テーマ : 熱海市

⛳青木 逆転で5勝目 大王製紙エリエール・レディース最終日

 2位で出た30歳の青木瀬令奈が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算13アンダーの200で今季2勝目、通算5勝目を挙げた。大会は54ホールに短縮されて賞金ランキングへの加算額は75%となり、優勝賞金は1350万円。

最終日、6番でセカンドショットを放つ青木瀬令奈。通算13アンダーで優勝=エリエールGC松山
最終日、6番でセカンドショットを放つ青木瀬令奈。通算13アンダーで優勝=エリエールGC松山

 前週優勝の西郷真央が1打差2位。第2日まで首位だった岩井千怜のほか岩井明愛、原英莉花、桜井心那がさらに1打差の3位だった。年間ポイント1位の山下美夢有は通算9アンダーで9位。(出場54選手=アマ1、曇り、気温14・8度、西南西の風5・0メートル、観衆5079人)
 (共同)
しぶとくパーセーブ  短いパーパットを決めて控えめにガッツポーズ。青木は「初日、2日目はいい精神状態でプレーできた。きょう(最終日)も同じようなペースで回れた」。満足そうに通算5勝目をかみしめた。
 2打差の2位から出ると、前半に四つ伸ばして単独トップ。14番でボギーを打ち、猛追する西郷らに一時は並ばれたが、17番(パー5)で第3打を1メートル弱に寄せてバーディー。「ショットもパットも震えながら打った」と言う最終18番もきっちりパーで締めた。
 飛距離で劣る分、正確なアイアンショットやコースマネジメントでカバー。芝の種類や気温、湿度などを考慮してパターを使い分けることでも知られる。100本を超えるパターを所有し、「今年だけでも20本以上使っている」。今大会は3月に優勝したときと同じものを使用。1・5~2メートルを入れるしぶといパーセーブが好スコアを支えた。
 1シーズンでの複数優勝という目標を達成し、2年半ほど我慢していたお酒を解禁すると言う。次に欲しいのは「メジャー優勝」。次週の最終戦に狙いを定めた。
 (時事)
女王争い 最終戦へ  ○…最終戦のツアー選手権リコー杯を前に、ポイントによる年間女王の可能性を残すのは3人。トップの山下は最終ラウンド、ダブルボギーこそあったものの66の好スコアで「ショットは安定し、パットも良かった。次週につながる」と話した。
 最終戦は優勝で400点が加算される。57・13差で2位の申ジエ(韓国)は「自分を信じて頑張るだけ」と話し、100・39差で3位の岩井明は「楽しんでやって、結果がついてきたらいい」と自然体を強調した。
 (共同)
渡辺彩香(熱海市出身)らシード失う  ○…出場が40人に限られる最終戦を残すのみとなり、ポイントランキング50位までの来季シード選手が確定した。今大会前の55位から挽回を狙った堀琴音は終盤3ホールで二つ伸ばして大会9位に入り期待が膨らんだが、ポイント50位の浜田茉優とわずか0・35差の51位で3シーズンぶりの圏外に。「シード権争いはこんなに気持ちがつらいんだと思った」と目に涙を浮かべた。川崎春花は48位で2年連続の確保。三ケ島かな、渡辺彩香(熱海市出身)らが失い、86位の大里桃子は「かみ合わずに1年が終わった」と声を絞り出した。
 (共同)
 

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