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運送業社長に有罪 焼津カツオ窃盗事件で静岡地裁判決

 焼津市の焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオの窃盗事件を巡り、窃盗の罪に問われた市内の運送会社「堀住運送」社長(62)=同市北新田=の判決公判で、静岡地裁は28日、懲役2年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。

静岡地裁
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 判決理由で国井恒志裁判長は「組織的、常習的な犯行の一環」と指摘。自らトラックにカツオを積み込むなど「主体的に関与し、重要な役割を担った。厳しい非難を免れない」とした。一方、共犯者を含めて被害法人3社に弁償し、反省していることなどを踏まえて執行猶予が相当とした。
 判決によると、被告は市内の水産加工会社「マルテ小林商店」元役員(45)らと共謀して2021年3月11日、焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオ約26トン(約425万円相当)を、同13日に約23トン(約360万円相当)を、同17日にも約28トン(約460万円相当)を盗んだ。

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