テーマ : 裁判しずおか

沼津鉄道高架訴訟 元地権者らが上告

 沼津市のJR沼津駅付近の鉄道高架事業は不要として、国や静岡県などを相手に事業認定の無効確認などを求めた元地権者らは25日、「事業の必要性は失われていない」とする一審静岡地裁判決を支持した東京高裁判決を不服とし、最高裁に上告したことを明らかにした。上告は3月30日付。
 控訴審判決で高裁は、少子高齢化で市の人口や交通量が減少しても、鉄道高架化事業の必要性は失われず、事業継続に違法性はないとして原告の訴えを退けた。25日に市役所で開いた会見で原告代表の殿岡修さんは「証拠を示したが審理が尽くされなかった。市の経済状況を無視している」と話した。
 原告側は上告趣意書を「5月半ばごろまでに提出する」としている。

裁判しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