伊東市の記事一覧
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伊東の新図書館計画 市民納得の施設創出を【東部 記者コラム 湧水】
伊東市が新たに市街地に建設を目指す図書館は、工事の入札不調により、規模縮小に向けた方針転換を余儀なくされている。全国的に影響を及ぼす建築コストの高騰が同市の大型事業にも波及した形だ。一部の市民からは図書館の在り方について再考を求める声も上がっている。 計画では当初、今年7月の着工を見込んでいたが、5月の開札で予定価格を超過して不調に終わった。市は要因として、資材価格や人手不足による労務費の高騰▽事業者が利益率の高い工事を選別できる「超売り手市場」が背景にあると分析する。 現在の伊東図書館は生涯学習センターと同居する。1980年11月に開館し、老朽化が進む。図書館部分の延べ床面積は954平
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伊東市の新図書館計画 施工床面積2割以上減へ 教育長答弁
伊東市議会12月定例会は5日、一般質問に4氏が立った。入札不調に伴い、規模縮小に向けた再設計の方針を示している新図書館の建設について、高橋雄幸教育長は「コスト削減への影響が大きい施工床面積を最低でも2割以上は削減する方向で検討を進める」との見通しを示した。田久保真紀氏(颯)への答弁。 市によると、従来の計画は延べ床面積約7300平方メートル。生涯学習センターと同じ建物でサービスを行う現在の伊東図書館は、移転後の新図書館で生涯学習機能も融合する計画。市は従来の計画のコンセプトや概念は維持しながら、蔵書スペースの一部縮小や部屋の統合などでサイズダウンを図り、事業費の縮減を目指す。 高橋教育長は、
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警察犬の所有・訓練 川村さんに嘱託書 伊東署
伊東署は4日、同署管内の嘱託警察犬所有者・訓練者の川村和久さん(伊東市富戸)に嘱託書を交付した。2024年の1年間、雌のシェパード「ピコット・フォム・シェーネ・ベルク号」(4歳)が警戒犬として活動する。 ピコット―号は10月下旬の審査会に合格し、3年連続で嘱託を受けた。同号とともに同署を訪れた川村さんに、三坂滋康署長が嘱託書を手渡した。川村さんは「ボールが好きで、訓練以外はのびのびと生活している。引き続き一緒に頑張りたい」と話した。
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静岡県内で地震 熱海は震度3
4日午前11時21分ごろ、熱海市で震度3を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は相模湾で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・4と推定される。 そのほかの各地の震度は次の通り。 震度1=沼津市、三島市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、函南町
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伊東のNPO サッカーで国際交流 「社会貢献支援財団」表彰
社会貢献活動を顕彰している「社会貢献支援財団」(安倍昭恵会長)の2023年度の表彰式が、都内で開かれ、サッカーを通じた国際交流に取り組む伊東市の認定NPO法人「REALE WORLD(レアーレワールド)」(三好彩代表)が受賞した。 レアーレワールドは伊東市とネパールで子ども向けのサッカークラブを運営するほか、使用済みサッカーシューズを途上国に届ける活動をしている。参加選手が途上国への寄付を持ち寄るサッカー大会も開催し、子どもたちが他国の状況に関心を持ち、貧困問題などを考える機会を提供している。表彰式で、三好代表が安倍会長から賞状を受け取った。本年度は計30の個人や団体が選ばれた。
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伊豆伊東高 高校生ビジネスプランGP 最終審査へ 1月プレゼン
「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)の最終審査会に進むファイナリスト10組がこのほど発表され、伊豆伊東高3年生の1プランが入った。生徒たちは来年1月初旬の審査で、大賞を目指してプレゼンテーション発表に臨む。 メンバーはリーダーの平松美紅さん、大沼蕾さん、橋本理央さんの3人。プランは、大人に代わって日常的に家事や家族の世話を行うヤングケアラーを支援する取り組みを提案。食事を準備する負担の解決に向け、加盟する地元飲食店で毎日、無償で食事を提供する仕組みを考えた。 今回は全国から過去最多の505校、5014プランの応募があった。今春に伊東市内の3高校の統合で誕生
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伊東市 「いつか娘と」土屋選手 親子出場かなわず【市町対抗駅伝】
過去4回出場の伊東市の6区土屋拓巳選手(40)=天城中事務職員=が6年ぶりに駿河路を駆けた。娘の美颯選手(12)=伊東南小6年=もエントリーしたが、初めての親子での出場はかなわなかった。「いつか一緒に走るためにも続ける」と次を見据えた。 過去はアンカーなどで出場し、いずれも区間20位中盤。今回は初の40歳以上で「駅伝独特の高揚感があり、楽しかった」と区間14位に食い込んだ。中継で父親の姿を見たという美颯選手は「かっこよかった。走れずに悔しい。今度は一緒に走りたい」と話した。
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欠勤の伊東市職員 停職3カ月処分
伊東市は1日、合わせて32日と15分欠勤した市民部の50代の管理職職員を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は11月30日。 市によると、職員は5月16日から11月8日までの間に、断続的に欠勤した。健康上の理由という。地方公務員法に触れると判断した。
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「2時間20分台を」 伊東市壮行会【市町対抗駅伝】
2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の伊東市代表チームは1日、市役所で出発式に臨んだ。選手たちが当日に向けて士気を高め、大会の舞台に向かった。 主将の飯泉亜美紗さん(駿東伊豆消防)が「2時間20分台を最大の目標に、一人一人が一分一秒を削り出す走りで伊東市に勇気、元気、感動を届けたい」と誓いの言葉を述べた。小野達也市長が「声援を力に、気持ちよくコースを駆け抜けてほしい」とエールを送った。 会場には市職員や市議らが集い、選手たちが乗り込んだバスの出発を見送った。石井義仁監督は「チーム一丸で20分台を目指す。応援をお願いしたい」と呼びかけた。
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地方創生の実現へ 伊東市と連携協定 あいおいニッセイ損保
伊東市はこのほど、あいおいニッセイ同和損害保険と地方創生の実現に向けた包括連携協定を結んだ。市役所で開いた締結式で、小野達也市長と同社の戸田成俊専務執行役員が協定書を交わした。 地域・暮らしの安全安心、防災や災害対策など六つの項目で連携し、それぞれの資源を有効活用して協働を進める。小野市長は「ノウハウや経験の力をもらいたい。今後、具体的な取り組みについて検討したい」と述べた。戸田専務執行役員は「一緒に抱える課題の解決に向かっていきたい」と語った。
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伊東市議会が開会
伊東市議会12月定例会は1日開会し、会期を15日までの15日間と決めた後、5氏が一般質問を行った。不登校対策や子育て世帯への経済支援策、伊東駅前広場の整備計画などをテーマに市当局をただした。4、5の両日も一般質問を行う。
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静岡県産食材を生かしたジェラート 伊豆高原ジェラート工房R65(伊東市)【静岡ものづくり最前線】
2022年3月に開業し、原料の食材にこだわったさまざまな種類のジェラートを提供する。フルーツや牛乳、茶など県内産の良品を厳選。アロマを意識した組み合わせや糖の使い方を工夫した製法で、食材の良さを引き出している。 ジェラートは食材が持つ香りを意識して開発している。伊東名産のダイダイとジャスミン、カルダモンを使った一品は、それぞれが相乗効果を生むように配合の分量を調整した。グラニュー糖や粉末の水あめなど複数種類の糖を組み合わせて甘さや固さ、口に含んだ際のなめらかさを追求。糖の配合により、食べた時に甘さを感じるタイミングが変化するという。 工房を立ち上げた六郷祐太朗さん(35)は千葉県出身。「
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安息のとき 縁どる色枠 池田20世紀美術館/ピエール・ボナール「洪水の後」【コレクションから⑲】
タイトルどおり、旧約聖書のノアの箱舟の大洪水に発想を得たものと考えられている。雨と嵐がおさまった後の動物たちの姿や、ほっとする人々、その模様を取り巻くように鳥や猿をちりばめた装飾的に縁どられた色枠が、鑑賞者に不思議な印象を与える作品である。 ボナールが親友であるパリの富豪から、食堂に飾るための4枚の大壁画を依頼された時の1作品だが、残りの3枚は米国サンタフェのギャラリーに1枚、パリのオルセー美術館に2枚、所蔵されている。 ボナールは、パリ近郊のフォントネ=オ=ローズ出身。日本の浮世絵版画に親近を示した画家である。仲間たちからは、「ジャポン」と「ボナール」の造語で「ジャポナール」と呼ばれた
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ。24日は強風のため休園した。25日は小マダイやクロダイ、カワハギ、ソウダガツオ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日は小マダイやタカベ、トウゴロウイワシ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシとアジ。針は4~5号で、午後3~5時ごろが狙い目。ウキ釣りではメジナ。23日にはサバが回遊してきて、ウキ釣りやカゴ釣り、サビキ釣りのいずれでも釣れた。シロギス狙いの投げ釣りは通年で狙える。餌は青イソメで、穴釣りやメジナ釣りなどにも流用できる
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伊東駅前広場の整備 ロータリーは二つに 市が計画案示す
伊東市は27日、JR伊東駅前広場の整備計画案を示した。バス・タクシーと一般車を分離した二つのロータリーを整備し、改札口の正面には広場空間を設ける方針。 同駅前のロータリーは1938年の駅開業時に当時の国鉄が整備した。観光地の玄関口として機能向上の必要性が出ている。ロータリーと広場空間の面積は約7200平方メートルで、予算規模は概算で30億円程度を見込む。 現在、通勤や通学のピーク時には送迎車両による混雑が発生している。計画案では一般車専用のロータリーを整備し、バス・タクシーとは分ける。広場空間はイベントの会場や災害時の一時避難場所としての活用を想定し、屋根付きの休憩スポットなども置く。
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「満月の道」望み、幻想的調べ 東伊豆・北川地区「謝月祭」 テラスお披露目も
東伊豆町の北川温泉旅館組合などは27日、同町北川地区のねこさい広場でイベント「謝月祭」を開いた。同日の満月に合わせ、音楽演奏のほか、同町名物の月の絶景を観賞するための「ムーンロードテラス」がお披露目された。 東伊豆では町内から望む月光の海面反射が「月の道」のように見えるとして「ムーンロード」と銘打って売り出している。木製のテラスは高さ約3メートル、長さ約20メートルで段差が5段のぬくもりあふれるデザイン。テラスに座りながら月見を楽しめるようにと、地元要望を受けて町が整備した。 謝月祭では音楽演奏などが繰り広げられ、アンデス伝統の管楽器サンポーニャ・ケーナ奏者の瀬木貴将さん(57)のライブ
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定例会12月1日開会 伊東市議会
伊東市議会は27日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 12月1~15日◇一般質問 1、4、5日 14人◇当局提出議案 一般会計補正予算案など29件◇常任委員会 7、8日
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伊東市の新図書館 規模縮小し再設計へ 入札不調で
伊東市の小野達也市長は27日の定例記者会見で、新築工事が入札不調に終わっていた同市の新図書館建設事業について、規模縮小に向けた再設計を実施する方針を明らかにした。建築にかかるコストの高騰が続く見通しの中、現設計での建設は困難と判断した。 ゼロベースでの見直しはせず、現計画のコンセプトや概念は維持する。蔵書スペースの一部縮小や部屋の統合などでサイズダウンを図る。現計画の建設にかかる事業費は37億円を想定している。設計の着手は2024年度以降を見込む。 計画では当初、今年7月の着工を見込んでいたものの、5月の開札で入札に参加の意向を示した2共同企業体のうち一つが辞退し一つは予定価格を超過し
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目標は「2時間20分台」 伊東市結団式【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝の伊東市代表チームは27日、結団式を市役所で開いた。選手やチーム関係者が間近に迫る大会に向け、結束を強めた。 選手を代表し、吉村泉夢さん(八幡野小6年)が小野達也市長からユニホームを受け取った。石井義仁監督が「選手たちは猛暑の夏に耐えてやってきた。目標としては過去に出していない2時間20分台を出したい」と述べ、一人一人を紹介した。 同市の過去最速記録は2020年大会の2時間21分8秒。小野市長は「20分台は決して無理な記録ではない。当日はいかんなく実力を発揮してほしい」と激励した。
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災害時用発電機2基を市に寄贈 伊東ガス
伊東市湯川の伊東ガスはこのほど、災害時用のポータブルガス発電機2基を同市に寄贈した。太田雄治常務取締役らが市役所を訪れ、小野達也市長に取り扱い方法を説明した。 寄贈品は発電機と燃料のガスボンベのセット。社会貢献事業の一環で、10月に開いたガス展での誘客イベントの売り上げを原資とした。同社はこれまでにも消防団や救護所用に機材を寄贈している。太田常務は「携帯電話の充電などに活用してもらえたら」と話した。
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伊東の「東海館」 保全へ市に寄付 JR東日本
伊東市指定文化財の観光文化施設「東海館」の保全に役立ててもらおうと、JR東日本はこのほど、同市に寄付金49万2702円を寄せた。同社のポイントサービスを活用した地域応援プログラムの一環。 同施設で記念品の贈呈式が開かれ、同社マーケティング本部の決済・認証ユニットの今田幸宏ユニットリーダーが小野達也市長に手渡した。市は礼状を贈った。 旧旅館の東海館は伊東温泉のシンボルとして親しまれている。今田ユニットリーダーは「地域の人に愛され、発展していくことを願う」とあいさつした。
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SUPの釣り人を救助
23日午前8時55分ごろ、伊東市宇佐美の沖合で、スタンドアップパドルボード(SUP)に乗っていた同市のアルバイト男性(64)が帰還できなくなり、下田海上保安部の伊東マリンパトロールステーションに携帯電話で救助要請した。男性は同保安部の船に救助され、けがはなかった。同保安部によると、男性は要請の約1時間前に宇佐美港をSUPで出発。防波堤付近で釣りをしていたが、陸からの風で戻れなくなったという。
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
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静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
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脱力♨カピバラ、来場者癒やす 伊豆シャボテン公園「元祖露天風呂」4月まで【動画あり】
伊東市の伊豆シャボテン動物公園で18日、同園発祥のイベント「元祖カピバラの露天風呂」が始まった。カピバラの親子が湯船の中で目を細めてゆったりとくつろぎ、脱力した姿が来場者を癒やしている。 開始に先立って風呂開きを行い、カピバラが草をつなげた〝テープ〟をカットした。カピバラの和名「オニテンジクネズミ」にちなみ、地元産のオニユズを湯に浮かべた。 夏以降に生まれた子どもたちにとっては露天風呂デビュー。来場者は気持ちよさそうに入浴を楽しむカピバラたちを盛んに写真に収めた。 イベントは1982年の冬に飼育スタッフが湯で施設を掃除中、湯だまりでくつろぐカピバラに気付いて企画された。開催は来年4月7
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メガソーラー建設 反対決議案を採択 伊東で住民集会
伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡り、伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会は18日、住民集会を同市の八幡野コミュニティセンターで開いた。約180人が出席し、事業者による建設に反対する住民側の意向を確認した。 同会関係者らがこれまでの経過を報告した。現在は事業者の本体工事が行われていないことや、建設計画に関連した行政の動きなどを伝えた。 事業者に建設事業からの撤退を求める決議案を採択した。市が事業者に出した「(事業地内の)河川占用不許可処分を支持する」とし、関連で県に対しては「森林法の審査には慎重な対処を求める」などと盛り込んだ。
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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福祉計画案など伊東市が諮問 市介護保険協議会に
伊東市はこのほど、第10次高齢者福祉計画と第9期介護保険事業計画の両案を市介護保険運営協議会に諮問した。市役所で開いた会合で協議会の委員に対する委嘱状の交付も行い、岸弘美副市長が手渡した。 委員は保健・医療、福祉、介護保険に関わる団体の代表ら15人。会長には市医師会長の山本佳洋さんが就いた。山本会長は「医療や介護の現場もどんどん変わってきている。今回の介護保険の事業計画は重要なところに位置する」と述べた。 初回は計画策定の趣旨などを共有した。計画案は2024~26年度の3年間が期間。協議会は審議を重ね、来年1月に答申する予定。
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あげまん名物の店復活 伊東・老舗「みその」屋号、伝統の味継承
水産加工品の製造販売や飲食店の運営などを手がける伊豆中(伊東市)が17日、JR伊東駅前で閉店した老舗まんじゅう店「まんじゅう みその」の屋号を引き継ぎ、現地で装い新たに店舗を再開する。閉店を惜しむ声に応え、「伊東駅前を盛り上げたい」との思いで開業にこぎつけた。 みそのは黒糖まんじゅうを揚げた「あげまん」が評判だったが、コロナ禍の影響などで昨年に店を閉じた。時代の変化とともにシャッターを下ろす店も目立つ中、地元企業の伊豆中が「店と名前を残したい」と地域の活性化を見据えて復活させた。 同社にとってまんじゅうの製造は新たな挑戦。従来は職人の感覚に頼っていた部分もあったが、再開を機に製造設備を整
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東海バス1台を20日間停止処分 中部運輸局
国土交通省中部運輸局は16日、道路運送法に違反したとして、東海バス(伊東市)を20日間の車両使用停止処分(1台)にしたと発表した。 同運輸局によると、6月18日に清水町の沼津商高バス停から沼津市の大手町バス停までの間で、乗り合いバスの中扉を開放したまま運行していたという。 静岡運輸支局が同社沼津営業所に監査を実施したところ、扉が開いているとアクセルを踏めないようにするアクセルインターロックと呼ばれる安全装置が故障していたことが判明した。
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いとう漁協2支所に灯台監視で表彰伝達 下田海保
長年にわたり灯台の作動状況を監視し、海の交通安全に貢献したとして、下田海上保安部は14日、いとう漁協八幡野支所(伊東市)に海上保安庁長官表彰を、同漁協網代支所(熱海市)に第3管区海上保安本部長表彰をそれぞれ伝達した。 海上保安庁が定める「灯台記念日」(11月1日)にちなんだ表彰事業で、灯台の監視が20年以上で長官表彰、15年以上で本部長表彰の対象になる。八幡野支所は2003年から八幡野港防波堤灯台、網代支所が07年から網代港北防波堤灯台を担当し、灯台の明かりが正常についているかを日々確認してきた。 八幡野支所では、下田海保の西山博部長が稲本英雄支所長代理に表彰状を手渡し、「灯台は船の交通安全
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技能功労者を表彰 伊東市
伊東市は14日、2023年度の技能功労者表彰式を市役所で開いた。同一の職業に30年以上にわたって従事する優れた技能者11人をたたえた。 小野達也市長が出席した5人に表彰状を手渡した。鈴木啓支さん(建築塗装工)が代表して「今後も研さんを重ね、市や業界の発展のために全力をささげる」とあいさつした。 そのほかの表彰対象者は次の通り。 林秀行(調理師)佐藤隆志(理容師)滝戸正志(農業者)木梨之雄(干物製造工)青木隆男(パン製造工)佐藤全彦(建築大工)高橋伸太(同)佐藤賢一(建築塗装工)平井直幸(造園師)山下博之(配管工)
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火災に備え合同訓練 伊東で中継放水 迅速に
伊東、熱海両市の消防団と駿東伊豆消防本部伊東消防署はこのほど、合同訓練を伊東市の宇佐美留田浜辺公園周辺で行った。約90人が参加し、大規模火災に備えて連携を確認した。 宇佐美留田地区の住宅街で建物火災が発生し、強風にあおられて延焼が拡大している状況を想定。応援要請に基づき近隣の熱海市消防団の2隊が出動し、中継放水を訓練した。 現場に駆けつけた隊員らは迅速な動きでホースをつなぎ、海に向かって一斉に放水した。
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桜の並木道 きれいに 伊東で整備活動
伊東市の伊東小室桜を育てる会(萩原直義会長)はこのほど、小室桜を植えている同市の県道遠笠山富戸線沿いの桜並木(通称・大室高原チェリーロード)の環境整備活動を行った。 県の森づくり県民大作戦の一環。会員のほか市内の桜や竹林の整備を行うNPO法人「森のボランティア」のメンバーら約20人が参加した。55本の早咲き桜が植えられている県道沿いの800メートル区間で、周辺に生い茂った雑草を刈り取り、除去した草を木の回りに集めた。 萩原会長は「今年の春も素晴らしい花が咲いた。チェリーロードの桜の知名度を高めていきたい」と話した。
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インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやカワハギ。11日はマダイやメジナ、クロダイ、ウツボ、カンパチ。12日はイスズミやタカノハダイ、スズメダイ、メジナが揚がった。ソウダガツオやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシ。早朝に釣れていたアジは少なくなったが、夕方はカゴ釣りでシマアジやショゴ(カンパチの幼魚)も交じる。早朝はウキ釣りでメジナ、カマスサビキでカマスが釣れる。ブラクリ仕掛けでは日中にカサゴ、暗くなるとメバルも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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伊東 小室山周辺 “多彩な魅力”【しずおかアウトドアファン】
秋の行楽シーズンでにぎわいを見せる伊豆東海岸の観光地。伊東市の中部に位置する小室山とその周辺は、一碧湖や川奈地区の海など多彩な顔を持ち、アウトドアの楽しさを味わえるスポットも多い。地域に詳しい「伊東自然歴史案内人会」の松川湖・一碧湖部会長の小川明美さん(66)らと現地を散策した。 (伊東支局・白柳一樹) マリンスポーツ盛ん 川奈 小室山近くに広がる川奈地区の特徴は海だ。川奈港周辺には公園が整備され、堤防では釣り人たちが盛んにさおを伸ばしてカゴ釣りやサビキ釣りに挑戦している。多彩な魚種と美しい海中の景色が見られるためマリンスポーツも盛んで、ダイビング客が集う。夏場には海水浴客でにぎわいを
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ゴルフ・ティーチングプロ選手権 大木さん(沼津)シニアで初V 夫婦二人三脚「妻に感謝」
沼津市西浦のゴルフティーチングプロ大木昌幸さん(52)が、10月下旬に兵庫県で開催された第25回PGAティーチングプロ選手権大会で初優勝した。50歳以上のシニア選手が、レギュラー大会で優勝するのは大会史上初。「裏方で支えてくれた妻のおかげ」と大木さん。夫婦二人三脚でもぎ取った悲願をかみしめた。 初日を3アンダーで2位タイの好位置につけた。最終日、13番を終えた時点で大木さんら3人が通算4アンダーでトップに並んだ。18番では谷に落としてピンチを迎える場面もあったが、「前回大会の経験からコースを読み切った」と約2メートルのパーパットを決めて首位にしがみついた。プレーオフは4ホール目までもつれ
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「グランイルミ」開幕 600万球超の光で竜宮城表現 伊豆ぐらんぱる公園
伊東市富戸の伊豆ぐらんぱる公園で11日、体験型イルミネーションのイベント「伊豆高原グランイルミ」が開幕した。約8万平方メートルの会場に設置された600万球を超える電飾が幻想的な雰囲気を演出し、来場者を楽しませている。 9回目の今シーズンは新たに海の生き物や楽譜・楽器、竜宮城などを表現したエリアを設けた。高さ7メートル、幅4メートルの巨大な宝箱を模したフォトスポットが人気を集めている。 木の葉をかたどった多数の電飾がトンネルを作る「森の散歩道」も新設。高台からはイルミネーションを一望できる。一定間隔で3種類のショーを行い、光や映像、音の演出で盛り上げる。開催は2024年8月末までの予定。
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秋季全国火災予防運動 伊東 火災発生想定し訓練
伊東市の消防総合演習が9日、松川(伊東大川)の河口周辺と八幡野小の市内2会場で行われた。秋季全国火災予防運動(9~15日)の一環で、地元の消防団員と消防署員が連携して火災への備えを図った。 松川の会場では約100人が参加し、断水状況での建物火災の発生を想定した訓練を行った。災害時支援の協定を結ぶ県生コンクリート工業組合伊東支部が協力し、コンクリートミキサー車から水を供給した。参加者は川からも水を取り、ホースを伸ばして一斉に放水した=写真上=。
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自由に表現、己書を展示 12日まで伊東
伊東市玖須美元和田の伊東ショッピングプラザデュオで12日まで、己書(おのれしょ)の展示会が開かれている=写真=。師範の認定を受ける同市の8人と、それぞれの生徒の作品800点が並ぶ。 己書は書き方や書き順にとらわれず、自由に表現する書。会場には絵やメッセージなどを入れた個性あふれる書が並ぶ。来年の干支(えと)の辰(たつ)にちなんだ作品もある。11、12の両日は己書の体験ができる。 上席師範の山中明子さんは「まだ己書を知らない人も多いので、楽しさを広めたい」と話した。
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わたしの主張 中学生堂々と 伊東で発表会
伊東市教育委員会はこのほど、市内中学校の生徒がスピーチを披露する「わたしの主張発表会」を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。5校の3年生計8人が聴衆に向け、堂々と意見を述べた。 来場者による投票で、上位2人を選ぶ「オーディエンス賞」を決定した。南中の末吉和華さんが優勝し、北中の森田詩野さんが準優勝した。 末吉さんは「伊東の暮らしと人工知能(AI)」と題し、生成AIがもたらす影響や地域の展望について話した。森田さんは塩梅(あんばい)をテーマに、行き過ぎた行動への注意を促した。 発表会は新型コロナの影響で過去3年間は中止していた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 3日はソウダガツオやアオリイカ、カサゴなど。4日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、カワハギ、メジナなど。5日はソウダガツオやマダイ、スズメダイ、カンパチ、タカベなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日差しの強い日が続いたためか、日中のサビキ釣りはやや苦戦。アジは夕方が狙い目。午後5時ごろには暗くなってしまうので、午後3時ごろから釣り始めるのがおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 4日午前の沼津沖船釣りは30~40センチの大アジが多数。他にオオモンハタやマハタ、小マダ
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児童生徒 曲に合わせ手拍子 伊豆の国特支校で「伊豆フィル」演奏
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校でこのほど、伊東市を中心とした伊豆地域のアマチュア演奏家でつくる「伊豆フィルハーモニー管弦楽団」を招いた音楽鑑賞会が開かれた。 同楽団のバイオリンやチェロ、トランペット奏者が、おもちゃの交響曲や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメインテーマなど5曲を演奏した。人気アニメ主題歌に合わせて、各楽器の紹介とソロパフォーマンスも繰り広げた。小学部から高等部までの児童生徒約190人が鑑賞し、曲のリズムに合わせて手拍子をしたり、腕を左右に振ったりして楽しんだ。
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路線バスやむなく減便 静岡県内、縮小拍車に懸念【迫る24年問題】
静岡県内で路線バスを減便する動きが広がっている。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ乗客数が完全に戻らない中で、燃料費高騰の打撃が重なり、不採算路線を中心に合理化を図るバス事業者が多い。深刻な運転手不足で路線維持が困難に陥るケースも出始め、来年春に残業時間の上限規制が適用される2024年問題が顕在化すれば、さらなるダイヤ縮小につながるとの懸念も強まっている。 伊豆箱根バス(三島市)は本年度、県東部を運行する三島営業所管内で3度のダイヤ改正を行った。今年3月ごろに運転手の退職が増え、新規募集をかけても思うように人員を確保できない。観光バスの運転手を充てて対応してきたが、コロナの5類移行などに伴う
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異文化理解 展示やクイズ 伊東でフェスタ 世界各地の料理も
伊東市の伊東国際交流協会は5日、「国際交流フェスタin ITO」(同市共催)を市観光会館別館で開いた。さまざまな国の文化や風習を紹介し、来場者が展示やクイズなどを通じて異文化理解を深めた。 同市と友好関係にある都市や州がある英国、イタリア、アゼルバイジャンのほか、米国、オーストラリアなど各国のブースが並んだ。折り紙や書道、華道の体験コーナーを設け、琴の演奏が和の雰囲気を演出した。 屋外のステージでは、太極拳のパフォーマンスや日本舞踊のワークショップを繰り広げた。飲食ブースも国際色豊かで、アジアやアフリカなどさまざまな地域の料理を販売した。
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桜の名所 いつまでも 伊東のNPOが整備
伊東市内の桜と竹林の整備を行うNPO法人「森のボランティア」(平井良介会長)は2日、本年度の伊東の桜を守る協働作戦を開始した。桜の名所として知られる同市の伊豆高原桜並木の景観保全のため、来春まで作業を続ける。 活動は長年にわたり市民、企業、行政が連携して取り組んでいる。初日は約20人が参加した。桜の開花を妨げ、木を枯らす「てんぐ巣病」の枝を切り落としたり、枯れ枝を取り除いたりした。高所作業車を活用し、手の届かない場所を整備した。 作業は来年3月まで、毎月3回行う予定。平井会長は「桜並木は伊東の誇りで、長らく手入れを続けてきた。長期的には傷んできた老木の対応も必要」と話した。
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公選法抵触と指摘 伊東市議を告発へ 資料表記巡り市民5人
伊東市の市民5人(田中秀幸代表)が2日、9月の市議選で初当選した虫明弘雄市議(47)がリーフレットに虚偽事項を記載し、公職選挙法に抵触するとして伊東署に告発する意向を示した。 5人は、虫明市議が後援会事務所発行の後援会討議資料のリーフレットに記した、2019年9月に伊豆エージェンシーの専務取締役に就任し、現在に至るとの表記について事実と異なるとしている。選挙直後に発行した同社の履歴事項全部証明書に記載がなく、後に今年5月に取締役に就任したとする記載に変わったという。 虫明市議は、19年当時から事実上、専務として業務に従事しているとし「一つとしてうそはない」と述べた。登記上の表記については
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来年度税制改正で小野市長に提言書 熱海伊東法人会
熱海伊東法人会はこのほど、伊東市に2024年度の税制改正に関する提言書を提出した。石井幸弘副会長(伊東支部長)らが市役所を訪ね、小野達也市長に手渡した。 提言には、地方税の関係で固定資産税の抜本的な見直しを盛り込んだ。都市計画税と合わせ、評価方法と課税方式を見直すよう求めた。公務員の人員削減や議員定数の削減など改革の必要性も訴える。 石井副会長は「疲弊している中小企業が頑張れるような仕組みをつくってほしい」と話した。
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伊東の魅力 再発見を 市民の意識共有へ ポスター作製
伊東市は観光プロモーション事業の一環で、「市観光ブランドブック」のデザインを活用したポスターを作製した。市民に地域資源や魅力を再認識してもらい、意識共有を図る「インナーブランディング」の取り組みから生まれた冊子の風合いを生かし、観光地としての統一的なイメージづくりを推進する。 ポスターには「伊東を掘りおこそう!」とのメッセージを掲げた。大室山や東海館、城ケ崎海岸など同市を代表する観光スポットや、上空から見た街並みを組み合わせた。A1サイズ50枚、A3サイズ5千枚を作製し、伊東観光協会など各関係団体の加盟施設に掲出を呼びかける。 市観光課の草嶋耕平課長は「市民や事業者が共通認識を持つために進め
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10月27日はソウダガツオやムロアジ、イナダ、メジナ、カワハギなど。28日はソウダガツオやメジナ、タカベ、イサキ、オオモンハタなど。29日はソウダガツオやタカベ、メジナ、イサキ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、カマスに交じって中アジが釣れる。アジ狙いならウキ釣りが良い。アジは群れが多ければサビキ仕掛けが有効だが、カマスが掛かると仕掛けを切られてしまう。カマスを狙うならカマスサビキを用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10月26日午前の
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自家用車で事故 市職員減給処分 伊東市
伊東市は31日、自家用車の運転中の事故で歩行者にけがを負わせた健康福祉部子育て支援課の30代保健師の職員を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は10月13日付。 市によると、保健師は2022年7月17日に事故を起こし、このほど起訴されたという。詳細については明らかにしていない。
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伊東夏の観光に台風や猛暑影響 経済連絡会で報告
伊東市の伊東商工会議所(斎藤稔会頭)は30日、同商議所で10月期の経済連絡会を開いた。市内の関係団体や企業の代表者らが夏季を中心とした近況を共有した。観光関係では、お盆時期の台風や厳しい暑さの影響を受けたことを報告した。 伊東温泉旅館ホテル協同組合の北村太一理事長は、8月の宿泊客数が前年同月比で100・9%だったと説明。「かき入れ時のお盆時期に台風の大雨があり、大きなキャンセルがあった」と伝えた。 伊東観光協会の稲葉明久会長は、来遊客数について「2019年比で大体9割程度に戻っている」としながら、割合の多くはインバウンド(訪日客)だと指摘。物価高騰や酷暑、台風の複合的な影響で「数字を少し停滞
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商店街、広場 にぎやか 伊東でイベント
伊東市内の商店街など市街地で29日、各種イベントが繰り広げられた。あんじん通り商店街では、各店舗に描いたシャッターアートの完成1周年を記念した催しが開かれ、多くの来場者でにぎわった。 歩行者天国となった商店街に、飲食をはじめとした多彩なブースが並んだ。地元のよさこいチームが出演し、熱気あふれる演舞で盛り上げた。大道芸のパフォーマンスや菓子まきなどもあった。 近隣の松川藤の広場では「I TO MARCHE(アイ・トゥ・マルシェ)」、キネマ通りでは「サンデーキネマーケット」が開かれ、ハロウィーンに合わせて仮装をした子どもたちが多く来場した。
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静岡県選抜、静岡市選抜V 男女混合400リレー 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」は30日、鹿児島県内で最終日の競技を行い、閉幕した。本県選手は3日間で7競技に出場し、金35個を含む計72個のメダルを獲得した。 最終日の陸上は、男女混合400メートルリレーで県選抜と静岡市選抜が優勝した。立ち幅跳びでは、井戸杏香(伊東市)が大会タイ記録で栄冠を手にした。走り幅跳びで五十嵐稔季(伊豆の国市)、ソフトボール投げで秋山愛子(静岡市)、1500メートルで松永大護(同)も頂点に立った。水泳は池田伊吹(藤枝市)が50メートルバタフライで連覇を果たした。 静岡県選抜、バトンパス一番の出来 陸上の男女混合400メートルリレーで県選抜は、
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静岡県内36施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は30日、県内の高校、小中学校、幼稚園36施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計372人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町2施設11人、伊東市1施設6人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設6人、長泉町1施設6人、富士市1施設12人、静岡市清水区2施設30人、同市葵区1施設13人、同市駿河区1施設13人、焼津市2施設18人、島田市1施設9人、牧之原市1施設10人、掛川市3施設34人、磐田市10施設83人、浜松市西区1施設10人、同市北区1施設38人、同市中区2施設20人、同市東区2施設24人、同市浜北区2施設20
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「節目」の20回目彩る28の音色 朝霧JAM、1万6千人魅了
老舗野外音楽フェスティバル「朝霧JAM[ジャム]」(実行委員会主催)が21、22の両日、富士宮市の朝霧アリーナと周辺で開催された。節目の20回目。大小二つのステージに国内外の28アーティストが集い、延べ約1万6千人(主催者発表)を楽しませた。 2001年の第1回から、出演者のジャンルの幅の広さが特色だったが、今年はそれが際立った。 21日の幕開けを務めた7人編成のチョコパコチョコキンキンは中南米の音楽、アフリカのビート、沖縄のカチャーシーを取り入れた楽曲を連発。一方で、22日の最後を飾った韓国人DJナイト・テンポは日本の昭和歌謡や70、80年代アイドル曲をディスコビートに乗せて会場を踊
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河津町代表メンバー選出 主将に村串さん【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の河津町チームは30日までに、代表メンバーを選出した。 40歳以上区間の村串弘親さんが主将を務める。選手団は次の通り。 監督 大坪宏(卓設計工房)▽コーチ 片山径介(河津小教諭)▽小学生男子 金指竣大(河津5)土屋聡躍(同6)田畑脩蔵(同5)▽小学生女子 酒井聖夜(同6)堤優芽果(同5)▽中学生男子 島田隼弥(河津3)加納春輝(同)▽中学生女子 酒井鈴奈(同)西村渚(同1)▽高校生男子 稲葉昊希(稲取1)田畑煌静(同)▽高校生女子 酒井涼帆(下田3)西村雫(稲取3)金指星来(下田1)▽一般男子 片
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静岡県勢10選手が「金」 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が28日開幕し、鹿児島市の白波スタジアムで開会式が開かれた。初日はジャベリックスローの井戸杏香(伊東市)、立ち幅跳びの森下実咲(御前崎市)ら県勢10選手が優勝した。 井戸は6連覇、森下は2連覇をそれぞれ達成。陸上200メートルでは増田嶺(吉田町)が2連覇を果たし、松永大護(静岡市)も優勝した。1500メートルでは久松昴琉(富士市)と増田吏峯(吉田町)が男女の各部門を制した。 水泳は小梁ひなの(焼津市)と加藤真吾(浜松市)が25メートル自由形で頂点に立ち、森晴毅(三島市)は25メートル背泳ぎで2連覇した。フライングディスクは本間明文(袋井市)
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観光DX推進を協議 国際特別都市建設連盟 熱海で首長会議
伊東、熱海両市など全国10市町でつくる国際特別都市建設連盟の2023年度首長会議が26日、熱海市内のホテルで開かれた。観光デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進をテーマに協議し、国に対して要望活動を実施することを確認した。 10市町の首長や幹部職員が観光DXの取り組み状況を報告した。伊東市は動画広告によるデジタルマーケティングの手法を使い、閲覧者情報を収集・分析することで施策立案に生かしているとした。熱海市は三島市、函南町と共同展開する「伊豆ファン倶楽部事業」について、専用アプリを使ってポイント付与や割引などのサービスを利用者に提供していると紹介した。 同連盟会長の小野達也伊東市長は
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災害時に役立つ情報発信 伊東 器やスプーン作り体験も
伊東市生活安全推進協議会はこのほど、「第8回安全・安心フェアいとう」を同市の伊東ショッピングプラザデュオで開いた。関係機関や団体が施設駐車場にブースを並べ、交通安全や防犯、防災などへの理解を促した。 家庭教育支援員のチームが初参加し、防災を啓発した。チラシを折ってビニール袋をかぶせた簡易的な器や牛乳パックを使ったスプーンの作り方を教え、来場者が実践した。紙芝居の読み聞かせも行った。 会場には白バイやパトカー、はしご車、自衛隊の車両がそろい、親子連れが記念撮影を楽しんだ。
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海水浴場で人命救助 埼玉の夫妻に感謝状 伊東署
伊東署は27日、伊東市の川奈いるか浜公園海水浴場で溺れた女性を救助したとして、埼玉県上尾市の大場孝夫さん(52)、美紀子さん(48)夫妻に署長感謝状を贈った。 2人は8月17日午前、同海水浴場で海中にいたところ、男児が助けを求める声を耳にした。男児の親の30代女性が深みにはまって溺れているのに気づき、協力して岸まで引き揚げた。女性は無事だった。 孝夫さんは「大それたことではなく、普通の行動をしたまで」と振り返り、美紀子さんは「そのままだと危なかったかもしれないので、助かって良かった」と話した。 同署などによると、今夏、管内の海水浴場では死亡事故はなかった。三坂滋康署長が同署で感謝状を手渡し、
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商品券換金率37% 伊東市民向け、20日時点
伊東市の小野達也市長は26日の定例記者会見で、市民向けクーポン「いとうスペシャル商品券」の利用状況を公表した。9月上旬から各世帯に発送を始め、換金率は10月20日現在で37・0%だった。 発送世帯数は3万5868世帯。ゆうパックによる対面受け取り形式で、未着・返送が約1300世帯あった。受け取っていない世帯には11月8~12日に再発送を行う。 商品券給付は燃料や物価の高騰対策で、市民1人当たり6千円分。現状、スーパーマーケットなどで多く利用されているという。利用期間は来年1月15日まで。
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西島さん(誠恵高) 陶製ワニで二科展入選 胴体分断、温暖化の生物影響 訴え
誠恵高(沼津市)芸術コース陶芸専攻3年の西島結太さん(18)=伊東市=がこのほど、美術展「第107回二科展」彫刻部で、県内から唯一入選した。入選作の「Mississippi crisis(ミシシッピ・クライシス)」は陶製で、ワニの姿をリアルに表現。七つに胴体を分断することで環境変化による生態系破壊へのメッセージを込めた。 は虫類好きの西島さんは地球温暖化の影響で、ふ化までの温度で雌雄が決まるミシシッピワニの性別に偏りが出ていることを知り、「環境変化による生物への影響を訴えたい」と制作した。授業や所属する陶芸部の活動時間を使い、約1年かけて粘土で造形。上薬をかけて長さ約130センチ、幅約50セ
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記者コラム「清流」 震災の教訓
伊東市の沿岸部で暮らす自身にとって、津波は関心事だ。大学生だった当時に起きた2011年の東日本大震災。黒茶色の水が陸地を襲い、人家をのみ込む被害の映像は脳裏に強く焼きついている。今後も忘れることはないだろう。 普段、何げなく眺めている穏やかな情景が突如として荒れ狂う様子は信じがたい。100年前の1923年9月1日に起きた関東大震災で、多数の津波犠牲者が出た伊東。現在、その街並みから日常的に悲哀を感じることはない。 地域の高台の寺には「九月一日ヲ忘レルナ」と書かれた震災の教訓を伝える供養塔がたたずむ。100年前に生き残った住民から今を生きる私たちに向けられたメッセージだ。塔の上部に大きく刻
