熱海市の記事一覧
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温泉街の夜空彩る5000発 熱海海上花火大会 24年度夏季初回【動画あり】
熱海市の熱海湾で26日夜、本年度の夏季初回となる「熱海海上花火大会」が開かれた。約5千発の花火が温泉観光地の夜空を彩り、夏本番ムードを演出した。 熱海港の防波堤から25分間、次々に花火が打ち上がり、三方を山に囲まれたすり鉢状の地形の温泉街に音が響き渡った。目玉の「大空中ナイアガラ」やスターマインなど大迫力の演出が繰り広げられ、大勢の観光客を魅了した。 熱海海上花火大会は熱海温泉ホテル旅館協同組合や市観光協会、市などが協力し、四季を通じて開催している。夏季の大会はこのほか、8月5、8、18、23日に予定されている。開催時間はいずれも午後8時20分から45分まで。
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「おいし~い」干物の自販機、熱海駅に登場 アジやサバなど選べる5種類
JR東日本クロスステーション(東京)は11日、熱海市網代産の冷凍干物を販売する自動販売機をJR熱海駅に設置した。網代地区の3業者が天日干しの干物計5種を搬入し、気軽に購入できる観光土産として乗降客にアピールする。 削り節製造の丸藤が展開する鮮魚加工場「ハマスト」をはじめ、干物屋ふじま、小沢商店がアジやサバ、キンメダイの冷凍干物を売り出す。2~10枚セットで1200~1980円。「ハイパー干物クリエーター」を称する干物屋ふじまの干物はネット通販で1年半待ちの人気商品という。 丸藤の藤田昌弘社長は「熱海の網代にはいい魚が水揚げされる。魚食文化を多世代に広め、地域活性化につなげたい」と話した。
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強打磨きKO勝利に意欲 熱海出身プロボクサー斎藤さん 8月富士で大会
熱海市出身のプロボクサー斎藤哲平さん(23)がこのほど、A級ライセンスを取得した。8月4日に富士市のふじさんめっせで開かれる大会「駿河男児ボクシングジムイベント」(実行委主催)に出場する。スーパーフライ級8回戦となる斎藤さんは「地元からも応援に来てくれる。KO勝利したい」と闘志を燃やす。 「幼い頃から格闘技が好きだった」という斎藤さんは熱海中3年の時、熱海市伊豆山に開設されたボクシングジム「FIST」に入った。熱海高を卒業時、多田友樹会長の勧めでプロの道を選んだ。現在はWBC世界バンタム級王者中谷潤人選手を擁する相模原市の「M・Tボクシングジム」に所属し、仕事の合間を縫って練習に励む。
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首都圏タクシーでビジネス誘客促進 熱海市がPR動画制作
熱海市は25日の市長定例記者会見で、ビジネス利用の誘客促進に向けたPR動画を制作し、首都圏を走行するタクシーのデジタルサイネージ(電子看板)で発信すると発表した。熱海での会議や研修を促す20秒動画で、29日から8月4日に計44万5千回を流す。 首都圏からアクセスしやすく、風光明媚(めいび)な観光地熱海をビジネス利用の適地だと売り込む。記録的な暑さの影響でビジネス層のタクシー乗車が増えると見込んだ。誘客促進が課題になる秋の閑散期を前に、PR攻勢をかける。 PR動画は期間中、東京都内のタクシー1万2750台で27万回と神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬6県の1万4790台で17万5千回を予
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観光推進CEO公募 熱海市、8月23日まで
熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、今月中にも設立する熱海型DMO(観光地経営組織)の「一般財団法人熱海観光局」について、先導役となる初代CEOの公募を始めたと発表した。2025年4月に静岡県内初導入する宿泊税を財源に、観光施策のかじ取りを担ってもらう。 熱海観光局のCEOは持続可能な観光地熱海を確立する専門人材として、観光戦略の策定と実行、官民団体との関係構築などに従事する。旅行、観光業界での実務経験や、海外プロモーションに対応できる語学力がある人を歓迎する。3年の雇用契約で、想定年収は1千万~1500万円。 CEOの公募は8月23日まで。9~10月に書類審査と面接を行い、1人
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大麻3キロ、1530万円分押収 自宅で栽培、所持の疑い 熱海署など男2人逮捕
営利目的で大麻を栽培、所持したとして、熱海署と静岡県警薬物銃器国際捜査課は24日までに、大麻取締法違反の疑いで熱海市泉、無職の男(53)と神奈川県真鶴町真鶴、会社員の男(52)の両容疑者を逮捕した。無職の男の自宅の一軒家で大麻を栽培、保管していたとみられる。乾燥大麻の押収量は3キロ、約6千回分の使用量に相当し、末端価格で1530万円に上るという。 2人の逮捕容疑は5月29日、他の仲間と共謀し、無職の男の自宅で、大麻草42本(3・1キロ)を営利目的で栽培した疑い。無職の男の逮捕容疑は同日、自宅で乾燥大麻150グラムを所持した疑い。会社員の男の逮捕容疑は今月4日、自宅で乾燥大麻60グラムを所持
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 19日はマアジや小マダイ、ベラ、ネンブツダイ。20日は強風のため臨時休園。21日はソウダガツオや小マダイ、マアジ、タカベ、シロギス、スズメダイ、イシガキダイ、メジナ、ベラなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスとメゴチ。餌の青イソメは直射日光を避けてクーラーボックスで保管する。サビキ釣りではアジ。少しサイズアップしてきたが群れによって違うので、仕掛けは3~5号を用意したい。今週末から8月末にかけて花火大会が複数回開催され、入れない場所があるので注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)01
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大相撲名古屋場所(10日目) 照富10連勝 琴桜2敗堅持
大相撲名古屋場所10日目(23日・ドルフィンズアリーナ)は、横綱照ノ富士が関脇霧島を小手投げで退け、10戦全勝で後続とは2差で変わらず。霧島は5敗目を喫し、1場所で大関に復帰できる2桁勝利へ後がなくなった。 3大関は琴桜が新関脇大の里を上手投げで下し、勝ち越しを決めた。豊昇龍は湘南乃海を外掛けで仕留めて7勝目。かど番の貴景勝は軍配差し違えで関脇阿炎にはたき込まれ、6敗目と苦しくなった。大の里は5敗目。 全勝の照ノ富士を2敗で琴桜がただ一人追う展開。十両は白熊と獅司が2敗でトップに並んだ。熱海富士(熱海市出身)と翠富士(焼津市出身)はともに敗れた。 ◇全勝 照ノ富士 ◇2敗 琴桜
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表流水流入 静岡県「否定せず」 知事会見 幹部が新たな見解【熱海土石流】
鈴木康友知事は23日の定例記者会見で、熱海市の逢初川で2021年7月に盛り土が崩落して住民28人が死亡した土石流災害に関し「自然災害ではなかった」とするこれまでの県の認識を追認した。また、会見では分水嶺(れい)の開発に伴って隣接流域から盛り土に流入した表流水が崩落に与えた影響について、「影響を否定しない」とする県の新たな見解を県幹部が初めて示した。地盤から湧き出る自然湧水を崩落の主因とする考えは維持した。 鈴木知事は、行政代執行ではなく台風の災害復旧として対応した22年9月の浜松市天竜区緑恵台の盛り土崩落事例も踏まえて「自然災害かどうかは一概に言える問題ではない。ケース・バイ・ケースでしっ
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伊豆山復興 新たな一歩 8月、初の「フェス」 イベント通じつながり創出 NPO企画【熱海土石流】
2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者支援に取り組むNPO法人テンカラセン(高橋一美代表)は8月、初の復興支援イベント「あいぞめフェスティバル」を伊豆山地区で開く。音楽や健康、食を題材にした催しを通じ、住民同士や住民と観光客のつながりの創出を図る。発災から3年が経過し、少しずつ歩を進める地区の復興を後押しする。 28人の犠牲者を出した惨事の悲しみは今も癒えず、市と静岡県が被災地で進める復旧復興事業は道半ばの状態が続く。それでも今年4月の伊豆山神社例大祭で、新型コロナウイルス禍や土石流発生の影響で自粛していた全4基の地元神輿(みこし)による練り歩きが復活するなど、一部で
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分水嶺 斜面崩落相次ぐ 11年、市職員メモに記載 表流水流入を裏付け【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落し住民28人が死亡した大規模土石流の発生前、盛り土のそばにあった分水嶺(れい)付近の斜面で小規模な土砂崩落が相次いでいたことが22日までの市への取材で分かった。公文書の市職員メモには、11年に分水嶺にある市道の側溝から雨水があふれたという記載もあった。専門家は分水嶺の開発に伴い隣接流域から表流水が流入した裏付けになるとみている。 職員メモには11年9月に〈現地で崩れていることを確認〉〈(先方は)雨水が道路側溝を越流して崩落したとの見解〉とあり、市が対策として土のうを設置した記録があった。同年10月にも〈別の箇所が崩れる。海側〉〈市道終点付近、新たな崩落
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熱海市・伊豆山の県営住宅「七尾団地」 新棟完成、入居募集へ
静岡県熱海土木事務所は22日、熱海市伊豆山の県営住宅七尾団地で建て替え整備が完了した「七尾団地A棟」を公開した。計12戸の入居募集を8月10~18日に受け付ける。 七尾団地A棟は鉄筋コンクリート造り4階建て。老朽化のため解体した旧7号棟の跡地に整備した。1DK、2DK、3DKの計32戸を設け、このうち20戸については旧棟の居住者や熱海土石流の被災者らの入居が決まった。エレベーターと手すりの新設や、室内の段差解消などユニバーサルデザインを採用した。総工費7億9千万円。 七尾団地はA棟を含め9棟252戸で、A棟以外は築50年が経過した。県はさらに2棟を解体し、2025~26年度に「B棟」を
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熱海駅周辺の11カ所 8月にAIで渋滞調査
熱海市は8月、JR熱海駅周辺でAI(人工知能)カメラを用いた交通渋滞調査を実施する。渋滞の主な要因を特定し、より効果的な対策を検討する。市役所で22日に開かれた「熱海駅前広場満足度向上市民懇話会」の2024年度初会合で概要を明らかにした。 熱海駅前のロータリーや周辺の幹線道路、駅方面に通じる主要交差点など計11カ所にAIカメラを設置する。観光客で混雑する8月の休日などに合わせて状況を撮影する。車や歩行者の通行量、走行速度のほか、信号機の状況、滞留する車列の長さなどを調べる。 新型コロナウイルスの5類移行後、熱海は観光客が増加傾向にあり、特に熱海駅周辺で繁忙期を中心に激しい交通渋滞が発生し
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御神船 潮風の中勇壮に 熱海・網代で阿治古神社例大祭 豊漁、無病息災祈り引き回し
熱海市網代地区で20日、阿治古神社例大祭の本祭が執り行われた。全長11メートル、総重量5トンの御神船「両宮丸」の勇壮な引き回しが見せ場で、漁師町・網代の豊漁と無病息災を祈願した。 400年以上の歴史があるとされる伝統行事。網代地区の若者に加え、熱海高の生徒や中央大の学生らが御神船の引き手を担った。豊臣秀吉の小田原城攻めに協力した網代の漁師が使用を許されたという「流れ瓢箪(ひょうたん)」の衣装を身につけ、潮風が香る網代港周辺の住宅街や国道135号を駆け抜けた。 例大祭は21日まで。同日午後4時からは「網代ベイフェスティバル」が網代港で開かれ、網代若衆連合太鼓や熱海高エイサー部などが公演す
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【明日への環境Lesson ブルーカーボン⑤完】CO2炭にして「固定化」
以前「温暖化を止めるために必要な三つのこと」について触れました。大気中の二酸化炭素(CO2)をこれ以上増えなくすること。出てしまったCO2を回収すること。その方法として、植物や、海草・海藻が吸収してくれるブルーカーボンについてお伝えしました。そして、陸や海の植物が回収してくれたCO2が再び大気中に戻らないよう「固定化」することです。 植物は光合成のプロセスで大気中のCO2を取り込み、酸素(O2)を出します。残った炭素(C)が植物の身体になって成長します。ただ、その植物が腐ったり燃やされたりしたら、せっかく取り込んだCも、空気中のO2と結合して再びCO2になって大気に出てしまうのです。 そ
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初島に臨時派出所 行楽客の安全向上 熱海署
観光客が増える夏の行楽シーズンに合わせ、熱海署は19日、静岡県内唯一の有人島の初島(熱海市)に臨時警備派出所を開設した。8月25日までの38日間、来島者らの安全確保に向けて署員が警戒に当たる。 派出所は定期船待合施設「シマテラス初島」内に設置。遊泳客の見守りや島内のパトロール、突発事案の初期対応などを想定する。派出所勤務の際に署員が定期船に乗船することで、利用者の安全につなげる。 現地で開所式を開き、杉山和紀署長と初島区の宮下泉区長が施設前に看板を掲げた。杉山署長は「観光客が安心して観光し、また来たいと思えるように治安を守りたい」と述べ、宮下区長は「海の事故を防止するための見守りは心強い
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大江戸温泉物語 熱海に22日新装オープン 「高層階和室」などプレミアム仕様
大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ(東京)は22日、熱海市咲見町で運営する温泉宿を「大江戸温泉物語プレミアムあたみ」として新装オープンする。熱海の絶景を楽しめる和モダン客室を用意し、飲み物を無料で提供するプレミアムラウンジを新たに設けた。 相模灘と熱海の市街地を望む10階の「高層階和室」は大胆なガラス張りの客室で、熱海海上花火大会の開催時に大迫力の大輪を間近で観賞できる。7階の「和モダンルーム」は海の青さや砂浜を感じさせる室内空間とした。プレミアムラウンジでは滞在中、生ビールなどの酒類やソフトドリンクを自由に味わえる。 同社は県内に温泉宿4施設を展開していて、プレミアムシリーズは県内初とな
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記者コラム「清流」 「内部検証」の役立て方
「内部検証」とはあまり聞き慣れない言葉。熱海市で2021年に発生し、開発規制の在り方が問題となった土石流災害で、行政対応の検証不足を指摘した県議会が県に求めた内容だ。 検証と言えば外部の人が行うのが普通だが、内部検証の組織は規制に関係した部署の県庁の課長が構成員。身内同士で甘くなり無意味だろうと当初考えていた。しかし、ある弁護士から「(検証の)中身は当てにならないが、分かりやすい」という話を聞いた。何が分かりやすいのか問うと、県にとって都合の悪い箇所が検証されず、対応に問題があった点が逆にあぶり出されるのだという。 県議会は内部検証会合の議事録の公表も求めている。検証結果発表から4カ月た
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食中毒防止へ 海の家一斉指導 熱海保健所
静岡県熱海保健所は17日、海水浴シーズンに合わせて伊東、熱海両市内の海の家の一斉監視指導を行った。職員が各施設を巡回し、利用者に提供する食品の安全が確保されているかどうかを確かめた。 対象は伊東オレンジビーチ(伊東市)の4施設と長浜海水浴場(熱海市)の1施設。同ビーチの「海の家 きそ川」では関係者に状況を聞き取り、冷蔵庫を確認するなどした。手洗いの手順を示したチラシも配った。同保健所の担当者は「不適切な温度管理で食中毒が発生した例がある。食材を放置しないことが防止につながる」と話した。 駿東伊豆消防本部も同日、同ビーチで立ち入り検査を実施。海の家の消防用設備などを確認した。
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記者コラム「清流」 初島に“命の水”届け
静岡県内唯一の有人離島、熱海市初島に水を供給する「海底送配水管」の敷設替え工事。特殊台船を使って初島側から施工していた新設管が本土側の網代地区に到達した。市は防波工事や通水試験を経て、来年3月に供用を開始するそうだ。 新設管の総延長は6.7キロ。「連結作業が大変そうですね」と工事担当者に声をかけると、「実は『1本もの』なんですよ」と返ってきた。特殊台船に搭載した巨大なリールから新設管を少しずつ海底に垂らし、敷設していく工法だと教わり、目を丸くした。 およそ40年ぶりの更新となる海底送配水管。初島で暮らす約200人の市民生活を支えるだけでなく、多くの来訪者を受け入れる宿泊観光施設にも恩恵を
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 13日はワカナゴ(ブリの幼魚)やショゴ(カンパチの幼魚)、アオアジ、イシガキダイ、ベラ、スズメダイ、ネンブツダイなど。14日はシロギスやタカノハダイ、メジナ、小イサキ、カサゴ、イシガキダイ、タカベなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜でシロギス狙いの投げ釣り。メゴチの釣果が多かった。オレンジビーチは海水浴シーズンに入り、釣りができない。サビキ釣りは早朝か夕方にアジ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日の沼津沖船釣りは20~45センチ超のマアジが多数。時合で入れ食
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大自在(7月17日)97歳の女性棋士
勝負の世界に生きる熱海市出身者といえば、開催中の大相撲名古屋場所で新三役を狙う熱海富士を思い浮かべる人が多いであろう。囲碁の愛好者は杉内寿子八段の名を挙げるかもしれない。21歳の熱海富士が幕内最年少なら、97歳の杉内八段は現役最年長の棋士である。 4月に行われたタイトル戦の天元戦予選で森田道博九段(53)と97歳1カ月5日で対戦し、公式戦対局の最年長記録を更新した。従来の記録は夫の故杉内雅男九段が保持していた97歳0カ月13日。背筋を伸ばして碁盤に向かう凜[りん]とした姿は本紙にも掲載された。感動すら覚えた。 函南町で生まれ、伊東市、熱海市で育った杉内八段は「熱海の天才少女」と騒がれた。
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夜の熱海、華やかさ一層 「こがし祭り」山車コンクール 神輿渡御や舞の奉納も
来福や縁起の神として信仰を集める熱海市西山町の来宮神社で15~16日、例大祭「熱海こがし祭り」が開かれた。例大祭に合わせ、市内の23町内会が「熱海こがし祭り第56回山車コンクール」(実行委員会主催)を市中心街の国道135号を会場に繰り広げた。 山車コンクールは熱海最大の観光イベント。木彫りと装飾の2部門に分かれ、各町内会が華やかな山車の引き回しで競演した。一糸乱れぬ祭りばやしを響かせながら、電飾や花火、人気キャラクターを駆使した派手な演出で見物客を沸かせた。審査の結果、木彫りの部は田原本町、装飾の部は梅園町が優勝した。 例大祭では、宮神輿(みこし)の渡御や厳かな舞の奉納などを執り行った。
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絢爛「御鳳輦」海へざぶり 厄年の男衆「浜降り神事」威勢良く 熱海こがし祭り最終日
熱海市の来宮神社例大祭「熱海こがし祭り」は最終日の16日、神々が鎮座する御鳳輦(ごほうれん)の浜降り神事を行った。42歳の厄年の男衆が担ぎ手となり、威勢良く海に入って健康長寿や地域の繁栄を祈願した。 来宮神社のご神体が海から流れ着き、「麦こがし」を海辺に供えたとの故事にちなんだ神事の一つ。厄年奉賛会「来宮令和戌亥(いぬい)会」の男衆が大役を務めた。市街地での渡御を経て熱海サンビーチに到着すると、てんぐ姿の猿田彦を先頭に入水し、「みょうねん、みょうねん」と唱えながら海中を進んだ。 山田伸会長は「厄落としの神事に同級生一同、熱い思いで取り組めた。いい思い出になる」と充実した表情を浮かべた。
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大相撲名古屋場所(3日目)=照富士 霧島3連勝
大相撲名古屋場所3日目(16日・ドルフィンズアリーナ)は、2場所連続休場明けの横綱照ノ富士が若元春を一方的に寄り切って、3連勝とした。3大関は、かど番の貴景勝が熱海富士(熱海市出身)に寄り倒されて2敗目。琴桜は明生を押し出し、豊昇龍は御嶽海を寄り切り、ともに2勝1敗とした。 先場所覇者の新関脇大の里は、小結大栄翔をはたき込んで初白星。他の2関脇は霧島が豪ノ山を上手投げで退けて3連勝とした。阿炎は新小結平戸海に押し出されて2敗目。 不振脱却へ霧島しぶとく 10勝以上が条件となる1場所での大関復帰に向け、生命線の粘り強さが戻ってきた。霧島がしぶとい相撲で3連勝。不振脱却の兆しを見せ「一生懸
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山車競演華やか 熱海彩る 「こがし祭り」 観光一大イベント 観客沸く
来福や縁起の神として信仰を集める熱海市西山町の来宮神社で15~16日、例大祭「熱海こがし祭り」が開かれた。例大祭に合わせ、市内の23町内会が「熱海こがし祭り第56回山車コンクール」(実行委員会主催)を市中心街の国道135号を会場に繰り広げた。 山車コンクールは熱海最大の観光イベント。木彫りと装飾の2部門に分かれ、各町内会が華やかな山車の引き回しで競演した。一糸乱れぬ祭りばやしを響かせながら、電飾や花火、人気キャラクターを駆使した派手な演出で見物客を沸かせた。審査の結果、木彫りの部は田原本町、装飾の部は梅園町が優勝した。 例大祭では、宮神輿(みこし)の渡御や厳かな舞の奉納などを執り行った。宮神
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熱海富士が“お姫様抱っこ” 顔出しパネル 地元商店街に 14日から名古屋場所 活躍期待
14日に初日を迎える大相撲名古屋場所を前に、西前頭筆頭の熱海富士(熱海市出身)の写真と記念撮影できる顔出しパネルが、JR熱海駅前の平和通り商店街にお目見えした。三役昇進への期待がかかる郷土力士を応援し、商店街の観光PRにもつなげる。 顔出しパネルは約2メートル四方。熱海富士が着物女性を軽々と持ち上げ、柔和な笑顔を浮かべて〝お姫様抱っこ〟を披露する構図に仕上がっている。熱海駅前平和通り商店街振興組合(久保田昌之理事長)が、熱海富士の地元後援会の協力を得て設置した。 商店街の真ん中に突如登場した熱海富士仕様の顔出しパネルは威容を放ち、家族連れや女性グループが代わる代わる記念撮影を楽しんでいる
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「列島を海藻で囲む」挑戦【明日への環境Lesson=ブルーカーボン④】
熱海のブルーカーボンプロジェクトは多くの方々のご協力・ご支援をいただいて進めることができています。漁業組合や市、県、ビーチクリーンなどに参加してくれる地元の皆さん、さまざまな技術提供や支援をしてくださる企業の方々など。 その中のお一人、地元の海洋土木会社、青木建設の佐野茂樹社長は「日本各地の藻場を再生して、日本列島を海藻ベルトで囲みたい」とおっしゃいます。藻場が増えれば二酸化炭素(CO2)を吸収してくれる量が増え、温暖化を防げます。いろいろな魚や海洋生物が増加し、水揚げ量も増やすことができる。そうしたら漁業の魅力が増し、日本中の沿岸地域が元気になっていくことでしょう。すてきだと思いませんか
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大自在(7月13日)“隠れ県勢”
日本オリンピック委員会(JOC)が発表したパリ五輪の日本選手団は410人。追加される可能性もあるが、海外開催の大会での史上最多は確定している。静岡県勢選手は30人ほどという。 県勢は本県の出身や居住、県内チーム・企業所属が基本。他にも県内に練習拠点があるとか、学生時代を過ごしたとか。判断が難しい場合もあるが、少なからず静岡にゆかりがあれば言ってもいいだろう。 県勢の活躍が楽しみと言えば大相撲だ。名古屋場所はあす、初日を迎える。幕内の熱海富士(熱海市出身)と翠富士(焼津市出身)の取組が気になるが、幕下上位のホープにも注目したい。西4枚目の吉井と西6枚目の聖[さとる]富士。2018年の全国中
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スパイス香るダイダイスカッシュ 熱海・起雲閣喫茶 7月19日から販売
NPO法人あたみオアシス21とジェイアール東日本企画でつくる熱海市文化施設運営委員会は10日、熱海特産ダイダイを用いて開発した「熱海だいだい花火スカッシュ」を発表した。同市の起雲閣にある喫茶「やすらぎ」で19日から、夏季限定で販売する。 同NPOが製造販売しているダイダイの手作りマーマレードをグラスの中に入れた後、シナモンなどのスパイスハーブを効かせた紅茶と炭酸飲料を組み合わせる。熱海の夏の風物詩である花火と起雲閣のレトロ感をイメージした夏の新作ドリンクとして売り出す。 1杯600円。爽快感のある飲み応えが特徴で、料理研究家の長田絢さんがレシピを手がけた。JR東日本熱海駅の社員が試飲会を
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西熱海ゴルフコース⛳8月8日に親子向けイベント ゴルフ体験や花火観賞
熱海市の西熱海ゴルフコースは8月8日午後5時から8時40分まで、ゴルフ体験や花火観賞などが楽しめる子ども向け体験イベント「親子で芝生エンジョイday」を開く。 熱海の市街地や紺碧(こんぺき)の相模灘を一望できる絶景コースを活用し、スナッグゴルフとパッティング体験の場を設ける。夜間は「星空案内人」による星空教室と観賞会を催し、クラブハウス内のレストランで熱海海上花火大会を見物する機会を提供する。 参加無料。雨天中止。定員は子ども50人(同伴の保護者は最大2人まで)。食事や飲み物は持参する。申し込み、問い合わせは西熱海ゴルフコース<電0557(84)1111>へ。
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熱海の海鮮がパフェに変身!? 「魚ギョッとカップ寿司」市内6店舗が15日発売
熱海市の飲食店や鮮魚店6店舗が15日、地場の魚介類7種を使ってそれぞれ開発した「熱海魚ギョッとカップ寿司(すし)」を一斉に発売する。同市清水町の熱海魚市場で11日、各店が自慢の一品をお披露目し、新たなご当地グルメとしてPRすることを確認した。 熱海魚ギョッとカップ寿司は酢飯と7種の海鮮を使い、透明の容器にパフェのように盛り付けることを主な条件とした。参画した店舗は、yoshiー魚ーtei(渚町)▽とくぞう熱海本店(田原本町)▽とくぞう熱海さかな横丁(銀座町)▽魚光丸(上多賀)▽熱海まぐろや(田原本町)▽宇田水産(桜町)。 とくぞう系店舗を展開する徳造丸(東伊豆町稲取)は「魚屋のまかない丼
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熱海初島リゾート開業60周年 13日から割引サービスやイベント 富士急グループ
富士急グループの富士急マリンリゾートは13日から、熱海市初島のリゾート施設開業60周年を記念し、熱海-初島港間を結ぶ高速観光船などでキャンペーン行事を開催する。 初日はことし満60歳の先着60人に対し、高速観光船の往復乗船とリゾート施設「PICA初島」アジアンガーデンのセット利用券を通常料金の99%割引の60円で販売する。「海の日」の15日は、小学生の乗船利用を無料にするほか先着60人を対象に操舵(そうだ)室での記念撮影会を催す。 同社は1964年7月10日、PICA初島の前身となる「初島バケーションランド」を開業した。イベント内容などの問い合わせは同社<電0557(81)0541>へ。
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記者コラム「清流」 癒えない痛み
28人の命が奪われた熱海市伊豆山の大規模土石流から3年が経過した3日、現地を訪ねた。発生当時から取材してきた遺族や住民に近況を尋ねると「ここ数日、食欲がない」「あの光景が夢に出てくる」と打ち明けてくれた。 つらい出来事から1カ月、1年などの節目を迎える時期に不安や恐怖、倦怠(けんたい)感などに襲われる感情の揺れを「アニバーサリー反応」というらしい。無理もない。不適切な盛り土により家族や友人が奪われた悲しみは、たった3年で癒えるはずがない。 「この気持ちは一生背負い続けるんだろう」と語った被災者の男性に、どんな言葉をかければいいか悩んだ。だが、男性はこう続けた「話を聞いてくれてありがとう」
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「盛り土へ水流入で土石流」 真相究明重視の新弁護団主張 熱海・伊豆山損賠訴訟で併合後初の公開審理 被告側は反論方針
熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、遺族と被災者が盛り土の現旧土地所有者らと静岡県、市に損害賠償を求めた訴訟の併合後、初の公開審理となる口頭弁論が10日、静岡地裁沼津支部(寺本昌広裁判長)であった。原告の新弁護団は隣接流域の乱開発や不十分な管理によって、盛り土のあった逢初川に表流水が流れ込んで土石流が発生したと主張した。被告側の現旧所有者や県、市は次回期日の9月4日までに反論する方針で、この日は具体的な主張はしなかった。 原告側は早期和解と真相究明をそれぞれ重視する二つの弁護団に分かれていて、10日は真相究明を重視する新弁護団が口頭弁論に臨んだ。土石流発生には盛り土と同量以上の水が必要だった
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6日はマダイやアカハタ、メジナ、小シマアジ、ソウダガツオ。7日はアカハタやイシガキダイ、メジナ、サバ、ソウダガツオなど。小アジやネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、メゴチとシロギスが釣れる。餌の青イソメは氷を入れたクーラーボックスで保管し、動きが悪い場合は海水で洗うと良い。房掛けにすればヒラメも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 6日の久能~三保沖船釣りはマダイが1~6匹で船中13匹。34~45センチのアジは7~13匹で船中29
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熱海土石流3年経て審理本格化 損賠訴訟、10日に併合後初弁論 責任割合の判断が焦点
熱海市伊豆山の逢初川で2021年7月に盛り土が崩落し住民28人が死亡、住宅100軒超が損壊した大規模土石流から3年が過ぎ、民事訴訟の審理がようやく本格化する。遺族や被災者は盛り土の現旧土地所有者らを相手に計58億円、県と市を相手に計64億円の損害賠償を求めていて、10日には静岡地裁沼津支部で二つの訴訟併合後初めて公開審理となる口頭弁論を迎える。盛り土の造成や規制に関与した被告が多いため、被告間の責任割合をどう判断するのかが今後の訴訟の焦点になりそうだ。 口頭弁論は併合前にも単独で開かれたが、23年1月以降は弁論準備手続きが非公開で続いたため、原告、被告双方の弁護士から審理の公開を求める声が
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災害関連死審査会 設置対応進まず 15市町で条例に規定なし 静岡県、早期改正 働きかけ
被災後の心身の負担などが原因で亡くなる災害関連死を巡り、静岡県内35市町のうち15市町が認定に必要な審査会の設置を条例で定めていないことが9日までの県のまとめで分かった。認定に時間がかかれば災害弔慰金の支給が遅れる可能性があり、生活再建にも影響が出かねない。地震や水害などの自然災害が相次ぐ中、県は市町に対して条例改正を働きかけている。 災害関連死は津波や家屋倒壊などによる直接死ではなく、避難生活のストレスや過労といった間接的な原因で亡くなることを指す。認められれば直接死と同じく遺族には最大500万円の弔慰金が支給される。市町は医師や弁護士らでつくる審査会を開いて認定するが、2019年施行の
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“熱海発”これぞ日本のサメ映画 7月公開「温泉シャーク」
1975年に公開されたパニックスリラー映画の金字塔「ジョーズ」。神出鬼没の凶暴なサメが人々を襲う、というシンプルな物語が映画ファンの心をつかんだ結果、世界中で類似した作品が生まれ、いつしか「サメ映画」という一大ジャンルに成長していった。 長い歴史の中でサメの“縄張り”もどんどん広がり、竜巻と共に空から降ってきたり(「シャークネード」)、雪原を泳ぎ回ったり(「スノーシャーク 悪魔のフカヒレ」)。もはやこの地上にサメが現れたことのない場所などないのか…と思いきや、鉱脈は意外なところに眠っていた。そう、日本の温泉である。 7月公開の「温泉シャーク」は、その
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【ニュースを追う】県民守る法令生かせず 熱海土石流の行政対応を検証 背景に県、市職員の認識不足
熱海市伊豆山で2021年7月に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流の発生から3年が過ぎた。県や市が出し渋っていた情報が徐々に明らかになり、過去の行政対応の状況が見えてきた。これらの情報に基づいて、行政が土石流をなぜ防げなかったのか、行政対応面の教訓は何だったのかを整理した。 情報は共有 当事者の県や市は行政対応を検証して「最悪の事態を想定していなかった」「情報共有ができていなかった」と総括した。しかし、非公開分も含めた1万ページを超える行政文書を丹念に読み解くと、市と県で違法行為を含めた開発の情報が一定程度共有され、特に県は土石流の起きやすい地形を認識し、盛り土を造れば土石流が
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【熱海土石流3年 埋もれた真相⑤】表土流出対策に終始 現旧所有者 自覚乏しく
逢初川をはじめ静岡県内全域で盛り土を規制するために長年使われていた県土採取等規制条例はそもそも不適切盛り土の対応に向かない法令だった。土石流災害に詳しい技術士(森林土木)坂本学さん(60)=東京都=は行政指導の目安となる同条例の技術基準を確認して驚いた。「主に切り土を想定している。基準にある『土砂流出防止』とは表土の流出防止のことだ」 くしくも、28人の命を奪った2021年の土石流発生4日前、県庁で県内35市町の盛り土規制担当者を集めた会合が開かれていた。出席者によると、市町側は使い勝手の悪い土採取条例の改正を求めたが、県の担当者は「緩やかさが土採取条例の売りだ」として改正しない方針を明言
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25年度下水道料 11%値上げ「妥当」 熱海市行財政審議会が答申
熱海市行財政審議会の石井倭雄会長と滝野慶子副会長が8日、市役所に斉藤栄市長を訪ね、2025年度から下水道使用料を平均11%引き上げる市の改定案が妥当とする答申書を提出した。 審議会は答申理由で、人口減や節水機器の普及に伴い下水道事業の収益が減少傾向にある上、能登半島地震の被災状況や巨大地震の発生を念頭に下水道施設の強靱化(きょうじんか)が必要と指摘した。石井会長は「将来にわたり安全安心の下水道サービスを」と要望し、事業運営の積極的な情報公開も求めた。 市の改定案によると、1カ月当たりの下水道使用料は一般家庭のモデルケース(20立方メートル)で340円増の3427円になる。市は市議会9月定
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落語で笑って元気に 静岡県内出身2人が寄席 浜松市中央区
社会福祉法人「浜松いのちの電話」は6日、納涼チャリティー寄席「笑って笑って長生き元気」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中央区の市福祉交流センターで開いた。 同市出身の滝川鯉昇さんと、熱海市出身の入船亭扇遊さんの落語家2人が高座に上がった。「茶の湯」「井戸の茶碗」など2演目ずつを披露し、軽妙な語り口で約380人の観客を物語に引き込んだ。 イベントの収益は、さまざまな悩みの相談に応じる同法人の運営費に充てる。
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【熱海土石流3年 埋もれた真相④】停止できた土砂搬入 市“黙認” 盛り土巨大化
逢初川と鳴沢川の二つの上流域をまたいだ乱開発は2009年になると新たな局面を迎えていた。神奈川県小田原市の不動産管理会社「新幹線ビルディング」(新幹線B)は09年3月、21年の大規模土石流で崩落する盛り土(残土処分場)を逢初川上流域に造り始めた。 工事はずさんだった。07年3月に土採取条例で届け出た工期は既に切れていた。水の濁りをろ過するため盛り土下部に設けるつもりだったロックフィルダム(岩石を積んだダム)は届け出通り施工されず、隣接地の土砂を搬入するとしていたのに、神奈川県内から汚泥と疑われる土砂も運び込まれた。届け出の盛り土高は最大15メートルなのに標高差数十メートルの急斜面に「捨て土
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「ピカチュウ」や「イーブイ」ポケモン工芸展 熱海・MOA美術館で開幕
ゲームやアニメが世界的な人気を誇る「ポケットモンスター」にちなんだ工芸品を一堂に紹介する「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見」が6日、熱海市桃山町のMOA美術館で始まった。9月9日まで。 人間国宝から新進気鋭の若手までの作家20人がポケモンと向き合い、陶器や金属、染織、ガラスなど多種多様の工芸品約70点を出展した。「ピカチュウ」「フシギバナ」「イーブイ」といった人気のポケモンたちを題材にしていて、大勢の親子連れやファンが鑑賞している。 国内で3会場目の開催。初日はピカチュウが来館客を出迎え、日本伝統の文様「工字つなぎ」の着物姿で歓迎。監修した国立工芸館の唐沢昌宏館長は開幕セレ
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夏だ!熱海だ!海開きだ! 3海水浴場、8月25日まで
熱海市内の3海水浴場(熱海サンビーチ、長浜、網代温泉)が6日、一斉に海開きした。開設期間は8月25日までの51日間。夏の行楽客が待ちわびた海水浴シーズンの到来に、地元関係者が期間中の安全と盛況を祈った。 JR熱海駅から最寄りの海水浴場となる熱海サンビーチでは、市観光協会の安全祈願祭が行われた。毎夏10万人近くが来場する市内屈指の海岸で、中島幹雄会長は「今夏は外国人を含め多くの観光客が訪れるはず。安全安心のビーチにしたい」と力を込めた。 熱海サンビーチには13日から、海上遊具を楽しめる「ウオーターパーク」が開設される。遊泳が可能な時間は3海水浴場のいずれも午前9時~午後4時。
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藻場再生 1億粒の種まき(枝広淳子/環境ジャーナリスト)【明日への環境Lesson ブルーカーボン③】
藻場[もば]を再生させることで海の豊かさを取り戻し、二酸化炭素(CO2)吸収にもなる「ブルーカーボン」。今回は、岡山県備前市日生[ひなせ]町で約40年前から取り組まれているアマモという海草の再生活動について紹介します。 同県の一番東に位置する備前市日生町は、カキの養殖やつぼ網(小型定置網)で有名な漁業が盛んな地域です。1950年代くらいまでは県の海域面積の1割以上が藻場と干潟で、瀬戸内海で産卵したサワラやタイ、イカ、トラフグの稚魚が育ち、巣立っていく豊かな漁場でした。 しかし、埋め立てや干拓事業により藻場が消滅。50年代に590ヘクタールありましたが、80年代には12ヘクタールにまで減っ
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温泉から古代ザメが飛び出す! 熱海発の映画「温泉シャーク」清水町で上映開始
熱海市がモデルの「暑海(あつみ)市」を舞台に幻の古代ザメが暴れ回る映画「温泉シャーク」の上映が、清水町のシネプラザサントムーンで始まった。 熱海市の製作会社「PLAN A」によるご当地「サメ映画」。旅館などの温泉から人を襲うサメが出現するという設定で、謎解きあり、アクションあり、政治的駆け引きありの盛りだくさんな内容に仕上がった。熱海サンビーチや熱海銀座商店街、複数の温泉宿など市内各地でロケを実施した。 2023年夏に行ったクラウドファンディングでは、1278人から1140万円以上が集まった。上映初日の会場には、映画タイトルが入ったオリジナルTシャツの着用者をはじめ熱心な支援者が集った。
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熱海のホテル コロナ支援金393万円不正受給
静岡県は5日、熱海市のホテル「エスペランサリゾート熱海」を運営する英進リゾート&ダイニング(東京都)が新型コロナウイルス禍に伴う県内観光促進事業「今こそ しずおか 元気旅」の支援金393万円を不正受給したと発表した。宿泊実績がないにもかかわらず虚偽の報告を行い、支援金を請求していた。 不正請求と判断したのは2022年11月~23年1月の宿泊分とされる延べ1万3273人分(7487万円)。同じ日に同じ名前で複数の部屋に宿泊したことになっていたり、団体客全員分を必要とする署名の筆跡が同じだったりしたという。 県側が23年1月、申請内容に不審な点があることに気づき、支援金の支払いを止めた。ホテ
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分水嶺開発 見えてきた全体像 繰り返す違法行為 行政が後追い許認可【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流から丸3年。行政は業者への対応記録などを断片的にしか明らかにせず検証逃れを繰り返した結果、真相が解明されず、遺族や被災者の早期救済につながっていない。静岡新聞社は発生3年に合わせ、独自入手した非公開の行政文書や専門家の知見を踏まえ、逢初川と隣接する鳴沢川上流域の開発行為に関する膨大な情報を時系列に整理した。見えてきたのは、会社名を変えて違法行為を繰り返す開発業者と後追いで許認可する行政それぞれの実態だった。(熱海土石流取材班) 2流域で実質同じ業者、所有者 盛り土が崩落して土石流が起きた逢初川上
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【熱海土石流3年 埋もれた真相①】隣接流域雨水、先端に集中 専門家解析、盛り土崩落誘因か ずさんな分水嶺開発
熱海市伊豆山の逢初川上流域で盛り土が崩落し、下流の住民28人が死亡した大規模土石流から3日で3年を迎えた。静岡新聞社は水の流れを解明するため徳島大の中野晋名誉教授(地域防災学)に解析を依頼。隣接する鳴沢川上流域から流れ込んだ雨水が盛り土先端部(法尻)に集中し、崩落のきっかけになった可能性が見えてきた。静岡県や市が否定する分水嶺(れい)開発の影響が発生3年を経て浮き彫りになった。 解析は3度の現地調査と地形データに基づき標高の高い地点から低い地点に水が流れるように設定。2021年7月1~3日の雨量を入力し、排水溝や道路の横断側溝、流速の影響を反映した上で、3日間の通過水量を算出した。流出係数
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【熱海土石流3年】復興願いラーメン無償提供、交流の場提供 被災工場の麺使用、7日も123食振る舞う
熱海市伊豆山の大規模土石流の発生から3年となった3日、同市で飲食店を展開する「プレイ・アンド・ワークス・グループ」(三浦渉代表)が、被災した製麺所「コマツ屋製麺」の麺を使ったラーメンを伊豆山の旧製麺所で無償提供した。地域住民らが訪れ、復興への願いが込められた一杯を味わった。 同グループは同市渚町の中華料理店「熱海飯店」を運営する。この日提供したのは、同店の看板メニューの一つ「熱海復興夜鳴きらーめん」。新工場で事業再開したコマツ屋製麺が製造する太めの縮れ麺に、かつお節や昆布、アサリなどのうまみを凝縮した魚介しょうゆのスープが絡む。食材は熱海を中心とした業者から仕入れている。 土石流災害前ま
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熱海土石流3年 鈴木知事が初の被災地入り 追悼式で遺族「向き合ってほしい」
熱海市伊豆山で災害関連死を含む28人が死亡した大規模土石流の発生から3日で3年が経過した。被災地近くの市立伊豆山小では市主催の追悼式が行われ、13世帯29人の遺族をはじめ、斉藤栄市長、鈴木康友知事ら計約70人が参列し、犠牲者を慰霊した。初めて被災地を訪れた鈴木知事は心に深い傷を負った遺族らと対面し、「二度と同じような災害を起こさないよう安全な地域づくりを推進する」と決意を新たにした。 斉藤市長は式辞で「3年の歳月を経てもなお、悲しみが尽きることはない。一日も早い復旧復興に全力を挙げる」と誓った。鈴木知事も早期の復旧復興に努めるとし、不適切な盛り土行為には毅然(きぜん)と対応すると強調した
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熱海干物×掛川の日本酒 東京・豊洲で伝統食発信
東京・豊洲市場に隣接する商業施設「豊洲千客万来」で飲食店「米三角」を運営する浜友E.F.(浜松市)は4日から、同店で熱海産の干物を使った新メニューを提供する。「葵天下」のブランドで知られるグループ会社、遠州山中酒造(掛川市)の日本酒との組み合わせを提案し、日本の伝統食を広く発信する。 干物屋ふじま(熱海市網代)の藤間義孝さんが手がけたキンメダイやアジ、サバ、希少なビンチョウマグロなど5種をそろえた。日本酒は県産米誉富士を使った純米吟醸酒。藤間さんが干物の製造工程で同酒造の純米吟醸酒を使用している縁があり、コラボレーションが実現した。 3日に店舗で新メニューをお披露目した。藤間さんは「仕込
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【熱海土石流3年】「悲しみ、怒りは消えない…」 遺族、被災者の傷なお癒えず
「時がたっても悲しみ、怒りは消えない」「復旧復興が進まず、この先どうなるのか」。3日、大規模土石流から3年が経過した熱海市伊豆山の被災地。遺族や被災者の心の傷は今も癒えず、愛着のある郷土にいまだ帰還を果たせていない避難住民も多い。土石流の原因を究明し、一日も早く伊豆山の再生を―。就任後初めて被災地入りした鈴木康友知事に対し、遺族、被災者からは期待と注文の声が聞かれた。 土石流の発生時刻とされる午前10時28分、同報無線のサイレンが響く中、遺族や被災者は静かに手を合わせ祈りをささげた。 「発災当日の景色、亡くなった方の顔が浮かび、ブルーな気持ちになる。被災者にとって、きつい日」。 経営
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月27日はソウダガツオや中サバ、チョウチョウウオなど。28日は悪天候のため釣り人入らず釣果なし。29日はソウダガツオやイナダ(ブリの若魚)、クロダイ、ウルメイワシ、メジナ、カマス。30日は小マダイやソウダガツオ、ベラ、クロダイ、メジナ、ウルメイワシなどが揚がった。タカベやネンブツダイ、スズメダイ、マアジは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りで日中にメゴチ。シロギスはポツポツ釣れた。サビキ釣りでアジ。ウキ釣りではアジやコノシロが揚がった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(3
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【熱海土石流発生3年】 静岡県警、立件視野に続く捜査 業者、行政の聴取重ねる
熱海市伊豆山で発生した大規模土石流は、不適切に造成された盛り土が起点になった。県警は28人が犠牲になった原因と法的責任の所在とともに、過失などの有無を主な焦点とし、業務上過失致死容疑などでの立件を視野に捜査している。造成業者側と一連の行為を食い止められなかった行政側。県警は土地の現旧所有者らだけでなく県、市職員まで捜査対象を広げ、一部職員には20回以上の任意聴取を行った。3日で発生から3年。遺族の思いを背に続ける捜査は着実に進む。 遺族1人が現旧所有者を業務上過失致死容疑などで刑事告訴したのは2021年8月17日。県警は10月28~29日、神奈川県や静岡県、都内にある現旧所有者の関係先な
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大自在(7月3日)熱海富士
年2回開催される1場所10日の相撲興行の土俵に上がれば食べていけたという江戸時代の力士は、「一年を二十日で暮らすいい男」と川柳に詠まれた。今の関取は年6場所、1場所15日で90日相撲を取る。本場所と本場所の間は地方巡業にも出かける。 ただ、1月場所と3月場所の間、5月場所と7月場所の間は巡業がない。腰を据えて稽古に打ち込める。 3場所連続で三役昇進を逃した熱海富士(熱海市出身)は悔しさを胸に人一倍精進を重ねているに違いない。幕内最年少の21歳が東前頭筆頭で臨んだ5月場所は7勝8敗。あと一つ白星が多ければ小結に上がり、本県出身では戦後初の三役力士が誕生していた。それでも、地力が付いてきてい
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社説(7月3日)熱海土石流3年 県市一体で復興を急げ
熱海市伊豆山で28人が犠牲になった大規模土石流はきょう、発生から3年。被災地の復旧復興の根幹となる、静岡県の河川拡幅と両岸への市道整備は、用地取得などが計画通り進まず工程に遅れが出ている。県と市が一体となり、被災者と信頼関係を築きながら復旧復興を急ぐ必要がある。 県と市が逢初[あいぞめ]川中流域で進める河川と道路の工事は当初2024年度末に終える予定だった。しかし、用地取得が遅れ、買収率は県が58%、市が75%。工事区間に鉄道を有するJRとの協議にも時間を要しているため、完了予定は26年度末に変更された。被災住民からは「復旧復興にスピード感が足りない」との声も聞かれる。基盤整備が完了しない
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熱海土石流発生から3年 復旧途上、かなわぬ帰還
熱海市伊豆山で28人が犠牲になった大規模土石流は3日で発生から3年。市と県が被災地の逢初(あいぞめ)川流域で進める復旧復興事業は道半ばで、いまだに32世帯63人が避難生活を強いられ、希望する伊豆山への帰還を果たせていない。未曽有の土石流が発生した原因と法的責任を明らかにするため、県警の捜査や、遺族と被災者による民事訴訟が続いている。 被災地に設定されていた立ち入り禁止の「警戒区域」が2023年9月に解除されて以降、被災者の帰還が可能になった。ただ、県が逢初川の河川拡幅、市が両岸への市道整備を実施する復旧復興事業は、用地買収の地権者交渉や工区内に鉄道があるJR2社との協議に時間を要し、完工時
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男性溺れ意識不明 熱海サンビーチ沖
2日午後4時半ごろ、熱海市東海岸町の熱海サンビーチ沖で、遊泳していた千葉県成田市の医大生の男性(28)が溺れたと居合わせた友人から熱海署に通報が入った。男性は意識不明の重体で病院に救急搬送された。同署によると、男性は大学の友人7人と海岸を訪れていた。沖合20メートルほどで溺れたとみられる。友人が海岸に引き揚げた後、心肺蘇生を施し、救急隊に引き継いだ。現場の海岸は6日が海開きで、当時は遊泳禁止だった。
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熱海土石流 不動産取得税の減免期間1年延長 静岡県、警戒区域内
静岡県は1日、熱海市伊豆山土石流災害の警戒区域内で被災した不動産の代替で不動産を取得した場合に適用する不動産取得税減免措置について、期間を1年間延長すると発表した。 被災不動産の所有者が対象で、被災不動産相当分の税額を減免する。県は災害発生日から3年以内に代替不動産を取得した場合を要件としていたが、4年以内に延長する。手続きには減免申請書などの書類が必要になる。
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熱海土石流起点の産廃 静岡県が措置命令も視野 前、現所有者に「責任」
静岡県は1日の県議会危機管理くらし環境委員会で、熱海市伊豆山の大規模土石流の起点になった逢初(あいぞめ)川源頭部の北西側に現土地所有者が埋めたコンクリート片などの産業廃棄物約480立方メートルを現所有者が撤去したと説明した。ただ、付近に同種の産廃がまだ埋まっているのが確認され、県は前・現所有者双方に措置命令も視野に撤去を求める方針を示した。 産廃は2009年に前所有者が運び入れ、現所有者が13年に一部を埋めたとされる。廃棄物リサイクル課によると、現所有者は今年1月、県の指導に応じて撤去を開始した。作業には県職員が定期的に立ち会っていて、掘削エリアの外側に同種の産廃が埋まっているのを確認した
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藤田、単独首位キープ ゴルフ 全米シニアオープン
シニアゴルフのメジャー、全米シニアオープン選手権は29日、ロードアイランド州ニューポートのニューポートCC(パー70)で第3ラウンドが行われ、藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)が67とスコアを伸ばし、通算14アンダーの196で単独首位を守った。 2打差の2位にはスティーブ・ストリッカー(米国)がつけた。69で回った宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)は通算イーブンパーで30位。 (共同)
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夏休みの自由研究、熱海でいかが 親子で漁や競り体験 星野リゾート企画
