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児童送迎中に飲酒ひき逃げ 元NPO職員の男に1年6月求刑 地裁浜松支部公判

 湖西市で2022年12月、業務で児童を送迎中に乗用車を飲酒運転して事故を起こし、その場から逃走したとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚逸脱)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた元NPO職員、無職の男(60)の公判が21日、静岡地裁浜松支部で開かれた。検察側は懲役1年6月を求刑し、結審した。
 検察側は、被告が今回の事件以前にも数回、勤務中に飲酒していたと指摘。「(飲酒運転などの)常習性は否定できない」と主張した。弁護側は、アルコール依存症治療に前向きなことや、運転免許再取得の意思がないことを理由に執行猶予付き判決を求めた。
 起訴状などによると、被告は22年12月5日午後5時10分ごろ、同市古見の国道301号で乗用車を飲酒運転し、信号待ちをしていた男性の乗用車に衝突した。男性に軽傷を負わせた上、飲酒運転の発覚を免れるために逃走したとされる。

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