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「春の七草」収穫最盛期 高木農園 障害者らも作業応援 三島・箱根西麓

 七草がゆの具材となる「春の七草」を栽培する三島市の箱根西麓で、収穫作業が最盛期を迎えた。同市の高木農園では年明けにかけて19万パックを出荷予定。26日からは、市内の障害者就労継続支援事業所の利用者らが応援に入った。

七草の収穫に取り組む利用者ら=三島市の高木農園
七草の収穫に取り組む利用者ら=三島市の高木農園


 同農園のハウスでは28日まで、NPO法人にじのかけ橋が運営する4事業所から延べ約130人が訪れる。約1千平方メートルのハウスで育った七草用のダイコン(スズシロ)を収穫し、葉やひげ根を切り落として水洗いする作業に取り組む。
 同農園は新型コロナウイルスの影響で人員確保が難しかった2020年から、同NPO法人に作業を依頼。農福連携を進める中、現在は協力者として欠かせない存在となった。同NPO法人にとっても仕事が減る年末の作業を歓迎し、鈴木俊昭理事長は「工賃も増えるし、店頭に並ぶことに喜びや達成感を得ている利用者も多い」と話す。
 30日からのパック詰め作業は、地元の高校生らが参加。来年1月4日までに県内のほか、関東や中京に順次出荷される。
 (三島支局・岡田拓也)

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