のホームページなどで案内する。 当初予定していた5万円の給付金は市議会11月定例会で8億円の補正予算が可決され、残りの5万円は財政調整基金から7億7千万円を切り崩して専決処分する。
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三島の60代女性 320万円詐取被害
三島市の60代の工員女性が17日、架空請求詐欺で現金約320万円をだまし取られたと三島署に届けた。 同署によると、9日に女性のスマートフォンに「未納料金がある」とのメールが届いた。女性は表示された連絡先に電話し、職員を名乗る男からインターネット通信料の名目で送金を求められた。その後、セキュリティー機関を名乗る男らからも電話があり、15日までに指定された口座に現金を振り込んだという。
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パラ陸上・春田さんと競走 三島の徳倉小が交流授業
陸上男子100メートルでロンドンパラリンピックに出場した元日本記録保持者の春田純さん(43)=静岡市清水区=がこのほど、三島市立徳倉小を訪れ、講話や競走を通じて4年生64人と交流した。 15歳で骨肉腫のため左足を切断し、周囲に支えられた闘病中の経験や障害者スポーツとの出合いについて語った。当時は自身も含めて「障害者は何もできない」との偏見があったものの、昔から好きだった走ることに挑戦し続け、私生活でも結婚して3人の子どもに恵まれた。児童から「切断後に初めて走った時の思いは」などと質問を受け、「遅かったけど走れたのが気持ちよく、うれしかった」と振り返った。 児童らは切断した春田さんの左足に
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「文芸三島」第44号の入賞者表彰 8部門で200点掲載
三島市が発行する市民文芸誌「文芸三島」で入賞した作品の表彰式が16日、市民生涯学習センターで開かれた。 15日に発行された第44号は小説、文芸評論、随筆など8部門に学生の作品を含む248点の応募があり、約200点が掲載された。1冊700円で、市文化振興課、図書館本館などで来年3月4日まで販売される。最優秀の文芸三島賞には8点、奨励賞には47点が選ばれた。 文芸三島賞に輝いたのは次の通り。 小説 寺田淑乃▽文芸評論 鈴木隆幸▽随筆・一般 田宮真理子▽詩・一般 吉田郷江▽短歌・一般 矢田部てるみ▽俳句・一般 鈴木経彦▽川柳 古長谷達子▽はめ字文 志村肇
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三島の男性刺殺 39歳被告に懲役20年 静岡地裁沼津支部判決
三島市の繁華街で3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=を刺殺したなどとして、殺人や傷害などの罪に問われた住所不定、無職の男(39)の裁判員裁判判決公判で、静岡地裁沼津支部(菱田泰信裁判長)は17日午前、懲役20年(求刑懲役23年)を言い渡した。 被告は初公判で殺人罪について「殺意はなかった」として起訴内容を一部否認し、弁護側は傷害致死罪の成立を主張していた。 判決などによると、被告は3月7日午前5時半ごろ、同市一番町のビル出入り口付近で男性の背中を包丁で突き刺し、失血死させた。また、昨年11月19日午前1時半ごろには、同市の飲食店で知人男性=当時(33)=の左胸を包丁で突き刺
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記者コラム「清流」 火事、事故、詐欺…
最近、三島市内で建物火災が多発している。この2カ月で現場に急行した4件は、いずれも窓から真っ赤な炎が噴き出すほどの大火。生命、財産を一瞬にして奪いかねない火災の恐ろしさを改めて思い知らされる。 日没が早くなる冬に入り、三島署管内では交通事故が目立つ。11月に続いた2件の死亡事故は、どちらも夕暮れや朝方の薄暗い時間帯に起きた。今年は振り込め詐欺の被害も相次ぎ、被害額の6500万円は昨年を5千万円も上回った。 火事、事故、詐欺…。どれも日常生活の至る所に潜み、わずかな隙を狙って“姿”を現す。コロナが収束の兆しを見せ、どこか気が緩んではいないだろうか。何か
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中心市街地をリノベ 三島に協議会発足、計画策定へ
三島市中心街の活性化を図る「まちなかリノベーション推進計画」の策定に向けた協議会が14日発足し、市役所で初会議が開かれた。三島駅、三嶋大社、広小路駅を結ぶ三角形のエリアを中心に、地域の将来像を共有して魅力的なまちづくりへの戦略を考える。 現状把握として実施した市民2千人へのアンケート結果では、理想的な街のあり方について「歩いて楽しい」「水辺や緑が多い」「魅力的な専門店が増える」などが上位に入った。目指すべきエリアの将来像として、「3歩先をつくる場所」「変わらない。けど、進化する」など7案が示され、委員から「市民や観光客などターゲットを絞ってはどうか」などの意見が出た。 同計画の策定に向け
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「三島で心の交流を」 国内屈指の音楽家集う演奏会、1月に
国内屈指の一流音楽家による「三島せせらぎ音楽祭」(実行委員会、SBSプロモーションなど主催)のコンサートが来年1月16日、三島市民文化会館で開かれる。本番まで1カ月に迫った16日、出演する音楽家5人が会見し「間違いなく日本のトッププレーヤーが集まる。三島でみなさんと心の交流をしたい」と語った。 新型コロナウイルスで音楽活動が自粛を余儀なくされた昨年夏、市内で開催された小さな音楽会が今回につながった。会見した東京都交響楽団ソロコンサートマスターの矢部達哉氏(バイオリン)は「音楽家の原点を見つめ直す素晴らしい時間だった」と振り返り、「この1年、三島が頭から消えることはなかった。仲間と再び戻って
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慶応大野球部監督(函南出身)が講演 三島・錦田中
慶応大硬式野球部の堀井哲也監督(59)=函南町出身=がこのほど、三島市立錦田中で「野球と私」と題して講演し、「大事なのは負けから何を学び、次にどうつなげるか」と野球を通じた人間教育の意義を語った。 韮山高野球部で当時の監督だった豊岡武士市長とのエピソードなど、自身が恩師から受けた言葉、影響について紹介し、周囲のサポートを受けて入部を果たした慶応大野球部では「韮高を背負っているつもりで頑張った」と振り返った。卒業後の社会人野球では選手からマネジャーに転向し、「人のために努力する喜びを経験した」と話した。 野球の目標は「リーグ優勝、日本一」としながら、目的は「人格形成、人間教育」―との信条を
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三島で「二人三脚高齢者訪問」 交通安全など啓発
三島市で15日、三島署の交通安全指導員と民生委員、市職員が一緒に地域を回る「二人三脚高齢者訪問」が行われ、日ごろから顔なじみの民生委員を通じて高齢者に交通安全を呼び掛けた。 この日は同市松本地区の高齢者5人を訪れた。田中美智子さん(88)の自宅では、指導員が同署管内で多発する道路横断中や薄暮時の事故について説明し、反射材の着用と交差点での安全確認を呼び掛けた。市職員も横断歩道上の注意を促し、友人や仲間同士でも安全意識を高めるよう語り掛けた。田中さんは「100歳まで生きるのが目標。事故に遭わないよう気を付けます」と話した。
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医療圏ごとに連携体制 新興感染症対策で素案 静岡県議会厚生委
静岡県は14日の県議会厚生委員会で、新型コロナウイルスの対応を踏まえ、新興・再興感染症に備える体制づくりのため、2次医療圏ごとに医療機関が連携して病床確保や入院調整を行う医療ネットワークの構築を目指す方針を示した。三島市の県総合健康センターに設置を計画する「感染症管理センター(仮称)」の基本機能や平時の活用案も明らかにした。 県の感染症対策専門家会議が設置した部会が、本年度中にまとめる基本構想の素案として説明した。約10年後に次の感染症が発生すると想定し、感染症管理センターの司令塔機能の確立や有事の医療体制構築、感染症専門医や保健所職員といった専門人材の育成などを段階的に進める方針。 医
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三島でイノシシ2頭豚熱
静岡県は14日、三島市佐野で捕獲された野生イノシシ2頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内の感染確認は333頭となった。
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中学生がオーケストラ満喫 三島で芸術鑑賞教室
静岡県芸術鑑賞教室がこのほど、三島市民文化会館で開かれ、富士山静岡交響楽団のステージを市内の中学2年生963人が楽しんだ。 ベートーベンの交響曲第5番「運命」やルパン三世のテーマなど4曲が披露され、生徒らが本格的なオーケストラの生演奏に聴き入った。指揮者体験では代表の生徒がステージに上がり、同楽団で指揮を執る松川智哉氏からタクトの持ち方や演奏を始める時の合図などについて指導を受けた。 実際に生徒の指揮で演奏をしてみると、テンポが合わずに曲が乱れる場面も。「難しかった」と感想を述べる生徒に、松川さんは「同じ曲でも指揮者によってずいぶん変わる」と指揮の重要性を強調した。
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三島北小児童 車椅子を体験 バリアフリー教室
障害者への理解を深める「バリアフリー教室」がこのほど、三島市立北小で開かれた。3年生111人が車椅子やノンステップバスに乗るなどして、体が不自由な人への支援について考えた。 車椅子体験では、細い道や曲がり角、体操マットを敷いた悪路など体育館に設けたコースを2人1組で進んだ。車椅子に乗る際はステップに足を乗せ、腕が車輪に当たらないよう気を配り、介助者が後ろから丁寧に車椅子を押した。障害者に優しい低床バスも乗車し、通常の車両との違いを体感した。 視覚障害者から日常生活での困り事などについて体験談を聞いたほか、「バリアフリークイズ」ではつえを突いて歩く人などのイラストを見て、どんな手助けができ
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三島・リトルジャイアンツ 静岡県大会11年ぶりのV報告
11月に藤枝市で開催された静岡県ジュニア軟式野球大会で、三島市のチーム「リトルジャイアンツ」が11年ぶり2度目の優勝を果たした。選手、監督がこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 県大会は、約200チームによるブロック予選を勝ち抜いた16チームが対戦した。リトルジャイアンツは準決勝までの3試合で1、2点差の接戦を制し、函南少年野球団との決勝戦では10―4と大量得点で勝利した。主将の稲葉翔斗君(北上小5年)は「次は追われる側になる。もっと努力して来年の県大会も優勝したい」と語った。 豊岡市長は「野球は1球で場面が変わる。日ごろから1球を大切に練習してほしい」と激励した。
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「ホストタウン賞」受賞 東レアローズと三島、バレー受け入れ
今夏の東京五輪で米国男子バレーボールチームの受け入れに協力し、ホストタウンの三島市と米国の交流に貢献した男子バレーボールVリーグの「東レアローズ」が、内閣官房東京オリパラ事務局の「ホストタウン功労賞」を受けた。このほど市役所で表彰の伝達式が行われた。 アローズは五輪前の合宿で練習会場や道具、移動バスなどを米国チームに無償で貸し出したほか、2015、19年のワールドカップ(W杯)前にはエキシビションマッチの対戦相手を務めた。市内の小学生と米国代表監督とのオンライン交流も実施した。表彰を伝達した豊岡武士市長は「アローズの協力なしにホストタウンの交流はできなかった」と感謝した。 小林敦ゼネラル
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ネパールにマスク、消毒液を グラウンドワーク三島、寄付募る
ネパールの衛生環境整備に取り組む三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島とネパール日本友好協会(山梨県)は、新型コロナウイルスの感染を防ぐマスクを同国の貧しい子どもらに届ける。20日をめどに「クリスマスプレゼント」として現地へ発送する予定で、マスクや消毒液のさらなる寄付を呼び掛けている。 同国ではコロナの感染状況が落ち着きを見せているものの、ワクチン接種は進まず、貧困層を中心にマスクも普及していないという。GW三島は昨年10月に約1万2千枚のマスクなど衛生用品を送付して以降も継続的に募集を続け、現在は県内を中心に全国から寄せられたマスク1万2千枚を保管している。今回は現地の総合教育機
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静岡いのちの電話 1月、三島で講演会
静岡いのちの電話は来年1月16日午後2時から、ふじ内科クリニック(甲府市)の内藤いづみ院長による講演会を、三島市大宮町の市生涯学習センターで開く。聴講無料。 定員は75人で要予約。申し込み、問い合わせは静岡いのちの電話<電054(272)4344>へ。
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伊豆箱根鉄道×JA 1日フリー乗車券発売 先着30人に野菜
