2023年6月8日(木)

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熱海市の記事一覧

  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 5月30日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小アジ。31日はネンブツダイやアジ、シマアジ、スズメダイ、タカベ。6月1日もアジやシマアジ、タカベ、ネンブツダイ。2、3日は台風の影響により休園。4日はネンブツダイやアジ、小イサキ、タカベ、カマスが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。形は小さいが数が増えてきた。サビキ釣りのアジやイワシも少しずつ大きくなっているため、仕掛けは3~5号でサイズの違うものを用意しておくと対応できる。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 

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  • 熱海認定品気軽に通販 JRサイト「伊湘箱」へ出品 「エープラス」認知度強化

     JR熱海駅ビル「ラスカ熱海」を運営する湘南ステーションビルは5日、JR東日本の通販サイト「JREモール」内に出店している「伊湘箱(いしょうばこ)バイ・ラスカ」で、熱海ブランド「エープラス」認定商品の販売を開始した。同社は、駅ビル内のアンテナショップと連携して販路拡大や地域経済の活性化につなげたいとしている。  エープラスは熱海商工会議所が2012年から事業展開していて、5日現在、49事業所の92品が認定されている。伊湘箱ではこのうち13事業所の38品を販売している。認定品以外を含めると計59品を取り扱う。  エープラスの認定事業者はこれまで、店舗営業と並行して独自にネット通販を行ってきたが、

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  • 補正予算案など可決 三島市議会

     三島市議会6月定例会は6日開会し、歳入歳出にそれぞれ4億6500万円を追加し、総額432億9400万円とする補正予算案など12議案を可決、同意した。 補正予算には、熱海市、函南町と連携し、パスポート発行によるポイント付与や個人ニーズに応じた観光情報提供を行う「伊豆ファン倶楽部推進事業」などの事業費を盛り込んだ。 会期は22日までの17日間。一般質問は14~16、19、20日の5日間で行い、18人が三島駅南口東街区再開発事業や新庁舎建設整備に関して質問する。

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  • 酪農のまち140年超の歴史脈々 函南町丹那地区 ブランド牛乳、牛飼いの誇り【わたしの街から】 

     函南町から熱海市に抜ける熱函道路を進むと、のどかな田園風景が眼下に広がる。白と黒のまだら模様の牛たちがゆったりと過ごす函南町の丹那盆地は、県東部の学校給食で親しまれる「丹那牛乳」を生んだ酪農のまち。140年以上の歴史を築いた牛飼いたちの熱意が今も息づく。  丹那の酪農の始まりは明治時代。丹那牛乳を製造する函南東部農協によると、代々名主を務めた川口家の31代秋平氏が1881年、伊豆産馬会社を設立。私財を投じて米国からホルスタイン種を輸入し、住民に酪農を奨励した。標高250メートルの高冷地は良質な生乳づくりに最適。同農協の営業文句の一つが「北海道よりも長い歴史」だ。  1918年着工の丹那トン

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  • 秋の伊豆旅行 思い出を絵に 13日まで、浜松・書絵堂ギャラリーで展示

     静岡県西部の作家が集まる団体「浜松美術協会」のスケッチ展「秋の伊豆旅行(2022)」が13日まで、浜松市東区の書絵堂ギャラリーで開かれている。  50~80代のメンバー18人が昨秋に1泊2日で訪れた伊豆半島の思い出の風景など33点を出品した。荒々しい岩肌の丘の頂にたたずむ爪木崎(下田市)の灯台や、勾配のある坂の途中に連なる熱海市の街並み、夕焼けで深紅色に染まる西伊豆町の堂ケ島など幻想的な風景を水彩で描いている。

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  • 大自在(6月5日)干物の魅力

     旅館で朝食の定番といえば、ご飯にみそ汁、それに干物か。干物は日本の代表的なソウルフードだ。特に本県は生産量日本一を誇る沼津市や干物をPRするイベントもあり、身近かもしれない。駿河湾でとれたアマダイの一夜干しは「興津鯛[おきつだい]」と呼ばれ、徳川家康に好まれたと伝わる。  沼津市の老舗干物店社長の小松寛さんが連載中の本紙コラム「窓辺」で、干物の魅力を紹介している。「干物文化の継承と発展に向けて全力で取り組んでいます」の言葉は心強い。  干物の歴史は長く、約4千年前の縄文土器から貝の干物が見つかったという。塩と乾燥で保存性を高める先人の知恵の産物だ。現代は塩加減も工夫され、うまみが凝縮された「

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  • 熱海土石流被災者 よみがえる悪夢「震え止まらず」 あの日から1年11カ月

     熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から1年11カ月が経過した。県内各地に被害を与えた大雨から一夜。被災者は「あの日の雨と非常に似ていた」「悪夢がよみがえり、震えが止まらなかった」と振り返った。伊豆山の復旧復興に向けて、安全確保を強く求める声も聞かれた。  土石流の発生時刻とされる午前10時半ごろ、被災現場付近に集まった遺族、被災者らは雨の中で犠牲者に黙とうをささげた。2日の大雨で市内は目立った被害がなかったものの、国道135号や伊豆山地区の市道が通行止めになった。  警戒区域内に自宅があり、市内で避難生活を送っている50代の女性は「一昨年のことを思い出して体の震えが止まらなかった。どうし

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  • 行政相談に貢献 16人表彰、感謝状 静岡で委員全体会議

     総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。長年の功労や業務への貢献をたたえ、行政相談委員4人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した。  行政相談委員は市民の要望や相談、苦情を聞き取り、行政とのつなぎ役を担うボランティア。元教員ら民間有識者らで構成され、全国では約5千人、県内では128人が活動している。  表彰された委員は次の通り。  中部管区行政評価局長表彰 菊池文江(富士市)鈴木とみ子(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 中森つた子(熱海市)山田義正(同)遠藤勉(伊豆市)笠井英彦(静岡市駿河区)石切山泰三(同市清水

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  • お気に入りの本、みっけ! 熱海市立図書館 小1児童にプレゼント

     熱海市立図書館は1日、市内の小学1年生に本を1冊プレゼントするセカンドブック事業を多賀小で実施した。図書館司書が選んだ10冊の一部をボランティアが読み聞かせながら紹介し、児童がお気に入りの1冊を選んだ。 子どもに人気のシリーズの絵本や、昆虫や動物をユニークな視点で紹介する本、熱海の歴史に関する物語などを紹介した。ボランティアの読み聞かせが終わると、児童は用意された本にさっそく手を伸ばして続きを読んだ。 同事業は、子どもの自発的な読書習慣を定着させようと、2019年度に始まった。同図書館は市内全7校の1年生に本を選んでもらい、夏休み前までに届けたいとしている。 

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  • 熱海梅園でホタル観賞の夕べ 11日まで

     熱海市の熱海梅園で1日夜、「ほたる観賞の夕べ」(市観光協会主催)が始まった。幻想的な光を目にしようと、初日から多くの市民や観光客が訪れた。11日まで。 日没後、園内を流れる初川沿いにホタルが飛び始めると、観光客らは声を潜めてホタルが描く光の線に見入った。 市観光協会は毎年、ゲンジボタルの幼虫を園内に放流している。関係者によると、今年は成長が例年より1週間以上早いという。今週末は荒天で観賞が難しいが、天候の回復が見込まれる週明けには楽しめそうという。 開催時間は午後7~9時。同園に隣接する沢田政広記念美術館は3、10の両日、イベントに合わせて午後8時まで延長開館する。 

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  • ジャカランダ 熱海の街彩る 18日までフェス

     熱海市東海岸町のジャカランダ遊歩道で1日、初夏を彩る「ATAMIジャカランダフェスティバル2023」(市観光協会主催)が始まった。涼しげな薄紫色の花が見頃を迎え、市民や観光客を魅了している。18日まで。  ジャカランダは熱帯地域を中心に分布する世界三大花木の一つで、「花が頭に落ちると幸せが訪れる」との言い伝えがある。同遊歩道や国道135号沿い、渚町の親水公園には高木、低木が計100本以上植えられている。  梅雨の晴れ間が広がった1日は、多くの観光客が見物に訪れ、かれんな花を間近で見たり、カメラに収めたりして初夏のひとときを楽しんだ。  期間中は午後6時から10時まで遊歩道をライトアップする。

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  • 下多賀の不法盛り土 期限内に撤去せず 熱海土石流の旧所有者

     熱海市伊豆山の大規模土石流で崩落した盛り土を含む土地を2011年まで所有していた神奈川県小田原市の不動産管理会社が、熱海市下多賀の保安林に造成した不法盛り土に関して、静岡県の復旧命令に従わず、県の設定した今年3月末の期限内に盛り土を撤去していないことが、1日までの関係者への取材で分かった。県は行政指導や行政処分を繰り返しているが業者側が応じないため、担当者が5月31日に同社の代表に直接会い、早期の履行を改めて要請した。  この不法盛り土は森林法の盛り土規制区域「保安林」に造成された。県が17年1月に許可したが、許可範囲外にも土砂が搬入されていたため、同年4月には行政処分に当たる中止命令を出し

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  • 熱海でアパート火災 けが人なし

     1日午後3時15分ごろ、熱海市水口町のアパート「山田荘」から出火し、鉄筋コンクリート造り3階建ての2階の1室を焼いた。けが人はいなかった。熱海署によると、アパートは1階が倉庫で、2、3階が住居。火元の2階の部屋の住人は出火当時、不在だった。消防に通報したアパートの隣に住む男性は「換気扇から煙が上がっていたので確認しに行ったら、部屋の中で炎が天井まで上がっていた」と話した。同署が出火原因を調べている。

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  • まちや事業者を応援 アーティスト夫婦 熱海で作品展、5日まで

     熱海市渚町のものづくり会社「混流温泉」を経営する美術作家、戸井田雄さんとイラストレーターの妻、明日香さんの作品展が5日まで、同社の「アトリエ&ホステル ナギサウラ」で開かれている。  まちづくり活動にも取り組む雄さんは4点の立体作品を手がけた。アトリエ2階に展示した作品「ひ孫の湯」は、スギ材の深さ数メートルの浴槽で、来場者が水を注ぎ込むと1階を貫通して地下に染み込む。「ひ孫の代に温泉になっているかもしれない。そんな時間の流れを感じながら、祖先や子孫を思ってもらえたら」と話した。  明日香さんは事業所のロゴマークやパッケージ、パンフレットなどを展示。新たなことに挑戦する市内事業者を応援したいと

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  • 口座不正開設し80万円詐取疑い 熱海署、男逮捕

     熱海署は31日、詐欺の疑いで群馬県伊勢崎市境保泉、会社員の男(71)を逮捕した。  逮捕容疑は2020年6月、同県の金融機関で犯罪利用目的を隠して口座を開設し、総合口座通帳1通をだまし取った上、熱海市の会社役員女性=当時(55)=に80万円を同口座に振り込ませてだまし取った疑い。  同署によると、容疑者は同年6月22日に口座を不正に開設。翌23日、何者かと共謀し、女性の携帯電話に商品販売サイトの未納年会費があるとのメールを送った。女性はメールに書かれていた電話番号に連絡したところ、NTTファイナンス職員や債権回収会社の職員を名乗る人物から同口座に現金を振り込むよう指示され、インターネットバン

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 5月25日はシマアジやニザダイ、小イサキ、アイゴ、カサゴ。26日はシロギスやハゼ、シマアジ、アカブダイ、ウツボ、小ハタなど。27日はクロダイや小イサキ、マゴチ、スズメダイ。28日はマアジやメジナ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスやメゴチ。餌は青イソメ。50~70メートル以上の遠投で数が期待できる。消波ブロック周りのカサゴを狙うならブラクリ仕掛けや胴つき仕掛け。サビキ釣りは小サバやアジ、イワシ。サビキの種類もそろえておくと、それぞれの魚種に対応できる

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  • 「♨温泉あってこその熱海」養生法開発や歴史発信… 団体の20年を冊子に

     熱海市の熱海養生法実行委員会(北島鉄修会長)はこのほど、発足5周年を記念し、前身のNPO法人エイミックの20年間にわたる活動をまとめた冊子を発行した。同法人の初代理事長で医学博士の内田実さんが執筆した。温泉を使った養生法の開発や熱海温泉の歴史的魅力を発信してきた内田さんと北島会長は「温泉あってこその熱海」と強調し、まちの財産の有効活用に改めて意欲を示した。  同法人は温泉とまちづくりをテーマに活動を展開した。温泉療法専門医でもある内田さんが中心となって入浴滞在プログラム「熱海養生法」を開発。足湯養生法も考案し、1万人以上の観光客に広めてきた。徳川家康と熱海温泉のつながりもひもとき、JR熱海駅

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  • 母親を殴った疑い 熱海の男を逮捕

     熱海署は30日、傷害の疑いで熱海市梅花町、ホテル従業員の男(55)を逮捕した。逮捕容疑は17日ごろ、自宅で同居の母親(80)の顔を手で殴りけがを負わせた疑い。同署によると、母親は市内の病院に搬送され、30日に死亡が確認された。同署は母親の死因を調べるとともに、容疑者の暴行との因果関係を調べている。  同署によると、容疑者は母親と2人暮らしで、母親の介護をしていた。搬送先の病院から23日、「体にあざがある患者がいる」と同署に通報があり発覚した。容疑者は母親に対する暴行は認めているという。同署は傷害致死容疑の可能性を含めて捜査している。

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  • 防災センターの調査費など追加 熱海市補正予算案

     熱海市は30日、市議会6月定例会に提出する議案を発表した。一般会計補正予算案には、伊豆山の復旧復興の一環で整備する仮称・伊豆山防災コミュニティーセンターの候補地の地質調査費や新型コロナウイルス禍、物価高騰に対応した臨時特別給付金など計6億7千万円を追加計上した。 土石流関連の追加補正額は4700万円。防災コミュニティーセンターは猪洞市有地を候補地とし、防災倉庫や会議スペースなどを備えた施設を建設する予定。土石流で失われた警戒区域内の防犯灯16基、防犯カメラ4基を購入するための経費も計上した。 被災宅地の復旧費については、市が当初予定していた買収・分譲方式から、被災者個人に対する補助金方式に変

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  • 土石流被災住宅で窃盗、専門学生の男起訴 静岡地検沼津支部

     静岡地検沼津支部は29日、熱海市伊豆山の土石流災害で被災した男性宅に侵入し清涼飲料水を盗んだとして住居侵入と窃盗の罪で静岡市清水区、専門学生の男(26)を静岡地裁沼津支部に起訴した。  起訴状などによると、男は2021年8月4日午後6時55分ごろから5日午前7時40分ごろまでの間、熱海市伊豆山の男性宅で清涼飲料水(100円相当)のほか、男性の家族の下着など26点(計約1万3800円)を盗んだとされる。

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  • 丹那トンネルに感謝込め 大崩落事故から100年 熱海で講演会

     熱海市の丹那神社奉賛会は28日、JR東海道線熱海―函南間にある丹那トンネル(1934年開通)への感謝の思いを込めた特別講演会を同市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場で開いた。出席者は熱海の発展や国力の向上につながった同トンネルと、関わりの先人に思いをはせた。  同トンネルの工事では1921年の大崩落事故で16人が亡くなるなど、多くの犠牲者が出た。同事故から100年を迎えたのを機に催しを企画。コロナ禍の影響を受け、今年になって実施した。  国際航業最高技術顧問で地質工学(トンネル・地下水)を専門とする大島洋志さんが講師を務めた。大島さんは国鉄での勤務などを経て現職。数々の問題に直面し、難工

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  • 熱海市議会 8日から定例会

     熱海市議会は29日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を6月8日から28日までの21日間と決めた。市は、伊豆山の土石流被災地の宅地造成に関する補助金制度創設などに伴う2023年度一般会計補正予算案など7議案を提出する。議案質疑と一般質問は21、22の両日に行う。

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  • 熱海市の22年度宿泊客、249万人 コロナ前8割に回復

     熱海市は26日、入湯税に基づく2022年度の市内の宿泊客数が249万1786人(前年度比46・2%増)だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の19年度の83%まで回復した。  22年度は新型コロナ感染予防の行動制限がなく、全国旅行支援が展開されたり、海外からの入国制限が緩和されたりしたことなどから観光需要が底上げされた。繁忙期を中心に大勢の観光客が同市を訪れたが、宿泊施設の人手不足により需要に応えきれず、客室の稼働率を抑えざるを得ない状況が続いている。  斉藤栄市長は26日の定例記者会見で、宿泊客数がコロナ禍前の8割まで回復したことについて「熱海市としては厳しい数字。誘客に向けた花火大会の

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  • 残土処理、課題なお 熱海土石流教訓の新法「最終処分場確保を」

     熱海市伊豆山で2021年7月に盛り土(残土処分場)が崩落し、28人が死亡した大規模土石流を教訓にした盛り土規制法が26日に施行され、残土の流れの把握を目指す国のストックヤード(中間処分場)登録制度も始まった。遺族や被災者は「一歩前進」と捉えて再発防止の徹底を望む一方、建設業界には最終処分場を確保しなければ根本的な問題解決につながらないとする声が相次いでいる。規制が強化される残土処分業者は「規制されるべきなのは土砂を発生させる元請け業者では」と指摘する。  ■「少し報われた」  熱海土石流の遺族、被災者でつくる「被害者の会」の会長で、母親を亡くした瀬下雄史さん(55)は「再発防止策が一歩前進

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  • 熱海の被災宅地復旧工事費90%補助 被災者「説明不足」/市長「不安踏まえた」

     熱海市伊豆山の土石流被災地の宅地整備に関し、被災者が復旧工事を行い、市が工事費の90%(上限1千万円)を補助する制度を設けたことについて、斉藤栄市長は26日の定例記者会見で「被災者の不安を踏まえ、より良い方式に変えた。反対の声は聞いていない」との認識を示した。ただ、被災者からは「寝耳に水。もっと丁寧に説明すべきだ」と不満の声が聞かれた。  市はこれまで、避難先から帰還することを前提に被災者の宅地を買収し、一体的な住宅地を整備して分譲する方針だった。しかし被災者から「分譲価格が不透明」「希望する分譲地が他の被災者と重なった場合はどうなるのか」などと不安や疑問が相次いでいた。  市によると、買収

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  • 若者に建設業アピール、災害復旧の支援隊発足 静岡県協会 

     従業員の高齢化が進む建設業のイメージアップに向け、県建設業協会は災害現場で復旧作業に取り組む応急支援隊「C―DEST(シーディスト)」を発足させた。今後、ロゴマークを作成して作業用のビブスや重機、ヘルメットなどに記載し、現場での一体感とモチベーションの向上につなげる。シーディストは建設、災害、応急、支援などの英語の頭文字から名付けられ、同協会に所属する約470社の県内建設業者が災害復旧に当たる際の“旗印”とする。警察官や自衛隊と比べて災害現場で注目される機会が少ない建設業だが、同協会関係者は「真っ先に現場に駆け付けるのは建設業。土砂やがれきを除去して自衛隊などの救援ル

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  • 盛り土規制法施行 危険渓流への適用必須に 熱海土石流教訓

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流災害をきっかけに制定された盛り土規制法が26日、施行された。集落の上流域に急勾配のある沢「土石流危険渓流」に造成された盛り土(残土処分場)が崩落して28人が死亡した大惨事を教訓に、従来は自治体の判断に任せていた土石流危険渓流の規制区域設定は必須となり、危険渓流の盛り土に厳しい規制が適用される。山間部以外でも規制区域内は「土砂の仮置き」に許可が必要になり、建設工事の元請け業者は土砂搬出先の許可確認が求められる。  規制区域は山間部を中心にした「特定盛土規制区域」と、平地や市街地が対象の「宅地造成工事規制区域」の2種類で、今後、都道府県や政令市が基礎調

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  • 盛り土規制法施行 24年度末までに区域指定 静岡、浜松市と県

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流災害をきっかけに制定された盛り土規制法が26日に施行されたのを受け、県と静岡、浜松両政令市は6月にも、同法に基づき規制区域を指定するための基礎調査に着手する。市町や建設業者などへの周知を経て、24年度末までの法規制開始を目指す。  県は25日に県庁で開いた盛り土対策会議の中で法規制開始までの行程を説明した。委託業者を選定した上で土地の地形や災害履歴を調べる基礎調査を実施し、規制区域案を作成する。同案について関係市町や建設業協会などの関係団体から意見を聴き、パブリックコメントを実施した上で規制区域を公示。周知期間を経て規制を開始する。  県盛土対策課

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  • 奉賛会員への恐喝 2被告とも認める 地裁沼津支部初公判

     熱海市内の神社奉賛会の会員から現金を脅し取ったとして、恐喝の罪に問われた指定暴力団稲川会系組幹部、無職の男(49)=神奈川県湯河原町土肥4丁目=と造園業の男(51)=熱海市紅葉ガ丘町=の両被告の初公判が24日、静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)で開かれ、いずれも起訴内容を認めた。  検察側は冒頭陳述で「『トラブルを仲介したのに正月にお礼のあいさつがない』などと、神社奉賛会会員の40代男性3人に因縁をつけた」と経緯を述べた。起訴状などによると、両被告は1月中旬、この3人を脅迫し現金80万円を脅し取ったとされる。

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  • 社説(5月25日)盛り土規制法施行 自治体は積極的対応を

     2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流災害を受けて新たに制定された盛り土規制法が26日、施行される。危険な盛り土などを全国一律の基準で包括的に規制する法律だ。自治体は規制の強化を生かし、積極的な対応で住民の生命、財産を守ってほしい。  熱海の災害は谷に不法投棄された盛り土が大雨に伴い崩落し、28人が死亡した。静岡県や市が盛り土の違法性や危険性を認識して業者を指導した時期もあったが、行政処分をせず、結果的に放置され惨事を招いた。  県は同じく熱海土石流を教訓に昨年7月、県盛り土規制条例を施行、一定規模以上の盛り土造成を届け出制から許可制に変更し、罰則を強化した。規制法と両輪で相乗効

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  • 記者コラム「清流」 レモンのイメージは

     レモンと聞いて何を思い浮かべるだろうか。黄色、酸っぱい、ラグビーボールのような形-。人それぞれだと思うが、何となく明るくて元気なイメージがある気がする。ちなみに私は、レモンを手にした旬の芸能人が笑顔で表紙を飾るテレビ情報誌が頭に浮かんだ。  「国産レモン発祥の地」とされる熱海市で今、熱海高生と富士急グループがレモンによる地域活性化に乗り出している。舞台は離島の初島。レモンをモチーフにした写真撮影スポットを設置したり、フードメニューを開発したりして幅広い世代の観光客をもてなそうと知恵をしぼっている。  初島を囲む青い海と空に鮮やかな黄色のレモンはよく映えると思う。「レモンのイメージは?」と聞か

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 19日はマアジや小イサキ、タカベ、スズメダイ、マダイ、アイゴなど。20日はマアジやタカベ、小イサキ、スズメダイなど。21日はイシダイやメジナ、アイゴ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイなどが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。餌は青イソメで2~3本針仕掛け。餌を付けるのが苦手なら1本針仕掛けでも良い。餌のイソメを針先から1~1.5センチ程度垂らすと食いつきが良い。サビキ釣りはアジやサバ。日によりむらがある。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 17日午前の沼津

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  • 宅地整備で方針転換 被災者復旧に90%補助 熱海・伊豆山の土石流被災地

     熱海市伊豆山の土石流被災地の復旧復興事業に関し、市が宅地部分の復旧手法を変更したことが23日までに関係者への取材で分かった。これまでは市が宅地をいったん買収し、造成してから住宅再建を希望する被災者に分譲する方針だったが、宅地の復旧工事は被災者が行い、その費用の90%を市が補助する。市は被災者に補助金制度の通知文書を送っていて、説明会も開きたいとしている。  市は昨年5月の住民説明会で、国の交付金を活用して公共施設などを整備する小規模住宅地区改良事業に合わせて被災した宅地を買収、造成、分譲する方針を示していた。ただ、市が買収した時の土地価格よりも整備後の価格の方が高くなるほか、被災者が住んでい

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  • 初島振興、レモンでバズって! 国産発祥PR 熱海高生と富士急グループがアイデア交換 

     「国産レモン発祥の地・熱海」をPRし、地域活性化に取り組んでいる熱海高の生徒と富士急グループがこのほど、熱海市初島で計画しているレモンを活用した振興策について意見を交わした。同グループは生徒の意見を参考にしながら、今夏までにレモンをイメージしたフォトスポットを設置し、カフェメニューなどを販売したいとしている。  「初島レモン島計画」と銘打ち、富士急行企画部の担当者が作製したフォトスポット案や、初島の複合リゾート施設「PICA初島」の支配人が提示したカフェメニューの案を基に意見を交わした。初島航路を運航する富士急マリンリゾートの担当者が生徒に企画の意図などを説明した。  フォトスポットは、誰

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  • カーシェア、富士に拠点 災害時に迅速貸与へ 南海トラフ地震見据え新設

     被災地で車を無料貸与する日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)は22日、静岡支部を富士市岩淵に新設した。東海地方への進出は初めて。熱海土石流や台風15号の援助で培った静岡県住民との協力関係を生かし、南海トラフ地震を見据え迅速な支援を目指す。  静岡支部には個人や団体から譲り受けた乗用車や軽トラックなど37台を配備した。災害発生時に被災者らに無料で貸し出し、生活再建や災害ごみの搬出などに役立ててもらう。  同協会は2011年、東日本大震災を契機に発足した。その3年後に関東地方などで発生した「平成26年豪雪」以降は、全国で災害が起こるたび、宮城県から車を派遣してきた。本県ではこれまでに熱海市

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  • 少子化、学区自由化の波 名門も自助努力必要龍城【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり②学校編】

     志願倍率0・98倍―。  2023年度の入学者選抜試験で、韮山高普通科は募集定員240人に対して志願者数が236人となり、倍率が1倍を下回る「定員割れ」となった。  併願可能な理数科の志願者数が募集定員40人を大きく上回ったため、実際に入学した両科の生徒数は定員を確保した。だが、日本の社会が直面する少子化の影響は県内最古の名門校にも影を落とす。小川圭一校長は「普通科は充足しないのではないか、という雰囲気が昨冬からあった。教職員間に危機感はある」と口にする。  県内公立高校の通学区域は撤廃され、小学部や中学部を併設して一貫教育に乗り出す私立高校も増えている。選択肢は広がり、特に三島市や駿東郡

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  • 「天使の歌声」児童に手ほどき 熱海にウィーン少年合唱団指導者

     熱海市立第二小の児童有志がオーストリアを拠点に活動しているウィーン少年合唱団「ハイドン組」のカペルマイスター(担当合唱団指導者)、ジミー・チャンさんに合唱の指導を受けた。「天使の歌声」と称される同合唱団の指導法を体験した児童は、美しい歌声を響かせた。  27日に市内で公演する合唱団と地元主催者の双方が交流の機会を設けようと実現した。同校体育館に集まった4~6年生約30人にチャンさんは「声をバスケットボールだと思って、遠くのゴールに入れるイメージで」「ストローでジュースを飲む時のように息を吸って」などと分かりやすい表現で指導した。  真剣な表情で学んだ児童は「ふるさと」を合唱。透き通った歌声

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  • 議長に川口氏、副議長に金森氏 熱海市議会

     熱海市議会は22日の臨時会で正副議長選を行い、議長に川口健氏(55)=熱海成風会=、副議長に金森和道氏(66)=明日の熱海=をそれぞれ選出した。ともに2度目の就任。  議長選で全15票中、13票(無効2票)を獲得した川口氏は「熱海市は今、伊豆山の復旧復興、コロナ禍からの経済再生など早急に取り組まねばならない課題を抱えている。市政発展と市民福祉の向上に全身全霊を尽くす」と抱負を述べた。  川口健氏(かわぐち・たけし)旅館経営、網代温泉観光協会長。5期。下多賀  金森和道氏(かなもり・かずみち)牛乳販売店経営、桜町内会長。4期。桜町  

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  • 委員会構成決まる 熱海市議会

     熱海市議会は22日、臨時会を開き、常任委員会、特別委員会、議会運営委員会の構成を決めた。新型コロナウイルス禍の影響に伴う国民健康保険税の減免に関する専決処分や議会選出の監査委員に竹部隆氏を選任する人事案など11議案も上程し、原案通り承認、同意し閉会した。 各委員会の構成は次の通り(◎は委員長、〇は副委員長)。 総務福祉教育委 ◎田中秀宝、〇後藤雄一、竹部隆、越村修、杉山恭平、新野陽平、山田景照、高井一幸▽観光建設公営企業委 ◎赤尾光一、〇橋本一実、稲村千尋、川口健、室伏友三、泉明寺みずほ、金森和道▽広域行政推進特別委 ◎越村修、〇杉山恭平、川口健、赤尾光一、田中秀宝、新野陽平、橋本一実▽公共

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  • 水上バイクが浅瀬に衝突 熱海マリーナ沖

     21日午後4時10分ごろ、熱海市消防本部から下田海上保安部に「水上バイクの事故があった」と通報があった。海保によると、同市の熱海マリーナ沖で、水上バイクが遊走中に浅瀬の岩に衝突。乗船していた男性2人は自力で上陸し、病院に搬送された。事故現場は陸のすぐそば。命に別条はないという。海保が事故原因を調べている。

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  • ヒラメの稚魚1万5000匹放流 熱海沖で地元漁協

     熱海市の大熱海漁協(遠藤哲也組合長)はこのほど、同市沖でヒラメの稚魚約1万5千匹を放流した。水産資源の安定供給を目的に25年ほど前から続けている取り組み。  稚魚は県温水利用研究センターでふ化し、同漁協で4月下旬から育ててきた。同市の錦ケ浦沖では、バケツに入った4~6センチの稚魚を漁師が、水深5メートルほどの天敵の少ない砂地に向かって勢いよく放った。順調に育てば半年から1年後に30センチ以上の成魚になるという。  遠藤組合長は「卵を産んで増えていくのが理想。ヒラメの漁獲量が落ち込んでいるので、今後も続けて全体量を増やしていきたい」と話した。  

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  • 記者コラム「清流」 往年のスター 輝き健在

     5月初旬、熱海市内で開かれた絵画教室の作品展でひときわ目を引く作品があった。美しい菖蒲(あやめ)の日本画と2枚の色紙。「これまでの人生にありがとう」「これからの人生に希望」。力強い筆致でそうしたためられていた。  いずれも今月3日に80歳を迎え、歌手活動を引退した同市在住の橋幸夫さんが手がけた作品だ。橋さんは昨年、京都芸術大の通信教育課程・書画コースに入学し、半年ほど前から市内で日本画の手ほどきを受けている。老いてなお、新たなことに挑戦し続ける橋さんのエネルギーが、作品から強烈に伝わってきた。  防犯や交通安全、納税などの啓発活動にも積極的に協力し、市民と気さくに触れ合う往年のスター。その輝

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  • 第116代静岡県議会議長に就任した 中沢公彦さん【時の人】

     「県当局に迎合するような議会運営はしない。二元代表制の一翼のおさとして知事の言動を監視し、問題点を指摘する」。川勝平太知事と対峙(たいじ)してきたベテランは、議長就任も「言うべきことは言う」との姿勢を貫く。  旧浜北市議を経て2007年に県議に初当選し、連続5回当選。一貫して教育や特別支援教育に注力し、トイレ洋式化なども提案してきた。「県教委や教育現場に閉鎖性を感じてきた。常に子どもたちの目線でどうあるべきかを考えている」と自負する。  議場では鋭いやじでも存在感を発揮してきた。「登壇者や議員に対し、真剣に議論に向き合う姿勢を示す行為」とその意義を話す。新人や若手議員には、情報の収集力、理解

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  • 全国のスイマー熱海で力泳 マスターズ水泳短水路大会

     日本マスターズ水泳短水路大会熱海会場(日本マスターズ水泳協会主催)が19日、熱海市のマリンスパあたみで開幕した。全国から集まった18歳から85歳までの276チーム、1071人がエントリーし、21日までさまざまな種目で熱戦を繰り広げる。  新型コロナウイルス禍が落ち着いたこともあり、出場者が昨年より200人増えた。初日は男女800メートル自由形などの長距離種目が行われた。年齢を感じさせない力泳を披露する出場者に家族や仲間が声援を送った。  短水路大会は全国で展開されていて、県内では富士市、浜松市でも開催された。熱海市では全国の水泳愛好者を呼び込んで観光振興につなげようと毎年誘致している。20、

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  • 音楽家・詩人 巻上公一さん(熱海市) まばたきごとに世界は変わる【表現者たち】

     音楽家で詩人の巻上公一さん(67)=熱海市=が第2詩集「濃厚な虹を跨ぐ」を出した。1978年結成の5人組「ヒカシュー」の歌詞を中心にした72編。ロック、ジャズ、テクノ、現代音楽などジャンルの壁を越えたバンドの音楽性と響き合う言葉の数々が、時に面妖に、時に明快にこだまする。  第1回大岡信賞を得た第1詩集「至高の妄想」(2019年)で、現代詩の作り手としての評価を確固たるものにした。「最初からそういうつもりで(歌詞を)書いている。現代詩との親和性を意識していた」  「濃厚な―」に収録された初期作品を読むと、当時から言葉一つ音節一つでイメージを伸縮しようと試みていたことが理解できる。擬音語、擬態

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  • 熱海から静岡へ「被災者と共に」支援のバトン 相談員、経験つなぐ

     昨年9月の台風15号の被災者を支援する静岡市地域支え合いセンターが、一昨年の熱海土石流の被災者を見守り続ける熱海市伊豆山ささえ逢いセンターに支援のノウハウや住民の交流施設の運営手法などを学んでいる。災害の性質は異なるが、被災者の生活再建支援や孤立防止など両センターが取り組む課題は重なる。静岡側の「学びたい」思いに、熱海側は「経験を伝えたい」と応える。被災地から被災地へ、支え合いのバトンがつながっている。  支え合いセンターは社会福祉協議会が中心となって被災者の生活相談や心身のケアを行う機関で、各地の被災地で運営されている。熱海市では土石流から3カ月後の2021年10月に設置された。避難生活

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  • 全裸になった疑いで再逮捕 三島署

     三島署は18日、公然わいせつの疑いで熱海市和田浜南町、アルバイト従業員の男性容疑者(30)=別の公然わいせつ容疑で逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は4月23日午前0時ごろ、三島市の駐車場で全裸になった疑い。

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  • 旅館組合長に山田氏 観光協会長は高橋氏 伊豆山温泉

     熱海市の伊豆山温泉旅館組合と同観光協会はこのほど、本年度定時総会を市内で開き、役員改選を行った。旅館組合は山田洋一氏(大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ)を新組合長に、観光協会は前市議の高橋幸雄氏(丸越酒店)を新会長にそれぞれ選出した。任期は2年間。 このほかの新任役員は次の通り。 【旅館組合】顧問 牧野文弘▽副組合長 松浦信雄▽監事 平野順、中川勝仁▽事務局長 波津秀和 【観光協会】顧問 牧野文弘、大舘節生▽副会長 山田洋一、中田弘一郎、小林秀樹▽常任理事 高橋一美▽監事 高橋照幸

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  • 盛り土規制法 自治体へ指針 代執行手続き簡素化 国交省策定

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流災害を受けて新たに制定された盛り土規制法の運用方法を議論してきた国土交通省の有識者検討会は17日、都内で会合を開き、不法・危険な盛り土に対応する自治体向けの指針を取りまとめた。26日の法施行を前に、造成業者に対して強制的に是正を求める行政処分や業者に代わって是正する行政代執行を躊躇(ちゅうちょ)なく実施できるように通常の手続きを簡素化する方法を盛り込んだ。  熱海土石流では県や市が盛り土(残土処分場)の違法性や危険性を認識して業者を指導した時期もあったが、行政処分をせず、放置された盛り土が崩落して28人が死亡した。自治体が不適切な盛り土を把握しても

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 12日はマアジやネンブツダイ、タカベ、メジナ、カワハギなど。13日は小アジやタカベ、小イサキ、ネンブツダイなど。14日は小アジやスズメダイ、小イサキ、メジナなどが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は今週もサビキ釣りで小サバや豆アジ、イワシ。食いが悪ければトリック仕掛けに変えると良い。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは小マダイが多数、1.5キロ前後のクロダイが3匹、1.5キロのイシダイ。他にウスバハギやイトヨリも釣れた。  ▽沼津港 大翔丸・電090

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  • 地場産魚 豪快に解体 熱海、福祉施設で

     熱海市の宇田水産と熱海銀座おさかな食堂は16日、同市緑ガ丘町の障害福祉サービス事業所「陽光の園」で地場産の熱海だいだいサクラマスとワラサの解体ショーを行った。 網代漁港で同日水揚げされた約2キロのマスと約5キロのワラサを2尾ずつ用意し、おさかな食堂の合田一人料理長が利用者の前で豪快にさばいた。熱海だいだいサクラマスは、同市特産のダイダイの果汁を混ぜた餌を与えて養殖していて、臭みがなくほどよい脂がのっているのが特徴という。魚は刺し身にして利用者に振る舞われた。 宇田水産の宇田勝社長は市内の福祉施設で魚の解体ショーを続けている。今回は宇田社長の活動に賛同したおさかな食堂が初めて参加した。宇田社長

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  • 鈴なりの梅 児童ら歓声 熱海梅園で恒例の収穫作業

     熱海市は16日、同市の観光名所の一つ、熱海梅園で恒例になっている梅の実の収穫作業を行った。市職員らとともに第一小の2年生26人が参加し、熱海の初夏の風物詩を体験した。  長い竹の棒で職員らが木の枝を揺すると、直径2~3センチの青い実がパラパラと音を立てて落ちた。木の下でブルーシートを広げて待ち構えていた児童は歓声を上げて喜んだ。  同園には60種469本の梅が植栽されている。このうち、冬至梅や白加賀など約3割が実を付ける品種という。市公園緑地課によると、同園では過去2年続けて千キロを超える実を収穫した。今年も昨年並みの豊作が見込まれるという。収穫作業は1週間ほどで終える予定。  収穫した梅は

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  • 熱海で20日「マーケット」 特産市、音楽演奏も

     熱海市でシニア世代向けマンションを運営する中銀インテグレーションは20日午前10時~午後3時、同市渚町の親水公園で第18回あたみスプリングマーケットを開く。入場無料。天候不良の場合は21日に延期。  市内10棟の入居者と市民の交流や社会活動への参加を促進するイベントで、3年ぶりに開催する。フリーマーケットや特産市、飲食コーナーを設けるほか、入居者による音楽演奏、熱海高生の和太鼓、エイサーなどのパフォーマンスが披露される。売り上げの一部は同市に寄付する。  問い合わせは同社<電0557(81)1545>へ。

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  • 海底や海岸 ごみ拾い ボランティアダイバー、市民ら 熱海港周辺

     熱海市の熱海港周辺で14日、ボランティアダイバーや市民らが海底や海岸を清掃する「熱海ビーチクリーン2023」(実行委主催)が行われた。 県内外から約190人が参加し、海岸線で大規模なごみ拾いを展開した。ダイバーはマリーナや海釣り施設の周辺の海底に潜り、空き缶や釣り具、プラスチックごみなどを拾い集めた。 横浜市から毎年参加しているというダイビングインストラクター家接海輝さん(22)は「以前は明らかに不法投棄と思われる粗大ごみが見受けられたが、だいぶ減ってきている。ただ、家庭ごみなどはまだ散見される。海を汚さないよう注意してほしい」と話した。 市内の今宮神社厄年奉賛会、来宮神社御鳳輦奉仕、伊豆山

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  • 2011年に違法性認識 熱海市と静岡県、「第三の盛り土」公文書記載 非公表説明と矛盾

     熱海市伊豆山の大規模土石流起点近くに残されている「第三の盛り土」が「不適切盛り土」として公表されていなかった問題で、市と県が2011年に盛り土造成の違法性を認識し、行政処分を検討していたことが15日、市や県の当時の公文書の記載で分かった。違法性を認識していなかったために公表しなかったとする市や県の説明と矛盾が生じている。  公文書によると、「第三の盛り土」の造成地は、神奈川県小田原市の開発業者が都市計画法と森林法の許可を受けていたが、09年10月に工期が切れた。その後、切り土の計画地を盛り土したり、大量のダンプが廃棄物交じりの残土を運び込んだりして、市と県は計画通りに施工されていないことを認

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  • 熱海土石流起点付近 第三の盛り土「不適切」箇所に含まれず 擁壁崩壊、土砂流出後も放置

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流の起点近くに残されている「第三の盛り土」が、静岡県の公表した「不適切盛り土」163カ所に含まれていなかったことが12日までの市や県への取材で分かった。この盛り土は10年以上前に擁壁が崩れ、土砂流出も発生しながら放置されていたが、市は「不適切」に該当しないとして県に報告していなかった。  県は、許可を受けた際の開発計画と異なっていたり崩壊が発生していたりする盛り土を「不適切盛り土」とし、各市町の把握している情報を集約。4月下旬に地番などの位置情報や位置図をホームページで公表した。各市町は盛り土総点検などで把握した箇所を県に報告。熱海市は21年の

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  • “熱海愛”歩いて深めよう 健康増進教室開講 「お宮の松」など名所巡り

     熱海市の観光名所や史跡などを市民が巡り、同市への愛着を深めながら健康増進を図る「熱海まち歩き教室」がこのほど、開講した。市の春季市民教室の一環。初回は20~80代の23人が参加し、熱海温泉の歴史を象徴するスポットを回った。  「湯けむりコース」と銘打ち、熱海七湯や大湯間欠泉、お宮の松などを熱海まち歩きガイドの会のメンバーが案内した。参加者の中には移住して間もない人もいて、友人や外国人に紹介しようと熱心にガイドの説明に耳を傾けた。  同教室は7月4日まで計4回開催し、源頼朝とゆかりの深い伊豆山地区を回ったり、初夏の熱海を彩るジャカランダなどの花をめでたりするコースを予定している。市は9~11月

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  • お薦め絵本 幼保10園に毎月貸し出し 熱海市立図書館

     熱海市立図書館は本年度、市内の私立を含む幼稚園、保育園、認定こども園の計10園に絵本や大型絵本を毎月30~60冊ほど貸し出す「おとどけパック」事業を始めた。幼い頃から本に触れる機会を増やすことで自発的な読書習慣を身につけ、図書館に足を運ぶきっかけをつくるのが狙い。  子どもの集まる場所に本を届けようと、昨年から実証実験を繰り返し、各園で好評だったことから本格的に事業化した。各園の規模や園児の年齢に合わせて同館の司書が蔵書の中から本を選び、1カ月間貸し出して読み聞かせなどに活用する。  多賀幼稚園には10日、絵本30冊と大型絵本4冊が届いた。同園では当番の園児が毎日1冊選び、教諭が読み聞かせて

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  • 熱海駅周辺「魅力的に」 市、景観計画素案説明

     熱海市景観デザイン会議(会長・伊藤光造NPO法人くらしまち継承機構理事長)が11日、市役所で開かれ、市がJR熱海駅周辺を対象にした観光地エリア景観計画の素案を説明した。伊豆半島の玄関口にふさわしい街並みにするための短期、中長期的な取り組みが示され、委員はおおむね了承した。 対象エリアは、熱海駅から熱海サンビーチまでの約34ヘクタール。素案では「好感を与える魅力的な玄関口づくり」と「熱海駅と海岸を結ぶ歩いて楽しいルートづくり」を目標に掲げた。短期的な取り組みとして、駅前看板のルールの再検討や案内看板の多言語化などを挙げた。中長期的な施策として古いビルの再生や細い道、坂、路地裏の修景などを盛り込

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  • 熱海市議会の会派構成決まる

     熱海市議会(定数15)の改選後の会派構成が10日までに決まった。最大会派は「熱海成風会」で改選前より1減の7人。公明党議員が抜けた「自民党・女性の会熱海梁山泊(りょうざんぱく)」、無所属の元職、新人が新たに結成した「明日の熱海」がそれぞれ2人で構成する。現職2人、新人2人が1人会派となった。正副議長選は22日開会予定の臨時会で行う。 会派構成は次の通り(先頭が代表者)。 熱海成風会 稲村千尋、川口健、竹部隆、越村修、赤尾光一、杉山恭平、室伏友三▽自民党・女性の会熱海梁山泊 田中秀宝、泉明寺みずほ▽明日の熱海 金森和道、新野陽平▽熱海市民クラブ 橋本一実▽公明熱海 後藤雄一▽新政熱海 山田景照

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  • 熱海などで震度1 10日午前11時21分ごろ

     10日午前11時21分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度3の地震が発生した。静岡県内は熱海、富士宮、伊豆の各市、東伊豆町で震度1を観測した。  気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震規模を示すマグニチュード(M)は4・1と推定される。

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  • 熱海・伊豆山「警戒区域」 ライフライン復旧工事始まる

     熱海市伊豆山の土石流被災地に設けられている立ち入り禁止の「警戒区域」で9日、ライフラインの復旧工事が始まった。市は9月1日に区域解除を予定していて、避難生活を強いられている住民が一日も早く帰還できるよう急ピッチで工事を進める。  区域内の中心を通る市道岸谷本線の約150メートル区間で、土砂が流入した水道とガスの本管を敷設替えする。市は6月下旬までに工事を終える予定で、7月から住宅の修繕工事が行える環境を整える方針。  初日は道路の掘削や損傷した古い管の撤去などが行われた。今後、電気や通信の復旧工事も行い、9月1日までに完了させたいとしている。区域内には46棟が土石流に流されずに残っていて、同

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  • 伊豆山の被災住宅で窃盗容疑 熱海署、静岡の専門学生逮捕

     熱海署と県警捜査3課は9日、住居侵入と窃盗の疑いで静岡市清水区吉川、専門学生の男(26)を逮捕した。逮捕容疑は2021年8月上旬、熱海市伊豆山の土石流災害で被災した50代男性方に侵入し、清涼飲料水1本(100円相当)を盗んだ疑い。同署などは余罪を含めて捜査している。  同署によると、男性は事件当時、家族と避難生活を送っていた。被災後に自宅の様子を見に来た際に家族の女性用下着がなくなっているのに気づき、同署に届けた。男性と同容疑者に面識はないという。  土石流が流れ下った現場は、市が21年8月16日、災害対策基本法に基づき警戒区域に指定した。区域内に無断で入ると罰金などの対象になる。男性方は区

