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出廷免除求め資料提出 日記内容、袴田さん再審

 1966年の静岡県清水市(現静岡市)の一家4人殺害事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審公判を前に、出廷免除を求める弁護団が、袴田さんのノートのコピーなど出廷が困難な状況を示す追加の資料を静岡地裁に提出したことが11日、分かった。提出は10日付。
 弁護団によると、資料は、袴田さんが拘置所で書いた手紙や日記の内容をまとめた書籍、釈放後に袴田さんが書き続けたノートのコピー、今年3月に再審開始を認める決定をした東京高裁の裁判長らと袴田さんが面会した際の記録。
 面会記録には、袴田さんが高裁の裁判長に「事件はない」「無罪になっている」などと語ったことがまとめられている。
 弁護団は、長期の収容で拘禁症状が残る袴田さんの出廷を免除するよう訴えており、地裁は今月12日までに袴田さんの状況が分かる補足資料を提出するよう求めていた。

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