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英友好都市の学生 伊東来訪 「素晴らしい時間過ごす」
伊東市の友好都市・英国メドウェイ市にある学校「ローチェスターグラマースクール」の学生20人が24日、伊東市役所を訪れ、小野達也市長と面会した。 生徒たちは21日に来日し、友好関係のある同市に立ち寄った。代表生徒2人が日本語で「日本に来て以来、素晴らしい時間を過ごしている。温かく迎えてもらいありがたい」「私たちの学校と伊東の皆さんの絆が強くなり、関係が続くことを願う」とあいさつした。小野市長は英語で「伊東には山や海があり、食べ物もおいしい」と歓迎した。 一行は市内の観光スポットの一つ、大室山も訪れた。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 20日はダツやカサゴ。21日はオオモンハタなど。22日はオオモンハタやスズメダイ。ソウダガツオやカワハギ、トウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りでサバやイワシ、イサキの幼魚。カマスサビキではカマス。夕方からはウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。穴釣りでカサゴやメバル。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 22日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ。良型アマダイやマアジも交じる。午後の船は20~25センチのマアジが
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マウンテンバイク国際大会出場 海外トップ選手が伊豆満喫 修善寺紙の和紙すき、アマゴ料理
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで今月開かれた国際大会「FDAジャパン・マウンテンバイク・カップ2023」(同実行委主催)に出場した海外のトップ選手3人が23日、伊豆半島の魅力を知るため地域交流を行った。伊豆市には同大会男子エリートの部で3位に輝いたイタリアのユーリ・ザノッティ選手(24)が訪れ、同市の地域おこし協力隊の3人から市内の伝統を学ぶなどした。 ザノッティ選手は同市の「修善寺紙谷和紙工房」で、修善寺紙の継承活動に取り組む舛田拓人さん(31)から、地元の伝統和紙「修善寺紙」の歴史について説明を受けた。舛田さんの手ほどきを受け、和紙すきも体験した。通訳はマルコ・ファヴァロさん(
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チアリーディング世界大会、活躍誓う 佐々木さん(伊東南中2)市長訪問
伊東市立南中2年の佐々木心彩さん(13)が、11月下旬に群馬県で開かれる第11回チアリーディング世界選手権日本大会にチームの一員として出場する。このほど市役所に小野達也市長を訪ね、活躍を誓った。 伊豆の国市を拠点に活動するチアリーディングチーム「パワフルキッズ」に所属する佐々木さん。ドラマの影響で小学4年時に競技を始め、ポジションはトップを務める。自身初となる世界大会に向けて「ノーミスで全て決められるように頑張りたい」と抱負を語った。 チームは8月の日本選手権大会で好成績を収め、世界大会の出場権を得た。小野市長は「普段の練習の成果を発揮してほしい」と期待した。
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伊東市三曲連盟 創立50年祝い演奏会 優雅な調べ魅了
伊東市三曲連盟(吉田栄芳会長)は22日、創立50周年の記念演奏会を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。連盟に所属する6団体のメンバーらが出演し、琴や三弦、尺八の優雅な調べを届けた。 子どもから年配者まで幅広い年代が舞台に立った。開幕を飾った「八千代獅子」の合同演奏に続き、各会の奏者が「花見小袖」「希望の光」などを披露。来場者は演奏に合わせ、「里の秋」や「ふるさと」などを合唱した。 同連盟は1973年に結成。日頃、市内の行事などで演奏を披露している。
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人材採用力向上へ 伊東市がセミナー
伊東市はこのほど、事業所の採用力向上に向けたセミナーを同市の伊東商工会議所で開いた。9月にリクルート(東京都)と結んだ連携協定の一環。市内のさまざまな業種の15人ほどが参加し、求人のこつなどへの理解を深めた。 リクルートの担当者が講師を務め、労働市場の現状や求職者が仕事探しの際に重視する項目などを紹介した。事業者が採用を成功させるポイントとして「求人を見つけてもらう」「働きたいと思ってもらう」の二つを挙げた。スマートフォンでの仕事探しが主流になっているとし、待遇面以外の情報も紹介することの大切さを説いた。 参加者は、同社が提供する採用管理サービスで自社のページを作成する手順を実践した。
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「お薦めの本選んであげる」縫いぐるみが“お泊まり会” 伊東図書館
伊東市立伊東図書館は21日、「ぬいぐるみの図書館おとまり会」のイベントを同市の生涯学習センター中央会館で開いた。子どもたちが預けたお気に入りの縫いぐるみが2冊の本を選んで迎えを待つ―という設定で、22日に本と一緒に受け取る。市内の2~7歳の8人が参加した。 子どもたちは絵本の読み聞かせを聞いた後、一晩預ける縫いぐるみに布団をかけて寝かしつけた。縫いぐるみたちは“真夜中の誰もいない図書館で本を読んだり、冒険したり”する。その様子を収めた写真も受け取る。 図書館や本に関心を持ってもらおうと開いている人気のイベントで、通算10回目。コロナ禍で実施を見送っていた。来年1月
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イソギク 環境に適応、旅を続け進化【しずおかに生きる植物 秋④】
伊豆半島の秋は、イソギクが見事な花風景を見せてくれる。空の青と海の青、磯に連なるイソギクの黄色。一度は見たい花の風景である。 晩秋、わが国の岩石海岸はさまざまなキクの花に彩られる。太平洋側に目を向けるとコハマギクが北海道から本州茨城県以北で、1科1属1種の貴重なハマギクは青森県から茨城県まで分布する。 茨城県南部から高知県物部川に至るまでは、舌状花のないイソギクの仲間の世界となる。イソギクは房総半島から伊豆半島、さらに御前崎まで、紀伊半島はキノクニシオギクが、徳島県蒲生田崎から物部川まではシオギクが分布する。さらに西に、白い舌状花を開くノジギクの仲間の世界へと続く。ノジギクは牧野富太郎が
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体育施設整備に3万円を寄付 伊東PGクラブ
伊東市でパークゴルフを行う「伊東PGクラブ」はこのほど、市の体育施設整備基金に3万円を寄付した。田中丸哲郎会長らが市役所を訪ね、小野達也市長に手渡した。 寄付金はメンバーがホールインワンを決めた際に集めている浄財を充てた。田中丸会長は「体育関係のため、足しになればいい」と話した。 寄付は8回目で、総額は24万円になった。小野市長は「できることをやっていきたい」と話した。
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水害対策や復興 熱海、伊東で共有
熱海、伊東両市や県熱海土木事務所など各機関の代表者らでつくる「熱海・伊東地域大規模氾濫減災協議会」の会合がこのほど、オンラインで開かれた。熱海市の県熱海総合庁舎など各会場をつなぎ、それぞれが進める対策などを報告した。 熱海市の斉藤栄市長は大規模土石流が発生した伊豆山地区の復旧・復興の取り組みについて伝えた。逢初(あいぞめ)川の改修に合わせた市道整備に関し、避難路や避難動線を確保して地区の安全性を高めるとした。 逢初川と伊東市の伊東大川、烏川の各水系を対象にした流域治水プロジェクトの取り組みについても現状を共有した。熱海土木事務所は前年度の進捗(しんちょく)実績として、烏川の河道掘削の状況など
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「世界五行詩」普及へ 伊東の会津太郎さん 英語の指導書出版
伊東市の詩人会津太郎さん(69)がこのほど、自らが定義し、普及に取り組む「世界五行詩」の指導書を出版した。英語で規則などを解説し、手本となる作品を交えて世界中の読者に基礎基本を伝える。 世界五行詩は、題名を付けて自由に表現した5行の詩で、母国語と英語で書く。会津さんはこれまでに世界各地から寄せられた作品を集めた冊子を出版するなど、第一人者として精力的に活動を続けてきた。 高校の英語教諭だった会津さん。指導書は「世界五行詩をさらに世界中に広めていきたい」との思いで、英語でまとめた。自作をはじめ世界各地の創作者の作品を掲載した。写真と組み合わせた作品などさまざまな表現方法の事例を紹介している
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 13日はソウダガツオやゴマサバ、小マダイ、タカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、カマス。14日はネンブツダイやムロアジ、スマガツオ、シマアジ、タカベ、トウゴロウイワシ。15日はタカベやネンブツダイ、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシが多く釣れる。夕マヅメから夜にかけてウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。アジの群れが来るのは一瞬なので夕方から準備すると良い。カマスは日中でも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 15日の三保沖船釣り
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ジオガイドが紹介 伊豆の地質 歩いて学ぶ【しずおかアウトドアファン】
価値ある地質遺産を保護しながら観光や教育に生かして地域振興を目指す「ジオパーク」。伊豆半島は、2018年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)から「世界ジオパーク」の認定を受けた。各地にある見どころのジオサイトは、約2千万年にわたる伊豆半島の形成や火山活動の痕跡を今に伝え、景勝地も多い。伊豆半島ジオガイド協会の協力で、下田、河津、東伊豆の1市2町のウオーキングが楽しめるジオサイトを訪ねた。 (文/生活報道部・草茅出、写真/東部総局・田中秀樹) 海底の謎語る しま模様 下田・恵比須島 海底火山の活動の痕跡を示す恵比須島の地層に触れる青木真由里さん=下田市 「海底火山で起きたこと
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無免許運転の疑い 男を逮捕 伊東署
伊東署は17日、道交法違反の疑いで伊東市富戸、自称飲食店従業員の男を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後7時半ごろ、同市岡の市道で、軽乗用車を無免許運転した疑い。同署によると、安藤容疑者は免許停止中だった。対向の乗用車と衝突する事故を起こして発覚した。
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大室山近くでバーベキュー満喫 伊東に複合観光施設 グランピングや買い物も
伊東市十足に17日、宿泊とレジャーの複合観光施設「奏(かなで)の森リゾート」がオープンした。大室山近くの豊かな自然に囲まれた環境で、グランピングやバーベキュー、買い物や各種体験などを楽しむことができる。 輸入業などを展開するライフエッグ(神奈川県海老名市)が手がける施設で、敷地面積は約30万平方メートル。“癒やしのエコリゾート”をコンセプトに据えた。グランピングなどができる「こもれび」、買い物や飲食が楽しめる「せせらぎ」の二つのエリアを設けた。 バーベキューはツアーバスの迎え入れが可能な500席超の会場を整備。地元食材などを販売する店舗や長期熟成肉を味わえるステー
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バドミントン東海大会「ラリー大事に」 伊東の小学生5人抱負
22日に岐阜市で開かれる東海小学生バドミントン選手権大会に出場する伊東市の小学生5選手が16日、市役所に小野達也市長を訪ね、活躍を誓った。 バドミントンクラブチームの伊東ワールドクラブに所属する児童で、6年生以下女子シングルスに尾崎咲椰さん(南6)、4年生以下男子シングルスに斉藤翼佑さん(南4)、同女子シングルスに小野珠芭さん(宇佐美4)が出場する。木村琴実さん(南4)と菊池六花さん(伊東3)が4年生以下女子ダブルスに出る。 いずれも静岡県予選で好成績を収め、東海大会に挑戦する。尾崎さんは「一本一本のラリーを大事にし、練習してきたことを出す」と意気込みを語った。小野市長は「リラックスして
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静岡県内の地酒の魅力、観光客にアピール 熱海でイベント
熱海伊東法人会は14日、静岡県の地酒の試飲を楽しんでもらうイベント「静岡の地酒のみくらべ会」(熱海伊東間税会、熱海酒類行政連絡協議会共催)をJR熱海駅前で開いた。「吟醸王国」といわれる本県の魅力を大勢の観光客にアピールした。 本県オリジナルの酒造好適米「誉富士」を使って酒造りをする県内23蔵元の地酒と、伊東市で製造されている4種類のクラフトビールが並んだ。来場者は本県の地酒の特徴を紹介する冊子を参考に、好みの3種類を選んで試飲した。 熱海海上花火大会の開催日とあって熱海駅前は平時よりも人出が多く、イベント開始前から長い列ができた。終始にぎわいをみせ、芳醇(ほうじゅん)な地酒を味わった来場
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伊東市民の健康増進へ 市に81万寄付 明治安田生命平塚支社
明治安田生命平塚支社(神奈川県平塚市)はこのほど、管内の伊東市に寄付金81万6千円を寄せた。山本恵支社長らが市役所に小野達也市長を訪ね、目録を手渡した。 同社が取り組む「私の地元応援募金」で、健康の増進のために役立ててもらおうと寄付した。山本支社長は「用途を決めてもらって活用してもらえたら」と願った。 小野市長は「市民の健康増進に向け、幅広く活用させていただく」と感謝した。食に関する取り組みなどに役立てるという。
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駿東伊豆消防本部防火ポスター 最高賞に杉山君(加藤学園暁秀小6) 沼津で表彰式
駿東伊豆消防本部は14日、防火ポスターコンクールの表彰式を沼津市の沼津北消防署で開いた。最高賞の金賞に輝いた杉山遼太君(加藤学園暁秀小6)ら児童12人をたたえた。 管内4市3町の小学4~6年生から232点が寄せられた。表彰式では安立和弘消防長らが表彰状を手渡した。 優秀作品と佳作の計30点は30日~11月5日にアピタ大仁店(伊豆の国市)、11月10~13日にららぽーと沼津(沼津市)、11月21~27日に伊東ショッピングプラザデュオ(伊東市)で展示する。 他の受賞者は次の通り。 銀賞 飯田怜花(伊豆修善寺南4)、大石由季(伊豆の国大仁北4)、永岡瑛多(伊豆土肥小中一貫校5)▽銅賞 森田
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地域の安全確保へ青パトが見回り 伊東署が出陣式
伊東署はこのほど、全国地域安全運動(11~20日)に合わせ、青色防犯パトロール車と警察車両のパトロール出陣式を伊東市の伊東市民運動場駐車場で開いた。地域安全推進員や署員ら約50人が参加し、地域の安全確保に向けて意識高揚を図った。 同署の三坂滋康署長が「年末に向けて強盗などの凶悪犯罪の発生も懸念される。行政機関や地域の防犯リーダーと連携した活動を行っていく」とあいさつした。参加者は出発申告に続いて各車両に乗り込み、下校中の子どもたちの見守りを兼ねた見回りに出発した。
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教職員らが芸術展 書道や絵画作品並ぶ 伊東、16日まで
伊東、熱海両市の小中学校に勤務する教職員らによる東豆教職員芸術展が14日、伊東市松原の東豆教育会館で始まった。退職者や家族も含む約50人が手がけた作品を展示している。16日まで。 芸術展は33回目で、書道や絵画、写真、手芸などさまざまな作品が並ぶ。はぎれ布のリースや花火大会の大輪の写真、ドライフラワーアートなど、日頃の取り組みの成果が披露されている。
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「藻場要る(モバイル)」で守る の未来 「サバソニ」(伊東)がアプリ 海藻類の現状把握図る
地球温暖化で減少が進む沿岸の藻場の現状を把握するため、海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」がアプリを開発した。その名も「藻場要(もばい)る」。沿岸湿地の生態系で二酸化炭素(CO2)を取り込む「ブルーカーボン」として環境面では重要な海藻について、アプリの活用で早期の実態解明を図る。 「誰でも未来に貢献できるかもしれない」。同法人の武智一雄代表(47)=同市=は藻場を守る意義を訴える。構想は昨年8月からで、同法人メンバーが海藻の現状についての勉強会を開催したところ、伊豆半島のどの海岸にどんな海藻が生えているかの把握が進んでいなかった。藻場関係者にヒア
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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全国障害者スポーツ、活躍誓う 伊東の井戸さん 市役所訪問 ジャベリックスロー、立ち幅跳び出場
伊東市在住で熱海市役所に勤務する井戸杏香さん(23)が、10月28~30日に鹿児島県で開かれる特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」に出場する。12日、伊東市役所に小野達也市長を訪ね、活躍を誓った。 区分は1部(39歳以下)、F22(フィールド・脳原性まひ・肢体不自由)で、投てき種目のジャベリックスローと立ち幅跳びに出場する井戸さん。ジャベリックスローは過去大会を5連覇中で、29メートル02センチの記録を持つ。「目標は30メートルを飛ばすこと」と抱負を語った。立ち幅跳びは1メートル65センチ以上の記録を目指すという。 小野市長は「また良い結果の報告に来てもらいたい。伊東から
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議長に中島氏 副議長に青木氏 伊東市議会
伊東市議会は12日の臨時会で正副議長選を行い、議長に中島弘道氏(63)=自由民主 伊東=、副議長に青木敬博氏(53)=伊東未来=を選出した。 中島弘道氏(なかじま・ひろみち)民宿経営、自民党市支部長。3期。宇佐美 青木敬博氏(あおき・よしひろ)広告業、自民党市支部幹事長。3期。荻
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委員会構成決まる 伊東市議会
伊東市議会は12日、臨時会を開き、正副議長や各委員会の構成などを決めた。監査委員は長沢正氏=公明党=を選任することに同意した。 各委員会の正副委員長は次の通り(正副の順)。 議会運営 宮崎雅薫、杉本一彦▽総務 佐藤周、四宮和彦▽観光建設 井戸清司、鈴木絢子▽福祉文教 篠原峰子、杉本憲也
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東郷元帥記念館 案内設置を要望 伊東の松まち会、市に
伊東市の松川周辺地区まちづくり推進協議会(愛称・松まち会)のメンバーがこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、同市に別荘を構えた東郷平八郎元帥に関する案内サインの設置について提案した。 同市渚町には東郷元帥が晩年を過ごした別荘があり、記念館として保存されている。2019年には国の登録有形文化財になった。同会は記念館近くの松川藤の広場に案内サインを設置し、東郷元帥の偉業や別荘建物について知ってもらいたいとしている。 同会はこれまでも同市ゆかりの北里柴三郎博士に関する看板設置を提案し、実現している。飯田進会長は「第2弾として案内板を作ってもらいたい」と要望した。
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静岡人インタビュー「この人」 サーフィン・アジア選手権の団体戦で優勝した 足立海世さん(伊豆市)
父光洋さん(43)の影響で3歳からサーフィンを始めた。伊豆市立天城小6年の時には全日本サーフィン選手権キッズの部で優勝した。モルディブで7月に開かれた「サーフィン・アジア選手権」で、日本代表チームのメンバーとして出場。団体戦で優勝、アロハカップ(男女各2選手によるチーム戦)で2位、個人戦(18歳以下)で4位に入る活躍を見せた。週5日程度、下田、伊東市など伊豆半島の海岸で練習に励む。伊豆市月ケ瀬在住。天城中卒業。通信制の明聖高(千葉市)1年。15歳。 ―選手権の感想は。 「日本代表としてアジアの人たちと肩を並べて良い経験になった。特に団体戦優勝はうれしかった。ただ3部門それぞれで優勝を狙っ
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伊東市チーム代表選手案了承 「一丸でより良い成績を」【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の伊東市実行委員会は10日夜、市役所で会合を開き、同市チームの代表選手のメンバー案を了承した。 3年目となる石井義仁監督は「選手と指導者を含めてチーム一丸となって、より良い成績をつくっていきたい」とあいさつした。 メンバーは次の通り。 小学生男子 堀井寛人(伊東5)吉村泉夢(八幡野6)山本朔大(南5)▽同女子 金藤咲空(宇佐美5)土屋美颯(南6)▽中学生男子 藤間蒼介(南2)山本岐(同)▽同女子 舘林煌乃(南1)山本姫菜(同2)▽高校生男子 鈴木陽斗(藤枝明誠3)村上陽汰(山梨学院1)藤原宏人(伊豆
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6、7日はオニカサゴやソウダガツオ、スマガツオ、ダツ、ネンブツダイ、タカベ、ボラなど。8日はクロダイやメジナ、ソウダガツオ、スマガツオ、トウゴロウイワシなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は朝と夕方にサビキ釣りでアジ。日中はイワシが多かった。イサキの幼魚も多く釣れたが、まだ身がないので食べずにリリースを。ウキ釣りではメジナやヘダイ、クロダイ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8日夜の沼津沖船釣りは指2本半~5本幅のタチウオが15匹前後でトップは40匹。9日午前の船は0.
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特殊詐欺被害の未然防止に貢献 コンビニ店員に感謝状 伊東署
伊東署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、伊東市川奈のセブン-イレブン伊東川奈店の店員渡辺真己さんに署長感謝状を贈った。渡辺さんは9月12日、未納料金の支払い名目でプリペイドカードを購入しようとした60代の女性客に対応した。別のスタッフが計30万円分のカードの会計をする際、一部がレジで読み込めず、相談を受けた渡辺さんが状況から詐欺を見抜いた。 同署で三坂滋康署長が感謝状を手渡し、「警察も特殊詐欺の対策をしているがなかなか減らない。積極的な声かけで防止してもらい、感謝している」と述べた。渡辺さんは「知人も詐欺防止をしていたので、どこでも起きるものだと思った。より一層目を光らせ
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転落の釣り人救助 漁業者に感謝状 下田海保
伊東市の八幡野漁港付近で発生した釣り人の転落事故で人命救助に貢献したとして、下田海上保安部は4日、同市の漁業者3人に感謝状を贈った。鈴木崇浩さん、肥田元幸さん、青木洋一さんが受けた。 3人は8月12日午後、磯場から落水するなどして陸に戻れなくなった東京都の20代と50代の男性親子の救助に関わった。事故の一報を受けて迅速に漁船を出し、親子を港に搬送した。いずれも命に別条はなかった。 同市八幡野のいとう漁協八幡野支所前で開いた贈呈式で、同保安部の西山博部長が出席した鈴木さんと肥田さんに感謝状を手渡した。肥田さんは「結構なうねりがあった」と当時の海の状況を振り返り、鈴木さんは「救助した人が元気にな
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伊東の経済3団体 21項目推進求める 市に要望書
伊東商工会議所(斎藤稔会頭)など伊東市内の経済3団体が4日、市に2024年度の取り組みについて要望した。各団体の代表者らが市役所を訪れ、JR伊東駅周辺の施設整備や伊東海岸の整備促進など6分野で計21項目の推進を求めた。 要望は、ほかに伊東観光協会(稲葉明久会長)と伊東温泉旅館ホテル協同組合(北村太一理事長)が行った。新規の要望として、渋滞情報などを表示する大型の道路情報板や伊東オレンジビーチ駐車場の整備、入湯税の申告・納付手続きのIT化推進などを盛り込んだ。 斎藤会頭が小野達也市長に要望書を手渡した。市幹部も集い、各団体のメンバーがそれぞれの要望を伝えた。観光協会の稲葉会長はインバウンド(訪
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木下杢太郎 功績たたえる 伊東で祭典 地元出身の医学者 芸術でも活躍
伊東市出身の医学者で文学や芸術分野でも幅広く活躍した木下杢太郎(もくたろう、本名・太田正雄、1885~1945年)の功績をたたえる「第56回杢太郎祭」(実行委主催)がこのほど、市の生涯学習センターひぐらし会館で開かれた。 市少年少女合唱団と合唱団KANONのメンバーが杢太郎作詞の歌「海の入日」「夕焼けの唄」などを歌った。同じく杢太郎が作詞し、今春の統合で開校した伊東小に引き継がれた校歌を来場者も含めて合唱した。 杢太郎が作った俳句や短歌を朗詠し、親交があった北原白秋作詞の伊東音頭を披露した。実行委の村田武委員長は「杢太郎は多方面にわたって活躍した偉人。白秋と同じ年の生まれで親密な関係を築き、
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記者コラム「清流」 半数の民意
9月24日投開票の伊東市議選は投票率が48.88%にとどまった。過去最低だった前回選を下回り、初めて5割を切った。低投票率は全国的な流れだが、地元住民にとっては最も身近な選挙だけに、もう少し関心が高まってほしかった。 立候補者は今回、定数20を10上回る30人。市の現状や将来を憂いた新人候補が13人出馬し、全市的な選挙ムードの高まりが期待されたが、盛り上がりに欠けた。新人の多くが票を伸ばすことができず、16人中15人が当選した現職の壁に阻まれた。 諸外国に比べ表面的には安定しているように見える国内状況で、投票率低下には歯止めがかかりそうにない。投票率が低い若年層への呼びかけなど地道な努力
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小中学校に備品 伊東RCが寄贈
伊東市の伊東ロータリークラブ(RC、秋山佳輝会長)はこのほど、同市の伊東小と門野中に要望のあった備品を寄贈した=写真上=。 伊東小には耕運機、門野中には放送機器や体育用品を贈った。市役所で伊東小分の贈呈式を行い、秋山会長が高橋雄幸教育長に目録を手渡した。 秋山会長は「大半が伊東で生まれ育った会員の総意」と寄贈の趣旨を伝え、高橋教育長は「学校で大切に使っていきたい」と感謝した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 9月29日はサバやタカベ、ネンブツダイ、ソウダガツオなど。30日はネンブツダイやタカベ、トウゴロウイワシ、サバ、小イサキ。1日はメッキや小イサキ、ベラ、トウゴロウイワシなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 9月26日に港内でカサゴの放流を行った。カサゴは成長が遅いため20センチに満たないものはリリースを。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月29日午前の沼津沖船釣りは小マダイが多数。他にマアジやカイワリ。午後の船は25センチ前後のマアジやワラサ(ブリの若魚)。1日夜の船は指2~4本幅のタチ
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愛犬と一緒に自然体感【しずおかアウトドアファン】
愛犬と一緒にアウトドアのアクティビティーやキャンプに挑戦してみたい―。そんな飼い主の要望に応える体験や施設が静岡県内にも数多くある。9月、各地を訪ねて魅力や愛犬と快適に過ごすこつなどを聞いた。ドッグSUP 湖上で風と水感じる 広々とした湖面を大小さまざまな犬を乗せたスタンドアップパドルボード(SUP[サップ])が進んでいく。9月上旬、浜松市北区三ケ日町都筑の浜名湖畔で開かれた「浜名湖DOGSUP体験ツアー」。東京都の企業COREZON[コアゾン]が企画したイベントだ。参加者はパドルの扱い方や犬が安心できる乗せ方、落水時の対応などについて説明を受け、人と犬がそれぞれライフジャケットを着用して
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静岡県議会運営の改善へ 検討委員会に5点諮問 改選後初会合
静岡県議会議会運営等改善検討委員会はこのほど、4月の改選後初の会合を開いた。中沢公彦議長が、前任期から検討事項となっている会期の見直しなど5項目を諮問した。2023年度内をめどに、協議結果がまとまった項目から順次答申する見通し。 諮問された検討事項は、通年会期の導入▽常任委員会について、委員単位の質問制限を「会派持ち時間制」に変更、インターネット中継導入▽大学機関などとの意見交換や、政策立案への参画機会の醸成▽議会基本条例の制定▽政務活動費の削減を含めた見直し―の5項目。 会合では、事務局が前回までの検討状況や論点を整理したほか、他の都道府県議会の導入状況など調査内容を説明した。 同委
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デジタル技術で産業創出 モデルケース目指す 伊豆半島東海岸の4自治体
伊東と東伊豆、河津、下田の4市町による「伊豆東海岸広域地域循環共生圏協議会」が2日発足した。ドローンを軸としたデジタル技術の活用により産業と生活環境、防災の3分野で連携を深める。内外に先進技術の実証地としてアピールするとともに、産業システム構築のモデルケースとしたい考え。東伊豆町役場で設立総会が開かれた。 産業分野では民間にドローンの実証実験の場を提供し、企業誘致につなげていく方針。物資や医薬品搬送などによる人手不足解消や、遠隔による体制確保も念頭に置く。公共交通機関や道路の点検、自然環境の保全も想定する。情報収集体制の広域化で地域の防災力強化を目指す。 協議会事務局の東伊豆町によると、
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会派構成決まる 伊東市議会
伊東市議会(定数20)の改選後の会派構成が2日、決まった。会派数は改選前と同じ6。「正風クラブ」と「自由民主 伊東」がともに4人ずつで人数が最多となった。 会派構成は次の通り(〇は代表者)=届け出順=。 【政和会】〇四宮和彦、杉本憲也【公明党】〇長沢正、竹本力哉、篠原峰子【正風クラブ】〇佐藤周、宮崎雅薫、鈴木絢子、村上祥平【伊東未来】〇大川勝弘、杉本一彦、青木敬博【自由民主 伊東】〇井戸清司、中島弘道、虫明弘雄、河島紀美恵【颯】〇浅田良弘、田久保真紀【無会派】重岡秀子、犬飼このり
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力作ずらり 伊東市芸術祭の展示部門、10月1日まで前半展
第62回伊東市芸術祭の展示部門(市教委、市文化協会主催)が30日、市の生涯学習センター中央会館で始まった。前半展は10月1日まで。華道や絵画、写真なの意欲作がそろい、来場者の関心を集めている。 華道のコーナーには、自由に植物を配した作品を展示している。パンパスグラスで秋の雰囲気を演出したり、流木を組み合わせてダイナミックな動きを感じさせたりと創意工夫を凝らした力作が並ぶ。 後半展は10月7、8の両日に開き、書道や手工芸作品を展示する。6日午前10時には文学部門の審査結果を張り出す。
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全15種目で熱戦 スポーツ祭開会 伊東、功労者表彰も
第67回伊東市スポーツ祭(市教委、市体育協会主催)の総合開会式が29日、同市観光会館別館で開かれた。既に開催している競技を含めて全15種目を予定し、各地で熱戦を繰り広げる。 高橋雄幸教育長が「持てる力を存分に発揮し、自分の目標を達成できる素晴らしい大会にしてほしい」と激励した。伊東小6年の中井柊磨さんと宇佐美小5年の加藤万叶さんが「日頃の練習の成果を発揮し、力いっぱい頑張ることを誓います」と選手宣誓した。 式典の後半は市体育協会章表彰式を行った。市のバスケットボール協会長を務め、同協会や市体協の発展に尽力した黒田哲朗さんが功労者表彰を受けた。特別表彰は個人36人、1団体が受けた。
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ミカン「甘くておいしい」 伊東の園児が収穫体験 10月のミカン狩り開始前に
伊東市の伊東みかん園協会に加盟する11農園で10月1日から始まるミカン狩りを前に、同市宇佐美の鈴木園で29日、地元の園児たちが収穫体験し、もぎたての果実を味わった。 宇佐美保育園の年長児16人が参加。だいだい色に色付き始めたミカンを手で回してもぎ取り、皮をむいてほおばった。園児たちは「甘くておいしい」「もう1個食べたい」などと笑顔を見せ、次々と口にした。同協会の三好清信会長は今季の生育状況について「全体的に小さめだが、甘みも酸味もしっかりしている」と話した。 協会加盟の農園は宇佐美地区に九つ、吉田と城ケ崎の各地区にそれぞれ一つある。入園料は食べ放題が500円(3歳から小学生は400円)、
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 22日はカサゴやイシダイ、ワカシ(ブリの幼魚)。23日はカンパチや小マダイなど。24日は小マダイや小メジナ、トウゴロウイワシなど。ソウダガツオやイサキ、サバ、タカベは連日釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜では餌釣りや弓角仕掛けでソウダガツオとサバ。サビキ釣りは早朝と夕方にアジ。カマスサビキではカマスも揚がった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 23日夜の沼津沖船釣りは指2本半~4本幅のタチウオが15匹前後。スルメイカは多数、カマスなども交じる。24日午後の船は
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翠下奏城の家(サン工房)最優秀 静岡県住まいの文化賞 住宅部門
静岡県や県建築士会などでつくる県住宅振興協議会はこのほど、第28回県住まいの文化賞の受賞者を発表した。住宅部門では、最優秀の知事賞にサン工房(浜松市西区)が設計、施工を手がけた「翠下奏城(すいかそうじょう)の家」(同市中区)が輝いた。 同賞は県内住宅に関わる産業・文化の振興を目的に、住宅建築や功労者を2年に1度表彰している。 翠下奏城の家は木造2階建て148平方メートル。東西に高低差があり、北側に擁壁が横たわる宅地の制約条件を巧みに解決して優れた住空間を創出したことなどが評価された。 功労者部門は、企業組合針谷建築事務所の鳥居久保会長、一般社団法人プレハブ建築協会中部支部県分会の宮本明
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伊東市議選の低投票率 市長「残念」
伊東市の小野達也市長は25日の定例記者会見で、24日投開票の市議選が過去最低の投票率(48・88%)だったことについて「一番身近な選挙。政治への関心の低下か、若者の選挙離れが進んでいるのか。残念」との所感を語った。 市議選には定数を10上回る30人が立候補した。投票率は過去最低だった前回選から1・71㌽下がり、初めて5割を切った。 小野市長は当選者に対して「市政の発展のために最大限の力添えをたまわり、両輪として進めていきたい」と期待した。
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伊東新市議20人に市選管が当選証書
伊東市選挙管理委員会は25日、24日に投開票された同市議選で当選した新市議20人に当選証書を付与した。 市役所で開かれた付与式で、菊間徹夫委員長がそれぞれに手渡した。菊間委員長は「公約を忘れることなく、その実現に真摯(しんし)に取り組んでもらいたい」と呼びかけた。 3508票でトップ当選した村上祥平氏(38)=無新=は「多くの人の思いを託された。その思いに応えていけるような仕事をしていかなければいけない」と意気込みを語った。
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伊東市議20人決まる 投票率48・88% れいわ公認候補が議席
任期満了に伴う伊東市議選(定数20)は24日、投票が行われ、即日開票の結果、新市議20人が決まった。投票率は過去最低だった前回選の50・59%を下回り、48・88%だった。 地元内外で浸透した村上祥平氏(38)=無新=が幅広く集票し、トップ当選した。杉本一彦氏(58)=維現=や杉本憲也氏(41)=無現=が安定した戦いで続いた。犬飼このり氏(52)=れ元=も当選し、れいわ新選組の公認候補が県内地方議会で初めて議席を獲得した。 定数を10上回る30人が立候補した。当選者の内訳は現職15人、元職1人、新人4人。党派別では自民6人、公明3人、維新1人、共産1人、れいわ1人、無所属8人。 伊
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按針の功績 後世に 伊東で生誕祭
伊東市の松川河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)を顕彰する市民団体「伊東按針会」は23日、第37回生誕祭を同市の観光文化施設「東海館」で開いた。会員や来賓ら約50人が集まり、按針の功績を後世につなぐ意思を強くした。 徳川家康の外交顧問として活躍した按針の生誕日(1564年9月24日)に合わせて開催している。参加者は按針の偉業に思いをはせ、赤いカーネーションを献花した。高校生交換プログラムで、今夏に同市の友好都市・英国メドウェイ市に派遣された生徒2人が体験を報告した。 同会の武智幹夫会長は「伊東で2隻の帆船を建造した按針。その歴史を住民や観光客に知ってもらいた
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伊東市議選 投票進む 24日正午現在の投票率33%
任期満了に伴う伊東市議選は24日午前7時、投票が始まった。期日前投票を含めた正午現在の投票率は33・68%で、前回選を1・2%下回っている。 定数20に対して30人(現職16人、元職1人、新人13人)が立候補している。党派別の内訳は自民6人、公明3人、共産2人、維新1人、れいわ1人、無所属17人。 投票は午後8時まで、市内24カ所の投票所で行われ、午後9時10分から伊東小体育館で開票される。同11時過ぎには大勢が判明する見通し。 16日現在の選挙人名簿登録者数は5万8689人(男2万7602人、女3万1087人)。
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伊東市議選 9月24日投開票 30人が立候補
任期満了に伴う伊東市議選は24日、投開票が行われる。定数20に対して30人(現職16人、元職1人、新人13人)が立候補し、最終盤の戦いを進めている。 党派別の内訳は自民6人、公明3人、共産2人、維新1人、れいわ1人、無所属17人。投票は同日午前7時から午後8時まで、市内の24カ所の投票所で行われる。午後9時10分から伊東小体育館で即日開票され、同11時過ぎには大勢が判明する見通し。 16日現在の選挙人名簿登録者数は5万8689人(男2万7602人、女3万1087人)。
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伊東市議選 新人の半数 移住、Uターン 第二の故郷に新風 母校統合で危機感
24日投開票の伊東市議選は定数を10上回る30人が出馬し、近年にない混戦模様になっている。立候補者のうち13人は新人。このうち約半数が移住者やUターン組で、人口減少など衰退が進む市の現状や将来に強い危機感を示す。全国的に地方議員のなり手不足が叫ばれる中での多数の出馬に、有権者からは「論戦が活発になる」と歓迎する声も聞かれる。 「観光資源に恵まれた土地なのに、生かされていない。移住者にとってはもったいなく感じる」。県外出身の新人候補の一人は、出馬の理由に現状への不満を挙げる。首都圏からほど近い立地で、自然豊かな環境や温泉などがある伊東には多くの移住者が居を構える。「これからずっと住みたいまち
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伊東市議選PR 地元高校生も参加
伊東市明るい選挙推進協議会と同市選挙管理委員会は21日、24日投開票の同市議選を周知する啓発活動を同市玖須美元和田の商業施設「伊東ショッピングプラザデュオ」で行った。伊豆伊東高の生徒を含めた約20人が買い物客に投票を促した。=関連記事28面へ 同施設では23日まで期日前投票ができる。各日午前10時から午後6時。参加者が啓発品を配りながらPRした。期日前投票所はそのほか4会場。市役所では23日までの午前8時半から午後8時に設ける。宇佐美、八幡野の両コミュニティセンターと生涯学習センター荻会館は、22日までの午前8時半から午後5時。
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大詰めの伊東市議選 当選ライン700票前後か 宇佐美地区7人 最激戦区
任期満了に伴う伊東市議選(24日投開票)は定数20を大きく上回る30人(現職16、元職1、新人13)が激しい選挙戦を繰り広げたまま、終盤に入った。当選ラインは前回選の700票台か、それよりも下がるとの観測がある。投票率は過去最低だった前回選の50・59%を下回り、5割を切る可能性がある。各陣営は票の掘り起こしに向け、各地を駆け回っている。 市北部の宇佐美地区は前回から2人増の7人がひしめく最激戦区。杉本憲氏は古巣の農協関係にアピールする。佐々木氏は知名度向上を目指し、中島氏、井戸氏は地盤の支持層を固める。竹本氏は党組織の支援を受ける。候補最年少の梅原氏は若さを押し出し、古川氏は市財政の課題
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個人情報書類 伊東市が誤送付
伊東市は21日、滞納者1人の個人情報が記載された書類を別の滞納者への通知の封筒に誤って混入し、送付していたと発表した。市は当事者に謝罪し、回収作業を進めている。 市収納課によると、書類には住所や氏名、口座情報、未納税額などが記載されていた。通知を受けた対象者から連絡があり、発覚した。市は事務処理手順の見直しを行い、再発防止を徹底するとしている。
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特殊詐欺を未然防止 コンビニ店員に感謝状 伊東署
伊東署は19日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、伊東市のファミリーマート伊東川奈店の店員鈴木美香子さんと今吉純さんの2人に署長感謝状を贈呈した。 鈴木さんは11日午後2時ごろ、4万円分のプリペイドカードを購入しようとした70代の男性客に対応した。内容からパソコンのウイルス除去名目の詐欺だと分かり、今吉さんが警察に通報した。 2人とも被害防止は初めてという。声かけの際に同署が配布している注意喚起の掲示物を活用した。 同署で三坂滋康署長が感謝状を手渡した。鈴木さんは「販売だけでなく、お客さんとのコミュニケーションも大切にしたい」、今吉さんは「被害を未然に防ぐことができて良かった」とそれぞ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 カゴ釣りや弓角仕掛けでソウダガツオやサバ。他にサビキ釣りで早朝と夕方にアジが釣れる。遠くに投げずに足元を探ると良い。日中はコノシロが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月12日午後の沼津沖船釣りは4.5キロまでのマダイが多数。マアジやカイワリ、イトヨリも交じる。13日午後の船も25センチ前後のマアジや中サバ。16日の夜の船は60~90センチ、指2本半~4本幅のタチウオが10匹前後。20~35センチのカマスは多数。他にスルメイカやマアジなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 9月17日の三保
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杉村選手の技「すごい」 藤枝・朝比奈一小 ボッチャ体験、魅力学ぶ
東京パラリンピックのボッチャ日本代表で金メダルを獲得した杉村英孝選手(41)=伊東市出身=が19日、藤枝市立朝比奈第一小を訪れ、児童54人と交流した。静岡県教委の「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」の一環。児童は体験を通じて競技の魅力を学んだ。 杉村選手はクイズを交えてボッチャのルールや面白さを紹介。夢中になれるものを見つけて失敗を恐れずに挑戦し、支えてくれる人に感謝の気持ちを持つ大切さを呼びかけた。 児童はチームごとに分かれて試合を行った。目標の球(ジャックボール)に狙いを定め、それぞれ赤と青の球を投げて得点を競った。投げた球がジャックボールに近づくと、「うまい」「やっ
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静岡国際オペラコンクール 60人出場決定
静岡国際オペラコンクール(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委員会は19日、10月28日から11月5日に浜松市中区のアクトシティ浜松で開催する第9回コンクールの出場者を決定した。本県出身の2人を含む11カ国60人が出場する。 静岡県出身者はいずれもバリトンで、富士市出身の伊藤尚人さん(26)と伊東市出身の浜野杜輝さん(29)。今回は世界33の国・地域から271人の応募があり、6月の予備審査などを経て出場者が決まった。国別では日本が最多の20人で、韓国19人、中国10人と続いた。 コンクールは1996年から3年ごとに浜松市で開催している。新型コロナ禍で、当初予定の2020年の実施
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期日前投票始まる 伊東市議選
任期満了に伴う伊東市議選の期日前投票が18日、市役所と伊東ショッピングプラザデュオで始まった。いずれも23日まで。19~22日にはそのほかの3会場でも実施する。 期日前投票の時間は市役所が午前8時半から午後8時、デュオが午前10時から午後6時。ほか3会場は宇佐美、八幡野の両コミュニティセンターと生涯学習センター荻会館で、午前8時半から午後5時。 市議選には定数20を大きく上回る30人が立候補した。投開票は24日。午前7時から午後8時まで市内24会場で投票が行われる。
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伊東市議選が告示 30人が立候補 24日投開票
任期満了に伴う伊東市議選は17日、告示された。定数20に対して30人が立候補し、選挙戦に突入した。 立候補者の内訳は現職16人、元職1人、新人13人。政党別では自民6人、公明3人、共産2人、維新1人、れいわ1人、無所属17人。 投票は24日午前7時から午後8時まで、市内の24会場で行い、午後9時10分から伊東小体育館で即日開票する。期日前投票所は5カ所。このうち市役所では18~23日の午前8時半から午後8時まで実施する。 16日現在の選挙人名簿登録者数は5万8689人(男2万7602人、女3万1087人)。 ※画像タップで拡大してご覧になれます