熱海市のホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」は今夏、地元の漁師や魚市場の協力で企画した宿泊商品「フィッシャーマンズ アカデミー」を提供する。漁や競り、未利用魚の調理を親子で体験する機会を設け、子どもの夏休みの自由研究に役立ててもらう。 都内の会社員今瀬昭彦さん(44)と長女の梨緒さん(8)が29日朝、一足早く体験を楽しんだ。漁船「静丸」を操業する島康之さん(64)の案内で熱海港を出発し、伊豆山沖の刺し網の漁場へ。船上から懸命に網を引き、ホウボウ、コチ、ミシマオコゼ計5匹とアサヒガニ10杯を捕獲した。 水揚げした魚介類は熱海魚市場(宇田勝社長)で特別に競りにかけられ、地元鮮魚店が買い取っ
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金井熱海副市長が退任 市職員ら150人見送り
7月に経済産業省に帰任する熱海市の金井慎一郎副市長の退任セレモニーが28日、市役所で開かれた。市職員ら約150人が見送る中、金井氏は「皆さんの支えで仕事ができた。多くの課題があり、厳しい状況が続くと思われるが、力を合わせて難局を乗り切ってほしい」とあいさつした。 金井氏は2019年に副市長となり、2期途中までの5年間務めた。来春に県内で初めて導入される宿泊税の制度創設に尽力し、伊豆山土石流災害では行政対応の検証作業や訴訟対応を担当した。7月1日付で経産省外局の資源エネルギー庁燃料供給基盤整備課総括補佐に着任する予定。
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斉藤熱海市長「復興を加速」 3日で発災3年 法的責任「裁判で」【熱海土石流】
7月3日で発災3年となる熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、同市の斉藤栄市長は28日の定例記者会見で、「復旧復興のスピードを加速していくことが大きなテーマだ」と改めて強調した。土石流発生の法的責任に関しては「訴訟の論点になっているので、裁判の中で明らかにする」と述べるにとどめ、市の行政対応に瑕疵(かし)があったかどうかについては明確な見解を示さなかった。 復旧復興事業は被災地の逢初(あいぞめ)川流域で2026年度末までに、県が河川拡幅、市が両岸の市道整備を完了させる計画。ただ、用地買収や工区内に鉄道を有するJR2社との協議に時間を要し、完工時期が当初計画より2年遅れとなる。事業用地の買収率は
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熱海土石流 被災地住民との対話 必要 鈴木知事会見
7月3日で発生から3年となる熱海市伊豆山の大規模土石流について、鈴木康友知事は定例記者会見で、再発防止に全力を挙げる考えを改めて示し、被災地の早期復旧には「住民との丁寧な対話」が必要と強調した。鈴木知事は3日に伊豆山の被災地を初めて訪問し、伊豆山小で営まれる追悼式に出席する。 鈴木知事は、不適切な盛り土に端を発した土石流で28人が死亡し、住民が不自由な生活を送っていることについて「大きな無念を感じる」と語った。その上で「最悪の事態を予見するのは難しかったと思う。そういうことを反省し、いかに予見精度を高めていくか、今後考えていかねばならない」と述べた。 現地の復旧復興事業は、用地買収や、工
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大自在(6月28日・金曜日)“神”と自然と
今年の梅雨入りはまだかと、ちょうど気になりだした頃だった。県東部や伊豆半島を襲った先週の大雨。荒天の予報を承知の上で、同僚の車に乗り込み伊豆東部への出張を強行した。 仕事を終え、雨雲レーダーを確認しながら帰社の頃合いを待つこと1時間。じきに雨脚も弱まるだろうと見計らって出発したが、濁水が峠越えの道へと流れ出す場面に出くわすたび拙速を悔いた。 気象庁によると、この日の伊豆は熱海市網代で255・5ミリと観測史上最大の12時間雨量。伊豆市湯ケ島や南伊豆町など1時間や24時間の雨量が6月の観測史上最大値を超えた地点も複数あった。山中の道路を抜け伊豆の国市にたどり着くと、今度は冠水や雨量規制による
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7月熱海に宿泊研修施設 ビジネスやインバウンド需要見込む 東京のティーケーピー
貸し会議室大手のティーケーピー(東京)は7月23日、JR熱海駅近くに宿泊研修施設「レクトーレ熱海桃山SMART」(熱海市桃山町)をオープンする。首都圏から近い熱海の立地を生かし、ビジネス利用やインバウンド(訪日客)の需要に応える。 熱海駅から徒歩5分の4階建て旧保養所を改修し、ツインやトリプルなど全13室を設ける。このうち5室に天然温泉の露天風呂が付く。源泉かけ流しの貸し切り風呂も備える。同駅で手荷物を預けることが可能。スマートチェックイン・チェックアウト方式を採用する。近隣地で2014年から営業している本館「レクトーレ熱海桃山」の新館として位置づけ、本館の大浴場や会議室も利用できる。
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熱海市議会も閉会 補正予算案など可決
熱海市議会6月定例会は27日、最終本会議を開き、2024年度一般会計補正予算案や市教育委員の任命案など19件を可決、同意して閉会した。市教育委員に任命されたのは、泉地区健全育成会長の萩原敏之さん(60)=同市泉=。市教育委員を3月末に辞職し、教育長に就任した水野秀司さんの後任となる。刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書については全会一致で採択した。
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記者コラム「清流」 静岡県民としての意識
高齢化率が高い自治体は総じて選挙の投票率も高い―。定説と思っていたが、今回の知事選の取材を通じて覆された。高齢化率が県内の市の中で最も高い熱海市。投票率は42.18%と県内35市町で最も低かった。 「地元東部の候補者がおらず盛り上がりに欠ける」「リニア問題は正直、関心がない」。選挙期間中、熱海の有権者から冷めた声を数多く聞いた。それでも、静岡県の新しい顔でもある知事を15年ぶりに決める選挙。もう少し投票行動に移してほしかった。 熱海では、東京、神奈川の話題が多く上がり、市民の興味関心は首都圏に向いている気がする。だが、熱海は紛れもなく静岡県の一都市だ。選挙の投票は身近の生活を変えるための
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ごみ屋敷、ヤングケアラー… 「重層的支援」で縦割り行政脱却 相談窓口進む一元化 焼津など静岡県内市町
ごみ屋敷、ひきこもり、ヤングケアラーといった縦割り行政で対応できない住民の困りごとを官民の横連携で解決する「重層的支援体制整備事業」が県内市町に広がりつつある。2020年の社会福祉法改正を機に始まった事業で、県内では24年度中に困りごとの相談を一元的に受ける「包括的相談支援」の窓口を全市町が設置する見通し。中でも焼津市は全庁を挙げて支援対象者の掘り起こしと問題の根本的解決を図る独自の体制を構築し、先行例として注目を集めている。 自治体が住民の困りごとを把握した際、当事者が障害者福祉、介護、生活保護など何らかの制度を利用していれば担当部署と支援パターンが定まりやすいが、いずれの対象でもない人
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熱海・初島「海底送配水管」網代到達 本土水道管に接続
静岡県内唯一の有人島の熱海市初島に水を供給する「海底送配水管」の敷設替え工事でこのほど、初島側から延ばしていた新設管が本土側の網代地区に到達し、水道管との接続作業が行われた。周辺部の防波工事や通水試験などを経て、市は本年度内の供用開始を予定する。 新たな海底送配水管は延長6.7キロで、継ぎ目のない“一本もの”。特殊台船を使い、20日間かけて敷設した。接続作業では小型船と重機の作業員、ダイバーらが手分けして新設管を陸揚げした。既設管は海底に残置し、非常時のバックアップ管として使用する。 海底送配水管は初島の住民200人と宿泊観光施設に飲料水や生活水を届ける重要な社会基盤で、1980年以来の更新
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小アジや小サバ、ベラ、ネンブツダイ。22日はソウダガツオやウルメイワシ、小アジ、ボラ、小カンパチ、スズメダイなど。23日はメジナとタカベ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。ショゴ(カンパチの幼魚)やコノシロも交じる。快晴よりも少し雨の降る日の方が釣れる。オレンジビーチでは投げ釣りでシロギスとメゴチ。ただし、7月13日から海開きのため、釣りができなくなるので注意を。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 由比漁港周辺のシロギス船釣り
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【静岡県議会】熱海土石流「行政対応の失敗を反省」 鈴木知事答弁、法的瑕疵は否定
鈴木康友知事は、28人が死亡した熱海市伊豆山の大規模土石流を巡る行政対応について、「明らかに行政対応の失敗であり、私も深く反省し、再発防止に全力で取り組む」と述べ、県庁の組織文化を改善すると強調した。一方で「失敗と法的瑕疵(かし)は必ずしも同義ではない」と、これまでの県の見解と同様の認識を示した。藤曲氏への答弁。 熱海市伊豆山の土石流は7月3日で発生から3年がたつ。土石流の起点で崩落した違法盛り土を巡る県と熱海市の対応に関し、鈴木知事は「行政対応の失敗」と結論づけた第三者委員会の総括を「重く、真摯(しんし)に受け止めている」と述べた。「法令による災害発生の抑止は難しかった」などとした県の内
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障害者スポーツ拠点施設整備 静岡県、基本計画策定へ 県議会・部長答弁
静岡県議会6月定例会は25日、公明党県議団の早川育子氏(富士市)が代表質問を、無所属の山本隆久氏(浜松市中央区)と自民改革会議の藤曲敬宏氏(熱海市)が一般質問を行った。都築直哉スポーツ・文化観光部長は県内初となる「障害者スポーツセンター」の整備に向け、2024年度中に基本計画を策定すると明らかにした。障害者スポーツの普及や人材育成など幅広い機能を備えた拠点施設と位置づける。早川氏への答弁。 障害者スポーツセンターは体育館やプール、トレーニング室などを備え、日常的にスポーツ指導に当たる指導員を配置した施設で、全国に29カ所ある。 県は今年2月に策定した基本構想で既存施設の活用を含めた「単
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熱海宿泊税 2025年4月1日開始
熱海市の宿泊税新設を総務相が同意したのを受け、市は25日の市議会総務福祉教育委員会で、課税開始日に当たる市宿泊税条例の施行期日を2025年4月1日に定めたと明らかにした。市税務課によると、同日のチェックイン、宿泊分から課税対象になる。 宿泊税の導入は県内で初めて。熱海市では、市内約380のホテル旅館、民泊施設で1人1泊200円を徴収する。12歳未満や学校主催の修学旅行生らは課税対象にしない。市は年間で6億~7億円程度の財源確保を見込み、観光振興費に使途を限定する。
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JR伊東線、全線で一時運転見合わせ 線路に不具合か
25日午後2時5分ごろ、伊東市のJR伊東線宇佐美駅で、安全確認用の信号機が赤色の状態となり、熱海―伊東間の全線で運転を見合わせた。JR東日本横浜支社は線路に不具合が生じたとみて、詳しい原因を調べている。安全を確認し、午後5時20分ごろ運転を再開した。 同支社によると、上下13本が運休、上下3本が最大で約3時間15分遅れ、計約2200人に影響が出た。 JR伊東線では24日午後にも、熱海市の伊豆多賀駅で信号機のトラブルが相次ぎ、全線で2度運転を見合わせた。
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残土再利用 実効性に疑問 熱海土石流教訓の新制度 登録保管場所 小規模多く 県内業者「使い道確保 優先を」
不適切な盛り土が崩落し、28人が死亡した熱海市伊豆山の大規模土石流をきっかけに、国は建設発生土を保管するストックヤードの登録制度を創設し、今月から土砂の最終搬出先まで確認することを義務化した。土砂の不法投棄防止と再利用促進が目的だが、静岡県内の業界関係者からは「建前ばかりで現実的ではない」「土砂の行き場を確保することが先では」と実効性を疑問視する声が聞かれる。 国は盛り土規制法の施行に合わせて昨年5月、ストックヤードの登録制度を開始した。登録ヤード側は工事の元請け業者に受領書を交付し、土砂の最終的な行き先まで確認する責任を負う。一方、元請け業者が非登録ヤードを利用した場合は、最終搬出先まで
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信号機トラブル続発、伊東線運転見合わせ
24日午後、熱海市上多賀のJR伊東線伊豆多賀駅で、安全確認用の信号機にトラブルが相次ぎ、全線が二度運転を見合わせた。信号機のトラブルは午後5時40分ごろと同6時55分ごろ発生し、JR東日本が信号機の点検と線路の安全確認を経て運転を再開した。JR東日本横浜支社によると、信号機が赤色のまま切り替わらない事象が続発した。上下10本が運休、上下6本が最大約2時間遅れ、計約2100人に影響が出た。
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ロマンス詐欺 140万円被害 熱海の女性
熱海市に住む40代の女性会社員が24日までに、交流サイト(SNS)を通じて知り合った芸能人を名乗る男に、ギフトカードの利用権140万円分をだまし取られたと熱海署に届けた。同署がSNS型ロマンス詐欺として捜査している。 同署によると、女性は4月上旬、タレントのDAIGOさんを装ったインスタグラムのアカウントからダイレクトメッセージを受け取り、無料通信アプリのLINE(ライン)でのやりとりに移行した。「ファンクラブのVIPメンバーになれば自分と会える」「信頼するあなたにお金と重要な書類をドバイ経由で送るので、税関に手数料を支払って」などと言われ、5月下旬までに1枚10万円のギフトカードの利用番
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水難に備え「背浮き」習得 熱海で着衣水泳教室
熱海市のマリンスパあたみで23日、初の着衣水泳教室(STI熱海海浜公園グループ主催)が開かれた。市内の小学生を中心に12人が参加し、あおむけの状態で水面に浮かぶ「背浮き」の方法を習得した。 夏場に増える海や川での水難事故に備え、子どもに身を守るすべを体得してもらう狙い。参加者はTシャツとズボンを着用したまま入水し、大の字になって浮かぶ練習を繰り返した。保護者が投げ入れた空のペットボトルやクーラーボックスにつかまり、浮力として活用するこつも学んだ。 指導した水泳教室の担当者は「服はぬれると泳ぎにくくなる。海や川に落ちた場合は無理に泳がず、まずは浮いて助けを待つことが大切」と呼びかけた。
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「熱海モデル」地域一体で(枝広淳子/環境ジャーナリスト)【明日への環境Lesson ブルーカーボン②】
前回「温暖化を止めるために必要な三つのこと」をお伝えし、大気中に出てしまった二酸化炭素(CO2)を回収する取り組みの一つとしてブルーカーボンを紹介しました。今回は熱海でのブルーカーボンへの挑戦を三つご紹介しましょう。 一つ目は、実際に海で藻場[もば]を再生させようというプロジェクト。熱海の海にも昔は海草や海藻がいっぱい生えていたそうですが、いつの間にかなくなってしまいました。それをよみがえらせる活動を漁業関係者や自治体、地域の方々と進めています。 次に藻場の調査方法の開発です。藻場再生に取り組む前に、現状を知る必要があります。また、取り組みの結果、増えたのか増えていないのかが分からないと
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伊豆の国市、ふるさと納税 7月から現地決済サービス導入
伊豆の国市は21日、現地決済型のふるさと納税サービスを7月1日から新たに導入すると発表した。宿泊施設やゴルフ場の代金に使える電子クーポンを現地で発行できるようにする。 対象施設に設置された専用QRコードから同市にふるさと納税を行うと、その場で寄付額の3割に相当するクーポンが発行され、市内の18加盟施設(21日時点)で精算に利用できる。今後、加盟施設を増やしていくという。同様の仕組みは熱海市や下田市など全国各地で導入されているという。 宿泊施設やゴルフ場で使えるクーポンを返礼品とした伊豆の国市の事前決済型の2023年度の寄付は前年度比14%増と年々増加。ふるさと納税を意識せず、伊豆の国市を
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伊豆山の復旧復興 静岡県と熱海市一体で実現 市長、知事に期待感
熱海市の斉藤栄市長は21日の市議会6月定例会で、5月の知事選で初当選した鈴木康友知事に期待することに伊豆山土石流災害の対応を挙げ、「県と市が一体となり、一日も早い復興を実現したい。再発防止策についても、さらなる支援をお願いしたい」と述べた。橋本一実氏(熱海市民クラブ)の一般質問に答えた。 伊豆山の土石流は来月3日で発生から3年たつ。被災地の逢初(あいぞめ)川流域で、県が河川拡幅、市が両岸への市道整備を進めている。斉藤市長は「県と市が協力して進める施策として最優先に挙げられるのが伊豆山の復旧復興だ」と強調した。発災後、派遣を受けている県の土木技術職員については「復旧復興は道半ば。引き続きの協
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【熱海土石流】盛り土先端崩壊 図面削除 報告書原案の存在判明 静岡県検証委が非公開協議
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流を巡り、技術的な発生原因を調べた県の検証委員会が正式会合とは別に非公開の協議を開き、報告書の原案から盛り土法尻(先端)の崩壊が土石流のきっかけになったとする図面を削除していたことが20日までの県への取材で分かった。本紙の情報開示請求により非公開協議や報告書原案の存在も初めて明らかになった。 報告書原案は検証委の議論が大詰めを迎えていた2022年8月、県の業務委託を受けた土木系コンサルティング会社によって作成された。県はこれまで、検証委の議論は全て公開していると説明していた。 法尻は急斜面に造成された盛り土の重力が集中す
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10月に大相撲静岡場所 5年ぶり開催 錣山親方「力強さ間近で」
日本相撲協会巡業部の錣山親方(元小結豊真将)が20日、静岡市役所静岡庁舎に難波喬司市長を訪ね、大相撲の秋巡業静岡場所を10月12日に駿河区栗原の草薙このはなアリーナで開催することを報告した。同市での大相撲地方巡業開催は2019年以来5年ぶり。 総勢約200人の相撲団が参加し、横綱土俵入りや幕内力士の取り組み、相撲の禁じ手や珍しい決まり手を面白おかしく実演する「初っ切り」などを行う。けがなどがなければ熱海市出身の熱海富士関と焼津市出身の翠富士関も参加する。地元の相撲クラブに通う小学生が関取の胸を借りる「わんぱく相撲」も予定しているという。 錣山親方は「静岡は相撲どころの印象が強く、市民の相撲人
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秋巡業静岡場所 錣山親方がPR 大相撲 10月開催
日本相撲協会巡業部の錣山親方(元小結豊真将)が20日、静岡市役所静岡庁舎に難波喬司市長を訪ね、大相撲の秋巡業静岡場所を10月12日に駿河区栗原の草薙このはなアリーナで開催することを報告した。同市での大相撲地方巡業開催は2019年以来5年ぶり。 総勢約200人の相撲団が参加し、横綱土俵入りや幕内力士の取り組み、相撲の禁じ手や珍しい決まり手を面白おかしく実演する「初っ切り」などを行う。けがなどがなければ熱海市出身の熱海富士関と焼津市出身の翠富士関も参加する。 開催時間は午前9時~午後3時。入場料は1人8500~1万6千円(税込み)で、天神屋特製幕の内弁当とお土産などを4500円(同)でセット販売
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金井熱海副市長 6月末で退任へ 後任なく1人制に
熱海市は20日の市議会6月定例会で、経済産業省出身の金井慎一郎副市長が任期途中の6月末で退任することを明らかにした。後任はおらず、副市長の体制は財務省出身の吉徳光男副市長による1人制となる。赤尾光一氏(熱海成風会)の一般質問に答えた。 金井副市長は2019年に就任し、現在2期目。経産省に帰任する見通し。在任中の所感を問われ「コロナや伊豆山土石流災害という大きな出来事があった中、多くの方の協力で宿泊税を導入できた。熱海観光の将来にとって非常に重要な施策であり、今後の大きな分岐点になる」と述べた。 斉藤栄市長は答弁で、伊豆山の復旧復興など重要な市政課題に「迅速に対応しなければならない」との認
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熱海の3海水浴場 7月6日海開き 8月25日まで51日間
熱海市内の3海水浴場(熱海サンビーチ、長浜、網代温泉)が7月6日、海開きする。開設期間は8月25日までの51日間。 遊泳可能な時間帯はいずれも午前9時から午後4時まで。バーベキューなどの火気使用やドローン飛行などは禁止とする。今月20日から9月20日までの間、許可を得ていない船舶、水上バイク、SUP(スタンドアップパドルボード)は入出港できない。 熱海サンビーチでは7月13日から、海上アスレチックを楽しめる「サンビーチウオーターパーク」が設営される。
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⛳男子ゴルフ・スターツシニア 宮本(熱海市出身)が今季初V
男子ゴルフのシニアツアー、スターツシニアは16日、茨城・スターツ笠間GC(パー72)で最終ラウンドが行われ、前年賞金王で初日から首位の宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)が64をマークし、通算21アンダーで今季初優勝を果たした。シニアツアー通算4勝目。 6打差の2位に兼本貴司。さらに3打差の3位に片山晋呉が続いた。
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熱海など震度1 16日午後7時16分ごろ、35分ごろ
16日午後7時16分ごろと同35分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度2の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・1~4・2と推定される。 静岡県内の主な震度は次の通り。 震度1=熱海市、富士宮市、御殿場市、東伊豆町、
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温暖化を止める3箇条 明日への環境Lesson ブルーカーボン①
温暖化のせいで、猛暑日や集中豪雨などの極端な現象が増えています。どうしたら良いのでしょうか? 温暖化を止めるために必要なことは三つあります。 一つ目は、これからは二酸化炭素(以下CO2)を出さない暮らしや企業にすることです。そうすれば、大気中のCO2はこれ以上増えなくなります。でも、それだけでは十分ではありません。いったん大気中に出たCO2には寿命がないのです。何かに吸収されるまで、大気中のCO2はずっと大気中にとどまり、温暖化を引き起こし続けてしまいます。 そこで、二つ目に必要なことは、大気中のCO2を「回収」することです。どうやって? 植物はCO2を吸収して酸素(O2)を出しています
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静岡県の少子化速度1.39 全国上回る 18~22年出生率 全市町で低下
厚生労働省がまとめた2018~22年の市区町村別合計特殊出生率によると、静岡県内で最も高かったのは長泉町の1.67、最も低かったのは熱海市の1.06だった。全35市町が前回(13~17年)を下回った。県全体は1.39。前回から0.15ポイント低下し、0.10ポイント減の1.33となった全国を上回るペースで少子化が進行している実態が浮かんだ。 合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数で、毎年の人口動態統計などを基に5年間の平均値を推定した。浜松市は今年1月の行政区再編前の区が対象。 長泉町に次いで2番目に高かったのは菊川市の1・58。浜松市東区と袋井市がともに1・56、御殿場市
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熱海宿泊税 総務相が同意
総務省は14日、熱海市が来年4月から県内初の導入を目指す宿泊税について、総務相が同意したと発表した。全国の自治体で12番目の導入事例になる見通し。 宿泊税は自治体が条例を定めて創設する法定外目的税の一つで、新設には総務相の同意が必要になる。熱海市では、市内約380のホテル・旅館や民泊施設で1人1泊につき200円を徴収する。12歳未満や学校主催の修学旅行生などは課税免除とする。市は6億~7億円の財源確保を見込み、観光振興の費用に充てる。 同省によると、宿泊税は東京都、大阪府、京都市など全国九つの自治体が導入済み。北海道ニセコ町がことし11月から、愛知県常滑市が来年1月からの導入を予定していると
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伊豆半島 歴史の道 文化的価値 発信へ 熱海の歴史愛好家団体
熱海市の歴史愛好家でつくる富士山と末代上人・熱海の会(真鍋梅美会長)はこのほど、本年度総会を同市の起雲閣で開いた。熱海ゆかりの平安時代の僧、末代上人について調査研究し、修験の象徴となる伊豆半島の「歴史の道」を広く発信することを確認した。 末代上人が修業した地で、現在の伊豆山神社と般若院の前身となる「伊豆山権現」の歴史や文化をPRする。修験者が歩いたとされる伊豆山神社や日金山などの周辺山道を「歴史の道」と位置づけ、文化的価値の認定推進を国などの関係機関に働きかける。 総会後、上原美術館(下田市)の上席学芸員で県文化財保護審議委員の田島整さんが「伊豆修験と仏像」と題して講演した。
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【迫る 下田市長選㊦】苦境の観光振興 効果的な誘客 対策急務 16日告示 23日投開票
6月初旬の下田市中心街。土日にもかかわらず観光客の姿もまばらで、20万人超が訪れた黒船祭(5月17~19日)のにぎわいがうそのように静まりかえっていた。商店街はシャッターを下ろした店舗も目立つ。パート大野裕子さん(54)は「最近は黒船祭以外の時は街中の人出が少なくてさみしい。子どもの頃は年間通してもっとにぎやかだった」と往時を振り返る。 観光の衰退は、誘客数にくっきりと現れている。熱海市や伊東市は今春までに、2023年や同年度の宿泊客数がコロナ禍以前の9割程度に回復し、両市とも250万人を超えたと発表した。一方、下田市の23年度は約91万2千人。以前の水準に近づきつつあるが、観光施設やイベ
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⛳ユピテル・静岡新聞SBSレディース14日開幕 静岡県勢躍進期待 渡辺(熱海出身)縁深い大会、頂点狙う
女子ゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が14日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催される。県勢はレギュラー通算5勝の渡辺彩香(熱海市出身)や実力者の小楠梨紗(浜松市出身)、出産を経て今季試合に復帰した亀田愛里(御殿場市出身)らのほか、アマチュアの松山りな(富士市出身)、平野瑚羽(浜松学芸高2年)らが出場する。 昨季不振機に心境変化 「目の前の一打大切に」 昨季、不振にあえいだ渡辺にとってステップアップツアーの出場はデビューした2012年以来12年ぶり。悲観する気持ちはなく、むしろ苦しみ
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熱海・伊豆山発のカワイイまんじゅう! 古民家改装しオープン「土石流復興の助けに」
大規模土石流が発生した熱海市伊豆山の被災地近くに今月、まんじゅう店「アンドット」が開店した。来月3日で発災から丸3年。伊豆山で被災者支援に取り組む高橋一美さん(47)が「にぎわい創出のきっかけになれば」と開業にこぎ着けた。伊豆山発の新たな観光土産として売り出し、復興の一助にしたい考えだ。 国道135号逢初(あいぞめ)橋から徒歩2分、築100年超の古民家を改装して店舗を構えた。甘さ控えめの白あんをカステラ風の生地で包み、一つ一つ丁寧に焼き上げる。スマートフォンに保存された観光風景や家族、愛犬などの写真を食紅で転写する「イラストまんじゅう」に加え、熱海温泉の「焼き印入りまんじゅう」などを販売す
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8日はソウダガツオやシイラ、クロダイ、カワハギ、マアジ、小イサキなど。9日はメバルやメジナ、マアジなど。サバ、スズメダイ、タカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は朝と夕方はサビキ釣り。針は3~4号にハゲ皮とスキンの2種類を用意する。トリック仕掛けがあれば、なお良い。日中は餌に青イソメを使って投げ釣り。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 5日午前の沼津沖船釣りは25~45センチ超のマアジが大サバ交じりで多数。9日午前の同沖も25~30センチ超のマアジ
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記者コラム「清流」 遠くから見てみる
5月下旬の週末、定期船に乗って熱海市の初島を久しぶりに訪れた。熱海港から約30分の船旅。目的は取材だったが、行楽客に紛れて潮風を浴びるひとときが気分をリフレッシュしてくれた。 船のデッキに立ち、熱海や自身が暮らす伊東、神奈川方面のそれぞれの街並みを一望した。島が近づくにつれ、出港時は巨大な塊のように見えた熱海の建物群が小さくなり、伊東に目を移せば普段とは違った距離からなじみの山々の景色が映った。 日頃は目にすることができない遠景に見とれ、伊豆半島の地形の雄大さに改めて気づかされた。生活の拠点を遠くから眺めると、新たな視点が生まれる―。あれこれと考えていると、まもなく初島に到着。下船のアナ
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サビキ釣り 初心者も手軽に 湖西で親子向け教室【しずおかアウトドアファン】
日ごとに気温が上がる、夏の初めごろ。静岡県内の港湾や釣り施設には成長途上の小アジ、小サバなどが回遊し、簡単な釣りを楽しめる好シーズンだ。「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の関連イベントとして5月中旬に湖西市の浜名港で開かれた、親子対象の教室を訪ね、釣り初心者の家族連れを取材した。(生活報道部・草茅出) まき餌で小アジ、小サバ 教室は釣り具販売のイシグロ(浜松市中央区)との共催で、県西部や愛知県から15組が参加した。参加者は、港のある浜名湖で狙える魚種や釣り針の種類、糸の結び方、リールの扱い方などについてスタッフから説明を受けた後、岸壁で釣りをスタートした。 この日の釣り方は「
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熱海・伊豆山で断水 被災地工事でミス
11日正午ごろ、熱海市伊豆山の伊豆山神社の周辺地域で断水が発生した。市によると、契約件数ベースで770件の世帯に影響した。土石流被災地の逢初(あいぞめ)川で行われている県の河川拡幅工事で、水道管の栓が外れるミスがあったことが原因とみられる。断水は約3時間半後に解消した。 市水道温泉課によると、断水地域は立ち入り禁止が解除され、被災者の帰還が可能になった旧警戒区域内の一部も含まれたという。地元住民からの通報やモニタリングの状況を踏まえて調査したところ、配水池のタンクがほぼ空の状態になっていた。 市は、断水の解消直後は水に濁りや臭気が出る恐れがあるとして注意を呼びかけた。
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熱海・初島に水供給 延長6700メートルの海底送配水管敷設 継ぎ目なし“一本もの”
熱海市は10日、県内唯一の有人離島である初島地区に水を供給する「海底送配水管」の敷設替え工事の現場を公開した。海底送配水管は延長6700メートルで継ぎ目のない〝一本もの〟。特殊台船の巨大リールから海底に垂らして敷設する。関連工事を含め、本年度内の完工を目指している。 海底送配水管は初島の住民200人と宿泊観光施設に飲み水や生活水を届ける重要な社会基盤で、既設管が整備された1980年以来の更新となる。新設管は既設管と比べ25ミリ太い150ミリ口径を採用し、500人だった給水能力が1200人に向上する。初島第2漁港と本土の網代地区を接続し、南熱海を流れる宮川の浄水場から送水する。 海上の特殊
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崩落起点の分水嶺開発計画 県砂防担当 07年に把握か 行政文書記載 厳しい規制 適用できた可能性【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落し28人が死亡した大規模土石流の起点で、前土地所有者が盛り土造成前に計画した分水嶺(れい)をまたぐ開発の情報を静岡県の砂防担当者が07年時点で把握していたとみられることが10日までの取材で分かった。県の行政文書に記載されていた。県は当時、未開発を前提に逢初川上流域で規制力の強い砂防法の適用を先送りしていたが、開発が計画された時点で適用の基準を満たしていた可能性がある。 県は県議会の要請を受けて実施した内部検証で、開発行為に関し「(砂防担当職員が)情報共有できていれば(砂防法適用で)災害を防げたかもしれない」と結論付けたが、この文書には触れていなかった。
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無事故・無違反の31人表彰 安協熱海地区支部と熱海署
交通安全協会熱海地区支部と熱海署はこのほど、2024年度上半期の交通功労・優良運転表彰式を熱海市役所で開いた。長年にわたり無事故・無違反に努め、交通安全に寄与している31人が対象となった。主な受賞者は次の通り。 優良運転金賞/県警本部長・県交通安全協会長連名表彰 大川信次(下多賀)小松泰子(同)新関意志雄(緑ガ丘町)遠藤澄夫(泉)長谷部寿雄(伊豆山)▽同銀賞/同協会長表彰 野口昌見(桜木町)沢口さつき(中央町)京増嘉博(青葉町)峯田次雄(下多賀)立見善次(上多賀)▽同銅賞/熱海署長・熱海地区支部長連名表彰 川口尚巳(下多賀)藤間太一(上多賀)遠藤文雄(網代)
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「東部伊豆副知事」否定意見相次ぐ 伊豆半島首長会議「知事と対話を」
知事選後最初の伊豆半島7市6町首長会議(会長・斉藤栄熱海市長)が7日、伊豆市の修善寺総合会館で開かれた。知事選で鈴木康友新知事に敗れた大村慎一氏を推した首長が多い中、「地域の実態を知ってもらいたい」と、鈴木知事との直接対話を求める声が相次ぎ、早ければ6月中にも面会する方針を確認した。鈴木知事が選挙戦中に打ち出した東部・伊豆担当の副知事級ポストを置くとの案には、複数の首長から否定的な意見が挙がった。 斉藤会長は地域間の対立が指摘された知事選を踏まえ、「新知事は東部に目を向けざるを得ない。われわれと一緒に汗をかいてもらうチャンス」と強調。各首長から発言が続いた。口火を切った小野達也伊東市長は「
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消費者支援尽力 静岡県が功労者表彰
静岡県は5日、県民の消費生活の向上に貢献した功労者ら7人を県庁で表彰した。池ケ谷弘巳くらし・環境部長が表彰状を手渡し、それぞれの功績をたたえた。 消費者支援団体の指導者として啓発活動や関係団体の連携強化に努めた県消費者団体連盟の理事ら3人に消費者支援功労表彰を贈った。消費者支援知事褒賞には、悪質商法などに悩む住民への助言や被害防止活動に取り組んでいる市町の消費生活相談員ら3人が選ばれた。県中部県民生活センターの不当取引指導員を務める櫻井由利さん(藤枝市)には、消費者庁ベスト消費者サポーター章が伝達された。 県の表彰を受けた功労者は次の通り。 消費者支援功労表彰 谷本聖子(牧之原市)仲田
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静岡県内高齢化率30.7%最高を更新 4月時点、松崎など3町で50%超
静岡県は6日までに、県内の総人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」が4月1日時点で30・7%となり、過去最高を更新したと発表した。前年から0・3ポイント上昇した。西伊豆町と川根本町に加えて、新たに松崎町が50%を突破し、全35市町のうち3町で「2人に1人が高齢者」となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 県福祉長寿政策課によると、県内の総人口は359万1533人で、このうち65歳以上は110万3916人だった。75歳以上の割合を示す「後期高齢化率」も0・8ポイント上昇の17・3%と過去最高。 高齢化率を市町別にみると、西伊豆町が53・2%となり10年連続で最も
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南熱海地区の幼保統合へ 市がこども園新設計画案
熱海市総合教育会議の2024年度初会合が6日、市役所で開かれた。市と市教委は南熱海地区の和田木保育園と多賀幼稚園を統合し、幼保連携型の「南あたみ認定こども園(仮称)」を新設する計画案を示した。27年4月の開園を予定している。 計画案によると、新設こども園は多賀幼稚園の園舎を取り壊した跡地に、平屋建ての園舎と園庭(各1千平方メートル)を整備する。10月以降、地元住民や市議会への事業説明を開始する。25年度に設計業務、26年度に建設工事に着手予定。建設費は概算で約8億円。 和田木保育園は築50年、多賀幼稚園は築35年。和田木保育園は耐震性能と老朽化の問題を抱え、多賀幼稚園では少子化や共働き家
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熱海・伊豆山港沖 土石流の堆積土砂解消 静大など調査「発生前の状態に回復」
静岡大と早稲田大、海洋調査会社ウインディーネットワーク(下田市)は5日、熱海市伊豆山で2021年に起きた大規模土石流によって伊豆山港沖に流れ込み、海底に堆積した土砂が23年10月までにほぼなくなったとする調査結果を発表した。静岡大の北村晃寿教授(防災総合センター長)は「土石流の影響がなくなり、発生前の状態に海が回復した」としている。 土石流直後の21年7月と22年8月、23年10月の3回にわたり、伊豆山港沖の水深4~16メートルの5地点で海底の土砂を採取し、音波でも海底の状況を調査した。 21年の音波調査画像には港の沖合390メートルまで土石流の土砂とみられる泥が帯状に写っていたが、23
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宿泊税検討始める 下田市
下田市の松木正一郎市長は5日の市議会6月定例会で、宿泊税の導入に向けた検討を庁内で始めたと明らかにした。 市によると、2023年度から職員内で新たに検討会議を立ち上げたという。松木市長は「大変デリケートな問題だ」と前置きしつつ、財源確保の重要性にも触れた上で各機関と協議する意向を示した。「宿泊税にしても入湯税にしても、事業者のことを思うと軽々には考えられない。ある程度期限を定めて方向性を決めるよう検討していく」と述べた。江田邦明氏(市政会)の一般質問への答弁。 宿泊税は県内では熱海市が25年4月に初めて導入する予定。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日はマダイやショゴ(カンパチの幼魚)、マイワシ、ネンブツダイ、小ムツ、メジナ、カサゴ、マアジ。2日はタカベやニザダイ、ネンブツダイ、マアジ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。針のサイズは3~5号を用意したい。食いが悪い時はトリック仕掛けを使用する。ごみの持ち帰りの徹底を。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは25~45センチ超のマアジが多数。他にカサゴやイトヨリ、サバなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部
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熱海市議会が開会 補正予算案など上程
熱海市議会6月定例会は4日開会し、会期を27日までの24日間と決めた後、2024年度一般会計に5億3700万円を追加する6月補正予算案など21件を上程した。主な歳出は、宿泊施設による従業員寮改修費の補助金、伊豆山土石流で被災した市消防団第4分団詰め所の用地取得費など。 議案に対する質疑・一般質問は20、21日に行う。
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熱海の園児 ダイダイ植樹 「落ちない実」10年後受験のお守りに
熱海市東海岸町の富士保育園の園児17人が3日、同市上多賀の畑に熱海特産ダイダイの苗木を植えた。ダイダイは縁起物として知られ、10年後の中学3年生になった頃に高校受験のお守りとして収穫を予定する。 市内でダイダイを生産加工するシトライカンパニー(岡野谷伸一郎代表)が植樹体験を企画した。園児はスコップを手に穴を掘った後、高さ1メートルの苗木を穴に運び入れ、丁寧に土をかぶせた。ダイダイを商品に使用する事業者やJAふじ伊豆の職員らも加わり、計8本の苗木を植えた。 岡野谷代表は「ダイダイの実は簡単に地面に『落ちない』ことで知られる。高校受験もうまくいくはず」と話し、園児とダイダイの成長を願った。
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熱海初!クラフトジン蒸留所が完成 地元素材で豊かな風味に 8月以降販売へ
熱海市内初のクラフトジン蒸留所が同市清水町の起雲閣通りに完成し、2日に蒸留機の火入れ式が行われた。運営会社は「シークリフ・スピリッツ」。主に熱海産の植物素材を用いて風味豊かなジンを製造し、今夏の販売開始を目指す。 熱海産のダイダイやレモン、ハバノリ、下田市の白浜神社にあるビャクシンを風味付けに使用する。ドイツ製の小型蒸留機(容量300リットル)で仕込み、蒸留の様子をガラス越しに公開する。8~9月に第1弾のジンが完成する見通し。蒸留所内のバーで提供するほか、500ミリリットル入りと200ミリリットル入りの瓶で販売予定。 火入れ式は蒸留機の試運転を兼ねた調整作業で、関係者が見守る中、運営会社
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高さん(城南静岡高)5キロ女子の部V 熱海の海上で水泳大会
静岡お茶オープンウオータースイミング大会(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)が2日、熱海市の長浜海水浴場で開かれた。公認5キロ女子の部は城南静岡高3年の高遥香さんが制し、同男子の部は飛龍高3年の野中天聖さんが県勢最高の4位に入った。 公認5キロは日本選手権の出場権を争う主要部門で、国民スポーツ大会の本県代表選手の選考会を兼ねた。全国屈指の実力を誇る男子36人、女子18人がそれぞれ出場した。合図と同時に一斉に泳ぎ始めると、海上に設けられた1・25キロのコースを4周し、熾烈(しれつ)な順位争いを繰り広げた。 一般の部も行われ、全国各地のスイマーが波や潮の流れを見極めながら懸命な泳ぎを
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高校生平和大使に谷河さん(東海大翔洋)選出 「被爆者の話、世界へ発信」
世界平和や核兵器廃絶を国内外で訴える高校生平和大使の静岡派遣委員会は5月31日、県内選考結果を発表した。第27代平和大使に東海大静岡翔洋高3年の谷河優那[ゆうな]さん(17)=静岡市葵区=を、長崎派遣代表に不二聖心女子学院高2年の水野可麗[かれん]さん(16)=熱海市=と榛原高3年の粂田陽菜[はるな]さん(18)=吉田町=を選んだ。3人は県庁で記者会見し、平和への思いや活動に向けての抱負を語った。 谷河さんは昨年2月から今年1月まで1年間、軍隊を持たない国であるコスタリカに留学。日本が太平洋戦争で経験したことを現地の生徒に説明し、戦争や平和について意見を交わしたことを振り返った。「広島や長
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海上に身元不明の男性遺体 熱海・長浜海浜公園付近
31日午後1時40分ごろ、熱海市の長浜海浜公園付近の海上を漂流する男性の遺体を散歩中の通行人が発見し、110番した。熱海署によると、遺体は身長162センチほどの小太りで、年齢は30~70代くらい。白髪交じりの短髪で、着衣や所持品はないという。同署が身元の確認を進めている。
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廃棄物処理施設で事故 男性作業員が脚負傷 熱海
熱海市は31日、同市熱海の一般廃棄物処理施設「エコ・プラント姫の沢」で29日、運転管理委託を受ける事業者の50代男性作業員が機器に脚を挟まれ、負傷する事故が発生したと発表した。市などが原因を調査している。 市によると、事故は29日午後3時半ごろに発生。男性は施設内で点検作業をしていて、左膝変形と靱帯(じんたい)損傷のけがを負った。施設は安全確認の上、通常通り運転している。熱海署が労災事故として調べている。
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汚染土壌規制は必要 静岡県議会盛り土特別委 有識者が見解
静岡県盛り土規制条例の在り方を調査・検証する県議会の特別委員会は31日、盛り土規制に詳しい静岡産業大の小泉祐一郎教授(公共政策学)と国土交通省の宅地・盛り土防災担当者を参考人として招き、意見聴取した。小泉教授は首都圏からの悪質な土砂の搬入を防ぐために、県条例で定められている汚染土壌の規制は必要との認識を示した。 県条例は、事業者に土壌汚染の調査を義務づけるなど環境面の規定を定めている。ただ、建設や不動産などの業界からは、手続きが煩雑で費用負担が大きいため条例の廃止や改善を求める声が上がっている。 小泉教授は、国の盛り土規制法と県条例の災害防止に関する規定の重なりを整理する必要があると指摘
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静岡人インタビュー「この人」 熱海ビーチクリーン実行委員長を務める 豊嶋康志さん(熱海市)
静岡県内外のボランティアダイバーや企業団体の賛同を得て、熱海市の熱海港周辺で大規模なビーチクリーン活動を定期開催している。ダイビングサービス熱海(熱海市和田浜南町)の代表。埼玉県ふじみ野市出身。52歳。 ―ビーチクリーンの内容は。 「陸上と海底のごみを収集する活動で、ことし5月に32回目を実施した。当初はダイバーと小学生ら30人ほどが熱海サンビーチの海岸清掃から開始し、途中から『タンクを背負って一歩先へ』と海底清掃が加わった。今では200人以上が参加する大きな規模になり、大変うれしい」 ―ごみの現状は。 「昔はテレビや自転車の不法投棄、瓶や缶のごみが多かったが、近年はマナー向上やリサ
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日展同期入選 日本画3人展 都内で鵜飼さん(清水区出身)ら
熱海市の日本画家坂本武典さん(48)ら日展の日本画で同期入選した3人による絵画展が30日、東京・銀座の「かわべ美術」で始まった。風景や動物を色彩豊かに描いた約20点が飾られている。6月7日まで。 坂本さんのほか、ともに日展準会員で、静岡市清水区出身の鵜飼義丈さん(49)=横浜市=、岐阜県可児市の宮原剛さん(49)。3人は1997年の日展で初入選した。個展や絵画教室の開催など精力的に活動を続けていて、今回は坂本さんが呼びかけた。 坂本さんは夜明けの相模湾など県内の風景、鵜飼さんは鳥やトラ、宮原さんは風景や動物をモチーフにした作品を並べた。坂本さんは「同窓会を開くことができた。作風の違いや作品に
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日展同期入選 日本画3人展 都内で熱海の坂本さんら
熱海市の日本画家坂本武典さん(48)ら日展の日本画で同期入選した3人による絵画展が30日、東京・銀座の「かわべ美術」で始まった。風景や動物を色彩豊かに描いた約20点が飾られている。6月7日まで。 坂本さんのほか、ともに日展準会員で、静岡市清水区出身の鵜飼義丈さん(49)=横浜市=、岐阜県可児市の宮原剛さん(49)。3人は1997年の日展で初入選した。個展や絵画教室の開催など精力的に活動を続けていて、今回は坂本さんが呼びかけた。 坂本さんは夜明けの相模湾など県内の風景、鵜飼さんは鳥やトラ、宮原さんは風景や動物をモチーフにした作品を並べた。坂本さんは「同窓会を開くことができた。作風の違いや作品に
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熱海梅園で梅の収穫 児童が体験、青い実に歓声「たくさん取れた」
熱海市の観光名所の一つ、熱海梅園で30日、初夏恒例の梅の採取が行われた。市立第一小の2年生26人が参加し、鈴なりの梅の収穫を楽しんだ。 市職員やボランティアが竹ざおを使って梅の枝を激しく揺さぶると、直径3センチほどの青い実が次々に落ちた。直下にブルーシートを広げて待ち構えた児童は、落下した梅を一つ一つ拾い集め、「たくさん取れた」と歓声を上げた。 市によると、熱海梅園には60種469本の梅が植栽され、このうち「白加賀」「長束」など主に12種128本が実を付ける。今季の採取作業は6月中旬にも行い、例年並みの計1トンの収穫を見込む。梅干しや梅酒、スイーツに加工され、市内で販売されるという。
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盛り土崩落地の地下水量 静岡県解析 実測の278倍 「湧水主因」結論揺らぐ【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流を巡り、静岡県が発生後に盛り土の崩落原因を調べた際、崩落地の地盤から湧く地下水の量を実測値の278倍に推定して解析していたことが29日までの取材で分かった。県は解析を踏まえて地盤から自然に湧く地下水が崩落の主因だと結論付けてきたが、複数の専門家は「県の推定は根拠がない」とし、表流水の浸透など別の要因も崩落に影響したという見方を強めている。 県は検証報告書で、川幅1メートルごとに日量250トンの地下水が湧く推定で盛り土の崩落をシミュレーションし再現できたとした。崩落地の1日の地下水量は川幅が約50メートルのため1万2500
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 24日はタカベやネンブツダイ、アジ。25日はタカベや小マダイ、カマス、ベラ、マアジ、ニザダイ、コブダイ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日はタカベやスズメダイ、マアジ、ニザダイ、メジナ、小ムツなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は豆アジが釣れている。群れによりアジの大きさが若干違うため、針のサイズは3~5号を用意したい。トリック仕掛けも同サイズで問題ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 21日午後の沼津沖船釣りは25~40センチ超のマアジが多数。1.5キロ前後のマダイや30~4
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来春導入の熱海宿泊税 使途明確化し納得感を【記者コラム 湧水】
熱海市は観光振興に特化した財源の確保に向け、2025年4月から県内で初めて宿泊税の徴収を開始する。厳しい財政状況が見通される中、持続可能な温泉観光地に向けて新たな税制度の創設に踏み切った。 宿泊税は地方自治体が条例を定め、総務相の同意を経て創設する「法定外目的税」の一つ。宿泊業者が宿泊客から特別徴収し、自治体に納付する。熱海市では市内約380の宿泊施設で1人1泊200円を徴収する。12歳未満や学校主催の修学旅行生らは免税とする。市は年間で7億円程度の財源確保を見込む。 宿泊税の導入は加速する人口減と高齢化が背景にある。熱海市の人口は直近30年で3割減の3万5千人に減少した一方、高齢化率は
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土石流被災消防団 用地取得経費盛る 熱海市6月補正予算案
熱海市は28日、2024年度一般会計に5億3700万円を追加する6月補正予算案を発表した。伊豆山土石流で被災した市消防団第4分団詰め所の移転用地を取得する経費や、宿泊施設の従業員宿舎改修費などの補助金を盛り込んだ。 同詰め所は被災後に解体され、新たな拠点の確保が課題だった。市は跡地の近隣にある民間駐車場(約700平方メートル)を移転新築の候補地とし、用地取得費3100万円を計上した。実施設計などを経て、25年度末の完成を目指している。 宿泊施設の従業員宿舎改修費などの補助金は県の制度に呼応し、関連経費4800万円を充てる。補助率は県と市で各4分の1。宿泊施設による従業員宿舎の改修費を下支えし
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熱海市議会 6月4日に定例会開会
熱海市議会は27日、議会運営委員会を開き、6月定例会の概要を決めた。主な日程、事項は次の通り。 会期 6月4~27日◇一般質問 同20、21日◇当局提出議案 2024年度一般会計補正予算案など21件◇常任委員会 同24、25日
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熱海市 誤った課税額通知、システムに不備
