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「歌い続けるため体鍛える」 沼津の合唱団 月1回 陸上運動に汗

 沼津市を拠点に活動する合唱団「ツグ音楽レジーア」が11日、沼津市の愛鷹広域公園で陸上運動に臨んだ。「歌い続けるために鍛える」。全員70歳以上の団員が健康を維持して趣味を続けるため、月1回のトレーニングを始めた。

陸上運動に汗を流す合唱団のメンバーら=沼津市の愛鷹広域公園
陸上運動に汗を流す合唱団のメンバーら=沼津市の愛鷹広域公園


 合唱団を主宰する高田紹代さんが企画した。現在、女性13人が所属。コロナ前には35人ほどの混声で活動していたが、団員の入院などが重なり数年で一気に減少したという。残っている団員も高齢から立って歌い続けることが困難になっている。
 三島市陸上競技協会の西尾誠理事長が講師を引き受けた。初回の11日は、歩き方の訓練やボールを使った運動に取り組んだ。団員と高田さんは、西尾理事長から「背筋を伸ばして下を見ず、腕を振って」などと手ほどきを受けながら、400メートルのコースのジョギングなどで汗を流した。
 団員の女性(80)は「鍛えていれば長時間歌うこともできると思う。こうした場をもらえてありがたい」と意気込んだ。西尾理事長は「シニアの指導は経験がなかったが、歌っているだけあっていい動きだった」と話した。
 3月末には熱海市で合唱を披露する予定。高田さんは「仲間と一緒に共有できることが大切。刺激を受けて、1日でも元気に頑張っていきたい」とほほえんだ。
 (東部総局・日比野都麦)

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