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特集 : 熱海土石流災害

熱海土石流 崩落現場20度超の傾斜「発生条件満たしていた」

 熱海市伊豆山の大規模土石流を招いた盛り土崩落の発生原因を調べる静岡県の検証委員会は8日に提示された報告書案で、逢初(あいぞめ)川上流域の地形が急傾斜だったことを盛り込んだ。土石流に詳しい今泉文寿委員(静岡大教授)は会合後の記者会見で、上流域に造成された盛り土の地盤は勾配が20度を超えていたとし、「土石流の発生条件を満たしていた」と説明した。
 土石流の主な発生要因は、①勾配②堆積した土砂量③降水量(湧水を含む)―とされている。報告書は盛り土造成前の1967年の地形に基づいて傾斜の度合いを色分けした地図を掲載し、崩落現場付近の大半は20~30度の区分とした。
 今泉委員によると、土石流は一般的に土砂が堆積した地盤の勾配が20度を超えると発生し、崩れた土砂は勾配が3度以上だと流れ下る。逢初川は下流域にかけての勾配が約10度で、急傾斜が続くことが下流域まで土砂が流れ下った要因の一つだとした。
 逢初川は急傾斜などが要件の「土石流危険渓流」に指定されていた。

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