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保育士に罰金20万円 裾野・園児虐待 沼津簡裁が略式命令

 裾野市の私立さくら保育園で園児の両足を持って宙づりにするなどの虐待をしたとして、暴行の罪で略式起訴された同市の女性保育士(38)が、17日までに沼津簡裁から罰金20万円の略式命令を受けていたことが分かった。命令は8日付。罰金の納付は17日時点で確認されていないという。
 同園で昨年12月、1歳児クラスを担当していた30代の女性保育士3人(既に全員退職)が、園児を虐待したとして暴行容疑で逮捕、送検された後、処分保留で釈放されていた。静岡地検沼津支部は逮捕容疑について今年4月、全員を不起訴処分とした。このうち、釈放後の在宅捜査で確認した別の2件の暴行罪で、女性保育士は略式起訴されていた。
 起訴状によると、女性保育士は昨年6月に1歳児の足首をつかんで棚から引っ張り出し宙づりにしたほか、同7月には別の1歳児の手を引き寄せ手足口病の疑いがある園児の尻を触らせたとされる。代理人の弁護士は「コメントすることはない」と話している。

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