テーマ : 裁判しずおか

富士3人死傷事故 85歳男に有罪判決 地裁支部

 乗用車を運転して事故を起こし、3人を死傷させたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害と過失致死傷)の罪に問われた富士市の無職の男(85)の判決公判で、静岡地裁富士支部(西沢諒裁判官)は5日、禁錮2年2月、執行猶予5年(求刑禁錮2年2月)を言い渡した。
 西沢裁判官は判決理由で、進行方向の安全確認やペダルの的確な操作という運転上の基本的な義務を怠った過失の重大性を指摘した上で「死亡という結果は特に重大」と述べた。一方、被告が被害者への賠償金の支払いを完了している点を考慮すべき事情に挙げた。
 判決によると、被告は昨年9月3日午後5時35分ごろ、市内の道路で乗用車を運転中、別の車と衝突して運転手にけがを負わせた。さらにブレーキとアクセルを踏み間違え、歩道にいた2人を死傷させた。

裁判しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