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風水害に連携対応へ 関東管区広域援助隊、静岡で2日間訓練

 静岡、新潟、長野、山梨の4県警でつくる関東管区広域緊急援助隊第3大隊は16日、合同の災害対応訓練を静岡市清水区の清水庵原球場などで行った。風水害など全国で相次ぐ大規模災害の現場で連携した救助活動を展開するため、17日まで実践的訓練を展開する。

資機材を駆使し、車内に取り残された人を救助する訓練に臨む広域緊急援助隊員=16日午後、静岡市清水区の清水庵原球場
資機材を駆使し、車内に取り残された人を救助する訓練に臨む広域緊急援助隊員=16日午後、静岡市清水区の清水庵原球場

 車内からの救助訓練では、多彩な資機材を駆使し、窓ガラスやドアを壊して取り残された人を救い出す手順を確認した。台風で浸水した自宅から住民を安全に救い出す想定の訓練は、隊員たちが要救助者役に声掛けを続けながら、高さ約6メートルの場所からはしごを一緒に下りて避難させた。
 岩石採取場ではダミー人形を使った救出訓練も行った。参加者は野営し、最終日は浸水害と多重事故を想定した複合的訓練に臨む。
 静岡県警の真野義文災害対策課長は「大規模災害は活動が長期になり、連携が何より重要になる。限りある資機材などを有効に活用するためにも、災害対応の基本訓練を積み重ねたい」と話した。

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