テーマ : 裁判しずおか

元静岡市消防局の課長 懲役6月求刑 酒気帯び運転 静岡地裁公判

 静岡市内でオートバイを酒気帯び運転したとして、道交法違反の罪に問われた同市葵区、元市消防局葵消防署警備第1担当課長の被告(53)の初公判が17日、静岡地裁(国井恒志裁判官)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役6月を求刑し、即日結審した。判決は2月1日。
 論告で検察側は、犯行時に被告の呼気から基準値の約4倍のアルコールが検出されたとし「人を死傷させかねない危険かつ悪質な行為」と指摘。職場の同僚らと宴会に参加し、ビール8杯を飲んでいたことを明かした。
 被告は2019年にも別の道交法違反事件で有罪判決を受けた。今回の飲酒運転は執行猶予期間の満了後わずか約1カ月だったとして「規範意識の低下は明らかで、動機に酌量の余地はない」と厳しく非難した。
 弁護側は「反省している」として執行猶予付き判決を求めた。被告は犯行動機について「精神的に落ち込んでおり、実家に早く帰りたかった」などと語った。
 起訴状などによると、被告は昨年11月10日、同市駿河区の市道でオートバイを酒気帯び運転したとされる。

裁判しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