熱海市は27日、2024年度市県民税の賦課について、定額減税の税額を算定するシステムのプログラムに不備があった影響で、誤った課税額を記した税額通知書を特別徴収義務者に送付したと発表した。対象者は1人で年税額を100円少なく通知していた。 市税務課によると、市県民税の管理システムを運用・保守する委託業者から今月21日、定額減税の算定プログラムに不備があると連絡が入った。対象者は納税前で、市は特別徴収義務者におわびするとともに、正しい税額通知書を改めて送付したという。
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大の里 最速初優勝 大相撲夏場所(千秋楽)
大相撲夏場所千秋楽(26日・両国国技館)は、単独トップで迎えた新小結大の里が関脇阿炎を押し出し、12勝3敗で初優勝した。初土俵から所要7場所の制覇は、幕下付け出しでは輪島の15場所を大きく更新して最速。付け出しを除いても先場所の尊富士の10場所を上回った。新三役での優勝は1957年夏場所の安念山以来で67年ぶり。 琴桜は豊昇龍との大関対決を小手投げで制して11勝4敗。豊昇龍と阿炎は10勝5敗だった。熱海富士(熱海市出身)は負け越した。 大の里は初の殊勲賞と2度目の技能賞に輝いた。新入幕から3場所連続の三賞受賞は千代天山以来で25年ぶり。新入幕欧勝馬が初の敢闘賞。 十両は元関脇若隆景が1
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社会起業家が討論会 静岡市葵区で6月 聴講者募集
NPO法人ESUNE(静岡市)とまちづくり会社「マチモリ」(熱海市)は6月8日午前10時~午後0時40分、社会課題をビジネスで解決しようと活動する社会起業家らのイベント「しずおかソーシャルイノベーターズミーティング」を静岡市葵区御幸町の市コ・クリエーションスペースで開く。ビジネスを通じた社会課題の解決に関心がある人が対象で、参加無料。 社会起業家による事業発表やパネル討論、参加者を交えた意見交換をする。終了後、東海若手起業塾第17期募集説明会も開催する。 申し込みは同イベントホームページから。定員は先着40人。問い合わせは事務局のメール<info@s-esune.com>へ。
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大の里 最速初賜杯に王手 大相撲夏場所(14日目)
大相撲夏場所14日目(25日・両国国技館)は、新小結大の里が湘南乃海を押し出し、11勝3敗で単独首位に立った。大関琴桜は関脇阿炎に押し出されて4敗に後退。阿炎は10勝目を挙げた。 大の里は千秋楽で阿炎に勝てば初優勝が決まる。初土俵から所要7場所での制覇は幕下付け出しで輪島の15場所を上回り、先場所の尊富士の10場所も更新して最速記録。敗れれば最大で4人の優勝決定戦にもつれる可能性がある。 大関豊昇龍は新入幕欧勝馬を寄り切って4敗を堅持。欧勝馬は湘南乃海とともに5敗目で優勝圏内から脱落した。 1差の4敗で追うのは琴桜、豊昇龍、阿炎、平幕大栄翔の4人。熱海富士(熱海市出身)は宇良を小手投げ
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熱海宿泊 コロナ前9割回復 23年度296万人 花火呼び水に
熱海市は24日、入湯税を基に算出した2023年度の宿泊客数が296万9420人(前年度比19・2%増)だったと発表した。ホテルの新規開業や呼び物の海上花火大会が宿泊客数の増加をけん引したとみられ、コロナ禍前となる18年度の96%にまで回復した。 市によると、1月以降の伸びが顕著となり、海上花火大会が追加開催された2月は27万9520人(同33・8%増)とコロナ禍前の水準を上回った。春の行楽客が多い3月は31万1681人(同16・3%増)を数え、1998年度以来26年ぶりに30万人を超えた。 首都圏からアクセスしやすい熱海の宿泊需要は高まりをみせる一方、受け入れ側の宿泊施設では従業員の人
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静岡県知事選 熱海市初島で25日繰り上げ投票 市選管が投票箱搬入
静岡県内唯一の有人島の熱海市初島で25日、知事選の繰り上げ投票が行われる。市選挙管理委員会は24日、富士急マリンリゾートの定期船(熱海港ー初島間)を使い、投票箱や投票用紙を島内に搬入した。 繰り上げ投票は、荒天による定期船の欠航に備えた措置。投票事務を担当する市職員3人が投票箱と投票用紙を船内に運び込み、片道30分の船便で初島に向かった。到着後、投票所とする初島漁業総合会館で開設準備を進めた。 初島の選挙人名簿登録者数は8日現在、176人(男93人、女83人)。繰り上げ投票は25日午前7時~午後4時。投票箱は同日中に市選管が回収し、26日の開票時まで厳重に保管するという。
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盛り土規制指定14自治体 法施行1年 運用手探り
熱海市の土石流災害を受け、盛り土の崩落防止策を強化した規制法の施行から26日で1年を迎える。造成に許可が必要な規制区域を指定したのは4月1日時点で4府県と10市。指定権限を持つ自治体は129あり、国土交通省は来年5月までに100程度になると見込むが、実際の運用に向けては手探りの自治体も多い。 指定権限があるのは都道府県と政令指定都市、中核市。地形や地質を踏まえ、崩落すれば人や住宅に被害が及ぶと判断した場合、規制区域に指定する。指定されると、一定規模の造成や土の仮置きが許可制となり、事業者は排水設備や擁壁の設置といった安全対策を取らなければならない。 自治体は許可手続きのほか、施工状況の確
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【現論】豪雨災害、事前に備えを 生じなかった事例こそ注目(矢守克也/京都大防災研究所教授)
間もなく本格的な雨のシーズン。今年も洪水や土砂崩れなど豪雨災害の心配をしなくてはならない季節がやってくる。 特に近年は、地球規模の気候変動の影響もあって、西日本豪雨(2018年)や19年の台風19号、熊本県で球磨川が氾濫した豪雨(20年)、熱海市の土石流(21年)など、甚大な被害が国内で相次いで発生している。 今、豪雨災害が「発生している」と書いた。私たち研究者も、マスメディアも、起こった災害には強い関心を示す。「堤防整備は十分だったのか」、「避難は適切に行われたか」といったように、問題提起や検証作業も盛んになされる。それはそれで、防災にとって大事な営みである。 しかし、今回は、あえて
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「隣接流域の開発影響」 原告一部が主張 地裁沼津支部 損害賠償訴訟【熱海土石流】
熱海市伊豆山の逢初(あいぞめ)川で2021年7月に発生した大規模土石流を巡り、遺族や被災者が土石流起点の現旧土地所有者や県、熱海市に損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが22日、静岡地裁沼津支部であった。真相究明を重視する原告の一部は、隣接流域の開発や行政対応が逢初川源頭部に造成された盛り土の崩落に影響したとする内容の準備書面を提出した。 準備書面では、隣接する鳴沢川と逢初川の両流域にまたがった開発の経緯を整理。2000年代初頭に鳴沢川上流域で始まった開発が、07年には逢初川源頭部に及んだことを、森林が伐採された写真などを示して説明した。現旧所有者のずさんな開発や管理に加えて、大量の残土や
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 18日はクロダイやメジナ、アイゴ、アジ、小ムツ。19日は40センチのクロダイや36センチのオオモンハタ、20センチのアジ、小カンパチ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は豆アジ狙いのサビキ釣りやウキ釣り。個体が小さいのでサビキのサイズは3~4号。食いが悪ければトリック仕掛けも試したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 19日の沼津沖船釣りは午前、午後の両便ともに25~45センチ超のマアジが多数。1.5キロ前後のマダイや大サバ、
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記者コラム「清流」 ダイダイ産地の可能性
熱海市上多賀で5月中旬に開かれた熱海特産ダイダイの摘花体験会。香料、食品、ホテルの業界関係者が新たな商品やサービスの開発に向け、摘花作業にいそしんでいた。どのような成果が出るか楽しみだ。 「熱海割り」と称したご当地サワー、マーマレードなど、ダイダイの果汁や果皮を用いた事例は見聞きしていたが、花まで使えるとは知らなかった。その白くかれんな花は「ネロリ」と呼ばれ、葉も含めて精油の原料になるそうだ。 ダイダイは江戸時代、熱海の網代港に紀州の船乗りが持ち込み、定着したとされる。熱海では普及しつつある一方で、地元以外の認知度はまだまだ低い。果実も、花も、葉も、余すことなく活用できれば、真の産地へと
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静岡県知事選2024 候補者を追う(21日)
森大介氏(共新) 7月で熱海土石流被害から3年になる。警戒区域が解除され、伊豆山への帰還が始まりつつあるが、まだ避難を余儀なくされている市民がたくさんいる。被災者に寄り添った復興、生活再建に全力を尽くす。福島第1原発事故では数百キロ離れた県東部でも放射性物質が検出され、農産物が出荷停止になった。世界一危険な浜岡原発は廃炉を決断する。 (熱海市での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) ここ三ケ日は17年前、最初の市長選をスタートさせた原点の地。あのときと同じ「やります」のスローガンを掲げた。農業の担い手が高齢化して耕作放棄地が増える中、市長時代には若手の育成やスマート農業を進めてきた。三ケ日の
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全国のスイマー 力泳 熱海 マスターズ短水路
日本マスターズ水泳短水路大会(日本マスターズ水泳協会主催)が17~19日、熱海市のマリンスパあたみで開かれた。全国各地から集まった10~90代の計301チーム、1126人が出場し、それぞれの記録更新を目指して力泳した。 熱海会場は全国28会場で行われる公認大会の一つ。自由形や平泳ぎなどの個人種目や男女混合のリレーなど52種目を繰り広げた。選手は号砲の合図で一斉にプールに飛び込むと、家族や仲間の声援を受け、懸命な泳ぎをみせた。 バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子さん(沼津市出身)がスターターや模範水泳を担当した。地元業者が飲食販売やマグロ解体ショーで選手をもてなし
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静岡県内の人口減少地域 投票所 統廃合相次ぐ 移動式期日前 沼津でも【静岡県知事選】
静岡県内の人口減少が進む地域で、選挙の当日投票所を統廃合する自治体が相次いでいる。26日投開票の知事選では2021年の前回選から9カ所減り、沼津市は旧戸田村の地域にあった2投票所を廃止した。市選挙管理委員会は住民の投票機会を確保するため、20日から従前の投票所を1日ずつ巡る移動式の期日前投票所を設けた。投票所のなくなった地区の自治会長は「投票機会の喪失につながる話。何度も話し合いを重ね、この形になった」と地域として苦渋の決断だったと語る。 沼津市選管は今年2月、有権者が50人を切る2投票所の廃止を決め、今回の知事選から適用した。いずれも統合先の投票所へは車で10~15分ほどかかり、不便を強
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砂防部分指定 他流域と違う異例申請 県、写真で「管理森林」 先送り「未開発」前提か【熱海土石流】
2021年に盛り土が崩落して土石流が発生し28人が死亡した熱海市伊豆山の逢初川で砂防法の盛り土規制区域「砂防指定地」の上流全域の指定が先送りされていた問題で、静岡県が国に部分指定を申請した1998年に他流域と違う異例の申請方法を取っていたことが20日までの取材で分かった。国から再検討を求められた際、上流域の森林の保全状況が分かる写真などを示しており、「未開発」が指定先送りの前提条件だったとみられる。 写真は複数枚あり、21年に崩落した盛り土の地点や付近の水道施設も撮っていた。98年当時は木々がうっそうと茂る森林で、地権者が開発する前の状態だった。申請文書と別に国に送った写真付き文書に、上流
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大自在(5月18日)熱血教師
テレビ画面を見つめる顔が、少しこわばっているように見えたのだろう。「お前を怒っているわけではないのに」と母から笑い声が漏れたのは半世紀ほど前。画面にはグラウンドの選手を鬼の形相で叱咤[しった]激励する勝沢要さんが大写しされていたと思う。 清水東高サッカー部を4度全国制覇に導いた名将の訃報が先日届いた。85歳。教え子には「三羽がらす」と称された長谷川健太氏、大榎克己氏、堀池巧氏や武田修宏氏ら後のJリーガーが名を連ねる。 2003年12月の第4回県市町村駅伝競走大会の前夜、勝沢さんを初めて取材した。熱海市教育長を務めていたが、画面越しに見た熱血教師のイメージしかない。対面を前に緊張したのを覚
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熱海の80代女性 90万円とカード3枚詐取被害
熱海市の80代の無職女性が17日、孫の同僚を名乗る男らに現金90万円とキャッシュカード3枚をだまし取られたと熱海署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性宅に14日、孫をかたる男らから「会社の書類を誤って送ってしまった。金が必要で信用のある同僚に渡してほしい」などと電話があった。女性は自宅を訪れた孫の同僚を名乗る男に現金とカードを手渡したという。口座からは現金が引き出されていて、同署が被害の詳細を調べている。
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熱海市、下水道11%値上げ 行財政審に改定案諮問 2025年度から
熱海市は14日、2025年度から下水道使用料を平均11%引き上げる改定案を市行財政審議会に諮問した。人口減少に伴う下水道事業の収益減や、施設更新費の増大などを主な要因に挙げた。 市によると、改定案通りに平均11%値上げした場合の1カ月当たりの下水道使用料は、一般家庭のモデルケース(20立方メートル)で現在より340円増えて3427円になるという。 斉藤栄市長は審議会で「下水道事業は大変厳しい状況。能登半島地震の被災状況を受け、強靱(きょうじん)な施設整備が求められる」と述べ、石井倭雄会長と滝野慶子副会長に諮問書を提出した。審議会は3回ほど会合を重ね、7月に答申を予定する。 (熱海支局・
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はマダイやブダイ、カワハギ、ボラ、アジ。11日はカワハギやマダイ、アイゴ、マアジ、タカベ、ネンブツダイなど。12日はマアジやメジナ、カサゴ、スズメダイ、ベラ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は豆アジ狙い。トリック仕掛けは3~4号、餌釣りなら袖針2~3号と、小さなものを使用する。餌はアミエビ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 12日の三保―由比沖船釣りは0.8~3.1キロのマダイが船中7匹、2キロのイシダイが1匹、メジナは6匹。 ▽由比漁港 青木丸
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静岡人インタビュー「この人」 土石流対応に臨む熱海市副市長 吉徳光男さん(熱海市)
財務省関東財務局理財部次長、東京都八王子市行財政改革部長、住宅金融支援機構財務企画部長などを経て、4月2日付で熱海市副市長に就任した。熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の復興推進本部筆頭副本部長を務める。鹿児島県鹿屋市出身。60歳。 ―熱海の印象は。 「熱海駅に降りた時、若者を中心とした観光客の多さに驚いた。海あり山ありで景色がいい温泉観光地。観光経済の振興は外せないが、住んでいる熱海市民が暮らしやすい街にするのが大事。まずは現場を見て学びたい」 ―土石流の復旧復興対応は。 「被災地の逢初(あいぞめ)川流域を歩いた。国の砂防ダムが完成し、県と市の河川道路整備も少しずつ進んでいる印象。
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温泉永続願い「湯くみ式」 熱海伊豆山・走り湯神社で例大祭
熱海市伊豆山の走り湯神社で14日、例大祭が開かれた。走り湯温泉組合の関係者ら20人が参列し、伊豆山温泉の元湯で日本三大古泉の一つに数えられる走り湯の「湯くみ式」を通じて温泉の永続を祈願した。 参列者は境内での神事に続き、湯煙が立ちこめる走り湯の洞窟前で湯くみ式に臨んだ。原嘉孝宮司がひしゃくを湯だまりに入れて湯をくみ上げ、日ごろ温泉を利用している7施設が持参した木だるに注いだ。 走り湯は約1300年前に発見された全国でも珍しい横穴式源泉で、73度の湯が毎分170リットル湧出している。平野順組合長は「伊豆山は土石流から復興を遂げつつある。千年、万年と湯が湧き続け、伊豆山が発展するよう願う」と話し
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大人の〝遊園地〟熱海秘宝館が大改修 多様性重視で14日新装開業
「大人のためのテーマパーク」といわれる熱海秘宝館(熱海市)が、1980年の開館以来初となる大改修を終え、14日に新装開業する。昭和の男性目線から脱却し、現代の多様性を重視した展示を新たに取り入れた。全国唯一となった秘宝館として、性の歴史と文化を来訪客に伝える。 視覚に力点を置いた昭和の展示を一部見直し、嗅覚や聴覚も生かして想像力を高める構成とした。「ネオ秘宝館」と題した新設コーナーでは、女性に人気の精油の香りが漂う中、官能小説の独特な言語表現を学んだり、江戸時代の浮世絵師菱川師宣が春画として世に広めた「四十八手」のピクトグラム(絵文字)を鑑賞したりできる。同性愛雑誌の表紙絵も並べた。 秘
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琴桜が改名後初白星 大相撲夏場所(2日目)
大相撲夏場所2日目(13日・両国国技館)は、大関陣のうち琴桜が熱海富士(熱海市出身)を肩透かしで退け、初白星を挙げた。熱海富士は1勝1敗。かど番の霧島は平戸海を押し出して初勝利。豊昇龍は関脇阿炎に押し出され、2連敗となった。阿炎は初勝利。初日黒星の横綱照ノ富士と大関貴景勝が2日目から休場した。 関脇若元春は翔猿を押し倒して初白星。新小結大の里は元大関の高安に押し出され、初黒星を喫した。三役以上に早くも勝ちっ放しはいなくなった。翠富士(焼津市出身)は御嶽海に小手投げで敗れて1勝1敗。 祖父のしこ名で勝ち名乗り 肩透かしで熱海富士下す 琴桜は改名後の初白星。21歳の熱海富士を2秒足らずで退け
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藻場再生活動の推進 確認 熱海「ブルーカーボン」推進協が本年度初会合
熱海市と市内の企業団体でつくる「ブルーカーボンプロジェクト推進協議会」はこのほど、2024年度初会合を熱海港の富士急マリンリゾート定期船内で開いた。環境省の「令和の里海づくり」モデル事業の実施団体として活動を推進することを確認した。 ブルーカーボンは海洋生態系が吸収する炭素で、脱炭素社会に向けて国際的に注目されている。協議会は24年度の藻場再生プロジェクトとして、熱海港海釣り施設前にカジメの藻場をつくる活動を開始し、熱海サンビーチ付近ではコアマモの移植・育成を継続する。 環境教育の一環で釣り体験や干物づくり、海岸清掃などを行い、熱海の海と海洋生態系に興味を持つ機会を創出するという。
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「金八先生」など脚本担当 “ゆかりの地”熱海で小山内さんを追悼 市立図書館 関連著書40点並ぶ
2日に94歳で亡くなった熱海ゆかりの脚本家小山内美江子さんの著書を集めた追悼特集展が26日まで、熱海市立図書館で開かれている。ドラマ「3年B組金八先生」、大河ドラマ「翔ぶが如く」など代表作にまつわる著書を中心に約40点を展示している。 金八先生シリーズは1979年の放送開始以来、長年にわたって視聴者や学校現場に影響を与え、「学園ドラマの金字塔」と称された。追悼特集展には「金八語録」(2000年、角川書店)や「さようなら私の金八先生」(05年、講談社)、「友達のきずな」(05年、高文研)など小山内さんの関連著書が並ぶ。 熱海市に長く居住した小山内さんは、俳優で映画監督の長男利重剛さんが市内の多
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熱海富士「プリン」で応援 大相撲夏場所に合わせ発売 フジノネ
「熱海プリン」を手がけるフジノネ(熱海市)は12日、大相撲夏場所の初日に合わせて「熱海富士プリン」を発売した。自身最高位の東前頭筆頭で夏場所を迎えた同市出身の熱海富士(本名・武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)を応援する。 瓶詰めのプリンに「熱海富士」と記された短冊を付け、熱海市の花「梅」や世界遺産富士山をあしらった包装を採用した。JR熱海駅近くの「熱海プリン」1号店、「熱海プリンカフェ2nd」など市内4店舗で取り扱う。 熱海プリンは1日最高7千本、累計200万本の販売実績がある人気スイーツで、熱海富士は幼い頃からの「好物」だと公言している。同社は「熱海富士まんじゅう」も販売している。
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熱海港周辺の海底ごみ引き上げ 海岸線もきれいに ダイバーや市民ら220人
熱海市の熱海港周辺で12日、熱海ビーチクリーン2024(実行委員会主催)が開かれた。ボランティアダイバーや企業団体の関係者ら市内外から約220人が参加し、海底や海岸にたまったごみを収集した。 参加者のうち、ダイバーは100人を超えた。ウエットスーツとタンクを装着し、5隻の船に分乗して熱海サンビーチ前などの海底に潜った。行楽客が落としたとみられる折りたたみ椅子や釣りざお、不法投棄されたタイヤ、バッテリーを次々に引き上げた。 海岸線ではペットボトルや空き缶などのごみが目立った。熱海ビーチクリーンは32回目で、実行委員長の豊嶋康志さんは「次代の子どもにきれいな海の自然を残したい」と語った。
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社説(5月12日)「防災県」の推進 実効性向上と底上げを【2024選択 知事選】
静岡県は「防災先進県」なのか。1976年に東海地震説が提唱されて以来、官民を挙げて全国に先駆けた地震対策を進めてきたのは確かだ。その結果として防災の先進地域という見方が生まれたのかもしれない。県関連のホームページやパンフレットなどでも紹介されている。 ところが、現在でもそう言い切れるかは甚だ疑問だ。2021年7月、人災の側面が強いといわれる熱海市伊豆山の土石流災害を防ぐことができなかった。今年元日に起きた能登半島地震で注目された住宅や水道管の耐震化率は全国平均を上回ってはいるものの、突出して優れているわけでもない。 南海トラフ地震が想定される中、いかに防災対策の実効性を高め、県民の防災意
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ダイダイ摘花 事業者が体験 香り高い「ネロリ」 新商品開発へ構想 熱海
かんきつ類の生産と加工品販売に取り組むシトライカンパニー(熱海市)は11日、熱海特産ダイダイの花「ネロリ」の摘花体験会を同市上多賀の果樹園で開いた。香料や飲食、ホテルなどの業界関係者約40人が参加し、香り高いネロリを用いた新しい商品やサービスの構想を膨らませた。 今季のネロリは暖かい日が続いた影響で、例年より早い4月下旬から5月上旬にかけて一斉に開花。75アールの果樹園内にほのかな香りが漂った。精油販売のアットアロマ(東京都)の担当者は枝先のネロリを摘み、「優しくて甘い。バランスの良い香り」と評価した。 シトライカンパニーと共同事業を展開する静岡大農学部園芸イノベーション学研究室も、この日の
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答えを急がず 考え続ける 未来を創り出す力⑤完【明日への環境Lesson】
今回は未来を創[つく]る上でぜひ身に付けてほしい力の一つ、「ネガティブ・ケイパビリティ」についてお伝えします。 ネガティブ・ケイパビリティとは、「答えがすぐに見つからなくても、がんばって考え続ける力」、つまり「答えを急がない」力です。 答えや結論が分からないと不安になりますよね? 例えば、友達から悩みを相談された時にすぐにアドバイスをしたり、「そんなこと悩む必要なんてないよ」と言ってしまったりしたことはありませんか? 私たちはよく分からない、はっきりしないという状態は居心地が悪いので、問題があったらいち早く原因だと思うものを考え、解決策を考える癖がついています。でも、それが本当の原因や悩
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伊豆山復興にスピード感を 熱海土石流「忘れないで」 被災者、風化懸念【静岡県知事選】
2021年7月に大規模土石流が発生した熱海市伊豆山の逢初(あいぞめ)川流域。大型連休中も平日を中心に復旧復興工事が行われ、物々しい重機と作業員の姿が見られた。流された家屋の跡地には草が生い茂り、沿道の人通りはまばら。被災地には、大勢の観光客で華やぐJR熱海駅前や温泉街とは対照的な光景が広がっている。 経営する製麺所兼自宅が被災した中島秀人さん(55)は被災地の現状を「まるで廃虚街のよう」と表現する。製麺所を市内の別地区に移転し、避難生活を経て3月に自宅に帰還した。自宅前でこれから本格化する復旧復興工事の影響で、再び自宅の出入りが困難になるほか、水道管の敷設替えを余儀なくされる恐れがある。中
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「3年B組金八先生」脚本家の小山内美江子さん死去 熱海にゆかり、静岡新聞コラム「窓辺」執筆
ドラマ「3年B組金八先生」で知られる脚本家の小山内美江子(おさない・みえこ、本名笹平美江子=ささひら・みえこ)さんが2日、老衰のため死去した。94歳。横浜市出身。葬儀は家族で行った。 1979年に始まった「3年B組金八先生」(TBS系)シリーズの脚本を、2004年放送開始の第7シリーズの途中まで執筆。中学生の妊娠や校内暴力など時代性のあるテーマを取り上げ、大きな話題となった。他にNHKの大河ドラマ「徳川家康」「翔ぶが如く」、連続テレビ小説「マー姉ちゃん」などを手がけた。 90年代からはシナリオ執筆と並行して国際的な教育支援活動に尽力。NPO法人「JHP・学校をつくる会」の代表理事を
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9日辞職の川勝知事 熱海土石流被災地で犠牲者慰霊 県職員に後を託す
川勝平太知事は8日、任期途中で9日に辞職するのを前に、2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災地を訪れた。災害関連死を含め28人の犠牲者を改めて慰霊するとともに、引き続き復旧復興事業を担うことになる県職員に後を託した。 熱海土石流は今月3日で2年10カ月が経過した。発生時刻とされる午前10時半ごろ、川勝知事は公用車で被災地に入った。復旧復興の工事が行われている逢初(あいぞめ)川流域の被災地を高台から見渡した後、花を手向けて合掌した。県の森本哲生交通基盤部長と佐藤芳健熱海土木事務所長らが同行した。 川勝知事は取材に「亡くなった方への慰霊の気持ちを伝えるために来た」と答え、現
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 2日はネンブツダイやタカベ、メジナ。3日はイシダイやネンブツダイ、タカベ、カサゴ。4日はアイゴや小アジ、メジナ、ネンブツダイ、カサゴ、ウツボ、カワハギ。5日はタカベや小アジ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ、カサゴが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りで小-中アジ。投げ釣りでシロギス。ブラクリ仕掛けでカサゴ。他に小イサキやタカノハダイ、ネンブツダイ、ヘダイなど。オレンジビーチではシロギスとメゴチも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 3日の沼
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8月に大相撲藤枝場所 枝川親方ら来場呼びかけ 19日からチケット発売 16年ぶり開催
8月7日に藤枝市の県武道館で開催される夏巡業大相撲藤枝場所に向け、日本相撲協会の枝川親方(元幕内蒼樹山)ら関係者が7日、市役所に北村正平市長を訪ね、2008年以来16年ぶりの藤枝場所のPRと協力を求めた。 藤枝市出身の颯富士や熱海市出身の熱海富士、焼津市出身の翠富士ら県内出身力士のほか、十両の関取から幕内、大関、横綱まで約100人が参加を予定している。取り組みの合間には、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」や相撲甚句といった地方巡業ならではの催しも行われる。 枝川親方は「巡業は力士と気軽に交流でき、本場所と違った楽しさがある。子どもからお年寄りまで多くの方に足を運んでもらい、
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「天使の歌声」熱海に ウィーン少年合唱団 26日公演
ウィーン少年合唱団熱海公演(実行委主催)が26日午後2時から、熱海市の救世会館で開かれる。オーストリア・ウィーンの音楽大使として世界中で活動する団員が「天使の歌声」と称賛される美声を響かせる。 熱海公演は2019年に始まり、今年で3回目。今回は「シューベルト組」が全国公演の一環で熱海入りする。「ウィーン少年合唱団と巡る四季」と題して、ドビュッシーの「春のあいさつ」や米津玄師の「パプリカ」、フランスのクリスマスキャロル「新しいノエル」などを披露する。 チケットは全席指定で前売り6000円、当日6500円。熱海公演のホームページから購入できる。問い合わせは事務局<電0557(52)4600>へ。
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電子図書館「予算不足」7割 静岡県内、価格割高で蔵書伸び悩み 紙とデジタル両立難しく 静岡新聞社アンケート
静岡県内で電子図書館を運用する10の市立図書館のうち7割が運営課題に「予算不足」を挙げていることが、5日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。流通や印刷のコストを考えると、紙より安価なイメージのあるデジタル媒体。しかし、図書館用の電子書籍の値段は紙の本の約2~3倍と割高で、各館の蔵書数は伸び悩む。県内の公立図書館が、紙とデジタルの両立にあえぐ実態が浮き彫りになった。 電子図書館の運営に関する問題点を複数回答可で聞いたところ「予算不足」が最も多く7館。次いで「資料数が少ない」6館、「1人当たりの業務量増加」と「利用方法の周知が困難」が各5館と続いた。 予算不足を理由に「資料数が少ない」と
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手段と目的を混同しない 明日への環境Lesson 未来を創り出す力④
今回は創り出したい変化のつながりをデザインする力の話です。 例えば「海岸のプラスチックごみをなくしたい」という変化を創り出したいとしましょう。この時、「ビーチクリーンをやろう」「SNSで呼びかけよう」と、すぐに「活動」(=何をやるか)を考えるのではなく、まずは「最終的に海岸でごみを捨てる人はおらず、ごみが落ちていたら誰もが拾うようになっている」というビジョンを考えます。そして「その一歩手前には、何がどうなっていたらいい?」「さらにその手前は?」というように、変化の状態を長期・中期・短期といった時間軸で考えていきます。その後で、その状態を作り出すために、ビーチクリーンやSNSといった活動(手
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「乾杯!」ビール片手に浜焼き堪能 熱海で祭り開幕、5日まで
熱海市渚町の渚親水公園で3日、大型連休恒例の「第11回春のあたみビール祭り」が開幕した。爽やかな青空の下で新鮮な海の幸とビールを味わおうと、大勢の行楽客が繰り出している。5日まで。 ビール祭りの名物「浜焼き体験」では、アジの干物やイカ串、未利用魚のさつま揚げなど7種を味わえる海鮮プレートを販売。家族連れや若者グループが冷えた飲み物で乾杯した後、七輪を囲んで熱々の海の幸を堪能している。 開催時間は午前10時~午後4時(5日は午後3時まで)。地元飲食店が焼きそば、から揚げ、かき氷などを売り出す。フラダンスや音楽バンド、ご当地キャラ「あつお」「まめっこ」などのステージ公演もある。
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GW後半 静岡県内交通混雑 東名高速で事故渋滞も
ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休初日の3日、好天に恵まれた県内の交通網は観光客や帰省客で混雑した。 JR東海静岡支社によると、東海道新幹線は午前中を中心に上下とも混み合った。静岡駅発着のひかりの自由席乗車率は下りで最大150%、上りで最大140%に達した。こだまも下りで100%、上りで80%となった。 高速道や一般道は事故や混雑の影響で渋滞が散発的に発生した。県警交通管制センターなどによると、新東名高速道下り浜松サービスエリア―新城インターチェンジ(IC)間で最長8・5キロ、東名高速道下り御殿場IC―駒門パーキングエリア間で5キロ、熱海市の国道135号や浜松市中央区の国道1号でも2
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静岡県知事選 “草刈場”東部へ懸命アピール 大村氏、首長から支持/鈴木氏「西部重視」払拭へ
9日の告示まで1週間を切った静岡県知事選(26日投開票)。各陣営は立候補予定者が不在で“草刈場”となっている県東部で攻勢を強める。元副知事の大村慎一氏(60)と、前浜松市長の鈴木康友氏(66)は、県東部の首長や企業、団体を次々に訪問し、支持拡大に懸命だ。大村氏へは、副知事時代から関係を築く県東部の市町長から支持表明が相次ぎ、市町との連携をアピール。鈴木氏は「東部はポテンシャルが高い」として必要な予算の確保を訴え、“西部重視”との懸念払拭に注力する。 大村慎一氏(左)の街頭演説でマイクを握り、支持を訴える仁科喜世志函南町長=4月29日、同町内
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佐久間 初Vへ首位発進 渡辺(熱海出身)8位 ゴルフ サロンパス・カップ第1日
女子の国内四大大会第1戦、ワールド・サロンパス・カップ第1日(2日・茨城県茨城GC=6665ヤード、パー72)はツアー未勝利の佐久間朱莉が6バーディー、1ボギーの67で単独首位に立った。2打差で川崎春花、森田遥、木戸愛、新垣比菜ら6人が2位に並んだ。 さらに1打差の8位で渡辺彩香(熱海市出身)、河本結、桜井心那、原英莉花ら6人が追う。米国が主戦場の勝みなみと西村優菜は73で37位、古江彩佳は75で71位につけた。前週優勝の天本ハルカは76で87位と出遅れた。(賞金総額1億2千万円、優勝2400万円、出場120選手=アマ2、曇りのち晴れ、気温18・2度、北東の風2・0メートル、観衆6954人
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風景や草花 伸び伸びと 熱海の絵画教室 6日まで作品展
熱海市の日本画家、坂本武典さんが主宰する「アトリエブデン絵画教室」の作品展「第30回彩遊季展」が2日、同市昭和町の起雲閣で始まった。日ごろの絵画活動の成果を発表する。6日まで。 10~90代の教室生らが描いた風景や人物、季節の草花など約100点の力作が並ぶ。作品展の30回開催記念として、教室生ら一人一人が「寿」を共通テーマにした短冊作品を展示した。歌手活動を引退し、坂本さんの絵画指導を受ける橋幸夫さん(同市在住)が「富士青く」と題した日本画を特別出品した。 坂本さんは「絵は人間そのものを映す。コロナ後の明るくて、伸び伸びとした表現を見てもらいたい」と来場を呼びかけている。
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平和エアテックに安管事業所指定証 熱海署など
熱海署と熱海地区安全運転管理協会はこのほど、2024年度の安全運転管理推進事業所を務める平和エアテック(熱海市)の相川毅専務=写真(左から3人目)=に指定証を交付した。23年度に同事業所として活動した栗本油店(同市)には感謝状を贈呈した。 同署で行われた式典で、相川専務は「会社一丸で交通安全の意識高揚を図る」と宣言し、杉山和紀署長は「事故防止に努め、地域の模範に」と期待した。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 4月26日はカサゴやタカベ、イシダイ、メジナなど。27日はネンブツダイやアオアジ、タカベ、メジナ。28日はネンブツダイやメジナ、カサゴ、タカベ、スズメダイ、ベラが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りで豆アジ。オレンジビーチでは投げ釣りでシロギス。カサゴ狙いの穴釣りもできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 4月25日の三保沖船釣りは0.9~3キロのマダイが7匹までで船中25匹。27日も1~5キロのマダイが1~7匹で船中24匹。他にクロダイやアジ。29日は
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大相撲夏場所番付 熱海富士は東前頭筆頭、翠富士は西前頭6枚目
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日・両国国技館)の番付を発表し、日体大出身の元アマチュア横綱で23歳の大の里が新小結に昇進した。幕下付け出しデビューから所要6場所の新三役は逸ノ城に次ぎ昭和以降2位。新入幕から同2場所で新三役は1場所の逸ノ城らに次ぐ速さ(年6場所制となった1958年以降初土俵)。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 昇進2場所目の西大関琴ノ若は琴桜に改名。元横綱で祖父のしこ名が50年ぶりに復活した。先場所途中休場の横綱照ノ富士は東。他の3大関は東に豊昇龍と貴景勝、2度目のかど番となる霧島が西に就いた。 関脇は2場所連続の若元春が東、12場所ぶりの
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砂防法対応は「失敗」 川勝知事、不作為「該当せず」 本紙に見解【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流の行政対応に関し、川勝平太知事は30日までに、内部検証(再検証)した砂防法などの対応について「失敗と捉えている」とした上で、法的責任を問われる不作為には当たらないとする見解を明らかにした。効力が強い砂防法の盛り土規制を適用しなかった静岡県の対応については複数の専門家が不作為の可能性を指摘し、県議会が「失敗で片付けるには大きすぎる被害だ」として再検証を求めていた。 川勝知事は10日の定例記者会見で法的責任に関する質問に論点をずらして回答せず、本紙が県に回答を要請したところ、事務方を通じてコメントを出した。 最悪の事態を想
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社説(5月1日)出生率の低下 社会構造変える施策を
厚生労働省は2018~22年の市区町村別の合計特殊出生率を発表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数の5年間平均を算出し、静岡県全体は1・39、全国平均は1・33だった。 県として全国をやや上回っているとはいえ、人口維持に必要とされる水準2・07には程遠いばかりか、低下に歯止めがかからず、危機的な状況を脱する見通しは全く立たない。人口動態統計に基づく県の合計特殊出生率は15年にかけてやや上昇したものの、16年以降は下落が進み、最新の22年は1・33まで落ち込んでいる。 少子化の進行は国全体の問題として捉えることが大前提だとしても、県としてどう向き合い、対策を講じるべきかという観点が欠
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小山町と御殿場市、宿泊施設ラッシュ 外国人客、富裕層取り込みへ官民連携 圧倒的人気「富士山」麓強み
北駿の小山町と御殿場市で、高級ホテルなどの宿泊施設の建設、開業が相次いでいる。日本の象徴として国内外で圧倒的な知名度を誇る富士山の周辺という地域特性を強みに、円安を背景に多く訪日する外国人客や、コロナ禍後の国内富裕層、大都市圏からの観光客の取り込みを狙う。活発な民間観光投資に呼応し、行政も滞在型観光の拡充に力を注ぐ。 富士山北東側の小山町須走地区。登山者らの憩いの場「道の駅すばしり」にほど近い約5万平方メートルの敷地で、2025年開業を目指し、強羅花壇(東京都)のホテル建設が進む。ターゲットは富士山の眺望や登山に加え、両市町域にある19カ所のゴルフ場や国内有数のモータースポーツ施設、アウト
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カラオケで熱海のまちを活性化 GP大会開幕 29日まで
歌の力で熱海のまちを活気づけるイベント「熱海カラオケグランプリ」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、熱海市渚町の熱海親水公園で始まった。熱海代表を含む全国各地の計100人が自慢の歌声で競い合い、親睦を深める。29日まで。 大会には千人超の応募があり、予選会や推薦を経て熱海代表34人と全国代表66人が本選の出場権を得た。28日まで準決勝、29日に決勝を行う。小学生やホテル支配人、漁師、飲食店員、シニア向けマンションの80代利用者など幅広い分野の個性派がそろい、ポップスや演歌、アニメ曲などで美声を響かせる。 同市伊豆山に2023年10月、音楽拠点「123ミュージック」を設立
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ツツジが見頃 ピンクや白の花の波 熱海・姫の沢公園でまつり、150匹のこいのぼりも
熱海市伊豆山の姫の沢公園で5月6日まで、大型連休に合わせたイベント「つつじ・こいのぼりまつり」(姫の沢公園パートナーズ主催)が開かれている。 高低差50メートルの斜面を中心に植栽されている6万株のツツジのうち、5~6割程度が見ごろを迎えた。ピンク、紫、白など色鮮やかに咲き誇り、来園者を楽しませている。5月6日の「こどもの日」を祝うために掲出された150匹のこいのぼりも観賞できる。 5月3~5日は熱海で活動する音楽バンドや太鼓保存会、ダンス教室などがステージ発表を行い、同3日には伊豆箱根鉄道のミニ電車の乗車体験を催す。 問い合わせは同パートナーズ<電0557(83)5301>へ。
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辞職表明の川勝知事に熱海市長が苦言 住民説明会「来なかった」【熱海土石流】
5月に任期途中で辞職する川勝平太知事について、熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、同市伊豆山の大規模土石流の対応で積極的な関与がなかったと指摘し、「知事にとって伊豆山土石流の優先順位は必ずしも高くなかったのではないか」と苦言を呈した。 斉藤市長は2021年7月の発災後、「土石流の件で知事からの接触や連絡はほとんどなかった」と明らかにした。県と市が被災地の復旧復興に向け、10回以上重ねた住民説明会に「知事は一度も来なかった」と振り返った。土石流の起点となった逢初(あいぞめ)川源頭部を含む上流域を砂防指定地に追加するよう川勝知事に要望を続けたが、「変化がなく、対応されていない状況」とも
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舟盛りOK お店マップ 熱海商議所青年部作製
熱海商工会議所青年部はこのほど、創立10周年記念事業の一環で、刺し身の舟盛りや皿盛りを注文できる市内店舗を紹介する「熱海お魚マップ」を作製した。地魚の消費拡大と魚食文化のPRを図る。 取り上げた店舗は、魚久(伊豆山)、日本料理・律(水口町)、中島水産市民市場(清水町)、村越魚店(中央町)、宇田水産(桜町)、魚光丸(上多賀)。各店の商品と連絡先、店主の似顔絵をマップ上に掲載した。舟盛り、皿盛りの価格帯は5000~6000円。 家庭の食卓や熱海名物の花火大会、別荘族の食事会などで地魚を味わう機会を創出し、地元商工業者を活気づける狙い。マップは1万2000枚を用意し、新聞折り込みなどで配布する。
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市町村4割「消滅可能性」 人口戦略会議、30年間で若い女性半減と推計 744市町村公表、長泉町は「自立持続可能性」
民間組織「人口戦略会議」は東京都内で24日に開いたシンポジウムで、将来的に「消滅の可能性がある」と見なした744市町村の一覧を公表した。2020~50年の30年間で、子どもを産む中心世代の20~30代女性が半数以下になるとの推計が根拠。全市区町村の40%超に当たる。都道府県別では0~96%まで割合にばらつきがあった。人口減少の深刻さを示し、行政や民間の対策を促す狙いがある。 人口戦略会議のシンポジウムで講演する日本郵政の増田寛也社長=24日午後、東京都千代田区 「消滅」は人口減少が進み、自治体運営が立ちゆかなくなる状況を指す。人口戦略会議副議長の増田寛也日本郵政社長が座長を務めた「日
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 18はメジナやタカベ、ネンブツダイ。19日もメジナやタカベ、ネンブツダイ。20日はアオアジやメジナ、カサゴ、小マダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。21日はメジナや小ムツ、タカベ、スズメダイ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチでは投げ釣りでシロギス。カサゴ狙いの穴釣りなどもできる。海水浴シーズンになると釣りができなくなるため、今がおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 20日午後の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイ、20~25センチのマアジは時合
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熱海市宿泊税、事業者に説明会 来春導入の制度概要や支援策
熱海市が来年4月に県内初導入を予定している宿泊税について、特別徴収義務者となる宿泊事業者向けの説明会が24日、市役所で始まった。市内386のホテル・旅館や民泊施設が対象で、市が税の制度概要や事業者への支援策などを説明する。25日まで。 市は宿泊税の導入背景として、人口減少と高齢化による厳しい財政見通しを挙げた。市内の宿泊施設で1人1泊につき200円を徴収し、観光振興の財源に使途を限定するとした。特別徴収義務者には事務負担に対する交付金を出すほか、宿泊税導入のシステム整備費を補助する。 市は宿泊事業者の質問を受け付けている。問い合わせは市税務課<電0557(86)6144>へ。
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熱海市、宿泊客数を訂正 事業者ミスで22、23年分
熱海市は24日、入湯税の実績に基づき算出している宿泊客数について、2022年を229万2884人(前年比49・6%増)、23年を282万4317人(同23・2%増)にそれぞれ訂正したと発表した。 特別徴収義務者を務める宿泊事業者の1施設が3月中旬、免税人員の数を過大に報告していたと市に申告した。市によると、施設側が関係資料の数値を転記ミスしたのが原因とみられ、宿泊客数が実際よりも22年が34人、23年が8594人それぞれ多くなった。免税人員の誤差のため、課税の状況に問題はないという。
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GW(ゴールデンウイーク)は家族でアスレチックへ【しずおかアウトドアファン】
間もなくゴールデンウイーク(GW)が始まる。コロナ禍が明け、今年は家族や仲間同士で行楽に出かける人もさらに増えそうだ。静岡県内には、幅広い世代が体を使って楽しめる野外のアスレチック施設が各地にある。大型連休に遊びに行きたくなる魅力的な施設を紹介する。(生活報道部・草茅出) ロープ伝い空中散歩 熱海 熱海市の熱海港から定期船で約30分。相模灘に浮かぶ初島には複合リゾート施設「PICA[ピカ]初島」や新鮮な海の幸を味わえる食堂街、宿泊施設があり、年間を通じて多くの観光客でにぎわう。 PICA初島内のアスレチック「SARUTOBI[サルトビ]」は、地上からの高さ6メートルの場所にロープや木製
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新会長に二見氏 「商売繁盛目指す」 熱海商議所青年部 総会
熱海商工会議所青年部は22日、2024年度総会を熱海市内のホテルで開き、新会長に二見一輝瑠氏(釜鶴代表)を選出した。 二見氏は24年度の活動テーマに「和をもって商いをなす」を掲げ、会員同士の交流や連携を通じて「商売繁盛を目指す」と意欲を語った。議事では委員会活動の情報発信と組織強化、地域課題解決への取り組みと行政への提言などを盛り込んだ事業計画を決めた。
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真相究明の約束 川勝知事 果たさず 遺族への説明ないまま辞職へ【熱海土石流】
4期目の途中で辞職することになった川勝平太知事が4選を決めた直後の2021年7月に熱海市で発生したのが不法盛り土崩落に伴う土石流だった。川勝県政4期目は、盛り土が適切に規制されずに住民28人が死亡、住宅約100軒が損壊した大惨事に揺れ、復旧や検証作業に多くの時間を割いた。ただ、トップの川勝知事は最後まで職員任せで法的責任を認めず、遺族に約束した真相究明を果たさないまま退任する。 「真実が知りたい」―。土石流発生から丸2年を迎えた昨年7月3日の追悼式直後、帰り際の川勝知事を呼び止めたのは土石流で太田和子さん=当時(80)=を亡くした長男の朋晃さん(58)だった。「母がなぜ亡くならなければな
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物事のつながり考える 明日への環境Lesson 未来を創り出す力③
前回、「バックキャスティング」でビジョンを描くことをお伝えしました。今回はビジョンに到達するために必要なスキルの一つ、「物事のつながりを考えて構造を見る力」についてです。 最初のポイントは、問題の症状への「対症療法」と、症状を起こしている原因へ働きかける「原因療法」を区別するということです。例えば、海岸にごみが散乱していたとします。皆でビーチクリーンを行ってきれいにします。これはとても大事な取り組みですが、放っておくとまたごみだらけになってしまいます。そこで、ビーチクリーンをしながら、ごみを捨てない町にしていくにはどうしたらいいかといったことも考えないといけません。対症療法だけでは、いつま
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熱海で住宅半焼
19日午後0時40分ごろ、熱海市紅葉ガ丘町の男性(66)方から出火し、木造2階建て住宅を半焼した。けが人や延焼はなかった。熱海署によると、出火当時は無人で、近所の人が110番した。同署などが出火原因を調べている。
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アワビ稚貝、成長願い放流 熱海沖で漁協
熱海市の大熱海漁協は18日、水産資源の安定供給に向け、熱海沖でアワビの稚貝3200個を放流した。 放流したのはクロアワビとメガイアワビ各1600個。市の補助金を活用し、県温水利用研究センター沼津分場から仕入れた。3~4センチの稚貝がびっしりと付着したコンクリート片を船で沖合に運び、海中の岩場に沈めた。順調に育てば、3~4年で漁ができる大きさに成長するという。 アワビの放流は19日までに熱海沖の各所で行われ、初島漁協が3300個、いとう漁協網代支所が1400個を受け持った。
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日本画家坂本さん 教室生が力作50点 三島、橋幸夫さん作品も
熱海市の日本画家坂本武典さんが主宰する「アトリエブデン絵画教室」三島校の受講生による「春の作品展」が18日、三島市本町のみしまプラザホテルギャラリープラザで始まった。23日まで。 同市のみしま未来研究所を拠点に月1度活動する三島校の開校から3年がたち、作品を披露する場をつくろうと初めて開催した。生徒5人が描きためた約50点を展示。旅行の風景や自宅で収穫した野菜、趣味の酒器などそれぞれの心に残る情景や物が鮮やかに描かれ、来場者の目を引いている。 坂本さんに絵画指導を受ける熱海市在住の歌手橋幸夫さんの作品も特別出品している。
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母国に本場の味 メキシコ出身のホセさん、清水町でラーメン修業
外国人向け料理学校「日本和食学園」(熱海市)に通うメキシコ出身のホセ・トレドさん(34)が、清水町のラーメン店「ラーメンろたす」で4月から店舗研修に励んでいる。ホセさんは母国でラーメン店開業を目指し来日中。店によるとコロナ禍以降、ラーメンの海外人気が加速している。 ホセさんの初来日は2009年。「帰国後、ラーメンの作り方を学んだが、おいしくない。本物を作りたい」と、ラーメンコースがある同校に今年1月、入学した。同校で講師を担当した縁で、店主高梨樹一さん(42)が研修を引き受けた。 ラーメンや丼の仕込みを中心に勉強中。ホセさんは「魚や味玉はメキシコ人に受けない。豚骨や辛いラーメンと、カレー
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記者コラム「清流」 宿題投げ出した子?