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伊東市議選 9月17日告示
任期満了に伴う伊東市議選は17日、告示される。定数20に対し、これまでに現職16、元職1、新人13の計30人が立候補の意向を表明している。 立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、市役所で受け付ける。投票は24日午前7時から午後8時まで市内の24会場で行われ、午後9時10分から市立伊東小体育館で即日開票される。 1日現在の選挙人名簿登録者数は5万8656人(男2万7580人、女3万1076人)。
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リクルートと連携協定 伊東市 雇用促進、地域活性へ
伊東市は12日、リクルート(東京都)と雇用促進や地域定着に関する連携協定を締結した。採用管理サービスの活用などを通じて市内の事業者を支援し、地域活性化につなげる。同様の協定は全国23例目で県内では初。 市役所で開いた締結式で、小野達也市長とソーシャルソリューションデザイン部の常行洋介部長が協定書を交わした。小野市長は「これまでのノウハウや経験などの力をもらい、活性化に向けた取り組みの実践ができるようお願いしたい」とあいさつした。常行部長は「タッグを組んで共通の課題解決をしていきたい。雇用促進の切り口で地域活性化に貢献できれば」と述べた。 10月18日に採用力向上の無料セミナーを伊東商工会議所
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はマダイやソウダガツオ、コノシロ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、イサキなど。10日はカンパチやクロダイ、メジナ、オオモンハタ、マハタ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 これからはソウダガツオやサバ狙い。2本針仕掛けで、一つは擬餌針のカブラ、もう一つに餌のオキアミを付けてコマセをまく餌釣りや弓角仕掛け、ジギングなど、いろいろな釣法が楽しめる。今後に期待したい。サビキ釣りや投げ釣りもまだできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは20~25セ
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創造性を地域に生かすには 伊東、未来ビジョン会議で講話
高校生を含む伊東市の若い世代の市民らが参加する同市の「未来ビジョン会議」の第2回会合がこのほど、市役所で開かれた。デザイン事務所「カラーコード」代表取締役で京都芸術大大学院准教授の浅井由剛さん(沼津市出身)が講話し、創造性を地域に生かすヒントを伝えた。 浅井さんは創造性の必要性について触れ、アート思考の考え方を解説した。自分の思考の傾向や価値観を発見・自覚し、どう感じているかを常に確認した状態で住むまちを観察することを勧め、「よく言われる地域課題とは違った問題が見つかる可能性がある」と説いた。一定時間に思ったことを書く「ジャーナリング」や気になったことを写真で撮りためる「スナッピング」などの
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プログラミングで海の現状知るイベント 沼津で9月18日
海の現状を知るイベント「プログラミングでSDGs!」(イエローピンプロジェクト主催)が18日午前10時半から午後4時まで、沼津市大手町のプラサヴェルデで開かれる。 海で吸収される二酸化炭素「ブルーカーボン」をテーマにしたプログラミングワークショップや、海岸清掃で拾ったおもちゃ「シートイ」を使ったすごろくを行う。ほかに、海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」の武智一雄代表(47)が藻場をテーマに講演する。 申し込みは15日正午までで、同イベントホームページの専用フォームで受け付けている。詳細はホームページへ。
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選挙啓発ポスター 優秀作品など決定 伊東市役所に展示
伊東市内の小中学校と高校の児童生徒から寄せられた明るい選挙啓発ポスターの審査が11日、市役所で行われた。県の審査会に出品する優秀作品15点など受賞作を決定した。 本年度は小学生10点、中学生50点、高校生56点の応募があった。1票の大切さを訴えたり、選挙での投票を促したりする作品がそろい、メッセージとともにそれぞれの絵が描かれている。市の選挙管理委員会と明るい選挙推進協議会の関係者、高校講師が審査員を務めた。 作品は14日まで、市役所1階の市民ロビーで展示している。
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笛の音に乗り 軽快に勇壮に 伊東大田楽、市民ら演舞
平安から室町の時代にかけて流行し、姿を消した芸能の田楽を現代によみがえらせた「大田楽」を披露する「伊東大田楽」(伊東大田楽後援会、伊東市教委など主催)が9日、市観光会館で開かれた。市民ら踊り手が、力強く軽快な舞で観客を魅了した。 大田楽は狂言師の5世野村万之丞さん(1959~2004年)が音楽家や舞踏家とともに誕生させた創作芸能。催しは伊東の祝祭として、四半世紀にわたって続いている。 色とりどりの衣装に身を包んだ田楽法師たちがかけ声を響かせながら、太鼓や笛の軽やかなリズムに合わせて舞った。踊り手がステージを埋めた「総躍り」や客席に繰り出す「乱舞」で最高潮を迎え、躍動感あふれるパフォーマ
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21件を認定、可決 伊東市議会閉会
伊東市議会9月定例会は8日、最終本会議を開いた。2022年度の各決算や23年度市一般会計補正予算案など21件を認定、可決して閉会した。そのほか市の新図書館建設事業の見直しを求める請願は不採択とした。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はメジナやタカサゴ、カマス、イシガキダイ、コノシロ、サバ、マアジ、小マダイ、ダツ、イサキ。3日はタカベやアイゴ、イサキ、コノシロ、メジナ、ネンブツダイ、ニザダイ、サンバソウ(イシダイの幼魚)が揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチは海水浴シーズンが終わったので、シロギスの投げ釣りができる。離岸堤の間を狙って遠投すると釣果が上がる。消波ブロック周辺は穴釣りでカサゴが狙える。伊東港周辺では弓角仕掛けやカゴ釣りでソウダガツオが釣れ出した。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8
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伊東南中生が全中出場報告「実力発揮できた」 市長を訪問
8月の全国中学校体育大会(全中)の水泳、卓球の各競技大会に出場した伊東市立南中の3年生3人がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、成績を報告した。水泳では戸塚日南子さんが女子自由形の2種目に臨み、200メートルで4位、100メートルで8位と健闘した。 戸塚さんは「最後の全中でいろいろな思いがあったが、自分の実力を全部発揮できた。3年間の努力が報われたと思う」と振り返った。ほかに、稲葉聡友子さんが水泳の女子200メートル、400メートルの各個人メドレーに、草間ひかるさんが卓球の女子個人にそれぞれ出場した。 小野市長は「これから先も日々、成長できるので頑張ってもらいたい」とさらなる活躍に期待
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造園業、管工事工業など 職人の技 間近に 伊東市技能祭
伊東市技能祭2023(伊東職業訓練協会主催、市、伊東商工会議所共催)がこのほど、市役所で開かれた。造園業や管工事工業などの各事業者団体に加盟する業者らがブースを構え、それぞれの分野の職人技術を紹介した。 植木の剪定(せんてい)指導の催しが行われ、来場者がプロの技術に見入った。造園業の関係者がツバキとマキの木にはさみを入れ、手際よく枝の一部を切り取っていった。 竹灯籠の制作体験では参加者がドリルを使って竹筒に穴を開け、内部から明かりが漏れるように加工した。伊東畳商工業協同組合は畳作りの一端に触れる体験コーナーを設けた。 イベントは新型コロナの影響を受け、4年ぶりに開催した。
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伊東海水浴客数は昨年と同水準 天候不順響き伸び悩む
伊東市は6日、今夏の市内4海水浴場の遊泳客数を公表した。計4万7128人で、8月の天候不順で伸び悩んだ。全体の1日平均人数は前年比98・7%と同水準だった。コロナ禍前の2019年比では53・2%にとどまった。 市観光課によると、7月の1日平均人数は前年の3割以上増加し、好調に推移していた。一方、8月は台風の影響を受け、最も客足が伸びる中旬に悪天候が続いたため、前年同月比3%減だった。 各海水浴場の内訳は伊東オレンジビーチが2万8800人、宇佐美海水浴場が5839人、川奈海水浴場が2719人、川奈いるか浜公園が9770人だった。期間はオレンジビーチが7月15日~8月27日、そのほかは7月2
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伊東の8月前半宿泊客数 微増の20万3千人
伊東市は夏季(8月1~15日)の推定観光客数を発表した。宿泊客数は昨年度比1%増、交通流量は同2%増加した。観光施設入場者数は同2%減だった。 市観光課によると、宿泊客数は20万3千人だった。期間前半は順調に推移していたが、後半にかけて台風による悪天候の懸念から予約のキャンセルが続いたという。ただ、影響を受けた日を除き昨年度比で増えているため「宿泊客数は堅調に推移している」とした。 屋外の観光施設も台風の影響を受け、全体の数字を押し下げた。一方、屋内施設は昨年度比15%増と好調だった。コロナの分類移行や団体旅行が回復傾向にあることが好影響を与えた。 宿泊客数、交通流量、観光施設入場者数
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熱海レモン 新商品開発へアイデア膨らむ 熱海高生が知識習得
熱海高ビジネス観光類型の2、3年生22人が5日、熱海市産レモンを用いた商品開発に向け、基礎知識を習得する講座を校内で受講した。JAふじ伊豆女性部あいら伊豆地区本部長で、野菜ソムリエプロの小川富子さん(伊東市)が作った試食品を味わい、商品開発のアイデアを膨らませた。 生徒は小川さんの講義を通じて熱海市が国産レモン発祥の地とされる歴史や、ビタミンCが豊富に含まれるレモンの栄養と効能について理解を深めた。同校近くで収穫したレモンを使い、小川さんが調理した「レモンピール」「レモンカード」などを試食した。 同校は「熱海レモン」のブランド化と地域活性化を目指し、地元の多賀小、多賀中と連携してレモン
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東部各地で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
「防災週間」期間中の3日、県東部の各市町で大地震の発生を想定した防災訓練が実施された。関東大震災の発生から100年の節目に、参加者は防災、減災への思いを新たにした。 裾野、アプリで避難所名簿 裾野市は同市の裾野高で総合防災訓練を行った。体育館に開設した避難所の受け付けでは携帯電話の防災アプリと、手書きによる名簿作成の時間を比較した。 アプリは事前登録が必要だが、QRコードを読み込むだけで手書きより早く受け付けが完了した。杉山美智江さん(63)は「避難所などに関する情報も受け取れるので便利」と話した。 会場型の本格的な訓練は4年ぶり。約300人が参加した。 沼津、会場と本部を中継 沼
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伊東の津波犠牲者 住民が供養 「災害忘れず備える」決意 関東大震災100年
関東大震災の発生から100年が過ぎた2日、伊東市物見が丘の仏現寺で地元住民による供養祭が営まれた。相模トラフ沿いで想定される最大クラスの地震で、沿岸部各地に十数メートルの津波が襲来する可能性がある同市。関係者は「過去の災害を忘れずに、日頃から震災に備える」と決意を強くした。 「九月一日ヲ忘レルナ」。同寺境内に建つ関東大震災供養塔の1基には、上部に大きな文字が刻まれている。震災で津波被害を受けた旧伊東町では84人が犠牲になったとされる。塔は震災翌年の1924年に別の場所に建立され、2度の移設で現在地に置かれた。 供養祭は今年で44回を数え、地元の玖須美区がコロナ禍でも絶やすことなく続けて
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人口密集度の高まりで危険増 帰宅困難者対策が課題に 武村雅之特任教授に聞く【伝える 関東大震災100年と静岡 番外編】
1日で発生から100年となった関東大震災。日本の自然災害史上最大の死者・行方不明者10万5千人余りを出した惨事が残した教訓とは何か。被災各地の揺れや被害、復興まで幅広く研究し、関東大震災研究の第一人者とされる名古屋大減災連携研究センターの武村雅之特任教授に聞いた。 -1924年に発行された静岡県大正震災誌によると、県内の死者・行方不明者は443人、建物被害は1万3千件と甚大だった。どんな地震だったのか。 「住宅の全壊率から推定すると、現在の震度階級で小山町の一部は最大震度7、熱海、伊東両市の一部は震度6強に達したとみられる。これらの地域は地震で動いた断層面の西端に近く、激しく揺れた。熱海
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不同意性交の疑いで男逮捕 静岡南署
静岡南署は1日、不同意性交の疑いで伊東市川奈、会社員の男(28)を逮捕した。逮捕容疑は8月下旬、静岡県中部地区の駐車場で、同地区に住む女子高校生に同意を得ずに性交した疑い。
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関東大震災100年 静岡県東部の甚大被害、写真や映像で発信 市町役場や行政SNS
1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災から100年。被害を受けた静岡県東部の市町などが、当時の写真を企画展やSNSで積極公開している。職員らは「関東と名が付くから県内は無関係とのイメージがある」と地元で起きた災害であることを強く発信し、発生100年を契機に住民の防災意識の向上につなげている。 押しつぶされた建物、崩落した鉄橋、焼けた工場-。小山町が町役場本庁舎で開催中の企画展には、惨状を伝える写真が並び、映像も放映している。所用で町役場を訪ねた岩田則美さん(78)=同町藤曲=は「親戚から町が被害に遭ったと聞いてはいたが、こんなにひどいとは」と見入った。 県大正震災誌や小山町史
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暴力行為等処罰法違反の疑い、男女を逮捕 伊東署
伊東署は31日、暴力行為等処罰法違反の疑いでいずれも伊東市湯川の無職の男(23)、飲食店従業員の女(21)の両容疑者を逮捕した。逮捕容疑は7月9日午前1時ごろから同3時ごろまでの間、同市川奈の海岸で共謀して同市の男性会社員(20)に凶器を示し、「殺すぞ」などと脅迫した疑い。
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大自在(9月1日)関東大震災100年
房総半島南部の千葉県館山市を訪れた日の夕暮れ、相模湾の向こうに富士山のシルエットがきれいに見えた。富士山までの距離は約100キロ。障害物のない海越しだと近くに見えた。 その相模湾では伊豆半島側からフィリピン海プレート(岩板)が関東平野の下にある陸側のプレート地下に潜り込んでいる。そのため陸側にひずみがたまり続け、限界を超えると境が滑り動いて巨大地震を起こす。その仕組みは伊豆半島を挟んだ西側で起きる東海地震(南海トラフ地震)と同じだ。 館山市周辺に広がる海岸段丘は巨大地震の度に海底が隆起して造られたと洲埼灯台の案内板にあった。1703年元禄関東地震では半島南端が一気に5~6メートル隆起した
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伊東の「松川湖をきれいにする会」 地道に地域美化支える 知事表彰を市長に報告
伊東市の松川湖周辺の環境美化を続けている「松川湖をきれいにする会」(仲田紘一会長)が、本年度の河川・海岸、道路愛護団体等表彰で県知事表彰(河川・海岸部門)を受けた。メンバーがこのほど、市役所を訪ね、小野達也市長に報告した。 同会は2007年に設立し、23人で構成する。同年、市と公共施設の里親制度(アダプトシステム)の合意書を締結。毎月1回の活動で、ごみ収集やカーブミラーの清掃などに取り組んでいる。市内で同表彰を受けたのは10団体目。仲田会長はメンバーの活動の参加率が高いことや当初に比べてごみの量が減ったことなどを伝え、「地道に活動をしてきた。少しずつきれいになっている」と話した。小野市長は「
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8月24日はメジナやカワハギ、小イサキ、チョウチョウウオ、タカベ、ネンブツダイ、ベラ。26日はマダイやソウダガツオ、メジナ、カワハギ、カマス、ベラなど。27日は小マダイや小イサキ、カワハギ、カマス、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りのほか、ブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けの穴釣りがおもしろい。日中はカサゴ、暗くなったらメバルも狙える。餌はイソメかサバやサンマの切り身。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8月26日午前の沼津沖船釣りは25セ
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キャンプの知恵 防災に生かそう! 各地でイベント お役立ちグッズも【しずおかアウトドアファン】
9月1日は防災の日。2023年は関東大震災から100年の節目に当たる。大規模災害に遭った時のことを考え、日頃の備えを固める上で役立つのが、アウトドアの知識や道具だ。自然体験活動に取り組む認定NPO法人しずおか環境教育研究会(静岡市駿河区)の理事長で、防災士の資格を持つ東山浩子さん(54)にポイントを聞いた。 専門家「日常でも活用を」 災害時にまず課題となるのが、調理や暖を取るのに使う火の確保。キャンプの時に使うたき火台があれば、幅広い用途に使える。「落ちているスギやヒノキの葉、松ぼっくりなどはよく燃えます」と東山さん。金属の棒をこすって火花をつくるファイアスターター、たき付け用に麻縄を
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「浜堤」減災に一定効果 伊東の津波被害から学ぶ【伝える 関東大震災100年と静岡③】
伊東市中心部を流れる伊東大川(松川)右岸の玖須美地区。「ここは伊東の中でも津波による死者や家屋の流失が一番多く、壊滅的だった」。8月上旬、伊東港に面し住宅が密集する地区内を歩きながら、市文化財管理センターの主任学芸員金子浩之さん(63)が当時の被害状況を説明した。 津波に押し流された家屋のがれきや、川を遡上(そじょう)した津波で橋の欄干に乗り上げた漁船。玖須美地区を含む旧伊東町の惨状が同センターや県立中央図書館所蔵の写真に生々しく残る。市によると、旧伊東町の犠牲者84人のうち、37人は玖須美地区。流された家屋も361戸のうち204戸と、突出していた。しかし、玖須美の住民が迅速な避難行動を取
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れいわ山本代表 伊東の集会参加 国民負担減訴え
れいわ新選組の山本太郎代表が29日、伊東市内で開かれた集会に出席し、「30年疲弊した社会の中でコロナがやってきて、物価高まで加わったから苦しい。不況を終わらせて、失われた30年を取り戻す必要がある」と述べ、社会保険料減免など国民生活の負担軽減の必要性を訴えた。 山本代表は会場からの質問に答える形で「皆さんが世の中を動かせるという基本に立ち返ってもらうことが重要。実行するためには経済的安定が必要だ」などと語り、経済の安定と国内の安全保障が優先されるべきとの認識を強調した。 (伊東支局・白柳一樹)
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河川、海岸、道路愛護 静岡県が12団体を表彰
静岡県はこのほど、河川、海岸、道路愛護団体の活動をたたえる表彰式を県庁で行った。国土交通大臣感謝状や知事褒状を受けた12団体の代表者に森貴志副知事が感謝状や褒状を手渡した。 国交大臣感謝状は、年間を通じてごみ拾いや草刈り作業などの道路美化に取り組んでいる社会福祉法人覆育会すぎのこ作業所(下田市)と、2008年から国道139号の山梨県境までの約30キロ区間で清掃活動を続けているえんの会(富士宮市)の2団体が受けた。 表彰式では、えんの会と知事褒状を受けた松川湖をきれいにする会(伊東市)が活動報告した。 このほかの知事褒状受賞団体は次の通り。 河川愛護 庵原地区連合自治会(静岡市)青島第
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大学生が考えた東部の観光コース JAF静岡支部審査 静岡文化芸術大が最優秀
日本自動車連盟(JAF)静岡支部はこのほど、県内の観光名所を巡る「美しい伊豆 学生ドライブスタンプラリー」の企画審査会を静岡市駿河区の同支部で開いた。3大学が参加し、最優秀賞に静岡文化芸術大、優秀賞に浜松学院大、桜美林大(東京都)が選ばれた。 静岡文化芸術大は「親孝行」をテーマに高齢者が楽しめるコースを提案した。紹介したのは段差がない通路や車いすの貸し出しなどバリアフリーに配慮した観光地6カ所。三島スカイウオーク(三島市)や中伊豆ワイナリーシャトー(伊豆市)などを巡る。 浜松学院大は、東海館(伊東市)やペリーロード(下田市)など伊豆の歴史を感じられるコース。施設ごとに指定されたポーズの写
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お試し移住補助金「6組14人移住」 伊東市議会、市長が成果説明
伊東市議会9月定例会は29日、開会日に続いて決算大綱質疑を行い、3会派と無会派の計4人が2022年度の決算について市当局をただした。小野達也市長は22年度に初実施した、お試し移住支援事業補助金に関して「28件の利用があり、うち6組14人が市に移住した」と成果を説明した。 同補助金は移住定住の促進を図るため、移住検討者に対して宿泊費用の一部を助成する取り組み。小野市長は「利用者からはおおむね高い評価を得ている。移住希望者にとって利用しやすく、移住に直結する効果の高い事業」との認識を示した。 一方で、同様の目的で22年度に始めた空き家改修事業補助金については、制度を活用する事業者がなかったこ
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「津波だ」高台へ無我夢中 避難、元禄の教訓根付く 伊東・宇佐美小作文集【伝える 関東大震災100年と静岡②】
「津波が来るぞ、逃げろ」。伊東市宇佐美の海岸に避難を呼びかける声が響いた。相模トラフ沿いの最大クラスの地震で13メートルの津波が押し寄せるとされる同地区。27日、地元のNPO法人「宇佐美城山・街づくりプロジェクト」による訓練が行われた。住民やサーファー約50人が、海岸からすぐの高台にあるキャンプ場に急いだ。 訓練の発起人は同NPO法人理事の源久政男さん(84)。「津波から命を守るには、とにかく安全な高さまで逃げること。そのためには避難場所を知ってもらわなくては」と強調する。思いの背景には、関東大震災当時の宇佐美尋常高等小(現・宇佐美小)の児童が体験を書いた作文集がある。 同地区には当時、
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新図書館建設へ寄付 伊東競輪労働組合
伊東競輪労働組合はこのほど、伊東市の新図書館建設のために役立ててもらおうと、同市に寄付金4万円を寄せた。渡辺道子執行委員長ら関係者が市役所を訪れ、小野達也市長に手渡した。 市文化施設整備基金として役立てられる。小野市長は「有効に活用させていただく」と感謝した。同組合は昨年も同様の名目で寄付を行った。これまでにも体育施設整備基金などに善意を寄せている。
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9月定例会が開会 伊東市議会
伊東市議会9月定例会は28日開会し、会期を9月8日までの12日間と決めた後、3会派の議員が決算大綱質疑に立った。2022年度の各会計決算について市当局をただした。質疑は29日にも行う。
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人権擁護委員 上原さん抱負 伊東で就任報告会
伊東市はこのほど、新任の人権擁護委員の就任報告会を市役所で開いた。法務大臣からの委嘱で、7月1日から3年間の任期で務める上原直枝さん(同市川奈)が市幹部らを前に抱負を語った。 同委員は人権相談日に市役所で市民からの相談を受けたり、人権の啓発活動を行ったりしている。7月中旬に静岡地方法務局沼津支局で委嘱状を受けた上原さんは「虐待やいじめなど日々の生活の中でいろいろな問題がある。微力だが、他の委員と力を合わせてやっていきたい」とあいさつした。 同市の委員は7人。小野達也市長は「近年、人権を巡る状況は多様化・複雑化している。市民の一人一人が個人として尊重される社会の実現に向け、尽力をお願いした
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伊東の海岸に身元不明遺体
26日午前8時45分ごろ、伊東市富戸の海岸で、岩場に横たわっている男性の遺体を釣り人が発見し、110番した。伊東署によると、男性は50歳前後で身長175センチぐらい。中肉の丸刈り頭。紺色の長袖シャツとデニム地のズボンを身に着け、黒色の靴下と靴をはいていた。死後数日たっているとみられ、目立った外傷はないという。同署が身元の確認を進めている。
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中学校の水道設備 伊東管工事工業協同組合が点検
伊東市の伊東管工事工業協同組合(先崎浩司理事長)はこのほど、教育施設の環境整備に協力しようと、同市の全中学校で水道設備の点検・簡易補修の無償奉仕作業を行った=写真=。 加盟社のうち17社が参加し、メンバーが各校に分かれて作業した。北中では3人がトイレや手洗い場などの関連設備をチェックして回り、補修できる部分は直した。 先崎理事長は「普段お世話になっている地域に恩返しできたらという気持ちで取り組んでいる。生徒たちの使い勝手がいいようにしたい」と話した。
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新設校、校歌制定にも新風 静岡県立ふじのくに中学校、伊豆伊東高
自校の教育理念や地域の自然・文化を織り込んだ高校や中学の校歌は、在校生のみならず卒業生にとっても心のよりどころとして機能している。社会の変容に基づいて学校の統合や新設が相次ぐ中、制定の方法や作者の人選にも新しい風が吹いている。県内の二つのケースを追った。(教育文化部・鈴木美晴、橋爪充) ふじのくに中学校、県内初の夜間中学 1期生の思いを表現 県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の第1期生が校歌づくりに取り組んでいる。新設校ならではの取り組みを通し、生徒が自ら何かをやり遂げる経験を積み、主体的に学ぶきっかけの一つとするのが狙い。 三島市の同中学三島教室で7月中旬、藤枝市出身のシンガー
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伊豆の国の県道 トラックと路線バスが衝突
25日午前11時15分ごろ、伊豆の国市四日町の県道で、信号で停車中の伊豆箱根バスの路線バスに伊東市の男性会社員(35)のトラックが追突した。路線バスの男性運転手(67)が腰を打ち、軽傷を負ったとみられる。路線バスの乗客1人と男性会社員にけがはなかった。現場は片側1車線の直線道路。大仁署が事故原因などを調べている。
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「パンパスグラス」風に揺れ秋の気配 伊東の松川湖畔
伊東市の松川湖の湖畔でパンパスグラスが花穂を付け始めた。連日、厳しい暑さが続くものの、夏から秋へと季節の移り変わりを告げている。 パンパスグラスはイネ科の多年草。松川湖の西側斜面に植栽されている。草丈は2メートル前後で、40~80センチほどのフワフワとした花穂が風になびき、涼しげな光景を見せている。
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全伊東市民に6000円分の商品券配布 物価高騰対策で
伊東市は燃料や物価の高騰対策として、全市民に6千円分の「いとうスペシャル商品券」を給付する。申請は不要で、8月31日時点で住民登録がある人を対象に自宅に郵送で封筒が届く。ゆうパックでの対面受け取り形式で、送付時期は9月上旬ごろ。 商品券は取扱店で利用できる。1冊につき500円券が12枚で、内訳は地元店・小規模店のみで使える専用券と全店舗で使える共通券が各6枚。利用期間は9月15日から来年1月15日まで。利用できる店舗の最新情報はホームページで確認できる。 商品券に関して、市公式ユーチューブチャンネル「伊東市長 たっちゃんねる!」でも配信し、分かりやすく紹介している。
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全日本少年少女空手で3位 伊東南小の井端さん 活躍を地元に報告
8月上旬に東京都で開かれた「第23回全日本少年少女空手道選手権大会」(全日本空手道連盟主催)で、伊東南小4年の井端凰羽雅さんが3位入賞を果たした。このほど、伊東市役所を訪れ、小野達也市長に大会での活躍を報告した。 空手の流派・会派の垣根を越えて開かれる小学生最高峰の公式大会。全日本空手道剛柔流龍武会(石井有康理事長)に所属する井端さんは、98人で頂点を争った4年男子の形の部に出場した。予選トーナメントを勝ち上がり、ベスト8に進出。4人ずつ2グループで競う準決勝ラウンドで2位になり、続く3位決定戦を制した。 過去に2度、同大会でベスト16だったという井端さん。「来年の大会では絶対に1位を取
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大麻栽培2人起訴 2人は処分保留に 地検沼津支部
沼津市内の別荘で指定暴力団山口組系組幹部らが大麻を栽培していたとされる事件で、静岡地検沼津支部は23日までに、会社役員の男(43)=伊東市宇佐美=と無職の男(27)=伊豆市土肥=の2容疑者を大麻取締法違反の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。22日付。 起訴状などによると、2人は共謀の上、2022年8月ごろから11月ごろの間、無職の男が所有する同市内の居宅で大麻草2本を栽培したとされる。 両被告と同容疑で逮捕、送検された、長野県内に拠点を置く山口組系組幹部の無職の男(46)=同県諏訪市=、同組員の無職の男(29)=同県下諏訪町=は処分保留で釈放した。捜査は継続する。山口組系組幹部の男、同組員
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勇壮な神輿渡御、手筒花火も 「伊東温泉箸まつり」開催
伊東の夏のイベントを締めくくる「第47回伊東温泉箸まつり」(実行委員会主催、伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合共催)が22日夜、伊東市街地で開かれた。勇壮な神輿(みこし)の渡御や手筒花火などを繰り広げ、祭りを盛り上げた。 温泉街で使用された箸に感謝をささげ、供養するために始まった催し。2基の神輿が松川藤の広場を出発し、観光・文化施設「東海館」前や商店街など中心街を勇ましく練り歩いた。担ぎ手たちが威勢のいいかけ声を響かせながら進み、見物客を楽しませた。 伊東オレンジビーチでは供養塔の点火に続き、伊東囃子保存会による太鼓の演奏を行った。イベント後半は降雨に見舞われたが、大勢の来場者が神
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 8月18日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、タカベ、小イサキ、メジナ、ソウダガツオ、イトヨリ。19日はネンブツダイやムロアジ、タカベ、メジナ、アイゴ、小イサキ、コノシロ、ベラ、スズメダイ。20日はマダイやソウダガツオ、メジナ、アイゴ、タカベ、小イサキ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、ムロアジが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、夕方のサビキ釣りはイワシが少なくアジが多い。日中はアジの釣果が上がらないためイソメを使ったシロギス釣りに変えるのもお勧め。足元ではカサゴも釣れる。カゴ釣りや弓角仕掛けなどではソウダ
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バレー全国高校選抜チーム 戸塚さん(韮山)タイ遠征へ意気込み 伊東市長を訪問
バレーボールの全国高校選抜チームのタイ派遣選手団メンバーに選ばれた伊東市の戸塚裕輝さん(17)=韮山高3年=が21日、出発を前に市役所を訪ね、小野達也市長に意気込みを語った。 選手団は27日から国内で事前合宿を行った後、29日から9月3日の日程で首都バンコクを訪れ、練習や同国選抜チームとの試合に臨む。戸塚さんは1~3次の選抜候補の合宿を経て、メンバー12人のうちの1人に選ばれた。 普段はサイドアタッカーの役を担うが、選抜チームではセッターを務める戸塚さん。「セッターとしてはまだ未熟だが、自分らしく楽しくプレーができたら。他のうまい選手と関わりながら、技術を磨きたい」と抱負を述べた。 小野市長
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大自在(8月22日)ソ連8月クーデター
ソビエト連邦指導部の保守派が、改革派ゴルバチョフ大統領からの権力奪取を狙ったクーデターは、ロシア共和国のエリツィン大統領とそれを支持する市民らの抵抗で失敗し、エリツィン氏は1991年のきょう8月22日に勝利宣言した。クーデター開始から3日後のことだった。 ゴルバチョフ氏は無事だったが、ソ連共産党の権威は失墜し、12月のソ連崩壊へとつながる。国民の支持がエリツィン氏ら急進的な改革派に集まり、追い詰められた保守派の起死回生の策も時代の流れを変えることはできなかった。 エリツィン氏は98年に来日し、伊東市の川奈ホテルで橋本龍太郎首相との首脳会談に臨んだ。当時、取材の応援で現地に入ったことを思い
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伊東市図書館新築工事 現状での入札見送り
伊東市の小野達也市長は21日の定例記者会見で、入札不調となっていた新図書館の新築工事の再入札時期について「当面の間は入札を見送り、全国的な建設業界の動向を注視して発注時期を見極める」との意向を明らかにした。計画の工事費37億円は変更しない方針。 市は当初、今年7月の着工、2025年7月の開館を目指していた。建設に向けて5月に開札を行ったが、予定価格を超過して不調に終わった。 市は現状について資材価格や労務費が著しく高騰し、事業者が利益率の高い工事を選別できる「超売り手市場」だと分析。現状での工事執行は、公共工事積算基準に基づく適正価格を大幅に上回る事業費を見込む必要があるとしている。 小野市
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28日から定例会 伊東市議会
伊東市議会は21日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を28日から9月8日までの12日間とすることを決めた。28、29の両日に決算大綱質疑を行う。31日に観光建設と福祉文教の両委員会、9月1日に総務委員会を開く。
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伊東「按針祭」海の花火 観客は22万5000人
伊東市は21日、今月に実施した市最大の観光イベント「第77回按針祭」の各催しの観客数を発表した。伊東海岸一帯を彩った海の花火大会(10日)は晴天に恵まれ、22万5千人。対前年3万人の増だった。 初日の8日の灯籠流しと打ち上げ花火は3万5千人で、対前年1万5千人の増だった。9日の太鼓合戦と打ち上げ花火は5600人で、対前年6400人の減。雨天のため太鼓イベントの会場を屋内に変更したことが影響した。 10日に行った徳川宗家19代当主の徳川家広さんのトークショーと式典の観客は250人だった。
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名門コースでゴルフ 静岡県内外の親子満喫 伊東・川奈ホテル
伊東市川奈の川奈ホテルゴルフコースでこのほど、無料開放の夏休みイベント「親子で芝生エンジョイday」が開かれた。女子プロゴルフのフジサンケイレディースの舞台にもなる名門「富士コース」で、静岡県内外の親子ら63人がさまざまな遊びに興じた。 参加者は手入れが行き届いた美しい芝生と相模灘を間近に望む絶景を楽しみながら、誰でも簡単にプレーができるスナッグゴルフやパッティングの体験などを行った。スナッグゴルフ体験では子どもたちが勢いよくクラブを振って球を飛ばし、ゴルフの魅力に触れた。グリーン上ではホールを狙って球を転がし、家族で腕前を競った。 スプリンクラーの散水も行い、子どもたちが大はしゃぎで水
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ダイビングの女性 意識を失い重体 伊東の漁港
20日正午ごろ、伊東市の八幡野漁港でダイビングをしていた千葉県船橋市の会社員の女性(59)が海中で意識不明になり、救急搬送された。伊東署によると、女性は重体。友人とインストラクターの計3人でダイビング中に何らかの原因で意識を失ったとみて、同署が原因を調べている。
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ハラスメント防止 庁外職員向け研修 伊東市が初開催
伊東市はこのほど、ハラスメントの防止に向けた研修を市役所で行った。幼稚園や保育園、清掃工場など庁外で仕事をする職員24人が職場でのパワーハラスメントの注意点などに理解を深めた。庁外職員向けの研修は初めて。 講師派遣型研修を行うインソースの石上千文さんが講師を務め、無意識的な言動が相手に不快な思いをさせていたら場合によってはパワハラになることを伝えた。部下から上司へのパワハラもあり得るとし、「全ての職員が加害者にも被害者にもなりうる」と説明した。石上さんは「皆で見守り合い、加害者や被害者を出さない風通しのよい職場にする意識を持ってほしい」と呼びかけた。 今後、庁内の職員向けの研修も予定する。
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静岡人インタビュー「この人」 熱海特産ダイダイの魅力発信に努める 高木康行さん(伊東市)
熱海市特産のダイダイの価値と、活用の機運を高める「熱海だいだい和菓子プロジェクト」を7月に始動した。若手社員と商品開発や普及活動を行い、販路拡大も目指す。伊東市出身。 -始めたきっかけは。 「これまでもニューサマーオレンジなど伊豆地域のかんきつ類を使った和菓子の製造販売に取り組んできた。ダイダイの活用にも挑戦してきたが、独特の苦みや渋みに阻まれていた。そんな中、2年前に熱海市の生産者、岡野谷伸一郎さんと出会い、ダイダイの魅力を広めたいという熱意に共感し、商品開発に改めて挑もうと決意した」 -ダイダイの魅力とは。 「日本では正月飾りでの使用が中心で、あまり食用に使われてこなかった。しか
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伊東市が議案発表 9月定例会に提出
伊東市は18日、28日に開会予定の市議会9月定例会に提出する議案を発表した。7億5500万円余りを追加する2023年度市一般会計補正予算案など計22件を予定する。うち条例案は6件。競輪事業収益金活用基金の設置に向けた条例制定案などを提出する。
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功労者と有功者3人に表彰状 伊東市
伊東市はこのほど、2023年度の市表彰式を市役所で開き、各分野で活躍してきた功労者1人と有功者2人の功績をたたえた。小野達也市長が表彰状を手渡した。 功労者表彰は伊東商工会議所前会頭の杉本正人さん(同市猪戸)が受けた。2016年11月から2期6年にわたり会頭を担い、地域経済の発展に尽力した。行政の各種委員や各種団体の要職も務めた。 有功者表彰は伊東職業訓練協会の理事や副会長などを歴任した前島光吉さん(同市富戸)と、市内の観光・文化施設「東海館」館長や伊東観光協会専務理事などを務めた山下弘之さん(同市玖須美元和田)が受けた。 代表して杉本さんが「日々の積み重ねに対して大きな評価をいただき、心よ
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市県民税賦課で2人の税額に誤り 伊東市、手続きミス
伊東市は17日、事務手続き上のミスにより2023年度の市県民税の賦課で計2人の税額に誤りが生じたと発表した。 市課税課によると、事業者から提出された給与支払報告書1人分を、関係のない別の納税義務者の所得として処理していた。併せて事業者には誤った処理に基づく通知書などを送付した。 報告書が誤処理された当事者から9日に問い合わせがあり、発覚に至った。市は関係者に謝罪の上、正しい処理を済ませた。再発防止に向けてチェック態勢を強化するとしている。
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絵本原画や油彩画250点 伊東の作家田島さん、藤枝で作品展
藤枝市文学館特別展「田島征三アートのぼうけん展」が9月24日まで、市郷土博物館・文学館で開かれている。伊東市の絵本作家田島さんの絵本原画や油彩画など250点以上が並ぶ。 代表作の「ちからたろう」「とべバッタ」など絵本原画を約40冊展示した。木の実と葉、枝、羽根、土を使った作品やリトグラフ、立体オブジェも来場者の注目を集めている。会場では田島さんの図録を2300円(税込み)で特別販売中。 市郷土博物館・文学館の担当者は「田島さんの創作の軌跡が分かる展示で、さまざまな作品を楽しめる」と話した。
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東海バス、運賃変更へ 初乗り200円に 中部運輸局に申請
東海バス(伊東市)は17日、中部運輸局に路線バス(乗り合いバス)運賃の上限運賃変更認可の申請を行ったと発表した。申請対象は一部自治体自主運行バス路線などを除いて一般路線バス全路線で、上限運賃の平均改定率は22・84%。実施は12月1日を予定する。 東海バスは消費税率の引き上げに伴う変更を除いて、1997年6月の改定以降、運賃を据え置いてきた。社会環境が変化し、利用者の確保が困難な状況が続いているのに加え、近年はコロナ禍で移動需要が減少。収入面で厳しい状況になっているという。 初乗り運賃は現行の170円を200円に引き上げる予定。主な区間の片道運賃は熱海駅から紅葉ケ丘が360円(現行290
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優良建設工事の施工業者など表彰 伊東市
伊東市はこのほど、2023年度の優良建設工事の施工業者と主任技術者の表彰式を市役所で行った。市が発注した建設工事で、他の模範となる工事をした4社と4人をたたえた。 22年度に完了した工事が対象。小野達也市長は「皆さんの卓越した仕事は市の発展に貢献している。これからも業界のリーダーとして品質の高い工事をお願いしたい」と述べ、各社の代表者と主任技術者に表彰状を手渡した。 表彰を受けた事業者は次の通り(かっこ内は主任技術者)。 やはた建設(小田亮)杉進建設(高橋彰)堀口組(成川昌志)塩地総合開発(山田直樹)
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農業委員14人 伊東市が辞令交付
伊東市農業委員会委員への辞令交付と同委員会の臨時総会がこのほど、市役所で行われた。委員は各地区の農業者組織や農業関係団体からの推薦者と応募の計14人で、任期は3年。 小野達也市長が出席者に辞令を手渡し、「行政と密接な連携を図り、地域農業の発展のために活躍してほしい」とあいさつした。総会で長田直己さんを会長とすることを決めた。長田さんは「知恵を出し合って伊東市の農業を盛り上げていきたい」と述べた。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 台風の影響で12~17日まで休園のため釣果なし。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではサビキ釣りで小アジ。シマアジや小ムツも交じる。群れにより個体差があるため、サビキのサイズは4~5号で、ハゲ皮やピンクスキンが良い。食いが悪ければトリック仕掛けが有効。カゴ釣りや弓角仕掛けではソウダガツオ。サバも交じるが釣果は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 沼津沖船釣りは、連日マアジが好調で多数揚がっている。10日午前の船は20~40センチ超の良型マアジと大アジ。他に40センチのアマダイや
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踊りや楽器演奏 ステージで披露 伊東市文化協会
伊東市文化協会はこのほど、加盟団体が日頃の取り組みを発表する按針祭協賛のイベント「夏!フェス」を市観光会館で開いた。踊りや歌、楽器の演奏などさまざまな演目で観衆を楽しませた。 三曲や日舞、洋舞、パフォーミングアーツなど各連盟に所属する団体のメンバーがステージに立った。三曲の琴美会の演奏で開幕し、軽やかなリズムの音色をホールに響かせた。 イベントは長年にわたり「市民夏の夕べ」の名称で開催し、昨年から改称して開いている。
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三浦按針の功績顕彰 伊東で祭り 式典やトークショー 多彩に
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」は主要日の10日、式典やトークショー、大規模な花火大会などさまざまな催しを繰り広げた。徳川家康の命を受け、同市の松川河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の功績をたたえた。 按針メモリアルパークでは献花を行った。按針の胸像や伊東で建造された「サン・ブエナ・ヴェンツーラ号」のモニュメントの前で、英国をはじめとしたゆかりの国の関係者らがカーネーションをささげた。 市観光会館で開いた式典で、小野達也市長は「按針祭を通じて偉業が国内外に広く発信され、関係各国との絆が強まると確信している。今後も按針の功績を顕彰し、偉業を新しい時
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イチジク 出来栄え良好 伊東で目ぞろえ会
JAふじ伊豆あいら伊豆地区は9日、伊東市岡の伊東共選場でイチジクの目ぞろえ会を開いた。地域を代表する旬の果実が出荷時期を迎え、生産者が規格や取り扱いのポイントなどを確認した。 今年は例年よりも1週間早い7月末に出荷が始まった。出来栄えは良好という。同地区の生産者は伊東市の7人で、昨年の実績を13%上回る6・3トン(1万8千パック)の出荷を計画する。 10月下旬にかけて、同市玖須美元和田のJA直売所「いで湯っこ市場」で販売する予定。
