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所有権移転求め掛川市が反訴へ 水利施設用地誤登記

 掛川市による農業用水利施設の用地誤登記で地権者の男性(66)が市に損害賠償などを求めた訴訟で、市は29日までに、施設が立地する土地の所有権移転登記手続きを求めて反訴する方針を固めた。開会中の市議会11月定例会に関連議案を提出した。
 市は1970年に用地買収して水利施設を設置したが、85年に登記する際、誤って近隣の農地を登記した。男性は、登記上は掛川市が所有する土地で茶業を営んでいて、取得時効を主張して市に所有権移転登記手続きを求めている。市は登記前の70年時点の売買に基づく所有権移転を求める。
 訴訟は静岡地裁掛川支部で係争中。

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