熱海市伊豆山の大規模土石流と被災地のことを、川勝平太知事は忘れていたのだろうか。辞職の意向を正式に表明した3日の記者会見。復旧復興や責任追及をはじめ、数多くの課題を抱える熱海土石流について、何一つ言及がなかった。 28人の犠牲者を出した県史に残る大惨事。発生から2年9カ月が経過した今もなお、遺族の心の傷は癒えず、避難生活を送る被災者がいる。知事は辞職届を提出後の会見でも、行政対応の反省点に触れる程度だった。物足りなさを感じた。 リニア問題に区切りが付いたことを辞職理由に挙げたが、こちらも課題山積で議論の最中だ。ましてや任期途中の退陣では、職責の放棄とみなされても仕方がない。学者で博識があ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマゴチやメジナ、アジ、サンノジ、タカベ、30センチのオナガダイ。13日は小マダイやアイゴ、スズメダイ、タカベ、ベラ、マアジ、ネンブツダイなど。14日はメジナやアイゴ、スズメダイ、タカベが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は水温がまだ上がらないため、フカセ釣りでメジナ、胴つき仕掛けでカサゴ狙い。サビキ釣りで豆アジや小ムツが釣れるが、数は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午後の沼津沖船釣りは1キロ前後のマダイや1.5キロ前後のクロダイが多数。20センチ前後
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熱海被災地で復旧復興を祈願 5年ぶりみこし4基集結 伊豆山神社の例大祭
熱海市の伊豆山神社で15日、例大祭が行われた。岸谷、仲道、浜の地元3町内会と伊豆山厄年奉賛会のみこし計4基が、コロナ禍や土石流災害を経て2019年以来5年ぶりに勢ぞろいし、見せ場となる「みこし下り」を参道の階段で繰り広げた。厳かな神事も執り行い、被災地の一日も早い復旧復興を祈願した。 みこし下りは全837の石階段のうち、海抜170メートルの本殿から海岸近くの下宮までの664段を練り歩く伝統行事。白装束などに身を包んだ男衆が、太鼓の音色に続けて「わっしょい」と気勢を上げ、ゆっくりと歩を進めた。家族や友人、地元住民が「頑張れ」と笑顔で声援を送った。 例大祭では昨年、伊豆山厄年奉賛会のみこし下
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熱海・熱函道路でトラック横転 3台絡む事故、2人重軽傷 一時通行止め
15日午前6時45分ごろ、熱海市相の原町の県道熱海函南線(通称・熱函道路)で、トラックや軽乗用車など3台が絡む事故が発生した。2人が重軽傷のもよう。現場付近は事故処理の影響で約6時間、通行止めになった。 熱海署によると、御殿場市の女性運転手(56)の中型トラックが下り坂を走行中に横転し、対向車線にいた熱海市の男性会社役員(50)の軽トラックに衝突した。軽トラックが弾みで後続にいた同市の販売業男性(74)の軽乗用車にぶつかった。女性運転手が右肘に重傷、男性会社役員が首に軽傷とみられる。 中型トラックは横転の直前、付近の街路灯や看板、道路沿いに駐車中のタクシー2台にも相次ぎ衝突していた。現場
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【動画】熱海海上花火大会 2024年度初回
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熱海海上花火大会 温泉街の夜空に3000発 2024年度初回【動画あり】
熱海市の熱海湾で13日夜、2024年度初回の熱海海上花火大会(市ホテル旅館協同組合連合会主催)が開かれた。約3千発の花火が夜空を彩り、大勢の観光客を楽しませた。 熱海港の防波堤から約20分間、色鮮やかなスターマインや名物の「大空中ナイアガラ」などが打ち上げられた。三方を山に囲まれたすり鉢状の地形の温泉街に花火の音が響き渡った。 熱海海上花火大会は四季を通じて開かれ、24年度はこのほか12月までに計10回の開催を予定している。 日程は次の通り(いずれも午後8時20分から)。 春季 5月2日▽夏季 7月26日、8月5、8、18、23日▽秋季 9月16日、10月19日、11月4日▽冬季
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10、20年後どうなりたい? 明日への環境Lesson「未来を創り出す力」②
前回、環境問題でも自分のことでも、望ましい変化を創[つく]り出すためには「熱い思い」と共に、具体的なスキル(力)が必要であることをお伝えしました。早速その一つ、ビジョンを描くスキルを紹介しましょう。 「ビジョン」とは、「目指す姿」ということです。同じように「ピアノが上手になりたい」といっても、「目指す姿」はどういうものか、人によってきっと違いますよね。頑張って目標に到達したとき、「何がどうなっているのか?」を具体的に考えることを「ビジョンを描く」と言います。 ビジョンの描き方には2種類あります。一つは半年後とか1年後ぐらいの近い未来について、現状を基に今からできることを考える「フォアキャ
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起雲閣(熱海)に日本画ずらり 画家坂本さんら作品やコレクション
熱海市在住の日本画家坂本武典さんをはじめ、国内の日本画家の作品19点を一堂に紹介する展覧会が5月26日まで、同市昭和町の起雲閣で開かれている。 坂本さんは、近年創作テーマにしている太陽と月にちなんだ日本画4点を出展した。陽光に照らされた熱海湾や、満月と三日月を背景にたたずむ青年などを描いている。このほかの15点は坂本さんが絵画の研さんを積むために収集したコレクションの一部。坂本さんの師で2007年に亡くなった日本画家高山辰雄さんと、門下生らの日本画を1点ずつ並べた。坂本さんは「日本画家が集めた日本画の展覧会でもある。心に響く作品を思い思いに鑑賞してほしい」と来場を呼びかけている。
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水の安定供給を祈願 熱海・明水神社で例大祭
熱海の水道の守り神とされる熱海市西山町の明水神社で11日、例大祭が営まれた。熱海管工事工業協同組合と市などの関係者30人が参列し、水道事業の安全や水の安定供給を祈願した。 神事に続き、同組合の桜井清生理事長が「水は生命の維持に直結する。安定供給の一助を担う」とあいさつした。明水神社は市立第一小に浄水場があった1938年にまつられ、55年に現在地に社殿を移した。
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97歳 杉内八段(熱海出身)最年長の対局 囲碁公式戦 夫の記録更新 「一局一局を大事に」
囲碁の現役最年長棋士の杉内寿子八段(97)=熱海市出身=は11日、東京都千代田区で打たれた第51期天元戦予選で森田道博九段(53)と対戦し、97歳1カ月5日で公式戦対局の最年長記録を更新した。 日本棋院によると、これまでの記録は杉内八段の夫、故杉内雅男九段が2017年、第43期棋聖戦予選で対局した97歳0カ月13日だった。 杉内八段は「この日を迎えることができて、感慨無量でございます。ファンの方には、いつも応援していただいてありがとうございます。これからも目の前の一局一局を大事にしてまいります」とコメントした。対局は森田九段が黒番中押し勝ちを収め、杉内八段の公式戦最年長勝利は持ち越しとな
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5日はボラやタカベ、ネンブツダイ、クロダイ、メジナ。6日はタカベやスズメダイ、クロダイ、ネンブツダイ、ベラ、マダイ。7日はタカベやネンブツダイ、クロダイ、マダイ、タカサゴ、スズメダイ、ベラ、カワハギが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺のサビキ釣りはイワシとアジが少なく苦戦。水温が上がる今後に期待。オレンジビーチでは消波ブロック周辺でカサゴ狙いの穴釣りができる。餌はサバやサンマの切り身、オキアミ、青イソメなど。暗くなるとメバルも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁
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熱海など温泉7市 訪日誘客へ連携 関西万博で足湯体験も
北海道登別市や大分県別府市など温泉が有名な7市は10日、来年の大阪・関西万博を機に訪日外国人の誘客で連携しようと「温泉ツーリズム推進協議会」を発足させた。インターネット上でのPRや、各地でシンポジウムを開き、温泉の魅力を発信する。万博期間中は会場での足湯体験などを検討している。 7市はほかに秋田県仙北市、熱海市、石川県加賀市、松江市、松山市。大阪府や大阪市、地元経済界でつくる大阪観光局の呼びかけに応じた。参加自治体は今後増える見込みで、万博後も活動を続ける。 10日に東京都内で開いた記者会見で加賀市の宮元陸市長は「食も充実した温泉地がある。加賀が頑張り(元日の地震で被害を受けた)能登の支援に
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盛り土 衛星データから検知 浜松市、市内企業など AI技術確立へ 秋まで実証実験
危険な盛り土による災害を防ぐため、浜松市と建設総合コンサルタントのフジヤマ(同市中央区)、人工衛星開発のシンスペクティブ(東京)が、衛星データと人工知能(AI)で盛り土などの土地改変箇所を検出するモニタリング技術の実証実験に取り組んでいる。月1~2回程度の衛星データを基に、地図上で地表の高度変位をカラーで表示し、形状などから人為的な改変が疑われる箇所を見つけ出す。 人工衛星からの電波(開口レーダー)を反射させ、植生の有無にかかわらず数ミリ単位で地表の高度を測れる「SAR衛星」のデータを活用する。地図に高度の変位があった場所を示し、地点を選択すると過去10年ほどの推移グラフや植生の変化が確認
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空き家を焼く火事 熱海市
9日午後0時25分ごろ、熱海市咲見町の空き家から出火し、鉄筋コンクリート造り3階建ての建物の一部2・4平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。熱海署によると、空き家は隣接する古屋旅館が所有し、物置として使っていた。当時は無人だった。屋内のコンセント部分に電気のショート痕が見つかったという。消防が駆けつけ、約15分後に鎮火した。
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赤い大輪シャクナゲ見頃 熱海・藤田さん宅、樹齢45年の大木
熱海市下多賀の藤田礼司さん(86)宅で、シャクナゲが見頃を迎えた。樹齢45年の大木で、枝先に赤色の大輪を付けている。 自宅を新築時に苗木を植樹し、高さ7メートルにまで成長した。毎春、色鮮やかに咲き誇るという。藤田さんは「わが家の春はサクラではなく、シャクナゲの花見。今年もきれいに咲いてくれた」と目を細めた。問い合わせは藤田さん<電0557(68)3314>へ。
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熱海の街歩きで人材育成 企業向け体験プログラム 中日本高速など
中日本高速道路と熱海市のまちづくり会社「マチモリ」は6日、企業向け人材育成研修「チャレンジ・ザ・ミッション」を市内で開いた。チームワークを生かして、熱海の名所旧跡を探訪する体験プログラムを企業関係者に提供した。 電力会社や旅行業者、電機メーカーなど主に首都圏の9社から10人が参加し、3班に分かれて体験した。ミッションは「熱海名物の干物を購入」「元熱海芸妓(げいぎ)を探せ」「貫一・お宮の像前で記念撮影」など30種類以上で、3時間半の制限時間内で達成ポイントを競い合った。 スマートフォンの使用は禁止とし、参加者は地図を広げて戦略を練ったり、地元住民に目的地への道順を尋ねたりした。「大湯間欠泉
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1時間 たっぷり楽しめる 早見優
4日にスタートした「MUSIC-X(ミュージッククロス)」(BS-TBS、木曜夜)で早見優(熱海市出身)が司会を務める。昭和の演歌と歌謡曲をメインにしながら、世代やジャンルを超えたショーを届ける音楽番組だ。 短時間で楽しめる、インターネットのショート動画が若者世代に人気の時代だが、「1時間たっぷり歌を楽しめる」とPR。「家族で一緒に見てもらえると、すてきだなと思う」 司会のパートナーは、タレントの関根勤。ゲストとのトークも見どころだ。「たまに関根さんが暴走して、(笑いの)ツボにはまると次にいけない。でも、とにかく楽しいです」と声を弾ませた。
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映画「わたしのかあさん」 熱海の松木さん出演 三島で5月上映
熱海市在住の俳優松木路子さんが出演している映画「わたしのかあさん―天使の詩」が5月25日、三島市民文化会館で上演される。全国公演の一環で、県内では唯一の上演会場となる。 国内最高齢の女性映画監督、山田火砂子監督(92)が手がけた10作目の映画。知的障害のある母親を持つ娘が、周囲の支えを受けて成長していく様子を描いている。主演は母親役の寺島しのぶさん。成人後の娘役を常盤貴子さんが演じる。 松木さんは「泣いたり、笑ったりと心温まる映画。愛の深さと広さを感じ取ってもらいたい」と話す。 開演時間は午前10時半と午後2時。チケットは当日1800円など。問い合わせは松木さん<電0557(82)33
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廃虚化ホテルに市町苦慮 沼津市が費用調査へ 所有者不在、解体へ代執行模索
倒産や廃業による長年の放置で管理不全となり、景観や安全上問題のあるホテルや旅館に、観光地の多い静岡県東部の自治体が頭を悩ませている。沼津市や下田市などは、所有者が事実上不在になった建物の解体に市が関わる方向で動き出した。本来は所有者が負担すべきだった解体費を行政が肩代わりするため、費用と危険性除去の両面で難しい対応を迫られている。 沼津市戸田地区の中心地。戸田漁港の近くに5階建てと9階建てのホテル2棟が廃虚と化したまま、20年余り放置されている。建築から40年以上が経過し、壁のコンクリートが崩落するなど危険は増すばかり。所有法人は既に破産し、代表者は死去。事実上所有者が不在で、解体を求め
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「変えたい」時に必要なこと 明日への環境Lesson「未来を創り出す力」①
こんにちは! 私は「Global warming=地球温暖化」という定訳もなかった25年前から、環境問題や地方創生に取り組んできました。幸せで持続可能な社会を目指したい、そのために必要な望ましい変化を創[つく]り出したい―。そう思って仲間と活動しています。 皆さんには、変えたいものはありますか? 自分の将来? 友達との関係? 学校や地域の取り組み? 何かを変えていこうとしたら、何が必要なのでしょう。 まず必要なものは「変えたい! 変化を創り出したい!」という熱い思いです。では、それで十分なのでしょうか? 「熱い思い」がないと始まらないけれど、それだけでは十分ではないのです。 本当に変え
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緊急連載【衝撃 知事辞意表明㊥】分断と残る課題 行き詰まった「川勝流」
「けじめをつけなくてはいけない」。新規採用職員への訓示での「職業差別」と受け取られる発言が報道された2日、長く川勝平太知事を支えてきたベテラン県議は知事に電話し、非を認めるよう促した。知事は「誤解だ」となおもかたくなだった。「もう守りきれない」。4期15年を経てすっかり四面楚歌(そか)になった知事に渡された身内からの「引導」だった。決断への影響は不明だが知事はこの1時間後、突如として報道陣に辞意を表明した。 2009年に初当選するや、“学者知事”の型破りな言動は県民に大きな共感と戸惑いをもたらした。歯にきぬ着せぬ物言いで国や大企業に対峙(たいじ)する政治姿勢は「川勝
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岩手、宮城、福島3県で震度4 静岡県内でも震度2 4日午後0時16分ごろ
4日午後0時16分ごろ、岩手、宮城、福島の3県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2=富士市、御殿場市▽震度1=沼津市、富士宮市、熱海市、伊豆の国市、静岡市清水区、菊川市、清水町、小山町、東伊豆町、河津町、松崎町、西伊豆町
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熱海など静岡県東部で震度1 4日午前11時16分ごろ
4日午前11時16分ごろ、東京都を震源とする最大震度2の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約100キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・9と推定される。 静岡県内の主な震度は次の通り。 震度1=熱海市、伊豆の国市、沼津市、三島市、東伊豆町、小山町
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丹那トンネル 工事殉職者しのぶ 熱海市発展の礎 恩恵に感謝
熱海市と市観光協会は4日、熱海発展の礎を築いた丹那トンネルの感謝祭を市内の同トンネル熱海口の上にある殉職碑前で開いた。関係者約20人が集い、多くの犠牲の上に享受する恩恵に感謝した。 JR東海道線熱海―函南間にある丹那トンネルは1918年に着工し、難工事の末に34年に開通した。延長は約7・8キロ。延べ250万人が関わった工事の期間中、崩落事故などで67人が犠牲となった。 斉藤栄市長は「犠牲になった方々の安らかなる冥福を祈る」と述べた。市観光協会の中島幹雄会長は「熱海側からの工事は特に難航を極めた。工事に携わった多くの人に感謝する」と語った。感謝祭は1978年に始まり、コロナ禍の中止を経て続いて
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大自在(4月4日)打吹公園の桜
遅れていた桜の開花情報も、4月に入ってようやく活発になってきた。遅咲きの桜といえば、大相撲の第53代横綱琴桜。度重なるけがを乗り越え、32歳で最高位に上り詰めた。 出身は鳥取県倉吉市。勧誘に来た佐渡ケ嶽部屋の師匠が、同市の打吹[うつぶき]公園の桜に「こんなにきれいなのは見たことがない」と感激したという。しこ名の由来が「横綱」(武田葉月著、講談社)にある。打吹公園は日本さくらの会が選定する「さくら名所100選」。圧巻の4千本は山陰随一と言われる。 園内に相撲広場もあり、琴桜の名を冠した相撲大会「桜ずもう」が毎年行われる。小学生の時、この大会で相撲を始めたのが落合哲也さん。十両の伯桜鵬。伯耆
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熱海海上花火、13日に本年度初回
四季を通じた開催で知られる熱海市での熱海海上花火大会が、本年度も13日から12月までに計11回開かれる。 各回とも熱海港の防波堤などから打ち上げ、市中心街から観覧できる。色とりどりのスターマイン、フィナーレの「大空中ナイアガラ」など約3000~5000発が夜空を彩り、三方を山に囲まれたすり鉢状の地形の温泉街に音が響き渡る。 熱海温泉ホテル旅館協同組合や市観光協会が主催する。日程は次の通り。 春=4月13日、5月2日▽夏=7月26日、8月5、8、18、23日▽秋=9月16日、10月19日、11月4日▽冬=12月8日
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 3月27日はネンブツダイやタカベ、スズメダイ、メジナ。28日はクロダイやイシダイ、ネンブツダイ、タカベ、カサゴ。29日は強風のため休園。30日はネンブツダイやウツボ、ベラ。31日も強風のため休園。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けでカサゴが狙える。餌は青イソメやサバ、サンマの切り身。小型はリリースを。オレンジビーチの消波ブロック周辺でも狙えるが、危険なので消波ブロックの上には乗らないこと。4月1日から9月30日までは伊東市内の各港ごとに定められたエリアでイカ類の禁漁期間となる。 ▽伊東市静海
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公務員給与、3年連続で静岡県1位 静岡市は政令市4位
総務省がこのほど公表した2023年地方公務員給与実態調査の結果によると、国家公務員給与を100として地方の給与水準を示すラスパイレス指数(23年4月1日時点)で、静岡県は前年と同じ102・2となり、都道府県別で3年連続トップだった。政令指定都市では静岡市が101・5(前年比0・7減)で全国20政令市の中で4位、浜松市は前年と同じ100・1の11位で、ともに順位が下がった。 指数は基本給与のみの比較で諸手当が反映されていない。地域手当や時間外勤務手当など諸手当を加えた平均給与月額は、県が43万1409円で東京都に次ぐ全国2位。静岡市は42万8349円で政令市中14位、浜松市は41万4925円
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伊豆半島 風切ってバイクツーリング 尾根沿い 抜群の爽快感【しずおかアウトドアファン】
国内屈指の観光地の伊豆半島は、バイクのツーリングコースとしても人気。県内だけでなく関東圏など全国から年間を通じて数多くのライダーが訪れる。主に伊豆半島の東側を走るルートを想定し、人気のスポットを巡った。(生活報道部・草茅出) 伊豆方面へのアクセスの拠点として便利なのが、国道1号の箱根峠の交差点から県道熱海箱根峠線を少し南下した場所にある「バイカーズパラダイス南箱根」(函南町桑原)。おしゃれな内装のカフェやバイクグッズの販売コーナーをはじめ、30台ほどのバイクを用意するレンタルコーナー、電動オフロードバイクの屋外コースなどもある複合施設だ。 富士市の稲垣智也さん(22)と加藤潤一さん(
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吉徳氏副市長就任 「熱海発展に努力」 元財務官僚
熱海市で空席となっていた2人目の副市長に2日、元財務官僚の吉徳光男氏(60)=同市清水町=が就任した。任期4年。 吉徳氏は熱海土石流の復興推進本部で筆頭副本部長を担うほか、昨年7月に退任した前副市長が担当していた市民生活、消防本部、教育委員会などの部門を引き継ぐ。市役所で辞令交付を受けた後「熱海市の持続可能な発展のために努力する」と抱負を述べた。
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珠洲の家屋被害「遠隔判定」 浜松市協力 ドローン、360度カメラ活用 迅速な罹災証明書発行に貢献
浜松市は能登半島地震で被災した石川県珠洲市の住家被害認定調査で、ドローンや360度カメラの画像を使った「遠隔判定」の仕組み作りに協力した。熱海土石流災害などでの取り組みを発展させ、詳しい被害程度も遠隔で判定し、被災者の迅速な罹災(りさい)証明書発行につなげた。 トンネル崩落で立ち入りが難しい珠洲市西部の集落で石川県や熊本市、NTT東日本グループなどと連携し、1月下旬からドローンを飛ばして約400世帯の家屋群の外観を撮影した。陸路から360度カメラのチームも入り、一帯の家屋の様子をまとめて収めた。 調査担当の職員は画像を組み合わせて分析し、屋根や基礎の損害割合などを評価して全壊、半壊、一部
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熱海富士 春巡業で意欲的に稽古 大相撲
大相撲の春巡業が1日、大阪府箕面市で行われ、熱海富士(熱海市出身)は大の里や遠藤らと12番取るなど、意欲的に稽古に励んだ。春場所で新入幕優勝を果たした同部屋の尊富士に刺激を受け「同じ部屋で一緒に稽古してきたが、僕より強い。もっと頑張らないと」と対抗心を燃やした。 春場所は東前頭2枚目で2大関を破って8勝7敗。「現状に満足せず、もっと上を目指していきたい」と貪欲だ。当面閉鎖による宮城野部屋の伊勢ケ浜部屋転籍について「稽古相手がいっぱいいるのは、いいことだと思う」と前向きに捉えていた。 大関琴ノ若は四股などの基礎運動やぶつかり稽古で汗を流した。夏場所(5月12日初日・両国国技館)から母方の祖
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IKCを子会社化 東京のイッツコム
首都圏でケーブルテレビ事業を展開するイッツ・コミュニケーションズ(イッツコム、東京都世田谷区)は1日、伊豆急ケーブルネットワーク(IKC、熱海市)の株式を取得し、子会社化したと発表した。 イッツコムはIKCの株式を追加取得し、所有比率を0・2%から61・5%に引き上げた。IKCの事業エリアとなる伊豆の東海岸地域などで情報通信基盤を強化し、顧客サービスの向上を図る。イッツコムでカスタマー本部副本部長兼スマートライフ推進部長を務めた三井大峰氏が同日付でIKC社長に就任した。
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2教育長が就任 熱海市・水野氏 小山町・勝俣氏
熱海市と小山町に1日、新しい教育長が就任し、それぞれ教育行政の推進に向けた抱負を語った。任期はいずれも3年。 熱海市では、元市教育委員の水野秀司氏(61)が教育長に就いた。熱海青年会議所理事長などの経歴も生かし「地域社会の力を取り入れ、健やかな子どもを育てたい」と力を込めた。 小山町の教育長に就任したのは、同町と御殿場市の教育委員会や学校長を経験した勝俣純氏(60)。子育て支援拡充に向けて「町の課題や未来を考え、教育を盛り上げる」と述べた。
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ひな人形 華やか 熱海・今宮神社
熱海市桜町の今宮神社で1日、ひな人形の展示が始まった。参道や本殿前、社務所に計700体が並び、華やかな雰囲気を演出している。3日まで。 市西部地区町内会長連合会が、旧暦の4月3日をひな祭りの日としていた地元の風習にちなみ、2022年から「ひなのつどい」と題して開催している。自宅で飾らなくなったひな人形を各地から募り、役員が一つ一つ丁寧に並べた。 18段の階段を用いた展示は見応えがあり、参拝客からは「とてもきれい」「数が多くてびっくり」との声が上がった。明治、大正時代のひな人形や、大型の段飾りも展示されている。 期間中は、午前10時~午後3時に展示する。特製の汁粉の販売も行う。
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熱海市消防本部 功労者表彰を伝達
熱海市消防本部はこのほど、消防功労者消防庁長官表彰と日本消防協会定例表彰の伝達式を市役所で開いた。斉藤栄市長が出席した市消防団の関係者に表彰状などを手渡した。 消防庁長官表彰(永年勤続功労章)を受けたのは松広富成副団長と山田克彦副団長の2人。山田副団長は日本消防協会定例表彰の精績章と勤続章も受けた。 斉藤市長は「日頃の活動に改めて感謝する」と謝意を伝えた。代表して松広副団長が「引き続き地域の安全安心確保のため、思いを新たに活動に取り組む」と述べた。 その他の同協会定例表彰の受章者は次の通り。 勤続章 山田浩、片上輝清、押田貴史、松本早人、萩原敏之、佐藤洋次、岡部隆一
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被災地の子ども支援とは NPOカタリバ 能登で活動
発生からあすで3カ月となる能登半島地震。現地で子どもの居場所作りや学習支援に取り組む認定NPO法人カタリバ(東京都)は、2011年の東日本大震災以降、地震や豪雨水害などさまざまな被災地に入り、県内では21年の熱海土石流災害でも遊び場を設け、子どもたちに寄り添い続けた。能登や熱海、長年の支援活動から見えてきた、被災した子どもたちを取り巻く課題とは。 どの被災地でも、避難所の設営当初は簡素な仕切りしかなく、隣の人の会話が聞こえるほどの距離感。自宅や家族を失った人もいる。大人も極限の精神状態になる中で、子どもが大きな声を出すと、ほかの避難者から直接怒られたり、「黙らせろ」と保護者が言われるのを
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2被災地に長期派遣 焼津市が辞令交付
焼津市は29日、熱海市伊豆山の大規模土石流、能登半島地震それぞれの被災地支援で派遣する職員2人への辞令交付式を市役所で行った。 河川課の安藤一馬主任技師は熱海市に、公有財産課の高木健太郎主任主事は石川県内灘町にそれぞれ1年間派遣される。石川県への長期派遣は今回初めて。高木主任主事は被災者支援に関する業務の受け付けや管理、給付などを担う。熱海市への長期派遣は2人目。安藤主任技師は道路や橋の復興事業に関する工事設計や管理に携わる。 中野弘道市長は2人に辞令を手渡し、被災者に寄り添う姿勢を持つよう訴えながら「この経験を焼津市の災害が発生した場合に生かしてほしい」と語った。
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連携強化へ 会合回数増 伊豆半島首長会議
伊豆半島の7市6町首長会議(会長・斉藤栄熱海市長)は28日、伊豆市の修善寺総合会館で会合を開いた。2024年度の事業計画を決めたほか、大規模災害などを見据えて連携を強めるため現在年2回の会合を4回に増やすと決定した。 国や県、医療消防の関係機関を交えた協議体について意見を交わした。復興に向けて重要となる建設業界の参加や市町をまたいだ防災計画の策定などを求める声が上がった。能登半島と伊豆半島の地形が酷似している点を踏まえ、国に対して道路整備を加速させるよう13市町が一体となって要望するよう求める出席者もいた。 協議の場をどのような形式にするかは未定。斉藤会長は会合後、取材に対し、6月に予定
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社説(3月28日)静岡県内商業地の地価 上昇基調持続へ政策を
国土交通省が発表した公示地価(1月1日現在)は、新型コロナウイルス感染症5類移行による社会経済活動の正常化などで、全用途の全国平均が前年比2・3%上昇し、バブル崩壊後で最大の上昇率となった。ただ、地方圏(札幌、仙台、広島、福岡の地方四大市を除く)は0・7%上昇と、三大都市圏(3・5%)、地方四大市(7・7%)ほどの勢いはない。 静岡県は0・1%下落と16年連続マイナス。県外のように大手半導体メーカー進出や外国人の別荘需要増、鉄道延伸などの特徴的要因はなかったが、用途別で商業地は4年ぶりに上昇に転じた。商業地上昇率トップは観光客でにぎわい、出店需要が高まる熱海市熱海銀座地区の13・2%。
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熱海富士 相乗効果へ 尊富快挙に同世代発奮【大相撲 110年ぶりの衝撃㊦】
24歳の尊富士が110年ぶりの新入幕優勝という快挙を成し遂げ、同世代の力士たちには大きな発奮材料となりそうだ。幕内2場所目で千秋楽まで優勝を争った23歳の大の里は「先場所とは違った気持ち。うれしさより悔しさの方が勝っている」と率直に語った。 前相撲からスタートした日大出身の尊富士に対し、1学年下で日体大出身の大の里は2年連続アマチュア横綱として幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。初対戦となった春場所10日目は一方的に押し出され「今場所で一番駄目な負け方だった」と顔をしかめた。 21歳の熱海富士(熱海市出身)は、尊富士と同じ伊勢ケ浜部屋で切磋琢磨(せっさたくま)する間柄だ。支度部屋のテ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日はネンブツダイとタカベ、スズメダイ。22日はカサゴやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。23日はマダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。24日はカワハギやマダイ、メジナ、タカベ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやウキ釣りでサバとアジが釣れていたが、先週末は寒さが戻ったため釣果振るわず。伊東オレンジビーチでは投げ釣りや穴釣りができる。消波ブロックもあるためカサゴ、メバル狙いのブラクリ仕掛けも楽しめる。また、駐車場とトイレがあり便利。釣り場周辺で路上駐車しないように
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【静岡県内公示地価・東部】沼津 住宅地売買価格横ばい/熱海 商業地伸び率県内最高
沼津市 住宅地は1・1%下がった。総じて需要が乏しい一方、土地造成費用などが高騰し、売買価格は横ばいで推移している。交通や生活利便性の高い沼津駅周辺は富裕層や高収入世帯の購入意欲が強い。供給は限られ、従来より2割以上高い売買事例もある。市東部は長泉町や三島市の代替地として一定の需要が続く。大岡は10万~12万円で取引される。西部や南部は値頃感から買いが入る。 商業地も1・1%下落した。沼津駅周辺は人通りの少なさが敬遠され店舗用地としての需要は低調だが、賃貸を含む住居用地として求める動きがある。 三島市 市全体で0・2%の上昇。三島駅南口再開発への期待感から駅周辺の住宅地の引き合いは依然
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【静岡県内公示地価】熱海、若者にぎわう街に 出店需要高まり商業地回復
新型コロナウイルス感染症の5類移行で人流が回復し、静岡県内の市街地がにぎわいを取り戻しつつある。26日に発表された県内公示地価(1月1日時点)は、商業地がプラス0・2%と4年ぶりの上昇。円安で旅先に国内を選ぶ邦人やインバウンド(訪日客)で活性化し、首都圏から近い観光地ではホテルやテナントの出店も相次ぐ。 県内の商業地で最も高い上昇率を示した熱海市銀座町。JR熱海駅から徒歩15分程度の熱海銀座商店街は、平日の昼間も大勢の観光客でにぎわう。同商店街振興組合の小倉一朗理事長(54)によると「感覚として観光客の7割は20~30代」。プリンや海鮮丼、ドラマのロケ地など多くの魅力を求めて若者が足を運ぶ
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海洋ごみ減らし海を守ろう 熱海の海岸でマイクロプラスチックの有無調査体験
次代を担う若者に学びの場を提供している未来創造ユースチーム(熱海市)は24日、持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「海の豊かさを守ろう」を題材にした体験イベント(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市内で開いた。 8~26歳の男女16人が参加し、海洋プラスチックごみの現状と課題を学んだ。熱海サンビーチでは、水を張った透明のコップに海岸の砂を投入し、生態系への影響が懸念されるマイクロプラスチックの有無を調べた。黒、白、水色の粒子が水面に浮かび上がると、驚きの声が上がった。 同チームの枝広淳子代表はマイクロプラスチックが発生する原因として、菓子の袋や消しゴムのかすなどをポイ捨てする行為を例示した。
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尊富士110年ぶりV 「けが忘れ土俵に」 偉業から一夜-大相撲
大相撲春場所で右足首のけがを押して出場し、110年ぶりとなる新入幕優勝を果たした尊富士が千秋楽から一夜明けた25日、大阪市東成区で記者会見に臨み「自分の手で優勝をつかみたかった。けがを忘れて土俵に上がっていた」と喜びをかみしめた。 豪ノ山を押し倒した千秋楽と同じように、この日も右足首をテーピングで固定。負傷した14日目(23日)の朝乃山戦後は病院に搬送された。靱帯(じんたい)損傷の診断を受け、医師に松葉づえの使用を勧められたことを明かした。 一度は休場を決意したが、兄弟子の横綱照ノ富士がけがと向き合ってきた経験談を話してくれた。憧れの存在から「負けてもいいから出ることが大事だ」と激励され
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ペタボード和気あいあい 熱海で老若男女30人プレー
熱海市子ども会育成指導者連絡協議会と市老人クラブ連合会は23日、交流イベント「第1回ペタボード大会」を同市中央町のいきいきプラザで開いた。子どもと高齢者ら約30人が参加し、和気あいあいとプレーを楽しんだ。 ペタボードは樹脂製の丸いディスクと専用スティックを使って競技するニュースポーツで、浜松市が発祥の地とされる。参加者は二つのコートで各3チームの総当たり戦を繰り広げた。スティックの先端でフロア上のディスクを押し出し、目標物にどれだけ近づけられたかを得点化した。 大会は地域のつながりや多世代の交流を創出する狙い。老若男女が気軽に挑戦できるペタボードを題材にした。今春から中学1年になる上田光
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尊富士、同郷の師に導かれ 熱海富士、翠富士も指導 伊勢ケ浜親方「子どもの頃から入門の話」
大相撲の新入幕、尊富士[たけるふじ](24)が24日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で千秋楽を迎えた春場所で初優勝を果たした。伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は、同じ青森県出身の尊富士が自身のしこ名を冠した「つがる旭富士ジュニアクラブ」で稽古を積んでいた当時から、「何とか部屋に入ってほしい」と願っていた。並外れた負けん気の強さ。「地元だし、子どもの頃から入門の話はずっとしてきた」と振り返る。 日馬富士、照ノ富士の両横綱をはじめ、安美錦や熱海富士(熱海市出身)ら数多くの関取を育てた親方にとって、尊富士は3人目の幕内優勝力士。「人それぞれだから」という柔軟な指導方針の下、しばしば正午まで続く
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JR熱海駅開業99周年 豪華車両E655系「なごみ」登場 地元市民ら歓迎セレモニー
JR熱海駅が25日に開業99周年を迎えるのに合わせ、JR東日本は24日、品川(東京都)ー熱海駅間で団体臨時列車のE655系「なごみ」を記念運行した。熱海駅では、なごみの到着を大勢の熱海市民が待ち受け、乗客の歓迎セレモニーを繰り広げた。 なごみは天皇、皇后両陛下の「お召し列車」としても使用される豪華車両。今回は両駅間を往復する旅行商品として運行し、乗客105人が利用した。乗客が熱海駅に降り立つと、熱海高エイサー部が勇壮な楽器演奏と踊りで歓迎した。斉藤栄熱海市長と中島幹雄市観光協会長、熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合の公式キャラクター「まめっこ」も乗客を出迎えた。 JR東日本熱海駅の荒屋祐佳利
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社説(3月25日)新入幕優勝 若手台頭を躍進の力に
大相撲春場所で新入幕の東前頭17枚目尊[たける]富士が13勝2敗で優勝を果たした。1914年(大正3年)夏場所の両国以来、実に110年ぶりの快挙だ。初土俵から10場所目の優勝は、両国の11場所を抜いて最短記録を更新した。学生相撲出身の24歳。今場所は同じ学生相撲出身で一足早く入幕した23歳の大の里も好成績を収め、優勝争いを繰り広げた。今後のライバル関係を予感させる若手の活躍が、角界に新風を吹き込んだ。 春場所の直前、幕内北青鵬の後輩に対する暴力行為が発覚して引退を余儀なくされ、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)も2階級降格の処分を受けた。場所中には唯一の横綱照ノ富士が腰のけがで休場。大相撲離れ
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伊豆の海藻題材、空間アート幻想的 リゾナーレ熱海で展示
熱海市のホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」で5月31日まで、伊豆の海藻を題材にした宿泊客向けの空間アートの装飾展示が行われている。 ホテル最上階の「ソラノビーチ ブックス&カフェ」に伊豆の海藻を用いたモビールやハーバリウムを設置した。「海の生き物のゆりかご」と呼ばれる藻場を再現した特別席もある。約400種の海藻が生息するとされる伊豆の魅力を伝える催しで、今年で5回目。海藻を使った「海の花ゼリー」を提供するほか、「海の花フレームブーケ」の制作体験も用意する。
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尊富士2敗目 大の里3敗堅持 大相撲春場所14日目
大相撲春場所14日目(23日・エディオンアリーナ大阪)は、勝てば110年ぶりの新入幕優勝だった尊富士が元大関の平幕朝乃山に寄り切られ、2敗目を喫した。尊富士は右足を負傷した。 大の里は小結阿炎をはたき込んで3敗を守った。豊昇龍は大関対決で琴ノ若に寄り倒され、4敗目で脱落。賜杯は尊富士と大の里に絞られた。千秋楽に尊富士が豪ノ山に勝つか、負けても大の里が豊昇龍に敗れれば初優勝が決まる。3敗で並べば平幕同士による優勝決定戦となる。 新大関琴ノ若は10勝目。13日目に8度目のかど番を脱出した貴景勝は右大胸筋などの負傷で休場。関脇若元春は勝ち越した。翠富士(焼津市出身)は阿武咲に押し出しで敗れ7勝
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熱海・逢初川 道路河川の整備2年遅れ 完工時期26年度末に
熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流の復旧復興事業で、市と静岡県は22日、被災地の逢初(あいぞめ)川中流域で進めている道路河川の整備工事について、完了時期を当初予定より2年延長して2026年度末に変更する方針を明らかにした。工事区間内に鉄道を有するJRとの協議や、一部の用地買収に時間を要していることを主な要因に挙げた。 復興に関する二つの現行計画に住民意見を反映させる第2回懇話会が同日、市役所で開かれ、市と県が計画の変更案を示した。東海道線と東海道新幹線をくぐる道路河川の施工箇所で、列車の安全運行を確保する観点から、JR東日本、JR東海と工事設計の協議を継続中だと説明した。道
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ごみ処理の広域化に温度差 静岡県東部5市町協議 10月に方向性
静岡県のマスタープランで示された東部5市町(三島、裾野、熱海、長泉、函南)で、ごみ焼却施設の広域化に向けた議論が進められている。2024年度から5市町による実現可能性調査を始め、10月末をめどに一定の方向性が示される見通しだ。ただ、各市町で実情は異なり、温度差も浮かび上がっている。 5市町は23年度から検討を進めてきた。水面下では広域化した場合の新しい処理施設の建設候補地も挙がっているが、裾野市と長泉町は5市町の枠組みによる協議と並行して、それぞれ独自の事業戦略を検討する方針を明らかにしている。 広域化の方針がまとまった場合も候補地や事業方式の選定、負担割合、住民理解など解決すべき課題は
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大相撲 春場所(12日目) 尊富士 初黒星 快進撃止まる 3敗に琴ノ若ら4人
大相撲春場所12日目(21日・エディオンアリーナ大阪)は、新入幕の尊富士が大関豊昇龍に小手投げで敗れ、初黒星を喫した。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、60年初場所の大鵬に並び最長とした新入幕初日からの連勝は11で止まった。豊昇龍は9勝3敗。 新大関琴ノ若は、2敗の大の里を小手投げで下し、3敗を守った。尊富士を2差で追う3敗は豊昇龍、琴ノ若、平幕の大の里、豪ノ山の4人。13日目に豊昇龍が豪ノ山と対戦するため、優勝決定は14日目以降となった。 他の大関陣はかど番の貴景勝が関脇若元春に寄り切られ、7勝5敗。霧島は翠富士(焼津市出身)に屈し9敗となった。小結阿炎は勝ち越した。熱海富
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静岡県推計人口 354万4597人 2月1日推計 20カ月連続減少
静岡県がこのほど公表した2月1日現在の推計人口は354万4597人で、前月から3553人減少した。推計人口の減少は20カ月連続。社会動態は転入がわずかに上回り、4カ月連続で増加した。 転入数から転出数を引いた社会動態は46人増(転入9690人、転出9644人)だった。出生数から死亡数を引いた自然動態は3599人減(出生1581人、死亡5180人)だった。 市町別でみると、人口が増加したのは清水町26人、菊川市3人、長泉町2人の3市町。減少したのは32市町あり、浜松市614人、静岡市589人、沼津市281人、藤枝市213人など。 社会動態が増加したのは、最多の富士市129人をはじめ、静岡
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静岡県職員人事異動 班長級4月1日付
静岡県は21日、2024年春定期人事異動の班長級職員の異動を内示した。役職定年者(126人)を含めて814人で、23年度当初比124人増となった。定年延長に伴って役職定年対象の班長級56人のうち、9人は自主退職する。部長級14人は班長級の新設ポスト「参与」に就く。 ◇…知事直轄組織…◇ 知事戦略局総務課総務班長(がんセンター局県立静岡がんセンター事務局総務課企画人材班長)望月和浩▽知事戦略局秘書課秘書主幹(知事戦略局知事戦略課主査)松本菜生▽同(健康福祉部新型コロナ対策推進課主査)嶋悠一郎▽知事戦略局秘書課主幹(知事戦略局総務課総務班長)小林拓生▽知事戦略局
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「佐佐木信綱祭」 短歌作品を募集 31日まで
6月に熱海市で開催される第50回佐佐木信綱祭短歌大会に向け、大会実行委は3月31日まで一般、中高生の両部門で作品を募集している。 一般の部は自由題か、題詠「実」「熱海」から選択する。中高生は自由題のみ。出詠料は1首につき千円(中高生は無料)。未発表作品に限る。 一般の部は専用の応募用紙かB4判原稿用紙に作品と氏名、住所、電話番号を明記し、出詠料の払い込み票を添付して〒413―0034、熱海市西山町12の18、事務局の凌寒荘宛てに送付する。中高生の部は同実行委の専用ウェブサイトから応募できる。 短歌大会は6月8日、熱海市の熱海「起雲閣」で開かれる。問い合わせは凌寒荘<電090(6942)
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大相撲春場所(11日目) 新入幕・尊富士 11連勝 「初日から」大鵬以来
大相撲春場所11日目(20日・エディオンアリーナ大阪)は、新入幕の尊富士が新大関琴ノ若を寄り切り、11連勝で単独首位を堅持した。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、新入幕の初日から11連勝は60年初場所の大鵬に並ぶ最長記録。琴ノ若は3敗目を喫した。平幕大の里は大関貴景勝を押し出して2敗を守った。貴景勝は4敗目。 他の2大関は豊昇龍が関脇大栄翔を突き落として勝ち越し。霧島は関脇若元春に寄り切られて負け越しが決まった。来場所は2度目のかど番となる。 熱海富士(熱海市出身)はつり出しで宇良を、翠富士(焼津市出身)は肩透かしで正代を破った。 全勝の尊富士を2差で大の里が追う。 (共
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釣り場ガイド(3月21日)静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 11日はメジナやマゴチ、タカベ、ネンブツダイ。12日は入場者なく、13日は休園のため釣果なし。14日はメジナやカワハギ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。15日はヘダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。16日はタカベやスズメダイ、メジナ、ネンブツダイ、アイゴ、カサゴ、ウツボ。17日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジやサバ。イワシも少し交じった。イソメ餌では、越冬した20センチ超のシロギスも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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岸谷2号線の直下 河川改良に着手へ 静岡県熱海土木、21日から【熱海土石流】
静岡県は19日、熱海市伊豆山の大規模土石流で被災した逢初(あいぞめ)川中流部の河川改良事業について、市が着工した市道「岸谷2号線」と逢初川が交差する部分でトンネル状の構造物「ボックスカルバート」の埋設工事に着手すると発表した。工期は21日から7月末まで。 県熱海土木事務所によると、ボックスカルバートは高さ2・3メートル、幅3・4メートル(ともに内径)の鉄筋コンクリート製。岸谷2号線をくぐる形で8メートル施工する。川幅は現状と比べて3倍ほどの広さになるという。工事費約2千万円。 県の河川改良事業に併せて、市が両岸に幅4メートルの市道を整備する計画。県と市は2024年度中の完了を目指している
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芝浦工大、熱海に教育拠点 22日オープン 学生ら幅広く利用
芝浦工業大は22日、2027年に迎える創立100周年の記念事業として、JR熱海駅近くに教育研究拠点「熱海セミナーハウス」を開所する。在学生のゼミ研究やサークル活動の場として活用するほか、学生の家族や卒業生、教職員など幅広い層が利用できる。 熱海セミナーハウスは、日本通運の旧保養所「健光荘」(熱海市咲見町)を改修整備した。鉄筋コンクリート造り6階建て。食堂、研修室、図書コーナー、屋上ガーデンに加え、天然温泉の大浴場とサウナ室などを備える。宿泊定員90人。JR熱海駅から徒歩6分。 開所に先立ち行われた式典で、芝浦工業大の鈴見健夫理事長や斉藤栄熱海市長、地元の町内会長らがテープカットで祝福した
