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大自在(1月29日)3年後の大相撲

 大相撲の元小結で解説者の舞の海秀平さんが、アプリスタイル社発行の雑誌「大相撲ジャーナル1月号」で3年後の2027年の番付を予想している。横綱に霧島、琴ノ若、大の里を挙げた。
 初場所は、舞の海さんが期待する力士の活躍で盛り上がった。優勝決定戦で敗れたが、大関昇進を確実にした関脇琴ノ若。新入幕で11勝し、能登半島地震の被災地を勇気づけた石川県出身の大の里も見事だった。
 一方で、角界は少子化の影響もあって新弟子不足が深刻だという。昨年の新弟子検査合格者は53人。年6場所制となってから最少だった。力士全体でも初場所の番付表に載ったのが599人で45年ぶりに600人を下回った。若乃花、貴乃花の「若貴ブーム」だった1994年夏場所の943人が過去最多で、30年で4割近く減少した。
 相撲協会は入門者増への対策として、新弟子検査の体格基準(身長167センチ、体重67キロ)を事実上撤廃するという。基準に満たない場合、運動能力テストで合否を判定する。
 かつては体格基準が現在より厳しく、身長は173センチ以上が求められた。それでも「若貴」時代には新弟子が年間200人を超えたこともある。169センチの舞の海さんは1度不合格になったものの、手術で頭部にシリコーンを埋めて高さを補い、なんとか合格した。
 さて、舞の海さんの番付予想だが、大関には熱海富士(熱海市出身)の名が。これからの角界を背負って、という願いも込められているのだろう。西前頭筆頭の初場所は負け越して三役昇進は逃した。巻き返しを。

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