三島函南、伊豆の国、なんすんの3JAと伊豆箱根鉄道(三島市)がコラボした駿豆線の1日フリー乗車券が12日、発売される。11日には先着30人の購入者にプレゼントする野菜の宝船が三島駅に飾り付けられた。 宝船には白菜やニンジン、大根など10種類、200キロの野菜が盛り付けられた。12日は富士山三島東急ホテルへの連絡通路で宝分けも行い、午前10時から100人に整理券を配る。農産物や加工品の販売も行う。 コラボ乗車券は来年5月まで販売し、3月13日までは購入者が三島、伊豆長岡、大仁の3駅を回ると抽選で3JAの特産品が当たるデジタルスタンプラリーも開催する。税込み価格は1040円。
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一流音楽家が吹奏楽クリニック 三島の音楽祭
一流音楽家と市民が協働で作り上げる「三島せせらぎ音楽祭」(実行委員会、SBSプロモーションなど主催)の吹奏楽クリニックが11日、三島市内で始まった。日本を代表する指揮者、奏者が中学生や市民吹奏楽団を指導し、より演奏の質を高めるためのポイントをアドバイスした。 講師は広島交響楽団音楽総監督を務める指揮者の下野竜也氏と、国内外のコンクールで活躍するトランペット奏者の高橋敦氏。「U―15伊豆中学生選抜吹奏楽団」の練習では、息の吸い方や舌を使ったタンギング、感情表現などについて細かく手ほどきした。下野氏は「悲しい時、うれしい時にどんな呼吸になるか。いろんなバリエーションを頭に入れて」などと呼び掛け
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案内板修繕や美化活動実施へ 三島ロータリークラブ65周年記念
三島ロータリークラブは創立65周年記念事業として、道路に設置された方向案内板などの修繕や美化活動を行う。山田敏博会長らがこのほど市役所を訪れ、豊岡武士市長に報告した。 修繕、美化を実施するのは、同クラブが過去に市へ寄贈した三島裾野線の新幹線ガード下の案内板など7カ所。新型コロナウイルスの影響で新たな記念事業が実施できず、代わりの地域貢献活動として企画した。山田会長は「標識やモニュメントの劣化が目立つようになってきた。予算と労力を出して直したい」と語った。
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三島の男性刺殺事件 懲役23年を求刑 静岡地裁沼津支部公判
三島市の繁華街で3月に清水町伏見の建設作業員の男性=当時(32)=を刺殺したなどとして、殺人や傷害などの罪に問われた住所不定、無職の被告(39)の裁判員裁判の論告求刑公判が10日、静岡地裁沼津支部(菱田泰信裁判長)で開かれた。検察側は懲役23年を求刑した。判決は17日。 検察側は論告で「傷害事件直後に男性から殴られたことなどに立腹し、恨みを募らせていた」と殺害動機を指摘した。刺し傷は心臓にまで達していたとし「強固な殺意に基づく危険な犯行。被告の粗暴な性質が顕在化した」と述べた。 弁護側は「被告が殺意を募らせていたことはない。刃物を持ちだしたことは悔やんで反省している」と強調。改めて傷害致
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男子団体追い抜き/チームブリヂストン圧勝 女子エリミネーション/鈴木(星陵高出)が頂点 自転車トラック全日本選手権
自転車競技のトラックレース全日本選手権は10日、伊豆市の伊豆ベロドロームで開幕した。東京五輪・パラリンピック後、初の大会開催。初日は6種目の決勝を行い、男子団体追い抜きを三島市で活動するチームブリヂストンサイクリング(橋本英也、河野翔輝、今村駿介、兒島直樹)が制した。今村はエリミネーションも優勝。女子エリミネーションは鈴木奈央(チーム楽天Kドリームス、星陵高出)が頂点に立った。 大会は13日まで行い、パラサイクリング種目も実施する。 ■「設定以上のペース」ブリヂストン 男子団体追い抜き(4000メートル)は三島市で活動するチームブリヂストンサイクリングが圧勝。わずか1500メートルで
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補正予算を可決 三島市議会閉会
三島市議会11月定例会は10日、最終本会議を開き、18歳以下への給付金10万円のうち5万円分を支給する費用など約8億円を追加した一般会計補正予算案を可決し、閉会した。
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マスクなど販売 収益30万円余、市に ボイス・キューが寄付
自転車の魅力を発信するエフエムみしま・かんなみ「ボイス・キュー」の番組「桜井奈津とおにおにのロングライド」でパーソナリティーを務める桜井奈津さん(33)、大西涼太郎さん(46)が9日、100回放送を記念して販売したオリジナルマスクやステッカーなどの収益30万518円を市に寄付した。 桜井さんは競輪ファンのタレントで、大西さんは日本パラサイクリング連盟の広報担当で東京パラリンピックでは解説者を務めた。桜井さんは「競輪はギャンブルのイメージもあるが、収益が社会の役に立っていることを知ってほしい」、大西さんは「ゼロから自転車の魅力を知ってもらおうと番組を続けている」と述べ、豊岡武士市長に寄付金を
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⚾前田銀治選手「早く一軍で活躍を」 プロ野球楽天、市長表敬
プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト3位で入団した三島南高野球部の前田銀治選手(18)が9日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、「早く一軍で活躍することが三島への恩返しだと思っている」と抱負を語った。 現在はプロで使う木製バットを振り込んでいるとし、「ようやく手になじんできた。芯で当たれば木の方が飛ぶ」と手応えを語った。前田選手からサイン色紙とサインボールを受け取った豊岡市長は、「けがだけには気をつけ、他の選手の何倍も練習して頑張ってほしい。市民が背中を押している」と激励した。 市長との対談後は感染対策のためオンラインで取材に応じ、4日のファン感謝祭で訪れたホームの仙台市につい
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4メートル超ツリー 華やかに装飾 富士山三島東急ホテル
三島市の三島駅南口と直結する富士山三島東急ホテルは27日まで、高さ4メートルを超える生のモミの木を装飾したクリスマスツリーをロビーに展示している。 昨年は北米からツリーを搬入したが、今年は新型コロナウイルスの影響で国産の木を使った。高さ約3メートルのツリーも並べ、それぞれ赤や金色の飾りと造花、ドライフルーツなどでデコレーションした。ロビーには生の木に独特のさわやかな香りが漂い、窓から見える町並みや富士山、ツリーに取り付けた電球の光と相まって華やかな雰囲気が広がっている。
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スカイウオーク 三島市民を無料招待 11~19日、開業6周年
14日で開業6周年を迎える観光大つり橋の三島スカイウオーク(三島市笹原新田)は11~19日、市内在住者を無料で招待する。 運転免許証などで住所が確認できる人が対象で、大人1100円、中高生500円、小学生200円の入場料金を無料にする。11~2月は駿河湾に沈む夕日や赤く染まる富士山などを望む絶景が広がり、全ての来場者が午後4時以降に再入場できる「サンセットスカイウオーク」も同時開催中。 問い合わせは三島スカイウオーク<電055(972)0084>へ。
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三島市の県健康センター、4月以降継続も 指定管理延長を検討【静岡県議会一般質問】
静岡県が来年3月に閉館する方針を示している県総合健康センター(三島市)について、石田貴健康福祉部長は「施設の有効利用の観点から、指定管理の延長などにより利用継続できないか検討する」と4月以降の継続活用の可能性を示唆した。伊丹氏への答弁。 同センターを巡っては、県が8月の県議会厚生委員会で事業終了の方針を示し、その後県が設置を目指す感染症専門施設の候補地になっていることが明らかになった。同センターはトレーニングルームや体育館など県民利用が多いことから、今月に入り住民有志が3363人分の署名を集め、県に存続を要望していた。 石田健康福祉部長は答弁で、感染症専門施設の候補地は同センターを軸に検
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12月11日、16日 三島で吹奏楽クリニック
日本屈指の一流音楽家と市民が協働で作り上げる「三島せせらぎ音楽祭」の実行委員会は11、16の両日、出演する指揮者とトランペット奏者が地元吹奏楽団に指導する「吹奏楽クリニック」を、三島市民文化会館で一般公開する。 指導者は広島交響楽団音楽総監督の下野竜也氏と、トランペット奏者の高橋敦氏。11日は市民吹奏楽団が午後6時から、16日はU―15伊豆中学生選抜吹奏楽団が午後7時から、それぞれ技術的な演奏指導を受ける。 クリニックの見学は先着150人で、事前申し込みは不要。来年1月16日には市民文化会館でコンサートを予定している。問い合わせは市文化振興課<電055(983)2756>へ。
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ご当地米「ゆめみしま」試食 住民や大学生ら意見出し合う 三島
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、新たな地域のブランド米として販売する「ゆめみしま」の試食会を同市芝本町の事務所で開いた。地元住民に加えて子どもや大学生らも参加し、食味や最適な水加減の炊き具合などについて意見を述べた。 粒が大きく、滑らかな口当たりが特徴のゆめみしまは、日本たばこ産業(JT)植物イノベーションセンター(磐田市)が開発した品種「いわた12号」を、三島が誇る源兵衛川の清流で育てた。試食会では松本、梅名の地区別に収穫した米や玄米の食べ比べなども行い、「丼物に合うのでは」「粒が感じられて食べ応えがある」などの声が上がった。 ゆめみしまはGW三島の事務所や地元の一部
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東部・伊豆の活性化 MICEが鍵 日大生、活用案模索
日本大国際関係学部(三島市)の学生が、企業の研修やセミナー、国際会議、展示会といった「MICE(マイス)」を東部・伊豆の活性化につなげる方策を模索している。MICEで訪れた人は観光よりも長く滞在するため、地域への経済効果は大きい。新型コロナウイルス禍で経済が落ち込む中、「充実した会場や宿泊施設が不可欠」として学生らは状況把握を進め、来年1月24日に活性化案の発表会を開く。 東部・伊豆は首都圏に近く、MICEの需要はあるとみて始動。同大の宍戸学教授の講義「国際観光開発論」で、3年生らが取り組んでいる。沼津市の県東部地域コンベンションビューローと、会議施設などを持ちMICE関連の催しを多く手掛
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宮西達也さん絵本展 来館者1万人、三島でセレモニー
「おまえうまそうだな」「おとうさんはウルトラマン」など数々の人気作を手がける三島市の絵本作家宮西達也さんの作品展「宮西達也の世界 ミラクルワールド絵本展」(静岡新聞社・静岡放送など主催)の来館者が7日、1万人を突破し、会場の佐野美術館(同市)でセレモニーが開かれた。 1万人目となったのは長泉町から訪れた横山紗希さん(32)と絢士君(5)、乃々花ちゃん(2)の親子と、子ども2人の祖母高橋伸世さん(59)。11月にも来館したが、混んでいたため出直したこの日、宮西さんらに出迎えられて祝福を受けた。横山さんは「突然でびっくりした。子どもたちも幼稚園で宮西さんの絵本を読んでいるので、とてもうれしいで
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三島で住宅火災 住人、煙吸い搬送
7日午後7時55分ごろ、三島市多呂の木内良行さん方から出火し、同住宅を焼いた。三島署によると、木内さんが煙を吸って病院に搬送された。現場は市立向山小から南へ約500メートルの住宅密集地。同署などが出火原因を調べている。
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三島市 介護施設3カ所新設 市議会一般質問答弁
三島市議会11月定例会は7日、一般質問を行った。市は介護を必要とする高齢者の増加を見込み、来年度中に市内3カ所で介護施設の新設に乗り出す計画を説明した。宮下知朗氏(新未来21)への答弁。 デイ、ショートステイ、訪問介護のサービスを必要に応じて受けられる「小規模多機能型居宅介護」(定員29人以下)と、グループホームの「認知症対応型共同生活介護」(同18人)の両施設が南二日町に、小規模老人ホームなどで生活介護を受ける「特定施設入居者生活介護」(同29人)の施設が壱町田にそれぞれ建設される。既に事業者も決定し、来年度中に建設工事を終えてオープンする見通し。第8期介護保険事業計画(2021~23年
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⚾日大三島「全員野球で乗り越えた」 市役所訪問 東海V、センバツ確実
