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裏金事件で起訴の池田議員保釈 東京地裁、準抗告棄却

 東京地裁は5日、自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で起訴された衆院議員池田佳隆被告(57)=自民除名=の保釈を認める決定をした。検察側は決定を不服として、準抗告したが、地裁は棄却した。池田被告側は保釈保証金1500万円を納付。5日夜、東京拘置所から保釈された。弁護人が1月31日に保釈を請求していた。

池田佳隆容疑者
池田佳隆容疑者

 拘置所からマスク姿で出てきた池田被告は振り返って刑務官に一礼した後、報道陣にも一礼し、迎えの車に乗り込んだ。
 池田被告の起訴内容は政策秘書柿沼和宏被告(45)と共謀し2018~22年、安倍派から計4826万円の還流を受けたのに、その額を除いた虚偽の収入を資金管理団体の政治資金収支報告書に記入したとされる。
 池田被告は12年衆院選で初当選し、当選4回。文部科学副大臣を務めた。柿沼被告は今月2日に東京拘置所から保釈されている。

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