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浜松「馬込川水門」 2027年度完成目指す 県の津波遡上対策

 静岡県浜松土木事務所は26日、浜松市南区の馬込川河口部に建設している水門について、両岸の防潮堤と接続する堤防部分を含め、2027年度の完成を目指していることを明らかにした。

馬込川河口部の水門設置場所
馬込川河口部の水門設置場所

 水門は、同市中心部を流れて遠州灘に注ぐ馬込川の津波遡上(そじょう)対策を目的に21年度に着工した。幅約90メートルにわたって三つの水門が並ぶ構造で、津波防御高は8メートル。完成すれば、県の第4次地震被害想定の最大津波(レベル2)による同市南部の宅地浸水面積を約9割減らせる見通し。水門本体は25年度に完成予定。
 同日の県西部地域局の定例記者会見で、同土木事務所の担当者が工事概要などを説明した。本年度は水門本体の基礎工事を進めているという。
 県は、河口近くのインフォメーションセンターや動画投稿サイト・ユーチューブの「馬込川水門チャンネル」を活用し、工事関連の情報を発信している。

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