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大相撲・大の里 元アマ横綱 スピード入幕 二所ノ関親方の弟子、期待大きく

 大相撲初場所(来年1月14日初日・両国国技館)の番付が25日に発表され、元アマチュア横綱で23歳の大の里が新入幕を果たした。一昨年8月に独立の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が育てた初の新入幕力士。192センチ、176キロの大器は「ここからが大事。部屋の顔になれるように頑張りたい」と意気込んだ。

大相撲初場所の番付が発表され、記者会見する新入幕の大の里(左)と師匠の二所ノ関親方=25日、両国国技館
大相撲初場所の番付が発表され、記者会見する新入幕の大の里(左)と師匠の二所ノ関親方=25日、両国国技館

 来年の大相撲で注目の力士だ。新潟・海洋高から日体大を経て、5月の夏場所で幕下10枚目格付け出しデビュー。所要4場所の速さで幕内に上がってきた。二所ノ関親方も自然と力が入り「揺るがない土台をつくっていかないといけない。横綱、大関になれるように指導していく」と高い理想を披露した。
 稽古場では四股やすり足などの基礎運動にこだわり、師匠の胸に思い切りぶつかる日もある。弟子は「口では伝えられないような衝撃を感じている。いい経験をさせてもらっている」と感謝。37歳の師匠は「絶対的な立ち合いを常に出せるように。おかげで首と背中がばきばきだ」と苦笑いしつつ、充実感に浸った。
 今年は新入幕の伯桜鵬や再入幕で幕内2場所目の熱海富士(熱海市出身)が優勝争いに加わり、大の里は「すごいなと思って見ていた」と感心。自らの目標は「先のことは考えず、まず8番勝ちたい」と謙虚に話す。だが周囲からの期待はもっと大きく、新年の土俵は目が離せない15日間となる。

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