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神社奉賛会員恐喝 男ら2~3年求刑 静岡地裁沼津支部公判

 熱海市内の神社奉賛会会員から現金を脅し取ったとして、恐喝の罪に問われた指定暴力団稲川会系組幹部、無職の男(49)=神奈川県湯河原町土肥4丁目=、造園業の男(51)=熱海市紅葉ガ丘町=両被告の論告求刑裁判(室橋秀紀裁判官)が20日、静岡地裁沼津支部で開かれた。検察側は無職の男に懲役3年、造園業の男に懲役2年をそれぞれ求刑した。判決は7月6日。
 検察側は、無職の男が中心となって実行し、造園業の男は指示役だったと指摘。「犯行は卑劣かつ悪質。被害額が相当に高額で、被害結果は重大」と述べた。弁護側はともに深く反省しているとして、無職の男に執行猶予付き判決、造園業の男に寛大な処分を求めた。
 起訴状などによると、両被告は1月中旬、「トラブルを仲介したのに正月にお礼のあいさつがない」などと、神社奉賛会会員の40代男性3人に因縁をつけ、現金80万円を脅し取ったとされる。

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