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伊東・東海館みがき隊に実行章 小さな親切運動 静岡県本部
「小さな親切」運動県本部は7日、伊東温泉のシンボルとして親しまれている伊東市東松原町の観光・文化施設「東海館」の美化活動を続ける東海館みがき隊(西島彰隊長)に実行章を贈呈した。 みがき隊は2001年10月から毎月、有志が旧旅館の市指定文化財の同施設で清掃活動に取り組んでいる。郷土の宝を市民の手で磨き輝かせようと、これまでに延べ3400人以上が参加した。 7日の258回目の活動日に東海館で開いた贈呈式で、同本部伊東地区支部長の静岡銀行伊東支店の堀友成支店長が西島隊長に実行章を手渡した。西島隊長は「地域の宝物を磨いていこうという気持ちを皆が持ち続けている。これからも気張ることなく活動を進めて
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豪快な太鼓合戦 観衆魅了 伊東・按針祭、静岡県内外から6チーム
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」は2日目の9日、太鼓合戦の催しを市観光会館で行った。県内外から計6チームが集まり、勇壮なばちさばきで観衆を楽しませた。 県内からは地元の伊東囃子保存会(伊東市)と天城連峰太鼓(伊豆市)が参加した。同保存会によるパフォーマンスで開幕し、力のこもった演技を繰り広げた。 そのほか東京都八王子市の3チーム、宮城県石巻市の1チームが出演した。打ち手たちはステージで豪快に太鼓をたたき、迫力の音色をホールいっぱいに響かせた。 按針祭は市制施行記念日の10日、メイン行事となる献花や式典、花火大会などを予定する。 (伊東支局・白柳一樹)
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日はタカベやスズメダイ、イサキ、アジ、ネンブツダイなど。2日はイサキやネンブツダイ、アジ、ベラ、スズメダイ、アイゴなど。3日はスマガツオやヒラソウダ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、イワシ、アジなど。4日はソウダガツオやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、ベラなど。5日はイワシや小アジ、カマス、ネンブツダイ。6日はカマスやタカベ、マアジ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス狙い。餌は青イソメ。暑さでイソメが弱ってしまうためクーラーで保存を。ウ
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伊東で按針祭開幕 灯籠流し 松川幻想的に 10日は1万発の花火大会
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」が8日、市内で開幕した。市制施行記念日の10日を中心に多彩な催しを繰り広げ、伊東の夏を盛り上げる。初日は伊東温泉の中央を流れる松川(伊東大川)に灯籠を浮かべる「松川灯籠流し」を行い、幻想的な雰囲気を演出した。 観光客や市民が松川沿いに集まり、故人へのメッセージや家族の健康祈願などそれぞれの思いを書き込んだ灯籠を浮かべた。赤や青、白など5色の灯籠が川面をほのかに照らしながらゆっくりと流れ下る様子を見守った。 イベントは11日までの4日間。徳川家康の命を受け、松川の河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人の三浦按針(ウィリアム・アダムス)を顕彰する。
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伊東の児童 宿泊体験へ出発 長野・諏訪でものづくり見学
伊東市教育委員会の青少年育成プログラムで初めて同市の姉妹都市・長野県諏訪市を訪れる小学5、6年生30人が7日、現地に向けて出発した。9日までの2泊3日の日程で研修に臨み、ものづくり教育を進める諏訪市の企業訪問などを通じて学びを深める。 本研修を前に、7月上旬に事前研修に取り組んだ児童たち。集団生活を通じて協調性を高め、交流を通じて社会性を養う。班ごとに腕時計・プラモデル作りや精密機械部品の製造工場の見学などを行うほか、名所の諏訪大社も訪問する。サポート役の高校生5人が同行する。 市役所で開いた出発式で、高橋雄幸教育長は「伊東の代表として多くのことを学んでもらえたら。班の皆で協力して良い研
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関東大震災から100年 伊東の津波被害伝える特別展 10月まで
各地に甚大な被害をもたらした関東大震災(1923年9月1日)から100年を迎えるのに合わせ、伊東市竹の台の市文化財管理センターでこのほど、当時の地域の様子を伝える写真や文書などの資料を集めた特別展が始まった。10月31日まで。 現在の伊東市域は震災の津波被害を受け、死者はおよそ100人、流失家屋は447棟とされる。各地区の被災状況を記録した写真には、がれきや津波堆積物に覆われた街並みや、橋に乗り上げた漁船などが写り、被害の大きさを克明に伝えている。惨状を記した新聞の号外も並べた。 そのほか当時の消防団組織が記した活動記録の文書を展示。その記録や役場の資料などを基に、日ごとの救援活動の状況
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珍しい爬虫類に人だかり 6日まで 静岡市駿河区で展示販売会
世界中の珍しい爬虫(はちゅう)類などの展示販売会「ジャパンレプタイルズショー2023」が5日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で始まった。6日まで。 全国の販売業者や輸入代理店など計208業者が出展し、爬虫類や両生類、鳥類のほか、飼育用品を展示販売した。大きなアナコンダや青いイグアナなどの周囲には人だかりができ、愛好家らを楽しませた。 日本画家の広瀬貴洋さん(49)=伊東市=が爬虫類や魚類などを題材に描いた作品展も同時開催している。広瀬さんは「爬虫類は動きが魅力的。絵でそれを表現した」と語る。 入場料は一般1500円、小学生800円。開催時間は午前10時~午後5時。
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防災情報 SNSで若者へ 関東大震災100年で強化 県東部地域局 積極発信
静岡県東部でも大きな被害を受けた関東大震災発生から100年の節目に合わせ、県東部地域局がSNSで防災情報の発信を強化している。主に20~30代の防災意識の向上につなげたい考えだ。 8月1日から連日、X(旧ツイッター)に投稿している。まずは県内外の被害状況を写真も交えて伝えている。インスタグラムやネット投稿サイト「note」も今後活用する。 同局によると、1923年9月1日に発生した関東大震災では県内の建物2298軒が全壊し、死者・行方不明者は443人。熱海市と伊東市には津波が襲い、御殿場市と小山町では建物の倒壊が相次ぐなど県東部に被害が集中した。 津波到達地点を示す石碑や供養塔などが各地に残
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伊東マリンタウン 3年ぶり黒字決算 22年度
伊東市議会は3日、常任観光建設委員会協議会を開き、市当局が道の駅「伊東マリンタウン」(同市湯川)を運営する第三セクターの伊東マリンタウンの2022年度事業報告について説明した。純利益は4055万8千円で、3年ぶりに黒字決算となった。 22年度の売上高は6億6926万3千円で、前年度比で27・8%増加した。五つの事業別ではいずれも前年度を上回った。内訳はテナント賃料収入などが3億2596万7千円(前年度比36・2%増)、マリーナ売り上げが1億4935万円(同3・9%増)、スパ売り上げが1億1783万9千円(同24・2%増)などだった。 純損益は黒字だった19年度以降、20年度が2100万円余り
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伊東市 英メドウェイと交換留学 両学生、期待と抱負
伊東市と伊東国際交流協会の高校生交換プログラムで、同市の友好都市・英国メドウェイ市から迎えている学生2人が2日、市役所に小野達也市長を訪ね、これまでの体験や今後の期待を伝えた。12日からメドウェイに派遣される伊東の生徒2人も同席し、海外生活への抱負を語った。 メドウェイの2人は今夏に高校を卒業したヴィクトリア・タッドボールさん(18)、イーサン・マッケンジーさん(18)。7月末に伊東入りし、習字体験や伊豆伊東高での交流などを行った。12日まで日本に滞在し、両市に縁がある按針祭にも参加する。 タッドボールさんは「人がすごく優しい」と印象を語り、マッケンジーさんは「自然がとても美しい。いろいろな
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 7月27日はクロダイやメジナ、シロギス、ハゼ、ベラ、アジ、タカベなど。29日は小ムツや小イサキ、小アジ、小メジナ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなど。30日はイシガキダイや小メジナ、小アジ、小イサキ、サンバソウ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東や川奈周辺はシロギス狙いの投げ釣りの好シーズン。メゴチも釣れる。できるだけ遠投してポイントを探る。夕方以降は毒があるゴンズイも釣れるため要注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 7月26日夜の沼津沖船釣りは70~90セ
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あの朝、一瞬でがれきの下敷き...広島で被爆、伊東の樺山公一さん ウクライナ「対岸」ではない【戦後78年しずおか】
「ロシアのウクライナ侵攻は『対岸の火事』ではない。戦争はこの国でもかつてあったんです」 伊東市の樺山公一さん(84)は1945年8月6日、広島市内で被爆した。これまで積極的に自身の経験を語ってこなかったものの、今改めて、被爆地から遠く離れた静岡でも平和の尊さを感じてもらいたいと強く願う。 「ドーン」という音が聞こえたと思ったら、当時6歳の少年の体はあっという間にがれきに押しつぶされていた-。8月6日朝の原爆投下の瞬間は、鮮明に心に刻まれている。 樺山さんは45年4月に現在の日本スポーツ協会職員だった父義雄さんの転勤で神奈川から広島へ移った。投下のその瞬間、樺山さんは隣近所に母の作った天
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地域と芸術家 高め合い交流 静岡県内、アート・ワーケーション定着
静岡県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」が手がける地域住民とアーティストの交流促進事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が3年目を迎え、取り組みが定着しつつある。2023年度は県内のNPOや自治体、企業など17団体がアーティストの受け入れに手を挙げ、表現の幅を広げたいと各地から100人以上のアーティストが応募した。ACしずおかは「全国的に認知されてきている」と手応えを口にする。 MAWは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」を行うアーティストに、地域の団体を紹介する。受け入れ先でアーティストによる地域の魅力発信、関係人口の増加、
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伊東市議選説明会 32陣営が出席
伊東市選挙管理委員会は1日、任期満了に伴う市議選(9月17日告示、24日投開票)の立候補予定者説明会を市役所で開いた。定数20に対し、32陣営が出席した。 陣営の内訳は現職17、元職1、新人14。伊東署や伊東郵便局、市選管の担当者が選挙運動に関する注意点や日程などについて説明した。市選管の菊間徹夫委員長は「立候補者はもちろん、その活動に携わる人も関係法令を順守し、有権者の信頼に応えてほしい」とあいさつした。 市選管によると、6月1日現在の選挙人名簿登録者数は5万8891人(男2万7674人、女3万1217人)。
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特産ダイダイを園児が和菓子に 熱海 「甘くておいしい」
熱海特産のダイダイの価値向上に取り組んでいる和菓子製造販売の石舟庵(伊東市、高木康行社長)はこのほど、熱海市の富士保育園でダイダイを使った和菓子作り教室を開いた。年長、年中園児計18人が参加し、地元の宝であるダイダイのおいしさを堪能した。 高木社長をはじめ同社の「熱海だいだい和菓子プロジェクト」のメンバー5人と、熱海市のダイダイ生産者、岡野谷伸一郎さんが講師を務めた。ダイダイの果汁やピューレを試食した園児は、「酸っぱい」「苦い」などと顔をゆがめた。 その後、同社が用意したピューレを練り込んだあんとだいだい色の生地で上生菓子作りに挑戦。器用にあんを生地で包み込み、ミカン形をした菓子を作り上げた
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おもてなしの心を醸成 伊東市職員 研修始まる
伊東市はこのほど、市民サービスの向上や職員のおもてなしの心の醸成を図る「おもてなしコンシェルジュ研修」のキックオフミーティングを市役所で開いた。2023年度の新規採用職員と各部から選出された職員の計32人が半年間の日程で、心構えやスキルを身に付ける。 研修は3年目。初回は昨年度に参加した職員が体験談を語り、心がけなどをアドバイスした。小野達也市長は「来庁者の目線に立った対応が大事。研修で得た成果は日頃の業務につなげてほしい」と呼びかけた。研修は9~11月に市役所ロビーで来庁者の対応を行う。先だって8月には課題や目標を明確にするためのプレ体験や、必要な心構え、接遇スキルなどを習得する養成研修を
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映画音楽 聴衆を魅了 浜松 富士山静岡交響楽団が演奏会
浜松市中区のアクトシティ浜松で29日、「オーケストラで楽しむ映画音楽コンサート」(静岡県主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が開かれた。富士山静岡交響楽団が、人気アニメなどの映画音楽を演奏し、聴衆約500人を魅了した。 静岡県が進める「東アジア文化都市2023静岡県」の一環。同楽団は、古代中国を舞台にしたディズニーアニメ映画「ムーラン」の組曲や名作「風と共に去りぬ」の「タラのテーマ」を演奏し、美しいハーモニーや迫力のサウンドを響かせた。 コンサートは30日に富士宮市民文化会館で、9月30日には伊東市観光会館でも開かれる。当日券は4千円。問い合わせは同楽団<電054(203)6578>へ。
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カピバラ スイカ早食い対決 全国5施設 シャボテン公園「モミジ」は4位 伊東市
全国5施設が対抗するカピバラのスイカの早食い競争イベント「カピリンピック」が27日、伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園などで開かれた。同園からは「モミジ」(雄、6歳)が初参戦し、500グラムのスイカを6分59秒で食べ4位だった。 モミジは園内の「カピバラ虹の広場」で暮らす群れのリーダーで、食いしん坊なところがあるという。開始前から食べたくて仕方がない様子を見せ、用意された富士山型のスイカを夢中でかじった。練習では2分程度の好タイムを出していたものの本番はマイペースに味わって食べ続け、結果は伴わなかった。 催しは今年で第8回。同日の「スイカの日」に合わせて開いた。ほかに長崎バイオパーク、埼
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伊東市が実績発表 キャッシュレス決済ポイント還元事業
伊東市の小野達也市長は27日の定例記者会見で、6月に実施したキャッシュレス決済ポイント還元事業の実績を発表した。「au PAY」と「d払い」を対象に実施し、決済額(速報値)は4億2009万円、還元額(同)は7396万円だった。 6月の1カ月間を期間とし、還元率は最大20%とした。小野市長は「PayPay」を対象に2月に実施した際とおおむね同様の水準だったとし、「実績としてはまずまずの効果があったと思っている」と見解を示した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小イサキや、タカベ、スズメダイ、小アジなど。22日は小アジやイワシ、カマス、メジナなど。23日はアジやベラ、小イサキ、ショゴ(カンパチの幼魚)、マルソウダなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 ウキ釣りではメジナ。大小さまざまな個体が揚がる。サビキ釣りではアジ。シマアジやショゴも交じるがネンブツダイが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午前の沼津沖船釣りは20~30センチ超のマアジや30~40センチの大サバが多数。他に小マダイやホウボウ、ソウダガツオなど。19日午
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静岡県ゆかりの童謡 短大生が披露 親子向けイベント
静岡県立大短期大学部はこのほど、本県ゆかりの童謡などに親しむ親子向けイベント「けんたんこどもの歌音楽会」を静岡市駿河区の同学部で開いた。こども学科の1年生約20人が出演し、振り付けや手遊びを交えながら歌声を響かせた。 保育士や幼稚園教諭になることを目指す学生らは、将来の仕事着でもあるエプロンを着けてステージに登場した。静岡市出身で童謡作家の海野厚(1896~1925年)が手がけた童謡「背くらべ」をはじめ、伊東市と関わりが深い童謡「みかんの花咲く丘」、唱歌「富士山」など6曲を次々に披露した。 同学部は本年度、「静岡こども研究所」を発足し、郷土の地域資源を子どもの教育活動に生かす取り組みを行
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地元商店街店舗に火災受け支援金 伊東買い援隊
伊東商工会議所の会員事業所有志による義援活動「伊東買い援隊」で集めた支援金の寄託がこのほど、同商議所で行われた。伊東市の「湯の花通り商店街」で4月下旬に発生した火災の復興支援を目的に実施した。 買い援隊は5月19日~6月11日に行った。参加店舗が商品の販売収益の一部を支援金に充て、11万6千円余りが集まった。市役所では6月上旬に特別販売会も開催した。活動に参加した事業所の一つ、「山茶花(さざんか)」のスタッフ大川弓子さんが代表して被災店舗と同商店街の関係者に手渡した。 買い援隊の取り組みは災害の被災地に対して行っていて、今回で21回目。支援金を受けた一人の安藤健雄さんは、これまでに支援する側
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マダイの稚魚 「大きくなれ」 伊東で放流
いとう漁協は24日、伊東市の各地区の海にマダイの稚魚を放流した。同市湯川の道の駅「伊東マリンタウン」にある伊東サンライズマリーナでは、家族連れなどが放流の体験を楽しんだ。 稚魚は漁船でマリーナに到着した。道の駅を訪れた観光客らが桟橋で、3~5センチほどの大きさの稚魚が入ったバケツを傾けて海に放った。海中を元気よく泳ぎ去っていく稚魚たちを見守った。マリーナ内は比較的外敵が少なく、稚魚にとって成長しやすい環境という。神奈川県から家族旅行で訪れた鈴木琴子さん(小学5年生)は生きている魚に初めて触れたといい、「大きく育ってほしい」と期待した。
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薄暗くひんやり 奥野ダムの底“冒険” 伊東、一般開放イベント
伊東市の奥野ダム周辺で26日、県と市主催の一日ダム教室が開かれ、ダムの施設を一般開放して多彩なイベントを繰り広げた。多くの家族連れが来場し、普段は立ち入ることができないダムの底の見学などを楽しんだ。 来場者はスタンプラリーの紙を手に各所を回り、ダムの構造や役割に理解を深めた。「ダム底アドベンチャー」の参加者は上りと下りで計730段ある階段を歩んだ。薄暗くひんやりとした冷気が漂うダム深部に足を踏み入れ、長く続く階段にダムの大きさを体感しながら内部の“冒険”を楽しんだ。 そのほか測量機器の観測を体験したり、木工作に挑戦したりした。建設関係の車両も並んだ。 イベントは7月の「河川海岸愛護月間」と「
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世界の名画を模写 子ども絵画大会 伊東・池田20世紀美術館
伊東市十足の池田20世紀美術館で25日、恒例イベントの『こども絵画大会「世界の名画を描こう!」』が始まった。27日までの3日間で、伊豆地域を中心に幼児から中学生までの計約70人が館内の展示品を思い思いに描く。 題材はピカソやシャガール、ジョアン・ミロの常設作品や企画展の木彫などさまざま。参加者はそれぞれ描く絵の前に画用紙を広げて座り、展示作品を間近に見ながら自身の作品を仕上げていった。 模写だけでなく、作品をもとに自由な発想で描くことが可能。参加した認定こども園の園児たちはクレヨンや絵の具を使って色鮮やかに表現した。 催しは今年で23回目を迎え、同様の取り組みは全国的にも珍しいという。伊藤康
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電車と女性衝突、死亡 JR伊東線 22日午後9時40分ごろ
22日午後9時40分ごろ、熱海市下多賀のJR伊東線の伊豆多賀-網代間の中野踏切付近で、熱海発伊東行きの普通電車と女性が衝突し、死亡した。熱海署が身元の確認を進めている。JR東日本横浜支社によると、熱海―伊東間の上下線で一時運転を見合わせ、2本が運休、5本に最大約2時間の遅れが出た。約400人に影響した。
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伊東温泉「海の花火大会」開幕 1カ月にわたり大輪彩る
伊東市で22日夜、「伊東温泉海の花火大会」が始まった。伊豆最多となる全17回を予定し、約1カ月にわたり大輪が夏の夜空を彩る。 伊東観光協会と市による「伊東温泉 夢花火」で開幕した。打ち上げ場所に近いなぎさ公園(同市東松原町)に多くの見物客が集まり、間近に繰り広げられる迫力の光の演出を楽しんだ。 夢花火は8月26日までに計11回行う。第1幕はほかに29~31日、8月4日の各日午後8時半から同50分まで。 8月10日には市最大の観光イベント「第77回按針祭」の海の花火大会を伊東海岸一帯で行う。午後8~9時の1時間に約1万発の花火が打ち上がり、伊東の夏を盛り上げる。
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伊東市から友好都市・伊リエティ市へ 派遣の2人が出発式 ホームステイで異文化交流
伊東市と伊東国際交流協会による学生交換事業で同市の友好都市イタリア・リエティ市に派遣される学生2人が21日、市役所で出発式に臨んだ。同市への派遣は初めて。24日から8月7日までの日程で、ホームステイなどを通じて異文化交流を深める。 現地を訪れるのは伊東市出身の佐藤巴南さん(常葉大2年)と同市の太田侑吾さん(沼津東高2年)。事業は2020年に1回目の派遣を予定していたが、コロナ禍で中止になり今回が初となる。2人はホストファミリーとの交流のほか各種体験、リエティ市長の訪問などを行う。ローマの見学も予定する。 佐藤さんは「美術品に興味があり、イタリア美術を目で見て良い経験にできれば」、太田さんは「
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「三島羽田シャトル」開業 初の直通バス、観光促進に期待
伊豆箱根バス(三島市)や東海バス(伊東市)など3社は21日、三島エリアと羽田空港を結ぶ初の直通バス「三島羽田シャトル」の共同運行を開始した。 三島を中心とした伊豆地域からの海外旅行者の利便性向上を図り、インバウンド(訪日客)の利用も見込む。1カ月前から予約を受け付け、現時点で1日あたり平均30~40人が利用予定という。 2020年4月の運行開始を予定していたが、新型コロナウイルスの影響などで見送っていた。起点となる三島市大場の伊豆箱根バス三島営業所で行われた開業式で、豊岡武士市長は「観光客の増加にアクセスの向上は必要不可欠。地域の念願だった」と観光振興に期待を示した。 三島からは同営業所、三
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伊東、熱海で一斉監視指導 安心安全な海の家へ 保健所
夏の海水浴シーズンの到来に合わせ、県熱海保健所は21日、伊東、熱海両市の海の家の一斉監視指導を行った。職員が施設を巡回し、利用者に提供する食品の安全が確保されているかどうかを確認した。 伊東オレンジビーチ(伊東市)の4施設と長浜海水浴場(熱海市)の1施設で実施した。職員が国際衛生基準「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理の状況を見て回った。食品を保管する際の温度やネズミの駆除の状況、調理器具の取り扱いなどを確認した。 駿東伊豆消防本部も同日、伊東市の海の家で立ち入り検査を行った。職員が火を取り扱う場所の安全管理や消火器の設置状況などを確かめた。
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関東大震災 発生から100年 三島に残る被災児の声「夢中で逃げた」錦田郷土研究会所有の雑誌
「逃げて間もなく火が家についた。(弟が)あの中で焼けて居るのかと思い、ぞっとした」「『津波だ』と言われ夢中で逃げた」。9月に発生100年を迎える関東大震災で被災した県東部や神奈川県西部の子どもたちの生の声が集まった雑誌が三島市に残っている。震災から1カ月後に発行された「子供之(の)世界 震災慰問号」。数年前に存在を見つけて手に入れ、当時の様子を分析した錦田郷土研究会(同市)の神山明久さん(60)は「読み込めばいろんなことが分かる貴重な証言史料。専門家が研究したら新たな発見につながるかもしれない」と話す。 「この一冊を地震のためになくなられた読者諸君の霊前にささげます」。この文章で始まる表紙
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海汚す「ゴーストギア」調査へ 西伊豆町とWWFジャパン
西伊豆町と世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、海洋に流出したロープや網などの漁具「ゴーストギア」の調査に乗り出す。地元漁業者やダイバーと共同で実態把握や回収に努め、海の美化や持続的な水産業につなげる。WWFジャパンは同町を皮切りに、2026年まで全国7カ所での調査に取り組む。 WWFジャパンによると、ゴーストギアの多くはプラスチック製で、船舶の事故や漁具の投棄により発生する。形状を維持したまま海中にとどまり続け、海洋生物への被害や船の航行を妨げるなどの影響をもたらすという。 ゴーストギア調査隊の発足式がこのほど、町役場で行われた。星野浄晋町長は「漁業で栄えてきた歴史ある町。先人が残してきた
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戦前生まれ、6人が写す「日本の祭り」 31日まで写真展 静岡・ズームアイ
静岡市在住で戦前生まれの写真愛好家6人による作品展「日本の祭りパート2」が31日まで、同市葵区古庄の写真店「ズームアイ」で開かれている。静岡県内を中心に全国の祭りで6人が撮影した個性あふれる作品42点を並べた。 大道芸ワールドカップin静岡(静岡市葵区)で矢を足で射る大道芸人やピエロの集合写真、松川タライ乗り競走(伊東市)でタライを笑顔でこぐ選手など、県内のイベントの特徴的な場面を捉えた作品が目を引く。青森ねぶた(青森市)、国府夏祭り(愛知県豊川市)など県外の伝統的な祭りの作品も展示した。 出品の一人、平井健司さん(82)=静岡市葵区=は「見る人によってさまざまな想像が膨らんだり、記憶が
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 14日はメジナやアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。15日はマダイやクロダイ、オオモンハタ、カサゴ、小アジ、タカベ、スズメダイが釣れた。16日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。群れによって大きさが違うので、針のサイズは3~5号を用意する。上層はネンブツダイが多いため、タナを調整しながら狙う。投げ釣りではシロギス。近場でも良型が釣れ始めた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日午前の沼津沖船釣りは30センチ前後のマアジや40センチ前後の
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伊豆伊東高生 ニューサマーオレンジゼリー開発 地元企業と
伊豆伊東高の総合探究部フロンティア班が伊東市の氏原製菓と共同で新商品「伊豆ニューサマーオレンジゼリー」を完成させ、売り出した。市内3高校が統合して伊豆伊東高となってから開発した商品で、爽やかなかんきつ類の味わいを生かした菓子が誕生した。 前身の伊東商高フロンティア部は氏原製菓とともに「伊豆ニューサマーオレンジラングドシャ」を送り出し、商業高校フードグランプリ(伊藤忠食品主催)で大賞を獲得。大ヒット商品になった。そのラングドシャに続く商品を開発しようと、今回も両者がタッグを組んだ。 商品は8個入りと12個入りの2種類。ゼリーを個包装にして、手を汚さずに食べやすいように工夫した。生徒たちは味
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水難事故 迅速、的確に対応 消防と海保が伊東で訓練
海水浴シーズンの到来に合わせ、駿東伊豆消防本部伊東消防署と下田海上保安部伊東マリンパトロールステーション(伊東MPS)はこのほど、合同の水難救助訓練を伊東市の宇佐美港防波堤灯台付近で行った。海の事故に迅速かつ的確に対応するため、連携強化を図った。 沖合に海水浴客の男性2人が流され、同じ海域でダイビング中の男性1人も行方不明になった想定。海上を漂う要救助者のうち1人に対して救命索発射銃で浮輪を供給し、隊員2人が泳いで救助に向かった。現場に駆け付けた海保の船が要救助者を引き揚げ、防波堤で待つ救急隊員に迅速に引き継いだ。 訓練は県消防防災航空隊を加えた3機関連携を想定し、ヘリでの救助訓練も予定
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熱海の宝ダイダイ 世界に 石舟庵(伊東)が和菓子プロジェクト
熱海市特産のダイダイの価値を高めようと、和菓子製造販売「石舟庵」(伊東市、高木康行社長)が「熱海だいだい和菓子プロジェクト」を始動した。香り豊かな果実を活用した商品開発などを通じ、「日本の食文化の宝」として海外市場に売り込んでいきたいと意気込む。 伊豆名産のニューサマーオレンジを使った菓子などを手がけてきた同社。ダイダイを使った菓子も10年ほど前から開発に取り組んできたが、菓子に余分な苦みや渋みに阻まれ、商品化には至らなかった。 そんな中、高木社長は2年前に熱海市のダイダイ生産者、岡野谷伸一郎さんと出会い、その魅力発信にかけた熱意に触れて商品開発に再挑戦することを決意した。20代の若手
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心肺蘇生で男性救命 伊東のダイビング店経営大石さんらに感謝状
伊東市でダイビング店を営む大石惣一さん(37)ら6人が沼津市の大瀬海水浴場で4月、ダイビング中に意識を失った60代男性を救助した。駿東伊豆消防本部と清水海上保安部はこのほど、感謝状を贈り、「1人の命が救われた。多くの方の模範となる行動」とたたえた。 感謝状を受けたのは大石さんと、店の従業員杉田貴充さん(28)=伊東市=、ダイビング研修生の小林稜典さん(27)=群馬県=と櫻井海喜さん(28)=埼玉県=、客で居合わせた村下未知さん(24)=浜松市=と井上乃愛さん(24)=千葉県=の6人。 4月16日に同海水浴場でダイビングライセンスを取得中の男性が意識を失い、ガイドのインストラクターが浜から
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家光献上を再現 伊東の湯、都内へ 江戸時代と同じ海路で運搬
伊東市内の温泉「和田の湯」が江戸幕府の3代将軍徳川家光公に献上された史実にちなみ、湯を東京都内に運ぶ催しが15日、同市で開かれた。くみ取った湯はヨットに乗せ、16日に都内に届ける。 実行委と玖須美文化振興会が続ける取り組みで、江戸開府400年を機に始まり今回で21回目。1650年(慶安3年)に和田の湯が献上されたとされ、当時と同じ運搬方法の海路を使って行っている。 同市竹の内の和田湯会館で関係者が湯汲(く)み式に臨み、神事に続いてたるやポリタンクに湯をためた。湯は伊東港に運ばれ、同所では式典を行った。ヨット2艇に積み込み、東京に向けて出発した。見送った出席者は「行ってらっしゃい」「気を
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伊東・オレンジビーチで海の安全祈願祭 海水浴シーズンの到来
伊東市の伊東観光協会(稲葉明久会長)は15日、海水浴シーズンの到来に合わせ、伊東オレンジビーチで海の安全祈願祭を開いた。観光関係者らが集い、今夏の行楽客が無事にレジャーを楽しめるよう祈った。 ビーチは監視体制が始まり、家族連れや若者のグループが海に入ったり、浜辺でくつろいだりしていた。祈願祭では神事を行い、玉串をささげるなどした。テープカットに続き、海上に設置された巨大遊具「ウオーターパーク」に向かって子どもたちが一斉に駆け出した。 稲葉会長は「既に伊豆にたくさんのお客さんに来ていただいている。もう一度来たいと思ってもらえるように協力をお願いしたい」とあいさつした。小野達也市長は「海水浴
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下田市役所で20日から販売 伊豆中央道・修善寺道路 共通回数券
静岡県道路公社は14日、有料道路「伊豆中央道」と「修善寺道路」の共通回数券を20日から下田市役所で販売すると発表した。料金徴収期限の延長が決まったことを受け、地元住民の利便性向上を図る。県によると、賀茂地域の他の自治体や熱海市、伊東市にも販売箇所を広げる。 回数券は160回分で、普通車は1万6250円、軽自動車は1万3千円。下田市役所建設課と観光交流課で平日午前8時半から午後5時まで販売する。通常の通行料金は普通車200円、軽自動車160円。 回数券の販売は現在、料金所や伊豆市役所、伊豆の国市役所、周辺のコンビニなどに限られ、賀茂地域では取り扱っていなかった。徴収期限延長に関する地元説明会で
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伊東の小室山麓に憩いの場 20日、レストラン新装開店 溶岩焼きステーキなど提供
東海自動車(伊東市)は20日、同市の観光スポットの一つ、小室山の山麓にある施設をリニューアルし、新レストラン「Kitchen(キッチン)・218」をオープンする。火山と大地をコンセプトに来訪者の憩いの場を整えた。 鉄骨造り平屋建ての施設のある標高218メートルを名称に入れ、火山をイメージしたれんがや塗り壁などで落ち着いた空間にした。座席数は103席。牛、豚、鶏の溶岩焼きステーキや海鮮をふんだんに乗せた丼、天城産の本わさびを使ったわさび丼などを提供する。 ペット同伴エリアやキッズエリア、ベビーケアルームを設け、土産物を販売する売店も併設している。営業時間は午前11時~午後3時半(売店は午
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関東大震災100年 供養塔/児童津波体験記 史料2件 文化財指定へ 伊東市審議会
伊東市文化財保護審議会(佐藤康会長)は13日、市役所で2023年度の初会合を開いた。発生から100年の節目を迎える関東大震災関連の歴史資料2件(関東大震災供養塔、大正大震災記)を新たに市の指定文化財とすることを承認した。 関東大震災供養塔は仏現寺(同市物見が丘)の境内山門脇に2基あり、いずれも大震災の翌年の1924年に建てられた。当初は別の場所に設置され、合わせて2度の移設で現在地に置かれた。1基には碑文に「九月一日ヲ忘レルナ」と教訓を刻んでいる。そばには既に市の文化財指定を受ける元禄地震津波供養塔も並ぶ。 大正大震災記は、地震と津波の被害を受けた宇佐美尋常高等小学校(現宇佐美小)の子どもた
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「子どものため」菓子贈る 伊東のクリーニング店 放課後児童クなどに
伊東市芝町の北島クリーニングはこのほど、同市の放課後児童クラブ7カ所などに菓子の詰め合わせを贈った。新型コロナ禍の影響を受けた子どもたちのために企画した。 寄付先は児童クラブに加えて川奈臨海学園、中央区立宇佐美学園の市内2施設。和洋菓子の計約800セットを用意した。同社役員の北島真帆さんらが市役所を訪ね、小野達也市長に取り組みを報告した。 小野市長は「市民や子どもたちにとってありがたいプレゼント」と感謝した。
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駆除した動物を有効活用 革雑貨とペット食品 しっぽ企画(伊東市)【しずおかMIRUI企業】
農作物に被害を及ぼす害獣として駆除されたシカやイノシシの多くが廃棄される中、わなで捕らえた獲物にとどめを刺す「止め刺し」や解体を手がけ、皮と肉を資源化している。生前に付いた傷入りの革を「天然のダメージレザー」と捉えた一点物の革雑貨、新鮮な肉を使ったペットフードを販売し、動物の命を有効活用する。捕獲後の処理負担に悩む農業者らへの貢献にもつながっている。 大吉慶一郎さん(38)と妻の日月さん(38)は2017年、伊東市の地域おこし協力隊員として神奈川県から転入した。市内外で学んだ狩猟や解体、縫製技術のほか、元料理人の腕前を生かす。 雑貨は財布やキーケースなど6種類。イノシシの脂を加工したレザ
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海外協力隊の北河さんと池野さん 派遣へ浜松市役所で抱負
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として派遣される浜松市中区の北河紅璃さん(26)=磐田南高出=と池野宏樹さん(27)=浜松南高出=がこのほど、市役所に中野祐介市長を訪ね、出発報告を行った。 北河さんは4歳でバイオリンを始め、ジュニアオーケストラ浜松に所属していた経験を持つ。2025年7月までの2年間、アフリカ・チュニジアの公立音楽学校でバイオリンの指導に当たる。伊豆伊東高(伊東市)英語教諭の池野さんは25年3月まで、中央アジア・キルギスの小中学校で英語教育を行い、青少年の育成に努める。 北河さんは「バイオリンで国際協力したいと思い、応募した。経験をしっかりと生かしてきたい」と決意を
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5日はメジナやネンブツダイ、小イサキ、タカベ、アジ。6日はメジナやネンブツダイ、クロダイ、小イサキ、タカベ、アジ。7日は豆アジやタカベ、クロダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、カサゴ、小メジナ。8日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小ムツ、小イサキ、小アジ。9日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小アジ、小イサキ、小ムツが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りで18センチ以上のシロギスが揚がっている。餌は青イソメ。サビキ釣りでアジやコノシロも釣れた。7月下旬から十数回の花火大会が予定されているため、一部入れな
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夏の交通安全県民運動スタート のぼりや看板掲げ安全運転呼びかけ 伊東
伊東市では、市内各地で街頭広報活動を行った。4月に統合で開校した伊東小沿いの歩道には、児童が登校する時間帯に地域住民や市職員らが並んだ。交通安全運動の実施を知らせるのぼり旗や車のスピードに注意を促す手持ち看板などを掲げ、付近を通行するドライバーに安全運転を呼びかけた。 20日までの期間中、関係機関が危険運転の根絶に向けた啓発活動や高齢者に対する交通講話、小学生らを対象にした交通教室などを行う。
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漁船から水難救助 迅速に 伊東 消防と漁業者が訓練
駿東伊豆消防本部伊東消防署と定置網漁業の「城ケ崎海岸富戸定置網」などはこのほど、漁船を活用した水難救助訓練を伊東市の城ケ崎海岸の沖合で行った。毎年多くの水難救助事案が発生しているエリアで、要救助者を迅速に救うための動きを確認した。 同社の関係者や消防の水難救助隊員・救急隊員らが参加した。要救助者を船に引き揚げる訓練では、救助隊員が漁船「第一城ケ崎丸」から泳いで現場に向かい、船上の隊員と協力して担架に乗せた要救助者を船に揚げた。タンクを背負って海中に潜り、周辺の状況の確認も行った。 日頃の水難救助活動には漁業者や漁協、ダイビング関係者が協力している。2022年度に伊東市内で発生した水難救助事案
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運転技術や知識 伊豆急HD1位 伊東地区安管協
伊東地区安全運転管理協会は9日、セーフティードライバーコンテストの地区大会を伊東市岡の伊東自動車学校で開いた。同協会に加入している事業所から9チーム27人が参加し、運転技術や知識を競った。団体は伊豆急ホールディングスが1位で、個人順位は同社の木田智久さんがトップだった。 大会は新型コロナ禍を受け、4年ぶりの開催。運転技能と学科(安全知識)の2種目の合計得点で競った。併せて適性検査も行った。教習車に乗り込んだ参加者は校内の所定のコースを走行し、脱輪に気を付けながらクランクを進んだり、限られたスペースで慎重に後退させて方向転換したりした。 個人成績の上位3人は9月23日に開かれる県大会に出場する
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文化施設整備へ伊東市に100万円 カワムラ建設
カワムラ建設(東京都)はこのほど、伊東市の文化施設整備基金に100万円を寄付した。川村元洋代表ら関係者が市役所を訪ね、小野達也市長に目録を手渡した。 伊東市出身で高校時代まで同市で過ごしたという川村代表。今回が初めての基金への寄付で、「お世話になったまちのために少しでも役立てれば」と活用を願った。小野市長は感謝状を贈り、「新図書館の建設などに有効に使わせていただきたい」と述べた。
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カレンダー用の電車写真を募集 伊豆急行 17日まで
伊豆急行(伊東市)は17日まで、2024年のカレンダーに入賞作品が掲載されるフォトコンテストの作品を募集している。テーマは「colors(カラーズ)」で、一人5点まで応募が可能。 伊豆急行線内で撮影した電車の写真や伊豆急行の電車が写っている写真で、おおむね3年以内に撮影した作品が対象。構図は横。同社ホームページの専用応募フォームで受け付ける。最優秀賞1作品と優秀賞11作品がカレンダーの各月に載り、伊豆急特別賞の12作品も別に掲載する。 フォトコンテストは今回で8回目。プロの鉄道カメラマン久保田敦さんが特別選考員を務める。 問い合わせは同社フォトコンテスト係<電0557(53)1116>へ。
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激減の「与那国馬」 伊豆の国で赤ちゃん誕生 沖縄に分布の日本固有種
伊豆の国市中にある「伊豆の国うま広場」では、日本固有の馬の一種、与那国馬が元気に駆け回っている。沖縄県与那国島で系統が守られ、農耕馬として飼育されてきたが、農業の機械化が進み、個体は激減。種のピンチが叫ばれる中、5月上旬、同広場で赤ちゃんが誕生した。関係者は「市の文化の一つに」と目を輝かせる。 同広場を運営する高橋美恵さん(49)=同市=は2020年7月、兵庫県と宮崎県から2頭の与那国馬を迎え入れ、同広場を21年5月にオープン。その後、与那国馬を3頭迎え入れ、計5頭で乗馬や餌やり、引き馬を体験してもらっていた。 5月3日午後11時半ごろ、同広場にとって初めての赤ちゃん「朔(さく)」が生ま
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伊東LC会長が小野市長に抱負 新体制発足
7月に新体制が発足した伊東市の伊東ライオンズクラブ(LC)の日吉啓会長(52)=サンクラフト代表取締役=ら役員メンバーがこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、会の現状を伝えるとともに今後の発展に向けて抱負を示した。 7月から1年間、スローガンに「地域の未来に花が咲くよう 今こそ奉仕の種を撒(ま)く」を掲げ、ヘアドネーションや献眼・献血などさまざまな事業を展開する。園児向けの出前動物園も開催予定という。日吉会長は「活動を継続していく。将来に花が咲くようなきっかけづくりができたら」と話した。 メンバーらは会員増強に向けた取り組みの必要性などで意見を交わした。
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マンション管理計画 三島の物件で初認定
三島市は6日、マンション管理計画認定制度に基づき「シャルマンコーポ三島」(同市加茂川町)を市内で初めて認定したと発表した。県内では、浜松、静岡、伊東市のマンションに次ぐ7番目の認定。 同制度の認定は、適正な規約や役員選出、30年以上の長期にわたる適切な修繕計画を有するなどの基準を満たす場合に与えられる。管理水準の維持向上につながるほか、市場評価の向上への期待や固定資産税の特例措置活用が可能となるなどメリットがある。 市によると、市内には管理不全に陥っているケースは存在しないが、1981年5月以前の旧耐震基準で建てられたマンションが12%存在する。2020年に県が実施したアンケートでは、回答が
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伊東市新図書館建設「説明会再開催を」 有志が署名提出
伊東市の新図書館建設を巡り、有志の会が5日、市民向けの説明会の再開催を求める署名を小野達也市長に提出した。木梨さと美代表らが市役所を訪れ、要望した。 市は5月29日に市民説明会を開き、概要の説明や質疑応答を行った。参加した42人のうち数人が「より丁寧な説明が必要」「開催自体を知らなかった市民もいる」などとして、5月末から署名活動を開始した。1カ月間で市内外の927筆が集まった。 木梨代表は「もう少し皆に知ってもらいたい。市長に市民の声を聞いてもらう流れにしたい」と趣旨を伝えた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月30日はネンブツダイやスズメダイ。1日はカマスやタカベ、小アジ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイなど。2日はタカベやネンブツダイ、メジナ、スズメダイ、イシガキダイ、アイゴ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではコノシロの群れが多く回遊してきた。針のサイズを5号以上にするとアジが食わなくなるので注意。他に小マダイが釣れるが、サイズの小さいものはリリース。投げ釣りでは青イソメの餌でシロギス。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは25~45センチのマアジが多数。1キ
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⚾伊豆伊東【高校野球チーム紹介2023夏】
