テーマ : 熱海土石流災害

熱海土石流、生活再建へ 静岡県弁護士会、冊子まとめる

 静岡県弁護士会(諏訪部史人会長)は熱海市伊豆山で発生した土石流の被災者向けに、生活再建に関する支援手続きなどの詳細をまとめた冊子を作成した。土石流の発生直後から現地で無料相談を実施してきた同会が「全ての被災者にきめ細やかな情報を届けたい」と発行した。

生活再建の情報をまとめた冊子を手にする諏訪部史人会長=6日午前、静岡市葵区
生活再建の情報をまとめた冊子を手にする諏訪部史人会長=6日午前、静岡市葵区

 A5判、38ページ。被災者生活再建支援制度の内容をはじめ、警戒区域の解除時期を考慮して生活場所を決める大切さや、罹災(りさい)証明の内容に不服がある場合の対応、住宅が半壊判定でも支援金がもらえる例外規定の説明などを盛り込んでいる。
 約1900部作成し、同市を通じて被災者に配布するほか、市役所や市社会福祉協議会などで無料配布する。諏訪部会長は「情報を知らずに支援が受けられないという状況をなくしたい。弁護士会として継続的に支援していく」と話した。

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