テーマ : 裁判しずおか

袋井の強盗事件 組員に6年求刑 静岡地裁浜松支部

 暴力団組員の男らが袋井市の50代男性宅に押し入り、金品を奪ったとされる事件で、強盗罪に問われた指定暴力団稲川会系組員の無職の被告(50)=東京都新宿区=の論告求刑公判が27日、静岡地裁浜松支部で開かれた。検察は懲役6年を求刑した。
 事件では被告のほか、同組員の無職の被告(54)が強盗致傷と住居侵入の罪で、飲食店店員の被告(40)が強盗ほう助罪でそれぞれ起訴されている。
 検察は論告で、被告は事件3日前に無職の被告から「金を持って逃げた男が見つかった。一緒に来てくれ」と頼まれ、押し入る際に使う手袋や見張り役の飲食店店員の被告を用意したと指摘。首謀者は無職の被告(54)だが、「従属的な立場にとどまらない」と強調した。
 弁護側は「当初は金品を奪うのではなく、男性と話し合いをするつもりだった」などと主張し、寛大な判決を求めた。
 起訴状によると、被告は9月4日、無職の被告(54)と共謀して男性を脅し、現金約230万円と、乗用車など10点(計655万円相当)を奪ったとされる。

裁判しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