伊豆伊東高になって初めての夏の大会。まずは一つ勝って、新しいユニホームで新しい校歌を歌いたい。自分たちが勝つことで、新高校の伝統をつくっていきたい。 部長 石塚 佳祐 監督 中山 裕介 ①白鳥 仁(3年、伊東南)177、77、右右 ②中戸川逸恵(3年、伊東南)180、75、右右 ③貴志 俊輔(3年、伊東南)172、67、右左 ④山下 楓真(2年、河津)170、58、右右 ⑤太田 敦士(3年、伊東南)171、63、右右 ⑥高坂 天彬(3年、伊東対島)172、65、右左 ⑦吉崎 洸惺(3年、伊東南)176、71、右右 ⑧弘光 倖士(3年、伊東南)170、65、右右 ⑨大武 遥翔(2年、熱海
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扉開けたまま走行問題で点検 9台で装置不具合 東海バス
東海バス(伊東市)の路線バスが装置の不具合などのため中扉を開けたまま走行していた問題で、同社が保有するバスの緊急点検を実施したところ、対象の262台のうち当該車両を含む9台に同様の不具合が見つかったことが4日、同社への取材で分かった。同社は順次、整備を進めている。 装置は中扉が開いた状態では走行できないようになる仕組み。中扉を開けて走行していたバスは、運転手が換気のために開けていたことを忘れて出発した。この装置に不具合があり、乗客からの指摘を受けるまで気づかなかった。 同社の路線バスは車いすやベビーカーの利用などを除き、乗客は前方の別の扉から乗り降りしている。そのため、この装置の動作は日
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夏の風物詩 浴衣で伊東温泉散歩 9月30日まで、駅前でレンタル
伊東市のJR伊東駅前の旧観光案内所に7月、浴衣のレンタルスペース「ゆかたび」がオープンした。好みの浴衣を着付けしてもらい、夏の伊東温泉の散策を楽しむことができる。市と実行委員会による取り組みで、9月30日まで。 浴衣は男女、子ども用を合わせて約230着を用意した。昨年までは市内の観光文化施設「東海館」にレンタルスペースを置いていたが、今回はより回遊性を高めるために駅前に移した。夜にも街歩きを楽しんでもらおうと、借りた浴衣は翌日に返却できるようにした。 コロナ禍で完全予約制としていた受け入れ体制は今年、随時受け付けに変更した。予約が入っていない時には飛び込み来店にも対応する。期間中は飲食店
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県あゆ友釣大会 興津川で開催 静岡
第68回県あゆ友釣競技選手権大会(県内水面漁連主催、興津川漁協共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が2日、静岡市清水区の興津川で開かれた。団体部門は新大井川漁協、個人部門は平口正晃さん(新大井川漁協)が優勝した。 県内から17チーム(1チーム5人)が参加し、団体と個人の部で競った。興津川漁協(前沢元次組合長)がおとりのアユを準備し、河川の上中流約3キロを競技区間に設定して、規定の3時間で釣り上げた総重量などを競った。 その他の上位入賞者は以下の通り。 【団体】②浦川③伊東市松川④大井川⑤狩野川 【個人】②森重時彦(浦川)③鈴木定宏(伊東市松川)④白幡光明(大井川)⑤土本章(新大井川)
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大クス 国指定天然記念物 樹勢を診断 伊東・葛見神社
国指定天然記念物の「葛見神社の大クス」がある同神社(伊東市馬場町)でこのほど、日本樹木医会県支部(大石春夫支部長)のメンバーらによる樹勢診断が行われた。関係者約20人が参加し、樹齢を重ねる巨樹の安全確保に向けてデータを測定し、木の状態を確認した。 同様の調査は前回、2014年に実施した。診断は今後の安全対策を検討する上での基礎資料を作成するとともに、文化財としての中長期的な保存に役立てる目的で同市教育委員会が同支部に依頼した。 はしごに上った参加者がメジャーを使って木の周囲の長さを測ったり、目視で木の健康状態を把握したりした。大クスには安全対策のために鉄製のバンドや支柱が設けられていて、メン
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⚾108校球児“熱い夏”誓う 全国高校野球静岡大会開幕 少人数チームも意気込み
第105回全国高校野球選手権記念静岡大会の開会式が2日、草薙球場で行われた。前年覇者の日大三島を先頭に、108校107チームが中部、西部、東部の順に行進した。選手宣誓を務めた沼津工の中山真聖主将は、一言一言をかみしめるように言葉をつむぎ、堂々と大役を果たした。伊東、伊東城ケ崎分校、伊東商が統合した伊豆伊東は現校名での初出場となる。静岡の前監督として、春夏通算7度の甲子園に導いた栗林俊輔氏(県教委)が育成功労賞、県高野連の竹中和夫審判部長が都道府県功労者に選ばれ、表彰された。1回戦は8日から県内10球場で始まり、順調に日程が進めば29日に決勝が行われる。 夏の初優勝を狙う第1シード加藤学園
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⚾伊豆伊東「伝統つくる」 今春3校統合、初舞台へ闘志 全国高校野球静岡大会開会式
今年4月に伊東、伊東城ケ崎分校、伊東商の3校が統合され、誕生した伊豆伊東が初舞台に臨む。伊東市内で唯一の高校野球部。開会式では太田主将が、伊東市の鳥「イソヒヨドリ」をモチーフにした新しい校旗を掲げ、行進を先導した。 昨夏の静岡大会までは、伊東と伊東商で出場。その後は統合に備え、連合チームとして活動してきた。伊東市内の中学出身者がほとんどで顔なじみも多いが、太田主将は「最初は各校が何を重視して練習をしてきたかが違って、意見が合わないこともあった。たくさん話し合いをして決めごとをつくった」と、一体感の醸成に努めてきた。 中山監督は「伊東高の選手は淡々とひたむきに取り組むタイプが多く、伊東商の
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⚾野球できることに「感謝」 沼津工・中山主将選手宣誓 全国高校野球静岡大会開会式
選手宣誓の大役を担った沼津工の中山真聖主将は「野球ができる感謝の思い」を文言に盛り込んだ。マイクを通じた音の反響を考慮してゆっくりと、来場者に語り掛けるように言葉をつないだ。約2分間にわたる宣誓を終えると、球場は大きな拍手に包まれた。 「できは完璧。100点」。25日の抽選会で役目を引き当てた後、吉田監督と相談しながら4日間かけて内容を考えた。最も入れたかった言葉は「野球ができることは当たり前じゃない」。入学当初からコロナ禍に苦しんだことで、より実感を伴うようになった。 毎日、宣誓の練習を重ね、前日夜も寝床で文言を繰り返し唱えながら眠りに就いた。「宣誓が良くできたので、いい流れで試合に入
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夏だタライだ 白熱レース 伊東名物川下りに211人参加
伊東温泉の夏の名物イベント「第68回松川タライ乗り競走」(伊東市、伊東観光協会主催)が2日、同市の松川(伊東大川)で開かれた。観光客や団体、一般個人などの6種目に県内外の総勢211人が出場。好天の下で白熱の川下りレースを繰り広げ、観衆を楽しませた。 参加者は直径1メートル、深さ30センチほどの巨大なタライに乗り込み、スタート地点から約400メートル下流のゴールを目指した。しゃもじ型の櫂(かい)をこぎ、水しぶきを上げながら懸命に前に進んだ。 途中でバランスを崩して豪快に転覆する出場者の姿が、川沿いで見守った見物客の歓声を誘った。仮装をして臨む選手も多く、目を引く衣装でイベントを盛り上げた。
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小学生野球 松崎少年団が優勝 賀茂地域のチーム熱戦
賀茂地域の小学生チームが出場する「第1回西伊豆ライオンズクラブ杯兼第30回県ジュニア軟式野球下田支部大会」(県野球連盟下田支部主催)の最終日となる2日目がこのほど、松崎町道部の町営総合グラウンドで開かれた。松崎野球スポーツ少年団が、河津ジャガーズを9-6で下して優勝した。 この日は、準決勝と決勝が行われた。1日目の予選で河津ジャガーズに敗れ、敗者復活戦で勝ち上がった松崎野球スポーツ少年団が決勝で再戦し、雪辱を果たした。優勝した同少年団は、8月11日に伊東市で行われる伊豆ブロック大会に出場する予定。 同大会は5月28日に開幕した。2日目は雨などの影響で延期になっていた。
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4次観光基本計画策定へ 市民懇話会初会合「英知を結集」 伊東
伊東市は2024年度から5年間を期間とする第4次市観光基本計画の策定に向けて取り組みを進めている。このほど、市議や市内各団体の代表ら委員24人で構成する市民懇話会の初会合を市役所で開き、方向性やスケジュールなどを共有した。 市担当者が策定にあたっての方向性の案を示し、「持続可能な観光地域づくり」「観光・余暇行動の変化への対応」「新しい観光スタイルの可能性」の三つのキーワードを挙げた。会長に就いた伊東温泉旅館ホテル協同組合の磯川義幸専務理事は「コロナ禍で観光の在り方も変わってきている。英知を結集し、よりよい計画になるように協力してほしい」と呼びかけた。 小野達也市長が委嘱状を交付し、「観光資源
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水産業デジタル化加速 県本年度予算 「伝道師」育成
静岡県は本年度、生産・流通の両面で水産業のデジタル化を加速させる。関連技術に詳しい漁業者を養成し、各地で活用ノウハウの浸透を図る。仲買人が漁獲情報をリアルタイムで把握する仕組みもつくり、漁業者の所得向上を図る。本年度当初予算で「水産業デジタル技術実装促進事業費」に1千万円を計上した。 本県はこれまで、定置網に備えたカメラでの魚種判別や、養殖場の遠隔監視といった先端技術導入を進めてきた。ただ県によると、水産業界はデジタル化への関心が高い一方、導入効果への理解が不足しているという。 漁業者の業務効率化が課題となる中、現場レベルで技術の浸透を急ぐ。地域水産業の中核を担う漁業士の中から10人を募り、
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伊東メガソーラー建設 事業者側の訴え却下 静岡地裁
伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡り事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社が市に対し、市のメガソーラー規制条例に基づく市長の同意義務や事業の中止義務がないことの確認を求めた訴訟の判決で、静岡地裁(菊池絵理裁判長)は29日、原告側の訴えをいずれも「確認の利益が認められず不適法」として却下した。 判決は同意義務について、条例には同意を得ない場合に事業中止を強制する規定はなく、同意を求める行為は行政指導としての性質があるだけで事業中止の強制まではできないとし、市側の「同意の取得義務の有無は原告の事業の法律的地位を左右するものではない」との主張を認めた。事業者側の訴えは確認を
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伊東市長と若手市民 意見交換 未来ビジョン会議 委員委嘱 「働く場所」「公共交通」課題挙がる
伊東市の若い世代の市民らと小野達也市長が意見交換などを行う2023年度の市の「未来ビジョン会議」が27日夜、市役所で始まり、委員の委嘱を行った。参加者がそれぞれの立場や経歴を紹介したり、市の課題に対する考えを伝えたりした。 今春に市内3高校を統合して開校した伊豆伊東高の生徒を含め、教育や産業などさまざまな分野の14人が委員を務める。課題として「公園など子どもが遊ぶ場所が少ない」「伊東に戻りたいと思う人が働く場所がない」「公共交通の問題を改善してほしい」といった意見が挙がった。 小野市長は「コロナ禍を乗り越え、新たな価値観による新しい伊東スタイルを進めるために知恵を出し合って考えていきたい」と
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伊東市議会が閉会 補正予算案など可決
伊東市議会6月定例会は28日、最終本会議を開いた。11億9600万円余りを追加する2023年度市一般会計補正予算案や、元市職員からいじめに関して損害賠償を求める訴えがあった件での和解の議案などを可決、市農業委員会委員の任命の人事案に同意するなどして閉会した。
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22年度の事業報告 伊東商議所が総会
伊東市の伊東商工会議所(斎藤稔会頭)は26日、通常議員総会を同商議所で開いた=写真=。2022年度の事業報告や各決算報告の議案を原案通り決定するなどした。 商工相談や経営支援、行政・関係団体と連携した産業振興など22年度に各分野で行った取り組みを共有し、決定した。経済産業省関東経済産業局長表彰を受けた伊豆総合産業(片山劼代表取締役)に表彰状の伝達を行った。長年にわたる商議所を通じた商工業の振興発展の取り組みをたたえた。 斎藤会頭はあいさつで「人手不足が依然として深刻な経営課題になっている。生産性の向上への取り組みが急務」と述べた。
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美しい音色 聴衆を魅了 伊東シティウインドが定演
伊東シティウインドオーケストラ(稲葉誠士団長)はこのほど、第38回定期演奏会を伊東市観光会館で開いた。美しい音色をホールに響かせ、多彩な楽曲で聴衆を楽しませた。 プログラムは3部制。第1部は『吹奏楽のための「エール・マーチ」』で華やかに開幕し、沖縄民謡を基にした作品などを披露した。第2部はアンサンブルステージ。「糸」や「千と千尋の神隠し」のメドレーなど、なじみの曲を奏でた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はカワハギやマダイ、クロダイ、ブダイ、ウルメイワシなど。24日はクロダイやメジナ、マダイ、イシガキダイ、スズメダイ、カワハギ、小イサキ、アイゴなど。25日はワカシ(ブリの幼魚)や小イサキ、小アジなど。カマスやネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺やオレンジビーチでは消波ブロック周辺の穴釣りでカサゴ。放流の効果もあり、大きい個体も釣れる。サビキ釣りではアジ。小さいサイズも交じるため、仕掛けは3~5号で対応する。他にカンパチやシマアジの幼魚も交じった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0
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扉開けたまま走行 東海バス 沼津などを24分間
東海バス(伊東市)は27日までに、沼津市などを走行中の路線バスが回送中を含めて計24分間、9・3キロにわたって車体側面の中扉を開けたままの状態で走っていたと発表した。4人の乗客にけがはなかった。26日に国土交通省静岡運輸支局に報告した。 同社によると、18日午後4時半ごろ、40代の男性運転手が運転する回送バスが扉を開けた状態で、大平車庫を出発した。その後、始発の沼津商高(清水町)を出て沼津駅に到着する直前のバス停まで、中扉が開いたままだった。乗客はバスの前方にある別の扉から乗降していた。 運転手が換気のために中扉を開けていたことを忘れて運転を始め、乗客の指摘で気づいた。通常は中扉が開いて
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社会教育振興貢献 教育長に表彰報告 伊東の大村さん
長年にわたって伊東市社会教育委員を務める大村涛子さん(同市富戸)が社会教育振興に貢献したとして、県社会教育委員連絡協議会による表彰を受けた。このほど、市役所で高橋雄幸教育長に報告した。 大村さんは2011年から委員を務め、17年から委員会の副委員長、19年から今年3月まで委員長を担った。その後も委員として活動する大村さんは「さまざまな研修会を設けていただき、学びながら現実的な対応ができたことを感謝している。社会教育に真剣に取り組む多彩な仲間に出会えたのも幸せなこと」と述べた。 高橋教育長は「伊東の社会教育の充実で中心となってもらった」とこれまでの尽力に感謝した。
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アイランドルビー おいしく調理 伊東、地元産トマト活用
JAふじ伊豆あいら伊豆地区は25日、ブランド化を進める調理用トマト「アイランドルビー」の試食と販売会を伊東市玖須美元和田のJA直売所「いで湯っこ市場」で行った。店頭で来店者に料理を振る舞い、おいしさをPRした。 アイランドルビーは加熱するとうまみが増すのが特徴で、通常のトマトよりもリコピンを多く含む。提供したのは、湯むきしたアイランドルビーを白だしに漬けた一品と、他の野菜と炒めて煮たラタトゥイユ。さらなる普及拡大や知名度向上を狙いに、家庭で簡単に調理することが可能な料理を選んだ。 JAの蔬菜(そさい)部会クッキングトマト部の部員が用意した。旬を迎えたアイランドルビーの生果も並んだ。アイラ
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予定価格変えずに図書館建設 再入札 伊東市長が方針
伊東市の小野達也市長は26日の定例記者会見で、このほど入札不調に終わった新図書館の新築工事について、「不調は価格にずれがあった。今いろいろな見直しをしている中で、予定の価格を変えずに再度入札をしてもらう」と改めて方針を示した。 小野市長は開会中の市議会6月定例会の一般質問で、施設には37億円を上回る費用はかけないよう努力する▽時期をなるべくずらさずに完成させたい―といった考えを示している。その上で会見では、「設計を変えないことをまずは決めた」とし、建築資材関連の見直しで対応している状況に言及した。 新図書館建設を巡っては7月の着工を見込んでいたが、入札に参加の意向を示した2共同企業体のうち一
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緊急消防援助隊の災害時拠点で覚書 伊豆市とJKA
伊豆市はこのほど、競輪とオートレースを統括するJKA(東京都)と、災害時等における活動拠点施設としての使用に関する覚書を締結した。緊急消防援助隊は集結地、宿営地などの活動拠点として、同市の日本競輪選手養成所の競技場および体育館を利用する。 市役所で開かれた締結式で菊地豊市長は「立地が良く、伊東市、伊豆の国市にもアクセスしやすい。伊豆半島として使用させていただきたい」、浅野史久執行理事は「地域の皆さまにとって安全安心の一助となるよう活用していただけたら」と話した。
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美しい音色響かせ 創立30周年 伊東で定演 伊豆フィルハーモニー管弦楽団
伊豆フィルハーモニー管弦楽団はこのほど、創立30周年記念の第50回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を伊東市観光会館で開いた。同市出身でドイツ・カンマーフィルハーモニーで活躍するバイオリニスト村田穂積さんをソリストに迎え、聴衆を魅了した。 チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」では美しい独奏が響き、会場を埋めた聴き手は惜しみない拍手を送った。そのほか楽団はラフマニノフの「交響曲第2番」やシベリウスの交響詩「フィンランディア」を奏でた。 伊豆フィルは伊東市を中心に活動するアマチュアオーケストラ。1993年に創設し、94年4月に第1回の定演を開催した。
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直通バス運行 羽田⇔三島 7月21日から、訪日客見込む
伊豆箱根バス(三島市)や東海バス(伊東市)など3社は22日、三島エリアと羽田空港を結ぶ初の直通バスを7月21日から共同運行すると発表し、予約受け付けを開始した。 国際線が発着する第3ターミナルに直結する羽田エアポートガーデンバスターミナルに直接アクセスでき、三島を中心とした伊豆地域からの海外旅行者の利便性向上を図る。インバウンド(訪日客)の利用も見込む。当初は2020年4月に運行開始を予定していたが、新型コロナウイルスの影響などで見送っていた。 三島エリアは発着点となる伊豆箱根バス三島営業所(同市大場)のほか、三島駅の南口と北口で乗降できる。1日3往復運行し、横浜駅経由で羽田空港と約3時
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桜並木の美化に汗 伊東小室桜を育てる会
伊東市の伊東小室桜を育てる会(萩原直義会長)はこのほど、小室桜を植えている同市の県道遠笠山富戸線沿いの桜並木(通称・大室高原チェリーロード)の環境整備活動を行った。 県の森づくり県民大作戦の一環。会員や地元の造園業者が参加した。生い茂った雑草を草刈り機で取り除いたり、除去した雑草を桜の木の周囲に集めたりした。 県道沿い800メートルの区間には55本の早咲きの桜が植わる。同会では年に2回、環境整備活動を行っている。
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海中のごみ、潜って回収 伊東・オレンジビーチ
伊東市のダイビング事業者でつくる市ダイバーズ協議会と市は21日、伊東オレンジビーチの海中清掃を行った。行楽客でにぎわう夏の海水浴シーズンを迎えるのを前に、海の中のごみ250キロを回収した。 協議会からは14人が参加した。ダイバーが2人一組で海に潜り、ビニールのほか流木、衣類、金属類などさまざまな種類のごみを集めた。袋に入れたごみを船に積み上げて岸まで運び、海岸清掃に使う車両に引き渡した。 伊東オレンジビーチ(伊東海水浴場)は今夏、7月15日~8月27日に開かれる。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日は豆アジやタカベ、メジナ、カワハギ、ベラ、カサゴ、マダイなど。17日はタカベや小カマス、メジナ、小イサキ、カワハギ、アイゴ、スズメダイなど。18日は小サバや小アジ、小カマス、シマアジ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、タカベ、マダイ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでサバやイワシ、アジ。日中でもアジの回遊があった。スキンやハゲ皮のサビキ仕掛けやトリック仕掛けなど数種類用意したい。他にソウダガツオやカマスも釣れたが、数は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)01
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国産利用増 合板需要が鍵 ウッドショック後の木材市場 野田励/「ノダ」社長【聞きたい】
約2年前に世界中が木材の供給不足に陥った「ウッドショック」と呼ばれる混乱は、海外産に依存する国内市場の弱さを浮き彫りにした。政府が木材自給率50%を目標に国産材の利用を促進する中、静岡市清水区と富士市の建材生産工場で県産材の需要を創出している。 ―木材市場の展望は。 「国産材の利用を伸ばすには、合板メーカーの需要が一つの鍵になる。2015年に稼働を始めた富士市の合板工場は年間15万立方メートルの木材を使い、毎日の使用量も一定。林業にとって経営計画が立てやすく、間伐材の利用で県内の森林管理も進む。政府は自給率を現在の約40%から50%に引き上げるため、住宅以外の木造建築物を増やす計画を立て
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「目標超える走りを」 伊東市実行委 強化練習説明会 市町対抗駅伝
12月2日に静岡市で開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、伊東市実行委員会は20日、強化練習の参加者説明会を市役所で開いた。大会の概要やスケジュールなどを共有した。 3年目となる市代表チームの石井義仁監督(市陸上競技協会長)は「過去2年は2時間21分8秒(2020年のチームベスト)を切ることを目指していた」とした上で「今年は選手一人一人が目標を持ち、目標(の記録)を破るか1秒でも2秒でも近づける方向で指導していきたい」と方針を伝えた。 実行委の浜田修一郎委員長は「日々の練習の継続が結果となって現れる。今大会は応援バスも用意していきたいと思っている」
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海のごみ問題知って 沼津で海洋保全団体 滋賀の修学旅行生に教室
海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」がこのほど、修学旅行で沼津市を訪れていた滋賀県彦根市の彦根東中3年生62人を対象に海の大切さを学ぶ教室を、沼津市の千本プラザで開いた。 同法人が子どもたちに海洋資源に貢献するきっかけを育んでもらう「鯔(ボラ)ンティアツーリズム」の一環。加藤龍副代表(47)=伊豆の国市=が海のごみ問題などを説明した。生徒は無数のちりめんじゃこの中からタコやエビを見つけるキットを使用し、生物多様性を学んだ。 加藤副代表は「2050年には海のプラスチックごみの量が世界中の魚の重量を超えると言われている。子どものうちから海について学んでほ
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3議案を委員会付託 伊東市議会
伊東市議会6月定例会は19日、本会議を開き、2023年度市一般会計補正予算案など議案3件を所管の委員会に付託した。専決処分報告の4議案を承認するなどした。20~21日に各常任委員会を開く。
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名産品の干物作りに挑戦 伊東市内の児童 中高生がサポート
伊東市内の小学5、6年生が郷土の文化や産業などを体験で学ぶ同市教委の「小学生ふるさと教室」が17日、開講した。初回は同市新井のいとう漁協本所で名産品の干物作りを行い、地元産業への理解を深めた。 児童は地元の干物製造会社「伊豆中」の関係者から手ほどきを受け、アジとキンメダイをさばいた。「包丁を短く持ったほうがやりやすい」などと教わりながら作業を進めた。 中高生を対象にした「夢チャレンジくらぶ」に参加する生徒がリーダー役としてサポートした。児童は慣れない包丁の扱いに苦労しながらも魚を開き、きれいに洗った。 幻想的な明かりをともす竹あかりの製作も体験した。竹筒に電動ドリルで穴を開け、中から光
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創造性育んだ輝く毎日 ミュージシャン・伊藤多賀之さん(1994年度卒)【龍城 韮山高150周年 今昔物語⑩インタビュー編】
韮山高の同級生だった細根誠さんと音楽デュオ「ブリーフ&トランクス(ブリトラ)」を結成。ユーモアセンスあふれる唯一無二の世界観で「半径5メートル以内の日常生活」を歌い、1998年にメジャーデビューした。曲折を経てソロユニットとして活躍する中、「高校3年間のおかげでいまの自分がある」と感謝する。 「タイムマシンがあったらどの時代に戻るか」。飲み会でこの話題になるたび、高校時代と答えます。思いっきり遊んで、たくさん恋をして。軟式テニスの部活動に打ち込み、音楽も頑張っていた。受験勉強に励みながら不合格という挫折を最後に味わいましたが、最高に楽しく輝かしい毎日でした。在校生にも遊びや趣味、恋愛に注ぎ
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建設日程変更 不可避 伊東市議会一般質問答弁 新図書館、入札不調で
伊東市議会6月定例会は15日、一般質問に5氏が立ち、前日に続いて複数の議員が入札不調に終わった新図書館新築工事に絡んで市当局をただした。高橋雄幸教育長は開館に向けたスケジュールについて「工期は適正な期間を設定する必要がある。工事への着手が遅れることに伴い、スケジュールは変更せざるを得ないと考えている」との見解を示した。浅田良弘氏(無党派 颯)への答弁。 予定では今年5月の入札執行後、6月定例会で契約議案の議決を得て、7月の着工を想定していたが、入札の不調により見直しの対応をしている。市側の説明によると、再設計が順調に進んだ場合の日程の見通しとして9月中下旬に入札の公告、11月上旬の開札を経
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県都市対抗ゴルフ 3位入賞 伊東市連盟 活躍報告 宮下さんは個人B優勝も
5月23日に御前崎市で開かれた第108回県都市対抗ゴルフ選手権大会の団体戦で、伊東市ゴルフ連盟が3位入賞を果たした。関係者がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、結果を報告した。 1チーム6人のうち上位5人の成績で順位を決定した。同連盟メンバーの宮下健さんは今回、年齢制限のない個人Bクラスで優勝を飾った。同大会個人で3度目の頂点という宮下さんは「一打一打の重みを分かっている。丁寧に打った」と振り返り、「来年は団体優勝したい。一人一人の頑張りが結果に結びつく」と抱負を語った。 小野市長はメンバーの健闘をたたえ、「来年に期待している」とエールを送った。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月6日はマダイやアイゴ、小アジ、ネンブツダイ、小イサキ、タカベ。7日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小イサキ、カワハギ、シロギス、アジ、メジナ。8日はタカベやネンブツダイ、シマアジ、カイワリ、アジ、イサキ、ニザダイ、エイ。9日はネンブツダイやスズメダイ、アイゴ、ベラ。10日はカワハギやシマアジ、クロダイ、メジナ、タカベ、トビウオ、小イサキ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。11日は小アジやタカベ、ベラ、スズメダイ、小イサキ、ホウボウが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 青イソメを使ったシロギス釣りは伊東港周辺または伊東オレン
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新図書館工事 総合的に検討 伊東市 入札不調受け
伊東市議会6月定例会は14日開会し、一般質問に5氏が立った。高橋雄幸教育長は入札不調に終わった新図書館の新築工事の今後に関し、「入札参加資格の条件変更や設計の見直しによる総事業費の精査、プロジェクトの進度調整など複数の選択肢について総合的な検討を進めていきたい」と述べた。仲田佳正氏(正風クラブ)への答弁。 入札は5月25日に開札を行った。参加の意向を示した2共同企業体のうち一つは辞退し、一つは予定価格を超過した。高橋教育長は「次回の入札に向けて工期も含めた検討を進めている」とし、資材価格や人材不足による労務費の高騰の影響が価格差に表れているとの分析を示した。 新図書館の運営方法について、高橋
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伊東市実行委が初会合 監督続投 24日から練習【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の伊東市実行委員会は13日夜、市役所で初会合を開いた。市の代表チームの監督は引き続き石井義仁さん(市陸上競技協会長)が務めることを決めた。 石井監督は「選手の発掘に苦労している。陸上だけでなく、いろいろな分野から選手が出てもらえるとありがたい」とし、候補者に対する強化練習への参加の声かけを求めた。実行委員長を浜田修一郎さん(市体育協会長)とする組織体制も決めた。 会合では今後のスケジュールなども確認した。24日に強化練習が始まるのを前に、20日午後6時から市役所で参加者説明会を開く。7~8月に練習を重
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優良運転者に表彰伝達 静岡県交通安全協会伊東地区支部
静岡県交通安全協会伊東地区支部(清水義幸支部長)はこのほど、伊東市のダンコーエンボウルで2023年度通常総会を開き、優良運転者に表彰伝達した。各分会別の飲酒運転根絶と交通事故防止の各コンクールの表彰も行った。 県警本部長・県交通安全協会長の連名表彰(優良運転金賞)を受けた北岡貴人さん、佐藤すみ枝さん、宮城島直樹さんの3人に伊東署の三坂滋康署長が表彰状を手渡した。同賞はそのほか2人、優良運転銀賞は計9人が受賞した。 清水支部長は市内で22年中に3人、今年も1人が事故の犠牲になっていることを伝え、「交通安全の主役は私たち一人一人。普段の取り組みが安全を発展させる」と呼びかけた。
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ブランドトマト、料理でうまみ増 アイランドルビー試食会 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆あいら伊豆地区は12日、ブランド化を進める調理用トマト「アイランドルビー」の料理試食会を伊東市のダンコーエンボウル内のレストランで開いた。多くの行楽客でにぎわう夏のシーズンを迎えるのを前に、飲食店や宿泊施設の関係者を招いて魅力をPRした。 アイランドルビーは通常のトマトよりリコピンの含有量が多く、加熱するとうまみが増すのが特徴。あいら伊豆の「あいら」と伊豆半島をイメージした「ランド」、完熟した実の赤さを「ルビー」とかけ、命名された。生産者は伊東市に加えて熱海市にも広がり、さらなる普及や知名度の拡大を目指している。 和洋、中華と幅広いジャンルに活用できるアイランドルビー。来場者
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小中生ボクサーが切磋琢磨 静岡県内外から35人、熱海で合宿
静岡県内外でボクシングの腕を磨く小中学生が10日、熱海市立桃山小で合宿を開始した。初めて顔を合わせる参加者同士が、それぞれの目標に向かってともに汗を流した。11日まで。 熱海市をはじめ、浜松市、岐阜県、愛知県、神奈川県のボクシングジム7団体から35人が参加し、桃山小周辺の急坂で走り込みをした後、体育館でスパーリングなどをこなした。 熱海市伊豆山のボクシングスクール「FIST」に通う伊東市立門野中2年の山下瞬さん(13)は「他のジムの強い選手と練習できるのが楽しみ。左利きの相手と戦う時の対策を学びたい。目標は全国大会で勝つこと」と話し、仲間と拳を交えた。 合宿は岐阜県の「岐阜薮田ボクシン
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伊東市議会14日から 6月定例会
伊東市議会は8日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を14日から28日までの15日間とすることを決めた。一般質問は14~16日の3日間に計13人が登壇する予定。観光建設、福祉文教の両委員会は20日、総務委員会は21日に開く。
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3校の文化一体に 9日から学校祭 統合後初 伊豆伊東高
4月に伊東市内3高校を統合して開校した伊豆伊東高で9日、初の文化祭・体育祭の「碧春祭(あおはるさい)」が始まる。開幕に向け、旧3校の生徒が一体となって準備を進めた。10日午前10時~午後2時半は一般公開を予定し、誰でも来場が可能。 一般公開ではクラスごとに創意工夫を凝らした企画を催し、さまざまな飲食物を販売する。演劇や吹奏楽などのステージ発表のほか、午前10時から野球の招待試合を行い、同校が加藤学園を迎える。9日は校内発表、12日に体育の部を行う。天候の状況によっては変更の可能性がある。 開幕が迫る7日、各クラスで装飾の製作などの準備に取り組んだ。グラウンドでは全校生徒が集まり、体育の
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月30日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小アジ。31日はネンブツダイやアジ、シマアジ、スズメダイ、タカベ。6月1日もアジやシマアジ、タカベ、ネンブツダイ。2、3日は台風の影響により休園。4日はネンブツダイやアジ、小イサキ、タカベ、カマスが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。形は小さいが数が増えてきた。サビキ釣りのアジやイワシも少しずつ大きくなっているため、仕掛けは3~5号でサイズの違うものを用意しておくと対応できる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船
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公営住宅に4世帯 静岡県内3市町 台風2号大雨災害
静岡県は7日、梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で土砂崩れや浸水害が発生し、3市町で4世帯6人が公営住宅に一時入居していると発表した。 県によると、伊東、沼津、森の3市町が市町営住宅を被災者に提供している。 このほか、函南町から住宅1棟の一部損壊の報告があった。道路陥没やのり面崩壊に伴う通行止めは18路線26カ所で続いている。
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クーポン給付など補正予算案 提出へ 伊東市
伊東市は7日、14日に開会予定の市議会6月定例会に提出する議案など27件を発表した。11億9600万円余りを追加する、2023年度市一般会計補正予算案などを予定する。 補正予算案の関連で、市内事業所で使用することができる市民1人当たり6千円分のクーポン券給付の経費を計上する。市によると、これまでのプレミアム付き商品券とは異なり、市民それぞれに金券を配布する計画という。 さらに全国旅行支援終了後の旅行需要の落ち込み対策として、市独自の宿泊促進事業の関連で予算措置する。宿泊代金や団体のバス旅行に対しての補助を行う。貨物運送事業者に対する補助も補正予算案に盛り込んだ。 そのほか元市職員からいじめに
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火災の商店街支援 伊東買い援隊
伊東市の伊東商工会議所の会員事業所有志による義援活動「伊東買い援隊」の特別販売会が7日、同市役所で開かれた。4月23日に火災があった地元の「湯の花通り商店街」を支援する目的。 庁舎1階ロビーに8ブースが出店した。和菓子や弁当、パン、野菜などを販売した。昼時には商品を買い求める市職員らが列をつくり、にぎわった。 買い援隊の取り組みは11日まで、市内のスーパーやベーカリーなど12事業所で実施している。自社商品の販売収益の一部などを商店街への寄付金に充てる。 買い援隊はこれまで各地で発生した災害の被災地に対して行っていて、今回で21回目。
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解禁前にアユ100キロ放流 伊東大川
伊東市松川漁協は7日、伊東大川(松川)でのアユ釣りの解禁(11日)を前にアユの成魚計約100キロを同川に放流した。 5月上旬に続く放流。同漁協役員が集い、市内の3地点を回った。バケツから放ったのは、12~15センチほどの大きさのアユ。メンバーが川の中に入り、勢いよく跳ねる魚を放流した。橋の上からはホースを伝わせて放した。 アユ釣りの遊漁期間は10月10日まで。入漁料は年券が6000円、日釣り券が1000円。
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手作り品や骨董品 伊東で「森の露天市」
伊東市池の青少年キャンプ場で4日、恒例イベントの「森の露天市」(実行委員会主催)が開かれた。県内外の出店者が手作り品や骨董(こっとう)品などを並べ、木漏れ日が癒やしの空間をつくる自然の中で30余りのブースを構えた。 2日間を予定していたが3日は天候に恵まれず、4日のみの開催とした。アクセサリーや衣類のほか、西洋のアンティーク品などさまざまな品物が並んだ。ステージではフラダンスなど多彩な演目を繰り広げ、来場者を楽しませた。 森の露天市は1985年から続く交流イベント。初夏と秋の年2回、開催している。今秋は10月28、29の両日を予定する。
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伊東商工会議所 斎藤稔会頭 経済復活へ定住を促進【キーパーソン】
2022年11月に伊東商工会議所の会頭に就任した。観光業が柱の伊東市では夏の行楽期を控え、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ経済の復活に期待が高まる。地元事業者を取り巻く現状や今後の方針を聞いた。 ―伊東市内の現況は。 「8月に予定する按針祭をはじめ、さまざまなイベントがコロナ前に戻りつつあり、いい状態になってきている。インバウンド(訪日客)も見受けられる。伊東は観光関連の仕事に従事する人が多く、観光立市。活性化に向けては、観光客やまちのにぎわいをいかにして増やしていくかに尽きる」 ―地域の実情は。 「宿泊施設では人手不足により、客室の売り止めが出ている。人材の確保が大きな課題だ。経営
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環境美化に尽力 2団体たたえる 伊東市衛生協会
伊東市環境衛生協会はこのほど、2023年度の功労者表彰式を市役所で開いた。環境美化活動に尽力する2団体の取り組みをたたえた。個人の該当はなかった。 市長感謝状表彰の対象は海峰苑町内会(宇佐美)。長年にわたり各世帯が協力して道路側溝や河川土手、川の中の草刈りを継続している。同協会の会長表彰は中芝町内会賛芝会(玖須美)が受けた。古紙や空き缶、鉄くずの回収を行うとともに、ほぼ毎日、道路脇などの清掃活動に取り組んでいる。 小野達也市長と大川満幸会長が、関係者にそれぞれ感謝状と表彰状を手渡した。大川会長は「市民の模範となる活動に心から敬意を表する。今後も末永く、積極的に美化に取り組んでほしい」と述べた
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土砂災害備え 各地で訓練 伊東 100人が集い土のう作り
伊東市の土砂災害・水防訓練が4日、同市宇佐美の宇佐美コミュニティセンターと中央区立臨海学園跡地で開かれた。地域住民のほか、市、消防団、伊東建設業協同組合の関係者ら約100人が集い、台風や雨期のシーズンに備えて土のう作りなどに取り組んだ。 参加者は市職員の手本にならい土のうを作った。2人一組になり、スコップで袋に土を入れて口を縛った。川から水があふれるのを防ぐ想定で、手順に基づいて土のうを積み上げた。重機を使った大型の土のう作りの実演もあり、参加者は応急復旧時に繰り広げられる迅速な活動を見守った。 講話では、市の担当者が「デマに惑わされず、信頼できる情報を得る」「念のための意識を持ち、早めの避
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交通指導員を委嘱 勤続者への表彰も 伊東
2023年度の伊東市交通指導員会の定期総会がこのほど、市役所で開かれた。開会前に新規指導員への委嘱状交付や勤続者の表彰を行った。メンバーは10人体制になった。 指導員は子どもたちの登下校時の街頭指導などを行う。新たに委嘱を受けたのは藤田哲治さん(南小学校区)、竹内四郎さん(伊東小学校区)の2人。小野達也市長が出席した藤田さんに委嘱状を手渡した。 表彰の対象者は、勤続10年が武山脩さん(宇佐美小学校区)と稲葉正樹さん(南小学校区)、勤続5年が大柴忠彦さん(大池小学校区)。 同指導員会の会長を務める稲葉さんは「年齢的に高い人が多くを占めているが、体力面をカバーする高い志を共有している。事故のない
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新図書館に市民が疑問や意見 伊東市が説明会
伊東市はこのほど、同市桜木町に建設を予定している新図書館についての市民説明会を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。42人が参加し、市当局や設計事業者から概要の説明を聞いたほか、疑問や意見を寄せた。 市民からは、図書館から離れた地域の住民に対して配慮を求める声のほか、110台の駐車場を備える施設となることで「周辺の渋滞が起きるのではないかと懸念している」といった意見があった。そのほか「防災教育に関して学校の授業で利用できる図書館に」「ガラス面が多く、吹き抜けのある建物。省エネへの配慮は」などの提言や疑問が寄せられた。 市担当者が施設概要を説明した。延べ床面積約7300平方メートル、収容
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静岡県内の待機児童5人 受け皿確保、減少続く 4月1日時点
静岡県は2日、静岡県内の保育所や認定こども園の待機児童が4月1日時点で前年より18人少ない5人だったと発表した。県内35市町のうち34市町で「待機児童ゼロ」を達成した。国の子ども・子育て支援新制度が始まった2015年度は780人に上ったが、施設整備で受け皿が拡大したことなどから減少が続いている。 5人の待機児童はいずれも函南町で確認された。年齢別にみると1歳が4人、2歳が1人。県によると、低年齢児の預け入れが増え、申し込みに対し保育士が不足したという。前年の16人からは11人減った。伊東市、三島市、森町、清水町は待機児童を解消した。 本年度の申し込み児童数は211人増の6万9108人。女
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サツマイモ苗植え「楽しい」 地元農家に教わり農業体験 伊東の園児
子どもたちに農業の大切さを知ってもらおうと、JAふじ伊豆あいら伊豆地区の荻支店(伊東市荻)は1日、サツマイモの苗植え体験イベントを同支店近くの畑で行った。地元の園児が長靴を泥だらけにしながら、植え付け作業を楽しんだ。 伊豆栄光荻保育園と荻幼稚園の園児が順番に集まり、それぞれ紅はるかと紅あずまの苗を植えた。地元農家から植え方の手本を教わり、一つ一つ丁寧に土に差していった。 終了後、子どもたちは指導した関係者を前に「楽しかった」「優しく教えてくれてうれしかった」などと感想を述べた。秋には収穫を予定している。 (伊東支局・白柳一樹)
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記者コラム「清流」 ロケ実績の推移に注目
2022年度、伊東市でのロケ実績は21年度に比べて大きく伸びた。先日、官民一体でロケ誘致や支援を行う「伊東ロケーションサービス」の総会で報告があった。新型コロナウイルス禍からの復活に期待が高まる今後、その動きはどうなるだろうか。注目していきたい。 ロケを実施した作品の内訳を見ると、テレビのバラエティーや情報番組が全体の半数以上を占めた。伊東市として番組内で紹介されていることで、一定の宣伝効果はあったはずだ。実際に商品や店舗が取り上げられると、売り上げ増につながっていると聞く。 これから映画やテレビドラマなど、大型作品や注目作品への露出が増えるといい。外部から視線が集まるまちになるにつれ、
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インフルエンザで学級閉鎖 静岡県内3小学校
静岡県は1日、小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計33人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校8人、島田市の小学校8人、静岡市葵区の小学校17人。
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人権擁護委員の活動理解促進へ 伊東でPR
「人権擁護委員の日」の1日、伊東市の関係者が同委員について理解促進を図る啓発活動を市役所で行った。同市の人権擁護委員や女性連盟メンバーらが出入り口に立ち、来庁者に啓発品を手渡した。 男女共同参画週間(6月23~29日)も併せて周知した。のぼり旗やポスターを掲げ、関連のリーフレットやチラシなどを配ってPRした。 人権擁護委員は法務大臣から委嘱され、地域住民から人権相談を受けるなどの活動をしている。同市の委員は現在6人で、7月以降は7人になる予定。
