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戦後パリの風景画ずらり 長泉・ビュフェ美術館で特別展

 ベルナール・ビュフェ美術館(長泉町)別館企画展示室で6日、フランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928~99年)が過ごした第2次世界大戦後のパリをテーマにした特別展「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」が始まった。11月24日まで。

第2次世界大戦後のパリを描いた作品が並ぶ館内=長泉町のベルナール・ビュフェ美術館
第2次世界大戦後のパリを描いた作品が並ぶ館内=長泉町のベルナール・ビュフェ美術館

 ビュフェが若き画家として注目を集めた40~60年代のパリの文化を中心に取り上げた。ビュフェのほか、ユトリロ、ヴラマンクが描いたパリの風景画を展示。会場には当時の雰囲気を演出するジャズが流れ、同時期に活躍した文化人の写真や映画ポスター、雑誌など計52点が並ぶ。雨宮千嘉学芸員は「ビュフェが時代の寵児(ちょうじ)となった当時のパリのムードを感じて」と呼びかけた。
 21日午後2時からは三島市民生涯学習センターで批評家、文筆家の中村高朗多摩美術大名誉教授による講演会「ビュフェと文学者たちとの交流-そしてビュフェの再評価について」を開く。定員150人。参加無料。予約は同美術館<電055(986)1300>へ。

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