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証拠開示命令申し立てへ 元天竜市長・再審請求 行動記録、弁護側が裁判所に

 旧天竜林高(浜松市天竜区)で起きた調査書改ざん・贈収賄事件で、贈賄罪で罰金70万円の略式命令を受けた元天竜市長(90)による再審請求の非公開の三者協議が30日、浜松簡裁で開かれた。現金の授受があったとされる日の元天竜市長の詳細な行動記録を明らかにするため、弁護側は近く検察に証拠開示を命じるよう裁判所に申し立てる。
 杉尾健太郎弁護士が協議後の記者会見で説明した。これまでの協議で、検察側は証拠開示に否定的な考えを示している。
 弁護側はこの日の協議で、元天竜市長が現金を渡すために高校を訪れたとされる時間帯に「元天竜市長は銀行にいた可能性が排除できない」という趣旨の意見書を提出した。銀行の退店記録など、捜査機関が当時収集したとみられる証拠の開示命令を求めるという。
 元天竜市長の証人尋問の実施も裁判所に求める。

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