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静岡県内小学6校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は31日、小学校6校でインフルエンザに感染したとみられる患者計137人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。患者数が100人を超えたのは3月8日の発表分以来。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校8人、静岡市葵区の小学校11人、同区の小学校22人、磐田市の小学校6人、浜松市中区の小学校10人、同市北区の小学校80人。
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伊東観光協会は稲葉会長を再任
伊東市の伊東観光協会は29日、総会を同市内で開き、任期満了に伴う役員改選を行った。3期目となる稲葉明久会長(59)=陽気館専務=の再任を含む新体制を決めた。任期は2年間。 稲葉会長はあいさつで「市当局と組みながら各事業所と一緒になって盛り上げたい」と述べ、復調に向かうインバウンド(訪日客)の対応について「全力を挙げ、観光事業者だけでなく市民を含めてお迎えする気を持ってやらないといけない」と呼びかけた。 永年役員表彰は、籠池賢二さん(伊豆シャボテン公園副社長)、山本惣一さん(伊東温泉旅館ホテル協同組合副理事長・青山やまと)の2人が対象。2022年度の事業報告や決算報告を承認した。 会長以外の主
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伊東の海開き7月15日
伊東市の伊東海水浴場運営協議会(会長・稲葉明久伊東観光協会長)は30日に市役所で開いた総会=写真=で、今夏の海水浴シーズンの態勢を決めた。監視所の開設期間は、伊東海水浴場(伊東オレンジビーチ)が7月15日~8月27日の44日間、宇佐美、川奈の両海水浴場は7月22日~8月27日の37日間とする。 救護所併設の監視所を各1カ所設置し、海水浴客の海難事故防止を図る。ライフセーバーは平日に計5人、土日祝日に計7人を配置する。新型コロナウイルスの5類移行を踏まえ、今夏はコロナに関する注意喚起は実施しない。 昨夏の海水浴客は3海水浴場を合わせて3万7200人余りだった。稲葉会長は「コロナ禍でもガイドライ
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「ごみゼロの日」伊東市内で清掃活動
伊東市はこのほど、市民協働の市内一斉清掃活動「ごみゼロ運動クリーン作戦」を実施した。64団体の1338人が参加し、各地で環境美化に汗を流した。可燃と不燃を合わせて2320キロのごみを回収した。 「ごみゼロの日」(5月30日)に合わせた取り組みで、観光都市としてのイメージアップなどを目的に1997年度から行っている。夏の海水浴シーズンに多くの客でにぎわう伊東オレンジビーチでは、参加者が浜辺を歩きながら落ちているごみを拾い集めた。雑草を抜き取ったり、植え込みの落ち葉を取り除いたりした。 同市東松原町のなぎさ公園で出陣式が開かれ、多数の参加者が集まった。小野達也市長は「美しい郷土を育む思いを再
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月25日はシマアジやニザダイ、小イサキ、アイゴ、カサゴ。26日はシロギスやハゼ、シマアジ、アカブダイ、ウツボ、小ハタなど。27日はクロダイや小イサキ、マゴチ、スズメダイ。28日はマアジやメジナ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスやメゴチ。餌は青イソメ。50~70メートル以上の遠投で数が期待できる。消波ブロック周りのカサゴを狙うならブラクリ仕掛けや胴つき仕掛け。サビキ釣りは小サバやアジ、イワシ。サビキの種類もそろえておくと、それぞれの魚種に対応できる
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インフルエンザで学年・学級閉鎖 静岡県内3小学校
静岡県は30日、小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計39人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校12人、同市の小学校15人、浜松市東区の小学校12人。
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東伊豆と伊東で停電
29日午後11時55分、東伊豆町稲取の一部で約130戸が停電した。30日午前2時15分ごろに復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、設備への樹木などの接触が原因という。30日午前5時45分には伊東市富戸の一部で約350戸が停電し、同9時20分に復旧した。
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伊東生涯学習講座 「いでゆ大学」開講
伊東市内在住の60歳以上を対象にした市教委の2023年度生涯学習講座「いでゆ大学」がこのほど、始まった。同市の生涯学習センター中央会館で開講式が開かれた。来年2月1日までの計18回の講座を通じて教養を深め、仲間との交流を図る。 同講座は2年間の学びの場で、受講生は昨年度からの継続となる2回生22人と新規の1回生30人。伊東の歴史や文化のほか自然、健康の関連などさまざまなテーマで、座学や体験活動に取り組む。 高橋雄幸教育長はあいさつで「例年、卒業しても仲間との関係が続く特徴のある講座。2回生の皆さんはリーダーシップを発揮して自らも楽しんでほしい」と呼びかけた。開講式に続き、オリエンテーショ
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静岡人インタビュー「この人」 伊豆伊東高校の初代校長 池田将章さん(伊東市)
伊東市内の3高校(伊東、伊東城ケ崎分校、伊東商)を統合して4月に開校した伊豆伊東高の校長に就いた。初任校は大仁高(現・伊豆総合)で、富士市立や清水東での副校長、伊東商の校長を経て現職。富士宮市出身。57歳。 ―新高校の様子は。 「各方面の皆さんの支援をいただき、無事に開校ができたことはありがたい。全日制と定時制を合わせ、非常勤を含め90人以上の教職員がいる。3校が合わさり、他校からの赴任者を加えて『新しい高校を良い学校に』と意欲あふれる職員がそろい、強力な体制ができた。約660人いる生徒からもワクワクしている雰囲気を感じる」 ―学校の特色は。 「全日制は普通科に特別進学やアートなど4
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インフルエンザで学級閉鎖 伊東の小学校
静岡県は29日、伊東市の小学校でインフルエンザに感染したとみられる患者7人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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グラウンドゴルフ愛好会が9周年大会 伊東
伊東市のグラウンドゴルフ愛好会「G・Gいとう<楽>」はこのほど、創立9周年記念大会を伊東市民運動場で開いた。約60人の参加者が好天の下、プレーに汗を流した。 8ホール4ラウンドを回った。参加者は声をかけ合ったり、好打をたたえ合ったりしながら競った。深沢正彦会長は「皆が元気にやっている。来年の節目には大きな大会を開きたい」と話した。
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明るい選挙推進協 役員会で計画案決定 伊東
伊東市明るい選挙推進協議会は29日、2023年度1回目の役員会を市役所で開いた。同年度の事業計画案や9月に予定する市議選の啓発事業計画案について、原案通り決定した。 市議選の日程は9月17日告示、24日投開票。啓発用ポスターでの周知や街頭活動、市ホームページなどでの啓発を予定する。6月19日に計画する総会兼明るい選挙推進大会の案も協議し、決定した。
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軟式野球大会、松崎で開幕 賀茂地域の児童熱戦
賀茂地域の小学生が出場する「第1回西伊豆ライオンズクラブ杯兼第30回県ジュニア軟式野球下田支部大会」(県野球連盟下田支部主催)が28日、松崎町道部の町営総合グラウンドで開幕した。1~5年生の5チームが、優勝を目指して熱戦を繰り広げる。 初日は予選が行われ、1試合6回制のトーナメント形式で試合を実施した。児童は、保護者やチームメートの声援を受けて懸命に白球を追っていた。6月4日の決勝トーナメントで優勝チームが決定し、8月に伊東市で行われる伊豆ブロック大会に進出する。
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伊豆伊東高で進路ガイダンス 大学や短大、企業が魅力紹介
伊東市内の3高校が今春統合して開校した伊豆伊東高でこのほど、3年生200人余りを対象にした進路ガイダンスが開かれた。就職と進学をそれぞれ希望する生徒が企業や大学などの担当者らから話を聞き、将来へのイメージを膨らませた。 約70の大学や短大、専門学校と伊東市内外の10の企業・組織が参加した。担当者は各校の概要やカリキュラム、各企業の仕事内容や魅力などを紹介した。生徒たちはパンフレットや資料に目を通しながら、真剣に説明に耳を傾けた。 進学希望者は6月から専門学校の総合型選抜(旧AO入試)が始まる。就職希望者は9月中旬に就職試験が始まり、早い生徒は10月上旬に内定を得るという。
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消防ポンプ車 運転技量競う 伊東
静岡県交通安全協会伊東地区支部はこのほど、第26回伊東市消防団安全運転コンクールを同市岡の伊東自動車学校で開いた。17分団から各2人の団員が参加し、消防ポンプ車の運転技能の向上に向けて技量を競った。 会場には団員約140人が集った。各分団の車両が同校内の規定のコースを周回し、一時停止や右左折の合図、巻き込み確認といった運転の際の基本動作を確認した。S字カーブを後進する際には団員が降車して運転手に合図を送り、安全を確保した。 同校の教官が審査役を務めた。成績は2人の合計で決め、今後、分団長以上会議の席上で表彰を行う予定。コンクール終了後、伊東消防署に移動してポンプ車の性能検査を行った。
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伊東ロケ 大幅増 22年度、決定率58%
伊東市の官民一体でロケ誘致や支援を行う「伊東ロケーションサービス」は24日、2023年度の総会を市役所で開き、前年度のロケ受け入れ実績などを報告、承認した。22年度の問い合わせ件数は160件で撮影決定数は94件、決定率は58・8%と21年度に比べて大きく伸びた。 21年度は問い合わせが136件で決定数が61件だった。22年度のロケ実施作品の内訳はテレビのバラエティーが27件、テレビの情報番組が26件と多くを占めた。テレビドラマは6件、映画は4件だった。市担当者は「(番組内で)伊東市として紹介してもらうことができていて、即効性のある情報発信に寄与している」と説明した。 そのほか事務局が把握して
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叙勲受章の喜び 杉本さんが報告 伊東商工会議所相談役
春の叙勲の旭日双光章(産業振興功労)を受けた伊東商工会議所相談役の杉本正人さん(75)=伊東市猪戸=がこのほど、市役所を訪ね、小野達也市長に受章を報告した。 杉本さんは2016年11月から22年10月までの2期6年にわたり、同商議所の会頭を担った。2期目は新型コロナウイルス禍の影響を大きく受けた。 「市民が伊東の良さに対する意識を持つことで伊東に来る人が増え、経済循環もコロナ禍前やそれ以上になる」と語った。 小野市長は「会頭としての活躍が受章につながったと思う。これからも健康に気を付けて、後進の指導を含めた活動に期待している」と述べた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はマアジや小イサキ、タカベ、スズメダイ、マダイ、アイゴなど。20日はマアジやタカベ、小イサキ、スズメダイなど。21日はイシダイやメジナ、アイゴ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。餌は青イソメで2~3本針仕掛け。餌を付けるのが苦手なら1本針仕掛けでも良い。餌のイソメを針先から1~1.5センチ程度垂らすと食いつきが良い。サビキ釣りはアジやサバ。日によりむらがある。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 17日午前の沼津
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静岡市Aが団体優勝 ゴルフ静岡県都市対抗選手権
第108回静岡県都市対抗ゴルフ選手権は23日、静岡C浜岡Cで行われ、団体戦は静岡市連盟Aが優勝した。個人は55歳以上のAクラス(6417ヤード、パー72)を細川悦男(菊川市)が頂点に立ち、年齢制限のないBクラス(6799ヤード、パー72)は宮下健(伊東市)が制した。 ▽団体 ①静岡市388(伊藤75、清水76、佐藤77、八巻78、小山82)②浜松市389(成田75、大村75、田中76、神戸77、林86)③伊東市395(宮下72、木部75、日吉80、肥田82、泉田86)④三島市398(丸山75、前田78、鈴木80、飯沢80、吉江85)⑤富士宮市400(山上73、佐野78、大塚81、八木原83
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土砂災害・水防訓練、6月4日に実施へ 伊東市協議会
2023年度の伊東市水防協議会がこのほど、市役所で開かれた。関係機関の代表者らが集い、同年度の土砂災害・水防訓練について承認するなどした。 訓練は台風シーズンや雨期を迎えるに当たり、6月4日に実施する。場所は宇佐美区の宇佐美コミュニティセンターや中央区立臨海学園跡地で、避難訓練や防災講話、土のう作製・積みなどを行う計画。 協議会長の小野達也市長は近年、県内に大きな被害をもたらした風水害に触れ、「市民と観光客を災害から守り、災害に強い安全なまちづくりを進めるために一層の対策強化をお願いしたい」と呼びかけた。
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少子化、学区自由化の波 名門も自助努力必要龍城【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり②学校編】
志願倍率0・98倍―。 2023年度の入学者選抜試験で、韮山高普通科は募集定員240人に対して志願者数が236人となり、倍率が1倍を下回る「定員割れ」となった。 併願可能な理数科の志願者数が募集定員40人を大きく上回ったため、実際に入学した両科の生徒数は定員を確保した。だが、日本の社会が直面する少子化の影響は県内最古の名門校にも影を落とす。小川圭一校長は「普通科は充足しないのではないか、という雰囲気が昨冬からあった。教職員間に危機感はある」と口にする。 県内公立高校の通学区域は撤廃され、小学部や中学部を併設して一貫教育に乗り出す私立高校も増えている。選択肢は広がり、特に三島市や駿東郡
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水上舞台で能や舞囃子 小中高生が成果熱演 伊東で祐親まつり開幕
伊東の発展の礎を築いた平安時代末期の武将・伊東祐親[すけちか]ら先人に感謝をささげる第48回「伊東祐親まつり」(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催、同市、伊東観光協会共催)が20日、市内で開幕した。市街地を流れる松川に設けた水上特設舞台で、多彩な演目を繰り広げる。21日まで。 イベントは伊東の初夏を彩る風物詩として親しまれている。旧旅館の観光文化施設「東海館」を背景に舞台が設置され、日が暮れるにつれて幽玄な雰囲気が高まった。 狂言「苞山伏(つとやまぶし)」には狂言師の野村萬斎さんが出演。客席を埋めた観衆を楽しませた。昨年12月から教室で稽古を重ねてきた、市内の小学生から高校生までの児童生徒
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時論(5月20日)「沼津茶」振興 中長期的視点で
今期の一番茶生産がおおかた終了した静岡県東部。主産地の一つの沼津市などは長年の課題となっている地元産茶の消費拡大に向けた取り組み「沼津茶愛飲運動」を本格的に始める。イベントでの販促や、応援大使に任命した地元とゆかりのある著名人による発信などで需要喚起を目指す。ただ、これで消費が伸びるなら苦労はない。 沼津の茶生産は長年、第1次産業における主産業の一つとして地元を支えてきたが、近年は消費減や取引価格の低迷、生産者の高齢化と逆風だ。生産や流通現場の喫緊の課題に市はどう向き合うのか。沼津茶の消費者の認知度は県内の他産地と比べて高いとは言えない。産地としての独自色を打ち出す努力も欠かせない。 主
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伊東で学級閉鎖 高校、インフル9人
静岡県は19日、伊東市の高校でインフルエンザに感染したとみられる患者9人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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伊東の児童生徒 能舞台本番へ稽古 20、21日 祐親まつり
伊東市で20、21の両日に第48回「伊東祐親(すけちか)まつり」(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催)が開かれる。舞台で創作能や舞囃子(ばやし)を披露する市内の児童生徒たちが17日、同市の観光文化施設「東海館」で仕上げの最終稽古に励んだ。 今年、舞台に上がるのは小学2年生から高校1年生までの15人。20日の「薪能」と21日の「夢舞台」に登場する。市街地を流れる松川(伊東大川)の水上に設けた特設舞台で成果を発表する。雨天の場合は会場を市観光会館に移す。 児童生徒は昨年12月から、同NPOの子どもお能教室で月に2回程度、練習を積んできた。大鼓方大倉流の大倉三忠さん、シテ方観世流の古室知也さんの
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマアジやネンブツダイ、タカベ、メジナ、カワハギなど。13日は小アジやタカベ、小イサキ、ネンブツダイなど。14日は小アジやスズメダイ、小イサキ、メジナなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は今週もサビキ釣りで小サバや豆アジ、イワシ。食いが悪ければトリック仕掛けに変えると良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは小マダイが多数、1.5キロ前後のクロダイが3匹、1.5キロのイシダイ。他にウスバハギやイトヨリも釣れた。 ▽沼津港 大翔丸・電090
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伊東の小学校学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、伊東市の小学校でインフルエンザに感染したとみられる患者14人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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同人雑誌「雑木林」 刊重ね 全国広がり 伊東、26号刊行
伊東市の伊豆高原で生まれた同人雑誌「雑木林」が刊を重ねている。春秋の年2回の編集・発行を麻生良久さん(76)=同市八幡野=が担い、5月上旬に最新の26号を刊行した。同人は人づてに、全国各地に広がりを見せている。 同雑誌は2010年10月に創刊し、伊豆高原地域の在住者の同人を中心に始まった。当初はホチキス留めで28ページだった冊子が、最新号は140ページに。書き手も11人から40人になり、一度でも書いたことのある同人数は故人を含め70人を超えた。エッセーや小説、紀行文、短歌などを自由に受け入れてきた。 会社員や画家、大学教授、主婦、元記者などさまざまな職種や経歴の持ち主が関わってきた。県内
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北里柴三郎顕彰碑の原型完成 伊東との縁伝承へ 彫刻家重岡さんが制作 松川遊歩道設置へ 24年除幕
伊東市(旧伊東町)に別荘を構え、地域発展に寄与した北里柴三郎博士の顕彰碑の設置に向けた取り組みが進んでいる。15日、活動を推進する同博士顕彰委員会のメンバーや小野達也市長ら関係者が、制作を担う彫刻家重岡建治さん(同市)のアトリエを訪れ、完成した原型を視察した。 顕彰碑は高さ2・2メートル、幅1・2メートル、奥行き47センチ。北里博士の別荘にあった日本初の室内温泉プール「千人風呂」をイメージした。碑は県外でブロンズに加工後、市内の松川遊歩道に設置する。 北里博士は新紙幣の千円札に肖像が使われる。顕彰委は発行を前に除幕式を行いたい考えで、来年1月下旬に計画している。碑の制作費用を確保するた
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維新の会静岡県総支部 新役員体制決定 浦野代表が続投
日本維新の会県総支部は16日までに役員会議と全体会議を開き、新しい役員体制を決めた。代表に浦野靖人衆院議員(大阪15区)が再任し、幹事長に静岡1区支部長の山下洸棋氏が就いた。 総支部代表は党の規則で国会議員か地方自治体の首長が務めるが、県内にはいないため浦野氏が就いた。 このほかの主な役員は次の通り。 副代表 杉本一彦(伊東市議)▽政務調査会長 土屋学(函南町議)▽総務会長 岡山晃一郎
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記者コラム「清流」 新高校の新商品
4月に開校したばかりの伊豆伊東高の生徒が、開発した新商品を早くも世に送り出した。伊東市内3高校の統合で誕生した同校。統合前の伊東商時からメンバーが準備を進め、第1弾の発売にこぎ着けた。 新商品は、パウチに入ったレトルト食品のハヤシライスソース。県内でスーパーを展開する田子重などと共同開発した。店舗での売り出しを前に伊東市のJA直売所での試験販売を取材したが、悪天候の中でも次々と買い求める客の姿が印象的だった。当日は想定の4倍以上を売り上げ、好調な滑り出しを見せた。 ソースには地元のブランド野菜や特産の果物を活用している。伊東商ではこれまで多数のアイデアを生み出してきた。今後も新高校の生徒
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瑞宝双光章の青木さん 受章の喜び 伊東市長に報告
第40回危険業務従事者叙勲の瑞宝双光章を受けた元伊東市消防司令長の青木明夫さん(68)=同市八幡野=がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、受章を報告した。 青木さんは1973年に伊東市消防吏員として採用され、同市消防本部の消防署長などを歴任。2014年に退職した。消防歴41年の間、防火管理体制の強化指導のほか、現伊東消防署庁舎の建て替えの事業や消防広域化の協議などに力を注いだ。 青木さんは当時を「良い上司や同僚、消防団の関係者に助力や指導をしてもらい、良い消防生活を送ることができた」と振り返った。小野市長は「受章は後進の励みになる」とたたえた。
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小中生 デッサン画学ぶ 地域誌発行へ 伊豆で講座
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第11号の発行に向けた2回目の講座が14日、同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開かれた。 小学4年生から中学3年生まで20人が、イラストレーターのヘレンさん(52)=沼津市=と伊豆半島を中心に撮影を行うカメラマン武智一雄さん(47)=伊東市=から講義を受けた。 ヘレンさんの講義では短時間で描くデッサン「クロッキー」に20分、10分、5分、5分の計4回挑戦。椅子に座って足を組む女性をモデルに、真剣な表情で素早く形を捉える練習をした。 小中学生は5月下旬から6月上旬にかけて、同市土肥でのトビウオすくいや白ビ
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伊東ビーチマラソン 来年1月14日開催に 健康保養地づくり実行委
伊東市健康保養地づくり実行委員会は12日、市役所で2023年度の総会を開き、同年度の事業計画案や役員選任案を承認した。例年、県内外から多数の参加者が集うマラソン大会「第58回伊東オレンジビーチマラソン2024」は来年1月14日に開催を予定する。 実行委の浜田修一郎委員長(市体育協会長)は「昨年度はオレンジビーチマラソンを3年ぶりに開催できた。本年度も多くのメニューをそろえている。忌憚(きたん)のない意見を伺いながら進めたい」とあいさつした。
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伊東市と連携強化 按針の団体が要請 アダムス・クラブ
伊東市ゆかりの英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の功績を広める「ウィリアム・アダムス・クラブ」の同国出身メンバーがこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、連携強化を求めた。 訪れたのは代表のポール・クリスティさん、事務局のクリス・ウェルズさんら。按針は徳川家康の外交顧問として活躍し、伊東市で日本初の洋式帆船を建造した。同市では毎年、按針を顕彰する観光イベント「按針祭」が開かれていて、今後の同市での交流深化を期待した。 クリスティさんが、日本や海外で広く按針について知ってもらうための取り組みを進める同団体の活動などを紹介した。
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賀茂の児童ら体験 ミュージカル 下田でワークショップ
伊東市少年少女合唱団による歌と踊りのワークショップが13日、下田市民文化会館で開かれた。今後2回目を実施した上で、参加者は6月にミュージカルで発表する。 賀茂地区の児童生徒にもミュージカルの楽しさを知ってもらおうと企画した。ワークショップには小学生から高校生、大人も含め約30人が参加。元劇団四季の舞台俳優友石竜也さん(46)=川崎市=が講師を務めた。 発表会で上演するのは、ネコたちの奮闘を描くストーリー。友石さんは子音と母音に留意すると歌に抑揚が生まれやすいと説いた。参加者は足の運び方なども教わり、本番に向けて汗を流した。 合唱団の指揮者杉田純子さん(72)=伊東市=は「賀茂では音楽が好きな
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伊東「按針祭」執行案承認 8月の4日間 トークショーや花火
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」の執行委員会(会長・小野達也市長)は12日、市役所で開いた会合で今夏の祭りの執行要領案を承認した。新たなアイデアを話し合うワーキンググループ「プロジェクトW7(ダブルセブン)」の提言を踏まえ、従前から変化を加える予定。 今年の祭りは4日間。計画では8月8日に松川での灯籠流し、9日に太鼓合戦、10日に式典と徳川宗家19代当主の徳川家広さんを招いたトークショーを催す。10日夜には海の花火大会を実施し、約1万発を打ち上げる。11日には陸上自衛隊の装備車両や海上自衛隊の艦艇の一般公開を行う。 W7の提言を受け、灯籠流しでのスカイランタンを使ったイベントを
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ヘルメット着用、法令順守を 静岡県東部で全国交通安全運動
春の全国交通安全運動が始まった11日、静岡県東部の各地で出発式や街頭啓発活動が実施された。20日まで、行政や警察など関係機関が協力して事故防止や交通マナー向上に向けた多彩な取り組みを展開する。 ヘルメットや反射材着用啓発 御殿場 御殿場署管内では、御殿場市交通安全対策委員会や小山町交通安全対策協議会が一斉の広報啓発活動を行った。同署は管内を巡るパトカーの車載マイクで運動を周知。交通安全団体や市町の関係者らものぼり旗を持って交差点に立ち、車のドライバーや歩行者に安全対策の徹底、重点項目である反射材の着用などを啓発した。市役所付近の交差点では、署員や交通指導員が通学中の小中高生らを見守り、自
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伊東のGW観光客数8%減 前年比推定 連休短く 宿泊客数も減少
伊東市は11日までに、直近のゴールデンウイーク(GW)期間中の推定観光客数をまとめた。観光客数は前年比で8%減、宿泊客数は3%減といずれも昨年に及ばなかった。観光施設の入場者数は100%で昨年と同じだった。 調査期間は4月29日~5月5日の7日間。今年は連休が最長で9日間と昨年の10日間よりも短かったことや、平日を挟む日の並びが減少に影響したとみられる。宿泊客数は9万7100人で、新型コロナの影響を受ける前の2019年比では76%だった。かつての水準には達していないものの、回復傾向を見せている。 観光施設の入場者は、大型バスを含めた訪日外国人の日帰り観光客が一定数いた。
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校舎から高所へ 津波に備え避難訓練 伊東・宇佐美小児童
伊東市の宇佐美小は10日、地震の発生に伴う津波に備えた防災訓練を同校と周辺で行った。昨年度に校舎4階への避難から海抜が高く安全性の高い地域の公園への避難に切り替え、2回目。児童約280人が迅速に走って逃げる流れを確認した。 児童は地震の揺れから身を守った後、防災ずきんをかぶり、教員の指示に従って校外に急いだ。列をつくって学校近くの横断歩道や踏切を渡り、公園までの道のりを駆けた。全体の避難にかかった時間は昨年度よりも縮まり、約14分だった。 山下晃広校長が100年前の関東大震災の際に地元にも津波が襲来したことを伝え、「自分の命は自分で守ること。一人一人が考えて判断し、とにかく高いところに逃
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サーフィン世界大会へ 伊東の小野さん 全国ジュニアで優勝
4月中旬に高知県で開かれた「第31回ジュニアオープンサーフィン選手権大会」(日本サーフィン連盟主催)で、伊東市の高校2年生小野里弦さん(16)が優勝を飾り、世界大会への出場を決めた。8日、市役所に小野達也市長を訪ね、結果を報告した。 2007~10年生まれの男子を対象にしたボーイズクラスに出場し、86人の中で頂点に立った。プロも出る大会で、そのほかのクラスを含めた全出場者のうちで最も高い得点をマークした。近年は「ずっと勝てていなかった」(小野さん)という苦境の中で栄冠をつかみ取った。 幼少期から遊びで海に親しみ、小学3年生の頃から本格的にサーフィンに取り組み始めた小野さん。通信制高校で学
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新キャラ「しずころ」 東部の産品PR 長泉の東平商会、ネット販売サイトの認知度向上図る
長泉町で食品卸売業などを展開する東平商会はこのほど、新たなイメージキャラクター「しずころ」を発表した。伊東市にゆかりのある画家原口みなみさん(32)=大阪府=の協力を得て、富士山など地元の特徴を生かした。 県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」のアーティストと地元企業の交流創出事業の一環。 同社は県東部の特産品を使用した加工品のネット販売サイト「東平屋」の認知度向上を図ろうと、昨年から制作に着手した。犬がモチーフで、富士山柄の帽子をかぶっているのがしずころの特徴。本社がある「静岡県」と社の人気商品「みしまコロッケ」にちなんで名付けた。原口さんは優しいイメージに仕上げるため
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大自在(5月9日)音楽
2023年は著名音楽家の訃報が多い気がする。音楽誌は追悼特集だらけだ。敬称略で列記すると作曲家バート・バカラック、ギタリストのジェフ・ベック、バンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠、そしてYMOのメンバーとして世界を席巻した高橋幸宏、坂本龍一―。 本紙「窓辺」を執筆中の音楽家鈴木惣一朗さん(浜松市出身)は、YMOの二人の死に接し、親交が深い細野晴臣さんの言葉を引いた。「生まれて死ぬことは当たり前のこと、どんなメッセージでもポジティヴに受け止めよう」(4月16日付)。 坂本さんとのヒット曲「い・け・な・いルージュマジック」で知られる忌野清志郎さんは、09年5月2日死去。14年前の今日、青山葬儀
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今度こそ大賞へ万全“予習” 伊豆伊東高 金融公庫職員 講師に授業 高校生ビジネスプラン・グランプリ
伊豆伊東高はこのほど、「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)でのグランプリ(大賞)獲得に向けて、同公庫職員を講師に迎えたビジネスプランに関する授業を同校で行った。課題研究「地域戦略論」を受講する3年生が考え方の基本などを学んだ。 伊東市内3高校の統合で4月に開校した同校。統合前の伊東商高時代、同グランプリでは全国唯一となる7回連続の複数プラン入賞を果たした。伊豆伊東高でも後輩が成果を引き継ぎ、開校初年度での初の大賞を目指す。 授業では、同公庫名古屋創業支援センターの工藤秀利所長がビジネスアイデアの考え方やプランを作る際の注意点を説明。同グランプリの概要や前回の上
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全国勝利 こぶしに誓う 空手小学生 伊東市役所訪問
8月上旬に都内で開かれる「第23回全日本少年少女空手道選手権大会」(全日本空手道連盟主催)に出場する伊東市の全日本空手道剛柔流龍武会(石井有康理事長)の小学生5人がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、大会での活躍を誓った。 出場するのは男子の井端武衣さん(南1)、井端凰羽雅さん(同4)、飯田世成さん(大池5)と女子の坂下礼々華さん(伊東3)、加藤万叶さん(宇佐美5)。いずれも形の部で、4月23日に藤枝市で開かれた県大会で男子3人がそれぞれ優勝、女子2人は準優勝をして出場を決めた。 選手たちは「初めての全国でどきどきするが、1回でも多く勝ちたい」「県大会での悔しい気持ちを全国では勝ちにつなげ
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身近な風景の版画41作品並ぶ 伊豆の国で14日まで
伊東市富戸の絵本作家兼版画家田中清代さん(50)の版画展「ひかりのけはい」が6日、伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で始まった。14日まで。 同市の城ケ崎海岸の遊歩道やシュノーケリングで見た海中といった身近な風景の凹版画など41点が並ぶ。宮沢賢治の物語やアンデルセン童話から印象に残ったシーンも版画で表現した。田中さんが制作した絵本「くろいの」の原画も飾られている。 田中さんは「作品の陰影部分に注目してほしい」と話した。 午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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裾野の歌手八木さん 情感豊かに熱唱 長泉
裾野市の歌手八木春子さんのショーがこのほど、長泉町文化センターベルフォーレで開かれた。デビュー曲「未練の海峡」や伊東市の城ケ崎海岸を題材にした「おんなの城ケ崎」など十数曲を情感豊かに歌い上げた。 華道の翠月古流の渡辺華凰家元と教授陣がステージで生け込みを披露した。ユリやシャクヤク、ヒマワリなど飾って山里の景色を表現。ステージに彩りを添えた。
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伊豆高原駅にピアノ、音色再び 今春閉校の伊東旭小で使用 演奏自由
今春、伊東市内の小学校3校の統合で閉校した旭小で使われていたピアノが、同市八幡野の伊豆高原駅にお目見えした。地元のNPOや事業者などが協力し、設置にこぎ着けた。誰でも自由に演奏することが可能な、いわゆる「駅ピアノ」として、新たな場所で美しい音色を響かせている。 地域活性化に取り組む伊東市のNPO法人「笑顔のきずな」が市教委との協議の上でピアノを所有し、伊豆急行(同市)などの協力を得て置いた。改札を出て正面に位置しているため人目に付きやすく、4月末の設置以降、来訪者が弾く姿が見られるという。 設置は6月30日までと期間を区切っているが、その後の活用については状況を踏まえて検討する。演奏可
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美しい歌声で魅了 伊東市少年少女合唱団
伊東市少年少女合唱団はこのほど、第46回発表会(静岡新聞社・静岡放送など後援)を同市観光会館で開いた。団員やOB・OGらが息の合った美しい歌声をホールいっぱいに響かせ、聴衆を楽しませた。 出演者は「アンパンマンのマーチ」を皮切りに「牛飼いのヨーデル」「翼をください」などを歌った。詩人野口雨情が手がけた「兎(ウサギ)のダンス」をはじめとした楽曲のメドレーでは、リズミカルな振り付けを交えて合唱し、来場者の注目を集めた。 市内外の児童・生徒によるミュージカル「11ぴきのねこ」も披露した。
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鮮やかストロベリーキャンドル 伊東 夫しのぶ思い出の花 今年も
伊東市池の高橋文子さん方の庭でストロベリーキャンドルの花が咲いている。イチゴに似た赤くかわいらしい花が、近くの県道を行き交う人の目を楽しませている。 昨年4月に亡くなった夫の尊顯(たかあき)さんが5年前に種をまいた。今年は高さ最大1メートルほどに成長し、これまでで最も鮮やかに花開いた。見頃は過ぎたものの連日多くの人が訪れ、写真を撮ったりして楽しんでいる。5月初めまで観賞できる見込み。文子さんは「夫の命日に見頃となり、多くの人が見に来てくれて人とのつながりを感じる」と話した。8月には種を採取し、訪れた人に無料で提供する予定。
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静岡県内の人気パン 8店舗が集結 松坂屋静岡店改装1周年
松坂屋静岡店(静岡市葵区)は29日、リニューアル1周年イベントの一環として、同店でパンのマルシェ「パンダフルな週末!」を開いた。県内各地から人気のパン店が出店しオープン前から行列ができた。 伊東市のチーズパン専門店「マーブルココ」や磐田市のフルーツサンド専門店「カドヤサン」、昔懐かしい味で静岡市民に愛されている老舗店「モンパルナス」など8店が出店した。来場者は各ブースを回り、店員におすすめ商品などを聞きながら品定め。同市葵区のパート女性(62)は、お目当ての塩トリュフパンを購入し「帰ったら早速食べたい」と笑顔を見せた。 「家康公が愛したまち静岡」と題した展示スペースも設けられ、静岡まつり
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伊東市振興公社 花の苗など配布 小室山公園
伊東市振興公社は29日、同市川奈の小室山公園で苗木や花の苗の配布を行った。地元のボーイスカウトやガールスカウトのメンバーらが協力し、募金をした来園者に手渡した。 自然保護推進事業の一環。参加者は元気よく声をそろえて「緑の募金にご協力をお願いします」と呼びかけた。募金に協力した人にツツジやマリーゴールド、ジニアの苗を配った。
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ガクアジサイ 梅雨の彩り 静岡県東部ルーツ【しずおかに生きる植物 春⑤】
梅雨の時期を代表する花、アジサイ。アジサイ科の身近な落葉低木で、季節の移り変わりを伝え、日本人の感性を豊かにしてくれる。 ガクアジサイは、わが国自生の花、それも伊豆半島、伊豆諸島、三浦半島、房総半島が自生地である。アジサイは、ガクアジサイの改良種であり、この地から世界に広がった。その特徴は、中央に小さな両性花が集まり、その周りに萼[がく]が大きく色づいた装飾花が縁取る。 青紫色の大きな萼が虫を誘う。装飾花が実を付けることはなく、中央の小さな両性花が結実する。中央の両性花を絵に、周囲の装飾花を額に例え、この名で呼ばれる。自然の進化の妙に驚かされるばかりである。 江戸時代の後期、長崎出島に
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GWの宿泊予約 伊東「ほぼ好調」
伊東市の小野達也市長は27日の定例記者会見で、今年のゴールデンウイーク(GW)期間の市内宿泊施設の予約状況について「全体的にはほぼ好調」だと明らかにした。 市担当課が伊東温泉旅館ホテル協同組合に聞き取りを行った。5月1、2の両日は平日に当たりファミリー層の動きが弱いとしつつ、「3~5日は相当いっぱいになっている」と説明した。ゴルフ場も好調だった前年並みの予約を受け付けているという。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 21日はメジナやカサゴ、ニザダイ、ウツボ。22日はニザダイなど。23日は小イサキやスズメダイ、メジナ、トウゴロウイワシ。アジやタカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りで豆アジや小サバ、イワシ。数釣りには朝マヅメ前から竿を出すと釣果につながる。日中は投げ釣りでシロギス。70メートル以上投げないと、数やサイズは期待できない。早朝と日中の寒暖差が大きいため注意を。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 20日午後の沼津沖船釣りは2キロ超のマダイ、1
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保健委員を委嘱 伊東市
2023年度の伊東市保健委員の委嘱状交付式がこのほど、同市健康福祉センターで開かれた。委嘱の対象は92人で任期は2年。 小野達也市長が委嘱状を手渡した。保健委員はがん検診や特定健診のPR、自主研修、地区住民に健康意識を持ってもらうための活動などを行う。小野市長は「市の急激な高齢化や新型コロナウイルスの流行などにより、健康に対する関心が一層高まっている。市の健康に関する事業への協力をお願いしたい」とあいさつした。 市保健委員連絡協議会の総会も開いた。
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伊東で160戸停電 26日午後2時半
26日午後2時半、伊東市宇佐美地区の一部で停電が発生し、1時間20分後に復旧した。当初、約160戸が停電した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、設備への樹木などの接触が原因という。
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按針祭 市が概要説明 伊東
伊東市議会は24日、常任観光建設委員会協議会を開き、市当局が今夏に予定する同市最大の観光イベント「第77回按針祭」の計画概要案を説明した。新型コロナウイルス禍前の状態に戻すことができる部分など全体を見直し、行事を実施する方針を示した。 第77回按針祭は、新たなアイデアを話し合うワーキングチーム「プロジェクトW7(ダブルセブン)」の提言を基に、執行委員会が行事の企画立案や執行に当たる。昨年は新型コロナの影響で、祭りの式典に当たる行事は屋外の按針メモリアルパークで人数を絞って実施した。市当局は執行委での決定前としつつ、今年は市観光会館で式典を行う意向を示した。 案によると、今年の行事は8月8日に
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人権擁護委員 鈴木さん抱負 伊東で就任報告会
伊東市は20日、4月1日から3年間の任期で人権擁護委員を務める新任委員の就任報告会を市役所で開いた。岩沢幸代さん(同市宇佐美)、鈴木幸枝さん(同市荻)の2人のうち、出席した鈴木さんが抱負を示した。 人権擁護委員は市民からの人権相談を受けたり、啓発活動に取り組んだりしている。鈴木さんは「どのくらいのことができるか分からないが、3年間努力していきたい」と語った。小野達也市長は「これまでの経験を生かして活動してほしい」と期待を寄せた。
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総会で新体制承認 伊東自然歴史案内人会
伊東市の伊東自然歴史案内人会(西谷雅治会長)はこのほど、2023年度の総会を市役所で開いた。会員ら約60人が集い、新体制などを決めた。 同会のメンバーは市の豊かな自然や歴史文化のガイド役を担う。役員人事案などを承認した。事務局や各部・部会などの代表者が22年度の活動報告や23年度の活動方針を伝え、審議した。 西谷会長は「新型コロナなどで活動が停止した時期があった。改めて考えていかないといけないことがある。これから先も皆の力で、伊東の素晴らしさを案内できるよう願う」とあいさつした。
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女性連盟が総会 事業計画案承認 伊東
伊東市女性連盟(森知子理事長)はこのほど、2023年度の総会を市役所で開いた。基本方針を「SDGs(持続可能な開発目標)を推進し、誰もが安心して過ごせるための地域活動を行う」として各事業に取り組むことを確認した。 各交通安全の運動の街頭広報をはじめとした活動を盛り込んだ23年度の事業計画案などを承認した。森理事長は「昨年はコロナ禍での感染に注意し、たくさんの行事を実行できた。高齢化で会の存続が危ぶまれているところがある。皆さんとじっくり話し合いをしたい」とあいさつした。
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風水害想定し避難所運営訓練 市、伊東小体育館で
伊東市は19日、風水害の発生に備え、避難所の開設と運営を円滑にするための訓練を伊東小体育館で行った。開設時に関わる市職員のほか幹部ら約40人が集い、実践を通して動きを確認した。 参加者は危機対策課の主導で、避難所を訪れた市民を受け付ける手順を確かめた。体調不良の避難者が来たパターンも想定して行った。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月8日に5類になることに伴い、対応の変更点を共有した。 小野達也市長は「避難者の不安を解消し、寄り添った運営に努めてほしい」と呼びかけた。稲葉祐人危機管理部長兼危機管理監は「災害に対する少しの知識と経験、備えが被害を大きく減らすと言われる。年に数回、災害
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、小イサキ、マアジなど。11日、12日は悪天候により釣果はなかった。13日はネンブツダイやタカベ、オナガメジナ、アジ、スズメダイ。14日はネンブツダイやメジナ、アイゴ、タカベなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺に、ようやく豆アジやイワシ、小ムツが回遊し始めた。3号のサビキ仕掛けやトリック仕掛けで、スキンやハゲ皮の2種類を用意すると良い。餌は冷凍アミエビを解凍して使用。すぐに使えるチューブ式のアミエビでも釣果は変わらない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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ピンクの大輪 春彩る 早咲きのバラ 伊東で見頃
