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伊東メガソーラー改善命令 経産省「取り消し適切」 市、回答明かす

 伊東市は市内の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設で、経済産業省が事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社に出していた再エネ特措法に基づく改善命令を取り消したことで同省に説明を求め、回答を得た。小野達也市長が22日の定例記者会見で内容を明らかにした。
 事業者と同市は静岡地裁で係争中。事業者が市のメガソーラー規制条例に基づく市長の同意義務や事業の中止義務がないことの確認を求めている。経産省は市から条例違反との情報提供を受け、改善命令を出した。
 市によると、経産省は回答で「訴訟における状況等を踏まえ、現時点においては改善命令の取り消しが適切であると判断した」とした。また「省として条例違反に関する見解は示しておらず、今回の取り消しによって事業の正当性を与えたものではない」などと回答したという。
 今月3日付の取り消しに伴い、小野市長や担当部長らが17日に経産省を訪れ、経過や理由の説明などを要請した。

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