今秋の東海大会で優勝し、来春の選抜高校野球大会への出場が確実視される日大三島高野球部(三島市)の関係者が6日、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びと決意を語った。 同校は秋季県大会で初優勝して東海大会に進み、聖隷クリストファー(浜松市)との決勝戦を6―3で制した。明治神宮野球大会では九州国際大付属高に1―2で惜敗。永田裕治監督(58)は「克服する課題は数知れない」と先を見据えつつ、「希望を持って春を目指し、生徒と泥だらけになって戦いたい」と述べた。加藤大登主将(2年)は「ここまで一つも楽な試合はなく、苦しい中でも全員野球で乗り越えた」と振り返った。 同校が来春のセンバツ出場を決めれば、今年の
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富士の小学校でクラスター 6日の静岡県内、新規感染8人 新型コロナウイルス
静岡県内で6日、新たに8人の新型コロナウイルス感染が確認された。同日までに富士市の小学校で児童10人の感染が判明し、県はクラスター(感染者集団)の発生を認定した。 県によると、児童10人は軽症か無症状。うち数人について、デルタ株かどうかを調べるPCR検査で陽性となったという。最終的な判断は三島市の国立遺伝学研究所にゲノム解析を依頼している。 富士市教委によると、クラスター関連の感染者は同一学級で判明した。残る児童23人も全員が濃厚接触者に特定された。健康観察のため学級閉鎖を17日まで延長する。他学年にきょうだいもいるため、6~8日は臨時休校の措置をとる。 県が6日に発表した新規感染者の
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観光、福祉に質問 三島市議会定例会
三島市議会11月定例会は6日、一般質問を行い、野村諒子(緑水会)、沈久美(政和会)、岡田美喜子(新未来21)の3氏が観光振興や福祉政策などについて市の姿勢をただした。 三島駅南口の再開発事業で高層棟4階に設置する計画の「公益床」について、市の担当者は「市がフロアを買い取ることはない」と説明。健康、医療、子育ての公益性が高い民間や社会福祉法人の施設を想定し、具体的な機能は進出する企業などと協議を重ねて決定するとした。 ポストコロナを見据えた観光振興策として、眺望地点や観光スポットに自撮りができる「スマホスタンド」の設置を求める声も上がった。市は盗難防止などの課題を指摘しつつ「ニーズ、場所も踏ま
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世界ろう者柔道 佐藤さん(三島)銀メダル
10月27~30日にフランス・ベルサイユで開催された世界ろう者柔道選手権大会の男子66キロ級で、三島市在住の佐藤正樹選手(28)が銀メダルを獲得した。このほど市役所の豊岡武士市長を訪ね、今後のさらなる成長を誓った。 生まれつきの聴覚障害を抱える佐藤さんは7歳で柔道を始め、今回が初の世界大会。ケイアイスター不動産(本社・埼玉県)のチームに所属し、昨年から三島に移住して日大三島高で練習を重ねている。世界選手権は粘り強い柔道で勝ち進み、準決勝は2017年のデフリンピック王者を延長戦の末に下した。決勝では敗れたものの、「初めての世界大会で準優勝は誇りに思う。さらに結果を出し、デフ柔道を広めたい」と語
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SPAC俳優・奥野さん、演劇部指導 重心と呼吸の重要性強調 長泉・知徳高
静岡県文化財団の事業「マイクロ・アート・ワーケーション」で三島市に滞在し、市民と芸術を通じて交流していた県舞台芸術センター(SPAC)の俳優奥野晃士さん(53)が4日、長泉町の知徳高を訪れて演劇部の指導に当たった。今回を皮切りに定期的な指導を続けるという。 「体の存在感が言葉の存在感を高める」とし、重心と呼吸をコントロールする必要性を強調。片足を前に大きく回して膝を上げた後、すり足やつま先立ちをするトレーニングを実践し、力強い演技に向けて下半身の安定感を高めるよう呼び掛けた。舞台芸術で求められる動きを「体のフィクション」と表現し、無駄のない生理的な動き、スピードとブレーキ―などのポイントを
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日大竹内さん 中国語最優秀 三島でスピーチ大会
三島市国際交流協会は5日、中国語スピーチコンテスト(中国・麗水市共催)を市民生涯学習センターで開いた。最優秀賞の麗水市長賞は竹内信子さん(日大3年)が受賞し、課題文を読み上げる暗唱部門は暁秀中3年の小川莉歩さん、自作の文章を披露するスピーチ部門は会社員の鈴木あやのさんが1位に選ばれた。 竹内さんは中国で出会った祖母の友人が美しい歌声で感動させている光景を文章にしたため、「彼女のように今に素直に向き合い、楽しく毎日を過ごしたい」と語った。鈴木さんは日本を訪れる多くの中国人を手助けしたいとの思いで中国語を学び始め、自身の名前を初めて漢字にした経験や、次回の旅行に向けて語学力のさらなる上達を目指す
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自衛隊や消防に緊急時対処学ぶ 三島【地域防災の日】
地震などの大規模災害を想定した地域防災訓練が5日、静岡県内各地で行われた。三島市では陸上自衛隊や富士山南東消防本部など34団体、700人が参加し、災害への備えを呼びかけた。 主会場の市役所駐車場ではスモークハウスの体験や給水の実演など22のブースが設けられた。来場者は手ほどきを受けながらダミー人形を使った心肺蘇生法や三角巾包帯法に取り組み、緊急時の対処法を学んだ。自衛隊の装備品や車両などが展示されたほか、子ども向けの防災救命体験なども行った。 三島駅では滞留した乗客の避難誘導訓練を実施し、北口からは三島長陵高、南口からは市民文化会館まで案内する手順を確認した。
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三島市 笹本、板垣選手 経験でチーム支える【静岡県市町駅伝】
三島市は、出場経験豊富な11区笹本明希選手(15)=錦田中3年=と12区板垣辰矢選手(33)=時之栖=のベテランのたすきリレーがチームを支えた。 笹本選手は5回目、板垣選手は12回目の出場。両選手とも江副和章監督(70)=市陸協=が全幅の信頼を置く存在。笹本選手は経験を生かし、練習で後輩にウオーミングアップの方法などを教えていたという。強風の影響を受け、2人とも思うような走りはできなかったが、最後までたすきをつなぐ姿勢をチームメートに示した。 板垣選手は「三島市がよりよい順位になる走りを」と次回大会を見据えた。
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租税教育を推進 三島税務署、徳倉小に感謝状
三島税務署はこのほど、2000年から租税教育を推進する三島市立徳倉小に感謝状を贈った。三島田方納税貯蓄組合連合会の「税に関する作品」ポスター部門で同連合会長賞を受けた同校6年の藤江優志君への表彰も行った。 同校では毎年、同署から講師を招く出前授業を開き、6年生が税の仕組みについて学んでいる。同校を訪れた野崎隆範署長は「将来を担う小学生が税を正しく理解するのは大事なこと」と話し、松井純子校長に感謝状を手渡した。 藤江君は夏休みの自由課題でポスターを制作し、丸いお金のイラストの中に税金で整備される道路や教科書などの絵を描いた。
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税収前年度比8億円減 コロナ影響 三島市、来年度は増収見込み
三島市議会11月定例会は3日、一般質問を行い、市は新型コロナウイルスの影響を受ける本年度の税収について昨年度決算比で約8億円、本年度当初比で2億円程度の減収となる見通しを示した。佐藤寛文氏(無会派)に答えた。 個人所得の減少や多くの企業における業績の悪化に伴う市民税の落ち込みなどが見込まれるという。一方、国の減収補塡(ほてん)債や徴収猶予にかかる猶予特例債などにより、「結果的には大きな減収にはならない」とした。来年度は県の景気動向指数から所得の増加が見込まれるなど、市税は本年度当初比で数億円程度の増加を見込んだ。 三島駅南口再開発事業の資金計画で、国や県を含む補助金額が計13億円増えた根
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三島・県健康センター存続要望 住民有志3363人分署名提出
静岡県が2022年3月に閉館する方針を示している三島市の県総合健康センターについて、同センターの継続を求める有志一同(丹下直代表)がこのほど、施設の存続を求める要望書と3363人分の署名を出野勉副知事に提出した。 同センターは健康づくりの調査研究や保健師らの研修拠点として、県が1996年に開設。トレーニングルームや体育館・ホールなどを備え、県東部を中心に県民も利用していた。丹下代表は「県民の健康維持に大変貢献している施設であり、代わる施設は県東部にはない」と来年4月以降の存続を求めた。 関係者によると、県は同センターに感染症専門施設の設置を目指している。出野副知事は同センターが有力な候補
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三島駅南口再開発 高層棟基礎、地中8メートル 市が議会で見通し
三島市は2日、三島駅南口東街区に広域健康医療拠点や高層マンションを建設する再開発事業について、地上91メートルの高層棟を支える地中の基礎部分が深さ約8メートルになる見通しを示した。基礎が深くなれば地下水への影響も懸念されるが、過去最高水位になった昨年の地下水脈にも到達しないとみられる。石井真人氏(改革みしま)への答弁。 計画では現在の駐車場から埋め土4メートル、溶岩層4メートルを掘削し、建物を面で支える直接基礎を地中に組み込む。建設用地は埋め土の下に厚さ12メートルの溶岩層があり、建物基礎の下に8メートルほどの溶岩が残ることになる。仮に基礎底面まで地下水位が上昇すれば市民生活に支障を来しか
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社説(12月3日)日大理事長逮捕 私物化の実態究明せよ
国内最大規模の大学のガバナンス(組織統治)が深刻な機能不全に陥っている。日本大学理事長の田中英寿容疑者が、所得税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、理事長職を辞任した。 付属病院を巡る背任罪で起訴された医療法人前理事長らから受け取ったリベート収入を税務申告せず、約5300万円を脱税した容疑だ。田中容疑者は13年にわたり経営トップの座にあり、幹部の任免などに絶大な権限を振るった。本人は容疑を否認しているが、徹底捜査で不正なカネの流れと私物化の実態を究明する必要がある。 医療法人前理事長と、同じく背任罪で起訴された側近の元日大理事は、それぞれ田中容疑者に数千万円を渡したと供述している。田
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コロナ禍の相談 土曜も窓口開設 三島信金
三島信用金庫は12月の毎週土曜(4、11、18、25の各日)、新型コロナ禍で影響を受けている個人と事業者を対象にした緊急相談窓口を開設する。 経営や資金繰り、住宅ローン条件の変更などに対する相談に応じる。サポートセンター夢(三島南支店2階、三島市新谷)と伊東営業部(伊東市東松原町)で対応する。 午前9時~午後3時。事前予約制で、相談前日の午後5時までに申し込む。申し込み、問い合わせは<フリーダイヤル(0120)608386>へ。
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障害者施設製品を販売 イトーヨーカドー三島店 3日まで
新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む障害者支援事業所の製品を並べた展示即売会と古紙交換会が2日、三島市の日清プラザ・イトーヨーカドー三島店で始まった。3日まで。 特定NPO法人にじのかけ橋(同市)が主催し、市内11施設の製品2千点が出品された。野菜やクッキー、縫製品、雑貨など手作り品が並び、買い物客の注目を集めた。トイレットペーパーのチャリティー販売も行われ、4個セット100円の売り上げは市に寄付される。 3日は午後2時から、トイレットペーパーを無料で配布する。製品購入者には先着500人に記念品をプレゼントしている。
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SPAC俳優・奥野さん 三島に1週間滞在、市民と交流
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の俳優奥野晃士さんが4日までの1週間、三島市に滞在して芸術を通じた市民との交流を続けている。小学校など各地を回り、楽しみながら表現力や想像力を磨くワークショップを開催する。 29日は長伏小を訪れ、約20人の教員とコミュニケーション力を高めるレクリエーションを楽しんだ。鬼が近づいてきた時に誰かの名前を呼ぶとその人が鬼になる―というルールの「演劇的な鬼ごっこ」や、奥野さんの号令でカタカナやひらがなの人文字を作るグループワークなどに取り組み、大きな笑い声を響かせた。県文化財団「アーツカウンシルしずおか」が主催する新事業「マイクロ・アート・ワーケーション」の一環。
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高齢者「通いの場」地図に 三島市作成、活動内容も紹介
