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連続不審火の男に3年6月求刑 地裁沼津支部公判

 函南町で3月に発生した連続不審火で器物損壊と非現住建造物等放火の罪に問われた同町平井、庭師の男(23)の論告求刑公判が11日、静岡地裁沼津支部で開かれ、検察側は3年6月を求刑した。
 検察側は論告で、仕事や家庭のトラブルで募らせたいらだちを飲酒でさらに募らせ、解消するために第三者が管理する物を損壊、焼失した「あまりに短絡的で身勝手な犯行」と非難。いらだち解消のために放火したことは「規範意識が相当に鈍磨している」と指摘した。
 弁護側は被告が事実を認め、反省していることから寛大な判決を求めた。
 起訴状などによると、男は3月9日夜、三島市の民家の駐車場で乗用車のナンバープレートを壊した後、同町の園芸店にあった植木など232点を焼失させ、同町の男性の敷地にある物置に立てかけられた木材に火を付けて物置の一部を焼失したとされる。

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