伊東市八幡野のローズガーデンカフェ「マリンゾロ」で、早咲きのバラが見頃を迎えている。中国で発見された品種「リージャンロードクライマー」がピンク色の大輪を咲かせ、園内を彩っている。 約1千平方メートルのガーデンには約80種、300株以上のバラが植わる。最盛期を迎えたリージャン―のほか黄色や白色のモッコウバラが初夏の訪れを告げている。今後は通常期に咲く品種も順次開花していき、遅咲きを含めると6月にかけて楽しめる見込み。 マネジャーの赤佐明美さんは「現在は他ではバラが咲いていない時期。満開の花を見に来てほしい」と呼びかけている。 開園は午前10時~午後5時。花を眺めながら、自家製のハーブティーなど
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伊東市議選 9月24日投開票
伊東市選挙管理委員会は18日、任期満了(9月29日)に伴う市議選(定数20)の日程を9月17日告示、24日投開票と決めた。 4月8日現在の選挙人名簿登録者数は5万8858人(男2万7661人、女3万1197人)。
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記者コラム「清流」 低投票率
告示直前まで無投票とみられていた県議選の伊東市選挙区。新人候補の出馬で急きょ、現新一騎打ちの選挙戦に突入した。残念なことに、最初から最後まで有権者の関心の高まりを感じられなかった。あわや30%を切るかという投票率の低さをみれば明らかだ。 投票率は群を抜いて県内最低。約45%だった前回選から下げに下げ、31.08%と低迷した。序盤には選挙戦になったことを知らない市民も多くいた。今回選に至る経緯を踏まえれば、厳しい数字になる予想はたやすかった。 約6万6000人が暮らす伊東市で、唯一の県政代表を選ぶ機会。できることならば、もっと活発に政策論争をしてほしかった。だが今回はそのような状況になかっ
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所属議員が離脱し一部会派名称変更 伊東市議会
伊東市議会は18日、同市議会内の会派「清和会」に所属する四宮和彦氏が離脱し、会派名が同会から「清友会」に変わったと発表した。清友会の所属議員は2人。四宮氏は会派に所属していない。
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伊東・東海館 温泉街、シンボル磨く、あつ~い心 市民有志「みがき隊」旧旅館清掃20年超【わたしの街から】
伊東温泉のシンボル「東海館」。温泉情緒を醸す木造建築の旧旅館は伊東市指定文化財となり、現在は観光・文化施設として多くの観光客を迎え親しまれている。「郷土の宝を後世に」―。有志による「東海館みがき隊」の清掃活動が20年以上にわたり毎月、続いている。 4月初旬の254回目の活動。18人が清掃用具を手に館内に散った。モップで畳や床のほこりを取り除いていく。窓ガラスや階段の手すりも丹念に磨き上げる。約1時間半、世間話に花を咲かせながら美化に汗を流した。 西島彰隊長(75)が茶色くなった雑巾を手にして言う。「来館者が多ければ多いほど汚れる。客入りのバロメーター(指標)になっている」。 活動が始
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鮮やかツツジ見頃 花のじゅうたん 伊東・小室山公園
伊東市川奈の小室山公園で、ツツジが見頃を迎えている。色鮮やかな花のじゅうたんが一面に広がり、来園者が景観に見とれながら散策を楽しんでいる。 園内には40種類、約10万本のツツジが植えられている。最も多い品種「ベニキリシマ」がピークを迎え、ピンク色の花が咲き誇っている。好天に恵まれた16日は、家族連れが花に囲まれて記念撮影を楽しんだ。 5月7日までは「小室山公園つつじ観賞会」(伊東市、伊東観光協会主催)の期間。これまでの「つつじ祭り」から名称を変え、開花の早期化から開始時期も早めた。28~30日に琴や野だてのイベントなどを予定する。
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「地元産」でレトルトハヤシ 伊豆伊東高生開発 田子重などで販売
4月に3高校の統合で開校した伊豆伊東高(伊東市)の生徒が、同校第1弾となる新商品を開発した。地元産の野菜や果物を活用したレトルト食品のハヤシライスソース「伊豆伊東ハヤシ」。県内でスーパーを展開する田子重(焼津市)などと共同して商品化した。 開発に取り組んだのは、総合探究部フロンティア班の山田彩乃さん、中道太斗さん、中道裕哉さん(いずれも2年)の3人。統合前の伊東商高在籍時から、協議や試作を進めてきた。 伊東商高の先輩が伊東市の飲食店「ごはん酒菜 そのに」の太田真矢店主(38)の協力で開発した地元ブランドのトマト「アイランドルビー」を使ったケチャップを活用。今回も太田店主の協力を得て、地元
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ポンプ車の扱い確認 伊東市消防団
伊東市消防団はこのほど、ポンプ車の運用講習会を伊東消防署で開いた=写真=。各分団からポンプ車を運転する団員が参加し、活動に当たる際の基本的な扱い方を確認した。 同消防署の職員が講師を務め、現場で車両を止める時の注意点や揚水の手順などを説明した。防火水槽と地下式の消火栓から水をくみ上げる流れを実践。実際にホースを伸ばし、それぞれの工程を確かめた。 消防署の担当者は「訓練で知識や技術を高めてほしい」と呼びかけた。参加者は各分団で学びを共有する。
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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石丁場跡 子どもにも易しく 伊東の保存会 冊子を作成、寄贈
伊東市の「宇佐美江戸城石丁場遺跡・伊豆古道保存会」が、国史跡の江戸城石垣石丁場跡(同市宇佐美)に関する子ども向けの冊子を作成した。このほど、関係者が市に完成の報告と寄贈を行った。 冊子は子どもたちに郷土への愛着を深めてもらおうと、市教委が策定した同石丁場跡保存活用計画書を基に市の補助金などを活用して作った。史跡の現状や後世に伝えるためのポイントなどを分かりやすくまとめた。A4判56ページのカラー印刷で、発行部数は2500部。森篤理事長らが市役所を訪れ、小野達也市長に手渡した。
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潮風感じる味、見た目 伊東マリンタウンの「マリンサブレ」【道の駅 食探訪⑱】
伊東市の海岸沿いに立つ「伊東マリンタウン」は温泉や遊覧船も楽しめる観光スポット。伊豆地域の土産物もそろう。中でも幅広い世代に人気なのが「マリンサブレ」だ。 製造するのは「沼津深海プリン工房」や「熱海スクエアシュークリーム」を手がける北海物産(三島市)。沼津市戸田で作られる「戸田塩」を使って、甘さの中にまろやかな塩味も感じられるサブレに仕上げた。何と言っても、贈り物はもちろん、自分用にも手を伸ばしたくなるかわいい見た目が魅力。マリンタウン周辺の景色、浮輪、海、レトロな伊東の風景、マリンタウンのキャラクター「マリにゃん」をテーマにした5種類。それぞれの缶には潮風が感じられそうなイラストがデザイ
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防災対策や観光振興 伊東海岸の整備要望 経済3団体、市に
伊東市の経済3団体(伊東商工会議所、伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合)はこのほど、同市に伊東海岸の整備促進を要望した。 伊豆半島沿岸が津波災害警戒区域(イエローゾーン)に指定され、関東大震災から100年になることを踏まえた要望。道の駅「伊東マリンタウン」からいとう漁協にかけての海岸について、防災・減災対策と観光振興の両面から早期の整備を求めた。 商議所の斎藤稔会頭、協会の稲葉明久会長、組合の北村太一理事長ら関係者が市役所を訪れ、小野達也市長に要望書を手渡した。
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伊東小に整備した児童クラブ開所
伊東市は10日、3小学校の統合で今春に開校した伊東小に整備した放課後児童クラブの開所式を同所で開いた。市や学校・地域の関係者のほか利用する児童らが集い、新施設の完成を祝った。 放課後児童クラブの専用施設として新築した建物は、鉄骨造り2階建ての延べ床面積約300平方メートル。公募型プロポーザルで、同市社会福祉協議会が運営受託者に選ばれた。利用対象は同校に就学する児童で、定員は124人。 式典で代表者がテープカットに臨み、児童が除幕をして施設前の看板を披露した。小野達也市長は「新しい友達と一緒に遊んだりと、安心して元気いっぱいに生活を楽しんでくれるとうれしい」と児童に呼びかけた。同協議会の鈴
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 4日はメジナや小イサキ、アイゴなど。5日はオオモンハタやトウゴロウイワシ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイ。6日はトウゴロウイワシや小イサキ、ネンブツダイ。7日は悪天候のため釣果なし。8日は小イサキやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。9日はタカベや小イサキ、ネンブツダイ、クロダイ、ダイナンウミヘビ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はウキ釣りやフカセ釣りで40センチまでのメジナ。まき餌には配合餌にオキアミかアミエビを混ぜたコマセをたくさん用意し、針にはオキアミ。他にはシロギスが釣れ始めた。餌は青イソメ。消波ブロック周辺はカサ
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伊東小81人 元気良く入学 3校統合で開校
伊東市内の市立3小学校(東、西、旭)が統合して今春に開校した伊東小で12日、入学式が開かれた。新たに歩みを始めた学校の新入生は81人。関係者が集い、門出を祝った。 1年生は担任に名前を呼ばれると、手を上げて「はい」と元気よく返事をした。森田まり校長は「先生の話をよく聞いて勉強し、何でも自分でできるようになりましょう」と呼びかけた。板倉碧君(6)が代表して森田校長から教科書を受け取った。板倉君は「理科と算数の勉強を頑張りたい」と話した。
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大自在(4月12日)「らんまん」
強い風雨の影響もあったのだろう。散歩コースの桜がだいぶ散った。残念な気持ちを切り替えて、伊豆に向かった。伊東市川奈の小室山公園。お目当ては40種10万本のツツジ。 時期が少し早かった。真っ赤なじゅうたんを敷き詰めるのは、もうちょっと先か。それでも予想以上に咲いていた。桜、ツツジ、春らんまん。花のリレーを、十分に楽しめた。 伊豆東部火山群の小室山は、約1万5千年前に噴火したとされる。粘り気の弱い溶岩のしぶき(スコリア)が火口の周囲に降り積もり、円すい形のスコリア丘を形成した。標高321メートルの山頂には2年前にリニューアルされた施設「小室山リッジウォークMISORA」がある。富士山、相模灘
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静岡県議選 現職78%、強さ際立つ 平均年齢57・8歳
9日投開票の県議選で当選した68人のうち、現職は前回2019年の49人から4人増えて53人になる一方、新人は16人から3人減って13人となった。元職は1人減の2人だった。現職が全当選者に占める割合は72%から78%へと上昇し、現職の強さが際立つ結果となった。 当選者の平均年齢は57・8歳で、前回の57・4歳から0・4歳上昇した。現職が増えたものの、20~30代の新人が複数当選したことなどから大きく変わらなかった。 最年長は静岡市葵区(定数5)の自民現職天野一氏で80歳。最も若いのは静岡市清水区(定数4)の国民新人中山真珠氏の27歳で、最年少記録を塗り替えた。年代別にみると、最多は60代
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伊東市/中田氏、終始優位保つ 伊豆市/野田氏 組織固め奏功【静岡県議選 戦いの軌跡】
■伊東市 知名度や実績で勝る自民現職の中田次城氏が安定した戦いで、れいわ新人の犬飼このり氏を大きく引き離して4選した。選挙ムードは最後まで高まらず、投票率は31・08%と、過去最低だった前回選(45・32%)を大幅に下回った。 終始優位を保った中田氏は、伊東の沿岸部の再整備の必要性などを訴えた。自民支持層や無党派層など幅広く支持を集め、手堅く票をまとめた。 告示直前に出馬に動いた犬飼氏は、準備が整わない中で選挙戦を迎えた。浸透は限定的で、支持は広がりを欠いた。 ■伊豆市 自民現職の野田治久氏が無所属新人の森良雄氏を破り、3選を果たした。投票率は39・08%で、2015年の57・22%
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今春開校 伊東小が通学支援スクールバス
伊東市内の市立3小学校(東、西、旭)を統合して今春に開校した伊東小で10日、同市で初めての取り組みとなるスクールバスの運行が始まった。 伊東小は東小の地に誕生した。旧西・旭両小学区の児童を対象にした通学支援として行い、新年度の当初予算にはスクールバス運行の管理委託に約6400万円を盛り込んだ。 朝の通学時間に、伊東小に隣接する市役所ロータリーに児童を乗せたバスが次々と到着した。小野達也市長や高橋雄幸教育長らが「おはようございます」とあいさつし、学校に向かう子どもたちを見送った。
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事故に気をつけて 児童生徒に交通安全呼びかけ 伊東
伊東市内の各区で10日、「新入学(園)児を交通事故から守る県民運動」(同日まで)の街頭広報活動が行われた。子どもたちの登校時間に合わせ、地域住民が事故への注意を呼びかけた。 3小学校の統合で今春に開校した伊東小の付近では、地元関係者が交通安全を啓発するのぼり旗を掲げた。ドライバーに安全運転を促し、児童らに「おはよう」「行ってらっしゃい」と声かけした。
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静岡県議選 開票結果(選管最終)
下田市・賀茂郡 1―2 選管最終 当13,532 加畑毅 自新① 12,605 橋本智洋 無新 伊東市 1―2 選管最終 当12,221 中田次城 自現④ 5,014 犬飼このり れ新 伊豆市 1―2 選管最終 当7,869 野田治久 自現③ 1,738 森良雄 無新 函南町 1―2 選管最終 当6,671 岩田徹也 自新① 5,371 広田直美 無現 長泉町 1―2 選管最終 当7,777 加藤祐喜 自新① 7,075 渡辺迅 無新 御殿場市・小山町 2―4 選管最終 当13,192 勝俣昇 自現② 当 8,077 和田篤夫 自現④
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新たに7人認定 「伊東自然歴史案内人」
伊東市はこのほど、市の自然や歴史、文化などのガイド役を担う「伊東自然歴史案内人」の認定証授与式を市役所で開いた。2022年度の認定者は7人。1年間の養成講座を受講し、試験や面接を通過した対象者に小野達也市長が手渡した。 小野市長は「これから観光客もかつてのにぎわいを取り戻してくると思われる。ホスピタリティーを発揮し、良い評判をもらえるよう協力してほしい」と呼びかけた。代表して稲葉薫子さん(同市十足)が「伊東に来た人がまた来たいと思うような案内ができるよう、見識を深めたい」とあいさつした。 受講生は座学や実地研修を通じて理解を深めてきた。希望者は伊東自然歴史案内人会に入会し、ガイド活動に取
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新役員に辞令交付 伊東市消防団
伊東市消防団(斎藤一彦団長)は7日、正副分団長以上会議を伊東消防署で開いた。新役員に辞令を交付し、新年度の体制を確認するなどした。 斎藤団長が団本部の副団長・本部長の計5人と、各分団長9人に辞令を手渡した。小野達也市長は「住民と連携を取り、安心を与えてほしい。将来を考え、あるべき消防団の姿を一緒に考えていきたい」と訓示した。
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伊東小に学校旗授与 統合で今春開校 校長「笑顔あふれる学校に」
伊東市は6日、市立3小学校(東、西、旭)の統合で今春に開校した伊東小への学校旗授与式を市役所で開いた。初代校長に就いた森田まり校長に、小野達也市長が学校旗と掲揚旗を手渡した。 旗には公募の上で決定した同校の校章が描かれている。小野市長は「子どもたちとしっかり向き合い、これからの歴史を刻んでいってほしい」とあいさつした。 森田校長は「この校章の重みに負けないよう、力強く歩んでいきたい。笑顔あふれる学校をつくっていく」と謝辞を述べた。
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福祉に役立てて 伊東市に36万円 川奈ホテルと川奈会
伊東市の川奈ホテルと同ホテルにゆかりのプロゴルファーでつくる川奈会は6日、市の福祉基金に36万2460円を寄付した。同ホテルの村井宏通社長らが市役所を訪れ、小野達也市長に目録を手渡した。同ホテルゴルフ場でのゴルフトーナメントのチャリティー収益金を充てた。同市への寄付は44回目で、うち福祉基金は31回。寄付総額は2420万円を超えている。 村井社長は「市民のために継続して行ってきた。活用してもらえたら」と話した。小野市長は「大切に使わせていただく」と感謝した。
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「パンの会」探る特別展 木下杢太郎記念館 交流の様子 紹介 伊東
伊東市湯川の市立木下杢太郎(もくたろう)記念館で、特別展「詩と写真・スケッチ・音楽で巡る『パンの会』文学散歩」が開かれている。5月7日まで。 同市出身の医学者で文学や美術の分野でも活躍した木下杢太郎(1885~1945年)らを中心に集った「パンの会」。北原白秋をはじめ文学者や画家、音楽家などが東京の隅田川をパリのセーヌ川に見立て、周辺の西洋料理店を会場に語り合ったとされる。 特別展は、パンの会の会場となった場所を巡る形で散歩コースを設定。杢太郎が描いたスケッチのほか、各会場の今の様子を伝える写真などを並べた。 企画した同館担当の社会教育指導員丸井重孝さんは「江戸情緒の名残惜しさと西洋への憧れ
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納豆「海の賜(たまもの)」 まるさ食品(伊東市)臭み抑え 食べやすく【静岡ものづくり最前線】
伊東で納豆作りを続ける同社の看板商品の一つ。地元の赤沢沖の海底800メートルからくみ上げた海洋深層水を使って加工し、納豆が苦手な人でも食べやすい一品が好評を得ている。 原料には北海道産のすずまる大豆を使用する。収量が多く栽培しやすい品種への切り替えが進み、「年々生産量が減ってきている貴重品」(斎藤巨明社長)だ。超軟水の海洋深層水は大豆に浸透しやすい。この水に漬けることであっさりとした味わいに仕上がり、納豆特有の臭みが抑えられるという。 商品はこれまで全国納豆鑑評会の小粒・極小粒部門で3度、賞を受けた。市内のスーパーやJA直売所で販売している。 1952年、伊東駅近くで創業した同社。水に
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伊豆伊東高が開校 校旗や校歌披露 「新しい価値生み出す」
伊東市内3高校の統合で今春に開校した伊豆伊東高(同市吉田)は6日、同校で開校式を開いた。生徒や教職員、来賓ら約570人が集い、新たに歩みを始めた高校の発展に向けて決意を新たにした。 同校は伊東高、伊東高城ケ崎分校、伊東商高が統合し、伊東商の地に誕生した。池田将章校長は式辞で校訓に触れ、「この学びやで生徒一人一人が真理を尊び、価値を生み出し、他者を支える人に成長する教育活動を展開していく」と語った。 新3年生の栗田幸哉さん(17)が「3校それぞれの伝統を尊重しながら、伊豆伊東高にしか作り出せない新しい価値を生み出していく」と代表の言葉を述べた。代表生徒が、羽ばたく鳥をモチーフとした校章が刻
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「私の一改革運動」表彰 伊東市職員
伊東市はこのほど、市職員が業務改善策などを提案する「私の一改革運動」の表彰式を市役所で行った。優秀賞の健康推進課と市長特別賞の下水道課の職員に、小野達也市長が賞状を贈った。最優秀賞の該当はなかった。 健康推進課の提案は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を利用したオンライン栄養サポート。コロナ禍を背景に、自宅にいながら短時間で健康づくりに関する食生活の情報を得ることができるよう考案した。 下水道課は、各職員が所持する資格や得意とする分野の情報などを集めた任意登録制の人材バンクについて提案。外部に頼らないことで人材を探す時間や人件費の抑制になるとした。 今回は計48件の提案があった。小野
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新図書館工事概要 議会常任委で説明 伊東市
伊東市議会は4日、常任福祉文教委員会協議会を開き、市当局が新図書館の新築工事の概要などを説明した。 新図書館の建設は同市桜木町で、工期は今年7月からを予定。2025年3月中旬の完成を目指す。5階建てで敷地面積は約4千平方メートル、延べ床面積は約7300平方メートル。車の駐車台数は110台とする。 議員は「新図書館の必要性について市民への周知がまだ十分でない。建設開始前に説明会を開く必要がある」「オンライン会議を主催できる程度のWi-Fi(ワイファイ)環境整備を」などと意見を述べた。 そのほか北中の旧校舎の解体工事についても説明。議員は生徒に影響が及ばないよう求めた。
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静岡県議選、女性候補者25選挙区でゼロ 9選挙区15人のみ、男女均等ほど遠く
9日投開票の県議選(定数68)に立候補した92人のうち女性は15人(16%)にとどまった。前回2019年の12人(12%)、前々回15年の9人(9%)より増えたが、18年施行の政治分野の男女共同参画推進法が目指す「候補者数の男女均等」の実現はいまだ遠い。 全34選挙区を見ると、女性が立候補したのは9選挙区(26%)。25選挙区(74%)でゼロだった。女性候補者は定数の多い選挙区に集中する傾向があり、15人のうち12人は定数3~5の選挙区に立候補した。3~5人区の計8選挙区中、女性がいないのは沼津市と静岡市駿河区の2選挙区だけ。一方、定数1または2の26選挙区は、伊東市、函南町、袋井市・森町
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副市長が始動 伊東市の岸、中村氏
伊東市は3日、副市長選任の発令を市役所で行った。新たに就任した岸弘美氏(57)と、再任の中村一人氏(62)に小野達也市長が辞令書を交付した。 助役を置いていた時代を含め、同市では初の女性副市長となった岸氏。小野市長は「今まで行き届かなかった細やかな視点、違った角度から見てほしい」と期待を寄せた。岸副市長は「重責に身の引き締まる思い。職員一人一人の声をよく聞き、責務を全うできるように頑張っていく」と決意を示した。 同市の副市長は2021年4月から1人体制だったが、岸氏の就任で2人になった。2期目となる中村副市長は「職員一丸となって市長が目指すまちづくりを実現できるよう、誠心誠意尽力していく」と
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伊東市(定数1-2)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 沿岸部再生 必要性訴え 中田次城氏 中田次城[なかだつぎしろ]氏 (自現③、58歳) 26歳から伊東市議を4期、県議を3期務める。長年の政治経験を生かし、伊豆半島の観光振興や人口減対策の推進に意欲を燃やす。 道の駅「伊
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穴井 激戦制し4年ぶりV ゴルフ ヤマハ・レディース
ヤマハ・レディース葛城最終日(2日・葛城GC=6480ヤード、パー72)は、5位から出た穴井詩が4年ぶりのツアー4勝目を挙げた。70とスコアを伸ばして72で回ったささきしょうこと通算9アンダーの279で並び、プレーオフ2ホール目でバーディーを奪って勝負を決めた。獲得賞金は1800万円。 山下美夢有が1打差の3位で、吉田優利がさらに1打差の4位となった。前週優勝の山内日菜子は通算5アンダーで9位。前日首位の鶴岡果恋は79と崩れて13位となり、昨年覇者の西郷真央は17位だった。 静岡県勢は2アンダーで回った渡辺彩香(大東建託、熱海市出身)が通算4アンダーで26位から順位を上げ、10位に入った
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伊東市長に若者が意見 雇用問題や子育て施策
伊東市の若い世代の市民が小野達也市長と意見交換する未来ビジョン会議がこのほど、市役所で開かれた。委員の委嘱を受けた参加者が子育て施策や雇用問題などをテーマに地域課題を示し、共有した。 市内事業所の委員からは人手不足を指摘する声が上がった。そのほかにも「市の子育て施策は多々あるが、全体像が住民に伝わりにくいのでは」「出会いのきっかけがない。周辺市町と協力して集う場を創出するのはどうか」などと考えや提案を寄せた。 公共交通機関の関係者は、車の通行を制限するなどしてにぎわいを生み出す「トランジットモール」の取り組みを紹介した。小野市長は冒頭に「未来はつくるものと考えている。一人一人と一緒になってこ
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伊東市へこども110番の店啓発品 自動車整備振興会支部
静岡県自動車整備振興会伊東支部は30日、「こども110番の店」をPRする啓発品を伊東市に寄贈した。市内の新小学1年生に配られる。 青木保支部長=写真中央=らが市役所を訪れ、小野達也市長に手渡した。啓発品は鉛筆・消しゴムのセットとチラシ計342組。同支部は2007年度から寄贈を続けている。困った時には看板を目印に加盟事業所を頼るよう呼びかける。 小野市長は「(市内の東、西、旭の)3小学校が統合して変化する年。活用させてもらいたい」と話した。
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川勝知事対抗勢力「51」巡り攻防 静岡県議選31日告示 浜松市議選も
統一地方選の県議選(定数68)と浜松市議選(定数46)が31日、告示される。県議選は、自民党所属議員でつくる最大会派自民改革会議が議席を積み増し、川勝平太知事と距離を置く勢力と合わせて、法的拘束力を伴う不信任決議案の可決に必要とされる「51議席」に迫るかが焦点となる。投開票は静岡、浜松両政令市長選と同じ4月9日。 静岡県議選34選挙区に91人が立候補を予定し、30日に伊東市選挙区で新たに新人1人が出馬準備をしていることを明らかにした。計92人の立候補が見込まれ、前回選より7人少ない。内訳は現職59人、新人30人、元職3人。19選挙区で選挙戦となり、15選挙区の25人が無投票で当選する可能
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アーツカウンシルしずおか 文化活動支援 27件内定
静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシルしずおか」は、2023年度の「文化芸術による地域振興プログラム」の対象27件を内定した。地域資源の活用や社会課題への対応を目指す取り組みに対し、経費の一部助成などを行う。 80団体から応募があり、審査会での審議を経て上限500万円の「地域クリエイティブ支援」19件、上限30万円の「地域はじまり支援」8件を決定した。 「地域クリエイティブ支援」は次の通り。 松崎まちかど花飾り実行委員会(松崎町)GAKKO PROJECT(伊東市)PROJECT ATAMI実行委員会(熱海市)熱海怪獣映画祭(同)熱海未来音楽祭(同)atam
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犬飼元市議 県議選出馬へ 伊東市選挙区
元伊東市議の犬飼このり氏(51)=同市末広町=が30日までに、31日告示の県議選に伊東市選挙区(定数1)から、れいわ新選組の公認候補として出馬する意向を固めた。 犬飼氏は取材に「無投票はありえず、民主主義の崩壊につながる。投票に行くよう呼びかけ、政治への関心を持ってもらいたい」と話した。 犬飼氏は伊東市出身。相洋高卒。2017年の市議補選で初当選し、19年の市議選では落選した。
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伊豆山復興へ派遣終了報告 伊東市 新任技師の壮行会も
伊東市はこのほど、熱海市伊豆山の大規模土石流の復興事業推進のために同市に派遣していた技師の帰庁報告と、新たに送る技師の壮行会を伊東市役所で行った。 熱海市都市整備室での業務を終え、31日に1年5カ月の派遣期間を終了する土屋大介さん=建設課付=(36)は「力になれたかは不安があるが、『もう少しいてほしい』との言葉をもらえた」と振り返った。 新たに水道課の白鳥直弥さん(29)が4月1日から1年間、同室に派遣される。「少しでも熱海市の力になればと思っていた。精いっぱい努力し、復興に携わることができたらいい」と抱負を語った。 小野達也市長は「経験を伊東市で生かしてほしい」と土屋さんをねぎらい、「あま
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交通安全母の会 マスコット寄贈 伊東、新入学児に配布
伊東市交通安全母の会(大川美津江会長)は29日、市内の新入学児童に配る手作りの交通安全マスコット千個を同市に寄贈した。 同会は長年にわたりウサギをかたどったマスコットの製作を続けている。コロナ禍でメンバーが手分けして作業し、完成させたという。各校の小学1年生に配布するほか、交通安全の啓発イベントでも活用する。 市役所で行った式で、大川会長が「事故に遭わないように気をつけてもらいたい」と話し、小野達也市長に手渡した。小野市長は「啓発の際に手作りということを伝えながら事故防止を呼びかけたい」と感謝した。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はネンブツダイやトウゴロウイワシ。24日はイサキやタカベ、クロダイ、ネンブツダイ、カサゴなど。25日は悪天候のため、入場者少なく釣果なし。26日はメジナやネンブツダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 先週末は大雨により釣り人はいなかった。海水温はまだ低く、狙いはフカセ釣りでメジナ、穴釣りでカサゴやメバル。ネンブツダイやベラなどが揚がり始めたため、海水温上昇とともに五目釣りに期待。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 22日午後の沼津沖船釣りは1キロ前後のマダイが2匹。20センチ前
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日本工芸会賞に伊東の小枝さん 東海伝統工芸展
日本工芸会東海支部の第54回東海伝統工芸展(4月25~30日、名古屋市・愛知県美術館)で、最高賞の日本工芸会賞に小枝真人さん(伊東市)の陶芸「染付深鉢 細魚」が選ばれた。静岡県教育長賞に石塚操さん(陶芸・浜松市浜北区)、NHK名古屋放送局長賞に小形こず恵さん(陶芸・藤枝市)が入賞した。
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静岡県人口357万1445人 2月1日現在 8カ月連続減
静岡県がこのほど公表した2月1日現在の推計人口は357万1445人で前月から4009人減少した。推計人口の減少は8カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに転入数が転出数を上回る社会増となった。 転入数から転出数を引いた社会動態は15人増(転入9891人、転出9876人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は4024人減(出生1727人、死亡5751人)。 市町別で人口が増加したのは、14人増の菊川市のみ。829人減の静岡市をはじめ、浜松市758人減、沼津市350人減など33市町で減少した。小山町は同数だった。 社会動態は19市町で増加。最も多かったのは磐田市の111人増で、富士市84人増、伊東市
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記者コラム「清流」 節目の春
春は別れの季節。学校を卒業したり、仕事上の人事異動があったり、勤めを終えたりと立場はさまざま。3月、伊東市では学校統合で小学校3校と高校3校がいずれも一校にまとまり、それぞれの歴史を閉じる。 127年の伝統ある伊東西小もその一校。閉校式で、6年生児童が一句ずつ感謝の思いをつないだ。「『さようなら』という言葉は、とても寂しくなる。だから私たちはこの言葉を送ります」に続け、全員そろって「西小ありがとう」と力強く2度。体育館に大きな声が響いた。 同じ春、4月。出会いの季節でもある。いずれの学校も新たに開校する伊東小、伊豆伊東高としてその歴史を刻み始める。母校との別れは惜しくとも、前を向いて歩き出し
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掛川の玉田さん SSクラス優勝 日将連浜松3月大会
日本将棋連盟浜松支部の3月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。84人が参加し、最強のSSクラスで玉田宗大さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①玉田宗大(掛川市)②高〓烝(浜北区)③宇藤敬行(磐田市)▽S ①菅沼優征(磐田市)②渥美良純(北区)③河合正輝(浜北区)▽A ①稲場理(浜北区)②加藤駿(伊東市)③宮城島捷翔(浜北区)▽B ①田村勇太郎(中区)②中村敏男(南区)③大柳豆周一(中区)▽C ①三輪勝次(東区)②大橋優征(同)③片山久(同) ※高〓烝の〓は木ヘンに却の去がタ
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伊東競輪で25年春ウィナーズカップ 4年ぶり
伊東市の小野達也市長は27日の定例記者会見で、2025年3月に伊東温泉競輪場(同市岡)で特別競輪「第9回ウィナーズカップ(G2)」の開催が決まったと発表した。 同競輪場での特別競輪の開催は4年ぶり7回目。日程は3月20~23日の4日間。売り上げ目標は80億円で、本場入場目標は1万人としている。 第7回ウィナーズカップは18~21日に別府競輪場で行われ、総売り上げは約75億2800万円だった。
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ポイント還元と商品券の実績公表 伊東市
伊東市は27日、昨年10月1日から今年1月末を利用期間に発行したプレミアム付き商品券(いとう市民応援クーポン)と、2月に行ったキャッシュレス決済ポイント還元の各事業の実績について発表した。 商品券はプレミアム率50%で7500円分を5千円で販売。発行総額は9億5434万5千円、発行枚数は190万8690枚だった。ポイント還元は「PayPay」で、還元率を最大20%としてキャンペーンを実施した。1カ月間の決済額(速報値)は9億4024万円、還元額(同)は1億5217万円だった。 小野達也市長が27日の定例記者会見で明らかにした。事業はいずれも物価高騰対策で行った。
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太陽建機レンタル 災害時資機材提供 伊東市が協定締結
伊東市はこのほど、太陽建機レンタル(静岡市駿河区)と災害時の応急対策資機材の提供に関する協定を締結した。地震や風水害の災害発生時などに、同社が市に必要な資機材を迅速・円滑に提供する体制を整える。 伊東市役所で開いた調印式で、小野達也市長と真鍋貢社長が協定書を交わした。市の要請に応じてコンテナハウスや仮設トイレ、発電機などの各種資機材を提供する。 小野市長は「自然災害はいつ起きるか分からない。いざという時に支え合う関係であり続けたい」とあいさつした。真鍋社長は「県内では最近、台風や豪雨の災害による甚大な被害が多い。資機材を迅速に供給することで、少しでも地域社会の皆さんの役に立ちたい」と述べた。
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日常や風景写す 伊豆総合高写真部展
伊豆総合高(伊豆市)写真部の校外展が26日まで、同市柏久保のギャラリーCotori(ことり)で開かれている。 1、2年生が部活動や日常で気に入った瞬間を撮影した写真を、カラーとモノクロで約50枚展示している。「修善寺虹の郷」(同市)のイルミネーションや同級生と行った大室山(伊東市)、夕焼けの風景などで、それぞれの作品にタイトルもつけた。東海地区高校生フォトコンテストや県高校写真コンクールの入選作品も飾った。 開館時間は午前10時から午後6時。
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企画部長に西川氏 伊東市人事
伊東市は23日、4月1日付の人事異動を内示した。対象は103人で、5年ぶりに100人を超えた。部長職は退職者が多く、昇任5人を含む9人と大きな動きとなった。 企画部長に西川豪紀観光経済部長が就くほか、危機管理部長兼危機管理監は稲葉祐人社会福祉課長が昇任した。岸弘美教育部長の副市長就任に伴い、後任は浜野義則総務部長が担う。 主な異動は次の通り。 【部長職】企画部長(観光経済部長)西川豪紀▽理事(県企業立地推進課長代理)杉山貴光▽危機管理部長兼危機管理監(社会福祉課長)稲葉祐人▽総務部長(財政課長)木村光男▽観光経済部長(秘書課長)小川真弘▽建設部長(危機管理部長兼危機管理監)近持剛史▽上
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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副市長に岸氏 伊東市議会同意
伊東市議会は22日の3月定例会最終本会議で、副市長に岸弘美教育部長(57)を充てる人事案に同意した。助役を置いていた時代を含め、市で初めての女性副市長となる。任期は4月1日から4年。 同市の副市長の定数は2人。2021年4月から1人体制が続いていて、岸氏の就任で2人になる。 岸弘美氏(きし・ひろみ)1988年、伊東市採用。幼児教育課長、教育部次長兼教育総務課長を経て、2020年から現職。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はメジナやタカベ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ。17日はメジナやアイゴ、トウゴロウイワシなど。18日は悪天候のため入場者がいなかった。19日はカサゴやタカノハダイ、ネンブツダイ、ベラ、ウツボ、イサキの幼魚が釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は水温がまだ低いため五目釣りには向かない。カサゴ狙いの穴釣りがお薦め。暗くなればメバルも狙える。どちらもサバやサンマの切り身、青イソメ、オキアミなどさまざまな餌で釣れる。オキアミは針から取れやすいため、穴釣りでは他の餌がない場合に使う。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電
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重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡/無風から一転、選挙戦に 伊豆市/熱海、伊東、伊豆の国は無投票の公算【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑥】
重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡 定数1 県政史上最長の10期40年を務めた森竹治郎氏が引退を表明。後任を巡って事実上の保守分裂選に発展した。自民党籍を持つ2人による一騎打ちが濃厚となっている。 県連の公認を得て出馬するのは、前南伊豆町議の加畑毅氏。一方、賀茂地区の自民党各支部による公認争いで敗れた前下田市議の橋本智洋氏は無所属の立場での立候補を決めた。それぞれの地元自治体への切り崩しを図っているほか、他町でも支持の拡大を急いでいる。互いに森氏が心血を注いだ伊豆縦貫自動車道の整備促進や港湾事業を重点施策に掲げる。 無風から一転 選挙戦に 伊豆市 定数1 自民現職で3選を目指す野田治久氏
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地域防災推進委 退任者に感謝状 県庁
静岡県地域防災活動推進委員会はこのほど、本年度の最終会合を県庁で開き、今期で退任する委員への感謝状贈呈などを行った。 退任者6人のうち、出席した小林隆徳委員長(伊東市水道山自主防災会会長)と明保里美副委員長(浜松市消防団)、チアゴ・フェルナンド委員(県国際交流員)に石野好彦危機管理部長が感謝状を手渡した。石野危機管理部長は、地域防災力の向上に努めた功績をたたえた。小林委員長は「まだやらなければならないことが多くある。住民として関わり続けたい」と話した。 委員会では、本年度の活動として、情報を多くの人に伝えるためにインターネットでの発信に力を入れたことなども報告した。
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最終本会議 運営を協議 伊東市議会議運
伊東市議会は20日、議会運営委員会を開き、22日の3月定例会最終本会議の運営について協議した。保育士の配置基準の抜本的な見直しを求める意見書を提出することなどを決めた。 市議の行動指針となる「同市議会新型コロナウイルス等感染症対応マニュアル」について、マスク着用は個人の判断とすることを決定した。
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「ISHO 60」表現 校訓「開拓」継承 伊東商高 歴史に幕
伊東市内3高校(伊東商、伊東、伊東城ケ崎分校)の統合で60年の歴史に幕を下ろす伊東商高は20日、4月に新たに開校する伊豆伊東高で閉校式典を開いた。1、2年生や関係者ら約240人が集い、感謝の思いや次代につなぐ意識を共有した。 伊豆伊東高は伊東商の地に開校する。池田将章校長は「還暦での閉校と同時に新たに生まれ変わる。在校生の皆さんの力で、伊東商業に負けない素晴らしい学校を作っていってほしい」とあいさつした。 生徒会長の下田彩音さん(2年)が「次の新しい時代のための第一歩だと確信している。『開拓』という校訓を、責任を持って継承していく」と代表の言葉を述べた。 式典に続き、校舎の外で人文字を作り、
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伊東出身英語学者 大杉さんが講演会 明治学院同窓会支部
明治学院同窓会県西部支部は18日、同大卒業生で英語学者の大杉正明さん(伊東市出身)によるオンライン講演会を開いた。文学部英文学科などの卒業生の英語力向上を目的に毎年開いていて、今回で9回目。 大杉さんは参加者約70人に比喩の表現法を解説した。永田町、ワシントンなど場所だけで別の意味を示す言葉や、上下で変化を表す「方向の比喩」など、日本語と英語を比較しながら紹介。「相手に合わせて柔軟に、分かりやすく表現することが大切」と話した。
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卒業生の講演で英語スキル向上 明治学院同窓会支部 浜松
明治学院同窓会県西部支部は18日、同大卒業生で英語学者の大杉正明さん(伊東市出身)によるオンライン講演会を開いた。文学部英文学科などの卒業生の英語力向上を目的に毎年開いていて、今回で9回目。 大杉さんは参加者約70人に比喩の表現法を解説した。永田町、ワシントンなど場所だけで別の意味を示す言葉や、上下で変化を表す「方向の比喩」など、日本語と英語を比較しながら紹介。「相手に合わせて柔軟に、分かりやすく表現することが大切」と話した。
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社説(3月19日)しずおか遺産 地域史語り合う契機に
静岡県は、県内各地の魅力ある歴史を地域に点在する文化財や歴史資源で結んだストーリー(物語)として紹介する「しずおか遺産」制度を始めた。第1弾として「近代教育に情熱をかけたしずおか人の結晶」(磐田市など4市町)「秋葉信仰と街道」(浜松市など8市町)「文学の聖地『伊豆』と温泉」(伊豆市など5市町)の3件を認定した。 県は「しずおか遺産」を国が取り組む「日本遺産」のローカル版として位置付ける。2025年まで毎年募集し、歴史資源活用による地域のブランド化を目指す。ただ、現時点で認定のメリットはロゴマークの使用、PR動画の制作にとどまる。支援のありようには課題が残る。 15年度に始まった「日本遺産
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学校に感謝 新たな一歩 伊東西、東小で閉校式 両校児童 歩み振り返る
伊東市立3小学校(西、東、旭)の統合で、4月から伊東小となる西、東の各校で18日、閉校式が開かれた。これまでの歩みを振り返るとともに、新小学校の発展に期待を寄せた。 127年の歴史に幕を下ろす西小には、約130人が集った。同校の歴史などを伝える動画を上映。校歌を斉唱し、児童が「西小ありがとう」と声をそろえて感謝の言葉を締めくくった。小形丈晴校長が「西小の伝統と良い思い出を皆さんの胸に秘め続けて」とあいさつし、高橋雄幸教育長に校旗を返納した。 84年の歴史がある東小(森田まり校長)の地で、新たに伊東小が開校する。同校での式典では、代表児童が学校での思い出や感謝の言葉、将来の自分に対するメッセー
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トルコ被災者救援 池小児童が寄託 伊東
伊東市立池小の児童が15日、2月上旬に発生したトルコ・シリア大地震の救援金に役立ててもらおうと、募金活動で募った15万2円を日本赤十字社伊東市地区長の小野達也市長に寄託した。 同校では2月中旬から約1カ月間、学校や生涯学習センター池会館、大室山リフトに募金箱を置き、朝の時間帯には6年生が学校玄関に立って善意を募った。6年生が市役所を訪れ、小野市長に手渡した。 高橋慈季君(12)は「道徳の時間にトルコと日本の結びつきを学習したので、恩返しがしたいと思った」と話した。小野市長は「ありがとう。とても良い取り組みで、支援の心が被災者に伝わると思う」と感謝した。
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功労者表彰を伝達 伊東市消防団
伊東市消防団(斎藤一彦団長)はこのほど、2022年度最終の分団長以上会議を伊東消防署で開いた。各表彰の伝達や感謝状の贈呈などを行った。 22年度の消防功労者消防庁長官表彰(永年勤続功労章)の対象は16分団団員の石田勝次さん。第75回日本消防協会定例表彰の精績章を本部長の佐藤裕介さん、勤続章を石田さん、15分団団員の杉山信広さんが受けた。 小野達也市長が伝達し、退団・退任役員に感謝状を贈った。斎藤団長は「今まで長年培ってきた消防技術や経験を若い世代にも伝えていってほしい」と呼びかけた。
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マスク着用は個人の判断で 伊東市議会特別委
伊東市議会の新型コロナウイルス感染症対策特別委員会(井戸清司委員長)は16日、市議の行動指針となる感染症対応マニュアルの見直しを協議した。マスクの着用については個人の判断とすることを決めた。
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災害時の動物救護 静岡県獣医師会と協定 伊東市