三島市は、地域の高齢者らが集まって交流する住民主体の「通いの場」マップを作成した。市内132カ所の通いの場と45のシニアクラブを地図で示しているほか、各団体の主な取り組みなども紹介している。 自宅に閉じこもりがちな高齢者がそれぞれに合った通いの場を見つけ、仲間づくりや活動につなげてもらうのが狙い。マップはA1判の折りたたみ式で、市内全域の地図に通いの場の位置を記した。団体ごとに活動の頻度、電話番号のほか、ウオーキング、山登り、健康マージャン、カラオケなど活動内容やPRポイントも知ることができる。 市によると、高齢者人口に対する通いの場への参加率は16・5%で県内4位。市は「興味のある場所
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家守る「寅」 正月の縁起物「三嶋駒」仕上げ 三嶋大社
三島市大宮町の三嶋大社で1日、正月の縁起物「三嶋駒」の仕上げ作業が行われた。神職やみこらが手際よく麻ひもを結びつけ、焼き印を押して完成させた。 三嶋駒は高さ7センチ、横幅10センチ、厚さ4・5センチの置物で、来年の干支(えと)の寅(とら)が描かれている。約1カ月かけて7500体を作り上げた。高さ15センチ、横幅20センチ、厚さ6センチの大駒も150体用意した。 絵馬と形は似ているが神社には奉納せず、お守りとして持ち帰る同大社オリジナルの置物。開運招福の御利益があるとされる。みこの石橋真彩さん(19)は「手に取った方が1年間健康でいられるよう願って作っている」と話した。 参拝客の分散を図
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高校生に「広報みしま」特別号 三島市、魅力紹介し郷土愛育む
三島市は10日、市内と周辺市町の高校3年生に地元の魅力を伝える「広報みしま特別号」を発行する。地元にまつわる何げない疑問や知る人ぞ知る裏話を紹介し、若者の郷土愛を育んで将来を担う人材育成につなげる。 県東部、伊豆地区の5市1町の高校に通う約6千人の3年生に学校を通じて配布する。室町時代に寺尾源兵衛によって造られた「源兵衛川」の由来、源氏再興を祈願したとされる源頼朝と三嶋大社の関係など、普段は見慣れた自然や歴史資源、名物などをさらに掘り下げたエピソードを掲載した。地域活動に取り組む市民の思いや、周辺市町から東京に通う学生のスケジュールなども紹介している。 最終面では「10年後の私に手紙を書
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動物飼育の心構え学ぶ 三島・徳倉小で愛護教室
静岡県動物保護協会東部支部はこのほど、三島市立徳倉小で動物愛護教室を開いた。3年生75人が動物を飼育する際の心構えを学んだほか、同校を訪れた犬7頭と触れ合った。 児童らは心音拡声器から犬の心臓の音を聞いて命の大切さを体感し、獣医師から飼育する動物について「住む場所や食べ物、水をきれいにする」「けがや病気になったら病院に連れて行く」などと指導を受けた。 犬との接し方については、飼い主の了解を取った上で大声を出さず、優しく触る―と約束し、柴犬やマルチーズなどさまざまな犬と対面した。それぞれ触りたい犬にゆっくりと近づき、「かわいいね」などと話しながら優しく頭をなでたりしてふれあいを楽しんだ。
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三島ボッチャ大会 児童140人が参加
三島市は28日、スポーツ少年団の子どもらが障害者スポーツに親しむ「ボッチャ大会」を市民体育館で開いた。野球、サッカー、ソフトボールなど市内の少年団に所属する140人が参加した。 普段は交流が少ない他種目の児童同士がチームを作ってボッチャに挑戦し、白い的球をめがけて赤、青のボールをそれぞれ丁寧に投げた。的球にぴったりとくっつける好投に対し、相手のボールをはじき出して得点を狙うなど、白熱した試合を繰り広げた。同体育館で日ごろからボッチャの練習に取り組んでいる障害者の選手も加わり、子供らに指導したりして交流した。
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さい銭泥棒通報 互野さんに署長感謝状 三島
三島署はこのほど、三島市内の神社でさい銭を盗もうとした男を見つけ、通報して逮捕に協力した同市徳倉の会社役員互野学さん(49)に感謝状を贈呈した。 互野さんは10月25日夜、散歩中に付近のアパートで自転車を物色する男を不審に思い、後をつけた。男は近くの八乙女神社へ行き、棒でさい銭箱の中から現金を取ろうとしていたため、互野さんが110番通報した。服装や人相などを確認した上で、警察官が到着するまで気付かれないよう男を追い、逮捕につなげた。内田一弘署長から感謝状を受け取った互野さんは、「放っておけば別の事件を起こしかねない。今後も不審に思ったら警察に通報したい」と話した。
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東伊豆町長選 岩井茂樹元参院議員出馬へ 現職太田氏、4期で退任
2022年3月25日に任期満了を迎える東伊豆町長選で、元自民党参院議員で国土交通副大臣を務めた岩井茂樹氏(53)が29日までに、無所属で出馬する意向を固めた。一方、現職の太田長八氏(70)は同日、4期目の今期限りで退任する意向を表明した。 同町長選へ出馬の意向が明らかになったのは、岩井氏が初めて。30日に正式表明する。岩井氏は取材に「東伊豆町の支援者から要請を受け、決断した。国政の経験を生かし、人口減を食い止めていきたい」と出馬の動機を述べた。既に三島市から同町へ移り住み、準備を進めている。 太田氏は同日町役場で開かれた記者会見で、「4期目当初から、今期限りと決めていた。後進に道を譲りた
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盛り土手続き検証、年度内に取りまとめ 県議会で知事方針【熱海土石流】
川勝平太知事は29日に開会した静岡県議会12月定例会の所信表明で、熱海市伊豆山地区で発生した大規模土石流の起点となった盛り土の行政手続きについて、年度内を目標に結果を取りまとめる方針を示した。 県は手続きを担当した職員の聴取を15日から開始し、熱海市でも同様の内部調査を行っている。川勝知事は12月に開く弁護士や学識経験者で構成する「行政対応検証委員会(仮称)」で、県だけでなく市の調査結果を検証する方針を明らかにし、その後同市議会の百条委員会の審議状況を踏まえ、結果をまとめるとした。 また、介護職員不足が深刻化する中、2023年度を目途に県立天竜高に介護福祉士の受験資格を得られる教育課程の
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三島信金がSDGs企業支援 私募債引き受け、資金調達サポート
三島信用金庫(平井敏雄理事長)はSDGs(持続可能な開発目標)推進に取り組む取引先企業の支援を加速させる。このほど東海地区の信金で初めて、取引先が発行したSDGs私募債「ちいきにエール」の引き受けを行い、資金調達を支えた。今後は取引先に同私募債発行を提案することで、新たな商機のきっかけづくりと地域貢献を後押しする。 取引先のSDGsへの関心度や、既に取り組んでいる場合は内容などを確認する。平井理事長は「SDGsに取り組む企業は増えている。各社の業界が全体で進めていることが大きい」と強調。同信金としても26日にSDGs宣言を公表し、地域経済の成長を支えることなどを発した。 今回、同信金が引
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静岡人インタビュー「この人」 野崎隆範さん 三島税務署長に就任
相続税調査など主に資産課税を担当してきた。愛知、三重で勤務し、本県の赴任と署長就任は初めて。三重県津市出身。56歳。 ―職員に何を指示したか。 「コロナの感染状況を踏まえ、納税者に即した柔軟な対応を心掛けること。また、名古屋国税局管内の48署で最も明るく活気ある職場を目指す。私生活もしっかり充実させて仕事も頑張ってほしい」 ―最も重視する課題は。 「e―tax(イータックス)の普及。確定申告がスマホででき、利便性は年々高まっている。源泉徴収票をカメラで撮影すれば自動入力されるシステムも来年1月から導入される予定。まずは利用し、便利さを体験してもらいたい」 ―管内の印象は。 「伊豆
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飲酒運転根絶へ誓約書提出 三島地区安全運転管理協会
三島地区安全運転管理協会はこのほど、飲酒運転の根絶を誓う164事業所の経営者や従業員1万1896人の署名を添えた誓約書を三島署の内田一弘署長に提出した。 飲酒運転をしない、させない、運転者に酒を飲ませない―を誓う内容。同安管は20年以上にわたって誓約書を提出し、8年連続で1万人を超える署名を集めている。三島市内のホテルで矢岸貞夫会長から誓約書を受け取った内田署長は「飲酒の機会が増える年末を前に誓約書の宣言は心強い」と述べた。 全日本交通安全協会の表彰伝達も行われ、横浜ゴム三島工場の川原章寛氏、MISHの土屋正直氏の両安全運転管理者が表彰を受けた。
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一騎醸造(三島市)阿久沢健志さん 麹への興味「扉」開く ソロ活動で探究の旅【しずおかクラフトビール新世代⑱】
醸造家としてのブランドネーム「一騎[いっき]醸造」を掲げ、さまざまな醸造所でビールをつくる阿久沢健志さん(34)=三島市=。その姿は「漂泊の醸造家」とも「ソロ・ブルワー」とも称される。 比類なきスタイルの原点には麹[こうじ]への強い興味があった。2012年に反射炉ビヤ(伊豆の国市)に入社し醸造を担当していたが、周辺に広がる水田からインスピレーションを得た。「日本の食文化にはみそ、しょうゆなど発酵食品が欠かせない。原料となる米や麦の麹をビールに使えないか」 天ぷらやオムライスなど、換骨奪胎も日本の食文化の美点。ビールにもその伝統を取り入れたい。麹は新しい扉を開く鍵になる-。そんな発想だった
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強制わいせつ致傷の疑い 三島市の建築作業員逮捕
三島署は29日、強制わいせつ致傷の疑いで三島市松本、建築作業員の男(38)を逮捕した。逮捕容疑は10月上旬ごろ、県東部地区の駐車場で同地区に住む40代女性にわいせつな行為をしてけがを負わせた疑い。
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東レ 地元戦連勝 FC東京をストレート バレー男子Vリーグ
バレーボールのVリーグは28日、草薙このはなアリーナなどで行われ、V1男子の東レは3-0でFC東京にストレート勝ちして地元戦を2連勝で飾った。今季初の4連勝で通算成績は9勝3敗。東レは安定したサーブレシーブからパダル、富田の強打、高橋の速攻など多彩な攻撃を展開し、FC東京を寄せ付けなかった。 東レは12月4、5日に三島市民体育館でパナソニックとの2連戦に臨む。 ■大砲パダル 高速バレーで機能 3セットを通じてリードされた場面は1度もない。東レは8位のFC東京を危なげなく退けた。昨季は開幕5連敗したチームが今季は首位をぴたりと追走する。篠田監督が好調の要因に挙げるのは、得点源のパダルが
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“白いすだれ”がずらり たくあん用の大根干し 三島で最盛期
三島市の畑で、たくあん用の大根干しが最盛期を迎えている。白い大根がずらりと竹に掛けられ、青空との美しいコントラストを描いている。 同市笹原新田の本間一平さん(40)方では今月下旬から干し始め、約800平方メートルの畑で6千本ほどが寒風を受けている。本間さんは「ここまでは天候に恵まれ、作業は順調。大根のサイズもちょうど良く、柔らかな食感のたくあんができそう」と話した。 大根は10日ほど干した後に漬け込む。12月下旬には漬け上がる見込みという。
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アパート1室全焼 三島、けが人なし
28日午前9時40分ごろ、三島市徳倉1丁目のアパート「コーポうすい」A棟の202号室から出火し、約30平方メートルの同部屋を全焼した。三島署によると、この部屋に住む男性は当時外出中だった。 アパートは2階建ての計4部屋で、他室の住人も逃げてけがはなかった。 火は部屋の内部から広がったとみられ、同署などが出火原因を調べている。
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静岡県高文祭で韮山 三島北が最優秀 郷土研究部門 全国大会へ
静岡県高校総合文化祭の郷土研究部門発表大会がこのほど、三島市民生涯学習センターで開かれた。県内6校の高校生が各地の歴史、文化などにまつわる8テーマを発表し、韮山高と三島北高が最優秀に選ばれた。両校は来年8月に予定される全国大会への出場校として推薦される。 三島北高は江戸時代の富士山信仰グループ「富士講」について研究した。観光などの娯楽的な要素も含む富士講は爆発的に全国で流行した一方、特に立場の弱い女性の登山は飢餓や貧困をもたらすと反発もあったという。そんな中、男装して富士登頂を成功した高山たつにより女人禁制緩和の流れが強まったとし、「未来を切り開く女性の強い意気込みがあった」と述べた。
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三島工業団地の新組合会館完成 式典開催「組合活動活性化を」
三島市長伏の三島工業団地協同組合はこのほど、老朽化に伴い建て替え工事を進めていた組合会館の落成式典を開いた。 同組合は1964年に発足し、66年8月に新築された旧組合会館は年に3回程度の勉強会に加え、理事会や総会などに使われた。新会館は従来の2階建てから平屋建てとなり、広さは約134平方メートル。組合に所属する28社の拠点として12月1日から稼働を開始するという。落成式典であいさつした諏訪部敏之理事長は、旧会館が建設された当時の日本経済を「かなりの不況だった」と振り返り、コロナ禍で低迷する現在の経済状況について「新会館の建設を機に日本の景気がどんどん上向くとともに、企業の自助努力で組合の活