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大相撲春場所(7日目) 3大関が2敗堅持
大相撲春場所7日目(16日・エディオンアリーナ大阪)は、新大関琴ノ若が明生を小手投げで退け、5勝目を挙げた。他の3大関は豊昇龍が小結阿炎を押し倒し、かど番の貴景勝は小結錦木を突き落とし、ともに2敗を堅持。霧島は隆の勝に押し出され、5敗目。 両関脇は若元春が5勝目を挙げたが、大栄翔は4敗目を喫した。熱海富士(熱海市出身)は王鵬にはたき込みで敗れ3敗目。翠富士(焼津市出身)は玉鷲を引き落として3勝目。 新入幕の尊富士が7戦全勝で単独首位に立った。 新入幕の尊富士 7戦全勝 単独首位 光る速攻「気持ち負けない」 若武者の勢いが止まらない。24歳の尊富士は7連勝と絶好調。7日目を終えて新入幕
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大相撲春場所(6日目) 照ノ富士4敗目大の里ら全勝 豊昇龍2敗に
大相撲春場所6日目(15日・エディオンアリーナ大阪)は、横綱照ノ富士が平幕隆の勝に寄り切られ、3連敗で4敗目と苦しくなった。3日続けて金星を与えるのは2019年秋場所の鶴竜以来。隆の勝は2個目の金星。 新大関琴ノ若は小結阿炎を突き落として4勝目。阿炎は初黒星。豊昇龍は翔猿の寄りに屈して2敗に後退した。かど番の貴景勝は平戸海を押し出して4勝目を挙げ、霧島は王鵬を引き落として2勝4敗とした。 両関脇は大栄翔が3勝目、若元春が4勝目。全勝で大の里と新入幕尊富士が並び、1敗は阿炎と湘南乃海となった。 熱海富士(熱海市出身)は朝乃山に勝ち4勝目。翠富士(焼津市出身)は豪ノ山に敗れ4敗目を喫した。
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マイナンバー19事務点検へ 静岡県
静岡県は国のマイナンバー情報総点検で対象外となった県の19事務について、個別データのひも付け状況の点検を独自に始める。2023年度内にヒアリングに着手し、事務量を調査する。ひも付けの誤りが確認された場合は速やかに公表する。 県が独自に行う点検は、国が再発防止策として23年10月に策定したガイドラインに「定期的な確認の徹底」が盛り込まれたことを受けて実施する。 対象は国の総点検で県が行った4事務(身体障害者手帳、療育手帳、精神保健福祉手帳、自立支援医療・精神通院)を除いたマイナンバーを取り扱う事務すべてを想定している。難病患者支援や児童扶養手当、生活保護など健康福祉部が所管する15事務のほ
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静岡の魅力 写真で切り取る 愛好家団体有志 葵区で展示
静岡県内の写真愛好家で作る団体「シズオカシャッターバグズ」は19日まで、写真展「静岡と私」を静岡市葵区の「ギャラリー青い麦」で開催している。同団体メンバーの有志12人が「静岡の魅力」をテーマに、それぞれの視点と感性で切り取った力作約120点が展示されている。 コスモス畑の後方に雄大な富士山がそびえ立つ光景や、日没前の熱海市の砂浜を歩く女性を撮った作品などが目を引く。浜名湖やJR静岡駅など、県内各地の風景写真を撮影場所に合わせて配置し、静岡県の地図をかたどって展示したエリアも来場者の注目を集めている。 同団体代表の谷岡瞭さん(30)は「作品を通じて、県内の地域ごとに異なる自然や文化の魅力を再発
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熱海市人事 異動対象者118人 例年より小規模に
熱海市は15日、4月1日付の定期人事異動を内示した。部課長級の定年退職者が少なく、異動対象者は118人と例年より小規模になった。地域産業の活性化や景観・環境の保全活用などを推進するため、まちづくり課に都市計画担当の専門監を新たに配置する。同市伊豆山の土石流対応に当たる部署に手厚く人員を配置し、復旧復興事業の加速化を図る。 【部長級】消防長 轡田敏秀(消防総務課長兼政策企画監) 【課長級】まちづくり課専門監・都市計画担当 松本敏明(都市整備課長)▽都市整備課長 遠藤克徳(水道温泉課施設室長兼水道技術管理者)▽消防総務課長兼政策企画監 中村幸揮(消防署南熱海出張所長)▽消防署長 川口伸洋(消
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熱海市の宿泊税 条例成立、来年4月から「持続可能な観光地に」
熱海市が2025年4月から静岡県内初導入を目指す宿泊税の条例案が14日、市議会2月定例会最終本会議で可決、成立した。人口減と高齢化の影響で財政状況が厳しさを増す中、「持続可能な観光地熱海のために宿泊税は必要」との結論に至った。コロナ禍や土石流対応の影響による議論の停滞を乗り越え、新たな一歩を踏み出す関係者は約1年後に迫った宿泊税導入への課題を口にした。 熱海の宿泊税は斉藤栄市長が選挙公約に掲げた肝いり施策。市観光基本計画の中核戦略に位置づけ、2018年に本格的な議論を始めた。斉藤市長は条例成立後、記者団に「ようやく承認をいただき、本当にうれしい」と所感を述べた。宿泊事業者との連携強化や税制
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熱海市副市長 吉徳氏選任同意 市議会
熱海市議会は14日の2月定例会最終本会議で、熱海土石流の災害対応を担った前副市長が昨年7月に退任後、空席となっていた2人目の副市長について、財務省出身で住宅金融支援機構財務企画部長の吉徳光男氏(60)を選任する人事案に同意した。任期は4月2日から4年間。経済産業省出身の金井慎一郎副市長(41)との2人制に戻る。 市によると、吉徳氏は前副市長が担当していた市民生活、健康福祉などの部門を引き継ぐ。最重要の市政課題となる熱海土石流の復旧復興事業は、どちらの副市長が主に担当するかを今後決めるという。 吉徳光男氏(よしとく・みつお)1982年、旧大蔵省入省。東京都八王子市行財政改革部長、財務省関
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予算案など可決 熱海市議会が閉会
熱海市議会2月定例会は14日、最終本会議を開き、熱海土石流の復旧復興費や宿泊税の導入経費などを盛り込んだ2024年度一般会計当初予算案など36件を可決、同意して閉会した。市総合福祉センターにある温泉浴場の再開を求める請願は不採択とした。
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新教育長に水野氏 熱海市議会が同意
熱海市議会は14日の2月定例会最終本会議で、3月末の任期満了に伴い退任する新村茂昭教育長(64)の後任に、市教育委員の水野秀司氏(61)=同市下多賀=を任命する人事案に同意した。任期は4月1日から3年間。 水野氏は2008年12月から市教育委員を務めるなど、長年にわたり教育行政に関わっている。削り節の製造販売を手がける水野商店(同市網代)の社長。信州大卒。議決後に議場であいさつし、「身の引き締まる思い。熱海市の将来を担う子どもたちのために尽力する」と意欲を示した。
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熱海土石流「情報共有で防げた可能性」 静岡県内部検証 砂防法対応、検討余地も
熱海市伊豆山で2021年7月に盛り土が崩落し、28人が死亡した大規模土石流の行政対応を巡り、県は13日、県庁で記者会見を開き、県議会の要請を受けて実施した県所管6法令の内部検証について説明した。検証を担当した内藤信一総務局長は、砂防法の盛り土規制区域「砂防指定地」の追加指定に「検討の余地があった」とした上で、土石流起点付近の開発行為に関し「(職員間で)情報共有できていれば災害を防げたかもしれない」と述べた。 6法令は砂防法、森林法、土砂災害防止法、都市計画法、廃棄物処理法、県土採取等規制条例。 第三者検証に続いて内部検証でも、砂防法の観点から検証されていない事実関係が多数あったことにつ
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熱海副市長に吉徳氏 財務省出身、市が人事案
熱海市は13日までに、熱海土石流の災害対応を担った前副市長が昨年7月に退任して以降、1人空席の状態が続いていた副市長について、財務省出身で住宅金融支援機構財務企画部長の吉徳光男氏(60)=同市清水町=を起用する方針を固めた。14日の市議会2月定例会最終本会議に人事案を追加提出する。 吉徳氏は東京都八王子市行財政改革部長、財務省関東財務局理財部次長、日本医療研究開発機構経理部長などを歴任し、2021年3月から現職。一橋大大学院国際・公共政策教育部修了。議会の同意が得られれば、4月2日に熱海市副市長に就任予定。任期4年。 熱海市は21年4月から副市長2人制を採用。元市職員の稲田達樹前副市長が
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熱海市新教育長に水野氏 任命方針
熱海市は13日までに、3月末で任期満了を迎える新村茂昭教育長(64)の後任に市教育委員の水野秀司氏(61)=同市下多賀=を任命する方針を固めた。同日の市議会議会運営委員会で説明した。14日の市議会2月定例会最終本会議に人事案を追加提出する。水野氏は議会の同意を得て4月1日に就任予定。任期3年。 水野氏は2008年12月から市教育委員を務め、現在4期目。長年にわたり教育行政に関わっている。削り節製造販売会社「水野商店」(同市網代)の社長。信州大卒。熱海青年会議所理事長、市PTA連絡協議会長などを歴任した。 新村氏は県立伊豆中央高校長、熱海市立第一小校長などを経て、18年4月から現職。2期目
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熱海土石流 砂防法観点、再び検証せず 静岡県の報告書分析
熱海市伊豆山で2021年7月に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流の行政対応を巡り、県が県議会に提出した内部検証(再検証)の報告書を本紙が12日までに分析したところ、崩落した盛り土が造成される前を中心に03~06年ごろに行われた分水嶺(れい)付近の開発などについての行政対応が、砂防法の観点から検証されていないことが分かった。同法の盛り土規制区域「砂防指定地」に指定する条件が整い、不適切な盛り土の造成を防げた可能性があるのに、第三者検証に続いて検証から漏れていた。 県の行政文書によると、土石流起点の逢初川源頭部左岸と北側の鳴沢川流域の分水嶺付近には約20年前に土採取場があり、県が
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熱海宿泊税条例成立へ 静岡県内初 市議会常任委で可決
熱海市議会2月定例会は12日の総務福祉教育委員会で、市が県内初の制度創設を目指している宿泊税の条例案について、可決すべきと全会一致で決定した。14日の最終本会議で可決、成立する見通し。総務相の同意や周知期間を経て、市は2025年4月から宿泊税を導入する予定。 条例案などによると、宿泊税は観光振興に使途を限定した法定外目的税を採用する。市内約360の宿泊施設で、宿泊者1人1泊につき200円を徴収する。宿泊施設の経営者が特別徴収義務者を務める。12歳未満や、学校主催の修学旅行生などは課税免除とする。 市は宿泊税の導入で7億円の財源確保を見込む。24年度中に設立される熱海型DMO(観光地経営組
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静岡人インタビュー「この人」 熱海初「犬同伴OK」のコワーキングスペースを開設した 二見幸司さん(熱海市)
熱海市中心街の渚町で経営しているペット用ホテル・トリミングサロン店「ワンコ」に併設する形で、コワーキングスペース「ワン・ツー」を新たに開設した。熱海でテレワークやワーケーションを希望する国内外の「犬好き」の需要に応え、ペットと飼い主に優しい観光地熱海をPRする。ふた鶴合同会社の代表。59歳。 ―開設のきっかけは。 「コロナ禍を経て、リモートで働く新たなスタイルが定着した。海が見える場所で犬と一緒に仕事ができる場所があったら面白いなと思った。ペットと一緒に楽しく、安心して過ごせる熱海滞在をサポートする」 ―施設の概要は。 「宿泊施設や飲食店が立ち並ぶ熱海の中心部に立地し、目の前に熱海サ
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東日本大震災 きょう13年 災害派遣チーム多様化 受援や連携 なお課題
2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災から11日で13年。震災を教訓に、避難所や被災地で活動する新たな医療や福祉の災害派遣チームができ、全国的な整備が進んだ。各支援の総合調整をサポートするチームも創設された。1月1日の能登半島地震でも多様なチームが活動している。一方で、受援体制や現場レベルでの情報共有、業務連携には今なお課題がある。 東日本大震災を契機に創設されたのは、保健医療福祉調整本部などで総合調整や指揮機能の補助を担う災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)や、避難所の環境改善や要配慮者の福祉ニーズに対応する災害派遣福祉チーム(DWAT)、心のケアに当たる災害派遣精神医療チーム
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大自在(3月10日)立ち合い
「相撲の勝負の8割が決まる」とも言われる立ち合い。両力士が互いの呼吸をはかり、息を合わせて立つ。大相撲では日本相撲協会の審判規則・行司に「両力士が立ち上がってから(行司は)かけ声をなす」とある。 アマチュアは異なる。競技者規則に「選手双方が同時に両手を土俵に付き静止した後、主審の『ハッケヨイ』のかけ声により立ち合う」と明記される。大相撲は力士が立った後に声をかけるが、アマは声が立ち合いの合図ということか。 合図はあっても、「待った」などの駆け引きで立ち合いが乱れることがあるという。アマを統括する日本相撲連盟は昨秋の大会で、主審が「手をついて待ったなし」から「ハッケヨイ」の間に、新たな試み
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DWAT誕生、広がる志 静岡でも創設、そして能登へ【つなぐ災害福祉 東日本大震災13年㊥】
「ストップ孤立・支え合い 地元力再生の橋渡し」。東日本大震災後、岩手県内の職能団体による派遣システムで支援に入った福祉関係者の活動スローガンはそのまま岩手DWAT(災害派遣福祉チーム)の基本理念となった。2013年、本格的なチーム創設に向け、岩手県社協の加藤良太さん(50)は活動マニュアルやチーム員養成プログラムの整備を任された。 加藤さん自身、震災で活動した経験はなかった。2011年の発災当時は、盛岡市に隣接する矢巾町の重度心身障害者施設の職員。「何もできなかった」との後悔があった。「復興支援に携わりたい」と施設を退職し、12年3月に岩手県社協に転職した。震災直後から汗を流してきた福祉関
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静岡人インタビュー「この人」 静岡県警警務部長に就任 日吉知洋さん(静岡市葵区)
1991年に警察庁に入り、主に警備部門を歩んできた。栃木県警警務部長、皇宮警察警備部長、埼玉県警警備部長などを歴任。伊東市出身で、本県警での勤務を「何となく安心する」と親しみやすい笑顔で語る。休日の史跡巡りが趣味。実家への帰省も心がけている。58歳。 ―着任して思うことは。 「高校まで伊豆半島で、30年以上を警察庁や全国警察勤務で過ごしてきたが、故郷で仕事ができることは非常に幸せ。人間も自然の生き物で、自分が育った地域に戻ると安心するのは不思議。富士山や駿河湾など大自然がもたらす豊かな恵みを受けているからか、自然災害への県民の防災意識が高いと感じた」 ―災害対応の主な経歴は。 「伊東
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熱海富士、琴ノ若と初日 大相撲春場所 照ノ富士は錦木と
日本相撲協会は8日、大相撲春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。新大関琴ノ若は初日に熱海富士(熱海市出身)、2日目に元大関の朝乃山と顔を合わせる。2場所連続10度目の優勝を狙う横綱照ノ富士は初日に小結錦木、2日目に宇良の挑戦を受ける。 他の3大関は初日に霧島が小結阿炎、豊昇龍が宇良、途中休場明けでかど番の貴景勝は朝乃山と対戦。両関脇は大栄翔が明生、若元春は王鵬と初日に闘う。十両以上で初日からの休場者は2場所続けていなかった。 4大関は2021年名古屋場所以来。琴ノ若の父で師匠の佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)は「稽古はできている。重
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砂防監視員運用見直し 静岡県方針 県議は内部検証に苦言【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流を巡り、県は8日、行政対応の内部検証を踏まえた改善策の一環として、民間業者に委託して盛り土規制区域「砂防指定地」の土砂の状況を定期的にチェックする監視員の運用を見直す方針を示した。杉本敏彦砂防課長が県議会建設委員会で答弁した。 監視員は運用のルールに従って、砂防指定地の既存の指定範囲に限定して土砂の状況をチェックするが、周辺部は確認していなかった。現場の写真を添付せずに「異常なし」と報告する事例もあったという。杉本課長は「流域全体を監視していなかったのは反省点だ」などと説明した。 内部検証の結果には県議が苦言を呈した。
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記者コラム「清流」 熱海は「常春」風土
「真冬を知らざる常春(とこはる)熱海」 熱海ゆかりの文豪、坪内逍遥が作詞した熱海市歌はこの一節から始まる。逍遥の命日に合わせて営まれた記念祭で、市歌を初めて聴いた。「常春熱海」という表現が妙に腹落ちした。 と言うのも、昨夏に熱海に赴任後、初となる冬の生活だが、季節感があまりない。秋口に熱海梅園の早咲き梅が次々と開花し、同じく早咲きの「あたみ桜」は年末から年明けにかけて見事に咲き誇った。秋冬を一気に通り越して、春を迎えた感覚に陥った。 仕事柄、四季の移ろいに敏感に反応しなければならない。だが、熱海は真冬を感じさせない不思議な風土が根付き、いい意味で調子が狂う。常春熱海と書いた逍遥も同じ季
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砂防指定前に意見聴取 静岡県、内部検証踏まえ改善策【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年7月に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流を巡り、静岡県は7日、行政対応の内部検証を踏まえた改善策として、砂防法の盛り土規制区域「砂防指定地」の範囲を検討する際に他法令を所管する県の部局や市町から、今後の開発状況に関する意見を聴く手続きを整えると明らかにした。京極仁志経営管理部長が県議会2月定例会の総務委員会で説明した。 県が従来示していた「砂防法の目的は開発規制ではない」「盛り土対応は砂防部門の所管外」とする見解を変更した形だが、開発が既に行われている場合の砂防指定地の追加指定に関しては「直ちにできない」と消極的な見解を維持した。 京極部長は「許認可対象
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熱海土石流 汚染土壌処理費6.7億円 前土地所有者に追加納付命令へ
2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の起点に残った不安定土砂を撤去した静岡県の行政代執行に関し、県は不安定土砂の撤去・運搬費として既に納付を命じた約4億6200万円に追加して、汚染土壌の処理に要した約6億6700万円を今月中にも、起点を含む土地の前所有者に納付するよう命じる方針を固めた。7日の県議会危機管理くらし環境委員会で概要を説明した。 行政代執行では、起点に残った不安定土砂約1万9千立方メートルを撤去した。土砂には土壌汚染の基準を上回るフッ素や鉛が含まれていたため、全量を大型土のうに詰めて熱海港芝生広場に仮置きし、千葉県市川市の処理施設に船舶で運んだ。県によると、処理作
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土石流の復旧事業 市長に公開質問状 熱海・伊豆山の被災者ら
2021年7月の大規模土石流で被災した熱海市伊豆山の住民ら6人が7日、被災地の逢初(あいぞめ)川流域で市と県が計画している道路・河川の復旧事業に関して、市役所で斉藤栄市長に公開質問状を提出した。1カ月以内に意見交換の場を設けて公開し、回答するよう求めた。 質問状では、避難生活を送る被災者が帰還の可否や時期を判断する上で欠かせない復旧事業の「全容が見えない」と主張し、事業の詳しい工程表を提示していない理由を尋ねた。昨年8月に市に提出した「市伊豆山復興まちづくり計画」の修正案について、いまだに何も反応がないとして「一部の住民の声を無視するのか」とただした。 公開質問状を提出後、被災者の太田滋
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はカサゴやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、メジナ、ベラ。3日はタカベやメジナ、ネンブツダイ、カサゴ、スズメダイ、ベラが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 2月28日午前の沼津沖船釣りは5キロ超のニベ。0.8~1.5キロのマダイが3匹。他にマアジやカイワリ、アマダイ。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 2月28日の三保沖船釣りは1~1.5キロのイナダ(ブリの若魚)が3~14匹で船中66匹、マダイは船中2匹。5日は1キロのマダイが船中4匹。イナダが船中4匹。ワラサとクロダイがそれぞれ1
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分水嶺違法開発と砂防法焦点 静岡県内部検証 7日、報告書公表【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年7月に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流を巡り、県議会の要請を踏まえて県が未検証の行政対応を対象にした内部検証の報告書が7日の県議会常任委員会で公表される。第三者委員会で検証されなかった砂防法の運用と分水嶺(れい)の違法開発の実態がどこまで明らかになるのかが焦点。不適切な複写で写真が読み取れなくなっていた行政文書をどう評価したのかも注目される。 ◆不透明な内部議論 内部検証は関係法令を所管する課長が議論する形式で、専門家や第三者は入っていない。県議の一人は「県が自ら情報を出し、徹底した検証ができるのかが試される」とみる。ただ、県は初回を除き議論を非公開
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福祉センター浴場 熱海市が閉鎖方針
熱海市は6日、市総合福祉センター(同市中央町)の温泉浴場を閉鎖する方針を明らかにした。新型コロナウイルスの影響で2020年3月から利用を中止していた。同日の市議会2月定例会で、市幹部が稲村千尋氏(熱海成風会)の一般質問に答えた。 市幹部は閉鎖の理由に、「利用者の減少と固定化に加え、老朽化や維持管理コストの増加」などを挙げた。閉鎖後の具体的な利用方法は未定とし、「(同センター内にある)他の施設の利用状況を見ながら、活用方法や高齢者施策を検討したい」と述べた。 同センターの温泉浴場を巡っては、市民が速やかな再開を求める請願を川口健市議会議長に提出し、2月定例会に上程されている。
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岸谷本線 着工は秋以降 熱海市長 逢初川整備計画で 熱海市議会一般質問【熱海土石流】
熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の復旧復興事業を巡り、同市の斉藤栄市長は6日の市議会2月定例会一般質問で、被災地の逢初(あいぞめ)川両岸で整備を計画する市道「岸谷本線」について、今秋以降に着工するとの見通しを改めて示した。越村修氏(熱海成風会)への答弁。 岸谷本線は逢初川沿いで被災した生活道路。静岡県による逢初川の拡幅工事に合わせて、市が両岸に幅4メートルの市道を整備する。斉藤市長は迂回(うかい)路を確保する観点から、近隣地で1月に先行着手した市道「岸谷2号線」の復旧改良工事を今秋に完了させた後、岸谷本線の整備工事に着手するとした。 市は越村氏への答弁で、被災家屋の公費解体に関する状況
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分水嶺またぎ盛り土か 崩落起点 開発影響し水流入?【熱海土石流】
熱海市伊豆山で盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流を巡り、起点の盛り土が隣接流域との分水嶺(れい)をまたいで造成されたとみられることが4日までの専門家への取材や行政文書の分析で分かった。発生直後の静岡県のドローン映像に分水嶺付近の盛り土が水を含んで上部から崩れる様子も映っており、分水嶺の開発行為の影響で隣接流域から崩落地に水が流入して盛り土の崩落につながった可能性が浮上した。 県が発生後に起点北側で実施した地質調査では、地下6メートルを境に地層が変化していた。6メートルより浅い地層は約6万年前に隣接する鳴沢川最上流の山で起きた大規模崩壊の堆積物とする見方もあるが、県議会で参考人とし
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伊豆半島の課題 共有 能登地震受け オンライン首長会議
伊豆半島の7市6町首長会議(会長・斉藤栄熱海市長)は4日、能登半島地震を踏まえた伊豆半島の課題を共有する臨時会合をオンラインで開いた。巨大地震の発生時は連携して被災対応に当たることを確認したほか、国、県、医療消防の関係機関も交えて地震防災の在り方を協議する場を設ける方針を決めた。 首長会議は非公開。道路網強化、防災拠点の整備、海・空からの救助を議題とし、終了後に斉藤市長が記者団に概要を説明した。伊豆半島も沿岸部を中心に道路寸断や津波被害の恐れがあり、内陸部の首長からはバックヤード機能と津波被災者の住居確保を名乗り出る声が上がったという。 伊豆半島で「命の道」といわれる国道の伊豆縦貫道が全
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浜松新野球場 用地取得「時間要する」 規模、構造丁寧に検討 静岡県議会答弁
静岡県議会2月定例会は4日、自民改革会議の大石健司氏(牧之原市・吉田町)、藤曲敬宏氏(熱海市)、鈴木利幸氏(旧浜松市北区)、ふじのくに県民クラブの沢田智文氏(磐田市)が一般質問を行った。勝又泰宏交通基盤部長は浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場について、国の事業認可の速やかな取得を目指す一方、公園全体の用地取得には「時間を要する」として規模や構造の絞り込みを丁寧に進める考えを示した。鈴木氏への答弁。 県は1万3千人の屋外型、2万2千人の屋外型、2万2千人の多目的ドーム型の3案を3月7日に始まる県議会建設委員会に示す。ただ、県議会内には「2月定例会での意見集約は難しい」との見方
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盛り土規制法区域 33市町全域の可能性 基礎調査の経過説明 静岡県議会
高畑英治くらし・環境部長は、盛り土規制法の運用に向けた規制区域の基礎調査について、「盛り土によって危害の及ぼす可能性のある区域は(静岡県が所管する33市町の)全域が抽出される結果となった」と説明した。県は33市町や静岡、浜松の両政令市、隣接県と調整した上で規制区域案を策定する方針。藤曲氏への答弁。 盛り土規制法は、熱海市伊豆山の土石流災害をきっかけに制定され、2023年5月に施行された。都道府県知事や政令市長が規制区域を指定し、盛り土造成などを規制する。盛り土崩落が人家などに影響を及ぼす可能性のある区域のうち、市街地や集落、建物・施設がある区域を「宅地造成工事規制区域」とし、土地傾斜や渓流
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岩井千、開幕戦制す ゴルフ ダイキン・オーキッド・レディース最終日
女子ツアー今季開幕戦で、前日首位に立った21歳の岩井千怜が、ボギーなしの5バーディーで67と伸ばし、通算18アンダーの270で逃げ切った。通算5勝目で賞金2160万円を獲得した。 2打差の2位は西郷真央、さらに5打差の3位は菊地絵理香だった。2年連続年間女王の山下美夢有は通算2アンダーの19位、1アンダーの渡辺彩香(熱海市出身)は27位、約6年ぶりに復帰した元賞金女王の森田理香子は1オーバーで36位となった。(出場54選手=アマ1、曇り、気温15・9度、北北東の風4・6メートル、観衆6133人) 無心、耐えた 大会記録4打更新 鋭く振り抜くスイングのリズムは終始変わらず、安定感があった。
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熱海中心街にホテル建設 住友不動産 7月着工、26年夏開業へ
住友不動産が熱海市中心街の国道135号沿いに所有する大型駐車場で、新規ホテルの建設計画を進めている。子会社「住友不動産ヴィラフォンテーヌ」がホテルを運営する。7月にも着工の見通しで、2026年夏の開業を目指す。2月29日の住民説明会で概要を明らかにした。 建設計画によると、鉄筋コンクリート造り10階建て、延べ床面積約7600平方メートル。客室数は82室で、下・中層部に74室(32~40平方メートル)、上層部に8室(70~90平方メートル)を設ける。10階に大浴場とレストラン、屋上にテラスを整備する予定で、国内外のファミリー層やグループ客を主なターゲットにする。 ホテルの建設計画地はJR熱
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西郷66 単独首位浮上 ゴルフ ダイキン・オーキッド・レディース第2日
2年ぶりの大会制覇を狙う22歳の西郷真央が2位から6バーディー、ボギーなしの66と伸ばし、通算11アンダーの133で単独首位に立った。70で回った菊地絵理香が4打差の2位、さらに1打差の3位に前日首位で73だった岩井千怜がつけた。 仁井優花が通算5アンダーの4位。3アンダーの渡辺彩香(熱海市出身)は7位。2年連続年間女王の山下美夢有は2アンダーの11位、約6年ぶりのツアー復帰戦となった元賞金女王の森田理香子は1アンダーの18位にいる。2オーバーまでの54人が決勝ラウンドに進んだ。(出場108選手=アマ4、雨、気温16・3度、北北東の風6・1メートル、観衆2565人) 強い雨でも「マネジメ
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愛犬同伴で仕事OK 熱海中心街にコワーキングスペース 3日オープン 室内 ドッグランも
熱海市内で初となる「犬同伴OK」のコワーキングスペースが3日、オープンする。市中心街の渚町でペットホテル・トリミングサロン店「ワンコ」を経営している地元事業者「ふた鶴合同会社」が、同店舗内に併設する形で運営を始める。熱海でテレワークやワーケーションを希望する国内外の「犬好き」の需要に応え、ペットと飼い主に優しい観光地熱海をPRしていく。 コワーキングスペース名は「ワン・ツー」。宿泊施設や飲食店が立ち並ぶ熱海観光の中心部に位置し、相模灘に面した熱海サンビーチの眺めを楽しめる。飼い主が使用する机と椅子、Wi-Fi(ワイファイ)といった基本設備のほか、犬用の椅子やマット、水飲み皿を備える。1組
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23年度芸術選奨 井上雄彦さん大臣賞 23人と1組 佐藤浩市さんも
文化庁は28日、2023年度芸術選奨の文部科学大臣賞を、アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」を監督として手がけた漫画家の井上雄彦さん(57)や、俳優の佐藤浩市さん(63)ら23人と1組に贈ると発表した。新人賞はNHK連続テレビ小説「らんまん」の脚本家長田育恵さん(46)ら23人を選んだ。 井上さんは映画の原作漫画「スラムダンク」の作者。映画では、これまで映像化されていなかったクライマックスを描き、国内外で大ヒットした。佐藤さんは「春に散る」「愛にイナズマ」などの映画に出演し「年齢を重ねるごとに奥行きと深みを増している」と評価された。 大臣賞には歌舞伎俳優の片岡愛之助さん(
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静岡県内各地にゴジラの“足跡” 最新作、アカデミー賞ノミネート 映画祭にぎわい、静岡県勢怪獣も
3月10日(日本時間11日)に授賞式が開かれる第96回米アカデミー賞の視覚効果賞に、浜松市でロケが行われた「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」がノミネートされた。邦画史上初の快挙。静岡県内はこれまで多くのゴジラ作品の撮影地となり、劇中の舞台にもなってきた。ゴジラ怪獣の中には県内で生まれたものも。アカデミー賞発表を前に、ゴジラと静岡の縁を追った。 1954年11月、東宝が制作した怪獣映画「ゴジラ」が公開された。同年7月27日の静岡新聞夕刊では「ビル程高い怪物 秋の大作『ゴジラ』」と題して「海底数千呎(フィート)に棲息していたものが、水爆実験によって、生活環境を破壊されたことから日本に上陸」と
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逍遥作詞の市歌 高らかに 熱海 遺徳しのび命日に記念祭
熱海ゆかりの文豪、坪内逍遥(1859~1935年)の命日に当たる28日、第53回逍遥忌記念祭(熱海市、熱海稲門会など主催)が同市昭和町の起雲閣で開かれた。市内の行政関係者や早稲田大卒業生など約70人が出席し、熱海の地域文化の発展に寄与した逍遥の遺徳をしのんだ。 記念祭では新型コロナウイルスの影響で中断していた「逍遥ゆかりの歌斉唱」の催しが4年ぶりに復活した。市民有志でつくる「坪内逍遥のうた保存会」が歌声を響かせ、「真冬を知らざる常春熱海」のフレーズで始まる逍遥作詞の「熱海市歌」を出席者全員で声高らかに合唱した。 逍遥は晩年を熱海の邸宅「双柿舎」で過ごし、市内に図書館を創設時に自身の蔵書360
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はメジナやタカベ、マゴチ、アイゴ、ネンブツダイ。20日はタカベやメジナ、ネンブツダイ。21日はメジナ。22日はメジナとスズメダイ。23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ。24日はタカベやネンブツダイ、アイゴ、イシダイ。25日はタカベやアイゴ、マゴチ、ネンブツダイ、メジナが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は越冬のシロギスが狙える。餌は青イソメ。釣れるサイズは大きいが、遠投が必要。足元ではブラクリ仕掛けでカサゴが釣れる。餌はイソメ。消波ブロック周辺を狙うと良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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記者コラム「清流」 「失敗」は繰り返される
「行政の失敗」。この言葉が以前から引っかかっていた。熱海市で2021年に起きた盛り土崩落に伴う土石流を巡り、県の対応を十分に検証しなかった第三者委員会が総括した文言だ。総括を受けて記者会見した当時の難波喬司副知事(現静岡市長)は「失敗」を認めたものの、法的な不作為はないと強調した。 第三者委の意図は不明だが、「失敗は成功のもと」とミスを正当化する際にも使われ、再発防止の意味が薄まる言葉の引用に違和感を持った。責任を問われない行政職員に緊張感は生まれず、盛り土災害の「失敗」は繰り返されている。 責任を全面的に認めた心からの謝罪には、遺族や被災者のストレスを和らげる効果もある。法的責任を認め
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盛り土規制条例 在り方検証 静岡県議会特別委が初会合【熱海土石流】
静岡県盛り土規制条例による効果や課題、規制の在り方などを調査・検証する県議会の特別委員会は27日、初会合を開いた。2025年度の盛り土規制法の本格運用を見据え、条例の改正や廃止を含めて検討を進める。 特別委は条例について「不適切な盛り土行為の防止に一定の効果が現れている」とする一方、土壌や水質調査にかかる費用の増加、残土処分費の高騰など事業者の負担が大きくなっていることを課題に挙げた。県行政書士会や県宅地建物取引業協会といった関係団体への意見聴取などを踏まえ、課題や問題点を洗い出す。盛り土規制法との整合性についても検証する。 条例は熱海市伊豆山の大規模土石流を教訓に制定され、一定規模以上
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熱海・逢初川源頭部の土地改変 「対応に改善すべき点」 静岡県議会定例会
出野勉副知事は、2021年7月に発生した熱海市伊豆山の土石流災害を巡り、静岡県が行った行政対応の再検証で、「(盛り土周辺の)土地改変行為への対応には改善すべき点も見られた」と述べた。再発防止に向けて、盛り土の申請箇所周辺の土地改変に関する情報を収集する仕組みを構築する考えを示した。河原崎氏への答弁。 土石流の起点となった逢初(あいぞめ)川源頭部では、盛り土造成以前から無許可開発が行われていたことが行政文書などで明らかになっている。 出野副知事は、周辺の土地改変を関係法令で対処しても効果は限定的で「土石流災害の発生を抑止することは難しかったとの結論に至った」と説明。一方で、関係者間の情報共
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電子マネー詐欺を看破 熱海署 コンビニ店員らに感謝状
熱海署は27日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、熱海市のファミリーマートナカスイ熱海下多賀店と店員の千葉望さん、大川里恵さんにそれぞれ署長感謝状を贈呈した。 2人は2月13日午前9時ごろ、店内で多額の電子マネーを購入しようとした70代男性客の言動を不審に思い、店長を通じて同署に通報した。同署によると、男性客は携帯電話で当選金をうたった不審なメールを受信。受領の手続きとして、12万円分の電子マネーを決済しようとしたという。 同署で行われた贈呈式で、大石剛署長が感謝状を手渡し「電子マネーを使った詐欺が増加している。被害防止のため、引き続き積極的な声かけをお願いしたい」と話した。
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社説(2月27日)力士の暴力根絶 より強い危機感必要だ
大相撲の世界でまた暴力問題が発覚した。幕内の北青鵬が1年以上にわたって後輩力士2人に暴力を振るっていたとして日本相撲協会は師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)に監督義務違反などで2階級降格と減俸の処分を言い渡した。北青鵬は引退した。 史上最多の優勝45回を誇る元大横綱の部屋で将来を嘱望されていた大器が起こした不祥事だけに、落胆したファンは少なくない。日本相撲協会が2018年に「いかなる暴力も許さない」と暴力決別宣言し、厳罰化を図った後も、暴力行為は何度も明るみに出ていた。暴力体質は根深いと言わざるを得ない。 相撲部屋の兄弟子が弟弟子へ暴力を働いているケースがほとんど。立場を利用したパワーハラス
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伊豆半島首長会議 3月4日に開催 地震防災の課題共有へ 熱海市
熱海市の斉藤栄市長は26日の定例記者会見で、能登半島地震を踏まえた伊豆半島の課題を共有するため、自身が会長を務める伊豆半島7市6町首長会議を3月4日にオンラインで開催すると明らかにした。道路網の強化、防災拠点の整備、海と空からの救助のあり方などを議題にする予定。 能登半島地震の発生後、伊豆半島でも改めて地震防災の意識が高まり、複数の首長から臨時の会議を開催したいとの申し出があったという。斉藤市長は「(首長会議で)意見を交換、集約し、認識の共有を図りたい」と話した。
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貸別荘のサウナ室焼く 熱海市
26日午前6時25分ごろ、熱海市下多賀の貸別荘から出火し、木造2階建て貸別荘のサウナ室などを焼いた。けが人はいなかった。熱海署と市消防本部によると、宿泊客7人のグループが25日夕から貸別荘を利用していた。26日朝、サウナ室が燃えているのに気づき、初期消火した。通報で駆けつけた消防隊員が約1時間後に消し止めた。同署などが出火原因を調べている。
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大相撲 春場所番付 琴ノ若昇進で4大関
日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付を発表し、新大関の琴ノ若が西の2番目に就いた。新大関誕生は昨年秋場所の豊昇龍以来で、日本出身力士としては2022年春場所の御嶽海以来。21年名古屋場所以来の4大関。 熱海富士 東前頭2に 翠富士 5枚目に下げ 日大出身の尊富士が初土俵から所要9場所で新入幕を果たし、年6場所制となった1958年以降初土俵では常幸龍に並ぶ最速記録(付け出しを除く)。新十両から1場所通過の快挙となった。 先場所覇者で10度目の優勝を狙う横綱照ノ富士は東。大関は霧島と豊昇龍が東西の正位、8度目のかど番となる貴景勝は東の2番目。関
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熱海 宿泊客283万人 コロナ前の9割、目標未達 23年
熱海市は26日、2023年の宿泊客数が前年比23・6%増の283万2千人だったと発表した。新型コロナウイルスの行動制限の撤廃や、複数のホテルの新規開業などが宿泊客数を押し上げたとみられる。ただ、コロナ禍前の水準である目標の300万人台には届かなかった。 コロナ前に当たる19年の宿泊客数311万9千人と比べると、9割程度の回復にとどまった。斉藤栄市長は26日の定例記者会見で、宿泊客数の伸び悩みについて「大きな危機感がある」と述べ、繁忙期に集中している宿泊客の平準化や、ビジネス需要の取り込みなどを強化するとした。 23年を月別にみると、2月が前年同月比81・6%増の20万8千人となり、市によると
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女優・山本陽子さん死去 静岡県内関係者、驚きと悲しみ
俳優の山本陽子さんの所属事務所は22日、山本さんの死因は急性心不全だったと発表した。20日、熱海市の自宅に帰宅直後に体調が急変したという。葬儀は親族のみで行い、後日お別れの会を開く予定。 事務所の関係者によると、山本さんは4月に出演を予定していた舞台「そして誰もいなくなった」の稽古の参加に備え、台本と向き合って過ごしていた。亡くなる数時間前まで、いつもと変わらない様子だったという。 社交的で面倒見良い「あねご肌」 熱海市をついのすみかとし、長泉町のイベントに出席するなどした女優の山本陽子さんは、静岡県東部と関わりが深い。社交的で面倒見が良い「あねご肌」で慕われていた山本氏の悲報に、
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熱海の老舗宿・古屋旅館 「美肌温泉証」に認定 静岡県内第1号
熱海市の老舗温泉宿「古屋旅館」は21日、館内で宿泊客に提供している天然温泉について、ポーラ・オルビスホールディングス(東京)が科学的な分析を基に発行する「美肌温泉証」の認定を受けたと発表した。古屋旅館によると、認定は1月23日付で静岡県内第1号。 美肌温泉証は化粧品研究で確立した肌分析の技術を有するポーラ・オルビスの研究所が2021年に始めた取り組み。温泉が肌に及ぼす影響を調べ、科学的なデータに基づいて効能を訴求する狙い。泉質に応じて6種類ある美肌温泉証のうち、古屋旅館の温泉は「バリア・オアシス温泉」に認定された。肌の角質細胞のはがれ具合が適度に調整され、潤い力が高くなる効果があるという。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
静岡県東部 熱海 17日はメジナやマアジ、タカベ、ネンブツダイ。18日はメジナとネンブツダイ、タカベが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。コマセはチューブ式がお薦め。カゴ釣りでアジとサバ。ウキ釣りでメジナ。大型狙いはフカセ釣りが有効。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午後の沼津沖船釣りは良型マアジや大サバが多数。他に1.5キロのマハタやカイワリ、アマダイなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 静岡県中部 由比漁港 17日の三保沖船釣りは
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復旧復興 最優先に 熱海市長が施政方針
熱海市の斉藤栄市長は21日開会した市議会2月定例会で、2024年度施政方針演説を行った。21年7月の大規模土石流で被災した伊豆山の復旧復興を最優先する考えを強調した上で、宿泊税の導入準備や国内外からの観光誘客策を通じて「熱海躍進に向けた再始動を図る」と意欲を語った。 斉藤市長は土石流被災地の逢初(あいぞめ)川流域に設定していた立ち入り禁止の「警戒区域」を昨年9月に解除後、帰還した住民が20日現在で16世帯33人にとどまると報告した。「被災者の生活再建には河川道路の整備、宅地の復旧など、これから取り組むべき課題が多くある」との認識を示し、引き続き被災者の声を聴きながら復旧復興の事業を着実に進
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熱海市議会が開会 宿泊税条例案など上程
熱海市議会2月定例会は21日開会し、会期を3月14日までの23日間と決めた後、県内初導入を目指す宿泊税の条例案や、2024年度一般会計当初予算案など34件を上程した。このうち、法令改正に伴う市手数料徴収条例の一部改正案を先議して可決した。 議案への質疑・一般質問は3月6、7日、常任委員会は同11、12日にそれぞれ開く。
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熱海土石流「法令での抑止困難」 川勝知事、再検証結果に言及 静岡県議会2月定例会開会
静岡県議会2月定例会が20日開会した。川勝平太知事は所信で、熱海市伊豆山土石流災害の行政対応に関し、2023年7月から県が行っていた再検証の結果について概略を述べた。「今回検証した法令は盛り土行為に直接的に効果を及ぼすものではないため、法令の運用で土石流災害発生を抑止することは難しかった」と説明し、県の第三者検証委員会が22年5月にまとめた検証結果に影響しないとの見解を示した。詳細は3月7日に始まる常任委員会で報告する。 知事は今回の再検証で明らかになった事項として、土石流の起点となった逢初(あいぞめ)川源頭部で盛り土行為が始まった初期段階で、伊豆山港の水の濁りの情報が関係者間で共有されな
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手作り竹とんぼ 五感で楽しんで 全国で手ほどき熱海の出口さん 沼津・愛鷹小全校児童630人分寄贈
全国の小学校で竹細工や昔の遊びを伝えるボランティアを20年以上続ける熱海市の出口尚さん(86)はこのほど、沼津市の愛鷹小に、全校児童630人分の手作り竹とんぼとぶんぶんごまを寄贈した。「デジタルの時代だからこそ、体を使った遊びで五感を感じてほしい」と期待した。 同校体育館に1月中旬、出口さんが手作りした色とりどりの竹とんぼが飛び交った。「竹の種類や切り方、力加減で飛び方が変わる」。4年生91人は出口さんから真上に飛ばす方法を教わり、高さを競い合った。笹原湊君は「こつを覚えれば本当に飛ばせるんだと思った。知恵をいただいて良かった」と話した。 30年近く前から竹細工を趣味で作っていた出口さん
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静岡県内8施設で閉鎖 インフルエンザ
静岡県は19日、県内の高校、小中学校8施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計99人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 熱海市1施設5人、裾野市1施設8人、静岡市葵区1施設10人、同市駿河区1施設13人、掛川市1施設12人、森町1施設9人、浜松市中央区2施設42人
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伊豆湘南道路の早期実現を要望 国交省に期成同盟会
静岡県東部と神奈川県西部の自治体や商工団体でつくる伊豆湘南道路建設促進期成同盟会は19日、伊豆地域と神奈川県西部をつなぐ「伊豆湘南道路」の早期実現を国土交通省に要望した。会長の斉藤栄熱海市長らが尾崎正直政務官と面会し、文書を手渡した。 斉藤市長は、両地域を結ぶ幹線道路の脆弱(ぜいじゃく)性を踏まえ、防災、観光促進、経済成長の観点から新たな高規格道路が必要だと説明。静岡、神奈川両県による概略計画検討を進めるため、予算の確保を求めた。10日に神奈川県小田原市で機運醸成に向けたシンポジウムを初開催したことも紹介し「国家プロジェクトとして進めてほしい」と訴えた。尾崎氏は「国も一緒に前へ進めていけるよ
