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死亡ひき逃げ 懲役5年求刑 地裁浜松支部初公判

 浜松市西区の市道で2022年11月、ワゴン車を運転中に横断歩道を渡っていた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた同区雄踏町宇布見、設備業の男(43)の初公判が24日、静岡地裁浜松支部(大村泰平裁判官)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役5年を求刑し、結審した。

静岡地裁浜松支部
静岡地裁浜松支部

 検察側は冒頭陳述などで被告がひき逃げ事故の前に繁華街の飲食店3軒で飲酒していたと明らかにした。男性をはねたのは知人のところへ向かう途中で、事故後に被告の呼気から、基準値以下のアルコールが検出されたとも説明した。
 弁護側は、事故後に逃走したが、20分ほどで現場に戻ったことや、反省していることを理由に執行猶予付きの判決を求めた。
 起訴状によると、被告は22年11月26日午前2時10分ごろ、同区志都呂の丁字路交差点でワゴン車を運転中に脇見運転し、前方の横断歩道を渡っていた歩行者の男性(71)をはねて死亡させた上、その場から立ち去ったとされる。

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