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97歳 杉内八段(熱海出身)最年長の対局 囲碁公式戦 夫の記録更新 「一局一局を大事に」

 囲碁の現役最年長棋士の杉内寿子八段(97)=熱海市出身=は11日、東京都千代田区で打たれた第51期天元戦予選で森田道博九段(53)と対戦し、97歳1カ月5日で公式戦対局の最年長記録を更新した。

囲碁の第51期天元戦予選で対局する杉内寿子八段=11日、東京都千代田区(日本棋院提供)
囲碁の第51期天元戦予選で対局する杉内寿子八段=11日、東京都千代田区(日本棋院提供)

 日本棋院によると、これまでの記録は杉内八段の夫、故杉内雅男九段が2017年、第43期棋聖戦予選で対局した97歳0カ月13日だった。
 杉内八段は「この日を迎えることができて、感慨無量でございます。ファンの方には、いつも応援していただいてありがとうございます。これからも目の前の一局一局を大事にしてまいります」とコメントした。対局は森田九段が黒番中押し勝ちを収め、杉内八段の公式戦最年長勝利は持ち越しとなった。現在の最年長勝利記録は夫、杉内九段の96歳10カ月4日。
 杉内八段は1942年にプロ入りし、女流名人4連覇などの実績がある。旧姓本田で故本田幸子八段、楠光子八段(84)は妹。

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