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  • 安全運転推進 栗本油店を指定 熱海署など

     熱海署と熱海地区安全運転管理協会はこのほど、本年度の安全運転管理推進事業所の栗本油店(熱海市和田浜南町)に指定証を交付した。同署で大石剛署長が山田晃弘社長に手渡した。同協会の小原進一会長もアルコールチェッカー5個を贈呈した。 同社はガソリンスタンドを経営していて、観光客の利用も多い。今後、横断幕を掲げるなどして、利用客に安全運転を呼びかける。山田社長は「従業員一丸となって交通安全意識の高揚を図り、交通事故削減に向けて活動していく」と抱負を述べた。 同署などは、前年度の推進事業所として交通事故防止に貢献した深沢工業(同市下多賀)に感謝状を贈呈した。

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  • ランタンに願いを フェス参加者募集 21日、熱海

     熱海市の今宮神社と第二小で21日、願い事を込めたランタンを飛ばす「第2回熱海今宮神社 願いのあかりフェスティバル」が開かれる。実行委員会は15日まで参加者を募集している。 源頼朝が同神社で平家打倒を祈願して成就した故事にちなみ、昨年から始まったイベント。願い事を書いた短冊を発光ダイオード(LED)ランタンに付けて第二小グラウンドから夜空に放つ。 参加無料、定員100人。希望者は15日までにメールに住所、氏名、代表者の連絡先、参加人数(最大4人)を記入の上、<atami-negai@aap-jim.com>に申し込む。応募多数の場合は抽選。当選者には16日にメールで連絡する。雨天時は28日に順

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  • 熱海成風会 最大会派 熱海市議会

     4月の熱海市議選(定数15)で当選した自民党所属議員7人が8日、市役所で記者会見し、会派「熱海成風会」の結成を届け出たと発表した。改選前に続き同市議会の最大会派となる。 代表の稲村千尋氏は「一人一人が市民の代弁者として活動してほしい。伊豆山の復旧復興など重要課題がいろいろある。最大会派としての責任を果たしていきたい」と述べた。政調会長は竹部隆氏、幹事長は越村修氏、事務局長は赤尾光一氏が務める。 改選前の同会派は8人だったが、2人が引退。今回選で初当選した室伏友三氏が新たに入会し、1減の7人になった。今期当初は1人会派が多くなる見通しで、稲村代表は「今後(会派構成が)流動的になると思う。他の議

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  • 消費者トラブルに注意 熱海市など街頭啓発

     5月の「消費者月間」に合わせ、熱海市などは8日、市内のスーパーで消費者啓発集中キャンペーンを実施した。 斉藤栄市長をはじめ、県東部県民生活センター、熱海署、市消費生活相談員、熱海消費問題研究会の関係者らが、買い物客にチラシや啓発品を配りながら、悪質商法に巻き込まれないよう注意を呼びかけた。消費者ホットライン「188(いやや)」もPRした。 最近はインターネットによる通信販売や投資などに端を発した消費者トラブルが増加傾向という。

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  • 高齢者が音楽で生き生き交流 熱海に地域サロン

     熱海市などで活動する音楽関係者らでつくる「熱海メモリーズカフェ」がこのほど、地域サロン「熱海健康音楽サロン」を開設した。高齢者が音楽と交流を楽しみながら認知機能の維持、向上を図る。今後、ヨガやアロマセラピーなどの講師も招き、地域ぐるみで高齢者の生きがいづくりをサポートしたいとしている。 サロンは同市和田浜南町のマンション「熱海ベネフィス」内で毎月第4金曜午後2~4時に開催する(参加費500円)。市社会福祉協議会が運営に協力する。4月下旬に開かれた初回は地元の高齢者ら約10人が参加し、松野敦子代表ら5人のメンバーの演奏に合わせて懐かしの歌謡曲や童謡などを歌った。 認知症予防として、二つの動作を

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  • 家康に学ぶ経営戦略 熱海で6月 小和田静大名誉教授が講演

     熱海市の東海労務事業協会は6月6日午後4時から同市の熱海後楽園ホテルで開く小和田哲男静岡大名誉教授の講演会「徳川家康に学ぶ経営戦略」の参加者を募集している。事前予約制で定員は先着100人。申し込みは5月25日まで。  大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を務める小和田名誉教授が、失敗の経験を生かしたり泰然自若とした態度で周囲を安心させたりした家康の故事を紹介し、リーダーに必要な決断力や組織づくりについて語る。  問い合わせ、申し込みは同協会<電0557(67)7505>へ。

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  • 絵画教室生の力作並ぶ 橋幸夫さんの日本画も 8日まで熱海 

     熱海市の日本画家坂本武典さん(47)が主宰する「アトリエブデン絵画教室」の作品展「第29回彩遊季展」が4日、同市の起雲閣で始まった。教室生らが描いた風景や人物、四季の花など約80点の力作が並び、来場者を楽しませている。8日まで。 中学生から90代の高齢者までの約20人が日本画、水彩画、鉛筆画などを出品した。久保洋子さんの日本画は孫が水槽の中の金魚を見つめたり、おやつを食べたりしている愛らしい表情を温かみのある色彩とタッチで表現していて、来場者の心を和ませている。 坂本さんは「新型コロナウイルス禍の頃は皆が縮こまって制作していたが、ようやく和気あいあいと描いたり、互いに意見を言い合ったりするこ

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  • 社説(5月4日)みどりの日 利用、管理 森と共生を

     きょうは「みどりの日」。この3年余、新型コロナ感染症拡大により市街地を避けた人たちで森林や水辺が混雑するという現象が起きるほど、多くの人の目が自然に向いた。改めて自然に親しみ、恩恵に感謝する日としたい。  来年度からは1人年千円の森林環境税の徴収が始まり、林業行政への関心は高まる。静岡県は既に「森林[もり]づくり県民税」(個人は年400円課税)を財源とした「森の力再生事業」を実施している。両税の使途の違いを繰り返し説明することが求められる。  水源涵養[かんよう]、土砂災害防止、生物多様性保全、保健・レクリエーションの場など、森林には高い公益性・公共性がある。二酸化炭素(CO2)の吸収源とし

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  • 熱海土石流1年10カ月 警戒区域解除へ 復旧遠く帰還見通せず 被災者嘆き

     熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から1年10カ月が経過した。市は被災地の「警戒区域」を9月1日に解除する方針だが、同日時点で避難先から帰還できる住民は一部にとどまる。被災者からは「まだ戻れない人は、いつ帰還できるのか」「ただ待つばかりでは心が折れてしまう」と嘆きの声が聞かれた。  警戒区域付近では3日、発災時刻とされる午前10時半ごろに遺族や被災者が犠牲者に黙とうをささげた。母親を亡くし、自宅が土石流で流された太田朋晃さん(57)は「うちがあった場所は道路と川になる計画だが、自宅の代替地がどうなるのか、先のことが見通せない」と不安を口にした。  市によると、警戒区域内に残っている46棟

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  • ビールや海の幸、楽しんで 熱海で祭り 7日まで

     熱海市渚町の渚親水公園で3日、大型連休恒例の「第10回春のあたみビール祭り」(実行委主催)が始まった。さわやかな青空の下で新鮮な海の幸やビールを味わおうと、大勢の行楽客が繰り出した。7日まで。  3000円でサバやキンメダイなど6種の魚介類が味わえるセットメニューをはじめ、伊勢エビやアワビなどが通常の半額ほどで販売された。海の幸をその場で味わえる浜焼きコーナーは開場前から長蛇の列ができ、瞬く間に満席に。甲府市から家族で訪れた横内宏樹さん(49)は「毎年楽しみにしているイベント。朝早く出てきたかいがあった」と笑顔で話した。  新型コロナウイルス感染対策の行動制限がない大型連休の後半戦初日。繁華

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  • 熱海の60代女性、25万円被害 「保険の戻しがある」と電話

     熱海市の60代の無職女性が2日、市役所の職員を名乗る男に約25万円をだまし取られたと熱海署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。  同署によると、女性宅に2日午後6時過ぎ、男から「保険の戻しがあります。手続きをするのでキャッシュカードと通帳を持ってATMに行ってください」と電話があった。女性は男に指示されるまま市内の金融機関のATMを操作し、指定された口座に現金を振り込んだという。

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  • ウルトラトレイルマウントフジ 富士山麓160キロを激走 国内外から2400人【しずおかアウトドアファン】

     静岡、山梨両県にまたがる富士山周辺の山野を走るトレイルランニング大会「ウルトラトレイルマウントフジ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4月21~23日の3日間にわたって行われた。「FUJI(フジ)」部門のコース延長は実に164・7キロ。4年ぶりの参加となった海外在住選手を含む約2400人が熱い戦いを繰り広げた。  FUJIは富士市の「富士山こどもの国」を21日午後に出発し、山梨県富士吉田市にある「富士急ハイランドコニファーフォレスト」のゴールを目指した。静岡県側では雄大な富士山を横目に山麓の林間地域を通過すると、富士山の西側に位置する天子山地の天子ケ岳(富士宮市、標高1330メートル

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  • 県内でインフル 小中学校4施設学級閉鎖

     静岡県は2日、こども園と小中学校計4施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計45人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。市区町別の施設の患者数は次の通り。  熱海市のこども園11人、浜松市中区の中学校8人、同区の小学校13人、同市北区の小学校13人。

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  • 公然わいせつの疑いで逮捕 三島署

     三島署は2日、公然わいせつの疑いで自称熱海市和田浜南町、自称アルバイト店員の男(30)を逮捕した。逮捕容疑は1日午後9時半ごろ、三島市の路上で下半身を露出した疑い。目撃した通行人からの通報を受けて特定した。

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  • ツツジ 連休彩る 熱海の公園「花まつり」

     熱海市伊豆山の姫の沢公園で7日まで、大型連休恒例の「花まつり」が開かれている。鮮やかに咲き誇るツツジが来園者を楽しませている。  園内には約6万株のツツジが植えられている。今年は比較的気温が高いため、例年より1~2週間ほど開花の進みが早いという。2日は標高の高いエリアで遅咲き種が見頃を迎えていた。来園者は高台を散策しながら、濃いピンク色の花と相模灘の眺望を楽しんだ。園内では西洋シャクナゲも見頃を迎えている。今月末ごろからサツキが開花する見通し。  まつり期間中は、市民などから寄せられた約40本のこいのぼりが飾られている。3~5日は地元音楽グループなどステージイベントが行われるほか、スポーツ広

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  • 地域公共交通計画 24年度中に策定へ 熱海市協議会が初会合

     熱海市地域公共交通活性化協議会(会長・福本雅之名古屋大客員准教授)の初会合が28日、市役所で開かれ、まちづくりと連携しながら持続可能な公共交通の実現を目指す地域公共交通計画を2024年度中に策定することを確認した。  市や交通事業者、町内会関係者ら約20人が参加した。同計画は急速に進む高齢化や国内屈指の観光地といった同市の特性を踏まえつつ、市民や観光客の幅広いニーズに対応していくための施策を盛り込む。初島の離島航路を含む市内全域が対象で、計画期間は5年。  初会合で委員からは「住民にしか分からない地名のバス停が多く、観光客には不便」「宿泊施設の送迎バスで駅前が混雑するため、共同運行ができない

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  • 甘い香りで魅了 ローズフェスタ開幕 熱海の観光庭園

     熱海市の観光庭園「アカオ・フォレスト」で28日、アカオ・ローズフェスタ2023が開幕した。青空の下で早咲きの品種のバラが咲き始め、園内に甘い香りを漂わせている。6月30日まで。  20万坪(約66万平方メートル)の広大な敷地には600種、4千株のバラが植えられている。標高が高く、日当たりの良い「コレクションガーデン」では、トワイライトトリストやロサギガンティアなどの品種が咲き、来園者を楽しませている。担当者によると、今年は気温が高いため開花の進みが早く、5月中旬~6月上旬に見頃を迎える見通し。  期間中はダマスクローズの精油を使用したアロマオイルやソリッドパフュームの製作体験や、音楽大生によ

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  • 大型連休 事故に注意を 熱海署など 観光客に啓発

     熱海署は28日、大型連休中の交通事故防止を呼びかける街頭啓発活動をJR熱海駅前で行った。熱海市内では、観光客が運転するレンタカーや歩行者が関連する事故が増えているため、署員らは安全確認の徹底を求めた。 市や交通安全、観光関係団体、レンタカー業者ら約20人が観光客に反射材付きのキーホルダーや交通事故防止の注意事項が書かれたチラシなどを配布した。 新型コロナウイルス感染対策の行動制限がなくなり、観光客が増加傾向にある中、同署によると、1~3月に市内で発生したレンタカーが関連する事故は約120件と前年同期比で26%増。歩行者が絡む事故も16件で倍増している。 下山晃司交通課長は「連休中は運転に慣れ

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  • 高齢者らを対象に8日から接種実施 熱海市 コロナワクチン

     熱海市は5月8日から、65歳以上の高齢者や基礎疾患のある5~64歳の人、医療・介護従事者を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種を実施する。期間は8月まで。 初回接種(1、2回目)を受けていることを条件に、自己負担なしで受けられる。65歳以上には接種券を順次発送する。基礎疾患のある5~64歳や医療従事者らは申請が必要。5歳以上の全ての人を対象にした接種は9~12月に実施する。 問い合わせは専用ダイヤル<電0557(81)1115>へ。

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  • 静岡・日向の巨大盛り土 県、行政処分2006年に見送り 土砂搬入その後も把握

     静岡市葵区日向に造成された全国最大級の無許可盛り土問題で、静岡県が造成初期の2006年に、残土処分会社に強制力のある行政処分や刑事告発を検討しながら見送っていたことが、26日までに開示された県などの公文書で判明した。公文書によると、県は処分の見送り後も土砂の搬入が続いていたことを把握していた。県警が今年1月に同社の摘発に動き、県議会でも議題になったが、県当局は当時の行政対応の詳細を明らかにしていなかった。  県静岡土木事務所の公文書によると、05年10月の庁内協議で「最終的に罰則規定を適用することになる」と方針を決め、同事務所が本庁に測量費の予算確保を求める記載もあった。同年11月には本庁の

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 21日はメジナやカサゴ、ニザダイ、ウツボ。22日はニザダイなど。23日は小イサキやスズメダイ、メジナ、トウゴロウイワシ。アジやタカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺はサビキ釣りで豆アジや小サバ、イワシ。数釣りには朝マヅメ前から竿を出すと釣果につながる。日中は投げ釣りでシロギス。70メートル以上投げないと、数やサイズは期待できない。早朝と日中の寒暖差が大きいため注意を。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 20日午後の沼津沖船釣りは2キロ超のマダイ、1

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  • 伊豆山の水道、ガス 5月工事開始 熱海市、警戒区域内復旧へ

     熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、9月1日に予定している同市伊豆山の警戒区域解除に向けて、区域内のライフライン復旧工事を5月8日に開始することを明らかにした。市は6月下旬までに工事を終え、区域内の住宅修繕工事を7月から実施できるようにする方針。  工事は区域内の中心部を通る市道岸谷本線の150メートル区間で行う。市道の地下に埋設されている上水道と都市ガスの本管の敷設替えを先行実施し、住宅の修繕工事などに支障がでないようにする。市は並行して電柱の設置位置を検討していて、9月1日までに水道などの復旧が見込まれるエリアの電気や電話も復旧させたいとしている。  市が土石流被災地に設定してい

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  • 強盗逃走想定し合同訓練 熱海、伊東署

     熱海、伊東の両署は24日、合同緊急配備訓練を両市内で行った。熱海市の郵便局に押し入った強盗が両市内を逃走する想定。両署と県警通信指令課が連携して情報共有し、事件への備えを強化した。  南熱海郵便局に犯人役の熱海署員が押し入り、刃物と爆弾のようなものを手にしながら「金を出せ」と局員を脅した。犯人は現金を奪って逃走。通報を受けて同局に駆けつけた署員が特徴や逃走方向などを確認し、緊急配備を敷いた。  犯人が爆弾のようなものが入った袋を放置したため、署員は局員を安全な場所に避難させた上で袋の中身の安全性を確認した。  署員らは無線を使って車で逃走する犯人の情報を共有。伊東市内で犯人が車を止めたところ

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  • 静岡県内7市議選 戦いの軌跡 沼津/三島/富士宮/富士/熱海/下田/湖西

     統一地方選後半戦の静岡県内10市町議選は24日未明までに、沼津、三島、富士宮、富士、熱海、下田、湖西の7市議選で計150議席、松崎、函南、清水の3町議選で計38議席が全て確定した。このうち、182人が激しい戦いを繰り広げた7市議選の軌跡を追った。  新顔台頭 下位は激戦 沼津  36人が28議席を争った沼津市議選は、新人12人のうち7人が当選する健闘を見せた。そのあおりで現職の大半が前回より票を減らし、大台の3千票超の当選者はゼロに。下位は数十票差で並ぶ激戦となった。女性は1増の5人で最多だった2003年と同数。投票率は39・54%で、前回に続き過去最低を更新した。  トップ当選は所属する

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  • 静岡県人口356万1252人 4月1日現在 10カ月連続減 転出、転入大幅超

     静岡県がこのほど公表した4月1日現在の推計人口は、356万1252人で前月と比べ7311人減少した。推計人口の減少は10カ月連続。新年度を迎え、人口の多い市を中心に、転出数が転入数を大幅に超過した。 ※画像タップで拡大してご覧になれます  転入数から転出数を引いた社会動態は、4859人減(転入2万4763人、転出2万9622人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2452人減(出生1615人、死亡4067人)だった。  市町別で人口が増加したのは熱海市の21人増のみ。1177人減の静岡市をはじめ、浜松市1058人減、沼津市539人減、御殿場市489人減、富士市397人減など34市町

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  • 熱海土石流「第二の盛り土」撤去 現所有者、静岡県の指導受け

     2021年7月に発生した熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、「第二の盛り土」と呼ばれる土石流起点南側の尾根から投棄された不安定土砂の撤去作業が終了したことが24日、県への取材で分かった。県が現土地所有者に対して森林法違反として行政指導し、現所有者が是正に応じた。  県によると、不安定土砂は起点南側の尾根の斜面に約6千立方メートルあったが、4月中旬に全ての土砂が撤去されたことを現地で確認した。取り除いた土砂は尾根上部の平らな伐採地に運び、植栽のための土壌として再利用する。この伐採地と「第二の盛り土」があった斜面で植栽作業を進め、5月末にも完了させる。  県担当者は「不安定土砂が流出する危険性はな

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  • 10市町議選トップ当選者が決意 議会改革、信頼回復へ意欲/発信方法や関心向上模索 

     統一地方選後半戦の県内10市町議選の当選者は現職123、元職9、新人56。各市町で投票率が低迷する中、多くの信任を得たトップ当選者からは、新型コロナウイルス禍を経た有権者の意識変化に伴う自身の変革や、最も身近な政治の舞台である市町議会の改革、住民の政治への関心を高めたいとの声が聞かれた。  コロナ禍を経た初の統一地方選では、これまでの選挙活動から変化を模索する中堅やベテラン議員も少なくなかった。沼津市の深田昇氏は「ただ投票をお願いするだけではいけない。政策や実績を直接発信しないといけない」とユーチューブを始めたと明かした。  富士市の下田良秀氏はコロナ禍で有権者との接触が少ない点を指摘しつつ

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  • 寄り添い声かけ特殊詐欺防ぐ 静岡中央銀行熱海支店に感謝状 熱海署

     熱海署はこのほど、特殊詐欺を未然に防いだとして、熱海市銀座町の静岡中央銀行熱海支店と同行職員の田村真由香さんに署長感謝状を贈呈した。 同署によると、田村さんは11日午後3時半ごろ、来店した市内の80代女性から「定期預金を解約したい。今すぐ金が必要」と言われた。事情を聴くと、息子を名乗る男から電話で「郵便物が届いているはず。届いていなければ100万円が必要」と告げられたという。田村さんは特殊詐欺を疑い、同署に通報した。 大石剛署長から感謝状を受け取った田村さんは「女性は男の話を信じ、慌てていた。お客さまに寄り添いながら事実関係を聴くことができた」と振り返った。岡田康伸支店長は「お客さまの財産を

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  • 全10市町議選で期日前・前回比増 静岡県内統一地方選後半戦

     静岡県選挙管理委員会は23日、統一地方選後半戦の期日前投票の最終結果を発表した。富士宮市長選は選挙人名簿登録者数の15・17%に当たる1万6419人が投票し、2015年の前回選に比べ1・14ポイント増。19年は無投票だった。清水町長選は13・78%で19年の前回比2・19ポイント増、小山町長選は15・86%で同0・46ポイント増加した。  10市町議選は合計で選挙人名簿登録者数の12・63%に当たる9万1785人が投票し、12市町議選が行われた19年の前回選を1・67ポイント上回った。  内訳をみると、7市議選の合計は12・40%に当たる8万2262人、3町議選は15・11%に当たる9523

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  • 熱海市議選 当選者一覧(定数15/立候補者17)

     統一地方選後半戦の静岡県内10市町議選は23日、投開票が行われ、未明までに全議席が確定した。市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市。町議選は松崎、函南、清水の3町。約1カ月間に及んだ選挙戦が閉幕した。熱海市議選の当選者は次の通り。  得票数順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 熱海市議選 開票結果(選管最終) 当1,465 川口  健 自現⑤ 当1,373 後藤 雄一 公現② 当1,182 金森 和道 無元④ 当1,111 稲村 千尋 自現⑧ 当1,107 泉明寺みずほ 無

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  • 3市町長選平均47・50%、過去最低の投票率

     23日に投開票された統一地方選後半戦の静岡県内投票率は、3市町長選が平均47・50%、7市議選は43・97%、3町議選は46・21%で、後半戦の全ての選挙で前回選を下回った。このうち、3市町長選はいずれも過去最低を更新し、富士宮市、清水町は首長選で初めて50%を切った。   ※画像タップで拡大してご覧になれます  現職と新人による8年ぶりの選挙戦となった富士宮市長選は45・80%で、2015年の前回選を9・68ポイント下回り、1968年に記録した過去最低(54・45%)を大幅に下回った。  現新の一騎打ちとなった清水町長選は、48・62%(前回比1・45ポイント減)、前回選と同じ

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  • 初島で繰り上げ投票 熱海市議選 投票率53.66%

     熱海市初島で22日、市議選の繰り上げ投票が行われた。市選挙管理委員会によると、期日前・不在者投票をした16人を含む投票率は53・66%で4年前の前回選より5・09ポイント低下した。  初島の当日有権者数は164人(男89人、女75人)。投票は午前7時~午後4時に初島漁業総合会館で行われた。投票箱は同日中に本土へ運んだ。23日の開票時まで市選管が保管する。

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  • 7市議選 期日前投票8.72% 第2回中間状況 前回選から1.17ポイント増

     静岡県選挙管理委員会は22日、統一地方選後半戦の県内7市議選(23日投開票)で実施されている期日前投票の第2回中間状況を発表した。17~21日の5日間で選挙人名簿登録者数の8・72%に当たる5万7839人が投票を済ませた。前回選の同時期に比べ1・17ポイント上昇。7市とも前回を上回った。  各市の投票率は次の通り。かっこ内は前回選比。  沼津市7・49%(1・06ポイント増)▽熱海市14・66%(1・75ポイント増)▽三島市8・87%(1・94ポイント増)▽富士宮市10・53%(1・00ポイント増)▽富士市6・27%(0・94ポイント増)▽下田市21・35%(2・53ポイント増)▽湖西市10

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  • 春の山野草150点 熱海で展示会

     熱海市の熱海山草会(那須田美紀子会長)の「春の山野草展」が22日、同市昭和町の起雲閣で始まった。愛らしい花を咲かせた山野草の寄せ植えなど約150点が並び、来場者を楽しませている。23日まで。 ユキモチソウ、ウラシマソウ、ハッカクレンなど会員が丹精を込めて育てた草花が並んだ。湿度や温度などの変化に敏感な山野草に優しい環境を保とうと、軽石などでできた小さな鉢に山の中の自然が再現されている。 那須田会長は「今年は気温が高かったせいか例年より開花が1、2週間早く、栽培に気を使った。鑑賞した人の心が癒やされたらうれしい」と話した。会場では山野草の苗を販売している。23日は午前9時から午後4時まで。

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  • 火の用心 守ります 熱海市幼年消防クラブ

     熱海市防火協会は20日、同市の栄光熱海中央保育園、富士保育園、MOAあたみ幼児学園の年長園児計39人を2023年度の市幼年消防クラブ員に任命した。園児は市内で開催される消防関係のイベントに参加するなどして、市民に火災予防を呼びかける。 市消防署で行われた任命式で、前田久憲会長が「火は大切なものだが、扱い方を間違えると火事になる。火遊びをしている人がいたら、お父さんやお母さんに伝えてほしい」と述べ、代表の園児に任命書と記念品を手渡した。 法被姿の園児は「絶対に火遊びはしません」「お父さん、お母さん、先生方の教えを守ります」と約束。小さな拍子木を打ち鳴らしながら、「火の用心のうた」を元気よく合唱

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  • 初島で繰り上げ投票 熱海市議選

     静岡県内唯一の有人島である熱海市初島で22日、同市議選の繰り上げ投票が行われる。市選挙管理委員会は21日、投票箱などを定期船で初島に搬入し、投票所の開設準備を整えた。  投票事務に従事する市職員3人が同日午後、選挙事務用品を手に熱海港を出港した。初島の選挙人名簿登録者数は15日現在、174人(男95人、女79人)。4年前の前回選の投票率は52・50%だった。  繰り上げ投票は、定期船の欠航に備えた特別措置。投票所は22日午前7時~午後4時に初島漁業総合会館に設ける。投票箱は同日中に船で運び、23日の開票時まで市選管が保管する。

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  • 行政対応再検証渋る川勝知事 熱海土石流被災者が批判「原因究明、徹底を」 識者からも問題視

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流の行政対応検証が不足している問題を巡り、県議会の再検証要請に応じない川勝平太知事に対して、被災者から「原因究明の徹底を」「結論ありきなのか」などと批判の声が上がっている。識者は川勝知事の態度について「妥当ではない」とし、知事の行政執行をチェックする立場の県議会の要請に応じない対応を問題視する。  「これまでの対応で十分だ」―。川勝知事は県議選告示を直前に控えた3月28日の定例記者会見で、県議会特別委員会の再検証要請に見解を示した。各分野の専門家から検証不足の指摘が相次ぐ中、4月の会見では「実施可能性も含めて精査している」と補足したが、県は行

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  • 熱海復興へ派遣 支援業務を報告 浜松市職員の平野さん

     2021年7月3日に発生した熱海市伊豆山の大規模土石流で、復興支援のために22年4月から23年3月までの間、同市に派遣されていた浜松市東・浜北土木事務所主任の平野和久さん(60)が20日、浜松市役所で報告会を行った。長田繁喜副市長らを前に用地交渉の業務に携わった経験などを語った。 平野さんは、土石流が流れ下った逢初(あいぞめ)川の約360メートル区間の両岸で道路を整備するため、用地買収の交渉などを担った。死者を悼む気持ちを常に抱き、地権者らとのやりとりでもこれまで以上に慎重な言葉遣いを心がけた。「行政は被災者の気持ちに寄り添うのが大切だとあらためて感じた」と振り返った。長田副市長は「得がたい

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  • 熱海土石流 盛り土公文書黒塗り外し、一部提供 熱海市が原告側に

     熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、遺族、被災者が土石流の起点となった土地の現旧所有者や県、市に損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが19日、静岡地裁沼津支部であり、市側は関係者の氏名などが伏せられた盛り土に関する一部の公文書について、黒塗りを外した形で原告側に提供したことを明らかにした。原告側は7月19日の次回期日までに、県と市の公文書や独自に集めた証拠を基に主張をまとめて提出する。  協議は非公開。市が提供した公文書は、ホームページで公表している崩落した盛り土に関する部分。当初は被告の現所有者側からの申し立てを受け、同支部が提出を依頼していた。原告側も市に要請していて、市は「土石流発生原因

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  • 市議選終盤情勢 熱海/下田

     統一地方選後半戦の市議選は、23日の投開票に向けて最終盤に入った。各陣営とも地域課題の解決策を訴え、支持拡大に全力を挙げる。各地の情勢を探った。 熱海市 少数激戦 小差で決着か  熱海市議選(定数15)は現職10、元職2、新人5人による少数激戦が繰り広げられている。知名度や経験に勝る現職、元職の地盤を、新人がどれだけ切り崩せるかが注目される。当落は小差で決まりそうだ。各陣営は安全圏とみられる千票を目指してラストスパートをかける。投票率は前回並みか、やや上回る50%台後半との見方がある。  中部、東部は今期で引退する2市議の票の行方がポイント。赤尾光一氏は熱海駅前の商店街や観光業界に浸透し、

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  • 「参加型民主主義」 参政党代表が強調 熱海で演説

     参政党の松田学代表は19日、統一地方選後半戦(23日投開票)の候補者応援のため、熱海市のJR熱海駅前で街頭演説した。  松田代表は、統一地方選に約250人の公認候補を擁立したとし、「地域から声を上げて、本当の日本を取り戻したい」と述べた。国民に新たな政治の選択肢を示すことで「参加型民主主義を確立したい」とも強調した。

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  • 静岡県内7市議選 期日前2・04% 前回比0・06ポイント増

     静岡県選管は19日、統一地方選後半戦の県内7市議選(23日投開票)で実施されている期日前投票の第1回中間状況を発表した。17、18日の2日間で7市の選挙人名簿登録者の2・04%に当たる1万3512人が投票を済ませ、4年前の前回選の同時点に比べ0・06ポイント上昇した。  投票率が最も高かったのは下田市の4・99%(前回選同時点5・27%)。熱海市4・23%(同3・97%)、沼津市2・40%(同1・96%)、湖西市2・19%(同1・68%)、三島市2・11%(同1・67%)、富士宮市1・97%(同2・47%)、富士市1・13%(同1・33%)が続いた。

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 10日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、小イサキ、マアジなど。11日、12日は悪天候により釣果はなかった。13日はネンブツダイやタカベ、オナガメジナ、アジ、スズメダイ。14日はネンブツダイやメジナ、アイゴ、タカベなど。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺に、ようやく豆アジやイワシ、小ムツが回遊し始めた。3号のサビキ仕掛けやトリック仕掛けで、スキンやハゲ皮の2種類を用意すると良い。餌は冷凍アミエビを解凍して使用。すぐに使えるチューブ式のアミエビでも釣果は変わらない。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 

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  • 新会長に鈴木氏 熱海商議所青年部

     熱海商工会議所青年部はこのほど、2023年度の通常会員総会を熱海市内のホテルで開き、新会長に鈴木宜志氏(天神酒店代表取締役)を選出した。 鈴木氏は23年度の活動テーマに「つながる、つなぐ」を掲げ、「青年部の活動で生まれた仲間は宝。異業種交流を続け、さまざまな形で会員同士のつながりを深めたい」と述べた。 議事では会員企業の経営発達を図る研修や地域課題の解決に向けた活動などを盛り込んだ事業計画を承認した。青年部の発足10年記念事業も予定している。

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  • 「あいぞめ珈琲店」1周年 熱海・伊豆山 支え合い「心のつながり」紡ぐ 「誰もが帰れる場所に」

     熱海市伊豆山のコミュニティーカフェ「あいぞめ珈琲店」がこのほど、開店1周年を迎えた。大規模土石流に襲われた地域に「心と心のつながり」を紡ごうと、地元のNPO法人「テンカラセン」が運営してきた。高橋一美代表(46)は「これからも誰もが立ち寄り、帰ってこられる場所でありたい」と話している。 同店は当初、月命日の3日に開店する予定だったが、伊豆山神社の例大祭のある4月15日にした。住民にとって特別な日であり、笑顔が行き交う地域がよみがえるよう願いを込めた。 店内には、伊豆山を応援する人々のメッセージが書き込まれた木製のコースターがびっしりと貼られている。「忘れてはいけない」「前へ進もう」-。一つ一

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  • 新緑に映えるノムラカエデ 熱海の植物研究園 25日まで公開

     熱海市相の原町の市村清新技術財団・植物研究園でこのほど、春の一般公開が始まった。25日まで。 約1万2千平方メートルの敷地でノムラカエデやヤマシャクヤク、絶滅危惧種のクマガイソウなどが見頃を迎えている。来園者は新緑に映える花や葉を楽しみながら散策したり、カメラに収めたりして楽しんでいる。 同園はリコー三愛グループ創始者の故市村清氏の別荘「清恵荘」を整備し、1991年に開園した。毎年春と秋に一般公開を行っている。開園は午前9時半~午後3時半。入園無料。 駐車可能台数が少ないため、公共交通機関での来園を呼びかけている。詳細は同財団ホームページに掲載している。

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  • 熱海市議選17人立候補 伊豆山地区の出馬なし 土石流風化懸念

     23日の投開票に向けて論戦が繰り広げられている統一地方選後半戦。熱海市では定数15の市議選に17人が立候補した。2021年7月に発生した土石流災害からの復旧復興を目指す伊豆山地区から出馬した候補者はおらず、災害の風化を懸念する住民は少なくない。立ち入り禁止になっている警戒区域は9月に解除される予定だが、避難先から帰還できる被災者は一部にとどまる見通し。復興までの長い道のりに「寄り添う」と訴える候補者に、住民は「有言実行を」と求める。 ■復旧復興の道のり長く 住民「取り残されないか」  4年前の市議選は伊豆山在住の候補者2人が当選した。しかし1人は任期途中に体調不良となり辞任。もう1人は自宅

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  • 熱海市議選 立候補者の一覧(定数15/立候補者17)

     16日告示された熱海市議選の立候補者は次の通り。  上から届け出順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 ※画像タップで拡大してご覧になれます ▶統一地方選後半戦の開票速報はこちら

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  • 夜空に彩り3千発 熱海で海上花火大会 年内に12回実施予定

     熱海市の熱海湾で15日夜、2023年度最初の熱海海上花火大会(市ホテル旅館協同組合連合会主催)が行われた。雨が降りしきるあいにくの空模様となったが、約3千発が夜空を彩り観光客を楽しませた。  熱海港の防波堤から20分間、コンピューター制御のスターマインや名物の「大空中ナイアガラ」などが打ち上げられた。同市渚町の親水公園では、傘を手にした観光客が雨を忘れて光のショーに見入った。  同花火大会は5月13日~12月3日までに12回予定されている。  日程は次の通り(いずれも午後8時20分から)。  春季 5月13、21日、6月4日▽夏季 7月28日、8月5、8、18、22、25日▽秋季 9月18日

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  • ダイビング中の男性死亡 熱海、15日

     15日午前9時半ごろ、熱海市和田浜南町の沖で、埼玉県熊谷市拾六間の会社員の男性(71)がダイビング中に意識不明になった。男性さんはインストラクターらに救助され病院に運ばれたが、死亡が確認された。熱海署によると、男性は熱海港海釣り施設から約500メートル沖にある巨大沈没船「旭16号」を見るツアーに参加していた。ダイビング経験者だったという。同署が事故原因を調べている。

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  • みこし下り 4年ぶり披露 復旧復興へ 活気づけ 熱海・伊豆山神社で例大祭

     熱海市の伊豆山神社で15日、例大祭が行われた。本殿で行われた神事で、住民が土石流災害からの一日も早い復旧復興を祈願した。42歳の厄年を迎える男衆らでつくる伊豆山厄年奉賛会は4年ぶりに伝統の「みこし下り」を披露。威勢のよいかけ声で地域住民を活気づけた。  神事では、地元の女子小中学生が「神女舞」と「実朝の舞」を奉納した。厳かな雰囲気の中、小中学生は緊張した表情を見せながらも練習の成果を堂々と発揮した。神社総代会長の大舘節生さん(76)は「一日も早く復興し、昔の絆を取り戻したい。避難している住民が早く帰還できる環境が整ってほしい」と願った。  約700段の急な階段が続く神社の参道では、厄年奉賛会

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  • 富士宮市長選、7市議選 統一地方選後半戦 16日告示

     静岡県内統一地方選後半戦は16日、富士宮市長選と沼津市など7市議選が告示される。富士宮市長選は4選を目指す現職の須藤秀忠氏(76)と新人で市議の望月則男氏(44)が出馬を表明し、選挙戦となる公算が大きい。市議選は7市全てで立候補者が定数を超え、選挙戦となる見通し。特に沼津、富士の両市では10人を超える新人が立候補を予定し、定数を沼津は8、富士は10超える激戦が予想される。18日は清水、小山、吉田の3町長選と6町議選も告示され、23日に一斉に投開票が行われる。  ■富士宮市長選  現職須藤氏と新人望月氏の一騎打ちになる構図でほぼ固まった。仮称・郷土史博物館建設構想の賛否で主張が分かれ、少子化対

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  • 熱海のしゃぶしゃぶ店「ふくや」開業70年 家族経営で父の味守る

     熱海市田原本町のしゃぶしゃぶ店「食事処ふくや」が今月、開業70周年を迎えた。旅館、飲食店と業態を変えながら、家族経営で観光客や市民をもてなしてきた。店主の三枝智さん(57)は「これからも熱海の観光に貢献したい」と意気込みを語る。  ふくやの前身は祖父敏三郎さんが1935年に開業した理髪店。その後、熱海駅前の仲見世通り商店街に移転し、53年に父俊雄さんが現在の場所で「ふくや旅館」を開業した。智さんは旅館の料理を作る俊雄さんの背中を見て育った。  ただ、バブル経済崩壊を境に熱海の観光客は減り、同旅館は2000年に閉館した。ふくやは宿の趣を残した飲食店として再出発した。当時理容師だった智さんも父の

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  • 自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる

     静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。  会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。  【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市

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  • 「新絶景フォトコン」 静岡県議選投票率向上企画 最高賞は熱海市選挙区

     静岡県選挙管理委員会は9日投開票の県議選で、投票率向上に向けた企画として実施した「新絶景!静岡県民フォトコンテスト」の最高賞に熱海市選挙区の写真を選出した。企画の盛り上がりもむなしく、県議選の投票率は44・62%と過去最低を更新し、無投票選挙区が選ばれる結果となった。  最高賞は熱海湾を彩る熱海海上花火大会の様子を鮮やかに写し出した作品。決選投票で最多得票を獲得し、「静岡代表景色賞」に輝いた。浜松市出身の絶景プロデューサー詩歩さんによる特別審査員賞は、静岡市葵区、菊川市、袋井市・森町の3選挙区の写真が選ばれた。特設ウェブサイトで閲覧できる。  企画は、県議選啓発キャラクターに起用したサッカー

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  • 犯罪被害者支援で連携 熱海市、署、NPOが協定

     熱海市と熱海署、認定NPO法人静岡犯罪被害者支援センターは14日、犯罪被害者支援に関する連携協定を締結した。被害者やその家族、遺族の精神、経済的負担の軽減や社会復帰に向けた支援を協力して行う。 同市は4月、犯罪被害者等支援条例を施行し、被害者に見舞金を支給したり、市営住宅の入居要件を緩和したりする制度を設けた。今回の協定により被害者が求める支援を円滑に行えるよう連携を強化する。市役所で行われた締結式で、金井慎一郎副市長は「被害者が一日も早く平穏な生活が取り戻せるよう全力を挙げて支援する」と述べた。 同市ではこれまでに、経済3団体(熱海商工会議所、熱海温泉ホテル旅館協同組合、市観光協会)が被害

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  • 熱海駅前の足湯 17日午後に再開

     熱海市は14日、源泉設備に不具合が生じて休止していたJR熱海駅前の足湯「家康の湯」を17日午後1時に再開すると発表した。

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  • 台北RCの自転車愛好家45人を歓迎 三島で伊豆創造センター

     美しい伊豆創造センターは14日、相互交流を図っている台湾台北市の「国際ロータリー3480地区」の自転車愛好家団体「自行車隊」45人の来静歓迎式典を三島市のみしまプラザホテルで開いた。  同ロータリーは、コロナ禍当初に伊豆市にマスク2万枚を寄贈したり、熱海市伊豆山の土石流災害の際に義援金を寄付したりするなど、静岡県東部地域や同センターとの交流を継続している。今回はサイクルツアーの実施で訪れた。式典では伊豆市の菊地豊市長と熱海市の金井慎一郎副市長が、簡国徽団長らに支援に対する感謝状を手渡した。

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  • 豊漁願ってことしも… 大熱海漁協、アワビの稚貝を放流

     熱海市の大熱海漁協は13日、熱海湾など5カ所でアワビの稚貝を放流した。水産資源の安定供給に向けて毎年実施していて、今年は7700個を組合員が慎重に海中へ放った。 稚貝はクロアワビとメガイアワビの2種類。市の補助を受けて、県温水利用研究センター沼津分場から購入した。3センチほどの稚貝がびっしりと付着したコンクリート片を組合員が水深3~4メートルの岩と岩の隙間に静かに置いた。稚貝は順調に育てば約3年で漁ができる大きさになるという。 ただ、近年はアワビの餌になる海藻が魚の食害に遭うなどして激減し、アワビの水揚げ量に打撃を与えている。同漁協の組合員は「海の環境が良くなってほしい」と願った。同日はいと

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  • 家康ゆかりの地 静岡県東部にも 御殿場の吾妻神社、熱海の大湯… マップ刷新

     家康ゆかりの地、県東部にもあります-。徳川家康が主人公の大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、家康関連のスポットや家康と地域の関わりを発信する動きが県東部で広がっている。「家康を含め武家の歴史を語るには東部は外せない」。関係者の思いは熱い。  駿府と江戸の往来時に使おうと建てた御殿の跡地にある吾妻神社(御殿場市)、息子を連れて湯治した大湯間歇泉(かんけつせん、熱海市)-。県東部地域局は、このほどリニューアルした「伊豆・富士山歴史絵巻ガイドマップ」に家康ゆかりのスポットを追加した。  ガイドブックマップは2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて製作。鎌倉時代に特化していたが、「どうする

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 4日はメジナや小イサキ、アイゴなど。5日はオオモンハタやトウゴロウイワシ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイ。6日はトウゴロウイワシや小イサキ、ネンブツダイ。7日は悪天候のため釣果なし。8日は小イサキやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。9日はタカベや小イサキ、ネンブツダイ、クロダイ、ダイナンウミヘビ。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺はウキ釣りやフカセ釣りで40センチまでのメジナ。まき餌には配合餌にオキアミかアミエビを混ぜたコマセをたくさん用意し、針にはオキアミ。他にはシロギスが釣れ始めた。餌は青イソメ。消波ブロック周辺はカサ

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  • レモンで初島盛り上げ 熱海高と富士急グループ 共同プロジェクト始動 苗木植樹、メニュー開発も

     「国産レモン発祥の地・熱海」をアピールし、地域活性化に取り組んでいる熱海高ビジネス観光類型の3年生が12日、熱海市初島の複合リゾート施設「PICA初島」でレモンの植樹を行った。富士急グループとの共同プロジェクトの一環。生徒は今後、熱海産レモンを生かした初島の活性化に取り組む。  同校で2年間育てたレモンの苗木3本を施設内の「アジアンガーデン」に植え、島内で排出された生ごみを活用した肥料を与えた。果実は3~5年後に収穫できる予定という。  同校は2019年から熱海産レモンの栽培や商品開発などを行っている。市内の小中学校や観光施設などとも連携した活動も展開している。今回のプロジェクトは、熱海ら

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  • トゥクトゥク事故 再発防止策を検討 熱海署、現場診断

     熱海市東海岸町の国道135号の歩道で3輪自動車「トゥクトゥク」が歩行者3人を死傷させた交通事故を受け、熱海署は11日、現場診断を行った。地元町内会や行政、交通安全団体の関係者ら計16人が参加し、事故防止に必要なハード、ソフト両面の対策について意見を交わした。 事故は3月15日午後2時半ごろに発生した。国道を神奈川県方向に走っていたトゥクトゥクが歩道に乗り上げて30メートルほど走行し、歩行者3人に衝突。このうち19歳の男子大学生が死亡した。トゥクトゥクは観光客向けのレンタカーで、千葉県から訪れた男子大学生(22)が運転していた。 現場は緩やかなS字カーブで、歩道側がやや傾斜して低くなっている。

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  • 水の安定供給を祈願 熱海 明水神社で例大祭

     熱海市の水の守り神とされる同市西山町の明水神社で12日、例大祭が行われた。熱海管工事工業協同組合をはじめ、市、市議会関係者が参列し、水の安定供給が続くよう祈願した。 神事に続き、主催団体である同組合の桜井清生理事長が「上下水道工事の専門業者として、伊豆山地区の復旧の一助を担っていきたい。清潔な水の安定供給に誠心誠意努める」とあいさつした。 同市の水道事業は100年以上の歴史がある。明水神社は現在の第一小に浄水場があった1938年に祭られ、55年に現在の場所に移った。

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  • 記者コラム「清流」 被災者が望む地域像は

     熱海市伊豆山の大規模土石流は発生から2度目の春を迎えた。流された住宅の跡地に咲く菜の花が月日の流れを残酷に物語る。「復興なんてしなくていい。とにかく元の生活に戻りたい」。土石流で母親と自宅を失った男性は、何カ月も変わらない被災地の景色をもどかしそうに見つめた。  伊豆山が安全で快適な地域になってほしい気持ちはある。ただ、それは何年先なのか。このままでは「伊豆山に帰りたい」という思いが消えてしまうのではないか。男性はそんな不安な気持ちも吐露した。  県や市は本年度から復旧復興に向けた工事を本格的に進める。だが、河川や市道の整備計画に疑問を呈する声が今も聞こえる。被災者が望んでいる伊豆山の姿とは

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  • 土石流被災地の「警戒区域」 9月1日解除予定 熱海市が方針

     熱海市伊豆山の大規模土石流の被災地に設けられている立ち入り禁止の「警戒区域」について、市は11日に市役所で開いた住民説明会で、同区域を9月1日に解除する方針を明らかにした。ただ、同日時点で避難先から区域内に帰還できる被災者は一部にとどまる見込み。被災者からは「大きな一歩ではあるが、先はまだ長い」と不安の声が聞かれた。  市によると、避難生活を送っている住民は11日現在、132世帯、227人。市はこれまで、土石流の起点付近に残る不安定土砂の撤去と新砂防ダムの完成を条件に「夏の終わりごろ」に区域を解除する方針を示していたが、具体的な日程を示したのは初めて。  土石流の起点付近では、県が5月末の完

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  • 海の生命通じ平和訴え 熱海 水中写真家・水之さん個展

     熱海市近海を中心に活動している水中写真家、水之京子さん(65)=伊豆市上白岩=の個展「海からのメッセージを受け取って」が同市昭和町の起雲閣で開かれている。世界の海で撮影された美しい生命の姿を通じて、平和を守ろうと訴えている。5月28日まで。  伊豆や南太平洋、大西洋などで撮影した33点を展示した。フィリピン沖で魚群とダイバーが戯れる幻想的な光景や、メキシコの海でカメラに向かって愛らしい表情を見せるアシカなどの写真と共に、海底に沈むゼロ戦の写真が並ぶ。  水之さんは、北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、「ミサイルが海に落ちることに胸を痛めている。海には多くの命がいることを忘れないでほしい。

