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次期衆院選へ意思統一 共産党大会 熱海で開幕

 共産党の第29回大会が15日、熱海市内で始まった。開催は2020年以来4年ぶり。18日まで開催し、最終日には党幹部の人事を決定するほか、次期衆院選の目標などを盛り込んだ大会決議案を採択する。志位和夫委員長は「あらゆる面の行き詰まりが極まった自民党政治を終わらせ、希望ある新しい日本をつくる道を指し示す大会にしていきたい」と述べ、衆院選に向けて意思統一を図るよう党員に呼びかけた。

次期衆院選に向けた意思統一などを呼びかけた共産党の第29回大会=15日午後、熱海市内
次期衆院選に向けた意思統一などを呼びかけた共産党の第29回大会=15日午後、熱海市内

 決議案は自公政権を「物価高と暮らしの危機に対してまともな方策を何一つ示せない『経済無策』だ」として退陣に追い込むとした。次期衆院選に向けては「比例での躍進」を軸に、全比例ブロックでの議席獲得と議席増を目指すと明記。野党共闘は他党などからの攻撃で困難な部分もあるとした上で、「共闘の再構築のため可能な努力をする」とした。
 党幹部人事でトップの委員長交代が取り沙汰されている。在任期間が23年超と歴代最長の志位委員長は冒頭、「将来性ある若い幹部や女性が力を存分に発揮できる新しい委員を選出することも大会の重要な任務だ」と述べた。
 大会には全国の党員ら約800人が参加。県内からは山村糸子県委員長らが出席した。
 (政治部・池谷遥子)

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