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三島市　国保税増額へ　平均年５１００円　運営協が答申

三島支局　岡田拓也

　三島市国民健康保険運営協議会（会長・村田耕一市議）は２３日、２０２４年度から国民健康保険税率を引き上げるよう市に答申した。１人当たりの平均保険税額は年約５１００円（約４・６％）の増額となる。税率改正の答申は６年ぶり。市は市議会２月定例会に国民健康保険税条例改正案を提出する。
　市によると、市国民健康保険特別会計の単年度収支は２１年度に赤字化。基金を取り崩して対応してきたが、現行税率のままだと歳入不足額は２３年度が４２００万円、２４年度は４４００万円、２５年度は７１００万円と拡大する。答申した税額は基金から毎年２千万円を取り崩し、収支が３年先まで均衡する水準で設定した。
　答申では、医療分は均等割が２万９４００円（現行３万１８００円）、平等割が７８００円（同９６００円）、所得割が６・４８％（同７・２６％）と減額。一方、後期支援金分の均等割が２万８００円（同１万３８００円）、所得割が２・４１％（同１・３９％）、介護納付金分の均等割が１万６８００円（同１万６２００円）、所得割が２・６４％（同２・２８％）と増額した。
　村田会長は「税率改正はやむを得ない」とした一方、国保財政の健全化に向けた特定健診の受診率向上などを付帯意見として市に求めた。豊岡武士市長は「保健事業を進め、健康維持増進を図り、医療費を削減していきたい」と応じた。
　（三島支局・岡田拓也）

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