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  • 行政の検証逃れ 実態は? 熱海土石流【ニュースを追う】

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生し28人が死亡した大規模土石流の原因は、急斜面に放置された盛り土(残土処分場)の崩落だった。行政が適切に対応すれば防げた「人災」と言えるが、当事者の県や市は開発業者への対応を記録した公文書を出し渋り、検証逃れを続けている。川勝平太知事は県議会からの再検証の要請を拒否。発生後2年近くたっても全容は分かっていない。 県と市 公文書出し渋り 黒塗り、カラー白黒化 判読不能に  検証を妨げているのは県と市による情報公開の不十分さだ。土石流発生10日後の記者会見で川勝知事は「あったことをあったままに公開する」と言明したが、その3カ月後に県と市のホームページ(HP)で

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  • 熱海の繁栄、福祉に貢献 功労賞26人表彰 多額寄付者に善行賞も

     熱海市は市制記念日の10日、市表彰式を市役所で行った。まちの繁栄や市民福祉の向上に貢献した26人に功労賞を、伊豆山の復旧復興支援などで多額の寄付をした17の団体、個人に善行賞を贈った。斉藤栄市長が一人一人に表彰状を手渡し、それぞれの功績に感謝した。受賞者は各分野での一層の活躍を誓った。 受賞者は次の通り。 【功労賞】橋本一実、谷口成伸、塩谷昇二、石崎恵子、今城浩子、荒井道子、小林恵子、中島富子、青木義美、新藤茂貴、田島芳和、佐藤洋次、片上輝清、萩原敏之、松田英孝、相原正、押田貴史、田中和広、長谷川孝、田中正、川口善弘、岩本暁、岡部隆一、納屋久、相磯浩、田中勉 【善行賞】永宝、世界救世教主之光

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  • 世界広がる消しゴムはんこ展 三島で16日まで

     熱海市の消しゴムはんこ作家津久井智子さん(42)の作品展が16日まで、三島信用金庫本店(三島市芝本町)のさんしんギャラリー善で開かれている。新作をはじめ、消しゴムはんこの受注制作を始めて20年の歩みも紹介している。  消しゴムはんこでバラの庭園やウミネコの群れを描いた大作12点のほか、手紙サイズの花や動物の版画も展示した。これまでに彫った消しゴムはんこも約20キロ置いてあり、来場者が興味深そうに見入っている。会場の壁には縦1・4メートル、横4メートルのキャンバスが掛けられ、津久井さんがはんこを押しながら作品を仕上げていく様子を実演している。  商品デザインやホテルの内装なども手がけてきた津久

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  • 無銭宿泊の疑い 詐欺の疑いで福岡の男逮捕 熱海署

     熱海署は9日、詐欺の疑いで福岡市生まれ、住所不定、無職の男(24)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は7日から9日までの間、熱海市内のホテルを利用し、宿泊料金や飲食代など計約11万円を支払わずに無銭宿泊した疑い。同署によると、市内で3月下旬から、チェックアウトせずに姿をくらます無銭宿泊の被害が相次いでいた。同署が無銭宿泊者の特徴などを宿泊施設に知らせて注意喚起していたところ、被害を受けたホテルから通報があり、発覚した。

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  • 記者コラム「清流」 業者、行政に響く捜査

     熱海市伊豆山の大規模土石流発生以降、県警は県内各地で違法盛り土を摘発してきた。民家に被害を及ぼす恐れがある「緊急性の高い盛り土」は7カ所で、県の行政代執行が進む島田市福用の盛り土を除く全ての地区で既に対応している。  違法盛り土が放置されてしまう背景には行政の「事なかれ主義」がある。県と市は住民をはじめ、警察との情報共有や連携をより密にすべきなのは言うまでもない。造成業者が撤去費用を負担できないと主張し、土砂が残ったままのケースも多い。処分方法の対策検討は急務だ。ルールを守る“まっとうな”業者とは対話し、業界の健全化も進めないと根本的解決はない。  警察が示す徹底捜査

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  • 車には気をつけてね 新入学児に啓発品 熱海市交通安全協議会

     熱海市交通安全協議会は7日、市内の7小学校の入学式に合わせ、新入学児童111人に交通安全や防犯の啓発グッズを配布した。 第二小では、市職員や熱海署員、交通安全指導員らが真新しいランドセルを背負った児童に「車に気をつけて」「知らない人についていかないように」と呼びかけながら、反射材が付いた傘や交通ルールなどを記した文房具を配布した。 熱海温泉ホテル旅館協同組合のキャラクター「あつお」、熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合のキャラクター「熱海まめっこ」も登場し、学校生活のスタートを祝福した。

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  • 工事犠牲者に感謝 丹那トンネル「熱海の礎」

     熱海市と市観光協会は6日、同市を全国屈指の温泉観光地として発展させる礎を築いた丹那トンネルの感謝祭を同市昭和町の起雲閣で行った。行政や観光団体、JR関係者ら約20人が出席し、世紀の大工事で犠牲になった67人に感謝の思いを込めて献花した。 斉藤栄市長は16年を要したトンネル工事で、芦ノ湖(神奈川県箱根町)3杯分ともいわれる湧水などと闘った先人の苦労に思いをはせ、「犠牲者は熱海発展の人柱であり、決して忘れてはならない」とあいさつした。中島幹雄観光協会長も「尊い犠牲のおかげで今の観光地熱海がある。工事に携わった多くの人に感謝したい」と述べた。 熱海-函南間にある丹那トンネルは全長約7・8キロ。19

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  • 車いす3台寄贈 三島西RC

     三島西ロータリークラブは6日、熱海市の介護老人保健施設「菜の花」に車いす3台を寄贈した。 三島市内で開いた例会で、花房孝光会長が同施設の赤池克斗事務長に目録を渡した。赤池事務長は「介護者の移動に役立てたい」と感謝した。 台湾の姉妹クラブとの交換留学事業が新型コロナウイルスの影響で実施できないため、一昨年から地域の施設や団体への寄贈を続けている。

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  • 牧野富太郎と熱海 意外なつながりは 「らんまん」の主人公モデル 市立図書館で企画展 あたみ桜鑑定

     熱海市立図書館で5月21日まで、熱海と植物学者の牧野富太郎(1862~1957年)のつながりを紹介する企画展が開かれている。牧野はNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデル。展示からは桜などの植物を通じて、観光地熱海の繁栄を願った牧野の姿が浮かび上がる。 牧野に関する蔵書など16点を展示した。同市東海岸町の古屋旅館のあるじだった内田勇次氏の著書「熱海桜の由来」によると、牧野は1935年ごろ、旅館に滞在していたジャーナリスト徳富蘇峰(1863~1957年)の紹介で、「あたみ桜」を鑑定したと伝えられている。早春の熱海を彩るあたみ桜は同市の重要な観光資源になっている。 牧野は著書「続植物記」

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  • 若い力巻き込み再生を 「あいぞめ珈琲店」店主/中野裕基さん(33) 熱海市在住【決める、未来 持続可能な街へ 私の願い④】

     3月下旬の昼下がり。相模灘に浮かぶ初島が望める熱海市伊豆山の「あいぞめ珈琲店」は、地元の高齢者や観光で訪れた若者らでにぎわっていた。その輪の中に、常連客と語らう店主の中野裕基さん(33)の姿があった。  大阪府出身の中野さんは、まちづくりに携わる仕事をしようと2020年に熱海に移住。土石流はその翌年に発生した。中野さんは発災直後から見ず知らずの住民の家を一軒一軒回って困り事を聞いたり、支援物資を届けたりしてきた。時には、住民の悲痛な叫びを行政に伝えたりもした。カフェは、その活動で共に汗を流した仲間と設立したNPO法人「テンカラセン」が運営している。  開店からまもなく1年。被災者を含め、カフ

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  • 決意新た各地で辞令交付式 復興調整室が始動 熱海市

     熱海市は3日、伊豆山地区の復旧復興に向けたハード整備を担当する「復興調整室」に派遣された県や他市の職員に対する辞令交付式を市役所で行った。県と静岡、沼津、伊東、焼津、御殿場の5市から計6人に斉藤栄市長は「被災者が一日も早く帰還できるよう力を尽くしてほしい」と訓示した。 同室は2023年度に新設された。主に被災地の市道や宅地の整備、地権者との用地交渉、ライフラインなどの復旧に向けた調整などに当たる。市復興まちづくり計画では、25年度中に宅地分譲や住宅再建を始める方針が示されている。 昨年に引き続き県から派遣され、同室長を務める浜島憲一郎さんは「本年度から現場が動き出す。復興の手助けができるよう

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  • 被災者「いつ戻れるのか」 熱海市、機構改革で復興目指す 熱海土石流1年9カ月

     熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から1年9カ月が経過した。新年度に入り、市は本格的な復旧復興を進めるための部署を始動させた。ただ、被災者からは「いつになったら本当に伊豆山に戻れるのか」「市と県は私たちに向き合ってほしい」と切実な声が聞かれた。  「復興なんてしなくていい。復旧して元の生活に戻ることが第一だ」。土石流で母親を亡くした男性(57)は語気を強めた。市は、立ち入り禁止になっている警戒区域を「夏の終わりごろ」に解除する予定だ。しかし女性宅をはじめ多くの住宅が流された場所の景色はなかなか変わらない。避難先からの帰還の日が近づいている実感がわかず、「先が見えない」と嘆いた。  現場付

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  • トンネル工事 殉職者悼み、感謝 熱海・丹那神社例祭

     熱海市の丹那神社奉賛会は2日、JR東海道線丹那トンネル東口の真上にある同神社でトンネル工事殉職者を慰霊する例祭を営んだ。新型コロナウイルス禍で中止が続いていたみこしの練り歩きも4年ぶりに行われ、熱海発展の礎を築いた先人に感謝した。 奉賛会や市、JR関係者らが、工事殉職者に玉串をささげた。奉賛会の田島秀雄会長は「トンネルのおかげで立派に発展した熱海を、殉職者の皆さんに見てほしい」とあいさつした。会場周辺では、子どもたちに菓子が配られたり、地元の大楠連がみこしを担いで練り歩いたりして祭りを盛り上げた。 同神社は16人の犠牲者を出した1921年の落盤事故を機に創建され、他の事故も含めた殉職者67人

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  • 穴井 激戦制し4年ぶりV ゴルフ ヤマハ・レディース

     ヤマハ・レディース葛城最終日(2日・葛城GC=6480ヤード、パー72)は、5位から出た穴井詩が4年ぶりのツアー4勝目を挙げた。70とスコアを伸ばして72で回ったささきしょうこと通算9アンダーの279で並び、プレーオフ2ホール目でバーディーを奪って勝負を決めた。獲得賞金は1800万円。  山下美夢有が1打差の3位で、吉田優利がさらに1打差の4位となった。前週優勝の山内日菜子は通算5アンダーで9位。前日首位の鶴岡果恋は79と崩れて13位となり、昨年覇者の西郷真央は17位だった。  静岡県勢は2アンダーで回った渡辺彩香(大東建託、熱海市出身)が通算4アンダーで26位から順位を上げ、10位に入った

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  • 華やか ひな人形750体 熱海・今宮神社

     熱海市桜町の今宮神社で1日、ひな人形の展示が始まった。参道や本殿前、社務所に計約750体の人形が並び、地域住民らを楽しませている。3日まで。  ひな祭りが月遅れの4月3日に行われていた同市西部地区の風習にちなみ、同地区町内会連合会が昨年から実施している。自宅で飾らなくなったひな人形を市内全域から募り、役員らが丁寧に並べた。  神社入り口の18段の階段に並んだ人形を見物した親子連れは「かわいい」「きれい」などと話し、春のひとときを楽しんだ。  同連合会の清水一衛相談役は「西部地区の憩いの場所として神社を活用し、住民同士の交流や親睦が深められれば」と話した。  展示は午前10時から午後3時まで。

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  • 浜松市中区(定数4-5)立候補者の決意 静岡県議選 

     静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 行革推進の経験生かす 田中照彦氏  田中照彦(たなかてるひこ)氏 (無新、56歳)  衆院議員秘書を経て浜松市議を3期務め、前回市議選で落選。悔しさを胸に4年間、企業の営業職として勤務した。「机上で予算を議論するうち忘れかけてい

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  • 熱海文学館の基本計画公表 市、オンラインも活用

     熱海市は31日、名誉市民の作家、故杉本苑子さんと市が結んだ遺贈契約に基づき開設を目指している仮称・熱海文学館の基本計画を公表した。 文学館は、杉本さんが過ごした同市西熱海町の自宅を改装する「コア施設」と中心市街地の拠点となる「ハブ施設」で構成する。 施設整備に先行して、熱海ゆかりの文学者や作品の世界観を堪能できる「オンライン文学館」を設ける。計画では、2026年度の開設を予定している。 ハブ施設は同市昭和町の起雲閣展示室を想定するほか、市立図書館内への設置も検討する。コア、ハブ施設の改修は27年度以降に検討、着手する。市教委生涯学習課の担当者は「オンライン文学館を活用してさまざまな手法で熱海

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  • 県議選無投票当選37%、戦後最大 盛り土、原発 地域課題語る場は? 機会喪失に嘆き

     31日に告示された県議選(定数68)は34選挙区のうち15選挙区で現職24人、新人1人の計25人が無投票で当選した。無投票選挙区は県内全選挙区の4割に上り、無投票当選者は議員定数の37%に達し戦後最大。浜松市天竜区は旧天竜市・磐田郡北部当時も含め7回連続、御前崎市は4回連続で選挙戦が行われていない。  1947年以降、無投票選挙区が最も多かったのは32選挙区(定数78)中、18選挙区25人が無投票当選した1979年。無投票当選者数の最多は95年で、29選挙区(同)のうち11選挙区で27人が無投票当選した。今回は立候補者数が92人と戦後最少となった一方、定数に占める無投票当選者の割合は戦後最も

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  • 県議選立候補予定者 県の市町連携、知事与党も低め 静岡新聞社調査

     31日に告示された県議選(4月9日投開票)の立候補予定者に静岡新聞が実施し、告示前までに90人が回答したアンケートで、県の市町連携の取り組みに対する評価(最高5~最低1)は平均2・6だった。「5」は4人のみで、「1」「2」が5割を超える厳しい結果が示された。川勝平太知事に近い第2会派ふじのくに県民クラブも同3・7と他の設問に比べて低い評価だった。  市町連携については、2022年の台風15災害対応や自衛隊派遣要請で連携不足が報道された。21年7月の熱海市の土石流災害の行政対応を巡っても、同市と県の対立が表面化した。  回答した現職59人を会派別にみると、最大会派の自民改革会議と自民公認無所属

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  • ヤマハ・レディース 渡辺 22→3位 鈴木単独首位 女子ゴルフ

     女子ゴルフのヤマハ・レディース葛城第2日(31日・葛城GC=6480ヤード、パー72)は、首位タイで出た鈴木愛が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算10アンダー、134で単独トップに立った。蛭田みな美が3打差の2位。前週優勝の山内日菜子ら5選手がさらに1打差の3位で並んだ。昨年覇者の西郷真央は通算3アンダーの20位。通算1オーバーまでの65選手が決勝ラウンドに進んだ。  県勢は5アンダーで回った渡辺彩香(大東建託、熱海市出身)が通算6アンダーで22位から3位に浮上。一方、高橋しずく(朝霧CC)と森岡紋加(葛城GC)はそれぞれ通算6オーバーと7オーバー、アマチュアの勝亦令奈(暁秀高)は15

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  • 無投票当選新議員の抱負 熱海市/清水町/伊豆の国市 静岡県議選

    熱海市 藤曲敬宏氏  藤曲敬宏(ふじまがりたかひろ)氏 (自現③、56歳) 復興と再発防止に全力  伊豆山の土石流災害、新型コロナウイルス禍、県営駿豆水道の破断と非常事態が相次ぎ、「常に迅速な対応が求められた。市、県、国の連携が市民の命に関わることを実感した4年間だった」。次期も市民の切実な声を行政に届け、施策に反映させると誓う。  特に復旧復興が途上の伊豆山に関し、被災者の生活再建支援の拡充と再発防止の徹底を訴える。「熱海選出の県議として一番声を上げ続ける責任がある。それが県全体のためにもなる」と強調する。  熱海港周辺のにぎわい創出や、人口減少に耐えうる地域にするために若手人材の育

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  • 下り坂の転倒、注意呼びかけ 熱海署 自転車ヘルメット努力義務化スタート

     熱海署は31日、4月1日施行の改正道交法で努力義務化される自転車のヘルメット着用の啓発活動をJR熱海駅前で行った。市民や観光客に署員と交通安全指導員が反射材付きのたすきを配りながら周知した。  坂道が多い同市では自転車利用者が少ないが、下り坂で転倒すると重大事故につながる恐れがある。署員は「自転車が絡む事故では頭に外傷を負うケースが多い」と説明し、着用を促した。

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  • 防災貢献15人に表彰伝達 熱海市消防本部

     熱海市消防本部はこのほど、本年度の消防庁長官表彰と日本消防協会定例表彰の伝達式を市役所で行った。市消防団員15人に斉藤栄市長が長年の功績をたたえ、表彰状を手渡した。 受章者を代表して、消防庁長官表彰の永年勤続功労章を受けた大川雅則副団長が「良き先輩、同僚の支えと家族の理解に感謝する。引き続き地域の安全安心を確保するために消防団活動に取り組む」と決意を述べた。 日本消防協会定例表彰を受けた団員は次の通り。 功績章 西川正和(本部部長)▽精績章 松広富成(副団長)平野亜美子(副分団長)▽勤続章(30年) 田島芳和(本部部長)新藤茂貴(同)三枝智(団員)寺島淳二(前副団長)川口善弘(前本部部長)土

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  • 橋田寿賀子さん顕彰碑完成 熱海・親水公園

     多くの国民的ドラマの脚本を手がけた熱海市の名誉市民で、2021年4月に亡くなった橋田寿賀子さんの顕彰碑がこのほど、同市渚町の親水公園ムーンテラスに完成した。顕彰碑は一般財団法人橋田文化財団が建てた。橋田さんの功績とともに代表作の「おしん」「春日局」「渡る世間は鬼ばかり」などの名が刻まれている。 除幕式には橋田さんと長年タッグを組み、名作を世に送り出したプロデューサーの石井ふく子さんや斉藤栄市長らが出席。平和への祈りが込められた橋田さんの作品と、温かい人柄をしのんだ。 橋田さんは1974年から同市上多賀に自宅を構え、執筆活動をしていた。同財団の担当者は「橋田先生は自宅から一望できる熱海の海が大

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  • アーツカウンシルしずおか 文化活動支援 27件内定

     静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシルしずおか」は、2023年度の「文化芸術による地域振興プログラム」の対象27件を内定した。地域資源の活用や社会課題への対応を目指す取り組みに対し、経費の一部助成などを行う。  80団体から応募があり、審査会での審議を経て上限500万円の「地域クリエイティブ支援」19件、上限30万円の「地域はじまり支援」8件を決定した。  「地域クリエイティブ支援」は次の通り。  松崎まちかど花飾り実行委員会(松崎町)GAKKO PROJECT(伊東市)PROJECT ATAMI実行委員会(熱海市)熱海怪獣映画祭(同)熱海未来音楽祭(同)atam

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  • 人手不足対策など23年度計画案承認 熱海商議所総会

     熱海市の熱海商工会議所は30日、通常議員総会を同商議所で開き、2023年度の事業計画案を承認した。新型コロナウイルス禍を境に深刻化している事業所の人手不足対策などに力を入れる。 「稼ぐ・備える・繋(つな)ぐ支援の徹底」をテーマに、商議所独自の求人サイトなどを活用した雇用対策をはじめ、若手経営者の人材育成や事業承継の支援などを重点事業に掲げた。 市内の建設関連業の振興を目的に、住宅・店舗リフォーム工事費の10%(最大10万円)を助成する事業も継続する。4月17日から先着順で受け付ける。 内田進会頭は「観光が回復傾向にあるが、業種間の格差がある。全体が良くならないと熱海復活とは言えない」と述べ、

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  • 伊豆山復興へ派遣終了報告 伊東市 新任技師の壮行会も

     伊東市はこのほど、熱海市伊豆山の大規模土石流の復興事業推進のために同市に派遣していた技師の帰庁報告と、新たに送る技師の壮行会を伊東市役所で行った。 熱海市都市整備室での業務を終え、31日に1年5カ月の派遣期間を終了する土屋大介さん=建設課付=(36)は「力になれたかは不安があるが、『もう少しいてほしい』との言葉をもらえた」と振り返った。 新たに水道課の白鳥直弥さん(29)が4月1日から1年間、同室に派遣される。「少しでも熱海市の力になればと思っていた。精いっぱい努力し、復興に携わることができたらいい」と抱負を語った。 小野達也市長は「経験を伊東市で生かしてほしい」と土屋さんをねぎらい、「あま

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  • 盛り土「小規模なら崩れず」 静岡県が解析結果、不確実性も 熱海土石流

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流を巡り、静岡県は29日、土石流の起点で造成された盛り土の大きさが実際よりも小さければ崩落しなかったとする解析結果を発表した。盛り土に影響を与える地下水量の推定値などは根拠が乏しいまま解析に使っていて、県は「不確実性がある」としている。  解析では盛り土などの土質は均質化し、降水量も平均化した上で隣接流域からの表流水の流入は前提にしなかった。ジオアジアと呼ばれる解析方法で計算し、盛り土の高さが15メートルで崩落箇所下端部に土砂がない場合、水や土の圧力で盛り土が軟らかくなる現象は見られないとした。  実際の盛り土は高さが約50メートルあったが、解

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  • 英語、中国語に対応 多言語券売機新設 富士急マリン 初島航路

     熱海港-初島間の定期船を運航する熱海市の富士急マリンリゾートはこのほど、外国人観光客の利用増を見込み、熱海港の定期船乗り場に外国語に対応したタッチパネル式券売機を新設した。4月からクレジットカードやQRコードによるキャッシュレス決済にも対応する。 券売機は日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)を選択でき、それぞれの言語で音声案内も流れる。往復乗船券のほか、富士急グループが運営する島内レジャー施設の入園券がセットになったチケットを発券する。 乗船券はこれまで出航30分前から窓口で販売していたが、観光の繁忙期に混雑することがあった。同社の担当者は「国内外から訪れるお客さまの利便性を高めていきたい

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  • 自治体DX推進へ連携 熱海市とエルテス

     熱海市は27日、デジタル技術を駆使した行政サービスの向上を図る自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向けて、行政サービスを一元化する「スーパーアプリ」の開発などを手がけるエルテス(東京都)と包括連携協定を結んだ。 市役所で斉藤栄市長と菅原貴弘代表取締役が協定書を交わした。協定により、同社は自治体DXの戦略策定や課題解決方法などの企画、立案を行う。 同社は他県で同様の協定を締結しているほか、幅広い行政サービスを住民がワンストップで利用できるスーパーアプリを提供している。菅原代表取締役は「全国的に知名度のある熱海市と組んで実績を積むことで、全国のDX化にも貢献できれば」と語った。

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  • 熱海駅前の足湯当面休止 設備の一部不具合

     熱海市は29日、JR熱海駅前の足湯「家康の湯」の源泉設備の一部に不具合が生じたため、当面の間、足湯を休止すると発表した。 市公園緑地課によると、足湯に温泉をくみ上げる配管が漏水している可能性があり、湯の供給量が減っているという。今後、詳しい調査を行う。同課は復旧に1カ月程度を要するとみている。

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  • 熱海特産ダイダイ ブランド化へ 静大生が研究報告 生産者増、販路拡大に期待

     熱海市特産のダイダイのブランド化に向けて地元生産者と共同プロジェクトに取り組む静岡大農学部園芸イノベーション学研究室(松本和浩教授)の学生が27日、ダイダイの苗木生産技術などに関する研究報告会を熱海商工会議所で開いた。  研究室は昨年4月から同市の生産者「シトライカンパニー」(岡野谷伸一郎代表)と連携し、農家や収穫量が減少傾向にあるダイダイ生産の再興に向けた栽培方法や商品開発を研究してきた。  プロジェクトリーダーの厚味莉歩さん(3年)はダイダイの栽培方法により味覚や品質に違いがあることや、成熟した枝を発酵促進剤につけて挿し木することでクローン苗を作れることを説明した。  種子から育てた実生

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 23日はネンブツダイやトウゴロウイワシ。24日はイサキやタカベ、クロダイ、ネンブツダイ、カサゴなど。25日は悪天候のため、入場者少なく釣果なし。26日はメジナやネンブツダイが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 先週末は大雨により釣り人はいなかった。海水温はまだ低く、狙いはフカセ釣りでメジナ、穴釣りでカサゴやメバル。ネンブツダイやベラなどが揚がり始めたため、海水温上昇とともに五目釣りに期待。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 22日午後の沼津沖船釣りは1キロ前後のマダイが2匹。20センチ前

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  • 静岡県の対応 再検証応じず 知事、県議会要求に 熱海土石流

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流を巡り、川勝平太知事は28日の定例記者会見で、県議会から求められていた行政対応の再検証に応じない方針を明らかにした。県が設置した検証委員会(第三者委員会)から県に再検証を直接要請されていないことを理由に挙げ、今後については「訴訟の場に委ねていい」と説明した。  検証委は県職員OBで構成される事務局の意向によって、検証対象を限定したり、議事録のない会合を開いたりしていて、県所管法令の検証が不十分だと県議会から指摘を受けていた。  川勝知事は、再検証が行われるべきだとした県議会の報告書の内容を確認したとした上で、「これまでの対応で十分だと考えている。検

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  • 待望の「36人目の仲間」 新ポンプ車を配備 土石流で被災 熱海市消防団第四分団

     熱海市伊豆山の大規模土石流で消防ポンプ車が被災した市消防団第四分団(押田貴史分団長、団員35人)に26日、新たなポンプ車が配備された。熱海消防署で行われた式典で、団員は「36人目の仲間」として待望の新車両を歓迎し、地域の安全安心の確保に向けて決意を新たにした。  第四分団の旧ポンプ車は2021年7月の土石流に襲われた市道伊豆山神社線沿いの詰め所で大破した。配備してまだ5年目だった。以来、市消防本部から代替車を借りて活動していた。  新ポンプ車は伊豆山の狭い道を走行できるコンパクトな車両に、タッチパネルで水圧などを自動調整できる最新機能を搭載。仮詰め所の伊豆山コミュニティ防災センターに配備する

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  • 熱海港周辺の美化推進 静岡県ポートサポーター 青木建設を認定

     静岡県熱海土木事務所はこのほど、熱海市の熱海港周辺の環境美化を担う「しずおかポートサポーター」に同市の青木建設(佐野茂樹社長)を認定し、市を交えた調印式を市役所で行った。同事務所管内での認定は初めて。  ポートサポーター制度は、県が管理する港湾の美化を官民協働で推進するのが狙い。同意書を交わした団体は、県から活動に必要な物品の支給を受けられる。県内では2月時点で21団体が認定されている。  青木建設は港湾の公共工事を多く手がけていて、港周辺の清掃活動を続けている。調印式で同社の星合信行常務は「港湾施設を熟知しているプロとして、安心、安全、美化のために協力していきたい」と抱負を述べた。

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  • 熱海まめっこぷりん発売 芸妓文化、スイーツでPR 置屋連合組合と老舗漬物店コラボ

     熱海市の熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合と同市の老舗漬物店「岸商店」がコラボレーションした商品「熱海まめっこぷりん」が25日、発売された。幅広い世代に好まれるスイーツを通じて、熱海の伝統文化の魅力をPRする。  北海道産の上質な牛乳を原材料とし、同組合の公式キャラクター「熱海まめっこ」を前面に押し出したパッケージデザインにした。岸商店は28年前から人気土産品「茶・プリン」を販売している。岸秀明社長は「新型コロナ禍で苦境に立たされた芸妓衆の役に立ちたいと思って商品開発した」と振り返った。  同組合の小笠原亜紀子組合長は「大変ありがたい。これからも伝統文化の魅力発信と継承に努めていきたい」と語った

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  • “伊豆ファン”連携 新事業 行動履歴からサービス向上 三島市、熱海市、函南町

     三島、熱海、函南の2市1町は2023年度、新たなサービス市場の創出に向けた事業に着手する。地元住民や観光客ら「伊豆ファン」にパスポートを発行し、ポイント付与や個人ニーズに応じた案内を提供する。会員の行動や買い物の履歴データを一元管理し、地域事業者や行政のサービス向上につなげる。  国が事業費の3分の2を補助するデジタル田園都市国家構想推進交付金に関する事業に採択された。事業費は2市1町で約1億円を見込む。  パスポートはマイナンバーカードと連携し、決済やポイント取得を可能にする方針。会員のサービス利用に関する行動や買い物の履歴を取得する。自治体がこれまで持たなかった住民や観光客の行動に関する

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  • 土砂対策に一定評価 熱海土石流、警戒区域解除向け 静岡県検討委見解

     熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、有識者や国、市と構成する県災害対策検討委員会は23日、最終会合を県庁で開き、逢初(あいぞめ)川上流域の土石流起点付近で進む土砂崩落対策に関し「ハード面では十分な対策が取られつつある」との見解を示した。市が「今夏の終わりごろ」をめどとする警戒区域の解除に向けて一定の技術的評価を与えた。  上流域は盛り土(残土の投棄)や切り土(地盤の掘削)が行われ、盛り土崩落に伴う土石流発生後も不安定になった盛り土の一部が残る。このため、市は立ち入りを制限する警戒区域を下流域に設け、県が行政代執行で残った盛り土の一部を撤去している。  委員長の今泉文寿静岡大教授は「ハード、ソフ

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  • 土石流関連で3室新設 熱海市人事 課長級以下

     熱海市は23日、4月1日付の課長級以下の人事異動を内示した。対象者は174人で例年より大規模。伊豆山の土石流関連で、復興調整、被災者支援、土地訟務管理の3室を新設する。危機管理課長に自衛官OBを採用する。  【課長級】総務課長併選挙管理委員会事務局長併土地開発公社事務局長併公平委員会併固定資産評価審査委員会(企画財政課財政室長兼課長補佐)藤間泰弘▽市民生活課長兼政策企画監(税務課長)荒田一也▽協働環境課専門監環境センター担当兼環境センター所長(福祉事務所長寿介護課長寿総務室長兼総合福祉センター館長兼課長補佐)高瀬智幸▽税務課長(観光経済課長兼政策企画監併農業委員会事務局長)小原健▽観光経済課

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  • 市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】

     沼津市  住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。  商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。  三島市  住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 16日はメジナやタカベ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ。17日はメジナやアイゴ、トウゴロウイワシなど。18日は悪天候のため入場者がいなかった。19日はカサゴやタカノハダイ、ネンブツダイ、ベラ、ウツボ、イサキの幼魚が釣れた。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は水温がまだ低いため五目釣りには向かない。カサゴ狙いの穴釣りがお薦め。暗くなればメバルも狙える。どちらもサバやサンマの切り身、青イソメ、オキアミなどさまざまな餌で釣れる。オキアミは針から取れやすいため、穴釣りでは他の餌がない場合に使う。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電

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  • 大自在(3月22日)目標は紙に書こう

     進学、就職など旅立ちの季節。新たな夢に向かって走り出す人もおられよう。「成功するためには目標を設定すること。具体的に紙に書くといい」。大相撲の第63代横綱旭富士の言葉である。春場所で10連勝と好調な翠富士(焼津市出身)の師匠、伊勢ケ浜親方だ。  「大関に上がる前、『大関 旭富士』と毎日紙に書いていた」。昇進するためにどうすればいいのかも全部書いて、実行したという。ノンフィクション作家、武田葉月さんの「横綱」(講談社)で振り返っていた。  近畿大を2年で中退し、大島部屋に入門。「入門した時点で20歳。15歳で入った力士より長く相撲は取れない」。だからこそ、明確な目標が大切なのだと。幕内5場所目

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  • 巨大沈没船 愛され30年超 美しい魚礁、海中演出 熱海港沖ダイビングスポット

     熱海港沖の水深約25メートル、30年以上にわたりダイバーたちの人気を集める巨大な沈没船が鎮座している。色とりどりの魚に囲まれた沈没船が海中探検の雰囲気を演出する、国内では類を見ないダイビングスポットとしてダイバーを魅了し続けている。  船名は「旭16号」。1986年、作業中に沈んだ砂利運搬船だ。全長約81メートル、幅約18メートル、重量は約5千トンと沈没船としては国内最大級。船は中央部あたりで前後に折れていて、サクラダイやネンブツダイ、イサキなどが多く集まる魚礁になっている。  地元で50年以上ダイビングを続けるガイドの国次秀紀さん(73)は沈んだ当時から船を見守ってきた。近年は経年劣化や大

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  • 新砂防ダム完成 熱海・逢初川上流部に国交省建設

     国土交通省熱海緊急砂防出張所は20日、熱海市伊豆山の大規模土石流が流れ下った逢初(あいぞめ)川上流部に建設していた新砂防ダムが完成し、県に引き渡した。新砂防ダムの完成は、立ち入りを制限している被災地の警戒区域を解除するための条件の一つ。伊豆山の復旧復興に向けた準備が一歩進んだ。  新砂防ダムは土石流の起点から約800メートル下流に完成。高さ13メートル、幅59メートル。容量は約1万800立方メートルで、土石流の起点周辺に残る盛り土が仮に崩れても受け止めることができるという。  同出張所は国の直轄事業として、2021年12月までに既存の砂防ダムにたまった土砂を除去し、22年3月から新砂防ダムを

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  • 重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡/無風から一転、選挙戦に 伊豆市/熱海、伊東、伊豆の国は無投票の公算【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑥】

    重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡 定数1  県政史上最長の10期40年を務めた森竹治郎氏が引退を表明。後任を巡って事実上の保守分裂選に発展した。自民党籍を持つ2人による一騎打ちが濃厚となっている。  県連の公認を得て出馬するのは、前南伊豆町議の加畑毅氏。一方、賀茂地区の自民党各支部による公認争いで敗れた前下田市議の橋本智洋氏は無所属の立場での立候補を決めた。それぞれの地元自治体への切り崩しを図っているほか、他町でも支持の拡大を急いでいる。互いに森氏が心血を注いだ伊豆縦貫自動車道の整備促進や港湾事業を重点施策に掲げる。 無風から一転 選挙戦に 伊豆市 定数1  自民現職で3選を目指す野田治久氏

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  • 宿泊税、DMO「協議継続を」 熱海市説明会 旅館経営者ら訴え

     熱海市ホテル旅館協同組合連合会は20日、持続可能な観光地経営を目指して市が導入を目指している宿泊税やDMO(観光地域づくり法人)に関する説明会を市内で開いた。斉藤栄市長や市幹部が税の目的や想定している税額などを説明した。参加者からは、観光施策や税の使途について議論を重ねる必要性を訴える声が相次いだ。  旅館経営者ら約60人が参加した。市は法定外目的税として宿泊税を導入し、観光振興に特化した財源を安定的に確保したい考え。入湯税とは別に、宿泊者1人1泊につき200円を宿泊施設が徴収する案を提示している。  参加者からは「必要な税収額を精査すべきだ」「DMOで観光施策を議論する方が先ではないか」「

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  • 女子トイレに侵入疑い 熱海署、男を逮捕

     熱海署は19日、建造物侵入の疑いで熱海市下多賀、自称調理師の男(38)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後0時15分ごろ、同市渚町の公衆女子トイレに正当な理由なく侵入した疑い。同署によると、別の男性が女子トイレから出る容疑者を目撃した。

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  • 静岡県見解「崩落可能性低い」 逢初川源頭部北側隣接地の盛り土 熱海市が説明会

     熱海市は19日、同市伊豆山の大規模土石流の起点付近に残る不安定土砂の撤去工事の進捗(しんちょく)や隣接地の盛り土についての説明会を市役所で開いた。県は逢初川源頭部北側隣接地の盛り土に関し、崩落した盛り土と同様の崩壊の可能性は低いとする見解を伝えた。  県は2月末、行政代執行で起点付近の不安定土砂の撤去・搬出を開始した。北側隣接地には届け出のない盛り土がある。県担当者は、同隣接地の標高が比較的高く、盛り土内に地下水や表流水が集中しやすい場所ではない▽土砂が水を通しやすく、土石流災害を起こした土砂とは明らかに異なる―などと説明した。  2回の説明会に、住民や被災者ら計約50人が集まった。出席者か

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  • 社説(3月19日)しずおか遺産 地域史語り合う契機に

     静岡県は、県内各地の魅力ある歴史を地域に点在する文化財や歴史資源で結んだストーリー(物語)として紹介する「しずおか遺産」制度を始めた。第1弾として「近代教育に情熱をかけたしずおか人の結晶」(磐田市など4市町)「秋葉信仰と街道」(浜松市など8市町)「文学の聖地『伊豆』と温泉」(伊豆市など5市町)の3件を認定した。  県は「しずおか遺産」を国が取り組む「日本遺産」のローカル版として位置付ける。2025年まで毎年募集し、歴史資源活用による地域のブランド化を目指す。ただ、現時点で認定のメリットはロゴマークの使用、PR動画の制作にとどまる。支援のありようには課題が残る。  15年度に始まった「日本遺産

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  • 熱海盛り土 所有権移転後も土砂搬入 掘削試料に放射性物質 静大教授ら分析

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流を巡り、静岡大などの研究グループは17日、11年3月の東京電力福島第1原発事故で飛散したとみられる放射性物質が、土石流起点付近にある盛り土の地下約2メートルで検出されたと発表した。現土地所有者に盛り土の所有権が移った11年2月以降も土砂が運び込まれ、盛り土が続いていたことが科学的に裏付けられたとしている。  同大の北村晃寿教授(古生物学)が記者会見して明らかにした。  研究グループは、崩落せずに残った盛り土の一部を静岡県が21年8月にボーリングした際の地質試料(コア)を分析。ボーリングした4カ所のうち2カ所で、放射性物質のセシウム134を検出した

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  • 熱海土石流 各戸回り「とにかく逃げろ」と叫んだ 命守る署員91人の実録、熱海署が文集

     2021年7月3日に熱海市伊豆山で発生し、28人の命を奪った大規模土石流で、住民の避難誘導や行方不明者の捜索、遺体の検視などに奔走した熱海署員が、災害から学んだ教訓や警察官としての使命感、犠牲者への思いをつづった文集を作製した。今春、同署を離任する本間章浩署長は「熱海の安全安心を守るための道しるべ」として、未来の署員にも読み継いでもらいたいとしている。  「伊豆山」と題した文集には本間署長をはじめ、発災当時に同署に在籍していた91人の思いを収録している。一般向けに公開しておらず、同署の“財産”として残している。  発災直後を振り返った本間署長は、二次災害の恐れがある現

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  • 来宮神社の歴史、冊子で紹介 熱海の町内会「郷土愛育む一助に」

     熱海市中心部の10町内会でつくる熱海サンビーチどんどん焼き実行委員会(芥川暉委員長)がこのほど、約1300年の歴史があるとされる地元の来宮神社の歴史を紹介する冊子を1500部発行した。子どもたちの郷土愛を育むきっかけにしてもらおうと、市内の全小中学生に配布する予定。 冊子はA5判カラーの32ページ。1月のどんどん焼きで長野県のまつり芸能集団「田楽座」が上演した来宮神社にまつわる神話を題材にした演芸の台本を収録したほか、約1300年前の日本の歴史に照らし合わせて当時の熱海の暮らしを想像するコーナーなどを盛り込んだ。冊子の製作には、市協働の地域づくり交付金を活用した。 昨年の実行委員長を務めた小

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  • 熱海土石流教訓に 静岡県警が救助服製作

     静岡県警は16日、災害現場での安全かつ効率的な救助活動に向け独自に作った災害救助服を披露した。耐熱、耐摩擦の繊維で丈夫に仕上げたほか、従来の災害活動服よりスリム化して動きやすくし、反射材で夜間でも安全に活動できるようにした。  熱海市伊豆山で2021年7月に起きた大規模土石流では、静岡県内部隊は延べ約1万9800人が現場で活動した。全国統一で整備されている災害活動服の用意が足りない状況の中、隊員らは比較的破けやすい警備服を代用するなどして真夏の作業も乗り越えたという。  災害救助服は静岡県になじみ深い青とオレンジでデザイン。反射材は両胸部分に加えて背面にも使った。ボタンをなくすなどして軽量化

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  • 建設発生土の在り方を検討 静岡県、官民の研究会設置

     静岡県はこのほど、工事現場などで生じる建設発生土の在り方を検討する「みらいの県土研究会」を設置した。熱海市伊豆山の大規模土石流で不適切な盛り土が問題となる中、官民が連携して土砂の発生抑制や利活用、適正処分を進める。  県や市町、建設業者、建設発生土リサイクル業者、関連団体などで構成する。県庁で開いた初会合では、県内地区ごとの残土処分場の受け入れ状況を共有し、適正処理に関する基本方針を策定すると報告した。土砂を仮置きするストックヤードを県東、中、西部に各1カ所ずつ整備する方針も確認した。県によると、昨年7月の県盛り土規制条例施行などにより残土処分場は減少傾向にある。初会合で出席者からは「ストッ

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  • 神田さん(桃山小6年)が知事賞 県子ども会連合会体験記コンクール 諦めない気持ち学ぶ

     静岡県子ども会連合会主催の「チャレンジ冒険遊び事業体験記コンクール」で最高賞の知事賞に輝いた熱海市の桃山台町子ども会の神田恵依さん(桃山小6年)がこのほど、市役所に斉藤栄市長を訪ね、喜びを報告した。 神田さんは、昨年10月に子ども会で実施したボルダリング体験を題材にした。手にまめができ、皮をすりむいても何度も挑戦し、ようやくゴールするまでの過程を丁寧に書き上げた。「諦めないで頑張れば、目指しているものを勝ち取ることができるかもしれない」ことを学んだという。 作品を読んだ斉藤市長は「素晴らしい作品。自身と誇りを持ってこれからもいろんなことに挑戦してほしい」と激励した。 (熱海支局・豊竹喬)

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  • 18陣営が参加 熱海市議選 説明会

     熱海市選挙管理委員会は16日、任期満了に伴う市議選(4月16日告示、23日投開票)の立候補予定者説明会を市役所で開いた。定数15に対し、18陣営が参加した。 内訳は現職10、元職2、新人6。新人のうち2陣営は出馬表明をしていない。熱海署と熱海郵便局が選挙運動時の注意事項を示し、市選管事務局が届け出関係書類や今後の日程などを説明した。 市選管によると、1日現在の選挙人名簿登録者数は3万1196人(男1万4084人、女1万7112人)。

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  • トゥクトゥクが歩行者3人に衝突 19歳の男子大学生が死亡 熱海の国道

     15日午後2時35分ごろ、熱海市東海岸町の国道135号で、3輪自動車「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げ、歩行者3人と衝突した。このうち埼玉県富士見市ふじみ野東2丁目、大学生(19)が、搬送先の病院で死亡が確認された。同県の20代男性が腕などに軽いけがをし、熱海市の80代男性も負傷した。運転していた千葉県柏市西原1丁目、大学生(22)と、同乗していた男女3人にけがはなかった。熱海署は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いがあるとみて調べている。  事故を起こした車両は観光客向けに貸し出されたレンタカーで、4人乗り。普通運転免許証を所持していれば運転できる。車両は歩道に乗り上げて歩行者と衝突した

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  • 熱海市 法的責任改めて否定 盛り土対応反省も 土石流百条委の報告書 市長に提出

     28人が死亡した熱海市伊豆山の大規模土石流に関し、同市議会は15日、「市長と行政当局はしかるべき責任を負うべきだ」とする市議会調査特別委員会(百条委員会)の調査報告書を斉藤栄市長に提出した。盛り土を巡る行政対応の不備を指摘し、再発防止の徹底を求めた議会側の申し入れに対し、斉藤市長は「改善すべき点は改善する」としつつ、「法的責任があるとまでは言えない」と従来の主張を繰り返した。  市は昨年11月に公表した行政対応に関する総括でも、同様の見解を示している。百条委が指摘した「責任」の在り方について、斉藤市長は「被災者の生活再建と復旧復興を進めることが行政の責任だと思う。法的責任は司法の場で明らかに

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  • 熱海・下多賀の海岸埋め立て 土石流土砂 搬入完了

     静岡県熱海土木事務所は15日、熱海市伊豆山の大規模土石流で発生した土砂などを活用して昨年9月から進めていた同市下多賀の海岸埋め立て工事の土砂搬入作業が完了したと発表した。  埋め立て工事の現場は、国道135号沿いの長浜海浜公園に隣接する海岸で、延長266メートル、面積約1万平方メートル。同事務所によると、熱海港芝生広場などに仮置きしていた約4万立方メートルを使用した。覆土の一部には他の工事現場で出た建設残土約5千立方メートルを使った。  県は今後、津波対策として護岸整備や覆土工事を進めるとともに、地元と協議しながら緑地などを整備する。全体の工事完了は2024年度末を目指している。

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  • 帰宅困難者対策に本腰 県東部地域局 実情沿う取り組み支援

     静岡県東部地域局は、外出先で大規模災害に遭い帰宅できなくなる「帰宅困難者」対策を本格化させている。観光地や大型集客施設を抱える県東部はエリアによって人の流入状況が異なり、それぞれの実情に合わせた取り組みを後押しする。 県東部が舞台になった東京五輪・パラリンピックの観客対応の一環で本格着手した。2021年度は各大型施設や事業所の立地状況、来訪者の属性や移動手段を調査。本年度は観光や産業振興に携わる市町職員や大規模事業所の担当者にヒアリングし、現状と課題を把握した。 地域局によると、市町ごとの特色の違いが浮き彫りになった。大型集客施設が立地し日中に車で訪れる人が多い御殿場市と、電車で訪れる宿泊者

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  • 熱海市議会は33件可決 閉会

     熱海市議会2月定例会は15日、最終本会議を開き、2023年度当初予算案や22年度一般会計補正予算案、市犯罪被害者等支援条例案など33件を可決し、閉会した。 議員発議で追加上程した市長の在任期間を規制する条例案は、賛成少数で否決した。条例案では「連続して3期を超えて在任しないよう努める」とされていた。

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 9日はマダイやカワハギ、メジナ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ。10日はトウゴロウイワシとネンブツダイ。11、12日はメジナやイワシ、タカベ、アイゴなどが釣れた。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺はウキフカセ釣りでメジナ。消波ブロック周りで穴釣り。イワシの姿が少し見えたため、回遊してきたらサビキ釣りで対応する。チューブ式のコマセであれば、次回に持ち越せるため使い勝手が良い。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 12日午後の沼津沖船釣りは1人で1.5キロ前後のマダイが3匹、クロダイが1

