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無免許死亡ひき逃げ認める 静岡地裁公判で男

 焼津市内で5月下旬、乗用車を無免許運転し、路上に座っていた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた静岡市駿河区の男(20)=事件当時(19)=の初公判が21日、静岡地裁(国井恒志裁判官)で開かれ、男は起訴内容を認めた。

静岡地裁
静岡地裁

 検察側は冒頭陳述などで、男が運転免許を取得したことがなかったと指摘。乗用車は当初友人が運転していたが、途中で交代した男が、前照灯を消してフォグランプのみ点灯した状態で、前方左右を注視せず、安全確認が不十分なまま時速35~40キロで漫然と走行していたと述べた。路上に男性を見つけて急ブレーキをかけたが間に合わず、車を降りて状況を確認したが、責任を免れようと友人に運転させて現場を立ち去った-と説明した。
 起訴状などによると、男は5月29日午前1時10分ごろ、焼津市の市道で乗用車を無免許運転し、路上に座っていた吉田町の会社員の男性=当時(34)=をはねた上、そのまま逃走し、男性を搬送先の病院で死亡させたとされる。

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