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子ども守る意識高めて 被害者遺族が熱海で講演 大阪・池田小無差別殺傷事件
2001年に大阪府池田市の大阪教育大付属池田小で発生した無差別殺傷事件の被害者遺族、本郷紀宏さん(59)の講演会が19日、熱海市のMOA美術館で開かれた。当時7歳の長女優希さんを亡くした本郷さんは「学校や地域で子どもの安全を守る意識の向上が大切になる。悲劇を二度と起こさない社会づくりを」と呼びかけた。 児童8人が殺害され、教職員を含む15人が重軽傷を負った池田小の事件について、本郷さんは「社会全体に衝撃を与え、学校の安全神話を崩壊させた」と指摘した。いつも通りに学校に向かった娘の命が理不尽に奪われた事件当日の様子を振り返り、「苦しみ、悲しみは永遠に続く。安全管理を徹底していれば被害を防げた
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熱海新名物「干物フレーク」大学生開発 「若者の魚離れ」打開へ 老舗店での就業体験、集大成
静岡大3年の池田康太さん(静岡市駿河区)と東京理科大3年の一木美夢さん(横浜市)が、熱海市銀座町の老舗干物店「釜鶴」で行った4カ月間のインターンシップ(就業体験)の集大成として、新たな熱海土産「熱海干物フレーク」を商品開発した。店頭で販売し、熱海に息づく食文化を若者世代に発信している。 熱海・網代産の養殖サクラマスの干物をほぐし、フレーク状にした。中身が見えるデザインのパウチ包装を採用。にぎり飯やパスタ、トーストの具材としてそのまま使用できる。魚や干物を食べる習慣がない20~30代の女性を主なターゲットにした。50グラム入り864円(税込み)。 2人は地域課題を解決する実践型インターン
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熱海産ダイダイPR スカッシュ無料配布 JR熱海駅で18日まで
熱海特産ダイダイの利活用に取り組む実行委員会が17日、JR熱海駅でPRイベントを開始した。ダイダイの果汁と炭酸飲料でつくった新名物「あたみだいだいスカッシュ」を振る舞い、駅利用者の関心を集めている。18日まで。 地域振興の一環として熱海市内のダイダイ農家で収穫支援を行うJR熱海駅と、熱海商工会議所の共同企画。新幹線改札口近くにPRブースを設け、スカッシュとダイダイを無料で配った。試飲した都内の30代女性は「爽やかな香り。さっぱりした味わいでおいしい」と笑顔を見せた。 実行委によると、熱海は全国有数のダイダイ産地だが、生産者の高齢化や人手不足の影響で収穫量が年々減少しているという。実行委の
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巻上さん 米芸術団体から支援決定 声の表現 革新性が高評価
米国の芸術家支援団体「ファンデーション・フォー・コンテンポラリー・アーツ(FCA)」は16日(日本時間)、2024年の助成芸術家を発表した。音楽家で詩人の巻上公一さん(68)=熱海市=が選ばれた。 助成金は4万5千ドル。巻上さんは1978年結成のバンド「ヒカシュー」やソロ活動を通じてボーカル技術を革新したこと、中央アジアの喉歌など声楽の伝統を実験的なボーカル・パフォーマンスに取り入れていることなどが評価された。 FCAは芸術家個人への支援を目的に、63年に作曲家ジョン・ケージと画家ジャスパー・ジョーンズが創設した非営利組織。これまで千人以上のアーティストが絵画、彫刻、版画などを寄贈し、財
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被災者支援 調整役に理解を 市町、社協職員向け 県が実例紹介
静岡県は16日、被災者の多様なニーズに対応するために支援団体間の調整を担う「被災者支援コーディネーター」育成研修の理解促進編を静岡市内で開いた。行政や市町社会福祉協議会の職員が対象。調整役の必要性や連携方法について理解してもらうため、県内での活動の実例を紹介した。 能登半島地震で石川県珠洲市の対口(たいこう)支援に入っている浜松市は、市内の民間団体と市の日頃のつながりが作用して、被災地のニーズを踏まえた子育て世帯向けの支援物資を届けた事例を紹介した。松崎町と同町社協は2022年の台風8号で防災アドバイザーと連携した活動を振り返った。 富士市と同市社協は、被災者支援コーディネーターとの今後の連
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記者コラム「清流」 住宅耐震化 周知啓発を
35%の住宅が巨大地震で倒壊の恐れがある―。現行の耐震基準が導入されていない1980年以前に建てられた熱海市内の住宅の割合を知り、正直驚いた。人口1万5000人以上の県内市町のうち、下田市に次いでワースト2だという。 能登半島地震では、住宅の倒壊で多くの命が犠牲になった。家の下敷きになった場合、津波や火事から逃げられない。まずは地震の揺れに耐える住宅を確保することが肝心だ。住宅耐震化は幸いにも、行政の支援制度が用意されている。 ところが、能登半島地震後に行われた熱海市長の定例会見で、住宅耐震化の周知啓発はなかった。今も特段の情報発信はない。熱海土石流を経験し、市民の生命と財産を守ることを
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素材本来の味、最大限に 伊豆産果実の無添加ジャム 温まる合間に(熱海市)【静岡ものづくり最前線】
熱海産の「温州みかん」と狩野川流域で栽培された伊豆産のイチゴ「紅ほっぺ」を材料に、2種類のジャムを開発した。ペクチンや香料、着色料といった添加物を使用せず、素材本来のおいしさ、色合いを最大限に引き出す無添加の製法にこだわる。 2種類のジャムは、栗本遼代表(39)が起業前まで勤めていた農産物加工会社のフルーツバスケット(函南町)で委託製造する。素材への熱負荷が少なく、フレッシュ感を生かせる「低温真空二重釜」で丁寧に調理している。一緒に加える砂糖(テンサイ)、レモン果汁、寒天はいずれも国産を使用する。 子どもの頃、活気を失っていく出身地・熱海の街を目の当たりにして「地域の活性化に興味を持った
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地域再生大賞 都内で表彰式
地方紙47紙とNHK、共同通信が、地域活性化の取り組みを応援する「第14回地域再生大賞~つながる、多様性が拓(ひら)く」の表彰式が15日、東京の共同通信本社で開かれた。廃線の危機にあった地方鉄道の存続に尽力し、大賞に輝いた「貴志川線の未来を“つくる”会」(和歌山市)などに表彰状を贈呈し、活動をたたえた。 地域再生大賞は、地方紙などが推薦した51団体を4人の選考委員が審査。優秀賞には熱海市のNPO法人「テンカラセン」が選出された。 地域再生大賞 地方新聞47紙とNHK、共同通信が、地域活性化に取り組む団体やプロジェクトを表彰している。2010年度にスタートし、今回ま
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沼津在住外国人対象に防災講座 119番通報や消火体験
沼津市はこのほど、市内在住外国人を対象にした防災講座を同市の沼津北消防署で開いた。コロナ禍のため一時中断し、5年ぶり7回目の開催。フィリピン、ニュージーランド、ネパール、ペルーなどの出身者約30人が、災害時の対応を学んだ。 講義では、能登半島地震や東日本大震災、熱海市の土石流災害など日本国内で発生した災害を紹介。やさしい日本語や、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語の通訳を通じて内容を伝えた。参加者は119番通報や、ホースや消火器を使った消火を体験した。 妻と娘とともに初参加したフィリピン国籍のオリバ・レイさん(39)は「119番の方法など知らないことばかりだったので参加してよかった」と話
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土石流の復旧復興「加速化」 観光地熱海躍進へ 市予算案一般会計208億円
熱海市は14日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・2%増の208億8400万円。最優先課題とする伊豆山の土石流災害からの復旧復興を加速化し、観光地熱海の躍進に向けた事業にも注力する。特別、公営企業会計を含めた総額は1・5%増の407億5200万円。21日開会の市議会2月定例会に提出する。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 伊豆山の復旧復興に関連する予算は前年度とほぼ同額の計11億1千万円。被災地の復興推進事業に4億800万円を配分し、宅地復旧補助や用地取得を継続する。25年度末までに完成させる伊豆山地区コミュニティー防災センター(仮称)については、2カ
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新年度予算案 熱海市
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇熱海市(21日~3月14日)①208億8400万円②3・2%増③土石流被災地の復興推進(4億800万円)▽伊豆山地区コミュニティー防災センター整備(2億3200万円)▽逢初川の市道整備(3億2600万円)▽宿泊税導入準備(1億2700万円)▽訪日客プロモーション業務委託(1200万円) ※土石流被災地の復旧復興を最優先としつつ、熱海観光の躍進に向けた事業にも重点配分した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやスズメダイ、アイゴ、ネンブツダイ、スズキ、マアジ。11日はヒラメやタカベ、タカノハダイ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ベラ、カサゴ、スズメダイ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。カゴ釣りでサバも釣れる。穴釣りではカサゴ。青イソメ餌の投げ釣りでシロギスやメゴチも狙える。メジナ釣りは配合餌とオキアミを混ぜたコマセが肝心。先週末はカマスやクロダイも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ、5キロの
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21日から 2月定例会 熱海市議会
熱海市議会は13日、議会運営委員会を開き、2月定例会の概要を決めた。主な日程、事項は次の通り。 会期 21日~3月14日◇市長施政方針 21日◇一般質問 3月6、7日◇当局提出議案 2024年度一般会計当初予算案、宿泊税条例案など33件◇常任委員会 同11、12日
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温泉を化粧水に 熱海市、連携協定 富士の製造販売会社と
熱海市とスキンケア商品製造販売のピジョンホームプロダクツ(富士市)はこのほど、温泉水活用に関する連携協定を締結した。熱海の温泉を用いた「ミスト化粧水」を開発し、2025年中に市内で土産物として販売を開始する。 市が保有管理している61源泉を分析調査し、商品化に適した1源泉の温泉水を活用する。熱海観光に訪れる10~30代の女性を主なターゲットに、商品開発と販促活動を進める。市内各地の土産物店やホテル旅館で売り出す方針。市役所で行われた締結式で、斉藤栄市長と矢作一朗社長が協定書を交わした。 同社は全国数十カ所の温泉の調査結果を踏まえ、市に商品化を提案した。矢作社長は「熱海の温泉は刺激性が少な
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初島で早春ウオーク 23日熱海、参加者募集
熱海まち歩きガイドの会は23日、熱海市初島で、早春ウオークイベント「初島に行って富士山を見よう」を開く。参加無料。 午前9時半に熱海港に集合し、定期船で初島に向かう。天候が良ければ海越しの富士山を観賞できる。初島小・中で島の暮らしと歴史を学んだ後、島内の初木神社、江戸城石垣採取跡、初島灯台を見て回る。昼食時に食イベント「初島漁師の丼合戦」を楽しむ。 定員30人。船賃、灯台参観料、昼食費は個人負担。申し込み、問い合わせは同会事務局<電090(1950)6632>へ。
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能登地震 小型救助車 初動入れず 発生72時間以内の活動なし 熱海土石流教訓に全国18カ所配備
能登半島地震当日に指示を受け被災地に向かった「緊急消防援助隊」のうち、7府県の消防に配備された「小型救助車」7台が、発生72時間以内の1月4日までに活動できなかったことが9日、各消防への取材で分かった。各消防が被災地まで小型救助車を運搬する車両を持っていなかったことや、各隊で本格的な運用が開始される前だったことが主な理由という。 1月5日以降も、被災地での活動は2台のみにとどまったことも判明した。小型救助車は2021年の熱海市の土石流災害で救助・捜索活動が難航したことを教訓に、悪路でも走行できるように導入。総務省消防庁は23年になって18カ所の消防に無償貸与したが、広域応援における課題が浮
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はごろも「夢」 講演会助成 96校・団体決定
公益財団法人はごろも教育研究奨励会(後藤康雄理事長)はこのほど、県内の幼稚園や学校が「夢づくり」を目的に開く講演会の経費を助成する「第20回はごろも『夢』講演会」の企画採用対象校を決定した。96校・団体に対し、20万円を上限に支援する。 【高校】伊豆中央、田方農、沼津城北、清流館、藤枝西、磐田南定時制、浜松湖南、浜名、富士市立、知徳 【中学】静岡大付属静岡、伊東門野、熱海多賀、三島中郷、富士元吉原、富士田子浦、富士南、静岡大里、焼津、藤枝、藤枝青島北、藤枝岡部、菊川岳洋、森旭が丘、袋井周南、湖西岡崎、浜松西部、浜松北部、浜松八幡、浜松北星、浜松都田、浜松入野、浜松三方原、浜松佐鳴台、浜松舞阪
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熱海土石流起点の盛り土 2段階で崩落か 静岡県に検証委が新見解
熱海市伊豆山で2021年に盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流を巡り、土石流の起点にあった盛り土が2段階で崩落したとみられることが8日までの静岡県への取材で分かった。県が昨年、発生原因調査検証委員会の委員に改めて個別にヒアリングし、新たな見解が示されたという。県は、第1段階で右岸側の盛り土先端部が崩れ、支えを失った左岸側の盛り土が第2段階として崩落したと推定した。ただ、約20年前に左岸側で行われた分水嶺(れい)の違法開発が及ぼした影響について詳細な検証は不要との立場を維持している。 検証委事務局を務める県砂防課が、分水嶺の違法開発に関連する行政文書に記載された「逢初(あいぞめ)川源
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人身事故の職員 減給1カ月処分 熱海市
熱海市は8日、休日に人身事故を起こした市経営企画部の男性室長(53)を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。同日付。 市によると、男性室長は昨年6月3日午前8時25分ごろ、同市下多賀の国道135号で乗用車を運転し、道路沿いの店舗に進入しようとした際に路側帯にいた男性と衝突した。男性は足を骨折する重傷だったという。昨年11月に熱海簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。 斉藤栄市長は「市職員が重傷事故を引き起こし、市民の信頼を損なう事態となった。深くおわび申し上げる。職員に対して法令の順守、安全運転を徹底するよう強く注意喚起する」とコメントを出した。
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南海トラフ地震 基礎知識を解説 静岡地方気象台・石川防災官が講演 熱海
熱海市主催の地震防災講演会が7日、同市のMOA美術館で開かれた。静岡地方気象台で南海トラフ地震防災官を務める石川聡さんが、地震と津波の基礎知識や気象庁の発表情報について解説し、平時の備えの重要性を訴えた。 石川さんは南海トラフ沿いでマグニチュード(M)8~9クラスの地震が30年以内に70~80%の確率で発生すると警鐘を鳴らした。日頃から住宅耐震化、非常用持ち出し袋の準備、避難経路の確認などに万全を期すよう呼びかけた。 地震後に発生する津波は伝播(でんぱ)の速度が水深10メートルで時速36キロに及び、繰り返し襲来すると説明。「陸地に遡上(そじょう)してからも流れが速い。『津波を見てから逃げ
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地域福祉基金と能登義援金寄託 熱海のTTC、市に
地域ブランド商品などを手がけるTTC(熱海市上多賀)は7日、地域福祉基金1千万円と能登半島地震の災害義援金500万円を市に寄託した。河越康行社長が市役所で斉藤栄市長に目録を手渡し「創業の地・熱海のお役に立ちたい。高齢者や障害者、子どものために活用を」と述べた。
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大阪・池田小児童殺傷事件 被害者遺族 熱海で19日講演
2001年に大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)で発生した無差別殺傷事件の被害者遺族、本郷紀宏さんの講演会が19日午後2時から3時半まで、熱海市桃山町のMOA美術館で開かれる。 池田小の事件では児童8人が殺害され、教職員を含む15人が重軽傷を負った。当時7歳の長女優希さんを亡くした本郷さんは、全国各地で犯罪被害者支援の講演活動を行っていて、県内での講演は初めてになる。「池田小児童殺傷事件からの教訓―子どもの安全を守るために」と題して講演する。講演会は熱海署、同署犯罪被害者支援連絡協議会の主催。聴講無料。問い合わせは同署<電0557(85)0110>へ。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月31日と1日はメジナやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベ、スズメダイが釣れた。2日はメジナや小マダイ、46センチのイナダ(ブリの若魚)、スズメダイ、ベラなど。3日はマアジやアイゴ、カワハギ、メジナ、トウゴロウイワシ、タカベなど。4日はメジナやトウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイ。▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はメジナ釣りがメイン。竿は磯竿の1~2号を使用する。メジナ用の配合餌にオキアミを混ぜたまき餌と、付け餌にハードタイプのオキアミMサイズを用意する。▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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起点付近に残る産業廃棄物 現土地所有者が撤去開始【熱海土石流】
静岡県は6日、熱海市伊豆山の大規模土石流の起点になった逢初(あいぞめ)川源頭部の北西側に残されている産業廃棄物について、現土地所有者が撤去作業を開始したと発表した。7月下旬までに、産業廃棄物の搬出と現場の整地を完了する計画という。 現土地所有者が県に提出した撤去計画書によると、1月15日に産業廃棄物の掘り出し作業を始めた。3月上旬から土砂の埋め戻しと転圧を行い、4月中旬から廃棄物の分別とリサイクルの作業を実施する。6月上旬から廃棄物の搬出と現場の整地作業に入る予定。 県廃棄物リサイクル課によると、現場に残された産業廃棄物は建物の解体で生じたコンクリート片など1500立方メートルと推計され
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だし活用で減塩料理 伊豆の国で食育講座
伊豆の国市はこのほど、保健委員を対象にした食育講座を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。委員約50人がだしを活用したおいしい減塩料理について学んだ。 削り節製造業の丸藤(熱海市)の担当者や創誠調理師会(伊豆の国市)の役員が講師を務めた。同社の藤間仁志さんが、おいしいだしの取り方として、鍋に水とかつお節を入れて冷蔵庫で一晩寝かせる「水だし」を紹介した。水だしと煮出しただしを用意し、味を確かめてもらった。試飲した委員から「水だしは味がしっかりしている」「すごくおいしい」と驚きの声が上がった。 同会の荒川康博会長は「水だしはうまみを生かした減塩調理に向いている。家庭でも簡単に作ることができる」と
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能登3市町、基準強化前住宅6割 高齢世帯の耐震化課題 静岡県内は下田44%熱海35%
輪島市は2日、被災者向け応急仮設住宅を報道公開。地震後の完成は初めてで、3日から18世帯55人が入居を始める予定。6日には珠洲市でも40戸が完成する見通し。 分析したのは2018年実施の住宅・土地統計調査。全市区と人口1万5千人以上の町村が対象だった。最新版の調査は23年秋に行い、結果は今後公表される。 18年調査で全1086市区町村の住宅総数に占める80年以前の建設割合は22%だった。能登町は61%となり全体で2番目に高く、次いで熊本県山都町の59%、高知県室戸市の56%、輪島市は5番目。最も低いのは、つくばエクスプレス沿線で、子育て世帯の転入も多い茨城県守谷市の6%。 上位20市町
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能登地震被害全容把握 3次元点群データで遠隔支援 静岡県と東京都
被害状況の全容把握に難航する能登半島地震の被災地や自治体を遠隔で支援しようと、静岡県と東京都は2日、石川県が被災前に取得していた3次元点群データの公開を代行し、被災前後の地形などを比較できる画像データを、本県と都が共同運用するプラットフォーム上に掲載した。被災前後の画像比較により、一部地域の沿岸部隆起や、確認が困難な山間地などの被害状況、リスクの把握が可能になり、復旧作業時の安全確保などに役立つという。 静岡県によると、石川県は2020年と22年に能登半島のほぼ全域の3次元点群データを取得していたが、外部でも活用できるオープンデータ化はしていなかった。静岡県と都は自治体間の遠隔支援として、
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熱海市物価高対策 事業者に2万円 16日から申請受け付け
熱海市はエネルギー価格・物価高騰の影響で経済的な影響を受けている市内の事業者に対し、国の臨時交付金を活用して支援金2万円を給付する。16日から申請を受け付ける。 対象は市内に本社や支店がある法人、市内の個人事業主など。支援金の給付で事業継続を下支えする。必要書類を添え、3月31日までに郵送、電子申請、市観光経済課産業振興室のいずれかで申し込む。 問い合わせは同室<電0557(86)6203>へ。
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「手鑑『翰墨城』」 奈良~室町時代(8~15世紀) 311葉の古筆 収めた“宝箱” MOA美術館【コレクションから㉓】
MOA美術館の創立者・岡田茂吉は、日本・中国の絵画、彫刻、陶磁器、漆工芸など、各分野の美術史を語る上で欠くことのできない作品を数多く収集した。書跡では国宝の手鑑[てかがみ]「翰墨城[かんぼくじょう]」をはじめ、古筆・墨跡など茶の湯の掛け物としての名品もある。 手鑑「翰墨城」は、「藻塩草」(京都国立博物館蔵)「見ぬ世の友」(出光美術館蔵)とともに、古筆三大手鑑の一つとして名高い。手鑑とは書の切[きれ]を系統的に、また鑑賞を便利にするための工夫として考案されたもので、厚手の紙で作られた折帖[おりちょう]の台紙に、古い書の切を貼り込んでいる。武家や公家においては、手鑑は大切な嫁入り道具ともなった
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盛り土衛星監視 県全域に 県、24年度予算案計上 富士山麓で成果
静岡県は2024年度、富士山麓で試験的に実施していた人工衛星を活用した不適切盛り土の監視の対象を県内全域に広げる方針を固めた。山間部を中心に、不適切な盛り土造成の“予兆”をいち早く把握し、市町と連携して違法行為の未然防止を図る。24年度当初予算案に関連費用として2千万円超を計上する。31日までの関係者への取材で分かった。 人工衛星を活用した不適切盛り土の監視は、21年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流を教訓にした対策の一つ。県は23年度、富士山麓の約900平方キロメートルを対象に、最新の衛星画像と過去の画像を人工知能(AI)で比較。その結果、公道が通っていないような山間部の奥地で、森林
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月24日はネンブツダイやタカベ、メジナ、トウゴロウイワシ。25日はネンブツダイやタカノハダイ、タカベ、アジ、トウゴロウイワシ、ベラ。26日はサンバソウ(イシダイの幼魚)や小マダイ、アジ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。27日はメジナやカワハギ、タカベ、アイゴ、マアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、小マダイ、ベラ、トウゴロウイワシ。28日はメジナやネンブツダイ、トウゴロウイワシ、アイゴ、スズメダイ、クロダイ、ベラが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は海水温の低下とともにメジナ釣りの好シーズン。フカセ釣りやウキ釣りで狙
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「災害対応力強化」テーマ 9月の総合防災訓練の概要説明 熱海
静岡県と熱海市、伊東市は30日、9月1日に両市を主会場に共催する総合防災訓練の全体説明会を熱海市のMOA美術館で開いた。行政や訓練に協力する機関の関係者ら約170人が集い、予定する訓練内容などを確認した。 訓練テーマは「もしもの時にどう動く?自分と家族と地域を守ろう―自助、共助、公助による災害対応力の強化」とし、午前8時から正午に実施する。県内で震度7を観測する大規模地震が発生し、建物倒壊や津波浸水、土砂災害、火災などの大きな被害が起きた想定で行う。 説明会では、それぞれの担当者が訓練概要や内容を説明した。伊東市は市民運動場をメイン会場に訓練を実施する。能登半島地震の土砂崩れや家屋倒壊で
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大自在(1月29日)3年後の大相撲
大相撲の元小結で解説者の舞の海秀平さんが、アプリスタイル社発行の雑誌「大相撲ジャーナル1月号」で3年後の2027年の番付を予想している。横綱に霧島、琴ノ若、大の里を挙げた。 初場所は、舞の海さんが期待する力士の活躍で盛り上がった。優勝決定戦で敗れたが、大関昇進を確実にした関脇琴ノ若。新入幕で11勝し、能登半島地震の被災地を勇気づけた石川県出身の大の里も見事だった。 一方で、角界は少子化の影響もあって新弟子不足が深刻だという。昨年の新弟子検査合格者は53人。年6場所制となってから最少だった。力士全体でも初場所の番付表に載ったのが599人で45年ぶりに600人を下回った。若乃花、貴乃花の「若
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社説(1月29日)共産委員長が交代 党勢後退 問われる手腕
共産党の第29回党大会が熱海市内で開かれ、歴代最長の23年にわたって委員長を務めた志位和夫氏が退任し、後任に田村智子氏が就く人事を決めた。女性の委員長就任は初。世代交代と女性の活躍を印象付ける人事と言えよう。党員の減少や高齢化、党財政を支える機関誌「しんぶん赤旗」の購読者減など党勢の後退が指摘されている。この難局を打開することができるのか、新委員長の手腕が問われる。 派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、自民党が国民の批判にさらされ、最近の世論調査では岸田文雄内閣も自民も支持率を著しく下げている。ところが、自民には「政権を失うかもしれない」との危機感が薄い。「自民が鈍感だから」とばかり
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不屈 照ノ富士 復活V 大相撲初場所(千秋楽)
大相撲初場所千秋楽(28日・両国国技館)は、3場所連続休場明けの横綱照ノ富士が13勝2敗で並んだ関脇琴ノ若との優勝決定戦を寄り切りで制し、4場所ぶり9度目の優勝を果たした。琴ノ若は初優勝を逃したが、大関昇進の目安とされる直近3場所合計33勝に到達。昇進が確実となった。 本割では琴ノ若が先に平幕翔猿を上手投げで下し、結びの一番で照ノ富士が大関霧島を寄り切った。綱とりに挑んだ霧島は11勝4敗に終わった。関脇大栄翔は朝乃山を引き落とし、9勝6敗とした。 三賞は若元春が殊勲賞を初受賞。敢闘賞は新入幕大の里が11勝4敗で初めて獲得した。琴ノ若は初の技能賞に輝いた。県勢力士はともに敗れ、熱海富士(熱
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英語版能楽を体験 国際融合文化学会 熱海で新年例会
静岡大名誉教授の宗片邦義さん(熱海市桃山町)が会長を務める国際融合文化学会の新年例会が28日、同市昭和町の起雲閣で開かれた。「能・初謡いワークショップ」と題し、学会員ら15人が英語版の能楽に親しんだ。 参加者は、宗片会長の著書「英語謡曲のすすめ」を使い、シェークスピアの名作「ハムレット」を基に創作された“英語能”に挑戦した。能楽師の長谷川晴彦さん(掛川市出身)の手本に続き、初謡いを楽しんだ。研究発表では、能楽師の津村禮次郎さんが新年祝賀として仕舞「老松」、謡「勧進帳」を披露した。 同学会は世界の文化の調和と融合、新たな文化の創造に取り組む研究者らで構成し、定期的に例会を開いている。
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熱海で早咲き桜や日本文化楽しんで 市中心街で2月12日まで「夜会」
早咲きの「あたみ桜」と日本文化の体験を楽しめる「熱海桜夜会」が27日、熱海市の中心街で始まった。初の開催で、インバウンド(訪日客)の誘客を促進する狙い。夜桜のライトアップや歴史文化施設での記念撮影、熱海芸妓(げいぎ)の華麗な舞いでもてなす。最終日の2月12日は熱海海上花火大会で締めくくる。 あたみ桜の名所の糸川遊歩道では、提灯(ちょうちん)を並べた大型モニュメントが登場し、イベントの開始に合わせて明かりがついた。東京五輪・パラリンピック招致エンブレムを手がけた島峰藍さんが、あたみ桜や熱海温泉などのピクトグラム(絵文字)を制作し、提灯のデザインにも採用した。 熱海桜夜会は市の主催。親日派が
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第14回地域再生大賞、テンカラセン(熱海市)が優秀賞 伊豆山復興へカフェなど運営
地方新聞47紙とNHK、共同通信が地域活性化の取り組みを応援する「第14回地域再生大賞~つながる、多様性が拓(ひら)く」の各賞51団体が27日、決まった。大賞(副賞100万円)には「貴志川線の未来を“つくる”会」(和歌山市)が輝いた。廃線の危機にあった地方鉄道の永続に向け住民主導で利用を呼びかけ、事業者や行政と連携して沿線の魅力アップを図っている。 準大賞(20万円)はアイドル活動で地元を盛り上げる「リンゴミュージック」(青森県弘前市)、選考委員長賞(20万円)は地域と連携し起業家を育てる「神山まるごと高等専門学校」(徳島県神山町)。 副題に掲げる、つながりや多様
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土石流災害復旧工事の現場説明会開始 熱海市と静岡県、住民へ理解促進図る
2021年7月の熱海市伊豆山の大規模土石流で被災した逢初(あいぞめ)川の中流域で27日、市と静岡県が計画する復旧復興工事の現場説明会が始まった。工事概要をくいや糸で立体的に表す「丁張り」の手法で可視化し、被災地住民の理解促進を図る。28日まで。 復旧復興工事は2024年度中を目標に、県が川幅を3・4メートルに広げ、市が両岸に幅員4メートルの市道を整備する。現場説明会では、河川や市道の位置、高さ関係を丁張りで示した。市によると、法令の施工基準に基づき、起伏の激しい斜面をなだらかに整えるため、道路の高さが現状と比べ1メートル低くなったり、3メートル高くなったりする箇所がある。 今回の現場説明
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熱海市民駅伝「中部A」8連覇
第20回熱海市民駅伝競走大会(市主催)が27日、市内で開かれた。町内会等の部は中部Aが52分26秒で8連覇を達成し、一般の部は中央町1番1号が52分02秒で初優勝した。 コースは旧網代小前から市役所までの6区間14・2キロ。町内会等の部に11チーム、一般の部に5チームが出場した。選手は号砲とともに一斉に駆け出し、多賀地区や熱海サンビーチ、銀座通りなどを力走した。沿道では家族や友人、観光客らが声援を送った。 このほかの主な結果は次の通り。 【町内会等の部】②多賀A(52分31秒)③泉A(52分41秒)【一般の部】②泉エンジョイランニング(55分53秒)③初島SC(57分28秒)【区間賞】1区
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熱海土石流で被災の岸谷2号線 復旧改良工事が本格化 秋完成目指す
熱海市は26日、同市伊豆山の大規模土石流で被災した市道「岸谷2号線」の改良復旧工事を本格的に始めた。被災地の住民から早期整備の待望論が上がっている伊豆山の生活道路で、今秋の完成を目指す。 岸谷2号線は2021年7月に大規模土石流が発生した逢初(あいぞめ)川の中流部に位置する。改良復旧の工事延長は45メートルで、路線の形状を一部変更する。道路の幅員は被災前と比べて2倍の4・5メートルを確保する。工事費2600万円。市の担当者は「一日でも早く整備を完了させたい」と話した。 岸谷2号線は土石流の影響で破損、流失し、通行不能になった。被災前は地元住民が東西交通の主要ルートとして利用していたが、現
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宿泊税の創設必要 熱海市に市行財政審議会が答申
熱海市行財政審議会の石井倭雄会長と滝野慶子副会長が26日、市役所に斉藤栄市長を訪ね、市が県内初の導入を目指す宿泊税について、制度創設が必要とする答申書を提出した。納税者となる宿泊客のニーズを把握し、使途に反映するよう求める付帯意見を付けた。 石井会長は答申で、人口減の影響で市の財政状況が厳しさを増す中、「持続的な観光振興を図る施策の財源として宿泊税の創設が必要」と述べた。付帯意見では、特別徴収義務者となる宿泊事業者との意思疎通の必要性にも触れた。斉藤市長は「大きな一歩。答申を真摯(しんし)に受け止める」と語った。 市の宿泊税案は、観光振興に使途を限定した法定外目的税で、市内の宿泊施設で1
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新入学児童にクレヨン贈る 熱海市
熱海市は26日、4月に市内の小学校に入学する園児にクレヨンを贈呈した。市役所で斉藤栄市長が市立あたみこども園の代表園児5人に手渡した。 代表園児は一人ずつクレヨンを受け取り「ありがとうございました」と元気よくお礼の言葉を述べた。斉藤市長は「友達、家族、先生に対する感謝の気持ちを大切に」と呼びかけた。 クレヨンの贈呈は思いやりや感謝の心を育む啓発事業として2000年度から続けている。市によると、24年度の新入学児童は98人(23年12月現在)で、各校でクレヨンを配布する。
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記者コラム「清流」 巨大地震への備え肝心
「被災地に入るまで3日かかった」。能登半島地震の被災地で救援活動に当たった熱海市の消防隊員が、帰任報告で発した一言が耳に残っている。海と山に囲まれた伊豆半島も人ごとではないと感じるからだ。 能登半島では主要道が寸断し、被害状況の把握や救援活動に時間を要した。巨大地震の発生後は自衛隊や全国各地の公的機関、災害ボランティアが被災地入りする。いち早く現場にと思っても、アクセス道が不通だと救える命も救えない。 熱海と他市町を結ぶ主要道は国道135号と県道の熱函道路。断崖絶壁の海岸線や急斜面の山を通る箇所が多く、巨大地震で寸断の恐れがある。行政による道路網の点検と強靱化(きょうじんか)は言うまでも
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熱海市長、宿泊税導入へ 「一歩一歩進める」
熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、県内初導入を目指す宿泊税について、「持続可能な観光地になるために必要な施策。創設へのプロセスを一歩一歩進める」と述べ、宿泊業界や市議会の理解を得て制度創設を実現させる考えを示した。 宿泊税の導入は斉藤市長が市長選で公約に掲げた肝いり施策。斉藤市長は、宿泊税を既に導入済みの自治体は全国各地にあるが「温泉観光地で導入しているケースはない」とし、「新しい施策なので関係者の理解を得ながらやる。これからが本番」と話した。 コロナ禍を乗り越え、市内の宿泊客数は回復傾向にある一方、市の税収が減少している窮状に触れ、「まちの魅力を上げるために必要な財源と考えて
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“板チョコ”コラボで甘~い演出 函南・十国峠ケーブルカー 富士急行とロッテ バレンタイン企画
富士急行はバレンタインに合わせ、ロッテの「ガーナチョコレート」とコラボレーションしたイベントをグループの県内3カ所で展開している。乗り物に装飾したり、特別メニューを用意したりしてカップルや若者を楽しませる。3月13日まで。 十国峠パノラマケーブルカー(函南町)は商品のパッケージと同じデザインのシールを車内に、ハート形のシールを窓にそれぞれ貼り、温かな空間を演出。山頂の展望カフェではガーナをトッピングしたラテを提供する。担当者は「寒い時期だが、車内でも山頂でも甘い気持ちになってほしい」と話す。 岳南電車(富士市)はガーナに“ジャック”された9000形列車を運行する。ハート形のヘッドマークを付け
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 18日は小メジナやタカベ、アジ。19日はアジやネンブツダイ、スズメダイなど。20日はオヤビッチャとネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 沼津沖船釣りは19日と21日ともに、35センチ超のイトヨリや良型カイワリ、大サバ、マアジ、小マダイが揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 20日の由比漁港周辺の船釣りは1キロまでのマダイが船中3匹、小~中型のアマダイは船中6匹。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465 静岡 19日の清水周辺のルアー釣りは、アジングで
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買い物で被災地応援しよう 伊東の事業所有志が特別販売会
伊東商工会議所の会員事業所有志による被災地支援の連帯バザール「伊東買い援隊」の特別販売会が24日、伊東市役所で行われた。能登半島地震と、北九州市で3日に発生した大規模火災で被災した人たちを支援する。 庁舎1階ロビーに9店舗が出店し、パンや弁当、和菓子、米などさまざまな商品を販売した。昼時には多くの市職員らがブース前に集まり、にぎわった。 買い援隊の取り組みは28日まで、市内のスーパーやベーカリー、飲食店など参加店舗で実施する。自社商品の販売収益の一部を寄付金に充てる。募金箱を設置する店もある。 活動は22回目。これまで、東日本大震災や熱海市伊豆山の大規模土石流など国内各地で起きた災害の被災地
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レモンを東部特産にブランド化へ研修 三島で生産者ら
熱海市が「国産発祥の地」とされるレモンを県東部の新しい特産品に育てようと、JAふじ伊豆(沼津市)は22日、マーケティングセミナーを三島市内で開いた。レモン生産者やJA職員ら約50人が、ブランド化に向けた考え方を学んだ。 県立大(静岡市駿河区)経営情報学部の岩崎邦彦教授が講師を務めた。冒頭、「品質は重要だが、品質を超えた『何か』が必要」と述べた。経営者千人に調査して分かった強いブランドの条件として、①コンセプトが明確②感性に訴求する物③メディアに取り上げられやすい情報発生力④口コミ発生力―を挙げ、①と②は消費者千人への調査でも必要とされている条件だと説明した。 消費者はモノを売るだけでなく体験
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熱海土石流犠牲者を慰霊 伊豆山神社 復興に向け28日にはバザー
2021年7月に発生した熱海市伊豆山の大規模土石流で犠牲になった28人の慰霊神事が23日、現場近くの伊豆山神社で行われた。地元住民ら22人が犠牲者を追悼し、復旧復興への願いを込めた。28日には同神社境内で、住民交流と活力創出を目的にした「伊豆山地域バザー」が開かれる。 語呂合わせで「伊豆山」となる1月23日に合わせた慰霊神事。慰霊の祝詞に続き、参列者が玉串をささげた。被災から2年半以上が経過したが、被災地の復旧復興は道半ば。住民団体「熱海伊豆山で心をつなぐ集い」の大舘節生代表世話人は「昔の伊豆山の絆を取り戻したい」と述べた。 伊豆山温泉旅館組合と伊豆山温泉観光協会が中心となり、慰霊神事と
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「熱海宿泊税」本格議論 25年4月導入の方針 1人1泊200円、市が条例案議会提出へ
熱海市は22日、観光振興に特化した財源の確保に向け、静岡県内初の制度創設を目指している宿泊税の条例案を市議会2月定例会に提出する方針を明らかにした。市議会で可決されれば、総務相の同意や周知期間を経て、2025年4月の宿泊税導入を予定する。同日の市行財政審議会の終了後、市幹部が取材に答えた。 市によると、宿泊税は観光振興に使途を限定した法定外目的税として導入する。市内のホテル旅館、民泊施設など約360施設で宿泊者1人1泊につき200円を徴収する。宿泊事業者が特別徴収義務者を務める。12歳未満や学校が主催する修学旅行の児童生徒は課税免除とする。課税期間は原則5年ごと見直す。 市は宿泊税導入で
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静岡県人口354万8150人 1月1日推計、前月比2460人減
静岡県がこのほど公表した2024年1月1日現在の推計人口は354万8150人で、前月より2460人減少した。推計人口の減少は19カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は6人増(転入9565人、転出9559人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2466人減(出生1620人、死亡4086人)だった。 市町別に見ると、推計人口が増加したのは、吉田町の29人をはじめ、熱海市13人、長泉町9人など計5市町。減少したのは30市町で、最多の静岡市が547人。浜松市493人、藤枝市13
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学問や芸術で活躍「アタミ・ジュニア・グランプリ」 小中高生を表彰
熱海市青少年健全育成市民会議(野田正身会長)は21日、市内の小中学生、高校生の功績をたたえる「アタミ・ジュニア・グランプリ」の表彰式を同市のMOA美術館で開いた。学問、スポーツ、文化芸術、奉仕など各分野で活躍した61個人10団体を表彰した。 スポーツ大会や新体力テスト、漢字・英語検定、書道・絵画コンクールなどで好成績を収めた児童生徒が表彰の対象になった。野田会長は能登半島地震で活動する災害ボランティアの存在に触れ「社会や他人のために貢献できる人になってほしい」と呼びかけた。同会議名誉会長の斉藤栄市長が児童生徒に表彰状を手渡し「さまざまな分野で輝く皆さんを誇りに思う。自信を持って活動を」とさ
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熱海宿泊税案で市行財政審 観光振興に「必要」26日答申へ
熱海市行財政審議会(会長・石井倭雄町内会長連合会長)は22日、市役所で会合を開き、市の財政状況や観光振興の観点から、宿泊税の創設が「必要」とする答申案をまとめた。26日に斉藤栄市長に答申する。 市から諮問を受けていた宿泊税の創設案を審議し、観光資源の魅力向上や情報発信、受け入れ環境充実など、持続的な観光振興策に要する費用の財源確保のために必要と判断した。 宿泊税案を巡っては、特別徴収義務者となる宿泊事業者から「説明不足」「使途が不明確」などと異論が相次ぎ、同審議会は2022年12月の前回会合で丁寧な対応を市に求めていた。市は23年に市内のホテル旅館組合を対象に説明会を重ね、合意形成を図っ
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中国人誘客へ東部視察ツアー 旅行会社経営者に魅力発信 熱海、御殿場、伊豆の3市など
熱海、御殿場、伊豆の3市と県東部地域コンベンションビューローは22日、中国人の訪日旅行を手がける旅行会社の経営者らを招いた視察ツアーを始めた。25日まで。新型コロナ禍前は最多だった中国人旅行者の本格回復を見据えて地域資源をアピール。参加者の意見を、受け入れ体制づくりに役立てる。 中間層と富裕層を対象に事業展開する旅行会社から4人を招待し、初日は熱海市を案内した。芸妓(げいぎ)の舞を鑑賞し、早咲きの「あたみ桜」をめで、人気店が並ぶ商店街を散策するなど熱海の魅力を凝縮した行程を組んだ。 団体から小グループ・個人へ客層の転換を図っている旅行会社からの参加者は、海を一望できるホテルや海上花火を挙げ「
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組織強化と事業推進 熱海伊東法人会が新年賀詞交歓会
熱海伊東法人会は19日、新年賀詞交歓会を熱海市内のホテルで開いた。会員ら40人が参加し、組織基盤の強化と事業活動の推進に向けて結束を誓い合った。 川口健会長は、新1万円札の肖像画に採用された実業家渋沢栄一の名言に触れて「経済の基本は会社がしっかりと稼ぎ、金を回すこと。人と物に投資してほしい」と呼びかけた。賀詞交歓に先立つ理事会では、熱海税務署と連携した税の啓発、子ども向けの租税教育など本年度の事業計画を決めた。
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熱海ダイダイ ネクター開発 起雲閣で27日から販売 地場産品の魅力発信
熱海市文化施設運営委員会は19日、熱海特産ダイダイを用いて開発した新名物「熱海だいだいネクター」を発表した。管理運営している起雲閣(同市昭和町)の喫茶「やすらぎ」で27日から売り出す。市を代表する歴史文化施設で地場産品の魅力を発信する。 同ネクターはモモやミカンなど数種類のフルーツ、丹那産牛乳、乳酸菌飲料などをミキサーにかけた後、熱海特産ダイダイの果汁で爽やかな風味を付ける。レトロ感のある瓶に注いで提供し、ストローを使って味わってもらう。1本800円。同委員会の担当者は「昔懐かしの飲み物に仕上がった」と太鼓判を押す。 同委はNPO法人あたみオアシス21とジェイアール東日本企画で構成する。
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大自在(1月19日)相撲の神様
かつて「相撲の神様」と呼ばれた力士がいた。大正から昭和にかけて活躍した大ノ里である。身長164センチ。体重も100キロに満たない小兵だったが、大関を7年間務めた。 誠実な性格で稽古熱心。若手への指導などでも人望があったことが「神様」のゆえんだとされるが、技術にも秀でていた。足腰が強く、正攻法のはず押しを武器とし、前さばきが巧みだった。1989年発行の「古今大相撲力士事典」(国書刊行会)には、「突き、はたき、ひねり、すくい投げ、足癖は入神の技[ぎ]」とある。 100年ほど前に角界をにぎわせた名大関と同じ読みのしこ名を持つのが、初場所西前頭15枚目の大の里。2年連続アマチュア横綱の実績を引っ
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共産委員長に田村氏 女性初、23年ぶり交代 志位氏 議長に
共産党は18日、熱海市で開催した第29回党大会で、志位和夫委員長(69)が退任し、後任に田村智子政策委員長(58)を充てる人事を決定した。委員長交代は2000年11月以来、約23年ぶりで、女性が委員長に就任するのは初めて。志位氏は議長に就き、小池晃書記局長(63)は続投が決まった。党大会は4日間の日程を終えて閉幕した。 執行部の世代交代を進めることで、低迷が続く党勢の立て直しを図る狙いがある。 田村氏は大会閉幕後の記者会見で「責任の重い役職だ。党の成長、発展のために力を尽くしていきたい」と強調。次期衆院選に関し「野党共闘の再構築に全力を挙げる。党の躍進を勝ち取る」と決意を表明した。 田
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災害時の道路通行 代替など検討必要 県東部危機管理監
静岡県の片岡達也・東部危機管理監は18日、能登半島地震の教訓として、道路の通行が困難になった場合の対応を検討する必要があるとの認識を示した。熱海市で開いた記者懇談会で言及した。 静岡県が支援に当たった石川県穴水町周辺では道路が被災し、救急隊の活動や物資搬送に支障が出たとされる。片岡氏は、集落が分散し進入経路が限られる点で「伊豆半島は能登半島と似通っている。万が一被災した時に、同じ状況が起きないよう対策を考えないといけない」と述べた。具体的には代替ルート確保や道路復旧の順序を従来よりも細かく検討するという。 被災地では「自治体の職員の数が限られ、国や県の支援がすぐに届かなかった。地域の防災力が
