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「いずっぱこ 車内に川柳 にじむ愛」 川柳電車、運行開始 車内に入賞作

 三島市の伊豆箱根鉄道は9日から、駿豆線沿線住民から寄せられた「いずっぱこ」への思いや愛着がにじむ川柳を飾った「川柳電車」を運行する。27日まで、沿線4市町と昨秋に開催したコンテストの入賞作品36点を車内に展示する。

車内に入賞作品を設置する職員=三島市の伊豆箱根鉄道
車内に入賞作品を設置する職員=三島市の伊豆箱根鉄道

 コンテストは2022年度、駿豆線沿線の高校生を対象に初めて開催。好評だったため、23年度は一般と学生の2部門を設け、434作品の応募があった。大賞は学生部門がペンネーム「ゆず」(三島北小6年)の「六年間泣いて笑ってもう終点」、一般部門はペンネーム「還暦おじさん」の「家内より長い付き合い駿豆線」が輝いた。
 作品を飾る中づりポスターには、作品に込めた思いも掲載した。好意を寄せる男性への思いや鉄道好きの孫とのエピソードなどもつづられた。
 コンテストではヘッドマークのデザインも募集した。電車には学生、一般両部門の最優秀2作品を付けて運行する。3両1編成で、1日あたり2~11往復する。詳細は同社ホームページで。
 (三島支局・岡田拓也)

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