テーマ : 熱海土石流災害

生活再建へ支援訴え 土石流発生から1年5カ月 熱海・伊豆山

 災害関連死を含め27人が死亡した熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から1年5カ月が経過した。被災現場付近で犠牲者に黙とうをささげた被災者からは、生活再建に向けた行政の支援の必要性を訴える声が聞かれた。

被災者の現状について語る太田滋さん(右)と妻かおりさん=3日午前、熱海市伊豆山
被災者の現状について語る太田滋さん(右)と妻かおりさん=3日午前、熱海市伊豆山
波消しブロックの隙間を捜索する機動隊員=3日午前、熱海市伊豆山
波消しブロックの隙間を捜索する機動隊員=3日午前、熱海市伊豆山
被災者の現状について語る太田滋さん(右)と妻かおりさん=3日午前、熱海市伊豆山
波消しブロックの隙間を捜索する機動隊員=3日午前、熱海市伊豆山

 立ち入りが原則禁止の警戒区域には、公費解体の対象にならない半壊未満の住宅が数多く残っている。長い月日の間に家の傷みが進んでいるため、避難先からの帰還を諦めている住民も少なくない。
 市は土石流の起点付近に残る不安定土砂の撤去と新たな砂防ダムの完成を前提に、来夏に警戒区域を解除する方針だ。ただ、それまでの間、半壊未満の住宅を維持管理するための補助制度はない。
 全壊した自宅の公費解体が終わっている太田滋さん(66)は「みんな経済的な悩みが大きい」と半壊未満の世帯の思いを代弁し、「被災者がまとまって声を上げていかなければ」と語った。妻のかおりさん(57)も「みんなが理不尽に今の状況に置かれていることを行政に理解してもらいたい」と訴えた。
 県警は同日、行方不明になっている太田和子さんの一斉捜索を伊豆山港周辺で行った。機動隊員約40人が波消しブロックの隙間や海中を調べたが、有力な手掛かりは見つからなかった。

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