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翠富士 綱とり霧島撃破 大相撲初場所(4日目)
大相撲初場所4日目(17日・両国国技館)は、翠富士(焼津市出身)が横綱昇進に挑む霧島を肩透かしで破った。霧島は初黒星。 3場所連続休場明けの横綱照ノ富士は初顔合わせの豪ノ山を上手投げで退け、3勝1敗とした。 大関は豊昇龍が若元春を送り投げで下して4連勝。貴景勝は首の負傷で休場した。新小結宇良が不戦勝で初勝利。 両関脇は大関昇進を目指す琴ノ若が熱海富士(熱海市出身)を肩透かしで退けて4戦全勝。大栄翔は3勝目を挙げた。勝ちっ放しは豊昇龍と琴ノ若、平幕朝乃山の3人となった。 翠富士 4日目の初白星「ここから」 翠富士が得意の肩透かしを決め、横綱昇進が懸かる霧島を撃破した。4日目での初白星に
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紅ほっぺ、きらぴ香…静岡産フルーツたっぷりの高級パフェ専門店 熱海駅前に19日オープン
静岡県産フルーツをふんだんに用いた高級パフェの専門店「十全十美(じゅうぜんじゅうび)」が19日、熱海市田原本町に開店する。運営するモデストスマイル(同市銀座町)の内田宗一郎代表は報道陣向け内覧会で「日本独特のパフェ文化を観光地熱海から発信したい。県産フルーツを大切に活用する」と話した。 店内で提供するパフェは3種類で、価格帯は1980円~2780円。掛川市内の観光農園「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」から仕入れたイチゴの「きらぴ香」「紅ほっぺ」、熱海産ダイダイのピールなどを使用し、自家製ジェラートとともに盛り付ける。食べ歩き用と持ち帰り用のパフェもそれぞれ売り出す。 店舗はJR熱海駅から徒
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不破前議長 退任へ 共産党けん引59年 名誉役員に
共産党は17日、熱海市で開催中の第29回党大会で、幹部となる次期中央委員の人事案を提示した。不破哲三前議長(93)は記載されておらず「名誉役員」となる。不破氏は1964年11月の第9回党大会での幹部選出後、59年にわたり党をけん引してきた。在任23年を超える志位和夫委員長交代の有無が焦点の執行部人事と併せ、大会最終日の18日に正式決定する。 中央委員は党の方針や運営に決定権を持つ。18日の代議員選挙で中央委員を選出。直後に第1回中央委員会総会などを開き、中央委員から最高指導部である常任幹部会委員や党役員が決まる。 不破氏は1982~87年と89~2000年の2回、委員長を務めた後、議長に
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「金色夜叉」名場面 芸妓が園児に披露 熱海・尾崎紅葉祭
明治期を代表する熱海ゆかりの小説「金色夜叉」の作者、尾崎紅葉(1867~1903年)をしのぶ第82回尾崎紅葉祭が17日、熱海市東海岸町のお宮の松前広場で開かれた。小説に登場する貫一、お宮のやりとりを熱海芸妓(げいぎ)が芝居を通じて再現した。 学生服にマントを羽織った貫一役を一代さん、華やかな着物姿のお宮役を静さんが務めた。唄と三味線の伴奏に合わせ、熱海海岸で貫一がお宮を蹴飛ばす別れの名場面を演じた。熱海の伝統文化に親しみ、郷土愛を育む園外保育の一環として、市立あたみこども園の園児約30人が鑑賞した。 芝居に先立ち、市内の行政、観光関係者が紅葉の記念碑に献花した。斉藤栄市長は明治時代に新聞で連
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 11日はネンブツダイやアイゴ。12日はネンブツダイやタカベ。13日はアイゴやカワハギ、スズメダイ、トウゴロウイワシ、小マダイ、カサゴなど。14日はマアジやアオアジ、カワハギ、サンノジ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。フカセ釣りやウキ釣りではメジナが大小さまざまなサイズが釣れ、クロダイも揚がる。冬の釣りは食いが渋いので、コマセはたくさん用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 14日の由比漁港周辺の船釣りは0.8キロまでのア
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災対本部 初動で混乱 職員参集や情報共有ネック 悪条件下での訓練必要【能登半島 最大震度7 静岡新聞社現地ルポ⑤完】
発災から10日目を迎えた石川県穴水町の災害対策本部。「死者20人。町政始まって以来だろう」。本部会議の冒頭、吉村光輝町長(53)の言葉に重苦しい空気が流れた。前日までに安否不明者がゼロとなり、孤立集落も解消したが、断水は依然続く。避難所では新型コロナウイルスやインフルエンザが広がり始めていた。 元日夕方に襲った激震。吉村町長が町役場にたどり着いたのは発災30~40分後だった。当時、役場に到着していた職員はわずか5、6人。「この人数でやるべきことをやるしかない」。被害は全町に広がり、道路寸断による通行止めが至るところで発生していた。町の職員数は100人弱。次第に参集してきたが、被災や町外へ
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鈴木さん(静岡)掌編最優秀 伊豆文学賞
伊豆文学フェスティバル実行委員会は15日、第27回伊豆文学賞の入賞作品を発表した。最優秀賞は小説・随筆・紀行文部門で寺田勢司さん(大阪府吹田市)の小説「破城の主人」、掌編部門で鈴木みゆさん(静岡市)の「海へ」が選ばれた。 寺田さんは、江戸幕府老中で相良藩主を務めた田沼意次を題材に、悪評とは異なる人物像や政治的手腕が評価されるべきとの思いを込めて作品にした。鈴木さんは、よく訪れていた静岡市清水区の水族館での体験を基に物語をつづった。 伊豆地域をはじめ、県全域を題材とした作品を募集し、両部門に計414点の応募があった。3月3日に熱海市の起雲閣で表彰式を行う。 このほかの入賞者は次の通り。 【小説
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次期衆院選へ意思統一 共産党大会 熱海で開幕
共産党の第29回大会が15日、熱海市内で始まった。開催は2020年以来4年ぶり。18日まで開催し、最終日には党幹部の人事を決定するほか、次期衆院選の目標などを盛り込んだ大会決議案を採択する。志位和夫委員長は「あらゆる面の行き詰まりが極まった自民党政治を終わらせ、希望ある新しい日本をつくる道を指し示す大会にしていきたい」と述べ、衆院選に向けて意思統一を図るよう党員に呼びかけた。 決議案は自公政権を「物価高と暮らしの危機に対してまともな方策を何一つ示せない『経済無策』だ」として退陣に追い込むとした。次期衆院選に向けては「比例での躍進」を軸に、全比例ブロックでの議席獲得と議席増を目指すと明記。野
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被災時の安否不明者氏名公表進む 家族の同意不要、捜索活動を加速 静岡県、能登地震対応注視【いのち守る・防災しずおか】
多数の住宅が倒壊し、今もなお被害の全体像が見えない能登半島地震。石川県は発生翌々日の3日夜から安否不明者の氏名を公表し、一時は300人以上の規模となった。安否不明者を公表することで捜索活動の効率化が期待されるため、政府は2023年3月、「家族の同意取得は不要」と指針で明示。都道府県ごとに異なっていた対応の統一化が進んだ。南海トラフ地震に備える静岡県も石川県の対応を注視している。 安否不明者の公表が進んだきっかけの一つは、18年の西日本豪雨。広島、愛媛両県は個人情報保護を重視して安否不明者を基本的に非公表としたのに対し、岡山県は早期に氏名の公表に踏み切った。各自治体の個人情報保護条例が「生
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社説(1月14日)熱海富士と翠富士 三役昇進に期待膨らむ
静岡県出身力士が大相撲の年6場所のうち3場所で幕内優勝争いを繰り広げると1年前、誰が想像しただろうか。昨年3月の春場所で翠富士(焼津市出身)が終盤まで先頭を走り、9月の秋場所と11月の九州場所では熱海富士(熱海市出身)が千秋楽まで賜杯獲得を競った。14日に初日を迎える初場所は2人とも前頭上位に名を連ねる。さらなる躍進を期待したい。 2人の師匠である元横綱旭富士の伊勢ケ浜親方は厳しい指導で知られる。熱海富士の2場所連続の快進撃は勢いだけでなく、角界屈指の稽古量のたまものである。幕内最年少の21歳は人気も急上昇で今や看板力士の一人。186センチ、181キロの逸材は将来の横綱候補と評されるように
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大相撲初場所 14日初日 熱海富士、翠富士 大関と連戦
日本相撲協会は12日、大相撲初場所(14日初日・両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。3場所連続休場明けの横綱照ノ富士は初日に新小結宇良、2日目に若元春と顔を合わせる。先場所覇者で横綱昇進に挑む大関霧島は初日に若元春、2日目に小結高安と当たる。 他の2大関は豊昇龍が熱海富士(熱海市出身)と翠富士(焼津市出身)、貴景勝は翠富士と熱海富士の順でぶつかる。大関昇進を目指す関脇琴ノ若は初日に阿炎、2日目に豪ノ山を迎え撃つ。 横綱照富士復活なるか 腰に不安 序盤戦が鍵 大相撲初場所は14日に東京・両国国技館で初日を迎える。一人横綱の照ノ富士は3場所ぶりに出場。先場所に2
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熱海富士「いつも通り」発揮へ/翠富士「無心」自然体を貫く 大相撲・静岡県勢2力士インタビュー
昨年、大いに土俵を沸かせた大相撲西前頭筆頭の熱海富士(21)=熱海市出身=と、東前頭2枚目の翠富士(27)=焼津市出身=が11日までに、静岡新聞社のインタビューに応じた。新年の幕開けとなる初場所は14日が初日。熱海富士は「自分の相撲を磨き、番付をもっと上げていく。土俵に立てば、やはり優勝したい」と県勢史上初の賜杯獲得へ意気込む。翠富士も「三役が目標」と、こちらも静岡県出身力士では戦後、誰も成し遂げていない快挙へ意欲をみなぎらせた。 翠富士が高校3年の時、小学6年の熱海富士が高校の稽古に来たのが2人の出会い。「当時はもう高3のお兄さんだった。今、同じ部屋で一緒にできているのがすごい」と熱海富
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熱海土石流 復興事業理解へ説明 3町内会別に23日まで 市と静岡県
熱海市と静岡県は10日夜、同市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流で被災した逢初(あいぞめ)川流域で計画する復旧復興事業の町内会別説明会を開始した。23日までに伊豆山の3町内会(伊豆山浜、岸谷、仲道)を対象に実施し、事業計画への理解促進と意見聴取に努める。27、28日には事業概要の現場説明会も開く。 初日は逢初川最下流に位置する伊豆山浜町内会を対象とし、被災者を含む住民13人に説明を行った。市と県熱海土木事務所の担当者が24年度中の整備完了を目指す河川・道路計画の図面を示し、座談会形式で個別の質問に応じた。斉藤栄市長は冒頭、「ご理解をいただき、一日も早く復旧復興を進める」と述べた。
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座禅体験会の参加者募る 2月、三島で開催
社会人や学生向けの座禅体験を進める「人間禅岳南禅道場」(熱海市)は2月17日午後1時半から、三島市の楽寿園で座禅体験会を開く。 楽寿園内の梅御殿で行い、座禅の座り方などの説明を受けた後、体験する。参加無料(ただし楽寿園の入場料は必要)。 2月27日午後1時半からは、三島市民文化会館でパネルディスカッション「地域の再生と活性化」も開く。同道場の会員で月の栖(すみか)熱海聚楽ホテルの森田金清社長が基調講演する。熱海のまちづくりに寄与した会員らによる討論も行われる。 問い合わせ、申し込みは関野円通さん<電080(5124)3415>へ。
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年女は相撲女子!? 静岡県勢力士にメロメロ 杉本真子アナ【SBSマイクリレー】
辰(たつ)年となった2024年、入社1年目の私は年女を迎えました。日々新しいことに挑戦をした23年はSBSカップのピッチリポーターに始まり、静岡ダービーや、市町対抗駅伝などスポーツに携わるきっかけをたくさんもらいました。 なかでも印象に残っているのが大相撲の広島巡業中の熱海富士関、翠富士関の取材を担当したことです。相撲は全くの初心者だった私ですが、彼らの23年の取組を見直して、知れば知るほどそのすごさに驚かされました。 熱海市出身の熱海富士関は186センチの堂々たる体格で、21歳とは思えぬ迫力のある相撲が印象的ですが、対面で話をすると、とてもかわいらしく愛嬌(あいきょう)ある一面に取材陣
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日は休園のため釣果なし。2日はベラやネンブツダイ、タカベ、スズメダイ。3日はネンブツダイやコチ。4日はネンブツダイやタカノハダイ。5日はネンブツダイのみ。6日はネンブツダイやアジ、タカベ。7日はネンブツダイや小マダイ、アジ、タカベ、タカノハダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は年末年始、サビキ釣りでアジ、カゴ釣りで中サバ。穴釣りではカサゴ。フカセ釣りではメジナやクロダイ、ヘダイなども釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 強風の日が続いたため出船できず、釣果なし。
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熱海市援助隊が珠洲市から帰任 行方不明者捜索「使命感持ち臨んだ」
能登半島地震の被災地で救援活動に当たった熱海市消防本部の隊員と市職員が9日、市役所で斉藤栄市長に帰任報告を行った。同半島の主要道路が寸断した影響で被災地入りに時間を要したことや、水道施設の被災による大規模断水の状況などを伝えた。 熱海消防の第1陣隊長を務めた石橋博光さん(55)は2021年の熱海土石流で全国から支援を受けた経緯を踏まえ「強い使命感を持って臨んだ」と話した。ただ、目的地の石川県珠洲市に通じる道路の至る所で陥没、隆起が生じ、「現場到着まで3日かかった」と振り返り、巨大地震の発生時には「熱海でも同じ状況が起こり、支援を受けるのが困難になると想定される」と警鐘を鳴らした。 熱海消
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熱海富士が抱負「番付上げたい」 大相撲初場所は西前頭筆頭
大相撲初場所(14日初日・両国国技館)に自己最高位の西前頭筆頭で臨む熱海富士(熱海市出身)は8日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で幕内宝富士と新十両尊富士を相手に29番取った。21歳のホープは「応援してくださる方が増えるのはうれしい。番付を上げたい」と今年の抱負を語った。 2場所連続で千秋楽まで優勝争いに加わり、今場所は初めて上位陣総当たりの位置に浮上。「緊張することもないかなと思う。強い人ばかりなので勝てるようにしたい」と頼もしかった。
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熱海に新春告げる早咲き梅 「まつり」開幕 3月3日まで
熱海市の新春を彩る「第80回梅まつり」が6日、同市の熱海梅園で開幕した。穏やかな陽気の中で早咲きの紅白梅がほころび、観光客を楽しませている。3月3日まで。 市によると、園内に林立する60品種469本の梅のうち、5日までに191本が開花した。例年通りの開花状況という。「冬至梅」や「八重寒紅」などの早咲きは270本あり、このうち4本が見頃を迎えた。開幕式では熱海芸妓(げいぎ)が踊りを披露し、熱海を代表する観光行事の幕開けを華やかに演出した。 早咲きの「あたみ桜」の名所である市中心街の糸川沿いでは「第14回糸川桜まつり」も6日開幕した。2月4日まで。300メートルほどの区間に58本のあたみ桜が
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照ノ富士が奉納土俵入り 太刀持ち熱海富士、露払い翠富士 大相撲
大相撲の横綱照ノ富士が5日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行い、3場所連続休場から復活を期す初場所(14日初日・両国国技館)に向け「今年こそという気持ちはある」と決意を語った。新型コロナウイルス禍により、年明けの1月上旬での開催は4年ぶり。太刀持ちと露払いに、ともに弟弟子の熱海富士(熱海市出身)と翠富士(焼津市出身)を従えて力強い不知火型を披露、約2500人を沸かせた。 照ノ富士は1日に発生した能登半島地震などに触れ「大変なニュースが続いているので心を込めた。土俵に戻って、暗いニュースを振り払いたい」と話した。会長を務める力士会で「できる限りのことをやっていきたい」とし、被災地支援を検討す
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支援手薄 膨らむ被害 アクセス困難 実態把握に時間 能登地震
5日で発生から5日目となった能登半島地震は増え続ける死者数に加え、連絡が取れない安否不明者も大幅に増え、人的被害はさらに膨らむ見通しとなってきた。アクセスの困難さから、支援が手薄な被災自治体で確認に手間取っており、「実態把握に時間を要している点で、過去最悪に近い災害」との指摘も出ている。 「自衛隊、警察、消防でしらみつぶしに行っているが、遠いところはなかなか行けない」。石川県輪島市の坂口茂市長は5日、安否確認が済んでいない地域がなお残る現状に焦りを募らせた。孤立集落や市街地郊外の作業が遅れており、この日午前で安否確認できたのは「感覚的には8割以上」と説明した。 同様に孤立集落を抱える石川
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熱海経済の飛躍へ結束 3団体が賀詞交歓会
熱海商工会議所(内田進会頭)、熱海温泉ホテル旅館協同組合(森田金清理事長)、熱海市観光協会(中島幹雄会長)は5日、新年賀詞交歓会を市内のホテルで開いた。経済、行政、議会関係者ら約130人が出席し、地域経済の飛躍に向けた結束を確認した。 主催者を代表してあいさつに立った内田会頭は能登半島地震に触れて「(熱海も)地震の危険性が高い場所。防災に対する先行投資が大切になる」と日頃の備えを呼びかけた。「地震の被災地の方に寄り添っていきたい」とも述べ、新年賀詞交歓会の主催3団体で募金活動を実施するとした。 斉藤栄市長は3日で発生から2年半が経過した同市伊豆山の大規模土石流について「復興のスピードを上げて
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警察活動に協力 熱海署が感謝状 5個人9団体に
熱海署はこのほど、2023年に警察活動に協力した個人・団体に署長感謝状を贈呈した。交通安全や地域安全の意識向上をはじめ、事件事故の捜査、花火大会の警備などに貢献した5個人9団体をたたえた。 同署で行われた贈呈式で、大石剛署長が対象者に感謝状を手渡し「皆さまのおかげで警察活動にまい進できた。引き続きの支援をお願いしたい」と述べた。 表彰を受けた個人・団体は次の通り。 MOA山月光輪花、熱海所記念病院、熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合、小夏、熱海マリーナ、熱海市初島区、村山喜平、富士急マリンリゾート、伊豆小型船安全協会熱海支部、スパ・マリーナ熱海、サイジョー警備保障、服部真紀、栗原芳子、山田和夫
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大自在(1月5日)規正と規制
「規制法」と名の付く法律は多い。いずれも略称だが、2000年制定のストーカー規制法や20年制定のハラスメント規制法。昨年5月には多くの命を奪った熱海市の土石流災害を受けて盛り土規制法が施行された。 ストーカーやハラスメントとは異なり、盛り土自体は正当な行為である。危険な盛り土を防ぐために新たに規制法が作られた。政治活動の資金集めも認められた行為で、さまざまな規制が設けられているが、なぜか「規制法」ではなく「規正法」である。 政治資金規正法は政治資金の透明化を図るため、1948年に制定された。「規正」は規則に従って悪い点を正しく改めること―などと辞書にある。「政治とカネ」の問題は後を絶たな
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能登地震 支援を本格化 緊急援助隊 第2陣派遣 静岡県東部各消防本部
石川県能登地方を震源とする能登半島地震を受け、静岡県東部の市町などは4日、被災地支援への動きを本格化させた。救助活動や必要な水の確保に向け、職員を現地に派遣するとともに、義援金の受付も始まった。 地震が発生した1日夜から被災地に県緊急消防援助隊を派遣している県東部の各消防本部は4日、第1陣の隊員と交代して現地に入る第2陣の隊員を出発させた。予備燃料や追加の資機材、保温器具、非常食などを車両に積み込んだ。7日までの3日間、活動する。 第1陣の隊員8人が珠洲市で救助活動を行っている御殿場市・小山町広域行政組合消防本部は第2陣の消火部隊5人、後方支援部隊2人が被災地に向かった。現地でテントを
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新婚家庭の繁栄祈る 熱海の下多賀神社 4年ぶり水浴びせ式
熱海市下多賀の下多賀神社と「下多賀鹿島水浴せ踊り保存会」は2日、正月の伝統行事の水浴びせ式を4年ぶりに同神社で開いた。地域の中高生が踊り手となって円舞を披露し、地元出身の新婚の男性4人に海水をかけて家庭の繁栄を祈願した。 保存会メンバーの唄に合わせ、濃紺の着物を身にまとった生徒11人が太鼓の周囲を回りながら踊りを奉納した。2022年から23年にかけて結婚した新婚男性が一人ずつ輪の中央に歩み入り、「水役」の2人がたるに入った海水をクマザサの葉に含ませて振りかけた。 行事は市指定無形民俗文化財で、江戸時代から続くとされる。参加した同市の会社員越村修太郎さん(34)は「より気を引き締めていく。
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2024年は賜杯なるか 熱海富士、翠富士 大相撲に静岡旋風
大相撲に静岡旋風が巻き起こっている。主役は、2場所連続で頂点に迫った熱海富士(21)=熱海市出身=と、幕内最軽量115キロで豪快な取り口を見せる翠富士(27)=焼津市出身=だ。飛躍の1年を終え、幕を開けた2024年。いよいよ県勢初の賜杯を抱く年となるか。 さらなる飛躍を誓う翠富士(右)と熱海富士=23年12月中旬、広島県東広島市(写真部・小糸恵介) 次こそ賜杯を 熱海富士 大相撲巡業「東広島場所」の湘南乃海(左)との取組で立ち合う熱海富士=2023年12月中旬、東広島市(写真部・小糸恵介) 186センチ、181キロの大きな体に無限の可能性を秘める。熱海富士は昨年、正攻法の四
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【2023年 十大ニュース 静岡県内】袴田さんの再審始まる/清水立体工事現場で橋桁落下
静岡新聞社は県内の今年の十大ニュースを選んだ。1位は袴田巌さん(87)の再審開始。2位は静岡市清水区で発生した国道1号静清バイパスの立体化工事現場での橋桁落下事故。3位に静岡、浜松両政令市長選で新市長誕生、が入った。 ①袴田巌さんの再審始まる 再審開始の決定を受けて笑顔を見せる袴田ひで子さん(右手前)=3月13日、東京・霞が関 ドライブを終え帰宅する袴田巌さん。散歩中に再審開始が認められたが、拘禁症状がある袴田さんの体調に配慮し、決定内容は伝えられなかった=3月13日、浜松市中区 現在の静岡市清水区で1966年、一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さ
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共産志位氏に交代論 後任は田村氏有力 来月、熱海で党大会
共産党の志位和夫委員長(69)が来年1月の党大会で交代する可能性が党内で浮上している。志位氏の在任期間は歴代最長の23年に及び、党勢回復に向け世代交代を図る時期だとの声があるためだ。後任には田村智子政策委員長(58)が取り沙汰される。田村氏が就任すれば同党にとって初の女性委員長となる。その場合は志位氏が2006年以降、空席だった議長に就くとみられる。 志位氏は00年11月に委員長に就任。15年には「戦争法」と呼ぶ安全保障関連法の成立を機に、他の野党との「国民連合政府」構想を提唱した。その後の国政選挙では野党共闘路線を進めた。志位氏の手腕を評価する声も根強く、続投の可能性も消えていない。
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辰のラベルに復興願う 熱海の日本画家・坂本さん 静岡の酒造場販売
熱海市伊豆山で発生した大規模土石流からの復興を願い、同市渚町の日本画家坂本武典さん(47)が描いた干支(えと)のラベルを張り付けた純米酒「天虹(てんこう)」を、駿河酒造場(静岡市駿河区)が販売している。売り上げの一部は災害支援金として熱海市に寄付する。 ラベルの絵は2024年の干支にちなんだ「不二越雲龍(ふじごえうんりゅう)の図」。富士山、伊豆半島、初島の上空で、龍が復興を見守る構図とした。土石流の発生から1月3日で2年半。「伊豆山のことを忘れず、支援を継続したい」と話す坂本さんが、無償で描き上げた。 坂本さんと駿河酒造場の杜氏(とうじ)の萩原大吾さんが日大三島高の同級生だった縁で、伊豆
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駅彩るステンドグラス制作 現代美術作家ヤノベさん、熱海で創作に集中 万博向け大阪で設置
公共空間を彩るパブリックアートを手がける熱海市泉の「クレアーレ熱海ゆがわら工房」にこのほど、現代美術作家のヤノベケンジさん(58)が訪れ、原画と監修を担当する大型ステンドグラス「生命の旅」の創作活動に取り組んだ。2024年3月に大阪モノレール大阪空港駅に設置し、25年の大阪・関西万博に向けた新たなシンボルとしてPRする。 生命の旅は縦2メートル、横12メートル。大航海時代に船内のネズミを退治する“旅の守り神”として愛された猫をモチーフにした「シップス・キャット」をはじめ、世界中の災害の復興・再生を願う少女「サン・シスター」など、ヤノベさんの代表作を色彩豊かなステン
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スマホの基本 高齢者に指南 熱海高生が講師 市教委が教室初開催
熱海高の生徒がスマートフォンの扱い方に不慣れなシニア世代の講師を務める「超初心者スマホ教室」(熱海市教委主催)がこのほど、同市のいきいきプラザで開かれた。電源の入れ方やネット検索の方法、地図アプリの使い方など、基本操作を一から指南した。 熱海高パソコン部とボランティア部の1~3年生28人が講師を務め、60~92歳の受講生40人を教室に迎えた。スマホの機種によってボタンの位置や操作手順が微妙に異なる上、受講生の理解度もさまざま。生徒は受講生のそばに座り、質問に一つ一つ答えながら操作方法を教えた。特殊詐欺の疑いがある不審なメールの注意喚起も行った。 同教室は、生徒のキャリア教育と高齢者の学習支援
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 18日はアイゴやメジナ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。19日はカサゴやタカベ、キジハタ、ネンブツダイ、オオモンハタ、ムロアジ。20日はネンブツダイやメジナ、タカベ、スズメダイ。21日は強風のため休園。22日はタカベやメジナ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイ、アジ。23日はタカベやネンブツダイ、カワハギ、スズメダイ。24日はタカベやネンブツダイ、ベラ、スズメダイ、マアジ、小イサキ、小マダイ、メバル、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りやウキ釣りでアジが釣れる。針のサイズは4~5号
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前土地所有者に4億6000万円納付命令 静岡県、熱海土石流起点の不安定土砂撤去費
2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の土石流の起点に残った不安定土砂を撤去した県の行政代執行の費用について、静岡県が起点を含む土地の前所有者に撤去費用約4億6千万円を納付するよう命じていたことが、26日までに関係者への取材で分かった。 県は県盛り土規制条例に基づき、22年8月、前所有者に対し土砂の撤去を命じる措置命令を出した。しかし前所有者が従わなかったため、県は23年2月、行政代執行で約1万9千立方メートルの不安定土砂を撤去する工事に着手し、今年8月下旬に完了した。 県が前所有者に納付を命じた約4億6千万円は起点の土砂撤去と、仮置き場の熱海港までの運搬費用などで、11月8
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記者コラム「清流」 かわいくて強い力士に
大相撲九州場所で秋場所に続き優勝争いを演じ、2場所連続で敢闘賞を受賞した熱海富士。出身地の熱海市に凱旋(がいせん)した時の取材で、初めて本人を目の当たりにした。 終始、くしゃくしゃの笑顔を振りまいていた。年配の女性からは「かわいい」「愛してる」との声も。その度に大きな背中を丸め、会釈を繰り返す熱海富士の姿が印象的だった。 「優しくて力持ち」「謙虚で正直」。熱海富士を幼い頃から知る関係者を取材すると、ほぼ決まってこう返ってくる。変わらぬ立ち居振る舞いがファンの心をつかんでいるのだろう。 21歳の若い力士の知名度は全国区になりつつある。次こそ幕内優勝か、それとも三役昇進が先か。来年は人気だ
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大相撲・大の里 元アマ横綱 スピード入幕 二所ノ関親方の弟子、期待大きく
大相撲初場所(来年1月14日初日・両国国技館)の番付が25日に発表され、元アマチュア横綱で23歳の大の里が新入幕を果たした。一昨年8月に独立の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が育てた初の新入幕力士。192センチ、176キロの大器は「ここからが大事。部屋の顔になれるように頑張りたい」と意気込んだ。 来年の大相撲で注目の力士だ。新潟・海洋高から日体大を経て、5月の夏場所で幕下10枚目格付け出しデビュー。所要4場所の速さで幕内に上がってきた。二所ノ関親方も自然と力が入り「揺るがない土台をつくっていかないといけない。横綱、大関になれるように指導していく」と高い理想を披露した。 稽古場では四股やすり
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熱海芸妓彩る羽子板 華やか 日本画家大谷さん 元日から舞台近くに展示
熱海市泉の日本画家、大谷まやさん(70)が来年1月1日から、同市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番で、恒例の羽子板展「新春の饗宴(きょうえん)」を開く。来年の干支(えと)や正月の縁起物などをモチーフにした羽子板9点を並べる。 熱海芸妓による新春特別公演との共同企画で、今回で12回目。長さ20~50センチの羽子板に岩絵の具や金箔(きんぱく)、墨などで絵付けを施し、趣のある見番の舞台近くに展示する。大谷さんは「華やかな羽子板と、熱海芸妓の踊りの共演を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。 新春の饗宴は1月1、2日と1月中の土・日曜に開催する。芸妓衆による新春特別公演の観覧は要予約。申し込み、問
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熱海富士は西前頭筆頭 翠富士は東前頭2枚目 大相撲初場所・番付
日本相撲協会は25日、大相撲初場所(来年1月14日初日・両国国技館)の番付を発表し、先場所覇者で横綱昇進を目指す大関霧島は東の正位に座った。関学大出身で31歳の宇良が新小結に昇進。初土俵から所要52場所は学生相撲出身で史上2位のスロー記録となった。 熱海富士 西前頭筆頭 翠富士 東前頭2枚目 新入幕は2人。日体大出身で元アマチュア横綱の大の里は初土俵から昭和以降3位に並ぶ所要4場所でのスピード出世を決めた。27歳の島津海も昇進した。 腰痛などで3場所連続休場中の横綱照ノ富士は東。豊昇龍と貴景勝の両大関は西。関脇は先場所11勝で大関昇進を狙う琴ノ若が3場所連続で東、5場所連続在位の大栄翔
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静岡県人口355万3518人 10月1日年間推計、全市町で前年比減
静岡県はこのほど、10月1日現在の推計人口を基に9月末まで1年間の人口動態や年齢別推計人口を公表した。推計人口は355万3518人で前年同月と比べて2万8676人減少し、減少幅は集計を開始した1986年以降最大を更新した。県内35市町全てで減少し、全市町減は2021年10月に続いて2度目。人口減の加速を印象付ける結果となり、この傾向が続けば2年後までに350万人を割る見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 10月1日現在の推計人口の減少数は、前年同期と比べ4390人拡大した。出生数から死亡数を引いた自然動態は前年同月比で2万8456人減(出生2万111人、死亡4万856
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「警戒区域」解除、熱海富士の活躍… 熱海市 23年「十大ニュース」
熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、2023年の「熱海市十大ニュース」を発表した。同市伊豆山の大規模土石流に関する動きや、熱海ゆかりの若手スポーツ選手の活躍などが選出された。 斉藤市長は十大ニュースの中で特に印象深い項目として、土石流発生後の伊豆山地区に設定されていた「警戒区域」の解除(9月)▽大相撲の熱海富士が2場所連続で敢闘賞受賞(9、11月)▽駒沢大陸上競技部主将の鈴木芽吹選手が三大大学駅伝で2冠達成(10、11月)-を挙げた。 このほかのニュースは次の通り。 第28回全国梅サミット 熱海梅園で植樹(1月)▽橋田寿賀子氏の顕彰碑除幕式(3月)▽起雲閣 表(薬医)門の改修完了(3
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熱海土石流復興へ 市に支援金30万円 茶道裏千家淡交会支部
茶道裏千家「淡交会」熱海支部はこのほど、熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の復興支援金30万円を市に寄付した。 静岡、神奈川両県の支部が属する関東第3地区の茶会を20年ぶりに熱海市内で開き、会費の一部を支援金に充てた。熱海支部の森田金清支部長と山崎宗花幹事長(神奈川県小田原市)、岡山宗美副幹事長(沼津市)が熱海市役所を訪れ、斉藤栄市長に届けた。山崎幹事長は「少しでもお役に立てれば」と話し、斉藤市長は「復興に向けて大切に活用させていただく」と応えた。
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警察犬所有者の菅原さんに嘱託書 熱海署
熱海署はこのほど、警察業務に協力する嘱託警察犬の所有者兼訓練者、菅原小夏さん(48)=熱海市泉=に嘱託書を交付した。任期は2024年1月から1年間。 シェパードのエヴァ・オブ・サラ・ロブスタ号(雌、8歳)が、10月に開かれた県警鑑識課の審査会で合格した。嘱託警察犬としての活動は6年目。鋭い嗅覚を生かした「足跡追及」を専門とし、主に行方不明者の捜索や事件捜査の現場に出動する。 菅原さんは同署で行われた交付式でエヴァ号の力量について「体力は十分にあるので、長い時間の捜索にも協力できる」と話し、大石剛署長は「警察、市民にとって大変心強く、頼もしい」と活躍を期待した。
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複雑な地震解明に期待 平田直東京大名誉教授【提言・減災】
石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発化し、23年5月5日にはマグニチュード(M)6・5の地震が発生した。12月に入ってM6・5の地震後の活発な活動が収まったが、20年からの地震活動は今でも継続している。地震活動がこのように長期間続くことは珍しい。 地震には、一度大きな地震が発生すると、その周辺に力が加わり、引き続き中小の地震が時空間的に群れを成して発生する性質がある。群れを成す地震活動の典型的な例は本震-余震だ。大きな地震が起きるとほぼ例外なく余震が起きる。また、最初に発生した地震より大きな地震が起き、その後に余震が続くこともある。これは、前震-本震-余震の活動である。1
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【第3章】半割れ発生(前編)② 高知など津波被害 初の臨時情報にパニック【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
最大でマグニチュード(M)9級の巨大災害が想定される南海トラフ地震で最も懸念されるケースの一つは、M8級の大地震が続けざまに起こる「半割れケース」だ。同ケースが発生すると社会はどのような状況になるのか。自主防災会会長の東海駿河さん(71)や長男で会社員の遠州さん(36)一家をモデルに、住民が直面する課題を考える。 夏の平日昼に四国沖で発生したM8・0の地震と津波警報発表を受け、浸水想定区域に住む東海三保さん(34)と長女かのちゃん(5)は命山に、長男竜洋君(7)は小学校屋上に避難した。 発生から1時間後、命山に避難した市民は皆、スマートフォンの画面にくぎ付けになっていた。高知県、徳島県
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犬の食事管理アプリ考案 樋口さん(三島南高) ビジネス甲子園でグランプリ カメラで簡単に
三島南高3年の樋口樹音さん(18)=熱海市泉=がこのほど大阪府で開かれた全国高校ビジネスアイディア甲子園でグランプリを受賞した。携帯電話のカメラで食材を撮影すると犬が食べられるかどうか判別できるアプリを考案し「賞をもらってうれしいし、起業も意識するようになった。開発まで自分で手がけたい」と新たな夢を抱いている。 樋口さんは6月から飼い始めた愛犬に、食べていた果物を与えて良いか悩むことが多かった。毎回インターネットで検索し、適量を調べるのも大変だったことが着想のきっかけとなった。考案したアプリは愛犬の種類や体重などを登録して食材の写真を撮ると、適量などが分かる仕組み。愛犬の反応を残すメモ機
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熱海銀座に抹茶スイーツ店 23日開店 フジノネ、丸七製茶が監修
観光土産などを企画販売するフジノネ(熱海市)は23日、抹茶スイーツ専門店「熱海さとり本店」を同市の熱海銀座商店街にオープンする。製茶問屋の丸七製茶(島田市)が監修したオリジナルブレンド抹茶「さとり」を使い、クレープ、わらび餅、プリンなど30種のスイーツを売り出す。 看板商品は「大熱海 ぱりぱりクレープ」(850円)。抹茶を練り込んだ生地に抹茶ソースとナッツ類をトッピングし、長さ50センチの迫力ある一品にした。もちもち食感の生地を使用した「ブリュレお濃茶クレープ」(千円)、「富士山モンブランクレープ」(1200円)もある。いずれも抹茶の爽やかな香りとまろやかな味わいを楽しめる。 熱海さとり
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盛り土条例検証へ特別委 県議会 自民、他会派に提案へ
静岡県議会最大会派の自民改革会議は21日までに、県盛り土規制条例の在り方を検討する特別委員会の設置を他会派に提案する方針を固めた。賛同が得られれば、2024年にも設置され、議論が始まる。条例の廃止も視野に入れ、盛り土規制法との整合性などを検証するとみられる。 条例は熱海市伊豆山の大規模土石流を教訓に制定され、一定規模以上の盛り土造成を届け出制から許可制に変更し、罰則を強化した。ただ、業界団体などからは、規制の厳格化により工事の遅れや経済的負担などを懸念する声が相次いでいた。23年5月には盛り土規制法が施行され、一部で「県民や事業者にとって二重規制になる」との指摘も出ていた。 自民会派は22年
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ステージや展示、手話体験 にぎわい 熱海で「福祉まつり」 29団体が活動紹介
熱海市の南熱海マリンホールでこのほど、恒例のイベント「第38回福祉まつり」(実行委員会主催)が開かれた。福祉の仕事に携わる市内29の団体や事業所などが出展し、日ごろの活動を紹介するとともに、相互交流を深めた。 福祉まつりはコロナ禍の影響で4年ぶりの開催。手話の体験会や介護福祉施設の工芸展示、子ども向けのゲームなど多彩なブースが用意され、老若男女でにぎわいをみせた。ベリーダンスやバンド演奏、太鼓など7団体がステージ発表を繰り広げ、会場の雰囲気を盛り上げた。
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熱海伊豆山の復興 支援金10万円寄付 日本画家坂本さん
熱海市渚町の日本画家坂本武典さん(47)が19日、大規模土石流で被災した同市伊豆山地区の復興を願い、支援金10万円を市に寄付した。市役所で斉藤栄市長に手渡した。 坂本さんは自身の作品の売り上げに加え、個展会場で呼びかけた募金を支援金に充てた。土石流が発生した2021年から支援金の寄付を続け、今回で累計30万円となった。坂本さんは最低でも10年間、支援金の寄付を継続する意向を示し「土石流災害を風化させてはならない。ささやかではあるが、伊豆山の復興のためになれば」と話した。 斉藤市長は「『伊豆山のことを忘れないで』という切実な声がある。復興のために、大切に使わせていただく」と感謝した。
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扇子クルクル「風車」 熱海芸妓の稽古見学、園児が挑戦
熱海市立あたみこども園の31人が20日、同市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番を訪ね、熱海芸妓の定期公演「湯めまちをどり」の稽古現場を見学した。扇子の扱い方も学び、熱海を代表する伝統文化に親しんだ。 熱海芸妓置屋連合組合の小笠原亜紀子組合長と、芸妓衆の踊りを指導する日本舞踊家の花柳あらたさんが講師を務めた。園児は広げた扇子を人さし指で回転させ、強い風を表現する「風車」の演技を習った。扇子を勢いよく開いたり、華麗に放り投げたりする演技にも挑戦した。 見学は熱海の伝統文化を知り、郷土愛を醸成する園外保育の一環で、昨年に続き2回目。園児は来年1月17日に同市東海岸町のお宮の松前で開かれる「尾崎紅葉
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 12日はカワハギやメジナ、アジ、タカベなど。13日はアジやマダイ、タカベ、ネンブツダイ。14日は小マダイやアイゴ、タカベ、ネンブツダイが釣れた。15日は釣り人が少なく釣果なし。16、17日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は五目釣りが楽しめる。投げ釣りでシロギス。サビキ釣りでは引き続きアジが釣れた。ウキ釣りでメジナ、穴釣りはカサゴ、メバル。例年よりアジが多く釣れていて、特に雨の日に数が出た。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できなかった。 ▽
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不適切盛り土160カ所 静岡県内11月末時点 住民通報、新たに9件
静岡県内で、県盛り土規制条例などの法令に違反したり、防災設備の不備などが確認されたりした不適切盛り土が11月末時点で160カ所に上ることが20日までの県への取材で分かった。4月に公表した163カ所のうち、12カ所で是正工事が完了する一方、住民の通報などで新たに9カ所を把握した。県は緊急性の高い盛り土から地質調査や安定性の解析を進め、造成業者などに是正を求めていく。 県盛土対策課によると、160カ所の不適切盛り土のうち、21カ所は地質調査や応急対策工事を進めている。このうち菊川市西方で無許可造成された盛り土については、行政指導に従わない施工主らに対し、同条例に基づく措置命令を出した。現在は施
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綱とり霧島が指名 熱海富士に充実感 大相撲冬巡業
初場所で横綱昇進に挑む大関霧島は19日、九州場所で優勝を争った熱海富士(熱海市出身)らを指名して9番取った。ぶつかり稽古でも21歳のホープに胸を出し「いい稽古ができたかなという感じ。初場所で対戦がありそうとか、そういうことは考えていない」と冷静に語った。 熱海富士は懸命に食らい付き、大関を力強く寄り切る相撲も見せた。ぶつかり稽古で全身泥だらけ。「上位にいけば対戦していくことになる。この巡業ではいろいろな人に指名してもらっている」と充実感に浸った。
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自然の中でRCカー 新たな遊び方、愛好者ら満喫 沼津でイベント【しずおかアウトドアファン】
子どもから大人まで幅広い層に人気がある電動の小型無線操縦車(RCカー)。野外での活動に組み込んで、レースとは違った遊び方をする人たちが増えている。豊かな自然の中で走らせる催し「RCアウトドアフェス」が11月下旬、沼津市の愛鷹運動公園内で開かれ、各地から訪れた愛好者らが持ち込みやレンタルのRCカーで楽しんだ。 悪路も何のその。RCウオークを楽しむ愛好者ら=11月下旬、沼津市 RCカーの新たな楽しみ方を提案しようと、大手メーカーのタミヤ(静岡市駿河区)、販売店「BLOCK[ブロック]HEAD[ヘッド] MOTORS[モータース]」などが主催した。会場は森林の中にある複合宿泊施設「インザパ
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静岡県人口355万2421人 前月比1097人減、11月1日推計
静岡県がこのほど公表した11月1日現在の県推計人口は355万2421人で、前月と比べ1097人減少した。推計人口の減少は17カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに社会増に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は1267人増(転入1万1419人、転出1万152人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2364人減(出生1747人、死亡4111人)だった。 市町別で人口が増加したのは7市町で、最多の焼津市が82人。袋井市59人、清水町38人、牧之原市37人が続いた。減少したのは、静岡市の346人をはじめ、浜松市139人、熱海市90人、沼津市81人など28市町あった。 社会動態は26市町で増加し
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相談窓口設置、点検を継続 市町への権限移譲で静岡県が新たな方針案
静岡県は、市町への新たな「権限移譲方針」の案をまとめ、県議会総務委員会に報告した。市町の移譲事務に対し、県が積極的に支援する姿勢を打ち出し、事務別の相談窓口設置や継続的な点検を明示した。熱海市の土石流災害で浮かび上がった市町の移譲事務の課題を踏まえた対応で、県地方分権改革推進本部会議の承認を得て、月内にも正式に決定する。 県は2000年度以降、212法令の2851事務を市町に権限移譲した。22年度までは8次にわたる推進計画で目標を定めてきたが、同計画に代わる方針案で県の姿勢を示す。 県市町行財政課は、市町が希望する事務権限はおおむね移譲され、県への希望が減少傾向にあることから、移譲は一
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補正予算案可決 熱海市議会閉会
熱海市議会11月定例会は19日、最終本会議を開き、2023年度一般会計11月補正予算案や農業委員の任命案など12件を可決、同意して閉会した。
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献上梅 丁寧に枝切り 熱海市、上皇さま誕生日お祝いで
熱海市は18日、上皇さまの誕生日(23日)をお祝いして贈る「献上梅」の枝切りを同市の熱海梅園で行った。上皇さまが皇太子だった1969年から続いていて、今年で55回目。 早咲きの紅梅「八重寒紅」と白梅「冬至梅」を厳選して贈る。同市公園緑地課の加藤可奈さん(25)が枝にはさみを入れた。加藤さんは「今夏は暑い日が続いたが、気候の変化に耐えて花を咲かせてくれた」と話した。 梅は22日に都内の仙洞(せんとう)御所に届ける。同市とゆかりのある英国、韓国、ブルネイの各大使館にも渡す。 同園では今年、梅の開花時期は早かったものの、咲きの進み具合は遅めだという。
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あたみ桜 基準木開花 昨年より8日遅く
熱海市の糸川遊歩道で早咲きの「あたみ桜」の開花が始まった。遊歩道にある基準木が開花したのを17日に市職員が確認した。市公園緑地課によると、基準木を制定した2008年以降で最速タイだった昨年より8日遅い。 あたみ桜は同市の「市の木」に制定されている。川沿いにある58本のうち数本が開花している。例年1月下旬から2月上旬に見頃を迎えるという。 あたみ桜は、1871年ごろにイタリア人によって熱海にもたらされたと伝わる。沖縄県のカンヒザクラと並んで国内で最も早く咲くとされる。
