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「頼りがいある司法を提供」 静岡地裁・永渕新所長が抱負

 静岡地裁の新たな所長に就任した永渕健一氏(61)が24日、地裁で記者会見を開いた。「県民の皆さんに頼りがいのある司法を提供できるよう、微力を尽くしたい」と抱負を述べた。=「時の人」2面へ
 永渕氏は長崎市出身で、1990年に判事補任官。司法研修所教官や福岡高裁事務局長などを歴任し、2016年からは東京地裁部総括判事を務め、直近は刑事部所長代行者だった。
 会見では、司法のIT化やデジタル化への対応をはじめ、若い世代を含めた県民への情報発信に力を入れていく考えを説明した。
 袴田巌さん(87)の再審公判に関する質問には「個別事件の進行に関わる事項のため、回答を差し控えたい」とした。一方、不備の指摘や改正を求める声が上がる再審法(刑事訴訟法の再審規定)については「法律家として議論の方向性を注視したい」と語った。

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