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温泉を化粧水に 熱海市、連携協定 富士の製造販売会社と

 熱海市とスキンケア商品製造販売のピジョンホームプロダクツ(富士市)はこのほど、温泉水活用に関する連携協定を締結した。熱海の温泉を用いた「ミスト化粧水」を開発し、2025年中に市内で土産物として販売を開始する。

協定書を取り交わす斉藤市長(左)と矢作社長=熱海市役所
協定書を取り交わす斉藤市長(左)と矢作社長=熱海市役所

 市が保有管理している61源泉を分析調査し、商品化に適した1源泉の温泉水を活用する。熱海観光に訪れる10~30代の女性を主なターゲットに、商品開発と販促活動を進める。市内各地の土産物店やホテル旅館で売り出す方針。市役所で行われた締結式で、斉藤栄市長と矢作一朗社長が協定書を交わした。
 同社は全国数十カ所の温泉の調査結果を踏まえ、市に商品化を提案した。矢作社長は「熱海の温泉は刺激性が少なく、ミネラルも豊富で美肌や保湿の効果が高い。化粧品に適している」と評価した。
 市が保有管理している源泉をスキンケア商品にするのは初めてという。斉藤市長は「温泉は熱海の観光資源。新たな名産品の開発に期待したい」と話した。

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