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  • ACしずおか初イベント 支援の30団体、活動成果発表 「ゴジラ伝説」熱海から“上陸”

     静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は12日、助成団体の活動を紹介する初の大規模イベント「おもしろい人に会いたい‼2023-しずおかアートプロジェクト見本市-」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。約30団体が音楽、美術、舞台芸術などジャンルをまたいだ表現活動や地域活動の成果を発表した。  熱海市で毎秋開かれている「熱海怪獣映画祭」で好評を得た、音楽家井上誠さん(熱海市出身)、巻上公一さん(同市在住)らによるライブ「ゴジラ伝説」が行われた。総勢11人のメンバーが、ゴジラやモスラ、キングギドラなど「怪獣映画」の楽曲を次々披露。井上さんの作品解説、

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  • 自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選

     公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。  同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。  推薦する立候補予定者は次の通り。  加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)

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  • 熱海市人事 経営企画部長に小林氏 観光建設 国交省から程谷氏 

     熱海市は13日、4月1日付の部長、次長級の人事異動を内示した。経営企画部長に小林太同部次長、市民生活部長に小圷透教育委員会事務局次長をそれぞれ起用する。教育委員会事務局長に森野敦市民生活部長が回る。消防長には長津義守消防本部消防総務課長が昇任する。  伊豆山の復旧復興を担う観光建設部長には、国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所から派遣される程谷浩成建設専門官が就く。派遣期間は2年。課長級以下は20日以降に内示する予定。  【部長級】経営企画部長(経営企画部次長企画財政担当)小林太▽市民生活部長(教育委員会事務局次長)小圷透▽教育委員会事務局長(市民生活部長)森野敦▽消防長(消防本部消防

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  • 熱海で震度1 12日午後8時20分ごろ

     12日午後8時20分ごろ、神奈川県西部を震源とする最大震度2の地震が発生した。震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード(M)2・8と推定される。  静岡県内は熱海市泉で震度1を観測した。

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  • 当初予算案など73議案可決し閉会 静岡県議会

     静岡県議会2月定例会は10日、最終本会議を開き、過去最大の1兆3703億円が計上された2023年度一般会計当初予算案など73議案を原案通り可決して閉会した。  議案のほか、中小企業と小規模事業者への支援拡充、地方公共団体情報システムの標準化、社会的養護から自立する若者支援の充実を求める意見書など計5件を可決した。  今期最後の定例会の閉会に際し、薮田宏行議長があいさつした。令和への改元やラグビーワールドカップ(W杯)、東京五輪・パラリンピックの開催、新型コロナウイルス感染症のまん延、熱海市伊豆山土石流災害など4年間の出来事を振り返った上で「自然災害の激甚化に加え、急速な人口減少、少子高齢化、

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  • 分娩介助や蘇生法 救急隊員が研修 熱海

     熱海市消防本部は9日、周産期救急の教育研修会を市中央公民館で開いた。救急隊員が分娩(ぶんべん)介助や新生児蘇生法の知識や技術を学び、一刻を争う現場での対応力を高めた。  県立看護専門学校の水野有紀子教育主任と県消防学校の田島貴俊主査が講師を務め、座学と人形を使った実習を行った。田島主査は新生児蘇生法について「赤ちゃんに生まれてきたことを認識させる作業」と解説。母親のケアが必要な場合もあるため、役割分担や資機材の事前準備の必要性を説いた。  市内の分娩施設は1カ所のみ。同本部は2020年度から出産の兆候が始まった妊婦などを救急車で病院まで送る事業を行っている。今のところ、搬送中に分娩に至ったケ

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  • 熱海土石流百条委 最終報告書案「可決すべき」 市長などの責任指摘

     熱海市伊豆山の大規模土石流に関する市議会調査特別委員会(百条委員会)は9日、土石流の被害を拡大させた盛り土を巡る市の一連の対応が「最善ではなかった」として、斉藤栄市長と市当局の責任を指摘する最終報告書案を全会一致で可決すべきだと決めた。15日の2月定例会最終本会議で可決する見通し。  報告書案では、前土地所有者の不動産管理会社(神奈川県小田原市)が提出した盛り土造成の届け出書や変更届に不備があったのに受理したり、行政指導に従わない前所有者に措置命令を出さなかったりした市の対応を批判。森林法に基づく開発許可権限がある県の対応が不十分だった可能性も指摘している。  百条委は同日をもって調査を終了

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  • 橋幸夫さん、運転免許証を自主返納 同世代に検討呼びかけ

     熱海市在住の歌手、橋幸夫さん(79)が8日、熱海署を訪れ、運転免許証を自主返納した。高齢ドライバーによる事故が多発する中、橋さんは「体力に自信がなくなったら返納を検討してみては」と同世代のドライバーに呼びかけた。  本間章浩署長から運転経歴証明書を受け取った橋さんは、「18歳のころに免許を取得し、国産車や外国産車を20~30台は乗り換えた。もう運転は十分堪能した」と振り返った。5年ほど前から自ら運転することは控えていて、80歳になる5月に歌手活動から引退することを表明している。  免許証の自主返納は「強制するものではなく、あくまで自主的なこと」と強調し、「迷っているのなら、返納した方が良いの

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  • 熱海土石流 開発行為完了促す 現所有者に市方針 起点近くに盛り土

     熱海市伊豆山の大規模土石流の起点北側にある宅地造成地に崩壊した擁壁や盛り土がある問題について、窪田純一観光建設部理事は8日の市議会2月定例会で「直ちに危険な状態ではない」としつつ、現土地所有者に開発行為を完了させるよう協議する方針を示した。米山秀夫氏の一般質問に答えた。  現地には工事中に崩壊した擁壁や高さ12メートルの盛り土があるとされる。市によると、擁壁は2007年に築造されたとみられ、開発許可申請を出した事業者の業績悪化に伴い工事が中断された。申請者の地位は20年に現所有者に承継された。窪田理事は「開発行為の再開に向けて協議していたが、21年7月の土石流で遅れた。今は現所有者との協議を

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  • 伊豆「ICOIプロジェクト」 美容大国タイと連携 訪問団と意見交換

     美や健康に対する意識が高いタイでスパ産業に携わる経営者や研究者が6日から、伊豆地域を訪問している。温泉を活用し、ヘルスケア産業の振興を図る県の「伊豆ヘルスケア温泉イノベーション(ICOI)プロジェクト」に関心を寄せ、7日にはプロジェクト関係者と今後の連携を確認した。  美容大国のタイでは近年、従来の健康産業に温泉を取り入れる動きが盛ん。訪問団は日本健康開発財団主催の研修の一環で、伊豆地域の老舗旅館やホテルを視察。タイにはないという、お湯にゆっくり漬かる文化を見聞きしている。  本年度、本格的に始まったICOIプロジェクトは、官民連携で温泉と地域資源を組み合わせ、新たな健康効果を発見して産業の

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  • 釣り場ガイド 東部/中部/西部

    東部  熱海 3日はクロダイやメジナ、マダイ、オナガダイ、ネンブツダイ。4日はメジナやカワハギ、タカベ、ネンブツダイ、ニザダイ、タカノハダイ、カサゴなど。5日はメジナやカワハギ、アイゴ、トウゴロウイワシ、タカベなどが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は穴釣りでカサゴやメバル。食いが悪いときは青イソメがお薦め。投げ釣りでシロギスも狙える。他に餌釣りなどでカマス。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 4日午後の沼津沖船釣りは1.5~2.5キロのクロダイや35センチのイトヨリなど。5日午後の

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  • 記者コラム「清流」 DXともてなしの心

     デジタル技術を活用して生活や仕事に変革をもたらすデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む自治体や企業が増えている。一方で、デジタルと聞いただけで「ついて行けない」と苦手意識を口にする人もいる。 熱海市では、デジタル分野に明るい若手事業者らが宿泊施設や飲食店、中小企業のDX化をサポートする活動をしている。まだ本格的な事業変革とまではいかないが、受注や書類管理などにデジタル技術を導入したことで、ミスの回避や従業員の負担軽減などにつながっているようだ。 ある飲食店では従業員の気持ちに余裕が生まれ、客への心遣いに充てる時間が増えたという。人手不足が深刻な観光地。もてなしの質を維持、向上させ

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  • 熱海旧網代小拠点整備 オフィスなど検討 流入人口増目指す

     熱海市の中田吉則経営企画部長は7日の市議会2月定例会の議案質疑で、2023年度当初予算案に盛り込んでいる旧網代小拠点整備事業について、校舎にイベント交流スペースやテナントオフィスなどを設け、流入人口の増加を目指す方針を示した。川口健氏(熱海成風会)への答弁。  市は23年度当初予算案に関連予算として3億3300万円を計上している。市は校舎1階に交流スペースを設け、1、2階にテナントオフィス8区画やコワーキングスペースを整備し、Wi-Fi環境も整える予定。  市は改修経費の半分に国の交付金を充てる考え。中田部長は、仮に国の交付採択から漏れた場合は「23年度中の整備はいったん立ち止まらなければな

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  • 16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑

     統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。  無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧

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  • 6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営

     静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。  選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。  各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。  下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南

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  • 初島航路の新規客獲得へ 富士急マリンリゾート(熱海市)/堀内明広社長【キーパーソン】

     静岡県内唯一の有人島「初島」と熱海港を結ぶ定期船を運航する。新型コロナウイルス禍で低迷した観光の客足が回復傾向にある中、本格的な再生に向けて新たな戦略が求められている。今後の展望を聞いた。  -新型コロナ禍からの回復状況は。  「熱海市の宿泊客数はコロナ禍前の7割程度まで回復してきた。初島航路の利用客数も全国旅行支援などの効果で、コロナ禍前の年間50万人の8割程度まで回復してきている。一般客はほぼコロナ禍前に戻っているが、団体利用はなかなか回復しない。物価高騰もあり経営は厳しい状況が続いている」  -初島航路の利用促進の取り組みは。  「客船の旅を楽しみ、島の食堂街やアジアンガーデンなどの施

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  • 森元市議が静岡県議選出馬へ 伊豆市選挙区

     元伊豆市議の森良雄氏(78)=同市瓜生野=は6日までに、4月の県議選に伊豆市選挙区(定数1)から無所属で出馬する意向を固めた。  森氏は取材に「東京に匹敵する子育て支援ができる県にしたい。若者だけでなく、高齢者も活躍できる県を目指す」と述べた。熱海市の土石流災害は人災だと強調し、行政手続きのチェック体制の強化にも力を入れるとした。同選挙区は3選を狙う野田治久氏との一騎打ちになる見通し。  森氏は茨城県取手市出身、千葉工業大卒。旧修善寺町議を経て、伊豆市議を4期務めた。

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  • 「津波てんでんこ」忘れず 静岡県東部で避難訓練

     東日本大震災の発生から12年を迎えるのを前に、熱海市は5日、市津波避難訓練を実施した。沿岸部の地区の住民が避難経路やハザードマップの確認などを行った。訓練のモデル地区となった網代地区では、住民が自宅から高台に逃げる所要時間などを確認した。 沿岸から高台へ迅速に 熱海  相模トラフ沿いで最大級の「レベル2」の地震、津波が発生した想定。海抜約7メートルの旧網代小周辺では、午前10時にサイレンが鳴ると、住民が海抜約17メートルの同校屋上に避難した。消防団や医療機関も協力して、高齢者などの要支援者を車いすに乗せて移動した。避難は約15分で完了した。  訓練後、網代自主防災会は意見交換会を開き、災害時

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  • 自宅跡で女性の遺族慰霊「一つの区切り」 熱海土石流、最後の死亡確認

     熱海市伊豆山の大規模土石流で最後の行方不明者となり、1月に土砂仮置き場から腕の骨が見つかった女性=当時(80)=の葬儀が5日、市内で行われた。遺族は葬儀後、女性の遺骨や位牌(いはい)などを胸に抱いて警戒区域内の自宅跡を訪れ、女性の霊を慰めた。  女性の遺骨は同日、荼毘(だび)に付された。1年8カ月の月日を経て、無言の帰宅をした。土石流に流された自宅の周りには、今も崩れた石垣やシートに覆われた被災家屋など痛ましい爪痕が残る。  時折冷たい風が吹き付ける中、遺族は女性に花を手向け、静かに手を合わせた。長男(57)は「やっと家族と共に母を自宅に連れて帰ってくることができた。本当に『お帰りなさい』と

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  • 文化活動担い手 つなぐ“見本市” 支援組織「ACしずおか」、静岡で12日に大規模イベント

     静岡県民の文化活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は12日、2年間の活動や助成対象団体、支援アーティストを紹介する、初の大規模主催イベントを開催する。会場は静岡市駿河区のグランシップ。「創造的な地域づくりへの貢献」を掲げた事業の成果を、エンターテインメントを交えて披露する。  コンセプトは「しずおかアートプロジェクト見本市」。ACしずおかによる、県内各地の団体への助成▽関係人口創出の取り組み「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」▽企業とアートの連携プロジェクト-を通じてつながりが生まれた表現者が集う。  2021年度は助成団体を集めた「活動報告会」を実

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  • 看護師として成長を誓う 沼津専門学校、卒業式

     沼津市立看護専門学校は4日、卒業式を同市大諏訪の同校で開いた。3年間の課程を修了した27人が仲間や教職員に感謝を示し、看護の道に進む決意を新たにした。  3年間はコロナ禍と重なり、病院で実施予定だった実習の一部を校内で行うなどの制限を受けた。学生代表の久保田優さん(22)=熱海市=は「人とのつながりの大事さや今までの生活のありがたみに気づいた」と振り返った。変化が激しい社会で「自分自身を見失わず、今までの学びを生かして一歩ずつ成長する」と誓った。  卒業生は主に県東部の病院に勤務し、長引くコロナ禍の最前線に立つ。伊藤浩嗣校長は「人間味ある看護師になることを期待する」と激励した。

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  • 最後の不明者の遺族、一歩前へ「やっと来られた」 熱海土石流1年8カ月

     熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から1年8カ月が経過した。最後の行方不明者で、1月に土砂仮置き場で骨が見つかり28人目の犠牲者となった女性=当時(80)=の長男(57)が初めて月命日に現場付近を訪れ、近所づきあいのあった被災者とともに黙とうをささげた。  「ご心配をおかけしました。やっと来ることができました」。20回目の月命日。これまで欠かさずに現場付近で慰霊に訪れていた被災者の太田滋さん(66)と久々に再会した男性の目から涙がこぼれ落ちた。「(女性が)帰ってきてくれて本当に良かったね」。滋さんの目にも光るものがあった。  発災時刻とされる午前10時半ごろ、男性は現場方向に向かって深く

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  • しゃぎり挑戦 にぎやか 熱海・初島小中生 三島の伝統芸能学ぶ

     熱海市の初島小中学校の児童、生徒らがこのほど、三島市の伝統芸能「しゃぎり」を体験した。子どもたちは軽快なリズムに乗って、にぎやかな祭りの雰囲気を楽しんだ。  三島市の芝町青年会と三嶋緑町しゃぎり会のメンバーが同校を訪れ、児童らに摺り鉦(すりがね)の鳴らし方などを手ほどきした。  しゃぎりの競り合いで披露する「屋台」というおはやしにも挑戦。大きな音に戸惑っていた児童も、軽やかなリズムが刻めるようになると笑顔を見せた。  芝町青年会のメンバーで、しゃぎりフェスティバル実行委員会の福田勝彦代表(50)は「三島の伝統芸能に触れることで、自分の地域の伝統芸能を見つめ直し、魅力を感じてほしい」と話した。

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  • 火災予防を徹底 交通機関で検査 熱海市消防本部

     春季全国火災予防運動に合わせ、熱海市消防本部はこのほど、市内の駅やバスターミナルなど交通機関の立ち入り検査を実施した。  JR熱海駅では駅員立ち会いの下、消防職員2人が消火栓内のホースの状況や消火器の設置場所、避難経路などが適切かどうかを確認した。  同本部の担当者は「安全安心がしっかり確保されるよう防火に協力を」と呼びかけた。同本部は7日までに7施設を検査し、火災の未然防止を図る。

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  • ネパール人を違法派遣疑い スーパーで資格外活動 熱海の会社員ら逮捕

     静岡県東部のスーパーマーケットにネパール人を派遣して不法就労させたとして、裾野、伊東、熱海、御殿場の4署と県警薬物銃器国際捜査課の合同捜査本部は2日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、労働者派遣業の男(60)=大阪市中央区=と会社員(71)=熱海市下多賀=を逮捕した。合同捜査本部は、2人が在留資格を虚偽申請する手口でネパール人ら30人以上を県内スーパーで不法就労させ、数千万円の収益を得ていたとみて実態解明を進める。  派遣業の男は大阪市に本社を置く派遣会社の実質経営者。会社員は熱海市内の事務所で雇用申請などの実務を担っていた。逮捕容疑は、共謀し、「技術・人文知識・国際業務」資格で在留し

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  • 文化香る「起雲閣通り」 熱海の商店主ら命名

     熱海市昭和町の文化施設で、同市を代表する観光スポット「起雲閣」周辺の商店主らがこのほど、施設に面した市道を「起雲閣通り」と命名し、市民や観光客に愛着を持ってもらおうとPRを始めた。手始めにマップを作製し、熱海駅やホテル、旅館などで配布している。商店主は「認知度を高め、まちの回遊性を高めたい」と話している。  マップには、文化芸術が香る「おしゃれな大人の起雲閣通り」をコンセプトに、起雲閣や山口美術館をはじめ、沿線の飲食店、美容室、生花店など18店を掲載。商店主らは「起雲閣通り商店街」も結成した。写真館経営の鈴木信太郎会長(50)は「熱海駅前や熱海銀座通りから起雲閣通りを巡る回遊性を高めて、全

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  • 熱海市 コミュニティー拠点整備【東部23年度予算案⑤】

     2年前に閉校した熱海市立網代小。2月下旬、母校の前で地元出身の山崎明洋さん(40)と渡辺淳司さん(38)はつぶやいた。「古里が衰退していくのはやはり寂しい」「でも、住民だけで再生するのは厳しい」-。  網代地区の人口は1274人(1月現在)。15年間で3割減った。2006年に網代中が閉校し、17年に網代幼稚園が休園に。住民の心のよりどころが次々に閉鎖され、活力が失われつつある。  一方で、新型コロナウイルス禍を機に首都圏から移住してきたり、都心との2拠点生活を始めたりする人もいる。山崎さんたちはこうした人を巻き込んで地域再生を目指している。「今の網代には住民と移住者、企業をつなぐ場所が必要。

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  • 熱海の創業70年料理旅館、建て替えへ 24年度中再開目指す

     創業70年の熱海市渚町の料理旅館「渚館」が6日から休業し、老朽化していた施設の建て替え工事に入る。熱海の海や名物の海上花火大会などの眺望を生かしつつ、長期滞在できる施設にリニューアルし、2024年度中の開業を目指す。  現在の渚館は地上5階、地下1階建てで、客室は15室。市内でいち早くペット同伴の客を受け入れるなどしてリピーター客を中心に長年親しまれてきた。  新たな施設は地上10階建て、45室程度の規模の和風モダンなイメージを目指している。新施設の名称は未定。土地、建物はこれまで通り東日本都市開発(千葉県船橋市)が所有し、施設をANAファシリティーズが借り上げる。運営は引き続き旧軽井沢ホテ

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  • 自画像や風景など 画家坂本さん個展 6日まで熱海

     熱海市渚町の日本画家、坂本武典さん(46)の個展「ひなまつりと伊豆」が2日、坂本さんの画室で始まった。6日まで。  20代のころに日展、日春展で入選した150号の大作や自画像、ひな人形、季節の花々、熱海の風景など多彩な作品約30点を展示した。若い女性や自画像を描いた大作は、和紙の上に岩絵の具を塗り重ね、水晶や黒曜石などが輝いている。  自身の画室での個展は8年ぶり。坂本さんは「過去の作品を通じて、自分を顧みる機会にもなる。知人の家に遊びに来るような気軽な気持ちで見に来てもらえたら」と話した。

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  • 稲川会系幹部ら再逮捕 熱海署 奉賛会員恐喝疑い

     熱海市内の神社奉賛会の会員を狙った恐喝事件を捜査している熱海署と静岡県警捜査4課は2日、恐喝の疑いで、指定暴力団稲川会系組幹部、無職の男(48)=神奈川県湯河原町土肥4丁目=と造園業の男(51)=熱海市紅葉ガ丘町=の2容疑者を再逮捕した。  無職の男は暴力団員の立場などを悪用し、数年前から市内の複数の奉賛会に「しつけ役」を自称して介入していたとみられる。県警は同様の手口で恐喝行為を繰り返していたとみて調べを進め、全容解明につなげる。  再逮捕容疑は昨年10月上旬、市内の神社奉賛会員の40代男性の対応に因縁を付けて「お前ら下手こいたな」「なめるなよ」などと脅し、現金約12万円を脅し取った疑い。

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  • 小沼みのりアナが一日署長 熱海署、サギ電話や交通事故注意呼び掛け

     熱海署は2月28日、フリーアナウンサーの小沼みのりさんを一日署長に任命し、熱海市内で増加しているサギ電話や高齢者が関係する交通事故に注意を呼びかける啓発活動を実施した。  交通量が多い同市清水町のバス停付近では、小沼さんが高齢者に手を上げて横断歩道を渡るよう呼びかけた。交通安全団体の関係者や市職員も参加し、反射材などの啓発品を配った。商業施設では「暗証番号を教えてはいけません」「キャッシュカードを渡さないでください」と特殊詐欺への注意を喚起した。  離島の初島にも渡り、住民と交流したほか島内をパトロールした。

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 2月24日はメジナやスズメダイ、ニザダイ。25日はメジナやクロダイ、カワハギ、アイゴなど。26日はトウゴロウイワシやメジナなどが揚がった。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺では早朝、カマスの群れが戻ってきた。明るくなると食いが渋るため、日の出までの夜釣りが良い。電気ウキ仕掛けで餌はキビナゴ。魚の切り身も使用できるため、食いが悪ければいろいろ試してみるのも面白い。気温は上がってきたが海水温はまだ低く、五目釣りはもう少し我慢。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177

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  • 文豪坪内逍遥の遺徳しのぶ 熱海で命日に記念祭

     熱海ゆかりの文豪、坪内逍遥(1859~1935年)の命日に当たる28日、熱海市昭和町の起雲閣で「第52回逍遥忌記念祭」(市、熱海稲門会など主催)が開かれた。市や早稲田大関係者らが出席し、熱海の文化芸術の発展に貢献した逍遥の遺徳をしのんだ。  熱海で晩年を過ごした逍遥は、市歌を作詞したほか、図書館創設時に大量の蔵書を寄贈するなど地域に大きな足跡を残した。式典では斉藤栄市長、熱海稲門会の森田金清会長、早稲田大坪内博士記念演劇博物館の岡室美奈子館長がそれぞれ逍遥に宛てた「お慕いの言葉」を述べた。  日本大文理学部の紅野謙介特任教授の記念講演も行われた。紅野特任教授は、言文一致運動の先駆者である逍

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  • 現金20万円盗んだ疑い 熱海署が男逮捕

     熱海署は28日、窃盗の疑いで熱海市相の原町、タクシー運転手の男(75)を逮捕した。逮捕容疑は昨年5月10日午前10時ごろ、市内の金融機関のATMで、同市和田町の男性会社員(72)の現金20万円を盗んだ疑い。同署によると、2人に面識はないという。

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  • 3.11伝えたい、忘れたい 犠牲者生んだ防災対策庁舎「保存か、解体か」地域に葛藤【東日本大震災12年 宮城・南三陸ルポ】

     東日本大震災から間もなく12年。静岡新聞社など全国の地方紙が連携し読者参加型の調査報道などに取り組む「ジャーナリズム・オンデマンド(JOD)パートナーシップ」による若手記者対象の記者講座に2月上旬に参加し、津波で800人を超す犠牲を出した宮城県南三陸町を訪れた。被災記憶の伝承を巡って「早く忘れてしまいたい」「後世に伝えたい」と葛藤する被災者の思いに触れた。  南三陸町のかつての中心部に鉄筋の骨組みがむき出しになった建物がある。町の防災対策庁舎-。住民に避難を呼びかけた職員ら43人がこの庁舎で亡くなった。高さ12メートルの三階部分まで折れ曲がった鉄骨が津波の高さと威力を物語っていた。地元住民の

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  • 熱海の海水を利用 塩ラーメン販売 「らーめん しゅん」3月1日から

     熱海市沖の海水から生まれた塩を使った「熱海塩らーめん」が1日、同市銀座町の「らーめん しゅん」で発売される。同店を経営する木村俊一さん(50)と、市内で焼き肉店を営みながら塩を製造している山崎信二郎さん(49)のコラボ商品の第1弾。山崎さんは「今後も飲食店と協力して『熱海塩』メニューを増やしていきたい」と話している。  熱海塩は、同市のパワースポットとして知られる来宮神社、伊豆山神社、初島の初木神社の3カ所を結んだ熱海沖のエリアから採取した海水を丹念にろ過し、2日間かけて炊き上げて作っている。山崎さんが経営する同市渚町の焼き肉店「ソルト&ミート渚」では熱海塩で味わう焼き肉が人気を呼んでいる。

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  • 消防署と消防団 大規模火災へ訓練 熱海

     熱海市消防本部と市消防団は26日、春季合同訓練を同市下多賀地区で実施した。消防署員と市内全域の消防団員ら約150人が参加し、大規模火災が発生した際の連携態勢を確認した。  下多賀の住宅密集地で火災が発生し、延焼したとの想定。出動指令を受けて各分団のポンプ車が駆けつけ、素早くホースをつないで水神川に向かって放水した。  市消防団の桜井佳久団長は「まだまだ空気が乾燥して火災が起きやすい季節。分団間の連携、消防署隊との連携など訓練で学んだことを生かしながら火災予防に努めてほしい」と団員らに呼びかけた。

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  • 「暴力団排除を」 恐喝事件受け熱海署協議会

     熱海市内の神社奉賛会の会員から現金を脅し取ったとして、1月に指定暴力団稲川会系幹部の男ら3人が恐喝の疑いで逮捕された事件を受け、熱海署は27日、市内で暴力団排除連絡協議会を開いた。市内の神社関係者約30人が出席し、地域に反社会的勢力を介入させないための意識を高めた。  奉賛会会員への恐喝事件では、暴力団員の男らが正月のあいさつがないなどと因縁をつけた上で会員を脅迫し、現金80万円を脅し取った疑いが持たれている。男らは数年間にわたり「しつけ役」と称して奉賛会に介入していたとみられる。  本間章浩署長は「会員だけでなく地域住民が被害者。地域への奉仕や伝統を守る人たちの思いを踏みにじる行為だ」と述

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  • 熱海の宿泊客数 コロナ前の7割、2022年 49%増、回復途上

     熱海市は24日、入湯税に基づく2022年1~12月の宿泊客数が229万2918人(前年比49・6%増)だったと発表した。全国旅行支援などの効果で大きく回復したものの、新型コロナウイルス禍前の19年の約7割にとどまった。  まん延防止等重点措置が適用されていた1~3月は19年の6割程度だった。感染対策の行動制限がなくなった4~9月は72・5%に回復し、全国旅行支援が始まった10月以降は88・5%に上昇した。  斉藤栄市長は24日の定例記者会見で「客足が回復してきたことは喜ばしいが、旅行需要の喚起策があってもコロナ禍前の水準にはなかなか戻らない」と厳しい見方を示した。さらに従業員不足が深刻で、

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  • 「公正性などに問題」 行政対応検証委の報告書巡り論戦 静岡県議会

     24日の一般質問では、県議会特別委員会が「再検証すべき」とまとめた熱海市伊豆山土石流災害の行政対応検証委が作成した報告書の評価を巡って論戦が繰り広げられた。地元選出の藤曲敬宏氏が「検証委の運営や報告書は公正性などに問題があった」と疑問を投げかけたのに対し、川勝知事は「検証は適正であり、尊重する。『再検証が行われるべき』との特別委の議論の結果も重く受け止める」と述べた。  再検証について、知事は「特別委の報告書を精読したい。検証委報告書と比較・精査し、損害賠償請求訴訟との関係を整理して慎重に対応を検討する」と具体的な言及を避けた。  「川勝知事が報告書の取りまとめを急がせたことが検証過程に影響

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  • 県の再建支援策、期間延長を検討 静岡県議会 熱海土石流

     高畑英治くらし・環境部長は、熱海市伊豆山土石流災害の被災者への再建支援策について、県独自の県営住宅家賃免除などで期間延長を検討していることを明らかにした。藤曲氏への答弁。  現在も被災者のうち14世帯は県営住宅で避難生活を送る。家賃免除は、災害救助法の適用が終わる8月以降も自宅に戻ることができない場合、戻れるまで必要な期間延長できるよう検討する。熱海市が実施を表明している住宅再建支援への参画や、被災から3年間としていた不動産取得税減免の適用期間延長も検討する。  住宅が警戒区域にあることで、被災者生活再建支援制度の支援金支給に必要な解体作業を実施できない場合も、被災者の実情に合わせ期限を柔軟

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  • ボーイスカウト創始者しのぶ 熱海でBP祭

     ボーイスカウト伊豆地区(上條猛地区委員長)はこのほど、熱海市のMOA美術館能楽堂でボーイスカウト運動の創始者ベーデン・パウエル卿(1857~1941年)の遺徳をしのぶBP祭を開いた。伊豆地区のスカウトや指導者ら約400人が出席し、スカウト活動の発展に向けて決意を新たにした。  参加者を代表して、日下悠斗さん(三島14団)が「友情を大切に活動してきた。これからも仲間とともに苦しいことにも取り組んでいきたい」と誓いの言葉を述べた。優秀スカウトの表彰や友情章取得スカウトの紹介なども行った。  

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  • 「開発規制目的でない」 砂防指定問題巡り静岡県部長 熱海土石流

     熱海土石流の発生源になった逢初(あいぞめ)川上流域に関し、砂防法の規制区域「砂防指定地」の指定を国から求められたのに静岡県が指定しなかった問題で、県交通基盤部の太田博文部長は24日の県議会2月定例会で、「砂防指定地は国土保全の観点から指定するもので、開発行為を規制する目的で指定しないと認識している」との考えを示した。自民改革会議の藤曲敬宏氏(熱海市)の一般質問に対する答弁。  主張の根拠を示さないまま、国からの通達や複数の専門家の見解と大きく異なる県独自の解釈を維持した。  国は過去の土石流災害を教訓に1989年に指定基準を定め、「開発が行われ、または予想される区域で、その土地の形質を変更し

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  • デジタル技術導入を 熱海若手事業者 支援事例を報告

     熱海市内の事業所のデジタル技術導入をサポートする「熱海DX(デジタルトランスフォーメーション)化推進委員会」は22日、市内で事例報告会を開いた。  委員会はデジタル分野を得意とする若手事業者らが昨年4月に設立し、人手不足の解消や事業の効率化を目指す事業所に伴走型の支援を行っている。  報告会では磯部洋樹代表と谷清和副代表が、タッチパネルを活用した注文システムなどを導入した飲食店と膨大な契約書類の電子化に取り組んだ不動産会社の取り組みを紹介した。飲食店では、注文を受ける際の時間短縮やミス防止などの効果があったという。高齢の従業員もすぐに対応でき、接客の質向上につながったという。  磯部代表は「

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  • 渡辺彩香選手(熱海市出身) 静岡でジュニア指導 女子ゴルフ後進育成へ

     女子プロゴルファーの渡辺彩香選手(29)=大東建託、熱海市出身=が22日、静岡県内女子ジュニア選手の指導を静岡市清水区の富嶽カントリークラブで行った。  県ゴルフ連盟の国体ジュニア強化事業の一環。国体本県代表候補の女子中高生10人が参加し、渡辺選手からラウンドレッスンを受けた。  積極的に質問するジュニア選手が多く、渡辺選手は「上達しようという意欲があり、自分も新鮮な気持ちになって刺激を受けた」と笑顔を見せた。  また、シーズン開幕を間近に控え、今季の目標を「30歳になる今年は集大成の年にしたい。自己キャリア最高の年間6位を上回る成績を残したい」と決意を示した。  指導を受けた松山りなさん(

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 16日はメジナやタカベなど。17日はカワハギやタカベなど。18日はクロダイやマダイ、カサゴ、オオモンハタ、クエなど。19日は強風のため休園。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は水温が低いため、狙い目はフカセ釣りでメジナ。他に青イソメのぶっ込み釣りでシロギスやメゴチ、ルアー釣りでカマスも釣れる。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 17日午後の沼津沖船釣りは3キロのマダイや2.5キロのコショウダイ。アマダイやオオモンハタ、ウマヅラハギが交じる。  ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6

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  • トルコ・シリア大地震 掛川の中学生「助けたい」 広がる支援の輪

     掛川市内の中学校で、トルコ・シリア大地震の被災者を支援するための募金活動が広がっている。校内や近隣の農産品直売所で寄付を募った原野谷中に続き、21日には北中と東中でも登校時間に合わせた募金が始まった。生徒の動きに呼応し、市も庁舎に募金箱を設置した。  北中では、1~3年の32人が各学年の昇降口に立ち、生徒に寄付を呼びかけた。主導するのは防災や福祉活動に携わる生徒会ユネスコ委員会。委員長を務める2年近松優月さん(14)は「報道に触れるたび、どんどん被害が大きくなっている。東日本大震災ではトルコが助けてくれた。今度は私たちの番だ」と話した。  同校生徒会はこれまで、熱海市土石流災害の復旧やウクラ

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  • 伊豆山港に沈む災害廃棄物 地元漁師とダイバーが回収 熱海土石流

     熱海市伊豆山の土石流災害で大量の土砂が流れ込んだ伊豆山港で21日、地元漁師とボランティアのダイバーが港内に残る災害廃棄物などを回収した。海底には折れ曲がった電柱や建物の柱などが沈んでいて土石流の爪痕が残っていた。漁師らは今後も回収作業を続け、港をよみがえらせたいとしている。  都内のダイバーを含め15人が参加し、茶わんなどの食器や折り畳みいすなどを次々に回収した。土石流で流されたとみられる金属製の電柱や配管類なども引き上げた。土石流の直後から被災者の思い出の品などを港で回収してきた漁師の金子友一さん(57)は「まだ細かい物が残っている。全部取るとなると大変な量」と話した。  ただ、海底には砂

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  • 復旧復興、経済再生へ 熱海市長 施政方針「全力で取り組む」

     熱海市議会2月定例会は21日開会し、会期を3月15日までの23日間と決めた後、2023年度当初予算案など32件を上程した。斉藤栄市長は施政方針演説で、伊豆山の本格的な復旧復興や新型コロナウイルス禍からの経済再生といった重要課題に「全力で取り組む」と強調した。  伊豆山の復旧復興については、「一日も早く、一人でも多くの被災者が伊豆山へ戻れるよう社会基盤整備と生活再建支援を講じる」と述べた。避難者の住宅支援の継続、転居費用の補助、住宅の新築・補修のための融資に対する利子補給などを行うほか、市と住民が連携して復興まちづくり計画の進捗(しんちょく)を管理していくとした。  経済再生では、宿泊客数をコ

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  • 地域防災計画修正案 市が承認 熱海土石流 教訓踏まえ

     熱海市は20日、市防災会議を市役所で開き、2021年7月に伊豆山で発生した土石流災害の教訓を踏まえた地域防災計画の修正案を協議し、承認した。災害時に公表することを前提にした安否不明者などの情報収集や住民の早期避難を促すための「わたしの防災計画」作成の推進などを盛り込んだ。  伊豆山の土石流は起点の盛り土が被害を拡大させた。計画案では、危険が確認された盛り土について、各法令に基づき速やかに是正させるために行政指導、行政処分を実施することを明記した。  災害時の人命救助を迅速に行うため、県や警察と連携して安否不明者などの情報を収集し、関係機関と調整しながら名簿を作成する。県内外から救助活動などで

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  • 熱海富士「応援、力に」 十両昇進を祝う会 後援会、飛躍願う

     熱海市出身の大相撲十両、熱海富士(伊勢ケ浜部屋)を応援する地元後援会(内田進会長)は19日、市内のホテルで「熱海富士関の十両昇進を祝う会」を開いた。関係者約170人が郷土の若手力士の飛躍を願い、励ましの声を贈った。  昨年1月に十両昇進が決まり、同年の九州場所は幕内に入った熱海富士。新型コロナの影響でこれまで昇進に伴う会を開催できておらず、後援会として初めての祝いの場が実現した。  熱海富士が会場入りすると、出席者は盛大な拍手で迎えた。代表者が本人を交えて鏡開きし、角界でのさらなる活躍に期待を寄せた。  熱海富士は「皆さんの応援が力になっている」と感謝し、「まだ十分に応えられていないかもしれ

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  • 土石流被災者 心に寄り添う 多角的に支援 熱海市伊豆山ささえ逢いセンター長/原盛輝氏【本音インタビュー】

     2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者の見守り支援を続けている。被災者の悩みは多岐にわたり、時間とともに変化もする。現地のインフラの復旧工事が本格化する中、一人一人に寄り添いながら、分断された地域コミュニティーの再生を目指している。  -被災者と接して感じることは。  「センターは発生3カ月後に開設し、保健師や社会福祉士など6人の相談員が被災した127世帯を訪問したり、電話したりして悩みや不安を聞いてきた。少しずつ前に進もうとしている人もいれば、まだ誰とも話したくないという人もいる。先日、最後の行方不明者の太田和子さん=当時(80)=の骨の一部が発見された。良かったと思

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  • 記者コラム「清流」 太田さんが突きつけた現実

     執念が呼び起こした奇跡か。県警が熱海市伊豆山の土石流災害で行方不明になっていた太田和子さん=当時(80)=の腕の骨を大量の土砂の中から見つけた。いてつく寒空の下でも、真夏の炎天下でも常に「可能性がある限り諦めない」と言い続けてきた関係者の熱意が実を結んだ。  1年7カ月ほど前、こんなことがあった。不明者がなかなか見つからない日が続き、ある男性が「捜索は一体どうなっているんだ」と怒り交じりに私にこぼしてきた。過酷で危険な現場の状況を伝えると、男性は力が抜けた声でこう語った。「分かってはいるけど、やりきれないんだよ。なんでこんなことに…」  太田さんの骨が発見されたことは良かったと

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  • 寒くても元気にサッカー 熱海の保育園児

     熱海市の姫の沢公園スポーツ広場をホームグラウンドとする社会人サッカークラブ「SS伊豆」は15日、同市の富士保育園でサッカー体験教室を開いた。年中、年長児がボールに触れてサッカーの楽しさを満喫した。  井村勇斗選手と伊藤壮、和田健佑の両コーチがドリブルやボールの止め方などを手ほどきした。2チームに分かれてミニゲームも行った。厳しい寒さの中、園児は元気にボールを追いかけた。  井村選手は「今後も子どもたちがサッカーに触れる機会をつくっていきたい」と話した。来季から参入する東海社会人リーグ2部での戦いに向け、「子どもたちから元気をもらった。リーグのレベルが高くなるので、地域からたくさんの力をもらっ

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  • 児童生徒が熱海の課題研究 交通や医療など 市教委に成果発表

     熱海市教育委員会はこのほど、市内の児童、生徒が社会的な問題や地域の魅力について学習した成果を発表する「市総合的学習発表会」を開いた。各校と市教委をオンラインでつなぎ、それぞれの代表者やグループが課題解決策や今後の目標などを発表した。  市教委の「魅力ある総合的な学習の授業作り」の一環で、本年度初めて実施した。中学生の部では、持続可能な開発目標(SDGs)や地域の交通、防災、医療をテーマにした発表が行われた。  地元の長浜海岸周辺の交通環境を取り上げた多賀中1年の真野玲菜さんは、横断歩道のない場所を渡る人が多い現状を説明。現地の写真を示しながら横断歩道の案内看板やガードレール設置などの改善策を

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  • 社説(2月17日)県当初予算案 転換期 問われる実効性

     静岡県が発表した2023年度当初予算案は、新型コロナウイルスと物価高騰の対策に国と連動して当たり、課題が顕在化した子どもの安全や災害対策に重点を置いた。一般会計は0・4%増の1兆3703億円。5年連続の増加で、昨年度に続き過去最大を更新した。  新型コロナは感染症法上の位置づけが5月に引き下げられることが決まった。脱炭素化、デジタル化と合わせて社会経済活動は大きな転換期を迎えている。こうした中、予算案はタイトルに「日本の『文化首都』の開幕」を掲げた。川勝平太知事肝いりの東アジア文化都市事業になぞらえた。新年度は文化芸術の魅力を国内外に強力に発信する構えだ。  ウィズコロナを見据えた県民の暮ら

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  • 記者コラム「清流」 なりたい記者像

     2021年7月3日に熱海土石流が起きて数日後、現地に取材に入った。災害の教訓を伝えるため、被災者に話を聞くのは記者として必要なこと。しかし、声をかける度に、相手を傷つけてしまうのではないかという不安や恐怖を感じていた。記者になって3カ月目の出来事だった。  最後の行方不明者となっていた太田和子さん=当時(80)=の腕の骨が先日、見つかった。DNA鑑定で本人のものであると県警が発表し、熱海市が災害死認定した。  取材ノートを見返すと、盛り土への不安や怒り、故人との思い出などを書き留めていた。ただ、当時は話を聞くことが精いっぱいで記事化できなかった。被災者と同じ目線に立って疑問や問題点を関係機関

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  • 犯罪被害者の支援 「地域で輪広げる」 熱海署連絡協議会

     熱海署は15日、犯罪被害者支援連絡協議会を同署で開いた。同署の幹部と市内の各種団体、行政関係者らが出席し、地域ぐるみで被害者支援の輪を広げていくことを確認した。  同署の担当者が本年度までの被害者支援の概要を報告したほか、市が4月施行を目指している市犯罪被害者等支援条例案について市危機管理課の担当者が説明した。  同条例案は、犯罪被害者や家族、遺族の支援策として、相談窓口の設置、見舞金の支給、自宅に住めなくなった人に対する市営住宅への入居支援などを盛り込んでいる。市は21日開会の市議会2月定例会に提出する。  協議会に参加している熱海商工会議所、熱海温泉ホテル旅館協同組合、市観光協会はこれま

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  • 不正盛り土の監視強化 熱海市、衛星画像で地形変化察知

     熱海市伊豆山の土石流災害を教訓に、同市は2023年度、不正な盛り土造成を防ぐための監視体制を強化する。昨年11月に公表した土石流に関する行政対応の総括に盛り込んだ再発防止策の一つで、23年度当初予算案に、衛星画像で不審な伐採や地形変化を察知した際、現場に通じる道路に監視カメラを設置する経費1200万円を計上した。  衛星による検知は外部機関に委託し、監視カメラの画像は市が遠隔で確認する。市は23年度当初から開始し、監視情報を県と共有する。職員のパトロールや市民からの情報収集も強化する。  法令違反への是正や特殊な土地利用に対する許可判断などを適正に行うために、専門知識のある技術者などに助言を

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 9日はメジナやネンブツダイ、タカベ。10日は悪天候のため休園。11日はマダイやカサゴ、メジナ、メゴチ、タカベ、ネンブツダイ。12日は29センチのカワハギやメジナ、アイゴ、ササノハベラ、ネンブツダイが釣れた。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は穴釣りでカサゴやメバル。サバやサンマなどの切り身を餌に、胴つき仕掛けかブラクリ仕掛けで狙う。餌は青イソメやオキアミでも構わない。釣れたのが小さいサイズであったり、食べない場合はリリースを。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 14日午前の沼津沖

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  • 熱海市予算案 本格的な復旧復興に主眼 一般会計202億4100万円 伊豆山関連11億5000万円 

     熱海市は14日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・0%増の202億4100万円。伊豆山の土石流災害からの本格的な復旧復興を主眼に置き、関連予算に約11億5千万円を計上した。特別、公営企業会計を含めた総額は4・9%増の401億5100万円。  被災者の生活再建策として、今夏に予定する警戒区域解除の後も応急仮設住宅の家賃補助を続ける。原則は解除後3カ月までだが、区域内の自宅に戻る世帯には現地のインフラが整うまで支援する。  応急仮設住宅から転居する際に30万円(単身世帯は22万5千円)を支給する。区域内の自宅に帰還する世帯にはリフォームなどの資金として100万円(同75万円

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  • 熱海土石流 静岡県の対応「再検証を」 県議会特別委、議長に報告書

     熱海市伊豆山で一昨年、盛り土(積み上げた残土)が崩落して28人が死亡した土石流災害に関する県議会特別委員会(竹内良訓委員長)は14日、県が設置した行政対応検証委員会(第三者委員会)による県所管法令の行政対応検証が不十分だったとして「公正・中立な立場から改めて再検証が行われるべきだ」とする報告書を薮田宏行議長に提出した。  提言として「行政対応に関する再検証作業の実施」「復興に向けた被災者支援策」など5項目を盛り込み、再検証すべき県所管法令には砂防法、都市計画法、廃棄物処理法などを挙げた。地下水を発生原因と結論付けた県の技術検証に関しても「表流水が原因で、周辺の開発行為も検証すべきとする専門家

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  • 2月定例会 21日に開会 熱海市議会

     熱海市議会は13日、議会運営委員会を開き、2月定例会の会期を21日から3月15日までの23日間と決めた。  市は2023年度の一般会計や特別会計の当初予算案をはじめ、22年度補正予算案、市犯罪被害者等支援条例案など32件を提出する。議案質疑と一般質問は3月7、8の両日に行う。  伊豆山の土石流災害に関する調査特別委員会(百条委員会)は9日に開き、最終報告書の内容をまとめる見通し。

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  • 神社奉賛会員を恐喝疑い 稲川会系幹部ら逮捕 熱海署

     熱海市内の神社奉賛会の会員から現金を脅し取ったとして、熱海署と静岡県警捜査4課は11日までに、恐喝の疑いで、指定暴力団稲川会系組幹部、無職の男(48)=神奈川県湯河原町土肥4丁目=ら3人を逮捕した。暴力団員の立場などを長年にわたって悪用し、神社や地域の奉仕活動に伝統的に従事する市民を脅していた可能性があるとみて、県警が実態解明を進める。  容疑者とともに逮捕されたのは、熱海市紅葉ガ丘町、造園業の男(51)、同市下多賀、造園業の男(42)の2容疑者。熱海署によると、造園業の男は捜査を察知して9日から逃走していたが、11日に署に出頭した。指定暴力団稲川会系組幹部、無職の男(48)は容疑を否認して

