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逢初川砂防ダム視察 静岡県議会自民の治山議連

 静岡県議会最大会派自民改革会議の治山・砂防事業推進議員連盟は5日、2021年7月発生の大規模土石流災害を受けて熱海市伊豆山の逢初(あいぞめ)川に新設された砂防ダムや周辺などを視察した。

逢初川に設置された砂防ダムや周辺の整備状況を視察する議連メンバー=5日午前、熱海市内
逢初川に設置された砂防ダムや周辺の整備状況を視察する議連メンバー=5日午前、熱海市内

 現地の道路・河川の整備が本格化することから、今後の予算要望や事業提案に役立てる。同議連としての視察は約3年ぶりで、自民県議29人が参加した。
 新設の砂防ダムは国直轄事業で、23年3月に完成した。土石流発生の起点部分から約800メートル、既設の砂防ダムから約300メートル下流の位置に、土砂を留める高さ13メートル、幅59メートルの主堰堤(えんてい)と、流木を止める副堰堤を設置し、約1万立方メートルの土砂を捕捉する。
 県の熱海土木事務所や砂防課の職員が、発災状況や砂防ダムの構造を説明した。県事業としては、ダム下流側の渓流保全のための護岸約105メートルや、ダム管理用道路約400メートルの整備に向け、それぞれ用地交渉を進めているとし、さらに下流域の整備予定なども伝えた。

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