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少年少女サッカー10チームが熱戦 三島ライオンズクラブ杯
三島ライオンズクラブ杯少年・少女サッカー大会がこのほど、三島市の南二日町グラウンドで開かれ、10チームが白熱した試合を繰り広げた。 試合は15分ハーフの8人制で、普段は出場機会が少ない4年生以下の児童が出場。トーナメント戦を行い、ボールを懸命に追い掛けてゴールを狙った。チームの指導者や保護者からも大きな声援が飛び、得点が決まると児童らが手を取り合って喜んだ。 結果は次の通り。 ①清水エスパルスU―12三島②山田FC③三島東サッカースポーツ少年団③錦田FC
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三島市チームが選手団壮行会「最高順位を打ち破る」【静岡県市町駅伝】
12月4日に静岡市で開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の三島市チームは26日夜、市民体育館で選手団壮行会を開いた。 同市は昨年、25位から18位に順位を上げ、タイムも7分半縮めて敢闘賞を受賞した。市スポーツ協会長の今野守団長は「目標は少なくとも入賞。最高順位の6位を打ち破る大会にしたい」と決意を語った。豊岡武士市長は「全員がベストのタイムでたすきをつなぎ、ゴールしてほしい」と激励した。 選手は次の通り。 ▽小学男子 三橋煌平、小海温人、大木瑛主、正海直人▽同女子 渡辺心結、中野風香▽中学男子 笹本明希、江島定芳、伊東翼、山中秀仁▽同女子 守村夏帆、森
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創業や組織改革サポート 南富士(三島)が勉強会
住宅屋根や外壁などを施工する南富士(本社・三島市)は、創業支援や企業の組織改革など新たな挑戦に向けた実践的勉強会「創造(業)支援塾」を始めた。46年間にわたる国内外での人材育成と革新的な事業を手掛けた杉山定久会長が講師を務め、企業経営者から学生、主婦まで幅広い受講を無料で受け付ける。 杉山会長がこれまでの経験をつづった「実践的・知的創造」(幻冬舎)の出版に合わせ、広く知恵を還元しようと企画した。必要に応じて資金面での支援も行う。清水町では今後、町や商工会が連携して開催していくほか、県内外でも地域を問わず多様な相談に応じていくという。 支援塾に先駆けて同町役場でこのほど、町職員や地元小中学
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松毛川の放置竹林解消へ GW三島が都留文科大生と作業
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、三島、沼津の市境を流れる松毛川の沿岸で放置竹林の解消に向けた環境整備活動を行った。都留文科大(山梨県)の学生34人も参加し、竹を切ってチップ状に破砕する作業に取り組んだ。 松毛川は三日月形の止水域で、GW三島は放置竹林が広がる周辺の沿岸で17年前から環境整備を進めている。今回は渡辺豊博専務理事が今春まで特任教授を務めていた同大の学生がフィールド授業として活動に参加し、沼津市側の左岸で約40メートルの竹林を刈り取ってチッパーで破砕した。今後、発酵させて堆肥化し、沿岸の土壌に混ぜることで植林する苗木の活着率向上に活用する。 川沿いには樹齢10
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大雨被害支援の静岡県東部8社表彰 国交省沼津事務所
国土交通省沼津河川国道事務所はこのほど、7月の大雨で災害対策支援に当たった静岡県東部の建設業8社を、災害対策関係功労者として沼津市の同事務所で表彰した。 8社は熱海市逢初川の大規模土石流災害への対応や、長泉町本宿の黄瀬川護岸の応急復旧作業などに当たった。表彰式には関係者が出席し、渡部正一所長から感謝状を受け取った。渡部所長は迅速な災害対応に感謝し、「今後も官民連携し、地域のため貢献していきたい」と述べた。 表彰された企業は次の通り。 渡辺工業(裾野市)臼幸産業(小山町)集組(沼津市)土屋建設(伊豆の国市)小野建設(三島市)山本建設(同)中林建設(同)駿豆建設(同)
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三島市 移住補助金を追加 11月定例会、申請増で連続補正
三島市への転入世帯に補助金を出して移住を後押しする「住むなら三島移住サポート事業補助金」の申請件数が増加し、市は25日開会の市議会11月定例会に関連費用800万円を追加する一般会計補正予算案を提出した。同事業での予算追加は9月定例会から2回連続。新型コロナウイルス対策で広がるテレワークの影響があるとみられる。 同事業は県外からの移住世帯に100万円、県内移住に20万円をそれぞれ支給する。本年度はこれまで54件の申請があり、内訳は県内外とも27件ずつ。昨年度は年間54件の申請のうち県外が18件だったことから、本年度は申請数とともに県外移住の割合が高まっている。首都圏からの転入が大半を占め、担
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補正予算など可決 三島市議会開会
三島市議会11月定例会は25日開会し、歳入歳出それぞれ5億4千万円を追加する一般会計補正予算案など8議案を可決、人権擁護委員の推薦を同意した。会期は12月10日までの16日間。 補正予算では、予定外の支出に対応する予備費に3億3300万円を追加して5億8千万円としたほか、通学路の補修など道路維持費として1350万円を計上した。空き店舗対策事業費補助金(400万円)、大河ドラマ活用誘客事業の業務委託料(400万円)も盛り込んだ。
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三島そばの実収穫 「量質とも上々」 グラウンドワーク三島など
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は23日、かつて宿場町として栄えた三島のソバ文化を盛り上げようと同市川原ケ谷の畑で栽培している「三島そば」の収穫作業を行った。 富士山と駿河湾を望む箱根西麓の遊休農地を活用し、17年前から栽培を続けている。今年は400平方メートルの畑に鈴なりのソバの実が広がり、「量、質ともに上々の出来」という。収穫したソバの実は乾燥させて脱穀した後、唐箕(とうみ)で風を当てて選別し、表面を磨いて製粉する。 三島そばは豊かな香りとほのかな甘みが特徴。収穫量は昨年の2倍程度となる500食分を見込む。12月中旬以降に注文の受付を始め、年越しそばとして販売する。
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JA三島函南 熱海伊豆山支援 野菜約3トン無償配布
JA三島函南は24日、被災地支援として7月に大規模土石流が発生した熱海市伊豆山の住民らに野菜約3トンを無償配布した。 野菜は三島市の三嶋大社で23日に行われた新嘗祭に奉納したものを提供。例年は「宝分け」として境内に訪れた人々に配っているが、今年は被災地を応援しようと伊豆山地区に届けた。 地区内には配布会場が設けられ、朝から多くの住民が列に並び新鮮な白菜やジャガイモ、大根など秋の味覚を受け取った。 配布に先立ち、市役所で行われた寄贈式では同JAの藤沼和明組合長は「御利益のある野菜で元気づけたい」と述べた。 地元のJAあいら伊豆と熱海ライオンズクラブもそれぞれ米1トンを用意し、5キロに小
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⚾ドラフト3位三島南高・前田 楽天に入団決定「3年で1軍に」
プロ野球の楽天にドラフト3位指名された三島南高の前田銀治外野手(18)=182センチ、98キロ、右投げ右打ち=の入団が24日、決まった。三島市内で交渉し、契約金5千万円、年俸550万円で合意した。背番号は未定。(金額は推定) 前田はオンラインで会見し「プロ野球選手になる実感がわき、身が引き締まった」と初々しく語った。袖を通した楽天のユニホームは「重みを感じた」という。交渉に同席した両親から「似合っている」と言われ、「試合に出て活躍することが親孝行」と決意を新たにした。 目標には「3年以内の1軍昇格」「30本塁打」を掲げた。公立校出身ということで、まずは足元を見つめ、肉体強化とプロの投手
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記者コラム「清流」 県勢の活躍に注目を
熱戦が展開されているプロ野球日本シリーズ。オリックスの遊撃を任されるのは駿河総合高(静岡市駿河区)出身の紅林弘太郎選手だ。高卒2年目、19歳という若さでポジションをつかみ、躍動する姿は県民に勇気を与えていることだろう。 明るい野球の話題はまだある。日大三島高(三島市)と聖隷クリストファー高(浜松市北区)が地区大会を勝ち進み、ともに来春の選抜甲子園出場を確実にした。名将が率いる両チームの活躍を期待せずにはいられない。管内にある聖隷には毎年取材に行くこともあり愛着もある。大舞台で悔いのない戦いを演じてもらいたい。 若者のひたむきな姿は大人の心を揺さぶる力がある。県勢の躍動をぜひ注目してみてほ
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三島の80代女性 130万円詐取被害
三島市に住む80代の会社役員の女性が24日、孫を名乗る男から電話を受け、現金130万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 女性は同日午後3時ごろ、孫を名乗る男から電話で「大事な書類を無くした。お金を用意してほしい」と言われ、孫の代わりに自宅を訪れたという男に現金を手渡したという。
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地域資源の学問確立へ 富士・箱根・伊豆国際学会、三島でフォーラム
地域資源を学術的に解析し、学問体系を確立して地方創生を図る「富士・箱根・伊豆 国際学会」はこのほど、初のフォーラムを三島市民生涯学習センターで開いた。「地域DNA」をテーマに学者や企業経営者、元行政職員らがトークや討論を通じ、コロナ禍におけるビジネスや地域、人づくりなどについて意見を交わした。 オンラインで基調講演した遺伝学者の五條堀孝会長(アブドラ国王科学技術大特別栄誉教授)は地域の文化や産業、人体の謎などについて「もっと知りたいと思いませんか」と語りかけ、他者との比較で自己を確かめる知的好奇心を「アイデンティティーの根源」と指摘した。その上で、学術研究や経済活動が活発な県東部と神奈川、
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特殊詐欺被害 6500万円超える 三島署管内、大幅増
三島署は23日、三島市内でキャッシュカードや現金をだまし取ろうとする「サギ電話」が7件確認されたと発表した。同署管内では今年の特殊詐欺被害が6500万円を超え、前年同期比で5千万円以上の大幅増となっている。 同署によると、サギ電話がかかってきたのは同日午前11時~午後3時ごろ。三島署や沼津署の署員をかたり、「捕まえた犯人グループにあなたの情報が漏れている」「自宅に通帳やキャッシュカードはありますか」などと言ってきたという。同署は「キャッシュカードを預かることは絶対にない」などと注意を呼び掛けている。
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電子マネー詐取 三島の女性被害 30万円分
三島市に住む60代の無職女性が23日、有料サイトの架空料金を請求されて30万円分の電子マネーをだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 女性は14日、自身のスマートフォンに「未納料金がある」とのメールを受けて表示された番号に電話し、身に覚えがないことを伝えたところ、NTTファイナンスサポートセンターの職員を名乗る男から「無実と分かれば95%のお金は返ってくる」「コンビニの電子マネーを買って番号を教えてほしい」と言われ、電子マネーカード30万円分を購入して番号を男に伝えた。 その後、返金がないのを不審に思い、同署に相談してだまされたことに気付いた。
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優良従業員99人表彰 三島商議所
三島商工会議所はこのほど、企業の発展や経営改善に貢献した優良従業員の表彰式を三島市内のホテルで行った。石渡浩二会頭が28事業所、99人に表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【日本商工会議所会頭表彰】榊義和(伊豆箱根企業)田原由規(同)宮川浩志(MYコミュニケーションズ)長倉成人(小野建設)渡辺高好(同)繁松正義(静岡コンサルタント)伊藤和行(同)石川直樹(同)加藤裕紀(ダイナナ)望月秀敏(電業社機械製作所)渡辺誠(同)西山一男(同)遠藤武彦(同)奥山克洋(同)武藤勝則(東平商会)後藤由里子(同)石渡哲也(同)福田昭佳(同)秋山博之(特種東海製紙)相馬貴史(同)田中宏幸(同)深瀬敏
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本町火災の復興支援 三島で撮影映画「惑う」、12月に慈善上映