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  • 治安対策強化へ 重点業務を確認 熱海署協議会

     熱海署はこのほど、2023年の第1回警察署協議会を同署で開き、今年の重点業務について協議した。  23年の重点業務は「社会情勢に応じた熱海の治安対策の強化」とした。2~5月の業務運営重点は「生活スタイルに対応した各種被害防止の強化」で、特に新入学児童や高齢者の防犯、主要幹線道路の交通事故抑止、大規模警備に向けたテロ対策の強化を推進事項に挙げた。  同協議会の犬飼裕瑛会長は新型コロナウイルス感染対策の行動制限がない現状に触れ、「人流が増えれば事件事故の増加が予想される。市民の安全安心が確保されるよう業務に励んでほしい」と述べた。

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  • 大自在(2月11日)血の通った組織

     以前、ある警察署管内で部活帰りの高校生が交通事故で亡くなった。将来の夢は警察官だった。程なく偶然行われた県警のパレードは、その高校生の自宅近くを通った。高校生を弔うかのように。  実際、関係者からはそのためにコースを変えたと聞いた。ただ、署長に取材しても「何の話?」の一点張り。記事にはできなかったが、あれは高校生に対する県警の計らいだったと今も信じている。  2021年7月3日に起きた熱海土石流災害で最後の行方不明者となっていた太田和子さん=当時(80)=の腕の骨が見つかった。DNA型鑑定で本人の骨と考えて矛盾がないと9日に県警が発表し、10日に熱海市が災害死認定した。土石流災害の死者は関連

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  • 「伊豆湘南道路」 早期実現を国交省に要望 期成同盟会

     静岡県東部と神奈川県西部の自治体や商工団体でつくる「伊豆湘南道路建設促進期成同盟会」(会長・斉藤栄熱海市長)は10日、伊豆地域と神奈川県西部を結ぶ「伊豆湘南道路」の早期実現を国土交通省に要望した。斉藤市長らが豊田俊郎副大臣に要望書を届けた。  斉藤市長は「国土軸を補完する重要な道路だ」と新道整備の意義を強調し、ルート調査などに関する予算の確保を求めた。豊田氏は「地元の理解を得た上で決定したい。着実に歩を進めてほしい」と前向きな姿勢を示した。  自民党の勝俣孝明氏(衆院静岡6区)、若林洋平氏(参院静岡選挙区)が同行した。

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  • 温泉の恵みいつまでも 熱海・湯前神社で献湯祭

     熱海市上宿町の湯前神社で10日、春季例大祭の献湯祭が行われた。同神社奉賛会や市、議会、観光関係者が神事に出席し、温泉の永続と地域の繁栄を祈った。  約1200年前に創建されたとされる湯前神社は熱海温泉の守り神として知られ、毎年春と秋に例大祭を執り行っている。  奉賛会の小倉一朗副会長は、新型コロナウイルス禍で停滞した同市の観光について「ようやくお客さまが戻りつつあるが、まだ予断を許さない状況」と述べた。その上で、風光明媚(めいび)な地形と温泉が熱海の繁栄を支えてきたとし、「これからも温泉を大切にする気持ちを忘れずに魅力を発信していきたい」と語った。

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  • 尊厳死考えよう 熱海で18日、懇話会

     日本尊厳死協会東海北陸支部は18日午後1時半から、熱海市昭和町の起雲閣で「リビングウイル懇話会in熱海」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。  静岡大名誉教授の松田純さんが「人生の最終段階をどう支えるのか~レジリエンスとしての健康~」と題して講演する。野嶋庸平支部長の講話や質疑応答の時間も設ける。  定員150人。聴講無料。事前申し込みは不要。問い合わせは同支部<電052(481)6501>へ。

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  • 80歳女性、市が災害死認定 熱海土石流、死者28人に

     2021年7月3日に発生した熱海市伊豆山の大規模土石流で行方不明になり、同市内の土砂仮置き場から骨の一部が発見された太田和子さん=発生当時(80)=について、市は10日、太田さんを災害死に認定した。土石流の死者は関連死1人を含め28人になった。  太田さんの骨は今年1月18日、土石流で発生した土砂を仮置きしていた同市の熱海港芝生広場で捜索していた県警機動隊員が発見した。県警が親族からDNA型の提供を受けて鑑定した結果、太田さんの前腕の骨であると判明していた。  市は10日、医療機関から出た死体検案書を確認し、太田さんが土石流による災害死であると認定した。

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  • 熱海土石流 最後の不明者の骨発見 捜索1年7カ月、死者28人に

     静岡県警は9日、熱海市伊豆山の大規模土石流で唯一行方不明になっている太田和子さん=発生当時(80)=の捜索活動で、熱海港芝生広場の土砂仮置き場で骨片を1月に見つけ、DNA型鑑定を経て同日までに太田さんの骨と断定したと発表した。前腕部とみられる。骨の発見で太田さんは近く災害死に認定される見通しで、土石流での死者は28人になる。  県警は2021年7月3日の土石流発生から原則毎日捜索を続け、延べ2万4千人(県外部隊4200人を含む)が現場で活動した。骨片の発見は1月18日午後1時半ごろで、仮置き場にある全ての土砂の確認作業が完了するわずか2日前だった。  磐田署所属の関東管区機動隊員(23)が、

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  • 熱海土石流 女性の骨片発見に安堵 長男が心境「やっと出てきてくれた」

     「やっと出てきてくれたか」-。熱海市の熱海港芝生広場で発見された骨片が、同市伊豆山の大規模土石流で行方不明になっていた太田和子さん=発生当時(80)=の骨であることが判明した9日、太田さんの長男、朋晃さん(57)はそう言葉を絞り出した。発生から1年7カ月余り。完全とは言わないまでも、自身の気持ちに「一つの区切りがついた」とつぶやいた。  一日も欠かさず捜索を続けてきた県警をはじめ、全国から駆けつけた消防や自衛隊、昼夜を問わず土砂の撤去作業に当たった建設業者への感謝を忘れたことはない。一方で、和子さんの発見の知らせが届かず、落ち込む日が続いた。他の遺族らが月命日に被災地で慰霊する中、「なかなか

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  • 美しい伊豆創造センター 誘客へ台湾でトップセールス

     美しい伊豆創造センター(美伊豆)はこのほど、伊豆地域への観光誘客促進を目的としたトップセールスを台湾で行った。  会長の豊岡武士三島市長や副会長の菊地豊伊豆市長らが参加し、2~4日に実施した。日本の観光庁にあたる交通部観光局や台湾観光協会、観光関連メディアなどの関係者と面会し、伊豆地域の観光の魅力をPRした。現地の関係者からは「伊豆は温泉地として台湾でも有名。富士山を望む自然景観やワサビなど多くの魅力がある」との意見が出たほか、静岡空港の定期便の早期再開を求める声もあったという。  熱海市伊豆山で発生した土石流災害への義援金などを贈った国際ロータリー第3480地区自転車隊の会合にも出席して謝

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  • 地域の幸せ探る 経済同友会東部協議会 沼津で公開セミナー

     静岡経済同友会東部協議会は8日、公開セミナー「Withコロナ社会において、幸福を感じる地域未来を描く」(静岡新聞社・静岡放送後援)を沼津市大手町のプラサヴェルデで開催した。県東部の企業経営者ら約140人が、新しい幸福の価値観をキーワードに、グローバル社会での地方の可能性を考えた。  同友会の大野哲広代表幹事が進行役を務めるパネル討論で、福井県立大の高野翔准教授は地域社会の幸福像のアプローチとして「居場所と舞台をみんなで整えていくことが大事」とした。熱海市で移住支援を行う「アタミスタイル」の中屋香織代表は都内からUターンした経験を交えながら、「地域住民は自身の幸福を考え主体的に行動し、行動しな

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  • 強盗対処は役割分担 熱海の郵便局で訓練

     熱海市下多賀の熱海和田木郵便局で9日、強盗対処訓練が行われた。熱海署の指導の下、職員が犯人への対処方法や客の安全を確保するための留意点を学んだ。  犯人役の署員が客を人質に取り、刃物を見せながら局員に現金を要求した。職員は模擬紙幣を渡しながら非常通報ボタンを押した。犯人が人質を解放して建物を出ると、すかさず追いかけて逃走方向を確認した。  訓練後、署員は職員が役割分担して犯人に対応するようアドバイスした。山本幸作局長は「防犯マニュアルは頭に入っているが、刃物を持った男を目の前で見るとパニックになってしまった。訓練で学んだことを生かしていきたい」と話した。  同局では2000年5月に強盗未遂事

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  • 熱海土石流 行方不明者の骨片発見

     静岡県警は9日、2021年7月3日に発生した熱海市伊豆山の大規模土石流で行方不明になっていた太田和子さんの腕の骨が、今年1月18日に熱海港の土砂仮置き場で見つかったと発表した。

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  • 熱海土石流 静岡県の技術検証結果に疑念 逢初川流域変更、議論不十分 国資料に「切り土」明記

     静岡県議会特別委員会が砂防法などの県所管法令の行政対応を再検証すべきだとした一昨年の熱海土石流を巡り、県による技術面の検証結果にも疑念が生じている。静岡新聞社が入手した国土交通省の資料に、逢初(あいぞめ)川上流域の流域変更がうかがえる「切り土」の断面図などが見つかった。県による技術面の検証では、この切り土の土石流への影響についてはほとんど議論されておらず、複数の専門家は再検証するよう求めている。  国交省資料は昨年3月、逢初川の新砂防ダムを整備する際の設計資料として、委託を受けた建設コンサルタント会社が作成した。2008年と19年の地形変化を表す上流域の断面図に「切り土」と記載。この切り土に

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  • 熱海土石流 市議会百条委 最終報告書案、おおむね合意 3月正式決定へ

     熱海市伊豆山の大規模土石流に関する市議会調査特別委員会(百条委員会)は8日、会派代表者らによる小委員会を開き、起点の盛り土を巡る行政対応などの検証結果をまとめる最終報告書の内容を協議し、おおむね合意した。3月9日の百条委で正式決定し、15日の2月定例会最終本会議で議決する見通し。  小委員会は非公開。終了後の取材に応じた稲村千尋委員長によると、全委員から「行政に対し、もう少し厳しい意見を」との指摘があり、報告書に反映することで一致した。市議会は15日の最終本会議で議決後、斉藤栄市長に報告書を手渡す。  百条委は昨年3~8月、斉藤市長をはじめ県や市の職員、起点の現旧土地所有者ら延べ39人を参考

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  • 台湾基督長老教会 相互に支援感謝 県庁を訪問

     2021年7月の熱海市伊豆山での土石流災害で県に寄付をした台湾基督(キリスト)長老教会の関係者らが8日、県庁を訪れ、川勝平太知事を表敬した。  同教会は、日本が新型コロナウイルスのワクチンを台湾に提供したことなどを受けて、21年に義援金として2200万円を寄付。当時は渡航制限のために訪日できず代理人が寄付した。今回は2月7~9日の日程で来日し、熱海市内の被災地も視察した。  台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長と同教会の彭志鴻副議長らが知事と面会し、彭副議長は「ワクチンなどで支援をいただき感謝する。日本は地理的に近く絆も深い国。一日も早い被災地の復興を願っている」と述べ、茶や記念品を贈

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  • 熱海のぬくもり アートで表現 あいぞめ珈琲店で作品展

     熱海市伊豆山のコミュニティーカフェ「あいぞめ珈琲店」で3月5日まで、同市出身のアーティスト富岡美紀さんと写真家YUTAさんの作品展「永縁(えいえん)2」が開かれている。  昨年8月に行われた作品展の第2弾。市内の飲食店や美術館、駅など17施設で働く人の温かさや店舗の魅力などを伝える作品19点を展示した。YUTAさんが撮影したポートレートに富岡さんがそれぞれの施設を象徴する絵を重ね合わせた。  作品を通じて、人と人のつながりを広げたいとの思いで活動している2人。富岡さんは「観光で訪れた人にも地元の人にも作品に登場する店に足を運んでもらい、熱海のことをもっと好きになってほしい」と話した。YUTA

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 4日はメジナやネンブツダイ、カワハギ、アイゴ、タカノハダイなど。5日はカワハギ、メジナ、マアジ、マゴチなどが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は穴釣りでカサゴやメバル。餌が青イソメであればシロギスやメゴチ狙いの投げ釣りにも使える。餌釣りやルアー釣りなどでカマスも釣れる。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 6日午前の沼津沖船釣りは30センチ超のアマダイや35センチ超のイトヨリ、1.5キロ前後のクロダイなど。  ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786  中部  由比漁港

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  • 逢初川の改修 関係者、安全を祈願 熱海土石流 3月から本格工事

     熱海市伊豆山の大規模土石流が流れ下った逢初(あいぞめ)川の改修工事の安全祈願式が8日、現地で行われた。事業主体の県をはじめ、市や工事関係者ら約30人が神事に出席し、一日も早く地域の安全安心が確保されるよう願った。  工事は逢初川の中下流部の約650メートル区間で実施する。30年に1度の大雨に耐えられるよう川幅を広げるほか、河川の勾配を緩やかにして水流の勢いを抑える。中流部では地下水路部分を開水路にして維持管理をしやすくする。  県は今月中に地元説明会を開き、3月から本格的な工事を始める。最初に市道伊豆山神社線の地下を通る水路を拡幅するために道路の付け替え工事を行う。全体の完成は2年後を目指

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  • 現金410万円だまし取られる 熱海市の80代女性

     熱海市の80代の無職女性が7日、孫を名乗る男に現金410万円をだまし取られたと熱海署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。  同署によると、6日から7日にかけて、女性宅に孫を名乗る男から「上司の書類をなくした。決済が間に合わない。すぐに現金が必要なので貸してほしい」などと電話があった。女性は市内の路上で2回にわたり、孫の関係者をかたる男女に現金を手渡した。

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  • 再生トイレ紙500個、福祉施設に寄贈 熱海

     熱海市と市民有志、熱海女性連絡会が協働して進めている「雑がみ回収箱プロジェクト」はこのほど、雑紙を再生したトイレットペーパー計500個を市内の障害者福祉施設5カ所に寄贈した。  生活介護事業所「陽光の園」では、斉藤栄市長やプロジェクトのメンバーが利用者にトイレットペーパーを手渡した。プロジェクト代表の石渡久照さんは「ごみ減少化に向けて始めた取り組みがだいぶ定着してきた。引き続き協力の輪を広げていきたい」と話した。  プロジェクトは2015年に始まり、市役所などに回収箱を設置して協力を呼びかけている。回収量は22年末までの累計で3万7599キロに上る。

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  • 静岡人インタビュー「この人」 熱海芸妓置屋連合組合の組合長を務める 小笠原亜紀子さん(熱海市)

     2022年6月に22代目の組合長に就任した。観光地熱海の「華」である芸妓(げいぎ)衆の先頭に立って、伝統文化の継承と魅力の発信に努めている。芸名は「美保」。佐賀県出身。  -組合長としての抱負は。  「まちの人から愛され続ける組合にしていきたい。現在、組合に所属する芸妓は70人ほど。芸妓の伝統文化を継承していくためにも、担い手の発掘、育成に努めていく。師匠に学ぶ踊りや唄、鳴り物、茶道、華道は生涯の宝になる。若い人が憧れて飛び込んでくるような世界にしていきたい」  -芸妓を取り巻く環境は。  「新型コロナウイルス禍を境に大人数の宴会が激減し、厳しい状況に置かれた。組合員みんなで励まし合って、何

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  • 新たな客層の獲得を 熱海市観光協会代表理事/中島幹雄氏【サンフロント21懇話会~熱き地域人】

     -熱海市の観光の現状は。  「昨年10月に始まった全国旅行支援の効果で客足はだいぶ戻ってきた。年末年始も行動制限がなく、熱海駅前など中心街は新型コロナウイルス禍前のにぎわいに戻りつつある。5日まで開催した『糸川桜まつり』の人出は前年の約2倍だった。宿泊施設もコロナ禍前の7~8割まで回復しているが、人手不足でフル稼働できない状況。飲食店は日中は好調だが、夜の営業はまだ厳しい」  -他団体や企業、行政との協力態勢は。  「『オール熱海』を合言葉にコロナ対策や誘客に取り組んできた。これからも続けていきたい。昨年の花火大会では、熱海署やJRなどと協力して駅前の混雑対策に取り組んだ。観光客だけでなく住

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  • ダイビング客向けシャワー室再建 伊豆山港復興へ大きな一歩 地元漁師「笑顔集まる場所に」 熱海土石流

     熱海市伊豆山の大規模土石流で全壊し、再建工事が進められていた伊豆山港のシャワー室が4日、完成した。主にダイビング客が利用する施設で、漁師らが港の復旧復興の象徴にしようとクラウドファンディング(CF)で資金を募り、再建にこぎ着けた。土石流で倒壊した施設が復活した初の事例で、漁師は「大きな一歩」と喜びをかみしめた。  2021年7月3日の土石流は、起点から約2キロ離れた伊豆山港にまで到達した。シャワー室は土砂が直撃し、壊滅的な被害を受けた。港内に堆積した土砂の撤去は行われたものの、ダイビング客を迎えられない状況が長く続いていた。  地元漁師でつくる伊豆山漁業会は昨年、「元の港に戻して笑顔が集ま

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  • 春の香り 4日は立春、熱海梅園で早咲きの紅白梅が見頃

     4日は二十四節気の「立春」。暦の上では冬から春に季節が移り変わる頃とされる。気象庁によると、向こう1週間は平年より暖かい日が多そうで、近づく春を感じられそうだ。  熱海市の熱海梅園では早咲きの梅が見頃を迎えた。3日は少し肌寒く、コートやダウンを着て散策する来園者が目立ったが、紅白の愛らしい花を写真に撮ったり、ほんのり漂う香りを楽しんだりしていた。

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  • 熱海富士の豆まきに歓声 熱海・来宮神社と今宮神社、江原啓之さんらも参加

     熱海市西山町の来宮神社と同市桜町の今宮神社では、同市出身の大相撲十両、熱海富士(本名武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)らが境内の舞台から豪快に豆や菓子などをまいた。  来宮神社では、紋付きはかま姿の熱海富士が登場すると、参拝者から「(本名の)朔太郎」「頑張って!」などと声援が飛んだ。  俳優の黒田アーサーさん、二宮さよ子さん、音楽評論家の湯川れい子さん、スピリチュアリストの江原啓之さんらも参加した。  「福は内」の威勢の良いかけ声がかかると、詰めかけた参拝者は福をつかみ取ろうと懸命に手を伸ばした。

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  • 熱海土石流百条委 最終報告原案「最善策余地 十分あった」 市の対応を批判

     熱海市伊豆山の大規模土石流に関する市議会調査特別委員会(百条委員会)が、起点の盛り土を巡る市の対応について「最善の対応となるための手続きを行う余地は十分にあった」と批判し、法令を順守しない事業者に毅然(きぜん)と対応するよう求める最終報告書の原案をまとめたことが3日、関係者への取材で分かった。  市は2007年、起点の旧土地所有者が提出した盛り土造成の届け出書に複数の空欄があったにもかかわらず受理。11年には図面が添付されていない変更届を受理した。ずさんな盛り土造成に対し、一度は措置命令を出すことを決めたが、旧所有者側が防災工事を始めたことを理由に見送った。結局、工事が未完のまま盛り土は崩落

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  • 市町議4割超が高齢男性 静岡県内、性別・世代「バランス」遠く【NEXTラボ×統一地方選】

     女性議員を増やすため、政党や自治体に立候補や議員活動の環境整備に向けた取り組み強化を促した「政治分野の男女共同参画推進法」の改正から1年半余り。静岡新聞社は4月の統一地方選を前に、県議会と県内市町議会に所属する全議員の性別と年齢を調べ、分布図を作成した。  調査は2022年12月末時点。市町議会の総計は、全議員655人のうち65歳以上の男性が287人と44%に上り、性別年齢とも大きな偏りが見られた。女性は全ての年代を合わせても16%に過ぎなかった。県議会は、67人のうち55~64歳男性が36%(24人)と最多で、最高齢は80歳(2人)、女性は13%(9人)だった。  市町ごとにみると、静岡市

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  • 半壊未満の家屋 熱海市が解体を半額補助 リフォーム費も支援 新年度予算案に計上へ

     熱海市伊豆山の大規模土石流に関し、市は被災した家屋のうち公費解体の対象外になっている半壊未満の建物の解体費用を半額補助する方針を固めた。警戒区域内での生活再建に向けた自宅リフォームなども補助する。23年度当初予算案に関連予算を計上する。2日までの関係者への取材で分かった。  土石流で被災した135棟のうち、公費解体の対象になっている半壊以上は89棟。市によると、申請のあった63棟(2日現在)のうち21棟が既に解体済み。半壊未満の準半壊や一部損壊の計46棟は解体する場合、現状は所有者が費用負担しなければならない。  土石流発生から3日で1年7カ月。被災地は今も立ち入り禁止の警戒区域になっていて

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  • 江川さん緑十字銀章 熱海署に報告 交通安全尽力

     全日本交通安全協会の交通栄誉緑十字銀章(交通安全功労者)を受けた熱海市の熱海ガス顧問の江川博俊さん(66)がこのほど、熱海署を訪れ、本間章浩署長らに受章を報告した。  江川さんは同社の安全運転管理者を30年ほど務め、熱海地区安全運転管理協会の副会長なども歴任し、市民に交通安全を呼びかけてきた。現在は同協会の相談役を務めている。  本間署長や同協会の小原進一会長から功績をたたえられた江川さんは「熱海署や関係団体の協力のたまもの。今後も安全安心で笑顔があふれるまちづくりに協力していきたい」と話した。妻の典子さんにも感謝状が贈られた。

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  • 熱海富士も参加 来宮、今宮神社 3日節分祭

     熱海市西山町の来宮神社と同市桜町の今宮神社で3日、節分祭が開かれる。同市出身の大相撲十両、熱海富士(本名武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)らが境内の舞台から豆をまき、参拝客とともに無病息災などを祈願する。  来宮神社は午後4時から開運厄除大祈願祭、4時半から豆まき追儺(ついな)式を行う。今宮神社は午後5時半から神事、6時ごろから豆まきを行う。  来宮神社では祭典委員会のメンバーが、舞台からまく豆や菓子などの準備を整えた。雨宮盛克宮司は「新型コロナウイルス禍の中でも実施できると、模範になるような節分祭にしたい」と話した。

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  • 静岡・杉尾の盛り土 土石流発生の目安超す勾配 地盤23度、静岡県「安全と言えず」

     藁科川上流の静岡市葵区杉尾地区にある土石流危険渓流に無許可で盛り土が造成されている問題で、盛り土の地盤の勾配が、国が土石流発生の目安としている「15度以上」の23度であることが1日までの県への取材で分かった。28人が死亡・行方不明になった一昨年の熱海土石流の崩落盛り土と同じ水準の傾斜角。県は「安全とは言えない」(砂防課)とし、土砂の全量撤去を基本に対策を検討している。  県によると、杉尾の盛り土は最上部と最下部を結んだ線で勾配を計算すると23度で、盛り土から約700メートル下流にある人家までは14度。盛り土の下流側1・5キロの地点で2度まで緩くなる。砂防課はこうした勾配を考慮すると途中の人家

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  • 熱海・伊豆山 消防団詰め所解体へ 新たな拠点模索

     2021年7月に発生した熱海市伊豆山の大規模土石流で被災した市消防団第四分団の詰め所の解体工事が1日、始まった。初日は足場や幕に囲まれた建物に資機材が運び込まれた。市は新たな詰め所の建設場所を同分団の意見を聞きながら検討している。  土石流が流れ下った場所に立つ詰め所は、鉄筋コンクリート造り地上3階、地下1階建て。市によると、解体工事は3月中旬までに完了する予定。解体費は約1200万円。  土石流の際、詰め所は大量の土砂をかぶり、ポンプ車が廃車になるなど甚大な被害を受けた。そんな中、団員は命がけで住民の避難誘導に当たった。外壁に残った泥の跡や割れた窓ガラスは当時のすさまじい状況を物語っていた

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  • 記者コラム「清流」 伊豆山の教訓はどこへ

     静岡市葵区の藁科川上流の砂防指定地に不適切な盛り土が2カ所造成され、県警が捜査を始めた。規模は計約42万立方メートル。全国最大級という。  砂防行政を担う県が盛り土を把握したのは約17年前。業者の違法開発を制止する機会は幾度もあったはず。しかし、熱海市伊豆山の土石流災害後も土砂搬入は続き、今も県は撤去命令を出していない。  教訓は一体どこへ-。違法盛り土の崩壊で27人が死亡し1人が行方不明になった熱海土石流は、県と熱海市がずさんな開発行為を見過ごしてきた末の人災だった。同区の盛り土に対する県の対応を見れば、誓ったはずの再発防止を軽視しているようにも映る。  伊豆山のある遺族は語っていた。「二

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  • 盛り土事件や特殊詐欺報告 富士宮署協議会

     富士宮署でこのほど警察署協議会(久保田進会長)が開かれた。委員や署幹部ら約20人が出席し、昨年の推進結果や今年1~4月の推進重点を協議した。  佐野信浩署長は昨年1年間の治安情勢を報告。管内の主な事件として、特殊詐欺事件でリクルーター役や指南役ら計4人を逮捕したことや、熱海市伊豆山の土石流災害を受け昨年7月に施行された県盛り土等規制条例を初適用した事件などを挙げた。「社会的関心を引く事件を摘発できたのは、協議会を通じて皆さんの意見を真摯(しんし)に受け止め、取り組んだ結果」と述べた。  1~4月の推進重点では卒業・入学期の事件事故の抑止活動強化と、高齢者が被害者となる事件や高齢者が関わる交通

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 1月26日はベラやネンブツダイ、トウゴロウイワシ。27日はトウゴロウイワシやネンブツダイ、メジナ、タカベ、アイゴなど。28日はメジナや小イサキ、カワハギ、カサゴ、トウゴロウイワシなど。29日はメジナやアイゴ、カサゴ、オオモンハタなどが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺はフカセ釣りやウキ釣りでメジナ狙い。餌はオキアミでハード加工の物が使いやすい。まき餌にはオキアミやアミエビに配合餌を混ぜたコマセを使用する。日中も気温が上がらないため、防寒対策を。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177   沼

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  • 想定外の災害に備えを 東工大教授が熱海で講演 自助、共助の重要性説く

     熱海市は31日、地震防災講演会を同市のMOA美術館能楽堂で開いた。東京工業大理学院火山流体研究センターの野上健治教授が「災害は想像を超えてやってくる」と題し、さまざまな自然災害への備えと自助、共助の重要性を説いた。  野上教授は「日本列島で生きる上で自然災害とは無縁ではいられない」と指摘し、風水害などの気象海象災害、地震に伴う津波、火山災害の特徴を解説。特に火山災害は交通を遮断し、水道や電力などへの影響や火山灰による健康被害が長期化すると説明した。  被害をハード対策で抑止する防災には限界があるとし、「大規模災害時には市役所や県の職員も被災者。地域に根付いた人、団体で助け合うことが大切」と述

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  • 建設発生土の流れ 可視化を要望 富士市長、国交省に

     富士山を囲む4市1町でつくる「富士山ネットワーク会議」会長の小長井義正富士市長は31日、国土交通省に清水真人政務官を訪ね、建設発生土の不適正な埋め立てを抑制するため、発生元から搬出先までの移動経路を可視化できる仕組みを構築するよう求めた。  関東圏からのアクセスが良い富士山麓は、大量の土砂の不適正な埋め立てに長年悩まされてきた。熱海市伊豆山の大規模土石流の発生を受けて県盛り土条例が施行されたが、事態は沈静化せず、小長井市長は「長年の構造ができていて、発生土の流れを可視化しなければ解決しない」と強調。清水氏には「課題を共有し、必要性を認識してもらえた」と述べた。  自民党の細野豪志氏(衆院静岡

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  • 西伊豆で「バイオ炭」農法 野菜作り、環境に優しく 学生団体がブランド化 CO2削減へ

     NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生が、生物由来の資源を使った「バイオ炭」を土壌に混ぜる農法を活用し、二酸化炭素(CO2)を削減しながら野菜を栽培する取り組みを西伊豆町で進めている。同町でかつて起きた豪雨災害に伴う救援活動をきっかけに、地域の活性化に携わっている同法人。耕作放棄地を使い、環境に優しい野菜としてブランド化を目指す。  IVUSAは全国の学生で組織する団体。2013年7月の大雨により同町で土砂災害や浸水被害が発生した際、学生約100人が土砂のかき出しなどの災害ボランティアを担った。支援活動が縁となり、14年からは地域のイベント運営や景勝地の景観保全にも携わってい

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  • 確定申告はスマホで 橋幸夫さんがPR 熱海芸妓見番歌舞練場

     熱海伊東青色申告会は28日、スマートフォンによる確定申告のPRイベントを熱海市の熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場で行った。同市在住の歌手、橋幸夫さん(79)が同申告会の事務局員から操作方法などの手ほどきを受けながら、便利さをアピールした。  見番の舞台で橋さんがスマートフォンでマイナンバーカードや源泉徴収票を読み取るなどして確定申告の手続きを進めた。同会の会員でもある橋さんは「税務署に行かなくても確定申告できるのでとても便利。スマートフォンの操作が苦手な高齢者でも簡単なので積極的に活用してほしい」と呼びかけた。  イベントは2月16日から確定申告の受け付けが始まるのを前に、スマートフォン申告の

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  • 一足先に熱海に春 「あたみ桜」が見頃 2月5日まで糸川桜まつり

     熱海市中心部を流れる糸川沿いで、早咲きの品種として知られるあたみ桜が見頃を迎えている。2月5日まで「糸川桜まつり」が開催中で、久々の晴天に恵まれた28日は多くの観光客でにぎわった。  市によると、糸川沿いには58本のあたみ桜が植えられている。26日現在、21本が見頃を迎え、20本が五分咲きになっている。見物に訪れた観光客は、青空に映えるピンク色の花をカメラに収めたり、散策を楽しんだりした。まつり期間中はライトアップするほか、土日祝日に桜茶の無料サービスを行っている。  28日は熱海市と観光交流協定を結んでいる御殿場市の観光イメージガール「富士娘」や同市のキャラクター「ごてんばこめこ」が登場し

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  • 熱海市民駅伝 3年ぶり力走 中部Aが7連覇

     第19回熱海市民駅伝競走大会(市主催)が28日、市内で行われた。町内会などでつくる11チームが出場し、中部Aが51分6秒で7連覇を果たした。2位に多賀A、3位に泉が入った。  旧網代小前から市役所までの6区間14・2キロのコース。選手は号砲とともに勢いよく駆け出し、長浜海岸や熱海サンビーチ、銀座通り商店街などを力走した。沿道では多くの住民や観光客が選手に声援を送った。  中部Aで3区を担当し、優勝に貢献した漆原幹人さん(韮山高2年)は「みんなで勝ち取った勝利。絶対に1位でたすきをつなぎたいと思って走った」と振り返った。  同大会は新型コロナウイルス禍の影響で中止が続き、3年ぶりの開催となった

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  • 熱海土石流 県所管法令運用「総合的に検証を」 熱海市長

     熱海市伊豆山の大規模土石流に関する県議会特別委員会が、県所管法令の運用について再検証すべきだとする報告書をまとめたことについて、同市の斉藤栄市長は27日の定例記者会見で「(県が設置した行政対応検証委員会の検証は)県土採取等規制条例に重きが置かれていた。他の法令も重要であり、総合的な検証が必要」と特別委と同様の認識を示した。  斉藤市長は昨年5月、行政対応検証委の最終報告の内容について「全体的にバランスを欠いていて納得しかねる」と主張。同11月公表した土石流に関する行政対応の総括でも、市に権限のある県土採取等規制条例だけでは再発防止が果たせないと指摘し、県所管の森林法、砂防法、廃棄物処理法など

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  • マジックアワー 息のむ写真紹介 熱海の秋山さん個展

     熱海市上多賀の写真愛好家秋山精太郎さん(73)の作品展「黄昏(たそがれ)時、彼誰(かわたれ)時」が27日、同市の起雲閣で始まった。29日まで。  日没後や日の出前に見られる薄明の時間帯「マジックアワー」に撮影した風景写真や昨年11月の皆既月食などを捉えた写真40点が並んだ。  ピンク色や紫色の空を背景に浮かび上がる富士山のシルエットや夜景、朝日に照らされる熱海市の海岸などの美しい写真に来館者は見入った。  秋山さんは「イメージした色の写真が撮れるまで何度も同じ場所に通って撮影した」と振り返った。

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  • 新型コロナ5類へ「観光地として歓迎」 熱海市長 定例記者会見

     熱海市の斉藤栄市長は27日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられることについて、「観光地として基本的に歓迎すべきこと」と述べた。引き続き感染対策に注力する考えも示した。  観光需要が回復傾向にある中、斉藤市長は「観光地として掲げてきたウィズコロナに一歩近づいた」と評価。一方で感染リスクと向き合う上で「来遊者、受け入れ側の双方の対策を両立させることが重要だ」と述べた。  市内の飲食店や宿泊施設への対応については「基本的に政府の方針にのっとって各事業者が対応していくことになると思う。市として特別な対応は今のところ考えていない」とし

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  • 梅園継承へ意見交換 熱海で全国サミット開幕

     梅を観光や産業の資源としている全国13市町の首長らが一堂に会する第28回全国梅サミット(同サミット協議会主催)が27日、熱海市で開幕した。初日は「梅によるまちづくりの可能性について」と題し、首長らが意見交換した。28日まで。  熱海市でのサミット開催は4回目。同協議会長の斉藤栄熱海市長は、2021年7月に伊豆山地区で発生した大規模土石流の際に、加盟市町から多くの支援が寄せられたことに感謝した。その上で「梅を世界に広げ、加盟市町の発展につなげたい」とあいさつした。  意見交換では、各地の梅林管理の担い手不足が深刻化している状況などが報告された。神奈川県小田原市の守屋輝彦市長は次世代への継承策と

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  • 熱海土石流 県所管法令の検証不十分 砂防法「下流域の安全考慮を」 静岡県議会特別委が報告書

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流に関する県議会特別委員会は26日、最終会合を開き、県が設置した行政対応検証委員会(第三者委員会)による県所管法令の検証が不十分だったとして再発防止のため再検証すべきだとする報告書をまとめた。第三者委で論点外とされた砂防法に関しては、規制による下流域の住民の安全を考慮した場合、土地所有者の私権を優先して上流域の規制を見送った県の判断が妥当だったのか、再検証するよう提言した。  報告書は第三者委の検証について「複数の法令に土石流災害防止の論点が存在するにもかかわらず(市に権限のある)県土採取等規制条例の運用に観点を絞った」と指摘。検証が不十分な県

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  • 熱海土石流 第三者委の検証体制を問題視 委員への資料提供「不十分」 県議会特別委報告書

     熱海土石流に関する県議会特別委員会が26日にまとめた報告書は、県が設置した行政対応検証委員会(第三者委員会)の検証体制を問題視した。第三者委の事務局から委員への資料提供が不十分だった点などを指摘し、「十分な検証が行われる環境が整っていたのか」と疑問視した。  第三者委は県職員OBで構成する事務局が委員に資料を提供し、その資料に基づいて2021年12月から22年5月まで検証が行われていた。ところが、県議会に参考人として招いた委員への聴取で、事務局からの提供資料が一部の法令や一定の期間に限定されていたことが判明した。  県議会特別委の報告書は、県所管法令が十分に検証されなかった背景として、こうし

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  • 「クレヨンつかってね」 新入学予定児に熱海市が贈呈

     熱海市は26日、4月に市内の小学校に入学する園児にクレヨンを贈呈した。思いやりや感謝の心を育む啓発事業として、2000年度から続けている取り組み。市役所で斉藤栄市長があたみこども園の代表園児5人に手渡した。  緊張した面持ちで市長室に入った園児に、斉藤市長は「たくさん勉強や運動をして大きく成長してください。ありがとうの気持ちを忘れないでください」と呼びかけた。園児は「ありがとうございます」と応じた。  市によると、23年度の新入学予定児童は115人(22年12月2日現在)。クレヨンは各校の入学説明会などで配布する。

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  • 文化財焼失防げ 熱海・MOA美術館で訓練

     文化財防火デーの26日、熱海市消防本部は同市桃山町のMOA美術館の敷地内で消火訓練を行った。  多くの文化財を所蔵、展示している同美術館に隣接する茶室「一白庵」から出火したとの想定。美術館の従業員が手分けして、初期消火や来館者の避難誘導、消防への通報を行った。駆けつけた消防隊員は素早くホースをつなぎ、建物に向かって放水した。  同美術館の岡宮明弘総務課長は「貴重な文化財を預かっている団体として、しっかりと安全を守っていきたい」と話した。植田宜孝消防長は「火災が起きやすい季節。改めて火の用心を徹底してほしい」と呼びかけた。

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  • 「信頼できる社会へ」 ジャーナリスト大谷昭宏さん講演 浜松市天竜区

     浜松市天竜区龍山町の龍山森林文化会館でこのほど、ジャーナリストの大谷昭宏さんの講演会が開かれた。「みんなの命輝くために」と題し、人を大事にする社会の実現について説いた。  大谷さんは、熱海市伊豆山での土石流災害や安倍晋三元首相の銃撃事件などを例に挙げ、災害や事件・事故は今後の社会の在り方を先取りしていると指摘。「人と人との信頼関係が揺らいでいることが原因。それを取り戻さないといけない」と強調した。  その上で、同地区の地域活動に触れ「信頼の大本はお互いさまの精神。龍山にあるような地域の結び付きが社会に必要」と語った。  講演会は龍山地区文化振興事業実行委員会が主催し、約150人が来場した。

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  • 熱海土石流 土砂撤去後の伊豆山港で不明者捜索 静岡県警

     静岡県警は26日、熱海市伊豆山の大規模土石流で行方不明になっている太田和子さんの捜索活動を同市の伊豆山港で実施した。県が12日に土砂の撤去作業を行った船揚げ場付近の約800平方メートルを機動隊水難救助部隊が潜水して捜索したが、この日は太田さんの手掛かりは見つからなかった。  冷たい風が吹き付ける中、隊員ら13人が声を掛け合いながら捜索に当たった。県警はこれまでも港内を入念に捜索してきたが、12日に行われた土砂の撤去作業を受け、改めて港内を隅々まで調べた。  12日の撤去作業では約200立方メートルの土砂が取り除かれた。県警は後日、この土砂をふるいにかけて再度、太田さんの手掛かりがないかどうか

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 19日はスズメダイやタカベ、メジナなど。20日はベラなど。21日はマダイやクロダイ、スズメダイ、タカベ、メジナなど。22日は小マダイや小イサキ、タカベ、メジナ、アイゴなど。トウゴロウイワシとネンブツダイは連日揚がっている。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は水温が下がり、本格的なメジナのシーズン。磯釣りが定番だが、港周辺でも釣れる。フカセ釣りで40センチ級が狙える。他にカサゴなどを狙って探り釣り。魚の活性が悪い今の時期はブラクリや胴つき仕掛けに、動きのあるイソメ餌がおすすめ。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(

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  • 変電所での火災想定し連携 熱海消防署と東電が訓練

     熱海市の熱海消防署と東京電力パワーグリッド静岡総支社は24日、同市の初川変電所で火災を想定した初期対応訓練を行った。消防隊員と同支社の社員が連携を取りながら消火活動の手順や二次災害を防ぐための注意点などを確認した。  変電所の地下にある変圧器から出火したとの想定。所内をモニターで監視している伊豆の国市の制御所で機器の異常を感知し、熱海市消防本部に通報した。  駆けつけた消防隊員は、同支社の社員から変電所内の構造や火災の状況を確認。所内は二酸化炭素消火設備が作動しているため、酸素マスクを装着して所内に進入して消火活動に当たった。  熱海消防署の鈴木正人署長は「顔の見える関係を構築し、連携を密に

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  • 不安定土砂の搬出、5月完了めど 静岡県が撤去用道路の整備着手 熱海土石流

     静岡県は23日、熱海市伊豆山の大規模土石流の起点付近で不安定土砂を撤去する行政代執行に必要な工事用道路の整備に着手した。冷たい雨が降る中、作業員が重機を搬入し本格的な工事に向けて準備した。県は5月ごろまでに不安定土砂の撤去完了を目指している。  工事用道路は、起点の崩落部分の上部を横断する延長約130メートルと、隣接する宅地エリアから谷底に進入する約240メートルの道の2ルートを造る。谷底に土砂流出を防ぐための土留めを設置する。道路整備に伴う現場外への土砂搬出は行わない。  23日は崩落部分上部の道の整備に着手した。午前8時半ごろからショベルカーなどの重機が現場に入り、工事用道路の入り口付近

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  • 熱海市の都市計画道路 審議会が廃止案了承

     熱海市都市計画審議会(大方潤一郎会長)は20日、市役所で会合を開き、市が提示していた都市計画道路2路線を廃止、別の2路線を一部廃止する案を審議し、計画変更を了承する答申書を斉藤栄市長に提出した。  廃止するのは、南熱海地区の市道宮脇片山線(延長約1060メートル)と市道風越藪ノ内線(約1370メートル)。2路線は1985年に都市計画決定したが、全線が未着手になっていた。ただ、既存の道路があり幹線道路も並行しているなどとして、必要性が乏しいと判断した。  市中心街の市道温泉通り水口線(約1200メートル)のうち約520メートル区間と初川遊歩道2号線(約530メートル)のうち約210メートル区間

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  • 熱海土石流 盛り土造成前の砂防ダムに泥水 専門家は「表面浸食」指摘 砂防法基準に該当

     2021年7月の大規模土石流の発生前から、熱海市の逢初(あいぞめ)川の砂防ダムに上流域の流出土砂がたまっていたとされる問題で、盛り土が造成される前の07年4月、砂防ダムに土砂交じりの泥水が流れる様子を撮影した写真が市の公文書に掲載されていたことが20日までに分かった。専門家はこの写真から、上流域で自然堆積土砂が崩れる「表面浸食」が起きていたと推定。砂防法適用の基準に該当していて、県が適切に適用していれば盛り土の造成そのものを防げていたとみられる。  市の公文書には、同年4月25日付の砂防ダム直下で撮影した5枚の写真が掲載され、濃い茶色の泥水や土砂が写っていた。泥水が流れた河口付近の写真もあっ

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  • 静岡人インタビュー「この人」 干物の“可能性”を発信する飲食店を開業した 二見一輝瑠さん(熱海市)

     創業150年余りの老舗干物店「釜鶴」の5代目。熱海市銀座町の国道135号沿いにあった支店を全面改装し、「干物の可能性を拓(ひら)く」をテーマにした飲食店「ヒモノダイニング かまなり」として今月オープンした。斬新なメニューで幅広い世代に干物の活用方法を提案する。44歳。  -飲食店を開業したきっかけは。  「干物の主な購買層は中高年で、『グリルを使いたくない』『骨が苦手』と敬遠する若者が多いのが実情。一方で、熱海には若者の観光客が増えている。その世代に干物の新しい食べ方を提案したいとの思いで開店した。新鮮な魚を使った自家製干物の味を通じて、熱海へのリピーターを増やしたい」  -メニューの特徴は

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  • 水源保全地域の指定案決まる 静岡県「水循環」本部会議 流域計画策定は8圏域

     静岡県は20日、水循環保全本部(本部長・川勝平太知事)の第2回会合を県庁で開き、昨年7月に施行した県水循環保全条例に基づく「水源保全地域」に、県内の地域森林計画の対象地域を指定する案を決めた。対象地域は県内の森林全体の約8割に上る。今後、県議会での審議や県民の意見聴取を行い、2023年度中の指定を目指す。  水源保全地域は、熱海市の大規模土石流災害を契機に策定された同条例に基づき、指定地域の土地取引と開発行為について事業者に事前の届け出を求める。指定案の地域は県内の森林全体の約8割で約40万ヘクタールに当たる。森林法や都市計画法など既存法令の対象外だった地域で適正な開発行為が行われているかを

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  • 立民県連、難波氏と政策協定 党本部推薦状を交付 静岡市長選

     立憲民主党県連は20日、幹事会を静岡市内で開き、静岡市長選(3月26日告示、4月9日投開票)に立候補を予定する元副知事難波喬司氏(66)と政策協定を結んで党本部の推薦状を手渡した。  曳田卓県連幹事長は幹事会後の取材に、副知事時代にリニア中央新幹線や熱海市土石流の対応に当たった難波氏の実績に触れた上で「人間性、行動力を高く評価している。静岡市長候補として適任」と推薦決定の背景を語った。  政策協定は、静岡市民が幸せを実感できる静岡の実現▽大規模災害や新興感染症に対する危機管理体制の強化▽自由と多様性を尊重し、持続可能かつ成熟した共生社会の実現―の3項目。

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  • 人手不足解消へ求人サイト 3月末まで利用無料 熱海商議所、会員事業所向け開設

     熱海市の熱海商工会議所はこのほど、会員事業所向けの求人情報サイトを開設した。基幹産業の宿泊や飲食業界を中心に深刻化している人手不足の解消と事業所の働き方改革を支援しようと周知に力を入れている。  観光需要が回復傾向にある一方、宿泊施設や飲食店は従業員を確保できず、客室や客席の稼働を制限しているケースが多い。建設業界も業務受注を縮小せざるを得ない状況が続いている。同商議所の担当者は「売り上げの面だけでなく、今後の事業継続にも影響しかねない」と気をもむ。  こうした中、同商議所は厚生労働省の働き方改革推進支援助成金を活用して昨年12月、求人情報大手マイナビの協力を得てサイトを開設した。会員事業所

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  • 1票の大切さ、模擬投票で体感 熱海・泉中で選挙啓発授業

     熱海市明るい選挙推進協議会(中島洋一郎会長)と市選挙管理委員会事務局は19日、同市の泉中で選挙啓発授業を行った。3年生8人が、選挙制度や1票の重みを学んだ。  同協議会の北川幹夫副会長が講師を務め、日本の選挙の歴史や近年の投票率の推移などを解説した。選挙運動に関するクイズも出題し、選挙違反に当たる行為などを分かりやすく説明した。  生徒は模擬投票用紙を使い、実際の選挙で使う投票箱に一票を投じるデモンストレーションを行った。中島会長は「選挙はより良い暮らしや私たちの思いを実現させるための大切な権利。4月の統一地方選に注目し、選挙や政治に関心を持ってほしい」と話した。

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  • バスケ楽しさ伝えたい 高校全国出場の神成さん(熱海中出身)市長訪問

