テーマ : 防災対策

水防災 避難行動考える 駿河総合高×静岡北特支南の丘分校

 静岡市駿河区の駿河総合高で21日、2年生有志12人による水防災授業が行われた。「共生共育」の一環で、同校と静岡北特別支援学校南の丘分校2年生の生徒56人が一緒に災害時の情報収集の方法や避難のタイミングについて学んだ。

生徒有志による水防災授業=静岡市駿河区の駿河総合高
生徒有志による水防災授業=静岡市駿河区の駿河総合高

 生徒有志らは水防災教育学生サポーターの静岡大の学生から助言をもらい、9月から準備。授業ではクイズを交えながら、台風の接近を想定し、警戒レベルの各段階でどのような避難行動を取るべきかを議論した。
 生徒はブレーカーを落としたり、ハザードマップを確認したりするタイミングを話し合った。国土交通省静岡河川事務所などが作製した教材も使用した。南の丘分校の藤浪脩二さん(16)は「最近台風で水害があったばかり。話し合ったことを、もしもの時に生かしたい」と目を細めた。
 授業を企画した駿河総合高2年の江鳥池早織さん(17)は「どうしたらわかりやすい授業になるか考えて準備してきた。無事に終わってほっとしている」と振り返った。

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