三島市中心街の本町で10月31日未明に計6棟程度を焼いた建物火災の復興支援に向け、同市のNPO法人「みしまびと」は12月1、5の両日、市内で撮影した市民参加型映画「惑う アフター・ザ・レイン」のチャリティー上映会を同市のみしまプラザホテルで開く。 映画は三島を舞台に大正から昭和後期を生きる家族を描いた作品で、「みしまびとプロジェクト」として2016年に延べ6千人の市民が参加して制作された。同NPOは火災現場となった大通り商店街など多くの協力を受けて出来上がった作品とし、「少しでも力になれれば」とチャリティー上映会の開催を決めた。経費を除く売り上げの全てを同商店街に寄付する。 上映会は入場
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新静岡セノバでコスメマルシェ 27、28日
静岡県産業振興財団は27、28の両日、静岡県内産の化粧品をPRするイベント「しずおかコスメマルシェ」を静岡市葵区の新静岡セノバ1階自由通路で開く。 出店するのは旭紙工所(富士宮市)、コーヨー化成(静岡市清水区)、GOLDBLUE(ゴールドブルー、静岡市葵区)、CITE(シテ、三島市)、メイルコーポレーション(伊東市)、藤枝市に工場があるシーク(東京)の6社。化粧水やハンドクリームなどの自社製品を販売する。
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名選手を育てるには? 元プロ野球指導者・内田さん 三島で講演
1970年から選手、指導者として50年間途切れることなくプロ野球のユニホームを着続け、現在は社会人野球のJR東日本で外部コーチを務める三島市出身の内田順三さん(74)=東海大一高・現東海大静岡翔洋高卒=がこのほど、「人を『つくり』『育て』『生かす』術とは」と題して同市民生涯学習センターで講演した。 外野手として13年間プレーし、引退した83年から広島、巨人の打撃コーチを務めた内田さんは、新井貴浩や清原和博ら名選手を育成した経験談を披露。指導者として陥りがちな自分の形にはめ込む教え方ではなく、「選手の得意分野や適性を伸ばすのがコーチの仕事」と語った。時に野球以外の話から選手とのコミュニケーシ
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⚾日大三島、実りの秋に収穫 松永2失点、野手も好守 明治神宮大会
日大三島は優勝候補の九州国際大付と互角に渡り合った。主戦松永が九州大会4戦43得点の強打を2失点に抑え、野手も安定した守備でもり立てた。東部地区大会から3カ月にわたった秋季大会。永田監督は「大会を重ねる度に粘りが出てきた。全ての面で予想以上の成長」と、納得の表情を浮かべた。 松永はわずか90球、無四球で8回を完投した。明らかな失投は三回に一発を浴びた高めの変化球くらい。四回以降は「低目に集められた」と2安打に抑えた。痛烈な打球もバックが確実に処理。女房役の捕手野田優は三回に先頭で安打を放って同点のホームを踏み、五回に二盗を刺すなど攻守で援護した。 選出濃厚な選抜への課題は、主砲も担う松
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木下さん(男子)、萩本さん(女子)V 高校将棋新人静岡県大会
静岡県高校将棋新人戦県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、三島市の日大三島高で開かれ、男女別に個人、団体戦が行われた。 結果は次の通り。 【個人戦】男子 ①木下颯(浜松学芸1)②浅野晴喜(藤枝明誠2)③望月新太(静岡1)④花村優河(浜松工業1)⑤高島康太(静岡2)⑥鈴木元耀(藤枝明誠1)⑦北大生(富士2)⑧石川晴翔(浜松工業2)▽女子 ①萩本夏々彩(日大三島2)②甲斐千尋(同)③宮崎結衣(静岡東2)④春田浩奈(掛川西2)⑤柴田小春(韮山1)⑥栗原萌花(静岡農業1)⑦杉沢彩愛(富士見2)⑧塩梅日向子(富士市立2) 【団体】男子 ①静岡(高島康太、山田志蕗、望月新太
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源兵衛川清流復活「プラチナ」優秀賞 GW三島が報告
地域課題の解決に取り組む自治体や企業、団体を表彰する「第9回プラチナ大賞」で優秀賞に輝いた三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島はこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 GW三島は汚染された源兵衛川の清流を市民の協力を得て復活させたほか、三島梅花藻の里や松毛川周辺の管理、保全などを通じて「水の都・三島」の環境資源を再生させた。同大賞には全国から59件の応募があり、大賞に2件、優秀賞に13件が選ばれた。渡辺豊博専務理事は「今年はホタルの飛来数が過去最高だった。地域資源を活用し、三島の発展に役立ちたい」と述べた。 豊岡市長は「三島が環境先進都市としてさらに認知され、多
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農産物直売所フレッシュ 多種多様な加工品【直売・しずおかの幸】
JA三島函南農産物直売所「フレッシュ」は、三島市に錦田店と北上店の2店舗、函南町に函南店の1店舗があり、地元のブランド野菜である「箱根西麓三島野菜」を中心とした、三島市と函南町で生産される新鮮で安心・安全な農畜産物の販売を行っています。 新鮮な農畜産物のほかにもバラエティに富んだ多種多様な加工品を販売していて、その中でも「栗坊のスパフル」はSDGs(持続可能な開発目標)の考えを取り入れた特徴的な商品です。出荷調整時に取り除く外葉や廃棄予定となってしまった箱根西麓三島野菜を粉末状にした商品で料理に風味を加えるとともに彩りも添えることができます。 また長期保存も可能で、オールシーズンで使用で
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インスタ投稿で野菜贈呈 三島飲食店でフードフェス開催
三島市の食材を使ったメニューをPRする「三島フードフェスキャンペーン」(実行委員会主催)が19日、市内の飲食店で始まった。対象メニューの写真をインスタグラムに投稿すると、地場野菜の詰め合わせが抽選で当たる。28日まで。 恒例の屋外グルメイベント「フードフェスティバル」が新型コロナウイルス感染予防のため中止となる代わりに、感染症対策の認証を受ける29店舗で料理を楽しんでもらおうと企画した。旬を迎えた箱根西麓三島野菜や箱根山麓豚などを使ったメニューを各店舗で1~2品程度用意し、ピザやパスタ、ラーメン、スイーツなど多種多様な料理を売り出している。 料理の写真を「#三島フードフェス」のハッシュタ
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歌舞伎役者市川右団次さん 迫力の舞台 三島で「華の舞」上演
伝統芸能「華の舞」(三島市民文化会館主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が20日、同館で開かれ、歌舞伎役者の市川右団次さんらが迫力の舞台を披露した。 能楽独調「楠露(くすのつゆ)」、素踊り「楠公(なんこう)」は、勅命により足利尊氏との「湊川の戦い」に向かう楠木正成、長男正行を巡る親子の逸話を描いた作品。市川右団次さん、右近さんの親子が共演し、父と同じ最期を迎えたいと願う正行との別れ、戦で奮迅する正成の姿を演奏とともに力強く表現した。 歌舞伎十八番の名作「鳴神」は市川笑三郎さんが演じる「雲の絶間姫」と、色香に惑いだまされる右団次さんの「鳴神上人」とのやりとりを演じた。迫力の口調と表情、細やかな
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小沼アナ 食の魅力、発信方法テーマに講演 三島
静岡放送の情報番組などに出演しているフリーアナウンサー小沼みのりさん(40)が19日夜、三島市のJA三島函南本店で「取材活動を通じて感じた『しずおかの食の魅力』」と題して講演した。 県内全域を取材で回っている経験から「地元では当たり前でもすごい魅力が地域にはある」とし、各地の物語とひも付けて食を発信する「ストーリーブランディング」の重要性を強調した。食で地域を「バズらせる」(盛り上げる)ポイントとして、景観など非日常で価値を上げる、生産者の顔が見える、SNSで“映える”―を挙げ、取材した山間部のカフェや漁港食堂などの事例を紹介した。 三島とも縁が深い小沼さんは市内
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三島・西小 栄養バランス楽しく学ぶ アプリ活用、食育授業
三島市立西小で19日、タブレット端末のアプリを活用した食育授業が始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で調理実習の実施が難しい中、楽しみながら食事の栄養バランスやレシピを学んでもらおうと取り入れた。 健康づくりの推進などで市と連携協定を結んだ大塚製薬の開発アプリを取り込んで行った。6年生がカレー、ハンバーグ、唐揚げの中から好きな料理を選んで絵を描き、タブレットで写真を撮影。画面上に映し出されたキャラクターから「仲間選び」を行うよう指示を受け、温野菜やサラダなどの副菜、料理に合うご飯やパン、麺類の主食を選んで栄養のバランスを考えた。 児童らは料理との組み合わせについてグループワークも行い、
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詐欺被害を防止 JA職員に感謝状 三島署
三島署はこのほど、特殊詐欺の被害を未然に防いだ三島市のJA三島函南大社前支店と窓口職員の杉村ほのかさん(25)に感謝状を贈った。 10月18日に同支店を訪れた高齢女性が慌てた様子で限度額を超える150万円を引き出そうとしていたところ、「息子からお金を用意してほしい」と電話を受けたという女性の言葉を杉村さんが不審に思い、同署に通報するなどして被害を防いだ。内田一弘署長から感謝状を受け取った杉村さんは「初めての経験で驚いたが、被害を防げて良かった。詐欺が身近で起きていると感じた」と話した。 同署管内で発生した今年の詐欺被害額は6585万円で、前年同期と比べて5千万円以上の大幅な増加となってい
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千葉・児童死傷事故受け 三島市、通学路を重点補修 予算案提出
三島市は6月に千葉県八街市の通学路で児童5人が死傷した交通事故を受け、年度内をめどに市内の通学路33カ所で白線やグリーンベルトなどの補修工事を集中的に実施する。25日開会の市議会11月定例会に提出する一般会計補正予算案に、関連費用1350万円を盛り込んだ。 実施する通学路は小中学校18カ所と幼稚園、保育園周辺の計15カ所。事故後に学校関係者や市職員、警察官が連携して通学路の安全パトロールを実施し、市内全域で危険箇所を確認した。白線やグリーンベルトなど歩車を分離する境界線が劣化して見えなくなった通学路も多く、重点的に修復して子どもの安全を確保する。ポストコーンや注意喚起する看板の設置も行う。
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全店で「ウェブ面談」可能に 三島信金、移動困難者に対応
三島信用金庫(平井敏雄理事長)は、全店に本部とのウェブ面談が可能な態勢を整えた。これまで移動が困難だったシニア層に最寄りの支店に足を運んでもらい、急増している遺言や相続に関する相談をはじめ、対面式と合わせて幅広く応じる。 ウェブ面談の導入は、毎年4月と11月に行っている「遺言・相続全国一斉相談会」が新型コロナ禍で昨年から中止になったことがきっかけ。コロナ前に実施した前回の相談会でも、遠方の顧客は沼津と三島両市の支店などに来ざるを得なかったため、完備したという。 同信金は伊豆半島など過疎地にも多くの顧客を抱え、営業エリアも広い。シニア層からの要望は近年、遺言や相続をはじめ多様化しているため
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25日から定例会 三島市議会
三島市議会は18日、議会運営委員会を開き、11月定例会の会期を25日~12月10日の16日間と決めた。初日に議案審議を行い、一般質問は12月2~3日、6~7日の計4日間に実施する予定。
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列車内事件への対処訓練 JR東海、警察と連携 三島車両所で公開
新幹線走行中の大規模災害や不測の事態を想定したJR東海の総合事故対応訓練が17日、三島市の東海道新幹線三島車両所で報道陣に公開された。全国で相次ぐ列車内の事件を踏まえた不審者対処訓練も行われ、警察と連携して乗客の避難誘導を実践した。 走行中の車内で不審者の男がいきなり周囲の乗客を切りつけた―との想定。乗客が作動させた非常通報装置で客室カメラの映像が指令室に配信され、防護装備を身に着けた警備員が不審者をけん制しながらけが人を救出した。乗務員らはグループ通話システムで情報を共有しながら対応し、車両を封鎖して不審者を閉じ込めた後、緊急停車した駅で乗り込んだ警察官が不審者を取り押さえた。 同社新
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三島の4選手 全国優勝報告 女子中学生硬式野球
9月に群馬県で開催された全国女子中学生硬式野球選手権大会で優勝した「スルガマリンガールズ」の三島市在住選手4人がこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 訪れたのは久保田夕真さん(中郷中2年)、土屋遥香さん(三島南中2年)、栗田夏歩さん(山田中1年)、高崎彩音さん(北上中1年)。2年生は最上級生になる来年を見据え「自分たちの代でも同じ経験をしたい」と語り、1年生は「全国大会の試合に出られて良かった」と述べた。 豊岡市長は「野球はやればやるほど難しく、楽しい。優勝はボール一つにみんなで集中した結果」とたたえた。