     熱海市の熱海中出身で、バスケットボールの全国高校選手権大会に出場した兵庫県の報徳学園高3年の神成勁翔(けいと)さんが19日、市役所に斉藤栄市長を訪ね、大会を振り返るとともに今後の抱負を語った。  ポイントガードの神成さんは、試合の悪い流れを変える6番目の選手「シックスマン」として活躍した。同校は初戦を突破したものの、2回戦で複数の留学生を擁する強豪の桜丘(愛知県)と対戦し、延長の末、1点差で涙をのんだ。  小学生のころから憧れていた舞台。神成さんは「チームが一つになって戦えば強くなれると実感した」と振り返った。親元を離れて過ごした高校生活は「大変だったが、家族のありがたさを改めて感じた」と語

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  • 記者コラム「清流」 力強い同級生とともに

     熱海市で開催された「二十歳の集い」で、同市出身の大相撲十両、熱海富士(本名武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)のビデオメッセージが上映された。熱海富士も本年度20歳になった若者。郷土の同級生とともに「熱海を盛り上げていけたら」と、あの屈託のない笑顔で語っていた。  昨年の1月、このコラムで十両昇進を決めた彼の話題に触れた。あれからわずか10カ月で新入幕を果たし、地元を大いに沸かせた。だが、上位の厚い壁にぶち当たった。初場所は白星発進したものの、インフルエンザで休場に。残念だが、悔しさを糧に力強さを増して戻ってくるだろう。  「サクに負けていられない」-。同級生の一人はそう語った。壁を乗り越え、一歩ずつ

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  • 青少年育成へ4800万円寄付 熱海ゆかり 柏木さん、故田中さん

     熱海市田原本町出身の貿易商、柏木章秀さん(63)=東京都=が19日、市役所に斉藤栄市長を訪ね、市の青少年育成資金として4800万円を市に寄付したことを報告した。  寄付は柏木さんと、同市春日町に住んでいた気学家で今月91歳で亡くなった田中愛子さんの連名。2人は40年来の親交があり、生前から同市への寄付を検討していたという。  柏木さんは「田中さんは熱海への思い入れが強かった。これからの熱海を担う若者のために役立ててほしい」と話した。斉藤市長は「大変ありがたい。田中さんのご遺志に沿った形で大切に活用させていただく」と感謝した。

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  • 熱海・伊豆山でバザー 住民憩いの場に 1月22日

     熱海市の伊豆山温泉旅館組合と伊豆山温泉観光協会は22日午前10時から午後2時まで、同市の伊豆山神社で「いずさんの日記念 伊豆山地域バザー」を開く。地元が独自に認定している「伊豆山の日(1月23日)」に合わせたイベント。町内会や各種団体が提供した品を境内で販売し、住民の語らいの場を創出する。  2021年7月の土石流災害で分断された地域が「明日への一歩を踏み出す」ために企画した。当日は先着100人にお汁粉を無料サービスするほか、宿泊券などが当たる抽選会も行う。近くの伊豆山小校庭を臨時駐車場として開放する。雨天中止。

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  • 国保賦課限度額 引き上げ 熱海市運営協「妥当」答申

     熱海市国民健康保険運営協議会(当摩達夫会長)は18日、市役所で会合を開き、斉藤栄市長から諮問を受けた市国民健康保険税の賦課限度額の引き上げと出産育児一時金の増額について審議し、「妥当」と答申した。  賦課限度額は2022年度の地方税法施行令の改正に伴い、医療給付費分を2万円増の65万円に、後期高齢者支援金分を1万円増の20万円にそれぞれ引き上げる。介護納付金分の17万円は据え置く。  出産育児一時金は出産費用の実態を踏まえ国が議論していて、支給額を50万円に引き上げる政令改正が予定されている。これに伴い、市の一時金も現行の42万円から50万円に増額する。市によると、21年度に出産した同市の国

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  • 飲食、物販店舗「BUSHI MESHI」5月開店へ 住民交流拠点に 熱海のかつお節製造業「丸藤」

     熱海市網代のかつお節製造業「丸藤」(藤田昌弘社長)が、同社1階に飲食や物販サービスを提供する新店舗「BUSHI MESHI(ブシメシ)」の開店に向けて準備を進めている。店舗を住民の交流拠点にして、人口減少が著しい港町に活気を取り戻したいと意気込んでいる。  同社1階の鮮魚店の前に、カウンター席などを設けた店舗を設け、主力商品のかつお節を使った軽食を提供するほか、乾物などの土産物を販売する。5月ごろの開店を目指し、現在は内装デザインや軽食のメニューなどを検討している。  今月14日には店舗で使う食器を地元住民から募り、約2800点を集めた。かつて公民館で使っていた婦人会の茶わんや昭和40年代

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 11日はアイゴやマダイ、カサゴ、イサキなど。12日はトウゴロウイワシやネンブツダイ、アイゴ、メジナ、カサゴ。13日はヒラメやメジナ、マダイ、クロダイ、トウゴロウイワシ、タカベ、アイゴ。14日はマダイやアイゴ、イサキ、アジ、ネンブツダイ。15日はマダイやタカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、メジナなどが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 新年低調だったイワシやカマスが回遊してきた。イワシは日中、サビキ釣りでコマセを多めにまくこと。カマスはキビナゴやイワシの餌釣りを主にルアー釣りでも釣れる。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電05

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  • 熱海芸妓「金色夜叉」名場面を再現 尾崎紅葉没後120年

     熱海海岸などを舞台にした小説「金色夜叉」の著者尾崎紅葉をしのぶ第81回尾崎紅葉祭(市主催)が17日、熱海市東海岸町のお宮の松前広場で行われた。熱海芸妓(げいぎ)が小説の名場面を再現する踊りを披露し、観光客らを魅了した。  今年は紅葉の没後120年の節目。市や議会、観光団体の関係者が紅葉の石碑に献花した。斉藤栄市長は「熱海温泉の発展の礎を築いた大恩人。今後もまちの発展を見守ってほしい」と述べた。紅葉のひ孫、横尾靖さん(66)=東京都世田谷区=も出席し「世界や若者に向けて先人が築いてきた文化を守り、伝えていくことが大切」と語った。  献花に続き、芸妓の踊りが披露された。学生服姿の貫一役を琴千代さ

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  • サギ電話多発 静岡県内各地で23件 詐欺グループ活発化、注意を

     静岡県内で17日、少なくとも計23件のサギ電話が確認された。県内では年明け以降、サギ電話がかかってきたとの通報が1件もなかった地域で、相次いで特殊詐欺の被害発生が確認されている。県警生活安全企画課は「通報さえあれば当該地域の警戒を強化できる」として、早期通報の徹底を呼びかける。  同課によると、17日午前8時半から午後3時10分ごろまでの間、静岡、浜松、富士、伊豆、熱海、藤枝などで親族かたりの不審電話が計16件あった。市役所や金融機関の職員かたりの手口も各地で計7件あった。  1月に入り、浜松市や熱海市で特殊詐欺の被害が発生したが、いずれの発生日も架電に関する通報がなかったという。同課は「詐

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  • 森林法規制「県に一本化を」 熱海市長、農水省に改正要望 熱海土石流

     熱海市の斉藤栄市長は17日、農林水産省に勝俣孝明副大臣(衆院静岡6区)を訪ね、同市伊豆山で発生した土石流災害の再発防止策の一環として森林法の改正を要望した。開発面積に応じた手続きの権限について、都道府県に一本化するよう提案した。  現在は開発面積が1ヘクタール以下で市町村の伐採届、1ヘクタール超ではより厳しい県の許可が必要となる。斉藤市長は許可規制を逃れようと、面積を小分けにして届け出る業者がいると指摘し「悪質・脱法的な開発行為が行えないような制度設計にするべきだ」と訴えた。  勝俣氏は規制区域内の造成を許可制とする5月施行の盛り土規制法が問題解決策になるとの農水省の立場を示し「まずは法施行

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  • 熱海特産ダイダイでマーマレード作り 4000個製造、販売へ NPO法人オアシス21

     熱海市のNPO法人あたみオアシス21(中島美江代表)はこのほど、特産のダイダイを使ったマーマレード作りを同市中央町のいきいきプラザで始めた。31日までメンバーがさわやかな香りの中で作業に打ち込んでいる。  熱海ならではのおもてなしをしようと、2006年に始めた取り組み。今年は約600キロのダイダイを加工し、1瓶230グラム入りを4千個製造する予定。同市昭和町の起雲閣やネットショップなどで販売する。  作業は10日に始まった。17日はメンバーが丁寧にダイダイの果汁を搾り取ったり、皮を細かく刻んだりして作業を進めた。中島代表は「毎年楽しみに待ってくれている人がいる。地場産品を多くの人に味わって

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  • 静岡市杉尾地区の盛り土造成地 熱海と同じ「土石流危険渓流」 静岡県、撤去命令せず

     静岡県警が砂防法関連の法令違反容疑で捜査に着手した藁科川上流域の静岡市葵区杉尾地区の巨大な盛り土(残土処分場)が、人的被害の及ぶ危険性の高い「土石流危険渓流」に造成されていたことが16日までの県などへの取材で分かった。県は造成業者が防災工事に対応しているとして盛り土の撤去命令を出していない。2021年7月に起きた熱海市の土石流では同様の理由で土石流危険渓流の盛り土を撤去させず、大惨事を防げなかった。  静岡県によると、杉尾の盛り土は19年2月、静岡市からの通報で発覚。19年11月に文書で原状回復を求める指導をしたが業者は応じず、残土の搬入が続いた。22年5月にも文書で是正措置を要請したが、残

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  • 熱海・老舗和菓子店「間瀬」 創業150年記念でレモンケーキ発売

     熱海市網代に本店を構える老舗和菓子店「間瀬」は15日、創業150周年を記念した菓子の第1弾として「熱海レモンケーキ」の販売を開始した。今後も記念商品を次々に販売する予定。  国産レモン発祥の地とされる熱海らしさを前面に押し出した商品として、同市上多賀で栽培されたレモンをふんだんに使った。手作業で丁寧に搾り出した果汁と外皮でさわやかな味わいに仕上げた。  熱海でレモン栽培が始まったのは、同社が創業したのとほぼ同時期という。レモンケーキは洋菓子の修業をした5代目社長の間瀬真行さん(72)が30年ほど前から作り続けている商品で、これまでは年末年始だけ販売していた。150周年を機にパッケージデザイン

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  • 社説(1月17日)阪神大震災28年 教訓生かし訓練強化を

     6400人以上の犠牲者を出した阪神大震災から28年となった。多数の老朽木造住宅が倒壊して多くの死傷者を出した上、火災も同時多発的に発生するなど、直下型地震を受けた大都市の脆弱[ぜいじゃく]さは現在にも続く深刻な課題となっている。  一方で阪神で示された共助やボランティア活動はますます重要になっている。また、住宅の耐震化や家具の転倒防止、食料・水の備蓄など自助の備えが大事なことは言うまでもない。改めて直下型地震の記憶と教訓を語り継ぎ、次に起こる地震災害に生かしていかねばならない。  新型コロナウイルス感染症の流行によって、住民参加型の訓練は最小限にとどめられてきた。終息はいまだに見通せないもの

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  • 盛り土条例規則改正案、書面の土地調査可能に 静岡県、許可申請時

     静岡県は16日までに、盛り土の許可申請手続きの円滑化を目的に、県盛り土等規制条例の規則の改正案をまとめた。盛り土の実施区域での土壌汚染状況の調査について、土壌分析調査以外に、書面による土地の利用状況調査も一部のケースで認める。4月1日からの運用開始を目指す。  現行規則では、許可申請前に盛り土をする区域で土壌サンプルを採取し、環境基準に規定された29物質を分析し、結果を申請書に添付するよう定め、土地利用状況調査で代替できないとしていた。改正案は、地図や過去の航空写真、登記簿などから土地の利用歴を調べ、田畑などで土壌汚染の恐れがない状態だったことが確認できる場合は、書面のみの調査での申請も認め

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  • 他法令代用の静岡県主張否定、下流被害の責任問えず 熱海土石流・砂防法規制放置問題/北村喜宣上智大教授(行政法学)

     熱海市の逢初(あいぞめ)川で2021年7月に起きた土石流の砂防法規制放置問題を巡り、不法盛り土対策の国土交通省作業部会委員を務める北村喜宣上智大教授(行政法学)が15日までにインタビューに応じた。下流域への土石流を防ぐ砂防法の代わりに県土採取等規制条例(手続きの権限は市)や森林法で上流域の開発に対応できたとする県の主張を否定し「法令ごとに目的は異なる。(県条例や森林法は)制度上、下流域の土石流防止まで具体的に想定していない」とする見解を示した。  土石流は最上流部の盛り土崩落が原因とされるが、大量の土砂は急勾配の逢初川を約2キロ流れ下り、途中の砂防ダムで止まらずに下流域の集落を襲った。  北

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  • 67人9団体の功績たたえる アタミ・ジュニアGP

     熱海市青少年健全育成市民会議(野田正身会長)は15日、さまざまな分野で活躍した児童、生徒をたたえる「第22回アタミ・ジュニア・グランプリ」の表彰式を同市のMOA美術館能楽堂で行った。  2022年度は過去最多の67個人9団体を表彰した。同会議名誉会長の斉藤栄市長は壇上で児童、生徒に表彰状を手渡し、「自分のやりたいことにまっすぐに取り組んでほしい。目標に向かって努力する子どもの姿を見ることが大人にとっての喜び」と述べた。  野田会長は新型コロナウイルス禍で我慢を重ねてきた児童、生徒の頑張りをたたえ、「子どもの無限の力を実感した。これからも大きく羽ばたいてほしい」と激励した。  同グランプリは「

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  • 熱海芸妓 カメラ女子が発信 特別貸し切り公演、構図思い思いに

     カメラ撮影を愛好する女性でつくる日本最大のサークル「カメラガールズ」のメンバー25人が14日、熱海市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場を訪れ、特別貸し切り公演を鑑賞した。普段はできない芸者衆が舞う姿の撮影に臨んだ。  関東圏などから参加したメンバーは、同会場で毎週土日に行っている「湯めまちをどり華の舞」の各演目を楽しんだ。席を立って自由に移動し、出演者が美しく舞う様子を写真に収めた。  鑑賞後には特別にステージに上がり、芸者たちを囲んで間近に撮影した。思い思いの角度から盛んにシャッターを切った。撮影した写真は各自のSNS(交流サイト)に投稿して発信するという。  サークルには1万2千人以

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  • 公務員給与 静岡県が1位 静岡市は政令市2位 2年連続

     総務省がこのほど公表した2022年地方公務員給与実態調査結果によると、国家公務員給与を100として地方の給与水準を示すラスパイレス指数(22年4月1日時点)で、静岡県は前年と同じ102・2で都道府県別で2年連続トップだった。政令指定都市では静岡市が102・2(前年比0・1減)で全国20政令市の中で2位。浜松市は100・1(同)の10位で、前年から順位に変動はなかった。  同指数は基本給のみの比較で、諸手当が反映されていない。地域手当や時間外勤務手当など諸手当を加えた平均給与月額は、県が43万2321円で全国5位。静岡市は41万191円で政令市中17位。浜松市は39万7069円で19位だった。

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  • 砂防法抵触盛り土 初摘発へ 静岡・葵区で造成、全国最大級 県警が捜査

     藁科川上流域の静岡市葵区杉尾、日向両地区で土砂災害の危険性がある巨大な盛り土が造られていた問題で、静岡県警は13日までに、砂防法の規制区域「砂防指定地」に無許可で土地改変行為をした疑いがあるとして、造成業者への捜査に着手した。県砂防指定地管理条例など砂防法関連の法令違反の摘発を視野に現地の実測調査や業者への聴取を進めている。捜査関係者への取材で分かった。  県警は今月中旬、造成などをした疑いのある業者の立ち会いの下、現地で実測を行い、改変面積を確定する作業を進めた。県や静岡市の職員も県警の要請を受けて一部作業に加わった。杉尾地区の盛り土は国道362号沿いの休憩所の裏側にある崖斜面に広がり、森

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  • 土砂投棄17年間「放置」 静岡の山間部 規制区域に巨大盛り土 撤去命令出さず、対応の鈍さ露呈

     静岡市葵区の藁科川上流域で砂防法の規制区域「砂防指定地」に無許可の巨大盛り土が造成されていた問題で、県が存在を知った2005年以降、17年間にわたって土砂の撤去命令を造成業者に出していなかったことが13日までの県への取材で分かった。盛り土崩落で28人が死亡・行方不明になった熱海市の土石流でも県は砂防法の対応を放置していて、土砂災害を防ぐ役割を担う砂防担当者の開発に対する警戒感の鈍さが浮き彫りになった。  静岡市の市街地から約20キロ離れ、川根本町との境界に程近い静かな山あい。県警による今月中旬の実測調査では、捜査員が急斜面に造成された広大な開発地で写真を撮影したり、面積を測量したりする様子が

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  • 熱海の80代女性 470万円詐取被害 息子名乗る男から電話

     熱海市の80代の無職女性が13日、息子を名乗る男に現金470万円をだまし取られたと熱海署に届けた。同署は特殊詐欺事件として捜査している。  同署によると、11日から12日にかけて、女性の自宅に男から「大切な書類が入った荷物を間違えてしまったからお金を用意しなくてはならない」と電話があった。女性は現金を工面するよう男に求められ、同市の路上で2回にわたり息子の関係者をかたる男に現金を手渡した。

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  • 要望2議案、静岡県総会に提出へ 熱海で県東部市議会議長会 公共交通の補助拡充など

     静岡県東部地区市議会議長会が13日、熱海市で開かれ、地域公共交通の確保維持に関する補助制度の拡充と、水道施設の耐震化などに対する交付金の採択基準の撤廃を国に求める2議案を全会一致で可決し、31日に伊豆の国市で開かれる県市議会議長会定期総会に提出することを決めた。  熱海市が提案した地域公共交通に関する議案では、新型コロナウイルス禍の長期化や燃料価格の高騰により、交通事業者が経営危機に直面していると指摘。バス路線の確保、維持を図る国の補助制度はあるが、対象にならない経常的な赤字バス路線もあるため、制度の拡充を求めている。  水道施設に関する要望は伊豆の国市が提案。水道施設の耐震化、老朽化対策を

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  • あったか共同湯、湧く郷土愛 身近な温泉の価値見直す【NEXTラボ】

     豊富な温泉資源に恵まれた静岡県。特に源泉が集中する伊豆半島には、地域住民の手で管理・運営される共同湯や共同浴場が数多くあり、古くから暮らしの中に温泉がある。一般も入浴できる施設には、源泉かけ流しの「本物の温泉」を求めて遠方から訪れる人も。寒さが本格化したこの時季、身近な温泉の価値を見直したい。  伊東 住民の日常 観光資源に  伊東市桜木町の「岡布袋[ほてい]の湯(岡湯)」。午後2時前、営業開始を待ちわびる住民が次々にやってきた。「ほぼ毎日来ている。うちに風呂はあるが、まず沸かさない」と渡辺定則さん(85)。いつもの顔ぶれと会話を楽しむ社交の場でもある。  岡湯は地元の岡財産区が管理、運営す

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  • 伊豆山港土砂 静岡県が撤去作業 県警、不明者手掛かり捜索

     静岡県は12日、熱海市伊豆山の大規模土石流で伊豆山港に流れ込んだ土砂の撤去作業を行った。港内の船揚げ場付近に堆積する土砂や石を重機で取り出した。現場では県警機動隊員らが作業を見守り、行方不明になっている太田和子さんの手掛かりがないか確認した。  土石流が流れ下った逢初(あいぞめ)川河口にある伊豆山港では21年8~9月にも撤去作業が行われた。しかし船揚げ場付近に土砂が残り、一部で十分な水深が確保できていなかった。漁船のスクリューで土砂が巻き上がりエンジンが故障する恐れもあるため、地元漁師らが県に追加の作業を要望していた。  県熱海土木事務所によると、今回の撤去量は200立方メートル。事業費は9

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  • 熱海市「黒塗り文書」の開示拒否 損賠訴訟、初の併合審理

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流の遺族らが静岡県と熱海市、土石流の起点となった土地の現旧所有者らにそれぞれ損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが11日、静岡地裁沼津支部(古閑美津恵裁判長)であった。二つの訴訟が併合され、原告と被告4者がそろった形での審理が初めて行われた。同支部が起点の土地改変に関する公文書の全面開示を行政に求めたのに対し、市は任意での提出を拒否した。  審理は非公開。県と市が公表している公文書は個人名などが黒塗りになっているため、同支部は現所有者側の申し立てを受けて昨年10月、黒塗りのない文書を任意で提出するよう要請していた。  これに対し、県は3月ごろに

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  • もう一度行ってみたい温泉地 熱海8位 リクルート全国ランキング

     リクルートはこのほど、「じゃらん人気温泉地ランキング(もう一度行ってみたい温泉地)2023」の全国トップ50を発表した。本県からは熱海温泉が前年と同じ8位に入ったほか、修善寺温泉38位(前年40位)、伊東温泉・宇佐美温泉47位(同49位)となった。  1位は箱根温泉(神奈川県)で、草津温泉(群馬県)、登別温泉(北海道)と続いた。熱海温泉は関東・甲信越在住者からの評価が高かった。年代別では20代で2位、30代4位と若年層からの人気を保っている。  「最近1年間に訪問した経験がある温泉」では、熱海温泉は箱根温泉に次いで2位。伊東温泉・宇佐美温泉は9位、伊豆長岡温泉24位だった。訪問経験はないが一

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  • 砂防ダムに土砂「同様事例、チェックへ」 再発防止に向け川勝知事

     熱海市の逢初(あいぞめ)川で2021年7月に発生した大規模な土石流を巡り、砂防ダムに上流域から流出した土砂が土石流の起きる前からたまっていたとされる問題を受けて、川勝平太知事は11日の定例記者会見で、県内の他の場所で同様の事例がないかチェックする方針を明らかにした。  再発防止に向けた取り組みに関し「他の所で似たようなことがあるかは当然、チェックポイントになるだろう。(本紙報道で)さまざまな論点が提起されているので、謙虚に学んで政策に生かしていきたい」と述べた。  県の公文書によると、土石流の起点になった盛り土が造成されていた09年11月、県熱海土木事務所が河口に泥水が流出したことを受けて開

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  • 徳川幕府と温泉 つながり紹介 熱海市立図書館

     熱海市立図書館で企画展「徳川幕府と熱海温泉」が3月12日まで開かれている。同館が所蔵する貴重な史料を基に徳川家康や歴代の将軍とのつながりを紹介している。  放映が始まった今年の大河ドラマ「どうする家康」にちなんだ企画展。晩年を熱海で過ごした文豪坪内逍遥が同館に寄贈した史料で、温泉好きの家康が熱海の湯を取り寄せたことなどを記した史書「徳川実紀」や、家康が湯治に訪れたり参勤交代で各地の大名が熱海に宿泊したりしたことを記録した「熱海名主代々手控抜書」などを展示している。  来館者は徳川幕府との関わりによって全国に名をはせ、まちづくりの礎にもなった温泉の恵みに理解を深めている。

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 2日はメジナやタカノハダイ、トウゴロウイワシなど。3日はメジナやアイゴ、オニカサゴ、アジ、トウゴロウイワシなど。4日はタカベやニザダイ、アイゴ、ネンブツダイなど。5日はコノシロやネンブツダイ、タカベなど。6日はカワハギや小マダイ、イワシ、ネンブツダイなど。7日はメジナや小マダイ、アイゴ、タカノハダイ、ベラなど。8日は小イサキやタカベ、小マダイ、スズメダイ、トウゴロウイワシなどが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 連休で釣り場はにぎわいを見せた。ウキ釣りやフカセ釣りでは40センチまでのメジナが揚がった。コマセ、付け餌ともにオキア

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  • 大自在(1月11日)アニメ好き

     デジタル庁の広報キャンペーンが思わぬ波紋を広げている。人気アニメ「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」を使ったマイナンバーカードのPR動画である。  アニメは偽名で他国に潜入したスパイと、彼が任務遂行のために仕立てた妻と娘が主人公。そんな“偽の家族”が、動画では「健康保険証として使える」「本人確認に便利」などとマイナカードの利点を説明する。SNSでは「ミスマッチ」の声がかまびすしい。  最近、コンビニで逆の例を見つけた。豆菓子メーカーの節分向け商品。「全集中 鬼は外!」と銘打ってアニメ「鬼滅[きめつ]の刃[やいば]」の登場人物を起用している。お役所に

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  • 記者コラム「清流」 当事者に寄り添った姿勢を

     熱海市が導入を目指している宿泊税を巡り、旅館やホテルから不満の声が上がっている。税そのものというより、現場に十分な説明をしていない市の姿勢に対してだ。  少子高齢化に伴う税収減が避けられない中、基幹産業の観光に磨きをかけるための財源を安定的に確保したい狙いは理解できる。ただ、市の案では宿泊客から1泊につき200円の税を徴収し、市に納める義務を負うのは宿泊施設とされている。現場の理解が不可欠の仕組みといえよう。  客に税の使途などを尋ねられた場合、窓口となる宿泊施設の立場として「市に聞いてください」とはなかなか言えないだろう。伊豆山地区の復旧復興に関してもそうだが、市には当事者が抱える不安や疑

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  • 伊豆山の豊かな海「取り戻す」 地元漁師と水技研 海藻「カジメ」増殖プロジェクト再始動

     熱海市伊豆山の漁師でつくる伊豆山漁業会と静岡県水産・海洋技術研究所は10日、特産のアワビやサザエの餌となる海藻「カジメ」を増やす取り組みを伊豆山港で始めた。一昨年の土石流災害で大量の土砂が流入し、海藻がほぼ全滅した同港。しかし昨年からカジメが芽生え始め、復活の兆しを見せている。漁師は「豊かな漁場を取り戻し、支援してくれた人たちに恩返ししたい」と話している。  伊豆山近海では数年前から広範囲で海藻がなくなる「磯焼け」が深刻化していた。そこに土石流が追い打ちをかけ、漁業に打撃を与えた。同会は昨年6月、カジメの幼体が付いた石を沈めて藻場造成を試みたが、思うように生育しなかった。一方で、港内の消波ブ

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  • 熱海の老舗干物店「釜鶴」がレストラン 1月11日オープン アレンジメニューも

     熱海市銀座町で150年余り続く老舗干物店「釜鶴」が11日、干物を使ったオリジナルメニューを味わえる飲食店「ヒモノダイニング かまなり」をオープンする。二見一輝瑠(ひかる)社長(44)は「干物の新たな可能性を感じられる場所にしたい」と話している。  国道135号沿いの「釜鶴ひもの店海岸支店」をリノベーションした。34席を設けたレストランでは、従来の「焼く」だけの干物ではなく、カレーライスやハンバーガー、地場の食材とコラボしたアレンジメニューを提供する。主に朝、昼食での利用を想定している。  店舗の地下には源泉「釜鳴の湯」があり、50年ほど前まで共同浴場を営業していたという。新店舗ではそんな歴史

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  • 復興、経済再生に重点 熱海市予算ヒアリング

     熱海市は10日、2023年度当初予算編成に向けた市長、副市長による各部、教育委員会へのヒアリングを始めた。伊豆山の土石流災害からの復旧復興や被災者の生活再建支援をはじめ、新型コロナウイルス禍や物価高に対応した経済対策といった重要課題を念頭に編成するとみられる。  市によると、一般会計の予算規模は200億円台前半を想定している。200億円超となれば18年度以来となる。各課の要求額212億8千万円に対し、歳入は177億円600万円を見込む。差額の約35億7千万円を事務レベルの査定で21億円ほどに既に圧縮している。最終的な不足分の財源は起債や財政調整基金の取り崩しで対応する考え。  23年度に新規

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  • 自由に楽しく怪獣作ろう 熱海で21日 ワークショップ

     熱海市の一般社団法人熱海怪獣映画祭は21日午前10時~午後4時、子どもたちが自由な発想で怪獣を工作するワークショップを熱海市立第一小体育館で開く。参加無料。  対象は小学3年以上。定員10人。応募多数の場合は抽選。段ボールや布、アルミホイルなどを使って怪獣を作り、動画や写真を撮影する。基本的な材料は同法人が用意するが、持ち込みも可能。希望者は15日までに人数、氏名、年齢、電話番号、住所を記入の上、メール<kiyo@atamikaiju.jp>に申し込む。  水野希世代表は「子どもたちの創造性や感性を高めつつ、新たな友達をつくる場にしたい」と話している。

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  • 社説(1月9日)静岡県政展望 次代を切り開く選択を

     2023年は4年に1度の統一地方選が4月に行われ、身近な政治の担い手を選択する重要な年となる。静岡県内で今年予定される24の地方選挙のうち21が該当し、県議選とともに15市町で首長選や議員選が控える。静岡、浜松の両政令市長選で期数を重ねた現職が不出馬を表明し、県内政治は転換期を迎えた印象だ。次世代が希望を抱けるビジョンと実行力を持つリーダーを選びたい。  本県人口は22年2月に360万人を割り込み、35年前の水準となった。少子高齢化による自然減と若者の県外流出に歯止めがかかっていない。新型コロナウイルス禍は東京一極集中のもろさや、国と自治体の連携の不十分さをあぶり出した。次代を切り開くポスト

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  • 大人の一歩 若者堂々と 東部各地で「二十歳の集い」【三島/熱海/函南町/清水町】

     静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 三島 常に挑戦、努力 三島市は「二十歳を祝う式典」を市民文化会館で開いた。本年度に20歳を迎える対象者は1026人。  二十歳の誓いでは、いずれも大学2年の上原大さん(20)と白井波音さん(20)が登壇した。大人としての自覚や支えてくれた人たちへの感謝を述べ、「常に挑戦し、努力し続ける」「周りの人に寄り添い、笑顔にできるよう努力する」と決意を語った。豊岡武士市長は「やればできる。悔いなく、困難も乗り越えて素晴らしい人生を送ってほしい」と激励した。 熱海 大相撲・熱

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  • アジの干物、炭火で振る舞う 熱海・網代でまつり、9日まで

     熱海市下多賀の大縄公園で8日、毎年恒例の「網代温泉ひもの祭り」(網代温泉観光協会主催)が開かれ、多くの観光客でにぎわった。9日まで。  地元特産のアジの干物3千枚を用意し、協会員が炭火で焼いて来場者に無料で振る舞った。会場には食欲をそそる香りが漂い、炭火の前に行列ができた。サザエのつぼ焼きやサザエ飯、イカの塩辛、イカメンチといった港町ならではのグルメも販売され、人気を集めた。  網代温泉ひもの祭りは2月25、26の両日にも同市の長浜海浜公園で開く。アジの干物の無料提供は各日3千枚を予定している。

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  • 早咲きほころぶ 熱海・梅まつり開幕

     熱海市の新春を飾るイベント「梅まつり」が7日、同市の熱海梅園で開幕した。温かな日差しの中で早咲きの梅がほころび、来園者は甘い香りを楽しんだ。3月5日まで。  開幕式典で熱海芸妓(げいぎ)衆が舞を披露し、同市を代表する観光イベントのスタートを華やかに演出した。市観光協会の中島幹雄会長は同日開幕した「糸川桜まつり」(2月5日まで)と併せて「『常春熱海』を多くの観光客に楽しんでほしい」とPRした。  市によると、6日現在、園内の梅469本のうち210本が開花した。「冬至梅」や「八重寒紅」などの早咲きの梅は270本植えられていて、10本が見頃を迎えている。まつり期間中は週末を中心に甘酒や梅茶の無料サ

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  • 熱海を楽しく「おんぱく」スタート 多彩な体験、関係人口増に期待

     熱海市の魅力を再発見する体験イベントを集中的に開催する「熱海おんぱく2023 熱海温故知新博覧会」が7日、市内で始まった。同市のまちづくり会社「マチモリ」が2月5日まで、熱海の街、自然、食、アートをテーマに多彩なプログラムを提供する。  同社が09~11年に住民や別荘所有者らをターゲットに開催し、地域活性化のきっかけとなった「温泉玉手箱(オンたま)」を進化させた取り組み。住民自らが「今の熱海」の魅力を発信し、地域外の人との関係を強化するのが狙い。  初日は東京都や神奈川県、石川県から計6人が参加し、同市銀座町の待合茶屋「華志づ本」で芸妓(げいぎ)のこはくさんと交流した。踊りを鑑賞したり芸妓の

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  • 熱海で消防出初め式 200人がパレードや一斉放水

     熱海市の消防出初め式が7日、同市の親水公園などで行われた。消防団員ら約200人がパレードや一斉放水などを行い、防火への誓いを新たにした。  式典では、伊豆山の土石流災害で住民の避難誘導や夜間パトロールなどに尽力した市消防団(桜井佳久団長)に内閣総理大臣表彰が伝達されたほか、長年にわたり消防団活動に貢献した団員らを表彰した。植田宜孝消防長は「常備消防と消防団が連携し、引き続き安全安心の確保にまい進する」と述べた。  この他の主な被表彰者は次の通り。  【知事表彰】消防功労 河元晋哉、坂下克己、萩原辰生、西村彰人【県消防協会長表彰】勤続功労章(35年)多田純、太田利康、杉崎文博、甲木公之、尾崎隆

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  • 逢初川上流の新砂防ダム 工事進捗を動画で紹介 熱海市役所

     熱海市は、同市伊豆山の逢初(あいぞめ)川上流部で国が進めている新砂防ダムの建設工事の進捗(しんちょく)状況を紹介する動画を市役所第一庁舎1階ロビーで3月31日まで上映している。  動画は6分間。土石流発生当時の状況から既存の砂防ダムに堆積した土砂の撤去作業、最新の新砂防ダムの工事状況までを紹介している。  新砂防ダムの建設は2021年7月3日の大規模土石流を受け、国直轄事業として22年4月に始まった。  国土交通省富士砂防事務所熱海緊急砂防出張所によると、新砂防ダムは高さ13メートル、幅59メートル。1万800立方メートルの容量がある本えん堤は9月に完成し、その下の副えん堤も12月に完成した

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  • 経済発展へ協力を呼びかけ 熱海3団体が賀詞交歓会

     熱海市観光協会(中島幹雄会長)、熱海商工会議所(内田進会頭)、熱海温泉ホテル旅館協同組合(森田金清理事長)は5日、合同の新年賀詞交歓会を市内のホテルで開いた。各種団体、事業所の代表者や行政、議会関係者ら約150人が出席した。  欠席した観光協会の中島会長に代わりあいさつに立った駒嶺洋副会長が、新型コロナウイルス禍で様変わりした観光の形に触れ、「観光地のリーダーとして新しいことに率先して挑戦することが必要」と述べ、地域経済の発展に向けて協力を呼びかけた。  斉藤栄市長は時代に合った観光の仕組み作りの重要性を指摘し、「新たな市場開拓を進めるなどして熱海経済を力強く復活させたい」と述べた。

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  • 女性社長6.9%、全国41位 静岡県内3万4000社、民間調べ

     信用調査会社の帝国データバンク静岡支店がこのほど発表した県内企業の女性社長比率は6・9%で、前年から0・2ポイント上昇した。全国水準の8・2%を下回り、都道府県別で41位だった。近年の県内は緩やかな上昇傾向にあるものの、全国比較では低水準が続く。  2022年4月の改正女性活躍推進法施行で、女性活躍に関する情報公開の対象企業が従業員数301人以上から、101人以上に拡大された。同支店の担当者は「上場企業だけでなく、中小企業もSDGsやダイバーシティ(多様性)を重視した経営が求められている。女性の管理職人材を育成するためにも、女性が働きやすい職場環境の整備や社内の意識変革が不可欠」と指摘する。

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  • 「本の福袋」貸し出し 熱海市立図書館

     熱海市立図書館は4日、新春特別企画「本の福袋」の貸し出しを始めた。児童向け、一般向けにそれぞれ30袋を用意している。  図書館職員が選んだ本が2~3冊ずつ入っていて、児童向けには「たべもの」「動物」「よみもの」などの分野の袋がある。一般向けの袋も「小説」「外国文学」「エッセー」などをそろえた。  担当者は「今まで手に取らなかった本との出合いが楽しめるのでは」と話している。福袋はなくなり次第終了する。

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  • 熱海土石流発生1年半 2度目の正月、被災者「来年には伊豆山に」 静岡県警、不明者を一斉捜索

     27人が死亡し、1人が行方不明になっている熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から1年半が経過した。2度目の正月を迎えた被災地では遺族、被災者が犠牲者に黙とうをささげながら、地域と自らの生活の再建に向けて決意を新たにした。静岡県警は約40人態勢で行方不明になっている太田和子さんの一斉捜索を行った。  発生時刻とされる午前10時半ごろ、原則として立ち入りが禁止されている警戒区域の前で7人の被災者が黙とうした。自宅が全壊し、神奈川県湯河原町で避難生活を送る太田滋さん(66)は「この風景が見慣れてしまって残念に思うが、これからの生活を考えていかなければいけない。来年には伊豆山に戻っていたい」と話

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  • 警察業務に協力 団体・個人に感謝状 熱海署

     熱海署はこのほど、地域防犯や交通安全をはじめとした警察業務に協力した4団体13個人に署長感謝状を贈った。  同署で行われた贈呈式で、本間章浩署長が「市民の力があって警察業務は前に進めることができる。市民、観光客の安全安心を守るために引き続き協力をお願いします」と述べ、一人一人に感謝状を手渡した。  感謝状を受けた団体、個人は次の通り。  MOA山月光輪花、小坂博、北谷知己、熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合、山口洋行、若林直、加藤喜一朗、駒込知美、鈴木健二、伊豆小型船安全協会熱海支部、遠藤光幸、行徳達也・香澄、太田正保、河西研一、菅原小夏、原規公、ファミリーマート伊豆営業所

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  • 箱根駅伝 駒大が往路優勝 4区鈴木(熱海泉中出)競り勝ち奪首

     第99回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間の107・5キロに、関東の20校とオープン参加の関東学生連合を加えた21チームが出場して行われ、駒大が5時間23分10秒で19年ぶり4度目の往路優勝を飾った。昨年10月の出雲全日本選抜と同11月の全日本も制しており、3日の復路に史上5校目の大学駅伝3冠を懸ける。  中大が30秒差の2位、総合2連覇を目指す青学大はさらに1分33秒遅れの3位にとどまった。4位に国学院大、5位に早大が続いた。  駒大は2区でエース田沢廉が区間3位と力走。4区の鈴木芽吹(熱海泉中出)で首位に立ち、5区の1年生山川拓馬も粘って逃げ切

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  • 熱海芸妓 新春を彩る あでやかな舞 観客魅了

     熱海市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場で1、2の両日、「湯めまちをどり華の舞」の新春特別公演が行われた。大勢の観客が訪れ、芸妓(げいぎ)衆の美しい舞に魅了された。  熱海が舞台の小説「金色夜叉」の名場面を再現した踊りや、同市の早春を彩る「熱海梅園梅まつり」のために作曲家中山晋平が手がけた「梅まつりの歌」、花街のにぎわいをうたった「三下り甚句」などを披露した。  熱海芸妓置屋連合組合の公式キャラクター「熱海まめっこ」も正月用に新調した衣装で登場し、愛嬌(あいきょう)をふりまいた。新型コロナウイルス禍で見合わせていた芸妓衆との記念撮影も再開し、観客は正月の思い出をカメラに収めた。  同組合

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  • 熱海梅園梅まつり/あたみ桜糸川桜まつり 1月7日、熱海で開幕

     熱海市の新春を飾るイベント「第79回熱海梅園梅まつり」と「第13回あたみ桜糸川桜まつり」が1月7日、開幕する。  熱海梅園で開催される梅まつりは3月5日まで。園内には早咲きから遅咲きまで60品種469本の梅が植栽されている。週末を中心に中央広場で大道芸や音楽演奏などのイベントが繰り広げられる。日曜、祝日には甘酒や梅茶の無料サービスも行う。  「日本で最も早咲きの桜」と言われるあたみ桜が植えられている市中心部の糸川沿いで開催される桜まつりは2月5日まで。土日曜と祝日に飲食店が出店するほか、桜茶が振る舞われる。期間中は午後4時半~11時にライトアップを行う。

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  • 第3次環境基本計画案は「妥当」 熱海市審議会が答申

     熱海市環境審議会(滝野慶子会長)はこのほど、市から諮問を受けていた第3次市環境基本計画案について妥当と答申した。市は2022年度中に計画を策定、公表する方針。  計画案は、50年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする市の「ゼロカーボンシティー宣言」を念頭に置き、脱炭素で資源の循環するまち▽みんなが快適に過ごせる安全・安心なまち-など四つの基本目標を掲げた。計画期間は31年度までの10年間。  市域からの温室効果ガスの年間排出量を20年度比で約22・5%減らすことや、再生可能エネルギーによる発電電力量を約2・5倍に増やすなどの数値目標を盛り込んだ。  ゼロカーボンシティー宣言の実現に向けた工

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  • 復興と飛躍を 画家が干支ラベル 熱海・純米酒「天虹」販売

     大規模土石流に見舞われた熱海市伊豆山の復興支援を続ける同市渚町の日本画家坂本武典さん(46)が手がけた新春干支(えと)ラベルを貼った純米酒「天虹(てんこう)」の販売が29日、市内の酒店で始まった。製造元の駿河酒造場(静岡市駿河区)は売り上げの一部を伊豆山の災害支援金として市に寄付する。  ラベルの絵は、2023年の干支、卯(う)が熱海の海を背景に元気に飛びはねる姿を描いた「波兎(なみうさぎ)熱海湾を奔(はし)る」。熱海梅園の梅や海に浮かぶ初島も描かれている。  波兎は古くから縁起物として親しまれている図柄。「熱海が元気に飛躍することを願って描いた」と坂本さん。29日に天虹を店頭に並べた熱海市

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  • 新型コロナ簡易検査キット 熱海市が31日から配布

     熱海市は31日から1月3日まで、新型コロナウイルスの症状がある人や濃厚接触者で基礎疾患のない人に簡易検査キットを市役所第3庁舎前で配布する。市内の発熱外来の受診受け入れ人数に限りがあるための措置。事前申し込み制で、対象は中学1年生から64歳。配布は午後3時半~同45分にドライブスルー方式で行う。  申し込みは午後1~3時に市健康づくり課<電0557(86)6296>へ。  市内では、熱海所記念病院が31日と1月2日の午前8時半~午後2時半に、国際医療福祉大熱海病院が1月1、3の両日午前8時半~午後2時(要予約)に発熱外来を開設する。

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  • ミカンに囲まれ宿泊いかが 熱海の旅館 特産品や観光、客室に演出

     熱海市東海岸町の旅館「湯宿みかんの木」(藤間恵見子社長、客室数14)にこのほど、熱海の特産品や観光資源を前面に押し出した客室「コンセプトルーム」が登場した。ミカンと海がテーマで、大人から子どもまで「わくわくできる空間」を演出している。  コンセプトルームは、特定のテーマに沿ってデザインした部屋。若手女性スタッフのアイデアを基に、二つの客室を約1カ月かけて改装した。  このうち「蜜柑(みかん)」と名付けた客室は、壁一面にミカンの輪切りの写真を貼り、畳や天井も淡いオレンジ色にして明るい印象に仕上げた。もう1室の「南津海(なつみ)」はクラゲが漂う壁紙を貼り、海の中にいるような感覚を表現。畳は薄い灰

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  • 熱海・西部地区町内会「寺子屋 冬休み編」 児童が地域を調査

     熱海市西部地区町内会長連合会は26、27の両日、子どもたちの郷土愛を育む「寺子屋 冬休み編」を行った。地元の第二小2~6年の計7人が参加し、神社や商店を回りながら地域の歴史や人の魅力に触れた。  「まちなみ調査」と銘打ち、児童が豆記者となって地域の情報を集めた。源頼朝が開運を祈願し、源氏再興を成し遂げたと伝わる同市桜町の今宮神社では、境内の石碑やご神木などを調べた。生花店や鮮魚店も回り、店主にインタビューなどして交流を深めた。  6年の荻田凪君(12)は「神社にはよく行くけど、歴史を詳しく調べたことがなかったので勉強になった」と話した。  同連合会は地域コミュニティーの活性化を目指し、子ども

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  • 仕事納め 首長が職員ねぎらう 静岡県東部

     熱海 来年も結束を  官公庁の仕事納めとなった28日、熱海市の斉藤栄市長と金井慎一郎副市長は市役所や支所の各部署を巡回し、職員の1年間の働きをたたえた。  市役所内を巡回した斉藤市長は「通常業務に加え、伊豆山の復旧復興や被災者の生活再建などもあり、職員の負担は大きかったと思う」と話し、来年も引き続き各種施策の推進に向けて結束を呼びかけた。 伊東 「明るい話題も届けられた」  伊東市は28日、仕事納め式を市役所で開き、職員150人が集った。2006年から昨年までは市長らが各課を巡回して労をねぎらっていたが、来庁者への配慮から切り替えた。  小野達也市長は訓示で「世界情勢が不安定な状況が続き、経

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  • しめ縄かけ替え 熱海・来宮神社「厳しい世相 負けずに」

     熱海市西山町の来宮神社で28日、本殿のすす払いとしめ縄のかけ替えが行われた。神職らが1年の汚れを払い落とした本殿に真新しいしめ縄を取り付け、新年を迎える準備を整えた。  長さ4・2メートル、重さ約100キロのしめ縄を神職らが針金や縄などを使って慎重に吊り上げた。参拝に訪れた人々は作業を物珍しそうに眺めたり、カメラに収めたりしていた。  権禰宜(ごんねぎ)の服部泰生さんは「新型コロナウイルス禍やウクライナ情勢、物価高騰など厳しい世相だが、それらに負けずに良い年を迎えられるよう願いながら作業した」と話した。  同神社は正月三が日の初詣客を7万~8万人と見込んでいる。

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  • 住宅被災も、国の生活再建支援漏れ 28都府県 独自給付 不公平解消図る

     災害で住宅が壊れたのに国の支援対象から漏れた世帯に向けて、28都府県が独自の恒久的な給付金制度を設けていることが内閣府のまとめで27日、分かった。最大300万円を給付する国の「被災者生活再建支援制度」は、被害の大きな市町村の世帯のみが対象。同じように住宅が被災した人でも、居住地によっては給付を受けられないことが背景にある。不公平感の解消を図った形だ。  被災者生活再建支援制度は、住宅の「全壊」「大規模半壊」「中規模半壊」などが支給要件。支給額は被害の程度と再建方法によって変わる。ただ「全壊10世帯以上の市町村」「全壊100世帯以上の都道府県」など、自治体単位で適用されるかどうかが決まるため、

