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新庁舎計画案見直し 2候補地各1案に絞る 来年8月に方針決定 三島市

 三島市は15日までに、市役所の新庁舎整備に関する新たな配置計画案を作成した。現在地の北田町と南二日町広場の整備候補地でそれぞれ1案に絞り、候補地選定の意見集約に役立てる。年明けから市内各地で説明会を開いて市民アンケートを行い、来年8月をめどに整備地を決める。

三島市役所新庁舎配置計画案の概要
三島市役所新庁舎配置計画案の概要


 市は11月中に整備地決定を予定していたが、市議会や市民の意見が多様だったため判断を見送った。旧配置計画は現在地が4案、南二日町広場が2案あり比較が困難だったと考え、庁舎規模や駐車場台数を改めて精査した上で新計画案を作成した。
 新計画案で示した現在地の事業費は111億円、運用や保全などを含めた80年間の生涯コストは333億円。7階建ての庁舎2棟を建設する。2層式の立体駐車場は使用年数を40年とし、コスト縮減を図った。仮庁舎は敷地内に設置し、旧庁舎の解体と新庁舎の建設を順次行いながら整備する。
 南二日町広場の事業費は100億円で、生涯コストは308億円となった。現在の多目的グラウンド部分に5階建ての庁舎1棟を整備する。サッカーグラウンドは残し、新たにグラウンドゴルフ場を整備する。敷地内に道路を作り、借地部分を区画整理して庁舎の敷地と区別する。
 両候補地ともに生涯コストは、最新の計算式を基に算出した影響で旧計画案から大幅に縮減された。市は来年1~3月に市内6地区で説明会を開催。5月に1万人規模のアンケートを実施し、整備地の方針を定める。
 新配置計画案は近く、市ホームページで公開する。
 (三島支局・岡田拓也)

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