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熱海にゴジラ上陸!? 長浜海浜公園でイルミネーション 1月13日まで
熱海市の長浜海浜公園で16日夜、「長浜イルミネーションファンタジー」が始まった。年末年始のにぎわいを創出するイベントで、1万4千球の電飾が幻想的なムードを演出している。 テーマは「クリスマスの長浜海浜公園にゴジラ上陸!」。ゴジラをイメージした高さ3メートルの大型展示をはじめ、サンタクロースやトナカイ、海の生物など約50体の電飾を配置した。ネット状の電飾を使って長さ40メートルの「流れる銀河」を表現した。 多賀観光協会の主催。2024年1月13日まで開催する。点灯は午後5~9時。
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1日、熱海港発着 初日の出クルーズ
富士急マリンリゾート(熱海市)は2024年1月1日、熱海港発着の「元旦 初日の出クルーズ」を熱海沖で開く。 午前6時半ごろ、高速クルーズ船「イルドバカンス3世号」に乗船し、出港する。洋上を遊覧後、船上から初日の出を観賞する。帰港は午前7時20分ごろ。 荒天中止。定員250人。乗船券は大人2600円など。午前6時から同社の熱海港窓口で販売する。要予約。申し込み、問い合わせは同社<電0557(81)0541>へ。
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福呼ぶ「まゆ玉」作り最盛期 正月縁起物 熱海・来宮神社
熱海市西山町の来宮神社で、正月の縁起物として親しまれる「まゆ玉」作りが最盛期を迎えた。巫女(みこ)が家内安全や商売繁盛を願い、6色のカラフルなまゆ玉飾りを一本ずつ丁寧に手作りしている。 まゆ玉作りは熱海でかつて盛んだった蚕産業に由来する。来宮神社は11月中旬に準備を始め、15日も巫女の小嶋彩矢さん(19)、金森百奈花さん(20)が作業に励んだ。まゆ玉は魔よけの色とされる紅、青、白、黄、紫と、ご神木の緑色を採用。大黒様や招き猫などの装飾と一緒に萩(はぎ)の枝に取り付け、稲穂がこうべを垂れたような見た目に仕上げている。 来宮神社は20日ごろまでに計500本のまゆ玉飾りを用意し、1月1日午前0
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【熱海土石流】復興向け被災者一定評価 市と県、地区別説明会終了 行政対応に不満の声も
熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流の復旧復興に関し、市と県が10月から被災地の逢初(あいぞめ)川流域の被災者を対象に行っていた地区別説明会が、14日夜までに全7地区で終了した。膝詰めで個別相談に乗る場を設け、出席者から一定の評価を得た。一方、これまでの行政対応に不信感を抱く一部の被災者が説明会を途中退席するなど、官民の関係に根深い溝も見られた。 地区別説明会は警戒区域解除後の逢初川流域に帰還済み、帰還希望などの120世帯を対象に、河川・市道整備計画や被災者支援策を伝えた。市によると、参加した59世帯74人にアンケートを実施したところ、49人が「満足」または「まあ満足」と回答
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白坂(飛龍高)陸奥部屋入り 大相撲
飛龍高相撲部3年の白坂湧人(18)=宮崎県延岡市出身=が15日、大相撲陸奥部屋入りを決め、同校を訪れた部屋付きの鶴竜親方(元横綱)と共に学校関係者に入門を報告した。白坂は「親方のような何でもできる力士になりたい」と目標を語り、将来の独立を目指す鶴竜親方の内弟子として稽古に励む。 小学5年から相撲を始めた白坂は身長183センチ、体重140キロで、右四つから前に出る相撲が持ち味。高校2年時に左膝に大けがを負ったが、3年時に全国高校総体団体に出場。全国高校相撲宇佐大会団体では16強の成績を残した。 7月の沼津巡業で同校を訪れた鶴竜親方から「一緒に頑張ろう」と誘われた。白坂は「関取になって、ひと
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3人一組 児童健脚競う 熱海でリレーマラソン
熱海市内の小学生が3人一組でリレーマラソンを繰り広げる「ジュニア・チャレンジスポーツ大会」(実行委員会主催)がこのほど、同市の長浜海浜公園で開かれた。29組87人の男女が出場し、健脚を競った。 大会はコロナ禍の影響で4年ぶりの開催。海岸沿いにコースが設定され、1~4年生が1人900メートル、5、6年生が1人1.3キロを走った。選手たちは家族や友人の声援を受け、懸命にゴールを目指した。 優勝チームは次の通り。 1、2年男子 竹安光河、岩崎徠空、原田昌宗(多賀)▽同女子 聞間愛菜、長島玲音、湯川結友(同)▽3、4年男子 林魁星、落合駿、広浜昴嵐(第二)▽同女子 木龍華菜、高橋衣吹、染谷彩葉(第一
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被災者ら一部原告が新弁護団を選任、追加提訴へ 真相究明に力点【熱海土石流】
熱海市伊豆山で2021年7月に発生した大規模土石流を巡り、遺族や被災者が土石流起点の現旧土地所有者や県、熱海市に損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが13日、静岡地裁沼津支部であり、原告の一部が新たな弁護団を選任したことを明らかにした。新弁護団は終了後に記者会見し、従来の弁護団の主張を補充する形で追加提訴する意向を示し、真相究明に力点を置いた主張を展開していくと説明した。従来の弁護団は一部の原告以外の代理人を引き続き務める。 新弁護団によると、原告のうち10人が、公害訴訟の経験のある弁護士7人で構成する新弁護団に代理人を交代した。これまで現旧土地所有者だけを相手取っていた原告の場合は行政機
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6日はトウゴロウイワシやメジナ、クロダイ、アイゴ、タカベなど。7日は強風のため休園。8日はメジナやタカベ、スズメダイ、カサゴなど。9日はトウゴロウイワシやマアジ、アイゴ、メジナなど。10日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、メジナ、マアジ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 カマスを狙うなら早朝が良い。10~13号のカマスサビキで釣れる。サビキが取られるため、号数や種類を複数用意したい。日中や夕方は中アジが回遊してくる。型が大きいため、サビキ仕掛けは5号以上が良い。一部でサバも釣れた。 ▽
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静岡県盛り土条例見直しへ/伊東・メガソーラー「認められない」/地域おこし協力隊8割定着/教職員人材バンク登録促進/「ひかり」増便など国に働きかけ方針 静岡県議会12月定例会
静岡県議会12月定例会は12日、自民改革会議の中田次城氏(伊東市)、落合慎悟氏(藤枝市)、杉山盛雄氏(沼津市)と、ふじのくに県民クラブの佐野愛子氏(藤枝市)が一般質問を行った。不適切盛り土による災害を防ぎ、生活環境を守るために施行した県盛り土規制条例について、高畑英治くらし・環境部長は「条例を見直し、災害防止の規制は盛り土規制法で行う」との方針を示し、環境面の規制も合理化するとした。中田氏への答弁。 県盛り土規制条例は、熱海市伊豆山の大規模土石流を教訓に制定されたが、事業者に土壌や水質の検査を求めるなど規制の厳格化に伴い、工事の遅れや価格高騰を懸念する声が上がっていた。各種団体の要望を受
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熱海土石流 警戒区域の元住人 20世帯34人が市外で生活再建
熱海市伊豆山の大規模土石流で被災し、避難生活を強いられた住民について、市は12日、警戒区域外で生活再建を完了した63世帯99人のうち、20世帯34人が市外に転出したと明らかにした。市議会11月定例会で、杉山恭平氏(熱海成風会)の一般質問に答えた。 市外転出の内訳は、県内が5世帯6人、県外が15世帯28人。大規模土石流の警戒区域内にあった自宅への帰還を諦め、市外への転居を決断したとみられる。市外転出は市の人口減に直結する上、地域の活力低下につながる恐れがある。 市によると、避難住民は4月時点で132世帯227人に上り、市内外の応急仮設住宅などで生活を送った。これまでに10世帯21人が警戒
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副市長の2人体制 状況見て戻す意向 熱海市長答弁
熱海市の斉藤栄市長は12日の市議会11月定例会一般質問で、稲田達樹前副市長の退任後、1人空席の状態が続いている副市長の人員体制について、「状況が可能になった段階で(副市長2人制に)戻したい」との考えを示した。赤尾光一氏(熱海成風会)への答弁。 市は2021年に副市長2人制を導入。稲田氏が今年7月に退任して以降、経済産業省出身の金井慎一郎副市長が市民生活や土石流対応など市政全般を統括している。斉藤市長は副市長を2人制に戻す時期や、人選の状況に関しては言及しなかった。
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児童が縄跳び耐久戦 熱海
熱海市子ども会育成指導者連絡協議会は9日、同市下多賀の南熱海マリンホールで「第48回なわとび大会」を開いた。市内の小学生89人が出場し、縄跳びの耐久戦を繰り広げた。 縄跳びを通じて心身を鍛えることが目的で、選手は学年、男女別で両足前跳びの耐久時間を競った。真剣な表情で軽快に縄跳びを繰り返し、中には上限の20分間を超えて跳び続ける選手もいた。 各学年の優勝者は次の通り(男女の順)。 1年 岡彪雅(多賀)聞間愛奈(同)▽2年 岩崎徠空(同)小松彩華(同)▽3年 中田路之介(伊豆山)大石結月(第二)▽4年 高橋律輝(多賀)石村花穏(第二)▽5年 森井茂光(同)原田釉菜(多賀)▽6年 米倉和幸(同)
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ヒマラヤザクラ見頃 三島梅花藻の里
絶滅危惧種ミシマバイカモの群生地「三島梅花藻の里」(三島市南本町)でヒマラヤザクラが見頃を迎えた。管理するNPO法人グラウンドワーク三島によると、12月下旬まで楽しめる見込み。 GW三島によると、ヒマラヤザクラは1967年に熱海市を訪れたネパールのビレンドラ皇太子(当時)が、献上を受けた梅の種のお礼として桜の種を贈ったのがきっかけ。梅花藻の里には約50年前に熱海高の枝が接ぎ木された。一時はほとんど花を付けない年もあったが、間引きや消毒を施すなどしてここ数年は毎年満開の花を咲かせている。
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多賀中生が“清き一票” 選挙啓発授業で模擬投票 熱海
熱海市明るい選挙推進協議会と市選挙管理委員会は6日、本年度の選挙啓発授業を市立多賀中で開いた。3年生60人が選挙の歴史と現状を学ぶとともに、本番さながらに模擬投票に臨んだ。 同市の投票率は2022年7月の参院選が県内市町でワースト4の48・9%で、同年9月の市長選も過去最低の44・33%にとどまり、特に若者の投票率向上が課題になっている。模擬投票では、生徒一人一人が自分の氏名を用紙に書き込み、投票箱に投かんする流れを体験した。 近い将来、有権者となる生徒たちに対して、同協議会の中島洋一郎会長は「よりよい暮らしを願い、私たちの思いを実現してくれる人を選ぶのが選挙」と意義を伝えた。 選挙啓
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青、白、金色に輝く 「熱海の花火」ツリー 高さ5メートル、市内ホテルに登場
熱海市水口町のホテル「星野リゾート・リゾナーレ熱海」にこのほど、熱海の花火を題材にした高さ5メートルのクリスマスツリーが登場した。大輪を模した球体の電飾でツリーを表現し、幻想的な雰囲気を演出している。25日まで。 年間を通じて海上花火大会が開催されている熱海をPRする宿泊者向けイベント「花火クリスマス」の一環。円すい状のツリーを形作る球体の電飾は34個で、青、白、金ときらびやかに色を変える。期間中は午後5時半~9時に点灯し、花火柄の衣装を着たサンタクロースが子どもに菓子をプレゼントする。 ホテル最上階のカフェでは「花火玉クリスマスケーキ」の販売も始まった。要予約。半球体のチョコカップにスポン
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 1日はウリボウ(イサキの幼魚)やタカベ、ネンブツダイ。2日は小マダイやクロダイ、ヒラソウダ、トウゴロウイワシ、カワハギ、ヘダイ、タカベ、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は徐々に水温が低下しているため回遊魚は減ってきた。朝方にはカマス。活性が良ければ日中でも釣れる。ウキ釣りではメジナ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイが2人で9匹。25~40センチのアジは多数揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)
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逢初川砂防ダム視察 静岡県議会自民の治山議連
静岡県議会最大会派自民改革会議の治山・砂防事業推進議員連盟は5日、2021年7月発生の大規模土石流災害を受けて熱海市伊豆山の逢初(あいぞめ)川に新設された砂防ダムや周辺などを視察した。 現地の道路・河川の整備が本格化することから、今後の予算要望や事業提案に役立てる。同議連としての視察は約3年ぶりで、自民県議29人が参加した。 新設の砂防ダムは国直轄事業で、23年3月に完成した。土石流発生の起点部分から約800メートル、既設の砂防ダムから約300メートル下流の位置に、土砂を留める高さ13メートル、幅59メートルの主堰堤(えんてい)と、流木を止める副堰堤を設置し、約1万立方メートルの土砂を捕
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黙とう用サイレン求め住民ら要望書 熱海土石流、市議会議長に
28人の犠牲者を出した熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、地元の住民団体や町内会などの代表者が5日までに、大規模土石流の発生時刻に黙とう用サイレンを放送するよう求める要望書を市議会の川口健議長に提出した。同日の市議会議会運営委員会で、市議会事務局が報告した。 要望書を提出したのは、伊豆山の住民団体「熱海伊豆山で心をつなぐ集い」の大舘節生代表世話人や7町内会長、温泉旅館組合長、観光協会長など18人。2021年に大規模土石流が発生した時刻に当たる7月3日午前10時28分に合わせ、黙とう用サイレンを「永久的に発令する検討をお願いしたい」と訴えた。 同つなぐ会は被災現場近くの寺院「般若院」と伊豆神社の
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創立10周年式典 地域活性へ決意 熱海商議所青年部
熱海商工会議所青年部はこのほど、創立10周年記念式典を熱海市内のホテルで開いた。会員相互の親睦と連携を密にし、次世代の人材育成や地域活性化に取り組むことを確認した。 鈴木宜志会長は2013年に発足した青年部の歴史を振り返り「先輩の残した礎をしっかりと引き継ぎ、地域になくてはならない存在になる」と決意を新たにした。初代会長の出口直樹さんをはじめ歴代会長が激励に駆けつけ、熱海商工会議所の内田進会頭や斉藤栄市長らが祝辞を述べた。 世界的なソムリエで、日本ソムリエ協会長の田崎真也さん(同市在住)が「熱海の食に求めるもの」と題して基調講演を行った。
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森町三倉地区 山林保全へ理解促進 電動MTBツアー 森を学び 森を駆ける【わたしの街から】
森町の中心街を越え、太田川の支流「三倉川」に沿って北上すると、広大な森林に囲まれた歴史ある山里へとたどり着く。かつて戦国時代には徳川軍と武田軍の攻防が繰り広げられ、江戸時代には長野県南部と静岡県西部を結ぶ秋葉街道の宿場町として知られた森町三倉地区。古くから農林業を中心として栄えてきた同地区の山林の一部は、2017年にFSC森林認証を取得。林業関係者らが、環境に配慮された木材の需要拡大へ奮闘している。 11月下旬。数十台の電動アシスト付きマウンテンバイク(E-MTB)が、澄み切った空気と温かな木漏れ日が心地よい三倉地区の林道の風を切っていた。 適切な森林管理の国際基準「FSC認証」を受け
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静岡県内で地震 熱海は震度3
4日午前11時21分ごろ、熱海市で震度3を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は相模湾で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・4と推定される。 そのほかの各地の震度は次の通り。 震度1=沼津市、三島市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、函南町
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子どもの指導育成 岡部さん全国表彰 熱海市長に報告
全国子ども会連合会の2023年度指導者・育成者表彰を受けた熱海市下多賀の岡部昭子さん(78)がこのほど、市役所を訪れ、斉藤栄市長に受賞報告を行った。 岡部さんは1964年に市子ども会育成指導者連絡協議会に入り、92年から副会長を務めている。地域で自主的に活動する小学生を育てる「インリーダー講習会」を企画運営するなど、協議会の活動に尽力したことが評価された。 59年余の活動を振り返った岡部さんは「周りの人と仲間に恵まれたおかげ」と受賞の感想を述べ、引き続き次世代の育成に力を入れると抱負を語った。
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熱海富士のかかし人気 伊豆で天城みのり祭り
伊豆市の天城会館でこのほど、天城みのり祭り(「ずねゃあじゃ天城!」など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。例年会場に展示するかかしの数々が名物の祭り。今年は大相撲の熱海富士関(熱海市出身)をモデルにした作品に注目が集まった。 熱海富士関のかかしは高さ1・5メートルほど。紙粘土で顔を整え、布でふっくらとした体を表現した。かかしは同会館ロビーに展示する。 祭りでは地場産品などのブースが並んだ。地元有志のステージなどもあり、来場者を楽しませた。
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熱海芸妓が一日署長に ご当地キャラと街頭パトロール
熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合の熱海芸妓8人と熱海市内のご当地キャラ2体が3日、熱海署の一日署長を務めた。市内で初開催された「警察ボランティア感謝祭」(同署主催)に参加したほか、熱海海上花火大会の街頭パトロールなどを実施した。 ご当地キャラは同組合の「まめっこ」と熱海温泉ホテル旅館協同組合の「あつお」。感謝祭では熱海芸妓8人と一緒に、「一日警察署長」と記されたたすきを掛けて登場した。日ごろ少年の非行防止や交通安全活動などに取り組んでいる警察ボランティア6団体に感謝の意を伝え、支援と協力の継続を呼びかけた。
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熱海市 目標タイムあと一歩 過去最高17位【市町対抗駅伝】
前回大会過去最高の20位だった熱海市はさらに順位を押し上げて17位に。前回からタイムを58秒縮めたが、目標としていた同市最速記録(2時間21分54秒)に12秒及ばなかった。 大川慎一郎監督(44)は「順位は他市の状況もある」とし、目標については「12人の選手全員があと一秒ずつ縮めれば届いた」と悔しさをにじませた。 3年連続の5区で、区間7位の漆原幹人選手(18)=韮山高3年=は「昨年は直前で体調を崩してタイムを落とした。今年はしっかり走ろうという気持ちだった」と振り返った。
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花火題材にクリスマスツリー リゾナーレ熱海、球体の電飾使い表現 25日まで
熱海市水口町のホテル「星野リゾート・リゾナーレ熱海」に1日、熱海の花火を題材にした高さ5メートルのクリスマスツリーが登場した。大輪を模した球体の電飾でツリーを表現し、幻想的な雰囲気を演出している。25日まで。 年間を通じて海上花火大会が開催されている熱海をPRする宿泊者向けイベント「花火クリスマス」の一環。円すい状のツリーを形作る球体の電飾は34個で、青、白、金ときらびやかに色を変える。期間中は午後5時半~9時に点灯し、花火柄の衣装を着たサンタクロースが子どもに菓子をプレゼントする。 ホテル最上階のカフェでは「花火玉クリスマスケーキ」の販売も始まった。要予約。半球体のチョコカップにスポ
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熱海土石流 長期避難世帯 全て解除
熱海市伊豆山で発生した土石流災害で県は1日、被災者生活再建支援法に基づく長期避難世帯38世帯について、同日付で認定を解除したと発表した。今回で認定を受けた82世帯全ての解除が完了した。 県は2021年12月に全壊を除く82世帯を長期避難世帯に認定。今年9月の市の警戒区域解除に合わせ、ライフラインが復旧し区域内に帰宅可能となった44世帯については認定を解除していた。工事の進捗(しんちょく)を踏まえ、今回は残る全世帯が対象となった。県によると、復旧工事は一部未完了の地域があるが、長期避難世帯の認定を解除しても支援金の受給に影響が出ないという。 長期避難は、災害による危険な状態が継続し、住宅に
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観光振興へ支援、連携を 伊豆半島首長会議が知事に要望
伊豆半島7市6町首長会議(会長・斉藤栄熱海市長)は1日、県庁に川勝平太知事を訪ね、観光振興を中心とした施策の支援を求める要望書を提出した。国が成長産業に位置づけ、伊豆半島の経済を支える観光について、知事は「重要な産業という共通認識を持っている」とし、同会議と定期的に協議する場を創設することに理解を示した。 要望は、交流産業クラスターの創出と再生▽ネットワーク型交通・高次都市機能の構築▽安全・安心な生活の実現▽官民協働による施策の推進―を重点戦略の柱に据え、インバウンド(訪日客)誘客支援や行政機能の連携などを求めた。 伊豆半島の首長はこれまで、伊豆半島地域サミットで知事と意見交換してきたが
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手芸や絵画など 障害者の力作70点を展示 12月3日まで 熱海市
熱海市身体障害者福祉会による「福祉ふれあい作品展」が1日、市総合福祉センターで始まった。視覚や下肢に障害のある会員18人が、丹精込めて制作した手芸や絵画、書、写真など約70点を出展している。3日まで。 3~9日の障害者週間にちなんだ作品展で、今年で26回目。古い着物と帯を使って和服美人や富士山を表現した押し絵をはじめ、熱海の海上花火や季節の花をとらえた写真、色鮮やかな手作りリースなどが並ぶ。 大相撲で活躍する熱海富士(21)=同市出身、本名・武井朔太郎=を題材にした特設コーナーでは、熱海富士の柔和な表情を再現した「花紙アート」や、取組の様子を詠んだ短歌が展示されている。
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強風で女性に看板当たる 熱海市水口町の住宅分譲地
30日午後1時15分ごろ、熱海市水口町の住宅分譲地で、住宅分譲地の案内看板が強風の影響で舞い上がり、付近を歩いていた都内の60代の女性観光客と通行車両に接触した。女性は頭部から出血するけが。熱海署によると、案内看板は縦1メートル、横2メートル、厚さ数ミリのアルミ製。住宅分譲地に固定して設置されていたが、作業員が別の場所に移動させるため取り外し、一時、地面に置いていたという。
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熱海海上花火大会 3月20日追加開催 23年度
熱海市と市内の経済3団体でつくる「オール熱海」は30日、2023年度熱海海上花火大会について、24年3月20日に追加開催すると発表した。開催時間は午後8時20分から40分まで。熱海湾で約3千発を打ち上げる。 このほかの23年度の大会日程は次の通り。 12月3日、同23日、24年2月12日、同24日
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熱海富士スマイルで故郷凱旋 「応援があったから頑張れた」と感謝
大相撲九州場所で秋場所に続いて優勝争いを演じ、2場所連続の敢闘賞を受賞した熱海富士(21)=本名・武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋=が29日、故郷の熱海市に凱旋(がいせん)した。屈託のない笑顔で地元ファンに九州場所の結果を報告し、「優勝して帰ってきたかったが、温かく迎え入れてくれてうれしい。応援があったから頑張れた」と感謝した。 ▶おかえり「さくちゃん!」写真特集はこちら 後援会が主催したイベントで、多くのファンが会場のJR熱海駅前広場を埋め尽くした。熱海富士が到着すると大歓声が沸いた。斉藤栄市長は「勝ちに行くひたむきな姿に感動した。今や人気は全国レベルだが、子どもの頃から知っている熱海市民が
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熱海土石流 帰還困難55世帯 市が家賃補助を継続
熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、同市の斉藤栄市長は29日の定例記者会見で、当初、避難生活を送っていた被災者全体の6割に当たる77世帯129人について、区域外再建や自宅への帰還が完了したとして、応急仮設住宅の家賃補助を柱とした生活再建支援を11月末に終了すると発表した。残る4割の55世帯98人は県と市の復旧整備事業が進んでいない影響などで希望する帰還が困難な状況で、市は家賃補助を12月以降も継続すると明らかにした。 応急仮設住宅の家賃補助は生活再建の主要支援策の一つ。2021年7月の土石流発生後に避難生活を強いられた132世帯227人(今年4月時点)を対象に、原則、9月1日の警戒区域解除か
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「渚の縁日」熱海の活力に 初のマルシェ 出店きっかけづくり
熱海市渚町のなぎさ中通りでこのほど、マルシェイベント「渚の縁日」(実行委など主催)が開かれた。にぎわいと新規出店のきっかけを創出する初の試み。飲食や工芸品などを手がける市内外12業者が展示販売を行い、来場者をもてなした。 なぎさ中通りの一部40メートルが歩行者天国となり、道の両側に参加業者の店舗が軒を連ねた。ガラス工房の色鮮やかなグラスをはじめ、熱海産ミカンのジャムや手作りパン、箱根の伝統工芸品「木象嵌(がん)」などを売り出した。 なぎさ中通りのかいわいは1950年の熱海大火を免れた古い建物が今も数多く残り、中央渚発展会の吉田耕之助会長は「昭和レトロ感が渚の良さ」とアピールする。コロナ禍の後
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ。24日は強風のため休園した。25日は小マダイやクロダイ、カワハギ、ソウダガツオ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日は小マダイやタカベ、トウゴロウイワシ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシとアジ。針は4~5号で、午後3~5時ごろが狙い目。ウキ釣りではメジナ。23日にはサバが回遊してきて、ウキ釣りやカゴ釣り、サビキ釣りのいずれでも釣れた。シロギス狙いの投げ釣りは通年で狙える。餌は青イソメで、穴釣りやメジナ釣りなどにも流用できる
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熱海富士、29日凱旋 熱海駅前でイベント
大相撲九州場所で先場所に続き優勝争いをした熱海市出身の熱海富士(伊勢ケ浜部屋、本名・武井朔太郎)の凱旋(がいせん)イベントが29日午後2~3時、JR熱海駅前広場で開かれる。市が28日、発表した。 凱旋イベントは、熱海富士の地元後援会(会長・内田進熱海商工会議所会頭)の主催。市民やファンと一緒に熱海富士の健闘をたたえ、今後のさらなる活躍を祈願する。熱海富士はあいさつに立つ予定で、地元の声援に感謝の意を伝えるとともに、今後の抱負などを語る。来場者との記念撮影にも応じるという。 参加無料。雨天中止。問い合わせは熱海富士の地元後援会事務局<電0557(81)7535>へ。
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川勝知事「盛り土以外も対象」 集水域、急傾斜地形など再検証【熱海土石流】
熱海市伊豆山で盛り土が崩落し、28人が死亡した大規模土石流の再検証作業を巡り、川勝平太知事は28日の定例記者会見で、大規模土石流の発生原因に関して「原因は(盛り土だけでなく)複合的だ」と述べ、盛り土以外にも「盛り土上流側の集水域」や「盛り土下流側の急傾斜地形」などの土石流への影響を検証作業に含めているとする認識を示した。 静岡県は過去の第三者委員会での検証対象を盛り土に重点化していたが、発生原因については、専門家が盛り土を置いただけでは大規模土石流が発生しないとし、集水域や急傾斜地形の技術的検証が不十分とする見方を示している。 川勝知事は「行政対応と自然災害のメカニズムの両方で(集水域や
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中学生 英語スピーチ力競う 東部7校20人 熱海でコンテスト
NPO法人静岡YMCA(稲田精治理事長)はこのほど、「中学生英語スピーチコンテスト」を熱海市の起雲閣で開いた。 県東部の7校から20人が出場した。発音の正確さや身ぶり手ぶりの訴え、発表内容の構成などを審査ポイントとし、英語スピーチの能力を競い合った。 主な受賞者は次の通り。 【暗唱の部】最優秀賞 内田珠季(熱海多賀2)▽優秀賞 上杉真央(三島山田3)▽特別賞 井出柚帆(同)藤村心優(同)【自作の部】市長賞 杉山桜子(加藤学園暁秀2)▽市教育長賞 中谷弐希(不二聖心女子学院3)▽優秀賞 樋口美優(三島錦田3)若林慧麿(不二聖心女子学院3)▽特別賞 榎優凪(熱海多賀2)小竹花歩(同3)東海林風優
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熱海土石流の判読不能文書 濃度上げ白黒化「意図的」 記者立ち会い再現実験で静岡県認める
熱海市伊豆山で盛り土が崩落し28人が死亡した大規模土石流を巡りカラー行政文書を静岡県が不適切に開示した問題で、判読できなくなっていた白黒の開示文書は複写機で濃度を引き上げて作成された可能性が高いことが27日までの県の再現実験で分かった。川勝平太知事はこれまで「(文書を複写した職員は)特殊な処理は行っていない」と説明し濃度設定に言及していなかったが、県の調査担当者は再現実験を踏まえ、職員が意図的に白黒化や濃度の引き上げをしたと認定した。 再現実験は24日に県熱海土木事務所で行われ、記者が立ち会った。複写機で元のカラー文書を1度白黒コピーした上で、スキャナーの「白黒・文字モード」に設定して濃度
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熱海富士に続く力士誕生へ ゆかりの三島錦田中相撲場 土俵装い新たに
大相撲九州場所で先場所に続き千秋楽まで優勝争いを繰り広げた熱海市出身の熱海富士(本名・武井朔太郎)が相撲の道を歩み始めた三島市立錦田中の相撲場の土俵が26日、装いを新たにした。1977年の設置後、本格的な修繕は初めて。熱海富士の才能を見いだした三島市相撲連盟の杉山信二会長は「また新しい伝統を築き、守っていきたい」と、成長を続ける教え子に続く力士の輩出を誓う。 同校を練習拠点とする三島相撲クラブは、熱海富士のほか、元幕内磋牙司や元十両栃飛龍ら関取を生み、小中学校の全国大会で数々の日本一を獲得した名門。熱海富士は小学6年の時に同校で開かれたわんぱく相撲で優勝し、杉山会長からスカウトされた。小中
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ナユタ(浜松) 蓄電装置 大賞 県のグッドデザイン 表彰
静岡県はこのほど、デザイン性に優れた県産の製品やサービスをたたえる「2023グッドデザインしずおか」の表彰式を県庁で開いた。医療機器用電源メーカーの「ナユタ」(浜松市東区)が開発した医療機器用蓄電装置「LEMURIA(レムリア)ME3000」が大賞を受賞した。 同製品は国内で唯一、医療機器規格認証を取得したリチウムイオン蓄電装置。停電時に人工呼吸器などを長時間使用できる。「災害弱者への支援が喫緊課題となる中、可搬性、排熱ファンの不要など細部にまで配慮された作品」と評価された。 同表彰は30回目の節目。計55点の応募があり、「問題提起」「ユーザー性」「技術性」「新奇性」などを基準に審査した
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職員給与引き上げ 条例改正案を可決 熱海市議会11月定例会
熱海市議会11月定例会は27日開会し、会期を12月19日までの23日間と決めた後、2023年度一般会計補正予算案など12件を一括上程した。このうち、市職員の給与引き上げに関する条例改正案を先議し、原案通り可決した。一般質問は12月12、13日に行う。
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軽快なお囃子 「えびす市」盛り上げ 熱海・今宮神社
商売繁盛の神として親しまれる熱海市桜町の今宮神社で26日、市西部地区の活性化イベント「今宮えびす市」(実行委員会主催)が開かれた。演芸大会や露店販売、不要になった学生服のバザーなどが催され、地域住民でにぎわった。 昭和期に行われていた同神社の「えびす市」を復活させたイベントで、今年で4回目。演芸大会では、熱海囃子(ばやし)笛伶(てきれい)会のメンバーが太鼓と笛を使って軽快な演奏を披露し、雰囲気を盛り上げた。地元婦人部の女性らでつくる「桜木町チェリーズ」がチアリーディングを発表した。
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次こそ賜杯! 諦めない熱海富士の相撲「勇気もらった」 祖母、下宿先、母校から健闘たたえる声
大相撲九州場所(福岡県)で優勝争いを繰り広げた熱海市出身の熱海富士(本名・武井朔太郎)。26日、2場所連続で幕内初優勝にあと一歩届かなかったものの、出身地や母校の関係者から健闘をたたえる声が送られた。 出身地の熱海市では、地元後援会(会長・内田進熱海商工会議所会頭)の会員と市民ら約120人が中継を観戦した。敗戦に落胆の声が広がったが、最後は熱海富士コールでねぎらった。 地元熱海の後援会、120人観戦 熱海富士の祖母武井みさ子さん(73)=千葉県白井市=は友人と熱海を観光中にパブリックビューイング(PV)会場を訪れた。小学2年の時まで千葉で暮らしていた熱海富士。武井さんは孫の頑張りに目に
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大自在(11月27日)角界のプリンス
ウルフと言えば元横綱千代の富士。元横綱輪島なら蔵前の星。函南町出身の雑学系ライター、杉村喜光さんの「異名・ニックネーム辞典」(三省堂)で由来を知ると、クスッとしたり、なるほどと感心したり。異名を持つ大相撲力士は多い。 秋場所に続き九州場所も千秋楽まで優勝争いに絡み、土俵を盛り上げた熱海富士(熱海市出身)。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は青森県出身で、相手の力をかわす体の柔らかさから「津軽なまこ」と呼ばれた。旭富士の師匠だった大島親方(元大関旭国)は食い下がったら離れない「ピラニア」とも、技能賞6回の巧みな取り口に「相撲博士」とも。 10月の全日本力士選士権。露払いに熱海富士、太刀持ち
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⛳宮本勝昌、シニア賞金王 最終戦、いわさき白露優勝
男子ゴルフのシニアツアー最終戦、いわさき白露シニアは26日、鹿児島県いぶすきGC(7052ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、69で回った宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)が通算9アンダーの207で優勝し、シニアツアー賞金王に輝いた。1打差の2位に鈴木亨が入った。
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中学生税の作文で東海会長賞 菅谷さん、一日税務署長 熱海
「中学生の税の作文」コンクールで東海税務連絡協議会長賞を受賞した熱海市立多賀中3年の菅谷みらのさんがこのほど、熱海税務署で一日税務署長を務めた。模擬決裁の体験や受賞した作文の発表を行い、税に対する関心を深めた。 菅谷さんは、三好友信署長から委嘱状を受け取り、熱海伊東納税貯蓄組合連合会の水野秀司会長から「一日税務署長」と記されたたすきの交付を受けた。続いて三好署長の席に座ると、パソコンを操作し、税務署の内部手続きに関する電子決裁を模擬体験した。税務署の管内概況を学び、各部門の執務状況も視察した。 受賞した作文では、食品ロスと処理費用の関係性に触れながら税金の大切さを考察した。菅谷さんは税務署員
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【提言・減災】首都直下ガス 対策急務 長尾年恭/静岡県立大客員教授
今年は関東大震災から100年という節目の年だった。この地震で旧陸軍被服廠[ひふくしょう]跡では3万8千人を超える犠牲が出たが、その主因は火災旋風の発生というのが定説である。ところが、この火災で東京市(当時)内のあちこちで洋釘などの鉄製品が溶解した。鉄の融点は1500度を超えており、木材では最高でも1200度程度までしか到達しない事から、なぜ鉄が溶けているのかは謎であった。 近年、信州大学の榎本祐嗣名誉教授が南関東ガス田由来のメタン火焔[かえん]の噴出が火災旋風発生の大きな原因であったという激甚火災を裏付ける資料や証言を多数発見した。1855年の安政江戸地震は、発生が夜中だったため大地の割れ
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【第2章】学校の防災④完 保護者引き渡し模索 「安全確保」の判断難しく【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 「避難場所まで落ち着いていましたし、待っている間も静かでしたよ」。竜洋君(7)の小学校で南海トラフ地震を想定して行われた引き渡し訓練。迎えに来た遠州さん(36)と三保さん(34)は訓練中の様子を聞き、「頑張ったじゃん」と竜洋君をほめた。竜洋君の学校は校庭の南半分までが津波浸水区域に入っている。昨年度までは校舎の3階以上を津波の避難場所とし
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鉄道模型1000両走り抜ける 熱海で同好会展 26日まで
熱海鉄道同好会(森下暢紀会長)のイベント「2023秋の鉄道展」が25日、熱海市のいきいきプラザで始まった。会員が「Nゲージ」(150分の1スケール)の鉄道模型を中心に千両以上を持ち込み、熱海周辺を往来する鉄道の風景を再現している。26日まで。 Nゲージの鉄道模型は1周13メートルと同8メートルの複々線を使い、新幹線や特急列車、貨物列車を走らせている。子どもに人気のあるプラレールも設置した。昭和30年代から現代にかけての駅弁の「掛け紙」を展示したほか、JR東日本の協力を得て塗り絵教室や記念品配布などを行っている。 26日の開催時間は午前10時から午後4時まで。 (熱海支局・鈴木文之)
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伊豆山の被災者癒やす音色 静岡市民生・児童委員協の浄財活用
熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者の心を癒やす「伊豆山復興祈念コンサート」(同市民生委員児童委員協議会主催)が24日、市立伊豆山小で開かれた。市内在住のバイオリニスト沼田園子さんら音楽家4人が出演し、澄んだ音色と歌声を響かせた=写真=。 沼田さんと一緒に出演したのは、ピアノ奏者蓼沼明美さん、ソプラノ歌手花岡久子さん、打楽器奏者佐藤直斗さん。クラシックの名曲からディズニーの定番曲まで多彩なジャンルの8曲を披露した。全校児童と地元住民ら140人が聴き入り、盛んな拍手を送った。 コンサートは静岡市民生委員児童委員協議会の寄付金を使って開催。締めくくりに、児童代表が出演者4人に花束を贈呈した
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12月定例会 42議案提出 県議会議運
静岡県議会議会運営委員会は24日、県議会12月定例会の会期を12月1~21日の21日間とする日程案を了承した。県は2023年度一般会計に56億円を追加する12月補正予算案のほか、人事委員会勧告を踏まえて職員給与を引き上げる関連条例の改正案など計42議案を提出する。 職員給与関連以外の条例改正案は、23年度に最終年を迎える法人事業税超過課税の適用期間を28年度までの5年間延長する県税賦課徴収条例改正案や、県砂防指定地管理条例の罰則を強化する改正案など。このほか、県の権限移譲事務の一部を市町から県に返還する県事務処理特例条例の改正案も提出する。熱海市の土石流災害を受けて実施した県の執行状況点検で
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伊豆山の被災者癒やす音色 熱海在住の沼田さんら4人 復興祈念し演奏会
熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者の心を癒やす「伊豆山復興祈念コンサート」(同市民生委員児童委員協議会主催)が24日、市立伊豆山小で開かれた。市内在住のバイオリニスト沼田園子さんら音楽家4人が出演し、澄んだ音色と歌声を響かせた。 沼田さんと一緒に出演したのは、ピアノ奏者蓼沼明美さん、ソプラノ歌手花岡久子さん、打楽器奏者佐藤直斗さん。クラシックの名曲からディズニーの定番曲まで多彩なジャンルの8曲を披露した。全校児童と地元住民ら140人が聴き入り、盛んな拍手を送った。 コンサートは静岡市民生委員児童委員協議会の寄付金を使って開催。締めくくりに、児童代表が出演者4人に花束を贈呈した。4年の
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進む旅館のDX化 就業管理、料理の残量確認、温泉の温度計測… 静岡県東部で導入の動き
国内外から旅行客を受け入れる県東部の旅館で、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める動きが出ている。積極的な経営者の一人は「生産性向上にデジタルは必要不可欠」と強調。業務効率化により従業員満足度を高め、顧客の滞在価値の向上にもつなげている。 1806年創業の古屋旅館(熱海市東海岸町)は予約受け付けをインターネット経由に統一し、紙に記入していた機器のメンテナンス履歴やスタッフとの面談内容をウェブで記録する。業務マニュアルの大半を動画にした。従業員の出退勤管理はアプリで行う。 人手不足を受けて2018年ごろデジタル化に着手した。内田宗一郎社長は「これをやれば一気に良くなるというもの
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熱海富士 快勝 霧島、琴ノ若と首位 翠富士給金 1差で追う 大相撲九州場所11日目
大相撲九州場所11日目(22日・福岡国際センター)は、大関霧島が関脇若元春を寄り切り、9勝2敗で首位を守った。関脇琴ノ若も大関貴景勝を送り出して9勝目。貴景勝は4敗目を喫し、2場所連続優勝が厳しくなった。大関豊昇龍は朝乃山を下手投げで退けて勝ち越し。 関脇大栄翔は一山本を引き落として7勝目。一山本は3敗に後退した。若元春は4勝7敗。 トップの2敗で霧島、琴ノ若、平幕熱海富士(熱海市出身)が並び、1差の3敗で豊昇龍、平幕の翠富士(焼津市出身)、竜電、一山本が追う混戦。十両は琴勝峰ら3人が3敗で首位に並んだ。 ◇2敗 霧島、琴ノ若、熱海富士 ◇3敗 豊昇龍、翠富士、竜電、一山本 熱海富士
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オリックス高級温泉旅館 熱海・伊豆山に12月開業
オリックス・ホテルマネジメント(東京)は12月2日、同社最上級ブランドの温泉旅館「佳ら久(からく)」を熱海市伊豆山で開業する。箱根・強羅に次いで2施設目で、県内は初進出。開業に先立って22日、報道陣に公開した。 旅館名は「熱海・伊豆山 佳ら久」。8階建てで、延べ床面積約8千平方メートル。JR熱海駅から車で7分の国道135号沿いに立地する。 全57の客室に伊豆山の天然温泉の露天風呂を備える。中層階からは紺碧(こんぺき)の相模湾をはじめ熱海の絶景を堪能できる。老舗料亭なだ万に在籍経験のある料理長らが、熱海の海産物や地場野菜を用いた創作料理を提供する。 来年1月末まで開業記念プランを用意し、
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病を機に食養生「内外から体温めて」 熱海・伊豆山でイベント 料理店経営 西川さん講演
熱海市伊豆山で免疫薬膳料理専門店「駒子レストラン」を経営する西川駒子さんがこのほど、同市伊豆山のあいぞめ珈琲店で開かれたトークイベントで講演した。乳がんを食養生などで克服した自身の経験を話した。 西川さんは病を契機に食や生活習慣を見直し、ストレスをためない生活の実践に取り組んだ。ポイントの一つに「体を内外から温めること」を挙げた。ショウガを使った食養生を続けてきたとし、体にたまった余分な水分の排出といったさまざまな効果があると紹介した。 イベントは、がんを乗り越えた人らを掲載する冊子「メッセンジャー」の公開インタビューとして実施。編集長でシンガー・ソングライターの杉浦貴之さん(愛知県)と
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平和、命の尊さ訴える 戦没者遺骨収集パネル展 26日まで、磐田
市民の平和展磐田実行委員会(杉本孝代表)は22日、戦没者の遺骨収集の様子を展示する「いのちの写真パネル展」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市見付の市立中央図書館で始めた。戦場で亡くなった兵士らの資料約50点を並べ、戦争の恐ろしさや命と平和の尊さを訴えている。26日まで。 戦争で父親を亡くした鈴木基之さん(86)=熱海市=が、県内外の遺族から集めた写真や関係資料を展示した。写真にはフィリピンやサイパンなど激戦地での遺骨の収集作業や現地での供養、焼骨の様子が収められており、来場者らに命の大切さを問いかけている。 鈴木さんは2001年から展示活動を始め、今回で75回目を迎える。「いまだ100万人と
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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熱海の水道水に異臭 トラック事故の油流入か
熱海市は20日、同市下多賀の宮川浄水場に油分が流入したと発表した。水道水から油のような異臭がするとの通報が相次ぎ、発覚した。水源とする宮川の上流部で今月11日に発生したトラック転落事故が影響したとみて原因を調べている。現時点で健康被害は確認されていない。 市によると、宮川浄水場の水道水は上多賀、下多賀、網代、初島地区の一般家庭やホテル・旅館、教育機関など3500件が契約している。水道水の異臭は16日以降に通報が入り、19日までに22件に達した。市が調査した結果、宮川浄水場の取水口と沈砂池で少量の油の成分を確認した。トラック事故の影響で漏れ出た油とみられる。油の成分は通常の浄化作業で除去し、
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熱海市職員、給与引き上げへ 市が補正予算案発表
熱海市は20日、2023年度一般会計に4億3千万円を追加する11月補正予算案を発表した。市職員の給与引き上げや「ふるさと納税」事業、土石流被災地の警備委託などの経費を計上した。27日開会の市議会11月定例会に提出する。 市職員の給与引き上げは8月の人事院勧告に伴う措置で、関連の条例改正案も提出する。若手職員に重点配分し、大卒の初任給ベースでは1万700円増の20万2400円になる。一般職のボーナスに当たる期末・勤勉手当の支給割合を各0・05月分増の期末2・45月分、勤勉2・05月分にする。市特別職と市議の期末手当も0・1月分増の4・5カ月分にする。 旅行商品を主要返礼品とするふるさと納税
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青少年指導 原さん 功労者表彰を伝達 熱海署
四半世紀にわたり青少年の非行防止や健全育成に尽力したとして、熱海署はこのほど、熱海市春日町の少年指導委員原規公さん(69)に関東管区地区少年警察ボランティア連絡協議会長・関東管区警察局長連名の功労者表彰を伝達した。 原さんは1998年に県公安委員会から少年指導委員の委嘱を受け、街頭補導や学校訪問などの活動を続けてきた。現在、少年指導委員と少年警察協助員でつくる同署少年警察ボランティア連絡会の会長も務め、後進育成にも力を入れる。 同署で伝達式が行われ、原さんは「非行を未然に防ぐため、青少年だけでなく親世代にも意識改革を促したい。住みよいまちづくりを目指す」と話した。大石剛署長はネット社会の進展
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営