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起点付近に残る産業廃棄物 現土地所有者が撤去開始【熱海土石流】

 静岡県は6日、熱海市伊豆山の大規模土石流の起点になった逢初(あいぞめ)川源頭部の北西側に残されている産業廃棄物について、現土地所有者が撤去作業を開始したと発表した。7月下旬までに、産業廃棄物の搬出と現場の整地を完了する計画という。
 現土地所有者が県に提出した撤去計画書によると、1月15日に産業廃棄物の掘り出し作業を始めた。3月上旬から土砂の埋め戻しと転圧を行い、4月中旬から廃棄物の分別とリサイクルの作業を実施する。6月上旬から廃棄物の搬出と現場の整地作業に入る予定。
 県廃棄物リサイクル課によると、現場に残された産業廃棄物は建物の解体で生じたコンクリート片など1500立方メートルと推計され、前土地所有者が2009年に運び入れた。現土地所有者が13年に産業廃棄物の一部に土をかぶせ、埋め立てたとされる。
 同課は、前土地所有者が産業廃棄物の撤去に応じていないとして「措置命令も視野に引き続き指導する」としている。

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