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さらに爽快 レモンビール 醸造所(伊豆の国)とラーメン店(三島) 今季も販売 全国的人気、増産態勢整え

 伊豆の国市中のビール醸造所「反射炉ビヤ」と三島市大社町の「ラーメンやんぐ」が1日、コロナ禍の2020年から共同開発する「生搾りレモンビール」の今季の販売を始めた。昨季よりアルコール度数を1%下げ、レモンの香りを引き立たせて爽やかさをアップ。全国的に人気が高まる中、増産態勢も整えた。

今季の販売が始まった「生搾りレモンビール」=三島市大社町のラーメンやんぐ
今季の販売が始まった「生搾りレモンビール」=三島市大社町のラーメンやんぐ

 今季は、より気軽に楽しめるよう度数を4・5%にし、レモンのフレッシュさや酸味が際立った。2000リットルを製造した昨年は全国から注文が寄せられ、想定より約2カ月早い5月上旬に完売。今年は2200リットルを製造し、追加製造する態勢も整えた。
 レモンビールはコロナ禍で先行きが見えなかった時、やんぐの看板メニュー「生搾りレモンラーメン」に合うビールとして共同開発。山田隼平醸造長(31)が「このビールがなかったら苦境を乗り越えられなかったかもしれない」と言う思い入れのある商品だ。
 原料となる沼津市西浦地区産のレモンは、やんぐの高梨哲宏店主(38)の義理の祖父青木敬一さんが生産。ミカン農家を引退した青木さんがレモンの生産も辞める可能性があるといい、高梨店主は「今季で最後になるかもしれない。ぜひ味わってほしい」と話す。
 レモンビールはやんぐで提供されるほか、反射炉ビヤのオンラインショップでも購入できる。
 (三島支局・岡田拓也)

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