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浜松・商業施設暴走死傷 禁錮2年6月を求刑 地裁支部初公判

 浜松市浜北区の商業施設で2022年8月、軽乗用車を運転中に70代の夫婦に衝突して女性を死亡させ、男性にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた同区西美薗、無職の被告(73)の初公判が16日、静岡地裁浜松支部(大村泰平裁判官)で開かれた。被告は起訴内容を認めた。検察側は禁錮2年6月を求刑し、結審した。
 検察側は冒頭陳述などで、被告が駐車するために停止しようとした際、アクセルとブレーキを踏み間違えたと説明。事故を起こした後に車から降りようとせず、救護義務を尽くそうとしなかったと主張した。弁護側は、月命日に事故現場で献花をして反省していることや、免許再取得の意思がないことなどを理由に執行猶予付きの判決を求めた。
 起訴状などによると、被告は22年8月29日午前9時55分ごろ、同区貴布祢の商業施設「プレ葉ウォーク浜北」の駐車場で軽乗用車を運転中、店舗通路を歩いていた歩行者の男女に衝突して女性を死亡させ、男性にけがを負わせたとされる。

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