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熱海富士 春巡業で意欲的に稽古 大相撲

 大相撲の春巡業が1日、大阪府箕面市で行われ、熱海富士(熱海市出身)は大の里や遠藤らと12番取るなど、意欲的に稽古に励んだ。春場所で新入幕優勝を果たした同部屋の尊富士に刺激を受け「同じ部屋で一緒に稽古してきたが、僕より強い。もっと頑張らないと」と対抗心を燃やした。

大相撲の春巡業に参加した熱海富士=大阪府箕面市
大相撲の春巡業に参加した熱海富士=大阪府箕面市

 春場所は東前頭2枚目で2大関を破って8勝7敗。「現状に満足せず、もっと上を目指していきたい」と貪欲だ。当面閉鎖による宮城野部屋の伊勢ケ浜部屋転籍について「稽古相手がいっぱいいるのは、いいことだと思う」と前向きに捉えていた。
 大関琴ノ若は四股などの基礎運動やぶつかり稽古で汗を流した。夏場所(5月12日初日・両国国技館)から母方の祖父で元横綱のしこ名「琴桜」を襲名する予定。徐々に調整のペースを上げていく考えで「疲れもあるが、自分のできることをやっていく」と表情を引き締めた。
 新大関の春場所は10勝5敗。28日までの春巡業は父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から継いだしこ名で参加し、30日の番付発表から正式に改名する予定だ。
 4大関で巡業に参加しているのは自身だけ。「いろいろ考えてしまうと力が出せない」と自然体を強調した。

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