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強制わいせつ致傷認める 地裁沼津支部 犯行時19歳の男初公判

 静岡県東部の路上で女性にわいせつな行為をし、けがを負わせたとして強制わいせつ致傷の罪に問われた沼津市のアルバイトの男(20)=事件当時(19)=の裁判員裁判初公判が8日、静岡地裁沼津支部(野沢晃一裁判長)で開かれた。男は起訴内容を認めた。

静岡地裁沼津支部
静岡地裁沼津支部

 冒頭陳述で検察側は「犯行現場周辺を車で物色し、帰宅途中の被害者に目を付け先回りして待ち伏せ、すれ違いざまに転倒させた」と経緯を説明。弁護側は「(被告は)当時新型コロナウイルスに感染し、外出が制限され性欲を抑えきれなかった」と述べた。
 起訴状などによると、被告は4月上旬、県東部の路上で、自転車で走行中の10代の女性を転倒させた上、わいせつな行為をし、足や腕に約1週間のけがを負わせたとされる。
 男は4月施行の改正少年法で起訴後の実名報道が可能になった「特定少年」に当たり、静岡地検沼津支部は県内で初めて氏名を公表していた。この日の審理も氏名を明らかにして進められた。

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