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  • 熱海土石流 「復興麺」で被災地の姿発信 創業80年のコマツ屋製麺、工場再建しふるさと納税返礼品に出品

     熱海市伊豆山の大規模土石流で被災した創業80年以上の老舗「コマツ屋製麺」が、再建した工場で製造した商品を同市のふるさと納税の返礼品として出品している。発災からまもなく1年半。中島秀人社長(54)は「諦めずに頑張る被災地の姿を発信し、災害の風化を防ぎたい」と話し、地域再生に協力を呼びかけている。  昨年7月3日、中島さんの自宅兼工場は大量の土砂が流れ込み、機械類や冷蔵庫が損壊した。建物は立ち入り禁止の警戒区域内にあり、事業再開のめどが立たない。それでも中島さんは「絶対に工場を畳みたくない」との思いで工場再建を決意。クラウドファンディングで募った資金を活用して同市上多賀に新工場を設け、今年7月に

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  • 中南米派遣へ抱負 海外協力隊、静岡県内在住の3人 

     国際協力機構(JICA)の海外協力隊で中南米に派遣される静岡県内在住の隊員3人がこのほど、静岡県庁を訪れ、山本東地域外交担当部長に抱負を語った。  静岡市葵区の元教員大村英輔さん(68)はパラグアイで陸上競技の指導に当たる。熱海市の谷修一さん(73)はカリブ海の島国セントルシアで、視覚障害者協会の経営管理を担う。両親ともに経験がある海外協力隊に憧れていたという三島市の冨岡健太さん(29)はグアテマラに派遣され、現地の学校で環境教育に取り組む。派遣期間は2年間。それぞれ2023年1、2月に出発する。  3人は応募の経緯や意気込みを語った。海外取引の経験が豊富な谷さんは「経験を生かし視覚障害者の

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  • 日本画家大谷さん 1月1日から羽子板展 熱海で作品搬入

     熱海市泉の日本画家大谷まやさんが2023年1月1日から同市の熱海芸妓(げいぎ)見番で恒例の新春羽子板展「新春の饗(きょう)宴」を開く。  芸妓見番で1日から始まる「湯めまちをどり華の舞」に合わせた展示。干支(えと)の卯(う)を江戸時代の火消しや着物姿の女性などに擬人化した作品や、芸妓が福笑いに興じる姿などを描いた作品などを並べ、正月ムードを盛り上げる。  26日に作品を搬入した大谷さんは「新型コロナウイルス禍で生活が大きく変化したが、ひとときでも晴れやかに正月らしさを味わってほしい」と話した。  芸妓衆が美しい踊りを披露する「華の舞」は1月1、2の両日と毎週土、日曜に開催する。

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  • 伊豆山復興を願い支援金10万円寄付 日本画家の坂本さん

     熱海市渚町の日本画家坂本武典さん(46)=写真右=がこのほど、土石流からの復興を目指す同市伊豆山のために支援金10万円を市に寄付した。  浄財は、坂本さんが復興を願って昨年手がけた日本画「初にらみ寅(とら)図」の版画の売り上げ。日本画は復興支援の一環で販売された純米酒「天虹(てんこう)」のラベルにも採用された。  坂本さんは「災害を風化させてはいけない。寄付は昨年から始めたが、10年間は続けていきたい」と話した。  市役所で坂本さんから支援金を受け取った斉藤栄市長は「本当にありがたい。大切に活用させていただく」と感謝した。

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  • 地元の材料使い正月お飾り作り 熱海で教室

     熱海市の熱海女性連絡会(滝野慶子会長)は26日、正月のお飾り作り教室を市役所で開いた。特産のダイダイなど地元で調達した材料を使って本格的な品を作り、新年を迎える準備をした。  市社会教育委員の佐藤康弘さんから手ほどきを受けた参加者は、真剣な表情でわらを束ね、ユズリハ、ウラジロ、センリョウなどを飾り付けて華やかに仕上げた。  女性連絡会は同日、昨年7月の土石流で被災した伊豆山・岸谷地区に2万5千円を寄付した。12月19日に開催した手作りマイバッグの販売会の収益金を浄財に充てた。

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  • 復興願い「がんばろう」 熱海海上花火大会 ドローン100機で彩る

     熱海市の熱海湾で24日夜、2022年最後の熱海海上花火大会が開かれ、3千発が冬の夜空を鮮やかに彩った。ドローンを駆使したショーも初めて行われ、観客を魅了した。  花火に先立ち、高輝度の発光ダイオード(LED)を搭載した100機のドローンが登場し、夜空をキャンバスにクリスマスツリーや熱海温泉ホテル旅館協同組合の公式キャラクター「あつお」などを描いた。新型コロナウイルス禍や伊豆山地区の土石流からの復興を祈り、「がんばろう」とのメッセージも発信した。  主催団体によると、この日は約5千人が見物に訪れた。

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  • 熱海署 警察犬所有者に嘱託書「市民安全に力添えを」

     熱海署は23日、嘱託警察犬の所有者兼訓練者の菅原小夏さん(47)=熱海市泉=に嘱託書を交付した。  嘱託警察犬はシェパードの「エヴァ オブ サラ ロブスタ号」(7歳、雌)で、10月下旬に行われた審査会で合格した。来年1月1日から1年間、行方不明者の捜索や事件捜査などで活動する。  菅原さんは「年々警察犬が減っているので広報活動などでも貢献したい」と話した。本間章浩署長は「市民の安全のために力添えしてほしい」と期待した。

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  • 災害時の個人情報取り扱い 周知へ説明会 内閣府が予算計上

     内閣府は2023年度、熱海市伊豆山の土石流災害を踏まえて22年度中に策定する防災分野の個人情報の取り扱い指針を広く周知するため、自治体職員を対象にした説明会などを各地で開催し、災害時の適切な個人情報の活用や地域の災害対応力の向上を目指す。23年度政府予算案に関連経費600万円を計上した。  政府は改正個人情報保護法の施行に合わせ、熱海市の事例を参考にして、災害時の安否不明者の氏名公表に関する自治体向けの統一指針の策定に取り組んでいる。  3月に有識者検討会の初会合を開いて以降、公表範囲や条件などの議論を進めている。指針策定後も災害の振り返りや自治体の意見を踏まえた事例の追加、内容の見直しを行

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  • 盛り土の安全対策 自治体支援強化 2023年度政府予算案

     国土交通省は熱海市伊豆山の大規模土石流と同じような被害を防ぐため、危険な盛り土への安全対策を講じる自治体の支援を強化する。23日に閣議決定した2023年度予算案に、盛り土の撤去などに活用できる防災・安全交付金8313億円を計上した。  23年5月の盛り土規制法施行に基づいて速やかに規制区域を指定するため、基礎調査に要する費用の国庫負担分を24年度まで3分の1から2分の1にかさ上げする。22年度第2次補正予算に計上した対策事業費7億円と合わせ、法施行前の調査にも適用する。盛り土の撤去や擁壁設置といった対策工事にも活用できる。  盛り土規制法は熱海の土石流災害を受けて22年5月に成立。盛り土の崩

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  • 熱海市側、初弁論欠席 遺族批判に市長釈明「弁護士の助言受け」 熱海土石流損賠訴訟

     熱海市伊豆山の大規模土石流の遺族らが県と熱海市に計約64億円の損害賠償を求めた訴訟で、市側が第1回口頭弁論に欠席したことについて、斉藤栄市長は23日の定例記者会見で「出席したかったが、弁護士の助言を受けてやむを得ず欠席の判断をした」と述べた。市の対応に遺族から批判が出ていて、今後の復旧復興事業に影響を与えかねないとの声も上がっている。  第1回口頭弁論は今月14日、静岡地裁沼津支部であり遺族が意見陳述を行った。県側は代理人が出廷していたが、市側は弁護士と市職員計13人の代理人全員が欠席した。  斉藤市長は会見で「原告と裁判所が決めた弁論期日に顧問弁護士の予定が合わなかった」と釈明。指定代理人

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  • スポーツ界で出身者活躍 熱海市10大ニュース発表

     熱海市は23日、2022年の10大ニュースを発表した。11月の大相撲九州場所で新入幕を果たした熱海富士(本名武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)ら同市出身の若者がスポーツ界で活躍したことや、長年にわたり市政に貢献した川口市雄元市長、国内最高齢の市議として活躍した山田治雄氏の死去などを選んだ。  ニュースに順位を付けず、斉藤栄市長や幹部職員が選んだ。伊豆山の土石流関連では発生1年に合わせて執り行った追悼式や、支援金などの寄付者10団体2個人が紺綬褒章を受章したことを挙げた。  その他のニュースは次の通り。  熱海こがし祭り山車コンクール3年ぶり開催▽国重要文化財「旧日向熱海別邸」一般公開再開▽斉藤栄市長

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  • ピングーがお出迎え 初島、十国峠でコラボ 富士急行

     富士急行は24日から2023年2月5日まで、スイス生まれの人気キャラクター「ピングー」とのコラボレーションイベントを静岡県内唯一の離島である熱海市初島や、同市と函南町の境にある十国峠などにある同社グループが運営する施設で展開する。  熱海港-初島港の定期船「イルドバカンスプレミア号」と十国峠のパノラマケーブルカーをピングーのキャラクターで装飾し特別運転する。初島のリゾート施設「PICA初島」のレストランや十国峠の山頂カフェではコラボメニューを提供する。十国峠の山麓売店では、タンブラーやマスキングテープなどのグッズを販売する。  熱海市東海岸町のホテル「熱海シーサイドスパ&リゾート」と初島の「

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  • 熱海土石流 逢初川、拡幅や勾配緩和 静岡県が河川整備計画策定

     静岡県は21日までに、熱海市伊豆山で大規模土石流が発生した逢初(あいぞめ)川について、おおむね20年間の整備方針を盛り込んだ河川整備計画を策定した。30年に一度の豪雨が発生した際に被害を防げるよう、河川を拡幅したり勾配を緩やかにしたりして安全性確保につなげる。  2級河川の逢初川は急勾配で普段から流れが速い。計画は、市道伊豆山神社線付近から国道135号までの中流部で流下能力が低いとし、河川断面を確保して流下能力を増やす必要性を指摘した。川底を深くするほか、段差を設けて勾配を緩やかにする。用地取得終了後に工事を実施する。  一方、気候変動の影響で甚大な浸水被害が相次いでいる状況を踏まえ、防災情

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  • 芸妓文化を身近に 熱海の園児が見番見学 扇子の使い方も学ぶ

     熱海市のあたみこども園の年長園児がこのほど、同市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番を訪れ、芸妓衆の踊りの稽古を見学した。芸妓の“商売道具”である扇子の使い方も学び、熱海を代表する伝統文化の魅力に触れた。  芸妓5人と踊りの師匠の花柳あらたさんが講師を務めた。華やかな舞を披露する芸妓に園児は興味津々。大人用の扇子が一人一人に配られると、しなやかな動きで扇子を開いたりとじたりする動作を教わった。熱海芸妓置屋連合組合の公式キャラクター「熱海まめっこ」も登場し、園児を楽しませた。  市教委は子どもの郷土愛を育むことを目的に、2020年度から地元の自然や文化を生かした「特色ある保

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 15日はメジナやオヤビッチャ、トウゴロウイワシ、タカベ、アイゴなど。16日はスズメダイやササノハベラ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ。17日はメジナやアイゴ、スズメダイ、ベラ、トウゴロウイワシなど。18日はネンブツダイとタカベが釣れた。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺はメタルジグやワームなどのルアー釣り、カマスサビキ、餌釣りでカマス。日中も釣れるが食いは渋いため、夕暮れ時が良い。遠投ができれば青イソメ餌の投げ釣りでシロギスやメゴチが狙える。イソメは穴釣りなどでも食いが良く、さまざまな釣法に流用できておすすめ。  ▽伊東

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  • 熱海土石流/損賠訴訟併合審理へ 責任追及、当事者そろう【追跡2022③】

     14日、静岡地裁沼津支部の法廷。「住民の生命財産を守る責務を全うするために、行政はやるべきことをやってきたのか。到底そうは思えない」。熱海市伊豆山の大規模土石流の遺族、被災者でつくる「被害者の会」の瀬下雄史会長(55)の怒りを帯びた低い声が響いた。  未曽有の「人災」の責任追及を巡り、遺族らが県と熱海市に計約64億円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論。被告席で瀬下会長の意見陳述に耳を傾けたのは県の代理人のみで、熱海市の代理人の姿はなかった。  事前に答弁書を提出した市が初弁論を欠席することは法的に認められている。ただ、遺族からは「不誠実だ」「私たちと向き合う気がないのか」と怒りや嘆きの声

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  • 熱海土石流 静岡県対応、再検証必要 県議会特別委、提言に反映へ

     熱海市伊豆山で昨年7月に起きた大規模土石流に関する静岡県議会特別委員会が20日、県庁で開かれ、砂防法や森林法、廃棄物処理法など県の行政手続きに関して再検証の必要があるとの見解で一致し、今後まとめる提言に盛り込むことになった。  県と市の行政手続きをチェックした県行政対応検証委員会を巡っては、事務局が委員に提供する情報を限定したり、報告書の調整段階で議事録を作らなかったりしたことなどを問題視し、検証が不十分だとする指摘が上がった。委員ではなく事務局に問題があったという意見も出された。  報告書の一部に当たる県土採取等規制条例の対応に関する部分を「妥当」とする県議もいたが、不十分な検証の報告書を

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  • 熱海市行財政審「現場に丁寧な説明を」 宿泊税導入で議論

     熱海市行財政審議会(石井倭雄会長)は20日、市が諮問している宿泊税の創設に関する2回目の会合を市役所で開いた。委員からは、現場で税を徴収する立場になることが想定される宿泊施設側に丁寧な説明を求める声が上がった。  市は観光振興財源を安定的に確保する方策として、法定外目的税の宿泊税を導入し、来遊客の満足度向上や持続可能な観光地経営を目指している。諮問案では、宿泊施設が特別徴収義務者として一律200円の税を客から徴収し、市に納める方法を提示している。  審議会の委員を務める市ホテル旅館協同組合連合会の森田金清代表理事は、宿泊税の意義に理解を示しつつ「現場に制度の説明が伝わっていない。税の使途を明

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  • 流れ下る土砂、上流域で増加 砂防ダム1基分と推定 堆積土砂の撤去記録、県に残らず廃棄か 熱海土石流・崩落盛り土

     昨年7月に土石流が発生した熱海市伊豆山の逢初(あいぞめ)川流域の地形データ分析資料で、源頭部の崩落した盛り土(残土処分場)から流れ下った土砂が上流域の途中で約4千立方メートル(砂防ダム1基分)増加したと推定されることが19日までに分かった。上流域に堆積した流出土砂の撤去記録が静岡県に残っていないことも判明。県は「記録文書を廃棄した可能性がある」と説明している。  地形データ分析は、土石流発生前の2019年12月と発生3日後の標高差から土砂量を計算した。測量会社が実施し、盛り土崩落の発生原因を調べる県の検証委員会の資料に掲載されていた。  分析によると、源頭部の崩落土砂は約5万8千立方メートル

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  • 伊豆山の被災現場 自民議員が視察 熱海

     自民党熱海市支部の市議や藤曲敬宏県議(同市)が19日、同市伊豆山の大規模土石流の被災現場などを視察した。必要に応じた県や市への予算要求を念頭に、現地での対応の進捗(しんちょく)状況を確かめた。  甚大な被害を受けた岸谷地区では、市まちづくり課や県熱海土木事務所の担当者がパネルで説明した。参加した議員はまちづくりに向けた方向性や逢初(あいぞめ)川の復旧計画などを聞き、質疑・応答を行った。  視察はほかに、源頭部や土砂の埋め立てを行っている長浜海浜公園に隣接する海岸などを回った。

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  • 縄跳び耐久 児童が真剣勝負 熱海で大会

     熱海市子ども会育成指導者連絡協議会(須田哲義会長)は17日、縄跳びの耐久時間を競う「第47回なわとび大会」を同市下多賀の南熱海マリンホールで開いた。市内の小学1~6年生約70人が参加し、日頃の練習の成果を披露した。  学年、男女別で行われ、20分間を上限に両足1回前跳びをどれだけ跳び続けられるかを競った。児童は一点を見つめながら真剣な表情で競技に取り組んだ。  20分間跳び続けて5年生女子の部で優勝した第二小の赤山椿季さん(11)は「大会に向けて3週間前から練習をしてきたので、とてもうれしい。来年も優勝目指して頑張りたい」と笑顔を見せた。

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  • 熱海土石流 砂防指定地申請で国が見解 「県が対象地の情報把握」

     熱海市伊豆山の大規模土石流の起点付近を開発が規制できる砂防指定地として県が過去に指定してこなかった問題で、政府は16日、砂防指定地に関しては都道府県が「指定すべきと考えられる区域」の情報を把握した上で国に指定申請しているとする見解を示した。神谷宗幣参院議員の質問主意書に対する答弁書で明らかにした。  土石流が発生した逢初(あいぞめ)川では1998年に上流全体の砂防指定地の指定を求めた国に対し、県が「今後、流域の状況を勘案し、指定を進めたい」と回答。しかし、その後も県の砂防担当者は周辺の開発情報を把握していなかった。  政府は今回の答弁書で、「指定に際し勘案すべき土地」では、地形や地質、他法令

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  • 物価高騰で事業者に支援金 2月末まで受け付け 熱海市

     長期化する新型コロナウイルス禍やエネルギー価格などの高騰を受け、熱海市は16日、市内事業者を対象とした支援金の申請受け付けを開始した。来年2月末まで受け付ける。  支援金は法人に4万円、個人事業者に2万円支給する。申請時点で事業実態があることや、納期までに市税を完納していることなどが条件。  市ホームページから申請書を入手し、必要書類を添えて市観光経済課産業振興室に原則郵送で申し込む。専用フォームからの電子申請も可能。ただし今月21日~来年1月13日はシステムメンテナンスのため、アクセスできない。  問い合わせは同室<電0557(86)6203>へ。

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  • 雑紙、トイレ紙交換 リフォーム品展示も 熱海市役所で12月19日

     熱海市の熱海女性連絡会と市環境衛生自治推進協会は19日午前10時~午後1時、リフォーム作品の展示やマイバッグの販売、雑紙とトイレットペーパーの交換会を市役所第3庁舎2階で行う。  トイレットペーパーは1巻きにつき、牛乳パック6枚または雑紙4キロと交換する。問い合わせは同連絡会(市市民協働推進室内)<電0557(86)6193>、同協会(市環境センター内)<電0557(82)1153>へ。

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  • 彩り豊かな新年に 熱海・来宮神社 まゆ玉作り【動画あり】

     熱海市西山町の来宮神社で、正月の縁起物として知られる「まゆ玉」作りが大詰めを迎えている。20日から数量限定で頒布する。  一帯でかつて盛んだった養蚕に由来し、家内安全や商売繁盛などの福をもたらすとされる。巫女(みこ)が11月中旬から交代で作業に当たり、約500本を用意する。  15日も魔よけの色とされる紅、青、黄などの色をつけて作った上新粉の玉を、一つずつ丁寧に萩(はぎ)の枝に取り付けた。巫女の近藤凪砂さん(22)は「新しい年に恵みがたくさん訪れるよう願いを込めて作っている」と話した。

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  • 店舗に車突っ込む 歩行者の女性重傷 熱海

     15日午前10時45分ごろ、熱海市咲見町の市道で、乗用車2台の追突事故があった。追突した車は対向車線沿いの店舗に突っ込み、付近を歩いていた同市咲見町の女性(79)に衝突した。熱海署によると、女性は足を骨折する重傷を負い、追突した乗用車の男性(59)も負傷した。もう1台の乗用車を運転する同市春日町の男性(82)にけがはなく、同乗の女性(74)は頭に軽傷を負った。  複数の目撃者によると、59歳の男性は追突後、バックや急発進を繰り返し、店舗に突っ込んだという。付近にいた男性工事作業員(53)は「ものすごいスピードだった。女性が店舗と車に挟まれていたので、通行人と協力して車を引っ張り出した」と振り

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  • 熱海の紅白梅 上皇さまに献上へ 健康祈り厳選40本

     熱海市は15日、上皇さまの誕生日(23日)をお祝いして贈る「献上梅」の枝切りを同市の熱海梅園で行った。上皇さまが皇太子だった1969年から続けていて、今年で54回目。  市職員らが、つぼみが大きく膨らんだ早咲きの紅梅「八重寒紅」と白梅「冬至梅」計40本を厳選した。緊張した表情で枝にはさみを入れた公園緑地課の加藤可奈さんは「上皇さまの健康と長寿を祈りながら切った。誕生日に見頃を迎えられれば」と話した。  梅は16日に市職員が東京都港区の仙洞(せんとう)御所に届ける。同市と親交のある英国、韓国、ブルネイの各大使館にも贈る。  同園では10月21日に梅の初開花が確認された。過去10年間で最も早い開

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  • 熱海市議会が閉会 5議案可決、同意

     熱海市議会11月定例会は15日、最終本会議を開き、2022年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決、同意して閉会した。「加齢性難聴者の補聴器購入」に関し、市に助成制度の創設を求める請願も採択した。  同市伊豆山の大規模土石流に関する調査特別委員会(百条委員会)は11月定例会で検証結果を報告する方針を示していたが、取りまとめに時間を要しているため2月定例会で報告する見通しになった。

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  • 学校教室にエアコンを 伊東市長に要望書 地区労福協

     伊東熱海地区労働者福祉協議会(三枝哲哉会長)は14日、子どもたちの健康を守るため学校の特別教室にエアコンの設置などを求める要望書を小野達也伊東市長に提出した。  三枝会長らが市役所を訪ね、手渡した。要望7項目のうち新規は2件。エアコン設置のほか、防災・減災の対策で、避難行動要支援者ごとの個別避難計画の作成を要望した。  小野市長はエアコン設置について「保護者からも要望が来ている。順次入れていく予定はしている」と話した。  同協議会は21日、熱海市にも要望書を提出する。

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  • 熱海土石流 損賠2訴訟併合審理へ 遺族ら真相究明期待「全ての被告そろった」

     熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、遺族ら111人と3法人が県と熱海市に計約64億円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、静岡地裁沼津支部であり、古閑美津恵裁判長は、遺族らが土石流の起点の現旧土地所有者らを相手取り起こした損害賠償請求訴訟と併合審理すると決めた。原告側の代理人弁護士は全ての被告がそろうことで「真相究明に近づいた」と期待感を示した。  県、熱海市を被告とした訴訟と現旧所有者らに対し計約58億円の損害賠償を求めた訴訟が併合され、来年1月11日には非公開の弁論準備手続きが行われる。「被害者の会」会長の瀬下雄史さん(54)は「今まで責任のたらい回しが現旧所有者、県、市の間で行

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  • ⚽東海リーグ2部昇格 社会人サッカークラブ「SS伊豆」 熱海市長に喜び報告

     熱海市の姫の沢スポーツ広場をホームグラウンドとする社会人サッカークラブ「SS伊豆」が東海社会人リーグ2部昇格を決めた。同クラブの片岡大輔代表が13日、市役所に斉藤栄市長を訪ね、来季の抱負を語った。  県社会人リーグ1部の同クラブは今月3、4日に三重県で行われた東海社会人サッカートーナメント大会で2連勝し、東海リーグ2部昇格を決めた。昨年も同大会への出場権を得ていたが、新型コロナウイルス禍で中止になっていた。  伊豆山の復興支援などのボランティア活動にも力を入れている同クラブ。片岡代表は「地域に支えられて戦ってきた。来季もチャレンジ精神を忘れずに戦いたい」と語った。斉藤市長は「スポーツで本市

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  • 強制わいせつの疑い 男を逮捕 熱海署

     熱海署は14日、強制わいせつの疑いで熱海市下多賀、人材派遣業の男(37)を逮捕した。逮捕容疑は11月20日午後4時半ごろ、自宅で県東部の女子高校生の体を触るなどわいせつな行為をした疑い。同署によると、2人に面識はあったという。

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  • 熱海土石流 静岡県の行政対応検証委「独立性なし」 出石委員、県議会で見解 「県の中に事務局」問題視

     熱海市伊豆山の大規模土石流災害に関する静岡県議会特別委員会が13日開かれ、県行政対応検証委員会の委員を務めた出石稔関東学院大教授(行政法)が参考人として出席した。出石氏は、県と市の行政対応に関する報告書をまとめた検証委について「(県から)独立していなかった」との見解を示した。報告書の内容は「適正だった」としながらも、県が所管する法令などの追加検証を提案した。  検証委に関して「県の中に事務局が置かれ、知事から要請されて議論されていること自体、独立と言えるのか」と独立性を否定。県主導だったのかという質問には「われわれに分からない。(県職員OBで構成する)事務局主導とは言える」と答えた。  盛り

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  • 逢初川の砂防ダム 2009年時点で機能不全か 盛り土造成時協議、職員「土砂で埋まっている」 熱海土石流

     熱海市伊豆山で昨年7月に発生した大規模土石流を巡り、静岡県熱海土木事務所の職員が2009年11月の盛り土造成時の協議で、逢初(あいぞめ)川の砂防ダムに関し「(土砂で)かなり埋まっている」と発言した記載が県の公文書に残されていることが12日までに分かった。少なくとも当時、下流域の人家を土砂から守る砂防ダムが機能不全に陥っていた疑いが浮上した。  職員が発言した09年11月4日の協議は、同年10月に河口の伊豆山港に泥水が流出したことを受けて関係する行政機関で対策を検討した。当時、上流域に大量の残土が搬入され始めていた。熱海土木の各担当者のほか、森林法を所管する県東部農林事務所や県土採取等規制条例

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  • 熱海・伊豆山に高級温泉旅館 オリックス不動産 2023年末ごろ開業

     オリックス不動産(東京都)は12日、熱海市伊豆山に高級温泉旅館「熱海・伊豆山 佳ら久(からく)」を2023年末ごろに開業すると発表した。佳ら久は同旅館を運営するオリックス・ホテルマネジメント(東京都)のラグジュアリーブランドで、箱根・強羅についで2施設目。  JR熱海駅の北東約1・9キロの国道135号沿いに立つ地下1階、地上7階建て。延べ床面積は9151平方メートル。全57の客室に露天風呂が付いていて、中層階以上からは相模灘などの絶景が望める。ラウンジや大浴場、レストランなどの共用施設も備える。シニア層を中心に少人数の利用を見込む。  伊豆山地区は昨年7月に大規模土石流に見舞われたが、同旅館

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  • 有権者303万2619人 静岡県内、12月1日時点

     静岡県選挙管理委員会がこのほど公表した県内の選挙人名簿登録者数(基準日1日)は303万2619人(男149万605人、女154万2014人)で、9月の前回登録時と比べて3376人減った。  減少数が多かった市区部は静岡市清水区478人、沼津市349人、静岡市葵区347人、熱海市307人など。町部は函南町81人、東伊豆町71人、南伊豆町44人などだった。  増加した市区部は袋井市119人、浜松市西区100人、同市東区66人などで、町部は小山町79人、長泉町66人だった。

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  • 退任民生委員ら24人に感謝状 熱海市が贈呈式

     熱海市はこのほど、退任した民生委員・児童委員に対する感謝状贈呈式を市役所で行った。斉藤栄市長が住民福祉の向上に貢献した24人の功績をたたえ、感謝状を手渡した。  退任者を代表して市民生委員・児童委員協議会長を務めた谷口成伸さんが、昨年7月に同市伊豆山で発生した大規模土石流の際に避難所で行ったボランティア活動などを振り返り、「活動を続けてこられたのは先輩、同僚の支えと行政のサポートのおかげ」と感謝の言葉を述べた。  同日は、新任の24人を含む同委員への委嘱状伝達式も行った。

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  • あたみ桜、基準木開花 2008年以降で最速

     熱海市は9日、同市銀座町の糸川遊歩道沿いに植えられている「あたみ桜」の基準木の開花を確認したと発表した。市によると、基準木を制定した2008年以降では、20年と並び最も早い開花という。  市公園緑地課によると、市民から同日、開花の情報が寄せられた。職員が確認したところ、枝先に2輪の花が咲いていた。基準木にはまだ葉が多く残っていて、全てが落ちる前に開花するのは珍しいという。あたみ桜は例年1月下旬から2月上旬に見頃を迎える。  あたみ桜は1871年にイタリア人によって熱海に伝えられたとされる。開花時期は沖縄県のカンヒザクラと並び国内で最も早く咲くとされる。市は1977年に「市の木」に制定している

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  • 熱海土石流 起点上部の盛り土 市「県に撤去要望」

     熱海市伊豆山の大規模土石流の起点付近に残っている盛り土を巡り、同市の窪田純一観光建設部理事は9日、県が行政代執行で撤去する不安定土砂の上部にある盛り土について「県に撤去の要望を行っていきたい」と述べた。市議会11月定例会で米山秀夫氏の一般質問に答えた。  県の行政代執行では、起点付近の不安定土砂約2万立方メートルを来年5月ごろまでに撤去する予定。現在は工事用道路の整備に向けた伐採作業を行っている。  一方、不安定土砂の上部には廃棄物が埋められている約1万立方メートルの盛り土がある。県は「安定している」として、今回の行政代執行の対象外としている。ただ、一部住民から崩落を心配する声が上がっている

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  • 修繕費用補助を検討 警戒区域内の住宅支援 熱海市長、議会答弁

     熱海市伊豆山の大規模土石流の被災者支援に関し、斉藤栄市長は8日の市議会11月定例会で、警戒区域内の自宅を修繕して生活再建を希望している被災者に対し「引っ越し費用に上乗せして、何らかの支援ができないか検討している」と述べた。高橋幸雄氏(熱海成風会)への答弁。  市は来年8月ごろに警戒区域の解除を目指している。市はこれまで、避難生活を送っている被災者が恒久的な住居で生活再建ができるようになるまでみなし仮設住宅などの家賃補助を継続し、引っ越し費用も支援する方針を示していた。  立ち入りが原則禁止の警戒区域内には、一部損壊の家や直接被害を受けていない住宅が残っている。ただ、発災から1年5カ月の間に壁

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  • 市長「5億円見込む」 熱海土石流 被災地の公共施設整備

     熱海市の斉藤栄市長は8日、伊豆山地区の土石流被災エリアの復興事業に関し、逢初(あいぞめ)川両岸に整備する市道の用地取得や造成の費用と、公園、緑地などの公共施設整備費に5億円程度を見込んでいることを明らかにした。市議会11月定例会で稲村千尋氏(熱海成風会)の一般質問に答えた。  市が復興事業の柱に据える「小規模住宅地区改良事業」で行う宅地の用地買収や造成の費用は含まれていない。斉藤市長は事業推進に向けて「計画区域内の権利者の協力が不可欠。合意形成に努める」と強調した。  宿崎康彦観光建設部長は同事業の合意形成の進捗(しんちょく)について「年内にも権利者を個別に伺い、事業への理解、協力を得たい」

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  • 熱海観光 お座敷遊びは泊食分離で 市が新プラン、地場の味堪能

     新型コロナウイルス禍の影響で宴席が激減している芸妓(げいぎ)の活躍の場を創出しながら、新たな観光コンテンツを生み出そうと、熱海市は熱海芸妓置屋連合組合などと協力して新たな観光商品のテスト販売を始めた。地元の飲食店が提供する食事とともにお座敷遊びが楽しめるプランで、2月上旬まで催行している。  コロナ感染対策の行動制限が撤廃され、観光の客足がコロナ以前の水準に戻りつつある同市。この3年間で旅行形態は大きく変わり、芸妓衆の“主戦場”である宴席の需要はなかなか回復しないのが実情だ。  こうした中、市はウィズコロナに対応した旅行スタイルとして、宿泊客がホテルや旅館以外で食事を

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  • 損害賠償請求訴訟 市と県、争う姿勢 違法盛り土「黙認」法的責任を否定 熱海土石流

     熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、起点となった土地で違法な盛り土造成を黙認したなどとして、遺族らが同市と県に計約64億円の損害賠償を求めた訴訟で、市と県が請求棄却を求める答弁書を静岡地裁沼津支部に提出したことが7日、原告への取材で分かった。一連の行政対応について、市と県は違法な権限不行使には当たらないと主張している。  遺族らは、市が前土地所有者の不動産管理会社(神奈川県小田原市)の届け出書に不備があったにもかかわらず受理したことや、市が県条例に基づく措置命令を見送った際に、県が市に行政対応の是正を求めなかったのは違法と訴えている。  市は答弁書で、再三にわたり同社に行政指導を行ったが、県条

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  • 食で功労13人表彰 静岡県、仕事人オブザイヤー

     静岡県は、静岡県産食材を使った食文化発展に貢献する「ふじのくに食の都づくり仕事人」の表彰式を静岡市内で開いた。食を通じた地域貢献などで本年度、特に優れた活動をした「ザ仕事人オブザイヤー」に輝いた13人に表彰状を手渡したほか、新たに21人を仕事人に認定した。  食文化振興に取り組む企業や団体が対象の「ふじのくに食の都づくり貢献賞」は6団体を選んだ。国内外に誇る特徴を備えた農林水産物「しずおか食セレクション」6商品、各地の特産品の魅力を引き出した加工品「ふじのくに新商品セレクション」11商品もそれぞれ新たに認定した。  ザ仕事人オブザイヤー受賞者は次の通り。  一木敏哉(浜松市)内山栄二(熱海市

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  • 東海バス3路線 継続に向け協議 熱海市公共交通会議

     熱海市地域公共交通会議が6日、市役所で開かれ、東海バスが市内で運行するバス路線のうち「湯河原線」「伊豆山線」「七尾線」の3路線の維持が困難だとして公的支援を求めた。同会議は、地域に重要な路線との認識で一致し、存続に向けて協議することを確認した。  同社によると、各路線は新型コロナウイルス禍や昨年7月に発生した伊豆山地区の土石流災害の影響で利用者が減少していた。湯河原線は本年度約620万円、伊豆山線は約380万円、七尾線は約1千万円の欠損額が見込まれている。  JR熱海駅-湯河原駅間を結ぶ湯河原線は以前から大幅な赤字で、他の黒字路線の利益を内部補塡(ほてん)していた。本年度から市の単独補助路線

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  • 井沢さん、鈴木さん市長賞 MOA熱海市児童作品展

     MOA美術館熱海市児童作品展(実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、熱海市の同美術館で行われた。最高賞に当たる市長賞には、絵画の部が井沢なみさん(多賀6)、書写の部が鈴木理歩さん(第二6)の作品がそれぞれ輝いた。  作品展には同市の全小学校から絵画303点、書写197点が寄せられた。  市長賞以外の主な入賞者は次の通り。  【絵画】小柳津碧音(多賀5)水野菜月(同2)森本海湊(第二3)佃航輝(多賀5)荻田凪(第二6)古川桜妃(第一2)中田愛梨(同1)谷口絢音(第二1)佐々木心菜(桃山4)  【書写】鈴木琥大(第二5)新藤彩(多賀5)西島華愛(同3)鈴木碧真(第二1)西

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  • ヒマラヤ桜満開 三島梅花藻の里

     絶滅危惧種ミシマバイカモの群生地「三島梅花藻の里」(三島市南本町)で、ヒマラヤ桜が満開になっている。管理するNPO法人グラウンドワーク三島によると、見頃は12月中旬まで続く見込み。  ヒマラヤ桜は1967年に熱海市を訪れたネパールのビレンドラ皇太子(当時)が、献上を受けた梅の種のお礼に桜の種を贈ったのがきっかけ。梅花藻の里には約50年前、熱海高の枝が接ぎ木された。一時は花をほとんど付けない年もあったが、間引きや消毒を施すなどしてここ数年は毎年満開の花を咲かせている。

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  • 車の維持費年間いくら? 熱海署調査 免許返納の参考に

     熱海署はこのほど、運転免許証の自主返納を検討する高齢者に参考にしてもらおうと、自動車の年間維持費に関するアンケート結果を公表した。高齢運転者が起因する事故が多発する中、同署は「運転に不安を感じている高齢者だけでなく、家族にも参考にしてもらいたい」としている。  アンケートは2020年10月~21年6月と22年6~9月に運転免許証の更新で来署した70歳以上の高齢者213人に実施した。車の種別や使用頻度、1カ月の燃料代、車検費用、任意保険料、車両修繕費を調べ、バスやタクシーなどを利用した場合の経費、利用回数と比較した。  自動車の年間維持費は平均約19万3800円。バイクは同2万1200円。自動

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  • 生活再建へ支援訴え 土石流発生から1年5カ月 熱海・伊豆山

     災害関連死を含め27人が死亡した熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から1年5カ月が経過した。被災現場付近で犠牲者に黙とうをささげた被災者からは、生活再建に向けた行政の支援の必要性を訴える声が聞かれた。  立ち入りが原則禁止の警戒区域には、公費解体の対象にならない半壊未満の住宅が数多く残っている。長い月日の間に家の傷みが進んでいるため、避難先からの帰還を諦めている住民も少なくない。  市は土石流の起点付近に残る不安定土砂の撤去と新たな砂防ダムの完成を前提に、来夏に警戒区域を解除する方針だ。ただ、それまでの間、半壊未満の住宅を維持管理するための補助制度はない。  全壊した自宅の公費解体が終わ

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  • 2年連続で敢闘賞の熱海市 幼なじみ 互いに奮起【市町対抗駅伝】

     タイムの上げ幅が伸びたチームに贈られる敢闘賞を2年連続で受賞した熱海市。幼なじみの2区石田璃久登選手(12)=熱海二小6年=と3区岩井美璃選手(11)=熱海桃山小6年=がたすきをつなぎ、勢いづけた。  「区間賞を狙っていた」と口をそろえる石田選手は区間4位、岩井選手は同5位。保育園時代から互いを知る2人は同じクラブチームで練習に励む。岩井選手は石田選手の好走に「自分も頑張らねば」と奮起した。  大川慎一郎監督(43)=熱海初島小教諭=は「選手が目標を持って練習に取り組んだ成果」とたたえた。

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  • 熱海土石流 半壊以下住居「支援薄い」 被災者、公費負担制度訴え 静岡県議会特別委

     熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流に関する県議会の特別委員会が2日開かれ、被災者でつくる「警戒区域未来の会」の中島秀人代表が参考人として出席した。中島代表は半壊以下の住居に対する公的支援が手薄だとし、住居解体やリフォーム、壊れた電化製品購入などの費用を公費負担する制度の必要性を訴えた。  盛り土(積み上げた残土)の崩落が被害を招いた土石流について「天災ではない人災に対する強い憤りが被災者の共通した感情になっている」と説明。人災が前提になっている中で「自分のお金を使って壊れた住居を整備し、避難先から戻ろうと思わない」と災害の特殊性に触れ、全壊以外の住居に対する支援を要請した。

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  • 熱海土石流行政検証 関係職員への県聴取 検証委に詳細提出せず 抜粋「概要」のみ

     熱海市伊豆山の土石流災害の行政対応検証を巡り、静岡県が検証委員会に対し、危険の予見性などを記した関係職員への詳細なヒアリング資料を提出していなかったことが1日までの県への取材で分かった。県の判断で聴取内容を部分的に抜粋した「概要」に基づき、検証委は行政手続きを検証していた。  ヒアリングは委員ではなく県が昨年11月、退職者を含む関係職員39人を対象に実施。詳細なヒアリング資料も県が作成し、聴取内容を箇条書きにして「危険の予見」「業者の態度」「上司等への報告」にまとめ、職員の当時の役職名とともに記載した。検証委の検証作業が終わった後の今年5月に県が公表している。  ただ、県が検証委に提出したヒ

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  • 温泉排水を有効活用 排熱回収ヒートポンプシステム 平和エアテック(熱海市)【静岡ものづくり最前線】

     温泉などから出る排水の熱を取り出して給湯に活用するシステム。従来は捨てられていた温泉地の“未利用エネルギー”を有効活用して、ボイラーに使われてきた化石燃料や事業所のコストの削減を可能にする。  宿泊施設などから出る排水をいったんタンクにためて、採熱用熱交換器で熱を回収し、ヒートポンプを通じて60度程度の湯を供給する。  温泉地の熱海市は、宿泊施設などから大量に湯が排出される。そのため、下水の温度が25度前後と他都市より高く、熱交換の効率化が図りやすい。  ヒートポンプは電気を使用するが、ボイラーに用いる化石燃料よりコスト削減効果は大きい。二酸化炭素(CO2)排出量も大

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  • 熱海高と旅館の事例 産官学連携の重要性理解 静岡県教育研究会

     静岡県教育研究会商業部会はこのほど、地域と学校の連携や地元就職率の向上をテーマにしたパネル討論会を熱海市下多賀の旅館「ニューとみよし」で開いた。県内の商業科設置校の教員が、熱海高の実習「高校生ホテル」などの事例を通じて産官学の連携の重要性に理解を深めた。  高校生ホテルは観光地の特色を生かして地域に根付く人材を育てようと、熱海高が同旅館の協力を得て2016年に始まった。接客などの訓練を重ねた生徒が2日間、同旅館を運営する。  パネリストを務めた同校の小見山秀彦教諭は「単発ではなく、継続した取り組みにするために地域の人に生徒を育ててもらう環境づくりが重要」と述べた。同旅館の富岡篤美社長は「生徒

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  • 同性婚訴訟「思い伝わった」「一歩前進」 静岡県内関係者

     国が同性婚を認めないのは憲法違反だと同性カップルが訴えた訴訟で、東京地裁が30日、同性パートナーと家族になる法制度がない現状は「違憲状態」と判断したことを受け、原告や県内の性的少数者を支援する団体からは喜びとともに、国会での積極的な議論を求める声が上がった。  昨年12月まで熱海市で生活していた原告の一人、かつさん(37)=仮名=は東京地裁で判決の言い渡しを聞き、「裁判官に自分たちの思いが伝わっていた」と感じ取った。パートナーの広橋正さん(53)は「社会に傷つけられてきた個人の尊厳を回復する戦いだった。踏み込んだ判決で、うれしかった」と目に涙を浮かばせた。  弁護団の水谷陽子弁護士は電話取材

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  • 重傷事故有罪判決 熱海市職員停職3カ月

     熱海市は30日、2月に自家用車を運転中に歩行者をはねて重傷を負わせたとして、10月に静岡地裁沼津支部に自動車運転処罰法違反(過失致傷)の罪で禁錮1年2月、執行猶予3年の有罪判決を受けた観光建設部主幹の職員(51)を29日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。  市によると、職員は2月16日午後7時45分ごろ、市内の交差点で横断歩道上の安全を確認する注意義務を怠り、歩行者をはねて重傷を負わせたとされる。  斉藤栄市長は「職員に対し法令の順守、安全運転を徹底するよう強く注意喚起する」とのコメントを出した。

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  • 宿泊税創設案を諮問 観光財源巡り行財政審議会に 熱海市

     熱海市は30日、市行財政審議会を市役所で開き、導入に向けて検討してきた宿泊税の創設に関して諮問した。市は来年1月に答申を受け、市議会2月定例会に関連条例案の提出、可決を目指している。条例案が可決された場合、総務省との協議や周知期間を経て最短で2024年度の導入が可能という。斉藤栄市長が石井倭雄会長に諮問案を提出した。  宿泊税は人口や税収の減少が避けられない中、高水準の観光振興策に必要な財源を安定的に確保することが狙い。斉藤市長が市長選で公約に掲げた政策の一つでもある。  諮問案によると、宿泊税は法定外目的税とし、税額は宿泊者1人1泊につき200円。12歳未満や修学旅行の児童、生徒などは免除

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  • 横断歩道で女性と衝突 死亡させた疑い 熱海署が運転手書類送検

     熱海署は30日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、熱海市上多賀の農業の男(84)を静岡地検沼津支部に書類送致した。送致容疑は9月13日、同市下多賀の国道135号を軽トラックで走行中、横断歩道を渡っていた同市の無職女性(87)と衝突し、女性を死亡させた疑い。

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  • 公文書原本中心に押収 熱海土石流 市と県への家宅捜索

     熱海市伊豆山で2021年7月に起きた大規模土石流で、静岡県警が17日に実施した熱海市役所と県庁への家宅捜索は、遺族らが市と県を相手取った民事訴訟の進展などを見据え、公文書の原本の押収作業を中心に行われていたことが30日、関係者への取材で分かった。同市は、土石流への行政対応に関する総括を16日に公表していた。  家宅捜索は容疑者不詳のまま業務上過失致死の疑いで実施した。県警本部と熱海署から捜査員各40人が市役所と県庁を訪れ、担当職員ら立ち会いの下、必要な資料を差し押さえた。捜索した部署は計20カ所に及んだという。  市と県を相手取った損害賠償請求訴訟は、12月14日に静岡地裁沼津支部で初弁論が

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  • 同性婚選択できる日を 損賠訴訟、30日東京地裁で判決 昨年まで熱海居住の原告

     同性同士の結婚を国が認めないのは婚姻の自由の侵害だとして、東京都などの8人が国に損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁で言い渡される。2021年12月まで熱海市に住んでいた原告の広橋正さん(53)とかつさん(37)=仮名=カップルは「性的指向で平等な権利が与えられないのは明らかに不平等。同性婚を選択できる日が一日でも早く来てほしい」と司法の判断に期待する。  2人は十数年前に会員制交流サイト(SNS)で知り合った。東京都と熱海市で約10年間同居し、現在は沖縄県に移り住んで宿泊業を始める準備を進めている。異性婚カップルと変わらない生活を送るが、婚姻が認められないことで気掛かりな点もあると

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  • 大自在(11月30日)泣く

     アニメ「機動戦士ガンダム」第1作(1979年~80年)のエンディングテーマ歌詞に「男は涙を見せぬもの」とある。筆者も子どものころ、言われた。  そうなったのは明治時代以降、家父長制度が一般化してかららしい。江戸時代は男も女も大声で泣いた、と先日の「日本学賞」受賞者スピーチで山口仲美埼玉大名誉教授(熱海市出身)が研究成果を披露した。オノマトペ(擬音・擬態語)研究の第一人者である。  江戸時代は連座制があって、罪に問われた人は親族に、親族は世間に「わあ」と大泣きして申し訳ないとアピール。室町、鎌倉時代とさかのぼると男は「はらはら」、女は「さめざめ」と声を出さず泣いた。戦が日常の世、声が危険を招く

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  • 熱海市役所と県庁 業過致死の疑いで静岡県警が捜索 熱海土石流