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三島の書家2人 日展入選を報告 鈴木さん、門崎さん
三島市在住の書家、鈴木玉翠=本名・君江=さん(74)と門崎菁華=同・砂織=さん(57)が第8回日展で入選を果たし、17日に市役所を訪れて豊岡武士市長に喜びを報告した。入選作品は21日まで、東京の国立新美術館で展示されている。 鈴木さんは漢字で杜甫の詩5首を、門崎さんはかなで新古今和歌集から23首をそれぞれ書き上げた。県書道連盟常任理事で、30年以上にわたりSBS学苑で講師も務めた鈴木さんは「プレッシャーもあり、入選が決まった時はうれしさとほっとした気持ちだった」と語った。書道暦約35年の門崎さんは「20回ぐらい日展に応募し、ようやく夢がかなった」と喜んだ。 豊岡市長は「品格あるまちづくり
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焼死体は住人の男性 三島市本町の飲食店兼住宅火災
三島署は17日、三島市本町の飲食店「こうの」の店舗兼住宅で出火した10月31日未明の火災で、現場から遺体で発見された男性の身元を住人の男性(34)と特定した。死因は焼死。火災は隣接する店舗など全焼3棟を含む計6棟程度の建物を焼き、女性1人がやけどを負った。富士山南東消防本部が出火原因や焼失面積を調べている。
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三島で豚熱初確認
静岡県は17日、三島市佐野で捕獲された野生イノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。三島市内での感染は初めて。県内の感染確認は326頭となった。
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選択的夫婦別姓制度 若い感覚 選挙で反映を【黒潮】
10月に行われた衆院選では、選択的夫婦別姓制度について、導入に慎重な自民党を除く主要政党のほとんどが制度の実現を公約に盛り込んだ。夫婦の姓に関する決まり事が、一部の関心事でなく、ジェンダー不平等を象徴する課題として認知され始めたように思う。 選挙に合わせ、夫婦別姓を望んだため事実婚を選んだという三島市在住の夫婦に話を聞いた。意外だったのはその理由が、妻の側も「家を継ぐため」ということ。男兄弟のない旧家の長女で、必要があったという。少子化が進む中、こうした状況は珍しくないだろう。 この夫婦の事情を聞くと、導入反対論で語られる「日本の伝統的な家族観が壊れる」という懸念には疑問符が付く。彼女の
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夜間中学校名募る 磐田、三島に23年開校 静岡県教委
静岡県教委は、2023年4月に磐田市と三島市に開校する県立夜間中学の校名募集を開始した。締め切りは12月3日。 磐田市の天平のまちに設置する本校と三島市の県立三島長陵高内に置く分教室で、共通の学校名を使用する。募集するのは県民に親しまれ、生徒が誇りと希望を持てる校名で、県内のどの場所にもふさわしいもの。県教委の校名選考審査会で選考し、22年3月に発表する予定。採用者には記念品を贈る(多数の場合は抽選)。 応募の際は県教委のウェブページから入力フォームにアクセスし、校名案とふりがな、理由のほか、氏名や連絡先を入力する。専用の応募用紙によるファクスか郵送での申し込みも可能。郵送は12月3日の
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技術生かし車椅子整備 損保ジャパンとAIRオートクラブ
損害保険ジャパン静岡支店と同社自動車整備工場代理店組織のAIRオートクラブ静岡支部は15日、車椅子の整備・清掃ボランティア活動を静岡市葵区の市中央福祉センターで実施した。 同支部会員ら10人が整備技術を生かし、市民らに貸し出しを行っている車椅子約35台を点検した。ねじの緩みやブレーキの調整、タイヤゴムの状態確認、空気圧の適正化などを行い、快適に利用できるよう清掃した。 26日には三島市の市社会福祉協議会でもボランティア活動に取り組む予定という。
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詐欺防止を呼び掛け J3沼津がポスター製作 三島市に寄贈
三島署管内で特殊詐欺被害が多発する事態を受け、サッカーJ3アスルクラロ沼津はこのほど、被害防止を呼び掛ける選手のポスターを製作し、300枚を同署や三島市に寄贈した。 同署管内で発生した今年の特殊詐欺はこれまでに25件。被害額は6500万円に上り、前年同期比で約4500万円の大幅増になっている。ポスターはGK野村政孝選手(30)、MF佐藤尚輝選手(25)を掲載し、「電話口で“お金”の話はレッドカード」と呼び掛ける。アスルクラロ沼津の渡辺隆司社長は「少しでも高齢者の被害防止につながってほしい」と述べ、内田一弘署長と豊岡武士市長にポスターを手渡した。 内田署長は「ポスタ
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記者コラム「清流」 大火の翌日
衆院選の熱戦が終わって間もない10月31日未明、三島市の大通り商店街で建物火災が発生した。少なくとも計6棟を焼く大火となり、不幸にも1人の死亡が確認された。広小路駅からほど近い市の中心街。深夜とはいえ、現場は大勢の通行人や住人で騒然とした。 その翌日、夕刊に1枚のチラシが折り込まれていた。地元の自治会が火事の迷惑をおわびし、消火活動に感謝する内容だった。地域としても深刻な大惨事にもかかわらず、わずか1日の丁寧な対応に驚かされた。 人のつながりが希薄な時代。困難があれば支え合い、ともに乗り越える地域の関係は何物にも代えがたい。「住みやすい街大賞」で注目される三島には、こんな魅力もあるようだ
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特産サツマイモで冬のお菓子 三島の老舗店が発売
三島市の老舗和菓子店「兎月園」は、三島特産のサツマイモ「三島甘藷(かんしょ)」を使った新たな和菓子「い~ものみっつけ」を作った。11月中旬から三島の冬のお菓子として発売する。きな粉の中からイモやわらび餅を取り出して食べるお菓子で、「芋掘り感覚で楽しんで」としている。 箱に詰めたきな粉の中にイモのエキスを練り込んだわらび餅、蜜で煮込んだイモの甘露煮が埋められ、備え付けの蜜を付けて味わう。名称の「い~もの」は良いものやイモ、「みっつけ」は蜜付けや見つけ―の意味を込めたという。食べ終わった後の余ったきな粉はトーストやソイラテに使用でき、商品を活用した新たなレシピを競うコンテストも開催する予定。
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個人情報記載受付票、3人分紛失 三島市、ごみ収集中
三島市は15日、廃棄物対策課の職員が粗大ごみの戸別収集中に3人分の個人情報を記載した受付票を紛失したと発表した。 市によると、粗大ごみ収集の受付票には住所、氏名、電話番号が記されていた。市職員は受付票8枚と作業日報1枚を挟んだバインダーを荷台の鉄柱にマグネットで貼り付けて粗大ごみの重さを記入した後、受付票を車内に持ち込むのを忘れてそのまま車両を走らせた。その後、紛失に気付いて職員が探したところ、受付票3枚が見つからなかったという。 市は今後、マグネットの使用を禁止し、車両発進前の確認を強化して再発防止を図るとしている。
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医療従事者へ ワクチン3回目接種券、11月下旬発送 三島市
三島市は15日、新型コロナウイルスの大規模集団接種を13日で終了し、医療従事者への3回目接種券を11月下旬から順次発送すると発表した。一般高齢者への発送は1月下旬に始まり、3月から接種が行われる。 市によると、12歳以上の対象者における接種率(14日)は1回目が86・6%、2回目が84・2%。3回目の接種は2回目から8カ月が過ぎた市民が対象で、これまで実施した病院や学校体育館などの集団接種会場に加え、約40の医療機関でも行う。未接種者や新たに12歳になる児童には、小児科医院や保健センターで接種を継続するという。
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「火の用心」呼び掛け 三島市内小1生に三角定規寄贈
三島市防火協会は15日、市内の小学1年生845人に「火の用心」を呼び掛ける三角定規を贈った。村上篤会長が市教育委員会を訪ね、西島玉枝教育長に目録を手渡した。 カバーに「火の用心」と書かれた三角定規の寄贈は15年以上前から続けられ、幅広い学年で使われる文具として火災予防の啓発に役立てている。同協会は「小さいときから火の用心の言葉を身近に感じてもらいたい。親にも見せてほしい」という。西島教育長は「児童には『火事に気をつけて』とお話をして配りたい」と話した。
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アマ名人の石垣さん「未来を見通した将棋」 藤井聡太最年少四冠
藤井聡太三冠が史上最年少で四冠を達成した13日、6月の第70期県アマチュア将棋名人戦で優勝した石垣毅四段(33)=三島市=が取材に応じ、藤井四冠のすごさを語った。 「まるで(局面がどう進むか)未来を見通しているかのよう」。プロの間でも“神がかっている”とすら表現される藤井四冠。記憶に残る代表例として挙げるのは、今年3月の第34期竜王戦で繰り出した「4一銀」。相手の逃げ道を封じ、勝利を決定づけた。形勢逆転を許して負けにつながってもおかしくないリスクの高い手だったが、見事に読み切った。「AIにできても人間には指せないはずと言われる一手。それらを『これで勝った』と言わんば
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三島で未使用の食器市 再利用の意識向上へ
三島市は13日、家庭に眠る新品、未使用品の食器を配布する「もったいない食器市」を同市中郷文化プラザで開いた。ごみの最終処分場が飽和状態に近づく中、埋め立てる食器類を少しでも減らしながら再利用の意識向上を図る。 10月に市民から集めた新品、未使用品の食器類2700キロのうち、皿や茶わん、グラスなど約1300キロを用意した。食器市は市民らが10人ずつ、3分以内で好きな食器を選んで持ち帰る仕組み。贈答品などの高級食器も多く、会場には長蛇の列ができた。 市によると、最終処分場は現在、残余容量が9%。何も対策をせずにごみを捨て続ければ2023年度中に満量となる見通しで、現在は多額の費用をかけて埋め
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身近なエコ積極的に 三島で温暖化対策イベント 廃材でバッジ作り
地球温暖化対策として各自ができることを考えるイベント(三島市主催)が13日、同市の楽寿園で開かれた。パネル展示やワークショップなどのほか、夜には廃油キャンドルも点灯され、来場者に身近なエコ活動について呼びかけた。 環境省が推進する地球温暖化対策の国民運動「クールチョイス」の一環。会場ではクールビズやエコドライブ、公共交通機関の利用など、来場者ができるエコな生活、行動にチェックして対策を推進する賛同書への記入を呼びかけた。フードロスなどの問題を説明するパネル展示に加え、ペットボトルのキャップなど廃材を使ったバッジ作りも行った。 夜間には300個の廃油キャンドルをあしらったタワー3基を設置
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再開発で市民会議 地盤、地下水を懸念 GW三島
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、JR三島駅南口東街区の再開発事業に関する市民対策会議を市民生涯学習センターで開いた。 地盤となる溶岩層がぜい弱で高層マンションの建設に危険が伴うほか、工事の影響で地下水が減少、枯渇する懸念も示した。準備組合が作成した資金計画に記された事業費の高騰と補助金の上昇も疑問視し、行政による高い補助率と社会的な利便性を表す「便益」の低下を指摘した。 一方、市や専門家らによる地下水対策検討委員会は、地盤の強度が建物の重さによる圧力を大幅に上回る調査結果を公表したほか、地下水に影響の少ない「直接基礎」の工法を採用する方針も示している。準備組合の資金計画
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「その人なりの自立を」 障害者支援テーマに講演 三島「縁」
生活困窮者や障害者など社会的弱者をサポートする一般社団法人「縁(えにし)」はこのほど、初の交流イベントとして「障害を抱える子ども達の未来を考える」と題した講演会を三島市の三島商工会議所で開いた。 講師は「障害者のしごとを考える母の会」の沼田潤代表。3歳で自閉症と診断された息子の成長を振り返り、「与えられた学びや出会いは多く、ビジョンを持つことで前向きになれた」と語った。16歳になった息子は困り事だった敏感な嗅覚を生かし、大好きなコーヒーを仕事にしようと日々修業中。同じく障害を抱える子どもの居場所として「カフェと工房ぼくの色」を始めた沼田代表は、「仕事を当てはめるのではなく、得意なことを仕事
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絵画愛好クラブ 多彩な作品49点 三島で14日まで
