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JA富士市元職員3人起訴 虚偽口座不正利益

 JA富士市(現JAふじ伊豆)の貯金口座管理システムに2680万円の預け入れがあったとの虚偽の情報で口座を作り、不正に利益を得たとされる事件で、静岡地検富士支部は31日、電子計算機使用詐欺罪で元職員の男3人を静岡地裁富士支部に起訴した。
 起訴されたのは、いずれも富士市の会社員の男(59)、景品交換所従業員の男(71)、量販店従業員の男(66)の3被告。
 起訴状によると、3人は共謀して2017年4月6~7日、同JAの貯金残高管理などに使われる電子計算機に口座を開設。2680万円の預け入れがあったとの虚偽の情報を与えて架空の電磁的記録を作り、同額の財産上不法な利益を得たとされる。当時支店長だった会社員の男(59)は部下に端末の操作を指示し、口座は量販店従業員の男(66)の親族名義だった。
 関係者によると、景品交換所従業員の男(71)が顧客から現金を預かり、現金を口座に入れたと見せかけて着服していたという。

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