     熱海市伊豆山で2021年7月に起きた大規模土石流で、静岡県警が今月中旬、業務上過失致死の疑いで、熱海市役所と県庁を家宅捜索していたことが29日、関係者への取材で分かった。  公文書などの関係資料を押収したほか、担当職員らから聞き取りを行ったとみられる。県警は押収した資料などを踏まえて土砂崩落の原因を究明するとともに、土石流の発生と行政の対応との因果関係などの捜査を慎重に進める。  関係者によると、捜索は17日に行われたという。県警は遺族らからの刑事告訴を受け、昨年10月に起点の盛り土の現旧所有者の関係先を、今年1月には現場への土砂の運搬・搬入などに関わったとみられるダンプ事業者などの関係先を

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  • 伊豆山復興に即戦力を 任期付き土木職員 熱海市、12月から募集

     大規模土石流に見舞われた熱海市伊豆山の復旧復興事業が本格化するのを前に、市は12月1日から任期付きの土木技術職員を募集する。民間や自治体で土木事業の経験がある即戦力を求め、早ければ来年1月にも採用する。  土木工事の設計、施工管理、構造物の維持管理に関する業務に5年以上従事し、コンピューター利用設計システム(CAD)を使って設計ができる人が対象。任用期間は原則3年、最大5年。採用予定人数は若干名。  同市の土木技術職員は現在21人。過去2年間は採用ゼロで人材不足に陥っている。伊豆山の復旧復興に向けて県や他市から4人の応援職員が派遣されているが、用地交渉などを含めた業務を進める上で態勢が不十分

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  • 熱海梅園「日本一遅い紅葉」見頃 4日まで、もみじまつり

     “日本一遅い紅葉の名所”とも言われる熱海市の熱海梅園で紅葉が見頃を迎えている。12月4日まで恒例の「もみじまつり」(市観光協会主催)が開かれ、来園者が赤や黄色に色づいた木々を楽しんでいる。  園内には約380本のカエデ類の樹木が植栽されている。同協会によると、紅葉のペースは例年並みで、11月下旬からの見頃となった。観光客らはカメラやスマートフォンを手に園内を散策し、晩秋の雰囲気を満喫していた。  まつり期間中は足湯を開設し、午後4時半~9時に園内をライトアップする。

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  • 救命ボート投下、乗客の誘導確認 富士急マリンリゾート、熱海港で訓練

     熱海市の富士急マリンリゾートはこのほど、熱海港と初島港をつなぐ定期船の緊急事態に供え、救命ボート投下訓練を熱海港で行った。同社や海上保安庁、熱海署から約15人が参加し、乗客の避難や誘導の手順を確認した。  熱海港内に停泊する定期船「イルドバカンスプレミア」が浸水したとの想定。船長が汽笛やアナウンスで異常を知らせ、船員が甲板に備え付けられた救命ボートを海に投下。乗客役の警察官らを避難誘導し、直径約4メートルに膨らんだボートに脱出させた。2階のデッキにいた乗客役の海上保安官は海に飛び込み、ボートに乗り込んだ。通報を受けた海上保安庁の巡視船がボートに接近し、乗客を救助した。  救命ボートを広げる本

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  • 熱海市議会が開会 6議案を上程、12月15日まで

     熱海市議会11月定例会は28日開会し、会期を12月15日までの18日間と決めた後、2022年度一般会計に7億500万円を追加する補正予算案など6議案を上程した。このうち市職員の給与に関する条例改正案を先議し、全会一致で可決した。議案質疑・一般質問は12月8、9の両日に行う。

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  • 高齢者交流促進 熱海で年賀状作り教室

     熱海市の旭町二丁目町内会はこのほど、年賀状作り教室を同市昭和町の起雲閣で開いた。住民8人が参加し、会話を楽しみながら思い思いの年賀状を仕上げた。  高齢者の交流を促進しようと初めて開催した。自由に筆を走らせて自分の世界観を表現する「己書(おのれしょ)」の師範で、同町内会に所属する中島由紀子さんと細田ますみさんが講師を務めた。来年の干支(えと)の卯(う)や「恭賀新年」の文字を力強くしたためた藤間由里子さん(73)は「近所だけど初めて顔を合わせた人もいた。楽しい時間を過ごせたので、今度は料理などもやってみたい」と語った。  中島一洋町内会長は「住民同士のつながりを増やすことで、認知症予防や防災力

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  • 鉄道模型1000両走る サンビーチなど背景に 熱海で「秋の鉄道展」

     熱海鉄道同好会は26日、恒例の「秋の鉄道展」を熱海市のいきいきプラザで始めた。27日まで。Nゲージ(150分の1スケール)の鉄道模型を中心に千両以上を持ち寄り、精巧な小型模型の風景の中を走り抜ける列車が来場者を楽しませている。  Nゲージは1周13メートルの複々線のレイアウトを使って走る。熱海を行き来する電車や過去に走行していた車両など、さまざまな列車を用意。模型の風景の一部は熱海サンビーチや十国峠の名所を模している。  16番HOゲージ(80分の1スケール)の鉄道模型もある。会場には会員が撮影した写真が並ぶ。開催は午前10時~午後4時。  1962年に発足し、60年の節目を迎えた同会。コロ

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  • 残土問題「関心を」 熱海土石流災害、再発防止へ課題探る 静岡で静岡新聞記者講演・座談会

     静岡新聞社・静岡放送は26日、熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流を考える特別企画「記者が語る熱海土石流」の第3回講演を静岡市駿河区登呂の静岡新聞放送会館で開いた。本年度日本新聞協会賞を受賞した本紙連載「残土の闇 警告・伊豆山」の取材に携わった4記者が講演や座談会を通じ、再発防止への課題を探った。  豊竹喬熱海支局長は発災直後の伊豆山や行方不明者の捜索活動の様子を動画と写真を交えて紹介。土石流から1年以上経過する中で、生活再建に向かう人がいる一方、立ち直れずに苦しんでいる人もいるとし「住民の声に耳を傾け、伊豆山が再生する姿を追い続けたい」と述べた。  連載のデスクを務めた鈴木誠

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  • 熱海ブランド・エープラス 新たに4品を認定

     熱海商工会議所はこのほど、地元の魅力ある商品を熱海ブランドとして認定する「アタミコレクション エープラス」の第12回認定式を熱海市の同商議所で行った。新たに認定した4品と再認定の4品に認定証を授与した。  新たに認定されたのは、コーヒー、チーズケーキ、漬物、焼き菓子の4品。それぞれの製造事業者に内田進会頭が認定証を手渡し、「今後も商品に磨きをかけてほしい」と呼びかけた。  今回は4事業所から6品の応募があり、同市在住の世界的ソムリエ田崎真也さんらが審査した。認定商品は49事業所の92品になった。

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  • 熱海土石流 盛り土造成会社に措置命令見送り 「市の法的責任」指摘 県検証委の出石氏/関東学院大法学部長

     熱海市伊豆山の大規模土石流で、盛り土を造成した神奈川県小田原市の不動産管理会社「新幹線ビルディング」(天野二三男代表取締役)に対して安全対策を講じる措置命令の見送りに関し、市が「法的責任はない」と総括したことについて、県行政対応検証委員会の委員も務めた行政手続きの専門家が25日、静岡新聞社の取材に応じ、市は法令に基づく必要な手続きを踏んでいないとして「法的責任がある」との見解を示した。同市と県は、遺族らから損害賠償を求める訴訟を起こされていて、命令見送りの経緯は重要な論点の一つ。  総括批判、基準未作成など問題視   県検証委委員で関東学院大法学部長の出石稔教授(行政法)が見解を述べた。市

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  • 熱海市議の小坂氏辞職 健康上の理由

     熱海市議の小坂幸枝氏(75)=同市伊豆山、日本共産党=が24日付で辞職願を越村修議長に提出し、許可された。市議会事務局が25日に発表した。辞職理由は「健康上の理由」という。小坂氏は2019年の市議選で初当選。今年の9月定例会は体調不良で欠席していた。小坂氏の辞職により議員数は13人(欠員2)になった。

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  • 県民生活脅かす事件の解決を 静岡県警が刑事課長会議

     静岡県警は25日、県内28署の刑事官や刑事課長らを集めた会議を県警本部で開いた。大原光博本部長は「すさまじいスピードで変化する世の中の情勢に対応しつつ、県民生活を脅かす事件を解決して期待と信頼に応えてほしい」と指示した。  熱海市伊豆山で昨年7月に起きた大規模土石流を巡っても「全容解明に向け、引き続き捜査を尽くして」と求めた。  大原本部長は、殺人など重要凶悪事件での容疑者の早期摘発をはじめ、特殊詐欺を含む組織犯罪の対策と取り締まり強化を改めて強調。来年春に控える統一地方選に向けた態勢整備と厳正な違反取り締まりも求めた。

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  • 小規模保育所 2023年1月開園 熱海・船井幸雄館の隣

     熱海市西山町の船井幸雄記念館隣に来年1月、小規模保育所「あたみパンダの森ほいくえん」が開園する。0~2歳児を最大9人受け入れ、保護者の子育てを温かく支援する。  同記念館の館長で中学・高校の元教諭の佐野浩一さんが学園長、妻で元幼稚園教諭のゆかりさんが園長を務める。園舎は国産スギ材をふんだんに使い、ぬくもりのある空間にした。同市出身のアーティスト富岡美紀さんが壁に描いた動物や花で明るく雰囲気を演出している。佐野浩一学園長は「経験豊かな保育士とともに、子どもたちが笑顔で健やかに育っていける場所にしたい」と話している。  問い合わせは同園<電0557(86)5155>へ。

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  • 伊豆湘南道路 早期実現を国交省に要望 期成同盟会

     静岡県東部と神奈川県西部の自治体や商工団体でつくる伊豆湘南道路建設促進期成同盟会(会長・斉藤栄熱海市長)は25日、伊豆地域と神奈川県西部を結ぶ新道「伊豆湘南道路」の早期実現を国に要望した。斉藤会長らが国土交通省に豊田俊郎副大臣を訪ねた。  斉藤会長は具体的なルートの検討や国土強靱化(きょうじんか)5カ年加速化対策に必要な予算の確保を求めた。伊豆縦貫自動車道の大場・函南インターチェンジ(IC)-函南IC(仮称)の1・9キロ区間について、早期整備の推進なども訴えた。  要望は冒頭を除き非公開。豊田氏は「国交省の助言を受けながら、両県が中心になってルート検討を進めてほしい」と応じたという。斉藤会長

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  • 山口氏(熱海出身)に日本学賞贈呈 オノマトペ研究の先駆け

     日本に関する優れた研究に光を当てる「日本学賞」の第10回贈呈式が23日、都内で開かれ、日本語学の山口仲美埼玉大名誉教授(79)=熱海市出身、東京都=に賞状と賞牌の青銅花器「そろり」などが贈られた。  山口さんはオノマトペ(擬音・擬態語)研究の先駆けで文化功労者。賞を創設した日本学基金の中西進理事長が手渡した。  受賞スピーチで山口さんは、時代によって犬やウグイスの鳴き声の聞きなしが違うことや、男女の泣き方が変わることなどを例示。「オノマトペを研究すると、人と動物との関係や、各時代の制度によって醸し出される風習が浮き彫りになるのが面白い」と解説し、今後の研究に期待した。  日本学基金は、万葉学

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  • 熱海土石流災害振り返る 盛り土、避難生活「問題今も」 浜松で静岡新聞記者講演・座談会

     静岡新聞社・静岡放送は23日、熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流災害を振り返る特別企画「記者が語る熱海土石流」の第2回講演を浜松市中区のプレスタワーで開いた。取材を担当した記者による講演や座談会、パネル展示を通じて教訓を探った。  講演は豊竹喬熱海支局長が行った。土石流の発生直後に撮影した土砂が商店街の道路に流れ込んでくる様子の動画や、捜索活動の写真を示しながら、被害の規模を説明した。  現在も避難生活を送っている世帯があることや、盛り土の責任を巡って裁判を控えていることを紹介し、「まだ問題が山積み。今後も熱海市の動きや住民の声を伝え続けることで、教訓を探っていく」と強調した。  

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  • 12月補正142億円追加 静岡県、災害復旧や物価対策

     静岡県は22日、2022年度一般会計に142億9300万円を追加する12月補正予算案を発表した。9月に県中西部を襲った台風15号豪雨の災害復旧費などに60億2300万円、物価高騰対策費に61億700万円を計上し、12月1日開会の県議会12月定例会に提出する。  台風15号の被害への対応では、平成以降、最大規模の被害額となった河川や道路などの公共土木施設の災害復旧などに38億600万円を追加。住宅被害を受けた世帯などの生活支援や応急救助に当たる12市町の経費負担で計15億8100万円、静岡市と分担するわさび田23カ所の復旧助成費などに計1億7600万円を盛り込んだ。  台風15号対応には、22

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  • アカオ ホテル事業売却へ 12月中旬めど、米投資ファンドに

     熱海市のアカオ・スパ&リゾートは22日までに、ホテルアカオアネックス(旧ホテルニューアカオ)とホテルアカオ(旧ロイヤルウイング)を、12月中旬をめどに米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却すると発表した。両施設の運営は、同ファンド系のマイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都)が引き継ぐ。  1973年に開業した旧ホテルニューアカオは、景勝地の錦ケ浦に面した同市を代表するホテルだったが、新型コロナウイルス禍に伴う客室稼働率の低迷や施設の老朽化により昨年11月に営業を終了していた。以来、アカオ社の宿泊事業は敷地内のホテルアカオに一本化していた。  アカオ社はホテル事業か

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  • 一般会計7億円を追加 熱海市補正予算案発表 物価高で施設経費増

     熱海市は21日、2022年度一般会計に7億500万円を追加する補正予算案を発表した。原油高や物価高騰の影響で、当初予算に計上した市の公共施設の電気、ガス、燃料経費に不足が見込まれるとし、施設の維持管理費などに計1億3200万円を追加した。28日開会の市議会11月定例会に提出する。  維持管理費など追加する施設は、本庁舎や支所、総合福祉センター、保育所など。エコプラント姫の沢の廃棄物処理経費は5100万円を追加する。  斉藤栄市長は同日の記者会見で「各種機器の更新の際に省エネ型に替えていく必要がある。二酸化炭素(CO2)排出量を抑えることも念頭に置き検討を進める」と述べた。  補正予算案にはこ

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  • 交通事故防止に尽力 栗本油店の山田さんダブル受賞

     熱海署と熱海地区安全運転管理協会はこのほど、優良安全運転管理者などとして関東管区警察局長・関東安全運転管理者協議会連合会長連名表彰を受けた熱海市和田浜南町のガソリンスタンド「栗本油店」の代表取締役山田晃弘さんに表彰を伝達した。  同社は交通安全優良事業所としても表彰され、山田さんはダブル受賞を果たした。同署で安本剛洋副署長と小原進一会長から表彰状などを受け取った山田さんは「従業員に安全運転を徹底するよう指導している。観光客にも交通安全を呼びかけていきたい」と話した。

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  • 租税教育を推進 第二小に感謝状 熱海税務署

     熱海税務署は17日、租税教育を推進している熱海市立第二小に感謝状を贈呈した。  同校は毎年、税に関する作文やポスターなどを積極的に応募しているほか、多方面から講師を招いて6年生を対象にした租税教室を開くなどしている。  同校で藤沢久志署長から感謝状と記念品を受け取った加藤悦子校長は「税の使われ方などに関する児童の学びが深まっている。今後も継続していきたい」と話した。

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  • 盛り土撤去命令 取り消し訴訟 静岡県、請求棄却求める

     熱海市伊豆山の大規模土石流の起点で不安定な状態で残っている盛り土を巡り、今年7月施行の県盛り土規制条例に基づき、県から土砂撤去の措置命令を受けた不動産管理会社「新幹線ビルディング」(神奈川県小田原市)が命令の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が18日、静岡地裁(増田吉則裁判長)であった。県は請求棄却を求めて全面的に争う姿勢を示した。  同社は2006年から11年まで起点を含む土地を所有し、07年に当時の県条例に基づき盛り土造成を熱海市に届け出た。土石流では約5万5千立方メートルの土砂が流出したとされ、約2万立方メートルの土砂が不安定な状態で起点に残っている。  訴状で同社は、この土砂を搬入

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  • 熱海市結団式「仲間信じ全力で」 目標20位以内【市町対抗駅伝】

     12月3日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の熱海市チームは17日夜、同市の多賀中で結団式を行った。選手を代表して小川知紘さん(熱海中3)と小竹花歩さん(多賀中2)が「仲間を信じてたすきをつなぎ、最後まで諦めずに全力で走りきる」と健闘を誓った。  9月から強化練習を重ねてきた。大川慎一郎監督(初島小教諭)は「市の過去最高を上回る2時間21分50秒、20位以内」を目標に掲げた。斉藤栄市長は「練習の成果を存分に発揮してほしい。市民みんなが応援している」と激励した。  その他の選手は次の通り。  石田璃久登(第二小6)平井哲太(多賀小6)斉藤晴伸(第一小

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  • ゼロカーボンシティー実現へ 熱海市と熱海ガスが連携協定

     熱海市と熱海ガス(同市)はこのほど、ゼロカーボンシティー実現に向けた連携協定を締結した。温室効果ガス排出量「実質ゼロ」を目指して、公共施設の脱炭素化や環境教育をともに推進する。  斉藤栄市長は9月の所信表明で、2050年をめどに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティー宣言を行った。一方、熱海ガスは観光文化施設「起雲閣」のカーボンニュートラル(CN)電気導入を後押しするなど脱炭素社会に向けた取り組みを強化している。  協定により、市と同社は環境に関する情報発信や教育を推進し、地球温暖化防止に対する市民意識の向上を図る。ゼロカーボンシティー実現に関する具体的な事業は今後協議

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  • 28日から11月定例会 熱海市議会、12月15日まで

     熱海市議会は18日、議会運営委員会を開き、11月定例会の会期を28日から12月15日までと決めた。市当局は2022年度一般会計補正予算案など6議案を提出する。議案質疑・一般質問は12月8、9の両日に行う。

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  • パーティーバイクで熱海周遊 8人乗り、19日開業 オランダ発祥の体験型アクティビティー

     オランダ発祥のカウンター付き8人乗り自転車で熱海市内を周遊する「熱海パーティーバイク」が19日、営業を開始する。運営スタッフは観光地の新たなアクティビティーを通じて、熱海の魅力を体感してもらおうと意気込んでいる。  カウンターを囲むように座席が設置されていて、乗客は地ビールや熱海特産のダイダイを使ったドリンクを味わいながらペダルをこいで街を巡る。ハンドルやブレーキの操作は専従の運転手が行い、ガイドも同乗する。  海岸沿いの同市渚町や熱海銀座商店街などを約40分かけて回るコースを用意している。途中、地元土産店などの商品を試食する時間を設ける。最少催行人数は4人。1人3300円。別途1ドリンクオ

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  • ダム9倍の土砂搬入計画 静岡県はなぜ砂防法適用を見送ったか… 担当部署、積極関与せずか 熱海土石流

     熱海市で昨年7月に発生した土石流で砂防法の規制区域「砂防指定地」が長年放置されていた問題。静岡県はなぜ、下流域の人家を守る目的のある砂防法の適用を見送り、規制力の弱い別の法令によって残土処分場を造成する開発業者に対応したのか。砂防法以外の法令で対応できたと主張する県だが、砂防ダムの容量を大幅に上回る残土が上流の急傾斜地に積み上げられる計画があったにもかかわらず、当時の砂防関連部署が積極的に関与していなかった可能性が浮き彫りになっている。  逢初(あいぞめ)川上流域を神奈川県小田原市の不動産管理会社が開発目的で取得したのは2006年9月。崩落した盛り土(残土処分場)が造成される前から上流域は土

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  • 朗読と打楽器で紡ぐ「人間椅子」 27日、三島で公演

     俳優原田大二郎さんによる朗読と、打楽器奏者佐藤正治さん(熱海市)の演奏が一体となったユニット公演「朗読とパーカッションの新世界」が27日午後2時半から、三島市の日大国際関係学部で開かれる。  江戸川乱歩の「人間椅子」を披露する。9月には初のCD「桜の森の満開の下」をリリースするなど、近代文学の世界に一石を投じ続ける2人が言葉と音の新しい響きを紡ぐ。  一般3800円(当日4300円)、学生2千円。CDとのセット券もある。問い合わせは、公演事務局<電0465(43)9048>へ。

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  • 遺族「素直に認めて」 熱海市土石流総括 責任否定の姿勢に憤り

     「やるべきことをやっていなかったと素直に認めるべきだ」。熱海市伊豆山の大規模土石流への対応に関する市の総括が公表された16日、遺族や被災者からは、法的責任を否定した市の姿勢に憤りの声が相次いだ。遺族らが市と県を相手取って損害賠償請求訴訟を起こしているだけに、「裁判対策の言い訳に過ぎない」と厳しい声も聞かれた。  遺族、被災者でつくる「被害者の会」の会長で、母親の陽子さん=当時(77)=を亡くした瀬下雄史さん(54)は、「盛り土造成時や発生当時の判断に問題は無かったというが、結果責任を論じていないのはおかしい。判断ミスがあったから被害が出たのではないのか」と訴えた。  斉藤栄市長は当初、市議

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  • 薄いピンク色 熱海「ヒマラヤ桜」の原木開花 例年並み

     熱海市は15日までに、同市下多賀の熱海高付近の斜面で育つヒマラヤ桜の原木が開花したと発表した。市によると、開花時期は例年並みで、11月末ごろから12月上旬に見頃を迎える。  原木の種は、ネパールのビレンドラ元国王に熱海の桜と梅を献上した熱海植物友の会への返礼として、1968年に贈られた。以来、ネパールとの友好のシンボルとして大切に育てられている。  例年11月中旬に開花していて、今年は14日に市公園緑地課の職員が確認した。15日は日当たりの良い南側の枝に薄ピンク色の花や開花間近のつぼみが多く見られた。市内では渚町の渚親水公園でも開花が進んでいる。

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  • 台風15号で静岡市に派遣 熱海市職員が活動報告

     台風15号に伴う大雨で甚大な被害が出た静岡市に応援職員として派遣された熱海市税務課の松山弘夢副主任が15日、市役所で斉藤栄市長に活動報告した。  松山副主任は10月31日から11月4日まで静岡市の葵区役所で被災届出証明書の受け付けや交付などを行った。  松山副主任は「多岐にわたる支援策を全て把握し、正しく案内する責任の大きさを改めて感じた」と述べた。斉藤市長は「今回の経験を庁内で共有してほしい」と呼びかけた。

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  • シニア向けマンション入居者の力作展示 熱海・起雲閣、20日まで

     シニア向けマンション「中銀ライフケア」の入居者の自慢の作品を展示した「中銀ライフケア総合美術展」が15日、熱海市昭和町の起雲閣で始まった。20日まで。  38人が手がけた絵画や書、クリスマスリースなど計59点が並んだ。繊細な筆遣いや美しい色彩などが光る力作が来場者の注目を集めている。  自作の絵本「空と海」とともに、居室から見える海の風景画を出品した古田凛さん(82)は「天気によって毎日違う表情を見せてくれる。まるで人生みたい。自然が美しい熱海がとても気に入っている」と生き生きとした表情で話した。  開場時間は午前10時~午後4時。16日は休館。

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  • 優良運転者ら表彰 交通安全協会熱海地区支部など

     静岡県交通安全協会熱海地区支部と熱海署はこのほど、2022年度下半期の交通功労・優良運転表彰式を熱海市役所で行った。交通安全に貢献した22人に原規行支部長と本間章浩署長が表彰状を贈呈した。  表彰を受けた人は次の通り。  交通功労銅賞 山田康裕(和田町)▽優良運転銅賞 磯貝邦子(上多賀)椎野利夫(同)瀬尾孝寛(春日町)横山明(清水町)▽優良運転青銅賞 飯塚岳徳(下多賀)岩下恵子(上宿町)後藤希実(西山町)佐藤真樹(梅花町)杉本久子(伊豆山)高瀬文夫(福道町)土屋明彦(網代)土屋泰彦(同)冨田謙吾(上多賀)早瀬千勢(和田町)平野善次(上多賀)松本啓太(福道町)水野伸之(網代)山田宏美(水口町)

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  • 記者コラム「清流」 魔物からの問い掛け

     崩落した盛り土の起点部を初めて見た瞬間、思わず絶句した。「伊豆山と同じだ」。次にこぼれ出た言葉に、隣にいた他社のカメラマンが「本当にそっくりだ」と応じた。 台風15号の大雨で盛り土が崩れた天竜区緑恵台の現場は、熱海市伊豆山の崩落盛り土の姿に酷似していた。取材を進めると、それは形だけではないことが分かってきた。 土地所有者と業者による無節操な土砂の受け入れと投棄、行政の不作為-。伊豆山の教訓が生かされず、災害を生んでしまった。本紙の検証報道による警鐘も結果的に届かなかった。地元紙記者として悔しさを感じている。 魔物のような姿をした盛り土の残骸は今も、「おまえがすべき仕事はなんだ」と問いかけてく

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  • 5職種8人の功績たたえる 熱海市が技能功労者表彰式

     熱海市はこのほど、2022年度の市技能功労者表彰式を市役所で行った。30年以上の職歴を重ね、技術の研さんや後進の指導、育成に尽力した5職種8人の功績をたたえた。  斉藤栄市長が「皆さんの技術は市の誇りであり財産。引き続き各業界と市の発展のために活躍してほしい」と述べ、功労者に表彰状を手渡した。  功労者を代表して、芸妓(げいぎ)の藤間三代子さん(熱海芸妓置屋連合組合)が「新型コロナウイルス禍や原材料価格の高騰で経済が大変厳しいが、感謝の気持ちを忘れずに今後も精進し、後進の指導、育成に努める」と謝辞を述べた。  藤間さん以外の功労者は次の通り。  芸妓 北山キヌ代(熱海芸妓置屋連合組合)石川広

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  • 全国障害者スポーツ大会5連覇 井戸さん(熱海市役所)喜び報告

     10月に栃木県で開かれた全国障害者スポーツ大会で、陸上投てき種目ジャベリックスローで優勝した熱海市社会福祉課勤務の井戸杏香さん(22)がこのほど、斉藤栄市長に喜びを報告した。  井戸さんは1部(39歳以下)、F22(フィールド・脳原性まひ・肢体不自由)に出場し、25メートル31センチの記録で5連覇を達成した。立ち幅跳びでも銀メダルを獲得した。  井戸さんは1歳の時に脳炎を患い左半身がまひしたが、小学生の頃からバレーボールで体を鍛えてきた。今後の目標について「投てきで30メートル、立ち幅跳びで1メートル65センチを突破したい」と語った。斉藤市長は「障害者の励みになる。今後もけがをしないように頑

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  • 熱海土石流題材 静岡放送がグランプリ受賞 「地方の時代」映像祭

     全国各地の優れたドキュメンタリー作品を表彰する第42回「地方の時代」映像祭の贈賞式が12日、大阪府吹田市の関西大で開かれ、応募273作品の中からグランプリ(最優秀賞)に静岡放送の「SBSスペシャル 熱海土石流-なぜ盛り土崩落は防げなかったのか」が選ばれた。  2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流を題材に、違法に造成された盛り土の崩落が甚大な被害を招いた経緯に迫った。同社のグランプリ獲得は09年、13年に続き3回目。  高校生・中学生部門では、静岡大成高の「富士山噴火に係(かか)わる火山防災は今」が優秀賞を受けた。同大で18日まで、入賞作品などの上映会が開かれる。

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  • 起点周辺の盛り土、開発行為 専門家「行政や所有者 早急な対策を」 熱海土石流

     熱海市伊豆山の大規模土石流の起点となった盛り土と周辺の開発行為の問題点について学ぶ勉強会が11日夜、現地の集会場で開かれた。土石流の原因究明を続ける土木設計エンジニアで、市議会調査特別委員会(百条委員会)に参考人として出席した清水浩さん(54)が現場の状況を解説し、行政や土地所有者が適切な対策を早急に講じる必要があると指摘した。  県は行政代執行で起点付近の不安定な土砂約2万立方メートルを撤去する一方、周辺の約1万立方メートルの盛り土は「安定している」として撤去しない方針を示す。ただ、清水さんは「試掘するなどして本当に安全だという根拠を示すべきだ」などと、県の姿勢を疑問視した。  崩落部北側

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  • 警察官の上半身蹴る 公務執行妨害の疑いで男逮捕 熱海

     熱海署は12日、公務執行妨害の疑いで自称神奈川県秦野市下大槻の男(46)を現行犯逮捕した。  逮捕容疑は同日午前10時ごろ、熱海市下多賀の路上で、通報で駆け付けた同署地域課の男性巡査部長(45)の上半身を蹴り、職務を妨害した疑い。

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  • 納税功労者ら7人に表彰状 熱海税務署

     熱海税務署と熱海伊東税務推進協議会は11日、2022年度の納税表彰式を熱海市の同税務署で行った。  税務行政の推進に貢献した7人に、藤沢久志署長が表彰状を手渡し「日頃から皆さまのさまざまなご尽力により税務行政が成り立っている。今後もご協力をお願いします」と感謝した。名古屋国税局長表彰を受けた熱海市の山田泰基さん(熱海伊東青色申告会理事)の功績披露もあった。  表彰を受けた人は次の通り。  熱海税務署長表彰 河野努(熱海市)佐藤敬子(同)▽熱海伊東税務推進協議会長表彰 大塚和輝(伊東市)菊地康友(熱海市)杉本賀一郎(伊東市)寺島淳二(熱海市)中山光弘(同)

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  • 熱海土石流被災 「午の湯」復活へ掘削進む 年度末の完了目指す

     熱海市の伊豆山温泉組合は10日、日本三大古泉に数えられる「走り湯」の源泉のうち、昨年7月の大規模土石流で被災した「午(うま)の湯」の復活に向けて進めている掘削工事の現場を視察した。組合員は伊豆山のシンボルである走り湯の早期復旧を願った。  走り湯には2本の源泉がある。このうち横穴式源泉の「戌(いぬ)の湯」は被災を免れたが、伊豆山港近くの午の湯は機械設備も含めて全て土砂に埋まった。現在は戌の湯のみを利用施設に供給しているが、湯量が足りないため観光スポットの足湯は休止したままだ。  午の湯の復活に向けた掘削作業は10月中旬に開始。被災前の源泉から約1・2メートル離れた場所を600メートル掘る計

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  • 砂防法の検証不足認める 委員長「適用で防げた」 熱海土石流

     熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、静岡県と熱海市の行政手続きを検証した「県行政対応検証委員会」の委員長を務めた青島伸雄弁護士が11日、県議会特別委員会に出席し、下流域の人家を土砂災害から守る目的がある砂防法の適用を県が見送っていたことに関し「(検証の)論点外だった。ちゃんと適用すれば事件(土石流災害)は起きるはずがない」と述べた。検証委は報告書で砂防法に関する県の対応を「妥当」としていたが、青島氏は検証不足を事実上認めた。  県議会特別委は検証委員や別の専門家に対する質疑を踏まえ、砂防法を含む関係法令の対応について再検証する方針で一致した。既存の検証委とは別の検証方法を検討する。  青島氏は

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  • 熱海土石流 行政対応検証、独立性に疑問 議事録取らぬ会合/県任せのヒアリング…事務局主導の運営浮き彫り

     残土の山が崩落して未曽有の「人災」となった熱海市伊豆山の大規模土石流に関する行政手続きの検証に独立性はあったのか。11日の県議会特別委員会では、関係した県職員へのヒアリングを県に任せたり、議事録を作成しない会合を開いたりした県行政対応検証委員会(委員長・青島伸雄弁護士)に厳しい目が向けられた。質疑を通し、検証委が県職員OBで構成された事務局主導で運営されていたことが浮き彫りになった。  県議側がまず問題視したのは検証期間の短さだった。検証委は昨年12月に初会合を開いたが、県は今年3月に検証結果をまとめるよう委員に求めた。「(検証期間が)短かった。県から言われたのでやらざるを得ない」と参考人と

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  • e-Taxの利用推進 熱海伊東青色申告会など車にステッカー

     税を考える週間(11~17日)に合わせ、熱海伊東青色申告会と熱海税務署は11日、国税電子申告・納税システム「e-Tax」の普及推進・PR宣言式を熱海市の同税務署で行った。  同会の富岡篤美会長と橋本慎一郎青年部長、藤沢久志署長が会員事業所の社用車にPRステッカーを貼った。確定申告が終わる来年3月15日まで、53台の車で広報活動を行う。富岡会長は「スマートフォンで確定申告ができることやインボイス制度への理解を呼びかけていきたい」と述べた。

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  • 新入幕 熱海富士にエール 市役所に写真パネル、懸垂幕

     13日に初日を迎える大相撲九州場所で新入幕する熱海市出身の熱海富士(本名武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)を応援しようと、地元後援会は11日、同市役所に熱海富士の写真パネルや懸垂幕を設置した。来庁者は郷土の星の活躍に期待した。  市役所1階ロビーには、化粧まわしを付けた熱海富士の写真パネルが掲げられた。たくましい表情に見入っていた堤三枝子さん(72)は「熱海は最近いろいろなことがあったが、若い人の活躍に勇気づけられる。さらに上を目指してほしい」と話した。熱海富士の取組を毎場所楽しみにしているという平美恵子さん(80)は「本当にいいしこ名。今までは早い時間の取組だったが、これからは落ち着いてテレビ観戦

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  • 観光客誘導の手順確認 熱海・仲見世通り商店街

     熱海市消防本部は9日、同市田原本町の仲見世通り商店街で消防訓練を実施した。休日は多くの観光客でにぎわうJR熱海駅前の同商店街で、迅速な消火活動と観光客の避難誘導の手順を確認した。  同商店街の1店舗から出火したとの想定。地元の町内会員がホースを消火栓につないで初期消火を行ったり、買い物客を安全な場所に誘導したりした。通報を受けて駆けつけた消防隊員が消火活動に当たった。  同本部と商店街が合同で訓練を行ったのは初めて。商店街の防災担当を務める磯聖幸さん(52)は「けが人を出さないように誘導して、みんなで熱海のまちを守っていきたい」と話した。同本部は、こんろやコンセントが原因で起きる火災や夜間の

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  • いで湯の永続と復興祈願 熱海・伊豆山神社で温泉感謝祭

     熱海市の伊豆山神社と伊豆山温泉組合は10日、同神社で温泉感謝祭を執り行った。伊豆山地区の宿泊施設や源泉所有者計23人が参列し、いで湯の恵みの永続と土石流災害からの一日も早い復旧復興を願った。  神事に続き、参列者が同日朝に各施設でくみ上げた「初湯」を本殿前に置かれたたるに注ぐ「献湯の儀」が行われた。初湯は火と水をつかさどる同神社の祭神「天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)」にささげた。  同日は、昨年7月の大規模土石流で甚大な被害を受けた赤井谷、走り湯の両温泉組合に、県温泉協会が募った寄付金計16万6400円が贈られた。  伊豆山温泉は1300年の歴史があるとされる。感謝祭は伊豆山の温泉利

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  • 芸妓衆が一日署長 雑踏事故防止PR 熱海署

     熱海署はこのほど、熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合の芸妓衆に特別警備対策監や一日署長などを委嘱し、熱海市で開催された熱海海上花火大会の来場者に防犯や雑踏事故防止の広報活動を行った。  同組合長の美保さんが特別警備対策監、小夏さんが一日署長、琴千代さんと公式キャラクター「まめっこ」が安全安心アンバサダーとして、それぞれ本間章浩署長から委嘱状を受けた。  美保さんはソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)の雑踏事故を受け「予想しない事件や事故がいつ起きるか分からない。お客さまが安全に楽しめるよう万全の警備をお願いします」と署員に訓示した。  同署は花火大会開催日に、市や観光関連団体とともにJR熱海駅で

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  • チア大会、姉妹で優勝 熱海・多賀中出身の小松さん、市長に報告

     8月下旬に国立代々木競技場(東京都)で開かれたチアリーディング日本選手権大会で、熱海市立多賀中出身の姉妹・小松海亜さん(帝京大2年)と星良さん(箕面自由学園高1年)がそれぞれ優勝した。7日、姉の海亜さんが市役所を訪れ、斉藤栄市長に結果を報告した。  海亜さんは自由演技競技の大学部門、星良さんは高校部門にチームの一員として出場し、最高位に輝いた。海亜さんは「感謝や謙虚な気持ち、チームの信頼」が大事な要素だとし、「練習してきたことを全て出し切れた」と語った。「12月にある大学の選手権大会でも優勝する」と宣言した。  斉藤市長は「姉妹そろっての優勝はすごいこと。若い人たちの活躍はうれしい」と賛辞を

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  • 盛り土対策事業費 6億8800万円 政府第2次補正予算案

     国土交通省は、熱海市伊豆山の大規模土石流と同様の被害を防ぐため、8日に閣議決定した2022年度第2次補正予算案に対策事業費6億8800万円を計上した。  盛り土の安全性を把握する調査や、危険な盛り土の撤去などの応急対策工事を行う自治体を支援する。  国交省は23年度予算概算要求で、盛り土の撤去などに活用できる防災・安全交付金9677億円を計上している。来年5月までに施行される盛り土規制法を踏まえ、前倒しで補正予算案に盛り込んだ。

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  • 国保の財調交付金 沼津、静岡、熱海市「過大」 検査院が指摘

     会計検査院が7日公表した2021年度決算検査報告書で、静岡県内関係では静岡市内の通所介護事業者に対する関東経済産業局の補助金の一部が不当とされたほか、沼津、静岡、熱海3市の国民健康保険の財政調整交付金が過大だと指摘された。  不当とされた補助金は、通所介護事業者の元気広場(静岡市葵区)に対して交付された20年度中小企業経営支援等対策費補助金のうち1680万円。同補助金は中小企業が異業種の事業者との連携を通じたサービスの開発経費を支援する制度。報告書によると、同社は他の業者と組み、人工知能(AI)を活用したリハビリプログラムを提供するシステム開発の事業を実施し、関東経済産業局の補助金交付認定を

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  • ロープ渡りに子ども挑戦 熱海で防衛防災フェスタ

     熱海市の渚小公園で6日、安全安心をテーマにしたイベント「あたみ防衛防災フェスタ」「消防ひろば」が開かれた。警察、消防、自衛隊、海上保安庁、熱海建設業協会がそれぞれブースを出展し、防災や防犯、交通安全などをPRした。  パトカーや消防車、自衛隊車両などを展示したほか、ロープ渡り、煙ハウスなどの体験コーナーが設け、子どもたちが挑戦した。ご当地ヒーローのショーなども行われ、会場を盛り上げた。  市防火協会幼年消防クラブに参加する富士保育園、栄光熱海中央保育園、MOAあたみ幼児学園の園児が「火の用心」の歌を合唱し、来場者に防火意識の向上を呼びかけた。  公園近くのスパ・マリーナ熱海では「マリンフェス

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  • 若手芸術家、熱海に集結 27日まで「アートグラント」 旧ホテルニューアカオも会場に

     熱海市内を回遊しながら国内外の若手芸術家の作品が楽しめる「アタミアートグラント2022」のオープニングセレモニーが4日、同市熱海のアカオ・スパ&リゾートで開かれた。50組の参加芸術家や関係者が集まり、アートの力で地域を盛り上げるイベントのスタートを祝った。  新進気鋭の芸術家が手がけた絵画、写真、映像、立体、照明などの作品を27日まで市内21カ所で展示している。昨年惜しまれながら営業を終了した旧ホテルニューアカオも会場の一つ。昭和の雰囲気が漂うロビーやダンスホール、客室などにユニークな作品が並ぶ。熱海魚市場や姫の沢公園、来宮神社なども会場になっている。  セレモニーで、イベント発起人の中野善

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  • 住宅密集地 火災を防げ 熱海で消防演習

     熱海市消防本部は6日、市内2カ所で市消防団との合同演習を行った。消防本部の2隊と初島を除く消防分団計10団の計約200人が参加し、迅速な消火体制を確認した。  市中心部では、住宅密集地で火災が発生し強風で延焼している事態を想定した。隊員らは消火栓から素早くホースをつなぎ、出火現場に見立てた糸川へ一斉に放水した。  合同演習は、秋の火災予防運動(9~15日)の一環で実施した。桜井佳久消防団長は「これから空気が乾燥し火災が起きやすくなる。常備、非常備消防が連携し、火災を出さないよう啓発に努めたい」と述べた。

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  • 浜焼きや干物作り盛況 熱海おさかなフェスティバル

     熱海市渚町の親水公園で5、6の両日、地場産の新鮮な魚介類を堪能できる「第12回熱海おさかなフェスティバル」(実行委主催)が開かれ、大勢の行楽客でにぎわった。  アジやカマスなどの干物や伊勢エビ、アワビなどが格安で販売された。会場に設けられた浜焼きコーナーは開場後すぐに満席になるほどの盛況ぶりで、家族連れが七輪を囲んで海の幸に舌鼓を打った。  干物作りの体験コーナーも人気を集めた。干物店スタッフの指導の下、子どもたちがイサキやアジなどを開いた。魚を塩水に浸して乾かす工程を保護者も珍しそうに見物していた。  同市の干物店「釜鶴」の二見一輝瑠(ふたみ・ひかる)社長は「海の恵みをいただいていることを

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  • 女性がん経験者ら支えて20年 患者や社会に活動発信 NPO法人「オレンジティ」理事長/河村裕美氏【本音インタビュー】

     静岡県内を拠点に、女性特有のがんの経験者や家族を支援するNPO法人「オレンジティ」。患者や家族が悩みを打ち明け合う「おしゃべりルーム」のほか、企業や専門機関と共同研究も行う同NPOはことしで設立20周年を迎えた。今後はより専門性を高め、患者だけでなく社会全体への発信も続けていく。  -20年を振り返って。  「がんの罹患(りかん)を経て、患者同士で助け合おうと設けたおしゃべりルームからスタートした。当時、県内には婦人科がんの患者会がなく、孤独を感じていた。生活に必要な排尿やむくみ防止のリンパマッサージなどの悩みも尽きず、自分が助かりたいとの思いから組織を立ち上げた。これまで支援を続ける中で知

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  • 福祉向上に尽力 37人5団体表彰 熱海市と市社協

     熱海市と市社会福祉協議会は2日、第58回市社会福祉大会を市役所で開き、長年にわたり地域の福祉向上に貢献した37人5団体を表彰した。  大会会長の斉藤栄市長は「人と地域が一丸となり支え合うことが、市民の安全安心や充実した生活につながる」と述べ、受賞者に引き続き協力を求めた。大規模土石流からの復旧復興を目指す伊豆山地区については「被災者に寄り添った見守り、相談支援を行う」と述べた。  大会では、民生・児童委員や保護司、町内会長、社会福祉事業団体の関係者らに表彰状や感謝状が贈られた。「私たちは、自らの意思と責任により、互いに支え合うまちづくりの実現に向けて取り組んでいく」などとする大会宣言を採択し

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  • 熱海土石流の支援活動紹介 浜松市中区で講座

     昨年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流に関する学習講座「熱海市土石流災害の支援活動にみる市民の力」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の市防災学習センターで開かれた。  静岡市の「災害対応NPO MFP」の松山文紀代表が講師を務め、聴講した約20人に当時の支援活動を紹介した。松山代表は現地の災害ボランティアセンターで窓口業務を担当した。その際、ボランティア登録に同じ熱海市民から多数の申し込みがあったことから、「市民で市民を支える持続可能な支援体制を目指すことにした」と振り返った。  地元の消防士らが土砂撤去などを行った事例を紹介し、「地元の力を生かすことができた。災害時に

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  • 静岡県警「発見まで諦めない」 不明者1人懸命に捜索 被災者「以前の生活返して」 熱海土石流発生1年4カ月

     災害関連死を含め27人が死亡した熱海市伊豆山の大規模土石流の発生から1年4カ月が経過した3日、静岡県警は行方不明になっている太田和子さんの一斉捜索を伊豆山港や撤去した土砂の仮置き場などで実施した。機動隊員たちは可能性を信じて懸命に手掛かりを捜し求めたが、この日は発見に至らなかった。  隊員約40人が犠牲者に黙とうをささげた後、海中や陸上の捜索に当たった。県警は仮置き場で毎日、大型重機でふるいにかけた土砂を調べていて、これまでに太田さんの運転免許証や病院診察券などが見つかっている。  県警によると、2カ所の仮置き場のうち、旧小嵐中グラウンドの土砂約1万7千立方メートルは既に調べ終えた。熱海港芝

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  • 「アートグラント」開幕 若手芸術家の作品 熱海市内彩る

     熱海市内を回遊しながら若手芸術家の作品を楽しめる「アタミアートグラント2022」(実行委主催)が3日、開幕した。公募で選ばれたり、市内に滞在しながら制作したりしてきた芸術家やグループ計50組の作品がまちを彩っている。27日まで。  同市昭和町の起雲閣では、絵画、写真、映像などの視覚メディアを活用した高木彩圭さんの作品が展示されている。かつて旅館だった起雲閣を愛した谷崎潤一郎、山本有三、志賀直哉といった文豪の小説の一節を多彩な手法で表現している。来館者は、起雲閣の日本庭園と調和した美しい世界観を楽しんだ。  アートグラントは「熱海の魅力をアートにより再発見」することを目的に昨年スタートした。今

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  • 熱海の日本画家 坂本さんが個展 三島で新作36点

     熱海市の日本画家で三島市でも絵画教室を開いている坂本武典さん(46)の個展「心にとまったものたち」が3日、同市のみしまプラザホテルギャラリーで始まった。8日まで。  夜明けの伊豆高原で馬が草を食べる様子や近寄ってくるコイの輝きなど、坂本さんの心に残った一瞬を描いた新作36点を展示した。豚舎で見た養豚に生きる意味を考えさせられ「急に切なく、愛らしくなった」という作品「幸せな夜に」は、穏やかな夜空にたたずむかわいらしい豚がモチーフ。岩絵の具で彩る日本画は鉱物が持つ自然な色合いが特徴的で、きらきらとした輝きをちりばめた美しい作品が来場者の注目を集めている。

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  • 熱海MOA美術館で展覧会 「人間国宝」工芸品、間近で

     熱海市桃山町のMOA美術館で12月11日まで、日本の伝統工芸を手がける12人の重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品を集めた「ホモ・ファーベル展 12ストーン ガーデン」(同美術館、ミケランジェロ財団、日本工芸会主催)が開かれている。  工芸技術の振興と次世代への継承をテーマに、4月にイタリアのベネチア・ビエンナーレに合わせて開催された展覧会の帰国展。日本民芸館の深沢直人館長とMOA美術館の内田篤呉館長が企画した。世界から注目を集めた日本の名工の技が光る焼き物、蒔絵(まきえ)、漆器、織物などを間近で堪能できる。  展覧会の開幕に合わせて開かれた記者会見で、ミケランジェロ財団のアルベルト・カヴ

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