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遺伝学の面白さ解説 三島で講座

 遺伝学の普及や教育に取り組む遺伝学普及会と三島市は13日、市民文化会館で「遺伝学講座・みしま」を開いた。約150人が聴講し、基礎科学の面白さに触れた。

来場者が遺伝学の面白さに触れた講座=三島市の市民文化会館
来場者が遺伝学の面白さに触れた講座=三島市の市民文化会館

 国立遺伝学研究所細胞建築研究室の木村暁教授は「見事な建築物である私たちの細胞」と題し、遺伝子やタンパク質が数千倍の大きさの細胞を作り上げる「隠れた秩序」を解き明かす研究の一端を紹介した。人工知能(AI)を活用した解析が進んでいる現状も説明し「AIは複雑なものを予測するのが得意。うまくAIを活用できないか考えている」と、多くの要因や段階からなる細胞内の仕組みの理解に向け期待を示した。
 同研究所の久保郁外来研究員は「透明な魚で解き明かす脳のふしぎ」との演題で講演した。同研究所や地元の高校、高専による研究成果を披露するポスター発表も行われた。

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