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ワクチン会場侵入 反ワク団体理事 弁護側は無罪主張 静岡地裁で初公判

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種会場に侵入したとして、建造物侵入の罪に問われた掛川市、反ワクチン団体「神真都(やまと)Q会」の理事の被告(49)の初公判が17日、静岡地裁(国井恒志裁判長)であった。被告は起訴内容について「間違いない」と述べ、弁護側は医師に説明を求めるためといった正当な「訪問」だったとして無罪を主張した。
 冒頭陳述で検察側は、会場正面に「ワクチン接種に来られた方以外の施設内への立ち入りはご遠慮ください」との立て札が置かれていたことなどを指摘した。
 起訴状によると、被告は仲間と共謀の上、ワクチン接種の中止を求める目的で2022年3月13日午後、焼津市のワクチン接種会場に侵入したとされる。
 被告は同12月に略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けたが、不服として正式裁判を請求した。

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