三島市や裾野市などの絵画愛好家でつくる「アート・クラブ悠々」の作品展が14日まで、三島市民生涯学習センターで開かれている。 月に2回の教室を開いている同クラブは師事する画家の川口潔さんが昨年亡くなり、今回は初めて会員が企画して展示会を開いた。60~80代の会員13人が油彩、水彩、アクリルなどさまざまな作品49点を出品した。 富士山、蓬莱橋、黄瀬川などの風景や人物、仏像などをモチーフにした絵画が並び、来場者の注目を集めている。
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工事現場を見学 児童がお絵かき 伊豆
伊豆市下白岩のJA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院の新築移転土木工事を行っている加和太建設(三島市)はこのほど、地元の小学生を対象にした工事現場見学会を現地で開いた。 児童や保護者ら約30人が参加し、調整池の屋根部分のコンクリートにクレヨンで思い思いの絵を描いた。動物や花、キャラクターなどを自由に描き、約1200平方メートルの広さのコンクリートに彩りを加えた。建設重機の乗車も体験した。 現場を公開することで工事に親しみを持ってもらおうと企画した。同社の担当者は「なかなか現場には入れない。病院ができる前にいい思い出になってくれれば」と期待した。
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技能功労者ら8人を表彰 三島市
三島市は10日、同一の職種で30年以上の経験を持つ技能功労者と、将来が嘱望される中堅・青年を対象とした優秀技能者への表彰式を市民生涯学習センターで行った。 表彰を受けた人は次の通り。 【技能功労者】大工職 鳥居六雄(鳥居建築)▽塗装工 入月孝明(入月塗装工業)▽機械加工 遠藤晴仁(三光ダイカスト工業所)▽防水工事士 田辺勝利(石渡産業) 【優秀技能者】造園 大村直樹(大楽園)▽機械加工 佐藤亮平(電業社機械製作所)▽ダイカスト 若井正人(三光ダイカスト工業所)▽とび 遠藤洋介(鳶遠藤組)
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自転車推進計画策定へ 三島市、脱炭素や健康維持狙い
三島市は、自転車の普及促進で脱炭素や市民の健康維持を図る「市自転車活用推進計画」の策定に乗り出す。実施期間は来年度からの5年間で、ハード、ソフトの両面から安全で快適に自転車を活用できるまちづくりを進める。11日には計画策定に向けた協議会が市社会福祉協議会で始まり、自転車の現状と課題、今後の方向性を話し合った。 三島駅を中心に半径5キロ圏内が人口集中地区の同市は南部に平野部が広がるコンパクトな町が形成され、自転車の利用に適した環境が整っているという。通勤、通学で長泉町との行き来に自転車を使うケースが多く、市のアンケートによると高校生の約6割が月に数日以上自転車で移動している。一方、5キロ以内
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ドローン活用へ 三島市消防団、知識や技術学ぶ
来年度から小型無人航空機(ドローン)の活用を検討する三島市消防団はこのほど、ドローンの基礎知識や技術を学ぶ講習会を同市の富士山南東消防本部で開いた。消防庁ドローン運用アドバイザーで静岡市消防局消防司令の青野清司氏が講師を務め、団員らに関連法令や現場での活用例について説明した。 災害現場におけるドローンの活用は、上空からの被災状況の把握や被災者の捜索活動などに役立てられる。青野氏は航空法など関連法令について示したほか、ドローンの本体構成や操作方法も解説し、活用事例として熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の災害現場を挙げた。操縦者に必要以上の重責を負わせないよう「操縦技能を区分した上で消防活動
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起業ここから 三島に拠点「LtGスタートアップスタジオ」開業
三島市大社町で12日、起業や新事業の立ち上げを目指す人たちが集まる「LtGスタートアップスタジオ」がオープンする。事業の種別を問わずに格安の料金で施設を利用でき、常駐する金融機関の職員への相談も可能。アイデアがアイデアを生む好循環をつくり出し、地方から世界に向けた新たなビジネスの創出を狙う。 利用者は事前に事業計画を提出し、プレゼンテーションでの審査を経て決定する。対話型フリースペースや個人ブースなどを設置するものの、単なるテレワークスペースではなく事業の進ちょく状況をチェックしながら3カ月ごとに会員の更新も行う。施設運営者は「大切なのは情熱。そして狙う市場はどこか。いろんな指標で見ていき
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カード詐取疑い 親族装い電話した男逮捕 三島署
三島署は10日、詐欺と窃盗の疑いで大阪府高槻市宮田町、無職の男(21)を逮捕した。 逮捕容疑は5月3日、何者かと共謀して三島市の男性(53)に親族を装って電話をかけ、「病院にかばんを置き忘れた」「取引先にお金を振り込むのでキャッシュカードを貸してほしい」などとうそをつき、上司の息子を名乗って男性宅を訪れた容疑者がキャッシュカード1枚をだまし取り、現金50万円を引き出して盗んだ疑い。同署は共犯者などについて調べている。
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アプリ開発の成果競う ITエンジニアら「MaaS」テーマ 三島
三島市スマートシティ推進協議会はこのほど、ITエンジニアらがアプリケーションやサービスの開発成果を競うイベント「ハッカソン」を開始した。テーマは、スマートフォンで電車やバス、タクシーなどの交通サービスを受けられるシステム「MaaS(マース)」。参加者はそれぞれ開発を進め、13日のプレゼンテーション・審査会で発表する。 3日は同市の「LtGスタートアップスタジオ」でキックオフイベントが行われ、オンラインも含めて27人が参加した。今後、交通機関の時刻表やシェアサイクルの移動データなど関連データの提供を受け、13日までにアプリ開発を目指す。プレゼンには企業や金融機関の関係者も訪れる予定で、新たな
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データ共有、盛り土調査へ 三島市と国土地理院が協定
7月に発生した熱海市の大規模土石流を受け、三島市は9日、国土地理院と地図や航空写真など地理空間情報の活用促進に関する協定を結んだ。保有するデータや技術を共有して相互連携を強化する内容で、市は市内にある違法な盛り土の立体調査などに役立てる方針。 国土地理院によると、盛り土行為や土石流の発生前後のデータを比較することで、どの程度の土が盛られて崩れたのか―などの状況把握が可能になるという。米軍が撮影した戦後の写真から現在まで一定間隔で蓄積してきた多種多様なデータがあり、市は違法な盛り土を3D解析して規模の把握や対策につなげる。都市空間の情報をつかむことで、まちづくり事業などへの活用も期待される。
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三島市議会 ダイバーシティ推進検討特別委 議員の多様性を議論
三島市議会は10日、多様性社会の実現に向けた「ダイバーシティ推進検討特別委員会」の会合を市役所で開いた。当面の目的として性別や年齢、障害の有無などにかかわらず議員活動ができるよう、議会の環境整備を進める方針が示された。 同委員会は9月定例会で設置され、本格的な議論は今回が初めて。2023年春の市議会改選を前に多様な人材が議員として活動できる環境作りを主眼に置き、検討事項案では妊産婦や配偶者、子育て中、車いすの使用―などさまざまな制約を受ける議員への配慮が盛り込まれた。会合では議員報告会に参加する市民の多様性など、社会ニーズも踏まえてより幅広く議論を進める必要性も指摘された。 委員は検討案
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富士・箱根・伊豆 国際学会が討論会 13日、三島
地域資源を学術的に見つめ、地方創生や新たなビジネスにつなげる「富士・箱根・伊豆 国際学会」は13日、初のフォーラム(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市民生涯学習センターで開く。聴講無料で、オンラインでの参加も可能。 テーマは「地域DNA―コロナ禍の地方創生」。アブドラ国王科学技術大(サウジアラビア)特別栄誉教授を務める遺伝学者の五條堀孝会長が基調講演をするほか、午前と午後に分かれて各分野の専門家がテーマトークを行う。パネル討論も予定している。 開催時間は午前10時~午後4時45分。問い合わせは室伏強さん<電090(2578)8647>へ。
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全国花のまちコンクール奨励賞 東大場花の会、三島市長に喜び報告
地域花壇づくりに取り組む三島市の東大場花の会はこのほど、「全国花のまちづくりコンクール」(同推進協議会主催)の団体部門で奨励賞に輝いた。このほど関係者が市役所に豊岡武士市長を訪ね、喜びを報告した。 同会は16年前から活動を続け、全国コンクールでの受賞は初めて。伊豆半島や静岡県、富士山をイメージした17カ所の花壇を千平方メートルの敷地内に造り、30種類、2千鉢の花々で美しく彩った。コンクールには全国から1031件の応募があり、奨励賞は大賞、優秀賞に次ぐ3番目の栄誉という。 市役所を訪れた会員らは「花壇で作業に行くのが楽しみ」「みんなに声を掛けてもらえるのがうれしい」などと話した。小西昇会長
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知徳高生が模擬結婚式 観光文化コース3年生、ブライダルの仕事学ぶ 三島
観光やホテル、旅行業務について学ぶ知徳高(長泉町)観光文化コースの3年生38人が10日、三島市のみしまプラザホテルで模擬結婚式を行った。生徒が実際に新郎新婦役を務め、ブライダルの仕事やテーブルマナーなどについて理解を深めた。 模擬人前式ではドレスアップした新婦役の山内瑞希さん(18)が父親役の高梨文憲教頭とバージンロードを歩き、新郎役の吉岡誠悟さん(17)とともに壇上へ進んだ。誓いの言葉を述べた上で指輪を交換し、結婚証明書にも記入した。式後に階段を降りながらフラワーシャワーの祝福を受けた山内さんは「緊張したけど良い経験。ドレスを着られたのがうれしかった」と述べ、将来はホテルの調理師を目指す
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ポリオ根絶へ ロータリークラブが募金活動 三島
三島、三島西、せせらぎ三島の3ロータリークラブはこのほど、ポリオ(小児まひ)根絶に向けたワクチンの募金活動を三島市の日清プラザ・イトーヨーカドー三島店で行った。 日大三島高、知徳高の生徒も参加し、計64人がのぼり旗を掲げて買い物客に協力を呼び掛けた。ワクチン接種により世界の発症率が大きく低下したポリオの現状を伝えるチラシも配布した。三島RCの山田敏博会長は「根絶まであと一押し。早く成し遂げたい」と語った。 集まった浄財は国際ロータリークラブを通じて寄付され、ワクチンの購入費用に充てられる。
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三島の感染症専門施設 県「検査機能、一部移管」
静岡県は9日、三島市谷田の県総合健康センターに設置を計画している感染症専門施設の検討状況を県議会厚生委員会に説明した。施設に感染症対策の中核的な役割を担わせるとともに、県有の検査機能の一部を移管する考えを明らかにした。 県によると、新たな感染症専門施設には県東部保健所細菌検査課(沼津市)の役割が移るほか、県環境衛生科学研究所(藤枝市)も一部の代替機能を移管する。 有事の際は、入院待機ステーションやワクチン接種会場の機能を持たせる方向で検討している。新型コロナウイルス流行で課題となった病床確保は、医療圏ごとに指定する拠点病院で対応する考え方を示した。 本年度で終了する県総合健康センターの
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児童ら日本舞踊を体験 中村流八代目家元が指導 裾野
裾野市文化協会はこのほど、日本舞踊の中村流八代目家元中村梅彌(うめや)さんを講師に招いた無料体験教室を市民文化センターで開いた。静岡県東部の小学生を中心に11人が参加し、日本の伝統芸能に親しんだ。 参加者はお辞儀の仕方や扇子の持ち方といった基本を学んだ後、童謡「さくらさくら」と小曲「京の四季」の踊りに挑戦した。中村さんは「振り付けが歌詞に基づいていることが分かると日本舞踊はもっと楽しくなる」とアドバイス。児童らはひらひらと舞う花びらやにおいをかぐしぐさなど、一つ一つの振り付けの意味を確認しながら真剣な表情で踊りを楽しんでいた。 中村さんと長女の梅さん、弟子の中村梅壽(うめじゅ)さんによる
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初出版の絵本を小学校に寄贈 三島出身・伊藤さん
仙台市で活動する三島市出身のグラフィックデザイナー伊藤典博さん(41)がこのほど、初出版する絵本「ピッピのおみそ」を三島市の全14小学校に寄贈した。 絵本は仙台で親しまれるスズメのピッピを主人公に、さまざまな場面で名物の仙台みそを紹介する物語。約400年前の伊達政宗も登場するほか、みその成り立ちや神社に奉納する新嘗祭(にいなめさい)の様子、稲穂が広がるふるさとの風景などを描いている。外国人観光客も訪れ和食が注目される現代に合わせ、日本語とともに英語の文章も載せた。 市役所を訪れ、豊岡武士市長に絵本を手渡した伊藤さんは「子どもたちに地域の伝統産品を気軽に学んでもらい、地元を見直すきっかけに