伊東市と県獣医師会田方支部(斎藤篤支部長)は13日、災害時の動物救護活動に関する協定を締結した。動物救護所の設置に関わる助言や被災した動物の応急処置、飼い主不明動物の保護・個体識別などで協力する。 大規模災害発生時には放浪する犬猫の保護・収容やけがの治療が急増する。行政だけで全て対応するのは困難が予想されることから、同支部が連携する。市役所で開いた調印式で、小野達也市長と斎藤支部長が協定書を交わした。 小野市長は「被災した飼い主の元に返る機会を増やすことは、心のケアの観点からも重要」とあいさつした。斎藤支部長は「市の地勢を考慮したマニュアル作成への協力を約束する」と述べた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はマダイやカワハギ、メジナ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ。10日はトウゴロウイワシとネンブツダイ。11、12日はメジナやイワシ、タカベ、アイゴなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はウキフカセ釣りでメジナ。消波ブロック周りで穴釣り。イワシの姿が少し見えたため、回遊してきたらサビキ釣りで対応する。チューブ式のコマセであれば、次回に持ち越せるため使い勝手が良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 12日午後の沼津沖船釣りは1人で1.5キロ前後のマダイが3匹、クロダイが1
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ガーナから伊豆視察 ジオパーク設立へ 運営学ぶ
国連教育科学文化機関(ユネスコ)認定の「伊豆半島ジオパーク」で環境保護や運営方法を学ぶため、ジオパークの設立を目指すガーナ共和国の視察チームがこのほど、伊豆市などを訪れた。 視察したのはマミアマ・エイキンスさん(34)とニャメバ・オセイさん(36)。同国や西アフリカ地域での設立を目指している。 同市では伊豆を代表するワサビ産地の筏場のわさび沢を見学。美しい伊豆創造センターの朝日克彦専任研究員から歴史や地形、栽培環境について説明を受けた。エイキンスさんは「コミュニティーの運営や持続可能なやり方を学んだ。土地の歴史などのストーリーも絡めて付加価値をつけたい」と力を込めた。 2人は日本で初め
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よさこい演舞熱く 伊東で絆祭り
静岡県内外のよさこいチームなどが集う伊東絆祭り(実行委主催)が11日、伊東市東松原町のなぎさ公園で開かれた。28チームの踊り手が生き生きとしたパフォーマンスを繰り広げ、観衆を引き付けた。 伊東にかつての観光客のにぎわいを取り戻そうと企画し、昨年に続き2回目の開催。出演者は海を背にしたステージで、音楽やかけ声に合わせて躍動感あふれる演舞を披露した。 「フラフ」と呼ばれる大きな旗を力強く振り、演者を引き立てた。息の合ったダンスで会場を盛り上げるチームもあった。 実行委代表の小山晃さん(57)は「伊東を盛り上げたいという思いで始まった。祭りが再び伊東に来るきっかけになればいい」と話した。
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北里顕彰碑設置へ 伊東LCが協力金10万円贈呈
伊東市の伊東ライオンズクラブ(黒後真理会長)はこのほど、同市ゆかりの北里柴三郎博士の顕彰碑設置に向けて準備する市民有志の顕彰委員会に、協力金10万円を贈呈した。 黒後会長が市内で開いた例会の場でメンバーに手渡した。武智幹夫事務局長らが伊東に別荘を構え、地域発展に貢献した北里博士の功績を伝えた。 黒後会長は「顕彰碑を子どもたちにも見てもらいたい」と期待を寄せた。武智事務局長は「資材高騰が心配な中、募金に感謝している」と話した。 顕彰委はクラウドファンディングで費用の半分を募り、その目標金額に到達した。別に市民らからの寄付を募っている。
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自民伊東市支部大会 活動方針など承認
自民党伊東市支部(中島弘道支部長)は10日夜、支部大会を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。統一地方選や今秋の市議選での勝利に向けた活動、デジタル田園都市国家構想の実現と地方活性化などを盛り込んだ活動方針のほか、一部変更のあった支部役員人事などを承認した。 中島支部長は「今こそ市の発展のために一致団結しなければならない」とあいさつした。
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伊東・メガソーラー建設 住民側の訴え棄却 東京高裁
伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡り、反対住民が静岡地裁での判決の取り消しと差し戻しを求めた控訴審判決で、東京高裁は8日、原告の訴えをいずれも棄却した。 住民側が同市を相手取り、宅地造成等規制法に基づく事業許可処分の無効確認などを求めた訴訟の判決で、静岡地裁は「原告適格を欠き不適法」と訴えを却下。住民側が高裁に控訴していた。 控訴審判決は、原告住民が「工事に伴う崖崩れや土砂の流出による直接的な被害を受けることが予想される範囲の地域に住居を有し、居住する者とはいえない」と結論づけ、原告適格を認めなかった。 原告団長の佐藤みつ子さんは「全く承服できるものでなく、不当な
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補正予算案を可決 伊東市議会
伊東市議会3月定例会は8日、本会議を開き、2022年度市一般会計補正予算案など8件を可決した。条例案11件は各委員会に付託した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 3日はクロダイやメジナ、マダイ、オナガダイ、ネンブツダイ。4日はメジナやカワハギ、タカベ、ネンブツダイ、ニザダイ、タカノハダイ、カサゴなど。5日はメジナやカワハギ、アイゴ、トウゴロウイワシ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は穴釣りでカサゴやメバル。食いが悪いときは青イソメがお薦め。投げ釣りでシロギスも狙える。他に餌釣りなどでカマス。 ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 4日午後の沼津沖船釣りは1.5~2.5キロのクロダイや35センチのイトヨリなど。5日午後の
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芸妓の踊り披露 伊東でまつり
伊東市の伊東温泉観光・文化施設「東海館」で5日、第19回伊東温泉東海館まつり(同市、伊東観光協会主催)が開かれた。芸妓(げいぎ)衆の踊り=写真=や琴の演奏、民謡の披露など多彩な演目を繰り広げ、大勢の観衆でにぎわった。 伊東芸妓置屋協同組合の芸妓が「伊東新小唄」「かっぽれ」などの踊りを披露し、華やかな雰囲気を演出した。「琴美会」のメンバーが琴を奏で、来場者は「ひなまつり」「みかんの花咲く丘」などの演奏に合わせて歌った。 イベントは和文化をテーマに、市文化協会に加盟する団体が多く出演した。
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16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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公金横領元職員を刑事告発の意向 伊東市長
伊東市議会3月定例会は6日、一般質問を行った。小野達也市長は、市が2月28日に公金横領で総務部の20代職員を懲戒免職処分にしたことに関し、刑事告発する意向を示した。杉本憲也氏(清和会)への答弁。 杉本氏は刑事訴訟法に基づいて告発の義務があるとし、意思の確認を求めた。小野市長は「その方向で進めている」とした。横領金の弁済については「当然全額回収する。事務的にはもう進めていると考えている」と答えた。 中村一人副市長は「事実関係についてはまだ全ての行為が明らかになっていない。明らかになった段階で議会にも正式に報告したい」と説明した。
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崔如琢美術館【美と快と-収蔵品物語(55)】
2013年、中国を代表する現代水墨画家、崔如琢[さいじょたく]さん(79)=中国・北京市=の作品を展示する「崔如琢美術館」が、伊東市にオープンした。山水画は遠近法を駆使したダイナミックな構図、動植物の描写は緻密さを極める。墨の自在な濃淡が、東洋芸術の粋を印象付ける。 濃淡用いて花と葉対比 「蓮の花」 2011年 ハスは、崔さんが得意とする題材で、同館で人気のある作品の一つ。花弁などの細かい部分は筆で描いているが、大きな葉は紙を丸めたものに墨を含ませて押し当て、茎は指やヘチマの綿を使って表現した。 葉の部分は、水墨画ならではの濃淡とにじみを用いた大胆な配置。凜[りん]とした花の部分と
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池の水全部抜く前に…希少カエルを救え! 子どもが生態系学び保護 改修控える長泉・ヴァンジ庭園
昨年末から休館しているヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の人工池「鏡池」の改修工事を契機に、静岡県東部の有志が池の中の生き物の保護に取り組んでいる。池は貴重なカエルの生息地としても知られ、子どもの参加型イベントを開いて生態系保全の大切さを訴えている。 同美術館の飯野隆常務理事が「池の生態系を守れないか」と、学生時代にカエルの研究をしていたという知人の吉田大祐さん(三島市)に相談したところ、子どもたちが楽しみながら池の中の生き物を学べるイベントとして「鏡池生きもの救出作戦!」を考案した。子育て支援グループ「ママとね」(同市)と連携し、池の水を全て抜く前に生き物を保護するイベントの第1弾を企画。
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新小学校開始へ 伊東市、統合3校で対面式 4月向け気持ち高める
4月に伊東市の市立3小学校(東、西、旭)が統合して伊東小となるのを前に、統合先の東小で2日、対面式が開かれた。3校の1~5年生約450人が集い、新学校のスタートに向けて気持ちを高めた。 3校の代表児童がそれぞれ登壇し、各校の特徴を伝えた。東小の児童は学校の設備や周辺の施設などを紹介した。同校の森田まり校長は「(伊東小が)大勢の先生と友達に何でも話ができ、困ったら相談できる温かい学校になるといい」とあいさつした。 伊東小の開校にあたり、登下校に利用するスクールバスの運行が始まる。西、旭の児童はバスの通学体験も行った。式は校庭でのレクリエーションなどを予定していたが、雨の影響で体育館での実施
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静岡県景観賞優秀賞 伊東市長に報告 松川周辺地区関係者
第15回県景観賞の優秀賞(県建設業協会賞)を伊東市の「松川周辺地区の和の明かり」が受賞し、関係者がこのほど、市役所で小野達也市長に報告した。 受賞者は、同市と伊東温泉さんやれ祭り実行委員会、松川周辺地区まちづくり推進協議会(愛称・松まち会)。地区では松川沿いの遊歩道に夜の美しい景観を作り出す竹灯籠「竹あかり」を設置していて、山車が繰り出す祭りが行われる。松まち会は清掃活動などに励んでいる。 松まち会の西島彰会長は「三位一体での取り組みが評価を受けたのでうれしい」と話した。
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伊東市 マイナンバーカード交付率 静岡県内最下位 申請率も低迷
伊東市議会3月定例会は3日、5氏が一般質問に立った。小野達也市長は同市のマイナンバーカードの交付率(1月末時点)が51・4%で、県内35市町中で最下位だったと明らかにした。中島弘道氏(自民・維新の会)への答弁。 市によると、同時点の国全体の交付率は60・1%、県は61・6%で、いずれも大きく下回った。若年層への普及が進んでいない状況が見受けられるという。一方、申請率は66・9%で、国全体の67・7%に迫った。ただ、申請率も県内で最も低かった。 市役所での職員による申請サポートは2022年9月に始め、1月末までに3429人が利用した。
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市税60万円を着服 伊東市が職員免職 被害届提出も検討
伊東市は2日、市税約60万円を着服していたとして総務部の20代主事の職員を懲戒免職処分にしたと明らかにした。処分は2月28日付。市は業務上横領容疑に当たるとして、警察への被害届の提出を含めて対応を検討している。 市によると、元職員は2021年12月から22年12月の間、4人分の市県民税と国民健康保険税を横領した。市が差し押さえた預金口座の滞納分を市の歳入口座に入れずに現金化し、着服していた。その関連で庁内のデータの改ざんもしていたという。 今年2月、同僚職員が徴収事務の処理が途中で止まっている書類を発見し、発覚した。元職員は着服を認め、飲食やブランド品の購入など遊興費の借金返済に充ててい
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松崎町 移住定住促進【東部23年度予算案④】
2月下旬、松崎町の木工工房「松崎工房」で古屋一成代表理事(50)が家具製作に取り組む職人や作家の作業を見守り、アドバイスをした。同工房は木工普及や職人育成のために施設を貸し出し、技術指導を行う。 古屋さんは2017年に地域おこし協力隊として移住。同年、隊員の山賀健司さん(50)と工房を開設し、20年に法人化した。退任後も伊東市の拠点と行き来しながら職人育成や商品の受注生産を行い、近隣市町から集まる職人も増えてきた。古屋さんは「町のサポートで起業にこぎ着けた。伊豆地域に木工産業を根付かせたい」と見据える。 都市地域から移住して過疎地域の活性化を図る地域おこし協力隊。同町は11年、県内で初め
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記者コラム「清流」 「甘党男子」に期待
スイーツをコンセプトに活動する男性6人のアイドルユニット「甘党男子」。伊東市の製菓業者が加盟する「伊東お菓子ぃ共和国」が菓子の魅力を発信してもらおうと、メンバーを「餡(アン)バサダー」として委嘱した。1月から加盟店を回っている。 先日、メンバー2人が市内の菓子店を訪れた。店舗の主人は対応に好印象を持ったようで、2人が店を後にしてからの取材に「他のメンバーにも会ってみたいね」と笑顔をのぞかせた。 そう言えば、と脳裏に浮かんだのは委嘱の際の和やかな雰囲気。メンバー間のやりとりが面白く、笑いあふれるトークに引き込まれた。 ファンを巻き込み、伊東の菓子や共和国の取り組みが全国に広がれば。これからの発
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3施設で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は1日、小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計25人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の学校と患者数は次の通り。 伊東市の小学校7人、静岡市駿河区の小学校10人、藤枝市の小学校8人。
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下水道料引き上げ 議案撤回を承認 伊東市議会
伊東市議会3月定例会は1日、本会議を再開し、市が提出していた下水道使用料を引き上げる条例改正の議案の撤回を承認した。 市は10月から平均改定率を約30%とする議案を提出したが、物価高騰や市内経済3団体からの再考を求める要望などを踏まえ、撤回を決めた。小野達也市長は「現時点では市内経済を安定させ、市民生活を最優先させるべきだとの結論に至った」と説明した。 予算大綱質疑は正風クラブ、公明党、清和会の各会派が行った。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2月24日はメジナやスズメダイ、ニザダイ。25日はメジナやクロダイ、カワハギ、アイゴなど。26日はトウゴロウイワシやメジナなどが揚がった。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺では早朝、カマスの群れが戻ってきた。明るくなると食いが渋るため、日の出までの夜釣りが良い。電気ウキ仕掛けで餌はキビナゴ。魚の切り身も使用できるため、食いが悪ければいろいろ試してみるのも面白い。気温は上がってきたが海水温はまだ低く、五目釣りはもう少し我慢。 ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177
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入札参考見積額 コピーを誤送付 伊東市
伊東市は28日、自主防災会用の防災倉庫の購入に関し、業者1社の参考の見積額が示されたコピーを誤って同社と他3社に送付していたと発表した。その後の実際の見積もりを経て、最終的に誤送付の対象業者が最安値で契約。結果的に入札上の不利益はなかったと判断した。 市によると、契約した業者が設置完了を報告した際に、市が送付した見積書の提出依頼文書一式の中にコピーがあったことを伝えた。他の3社にも確認し、同封されていたことが分かった。 市は再発防止策として封入する書類のチェックリストを作成するほか、担当者以外にも複数人で確認する体制にするという。
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教育研究奨励賞に4人 伊東で授与式
2022年度の伊東市教育研究奨励賞の授与式が27日、市役所で開かれ、受賞した教諭・養護教諭の4人が高橋雄幸教育長から賞状を受けた。 受賞者は教諭の福木崇文さん(南小)、深沢孝紀さん(南中)、岸宗之さん(宇佐美中)、養護教諭の若松綾さん(門野中)。高橋教育長は「研究内容や目的が明確で、一人一人の子どもたちを大切にする気持ちが根底にある優れた実践内容だった。研究を市や県に広めてもらえたら」とあいさつした。審査委員長の中西直美宇佐美小校長がそれぞれの研究を講評した。
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自殺ほう助の疑い、男性不起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は27日までに、伊東市内で妻とみられる女性の入水自殺をほう助したとして、自殺ほう助の疑いで逮捕、送検された神奈川県秦野市の自称工員の男性(74)を不起訴処分にした。24日付。理由を明らかにしていない。
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駆け上る炎 春告げる山焼き 伊東・大室山【動画あり】
伊東市の大室山で26日、春の訪れを告げる山焼き(大室山山焼保存会主催)が行われた。勢いよく駆け上る炎が、おわんを伏せたような形の標高580メートルの山体を豪快に焼き尽くした。 約700年の歴史があるといわれる伝統行事。火口の内側を焼く「お鉢焼き」の後、正午の合図に合わせ、たいまつを手にした一般参加者らが山麓で一斉に点火した。「バチバチ」と激しい音を立てながら炎が燃え広がり、黄金色だった山肌が20分ほどで黒く染まった。 周辺では多くの見物客が見守った。観光行事となっている大室山の山焼きは元々、良質なカヤの生育促進と害虫駆除を目的としていた。当初は12日に実施する予定だったが、条件が整わず2
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本気の「まくら投げ」復活 伊東で3年ぶり全日本大会
修学旅行の一大イベントだったまくら投げを競技化した「第11回全日本まくら投げ大会in伊東温泉」(伊東市、伊東観光協会主催)が25日、コロナ禍での中止を経て3年ぶりに伊東市民体育センターで開幕した。全国から集った浴衣姿の参加者が白熱の試合を繰り広げる。26日まで。 競技は3セット制。2チームの選手が互いに相手を狙い、10個の枕を投げ合う。「大将」に当てるか自陣に残った人数の多いチームがセットを制する。32チームが出場し、2日目の決勝トーナメントを目指してリーグ戦で競った。 掛け布団で防御ができるリベロや攻撃のアタッカー、枕を回収するサポートなど役割ごとに動いた。一発逆転が狙える「先生がきた
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明治から平成のひな飾り一堂 時代の違い見て 伊東・東海館で展示
伊東市東松原町の旧旅館の観光文化施設「東海館」で25日、明治から平成にかけての各時代のひな飾りの展示が始まった。大広間の一角を華やかな飾りが彩り、来場者を楽しませている。 桃の節句(3月3日)に合わせた恒例行事。明治、大正、昭和、平成の各時代のひな飾りがずらりと並び、それぞれの違いを見ることができる。 地元の元保健委員でつくるグループ「雅の会」のメンバーが会場の設営作業に取り組んだ。展示は4月上旬ごろまでを予定している。
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下水道料金引き上げ議案 伊東市が撤回
伊東市は、市議会3月定例会に提出していた下水道使用料を引き上げる条例改正の議案を撤回する。市によると、物価高騰や市内経済3団体から寄せられた改定時期や改定率の再考を求める要望などを踏まえ、取り下げることを決めた。 市は、10月から平均改定率を約30%とする使用料改定の条例改正案を同定例会に提出した。引き上げは当初、4月を想定していたが、市民生活や市内経済の状況を考慮して半年繰り延べる計画としていた。 24日の市議会議会運営委員会で、市からの撤回の申し入れの扱いを決めた。3月1日に再開する本会議で小野達也市長が理由を説明し、撤回の承認を決める。 同市の下水道事業を巡っては経費回収率が約5
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自衛隊入隊・入校 伊東市がエール
伊東市と自衛隊静岡地方協力本部は24日、同市在住の自衛隊の入隊・入校者の激励会を市役所で開いた。市や自衛隊、協力団体の関係者が出席した3人にエールを送った。 入隊・入校予定者は森井大也さん(18)=伊東高城ケ崎分校=、松下直生さん(18)=伊東商高=、牧野洋介さん(15)=伊東南中=、井原乙葉さん(18)=加藤学園=、井原叶葉さん(18)=同=の5人。 代表して森井さんが「地元伊東の名に恥じぬよう日々の訓練や学習に臨み、誰からも信頼されるような自衛官を目指したい」と述べた。小野達也市長は「崇高な志を立てた皆さんが活躍する姿を期待している」と励ましの言葉を贈った。
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22年伊東宿泊客39.5%増 前年比増もコロナ前に戻らず
伊東市は22日、2022年の来遊客数を公表した。宿泊客数は231万800人(前年比39・5%増)と伸びたものの、コロナ禍前の19年比では17・9%減だった。 日帰り客を合わせた来遊客数は551万4200人(前年比19・6%増)。新型コロナの感染拡大以降、いずれも数字が大きく落ち込んでいたが、回復が見られた。 小野達也市長は22日の定例記者会見で「少しずつ元の姿に戻りつつあるのは実感としてある。インバウンド(訪日客)も増えてきた」と語り、顕在化する人手不足の解消に向けた施策を進める姿勢を示した。
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母校に捧げるピアノ音色 今春統合の伊東西小 梅原さん演奏会
今春の小学校統合を間近に控えた伊東市立西小で22日、同校出身のピアニスト梅原圭さん(54)=同市=が演奏会を開いた。新たな出発を前向きな気持ちで迎えてもらおうと曲を選び、児童に美しい音色を届けた。 低・高学年の2部制で開いた。西、東、旭の3校が新たに伊東小となる。同校に引き継がれる、3校のルーツに当たる伊東尋常高等小学校(現・西小)の校歌で始まり、児童が梅原さんの演奏に合わせて斉唱した。伊東ゆかりの童謡の名作「みかんの花咲く丘」も歌った。 校歌に登場する言葉にちなんだ名が付く楽曲や、自身の在校時の思い出にまつわるショパンの曲などを披露した梅原さん。「歴史ある学校の閉校で、何かできないかと
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伊東メガソーラー改善命令 経産省「取り消し適切」 市、回答明かす
伊東市は市内の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設で、経済産業省が事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社に出していた再エネ特措法に基づく改善命令を取り消したことで同省に説明を求め、回答を得た。小野達也市長が22日の定例記者会見で内容を明らかにした。 事業者と同市は静岡地裁で係争中。事業者が市のメガソーラー規制条例に基づく市長の同意義務や事業の中止義務がないことの確認を求めている。経産省は市から条例違反との情報提供を受け、改善命令を出した。 市によると、経産省は回答で「訴訟における状況等を踏まえ、現時点においては改善命令の取り消しが適切であると判断した」とした。また「省として条例違反に関
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マスク着用「個人判断」 伊東市、職員に
伊東市は22日、国の指針に基づく3月13日からのマスクの着用について、市の新たな対応方針を発表した。「来庁者に対してマスクの着用を求めない」「着用は職員個人の判断に委ねることを基本とする」などとした。 窓口業務などで重症化リスクの高い市民と接する際は、所属長の判断で職員にマスク着用を求める。22日に開いた市の新型コロナ対策会議で見直しを決めた。小野達也市長は同日の定例記者会見で「私もできれば積極的に外す努力をしたい」と述べた。 政府指針では13日から、マスク着用を個人の判断に委ねるとしている。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はメジナやタカベなど。17日はカワハギやタカベなど。18日はクロダイやマダイ、カサゴ、オオモンハタ、クエなど。19日は強風のため休園。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は水温が低いため、狙い目はフカセ釣りでメジナ。他に青イソメのぶっ込み釣りでシロギスやメゴチ、ルアー釣りでカマスも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 17日午後の沼津沖船釣りは3キロのマダイや2.5キロのコショウダイ。アマダイやオオモンハタ、ウマヅラハギが交じる。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6
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手造り和菓子店訪れ交流 伊東のスイーツ全国へ 「餡バサダー」甘党男子
伊東市内の製菓業者などが加盟する「伊東お菓子ぃ共和国」から「餡(アン)バサダー」の委嘱を受けた男性アイドルユニット「甘党男子」のメンバーが20日、加盟店の「手造り和菓子 浩月」(同市和田)などを訪れて交流した。 訪れたのはメンバーのうちリーダーの室井一馬さんと、伊東市で幼少期を過ごした菅井義久さん。浩月の職人で2代目に当たる山本真司さん(51)から店頭に並んだ商品について話を聞き、できたての草餅を味わった。山本さんは「できるだけ安くておいしいものを提供している」と説明した。 スイーツをコンセプトに活動する甘党男子のメンバーは昨年12月、伊東の菓子の魅力や共和国の活動を広める役を受け、1月
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社説(2月21日)「道の駅」30年 地域振興へ魅力向上を
幹線道路沿いなどに設置されている「道の駅」の登録は1993年にスタートした。登録第1号は富士市の「富士」など全国103駅。毎年途切れることなく開業が続き、現在は約1200駅に上る。静岡県内では25駅を数える。 30年間で10倍以上増えたのは、道の駅がドライバーのトイレ休憩や食事の場だけではなく、地域振興の拠点としての存在価値が高まってきたからだろう。海辺と一体化した伊東市の「伊東マリンタウン」のように観光スポットになっている施設もある。地元の新鮮な農産物の販売が人気を呼ぶ道の駅は生産者の意欲を向上させる。 道の駅は今後も増加が予想される。浜松市は2023年度当初予算案に「道の駅」新設に
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「持続可能な市政運営へ」 伊東市議会開会 市長が施政方針
伊東市議会3月定例会は20日開会し、小野達也市長が施政方針演説を行った。「新しい時代に対応した持続可能かつ柔軟な市政運営に努め、国際観光温泉文化都市としての発展と安全・安心な市民生活を両立させていくための各種施策に取り組む」と表明した。 2023年度の当初予算案については「子育て支援や教育分野に重点を置いた」とし「未来を拓(ひら)く取り組みの一層の進展と、誰もが夢と希望を形にできる未来を実現するための予算案としてまとめた」と説明した。 会期を3月22日までの31日間と決め、市当局が22年度市一般会計補正予算案など議案19件の説明を行うなどした。
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時論(2月19日)領土問題、彼方の話ではない
北方四島も、竹島も、尖閣諸島も、日本地図では静岡県から遠く離れた所にある。しかし、周辺国を含む広い地図にすると、見え方が違ってくる。領土問題は彼方[かなた]の話ではない。 都内で2月7日に開かれた「北方領土返還要求全国大会」で、岸田文雄首相は「日ロ関係は厳しい状況にあるが、領土問題を解決し、平和条約を締結する方針を堅持している」と述べた。 領土問題の解決とは、四島返還でなければならない。一部でも譲渡して解決とするのは認められない。大会のライブ配信やアニメーション「エトピリカ」を視聴して元島民が語り継ぐ旧ソ連侵攻時の恐怖や望郷の言葉に触れ、改めてこう思った人は多かろう。 ところが現実は「
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環境基本計画案 「原案通り」答申 伊東の審議会
伊東市の小野達也市長から第3次市環境基本計画案の諮問を受けた市環境審議会(四宮和彦会長)は15日、原案通りの決定とし、計画推進に向けて周知啓発に注力するよう答申した。 計画の期間は2023年度から10年間。審議会は昨年12月に諮問を受け、審議した。四宮会長が市役所で小野市長に答申を行い、「市民や事業者、滞在者の協力が欠かせない。必要に応じて条例の制定や予算措置などに努めるよう要望する」と述べた。 計画は本年度内に決定する。小野市長は「答申に沿って進めていきたい」と応じた。
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新図書館の整備 国交省に支援要望 自民党伊東市支部
自民党伊東市支部は15日、伊東市が2023年度に建設工事へ着手する新図書館に関し、都市構造再編集中支援事業を適用するよう国土交通省に要望した。中島弘道支部長らが古川康政務官と面会した。 同事業は都市機能や居住環境の向上に資する公共施設の誘導・整備などを支援し、国が半額を補助する。市によると、補助対象となる事業費は約31億円。新図書館は5階建てでカフェや小ホールも設け、24年度に完成予定。周辺道路整備を含めた事業の完了は27年度を目指している。 中島支部長は「高齢化が進む中、コンパクトシティーを目指さないといけない」と新図書館整備の意義を強調し、古川氏は「期待に応えられるよう準備を進めたい
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はメジナやネンブツダイ、タカベ。10日は悪天候のため休園。11日はマダイやカサゴ、メジナ、メゴチ、タカベ、ネンブツダイ。12日は29センチのカワハギやメジナ、アイゴ、ササノハベラ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は穴釣りでカサゴやメバル。サバやサンマなどの切り身を餌に、胴つき仕掛けかブラクリ仕掛けで狙う。餌は青イソメやオキアミでも構わない。釣れたのが小さいサイズであったり、食べない場合はリリースを。 ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日午前の沼津沖
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伊東市議会 20日から定例会
伊東市議会は14日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期を20日から3月22日までの31日間と決めた。2023年度市一般会計当初予算案などを審議する。 開会日に小野達也市長が施政方針演説を行う。予算大綱質疑は3月1、2の両日。一般質問は3、6、7の各日に計13人が登壇する予定。
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静岡県人口357万5454人 1月1日現在 7カ月連続減
静岡県がこのほど公表した2023年1月1日現在の本県推計人口は357万5454人で、前月に比べて3307人減少した。推計人口の減少は7カ月連続。社会動態は3カ月ぶりに転出数が転入数を上回る社会減となった。 転入数から転出数を引いた社会動態は573人減(転入9466人、転出1万39人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2734人減(出生1660人、死亡4394人)。 市町別で、人口が増加したのは17人増の清水町のみ。686人減の静岡市をはじめ、浜松市494人減、富士市228人減など34市町で減少した。 社会動態は13市町で増加。最も多かったのは磐田市と焼津市の50人増、伊東市42人増と
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「蝶と朝顔」出版 著者、思い語る 静岡・葵区でトークショー
静岡市葵区鷹匠の書店「ひばりブックス」で12日、南伊豆町出身の画家矢谷長治の生涯を追った本「蝶と朝顔」の出版を記念したトークショーが開かれた。店内に展示された矢谷の絵画を前に、この本の著者で伊東市の出版社「子鹿社」の編集者田辺詩野さんが執筆の際の思いを語った。 出版関係者や書店の常連客ら約30人が参加した。田辺さんは矢谷の死後、作品に感銘を受けて人物像を探ろうと情報収集を始めた。残っている資料や矢谷と関わりのあった人をたどって取材し、本を完成させたと説明。「矢谷の人物像は謎のままだが、執筆を通して矢谷が描こうとしていたものが分かった気がする」と話した。 本の題名でもある矢谷の絵画「蝶と朝
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伊東市33議案 3月議会に提出
伊東市は13日、20日に開会予定の市議会3月定例会に提出する議案を発表した。過去最大規模の編成とした2023年度一般会計当初予算案や5億2300万円余を追加する22年度一般会計補正予算案など33件。下水道使用料を引き上げる条例改正案も提出する。
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伊東まくら投げ“前哨戦”も白熱 本大会控え練習会
伊東市の一般社団法人「伊豆高原観光オフィス(IKO)」は11日、「第11回全日本まくら投げ大会in伊東温泉」(同市など主催)の前哨戦として、特別練習大会「IKOカップ」を同市八幡野の施設で開いた。 25、26の両日、3年ぶりに市内で開催する第11回大会に出場する人や、市のまくら投げのPR事業に協力する女性インフルエンサーら約40人が参加した。 5チームの総当たり戦で、浴衣を着た出場者が白熱の勝負を繰り広げた。互いの陣地から枕を投げ合い、正確に狙って相手を仕留めると大きな歓声が沸いた。 大会前には、まくら投げインストラクターの大塚真さん(31)が基本的なルールやさまざまな枕の投げ方を伝授
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コロナ抗原キット配布を一時中止 伊東市
伊東市は10日、新型コロナウイルスの抗原定性検査キットの配布を同日で一時、中止すると発表した。 市内の陽性者数が減少し、発熱等診療医療機関の逼迫(ひっぱく)が見られないことから、「医療逼迫防止対策強化宣言」の期間に当たる同日までとした。再開については、状況と県の動向、在庫数を踏まえて医師会などと協議するとしている。
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「こらっシェルジュ」発足 伊東、ロケ誘致推進へ 案内や対応お任せ
映画やドラマのロケ誘致を進める伊東市で、受け入れ体制を強化し、誘致のさらなる推進に向けて「伊東ロケ こらっシェルジュ」と名付けた組織が発足した。9日、市役所で開かれた関係者が集うロケツーリズム推進事業の成果報告会でお披露目した。 新組織は方言で「おいで」「来てください」などを意味する「こらっしぇ」とコンシェルジュを掛け合わせた。市観光課とエフエム伊東の職員7人で構成する。 これまでも官民一体でつくる「伊東ロケーションサービス」内の実行部会として活動していて、ロケハンの際の案内やロケの対応などに取り組む上で名前を冠した。そろいのポロシャツを着たメンバーが自己紹介した。今後、協力者を巻き込み
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個人情報の書類 一時紛失し発見 伊東で委託業者
伊東市は10日、水道料金徴収業務の委託業者の職員が、使用者と所有者計2人の氏名、住所などの個人情報が載った書類を一時、紛失したと発表した。書類は発見され、現時点で情報流出の被害は確認されていない。 市によると、1月30日午後に職員が軽トラックで給水装置の現地調査に行き、市役所に戻った際に再検針票と装置の配置図面を挟んだバインダーがないことに気付いた。すぐに捜索を始め、2月1日午前に市内の国道の脇に落ちているのを見つけた。書類やバインダーは紛失前から変化はなかったという。
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伊東市 子育て支援など継続、過去3番目の大規模編成 一般会計283億円
伊東市は10日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比4・2%増の283億円で、市役所庁舎建設を伴う1994、95年度に次いで過去3番目の大規模編成となった。子育て支援や教育環境の充実、人口減少対策などこれまでも力を入れてきた施策を継続する。特別、事業会計を含んだ総額は779億6100万円。 市立幼稚園のデリバリー給食での5歳児の無償化などに1700万円を充て、私立幼稚園の補助にも同無償化分として130万円を盛り込んだ。4月に東、西、旭の3小学校が統合して開校する伊東小のスクールバス運行の管理委託に6400万円を計上した。 出産・子育て応援給付金などに2400万円を充てた。
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伊東のメガソーラー建設 改善命令取り消し 経産省
伊東市八幡野地区での大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設で、事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社は9日、経済産業省が再エネ特措法に基づいて同社に発出していた改善命令を取り消したとの通知を受けたと公表した。通知は3日付。 同省は伊東市が市条例違反を根拠に勧告や事業者名の公表措置をしたことなどを理由に、経産大臣名で改善命令を2019年1月11日付で出したとされる。同社は同年3月29日に改善命令の取り消しを求める行政不服審査請求を申し立てた。市条例施行前に事業着手していて経過措置の適用で条例の規制を受けないことや、勧告や公表措置は行政指導に過ぎず、事業に市長の同意を取り付ける義務や中止義務
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消費者トラブル 回避策を解説 伊東で講座
伊東市はこのほど、消費生活特別講座を市役所で開いた。民生・児童委員や女性連盟の関係者ら約40人が、消費生活専門相談員から消費者トラブルに巻き込まれないための方策を聞いた。 神奈川県茅ケ崎市の消費生活センターに勤める、全国消費生活相談員協会の塚田洋子さんが講師を務めた。高齢者に多いトラブルの事例として本人が意図しない通信販売の定期購入を挙げ、事前に契約条件を隅々まで確認するよう促した。ネット通販の際には「最終確認画面を必ず保存しておく」とトラブル回避の策を説いた。 塚田さんは「全ての相談が全国の他の人のために役立つ。どんどん消費生活センターを利用してほしい」と呼びかけた。
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14施設で学年・学級閉鎖 インフルエンザ 8日の静岡県内
静岡県は8日、幼稚園や小中学校、高校の計14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計228人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設と患者数は次の通り。 函南町の幼稚園7人、静岡市駿河区の幼稚園12人、伊東市の小学校13人、御殿場市の小学校6人、静岡市葵区の2小学校16人、同市駿河区の小学校11人、同市清水区の小学校45人、湖西市の小学校12人、静岡市葵区の中学校12人、同市駿河区の中学校12人、同市清水区の中学校20人、焼津市の中学校13人、浜松市中区の高校49人。
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伊東観光の改善点は 地元商業高生 市職員らに解決策
伊東商高の3年生が7日、課題研究「観光ビジネス」「地域戦略論」の授業での学びを伊東市職員らに伝える報告・発表会を市役所で行った。計10グループの生徒が、プレゼンテーションで市の課題の解決策などを披露した。 観光ビジネスの生徒たちは、市から高校生観光おもてなし特派員の委嘱を受けて学習に取り組んできた。グループの一つは熱海、下田両市と比較した伊東市の現状を発表。伊東の観光に関するホームページについて、訪日客の利用を念頭に改善点を指摘した。 その他の班もレトロな町並みの形成や空き校舎を活用したホテルの運用といったアイデアを提案した。 発表を総評した小野達也市長は「今まさに起きている社会問題を
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若手伊東市民と市長が意見交換 未来ビジョン会議
若い世代の市民と市長が意見交換する伊東市の未来ビジョン会議の初会合が7日夜、市役所で開かれた。教育や産業などさまざまな分野に関わる13人の委員が、地域課題の解決に向けたアイデアを寄せる。 小野達也市長が委嘱状を手渡し、「皆さんとともに知恵を出し合い、安心して暮らせる伊東の未来のために考えていきたい」とあいさつした。 委員がそれぞれ自己紹介し、経歴や日頃の取り組みを伝えた。市の現状について「雇用の受け皿はあるが、仕事の魅力を学生に訴求できていない」「人手不足の問題が如実に現れてきている」などと課題を挙げた。 次回は3月下旬に開催する。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 4日はメジナやネンブツダイ、カワハギ、アイゴ、タカノハダイなど。5日はカワハギ、メジナ、マアジ、マゴチなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は穴釣りでカサゴやメバル。餌が青イソメであればシロギスやメゴチ狙いの投げ釣りにも使える。餌釣りやルアー釣りなどでカマスも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 6日午前の沼津沖船釣りは30センチ超のアマダイや35センチ超のイトヨリ、1.5キロ前後のクロダイなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港
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伊東商高3年生グループ ヒノキの芳香蒸留水を開発 春統合、最後の商品 未利用材を活用
伊東商高3年生のグループが、地域のヒノキの未利用材を活用した芳香蒸留水のスプレー「めぐりめぐるヒノキ」を開発した。数々の新商品を世に生み出してきた同校は今春に統合するため、伊東商としての最後の商品となる。 リーダーの坂本光さん(18)ら4人が、NPO法人伊東里山クラブなどの協力を得て開発に取り組んだ。生徒自らが伊東市宇佐美の山で伐採した木材を使い、抽出した。癒やしをテーマに、自宅でも手軽に“森林浴”を楽しみ、リラックスできるようにした。 同市内でこのほど開かれた物産イベント「伊東温泉めちゃくちゃ市」で試験的に販売したところ、好調な売れ行きを見せた。坂本さんは「お客
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伊東、熱海の地区労福協 児童に花の種寄贈
伊東熱海地区労働者福祉協議会(三枝哲哉会長)は6日、伊東市の小学校に花の種を贈った。南小で開いた贈呈式で、三枝会長ら関係者が代表児童に手渡した。各校に順次配られる。 花の種はコスモスやヒマワリ、ヒャクニチソウなど全5種類。伊東、熱海両市の全小学校と特別支援学校に計3100袋余りを配り、児童に1袋ずつ受け取ってもらう。寄贈は今回で21回目。 三枝会長は「家に持ち帰り、きれいな花を咲かせてください」と呼びかけた。児童会長の吉田空央さん(6年)が「もらった大切な種を一生懸命育てたい」と感謝の言葉を述べた。
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伊東駅伝 3年ぶり力走 韮山高1年などV
第51回伊東駅伝競走大会(伊東市主催)が5日、同市内で開かれた。高校男子、一般・高校女子、一般男子の3部門に計23チームが出場し、選手たちが懸命にたすきをつないだ。高校男子の部の韮山高1年が1時間3分58秒で、全体で最速だった。 新型コロナウイルスの影響を受け、3年ぶりに開催した。走路は伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーと(同市富戸)から市役所までを駆け抜ける20・7キロ。中学生以上の選手たちが出場し、5区間でタイムを競った。 最後の直線では、力を振り絞って前の走者を追い上げるアンカーも。観衆は力走した選手を拍手で迎えた。 主な結果は次の通り。 高校男子 ①韮山1年②同2年③御殿場西▽一般
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伊東祐親の功績しのぶ 841回忌供養祭 武将、地元発展の礎
NPO法人伊東市文化財史蹟保存会(堀口武彦理事長)は4日、伊東の発展の礎を築いた平安時代末期の武将・伊東祐親(すけちか)の841回忌供養祭を同市馬場町の東林寺で営んだ。 関係者や地元議員ら約40人が坂野道隆住職の読経に合わせて焼香し、祐親の功績に思いをはせた。同NPOが実施する子どもお能教室で、5月の「伊東祐親まつり」での舞台発表に向けて児童生徒を指導する能楽師の古室知也さんが奉納の舞を披露した。 市の学芸員による講話も聞いた。参列者は近くにある祐親の墓所に移動し、線香を手向けて静かに手を合わせた。 供養祭は毎年、祐親の命日とされる2月15日前に行っている。堀口理事長は「歴史をしっかり
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自ら犯人と電話 特殊詐欺を防ぐ 川奈郵便局員に感謝状 伊東署
伊東署は3日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献した伊東市の川奈郵便局の局員、福田由美さんに署長感謝状を贈呈した。自ら詐欺犯と電話で話し、被害を防いだ。 福田さんは1月16日午後5時前、携帯電話をかけながらATMを操作していた70代女性に対応した。詐欺を疑いメモ書きを示し、女性に代わって電話に出た。相手は「家賃の振り込み手続き」と説明し、やりとりの途中で電話が切れた。女性の話から、市役所をかたる還付金詐欺だと分かった。 同署で三坂滋康署長が感謝状を手渡し、「積極的な声かけで被害防止をしてもらった。詐欺被害は多く、今後も協力をお願いしたい」と呼びかけた。 福田さんは「日頃から研修を受けている。