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追突後に車両盗み 逃走の男実刑判決 静岡地裁

 島田市の新東名高速道で盗難車両で追突事故を起こし、後続のワゴン車を盗んで逃走したなどとして、窃盗と覚醒剤取締法違反の罪に問われた大阪市西成区、塗装工の男(43)の判決公判で、静岡地裁は24日、懲役3年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。

静岡地裁
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 谷田部峻裁判官は判決理由で、救助のために停車したワゴン車を乗り去った犯行について「非常に大胆で悪質性が高く、動機も自己中心的。被害者の善意を踏みにじり、強い非難に値する」と述べた。
 判決によると、被告は仲間と共謀して2020年12月14日、千葉県柏市内で乗用車を盗んだ。島田市内の新東名高速道下りで、この乗用車で追突事故を起こし、救助のために止まった後続のワゴン車に乗り込んで盗んだ。また、12月上旬ごろから同月14日までの間、静岡県内または周辺で覚醒剤を使用した。

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