テーマ : 裁判しずおか

生活保護訴訟巡り 支援団体署名提出 「公正判決」求め静岡地裁に

 国が2013~15年に生活保護費の基準額を引き下げたのは生活保護法に違反するとして、県内の複数の受給者が掛川市などに減額処分の取り消しを求めた訴訟の判決公判(5月30日)が迫る中、原告の支援団体「生存権にかかわる裁判を支援する静岡の会」や弁護団が14日、公正な判決を求める要請書の署名3897筆を静岡地裁に提出した。署名集めは継続していく。
 静岡市葵区で集会も開き、同会共同代表で弁護団長の大橋昭夫弁護士は「静岡地裁にも受給者の実態を理解してもらい、良い判決を出してほしい」と訴えた。同会や協力団体メンバーら約70人のほか原告の受給者も駆けつけた。
 同様の訴えは全国29地裁に起こされた。一審判決19件のうち東京地裁など9件が「違法」とされた。14日に大阪高裁であった控訴審判決は逆転敗訴となった。

裁判しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